JP4951251B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、銀行業務等において用いられる現金自動取引装置(以下、「ATM」という)で紙幣の入出金処理を行う紙幣取扱機構を搭載し、利用者の入金、出金等の取引を行う装置に関する。
日本円は、千円札、2千円札、5千円札、万円札ともに、短手方向の寸法が76mmの同一寸法で、長手方向の寸法が150mm〜160mmの範囲で金種毎に異なる。日本円を扱う現金自動取引装置では、入金や出金の取引時、紙幣の短手方向に1枚ずつ搬送し、金種を判別しながら、所定の収納部に集積して、取引を処理する装置が知られている。これらの装置の各収納部は、紙幣の整列性を良好に維持するため、紙幣の短手寸法が76mmであることから収納部の空間の幅は、わずかな隙間を持たせた77〜80mm程度に設定している。この種の紙幣取扱装置としては、例えば、特開平6−150110号公報(特許文献1)に開示された装置が知られている。
一方、短手寸法が金種によって異なる紙幣はユーロ紙幣や中国紙幣等で普及しており、このような短手寸法が金種によって異なる紙幣の入出金を取り扱う装置として、例えば特開2000−172903号公報(特許文献2)もある。
特開平6−150110号 特開2000−172903号
紙幣の入出金処理を行う紙幣取扱機構は、紙幣の短手寸法が金種に関わらず同一の76mmである日本国内の現金自動取引装置に適用、普及している。また、現行の韓国紙幣の千ウォン札、5千ウォン札、万ウォン札も、日本紙幣と同じで、紙幣の短手寸法が金種に関わらず同一の76mmであることから、同種の装置が普及している。しかし、韓国紙幣は、2006年以降紙幣の仕様変更が行われ、紙幣の寸法が、図4に示すように、短手寸法が現行76mmから68mmの小さい寸法に変更される。このような紙幣の短手寸法が小さい寸法に変更される場合、特許文献1に示される技術を適用すると、紙幣ジャムやリジェクトの問題が生じる。例えば、特許文献1の装置では、各収納部の寸法や、分離機構、集積機構は、取扱う紙幣の短手寸法に最適なように構成されており、取扱う紙幣の短手寸法が異なる寸法の場合、取扱うことが困難になる。たとえば、短手寸法が80mm以上の紙幣は、収納部の壁面に突っ張り、良好な集積ができないし、70mm以下の紙幣では、整列性が乱れ、装置内で1枚ずつ繰り出す際に、紙幣が正規の姿勢で繰り出されず、重なったり、傾いたりして、金種を判別できずリジェクトされたり、あるいは、収納部に集積する際に、紙幣同士が衝突するジャムが発生することになる。
一方、特許文献2のように紙幣の短手寸法が異なる紙幣を扱える入出金装置を適用するためには、紙幣取扱装置の全面的な交換が必要であり、装置の導入コストが大きく、困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従来の技術における上述の如き問題を解消し、短手方向の長さが異なる多種類の紙幣を、既存の装置の構成の変更を最小限にして取り扱い可能とすることにある。
本発明の上記目的は、入金紙幣を一括して受付け、一枚ずつ分離して繰り出す入金口と、一枚ずつ搬送された紙幣の金種、真偽を判別する鑑別部と、入金紙幣のうち鑑別部で金種が判明した受付け紙幣を一時的に、一枚ずつ水平に集積し、垂直方向に積層し収納し、収納紙幣を一枚ずつ分離して繰り出す一時保管庫を持ち、一時保管庫は、集積・分離機構と、集積された紙幣を一括して収納する収納部からなり、収納部の短手方向寸法は、取扱う紙幣の短手寸法の最大の紙幣よりも大きくなるように側面ガイドを配し、さらに、収納部の分離繰出し口の反対側の側面ガイド部に可動式収納ガイドを有し、一時保管庫に収納する紙幣の短手方向の寸法が所定の寸法より短い場合は、可動式収納ガイドが収納部に突出した状態にして、収納部の短手方向の寸法を規制するよう動作することによって達成される。
また、一時保管庫の収納部の分離繰出し口の反対側の側面ガイド部に可動式収納ガイドは、集積紙幣の入口下部から、収納部の最上面紙幣の上部までの収納部側面ガイドから突出するように配し、一時保管庫に収納する紙幣の短手方向の寸法が所定の寸法より短い場合は、可動式収納ガイドが収納部に突出した状態にして、収納部の短手方向の寸法を規制するよう動作するものである。
