JP2022182078A - 金銭処理機及び金銭処理機の精査制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、精査途中に精査停止指示を受けた場合に精査停止指示を受けるまでに行った精査内容の利用と精査停止指示の起因となった処理の開始までの時間短縮とがつりあった協調動作が可能な金銭処理機及び金銭処理機の精査制御方法に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗には、自動釣銭機として金銭処理機が設置されている。この金銭処理機は、通常、POSレジスタ装置等の上位装置に接続されており、上位装置からの指令に応じて硬貨や紙幣等の金銭の入出金処理を行うものである。
具体的には、上位装置から入金許可指令が与えられた後に投入口から金銭が投入されると、金銭処理機では、金銭搬送通路を通じてこれらの金銭が機器本体の内部に取り込まれ、真贋及び金種が鑑別される。正規の貨幣であった場合には、金種毎に収納庫に収納されるとともに、上位装置に対して入金額情報が送信される。
一方、上位装置から出金指令が与えられると、収納庫に収納されている金銭から該当する金額の貨幣が金銭搬送通路を通じて搬出され、機器本体の出金口から外部に払い出されることになる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、金銭処理機は、定期的、あるいは貨幣詰まりなどのエラーが生じた場合、さらには必要に応じて収納庫に収納された貨幣の在高を精査する処理を行う。ここで、精査途中に入出金処理などの指示を受けた場合、この指示に対する処理を迅速に開始させるため、精査停止指示を出して精査を停止させるようにしている。精査が完了するまでには時間がかかり、精査停止指示を受けて精査が停止されると、入出金処理などの処理が終了して精査を再開させる場合、精査途中の精査内容をキャンセルして最初から精査を行うため、精査停止指示までの精査が無駄になり、かえって精査にかかる時間が増えて金銭処理機の利用効率が低下する。そこで、精査途中に精査停止指示を受けた場合、精査を停止するまでの精査内容を保持して精査途中から精査を再開させることも考えられるが、精査停止間に入出金処理などにより在高の変化が介在するため、精査再開時の処理が複雑になるとともに、精査の精度が低下する可能性もある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、精査途中に精査停止指示を受けた場合に精査停止指示を受けるまでに行った精査内容の利用と精査停止指示の起因となった処理の開始までの時間短縮とがつりあった協調動作が可能な金銭処理機及び金銭処理機の精査制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、入金された貨幣を鑑別して金種に対応した収納庫に入金貨幣を収納し、出金時に各収納庫からの出金貨幣を識別して払い出すとともに、収納庫に収納された貨幣を精査する金銭処理機であって、精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の収納庫内の貨幣が空になるまで貨幣の繰り出し処理を続行した後に精査を停止することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記精査は、入金された貨幣の鑑別を行った貨幣を一時保留する機能を兼ね備えた一時保留部を介し、精査対象の収納庫から繰り出されて識別された貨幣を前記一時保留部に一時保留した後、一時保留された貨幣を再度収納庫に計数しつつ収納する処理であり、精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の収納庫内の貨幣が空になるまで貨幣の繰り出し処理を続行して前記一時保留部に保留し、その後一時保留された全ての貨幣が再度収納庫に収納された後に精査を停止することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記精査は、精査対象の収納庫から繰り出されて識別された貨幣を一時保留する収納庫である精査庫に一時保留した後、一時保留された貨幣を再度、元の収納庫に収納する処理であり、精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の収納庫内又は精査庫内の貨幣が空になるまで貨幣の繰り出し処理を続行してそれぞれ繰り出された貨幣が前記精査庫内又は元の前記収納庫内に収納された後に精査を停止することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記精査の停止後における貨幣の入出金処理は、入出金対象の金種の貨幣が収納された前記精査庫又は前記収納庫に対して行われることを特徴とする。
また、本発明は、入金された貨幣を鑑別して金種に対応した収納庫に入金貨幣を収納し、出金時に各収納庫からの出金貨幣を識別して払い出すとともに、収納庫に収納された貨幣を精査する金銭処理機の精査制御方法であって、精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の収納庫内の貨幣が空になるまで貨幣の繰り出し処理を続行した後に精査を停止することを特徴とする。
