JP2000207635A - 紙幣処理機の制御方法 - Google Patents

紙幣処理機の制御方法

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JP2000207635A JP11004439A JP443999A JP2000207635A JP 2000207635 A JP2000207635 A JP 2000207635A JP 11004439 A JP11004439 A JP 11004439A JP 443999 A JP443999 A JP 443999A JP 2000207635 A JP2000207635 A JP 2000207635A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要なときに中に収納されている紙幣の在高
が把握できる紙幣処理機の制御方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 一つの紙幣収納庫に精査用の模擬紙幣と
ともに金種混合で収納し、出金時・精査時には紙幣収納
庫内の紙幣を循環させるようにする。精査指示がある
と、紙幣収納庫内の紙幣を循環させながら模擬紙幣を検
出する(S33〜S36)。模擬紙幣が排出されていれ
ば(S32)、模擬紙幣を投入させる(S37〜S4
1)。精査処理(S43)では、模擬紙幣の検出または
投入から次に模擬紙幣が検出されるまで、紙幣収納庫内
の紙幣を順次繰り出して出金判別を行い、判別された金
種に従って、精査カウンタの該当金種の枚数カウンタを
加算することにより、紙幣収納庫内の紙幣の在高を把握
することができる。循環式の一つの紙幣収納庫を用いた
ことで小型化が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙幣処理機の制御方
法に関し、特にスーパーマーケットやコンビニエンスス
トアなどの会計場にて、受け取った紙幣を収納し、その
収納された紙幣を釣銭として再利用することができる釣
銭払出し機のような用途に適した紙幣処理機に対して通
常運用時およびレジ担当者の交替時などにおける紙幣処
理機内の在高を把握するようにした紙幣処理機の制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケットやコンビニエ
ンスストアなどにおいてPOS(販売時点情報管理)シ
ステムなどの上位装置に接続され、受け取った紙幣を釣
銭として再利用することができる紙幣処理機(釣銭払出
し機)が硬貨処理機とともに導入されている。
【0003】ここで、紙幣処理機とは、概略的には、投
入された紙幣を、機械的に取り込み、紙幣収納庫に積載
収納し、その入金情報を外部の上位装置に送信したり、
外部の上位装置からの釣銭払い出し要求に応じて紙幣収
納庫から該当する金額の紙幣を釣銭として払い出す機能
を持つものである。
【0004】このような、紙幣処理機や硬貨処理機の導
入の目的は、金銭の払い出しと収納作業を自動化し、レ
ジ担当者の現金取り扱いの負担を軽減しつつ、精算業務
の効率を上げることおよび違算を撲滅することにある。
【0005】図13は従来の紙幣処理機の内部構成を示
す側断面図である。この図示の紙幣処理機は、入金され
た紙幣を1000円、5000円および10000円の
金種別に収納し、収納された紙幣を繰り出して釣銭とし
て出金するようにした、循環式紙幣処理機といわれるも
のである。この紙幣処理機は、紙幣を投入する入金口1
と、投入された紙幣を判別する入金判別部2と、入金さ
れた紙幣を金種ごとに収納する専用収納庫3a〜3c
と、金種判別された紙幣を専用収納庫3a〜3cへ導く
切換ゲート4a,4bと、各専用収納庫3a〜3cから
紙幣を繰り出す繰り出し部5a〜5cと、繰り出された
紙幣を判別する出金判別部6と、この出金判別部6の判
別結果に応じて動作する切換ゲート7と、出金判別部6
によって出金すべきでないと判別された紙幣を収納する
出金リジェクト庫8と、出金すべき紙幣が払い出される
出金口9とを備えている。
【0006】この紙幣処理機の入金動作において、ま
ず、入金口1から入金された紙幣は、入金判別部2にて
金種が判別される。ここで、金種が判別できなかった紙
幣は返却され、金種が特定された紙幣は装置内に取り込
まれる。入金判別部2の金種判別の結果に応じて切換ゲ
ート4aまたは切換ゲート4bが動作し、金種が特定さ
れた紙幣は対応する金種の専用収納庫3a,3bまたは
3cへ導かれて積載収納される。
【0007】出金動作時には、該当金種の専用収納庫3
a〜3cに積載収納された紙幣が繰り出し部5a〜5c
によって上から必要枚数分順次繰り出され、出金判別部
6により紙幣の判別が行われた後、出金口9まで搬送さ
れてこの出金口9より払い出される。出金判別部6で金
種判別ができなかった紙幣、たとえば重なり紙幣または
偽券はその搬送路が切換ゲート7によって切り換えら
れ、出金リジェクト庫8に収納される。
【0008】上記の紙幣処理機は、3金種の紙幣をそれ
ぞれ別個に用意された専用の収納庫に収納するようにし
た構成を有するが、取り引き数の少ない5000円およ
び10000円の2金種の紙幣を共通の収納庫に混合収
納するようにし、収納庫の数を減らして小型化した構成
を有するものもある。この場合、出金動作時に、釣銭の
5000円を必要として繰り出された紙幣が出金判別の
結果10000円札であった場合、この10000円は
元々釣銭としては再利用されることのない金種なので、
出金リジェクト庫へ収納される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
紙幣処理機は、入金された紙幣の枚数(在高)が金種別
に把握されているが、出金の際に重なり紙幣があった場
