JP2004013365A - 紙幣取扱装置 - Google Patents

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Yasutomo Kosugi
小杉 康智
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Abstract

【課題】
本発明の目的は、還流庫が満杯となっても入金取引を続けることができる紙幣取扱装置を提供することにある。
【解決手段】
本発明は、収納庫の満杯を検出する手段と、数百枚の紙幣を順番に一枚ずつ巻き取ることができる巻き取り式の一時保管庫と、一時保管庫に巻き取られた紙幣の金種情報を一枚ずつ順番に記憶する手段と、記憶した金種情報をもとに一時保管庫から収納庫に紙幣を搬送する手段を備えることにより、収納庫が満杯となった後でも一時保管庫に紙幣を巻き取ることができなくなるまでは入出金取引を続けることができるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙幣取扱装置にかかり、特に、一時保管庫を備え、紙幣の入出金取引を行う紙幣取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば金融機関などで使用される紙幣取扱装置として、特開平11−224362号公報「紙幣取扱装置」に説明されているように、入出金口、搬送路、判別部、一時保管庫、収納庫を備え、一時保管庫には巻き取り式を採用して紙幣の入出金取引を行う紙幣取扱装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の紙幣取扱装置における入金取引では、紙幣を入出金口から一時保管庫にいったん巻き取り収納庫に収納している。また、収納庫が満杯になると入金取引を行うことはできない。入金取引を行うことができるようになるには、利用者が出金取引を行うことにより収納庫内の紙幣が減るか、係員が収納庫内の紙幣を取り除くしかない。最近では係員がすぐに対応できないような場所に紙幣取扱装置が設置されていることも多い。このような状況では、他の利用者が出金取引を行うまでは入金取引を行うことはできないことになる。
【0004】
本発明は、収納庫が満杯となった後でも入出金取引を続けることができる紙幣取扱装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を採用した。
【0006】
収納庫の満杯を検出する手段と、数百枚の紙幣を順番に一枚ずつ巻き取ることができる巻き取り式の一時保管庫と、一時保管庫に巻き取られた紙幣の金種情報を一枚ずつ順番に記憶する手段と、記憶した金種情報をもとに一時保管庫から収納庫に紙幣を搬送する手段を備えることにより、収納庫が満杯となった後でも一時保管庫に紙幣を巻き取ることができなくなるまでは入出金取引を続けることができる紙幣取扱装置とした。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図1から図21を用いて説明する。
【0008】
図1は本発明の実施形態にかかる紙幣取扱装置を示す図、図2は紙幣取扱装置の制御ブロックを示す図である。これらの図において、1は入出金口、2は装置内の各所に紙幣を搬送する搬送路、3は紙幣の真偽、正損、金種などを判別する判別部、4は紙幣を一時的に巻き取る一時保管庫、5は紙幣を収納するための収納庫、6は紙幣の通過を検知する通過センサ、7は紙幣の搬送方向を切り換えるゲートである。8は収納庫の満杯を検出する満杯センサである。101は紙幣取扱装置の上位装置、102は本体回線制御部101と通信回線で接続するための回線制御部、103は搬送路2を駆動する搬送路モータ制御部、104は搬送路移動量計数部であり、搬送路2の移動量を計数する。105はセンサ制御部であり、紙幣の通過を検出する通過センサ等のセンサを制御する。106はゲート制御部であり、通過センサ6の検出信号および搬送路移動量計数部が計数した搬送路2の移動量をもとにゲート7を切り換える。107は入出金口を制御する入出金口制御部、108は一時保管庫を制御する一時保管庫制御部、109は収納庫制御部で各収納庫を制御する。110は紙幣の真偽、正損、金種などを判定する判別部、111は記憶部、112は紙幣取扱装置の各部位を制御する主制御部である。
【0009】