本発明によれば、精査途中に精査停止指示を受けた場合に精査停止指示を受けるまでに行った精査内容の利用と精査停止指示の起因となった処理の開始までの時間短縮とがつりあった協調動作を行うことができる。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
<金銭処理機の構成>
図1は、本発明の実施の形態である金銭処理機としての自動釣銭機1の構成を示す斜視図である。また、図2は、自動釣銭機1の内部概要構成を概念的に示す平面図である。なお、ここで例示する自動釣銭機1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗においてPOSレジスタ装置PRに接続される。
図1は、本発明の実施の形態である金銭処理機としての自動釣銭機1の構成を示す斜視図である。また、図2は、自動釣銭機1の内部概要構成を概念的に示す平面図である。なお、ここで例示する自動釣銭機1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗においてPOSレジスタ装置PRに接続される。
図1に示すように、自動釣銭機1の上面は平坦面が形成され、この平坦面には上位装置であるPOSレジスタ装置PRが配置される。自動釣銭機1は、硬貨の入出金を行う硬貨収納ユニット10と紙幣の入出金を行う紙幣収納ユニット20とを有する。硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20は、直方体状を成す機器本体1aに覆われ、それぞれが隣接して配置される。
自動釣銭機1は、機器本体1aの左前端の上面右側に硬貨入金口11を備える。また、機器本体1aの左前面左側には、硬貨出金口12が形成され、硬貨出金口12から排出された硬貨は受け皿17で受け止められる。また、機器本体1aの左前面右側には、硬貨返却口39を備える。一方、機器本体1aの右前端の上部には、紙幣入金口21及び紙幣出金口22が設けられる。
また、機器本体1aの左前端の上面には、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20を含む自動釣銭機1全体に対する操作表示部30が設けられる。操作表示部30は、表示部30a及び操作入力部30bを備える。表示部30aは、操作者に対して各種表示を行うためのもので、例えば液晶表示器によって構成してある。また、操作入力部30bは、操作者が各種指令を入力するためのもので、例えば複数の押ボタンスイッチによって構成される。なお、制御部50及び記憶部60は、自動釣銭機1内に設けられる。
図2に示すように、自動釣銭機1は、POSレジスタ装置PRに接続され、硬貨収納ユニット10、紙幣収納ユニット20、操作表示部30、通信処理部40、制御部50及び記憶部60を有する。なお、通信処理部40は、POSレジスタ装置PRとの間の通信制御処理を行う。
硬貨収納ユニット10は、硬貨搬送機構13、検銭部14、振分計数部S1及び払出識別部S2を有する。硬貨搬送機構13は、硬貨収納ユニット10内の各収納庫に対する硬貨の入出金に関する搬送を行う機構である。検銭部14は、硬貨鑑別センサとして機能し、入金された硬貨を鑑別する。振分計数部S1は、金種に対応した各収納庫の入口において、検銭部14によって鑑別された硬貨の振分枚数を計数する。払出識別部S2は、各収納庫からの出金時に繰り出される硬貨を識別する。
紙幣収納ユニット20は、紙幣搬送機構23、紙幣鑑別センサ24、計数部S3及び識別部S4を有する。紙幣搬送機構23は、紙幣収納ユニット20内の各収納庫に対する紙幣の入出金に関する搬送を行う機構である。紙幣鑑別センサ24は、入金された紙幣を鑑別する。計数部S3は、金種に対応した各収納庫の入口において入出金される硬貨を計数する。識別部S4は、払出識別部S2と同様に各収納庫からの出金時に繰り出された紙幣を識別する払出識別部としての機能を有するとともに、入金された紙幣を識別する機能を有する。
制御部50は、入出金制御部51及び精査制御部52を有する。入出金制御部51は、POSレジスタ装置PRから入金許可指令が与えられた後に金銭が投入された場合に、入金許可指令に従って金銭の入金処理を行い、かつ、POSレジスタ装置PRから出金指令が与えられた場合に、出金指令に従って金銭の出金処理を行うものである。また、入出金制御部51は、これらの入金処理及び出金処理を実行している間、実施した入金処理及び出金処理の内容を入出金情報61として逐次、記憶部60に格納する処理も行う。
精査制御部52は、硬貨収納ユニット10及び紙幣収納ユニット20内に収納された貨幣の精査処理を制御する。精査制御部52は、定期的、あるいは貨幣詰まりなどのエラーが生じた場合、さらには必要に応じて収納庫に収納された貨幣の在高を精査する。精査は、収納庫内に収納された貨幣を繰り出し、繰り出した紙幣を識別及び計数して搬送し、再度、貨幣を計数しつつ収納庫に収納する。精査制御部52は、精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の収納庫内の貨幣が空になるまで貨幣の繰り出し処理を続行し、繰り出された全ての貨幣が収納庫に収納された後に精査を停止する。精査制御部52は、精査途中に精査を停止した場合、精査が終了した収納庫の精査内容を精査情報62として記憶する。
