JP2585314B2 - 循環式貨幣処理機における出金貨幣の補充方法 - Google Patents

循環式貨幣処理機における出金貨幣の補充方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は循環式貨幣処理機における出金貨幣の補充方
法に関するもので、特に銀行等の金融機関の窓口でテラ
ーによって使用され、あるいは出納室内で使用される紙
幣の入出金精算に使用される紙幣の入出金処理機におけ
る出金貨幣の補充方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、銀行等の金融機関における窓口でテラーが客の
要求に応じて操作することにより、紙幣の入金や出金を
行うための装置として紙幣入出金機がある。また、出納
室などにおいては入出金処理機を用いて無人機コーナー
に設置されているATM(自動預金装置)やCD(現金払出
し機)、両替機などの機械から紙幣を回収したり、また
これらに紙幣を補充したりしてこの紙幣についての入出
金処理を行っている。そして、このように窓口や出納室
に設置されて使用される紙幣に関する入出金処理機器と
しては、無人コーナーや窓口の入出金機から回収されて
きた紙幣や渉外員が持帰った紙幣を金種別に分類計数し
て収納する紙幣分類収納機、補充に際して使用される紙
幣投出機、そして100枚単位で結束された結束紙幣を作
る紙幣結束機、更には上記分類収納された紙幣を正損に
分けると共に正券については金種別に区分けしあるいは
結束する紙幣整理機等多くの機器がある。これらの機器
は通常単体で購入されて使用される。しかしながら、多
数の機器を用いるのは煩雑であるため、各種機能を統合
した紙幣入出金処理機が開発されている。
このような紙幣入出金処理機は一般に循環式の入出金
機となっており、入金した紙幣を再び出金用に使用する
ように、紙幣の収納と繰出しを兼ねた収納取出しユニッ
トが設けられている。そして、最近は入金を行いながら
出金を行う並行処理を可能とした装置も出現している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような並行処理可能な循環式入出
金機においては、出金処理中に出金紙幣がなくなってエ
ンプティもしくはエンプティに近い状態であるニアエン
ド状態となったときは同じ金種の紙幣を継続して出金す
ることはできなくなるため、今まで放出した紙幣を取り
消し処理をして回収したり、一旦機械を取扱中止にして
紙幣を収納繰出しユニットに人為的に補充してから再度
出金処理を最初からやり直す等の煩雑な処理が必要とな
っている。
このため、係員の負担が増大する他、出金取引の完了
が遅れ、客が出金紙幣を手にするのが遅れ、長時間待た
せる結果になっている。
本発明はこのような問題点を解決するためになされた
もので、出金処理を迅速に行うことができるような循環
式貨幣処理機における出金貨幣の補充方法を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、入金された貨幣を真偽、金種、表
裏、正損等を識別した上で金種別に収納するとともにす
るとともに必要に応じて金種別に一枚ずつ取出す収納取
出部を備えて入金および出金を行うとともに不足貨幣に
ついては補充を行うようにした循環式貨幣処理機におけ
る出金貨幣の補充方法において、出金処理を行っている
時に収納取出部における当該金種の収納量が空またはそ
れに近い所定量となったときに出金処理を一時停止させ
て入金処理を行い、この入金処理により取込まれた貨幣
について識別した結果、不足している金種であるときは
出金貨幣としての計数を行って直接出金口に送出し、出
金された枚数が出金すべき枚数に達したときはそれ以降
に取込まれる貨幣を収納取出部に金種別に収納するよう
にしたことを特徴としている。
〔作用〕
出金処理中に収納庫内の出金対象貨幣が減少してエン
プティあるいはニアエンド状態となったときは入金口に
貨幣を装填して取込む。この取込まれた貨幣を金種を判
別して出金対象貨幣であるときは収納を行うことなく直
接出金系に搬送するようにしているので出金貨幣を迅速
に確保することが可能となり、出金処理が迅速に行われ
る。
〔実施例〕
以下図面を参照しながら本発明の一実施例を詳細に説
明する。
第2図は本発明が適用される循環式の貨幣入出金処理
機の一例としての紙幣入出金処理機の全体を示す概略構
成図であって、同図によればこの紙幣入出金処理機はそ
れぞれ接離可能な別筐体とされた入出金ユニット100、
結束収納ユニット200、札束出金ユニット300より成って
