JP5543295B2 - 紙葉類処理装置および紙葉類処理システム - Google Patents
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紙葉類を受け入れる受入口と、
紙葉類を排出する複数の排出口と、
紙葉類の種類毎に準備され、紙葉類を収納すると共に収納順と逆の順序で繰り出す紙葉類収納部と、
紙葉類を搬送する搬送機構と、
搬送される紙葉類の種類と枚数と真偽とについての識別を行う識別部と、
ユーザとの間の情報のやり取りのためのユーザインタフェース部と、
前記紙葉類処理装置の各部を制御して、前記受入口から受け入れられた紙葉類を順に搬送しつつ識別し、1枚の真の紙葉類であると識別された正常紙葉類を紙葉類の種類に対応する前記紙葉類収納部に収納すると共に、種類または枚数を確定できないか偽の紙葉類であると識別された非正常紙葉類を前記排出口に排出する受け入れ処理と、前記ユーザインタフェース部を介した指示に応じて前記受け入れ処理において前記受入口から受け入れられた紙葉類を排出するキャンセル処理と、を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記キャンセル処理の際に、各前記紙葉類収納部について、前記受け入れ処理において収納された紙葉類の枚数である受け入れ時収納枚数に基づき必要排出枚数を設定し、前記紙葉類収納部からの前記必要排出枚数の紙葉類の繰り出しと、繰り出された紙葉類の識別と、識別された正常紙葉類の第1の前記排出口への排出と、を行う排出処理を開始し、前記排出処理において前記必要排出枚数の正常紙葉類の排出完了前に非正常紙葉類が検出された場合には、非正常紙葉類と、該非正常紙葉類に続いて前記紙葉類収納部から繰り出された後続紙葉類と、を第2の前記排出口に排出し、前記必要排出枚数から、前記排出処理において前記第1の排出口へ排出された第1の排出紙葉類の枚数と前記第2の排出口へ排出された第2の排出紙葉類の枚数との合計である合計既排出枚数を差し引いた特定枚数がゼロより大きい場合には、前記必要排出枚数を前記特定枚数と同数に更新してさらなる前記排出処理を開始する、紙葉類処理装置。
前記制御部は、前記排出処理において非正常紙葉類が検出された場合には、前記ユーザインタフェース部を介して、前記第2の排出紙葉類の枚数を計数して入力することを要求し、入力された枚数に基づき前記合計既排出枚数を決定する、紙葉類処理装置。
前記制御部は、最初の前記排出処理の開始前に前記必要排出枚数を前記受け入れ時収納枚数と同数に設定し、前記排出処理において非正常紙葉類が検出された場合には、非正常紙葉類とすべての後続紙葉類とを前記第2の排出口に排出し、前記特定枚数がゼロ以下の場合には、前記ユーザインタフェース部を介して、前記第1の排出紙葉類と、最後の前記排出処理における前記第2の排出紙葉類の内、前記必要排出枚数から前記第1の排出紙葉類の枚数を差し引いた枚数の前記第2の排出紙葉類と、を返却用紙葉類とすることを要求する、紙葉類処理装置。
前記制御部は、前記受け入れ時収納枚数から前記排出処理において非正常紙葉類が検出された場合に想定される非正常紙葉類の枚数および後続紙葉類の枚数の合計を差し引いた調整排出枚数がゼロより大きい場合には、前記必要排出枚数を前記調整排出枚数と同数に設定して第1の前記排出枚数を開始し、前記第1の排出処理において非正常紙葉類が検出されると、非正常紙葉類と後続紙葉類の内の正常紙葉類ではないと識別された非正常後続紙葉類とを前記第2の排出口に排出すると共に後続紙葉類の内の正常紙葉類であると識別された正常後続紙葉類を前記第1の排出口に排出する、紙葉類処理装置。
前記制御部は、前記第1の排出処理において非正常紙葉類が検出された場合であって前記特定枚数がゼロ以下の場合には、前記受け入れ時収納枚数から前記合計既排出枚数の累計を差し引いた残枚数を決定し、前記残枚数がゼロより大きい場合には、前記必要排出枚数を前記残枚数と同数に設定して第2の前記排出処理を開始し、前記第2の排出処理において非正常紙葉類が検出された場合には、非正常紙葉類とすべての後続紙葉類とを前記第2の排出口に排出すると共に、前記特定枚数がゼロ以下の場合には、前記ユーザインタフェース部を介して、前記第1の排出紙葉類と、最後の前記第2の排出処理における前記第2の排出紙葉類の内、前記必要排出枚数から前記第1の排出紙葉類の枚数を差し引いた枚数の前記第2の排出紙葉類と、を返却用紙葉類とすることを要求する、紙葉類処理装置。
