JPH0696325A

JPH0696325A - 還流式紙幣取扱装置

Info

Publication number: JPH0696325A
Application number: JP26907492A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Kitano; 和彦北野; Hiroyoshi Hosokawa; 博宜細川
Original assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Asahi Electronics Co Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Asahi Electronics Co Ltd
Priority date: 1992-09-14
Filing date: 1992-09-14
Publication date: 1994-04-08

Abstract

(57)【要約】【目的】きれいな紙幣を優先して出金することができ
る還流式紙幣取扱装置を提供する。【構成】入出金口１から一時スタッカ11へ収納された
紙幣あるいは装填用カセット10内の紙幣を鑑別部２によ
り鑑別して万円券用のリサイクルボックス(ＲＢ)４、
５、千円券用のＲＢ６に収納するとき、鑑別部２で金種
と正損レベルを鑑別し、金種が万円券で、正損レベルが
上のものはゲート７を制御してＲＢ４に、正損レベルが
中のものはゲート８を制御してＲＢ５に、正損レベルが
下のものはリジェクトボックス(ＲＪＢ)３に収納する。
金種が千円券で、正損レベルが上、中のものはゲート９
を制御してＲＢ６に、正損レベルが下のものはＲＪＢ３
に収納する。出金時には、万円券出金のときは、きれい
な紙幣が収納されているＲＢ４を優先して指定し、顧客
にきれいな紙幣で支払いができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、金融機関等で使用され
る現金自動取引装置等の還流式紙幣取扱装置に係り、特
にきれいな紙幣を優先して利用することができるように
した還流式紙幣取扱装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の還流式紙幣取扱装置は、特開昭６
１−２９０５８８号記載のように、鑑別部で紙幣の判定
を行い、出金紙幣として再利用可能な万円券は、万円専
用の１つのリサイクルボックスへ、同様に再利用可能な
千円券は、千円券専用の１つのリサイクルボックスへ収
納することにより、入金紙幣を出金紙幣として利用して
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、再利
用可能な千円券は、１つの千円券リサイクルボックスに
収納する。また、再利用可能な万円券は、１つの万円券
サイクルボックスに収納する。従って、再利用可能な紙
幣について、きれいな紙幣ときれいでない紙幣のリサイ
クルボックスを分けて、正損レベル毎に整理して収納で
きないという問題点があった。また、再利用可能な紙幣
を金種毎に１つのリサイクルボックスに収納して出金す
るため、再利用可能紙幣であれば、汚れた紙幣でも出金
され、顧客に対するサービスの低下が問題である。ま
た、同様にきたない紙幣を出金するということは、ジャ
ム等の発生要因の大きな要素となり、ＡＴＭ稼動率低下
が問題となった。

【０００４】本発明の目的は、ＡＴＭ内の再利用可能な
紙幣を、正損レベル毎に分けてリサイクルボックスに収
納することにより、きれいな紙幣ときれいでない紙幣と
を区別してスタックすることにある。本発明の他の目的
は、出金時に、正損レベル毎に分けて収納されているリ
サイクルボックスから、きれいな紙幣を優先して出金す
ることにより、顧客に対するサービスを向上することに
ある。本発明のさらに他の目的は、きれいな紙幣を優先
的に使用することにより、ＡＴＭのジャム発生率を下げ
て、ＡＴＭの稼動率向上を図ることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】還流式紙幣取扱装置に、
少なくとも１つの金種のリサイクルボックスを紙幣の正
損レベル対応に複数個設け、還流式紙幣取扱装置の制御
部に、鑑別部が紙幣を前記少なくとも１つの金種の紙幣
と鑑別したとき、該紙幣の鑑別結果である正損レベルに
応じて対応するリサイクルボックスに紙幣を収納するよ
う搬送ゲートを制御する手段を設けている。また、還流
式紙幣取扱装置の制御部に、紙幣出金時に前記少なくと
も１つの金種の紙幣をリサイクルボックスから出金する
とき、正損レベルの最も良い紙幣を収納しているリサイ
クルボックスを指定する手段を設けている。