図3は図1の紙幣取扱装置を搭載する現金自動取引装置を示す図、図4は現金自動取引装置の制御ブロックを示す図である。現金自動取引装置は、通帳を取り扱う通帳処理機構201、明細票を発行する明細票発行機構202、磁気ストライプカードを取り扱うカード取扱機構203、紙幣を入出金する紙幣取扱装置204、利用者が操作を行う操作部205、これらを制御する本体制御部206で構成される。また現金自動取引装置は、通信回線でホストコンピュータ207と接続され取引情報などの送受信を行う。
【0010】
本実施例では、図1に示した紙幣取扱装置は、4個の収納庫5のうち最上段を還流しない紙幣を収納する入金専用のリジェクト庫、残り3個の収納庫を還流する紙幣を収納する還流庫から構成される。また、一時保管庫4はおよそ200枚の紙幣を巻き取ることができるものとする。取り扱う紙幣をユーロ紙幣7金種(5、10、20、50、100、200、500)とし、3つの還流庫の上段から10、50、100ユーロを割り当てることにする。
【0011】
利用者により操作部205から入金取引が選択された場合について図5から図11を用いて説明する。
【0012】
利用者により入金取引が選択されると、本体制御部206は紙幣取扱装置204に入金指示を送信する。紙幣取扱装置204は回線制御部102を介して指示を受信する。
【0013】
ステップ501において主制御部112は、受信した入金指示により、利用者が紙幣を投入できるように、入出金口制御部107に入出金口1を開けるよう指示する。紙幣が投入されたら主制御部112は、入出金口制御部107に入出金口1の開閉部を閉めるよう指示する。
【0014】
ステップ502において主制御部112は、満杯状態の還流庫があるかチェックする。
【0015】
満杯状態の還流庫がない場合、入出金口1に投入された紙幣をリジェクト紙幣(入金できない紙幣)とそれ以外の紙幣に振り分けるため、ステップ508において主制御部112は、搬送路2を入金方向に駆動するよう搬送路モータ制御部103に指示し、入出金口1から紙幣を一枚ずつ繰り出すよう入出金口制御部107に指示する。紙幣が判別部3を通過すると、判別部3は紙幣の真偽、正損、金種を判別し、判別結果を主制御部112に報告する。主制御部112は、判別部3の判別結果に基づき、リジェクト紙幣は入出金口1、それ以外の紙幣は一時保管庫4に振り分けるようゲート制御部106に指示する。入金された全ての紙幣をリジェクト紙幣とそれ以外に振り分け終えたら、主制御部112は、搬送路モータ制御部103に搬送路2を停止するよう指示する。
【0016】
ステップ509において主制御部112は、リジェクト紙幣があったか判定する。
【0017】
リジェクト紙幣があった場合は、利用者にリジェクト紙幣を返却するため、ステップ510において主制御部112は、入出金口制御部107に入出金口1を開けるよう指示する。紙幣が利用者によって取り出されたら、主制御部112は、入出金口制御部107に入出金口1を閉じるよう指示する。
【0018】
リジェクト紙幣がなかった場合あるいはリジェクト紙幣を返却し終えたら、一時保管庫4に巻き取られた紙幣を収納庫に収納するため、ステップ512において主制御部112は、搬送路モータ制御部103に収納方向に搬送路2を駆動、一時保管庫制御部108に一時保管庫4から紙幣を繰り出すよう指示する。主制御部112は、搬送路移動量計数部104から報告される搬送路2の移動量、およびセンサ制御部105から報告されるセンサ情報から紙幣の搬送状況を監視し、該当する収納先に紙幣を収納するようゲート制御部106に指示する。一時保管庫4に巻き取られていた紙幣をすべて還流庫あるいはリジェクト庫に収納し終えたら、主制御部112は、搬送路モータ制御部103に搬送路2を停止するよう指示する。
【0019】
ステップ514において主制御部112は、回線制御部102を介して入金処理の結果を本体制御部206に報告し、入金取引を終了する。
【0020】
満杯状態の還流庫がある場合、例えば10ユーロ庫の満杯を検出したとすると、入出金口1に投入された紙幣を図6のように10ユーロ紙幣とそれ以外の紙幣に振り分けるため、ステップ503において主制御部112は、判別部3の判別結果に基づき、紙幣の金種が10ユーロの紙幣は一時保管庫4、それ以外の紙幣は入出金口1に振り分けるようゲート制御部106に指示する。図6の場合、紙幣が判別部3を通過する毎に、判別部3から主制御部112に100ユーロ、50ユーロ、不明、10ユーロ、10ユーロ、10ユーロ、20ユーロの順に判別結果が報告され、投入された紙幣が10ユーロ紙幣とそれ以外の紙幣に振り分けられたことを示している。主制御部112は、一時保管庫に紙幣を巻き取る毎に、図7のように巻き取った紙幣の金種情報を一時保管庫金種情報記憶領域に記憶し、金種情報記憶位置を更新する。入金された紙幣を10ユーロ紙幣とそれ以外の紙幣に振り分け終えたら、主制御部112は、搬送路モータ制御部103に搬送路2を停止するよう指示する。