また、上述の一時保管庫に適用する可動式収納ガイドは、現金自動取引装置で取扱う紙幣だけでなく、1枚ずつ搬送される紙葉類を、集積入口から収納部に一枚ずつ水平に集積し、垂直方向に積層し収納する紙葉類集積装置において、収納部の短手方向寸法は、取扱う紙葉類の短手寸法の最大の紙葉類よりも大きくなるように集積入口と反対側に側面ガイドを配し、収納部の収納部の集積入口側の側面ガイド部に可動式収納ガイドを有し、収納部に収納する紙葉類の短手方向の寸法が所定の寸法より短い場合は、可動式収納ガイドが収納部に突出した状態にして、収納部の短手方向の寸法を規制するよう動作するようにしたものである。
本発明により、たとえば、現行の韓国紙幣の千ウォン札、5千ウォン札、万ウォン札のような紙幣の短手寸法が金種に関わらず同一の76mmの紙幣を扱う現金自動取引装置において、紙幣の寸法が、短手寸法が現行紙幣76mmから新紙幣68mmの小さい寸法に変更され、現行紙幣と新紙幣の2種類の短手寸法の紙幣が混在して入金される場合に好適である。
すなわち、入金紙幣を一時的に収納する一時保管庫を、可動式収納ガイドを有する一時保管庫に変更して、収納する紙幣の短手方向の寸法が所定の寸法より短い場合は、可動式収納ガイドが収納部に突出した状態にして、収納部の短手方向の寸法を規制するよう動作することにより、紙幣ジャムやリジェクトの問題が少ない装置が達成される。
また、本発明によって、紙幣取扱装置の全面的な交換が不必要になり、装置の導入、変更コストを抑制できる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した現金自動取引装置の外観を示す斜視図である。
現金自動取引装置(ATM)101は金融機関等に設置され、顧客による取引メニューの選択により入金/出金取引を自動的に行う装置であり、顧客の取引カード(キャッシュカード)に含まれる磁気ストライプの読み取り及びカードの挿入/排出搬送を行う、そして取引明細票に取引内容を印字処理して排出するカード/明細票取扱機構102と、通帳への印字処理等を実行する通帳取扱機構103と、硬貨の入金/出金処理する硬貨取扱機構104と、紙幣の入金/出金処理する紙幣取扱機構100と、取引に必要な情報やガイダンスの表示および顧客が選択指定した入力結果を検知する利用者操作部(又は顧客操作部)105が設けられている。
図2は、ATM101の制御関係を示すブロック図である。前述のように、装置101はカード/明細票取扱機構102、通帳取扱機構103、硬貨取扱機構104、紙幣取扱機構100および顧客操作部105を有する。更に、保守、点検時に係員が操作する係員操作部52も含め、本体制御部50と接続されており、本体制御部50の制御の下に種々の動作、処理が行われる。なお、本体制御部50はハード的なCPU,メモリ等と、装置101の動作を司るプログラムより構成されている。また本体制御部50は、ホストコンピュータ53と接続されており、顧客の口座番号、入出金のデータの送受信を行う。
顧客操作部105はタッチパネルを備え、タッチパネルに操作内容を表示し、利用者に入力をさせる。たとえば、預入(入金)、引出(出金)、振込み等、取引の種別の選択入力、暗証番号、金額の入力等を指示し、その入力を受けて本体制御部50に伝える。係員操作部52は銀行係員等がATMを運用、保守を行うための操作部であり、銀行係員が後述の紙幣カセット12のセットのための操作、紙幣枚数のセットのための入力部、装置状態、運用モード、障害個所等の表示のための表示部等を有する。
本体制御部50には紙幣取扱機構部100を制御する紙幣取扱機構制御部54が接続されている。紙幣取扱機構制御部54も本体制御部50と同様にCPU等を含んだ構成である。そして、本体制御部50は紙幣取扱機構制御部54に処理動作を指示する。指示する処理動作には次のような処理動作がある。
入金計数:取引の種別を預入取引とも言い、利用者が入出金口1に投入し、入金された紙幣を計数する動作。
入金収納:入金計数の結果、利用者から確認(OK)の入力がされたとき、金種別収納部10に収納する動作。