【０００６】

【作用】紙幣を鑑別部が鑑別し、該紙幣が複数のリサイ
クルボックスの設けられた金種の紙幣と鑑別されたと
き、該紙幣の鑑別結果である正損レベルに応じて対応す
るリサイクルボックスに紙幣が収納されるため、きれい
な紙幣ときれいでない紙幣とがそれぞれ別々のリサイク
ルボックスに収納される。出金時には、きれいな紙幣が
収納されたリサイクルボックスが優先して選択されるた
め、顧客にきれいな紙幣で支払いをすることができる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図６及び表
１により説明する。図１は、金融機関等で利用される還
流式紙幣取扱装置（以下、ＡＴＭという）の機構図を示
す。ＡＴＭは、ＡＴＭ外部より紙幣を取込みあるいはＡ
ＴＭ内部から外部へ紙幣を取出すための入出金口（ＣＳ
Ｍ）１、搬送路上の紙幣を鑑別するための鑑別部２、搬
送路上の紙幣を集積するためのスタック機構および集積
された紙幣を搬送路１６へ繰り出すためのフィード機構
を持つリサイクルボックス（ＲＢ）４〜６と装填用カセ
ット（以下、カセットという）（ＣＳＴ）１０、搬送路
上の紙幣をスタックするためのスタック機構を有するリ
ジェクトボックス（ＲＪＢ）３、ＣＳＴ１０内部を分割
するか否かを制御するためのセパレータ機構１５、ＣＳ
Ｍ１、鑑別部２、ＲＪＢ３、ＲＢ４〜６および一時スタ
ッカ（ＮＳＴＫ）１１に紙幣を搬送するための搬送路１
６、搬送路上の紙幣をＲＢ４のスタック方向に搬送する
か否かの紙幣搬送ルートを決めるための搬送ゲート（以
下、ゲートという）７、ＲＢ５スタック方向に搬送する
か否かの紙幣搬送ルートを決めるためのゲート８、ＲＢ
６スタック方向に搬送するか否かの紙幣搬送ルートを決
めるためのゲート９、ＣＳＭのスタツク方向を決めるゲ
ート１２、ＲＪＢ３あるいはＮＳＴＫ１１へののスタッ
ク方向を決めるゲート１４、鑑別部２からゲート７、
８、９あるいはゲート１３への紙幣搬送方向を決めるゲ
ート１３によって構成される。

【０００８】図２は、ＡＴＭの紙幣の収納、取出し制御
に係る制御ブロック図を示す。他の制御、例えば、磁気
カード読み書き制御等、については図示および説明を省
略した。上位回線制御部２１は、ＡＴＭ全体をセンタ等
から制御するための情報を回線を介して受信して主制御
部２５に出力し、受信したデータによる動作の終了結果
を主制御部２５から受けてセンタ等に報告するための送
信を行う。搬送モータ制御部２２は、主制御部２５の起
動／停止命令により、搬送モータの回転を制御する。ゲ
ート制御部２３は、主制御部２５のゲートＯＮ／ＯＦＦ
命令により、搬送方向を決めるゲートを駆動する。セン
サ制御部２４は、主制御部のＯＮ命令によりＡＴＭに実
装されているセンサを駆動するときにセンサの出力信号
を主制御部２５に出力する。収納機構制御部２６は、主
制御部２５のスタック開始命令／スタック停止命令によ
り、搬送路上の紙幣をスタックするモードまたはスタッ
クしないモードに切替える。取出機構制御部２７、主制
御部２５のフィード起動／停止命令により、ＣＳＭ／Ｒ
Ｂ４，５，６，ＣＳＴ１０にそれぞれ集積されている紙
幣を搬送路１６に繰出すか、繰出しを停止するかを決め
る。鑑別機構制御部２８は、主制御部２５の起動／停止
命令により、搬送路上の紙幣の鑑別情報を出力する。主
制御部２５は、上位回線制御部２１の受信情報に従っ
て、紙幣搬送モータ制御部２２と搬送路切替えゲート部
２３とセンサ制御部２４と収納機構制御部２６と取出機
構制御部２７と鑑別機構制御部２８を制御し、ＡＴＭの
動作終了時に、一連の構成要素の終了情報を上位回線制
御部２１を介して出力する。

