JP6211519B2 - 紙幣処理装置及び紙幣処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、紙幣を分類集積する紙幣処理装置及び紙幣処理方法に係り、紙幣番号を利用して紙幣を分類する紙幣処理装置及び紙幣処理方法に関し、特に障害が発生した場合に、復旧処理において障害発生前と同じ分類状態を再現できる紙幣処理装置及び紙幣処理方法に関する。
複数の集積部を有する紙幣処理装置を用いた入金処理を行う際に、紙幣を汚損状態によってランク付けし、再利用に適した正券と、再利用に適さない損券とを異なる集積部に分類集積させることが行われている。複数の入金取引を連続処理して、2回目取引分の処理途中でジャム等の障害が発生した場合、各集積部には、確定した初回取引分の紙幣と、未確定で処理途中の2回目取引分の紙幣とが混在する。
特許文献1は、障害復旧処理において、確定した取引分についての確定枚数を再現する紙幣処理装置を開示している。特許文献1の紙幣処理装置は、紙幣の金種識別及び正損判定を行い、紙幣を金種及び正損別に複数の集積部に集積するとともに、各集積部の確定枚数を記憶手段が記憶する。入金処理中に障害が発生した場合、オペレータが各集積部に集積されているすべての紙幣を、堆積された順番を保ったまま、ホッパに再載置する。そして、ホッパに再載置された紙幣の金種識別及び正損の判定を行い、紙幣を金種及び正損別に元の集積部に集積する。このとき、複数の集積部のいずれかの集積枚数が、記憶手段に記憶されている当該集積部の確定枚数に達した場合、確定枚数に達した集積部に割り当てられている金種の紙幣については、正損の判定の如何に関わらず、この金種が割り当てられている他の集積部に集積する。
このように、従来は、正損別に紙幣を集積する集積部の各々についての確定枚数を記憶しておき、障害復旧処理では、正損判定を再度行い、正券(又は損券)の集積部の集積枚数が記憶した確定枚数に達したら、残りの紙幣は判定結果によらず損券(又は正券)の集積部に集積していた。
しかし、識別センサで紙幣を読み取るときの条件によって、読み取った汚損状態に誤差が生じるので、正券と損券の見極めが難しい紙幣については、障害発生前と障害復旧処理時とで異なる判定結果が出る可能性がある。そのため、上述のような従来の紙幣処理装置では、障害復旧処理において、正券の集積部の集積枚数が記憶した確定枚数に達した後、明らかな正券が損券の集積部に集積されたり、損券の集積部の集積枚数が記憶した確定枚数に達した後、明らかな損券が正券の集積部に集積されたりするという問題があった。
また、金種別に分類集積する場合で、1つの金種について複数の集積部が割り当てられている場合は、同じ金種の2枚の紙幣の集積部が、障害発生前と障害復旧処理時とで入れ替わることがあった。
特許4870091号公報
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、障害が発生した場合に、復旧処理において障害発生前と同じ分類状態を再現できる紙幣処理装置及び紙幣処理方法を提供することを目的とする。さらに詳細には、各紙幣が、障害発生前と障害復旧処理後とで、同じ集積部に集積されるように処理できる紙幣処理装置及び紙幣処理方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様による紙幣処理装置は、投入された紙幣を1枚ずつ取り込む受入部と、取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得する取得部と、取り込まれた紙幣の紙幣情報を取得する識別部と、紙幣を集積する複数の集積部と、紙幣の搬送を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記識別部が取得した紙幣情報に基づいて紙幣の搬送先を決定し、前記複数の集積部のいずれかに分類集積するように紙幣の搬送を制御するとともに、前記取得部が取得した紙幣番号と分類情報とを関連付けて記憶する通常モード、及び前記取得部が取得した紙幣番号に関連付けられている分類情報に基づいて紙幣の搬送先を決定し、前記複数の集積部のいずれかに分類集積するように紙幣の搬送を制御する紙幣番号モードのうちいずれか一方のモードを実行することを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理装置は、紙幣の搬送に関する障害を検知する障害検知部をさらに備え、前記制御部は、前記障害検知部により障害が検知された場合に、前記紙幣番号モードを実行することを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理装置は、前記分類情報は、前記識別部が取得した紙幣情報であることを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理装置は、前記分類情報は、前記識別部が取得した紙幣情報に基づいて搬送先として決定した集積部に関する情報であることを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理装置は、取引毎に計数確定の指示を受け付ける受付部をさらに備え、前記制御部は、前記受付部が計数確定の指示を受け付けた取引分に含まれる紙幣の紙幣番号及び分類情報を記憶することを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理装置は、前記制御部は、前記紙幣番号モードにおいて、前記取得部が取得した紙幣番号が記憶されていない場合、前記識別部が取得した紙幣情報に基づいて紙幣の搬送先を決定することを