合には、その紙幣は出金リジェクト庫に収納されるた
め、収納庫内の実際の枚数と釣銭として使用できる枚数
とが一致しなくなり、釣銭払出し機としては出金による
減算枚数が特定できず、在高が不確かになってしまうと
いう問題点があった。
【0010】また、複数金種(たとえば1000円と5
000円紙幣)を釣銭として使う場合、収納庫は少なく
とも二つ設ける必要があり、紙幣処理機の低コスト化・
小型化の妨げになっている。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、必要なときに中に収納されている紙幣の在高
が把握できる紙幣処理機の制御方法を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、投入された紙幣を判別する入金判別部
と、判別された紙幣を受入口より受け入れて積載収納
し、積載収納された紙幣を払出口より払い出す紙幣収納
庫と、払い出された紙幣を判別する出金判別部と、払い
出された紙幣を前記紙幣収納庫の前記受入口へと導く循
環経路と、払い出された紙幣の搬送路を出金口または前
記循環経路の側へ切り換える切換ゲートとを備えた紙幣
処理機の制御方法において、紙幣の投入検知に基づい
て、前記入金判別部により投入された紙幣の入金判別を
行い、入金判別の結果に応じて該当金種の在高メモリに
対して在高の加算を行い、出金指示に基づいて、前記紙
幣収納庫から紙幣を一枚ずつ払い出し、前記出金判別部
により払い出された紙幣の出金判別を行い、出金判別さ
れた紙幣が出金すべき紙幣の場合は前記切換ゲートを前
記出金口の側へ切り換えて前記出金口に導いた紙幣の該
当金種の在高メモリから在高を減算するか、または、出
金判別された紙幣が出金すべきでない紙幣の場合は前記
切換ゲートを前記循環経路の側へ切り換えることを出金
すべき指示金額に達するまで繰り返す、ステップからな
ることを特徴とする紙幣処理機の制御方法が提供され
る。
【0013】このような紙幣処理機の制御方法によれ
ば、紙幣収納庫の在高に対して、紙幣収納庫より払い出
された紙幣の内、出金口に導いた紙幣の金種・枚数を該
当金種の在高メモリから減算し、紙幣収納庫に循環させ
た偽券(含重なり)判定、非該当金種などの紙幣につい
ては在高メモリから減算しないようにした。これによ
り、紙幣処理機の中に収納されている紙幣の枚数を金種
別に常に把握することができる。また、循環式の一つの
紙幣収納庫であるので、紙幣処理機を低コスト化・小型
化することができる。
【0014】また、本発明によれば、精査指示に基づい
て、紙幣収納庫内の紙幣を循環させながら前記紙幣収納
庫内に収納された模擬紙幣を検出し、精査カウンタをク
リアし、紙幣収納庫内の紙幣を順次繰り出して前記出金
判別部による出金判別を行い、判別された金種に従って
前記精査カウンタの該当金種の枚数を順次加算し、次の
前記模擬紙幣の検出に基づいて、前記紙幣収納庫内の紙
幣の繰り出し動作を停止する、ステップを有することを
特徴とする。
【0015】これにより、たとえば釣銭準備金を束状で
入金したり、直接紙幣処理機内に手補充することによっ
て、在高メモリの内容と装置内の実際の在高とが一致し
ないような場合があっても、常に収納紙幣の在高を把握
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は紙幣処理機の外観を
示す図、図2は紙幣処理機の内部構成を示す側断面図で
ある。これらの図において、紙幣処理機10は、外観的
には、紙幣を入金するための入金口11と、紙幣処理機
10から紙幣が釣銭として払い出される出金口12と、
釣銭としては利用されない高額紙幣が収納される紙幣回
収庫13が設けられている。
【0017】紙幣の入金口11近傍には、入金判別セン
サ14が設けられ、その先に紙幣収納庫15の紙幣受入
口がある。紙幣収納庫15の下部には積載収納された紙
幣を下から一枚ずつ分離して繰り出す繰り出し部16が
設けられている。紙幣が繰り出される紙幣収納庫15の
払出口の下流には出金判別センサ17が設けられてい
る。紙幣収納庫15の払出口は出金口12および垂直方
向に配置された循環通路18に接続されている。循環通
路18の下端部には紙幣の搬送路を切り換える切換ゲー
ト19が設けられ、上端部は紙幣収納庫15への紙幣受
入口20に接続されている。また、循環通路18の途中
には循環通路18の搬送路を紙幣回収庫13の側へ切り
換えるための切換ゲート21を有している。ここで、出
金口12、紙幣回収庫13、紙幣収納庫15、循環通路
18は一体になっていて内部ユニットを構成し、内部ユ
ニットは引き出し可能な状態で筐体22に収められてい
る。なお、紙幣収納庫15には在高を精査するときに使
用される模擬紙幣23が入っている。
【0018】入金口11は、複数枚の紙幣を同時に受け
入れることができるような高さの開口部を有し、ここで
受け入れた複数の紙幣は、束の状態で入金判別センサ1
4を通り、紙幣収納庫15まで搬送されるようになって
いる。束の状態での紙幣の受け入れを可能にするため、
入金判別センサ14は入金紙幣の厚さをも検出する機能
を有している。また、通常は、在高を精査するときの模
擬紙幣23は紙幣収納庫15内に紙幣と一緒に積載収納
されている。
【0019】ここで、通常の取り引き時の紙幣処理機1
0の紙幣の流れについて説明する。まず、入金口11よ
り一枚以上の紙幣が投入されると、図示しない紙幣検知
センサによって紙幣の投入が検出され、図示しない投入
搬送モータが駆動される。紙幣は、入金判別センサ14
へ導かれて行き、ここで金種の判別および真偽の判定が
行われる。入金判別センサ14が真券(本物)であると
判別できなかった紙幣については、入金口11に戻さ
れ、真券または重なり紙幣と判別された紙幣は、紙幣収