<硬貨収納ユニットの内部構成>
図3は、硬貨収納ユニット10の内部構成を模式的に示す平面図である。図3に示すように、硬貨入金口11は、投入された硬貨をユニット本体の内部に受け入れるための開口である。硬貨入金口11に投入された硬貨は、POSレジスタ装置PR側からの入金許可指令を受け、図示せぬ投入検出センサによって検出された後、入金搬送部32によって搬送される。入金搬送部32内に設けられた検銭部14は、硬貨の真贋及び金種を判定するとともに金種毎の枚数を計数する。搬送された硬貨が正貨である場合、一時保留部34に保留される。一方、搬送された硬貨が正貨でない場合、切換ゲートG及び硬貨出金口12を介して受け皿17に返却される。なお、POSレジスタ装置PRあるいは図示しない返却レバーからの返却指示があった場合、一時保留部34に保留された硬貨は、切換ゲートG1を介して硬貨返却口39に返却される。
図3は、硬貨収納ユニット10の内部構成を模式的に示す平面図である。図3に示すように、硬貨入金口11は、投入された硬貨をユニット本体の内部に受け入れるための開口である。硬貨入金口11に投入された硬貨は、POSレジスタ装置PR側からの入金許可指令を受け、図示せぬ投入検出センサによって検出された後、入金搬送部32によって搬送される。入金搬送部32内に設けられた検銭部14は、硬貨の真贋及び金種を判定するとともに金種毎の枚数を計数する。搬送された硬貨が正貨である場合、一時保留部34に保留される。一方、搬送された硬貨が正貨でない場合、切換ゲートG及び硬貨出金口12を介して受け皿17に返却される。なお、POSレジスタ装置PRあるいは図示しない返却レバーからの返却指示があった場合、一時保留部34に保留された硬貨は、切換ゲートG1を介して硬貨返却口39に返却される。
その後、一時保留部34は搬送路として機能し、一時保留部34に保留された硬貨は、切換ゲートG1を介して搬送路である硬貨振分部35に出力されて搬送される。硬貨振分部35によって搬送される硬貨は、金種に応じて硬貨収納庫36に収納されることになる。この際、硬貨振分部35と各硬貨収納庫36との間には振分計数部S1が設けられる。
ユニット本体の内部には、硬貨収納庫36として、1円硬貨収納庫36a、50円硬貨収納庫36b、5円硬貨収納庫36c、100円硬貨収納庫36d、10円硬貨収納庫36e、500円硬貨収納庫36fの6つが設けてある。そして、各硬貨収納庫36は、投入された硬貨を金種ごとに個別に収納するようにしている。硬貨振分部35は、金種に応じた硬貨の直径に従って小さい順に各々の硬貨収納庫に収納する。1円硬貨収納庫36a、50円硬貨収納庫36b、5円硬貨収納庫36c、100円硬貨収納庫36d、10円硬貨収納庫36e、500円硬貨収納庫36fの硬貨振分部35との間には振り分けられた硬貨の計数する振分計数部S1a~S1fがそれぞれ設けられる。
各硬貨収納庫36に収納された硬貨は、出金搬送部37に繰り出されるが、この際、1円硬貨収納庫36a、50円硬貨収納庫36b、5円硬貨収納庫36c、100円硬貨収納庫36d、10円硬貨収納庫36e、500円硬貨収納庫36fと出金搬送部37との間に設けられた各払出識別部S2a~S2fは、繰り出された硬貨が自金種であるか否かを識別する。繰り出された硬貨は、切換ゲートG2を介して一時保留部34に搬送することができる。一時保留部34は、各硬貨収納庫36に格納された硬貨を一旦空にして各硬貨収納庫36の収納枚数数を再計数する精査処理時に硬貨を一時保留する機能を兼ね備える。なお、出金搬送部37の下流であって切換ゲートG2の手前に硬貨の金種を識別する識別センサS13を設けてもよい。
その後、POSレジスタ装置PR側からの出金指令に応じた金種の硬貨は、各硬貨収納庫36から、払出識別部S2、出金搬送部37及び切換ゲートG2を介して一括して搬出され、硬貨出金口38からユニット本体の外部に払い出される。
なお、出金時に払出識別部S2が異金種であると判別した場合、この異金種の貨幣は、他の出金貨幣とともに切換ゲートG2、一時保留部34、切換ゲートG1、硬貨振分部35、振分計数部S1を介して再び各硬貨収納庫36に収納され、再度、出金処理を行う。
<硬貨収納ユニットの精査処理>
硬貨収納ユニット10の精査処理は、図3における破線で示すように、精査対象の収納庫、図3では1円硬貨収納庫36a内に収納されている硬貨(1円硬貨)を1円硬貨収納庫36aから出金搬送部37に1枚ずつ繰り出す。この際、繰り出される硬貨は払出識別部S2a(S2)による識別及び計数がなされる。出金搬送部37に繰り出された硬貨は、一時保留部34に搬送されて一時保留される。一時保留部34は、1円硬貨収納庫36a内の硬貨をすべて保留する。したがって、1円硬貨収納庫36aは空になる。なお、払出識別部S2aが硬貨収納ユニット10内に収納しない異金種を検出した場合、この異金種の硬貨を、切換ゲートG2を介して硬貨出金口38、あるいは別途設けた不明庫18に排出する。
