JP7467946B2 - 自動釣銭機、及び、金銭処理装置の入出金制御方法 - Google Patents

自動釣銭機、及び、金銭処理装置の入出金制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、顧客に対する精算待ち時間を短縮することができる自動釣銭機、及び、金銭処理装置の入出金制御方法に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗には、POS(Point Of Sales)レジスタ装置に、預り金の入金及び釣銭の出金を行う硬貨処理装置及び紙幣処理装置を有した自動釣銭機が接続された金銭処理装置が設けられている。
ここで、特許文献1には、投入された硬貨を金種毎に振り分けて各々の収納庫に収納するとともに、各収納庫から硬貨を計数して払出しする硬貨処理機及びその制御方法が記載されている。この硬貨処理機では、硬貨処理機内にて硬貨を識別して再計数する精査機能を備えている。
特開2007-164752号公報
ところで、自動釣銭機が釣銭としての貨幣を払い出す動作の開始タイミングは、自動釣銭機が、POSレジスタ装置が算出した出金額を含む出金指示を受けた時である。そして、自動釣銭機は、指示された出金額に対応する貨幣を収納庫から出金搬送部に繰り出し、繰り出した貨幣を出金搬送部から出金口に搬送することによって釣銭を払い出す。
しかし、貨幣の払出動作は時間がかかると、金銭処理装置を用いた精算処理全体の時間がかかり、顧客に対する精算待ち時間が長くなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、顧客に対する精算待ち時間を短縮することができる自動釣銭機、及び、金銭処理装置の入出金制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、POSレジスタ装置に接続されて金銭の入出金処理を行う自動釣銭機であって、前記POSレジスタ装置からの入金開始指示を受けた後、貨幣の入金計数処理を行い、その後、前記POSレジスタ装置からの入金確定指示に対応し、購入額である精算額を含んだ入金中出金準備指示を受けた場合、計数された入金額と前記精算額との差額を出金準備金額として算出し、算出した出金準備金額の貨幣を釣銭として、貨幣を収納する収納庫から出金搬送部に予め繰り出しておく出金準備処理を行わせる釣銭機制御部を備える。
また、本発明は、上記の発明において、前記精算額は、前記入金開始指示に含まれ、前記釣銭機制御部は、前記POSレジスタ装置から前記精算額を含む入金開始指示を受けた後、貨幣の入金計数処理を行うとともに、計数された入金額と前記精算額との差額を出金準備金額として算出し、算出した出金準備金額の貨幣を釣銭として、貨幣を収納する収納庫から出金搬送部に予め繰り出しておく出金準備処理を行わせるようにしてもよい。
また、本発明は、上記の発明において、前記釣銭機制御部は、POSレジスタ装置から入金終了指示を受けた後の出金指示を受けた場合、前記出金指示に含まれる出金額と前記出金準備金額とを比較し、前記出金額と前記出金準備金額とが一致する場合、前記出金搬送部に繰り出されている貨幣を出金口に払い出し、前記出金額が前記出金準備金額よりも大きい場合、不足金額の貨幣を前記出金搬送部に追加して繰り出し、出金搬送部に繰り出された貨幣を出金口に払い出し、前記出金額が前記出金準備金額よりも小さい場合、前記出金搬送部に繰り出されていた貨幣を一時保留部に排出した後、新たに前記収納庫から前記出金額に相当する貨幣を前記出金搬送部に繰り出し前記出金口に搬送して払い出すようにしてもよい。
また、本発明は、上記の発明において、前記釣銭機制御部は、POSレジスタ装置から入金終了指示を受けた後の出金指示を受けた場合、前記出金指示に含まれる出金額と前記出金準備金額とを比較し、前記出金額と前記出金準備金額とが一致する場合、前記出金搬送部に繰り出されている貨幣を出金口に払い出し、前記出金額と前記出金準備金額とが不一致の場合、前記出金搬送部に繰り出されていた貨幣を一時保留部に排出した後、新たに前記収納庫から前記出金額に相当する貨幣を前記出金搬送部に繰り出し前記出金口に搬送して払い出すようにしてもよい。
また、本発明は、POSレジスタ装置と前記POSレジスタ装置に接続されて金銭の入出金処理を行う自動釣銭機とを備えた金銭処理装置の入出金制御方法であって、前記POSレジスタ装置は、前記自動釣銭機に対して、入金開始指示を送信した後、購入額である精算額を含んだ入金確定指示を入金中出金準備指示として送信し、前記自動釣銭機は、前記POSレジスタ装置からの入金開始指示を受けた後、貨幣の入金計数処理を行い、その後、前記POSレジスタ装置からの前記入金中出金準備指示を受けた場合、計数された入金額と前記精算額との差額を出金準備金額として算出し、算出した出金準備金額の貨幣を釣銭として、貨幣を収納する収納庫から出金搬送部に予め繰り出しておく出金準備処理を行う。