納庫15へと導かれて行き、上部に設けられた紙幣受入
口20を通って、紙幣収納庫15に積載収納される。収
納された紙幣は、図示しない上位制御装置から釣銭の払
い出し司令があったとき、または、図示しない操作・表
示部で払い出しの操作をしたときには、繰り出し部16
により紙幣収納庫15の下から一枚ずつ繰り出され、出
金判別センサ17にて金種判別される。ここで、出金す
べき紙幣と判別されたならば、切換ゲート19が出金口
側に切り換えられ、紙幣は出金口12へ導かれる。ま
た、繰り出された紙幣が出金すべき紙幣と判別されなか
った場合には、切換ゲート19は循環通路側に切り換え
られ、循環通路18を経由して再度、紙幣収納庫15に
積載収納される。なお、繰り出された紙幣が釣銭として
は使用されない高額紙幣の場合には、切換ゲート21が
紙幣回収庫13の側に切り換えられ、紙幣回収庫13に
収納される。
【0020】また、紙幣処理機10の紙幣収納庫15へ
釣銭準備金を直接セットする手補充の場合は、筐体22
から内部ユニットを引き出し、上部が開放された紙幣収
納庫15へ釣銭準備金としての紙幣を直接挿入する。そ
して、釣銭準備金のセットが終了すると、内部ユニット
を筐体22に再び収める。
【0021】次に、この紙幣処理機10の制御部の構成
について説明する。図3は紙幣処理機の制御部の構成例
を示すブロック図である。紙幣処理機10の制御部30
は入金判別センサ14および出金判別センサ17に接続
された金種判別部31と、プロセッサ(CPU)32
と、装置内在高メモリ33と、精査カウンタ34と、精
査履歴メモリ35とを備えている。装置内在高メモリ3
3は枚数カウンタを取り扱い金種分用意してあり、10
00円枚数カウンタ33aと、5000円枚数カウンタ
33bと、10000円枚数カウンタ33cとを有して
おり、さらにフラグメモリ33dを有している。また、
精査カウンタ34も同様に、精査時に金種別に紙幣の枚
数を計数するために、1000円枚数カウンタ34a
と、5000円枚数カウンタ34bと、10000円枚
数カウンタ34cとを有しており、さらに判別不能件数
カウンタ34dおよびフラグメモリ34eも有してい
る。
【0022】金種判別部31は流通されている紙幣の3
金種はもちろん、重なり紙幣、模擬紙幣23およびその
劣化具合などを判別する機能をも有している。この金種
判別部31は、入金時に入金判別センサ14が検出した
紙幣の金種および重なり状態を判別し、その判別結果を
プロセッサ32に送る。プロセッサ32はその判別結果
を受けて装置内在高メモリ33の該当する金種の枚数カ
ウンタに送り、+1の加算をする。金種判別部31はま
た、出金判別センサ17が紙幣収納庫15から繰り出さ
れた紙幣を検出してその金種を判別し、プロセッサ32
に送る。プロセッサ32はその判別結果を装置内在高メ
モリ33に送り、該当する金種の枚数カウンタに対して
−1の減算をする。さらに、金種判別部31が重なり紙
幣の検出をしたときは、プロセッサ32はその検出結果
を装置内在高メモリ33に送り、フラグメモリ33dに
記憶する。このフラグメモリ33dには、また、精査用
の模擬紙幣23が劣化した場合に、その旨を表示させる
ために使用される劣化表示要求フラグも記憶される。
【0023】精査カウンタ34および精査履歴メモリ3
5は、紙幣収納庫15に収納された紙幣の在高を精査す
るときに使用されるもので、精査カウンタ34は金種別
に在高を計数し、精査カウンタ34による計数結果は精
査履歴メモリ35に追記される。また、精査カウンタ3
4の判別不能件数カウンタ34dは、精査時に、出金判
別センサ17が金種判別できなかった判別不能件数を計
数し、フラグメモリ34eは、模擬紙幣23が装置内に
あるかどうかの模擬紙幣有フラグおよび出金判別センサ
17が模擬紙幣23の劣化を検出したときの自動精査フ
ラグを記憶しておくものである。
【0024】このように、通常運用時に、入金口11お
よび出金口12を通じて入出金された紙幣の枚数は装置
内在高メモリ33に金種別に記憶するようにしたことに
より、紙幣処理機内に収納されている在高が管理される
ことになる。ただし、入金口11へ複数紙幣が重なって
投入された場合、紙幣収納庫15へ直接手で釣銭準備金
を補充された場合には、装置内在高メモリ33による枚
数計数は行われないので、この時点で装置内在高メモリ
33上の紙幣枚数と実収納枚数とは一致しなくなる。
【0025】このような場合に、紙幣収納庫15に収納
されている紙幣の正確な枚数を把握するための精査が行
われる。精査動作は紙幣収納庫15内の紙幣を順次繰り
出して出金判別センサ17により金種判別を行い、これ
を一巡するまで繰り返すことによって行われる。この詳
細は後述する。
【0026】なお、図示はしないが、この制御部30は
紙幣検知センサに応答して投入搬送モータを駆動した
り、繰り出し部16の起動・停止、切換ゲート19,2
1の切り換え制御なども行うことができる。
【0027】次に、紙幣処理機10の入金処理について
説明する。図4は紙幣処理機の入金動作の処理の流れを
示すフローチャートである。まず、入金口11に設けら
れた紙幣検知センサが紙幣の投入を検知したかどうかが
判別される(ステップS1)。ここで、紙幣の投入を検
知しなければ、検知するまで紙幣検知センサは待機する
ことになる。紙幣の投入を検知したならば、制御部30
は投入搬送モータを駆動し、紙幣を入金判別センサ14
に導き、入金判別センサ14および制御部30の金種判
別部31による入金紙幣の金種の判別、投入紙幣の厚さ
判別および真偽の判定の判別が行われる(ステップS
2)。次に、入金判別の結果、投入紙幣の厚さ判別から
投入された紙幣は重なり紙幣かどうかが判断される(ス
テップS3)。ここで、重なり紙幣と判別されると、装
置内在高メモリ33のフラグメモリ33dに重なり検出