硬貨収納ユニット10の精査処理は、図3における破線で示すように、精査対象の収納庫、図3では1円硬貨収納庫36a内に収納されている硬貨(1円硬貨)を1円硬貨収納庫36aから出金搬送部37に1枚ずつ繰り出す。この際、繰り出される硬貨は払出識別部S2a(S2)による識別及び計数がなされる。出金搬送部37に繰り出された硬貨は、一時保留部34に搬送されて一時保留される。一時保留部34は、1円硬貨収納庫36a内の硬貨をすべて保留する。したがって、1円硬貨収納庫36aは空になる。なお、払出識別部S2aが硬貨収納ユニット10内に収納しない異金種を検出した場合、この異金種の硬貨を、切換ゲートG2を介して硬貨出金口38、あるいは別途設けた不明庫18に排出する。
一時保留部34に保留された硬貨は、切換ゲートG1を介して硬貨振分部35に搬送される。硬貨振分部35に搬送された硬貨は、対応する金種の収納庫、ここでは1円硬貨収納庫36aに収納される。この収納の際、振分計数部S1a(S1)によって収納された硬貨が計数される。
すなわち、図3の精査経路L10を介した硬貨の循環によって精査処理が行われる。なお、一時保留部34で保留可能な硬貨枚数であれば、複数の収納庫に対する精査をまとめて行うようにしてもよい。例えば、50円硬貨、5円硬貨、500円硬貨などは収納枚数が少ないため、収納枚数の少ない収納庫の硬貨をまとめて一時保留部34に保留して精査処理を行うようにしてもよい。
ここで、精査途中に精査停止指示を受けた場合、例えば、1円硬貨収納庫36aに対する精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の1円硬貨収納庫36a内の硬貨が空になるまで硬貨の繰り出し処理を続行して一時保留部34に硬貨を保留し、その後、1円硬貨収納庫36a内の硬貨が空になると、一時保留された硬貨の全てを再度、収納庫に収納し、その後、精査を停止する。例えば、1円硬貨収納庫36aに50枚の1円硬貨が収納されている場合であって、1円硬貨が20枚まで一時保留部34に保留されている時に精査停止指示を受けた場合、1円硬貨収納庫36aに残った30枚の1円硬貨を一時保留部34に搬送し、その後、一時保留部34に保留された50枚の1円硬貨を1円硬貨収納庫36aに収納して精査を停止状態にする。そして、精査停止指示の解除あるいは精査再開指示などを受けて精査を再開する場合、精査停止状態から精査が完了していない他の収納庫に対する精査を続けて行う。
すなわち、精査途中に精査停止指示を受けた場合、精査途中の収納庫に対する精査を完了させ、次の収納庫に対する精査を行わない。これにより、精査停止指示を受けるまでの精査処理を無駄にせず、収納庫単位での精査途中の精査を行う時間を待つのみでよいため、精査停止指示の起因となった処理の開始も早く行うことができる。この結果、精査途中に精査停止指示を受けた場合、精査停止指示を受けるまでに行った精査内容の利用と精査停止指示の起因となった処理の開始までの時間短縮とがつりあった協調動作が行われることになる。
<紙幣収納ユニットの内部構成>
図4は、紙幣収納ユニット20の内部構成を概念的に示す側面図である。図4に示すように、紙幣収納ユニット20では、紙幣入金口21から搬送される紙幣は、紙幣鑑別センサ24によって鑑別及び計数された後、金種に応じて紙幣収納庫71内の千円紙幣収納庫73、混合庫74に収納される。千円紙幣収納庫73には使用頻度の高い千円紙幣が収納される。混合庫74には五千円紙幣及び1万円紙幣が混合して収納される。精査庫72は、精査処理時の一時保留部として用いられるとともに、精査の停止の状態により、収納庫としての機能を兼ね備える。紙幣出金口22は、千円紙幣収納庫73及び混合庫74から搬出された紙幣をユニット本体の外部に払い出すための開口であり、ユニット本体の前面下部に設けてある。なお、回収庫75は、千円紙幣収納庫73または混合庫74の残収納枚数を超過した場合に、超過した紙幣が収納される。
図4は、紙幣収納ユニット20の内部構成を概念的に示す側面図である。図4に示すように、紙幣収納ユニット20では、紙幣入金口21から搬送される紙幣は、紙幣鑑別センサ24によって鑑別及び計数された後、金種に応じて紙幣収納庫71内の千円紙幣収納庫73、混合庫74に収納される。千円紙幣収納庫73には使用頻度の高い千円紙幣が収納される。混合庫74には五千円紙幣及び1万円紙幣が混合して収納される。精査庫72は、精査処理時の一時保留部として用いられるとともに、精査の停止の状態により、収納庫としての機能を兼ね備える。紙幣出金口22は、千円紙幣収納庫73及び混合庫74から搬出された紙幣をユニット本体の外部に払い出すための開口であり、ユニット本体の前面下部に設けてある。なお、回収庫75は、千円紙幣収納庫73または混合庫74の残収納枚数を超過した場合に、超過した紙幣が収納される。