また、本発明は、上記の発明において、前記POSレジスタ装置は、前記精算額を前記入金開始指示に含めて送信し、前記自動釣銭機は、前記POSレジスタ装置から前記精算額を含む入金開始指示を受けた後、貨幣の入金計数処理を行うとともに、計数された入金額と前記精算額との差額を出金準備金額として算出し、算出した出金準備金額の貨幣を釣銭として、貨幣を収納する収納庫から出金搬送部に予め繰り出しておく出金準備処理を行うようにしてもよい。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動釣銭機は、前記POSレジスタ装置から入金終了指示を受けた後の出金指示を受けた場合、前記出金指示に含まれる出金額と前記出金準備金額とを比較し、前記出金額と前記出金準備金額とが一致する場合、前記出金搬送部に繰り出されている貨幣を出金口に払い出し、前記出金額が前記出金準備金額よりも大きい場合、不足金額の貨幣を前記出金搬送部に追加して繰り出し、出金搬送部に繰り出された貨幣を出金口に払い出し、前記出金額が前記出金準備金額よりも小さい場合、前記出金搬送部に繰り出されていた貨幣を一時保留部に排出した後、新たに前記収納庫から前記出金額に相当する貨幣を前記出金搬送部に繰り出し前記出金口に搬送して払い出すようにしてもよい。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動釣銭機は、POSレジスタ装置から入金終了指示を受けた後の出金指示を受けた場合、前記出金指示に含まれる出金額と前記出金準備金額とを比較し、前記出金額と前記出金準備金額とが一致する場合、前記出金搬送部に繰り出されている貨幣を出金口に払い出し、前記出金額と前記出金準備金額とが不一致の場合、前記出金搬送部に繰り出されていた貨幣を一時保留部に排出した後、新たに前記収納庫から前記出金額に相当する貨幣を前記出金搬送部に繰り出し前記出金口に搬送して払い出すようにしてもよい。
本発明によれば、顧客に対する精算待ち時間を短縮することができる。
図1は、本発明の実施の形態である金銭処理装置の自動釣銭機の構成を示す斜視図である。 図2は、自動釣銭機の制御系の構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示した硬貨処理装置の内部構成を模式的に示す平面図である。 図4は、図1に示した紙幣処理装置の内部構成を概念的に示す側面図である。 図5は、金銭処理装置の入出金処理を示すシーケンス図である。 図6は、釣銭機制御部による出金準備処理手順を示すフローチャートである。 図7は、釣銭機制御部による出金処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
<金銭処理装置の構造>
図1は、本発明の実施の形態である金銭処理装置10の自動釣銭機10aの構成を示す斜視図である。また、図2は、自動釣銭機10aの制御系の構成を示すブロック図である。ここで例示する金銭処理装置10では、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗においてPOSレジスタ装置10bに自動釣銭機10aが接続される。図1及び図2に示すように、自動釣銭機10aの上面は平坦面が形成され、この平坦面には上位装置であるPOSレジスタ装置10bが配置される。自動釣銭機10aは、硬貨の入出金を行う硬貨処理装置1と紙幣の入出金を行う紙幣処理装置2とを有する。なお、本実施の形態では、硬貨及び紙幣を総称して貨幣という。硬貨処理装置1及び紙幣処理装置2は、直方体状を成す装置本体に覆われ、それぞれが隣接して配置される。
硬貨処理装置1は装置本体の前端上面の右側に硬貨入金口31を備える。硬貨処理装置1の装置本体の前面左側には、硬貨出金口38が形成され、硬貨出金口38から排出された硬貨は受け皿40で受け止められる。また、装置本体の前面右側には、硬貨返却口39を備える。一方、紙幣処理装置2の装置本体の前面上部には、紙幣入金口41及び紙幣出金口42が設けられる。
硬貨処理装置1は前端上面の左側に表示部3及び操作入力部4を備える。表示部3及び操作入力部4は、紙幣処理装置2の表示部及び操作入力部でもある。釣銭機制御部5及び記憶部6は、自動釣銭機10a内に設けられる。
硬貨処理装置1は、各種センサ群11及びアクチュエータ群12を有する。また、紙幣処理装置2は、各種センサ群21及びアクチュエータ群22を有する。