いる。以下これら各ユニットにつき構成と動作を説明す
る。
(入出金ユニット100) 入金繰出し部101はバラ紙幣を一括して装填する事に
より取込ローラ等によって1枚ずつ搬送路aに取込むも
のであり、搬送路aは入金識別部103に結合されてい
る。
入金識別部103は搬送路a又は後述する搬送路xから
送られてくる紙幣について、真偽、正損、金種、表裏、
厚み異常券等を識別して各々識別信号を出力する。
この入金識別部103を通った紙幣は表裏取揃部104にお
いて偽券、異常券以外の正常券の全金種について必要な
反転を行って表裏を取揃えられる。表裏の取揃えは、入
金識別部103における表裏検出信号に基づきそのままの
姿勢で紙幣を搬送する搬送路(図示せず)と、反転させ
る搬送路(図示せず)とを切換えることによって行な
う。リジェクト部105は偽券、異常券を搬送路cから排
出する部分であって、排出された紙幣を係員がここから
取出すことができる。
出金リジェクトボックス106は損券および後述する出
金識別部212で識別された異常紙幣を回収する部分であ
る。なお、回収された紙幣は別途係員が取出すことがで
きる。
カセット紙幣受渡し口113は銀行の窓口入出金機や自
動預金機、支払機等に収納されているカセット自身を回
収して、内に収納されている紙幣を取出すための図示し
ていないカセット回収ユニットから送られる紙幣を搬送
路xに受入れて識別部103に送るためのものである。
収納紙幣受渡し口114は表裏取揃部104で表裏取揃えら
れた紙幣又は後述の固定収納庫204〜206から取出された
紙幣を搬送路g,h,i,r,tを介して結束収納ユニット200に
送り出すためのものである。
入金繰出し部101又はカセット紙幣受渡し口113から送
られたバラ紙幣は入金識別部103において識別された金
種情報に基づいて、搬送路qおよびjを通して万円専用
の一時保留部201に、同様に、搬送路qおよびkを通し
て五千円専用の一時保留部202に、搬送路qおよびlを
通して千円専用の一時保留部203にそれぞれ保留され
る。なお、五百円紙幣については運搬収納庫208へ収納
させるべく一時保留部207に保留される。
各金種の固定収納庫204,205,206はそれぞれ対応する
一時保留部201,202,203で各々保留されている紙幣を別
途入力される収納命令により重積収納し、又、払出し時
には固定収納庫204,205,206の底部に各々設けられてい
る出金繰出し部209〜211により一枚ずつ取出し、搬送路
g,h,iへ送るものである。なお、これらの固定収納庫20
4,205,206の底部にはその中に収納された紙幣量が0
(エンプティ)あるいは0に近い状態(ニアエンド)で
あることを検出するためのセンサ214,215,216がそれぞ
れ設けられている。
出金識別部212は搬送路g,h,iを各々通ってきた紙幣に
ついて、前述した入金識別部103と同等の識別または金
種および斜行、若しくは厚み異常等の識別を行なうもの
である。
出金一時保留部150は払出時に各金種別の収納取出部2
04,205,206から金種別に一枚ずつ取出して出金識別部21
2により払出すべき金種であることが確認された場合搬
送路r,t,y,zを通して取出された紙幣を一時保留する。
尚、払出すべきでない、つまり異金種であることが識別
部により検出された場合には搬送路r,uな並びにj,k,lの
いずれかを通して正規の金種の一時保留部に戻すように
なっており、払出終了後、再び固定収納庫204,205,206
に収納されるようになっている。また、表裏取揃部104
か搬送路t,y,zを通して直接出金一時保留部150に紙幣を
搬送するために搬送路pが設けられている。
バラ紙幣用の出金口151は払出しに必要な金種・数量
の紙幣が取出されて出金一時保留部150に保留され、そ
の後に一括して外部に払出す口であり、係員が抜き取っ
たかどうかをセンサ(図示せず)により検出し、抜き取
りが検知されると払出し処理が終了となる。又、多量に
バラ紙幣を払出す必要がある場合には所定枚数づつ区分
して払出し、抜き取り後、続いて次の払出しを行なうよ
うにしても良い。
なお、出金一時保留部150又は出金口151にある紙幣に
ついて払出しを取消した場合には出金リジェクトボック
ス106へ搬送路mを介して回収することもできる。
尚、上述の一時保留部210,202,203、固定収納庫204,2
05,206はこのような構成に限定されることはなく、横方
向に各収納取出部を設けて金種別に上下積重ねた状態に
したようなものであってもよい。
(結束収納ユニット200) これはバラ紙幣を結束して収納する部分であり、整体