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理装置は、リジェクト紙幣を集積するリジェクト部をさらに備え、前記制御部は、前記紙幣番号モードにおいて、前記取得部が取得した紙幣番号が記憶されていない場合、この紙幣番号を有する紙幣の搬送先を前記リジェクト部とすることを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理装置は、紙幣の搬送に関する障害を検知する障害検知部により障害が検知された場合に、確定していない取引分の紙幣が集積されている集積部を報知する報知部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理方法は、通常モードにおいて、受入部が投入された紙幣を1枚ずつ取り込む工程と、取得部が、取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得する工程と、識別部が、取り込まれた紙幣の紙幣情報を取得する工程と、前記紙幣情報に基づいて紙幣を複数の集積部に分類集積する工程と、前記紙幣番号と前記分類情報とを関連付けて記憶する工程と、紙幣番号モードにおいて、前記集積部から紙幣を取り出して、前記受入部に再投入する工程と、前記受入部が、再投入された紙幣を1枚ずつ取り込み、前記取得部が取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得し、取得した紙幣番号に関連付けられている分類情報に基づいて紙幣を前記複数の集積部に分類集積する工程と、を備える。
本発明の一態様による紙幣処理方法は、紙幣の搬送に関する障害を検知した場合に、前記紙幣番号モードが実行されることを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理方法は、前記集積部から取り出した紙幣を、集積順序を保ったまま前記受入部に再投入することを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理方法は、前記紙幣番号モードにおいて、前記受入部と前記集積部との間の搬送路上の紙幣を取り出し、前記集積部から取り出した紙幣の後に、前記受入部に再投入することを特徴とする。
本発明の一態様による紙幣処理方法は、前記受入部への紙幣の再投入後、前記取得部が取得した紙幣番号が記憶されていない場合、この紙幣番号を有する紙幣をリジェクト部に集積することを特徴とする。
本発明によれば、前回の分類と同じ分類状態を再現でき、特に障害が発生した場合に、復旧処理において障害発生前と同じ分類状態を再現できる。
本実施形態に係る紙幣処理装置の外観斜視図である。 本実施形態に係る紙幣処理装置の断面図である。 本実施形態に係る紙幣処理装置のブロック構成図である。 本実施形態に係る紙幣処理方法を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る紙幣処理方法を説明するフローチャートである。 変形例による紙幣処理装置の断面図である。 変形例による紙幣処理方法を説明するフローチャートである。 変形例による紙幣処理方法を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る紙幣処理装置100の斜視図であり、図2は紙幣処理装置100の断面図である。また、図3は、紙幣処理装置100のブロック構成図である。図1及び図2に示すように、紙幣処理装置100は、オペレータによって積層状態で投入された紙幣を1枚ずつ取り込む受入部101と、受入部101によって取り込まれた紙幣を搬送する搬送部114と、搬送部114に設けられ、当該搬送部114によって搬送される紙幣を識別する識別部113と、を備えている。
また、図2に示すように、受入部101と識別部113との間には、受入部101によって取り込まれた紙幣の搬送状態を検知する搬送状態検出センサ121、122が設けられている。
識別部113は、搬送部114によって搬送されている紙幣の画像を読み取る画像読取センサ123を有している。識別部113は、画像読取センサ123によって読み取られた画像データに基づいて、紙幣の通貨、金種、方向、正損、新旧、真偽などを識別し、紙幣情報を取得する。方向は、表前、表後、裏前、裏後の4方向ある。具体的には、紙幣の短辺に平行な方向に紙幣を搬送する場合は、肖像が上で且つ肖像の頭の方から取り込まれる方向が表前、肖像が上で且つ頭と反対の方から取り込まれる方向が表後、肖像が下で且つ肖像の頭の方から取り込まれる方向が裏前、肖像が下で且つ頭と反対の方から取り込まれる方向が裏後となる。
また、画像読取センサ123によって読み取られた画像データに基づいて、紙幣の紙幣番号を取得する取得部112が設けられている。取得部112は識別部113の一部でもよいし、識別部113とは別個に設けられていてもよい。
また、識別部113の下流側には、集積部106a〜106dのいずれへも集積されないと判断された紙幣が集積されるリジェクト部102a、102bが連結されている。例えば、リジェクト部102aには、識別異常や搬送異常であると判断された紙幣が集積される。また、リジェクト部102bには、識別部113の真偽判定によって偽券である判断された紙幣が集積される。
ここで、搬送異常とは、搬送部114によって紙幣を搬送する際の異常を意味している。このような搬送異常としては、例えば、紙幣が斜めに搬送されている場合(斜行)や、複数の紙幣が重なって搬送されている場合(重送)や、複数の紙幣が所定の間隔を隔てないで搬送されている場合(連鎖)などが挙げられる。
センサ124a、124bは、紙幣が正常にリジェクト部102a、102bへと案内されているかを検知する。