釣銭機制御部5は、入出金制御部5aを有する。入出金制御部5aは、POSレジスタ装置10bから入金開始指示が与えられた後に貨幣が投入された場合に、貨幣の入金処理を行い、かつ、POSレジスタ装置10bから出金指示が与えられた場合に、出金指示に従った貨幣の出金処理を行う。なお、本実施の形態の入出金制御部5aは、入金処理中に、POSレジスタ装置10bからの入金確定指示に対応し、店舗内で顧客が購入したものの金額(購入額)である精算額を含んだ入金中出金準備指示を受けた場合、計数された入金額と精算額との差額を出金準備金額として算出し、算出した出金準備金額の貨幣を釣銭として、貨幣を収納する収納庫から出金搬送部に予め繰り出しておく出金準備処理を行う。この出金搬送部は、出金側の一時保留部として機能する。
また、精算額は、入金確定指示に対応する入金中出金準備指示ではなく、入金開始指示に含めるようにしてもよい。この場合、入出金制御部5aは、POSレジスタ装置10bから精算額を含む入金開始指示を受けた後、貨幣の入金計数処理を行うとともに、計数された入金額と精算額との差額を出金準備金額として算出し、算出した出金準備金額の貨幣を釣銭として、貨幣を収納する収納庫から出金搬送部に予め繰り出しておく出金準備処理を行う。
また、入出金制御部5aは、POSレジスタ装置10bから入金終了指示を受けた後の出金指示を受けた場合、出金指示に含まれる出金額と出金準備金額とを比較し、出金額と出金準備金額とが一致する場合、出金搬送部に繰り出されている貨幣を出金口に払い出す処理を行う。また、入出金制御部5aは、出金額が出金準備金額よりも大きい場合、不足金額の貨幣を出金搬送部に追加して繰り出し、出金搬送部に繰り出された貨幣を出金口に払い出す処理を行う。また、入出金制御部5aは、出金額が出金準備金額よりも小さい場合、出金搬送部に繰り出されていた貨幣を一時保留部(入金側の一時保留部)に排出した後、新たに収納庫から出金額に相当する貨幣を出金搬送部に繰り出し、出金口に搬送して払い出す処理を行う。なお、出金額は、釣銭額であり、POSレジスタ装置10b側が計算した金額である。
入出金制御部5aは、これらの入金処理、出金準備処理、及び、出金処理を実行している間、処理に必要な精算額D1、入金額D2、及び、出金準備金額D3の情報を逐次、記憶部6に格納する。
POSレジスタ装置10bは、釣銭機ドライバ8、スキャナ13、操作表示部14、及び、POS制御部7を有する。POS制御部7は、釣銭機ドライバ8、スキャナ13、操作表示部14を接続し、各部の全体制御を行う。釣銭機ドライバ8は、例えば、OPOSドライバソフトウェアによって実現することができ、POS制御部7は、釣銭機ドライバ8を介して自動釣銭機10aを制御する。
スキャナ13は、購入する商品のバーコードなどの商品情報を読み取る画像スキャナである。操作表示部14は、各種情報の入力及び表示を行う入出力インタフェースであり、小計ボタンB1及び合計ボタンB2を有する。小計ボタンB1は、スキャナ13によって繰り返し読み取った精算額(積算額)の更新の終了を意味するとともに、自動釣銭機10aの入金開始指示のトリガとなるボタンである。合計ボタンB2は、自動釣銭機10aによる入金処理の確定を指示する入金確定指示を行うトリガとなるもので、本実施の形態では、自動釣銭機10aに対して、入金確定指示に対応する、精算額を含んだ入金中出金準備指示のトリガとなる。この入金中出金準備指示を受けた自動釣銭機10aは、出金準備処理を開始する。
<硬貨処理装置の内部構成>
図3は、図1に示した硬貨処理装置1の内部構成を模式的に示す平面図である。図3において、硬貨入金口31は、投入された硬貨を装置本体の内部に受け入れるための開口である。硬貨入金口31に投入された硬貨は、POSレジスタ装置10b側からの入金開始指示を受け、図示せぬ投入検出センサによって検出された後、入金搬送部32によって搬送される。入金搬送部32内に設けられた検銭部33は、識別部として機能し、硬貨の真贋及び金種を判定するとともに金種毎の枚数を計数する。搬送された硬貨が正貨である場合、一時保留部34に保留される。この一時保留部34は、入金側の一時保留部として機能する。一方、搬送された硬貨が正貨でない場合、切換ゲートG及び硬貨出金口38を介して受け皿40に返却される。なお、POSレジスタ装置10bあるいは図示しない返却レバーからの返却指示があった場合、一時保留部34に保留された硬貨は、切換ゲートG1を介して硬貨返却口39に返却される。