出金:取引の種別が払出取引又は支払取引とも言い、利用者から指定された金額、金種の紙幣を該当する金種別収納部10から分離して入出金口1に出金する動作。
装填:係員の指示、あるいは金種別収納部10の紙幣の残量が少なくなってきたことにより、装填用金庫12から金種別収納庫10へ紙幣を装填、補充する動作。
回収:係員の指示、あるいは金種別収納庫10の紙幣が満杯になったことにより、金種別収納庫10から装填用金庫12へ紙幣を回収する動作。
本体制御部50は、顧客操作部105からの取引の種別として預入が選択入力されたことに応じて処理動作として、紙幣取扱機構制御部54に対して入金計数の処理動作を指示し、制御部54が紙幣取扱機構部100による入金計数処理を実行する。そして、入金計数の結果を顧客操作部105に表示し、利用者から確認(OK)の入力がされたときに、制御部50,54により紙幣の入金収納の処理動作を実行する。また、引出が顧客操作部105から選択されると入力された金額に応じた出金処理を制御部50,54により実行する。また、係員操作部52からの装填指示入力があるとその検知から紙幣の装填の処理動作が実行され、同様に、回収指示入力から回収の処理動作が実行される。
図3は、図1の現金自動取引装置101に内蔵され、紙幣の取扱(搬送、集積、操出、鑑別等)を行う紙幣取扱機構100の構成を示す側面図である。本装置は、対応する紙幣として短手寸法が76mmの日本円紙幣や韓国紙幣があり、更に韓国紙幣では短手寸法の異なる新旧札を取り扱うことを特徴としている。以下、韓国紙幣を例に挙げるがこれに限定されない。また、紙幣の短手を基準に搬送、操出、集積等を行っている。なお、この紙幣取扱機構100を、紙幣取扱装置、紙幣機構部、紙幣機構装置とも呼ぶ。
図4に示すように、韓国紙幣は、現行(2005年12月時点)では、旧札(現行)紙幣として示す3金種が発行されているが、2006年以降、新札紙幣として示す新しい寸法の紙幣が発行される。上述のとおり、紙幣取扱機構100は、旧札紙幣と新札紙幣のいずれも入金、出金等の取引を扱える装置である。例えば、1000Wonの現行紙幣は76mm(短手)×151mm(長手)であるが、新紙幣では短手及び長手共にサイズが小さくなり、68mm(短手)×136mm(長手)となる。但し、紙幣取扱機構100では紙幣の短手を基準に搬送、集積等を行うため、この短手寸法での取扱が一つの特徴となる。
入出金口1は、現金取引を行う利用客が入金取引において入金紙幣を投入したり、出金取引において紙幣を利用客に放出する箇所であり、入出金口1内の紙幣を1枚ずつ装置内の搬送路へ分離、繰り出す(送り出す)ための分離機構、入金取引時の返却紙幣および出金取引時の出金紙幣として利用者に放出し、入出金口内に集積する集積機構を備えている。紙幣取扱装置の中央付近に位置する鑑別部3は、搬送されてきた紙幣の真偽、正損、金種、表裏などをチェック、鑑別(判定)し、また紙幣の計数も行う。
一時保管庫(又は一時保留部)5は、装填用金庫12の上部に配置され、1枚ずつ搬送される紙幣を収納部に集積する集積機構、収納している紙幣を1枚ずつ分離する分離機構を備えている。この集積機構、分離機構は、入金紙幣を取引が成立するまでの間、一時保管庫5に一時的に集積し、取引成立後に集積した紙幣を分離する。一時保管庫5の収納部はセパレータ13により、装填用金庫12との間を仕切られており、装填用金庫12から紙幣を装填する場合は、セパレータ13を退避する。本発明において、この一時保管庫5の構成は特に特徴的な技術を採用しており、図5、6により詳細に後述する。
金種別収納部8、10は、例えば万ウォン券、千ウォン券というように金種別に入金又は出金用紙幣を貯留しておくところであり、入金された紙幣のうち、出金用として適する紙幣を貯留可能なように構成されている。金種別収納部8、10は、それぞれ1枚ずつ搬送される紙幣を収納部に集積する集積機構、収納している紙幣を1枚ずつ分離する分離機構を備えている。本装置では、3ケの金種別収納部8、10を有しており、このうち3ケとも万ウォン券として設定する。あるいは、1ケずつ万ウォン券、5千ウォン券、千ウォン券、あるいは、2ケを万ウォン券、1ケを千ウォン券して設定することもできる。さらに、3ケの金種別収納部8、10のうち、1ケの金種別収納部10は旧札紙幣の万ウォン券を扱い、2ケの金種別収納部8は、新札紙幣の万ウォン券を扱うために、収納部内に、新札対応金種ボックスの収納幅規制ガイド9を側面に配している(図3にて図示)。