【０００９】図３は、紙幣を装填するためのフローチャ
ートを示す。ＡＴＭを運用する銀行員は、業務開始前に
ＡＴＭに出金するための紙幣をセットする。以下、紙幣
をセットするための装填動作について説明を行う。係員
は装填するための紙幣をＣＳＴ１０にセットする。次
に、ＡＴＭに装填の駆動をかける。主制御部２５は、Ｒ
Ｂ４，５，６の収納機構に、スタック開始命令を発行す
ることにより、ＲＢ４，５，６はスタック可能モードに
移行する。次に、搬送モータ制御部２２に搬送モータＯ
Ｎ命令を発行すると搬送モータは回転する。ＣＳＴ１０
に繰出し命令を発行すると、ＣＳＴ１０にセットされた
装填紙幣は１枚づつ搬送路１６に繰出される。搬送路上
の紙幣は、鑑別部２に搬送される。鑑別部２は、搬送路
上を紙幣が通る毎に、金種と正損レベルを検出する。ま
た、ＲＢ４，５，６の満杯情報を図示していないセンサ
により検出する。そして、主制御部２５、金種情報と正
損レベル情報と満杯情報によりスタック先が決定され
る。

【００１０】表１は、金種、正損レベル及び満杯情報に
より紙幣スタック先を決定するための表である。

【００１１】

【表１】

【００１２】還流紙幣取扱い装置は、千円券を還流して
入出金するためのＲＢ６と、万円券を還流して入出金す
るためのＲＢ４，５を有する。そこで、出金時に再利用
可能と考えられる正損レベル上から中までの千円紙幣に
ついては、ＲＢ６にスタックする。また、出金紙幣とし
て再利用が無理と考えられる下レベルのものは、ＲＪＢ
３ヘスタックする。またスタック先が満杯の場合はＲＢ
６に収納できないため損券レベルに関係なくＲＪＢ３に
スタックする。一方、万円紙幣については、正損レベル
上のものはＲＢ４に、正損レベル中のものはＲＢ５にス
タックする。また、還流使用が無理と考えられる下レベ
ルの紙幣はＲＪＢ３へスタックする。また、収納先ＲＢ
４が満杯及び収納先ＲＢ５が満杯の場合、収納不可とし
て、ＲＪＢ３にスタックする。一方、鑑別器２で不明券
あるいは５千円券と判定された場合は、いずれの場合も
再利用して出金することは不可能であるとしてＲＪＢ３
に収納する。

【００１３】このスタック先の決定により、ゲート７，
８，９，１２，１３，１４を制御して紙幣のスタック制
御を行う。ＲＢ４、５、６にスタックされる紙幣はゲー
ト１３そしてゲート７、８、９を経てそれぞれスタック
され、ＲＪＢ３にスタックされる紙幣はゲート１３、ゲ
ート１４を経てＲＪＢ３にスタックされる。主制御部２
５は、例えば、複数のテーブルを備え、これらのテーブ
ルを用いて紙幣スタック先の決定、各ゲートの制御等を
行なう。図示していないＣＳＴ空検知センサにより、Ｃ
ＳＴ１０の装填紙幣が空になると、ＣＳＴ１０の取出機
構に停止命令を発行して取出制御を停止する。次いで搬
送モータ制御部２２にＯＦＦ命令を発行して、搬送モー
タを停止する。また、ＲＢ４，５，６のスタック機構に
対して、スタック停止命令を発行してスタック制御を終
了する。以上の手順により、ＣＳＴ１０の装填紙幣をＲ
Ｂ４，５，６及びＲＪＢ３にスタックし、一連の装填動
作を終了する。

【００１４】次にＡＴＭは、顧客との間で入出金サービ
スを行う運用モードに移行する。ＡＴＭの入金処理は、
顧客の入金紙幣を計数し、入金紙幣の合計の確認を行う
までの入金計数処理と、顧客の確認を行った後、紙幣を
ＲＢに収納する迄の入金収納処理により構成される。

【００１５】図４は、紙幣を入金計数するフローチャー
トを示す。入金計数はＣＳＭ１に入金された紙幣を鑑別
部２によって計数した後、入金された金額と計数値が一
致せず取消された時のために、収納箱に収納せずに、一
時的に一時スタッカ（ＮＳＴＫ）１１に収納しておくと
いうものである。以下に、入金計数するための入金計数
動作について説明する。入金紙幣はＣＳＭ１に入れられ
る。次に、主制御部２５は一時スタッカ１１の収納機構
に、スタック開始命令を発行することにより一時スタッ
カ１１は、スタック可能モードに移行する。そして、鑑
別部２を起動する。次に、搬送モータ制御部２２に搬送
モータＯＮ命令を発行すると搬送モータは回転する。Ｃ
ＳＭ１に繰出し命令を発行すると、ＣＳＭ１に入金され
た入金紙幣は１枚づつ搬送路に繰り出される。紙幣は、
図の下方に搬送され鑑別部２を通り鑑別計数され、偽紙
幣はゲート１３によりＣＳＭ１に戻され、正紙幣はゲー
ト１３、ゲート１４を経てＮＳＴＫ１１へ搬送される。
図示していないＣＳＭ空検知センサにより、ＣＳＭ１の
入金紙幣が空になるとＣＳＭ１の取出機構に停止命令を
発行して取出制御を終了する。次いで搬送モータ制御部
２２にＯＦＦ命令を発行して搬送モータを停止する。ま
た、一時スタッカ１１のスタック機構に対してスタック
停止命令を発行してスタック制御を終了する。以上の手
順により入金された紙幣を鑑別部２により鑑別計数し、
一時スタッカ１１にスタックし一連の入金計数動作を終
了する。