フラグをセットし(ステップS4)、その束状紙幣はそ
のまま受け付けられて紙幣収納庫15へ搬送され、この
処理は待機状態に戻る。重なり紙幣でなければ、紙幣の
金種が判別される(ステップS5)。ここで、入金判別
の結果、投入された紙幣が1000円札であれば、制御
部30は装置内在高メモリ33の1000円枚数カウン
タ33aに対して+1の加算をし(ステップS6)、投
入された紙幣が5000円札であれば、制御部30は装
置内在高メモリ33の5000円枚数カウンタ33bに
対して+1の加算をし(ステップS7)、投入された紙
幣が10000円札であれば、制御部30は装置内在高
メモリ33の10000円枚数カウンタ33cに対して
+1の加算をする(ステップS8)。もし、投入された
紙幣が流通されている3金種と判別できなければ、投入
搬送モータを逆転駆動し、その紙幣は金種判別不能紙幣
として入金口11に返却される(ステップS9)。その
後は、ステップS1に戻り、待機状態となる。
【0028】図5は紙幣処理機の出金動作の流れを示す
フローチャートである。まず、外部の上位装置から出金
指示があるかどうかが判断され(ステップS11)、な
ければ、指示があるまで待機することになる。出金指示
があれば、繰り出し部16を動作開始し紙幣収納庫15
から紙幣を一枚繰り出す(ステップS12)。次に、繰
り出された紙幣を出金判別センサ17が金種判別を行う
(ステップS13)。ここで、金種判別の結果、繰り出
された紙幣が1000円、5000円、10000円の
いずれかかどうかが判断される(ステップS14)。1
000円、5000円、10000円のいずれかである
と判断されると、次に、その紙幣は釣銭として払い出さ
れるべき金種であるかどうかが判断され(ステップS1
5)、払い出すべき金種ならば、切換ゲート19を出金
口12の側へ切り換え(ステップS16)、装置内在高
メモリ33の該当金種の枚数カウンタから1を減算する
(ステップS17)。
【0029】もし、ステップS14において、模擬紙幣
23と判断されたか、または3金種のいずれとも特定で
きなかった場合、または、ステップS15において、払
い出すべき金種でなかった場合には、切換ゲートを循環
通路18の側へ切り換えて、再度紙幣収納庫15へ積載
収納する(ステップS18)。
【0030】次に、指示した金額が出金されたかどうか
が判断され(ステップS19)、出金した紙幣の金額が
指示金額に満たない場合には、ステップS13に戻っ
て、次に繰り出されてきた紙幣の判別を行うようにす
る。指示金額が出金されたならば、繰り出し動作を停止
して待機状態に戻る(ステップS20)。
【0031】次に、精査動作を行うときの制御部30の
処理について説明する。図6は紙幣処理機の精査動作の
流れを示すフローチャートである。まず、図示しない操
作・表示部から精査指示があるかどうかが判断され(ス
テップS31)、なければ、指示があるまで待機するこ
とになる。精査指示があれば、精査用に特別に作成した
模擬紙幣23が装置内にあるかどうかが判断される(ス
テップS32)。これは、精査カウンタ34のフラグメ
モリ34eに模擬紙幣有フラグがセットされているかど
うかで判断される。模擬紙幣23が装置内にあれば、切
換ゲート19を循環通路18の側へ切り換え(ステップ
S33)、繰り出し部16を起動する(ステップS3
4)。ここで、繰り出された紙幣の出金判別を行い(ス
テップS35)、その紙幣は模擬紙幣23かどうかが判
断される(ステップS36)。繰り出された紙幣が模擬
紙幣23でなければ、ステップS35に戻り、出金判別
を模擬紙幣23が繰り出されてくるまで繰り返す。模擬
紙幣23が判別されることによって、紙幣収納庫15内
の紙幣の精査開始位置が求められる。
【0032】ステップS32において、模擬紙幣23が
装置内になければ、図示しない操作・表示部に模擬紙幣
の投入指示を出す(ステップS37)。次に、紙幣の投
入が検知されたかどうかが判断され(ステップS3
8)、検知されなければ、検知されるまで待つ。紙幣の
投入が検知されると、入金判別センサ14により、入金
判別が行われ(ステップS39)、次に、その紙幣は模
擬紙幣23かどうかの判別が行われる(ステップS4
0)。投入された紙幣が模擬紙幣23ならば、精査カウ
ンタ34のフラグメモリ34eに模擬紙幣有フラグをセ
ットし(ステップS41)、模擬紙幣23でなければ、
返却動作を行い(ステップS42)、ステップS37へ
戻る。
【0033】ステップS36において、紙幣収納庫15
から繰り出された紙幣が模擬紙幣であることが判別され
るか、ステップS41において、装置内に新たに模擬紙
幣23が投入された状態になると、ここで初めて精査処
理(ステップS43)が開始される。そして、装置内在
高メモリ33のフラグメモリ33dにおける重なり検出
フラグをリセットする(ステップS44)。
【0034】図7は紙幣処理機の精査処理の流れを示す
フローチャートである。まず、制御部30は、切換ゲー
ト19,21を循環通路18の側に切り換える(ステッ
プS51)。そして、制御部30は精査カウンタ34の
各金種の枚数カウンタおよび判別不能件数カウンタ34
dをゼロクリアする(ステップS52)。
【0035】次に、制御部30は、繰り出し部16を起
動し、紙幣収納庫15からの収納紙幣の繰り出しを開始
する(ステップS53)。繰り出された紙幣は出金判別
センサ17にて検出され、金種判別部31による出金紙
幣の判別が行われる(ステップS54)。次に、判別さ
れた紙幣の金種に基づき処理が分岐される(ステップS
55)。すなわち、金種が1000円の場合は、精査カ
ウンタ34の1000円枚数カウンタ34aに対して+
1の加算処理をし(ステップS56)、金種が5000
円の場合は、精査カウンタ34の5000円枚数カウン
タ34bに対して+1の加算処理をし(ステップS5