【0021】
紙幣の振り分け中に一時保管庫4が満杯となってしまった場合は、これ以上紙幣を入金するこができないので、ステップ505において入金された紙幣をすべて利用者に返却し、入金取引できない旨を利用者に知らせる。
【0022】
ステップ506において主制御部112は、入出金口1に搬送された10ユーロ以外の紙幣があるか判定する。
【0023】
入出金口1に10ユーロ以外の紙幣がある場合、利用者にいったん紙幣を取り出して再度投入してもらうため、ステップ507において主制御部112は、入出金口制御部107に入出金口1を開けるよう指示し、紙幣が投入されたら、主制御部112は、入出金口制御部107に入出金口1を閉じるよう指示する。
【0024】
再投入された紙幣を図8のようにリジェクト紙幣とそれ以外に振り分けるため、ステップ508において主制御部112は、搬送路モータ制御部103に搬送路2を入金方向に駆動、入出金口制御部107に入出金口1から紙幣を一枚ずつ繰り出すよう指示する。主制御部112は、判別部3の判別結果に基づき、リジェクト紙幣は入出金口1、それ以外の紙幣は一時保管庫4に振り分けるようゲート制御部106に指示する。図8の場合、判別部3から100ユーロ、50ユーロ、不明、20ユーロの順で主制御部112に判別結果が報告され、再投入された紙幣がリジェクト紙幣とそれ以外の紙幣に振り分けられたことを示している。主制御部112は、一時保管庫4に紙幣を巻き取る毎に、図9のように紙幣の金種情報を一時保管庫金種情報記憶領域に記憶していく。図9では1回目の満杯金種振り分け搬送で10ユーロ3枚が一時保管庫4に巻き取られ、2回目のリジェクト紙幣振り分け搬送で100ユーロ1枚、50ユーロ1枚、20ユーロ1枚が一時保管庫4に巻き取られたことを示している。紙幣を振り分け終えたら、主制御部112は、搬送路モータ制御部103に搬送路2を停止するよう指示する。
【0025】
リジェクト紙幣があった場合は、満杯の還流庫がないときと同様にして利用者にリジェクト紙幣を返却する。
【0026】
図10のように満杯金種(10ユーロ)以外の紙幣を収納庫5に収納するため、ステップ513において主制御部112は、搬送路モータ制御部103に収納方向に搬送路2を駆動させるよう指示する。主制御部112は、一時保管庫金種情報記憶領域に記憶した情報に基づき、一時保管庫制御部108に満杯金種(10ユーロ)以外の紙幣を繰り出すよう指示する。主制御部112は、一時保管庫4から紙幣が繰り出しされる毎に、図11のように一時保管庫金種情報記憶領域の金種情報記憶位置を更新する。満杯金種(10ユーロ)以外の紙幣を収納し終えたら、主制御部112は、搬送路モータ制御部103に搬送路2を停止するよう指示する。
【0027】
ステップ514において主制御部112は、回線制御部102を介して入金処理の結果を本体制御部206に報告し、入金取引を終了する。
本実施例では10ユーロ紙幣を一時保管庫4に巻き取られた状態で次の取引を行うことになる。
【0028】
利用者により操作部205から出金取引が選択された場合について図12から図18を用いて説明する。
【0029】
利用者により出金取引が選択されると、本体制御部206は紙幣取扱装置204に出金指示を送信する。紙幣取扱装置204は回線制御部102を介して指示を受信する。
【0030】
ステップ701において主制御部112は、満杯状態の還流庫があるかチェックする。
【0031】
満杯状態の還流庫がない場合、ステップ702において主制御部112は、搬送路2を出金方向に駆動するよう搬送路モータ制御部103に指示した後、利用者が指定した金額に従い、それぞれの還流庫から繰り出す紙幣の枚数を収納庫制御部109に指示する。例えば利用者によって出金金額を50ユーロと指定された場合は、50ユーロ庫から1枚繰り出すよう指示する。還流庫から入出金口1に紙幣を搬送する際、判別部3においてリジェクト紙幣(出金できない紙幣)と判定された紙幣は一時保管庫4に搬送する。利用者が指定した金額になるまで紙幣を入出金口1に搬送し終えたら、主制御部112は、搬送路モータ制御部103に搬送路2を停止するよう指示する。一時保管庫4にリジェクト紙幣がある場合は、リジェクト紙幣を一時保管庫4からリジェクト庫に搬送するため、主制御部112は、搬送路モータ制御部103に搬送路2を収納方向に駆動、一時保管庫制御部108にリジェクト紙幣がなくなるまで紙幣を繰り出すよう、収納庫制御部109に紙幣を収納するよう指示する。
