JP2013016133A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リジェクト紙幣の発生率を低減するための紙幣処理装置を提供する。
【解決手段】出金用の紙幣を収納する紙幣集積部と、前記紙幣を鑑別する鑑別部と、出金取引時に前記紙幣集積部から分離され、前記鑑別部による鑑別結果が正常であった紙幣が搬送される接客部と、前記出金取引時に前記紙幣集積部から分離され、前記鑑別部による鑑別結果が異常であった紙幣が搬送される一時保留部と、リジェクト紙幣集積部と、前記一時保留部に搬送された紙幣を前記鑑別部に再搬送し、前記鑑別部による鑑別結果が異常であった場合、当該紙幣を前記リジェクト紙幣集積部に搬送する制御部と、を備える、紙幣処理装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、リジェクト紙幣の発生率を低減するための紙幣処理装置に関する。
近日、銀行、駅構内、およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に自動取引装置(ATM:automated−teller machine)が設置されている。顧客は、この自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
このような自動取引装置は、金種ごとに紙幣を集積するための紙幣カセットを有する。例えば、自動取引装置は、入金取引においては顧客によって入金された紙幣を対応する金種の紙幣カセットに集積し、出金取引においては紙幣カセットから紙幣を分離して接客口に搬送する。ただし、特許文献1に開示されているように、出金取引において鑑別部により異常と鑑別された紙幣は、不明券搬送先であるリジェクトカセットに搬送される。
特開2001−266223号公報
しかし、本来は正常な紙幣であっても、紙幣カセット内の集積状況、分離機構の摩耗状況および紙幣の走行状態(搬送状態)などによって金種を特定できない紙幣が発生することが考えられる。このため、リジェクトカセットに搬送される紙幣(死に金)が必要以上に増加してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、リジェクト紙幣の発生率を低減することが可能な、新規かつ改良された紙幣処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、出金用の紙幣を集積する紙幣集積部と、前記紙幣を鑑別する鑑別部と、出金取引時に前記紙幣集積部から分離され、前記鑑別部による鑑別結果が正常であった紙幣が搬送される接客部と、前記出金取引時に前記紙幣集積部から分離され、前記鑑別部による鑑別結果が異常であった紙幣が搬送される一時保留部と、リジェクト紙幣集積部と、前記一時保留部に搬送された紙幣を前記鑑別部に再搬送し、前記鑑別部による鑑別結果が異常であった場合、当該紙幣を前記リジェクト紙幣集積部に搬送する制御部と、を備える紙幣処理装置が提供される。
前記制御部は、前記一時保留部から前記鑑別部に紙幣を再搬送し、前記鑑別部による鑑別結果が正常であった場合、当該紙幣を鑑別結果に応じた金種の紙幣集積部に搬送してもよい。
前記制御部は、前記一時保留部に搬送された紙幣を前記紙幣集積部に戻してから前記鑑別部へ再搬送してもよい。
前記制御部は、前記鑑別部へ再搬送の回数が設定範囲内である場合、前記鑑別部による鑑別結果が異常であった紙幣を前記一時保留部に搬送し、当該紙幣を前記紙幣集積部に戻し、当該紙幣を前記鑑別部へ再搬送することを繰り返し、前記鑑別部へ再搬送の回数が設定範囲を上回った場合、前記鑑別部による鑑別結果が異常であった紙幣を前記リジェクト紙幣集積部に搬送してもよい。
前記制御部は、前記一時保留部に搬送された紙幣の分離元の紙幣集積部を管理しており、前記一時保留部に搬送された紙幣を前記分離元の紙幣集積部にしてもよい。
前記制御部は、前記一時保留部から前記紙幣集積部へ紙幣を戻す際に、前記一時保留部の紙幣を、前記鑑別部を経由させ、前記鑑別部による鑑別結果に応じた金種の紙幣集積部に搬送してもよい。
前記制御部は、前記出金取引時に前記接客部に出金枚数の紙幣が集積された後に、前記一時保留部にある紙幣の前記鑑別部への再搬送を開始してもよい。
以上説明したように本発明によれば、リジェクト紙幣の発生率を低減することが可能である。