前記制御部は、前記残枚数がゼロ以下である場合には、前記ユーザインタフェース部を介して、前記第1の排出紙葉類と、最後の前記第1の排出処理における前記第2の排出紙葉類の内の前記受け入れ時排出枚数から前記第1の排出紙葉類の枚数を差し引いた枚数の紙葉類と、を返却用紙葉類とすることを要求する、紙葉類処理装置。
前記制御部は、前記第1の排出処理における前記第2の排出口への紙葉類の排出回数と非正常紙葉類が検出された場合に想定される非正常紙葉類の枚数とに基づき前記第2の排出紙葉類の枚数を推定し、推定された枚数に基づき前記特定枚数を決定し、前記特定枚数がゼロ以下の場合には、前記ユーザインタフェース部を介して、前記第2の排出紙葉類の枚数を計数して入力することを要求し、入力された枚数に基づき前記残枚数を決定する、紙葉類処理装置。
前記制御部は、前記第1の排出処理において非正常紙葉類が検出された場合であって前記特定枚数がゼロより大きい場合には、前記紙葉類収納部からの紙葉類の繰り出しを停止せず、前記第1の排出処理において非正常紙葉類が検出された場合であって前記特定枚数がゼロ以下の場合には、前記紙葉類収納部からの紙葉類の繰り出しを停止する、紙葉類処理装置。
紙葉類を一時的に保持する一時保留部と、
紙葉類を収納する第2の紙葉類収納部と、を備え、
前記識別部は、紙葉類の種類と枚数と真偽と正損とについての識別を行い、
前記制御部は、前記受け入れ処理の際に、前記正常紙葉類の内の正券と識別された第1の正常紙葉類を前記紙葉類収納部に収納すると共に前記正常紙葉類の内の損券と識別された第2の正常紙葉類を前記一時保留部に収納し、前記キャンセル処理が行われない場合には前記一時保留部に収納された前記第2の正常紙葉類を前記第2の紙葉類収納部に収納し、前記キャンセル処理が行われる場合には前記一時保留部に収納された前記第2の正常紙葉類を前記排出口に排出する、紙葉類処理装置。
前記制御部は、前記キャンセル処理における最初の前記排出処理の前に、前記ユーザインタフェース部を介して、前記排出口に排出された紙葉類を返却用紙葉類として取り出すことを要求する、紙葉類処理装置。
前記紙葉類は、紙幣と商品券と小切手と旅行小切手とのいずれか1つである、紙葉類処理装置。
紙葉類を受け入れる受入口と、
紙葉類を排出する排出口と、
紙葉類を一時的に保持する一時保留部と、
紙葉類の種類毎に準備され、紙葉類を収納すると共に収納順と逆の順序で繰り出す紙葉類収納部と、
紙葉類を搬送する搬送機構と、
搬送される紙葉類の種類と枚数と真偽とについての識別を行う識別部と、
ユーザとの間の情報のやり取りのためのユーザインタフェース部と、
前記紙葉類処理装置の各部を制御して、前記受入口から受け入れられた紙葉類を順に搬送しつつ識別し、1枚の真の紙葉類であると識別された正常紙葉類を紙葉類の種類に対応する前記紙葉類収納部に収納すると共に、種類または枚数を確定できないか偽の紙葉類であると識別された非正常紙葉類を前記排出口に排出する受け入れ処理と、前記ユーザインタフェース部を介した指示に応じて前記受け入れ処理において前記受入口から受け入れられた紙葉類を排出するキャンセル処理と、を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記キャンセル処理の際に、各前記紙葉類収納部について、前記受け入れ処理において収納された紙葉類の枚数である受け入れ時収納枚数に基づき必要排出枚数を設定し、前記紙葉類収納部からの前記必要排出枚数の紙葉類の繰り出しと、繰り出された紙葉類の識別と、識別された正常紙葉類の前記排出口への排出と、を行う排出処理を開始し、前記排出処理において前記必要排出枚数の正常紙葉類の排出完了前に非正常紙葉類が検出された場合には、非正常紙葉類と、該非正常紙葉類に続いて前記紙葉類収納部から繰り出された後続紙葉類と、を前記一時保留部に収納し、前記必要排出枚数から、前記排出処理において前記排出口へ排出された紙葉類の枚数と前記一時保留部に収納された紙葉類の枚数との合計である合計既排出枚数を差し引いた特定枚数がゼロより大きい場合には、前記必要排出枚数を前記特定枚数と同数に更新してさらなる前記排出処理を開始し、前記排出処理において前記必要排出枚数の正常紙葉類の排出が完了した際に前記一時保留部に収納された紙葉類を前記排出口に排出する、紙葉類処理装置。