その後、一時保留部34は搬送路として機能し、一時保留部34に保留された硬貨は、切換ゲートG1を介して搬送路である硬貨振分部35に出力されて搬送される。硬貨振分部35によって搬送される硬貨は、金種に応じて硬貨収納庫36に収納されることになる。この際、硬貨振分部35と各硬貨収納庫36との間には振分計数部SS1が設けられる。
装置本体の内部には、硬貨収納庫36として、1円硬貨収納庫36a、50円硬貨収納庫36b、5円硬貨収納庫36c、100円硬貨収納庫36d、10円硬貨収納庫36e、500円硬貨収納庫36fの6つが設けてある。そして、各硬貨収納庫36は、投入された硬貨を金種ごとに個別に収納するようにしている。硬貨振分部35は、金種に応じた硬貨の直径に従って小さい順に各々の硬貨収納庫に収納する。1円硬貨収納庫36a、50円硬貨収納庫36b、5円硬貨収納庫36c、100円硬貨収納庫36d、10円硬貨収納庫36e、500円硬貨収納庫36fの硬貨振分部35との間には振り分けられた硬貨の計数する振分計数部S1a~S1f(SS1)がそれぞれ設けられる。
各硬貨収納庫36に収納された硬貨は、出金搬送部37に繰り出されるが、この際、1円硬貨収納庫36a、50円硬貨収納庫36b、5円硬貨収納庫36c、100円硬貨収納庫36d、10円硬貨収納庫36e、500円硬貨収納庫36fと出金搬送部37との間に設けられた各繰出計数部S2a~S2f(SS2)は、繰り出された硬貨を計数する。
ここで、出金搬送部37は、出金側の一時保留部として機能する。すなわち、出金指示の前処理としての出金準備処理時に、出金準備金額に対応する金種の各硬貨は、収納庫36から出金搬送部37に繰り出され、出金搬送部37上で出金準備金額の硬貨が一時保留され、出金搬送の待機状態となる。
なお、出金搬送部37に繰り出された硬貨は、切換ゲートG2を介して一時保留部34に搬送することができる。一時保留部34は、各硬貨収納庫36に格納された硬貨を一旦空にして各硬貨収納庫36の収納枚数数を再計数する精査処理のための精査庫としても機能する。なお、出金搬送部37の下流であって切換ゲートG2の手前に硬貨の金種を識別する識別センサSS3を設けることが好ましい。精査処理時に識別センサSS3が硬貨処理装置1内に収納しない異金種を検出した場合、この異金種の硬貨を、切換ゲートG2を介して硬貨出金口38に排出する。釣銭払出時に識別センサSS3が異金種を検出した場合、この異金種の硬貨を、切換ゲートG2を介して一時保留部34に保留し、その後、硬貨返却口39、または各硬貨収納庫36、あるいは別途設けた不明庫等に排出する。
その後、POSレジスタ装置10b側からの出金指示の出金額に応じた金種の硬貨は、各硬貨収納庫36から、繰出計数部SS2、出金搬送部37、及び切換ゲートG2を介して一括して搬出され、硬貨出金口38から装置本体の外部に払い出される。
出金搬送部37に出金準備金額(硬貨分)の硬貨が一時保留状態となっている状態で、POSレジスタ装置10bから入金終了指示を受けた後の出金指示を受け、出金指示に含まれる出金額と出金準備金額とが一致する場合、切換ゲートG2は硬貨出金口38側に切り換えられ、出金搬送部37に繰り出されている硬貨は、出金口である硬貨出金口38に搬送されて払い出される。また、出金額が出金準備金額よりも大きい場合、不足金額の硬貨が、硬貨収納庫36から出金搬送部37に追加して繰り出され、切換ゲートG2が硬貨出金口38側に切り換えられ、出金搬送部37に繰り出された硬貨は、出金口である硬貨出金口38に払い出される。一方、出金額が出金準備金額よりも小さい場合、切換ゲートG2は一時保留部34側に切り換えられ、出金搬送部37に繰り出されて一時保留されていた硬貨は、切換ゲートG2を介して一時保留部34に排出される。その後、切換ゲートG2は硬貨出金口38側に切り換えられ、新たに、硬貨収納庫36から出金指示の出金額に相当する硬貨が出金搬送部37に繰り出され、繰り出された硬貨は、出金搬送部37、切換ゲートG2を介して硬貨出金口38に払い出される。なお、一時保留部34に排出された硬貨は、その後、再び硬貨収納庫36に収納される。
<紙幣処理装置の内部構成>
図4は、図1に示した紙幣処理装置2の内部構成を概念的に示す側面図である。図4に示すように、紙幣処理装置2では、紙幣入金口41から搬送される紙幣は、識別部としての紙幣鑑別センサ44によって鑑別及び計数された後、金種に応じて紙幣収納庫51内の千円紙幣収納庫53、混合庫54に収納される。千円紙幣収納庫53には使用頻度の高い千円紙幣が収納される。混合庫54には五千円紙幣及び1万円紙幣が混合して収納される。精査庫52は、精査処理時の一時保留部として用いられるとともに、一時保留部34に対応し、出金額が出金準備金額よりも大きい場合に排出される一時保留部として用いられる。出金口としての紙幣出金口42は、千円紙幣収納庫53及び混合庫54から搬出された紙幣を装置本体の外部に払い出すための開口であり、装置本体の前面下部に設けてある。なお、回収庫55は、千円紙幣収納庫53または混合庫54の残収納枚数を超過した場合に、超過した紙幣が収納される。