本発明の実施形態である自動取引システムの構成を示した説明図である。 自動取引装置の内部構成を示した説明図である。 通常の出金取引の流れを示した説明図である。 通常の出金取引の流れを示した説明図である。 第1の実施形態による出金取引を示した説明図である。 第1の実施形態による出金取引を示した説明図である。 第1の実施形態による自動取引装置の出金取引を整理したフローチャートである。 第2の実施形態による出金取引を示した説明図である。 第2の実施形態による自動取引装置の出金取引を整理したフローチャートである。 第3の実施形態による出金取引を示した説明図である。 第3の実施形態による自動取引装置の出金取引を整理したフローチャートである。 第4の実施形態による自動取引装置の出金取引を整理したフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.自動取引システムの概要>
まず、図1を参照し、本発明の実施形態による自動取引システムの概要を説明する。
図1は、本発明の実施形態である自動取引システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、自動取引システムは、複数の自動取引装置10と、専用網12と、金融機関ホスト20と、を含む。
自動取引装置(紙幣処理装置)10は、金融機関の顧客による操作に基づいて金銭の取引を実行する顧客操作型端末である。この自動取引装置10は、金融機関の営業店、コンビニエンスストア、駅構内、ホテル、病院、アミューズメントパーク、飲食店、オフィスビルディングなどの多様な施設に設置される。
また、自動取引装置10は、顧客操作表示部14と、通帳挿入口16と、カード挿入口18と、を備える。顧客操作表示部14は、顧客による操作の誘導画面を表示する表示部および顧客操作を検出する顧客操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、顧客操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、図1においては表示部および顧客操作部の機能が自動取引装置10において一体的に構成される例を示しているが、表示部および顧客操作部の機能は分離して構成されてもよい。
通帳挿入口16は顧客の通帳の挿入および排出を行い、カード挿入口18は顧客のキャッシュカードの挿入および排出を行う。また、接客口19は、顧客による紙幣の入金口、および顧客への紙幣の出金口としての機能を有する。
専用網12は、金融機関のネットワークであり、例えばIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)により構成される。金融機関ホスト20は、この専用網12を介して自動取引装置10と通信することができる。
金融機関ホスト20は、専用網12を介して自動取引装置10と通信することにより、各種取引を制御する。例えば、金融機関ホスト20は、自動取引装置10を操作する顧客の認証を行ったり、自動取引装置10において顧客により指示された入金や振込などの金銭取引(勘定の取引処理)を実行したりする。また、金融機関ホスト20は、口座番号、暗証番号、氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、職業、家族構成、年収、預金残高などの顧客情報(口座の元帳)を管理する。
本発明の実施形態は、上述した自動取引システムに含まれる自動取引装置10に関し、特に、自動取引装置10における出金取引に関する。以下、自動取引装置10の構成および基本動作を説明した後に、本発明の各実施形態について詳細に説明する。
<2.自動取引装置10の構成および基本動作>
図2は、自動取引装置10の内部構成を示した説明図である。図2に示したように、自動取引装置10は、紙幣処理機構13および制御部15を備える。さらに、紙幣処理機構13は、接客口19を含む接客部1、鑑別部2、一時保留部3、紙幣カセット4a〜4d、リジェクトカセット5、および搬送路6a〜6mを備える。
接客部1は、入金取引時に顧客により入金された紙幣を分離したり、出金取引時に顧客に出金する紙幣を集積したりするための構成である。
鑑別部2は、顧客の入金した紙幣、または顧客に出金する紙幣の鑑別を行う。具体的には、鑑別部2は、搬送路6を通って搬送された紙幣の金種、真偽、正損および走行状態などを鑑別する。
一時保留部3は、入金取引時に接客部1で分離されて鑑別部2により正常と鑑別された紙幣を一時的に集積する。一時保留部3に集積された紙幣は、鑑別部2を経て紙幣カセット4a〜4dなどに搬送され、入金した紙幣の口座計上などが確定し、取引が成立する。また、一時保留部3は、紙幣カセット4a〜4d間の紙幣移動の際にも用いられる。