A.第1実施例:
A−1.システム構成:
A−2.入金処理:
A−3.入金キャンセル処理:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.第4実施例:
E.第5実施例:
F.変形例:
A−1.システム構成:
図1は、本発明の第1実施例における紙葉類処理システムとしての紙幣処理システム40の構成を概略的に示す説明図である。紙幣処理システム40は、銀行等の金融機関の窓口に設置され、金融機関の係員(オペレータ)の操作に従い入金処理等の取引処理を行う。紙幣処理システム40は、紙葉類処理装置としての紙幣処理装置10と、伝送線30を介して紙幣処理装置10に接続された端末装置20と、を備えている。係員は、端末装置20を介して紙幣処理装置10の操作を行う。第1実施例の紙幣処理システム40では、2つの端末装置20が1つの紙幣処理装置10を共用している。紙幣処理装置10と端末装置20との関係は、1対1であってもよいし、1対3以上であってもよい。
図4は、第1実施例の紙幣処理システム40による入金処理の流れを示すフローチャートである。入金処理は、紙幣処理装置10の入金口173に投入された紙幣を紙幣処理装置10内に収納する処理である。入金処理は、紙幣処理装置10の入金処理部132と端末装置20の紙幣処理装置制御部230との制御の下、紙幣処理装置10および端末装置20の各部によって実行される。本実施例の入金処理は、顧客から紙幣を受け取った係員が、紙幣を入金口173に投入し、端末装置20の操作部250を介して処理開始を指示したときに開始される。
(1)出金口に紙幣がある場合はこれを顧客に返却し、金種別紙幣収納庫176に収納された金額で入金を確定させて取引を終了する。
(2)入金取引をキャンセルする。
図5は、第1実施例の紙幣処理システム40による入金キャンセル処理の流れを示すフローチャートである。入金キャンセル処理は、入金処理(図4)において入金口173から紙幣処理装置10内に受け入れられた紙幣そのものを返却のために排出する処理である。入金キャンセル処理は、紙幣処理装置10のキャンセル処理部134と端末装置20の紙幣処理装置制御部230との制御の下、紙幣処理装置10および端末装置20の各部によって実行される。
図6は、第2実施例における紙幣処理装置10の紙幣処理機構170に関する構成を示す説明図である。第2実施例の紙幣処理装置10は、紙幣を一時的に収納する一時保留部179と1つの回収庫192とを有している点が、図3に示した第1実施例の紙幣処理装置10と異なっている。回収庫192は、収納専用庫であり、金種の区別無く紙幣を収納する。また、第2実施例の紙幣処理装置10の識別部177は、紙幣の種類と枚数と真偽とについての識別に加え、紙幣の正損についての識別を行う。ここで、正損についての識別は、紙幣が正券か損券かを判別することである。また、損券は、損傷や汚損の度合が激しく流通に適さない紙幣であり、正券とは損券以外の紙幣である。第2実施例における紙幣処理装置10のその他の構成は、第1実施例と同様である。
(1)出金口に紙幣がある場合はこれを顧客に返却し、金種別紙幣収納庫176に収納された金額と一時保留部179に収納された金額とで入金を確定させて取引を終了する。
(2)入金取引をキャンセルする。
図9および図10は、第3実施例の紙幣処理システム40による入金キャンセル処理の流れを示すフローチャートである。第3実施例の入金キャンセル処理は、以下に詳述するように、排出処理において非正常紙幣が検出されても、その時点での非正常紙幣および後続紙幣はすべて入金処理において収納された紙幣であることとなるように、必要排出枚数Nを小さい値に調整しておく点が、図5に示した第1実施例の入金キャンセル処理と異なっている。第3実施例の入金キャンセル処理におけるステップS210からS230までの処理内容は、第1実施例と同じである。