ここで、千円紙幣収納庫53と精査庫52との間、及び混合庫54と精査庫52との間は、紙幣搬送路50が配置される。また、紙幣搬送路50上で、精査庫52との出入り口に切換ゲートG31、千円紙幣収納庫53との出入り口に切換ゲートG32、混合庫54との出入り口に切換ゲートG33が配置される。また、切換ゲートG31,G32,G33近傍には、紙幣の通過を検出する画像センサとしてのセンサS31,S32,S33が配置されている。また、精査庫52、千円紙幣収納庫53、混合庫54から紙幣搬送路50への繰り出しを行うモータM31,M32,M33が設けられている。また、紙幣搬送路50を搬送駆動するモータM50を有する。さらに、紙幣搬送路50上に、搬送される紙幣の金種及び通過を検出する画像センサとしてのセンサS50,S51が配置されている。センサS31,S32,S33,S50,S51は、硬貨処理装置1の振分計数部SS1及び繰出計数部SS2に対応する。
出金準備処理では、出金準備金額に対応する紙幣は、出金搬送部として機能する紙幣搬送路50上に繰り出されて出金を一時保留する。すなわち、紙幣搬送路50は、出金側の一時保留部として機能する。紙幣搬送路50に出金準備金額(紙幣分)の紙幣が一時保留状態となっている状態で、POSレジスタ装置10bから入金終了指示を受けた後の出金指示を受け、出金指示に含まれる出金額と出金準備金額とが一致する場合、切換ゲートG31は紙幣出金口42側に切り換えられ、紙幣搬送路50に繰り出されている紙幣は、出金口である紙幣出金口42に搬送されて払い出される。また、出金額が出金準備金額よりも大きい場合、不足金額の紙幣が、紙幣収納庫51から紙幣搬送路50に追加して繰り出され、切換ゲートG31が紙幣出金口42側に切り換えられ、紙幣搬送路50に繰り出された紙幣は、出金口である紙幣出金口42に払い出される。一方、出金額が出金準備金額よりも小さい場合、切換ゲートG31は一時保留部である精査庫52側に切り換えられ、紙幣搬送路50に繰り出されて一時保留されていた紙幣は、切換ゲートG31を介して精査庫52に排出される。その後、切換ゲートG31は紙幣出金口42側に切り換えられ、新たに、紙幣収納庫51から出金指示の出金額に相当する紙幣が紙幣搬送路50に繰り出され、繰り出された紙幣は、紙幣搬送路50、切換ゲートG31を介して紙幣出金口42に払い出される。なお、精査庫52に排出された紙幣は、その後、再び紙幣収納庫51に収納される。
なお、出金額及び出金準備金額は、硬貨処理装置1が取り扱う硬貨、及び、紙幣処理装置2が取り扱う紙幣毎に、指示あるいは算出され、硬貨処理装置1及び紙幣処理装置2毎に、出金処理及び出金準備処理がなされる。
<入出金処理>
図5は、金銭処理装置10の入出金処理を示すシーケンス図である。図5に示すように、まず、POS制御部7は、スキャナ13が読み取った金額を精算額とし、これを商品ごとに読み取って積算更新した精算額D1を算出する精算額の更新処理を行う(ステップS1)。
この精算額の更新処理が終了すると、POS制御部7は、小計ボタンB1の押下を受け(ステップS2)、入金開始指示(BeginDeposit())を釣銭機ドライバ8に送出する(ステップS3)。そして、釣銭機ドライバ8は、釣銭機制御部5に対して、自動釣銭機10aの入金許可を指示する入金開始指示を送出する(ステップS4)。その後、釣銭機制御部5は、釣銭機ドライバ8に対応して、「ACK」を応答し、さらに釣銭機ドライバ8はPOS制御部7に「SUCCESS」を応答する。その後、釣銭機ドライバ8と釣銭機制御部5との間で、入金処理を連続して行う。すなわち、釣銭機ドライバ8から釣銭機制御部5に詳細状態リード指示を送ると、釣銭機制御部5は、詳細状態結果データを釣銭機ドライバ8に返信し、その後、釣銭機ドライバ8から釣銭機制御部5に入金枚数リード指示を送ると、釣銭機制御部5は、入金枚数結果データを釣銭機ドライバ8に返信する。釣銭機ドライバ8は、入金枚数結果データを積算し、入金額を更新して保持する。
その後、店員が顧客からの預り金額の入金操作が終了して、合計ボタンB2の押下を受ける(ステップS5)と、POS制御部7は、入金した金額の確定を指示する入金確定指示(FixDeposit(精算額))を釣銭機ドライバ8に送出する(ステップS6)。この際、入金確定指示には、精算額の更新処理(ステップS1)で算出した精算額D1が含まれる。そして、釣銭機ドライバ8は、精算額D1を含む入金確定指示であって出金準備処理の開始を指示する入金中出金準備指示を釣銭機制御部5に送出する(ステップS7)。