識別部113の下流側であって搬送部114の端部には、搬送部114によって搬送された紙幣を集積する集積部106a〜106dが連結されている。集積部106a〜106dは、受入部101により取り込まれた紙幣を、当該紙幣の紙幣情報(通貨、金種、方向、正損、新旧等)に基づいて、分類して集積する。
センサ125は、リジェクト部102a、102bに案内されなかった紙幣が、集積部106a〜106dに向かって正常に案内されているかを検知する。センサ126a〜126dは、紙幣が正常に集積部106a〜106dに案内されているかを検知する。また、センサ127a〜127cは、紙幣が正常に搬送されているかを検知する。
また、図1に示すように、紙幣処理装置100には、オペレータからの指示を受け付けるための入力キーを有する操作部103や、様々な情報を表示する表示部104が設けられている。また、紙幣処理装置100には、集積部106a〜106dに集積されている紙幣の種類や枚数を表示する個別表示部107a〜107dが設けられている。個別表示部107a〜107dは、集積部106a〜106dに集積されている紙幣の種類や集積枚数を表示する。紙幣の種類とは、例えば、通貨、金種、方向、正損、新旧などである。表示部104及び個別表示部107a〜107dは、例えばLCD等のディスプレイである。
図3に示すように、紙幣処理装置100は、各部を制御する制御部111と、記憶部118とを有している。
制御部111は、記憶部118に記憶された制御プログラムに基づいて、各部を制御する。制御部111はCPU等のプロセッサである。また、記憶部118は、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等の記憶媒体を1つ以上有する。
また、紙幣処理装置100は、紙幣の搬送に関する障害の発生を検知する障害検知部116を備えている。例えば、障害検知部116は、センサ121、122、125、127a〜127cの検知結果から、ジャム等の障害の発生を検知する。
制御部111は、通常モードと紙幣番号モードの2つのモードを切り替えて実行することができる。通常モードは、通常の紙幣処理時に実行されるモードであり、紙幣番号モードは、予め関連付けられた紙幣番号と分類情報に基づき紙幣を分類するモードであり、例えば、障害検知部116により障害発生が検知された後、障害復旧処理時に実行されるモードである。
通常モードにおいて、制御部111は、識別部113が取得した紙幣情報に基づいて紙幣を集積部106a〜106dのいずれへ搬送するかを決定し、搬送部114を制御する。また、制御部111は、分類情報と、取得部112が取得したこの紙幣の紙幣番号とを関連付けて記憶部118に記憶させる。ここで、分類情報は、紙幣の分類に関する情報であり、例えば、紙幣の搬送先である。例えば、集積部106aに10000円紙幣、集積部106bに1000円紙幣、集積部106cに5000円紙幣が割り当てられており、受入部101により取り込まれた紙幣が5000円紙幣、この紙幣の紙幣番号がFM766471Lである場合、制御部111は、紙幣番号FM766471Lに集積部106cを関連付けて記憶部118に記憶させる。
制御部111は、個別表示部107a〜107dに、集積部106a〜106dに割り当てられている紙幣の種類や、集積部106a〜106dの集積枚数を表示させる。また、1取引分の紙幣の処理が終了すると、制御部111は、紙幣の計数結果を表示部104に表示し、操作部103を介してユーザから確定指示を受け付けると、1取引分の紙幣の計数結果を確定し、確定した計数結果を記憶部118に記憶させる。
次に、紙幣番号モードが実行される処理の一例として、障害復旧処理について説明する。障害検知部116により障害発生が検知されると、制御部111は紙幣処理装置100の動作を停止させる。紙幣処理装置100の動作停止後、ユーザが集積部106a〜106d内の紙幣を取り出し、受入部101に再投入する。制御部111は、紙幣番号モードを実行し、受入部101に再投入された紙幣の取り込みを開始する。
紙幣番号モードにおいても、取得部112は取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得するが、識別部113による紙幣情報の取得は必須ではない。制御部111は、取得部112が取得した紙幣番号を用いて記憶部118を検索する。取得部112が取得した紙幣番号と同じ紙幣番号が記憶部118に記憶されている場合、制御部111は、この紙幣番号に関連付けられている分類情報(紙幣の搬送先)を抽出する。制御部111は、記憶部118から抽出した紙幣の搬送先を、取り込まれた紙幣の搬送先として決定し、搬送部114を制御する。これにより、受入部101に再投入された紙幣は、障害発生前に集積されていた集積部へ搬送される。
次に、本実施形態による紙幣処理方法を図4、図5に示すフローチャートを用いて説明する。図4に示すフローチャートは、通常モードにおける紙幣処理に対応し、図5に示すフローチャートは、障害発生が検知された後の紙幣番号モードにおける紙幣処理に対応している。
まず、図4に示すフローチャートを用いて、通常モードにおける紙幣処理方法について説明する。
(ステップS101)1取引分の紙幣を受入部101に投入する。
(ステップS102)受入部101が紙幣を1枚ずつ取り込む。
(ステップS103)識別部113が、取り込まれた紙幣の紙幣情報(通貨、金種、方向、正損、新旧、真偽)を取得する。また、取得部112が、取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得する。