部107、結束部108、束搬送部109、束収納庫250よりな
る。まず、整体部107は搬送路sを介して送られてくる
紙幣を位置決めしながら所定枚数(例えば100枚)整え
て重積させる部分であり、通常回転羽根車を用いた2つ
の整体機構を有している。
2つの整体機構で各々所定枚数重積された紙幣束は結
束部108に運ばれ、回転機構により紙テープ等を紙幣束
の中央部に少なくとも1重巻に巻回させるようにしてい
る。尚、この紙テープには結束時、銀行名、日付、枚
数、金種、正損区分等必要事項が印刷、又は印字、押印
されるようになっている。
次に束搬送部109は第1の搬送部110と第2の搬送部11
1、第3の搬送部213から成っており、結束部108で結束
された紙幣束(以後結束紙幣と称す)を下方へ移動する
第1の搬送部110で下方に移して後述の束収納庫250へ収
納させ、又、水平方向に移動する第2の搬送部111によ
って、後述の束放出庫301へ金種別に区分して収納する
ようになっている。又、第3の搬送部213は機外へ放出
できるように図示されていない放出口へ搬送する。結束
紙幣受渡し口112は結束紙幣を後述する札束出金ユニッ
ト300側へ送るためのものである。
(札束出金ユニット300) 束放出庫301はそれぞれ万円、五千、千円用に区分さ
れた3つの収納部を前後方向に有しており、結束収納ユ
ニット200から結束紙幣受渡し口112を経て送られてきた
結束紙幣を金種に応じて前後方向に移動するベルト搬送
部302により、金種別に区分して収納するものである。
各金種別の束放出庫301の中には取出し部材が金種別の
収納部に対応して設けられ、結束紙幣の払出し時にはこ
れらの進退運動により収納されている結束紙幣を一束ず
つ取出して払出リフト303に載置し、この払出しリフト3
03が昇降機構により駆動されることにより、結束紙幣は
上方へ送られ、装置上面に設けられた束出金口304から
払出される。
以上のように入金繰出し部101から入金された紙幣は
搬送路a、入金識別部103、表裏取り揃え部104、一時保
留部201,202,203、固定収納庫204,205,206に収納され、
またこれらから出金繰出し部209,210,211,出金識別部21
2,出金一時保留部150、出金口151の順に通って出金さ
れ、この出金処理は入金処理と並行して可能となってい
る。
第5図は本発明にかかる紙幣入出金処理機のシステム
全体の制御系統を示すブロック図であって共通の制御部
1には記憶部2、操作部3、表示部4、印字部5、イン
タフェース部6が接続されており、このインタフェース
部6には各ユニットのインタフェース部21および31が接
続され、各ユニットが制御部1の指令を受けて作動する
ようになっている。尚、これらのインタフェース部は各
ユニットを接続した時に電気的に相互に接続されるよう
になっている。又、この制御部1は各ユニットで処理さ
れる紙幣についての金種別計数データ等を各インタフェ
ースを介して記憶部2に集計記憶させ、表示部4、印字
部5に必要に応じて係員別、カセット別、夜間金庫カセ
ット別、にデータ集計の上出力させ、更には補充・回収
データも出力させるようになっている。
入出金ユニット100においてはインタフェース21に接
続されたCPU22、ROM23、RAM24によって、操作部25、搬
送部26、表示部27、ゲート切換部28、識別部103,212、
表裏反転部104、収納取出部201〜211を紙幣検出部29で
確認しながら制御するようにしており、また、結束収納
ユニット200および札束出金ユニット300ではインタフェ
ース31に接続されたCPU32、ROM33、RAM34によって、搬
送部35、ゲート切換部36、整体部107、結束部108、束収
納取出部250,301、束搬送部109,302,303を束検出部311
で確認しながら制御するようにしている。また、札束出
金ユニット中の整体部扉のロック機構130および131もCP
U32により制御され、整体部内部の紙幣取出しの必要が
生じたときはロックが解除される。なお、紙幣検出部29
は複数の検出センサの集合体として表わしたものであ
る。
第1図は本発明にかかる出金貨幣の補充方法および入
金・出金並行処理方法を示すフローチャートであり、こ
れを参照して第2図に示した装置につき出金紙幣の補充
動作および入出金処理動作を詳細に説明する。
まず、出金命令が発せられると(ステップS10)、最
初に万円に対する出金フラグがオンとなっているかを調
べる(ステップS11)。この出金フラグSMFLは第3図の
ような構成となっており、後述する五千円に対する出金
フラグSGFLおよび千円に対する出金フラグSSFLと組にな