【００１６】図５は、紙幣を入金収納するフローチャー
トを示す。ＣＳＭ１に入金された紙幣は、入金計数命令
によって一時スタッカ１１に収納されるが、入金金額と
入金計数金額が一致していることが確認されると、一時
スタッカ１１からＲＢ４，５，６に収納する。以下、一
時スタッカからＲＢ４，５，６に紙幣を搬送する入金収
納動作について説明を行う。入金金額が確認されるとま
ず主制御部２５は、ＲＢ４，５，６の収納機構に、スタ
ック開始命令を発行することにより、ＲＢ４，５，６は
スタック可能モードに移行する。次に搬送モータ制御部
２２に搬送モータＯＮ命令を発行すると搬送モータは回
転する。一時スタッカ１１に、繰出し命令を発行する
と、一時スタッカ１１に収納された入金紙幣は１枚づつ
搬送路１６に繰出される。搬送路上の紙幣は、鑑別部２
に搬送される。鑑別部２は搬送路上を紙幣が通る毎に、
金種と正損レベルを検出する。また、ＲＢ４，５，６の
満杯情報を図示していないセンサにより検出する。そし
て、主制御部２５は、表１に示されるように金種情報と
正損レベル情報と満杯情報によりスタック先を決定す
る。このスタック先の決定により、ゲート７，８，９，
１２，１３，１４を制御して紙幣のスタック制御を行
う。ＲＢ４，５，６へ搬送される紙幣はゲート１３によ
りゲート７、８、９の方向へ搬送され、ゲート７、８、
９により対応するリサイクルボックスに収納され、ま
た、ＲＪＢ３へ搬送される紙幣はゲート１３によりゲー
ト１４の方向へ搬送され、ゲート１４によりＲＪＢ３に
収納される。図示していない一時スタッカ空検知センサ
により、一時スタッカ１１の入金紙幣が空になると、一
時スタッカ１１の取出し機構に停止命令を発行して取出
し制御を終了する。次いで搬送モータ制御部２２に、Ｏ
ＦＦ命令を発行して搬送モータを停止する。また、ＲＢ
４，５，６のスタック機構に対して、スタック停止命令
を発行してスタック制御を終了する。以上の手順によ
り、一時スタッカ１１の装填紙幣をＲＢ４，５，６にス
タックし、一連の入金収納動作を終了する。

【００１７】図６は、紙幣を出金するフローチャートを
示す。出金は、顧客がＡＴＭに要求した金額を、還流紙
幣をスタックしてあるＲＢ４，５，６より繰出し、鑑別
部２で鑑別した後、ゲート１３により正券は入出金口１
へスタックし、損券はリジェクトボックス（ＲＪＢ）３
へスタックするというものである。また、万円券の出金
については、正損レベル上の美しい紙幣が集積してある
ＲＢ４を優先する。以下、出金動作について説明を行
う。顧客の要求する出金金額が確認されると、まず主制
御部２５はＣＳＭ１の収納機構にスタック開始命令を発
行することにより、ＣＳＭ１はスタック可能モードに移
行する。次に搬送モータ制御部２２に搬送モータＯＮ命
令を発行すると搬送モータは回転する。そして、まず万
円券の出金を行うが、万円券の出金はＲＢ４を優先する
ためＲＢ４に繰り出し命令を発行すると、ＲＢ４に集積
されている紙幣は１枚づつ搬送路１６に繰出される。そ
して、万円券を指定枚数繰出すと万円券の出金を止める
が、図示していないＲＢ４空検知センサによってＲＢ４
が空であることが検知されると、ＲＢ４の繰出しを停止
して、ＲＢ５に繰出し命令を発行してＲＢ５より万円券
の出金を指定枚数繰出されるまで行った後、ＲＢ５に繰
出し停止命令を発行し取出制御を終了する。次に、千円
券の出金は、ＲＢ６に繰出し命令を発行して、指定枚数
の出金を行い、ＲＢ６に繰出し停止命令を発行し取出制
御を終了する。次いで、搬送モータ制御部２２にＯＦＦ
命令を発行して、搬送モータを停止する。また、ＣＳＭ
１のスタック機構に対して、スタック停止命令を発行し
てスタック制御を終了する。以上の手順により、ＲＢ
４，５，６より、指定金額の紙幣をＣＳＭ１にスタック
し、一連の出金動作を終了する。