7)、金種が10000円の場合は、精査カウンタ34
の10000円枚数カウンタ34cに対して+1の加算
処理をする(ステップS58)。精査カウンタ34の加
算処理の後はステップS54に戻り、次に繰り出された
紙幣の判別を行う。
【0036】ステップS55の判別にて、出金判別結果
が3金種の紙幣でも模擬紙幣でもなく、金種が判別不能
であった場合、たとえば、偽札、極端に汚れていたり破
損した紙幣、判別不能なほど劣化した模擬紙幣、あるい
は束入金時に紙幣と一緒に混じっていた商品券であった
場合には、精査カウンタ34の判別不能件数カウンタ3
4dに対して+1の加算処理をし(ステップS59)、
切換ゲート19を出金口12の側に切り換え(ステップ
S60)、判別不能紙幣を出金口12に排出する(ステ
ップS61)。その後、切換ゲート19を循環通路18
の側に戻し(ステップS62)、次に繰り出された紙幣
の出金判別のために、ステップS54に戻る。
【0037】ステップS55の判別にて、金種が模擬紙
幣23と判別された場合には、繰り出し部16を停止
し、紙幣の繰り出し動作を停止する(ステップS6
3)。この時点にて、精査カウンタ34には、装置外に
排出された判別不能紙幣を除き、紙幣収納庫15に収納
されている紙幣の金種ごとの枚数が算出されている。次
に、制御部30は、排出された判別不能紙幣に対する処
理を行い(ステップS64)、精査カウンタ34の算出
結果を、装置内在高メモリ33に転記する(ステップS
65)。また、同様に、精査カウンタ34の算出結果
を、精査履歴メモリ35に転記する(ステップS6
6)。この際、精査履歴メモリ35への転記は、上書き
するのでなく、図示しないポインタを加算し、前回の記
憶内容の次の領域に順次追記していくようにしている。
【0038】図8は精査処理の中の判別不能時処理の流
れを示すフローチャートである。この判別不能時処理で
は、まず、精査カウンタ34の判別不能件数カウンタ3
4dが判別不能件数=0を示しているかどうかが判断さ
れ(ステップS71)、ここで、判別不能件数がなけれ
ば、この判別不能時処理は終了する。判別不能件数があ
れば、その判別不能件数を図示しない操作・表示部に表
示させる(ステップS72)。次に、強制終了指示があ
るかどうかが判断され(ステップS73)、強制終了指
示があった場合には、エラー表示をして、この判別不能
時処理は終了する(ステップS74)。すなわち、判別
不能紙幣として排出された紙幣が在高管理には関係のな
い、たとえば商品券であった場合には、この判別不能時
処理をこれ以上続ける必要がないので、処理の途中でこ
の処理を強制的に終了させることができるようにしてい
る。
【0039】強制終了指示がなければ、次に、入金があ
るかどうかが判断され(ステップS75)、入金がなけ
れば、ステップS71に戻り、入金が検出されるまでス
テップS71からステップS73までの処理が繰り返さ
れる。ここで、排出された判別不能紙幣に代わる同金種
の紙幣が入金口11に投入された場合には、入金判別セ
ンサ14および金種判別部31による入金判別が行われ
る(ステップS76)。次に、入金判別の結果、入金紙
幣が3金種のいずれかであるかどうかが判断され(ステ
ップS77)、3金種のいずれかである場合には、精査
カウンタ34の判別不能件数カウンタ34dに対して−
1の減算処理をし(ステップS78)、該当金種の枚数
カウンタに対して+1の加算処理を行ってステップS7
1に戻る(ステップS79)。ステップS77におい
て、入金された紙幣が3金種のいずれでもない場合に
は、入金返却動作を行い(ステップS80)、ステップ
S71に戻る。
【0040】以上の精査を行うことで、複数の紙幣を入
金口11に束状に投入したことにより、あるいは紙幣処
理機10の運用中に紙幣収納庫15へ釣銭準備金を補充
したことにより、装置内在高メモリ33の内容が実収納
枚数と相違する結果になったとしても、装置内在高メモ
リ33はその精査時点で計数された収納枚数に修正され
るので、より正確な在高管理を行うことができる。
【0041】次に、上位装置から収納庫枚数読み出しコ
マンドがあった場合に、紙幣処理機10は上位装置に対
して紙幣収納庫15の収納枚数のデータを返信するが、
そのときの制御部30の動作について説明する。
【0042】図9は収納庫枚数読み出し指示受信時の紙
幣処理機の動作の流れを示すフローチャートである。ま
ず、上位装置からの収納庫枚数読み出し指示があるかど
うかが判断され(ステップS81)、なければ、精査指
示があるかどうかが判断され(ステップS82)、この
指示もなければ、指示があるまで待機する。ステップS
81において、上位装置から収納庫枚数読み出し指示が
あると、装置内の収納枚数は不確定状態かどうかが判断
される(ステップS83)。この判断は、装置内在高メ
モリ33のフラグメモリ33dに重なり検出フラグがセ
ットされているかどうかで行われ、セットされていなけ
れば、重なり紙幣の入金がないため、装置内在高メモリ
33の各枚数カウンタの値が実際に収納されている枚数
と等しいので、そのデータが上位装置に返信され(ステ
ップS84)、ステップS82に処理が移される。重な
り検出フラグがセットされていれば、重なり紙幣の入金
のために装置内在高メモリ33の値と実際の収納庫枚数
とが相違しているので、精査を行う必要がある。このと
き、プロセッサ32は精査カウンタ34のフラグメモリ
34eに自動精査フラグをセットする(ステップS8
5)。
【0043】次に、ステップS82にて精査指示があっ
た場合またはステップS85にて自動精査フラグがセッ
トされた場合には、精査用の模擬紙幣23が装置内にあ
るかどうかが判断される(ステップS86)。精査カウ
ンタ34のフラグメモリ34eに模擬紙幣有フラグを参
照し、模擬紙幣有フラグがセットされている、すなわ