ここで、千円紙幣収納庫73と精査庫72との間、及び混合庫74と精査庫72との間は、紙幣搬送機構23が配置される。また、紙幣搬送機構23上で、精査庫72との出入り口に切換ゲートG31、千円紙幣収納庫73との出入り口に切換ゲートG32、混合庫74との出入り口に切換ゲートG33が配置される。また、切換ゲートG31,G32,G33近傍には、紙幣の通過を検出する画像センサである計数部S3(S31,S32,S33)が配置されている。また、精査庫72、千円紙幣収納庫73、混合庫74から紙幣搬送機構23への繰り出しを行うモータM31,M32,M33が設けられている。また、紙幣搬送機構23を搬送駆動するモータM50を有する。さらに、紙幣搬送機構23上に、搬送される紙幣の金種及び通過を検出する画像センサとしての識別部S4が配置されている。
識別部S4は、紙幣の金種識別及び計数が可能である。紙幣の金種識別や計数を行うか否かは、入出金時及び精査時の状態による。
なお、識別部S4は、出金時に紙幣が異金種であると判別された場合、この異金種の貨幣は、一端、一時保留庫としての精査庫72に保留し、再度、各紙幣収納庫71に収納され、再度、出金処理を行う。この場合、異金種の紙幣を精査庫72に保留した状態で、再度、紙幣収納庫71から該当する金種の紙幣を出金し、その後、異金種の紙幣を紙幣収納庫71に収納するようにしてもよい。
<紙幣収納ユニットの精査処理>
図5は、紙幣収納ユニット20における精査処理の一例を示す説明図である。なお、精査処理は、まず、精査庫72を空にする。通常、精査庫72には1万円紙幣や不明紙幣が収納されているからである。精査庫72からの紙幣は、識別部S4の金種識別のみにより振り分け搬送され、1万円紙幣及び不明紙幣は混合庫74に収納され、千円紙幣は千円紙幣収納庫73に収納される。この前処理も精査処理に含まれる。この前処理の後、混合庫74の精査及び千円紙幣収納庫73の精査を順次行う。
図5は、紙幣収納ユニット20における精査処理の一例を示す説明図である。なお、精査処理は、まず、精査庫72を空にする。通常、精査庫72には1万円紙幣や不明紙幣が収納されているからである。精査庫72からの紙幣は、識別部S4の金種識別のみにより振り分け搬送され、1万円紙幣及び不明紙幣は混合庫74に収納され、千円紙幣は千円紙幣収納庫73に収納される。この前処理も精査処理に含まれる。この前処理の後、混合庫74の精査及び千円紙幣収納庫73の精査を順次行う。
混合庫74の精査は、図5に示すように、まず、混合庫74に収納された紙幣を紙幣搬送機構23に繰り出し、識別部S4により金種識別及び計数を行う。そして、金種識別の結果、該当金種(例えば、1万円紙幣、5千円紙幣、2千円紙幣)は、精査庫72に収納され、該当金種以外の不明紙幣と千円紙幣は紙幣出金口22から排出される。
その後、図5に示すように、精査庫72を空にする。すなわち、精査庫72の紙幣を混合庫74に搬送して収納する。このとき、精査庫72から繰り出される紙幣の金種識別及び計数は行わない。
その後、千円紙幣収納庫73の精査を行う。千円紙幣収納庫73の精査は、混合庫74の精査と同様に、まず、千円紙幣収納庫73から紙幣を繰り出して精査庫72に搬送して収納する。このとき、識別部S4は、金種識別と計数とを行う。そして、金種識別の結果、千円紙幣は精査庫72に収納し、千円紙幣以外の紙幣、例えば不明紙幣や他の紙幣は紙幣出金口22から排出される。その後、精査庫72内の紙幣を千円紙幣収納庫73に搬送して収納する。このとき、精査庫72から繰り出される紙幣の金種識別及び計数は行わない。これにより、紙幣収納ユニット20の精査処理が完了する。
ここで、精査途中に精査停止指示を受けた場合について説明する。図6は、混合庫74から精査庫72に紙幣が搬送される精査途中において精査停止指示を受けた場合の処理を説明する説明図である。図6に示すように、精査制御部52は、精査経路L20を介して混合庫74から精査庫72に紙幣が搬送される精査途中に精査停止指示を受けた場合、混合庫74内の紙幣が空になるまで紙幣の繰り出しを続行して混合庫74内の紙幣が空になった後、精査を停止状態にする。例えば、混合庫74内に収納されていた紙幣が50枚であって、精査庫72に30枚の紙幣が移動している場合、混合庫74内に残された20枚の紙幣を精査庫72に移動させる精査動作を行った後に精査を停止状態にする。そして、精査停止指示の解除あるいは精査再開指示などを受けて精査を再開する場合、まず、収納庫として機能する精査庫72内に収納されている紙幣を混合庫74に搬送し、混合庫74に対する精査を完了し、その後、精査停止状態から精査が完了していない他の収納庫、具体的には千円紙幣収納庫73に対する精査を続けて行う。
一方、図7に示すように、精査制御部52は、精査経路L21を介して、収納庫として機能する精査庫72から混合庫74に紙幣が搬送される精査途中に精査停止指示を受けた場合、精査庫72内の紙幣が空になるまで紙幣の繰り出しを続行して精査庫72内の紙幣が空になった後、精査を停止状態にする。そして、精査停止指示の解除あるいは精査再開指示などを受けて精査を再開する場合、精査停止状態から精査が完了していない他の収納庫、具体的には千円紙幣収納庫73に対する精査を続けて行う。
図6に示した精査停止状態、すなわち混合庫74が空となって、精査庫72内に混合庫74の紙幣が収納された状態において、例えば図8に示すように、1万円紙幣が入金された場合、この1万円紙幣は混合庫74ではなく、入金経路L22を介して、収納庫として機能する精査庫72に収納される。入金された1万円紙幣は、本来、混合庫74に収納されるものであるが、この精査停止状態の場合、精査庫72を混合庫74として機能させている。また、例えば図9に示すように、1万円紙幣を出金する場合、1万円紙幣は混合庫74ではなく、出金経路L23を介して精査庫72に収納されている1万円紙幣が出金される。この場合も、精査庫72が収納庫(混合庫74)として機能している。