図11は、第4実施例の紙幣処理システム40による入金キャンセル処理の流れを示すフローチャートである。第4実施例の入金キャンセル処理は、以下に詳述するように、第1の排出処理において所定の場合には第2の出金口172に排出された紙幣の枚数Tが計数されるのではなく、枚数Tの推定値が用いられる点が、図9に示した第3実施例の入金キャンセル処理と異なっている。第4実施例の入金キャンセル処理におけるステップS210からS284までの処理内容は、第3実施例と同じである。
図12は、第5実施例の紙幣処理システム40による入金キャンセル処理の流れを示すフローチャートである。第5実施例の入金キャンセル処理は、以下に詳述するように、第1の排出処理において非正常紙幣が検出された場合でも直ちに金種別紙幣収納庫176からの紙幣の繰り出しを停止しない点が、図11に示した第4実施例の入金キャンセル処理と異なっている。第5実施例の入金キャンセル処理におけるステップS210からS260までの処理内容は、第4実施例と同じである。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
20…端末装置
30…伝送線
40…紙幣処理システム
110…制御部
120…業務処理部
130…紙幣処理部
132…入金処理部
134…キャンセル処理部
150…操作部
160…表示部
170…紙幣処理機構
171…第1の出金口
172…第2の出金口
173…入金口
174…センサ
175…搬送機構
176…金種別紙幣収納庫
177…識別部
178…ゲート
179…一時保留部
180…通信インタフェース
192…回収庫
210…制御部
230…紙幣処理装置制御部
250…操作部
260…表示部
280…通信インタフェース
Claims (12)
- 紙葉類を扱う紙葉類処理装置であって、
紙葉類を受け入れる受入口と、
紙葉類を排出する複数の排出口と、
紙葉類の種類毎に準備され、紙葉類を収納すると共に収納順と逆の順序で繰り出す紙葉類収納部と、
紙葉類を搬送する搬送機構と、
搬送される紙葉類の種類と枚数と真偽とについての識別を行う識別部と、
ユーザとの間の情報のやり取りのためのユーザインタフェース部と、
前記紙葉類処理装置の各部を制御して、前記受入口から受け入れられた紙葉類を順に搬送しつつ識別し、1枚の真の紙葉類であると識別された正常紙葉類を紙葉類の種類に対応する前記紙葉類収納部に収納すると共に、種類または枚数を確定できないか偽の紙葉類であると識別された非正常紙葉類を前記排出口に排出する受け入れ処理と、前記ユーザインタフェース部を介した指示に応じて前記受け入れ処理において前記受入口から受け入れられた紙葉類を排出するキャンセル処理と、を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記キャンセル処理の際に、各前記紙葉類収納部について、前記受け入れ処理において収納された紙葉類の枚数である受け入れ時収納枚数に基づく必要排出枚数を設定し、前記紙葉類収納部からの前記必要排出枚数の紙葉類の繰り出しと、繰り出された紙葉類の識別と、識別された正常紙葉類の第1の前記排出口への排出と、を行う排出処理を開始し、前記排出処理において前記必要排出枚数の正常紙葉類の排出完了前に非正常紙葉類が検出された場合には、非正常紙葉類と、該非正常紙葉類に続いて前記紙葉類収納部から繰り出された後続紙葉類と、を第2の前記排出口に排出し、前記必要排出枚数から、前記排出処理において前記第1の排出口へ排出された第1の排出紙葉類の枚数と前記第2の排出口へ排出された第2の排出紙葉類の枚数との合計である合計既排出枚数を差し引いた特定枚数がゼロより大きい場合には、前記必要排出枚数を前記特定枚数と同数に更新してさらなる前記排出処理を開始し、前記排出処理において非正常紙葉類が検出された場合には、前記ユーザインタフェース部を介して、前記第2の排出紙葉類の枚数を計数して入力することを要求し、入力された枚数に基づき前記合計既排出枚数を決定する、紙葉類処理装置。 - 請求項1に記載の紙葉類処理装置であって、
前記制御部は、最初の前記排出処理の開始前に前記受け入れ時収納枚数に基づく必要排出枚数を前記受け入れ時収納枚数と同数に設定し、前記排出処理において非正常紙葉類が検出された場合には、非正常紙葉類とすべての後続紙葉類とを前記第2の排出口に排出し、前記特定枚数がゼロ以下の場合には、前記ユーザインタフェース部を介して、前記第1の排出紙葉類と、最後の前記排出処理における前記第2の排出紙葉類の内、前記受け入れ時収納枚数に基づく必要排出枚数から前記第1の排出紙葉類の枚数を差し引いた枚数の前記第2の排出紙葉類と、を返却用紙葉類とすることを要求する、紙葉類処理装置。 - 請求項1に記載の紙葉類処理装置であって、