ち、装置内に模擬紙幣23があるならば、切換ゲート1
9を循環通路18の側へ切り換え(ステップS87)、
繰り出し部16を起動する(ステップS88)。ここ
で、繰り出された紙幣の出金判別を行い(ステップS8
9)、その紙幣は模擬紙幣23かどうかが判断される
(ステップS90)。繰り出された紙幣が模擬紙幣23
でなければ、ステップS89に戻り、出金判別を模擬紙
幣23が繰り出されてくるまで出金判別が繰り返えされ
る。
【0044】ステップS86の判断において、模擬紙幣
23が装置内になければ、図示しない操作・表示部に模
擬紙幣の投入指示を出す(ステップS91)。次に、紙
幣の投入が検知されたかどうかが判断され(ステップS
92)、検知されなければ、検知されるまで待つ。紙幣
の投入が検知されると、入金判別センサ14により、入
金判別が行われ(ステップS93)、次に、その紙幣は
模擬紙幣23かどうかの判別が行われる(ステップS9
4)。投入された紙幣が模擬紙幣23ならば、精査カウ
ンタ34のフラグメモリ34eに模擬紙幣有フラグをセ
ットし(ステップS95)、模擬紙幣23でなければ、
返却動作を行い(ステップS96)、ステップS91へ
戻る。
【0045】ステップS90において、紙幣収納庫15
から繰り出された紙幣が模擬紙幣であることが判別され
るか、ステップS95において、装置内に新たに模擬紙
幣23が投入された状態になると、ここで初めて精査処
理(ステップS97)が開始される。精査処理が終了す
ると、装置内在高メモリ33のフラグメモリ33dの重
なり検出フラグをリセットする(ステップS98)。次
に、精査カウンタ34のフラグメモリ34eに自動精査
フラグがあるかどうかが判断され(ステップS99)、
なければ、最初に戻って待機状態となる。フラグメモリ
34eに自動精査フラグがあれば、精査処理によって更
新された装置内在高メモリ33のデータが上位装置に返
信され(ステップS100)、フラグメモリ34eの自
動精査フラグをリセットして(ステップS101)、待
機状態に戻る。
【0046】ここで、精査用の模擬紙幣23は、通常は
装置内に常に内蔵され、循環動作により繰り返し使用さ
れているので、運用中に劣化してくる。このため、この
模擬紙幣23の劣化を検出して交換する必要がある。次
に、模擬紙幣23の劣化を検出する場合の動作について
説明する。
【0047】図10は模擬紙幣の劣化検出を行う場合の
紙幣処理機の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、装置内在高メモリ33のフラグメモリ33dに劣
化表示要求フラグがセットされているかどうかが判断さ
れ(ステップS111)、セットされていれば、図示し
ない操作・表示部に模擬紙幣が劣化している旨の表示を
行う(ステップS112)。フラグメモリ33dに劣化
表示要求フラグがセットされていなければ、劣化表示を
行わずに、次に、精査指示があるかどうかが判断され
(ステップS113)、この指示もなければ、指示があ
るまで待機する。
【0048】ステップS113において、精査指示があ
った場合には、精査カウンタ34のフラグメモリ34e
に模擬紙幣有フラグがセットされているかどうかで精査
用の模擬紙幣23が装置内にあるかどうかが判断される
(ステップS114)。装置内に模擬紙幣23があるな
らば、切換ゲート19を循環通路18の側へ切り換え
(ステップS115)、繰り出し部16を起動する(ス
テップS116)。ここで、繰り出された紙幣の出金判
別を行い(ステップS117)、その紙幣は模擬紙幣2
3かどうかが判断される(ステップS118)。繰り出
された紙幣が模擬紙幣23でなければ、ステップS11
7に戻り、出金判別を模擬紙幣23が繰り出されてくる
まで出金判別が繰り返えされる。
【0049】ステップS114の判断において、模擬紙
幣23が装置内になければ、図示しない操作・表示部に
模擬紙幣の投入指示を出す(ステップS119)。次
に、紙幣の投入が検知されたかどうかが判断され(ステ
ップS120)、検知されなければ、検知されるまで待
つ。紙幣の投入が検知されると、入金判別センサ14に
より、入金判別が行われ(ステップS121)、次に、
その紙幣は模擬紙幣23かどうかの判別が行われる(ス
テップS122)。投入された紙幣が模擬紙幣23なら
ば、精査カウンタ34のフラグメモリ34eに模擬紙幣
有フラグをセットし(ステップS123)、模擬紙幣2
3でなければ、返却動作を行い(ステップS124)、
ステップS119へ戻る。
【0050】ステップS118において、紙幣収納庫1
5から繰り出された紙幣が模擬紙幣であることが判別さ
れるか、ステップS123において、装置内に新たに模
擬紙幣23が投入された状態になると、次に、模擬紙幣
23が劣化しているかどうかが判断され(ステップS1
25)。模擬紙幣23が劣化していれば、装置内在高メ
モリ33のフラグメモリ33dに劣化表示要求フラグを
セットし(ステップS126)、模擬紙幣23が劣化し
ていなければ、装置内在高メモリ33のフラグメモリ3
3dに劣化表示要求フラグをリセットする(ステップS
127)。そして、精査処理(ステップS128)が開
始される。精査処理が終了すると、装置内在高メモリ3
3のフラグメモリ33dの重なり検出フラグをリセット
し(ステップS129)、待機状態に戻る。
【0051】次に、図示しない操作・表示部に模擬紙幣
が劣化している旨の表示がされたことに対して行われる
模擬紙幣の排出について説明する。図11は模擬紙幣の
排出を行う場合の紙幣処理機の動作の流れを示すフロー
チャートである。まず、模擬紙幣23の排出指示がある
かどうかが判断される(ステップS131)。図示しな
い操作・表示部に表示されたメニューから模擬紙幣排出
が選択指示されると、精査カウンタ34のフラグメモリ