紙幣カセット4a〜4dは、顧客の入金した紙幣、出金するための紙幣、および他の紙幣カセット4から分離された紙幣などを集積する紙幣集積部である。紙幣カセット4a〜4dは、同一金種のための複数の紙幣カセットを含んでもよい。例えば、紙幣カセット4aおよび4cが一万円札用の紙幣カセットであり、紙幣カセット4bおよび4dが千円札用の紙幣カセットであってもよい。なお、紙幣カセット4a〜4dは、紙幣処理機構13に対して着脱可能な構造になっており、個別に交換することで紙幣カセット4a〜4dに紙幣を装填することも可能である。
リジェクトカセット5は、出金取引時または入金取引時に鑑別部2によって金種不明と鑑別された入金、支払不可の紙幣を集積する。
搬送路6a〜6mは、紙幣を搬送するための構成である。各搬送路6a〜6mは、制御部15による制御に従ってDCサーボモータまたはパルスモータなどが回転することにより、紙幣を目的の搬送先に搬送することが可能である。また、搬送路6a〜6eは入金経路を構成し、搬送路6b〜6dおよび6f〜6lは集積経路を構成し、搬送路6b、6c、6e〜6gおよび6h〜6kは出金経路を構成する。
制御部15は、上記の搬送路6a〜6mを制御することにより、入金、集積、出金および紙幣移動などの基本動作を制御する。以下、各基本動作について説明する。
(基本動作)
入金取引においては、まず、接客部1から紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣は搬送路6aおよび6bを経て鑑別部2に搬送される。そして、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は搬送路6cおよび6dを経て一時保留部3に集積される。一方、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は搬送路6cおよび6eを経て接客部1に集積される。その後、顧客により入金金額の確認操作が行われると、集積処理に移行する。
集積処理においては、まず、一時保留部3から紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣は搬送路6dおよび6cを経て鑑別部2に搬送される。そして、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は、搬送路6b、6f〜6kを経て金種に対応する紙幣カセット4a〜4dに集積される。一方、一万円札および千円札の汚損券、折れ紙幣、二千円札、五千円札、スキュー紙幣などの走行異常紙幣のように、鑑別部2による鑑別結果が異常であった紙幣は、搬送路6gおよび6lを経てリジェクトカセット5に集積される。
紙幣移動においては、まず、紙幣カセット4a〜4dのうちの移動元の紙幣カセットから紙幣が分離され、分離された紙幣は搬送路6g〜6k、6bを経て鑑別部2に搬送される。そして、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は搬送路6cおよび6dを経て一時保留部3に搬送される。一方、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は、搬送路6cおよび6mを経てリジェクトカセット5に集積される。
その後、一時保留部3から紙幣カセット4a〜4dのうちの移動先の紙幣カセットに紙幣が搬送される。具体的には、一時保留部3から紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣は搬送路6dおよび6cを経て鑑別部2に搬送される。そして、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は、搬送路6b、6f〜6kを経て移動先の紙幣カセットに集積される。一方、鑑別部2による鑑別結果が異常であった紙幣は、搬送路6gおよび6lを経てリジェクトカセット5に集積される。
続いて、図3および図4を参照し、通常の出金取引の流れを説明する。図3および図4は、通常の出金取引の流れを示した説明図である。図3および図4に示したように、通常の出金取引においては、まず、顧客により指定された金額に応じて紙幣カセット4a〜4dから紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣は搬送路6g〜6kおよび6bを経て鑑別部2に搬送される。
そして、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は、図3に示したように搬送路6cおよび6eを経て接客部1に集積される。一方、鑑別部2による鑑別結果が異常であった紙幣、すなわち、顧客に支払いできない紙幣は、図4に示したように、搬送路6cおよび6mを経てリジェクトカセット5に集積される。
(通常の出金取引の課題)