【0032】
満杯状態の還流庫がある場合、ステップ703において主制御部112は、搬送路2を出金方向に駆動するよう搬送路モータ制御部103に指示した後、満杯状態の還流庫を優先繰り出す紙幣の枚数を決め、収納庫制御部109に繰り出し枚数を指示する。例えば図13のように10ユーロ庫が満杯状態のとき、利用者によって出金金額を50ユーロと指定された場合、主制御部112は、収納庫制御部109に10ユーロ庫から紙幣を5枚繰り出すよう指示する。
【0033】
還流庫から紙幣が繰り出される毎に、主制御部112は、満杯状態の還流庫から繰り出した枚数を計数し、図14のように満杯還流庫出金枚数記憶領域に計数結果を記憶する。判別部3においてリジェクト紙幣と判定された紙幣は一時保管庫4に搬送される。このとき主制御部112は、図15のように一時保管庫に巻き取られたリジェクト紙幣情報を一時保管庫金種情報記憶領域に記憶する。
【0034】
利用者が指定した金額分の紙幣を入出金口に搬送し終えたら、主制御部112は、搬送路モータ制御部103に搬送路2を停止するよう指示する。
【0035】
図13では入出金口1に紙幣を5枚搬送する間に1枚リジェクト紙幣が発生したことを示している。図13のようにリジェクト紙幣が一時保管庫4にある場合、リジェクト紙幣をリジェクト庫に収納するため、主制御部112は、搬送路モータ制御部103に搬送路2を収納方向に駆動するよう、記憶した一時保管庫金種情報に基づき一時保管庫制御部108にリジェクト紙幣がなくなるまで紙幣を繰り出すよう、収納庫制御部109に搬送されてくる紙幣をリジェクト庫に収納するよう指示する。一時保管庫からリジェクト紙幣が繰り出される毎に、主制御部112は、図15のように一時保管庫金種情報記憶領域を更新する。
【0036】
ステップ704において主制御部112は、入出金口制御部107に入出金口1を開けるよう指示する。紙幣が利用者によって取り出されたら、主制御部112は、入出金口制御部107に入出金口1を閉じるよう指示する。
【0037】
ステップ705において主制御部112は、回線制御部102を介して出金処理の結果を本体制御部206に報告する。
【0038】
ステップ706において主制御部112は、一時保管庫4に紙幣があるかチェックし、紙幣がなければ処理を終了し、紙幣がある場合は一時保管庫金種情報記憶領域の金種情報記憶位置の金種が割り当てられた還流庫の満杯還流庫出金枚数記憶領域を参照する。
【0039】
ステップ707において主制御部112は、記憶した出金枚数が0枚かチェックする。出金枚数が0枚でなければ、図16のように一時保管庫にある紙幣を収納するため、ステップ708において主制御部112は、一時保管庫制御部108に紙幣を1枚繰り出すように指示する。紙幣が繰り出される毎に、主制御部112は、図17のように一時保管庫金種情報記憶領域の金種情報記憶位置を1減算する。主制御部112は、紙幣が10ユーロ庫に収納されたら、図18のように満杯還流庫出金枚数記憶領域の10ユーロ庫の枚数を1減算する。主制御部112は、一時保管庫4から収納庫5に搬送できなくなるまでこれを繰り返す。収納搬送が終了した後、主制御部112は、還流庫の満杯チェックを行い、満杯でなければ図18のように満杯還流庫出金枚数記憶領域の出金枚数をクリアして処理を終了する。
【0040】
本実施例では10ユーロ庫から5枚紙幣が繰り出されたので、一時保管庫4に収納されている3枚の10ユーロ紙幣は、すべて10ユーロ庫に収納される。一時保管庫4に収納されている10ユーロ紙幣の枚数が出金枚数より多く、すべて10ユーロ庫に収納できなかった場合は、一時保管庫4に紙幣を残した状態で次の取引を受け付けることになる。
【0041】
入金取引の第2の実施例を図19から図21を用いて説明する。
【0042】
図19のように1回目の搬送で、入金紙幣のうち満杯となっている還流庫に割り当てられた金種の紙幣およびリジェクト紙幣を入出金口1、それ以外の収納可能な紙幣を一時保管庫4に搬送する。
【0043】
次に図20のように一時保管庫4に収納した紙幣を各収納庫に搬送する。入出金口1にある紙幣は、いったん利用者に返却してから再度入金してもらう。
【0044】