装填用金庫12は、本装置より着脱可能に構成されており、本装置に紙幣を供給したり、装置内の紙幣を回収したりするためのものである。装填用金庫12の上部には、上述した一時保管庫5を備え、装填用金庫12への集積や、集積した紙幣を分離するための機構を兼用させている。また、装填用金庫12の後面に配する装填リジェクトボックス16は、本装置に紙幣を供給するために装填用金庫12に収納された紙幣を金種別収納部8、10へ鑑別部3を通して搬送する際、鑑別部3において出金に適さないと判定された紙幣(装填リジェクト券)を集積しておく場所である。
リジェクトボックス14は、入金された紙幣のうち、鑑別部3において出金に適さないと判定された紙幣や、出金のために金種別収納部8、10より入出金口1に紙幣を搬送する際、鑑別部3において出金に適さないと判定された紙幣や、本装置から紙幣を回収するために金種別収納部13より装填用金庫12に紙幣を搬送する際、鑑別部3において正券でないと判定された紙幣(リジェクト券)を集積しておく場所である。
次に、本装置の概略動作について説明する。入金取引においては、利用客が入出金口1から投入した紙幣を分離機構により1枚ずつ分離し、紙幣搬送路に送り出す。紙幣は搬送路2を通り、鑑別部3において紙幣の真偽、正損、金種、表裏などの鑑別が行われ、正券と判定された紙幣は、搬送路4を経由し、一時保留部5に集積される。一方、鑑別部3においてリジェクト券と判定された紙幣は搬送路7を通り、入出金口1内押板18によって仕切られた入金リジェクト収納部17に集積され、入出金口1上部のシャッタ11を開いて、利用客に紙幣を放出する。
以上の動作により、入金計数取引が終了し、利用客に計数された金額を操作部105にて知らせ、確認がとられて取引が成立すると、入金収納の処理に移行して、一時保留部5に集積された紙幣を分離機構により1枚ずつ分離し、紙幣搬送路に送り出す。紙幣は搬送路6を通り、鑑別部3において紙幣の鑑別を行い、正券と判定された紙幣は、搬送路4,7,2を経由し、金種別収納部8、10に各々の金種別に集積される。なお、入金収納でリジェクト(非還流紙幣も含む)が発生すると、ボックス14に収納する。
出金取引においては、利用客が操作部105にて指定した金額分の紙幣を金種別収納部10から分離機構により1枚ずつ分離し、紙幣搬送路に送り出す。紙幣は鑑別部3において紙幣の鑑別を行い、正券と判定された紙幣は、搬送路4,7を経由し、入出金口1に集積される。一方、鑑別部3においてリジェクト券と判定された紙幣は、リジェクトボックス14に集積される。その後、入出金口1上部のシャッタを開いて利用客に紙幣を放出する。
係員により着脱自在の装填用金庫12に紙幣を収納して、それを本装置にセットし、出金用の紙幣を準備する装填・補充においては、係員が装填用金庫12にセットした紙幣を分離機構により1枚ずつ分離し、紙幣搬送路に送り出す。紙幣は、搬送路6を通り、鑑別部3において、正券と判定された紙幣は、搬送路4,7,2を経由し、金種別収納部8、10に各々の金種別に集積される。一方、装填用金庫7より分離・搬送された紙幣のうち、鑑別部3においてリジェクト券と判定された紙幣は、装填リジェクトボックス16に集積される。
係員により着脱自在の装填用金庫12に本装置内の紙幣を収納する回収においては、金種別収納部8、10の紙幣を金種別収納部8、10から分離機構により1枚ずつ分離し、紙幣搬送路に送り出す。鑑別部3において紙幣の鑑別を行い、正券と判定された紙幣は、装填用金庫12に集積される。一方、鑑別部3においてリジェクト券と判定された紙幣は、リジェクトボックス14に集積される。
以上の入金計数、入金収納、出金、装填・補充、回収処理は、本体制御部50、紙幣取扱機構制御部54(合わせて制御部とも言う)が中心となって紙幣の搬送、分離、集積、鑑別等を実行し、次に説明する一時保管庫5の制御についても同様である。