(ステップS104)制御部111が、ステップS103で取得された紙幣情報に基づいて、紙幣の搬送先を決定する。集積部106a〜106dには、集積紙幣の種類が予め割り当てられている。集積部106a〜106dに割り当てられていない種類の紙幣や、偽券はリジェクト部102a、102bへ搬送される。
(ステップS105)紙幣が集積部106a〜106d又はリジェクト部102a、102bに分類集積される。
(ステップS106)制御部111が、ステップS103で取得された紙幣番号と、この紙幣の搬送先とを関連付けて記憶部118に記憶させる。
(ステップS107)受入部101に投入された紙幣を全て取り込んだ場合はステップS108へ進み、受入部101に紙幣が残っている場合はステップS102に戻る。
(ステップS108)計数結果が表示部104に表示され、ユーザが操作部103を介して確定指示を入力する。
(ステップS109)次の取引分の紙幣がある場合はステップS101に戻る。
このように、通常モードでは、紙幣が種類に応じて分類集積されるとともに、紙幣番号と紙幣の搬送先とが関連付けられて記憶部118に記憶される。
次に、図5に示すフローチャートを用いて、障害復旧処理の場合の紙幣番号モードにおける紙幣処理方法について説明する。
(ステップS201)障害検知部116により障害発生が検知されると、制御部111は紙幣番号モードを実行し、受入部101による紙幣の取り込み、及び搬送部114による紙幣の搬送等を停止させる。
ユーザは、集積部106a〜106dに集積されている紙幣を取り出す。また、搬送部114による搬送途中の紙幣(搬送路上の紙幣)も取り出す。さらに、リジェクト部102a、102bに集積されている紙幣を取り出してもよい。
(ステップS202)ステップS201で取り出した紙幣を受入部101に再投入する。搬送路から取り出した紙幣は、集積部106a〜106dから取り出した紙幣の後に受入部101へ再投入する。
(ステップS203)受入部101が紙幣を1枚ずつ取り込む。
(ステップS204)取得部112が、取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得する。また、リジェクト部102a、102bに集積されている紙幣を取り出し、受入部101に再投入する場合は、識別部113が、取り込まれた紙幣の紙幣情報(通貨、金種、方向、正損、新旧、真偽)を取得してもよい。
(ステップS205)制御部111がステップS204で取得された紙幣番号を用いて記憶部118を検索する。
(ステップS206)ステップS204で取得された紙幣番号と同じ紙幣番号が記憶部118に記憶されている場合はステップS207へ進み、記憶されていない場合はステップS208へ進む。ここで、ステップS204で取得された紙幣番号と同じ紙幣番号が記憶部118に記憶されていない紙幣とは、ステップS201でリジェクト部102a、102bから取り出した紙幣である。リジェクト部102a、102bに集積されていた紙幣には、搬送異常や識別異常により、紙幣番号または紙幣情報を正常に取得できなかった紙幣が含まれるためである。
(ステップS207)制御部111は、ステップS204で取得された紙幣番号と同じ紙幣番号に関連付けられている分類情報(紙幣の搬送先)を記憶部118から抽出する。制御部111は、抽出した紙幣の搬送先を、取り込まれた紙幣の搬送先として決定する。
(ステップS208)制御部111が、ステップS204で取得された紙幣情報に基づいて、紙幣の搬送先を決定する。集積部106a〜106dに割り当てられている集積紙幣の種類は通常モードと同じである。
(ステップS209)制御部111が、ステップS204で取得された紙幣番号と、この紙幣の搬送先とを関連付けて記憶部118に記憶させる。
なお、ステップS204で取得された紙幣番号と同じ紙幣番号が記憶部118に記憶されていない紙幣については、ステップS208とステップS209に代えて、すべてリジェクト部102a、102bに分類集積するようにしてもよい。
(ステップS210)紙幣が集積部106a〜106d又はリジェクト部102a、102bに分類集積される。
(ステップS211)受入部101に再投入された紙幣を全て取り込んだ場合は通常モードに戻り、受入部101に紙幣が残っている場合はステップS203に戻る。
これにより、受入部101に再投入された紙幣は、障害発生前に集積されていた集積部106a〜106dへ搬送される。
本実施形態では、紙幣番号と搬送先とを関連付けて記憶しておき、障害復旧処理時に再投入された紙幣の搬送先を、この紙幣の紙幣番号に関連付けられている搬送先とする。そのため、例えば、正券と損券の見極めが難しく、障害発生前と障害復旧処理時とで異なる判定結果が出る可能性がある紙幣であっても、紙幣番号から搬送先を決定するため、障害発生前と同じ集積部に集積することができる。また、金種別に分類集積し、1つの金種について複数の集積部を割り当てている場合であっても、障害発生前と障害復旧処理後とで同じ集積部に集積することができる。
このように、本実施形態によれば、各紙幣を、通常モードと紙幣番号モードとで、同じ集積部に集積することができ、特に、障害復旧処理において紙幣番号モードを実行した場合は、障害発生前と障害復旧処理後とで同じ分類状態を再現することができる。
上記実施形態において、障害復旧処理時に集積部106a〜106dから取り出した紙幣は、集積順序を保ったまま受入部101に再投入することが好ましい。このことにより、障害発生前と障害復旧処理後とで、集積部106a〜106dにおける集積順序も再現することができる。