しかし、上記の通常の出金取引では、紙幣カセット4から分離された紙幣が本来は正常であっても、紙幣カセット内の集積状況、分離機構の摩耗状況および紙幣の走行状態(搬送状態)などによって金種を特定できない場合、リジェクトカセット5に搬送されてしまう。このため、通常の出金取引では、リジェクトカセット5に搬送されるリジェクト紙幣が必要以上に増加してしまうという問題があった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の各実施形態による自動取引装置10を創作するに至った。本発明の各実施形態による自動取引装置10は、出金取引時においてリジェクト紙幣の発生率を低減することが可能である。以下、このような本発明の各実施形態について詳細に説明する。
<3.第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態では、出金取引で紙幣鑑別のリトライ動作を行うことによりリジェクト紙幣の発生率を低減する自動取引装置10を提案する。自動取引装置10は、機能や動作を制御するためのパラメータ値を有するので、リトライ動作の有無を設定するためのパラメータ値を追加することにより、後述するリトライ動作を実現することが可能となる。
図5および図6は、第1の実施形態による出金取引を示した説明図である。第1の実施形態による出金取引においては、まず、図5の左方に示したように紙幣カセット4aから紙幣が分離され、分離された紙幣が鑑別部2に搬送される。そして、制御部15は、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は通常通り接客部1に集積する。一方、制御部15は、鑑別部2による鑑別結果が異常であった紙幣は、図5の左方に示したように一時保留部3に集積する。
そして、一時保留部3に紙幣が集積されると、制御部15は、一時保留部3から紙幣を分離し、分離した紙幣を図5に示したように鑑別部2に再搬送する。続いて、鑑別部2が再搬送された紙幣を鑑別し、制御部15は、鑑別結果が正常であった紙幣を鑑別結果に応じた金種の紙幣カセット4に集積する。一方、制御部15は、鑑別結果が異常であった紙幣はリジェクトカセット5に集積する。
第1の実施形態による自動取引装置10は、上述した2つの処理(紙幣カセット4から接客部1または一時保留部3への搬送、一時保留部3から紙幣カセット4またはリジェクトカセット5への搬送)を繰り返すことにより、顧客によって指定された金額の紙幣を接客部1に集積する。
(第1の実施形態の動作フロー)
図7は、上述した第1の実施形態による自動取引装置10の出金取引を整理したフローチャートである。図7に示したように、まず、顧客が顧客操作表示部14を操作して出金金額を指定すると(S104)、自動取引装置10は、紙幣カセット4から紙幣を分離して(S108)、分離した紙幣を鑑別部2に搬送する(S112)。
そして、鑑別部2による鑑別結果が正常である場合(S116)、自動取引装置10は接客部1に紙幣を集積する(S120)。ここで、接客部1に出金金額の紙幣が集積された場合には出金取引が終了し、接客部1に出金金額の紙幣が集積されていない場合にはS108からの処理を繰り返す(S124)。
一方、自動取引装置10は、S116での鑑別部2による鑑別結果が異常であった場合、一時保留部3に紙幣を一時的に集積(退避)する(S128)。その後、自動取引装置10は、一時保留部3の紙幣を分離し、分離した紙幣を鑑別部2に再搬送する(S132)。
そして、鑑別結果が異常であった場合(S136)、自動取引装置10は、紙幣をリジェクトカセット5に集積して(S140)、S108からの処理を繰り返す。一方、鑑別結果が正常であった場合(S136)、自動取引装置10は、鑑別結果に応じた金種の紙幣カセット4に紙幣を集積して(S144)、S108からの処理を繰り返す。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態により自動取引装置10は、パラメータ値による紙幣鑑別のリトライ動作の設定に基づき、出金取引時に異常と鑑別された紙幣を再度鑑別する。かかる構成により、本来正常な紙幣が1度目の鑑別で例えば走行状態等の偶発的な事情により異常と鑑別されてしまった場合でも、この紙幣は2度目で正常と鑑別され得るので、リジェクト紙幣の発生率を低減することが可能となる。
<4.第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では、リトライ動作の回数を設定するためのパラメータ値を追加することにより、複数回のリトライ動作を実現する。これにより、第2の実施形態による自動取引装置10は、リジェクト紙幣の発生率をさらに抑制することが可能である。