次に図5を用いて一時保管庫5について詳細に説明する。一時保管庫5は大きく紙幣を集積する集積部と、紙幣を繰り出す繰出部31と、集積部より集積される紙幣を一時的に保管する収納部とから構成する。なお、集積部と収納部とを合わせて単に集積部とも言う。上述したとおり、サイズの異なる紙幣を制御するには、紙幣の短手で揃えるための集積部が重要であり、以下、集積部を中心に説明する。
上述の入金計数の取引処理のとき、鑑別部3において正券と判定された紙幣は搬送路の矢印35方向より一時保管庫5の集積部に搬送される。集積の仕方は図示するとおり、紙幣を水平に集積し、垂直方向に紙幣を積層していく(積み重ねていく)タイプである。この集積部は紙幣の通過を検知する通過センサ32、紙幣を集積方向へ送り出すスタックローラ51、集積紙幣の後端を掻き落とすためのシートローラ55、集積紙幣を収納するセパレータ13、集積紙幣の上端位置にあわせて可動し、センサ54により集積紙幣の上端位置を検知するためのスタックガイド53、集積部の短手方向の幅を規制する可動式収納ガイド62、可動式収納ガイド62を可動するための、ソレノイド64、リンク63、スプリング65より構成される。図示するとおり、右上の集積部から紙幣が搬送され、セパレータ13上に集積、一時保管する。そして、この一時保管した紙幣を左上の分離機構から紙幣を分離、繰り出しする。従って、分離機構側で紙幣をそろえる(紙幣の短手にて)ことで、分離が正常なものとなる。
可動式収納ガイド62は集積紙幣を分離部側の側面ガイド(図の左側の壁)へ押し付けるための規制ガイドであり、図示するように集積部側の側面ガイド(図の右側の壁)の方に配置されている。そして、可動式収納ガイド62はソレノイド64のオン/オフにより、リンク63を通して、突出位置/収納位置の切り替えを行う。可動式収納ガイド62のガイド面からの突出量Lは、新旧紙幣の搬送方向の長さの差分に設定し、新札紙幣37を幅寄せした際に、分離部側で先端がそろうように設定する。すなわち、図4に示す紙幣の短手サイズを基準に、本例では、「L=旧札紙幣(76mm)−新札紙幣(68mm)=8mm」に設定してある。
可動式収納ガイド62の突出部の形状は、集積部入り口であるスタックローラ51の挟持点から、集積紙幣の上端38までの収納部の短手方向の幅を、規制する形状とし、集積紙幣後端が突出部に引っ掛かることがないように、突出部の上部は傾斜させてある。
次に可動式収納ガイド62の奥行き方向の配置について、図6により説明する。長手方向の収納部の収納幅も、短手方向と同じく最大紙幣である旧札10KWonが入るために設定されている。紙幣を安定して分離部側に規制するためには、可動式収納ガイド62の突出箇所は多ければ多いほど良いが、本実施例では最小紙幣である新札1KWonが長手方向のどの位置に集積されても、必ず3箇所で可動式収納ガイド62と接触するように配置してある。
続いて、可動式収納ガイド62の動作について説明する。上述したとおり、一時保管部5に搬送される紙幣は入金計数処理において鑑別部3によって鑑別された紙幣のため、新札なのか、旧札なのかも鑑別される。搬送された紙幣が新札紙幣37の場合、短手寸法が旧札に比較して短いので、一時保管庫5にてその収納を整然させるため、保管庫の分離側に揃える構成を採用している。即ち、センサ32にて紙幣の先端を検知した後、ソレノイド64がオンとなり、リンク61を介して可動式収納ガイド62は図5(1)に示す、突出位置に移動する。このソレノイドのオンタイミングは、紙幣後端がシートローラ55で掻き落とされる前に可動式収納ガイド62の動作が完了するように設定する。掻き落とされた紙幣は可動式収納ガイド62の突出により、分離側に幅寄せされて、収納部を構成する側面ガイド(左側)に整然と集積される。
旧札紙幣38が搬送された場合を図5(2)により説明する。旧札であることは鑑別部3により判定され、旧札紙幣をセンサ32にて紙幣先端を検知した後、ソレノイド64Aをオフし、リンク61Aに取り付けられた戻しバネ65Aにより、可動式収納ガイド62Aは収納位置へ移動する。収納位置に退避することにより、旧札紙幣の集積を妨害することなく、集積が可能となる。このソレノイドのオフタイミングも、オンタイミングと同様に、紙幣後端がシートローラ55で掻き落とされる前に可動式収納ガイド62Aの動作が完了するように設定する。