釣銭機制御部5は、入金中出金準備指示を受けると、入金処理を継続しつつ、入金処理で計数した入金額D2から精算額D1を減算した出金準備金額D3に対応する貨幣を出金側の一時保留部である出金搬送部に繰り出して一時保留する出金準備処理(ステップS8)を開始する。
その後、POS制御部7は、入金確定指示に対応し、釣銭機ドライバ8と釣銭機制御部5との間の入金処理が終了した旨の「SUCCESS」の応答を受けると、釣銭機ドライバ8に対して、入金金額読取指示(DepositAmount)を送出する(ステップS9)。入金金額読取指示を受けた釣銭機ドライバ8は、釣銭機制御部5から通知された入金額D2をPOS制御部7に通知する(ステップS10)。この時点で、POS制御部7は、精算額D1と入金額D2とを取得したため、入金額D2から精算額D1を減算した釣銭額としての出金額を算出し、レシートの発行処理を行う(ステップS11)。
その後、POS制御部7は、自動釣銭機10aの入金処理が終了したため、釣銭機ドライバ8に入金終了指示(EndDeposit(Change))を送出し(ステップS12)、釣銭機ドライバ8は釣銭機制御部5に入金終了指示を送出し(ステップS13)、入金処理(入金許可)を終了させる。この入金終了指示を受けた釣銭機制御部5は、釣銭機ドライバ8に対応して、「ACK」を応答し、さらに釣銭機ドライバ8はPOS制御部7に「SUCCESS」を応答する。
その後、POS制御部7は、自動釣銭機10aの出金を許可するともに、釣銭額である出金額を通知する出金指示(DispenseChange(出金額))を釣銭機ドライバ8に送出する(ステップS14)。その後、釣銭機ドライバ8は、出金許可と出金額が示された出金指示を釣銭機制御部5に送出する(ステップS15)。これにより、釣銭機制御部5は、出金額を払い出す出金処理(ステップS16)を行う。この出金処理では、すでに出金準備処理(ステップS8)において事前に、出金額に対応する出金準備金額の貨幣が収納庫から出金搬送部に繰り出されているため、出金額の貨幣は、出金口に迅速に払い出されることになる。
出金指示を受けた釣銭機ドライバ8は、その後、POS制御部7に「SUCCESS」を応答する。そして、釣銭機制御部5は、出金処理(ステップS16)が終了した時点で、釣銭機ドライバ8に終了通知(ACK/ETB)を送出し(ステップS17)、この終了通知を受けた釣銭機ドライバ8は、POS制御部7に終了通知(StatusUpDateEvent)を送出して(ステップS18)、本処理を終了する。
<出金準備処理>
次に、ステップS8の出金準備処理について説明する。図6は、釣銭機制御部5による出金準備処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、釣銭機制御部5は、まず、釣銭機ドライバ8から入金中出金準備指示を受信したか否かを判定する(ステップS110)。入金中出金準備指示を受信していない場合(ステップS110:No)には、本判定処理を繰り返す。一方、入金中出金準備指示を受信した場合(ステップS110:Yes)には、入金中出金準備指示に含まれた精算額D1を取得する(ステップS120)。
その後、釣銭機制御部5は、入金額D2から精算額D1を減算した出金準備金額D3を算出し、この出金準備金額D3が1未満であるか否かを判定する(ステップS130)。出金準備金額D3が1未満でない場合(ステップS130:No)には、出金準備金額D3の貨幣を、収納庫(硬貨収納庫36)から、出金側の一時保留部として機能する出金搬送部37に繰り出す処理を行う(ステップS140)。一方、出金準備金額D3が1未満である場合(ステップS130:Yes)には、ステップS150に移行する。
その後、釣銭機制御部5は、釣銭機ドライバ8から入金終了指示を受信したか否かを判定する(ステップS150)。入金終了指示を受信しない場合(ステップS150:No)、自動釣銭機10aは入金許可状態であるため、ステップS130に移行する。一方、入金終了指示を受信した場合(ステップS150:Yes)、本処理を終了する。
<出金処理>
次にステップS16の出金処理について説明する。図7は、釣銭機制御部5による出金処理手順を示すフローチャートである。図7に示すように、釣銭機制御部5は、まず、釣銭機ドライバ8から出金指示を受信したか否かを判定する(ステップS210)。出金指示を受信しない場合(ステップS210:No)には、本判定処理を繰り返す。