混合庫74の紙幣が精査庫72に収納された状態で精査停止状態としたのは、紙幣の繰り出し、搬送、識別、収納には時間がかかり、精査庫72に収納された紙幣を混合庫74に戻すことなく、極力、精査停止指示の起因となる処理の開始を早めたいからである。
なお、図7に示した精査停止状態では、混合庫74内の紙幣に対する精査が完了しており、入出金処理があった場合でも、精査前と同様な入出金処理を行うことができる。例えば、図10に示すように、図7に示した精査停止状態の時に1万円紙幣が入金された場合、この1万円紙幣は入金経路L24を介して混合庫74に収納される。また、例えば、図11に示すように、図7に示した精査停止状態の時に1万円紙幣を出金する場合、1万円紙幣は混合庫74から出金経路L25を介して出金される。
このように、紙幣収納ユニット20における精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の収納庫(混合庫74又は千円紙幣収納庫73)内が空になるまで、又は、精査庫72内の紙幣が空になるまで紙幣の繰り出し処理を続行した後に精査を停止する精査停止状態にし、次の収納庫(混合庫74又は千円紙幣収納庫73)に対する精査を行わない。これにより、精査停止指示を受けるまでの精査処理を無駄にせず、収納庫(混合庫74又は千円紙幣収納庫73)と精査庫72との間の紙幣移動完了単位(収納庫間の紙幣移動完了単位)で、精査途中の精査を行う時間を待つのみでよいため、精査停止指示の起因となった処理の開始も早く行うことができる。この結果、精査途中に精査停止指示を受けた場合に精査停止指示を受けるまでに行った精査内容の利用と精査停止指示の起因となった処理の開始までの時間短縮とがつりあった協調動作が行われることになる。
ここで、制御部50は、例えば、図8に示すように精査庫72が混合庫74として機能している場合に1万円紙幣が入金された場合、入金経路L22´のように、一端、混合庫74に1万円紙幣を搬送した後、あるいは、識別部S4を通過した後に、1万円紙幣を精査庫72側に戻して収納してもよい。これにより、入金された1万円紙幣は精査庫72側に搬送される時に識別部S4による金種識別が行われ、入金された1万円紙幣を、精査庫72に収納されている紙幣と同様な精査停止状態の紙幣として取り扱うことができる。なお、入金された1万円紙幣は、紙幣鑑別センサ24により金種識別と計数とが行われるため、入金経路L22を介して1万円紙幣が直接、精査庫72に収納される場合、この紙幣鑑別センサ24の識別情報を、入金された1万円紙幣の精査情報として用いるようにしてもよい。
なお、紙幣収納ユニット20では、収納庫間(収納庫と精査庫との間)の紙幣移動完了単位で精査停止状態にしているが、硬貨収納ユニット10と同様に一時保留部34と同等な構成を設け、紙幣を循環させて元の収納庫に戻す精査処理を行うようにしてもよい。また、上記の硬貨収納ユニット10は、一時保留部34を介して紙幣を循環させて元の収納庫に戻す精査処理を行っていたが、紙幣収納ユニット20と同様に精査庫72に対応する精査庫を設け、収納庫間(収納庫と精査庫との間)を紙幣移動完了単位として精査停止状態にしてもよい。
<入出金処理>
図12は、入出金制御部51による入出金処理手順を示すフローチャートである。図12に示すように、まず入出金制御部51は、通信処理部40を通じてPOSレジスタ装置PRからの入金許可指令を監視する(ステップS101)。POSレジスタ装置PRから入金許可指令が与えられなかった場合(ステップS101:No)、ステップS109に移行する。
図12は、入出金制御部51による入出金処理手順を示すフローチャートである。図12に示すように、まず入出金制御部51は、通信処理部40を通じてPOSレジスタ装置PRからの入金許可指令を監視する(ステップS101)。POSレジスタ装置PRから入金許可指令が与えられなかった場合(ステップS101:No)、ステップS109に移行する。
一方、POSレジスタ装置PRから入金許可指令が与えられた場合(ステップS101:Yes)、入出金制御部51は、自動釣銭機1を入金許可状態に設定し(ステップS102)、その後、図示せぬ投入検出センサを通じて硬貨入金口11及び紙幣入金口21に対する入金を監視する(ステップS103)。
硬貨入金口11もしくは紙幣入金口21からの入金を確認した場合(ステップS103:Yes)、入出金制御部51は、検銭部14もしくは紙幣鑑別センサ24を介して投入された貨幣の鑑別を行い、該鑑別結果に従って、対応する硬貨収納庫36,紙幣収納庫71に貨幣を搬送する処理を行う(ステップS104)。なお、入金を検出しなかった場合(ステップS103:No)、入出金制御部51は、ステップS104の処理を経ることなく手順を進める。