図8は、第2の実施形態による出金取引を示した説明図である。第2の実施形態による出金取引においては、まず、図8(A)に示したように紙幣カセット4aから紙幣が分離され、分離された紙幣が鑑別部2に搬送される。そして、制御部15は、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は通常通り接客部1に集積する。一方、制御部15は、鑑別部2による鑑別結果が異常であった紙幣は、図8(A)に示したように一時保留部3に集積する。
そして、一時保留部3に紙幣が集積されると、制御部15は、図8(B)に示したように、一時保留部3から紙幣を分離し、分離した紙幣を当該紙幣が集積されていた紙幣カセット4aに戻す。なお、制御部15は、各紙幣の分離元、集積先などの個別情報を管理しており、この個別情報に基づいて一時保留部3の紙幣を元の紙幣カセット4aに戻してもよい。ここで、鑑別部2は、一時保留部3から紙幣カセット4aへの移動の過程で鑑別部2を経由する紙幣を鑑別してもよいし、鑑別しなくてもよい。鑑別部2が鑑別を行う場合、制御部15は、鑑別部2により鑑別された金種に応じた紙幣カセットに紙幣を集積してもよい。
その後、制御部15は、紙幣カセット4aに戻された紙幣を再び分離して、分離した紙幣を鑑別部2に搬送する。そして、鑑別部2による鑑別結果が正常であった場合、制御部15は、図8(C)に示したように紙幣を接客部1に集積する。
一方、鑑別部2による鑑別結果が異常であり、かつ、鑑別部2による鑑別回数が設定回数x以下である場合、制御部15は、図8(A)に示したように紙幣を再び一時保留部3に集積する。
さらに、鑑別部2による鑑別結果が異常であり、かつ、鑑別部2による鑑別回数が設定回数xを上回る場合、制御部15は、図8(D)に示したように紙幣をリジェクトカセット5に集積する。
(第2の実施形態の動作フロー)
図9は、上述した第2の実施形態による自動取引装置10の出金取引を整理したフローチャートである。図9に示したように、まず、顧客が顧客操作表示部14を操作して出金金額を指定すると(S204)、自動取引装置10は、紙幣カセット4から紙幣を分離して(S208)、分離した紙幣を鑑別部2に搬送する(S212)。
そして、鑑別部2による鑑別結果が正常である場合(S216)、自動取引装置10は接客部1に紙幣を集積する(S220)。ここで、接客部1に出金金額の紙幣が集積された場合には出金取引が終了し、接客部1に出金金額の紙幣が集積されていない場合にはS208からの処理を繰り返す(S224)。
一方、自動取引装置10は、S216での鑑別部2による鑑別結果が異常であった場合、鑑別部2による鑑別回数が設定回数x以下であるか否かを判断する(S228)。
そして、自動取引装置10は、鑑別部2による鑑別回数が設定回数x以下である場合、鑑別された紙幣を一時保留部3に集積し(S232)、その後、当該紙幣を紙幣カセット4に戻し(S236)、S208からの処理を繰り返す。一方、自動取引装置10は、鑑別部2による鑑別回数が設定回数xを上回る場合、当該紙幣をリジェクトカセット5へ集積し(S240)、S208からの処理を繰り返す。
以上説明したように、第2の実施形態による自動取引装置10は、設定回数の範囲内で紙幣鑑別を繰り返すことにより、リジェクト紙幣の発生率をさらに低減することが可能である。
<5.第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。第1の実施形態および第2の実施形態によれば、上述したようにリジェクト紙幣の発生率を低減することが可能である。しかし、第1の実施形態および第2の実施形態では、出金取引の最中にリトライ動作を行うので、接客部1に出金金額の紙幣が集積するまでに時間がかり、出金取引が長期化する点が懸念される。そこで、本発明の第3の実施形態では、リジェクト紙幣の発生率を低減しつつ、出金取引に要する時間を短縮するための手段を提案する。
図10は、第3の実施形態による出金取引を示した説明図である。第3の実施形態による出金取引においては、まず、図10(A)に示したように紙幣カセット4aから紙幣が分離され、分離された紙幣が鑑別部2に搬送される。そして、制御部15は、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は通常通り接客部1に集積する。一方、制御部15は、鑑別部2による鑑別結果が異常であった紙幣は、図10(A)に示したように一時保留部3に集積する。