前記制御部は、前記受け入れ時収納枚数から前記排出処理において非正常紙葉類が検出された場合に想定される非正常紙葉類の枚数および後続紙葉類の枚数の合計を差し引いた調整排出枚数がゼロより大きい場合には、前記必要排出枚数を前記調整排出枚数と同数に設定して第1の前記排出処理を開始し、前記第1の排出処理において非正常紙葉類が検出されると、非正常紙葉類と後続紙葉類の内の正常紙葉類ではないと識別された非正常後続紙葉類とを前記第2の排出口に排出すると共に後続紙葉類の内の正常紙葉類であると識別された正常後続紙葉類を前記第1の排出口に排出する、紙葉類処理装置。 - 請求項3に記載の紙葉類処理装置であって、
前記制御部は、前記第1の排出処理において非正常紙葉類が検出された場合であって前記特定枚数がゼロ以下の場合には、前記受け入れ時収納枚数から前記合計既排出枚数の累計を差し引いた残枚数を決定し、前記残枚数がゼロより大きい場合には、前記必要排出枚数を前記残枚数と同数に設定して第2の前記排出処理を開始し、前記第2の排出処理において非正常紙葉類が検出された場合には、非正常紙葉類とすべての後続紙葉類とを前記第2の排出口に排出すると共に、前記特定枚数がゼロ以下の場合には、前記ユーザインタフェース部を介して、前記第1の排出紙葉類と、最後の前記第2の排出処理における前記第2の排出紙葉類の内、前記受け入れ時収納枚数に基づく必要排出枚数から前記第1の排出紙葉類の枚数を差し引いた枚数の前記第2の排出紙葉類と、を返却用紙葉類とすることを要求する、紙葉類処理装置。 - 請求項4に記載の紙葉類処理装置であって、
前記制御部は、前記残枚数がゼロ以下である場合には、前記ユーザインタフェース部を介して、前記第1の排出紙葉類と、最後の前記第1の排出処理における前記第2の排出紙葉類の内の前記受け入れ時排出枚数から前記第1の排出紙葉類の枚数を差し引いた枚数の紙葉類と、を返却用紙葉類とすることを要求する、紙葉類処理装置。 - 請求項4または請求項5に記載の紙葉類処理装置であって、
前記制御部は、前記第1の排出処理における前記第2の排出口への紙葉類の排出回数と非正常紙葉類が検出された場合に想定される非正常紙葉類の枚数とに基づき前記第2の排出紙葉類の枚数を推定し、推定された枚数に基づき前記特定枚数を決定し、前記特定枚数がゼロ以下の場合には、前記ユーザインタフェース部を介して、前記第2の排出紙葉類の枚数を計数して入力することを要求し、入力された枚数に基づき前記残枚数を決定する、紙葉類処理装置。 - 請求項6に記載の紙葉類処理装置であって、
前記制御部は、前記第1の排出処理において非正常紙葉類が検出された場合であって前記特定枚数がゼロより大きい場合には、前記紙葉類収納部からの紙葉類の繰り出しを停止せず、前記第1の排出処理において非正常紙葉類が検出された場合であって前記特定枚数がゼロ以下の場合には、前記紙葉類収納部からの紙葉類の繰り出しを停止する、紙葉類処理装置。 - 請求項1に記載の紙葉類処理装置であって、さらに、
紙葉類を一時的に保持する一時保留部と、
紙葉類を収納する第2の紙葉類収納部と、を備え、
前記識別部は、紙葉類の種類と枚数と真偽と正損とについての識別を行い、
前記制御部は、前記受け入れ処理の際に、前記正常紙葉類の内の正券と識別された第1の正常紙葉類を前記紙葉類収納部に収納すると共に前記正常紙葉類の内の損券と識別された第2の正常紙葉類を前記一時保留部に収納し、前記キャンセル処理が行われない場合には前記一時保留部に収納された前記第2の正常紙葉類を前記第2の紙葉類収納部に収納し、前記キャンセル処理が行われる場合には前記一時保留部に収納された前記第2の正常紙葉類を前記排出口に排出する、紙葉類処理装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、
前記制御部は、前記キャンセル処理における最初の前記排出処理の前に、前記ユーザインタフェース部を介して、前記排出口に排出された紙葉類を返却用紙葉類として取り出すことを要求する、紙葉類処理装置。 - 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、