次いで、入出金制御部51は、通信処理部40を通じてPOSレジスタ装置PRからの入金額要求があるか否かを監視し(ステップS105)、入金額要求があった場合(ステップS105:Yes)、通信処理部40を通じて現在の入金額に関する情報をPOSレジスタ装置PRに送信する処理を行う(ステップS106)。なお、入金額要求がなかった場合(ステップS105:No)、入出金制御部51は、ステップS106を経ることなく手順を進める。
その後、入出金制御部51は、POSレジスタ装置PRから入金終了指令があったか否かを判定し(ステップS107)、入金終了指令がなかった場合(ステップS107:No)、手順をステップS103にリターンさせて上述したステップS103~ステップS107の処理を繰り返し実行する。
これに対してPOSレジスタ装置PRから入金終了指令があった場合(ステップS107:Yes)、入出金制御部51は、自動釣銭機1を入金禁止状態に設定し(ステップS108)、その後、POSレジスタ装置PRから出金指令があるか否かを監視する(ステップS109)。
POSレジスタ装置PRから出金指令が与えられた場合(ステップS109:Yes)、入出金制御部51は、硬貨収納庫36や紙幣収納庫71に収納された貨幣を釣銭として硬貨出金口12もしくは紙幣出金口22から払い出す処理を実施し(ステップS110)、本処理を終了する。なお、POSレジスタ装置PRから出金指令が与えられなかった場合(ステップS109:No)、入出金制御部51は、ステップS110の処理を経ることなく本処理を終了する。なお、上記の処理は、所定時間毎に繰り返し行う。
<硬貨収納ユニットの精査停止処理>
図13は、精査制御部52による硬貨収納ユニット10に対する精査停止処理手順を示すフローチャートである。図11に示すように、まず精査制御部52は、精査停止指示を受けたか否かを判定する(ステップS201)。精査停止指示を受けていない場合(ステップS201:No)には、精査を続行し(ステップS202)、本処理を終了する。
図13は、精査制御部52による硬貨収納ユニット10に対する精査停止処理手順を示すフローチャートである。図11に示すように、まず精査制御部52は、精査停止指示を受けたか否かを判定する(ステップS201)。精査停止指示を受けていない場合(ステップS201:No)には、精査を続行し(ステップS202)、本処理を終了する。
一方、精査停止指示を受けた場合(ステップS201:Yes)には、硬貨繰り出し中の収納庫内の硬貨は空か否かを判定する(ステップS203)。硬貨繰り出し中の収納庫内の硬貨が空でない場合(ステップS203:No)には、精査を続行し(ステップS204)、ステップS203に移行する。
硬貨繰り出し中の収納庫内の硬貨が空である場合(ステップS203:Yes)には、一時保留部34に保留された硬貨を再度、収納庫に収納する(ステップS205)。その後、精査を停止状態にし(ステップS206)、精査停止状態の精査情報を記憶部60に記憶する(ステップS207)。そして、精査停止完了通知をPOSレジスタ装置PRに通知して(ステップS208)、本処理を終了する。なお、上記の処理は、所定時間毎に繰り返し行う。
<紙幣収納ユニットの精査停止処理>
図14は、精査制御部52による紙幣収納ユニット20に対する精査停止処理手順を示すフローチャートである。図12に示すように、まず精査制御部52は、精査停止指示を受けたか否かを判定する(ステップS301)。精査停止指示を受けていない場合(ステップS301:No)には、精査を続行し(ステップS302)、本処理を終了する。
図14は、精査制御部52による紙幣収納ユニット20に対する精査停止処理手順を示すフローチャートである。図12に示すように、まず精査制御部52は、精査停止指示を受けたか否かを判定する(ステップS301)。精査停止指示を受けていない場合(ステップS301:No)には、精査を続行し(ステップS302)、本処理を終了する。
一方、精査停止指示を受けた場合(ステップS301:Yes)には、紙幣繰り出し中の収納庫内又は収納庫として機能する精査庫内の紙幣は空か否かを判定する(ステップS303)。紙幣繰り出し中の収納庫内又は収納庫として機能する精査庫内の紙幣が空でない場合(ステップS303:No)には、精査を続行し(ステップS204)、ステップS303に移行する。
紙幣繰り出し中の収納庫内又は収納庫として機能する精査庫内の紙幣が空である場合(ステップS303:Yes)には、精査を停止状態にし(ステップS305)、精査停止状態の精査情報を記憶部60に記憶する(ステップS306)。そして、精査停止完了通知をPOSレジスタ装置PRに通知して(ステップS307)、本処理を終了する。なお、上記の処理は、所定時間毎に繰り返し行う。
なお、上述した実施の形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 自動釣銭機
1a 機器本体
10 硬貨収納ユニット
11 硬貨入金口
12 硬貨出金口
13 硬貨搬送機構
14 検銭部
17 受け皿
18 不明庫
20 紙幣収納ユニット
21 紙幣入金口
22 紙幣出金口
23 紙幣搬送機構
24 紙幣鑑別センサ
30 操作表示部
30a 表示部
30b 操作入力部
32 入金搬送部
34 一時保留部
35 硬貨振分部
36 硬貨収納庫
37 出金搬送部
39 硬貨返却口