そして、制御部15は、鑑別結果が異常であった紙幣が一時保留部3に集積された状態で、図10(B)に示したように続けて紙幣カセット4aから紙幣を分離する。そして、制御部15は、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は通常通り接客部1に集積し、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は一時保留部3に集積する。
このように、制御部15は、紙幣鑑別のリトライ動作を行うことなく紙幣カセット4aからの紙幣の分離を繰り返す。そして、制御部15は、出金金額の紙幣が接客部1に集積すると、図10(N)に示したように一時保留部3に集積された紙幣の再鑑別を開始する。
(第3の実施形態の動作フロー)
図11は、上述した第3の実施形態による自動取引装置10の出金取引を整理したフローチャートである。図11に示したように、まず、顧客が顧客操作表示部14を操作して出金金額を指定すると(S304)、自動取引装置10は、紙幣カセット4から紙幣を分離して(S308)、分離した紙幣を鑑別部2に搬送する(S312)。
そして、鑑別部2による鑑別結果が正常である場合(S316)、自動取引装置10は接客部1に紙幣を集積する(S320)。ここで、接客部1に出金金額の紙幣が集積された場合には出金取引が終了し、接客部1に出金金額の紙幣が集積されていない場合にはS308からの処理を繰り返す(S324)。一方、自動取引装置10は、S316での鑑別部2による鑑別結果が異常であった場合、一時保留部3に紙幣を一時的に集積(退避)し、S308からの処理を繰り返す(S328)。
そして、自動取引装置10は、接客部1に出金金額の紙幣が集積された後に(S324)、一時保留部3に集積された紙幣を鑑別部2に再搬送する(S332)。鑑別部2は、再搬送された紙幣を鑑別し、自動取引装置10は、鑑別部2による鑑別結果が正常であった紙幣は鑑別された金種に応じた紙幣カセット4に集積し(S340)、鑑別結果が異常であった紙幣はリジェクトカセット5に集積する(S344)。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態による自動取引装置10は、接客部1に出金金額の紙幣が集積されるまで、紙幣鑑別のリトライ動作を行うことなく紙幣カセット4aからの紙幣の分離を繰り返す。かかる構成により、接客部1に出金金額の紙幣が集積されるまでに要する時間、および出金取引によるする時間を短縮することが可能である。
<6.第4の実施形態>
続いて、本発明の第4の実施形態を説明する。第3の実施形態は、出金取引後に第1の実施形態による紙幣鑑別のリトライ動作を行うものであるのに対し、第4の実施形態は、出金取引後に第2の実施形態による紙幣鑑別のリトライ動作を行うものである。以下、図12を参照し、このような第4の実施形態による出金取引の流れを説明する。
(第4の実施形態の動作フロー)
図12は、上述した第4の実施形態による自動取引装置10の出金取引を整理したフローチャートである。図12に示したように、まず、顧客が顧客操作表示部14を操作して出金金額を指定すると(S404)、自動取引装置10は、紙幣カセット4から紙幣を分離して(S408)、分離した紙幣を鑑別部2に搬送する(S412)。
そして、鑑別部2による鑑別結果が正常である場合(S416)、自動取引装置10は接客部1に紙幣を集積する(S420)。ここで、接客部1に出金金額の紙幣が集積された場合には出金取引が終了し、接客部1に出金金額の紙幣が集積されていない場合にはS408からの処理を繰り返す(S424)。一方、自動取引装置10は、S416での鑑別部2による鑑別結果が異常であった場合、一時保留部3に紙幣を一時的に集積(退避)し、S408からの処理を繰り返す(S428)。
そして、自動取引装置10は、接客部1に出金金額の紙幣が集積された後に(S424)、一時保留部3に集積された紙幣を紙幣カセット4に戻し(S432)、紙幣カセット4から紙幣を分離して(S436)、分離した紙幣を鑑別部2に再搬送する(S440)。
続いて、鑑別部2が再搬送された紙幣を鑑別し、鑑別結果が正常である場合(S444)、当該紙幣を一時保留部3に集積した後に紙幣カセット4に戻す(S448、S452)。
一方、自動取引装置10は、S444での鑑別部2による鑑別結果が異常であった場合、鑑別部2による鑑別回数が設定回数x以下であるか否かを判断する(S456)。そして、自動取引装置10は、鑑別部2による鑑別回数が設定回数x以下である場合、鑑別された紙幣を一時保留部3に集積し(S460)、S432からの処理を繰り返す。一方、自動取引装置10は、鑑別部2による鑑別回数が設定回数xを上回る場合、当該紙幣をリジェクトカセット5へ集積する(S464)。