っている。
万円に対する出金フラグSMFLがオンとなっているとき
は万円の繰出しが行われ(ステップS12)、繰出し毎に
万円用の出金計数メモリの内容が1つずつ加算される
(ステップS13)。次にこの出金計数メモリの内容と出
金すべき枚数が格納された出金メモリの内容とが一致す
るかが調べられ(ステップS14)、一致していないとき
はセンサ214の出力により固定収納庫204がエンプティと
なっていないかを調べ(ステップS15)、エンプティで
なければステップS12に戻って万円繰出しを続行する。
出金計数メモリの内容が出金メモリの内容と一致したと
きは万円出金フラグSMFLをオフとして次の5千円の出金
に移行する。
固定収納庫204がエンプティになっているときは出金
を一時停止し(ステップS16)、入金処理中であるかど
うかを調べ(ステップS17)、入金処理中であれば入金
完了を待って(ステップS18)、入金紙幣中に当該エン
プティ金種である万円があれば(ステップS19)、ステ
ップS15の前に戻り、固定収納庫204に万円が収納されて
エンプティ状態が回避されたことを以て万円繰出しを再
開する。
一方、固定収納庫204がエンプティとなっている状態
において入金処理中でないとき(ステップS17)、およ
び入金紙幣中に万円がないとき(ステップS19)には出
金可能な万円が準備される可能性がないため、係員によ
る補充処理を行うべく後述するステップS70にとぶ。
なお、万円出金フラグSMFLがオフ(ステップS11)あ
るいは万円が指定枚数だけ出金されて万円出金フラグSM
FLがオフとなったとき(ステップS20)には五千円の出
金に移行するが、その動作は万円の場合と全く同じであ
り、万円の出金についての各ステップとこの万円の出金
についての各ステップ番号に20を加えたステップ番号を
有する五千円の出金についての各ステップとが対応して
いる。そして五千円出金フラグSCFLがオフ(ステップS3
1)あるいは五千円が指定枚数だけ出金されて五千円出
金フラグSGFLがオフとなったとき(ステップS40)には
千円の出金に移行する。また、固定収納庫205がエンプ
ティとなって出金一時停止(ステップS36)となってい
る状態において入金処理中でないとき(ステップS3
7)、および入金紙幣中に五千円がないとき(ステップS
39)には出金可能な五千円が準備される可能性がないた
め、ステップS70にとぶ。
千円の出金も万円および五千円の出金の場合と同様で
あり、万円の出金についての各ステップとこの万円の出
金についての各ステップ番号に40を加えたステップ番号
を有する千円の出金についての各ステップ番号とが対応
している。そして千円の出金フラグSSFLがオフであり
(ステップS51)、あるいは千円の出金が指定枚数だけ
順調に終了して千円出金フラグSSFLがオフとなった(ス
テップS60)時点で出金が終了する(ステップS62)。ま
た、固定収納庫206がエンプティとなっている状態にお
いて入金処理中でないとき(ステップS57)、および入
金紙幣中に千円がないとき(ステップS59)には出金可
能な千円が準備される可能性がないため、ステップS70
にとぶ。
ステップS70では係員に対して補充用の紙幣をセット
するように指示する追加指示を入出金処理機のメッセー
ジディスプレイに表示する。これにしたがって係員が入
金繰出し部101の入金口に紙幣をセットしたかどうかが
確認され(ステップS71)、セットされていないときは
取消指示の有無を確認し(ステップS84)、取消指示が
あったときは出金処理の取消しを行う(ステップS8
5)。
入金口に紙幣がセットされた場合にはスタートスイッ
チがオンとなったことにより(ステップS72)取込みが
開始される(ステップS73)。
取込まれた紙幣は入金識別部103によって識別が行わ
れ(ステップS74)、異常があるときはリジェクト部105
に搬送されてリジェクトされる(ステップS86)。
異常がないときは表裏反転の必要性を判断して(ステ
ップS76)反転が必要である場合には反転を行う(ステ
ップS77)。
次に金種を確認してエンプティとなっている金種かど
うかを調べ(ステップS78)、その金種の出金金種フラ
グがオンとなっていることを確認して(ステップS7
9)、出金金種フラグがオンとなっている場合には出金
計数メモリの内容を1だけ加算し(ステップS80)、搬
送路p,t,y,zを経て当該紙幣を出金一時保留部150に搬送
する(ステップS81)。そして出金メモリの内容と出金
計数メモリの内容とが一致するまで(ステップS82)ス
テップS73からの一連の動作を繰返す。なお、エンプテ