一方、出金指示を受信した場合(ステップS210:Yes)には、出金指示に含まれた出金額を取得する(ステップS220)。その後、出金額が出金準備金額D3と同じであるか否かを判定する(ステップS230)。出金額が出金準備金額D3と同じである場合(ステップS230:Yes)には、出金搬送部37に一時保留された出金準備金額D3の貨幣を釣銭として出金口(硬貨出金口38)に搬送して払い出し(ステップS240)、本処理を終了する。
出金額が出金準備金額D3と同じでない場合(ステップS230:No)には、さらに、出金額が出金準備金額D3よりも大きいか否かを判定する(ステップS250)。出金額が出金準備金額D3よりも大きい場合(ステップS250:Yes)には、釣銭として不足分の金額の貨幣を、収納庫(硬貨収納庫36)から、出金搬送部37に繰り出し(ステップS260)、ステップS240に移行して出金額の貨幣を出金口(硬貨出金口38)に搬送して払い出し、本処理を終了する。
出金額が出金準備金額D3よりも大きくない場合(ステップS250:No)、すなわち、出金額が出金準備金額D3よりも小さい場合、切換ゲートG2を一時保留部34側に切り換え、出金搬送部37に一時保留されていた出金準備金額の貨幣を一時保留部34に排出する(ステップS270)。その後、切換ゲートG2を硬貨出金口38側に切り換え、出金額に対応する貨幣を収納庫(硬貨収納庫36)から出金搬送部37に繰り出し、繰り出した貨幣を釣銭として硬貨出金口38に搬送して払い出し(ステップS280)、本処理を終了する。
なお、上記の出金準備処理及び出金処理は、硬貨処理装置1に対する処理を前提として説明したが、紙幣処理装置2に対する処理も同様に行うことができる。
また、上記の出金処理では、出金額が出金準備金額D3よりも大きい場合には、釣銭として不足分の金額の貨幣を、収納庫(硬貨収納庫36)から、出金搬送部37に繰り出した後、出金額の貨幣を出金口に搬送して払い出すようにしていたが、出金額と出金準備金額D3とが不一致となる場合は少ないことから、出金額が出金準備金額D3よりも小さい場合の処理と同じ処理を行うようにしてもよい。すなわち、出金額と出金準備金額D3とが不一致の場合、切換ゲートG2を一時保留部34側に切り換え、出金搬送部37に一時保留されていた出金準備金額の貨幣を一時保留部34に排出し、その後、切換ゲートG2を硬貨出金口38側に切り換え、出金額に対応する貨幣を収納庫(硬貨収納庫36)から出金搬送部37に繰り出し、繰り出した貨幣を釣銭として硬貨出金口38に搬送して払い出すようにしてもよい。
さらに、上記のように、POSレジスタ装置10b側から自動釣銭機10a側への精算額D1の通知は、入金中出金準備指示に含ませているが、入金開始指示に含ませてもよい。この場合、入金開始指示から出金準備処理を行い、入金額の更新の都度、出金準備金額D3を増やしていけばよい。また、硬貨入金口31などの貨幣投入口での貨幣検知無しの検知による入金動作(計数動作)の停止タイミングで出金準備処理を開始するようにしてもよい。
上記の実施の形態では、出金指示前に出金準備処理を行うようにしているので、出金処理にかかる時間が短くなり、顧客に対する精算待ち時間を短縮することができる。
具体的には、POSレジスタ装置10bと自動釣銭機10aとの間の通信速度が9600bpsの場合、1バイトの送信時間は.(1/9600)*(スタートビット:1+データビット8*パリティビット:1+ストップビット:1)≒0.0011秒 であり、100バイトのデータの場合、約110ms、2種のコマンドでは、約220ms、またポーリングのタイミングのばらつきを考慮すると、入金確定指示(入金中出金準備指示)への応答には、300ms~600ms程度の時間がかかり、入金終了指示への応答には、150ms~300ms程度の時間がかかるため、出金指示までの時間を約0.5秒~1秒、短縮することができる。
なお、レシート発行処理には、入金確定指示後、レシート発行の指示を行い、レシート発行終了後に入金終了指示及び出金指示を行う逐次処理タイプと、入金確定指示後、レシート発行の指示と、入金終了指示及び出金指示とを同時に行う並行処理タイプとがあるが、いずれの場合であっても出金指示前に出金準備処理を行うようにしているので、出金処理にかかる時間が短くなり、顧客に対する精算待ち時間を短縮することができる。
上述した実施の形態及び変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 硬貨処理装置
2 紙幣処理装置
3 表示部
4 操作入力部
5 釣銭機制御部
5a 入出金制御部
6 記憶部
7 POS制御部
8 釣銭機ドライバ
10 金銭処理装置
10a 自動釣銭機
10b POSレジスタ装置
11,21 センサ群
12,22 アクチュエータ群