このように搬送される紙幣1枚ずつ可動式収納ガイド62を突出又は収納する制御することにより、新旧紙幣ともに、分離側に紙幣先端が揃うように集積される。つまり、図示の左側で揃うので、その後に紙幣を繰り出すときでも安定した繰り出しが実現でき、紙幣ジャムやリジェクトの問題が少ない装置が達成される。
現金自動取引装置の一実施例の全体図。 現金自動取引装置のハードブロック図。 現金自動取引装置の紙幣取扱機構の図。 現金自動取引装置で取扱う紙幣の種類と寸法表。 現金自動取引装置の紙幣取扱機構の一時保留部の動作図。 一時保留部の詳細図(後面図)。
符号の説明
1…入出金口、5…一時保留部、62…一時保留部収納部可動ガイド、3……鑑別部、2、4、6、7…搬送機構、8…新札対応金種ボックス、9…新札対応金種ボックスの収納幅規制ガイド、10…旧札対応金種ボックス、12…装填用金庫、13…セパレータ、14…リジェクトボックス、16…装填リジェクトボックス、17…入金リジェクト収納部、18…入出金口1内押板、31…繰出部、32…通過検知センサ、35…紙幣搬送方向、37…新札紙幣、38…旧札紙幣、51…スタックローラ、53…スタックガイド、54…紙幣上端検知センサ、55…シートローラ、63…リンク、64…ソレノイド、65…戻しバネ、100…紙幣取扱機構、101…現金自動取引装置、102…カード/明細表取扱機構、103…通帳取扱機構、104…硬貨取扱機構、105…顧客操作部、50…本体制御部、52…係員操作部、53…ホストコンピュータ、54…紙幣取扱機構制御部

Claims (6)

  1. 紙幣の短手方向に搬送して、少なくとも紙幣の入金取引を行い、紙幣の短手方向の寸法が2種類以上ある紙幣を取扱う現金自動取引装置において、
    入金紙幣を分離して繰り出す入金口と、紙幣の金種、真偽を判別する鑑別部と、該鑑別部にて正しいと判定された紙幣を一時的に保管する一時保管庫とを有し、
    前記一時保管庫は、紙幣を水平に集積し且つ垂直方向に積層し収納する収納部と、該収納部に紙幣を集積する集積機構と、前記集積機構の対面に前記収納部に集積した紙幣を分離する分離機構と、前記収納部の前記集積機構が配置された側の側面ガイドに配された可動式ガイドとを有し、
    前記集積機構によって集積される紙幣の短手寸法に応じて前記集積機構入口の下方の前記側面ガイドより前記可動式ガイドを突出するよう制御する制御部を有することを特徴とする現金自動取引装置。
  2. 請求項1記載の現金自動取引装置において、
    前記集積機構によって集積される紙幣の短手寸法を、前記鑑別部による鑑別結果から得ることを特徴とする現金自動取引装置。
  3. 請求項1又は2記載の現金自動取引装置において、
    前記制御部は、前記集積機構によって集積される紙幣の短手寸法が所定の寸法より短いときに前記可動式ガイドを突出させ、前記所定の寸法より長いときに前記可動式ガイドを前記側面ガイドに収納することを特徴とする現金自動取引装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかの項記載の現金自動取引装置において、
    前記側面ガイドより前記可動式ガイドを突出させたときの突出部の上部を傾斜させたことを特徴とする現金自動取引装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかの項記載の現金自動取引装置において、
    前記可動式ガイドは、前記側面ガイドに複数設置されることを特徴とする現金自動取引装置。
  6. 請求項5記載の現金自動取引装置において、
    前記可動式ガイドは紙幣の長手方向に設置され、複数の前記可動ガイドのうち少なくとも3つの前記可動式ガイドは、前記紙幣に当接することを特徴とする現金自動取引装置。
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