34eに模擬紙幣有フラグがセットされているかどうか
で精査用の模擬紙幣23が装置内にあるかどうかが判断
され(ステップS132)、装置内になければ、その旨
を表示して待機状態へ戻る。装置内に模擬紙幣23があ
れば、切換ゲート19を循環通路18の側へ切り換え
(ステップS133)、繰り出し部16を起動する(ス
テップS134)。ここで、繰り出された紙幣の出金判
別を行い(ステップS135)、その紙幣は模擬紙幣2
3かどうかが判断される(ステップS136)。繰り出
された紙幣が模擬紙幣23でなければ、ステップS13
5に戻り、出金判別を模擬紙幣23が繰り出されてくる
まで出金判別が繰り返えされる。
【0052】このようにして、紙幣収納庫15内に収納
された紙幣から模擬紙幣が見つけ出されると、繰り出し
部16を停止し(ステップS137)、切換ゲート19
を出金口12の側へ切り換えて出金口12へ模擬紙幣を
排出し(ステップS138)、精査カウンタ34のフラ
グメモリ34eに対し模擬紙幣有フラグをリセットして
(ステップS139)、待機状態に戻る。
【0053】次に、精査用の模擬紙幣23の劣化状態の
検出について説明する。図12は精査用の模擬紙幣の劣
化状態を検出する方法を説明した図であって、(A)は
模擬紙幣の概観を示す平面図、(B)は模擬紙幣が正常
時の出金判別センサの検出レベルの変化を示す図、
(C)模擬紙幣が劣化時の出金判別センサの検出レベル
の変化を示す図である。精査用の模擬紙幣23は、たと
えば(A)に示したように、薄い色の紙の長手方向中央
部に二つのマーク23a,23bが短手方向に並べて濃
い色で印刷されている。このような模擬紙幣23が紙幣
処理機10内において短手の方向に搬送されるとする。
【0054】模擬紙幣23が劣化していない正常時にお
いては、(B)に示したように、出金判別センサ17が
マーク23a,23bのある位置を搬送方向に走査した
ときに得られた検出レベルは、マーク23a,23bが
印刷されていない薄い色の部分で高く、マーク23a,
23bが印刷されている濃い色の部分で低くなってい
て、それらの間に十分なレベル差がある。
【0055】また、長い間使用したことにより模擬紙幣
23が汚れてきた劣化時においては、マーク23a,2
3bが印刷されていない薄い色の部分が濃い色になって
くるため、(C)に示したように、マーク23a,23
bが印刷されていない部分の検出レベルは、低くなって
くる。このように、劣化してくると、マーク23a,2
3bがある部分とない部分とで濃淡差が減少するため、
検出レベル差も小さくなる。濃淡差がなくなるほど劣化
すると、精査時に、模擬紙幣23を検出することができ
なくなるので、図10のステップS116においては、
その濃淡差が所定のしきい値まで減少したことを検出し
て劣化と判断するようにしている。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、紙幣
収納庫の在高に対して、払い出した紙幣の内、出金口に
導いた紙幣の金種・枚数を該当金種の在高メモリから減
算し、収納庫に循環させた紙幣については在高メモリか
ら減算しないような構成にした。これにより、紙幣処理
機の中に収納されている紙幣の枚数を金種別に常に把握
することができる。
【0057】また、精査機能を備えたことにより、釣銭
補充操作を行っても、いつでも収納紙幣の在高を知るこ
とができるため、正確な現金管理をすることができる。
また、現金管理面においても、精査の履歴を釣銭準備金
の補充ごとおよび担当者交替ごとに記憶できるので、ト
ラブル発生時の探索を容易にでき、さらには、この精査
機能を備えたことにより、担当者の不正への誘惑を抑え
ることも期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣処理機の外観を示す図である。
【図2】紙幣処理機の内部構成を示す側断面図である。
【図3】紙幣処理機の制御部の構成例を示すブロック図
である。
【図4】紙幣処理機の入金動作の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図5】紙幣処理機の出金動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】紙幣処理機の精査動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図7】紙幣処理機の精査処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図8】精査処理の中の判別不能時処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図9】収納庫枚数読み出し指示受信時の紙幣処理機の
動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】模擬紙幣の劣化検出を行う場合の紙幣処理機
の動作の流れを示すフローチャートである。
【図11】模擬紙幣の排出を行う場合の紙幣処理機の動
作の流れを示すフローチャートである。
【図12】精査用の模擬紙幣の劣化状態を検出する方法
を説明した図であって、(A)は模擬紙幣の概観を示す
平面図、(B)は模擬紙幣が正常時の出金判別センサの
検出レベルの変化を示す図、(C)模擬紙幣が劣化時の
出金判別センサの検出レベルの変化を示す図である。
【図13】従来の紙幣処理機の内部構成を示す側断面図
である。
【符号の説明】