ィ状態の確認のため、第4図に示すような万円用のEMF
L、五千円のEGFL、千円用のESFLよりなるエンプティフ
ラグを立て、その内容によって判断するようにしても良
い。
入金された金種がエンプティとなっている金種でな
く、あるいは該当していてもその出金フラグがオフであ
るときはこれを分類して一時保留部201,202,203,207の
いずれかに収納する(ステップS87)。この分類収納は
入金口に紙幣がなくなるまで続行され(ステップS3
8)、なくなった時には初期状態に戻る。尚、追加入金
を行った結果、予定の枚数が出金され、該当出金フラグ
がオフとなった場合(ステップS83)にはステップS88の
前に移行する。
以上の実施例では出金一時停止の条件としてエンプテ
ィを用いたが、エンプティに近い状態であるニアエンド
を検出するようにしても良い。
また、実施例では入金処理に移行するのはステップS1
7(S37,S57)あるいはステップS19(S39,S59)の判断を
経てからとなっているが、エンプティ状態が検出された
直後、すなわちステップS15,S35,S55の次に移行するよ
うにしても良い。この場合には並行して行われる入金処
理から出金対象紙幣を確保する一連のステップ(S17〜S
19、S37〜S39、S57〜S59)は適用しない。
また、実施例では紙幣の入出金機の場合を述べている
が、硬貨を含む貨幣一般の場合にも同様に本発明を適用
することができる。
さらに出金貨幣の不足を厳密な枚数で把握することも
できる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の方法では出金中に収納庫内の
出金貨幣がなくなったことが検出されたときは、入金口
から紙幣を取込み、これを識別して出金対象紙幣である
ときは収納することなく直接出金するようにしているの
で、出金処理を早く完了させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる貨幣処理機における出金貨幣の
補充方法を示すフローチャート、第2図は本発明が適用
される循環式の入出金処理機の概略構成図、第3図は出
金金種フラグの説明図、第4図はエンプティフラグの説
明図、第5図は本発明が適用される循環式の入出金機の
制御ブロック図である。 1…制御部、22,32…CPU、100…入出金ユニット、101…
入金繰出し部、103…入金識別部、104…表裏取揃部、10
5…リジェクト部、106…出金リジェクトボックス、107
…整体部、108…結束部、109,110,111,213…束搬送部、
121,122…羽根車、128,129…扉、130,131…ロック機
構、150…出金一時保留部、151…出金口、200…結束収
納ユニット、201〜203、207…一時保留部、204〜206…
固定収納庫、208…運搬収納庫、209〜211…出金繰出し
部、212…出金識別部、214〜216…エンプティセンサ、2
50…束収納庫、300…札束出金ユニット、301…束放出
庫、304…束出金口、311…満杯検知センサ、SMFL…出金
万円フラグ、SGFL…出金五千円フラグ、SSFL…出金千円
フラグ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入金された貨幣を真偽、金種、表裏、正損
    等を識別した上で金種別に収納するとともに必要に応じ
    て金種別に一枚ずつ取出す収納取出部を備えて入金およ
    び出金を行うとともに不足貨幣については補充を行うよ
    うにした循環式貨幣処理機における出金貨幣の補充方法
    において、 出金処理を行っている時に前記収納取出部における当該
    金種の収納量が空またはそれに近い所定量となったとき
    に出金処理を一時停止させて入金処理を行い、この入金
    処理により取込まれた貨幣について識別した結果、不足
    している前記金種であるときは出金貨幣としての計数を
    行って直接出金口に送出し、出金された枚数が出金すべ
    き枚数に達したときはそれ以降に取込まれる貨幣を収納
    取出部に金種別に収納するようにしたことを特徴とする
    循環式貨幣処理機における出金貨幣の補充方法。
  2. 【請求項2】補充時に入金処理により取込まれた貨幣の
    うち不足している金種以外の貨幣は収納取出部に分類収
    納するようにした特許請求の範囲第1項記載の循環式貨
    幣処理機における出金貨幣の補充方法。
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