このような本発明の第4の実施形態による自動取引装置10は、第3の実施形態と同様に、接客部1に出金金額の紙幣が集積されるまでに要する時間、および出金取引に要する時間を短縮することが可能である。
<7.むすび>
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、出金取引時に異常と鑑別された紙幣を再度鑑別することにより、リジェクト紙幣の発生率を低減することができる。また、本発明の第2の実施形態によれば、紙幣鑑別のリトライ動作を設定回数の範囲内で繰り返すことにより、さらにリジェクト紙幣の発生率を低減することが可能となる。さらに、本発明の第3の実施形態および第4の実施形態によれば、接客部1に出金金額の紙幣が集積された後に紙幣鑑別のリトライ動作を開始することにより、出金取引に要する時間、すなわち顧客の待ち時間を短縮することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の自動取引装置10の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、自動取引装置10の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、自動取引装置10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した自動取引装置10の制御部15と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1 接客部
2 鑑別部
3 一時保留部
4a〜4m 紙幣カセット
5 リジェクトカセット
6a〜6m 搬送路
10 自動取引装置
12 専用網
13 紙幣処理機構
14 顧客操作表示部
15 制御部
16 通帳挿入口
18 カード挿入口
19 接客口
20 金融機関ホスト

Claims (7)

  1. 出金用の紙幣を集積する紙幣集積部と、
    前記紙幣を鑑別する鑑別部と、
    出金取引時に前記紙幣集積部から分離され、前記鑑別部による鑑別結果が正常であった紙幣が搬送される接客部と、
    前記出金取引時に前記紙幣集積部から分離され、前記鑑別部による鑑別結果が異常であった紙幣が搬送される一時保留部と、
    リジェクト紙幣集積部と、
    前記一時保留部に搬送された紙幣を前記鑑別部に再搬送し、前記鑑別部による鑑別結果が異常であった場合、当該紙幣を前記リジェクト紙幣集積部に搬送する制御部と、
    を備える、紙幣処理装置。
  2. 前記制御部は、前記一時保留部から前記鑑別部に紙幣を再搬送し、前記鑑別部による鑑別結果が正常であった場合、当該紙幣を鑑別結果に応じた金種の紙幣集積部に搬送する、請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記制御部は、前記一時保留部に搬送された紙幣を前記紙幣集積部に戻してから前記鑑別部へ再搬送する、請求項1に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記鑑別部へ再搬送の回数が設定範囲内である場合、前記鑑別部による鑑別結果が異常であった紙幣を前記一時保留部に搬送し、当該紙幣を前記紙幣集積部に戻し、当該紙幣を前記鑑別部へ再搬送することを繰り返し、
    前記鑑別部へ再搬送の回数が設定範囲を上回った場合、前記鑑別部による鑑別結果が異常であった紙幣を前記リジェクト紙幣集積部に搬送する、請求項3に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記制御部は、前記一時保留部に搬送された紙幣の分離元の紙幣集積部を管理しており、前記一時保留部に搬送された紙幣を前記分離元の紙幣集積部に戻す、請求項4に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記制御部は、前記一時保留部から前記紙幣集積部へ紙幣を戻す際に、前記一時保留部の紙幣を、前記鑑別部を経由させ、前記鑑別部による鑑別結果に応じた金種の紙幣集積部に搬送する、請求項4に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記制御部は、前記出金取引時に前記接客部に出金枚数の紙幣が集積された後に、前記一時保留部にある紙幣の前記鑑別部への再搬送を開始する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。
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