10 紙幣処理機 11 入金口 12 出金口 13 紙幣回収庫 14 入金判別センサ 14 入金判別センサおよび 15 再度紙幣収納庫 15 紙幣収納庫 16 繰り出し部 17 出金判別センサ 18 循環通路 19 切換ゲート 19,21 切換ゲート 20 紙幣受入口 21 切換ゲート 22 筐体 23 模擬紙幣 23a,23b マーク 30 制御部 31 金種判別部 32 プロセッサ 33 装置内在高メモリ 33a 1000円枚数カウンタ 33b 5000円枚数カウンタ 33c 10000円枚数カウンタ 33d フラグメモリ 34 精査カウンタ 34a 1000円枚数カウンタ 34b 5000円枚数カウンタ 34c 10000円枚数カウンタ 34d 判別不能件数カウンタ 34e フラグメモリ 35 精査履歴メモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された紙幣を判別する入金判別部
    と、判別された紙幣を受入口より受け入れて積載収納
    し、積載収納された紙幣を払出口より払い出す紙幣収納
    庫と、払い出された紙幣を判別する出金判別部と、払い
    出された紙幣を前記紙幣収納庫の前記受入口へと導く循
    環経路と、払い出された紙幣の搬送路を出金口または前
    記循環経路の側へ切り換える切換ゲートとを備えた紙幣
    処理機の制御方法において、 紙幣の投入検知に基づいて、前記入金判別部により投入
    された紙幣の入金判別を行い、 入金判別の結果に応じて該当金種の在高メモリに対して
    在高の加算を行い、 出金指示に基づいて、前記紙幣収納庫から紙幣を一枚ず
    つ払い出し、 前記出金判別部により払い出された紙幣の出金判別を行
    い、 出金判別された紙幣が出金すべき紙幣の場合は前記切換
    ゲートを前記出金口の側へ切り換えて前記出金口に導い
    た紙幣の該当金種の在高メモリから在高を減算するか、
    または、出金判別された紙幣が出金すべきでない紙幣の
    場合は前記切換ゲートを前記循環経路の側へ切り換える
    ことを出金すべき指示金額に達するまで繰り返す、 ステップからなることを特徴とする紙幣処理機の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 精査指示に基づいて、紙幣収納庫内の紙
    幣を循環させながら前記紙幣収納庫内に収納された模擬
    紙幣を検出し、 精査カウンタをクリアし、 紙幣収納庫内の紙幣を順次繰り出して前記出金判別部に
    よる出金判別を行い、判別された金種に従って前記精査
    カウンタの該当金種の枚数を順次加算し、 次の前記模擬紙幣の検出に基づいて、前記紙幣収納庫内
    の紙幣の繰り出し動作を停止する、 ステップを有することを特徴とする請求項1記載の紙幣
    処理機の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記紙幣収納庫内の紙幣を出金判別して
    判別された金種の枚数を加算するステップにおいて、前
    記出金判別部による出金判別が不能な紙幣を検出したと
    き、前記出金口より排出するステップを有することを特
    徴とする請求項2記載の紙幣処理機の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記紙幣の繰り出し動作を停止するステ
    ップの後に、判別不能紙幣として排出された紙幣の再投
    入またはそれに代わる同一金種の紙幣を入金して前記紙
    幣収納庫内の在高を確定するステップを有することを特
    徴とする請求項3記載の紙幣処理機の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記出金口より排出するステップでは、
    排出の都度、判別不能件数をカウントアップするステッ
    プを有し、前記在高を確定するステップでは、入金の都
    度、判別不能件数をカウントダウンするステップを有す
    ることを特徴とする請求項4記載の紙幣処理機の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 前記在高を確定するステップは、判別不
    能紙幣として排出された紙幣が取り扱いに適さない媒体
    である場合に、精査動作を強制的に終了させるステップ
    を有することを特徴とする請求項5記載の紙幣処理機の
    制御方法。
  7. 【請求項7】 前記繰り出し動作を停止するステップの
    後に、前記精査カウンタの加算結果を、前記紙幣処理機
    内の対応する金種の在高メモリに転記するステップを有
    することを特徴とする請求項2記載の紙幣処理機の制御
    方法。
  8. 【請求項8】 前記繰り出し動作を停止するステップの
    後に、前記精査カウンタの加算結果を、前記紙幣処理機
    内の精査履歴メモリに転記するステップを有することを
    特徴とする請求項2記載の紙幣処理機の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記精査指示は、収納庫枚数読み出し指
    示を受けたとき、前記紙幣収納庫内の枚数が不確かな場
    合に、出されることを特徴とする請求項2記載の紙幣処
    理機の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記入金判別部による入金判別または
    前記出金判別部による出金判別は、前記模擬紙幣を判別
    した場合に前記模擬紙幣の劣化を判別するステップを有
    することを特徴とする請求項2記載の紙幣処理機の制御
    方法。
  11. 【請求項11】 前記模擬紙幣の劣化を判別するステッ
    プは、前記模擬紙幣の濃淡差の減少によって判断するこ
    とを特徴とする請求項10記載の紙幣処理機の制御方
    法。
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