40 通信処理部
50 制御部
51 入出金制御部
52 精査制御部
60 記憶部
61 入出金情報
62 精査情報
71 紙幣収納庫
72 精査庫
73 千円紙幣収納庫
74 混合庫
75 回収庫
G,G1,G2,G31,G32,G33 切換ゲート
L10,L20,L21 精査経路
L22,L22´,L24 入金経路
L23,L25 出金経路
M31,M32,M33,M50 モータ
PR POSレジスタ装置
S1 振分計数部
S13 識別センサ
S2 払出識別部
S3 計数部
S4 識別部
1a 機器本体
10 硬貨収納ユニット
11 硬貨入金口
12 硬貨出金口
13 硬貨搬送機構
14 検銭部
17 受け皿
18 不明庫
20 紙幣収納ユニット
21 紙幣入金口
22 紙幣出金口
23 紙幣搬送機構
24 紙幣鑑別センサ
30 操作表示部
30a 表示部
30b 操作入力部
32 入金搬送部
34 一時保留部
35 硬貨振分部
36 硬貨収納庫
37 出金搬送部
39 硬貨返却口
40 通信処理部
50 制御部
51 入出金制御部
52 精査制御部
60 記憶部
61 入出金情報
62 精査情報
71 紙幣収納庫
72 精査庫
73 千円紙幣収納庫
74 混合庫
75 回収庫
G,G1,G2,G31,G32,G33 切換ゲート
L10,L20,L21 精査経路
L22,L22´,L24 入金経路
L23,L25 出金経路
M31,M32,M33,M50 モータ
PR POSレジスタ装置
S1 振分計数部
S13 識別センサ
S2 払出識別部
S3 計数部
S4 識別部
Claims (5)
- 入金された貨幣を鑑別して金種に対応した収納庫に入金貨幣を収納し、出金時に各収納庫からの出金貨幣を識別して払い出すとともに、収納庫に収納された貨幣を精査する金銭処理機であって、
精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の収納庫内の貨幣が空になるまで貨幣の繰り出し処理を続行した後に精査を停止することを特徴とする金銭処理機。 - 前記精査は、入金された貨幣の鑑別を行った貨幣を一時保留する機能を兼ね備えた一時保留部を介し、精査対象の収納庫から繰り出されて識別された貨幣を前記一時保留部に一時保留した後、一時保留された貨幣を再度収納庫に計数しつつ収納する処理であり、
精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の収納庫内の貨幣が空になるまで貨幣の繰り出し処理を続行して前記一時保留部に保留し、その後一時保留された全ての貨幣が再度収納庫に収納された後に精査を停止することを特徴とする請求項1に記載の金銭処理機。 - 前記精査は、精査対象の収納庫から繰り出されて識別された貨幣を一時保留する収納庫である精査庫に一時保留した後、一時保留された貨幣を再度、元の収納庫に収納する処理であり、
精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の収納庫内又は精査庫内の貨幣が空になるまで貨幣の繰り出し処理を続行してそれぞれ繰り出された貨幣が前記精査庫内又は元の前記収納庫内に収納された後に精査を停止することを特徴とする請求項1に記載の金銭処理機。 - 前記精査の停止後における貨幣の入出金処理は、入出金対象の金種の貨幣が収納された前記精査庫又は前記収納庫に対して行われることを特徴とする請求項3に記載の金銭処理機。
- 入金された貨幣を鑑別して金種に対応した収納庫に入金貨幣を収納し、出金時に各収納庫からの出金貨幣を識別して払い出すとともに、収納庫に収納された貨幣を精査する金銭処理機の精査制御方法であって、
精査途中に精査停止指示を受けた場合、繰り出し中の収納庫内の貨幣が空になるまで貨幣の繰り出し処理を続行した後に精査を停止することを特徴とする金銭処理機の精査制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021089398A JP2022182078A (ja) | 2021-05-27 | 2021-05-27 | 金銭処理機及び金銭処理機の精査制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021089398A JP2022182078A (ja) | 2021-05-27 | 2021-05-27 | 金銭処理機及び金銭処理機の精査制御方法 |
Publications (1)
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---|---|
JP2022182078A true JP2022182078A (ja) | 2022-12-08 |
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JP2021089398A Pending JP2022182078A (ja) | 2021-05-27 | 2021-05-27 | 金銭処理機及び金銭処理機の精査制御方法 |
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