13 スキャナ
14 操作表示部
31 硬貨入金口
32 入金搬送部
33 検銭部
34 一時保留部
35 硬貨振分部
36 硬貨収納庫
37 出金搬送部
38 硬貨出金口
39 硬貨返却口
40 受け皿
41 紙幣入金口
42 紙幣出金口
44 紙幣鑑別センサ
50 紙幣搬送路
51 紙幣収納庫
52 精査庫
53 千円紙幣収納庫
54 混合庫
55 回収庫
D1 精算額
D2 入金額
D3 出金準備金額
SS1 振分計数部
SS2 繰出計数部
SS3 識別センサ

Claims (6)

  1. POSレジスタ装置に接続されて金銭の入出金処理を行う自動釣銭機であって、
    前記POSレジスタ装置からの入金開始指示を受けた後、貨幣の入金計数処理を行い、その後、前記POSレジスタ装置からの入金確定指示に対応し、購入額である精算額を含んだ入金中出金準備指示を受けた場合、計数された入金額と前記精算額との差額を出金準備金額として算出し、算出した出金準備金額の貨幣を釣銭として、貨幣を収納する収納庫から出金搬送部に予め繰り出しておく出金準備処理を行わせる釣銭機制御部を備える自動釣銭機。
  2. 前記釣銭機制御部は、POSレジスタ装置から入金終了指示を受けた後の出金指示を受けた場合、前記出金指示に含まれる出金額と前記出金準備金額とを比較し、前記出金額と前記出金準備金額とが一致する場合、前記出金搬送部に繰り出されている貨幣を出金口に払い出し、前記出金額が前記出金準備金額よりも大きい場合、不足金額の貨幣を前記出金搬送部に追加して繰り出し、出金搬送部に繰り出された貨幣を出金口に払い出し、前記出金額が前記出金準備金額よりも小さい場合、前記出金搬送部に繰り出されていた貨幣を一時保留部に排出した後、新たに前記収納庫から前記出金額に相当する貨幣を前記出金搬送部に繰り出し前記出金口に搬送して払い出す請求項に記載の自動釣銭機。
  3. 前記釣銭機制御部は、POSレジスタ装置から入金終了指示を受けた後の出金指示を受けた場合、前記出金指示に含まれる出金額と前記出金準備金額とを比較し、前記出金額と前記出金準備金額とが一致する場合、前記出金搬送部に繰り出されている貨幣を出金口に払い出し、前記出金額と前記出金準備金額とが不一致の場合、前記出金搬送部に繰り出されていた貨幣を一時保留部に排出した後、新たに前記収納庫から前記出金額に相当する貨幣を前記出金搬送部に繰り出し前記出金口に搬送して払い出す請求項に記載の自動釣銭機。
  4. POSレジスタ装置と前記POSレジスタ装置に接続されて金銭の入出金処理を行う自動釣銭機とを備えた金銭処理装置の入出金制御方法であって、
    前記POSレジスタ装置は、前記自動釣銭機に対して、入金開始指示を送信した後、購入額である精算額を含んだ入金確定指示を入金中出金準備指示として送信し、
    前記自動釣銭機は、前記POSレジスタ装置からの入金開始指示を受けた後、貨幣の入金計数処理を行い、その後、前記POSレジスタ装置からの前記入金中出金準備指示を受けた場合、計数された入金額と前記精算額との差額を出金準備金額として算出し、算出した出金準備金額の貨幣を釣銭として、貨幣を収納する収納庫から出金搬送部に予め繰り出しておく出金準備処理を行う金銭処理装置の入出金制御方法。
  5. 前記自動釣銭機は、前記POSレジスタ装置から入金終了指示を受けた後の出金指示を受けた場合、前記出金指示に含まれる出金額と前記出金準備金額とを比較し、前記出金額と前記出金準備金額とが一致する場合、前記出金搬送部に繰り出されている貨幣を出金口に払い出し、前記出金額が前記出金準備金額よりも大きい場合、不足金額の貨幣を前記出金搬送部に追加して繰り出し、出金搬送部に繰り出された貨幣を出金口に払い出し、前記出金額が前記出金準備金額よりも小さい場合、前記出金搬送部に繰り出されていた貨幣を一時保留部に排出した後、新たに前記収納庫から前記出金額に相当する貨幣を前記出金搬送部に繰り出し前記出金口に搬送して払い出す請求項に記載の金銭処理装置の入出金制御方法。
  6. 前記自動釣銭機は、POSレジスタ装置から入金終了指示を受けた後の出金指示を受けた場合、前記出金指示に含まれる出金額と前記出金準備金額とを比較し、前記出金額と前記出金準備金額とが一致する場合、前記出金搬送部に繰り出されている貨幣を出金口に払い出し、前記出金額と前記出金準備金額とが不一致の場合、前記出金搬送部に繰り出されていた貨幣を一時保留部に排出した後、新たに前記収納庫から前記出金額に相当する貨幣を前記出金搬送部に繰り出し前記出金口に搬送して払い出す請求項に記載の金銭処理装置の入出金制御方法。
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