【００１８】以上説明したように、ＡＴＭ外部から紙幣
を取込む場合、例えば万円紙幣の装填や入金動作の際
は、美しい紙幣をＲＢ４にまた、汚れた紙幣をＲＢ５に
収納する。一方、ＡＴＭから外部に紙幣を繰出す場合、
例えば、万円券の出金動作時は、美しい万円券を集積し
ているＲＢ４より優先して紙幣を取出すため、顧客は、
美しい紙幣を受け取ることができる。また、美しい紙幣
を優先してＡＴＭ内部で利用することにより、ＡＴＭダ
ウンを防止し、また、稼動率向上を図ることが可能にな
る。

【００１９】本実施例では、千円紙幣のリサイクルボッ
クスを１つとしているが、万円紙幣と同様に２つとして
もよいことは云うまでもない。また、千円紙幣、万円紙
幣のリサイクルボックスをそれぞれ２以上設けてもよ
い。本実施例では、美しい紙幣と、汚れた紙幣をレベル
分けしているが、未使用券と流通券を分けることによ
り、ＡＴＭ利用者に未使用券を優先して出金するという
利用方法も考えられる。

【００２０】

【発明の効果】ＡＴＭ内の再利用可能な紙幣を、正損レ
ベル毎に分けてリサイクルボックスに収納することによ
り、きれいな紙幣ときれいでない紙幣とを区別してスタ
ックすることができる。また、出金時に、美しい紙幣を
優先して出金することができ、顧客に対するサービスを
向上することができる。さらに、美しい紙幣を優先的に
使用することにより、ＡＴＭのジャム発生率を下げて、
ＡＴＭの稼動率向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】還流式紙幣取扱装置の概略構成図である。

【図２】還流式紙幣取扱装置の制御ブロック図である。

【図３】紙幣装填処理のフローチャートを示す図であ
る。

【図４】紙幣入金計数処理のフローチャートを示す図で
ある。

【図５】紙幣入金収納処理のフローチャートを示す図で
ある。

【図６】紙幣出金処理のフローチャートを示す図であ
る。

【符号の説明】

１入出金口（ＣＳＭ）２鑑別器３リジェクトボックス（ＲＪＢ）４，５，６リサイクルボックス（ＲＢ）７，８，９，１２，１３，１４搬送ゲート１０装填用カセット（ＣＳＴ）１１一時スタッカ（ＮＳＴＫ）１５セパレータ１６搬送路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】入出金口と、入金された紙幣を一時スタ
ックする一時スタッカと、紙幣装填用スタッカと、金種
別に設けられたリサイクルボックスと、紙幣搬送路と、
該紙幣搬送路に設けられた複数の搬送ゲートと、紙幣鑑
別部と、制御部を備え、前記一時スタッカあるいは紙幣
装填用スタッカ内の紙幣を搬送し、前記鑑別部で紙幣を
鑑別し、鑑別結果に基づき前記搬送ゲートを制御して紙
幣を対応する金種のリサイクルボックスに収納する還流
式紙幣取扱装置において、少なくとも１つの金種のリサイクルボックスを紙幣の正
損レベル対応に複数個設け、前記制御部に、前記鑑別部
が紙幣を前記少なくとも１つの金種の紙幣と鑑別したと
き、該紙幣の鑑別結果である正損レベルに応じて対応す
るリサイクルボックスに紙幣を収納するよう前記搬送ゲ
ートを制御する手段を設けたことを特徴とする還流式紙
幣取扱装置。
【請求項２】請求項１記載の還流式紙幣取扱装置にお
いて、前記制御部に、紙幣出金時に前記少なくとも１つ
の金種の紙幣をリサイクルボックスから出金するとき、
正損レベルの最も良い紙幣を収納しているリサイクルボ
ックスを指定する手段を設けたことを特徴とする還流式
紙幣取扱装置。