上記実施形態では、紙幣番号に関連付けられる分類情報を紙幣の搬送先としていたが、識別部113が取得した紙幣情報でもよい。この場合、制御部111は、紙幣番号モードにおいて、取り込まれた紙幣の紙幣番号に関連付けられた紙幣情報を記憶部118から抽出し、この紙幣情報に基づいて紙幣の搬送先を決定する。通常モード時に紙幣の搬送先決定に用いられた紙幣情報と同じ紙幣情報に基づいて紙幣の搬送先を決定するため、通常モードと紙幣番号モードとで、各紙幣を同じ集積部に集積することができる。
また、上記実施形態において、計数結果の確定した取引分の紙幣について、紙幣番号及びこれに関連付けられた分類情報を記憶部118に記憶するようにしてもよい。例えば、1取引分の紙幣の計数結果の確定前は、紙幣番号及び分類情報をキャッシュメモリやメインメモリ等の一次記憶装置に記憶しておき、確定後はHDDやフラッシュメモリ等の二次記憶装置に記憶する。障害発生の検知に伴い、一次記憶装置内の処理途中の取引分の紙幣番号及び分類情報は消去し、二次記憶装置に記憶されている情報を取り出して一次記憶装置に書き込む。このようにすることで、計数結果の確定した取引分の紙幣について、障害発生前と同じ分類状態を再現することができる。
上記実施形態では、ステップS204で取得された紙幣番号と同じ紙幣番号が記憶部118に記憶されていない場合、制御部111が、ステップS204で取得された紙幣情報に基づいて、紙幣の搬送先を決定していたが、紙幣番号が記憶部118に記憶されていない紙幣はリジェクト部102a、102bへ搬送するようにしてもよい。
また、障害検知部116により障害発生が検知された時に計数結果の確定していない(処理途中の)取引分の紙幣が集積されている集積部を報知する報知部を設けてもよい。未確定の取引分の紙幣が集積されていない集積部については、紙幣の取り出し・再投入は不要である。そのため、報知された集積部のみから紙幣を取り出して再投入すればよく、復旧処理を速やかに行うことができる。個別表示部107a〜107dが報知部の機能を持つようにしてもよい。
図6は変形例による紙幣処理装置400の概略構成を示している。紙幣処理装置400は、受入部401、搬送部402、識別部403a、取得部403b、反転機構404、リジェクト部405a、405b、405c、外部スタッカ406a〜406f、集積部407a〜407c、束搬送部408、端数紙幣返却部409、紙幣結束部410、結束紙幣収納部411、及び制御部420を備える。また、紙幣処理装置400は、図示しない操作表示部を備える。
受入部401は、ユーザによって載置された紙幣を1枚ずつ紙幣処理装置400の筐体の内部に取り込むようになっている。
搬送部402は、紙幣処理装置400の筐体の内部に設けられており、受入部401によって取り込まれた紙幣を搬送する。搬送部402は制御部420に従って紙幣の搬送を行う。
この搬送部402は例えば、ベルト搬送機構が組み合わされたものからなる。ベルト搬送機構は、一対または3以上のローラおよび各ローラに張架された例えばゴムベルトから構成されている。
識別部403aは、搬送部402に介設されており、搬送部402によって搬送される紙幣の通貨、金種、真偽、正損、方向、新旧等を判別し、紙幣情報を取得する。取得部403bは、搬送部402によって搬送される紙幣の紙幣番号を取得する。
搬送部402は識別部403aの先で分岐されており、識別部403aの識別結果に応じてリジェクト紙幣はリジェクト部405a、405bへ搬送され、集積される。リジェクト部405a、405bにはリジェクト紙幣がリジェクト要因別に搬送される。
一方、リジェクト紙幣でない紙幣は反転機構404において、識別部403aによる表裏判定結果に応じて、すべての紙幣の表裏面が一致するように表裏反転される。表裏面が一致するように表裏反転された紙幣のうち、結束対象でない紙幣は識別部403aにより判定された紙幣情報に基づいて外部スタッカ406a〜406fのいずれかに集積される。結束対象の紙幣や、外部スタッカ406a〜406fに割り当てられている集積紙幣の種類は予め設定されている。
結束対象紙幣は集積部407a〜407cのいずれかへ搬送される。集積部407a〜407cの各々の紙幣受入口には、搬送されてきた紙幣の枚数を検出するセンサ(図示せず)が設けられており、このセンサは集積部407a〜407cに集積されている紙幣の枚数を制御部420へ出力する。集積部407a〜407cの集積枚数が所定枚数に達すると、束搬送部408が当該集積部に集積されている紙幣束を取り出し、紙幣結束部410へ搬送する。
集積部407a〜407cのうち、いずれか1つは紙幣が搬送されないように、つまり空になるように設定されている。束搬送部408が集積部から紙幣束を取り出している時、当該集積部は紙幣を受け入れることができないため、空になっている集積部へ搬送され、集積される。
紙幣結束部410へ搬送された紙幣束は、帯封処理され、結束紙幣収納部411に収納される。
また、束搬送部408は集積部407a〜407c内の端数紙幣を端数紙幣返却部409へ搬送することができる。端数紙幣返却部409は例えばオープンポケットである。
上記実施形態と同様に、制御部420は、通常モードにおいて、紙幣番号と紙幣の分類情報(紙幣の搬送先又は紙幣情報)とを関連付けて記憶部(図示せず)に記憶させる。
障害検知部(図示せず)により障害発生が検知されると、制御部420は受入部401による紙幣の取り込み及び搬送部402による紙幣の搬送を停止させる。そして、ユーザは外部スタッカ406a〜406fに集積されている紙幣や搬送路上の紙幣を取り出し、受入部401に再投入する。また、集積部407a〜407cに集積されている紙幣をリジェクト部405cから返却して、受入部401に再投入する。紙幣結束部410により結束された紙幣は、再投入せず、結束紙幣の計数結果については仮確定としておく。