利用者により再度紙幣が入金されたら、図21のように再度入金された紙幣のうちリジェクト紙幣は入出金口1、満杯となっている還流庫に割り当てられた金種の紙幣を一時保管庫4に搬送する。このとき、他の金種の紙幣を検出した場合は、その紙幣、および一時保管庫4に収納した満杯となっている還流庫に割り当てられた金種の紙幣を入出金口1へ搬送し、いったん利用者に返却してから図19で示した搬送を再度行うようにする。入出金口1に搬送されたリジェクト紙幣を利用者に返却して入金取引を終了する。
【0045】
以上のようにすれば、還流庫が満杯となっても一時保管庫4に紙幣を巻き取った状態で入出金取引を行うことができ、一時保管庫4に紙幣を巻き取ることができなくなるまでは、入金取引を受け付けることができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、一時保管庫に紙幣を巻き取ったまま入出金取引を行うので、還流庫が満杯となった後でも入出金取引を続けることができ、利用者に対するサービス向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる紙幣取扱装置の概略を示す図である。
【図2】紙幣取扱装置の制御ブロックを示す図である。
【図3】現金自動取引装置の概観を示す図である。
【図4】現金自動取引装置の制御ブロックを示す図である。
【図5】入金取引時の処理を示すフローチャートである。
【図6】満杯還流庫があるときの満杯金種紙幣区分搬送を示す図である。
【図7】満杯金種紙幣区分搬送時の一時保管庫金種情報記憶領域を示す図である。
【図8】満杯還流庫があるときのリジェクト紙幣区分搬送を示す図である。
【図9】リジェクト紙幣区分搬送時の一時保管庫金種情報記憶領域を示す図である。
【図10】満杯還流庫があるときの紙幣収納搬送を示す図である。
【図11】紙幣収納搬送時の一時保管庫金種情報記憶領域を示す図である。
【図12】出金取引時の処理を示すフローチャートである。
【図13】満杯還流庫があるときの出金搬送を示す図である。
【図14】出金搬送後の満杯還流庫出金枚数記憶領域を示す図である。
【図15】出金搬送時の一時保管庫金種情報記憶領域を示す図である。
【図16】出金取引後の満杯金種紙幣収納搬送を示す図である。
【図17】満杯金種紙幣収納搬送時の一時保管庫金種情報記憶領域を示す図である。
【図18】満杯金種紙幣収納搬送後の満杯還流庫出金枚数記憶領域を示す図である。
【図19】満杯還流庫があるときの収納可能紙幣区分搬送を示す図である。
【図20】満杯還流庫があるときの紙幣収納搬送を示す図である。
【図21】満杯還流庫があるときの満杯金種紙幣区分搬送を示す図である。
【符号の説明】
1…入出金口、2…搬送路、3…判別部、4…一時保管庫、5…収納庫、6…通過センサ、7…ゲート、8…満杯センサ、101…上位装置、102…上位回線制御部、103…搬送路モータ制御部、104…搬送路移動量計数部、105…センサ制御部、106…ゲート制御部、107…入出金口制御部、108…一時保管庫制御部、109…収納庫制御部、110…判別部、111…記憶部、112…主制御部、201…通帳処理機構、202…カード取扱機構、203…明細票発行機構、204…紙幣取扱装置、205…操作部、206…本体制御部、207…ホストコンピュータ。

Claims (3)

  1. 利用者が紙幣を入出金する入出金口と、紙幣の金種を判別する判別部と、紙幣を一時的に保管する一時保管庫と、紙幣を収納する紙幣収納庫と、紙幣を搬送するための搬送路と、前記入出金口、判別部、一時保管庫、収納庫、搬送路を制御する主制御部と、記憶部とからなる紙幣取扱装置において、収納庫の満杯を検出する手段と、入金紙幣を分類して一時保管庫に保管する手段と、一時保管庫に保管した紙幣の金種を一枚ずつ順番に記憶する手段と、記憶した金種情報をもとに紙幣を収納庫に収納する手段を備えることにより、収納庫が満杯となった後に入金取引を行うことを特徴とする紙幣取扱装置。
  2. 請求項1の紙幣取扱装置において、一時保管庫に紙幣を保管した状態で出金取引を行うことを特徴とする紙幣取扱装置。
  3. 請求項2の紙幣取扱装置において、満杯の収納庫から優先して出金する手段と、満杯の収納庫から出金した紙幣の枚数情報を記憶する手段と、上記の枚数情報をもとに紙幣を一時保管庫から収納庫に搬送する手段を備えることにより、一時保管庫に保管している紙幣を出金取引後に収納庫に収納することを特徴とする紙幣取扱装置。
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