前記紙葉類は、紙幣と商品券と小切手と旅行小切手とのいずれか1つである、紙葉類処理装置。 - 紙葉類を扱う紙葉類処理装置であって、
紙葉類を受け入れる受入口と、
紙葉類を排出する排出口と、
紙葉類を一時的に保持する一時保留部と、
紙葉類の種類毎に準備され、紙葉類を収納すると共に収納順と逆の順序で繰り出す紙葉類収納部と、
紙葉類を搬送する搬送機構と、
搬送される紙葉類の種類と枚数と真偽とについての識別を行う識別部と、
ユーザとの間の情報のやり取りのためのユーザインタフェース部と、
前記紙葉類処理装置の各部を制御して、前記受入口から受け入れられた紙葉類を順に搬送しつつ識別し、1枚の真の紙葉類であると識別された正常紙葉類を紙葉類の種類に対応する前記紙葉類収納部に収納すると共に、種類または枚数を確定できないか偽の紙葉類であると識別された非正常紙葉類を前記排出口に排出する受け入れ処理と、前記ユーザインタフェース部を介した指示に応じて前記受け入れ処理において前記受入口から受け入れられた紙葉類を排出するキャンセル処理と、を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記キャンセル処理の際に、各前記紙葉類収納部について、前記受け入れ処理において収納された紙葉類の枚数である受け入れ時収納枚数に基づき必要排出枚数を設定し、前記紙葉類収納部からの前記必要排出枚数の紙葉類の繰り出しと、繰り出された紙葉類の識別と、識別された正常紙葉類の前記排出口への排出と、を行う排出処理を開始し、前記排出処理において前記必要排出枚数の正常紙葉類の排出完了前に非正常紙葉類が検出された場合には、非正常紙葉類と、該非正常紙葉類に続いて前記紙葉類収納部から繰り出された後続紙葉類と、を前記一時保留部に収納し、前記必要排出枚数から、前記排出処理において前記排出口へ排出された紙葉類の枚数と前記一時保留部に収納された紙葉類の枚数との合計である合計既排出枚数を差し引いた特定枚数がゼロより大きい場合には、前記必要排出枚数を前記特定枚数と同数に更新してさらなる前記排出処理を開始し、前記排出処理において前記必要排出枚数の正常紙葉類の排出が完了した際に前記一時保留部に収納された紙葉類を前記排出口に排出する、紙葉類処理装置。 - 紙葉類を受け入れる受入口と、紙葉類を排出する複数の排出口と、紙葉類の種類毎に準備され紙葉類を収納すると共に収納順と逆の順序で繰り出す紙葉類収納部と、紙葉類を搬送する搬送機構と、搬送される紙葉類の種類と枚数と真偽とについての識別を行う識別部と、前記紙葉類処理装置の各部を制御する制御部と、を有する紙葉類処理装置と、前記紙葉類処理装置を制御する制御装置と、を備える紙葉類処理システムであって、
前記制御部および前記制御装置は、前記紙葉類処理装置の各部を制御して、前記受入口から受け入れられた紙葉類を順に搬送しつつ識別し、1枚の真の紙葉類であると識別された正常紙葉類を紙葉類の種類に対応する前記紙葉類収納部に収納すると共に、種類または枚数を確定できないか偽の紙葉類であると識別された非正常紙葉類を前記排出口に排出する受け入れ処理と、指示に応じて前記受け入れ処理において前記受入口から受け入れられた紙葉類を排出するキャンセル処理と、を行い、前記キャンセル処理の際に、各前記紙葉類収納部について、前記受け入れ処理において収納された紙葉類の枚数である受け入れ時収納枚数に基づき必要排出枚数を設定し、前記紙葉類収納部からの前記必要排出枚数の紙葉類の繰り出しと、繰り出された紙葉類の識別と、識別された正常紙葉類の第1の前記排出口への排出と、を行う排出処理を開始し、前記排出処理において前記必要排出枚数の正常紙葉類の排出完了前に非正常紙葉類が検出された場合には、非正常紙葉類と、該非正常紙葉類に続いて前記紙葉類収納部から繰り出された後続紙葉類と、を第2の前記排出口に排出し、前記必要排出枚数から、前記排出処理において前記第1の排出口へ排出された第1の排出紙葉類の枚数と前記第2の排出口へ排出された第2の排出紙葉類の枚数との合計である合計既排出枚数を差し引いた特定枚数がゼロより大きい場合には、前記必要排出枚数を前記特定枚数と同数に更新してさらなる前記排出処理を開始する、紙葉類処理システム。
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