制御部420は、紙幣番号モードを実行し、受入部401が取り込んだ紙幣の紙幣番号を用いて記憶部を検索し、この紙幣番号に関連付けられている分類情報を抽出し、抽出した分類情報に基づいて紙幣の搬送先を決定する。
これにより、各紙幣は、障害発生前と障害復旧処理後とで、同じ外部スタッカ406a〜406fに集積することができ、障害発生前と同じ分類状態を再現することができる。
上記実施形態は、主に障害復旧処理について説明したが、本発明の実施形態は障害復旧処理に限定されるものではない。例えば、紙幣処理装置で分類処理した紙幣を再度分類処理する場合であって、最初の分類処理と同じ分類状態を再現する必要が生じた場合に、本発明を実施できる。最初の分類処理を通常モードで処理し、2回目の分類処理を紙幣番号モードで処理することにより、最初の分類処理と2回目の分類処理とで、同じ分類状態を再現することができる。
また、上記実施形態における紙幣番号モードでの紙幣処理を、入金キャンセル処理に適応してもよい。
入金処理では、1取引分の紙幣を1枚ずつ取り込み、各紙幣の紙幣番号及び紙幣情報を取得し、紙幣情報に基づいて紙幣の搬送先を決定し、集積部106a〜106d又はリジェクト部102a、102bに集積する。1取引分の紙幣が全て取り込まれると、計数結果が表示部104に表示され、ユーザが確定指示を入力すると、計数結果が確定するとともに、各紙幣の紙幣番号と分類情報(紙幣の搬送先)とが関連付けられて、記憶部118に記憶される。
そして、新規の入金取引分の紙幣がある場合は、確定した前回取引分の紙幣が集積部106a〜106dに集積された(残された)状態で、新規の入金取引分の紙幣が連続して処理される。
この新規の入金取引分の紙幣についても、同様の入金処理が行われる。そして、表示部104に表示された計数結果をユーザが受け入れずに、入金をキャンセルする場合、キャンセル処理を行う。計数結果が確定していないため、入金キャンセル取引分の紙幣の紙幣番号は、記憶部118に記憶されていない。図7に示すフローチャートを用いてキャンセル処理について説明する。
(ステップS301)ユーザが、集積部106a〜106d(及びリジェクト部102a、102b)に集積されている紙幣を取り出す。
(ステップS302)ステップS301で取り出した紙幣を受入部101に再投入する。
(ステップS303)受入部101が紙幣を1枚ずつ取り込む。
(ステップS304)取得部112が、取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得する。
(ステップS305)制御部111がステップS304で取得された紙幣番号を用いて記憶部118を検索する。
(ステップS306)ステップS304で取得された紙幣番号と同じ紙幣番号が記憶部118に記憶されている場合はステップS307へ進み、記憶されていない場合はステップS308へ進む。ここで、ステップS304で取得された紙幣番号と同じ紙幣番号が記憶部118に記憶されていない紙幣とは、入金がキャンセルされた取引分の紙幣である。
(ステップS307)制御部111は、ステップS304で取得された紙幣番号と同じ紙幣番号に関連付けられている分類情報(紙幣の搬送先)を記憶部118から抽出する。制御部111は、抽出した紙幣の搬送先を、取り込まれた紙幣の搬送先として決定する。
(ステップS308)制御部111が、取り込まれた紙幣の搬送先をリジェクト部102a又は102bに決定する。
(ステップS309)紙幣が集積部106a〜106d又はリジェクト部102a、102bに分類集積される。
(ステップS310)受入部101に再投入された紙幣を全て取り込んだ場合はキャンセル処理を終了し、受入部101に紙幣が残っている場合はステップS303に戻る。
これにより、入金キャンセル取引分の紙幣は全てリジェクト部102a、102bに搬送されるとともに、入金が確定している前回取引分の紙幣は、キャンセル処理の実行前に集積されていた集積部106a〜106dへ搬送される。このようにして、入金をキャンセルした場合に、入金キャンセル取引分の紙幣と同じ紙幣(現物の紙幣)を、入金確定済の取引分の紙幣と分離して抽出することができる。
また、上記実施形態における紙幣番号モードでの紙幣処理を利用して、入金確定済の過去の取引分について入金をキャンセルするとともに、この取引に含まれる紙幣を分離抽出することもできる。この場合、入金処理において、各取引に対し、取引を一意に特定できる取引IDを付与する。取引IDはユーザが入力してもよいし、紙幣処理装置が自動的に付与してもよい。
入金処理では、1取引分の紙幣を1枚ずつ取り込み、各紙幣の紙幣番号及び紙幣情報を取得し、紙幣情報に基づいて紙幣の搬送先を決定し、集積部106a〜106d又はリジェクト部102a、102bに集積する。また、取引IDと、各紙幣の紙幣番号と、分類情報(紙幣の搬送先)とが関連付けられて、記憶部118に記憶される。1取引分の紙幣が全て取り込まれると、計数結果が表示部104に表示され、ユーザが確定指示を入力すると、計数結果が確定する。
そして、新規の入金取引分の紙幣がある場合は、確定した前回取引分の紙幣が集積部106a〜106dに集積された(残された)状態で、新規の入金取引分の紙幣が連続して処理される。複数の取引分の入金処理を行った後、確定済の過去の取引分について入金キャンセル処理を行う方法を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)ユーザが、入金をキャンセルする取引の取引IDを入力する。取引IDの入力は、ユーザが操作部103から行ってもよいし、キャンセルする取引の候補となる取引IDを表示し、その中からユーザが選択してもよい。
(ステップS402)ユーザが、集積部106a〜106d(及びリジェクト部102a、102b)に集積されている紙幣を取り出す。
(ステップS403)ステップS402で取り出した紙幣を受入部101に再投入する。
(ステップS404)受入部101が紙幣を1枚ずつ取り込む。
(ステップS405)取得部112が、取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得する。
(ステップS406)制御部111がステップS405で取得された紙幣番号を用いて記憶部118を検索する。
(ステップS407)ステップS405で取得された紙幣番号と同じ紙幣番号に関連付けて記憶部118に記憶されている取引IDが、ステップS401で入力された取引IDと一致する場合はステップS408へ進み、異なる場合はステップS409へ進む。
(ステップS408)制御部111が、取り込まれた紙幣の搬送先をリジェクト部102a又は102bに決定する。
(ステップS409)制御部111は、ステップS405で取得された紙幣番号と同じ紙幣番号に関連付けられている分類情報(紙幣の搬送先)を記憶部118から抽出する。制御部111は、抽出した紙幣の搬送先を、取り込まれた紙幣の搬送先として決定する。
(ステップS410)紙幣が集積部106a〜106d又はリジェクト部102a、102bに分類集積される。
(ステップS411)受入部101に再投入された紙幣を全て取り込んだ場合はキャンセル処理を終了し、受入部101に紙幣が残っている場合はステップS404に戻る。
これにより、入金キャンセル取引分の紙幣は全てリジェクト部102a、102bに搬送されるとともに、それ以外の紙幣は、キャンセル処理の実行前に集積されていた集積部106a〜106dへ搬送される。このようにして、入金キャンセル取引分の紙幣と同じ紙幣(現物の紙幣)を、その他の取引分の紙幣と分離して抽出することができる。また、取引IDを用いることで、過去の取引分の紙幣についても入金キャンセル処理を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100 紙幣処理装置
101 受入部
103 操作部
104 表示部
107a〜107d 個別表示部
111 制御部
112 取得部
113 識別部
114 搬送部
116 障害検知部
118 記憶部

Claims (21)

  1. 投入された紙幣を1枚ずつ取り込む受入部と、
    取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得する取得部と、
    取り込まれた紙幣の紙幣情報を取得する識別部と、
    紙幣を集積する複数の集積部と、
    紙幣の搬送を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記識別部が取得した紙幣情報に基づいて紙幣の搬送先を決定し、前記複数の集積部のいずれかに分類集積するように紙幣の搬送を制御するとともに、前記取得部が取得した紙幣番号と分類情報とを関連付けて記憶する通常モード、及び前記取得部が取得した紙幣番号に関連付けられている分類情報に基づいて紙幣の搬送先を決定し、前記複数の集積部のいずれかに分類集積するように紙幣の搬送を制御する紙幣番号モードのうちいずれか一方のモードを実行することを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 紙幣の搬送に関する障害を検知する障害検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記障害検知部により障害が検知された場合に、前記紙幣番号モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記分類情報は、前記識別部が取得した紙幣情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記分類情報は、前記識別部が取得した紙幣情報に基づいて搬送先として決定した集積部に関する情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の紙幣処理装置。
  5. 取引毎に計数確定の指示を受け付ける受付部をさらに備え、
    前記制御部は、前記受付部が計数確定の指示を受け付けた取引分に含まれる紙幣の紙幣番号及び分類情報を記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  6. 前記制御部は、前記紙幣番号モードにおいて、前記取得部が取得した紙幣番号が記憶されていない場合、前記識別部が取得した紙幣情報に基づいて紙幣の搬送先を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  7. リジェクト紙幣を集積するリジェクト部をさらに備え、
    前記制御部は、前記紙幣番号モードにおいて、前記取得部が取得した紙幣番号が記憶されていない場合、この紙幣番号を有する紙幣の搬送先を前記リジェクト部とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  8. 紙幣の搬送に関する障害を検知する障害検知部により障害が検知された場合に、取引毎に計数確定の指示を受け付ける受付部が計数確定の指示を受け付けていないために確定していない取引分の紙幣が集積されている集積部を報知する報知部をさらに備えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  9. 通常モードにおいて、受入部が投入された紙幣を1枚ずつ取り込む工程と、
    取得部が、取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得する工程と、
    識別部が、取り込まれた紙幣の紙幣情報を取得する工程と、
    前記紙幣情報に基づいて紙幣を複数の集積部に分類集積する工程と、
    前記紙幣番号と分類情報とを関連付けて記憶する工程と、
    紙幣番号モードにおいて、前記集積部から紙幣を取り出して、前記受入部に再投入する工程と、
    前記受入部が、再投入された紙幣を1枚ずつ取り込み、前記取得部が取り込まれた紙幣の紙幣番号を取得し、取得した紙幣番号に関連付けられている分類情報に基づいて紙幣を前記複数の集積部に分類集積する工程と、
    を備える紙幣処理方法。
  10. 紙幣の搬送に関する障害を検知した場合に、前記紙幣番号モードが実行されることを特徴とする請求項9に記載の紙幣処理方法。
  11. 前記集積部から取り出した紙幣を、集積順序を保ったまま前記受入部に再投入することを特徴とする請求項9又は10に記載の紙幣処理方法。
  12. 前記紙幣番号モードにおいて、前記受入部と前記集積部との間の搬送路上の紙幣を取り出し、前記集積部から取り出した紙幣の後に、前記受入部に再投入することを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の紙幣処理方法。
  13. 前記受入部への紙幣の再投入後、前記取得部が取得した紙幣番号が記憶されていない場合、この紙幣番号を有する紙幣をリジェクト部に集積することを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の紙幣処理方法。
  14. 紙幣を分類集積する紙幣処理装置であって、
    前記紙幣処理装置内に取り込まれた紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される紙幣の紙幣番号を取得する取得部と、
    前記搬送部により搬送される紙幣の、前記紙幣番号とは異なる紙幣情報を取得する識別部と、
    前記搬送部による紙幣の搬送を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記紙幣情報に基づいて前記搬送部による紙幣の搬送を制御するとともに、前記紙幣番号と、前記搬送部による紙幣の搬送先である分類情報とを関連付けて記憶する通常モード、及び、前記分類情報に基づいて前記搬送部による紙幣の搬送を制御する紙幣番号モードを切り替えて実行するものであり、
    前記制御部は、前記通常モードを実行した後であって、次の(a)乃至(d)のいずれかの場合に前記紙幣番号モードを実行することを特徴とする紙幣処理装置。
    (a)紙幣の搬送に関する障害が発生した後、障害復旧処理を行なう場合。
    (b)紙幣を再度分類処理する場合であって、最初の分類処理と同じ分類状態を再現する場合。
    (c)計数結果が確定した紙幣を前記紙幣処理装置に残したまま新規の入金処理を行なう場合であって、当該新規の入金処理をキャンセルする場合。
    (d)前記通常モードの実行時に、前記紙幣番号と前記分類情報と取引IDとを関連付けて記憶し、前記通常モードの実行後に前記取引IDが入力された場合。
  15. 紙幣を1枚ずつ前記紙幣処理装置内に取り込む受入部をさらに備え、
    前記制御部は、前記紙幣番号モードを実行する場合に、前記通常モードで搬送処理された後に前記受入部に投入された紙幣を、前記分類情報に基づいて搬送処理することを特徴とする請求項14に記載の紙幣処理装置。
  16. 前記紙幣の搬送に関する障害を検知する障害検知部をさらに備えことを特徴とする請求項14または15に記載の紙幣処理装置。
  17. 前記分類情報は、前記紙幣情報に基づいて紙幣の搬送先として決定した集積部に関する情報であることを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  18. 取引毎に計数確定の指示を受け付ける受付部をさらに備え、
    前記制御部は、前記受付部が計数確定の指示を受け付けた取引分に含まれる紙幣の紙幣番号及び前記分類情報を記憶することを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  19. 前記制御部は、前記紙幣番号モードにおいて、前記取得部が取得した前記紙幣番号が記憶されていない場合、前記紙幣情報に基づいて紙幣の搬送先を決定することを特徴とする請求項14乃至18のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  20. リジェクト紙幣を集積するリジェクト部をさらに備え、
    前記制御部は、前記紙幣番号モードにおいて、前記取得部が取得した前記紙幣番号が記憶されていない場合、この紙幣番号を有する紙幣の搬送先を前記リジェクト部とすることを特徴とする請求項14乃至18のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  21. 紙幣の搬送に関する障害を検知する障害検知部により障害が検知された場合に、取引毎に計数確定の指示を受け付ける受付部が計数確定の指示を受け付けていないために確定していない取引分の紙幣が集積されている集積部を報知する報知部をさらに備えることを特徴とする請求項14乃至20のいずれかに記載の紙幣処理装置。
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