JP2014232446A - 現金処理装置 - Google Patents

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健 池谷
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Abstract

【課題】投入された媒体を直接媒体収納部に入金する場合に、入金された媒体を返却できる現金処理装置を提供する。【解決手段】現金処理装置10は、投入される媒体を取り込む入金部と、媒体を排出する出金部と、入金部からの媒体を鑑別する媒体認識部と、搬送されてきた媒体を収納する集積機能と蓄積されている媒体を分離して繰り出す分離機能とを有する1又は複数の媒体収納部と、搬送されてきた媒体を一時的に収納する集積機能と収納されている媒体を分離して繰り出す分離機能とを有する一時保留部とを有する。入金部から取り込まれた媒体の媒体認識部による鑑別結果に基づいて、1又は複数の媒体収納部へ収納対象とする媒体を対応する媒体収納部に搬送し、収納対象外の媒体を一時保留部に搬送する入金処理部211を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、現金処理装置に関し、例えば、現金の入金処理を行う現金処理装置に適用し得るものである。
例えば、銀行や消費者金融機関等の金融機関の店舗(例えば店舗内の営業カウンタ等)には、貨幣の入出金管理を行う現金処理装置が設定されている(特許文献1参照)。現金処理装置は、例えば店舗等において貨幣の入金処理や出金処理、現金処理装置内の紙幣カセットに収納されている貨幣を回収する回収処理等を行う。
従来、現金処理装置として、入金された紙幣を出金する還流型の現金処理装置がある。図1は、還流型の現金処理装置10の内部機構を示す内部機構図である。図1に示すように、現金処理装置10は、入金口1、1又は複数(図1では2個)の出金口2(2−1、2−2)、一時保留部3、紙幣認識部4、搬送部5、複数(図1では5個)の紙幣カセット6−1〜6−5、収納専用カセット7を有する。
紙幣カセット6−1〜6−5は、紙幣の集積機能及び分離機能を有するものであり、収納専用カセット7は、紙幣の集積機能のみを有するものである。
ここで、集積とは、カセットに入金された順に紙幣を収納することである。分離とは、出金の際に、カセットに収納されている紙幣群のうち最上位の紙幣を繰り出すことである。
従来の現金処理装置における入金取引は、オペレータにより入金口1に紙幣が投入され、投入された紙幣は1枚ずつ搬送部5に繰り出される。繰り出された紙幣は紙幣認識部4に搬送され、紙幣搬送部4が紙幣を鑑別する。正常判定の場合、紙幣は搬送部5により一時保留部3に搬送され、紙幣は一時保留部3に蓄積される。一方、リジェクト判定の場合、紙幣は搬送部5により出金口2に搬送されて返却される。なお、出金口2に返却された紙幣は、再度入金口1に投入されることで再鑑別が可能である。
入金完了後、紙幣カセット6−1〜6−5に紙幣を収納する場合、一時保留部3に蓄積されている紙幣は搬送部5により1枚ずつ繰り出される。繰り出された紙幣は紙幣認識部4に搬送され、紙幣認識部4が紙幣を鑑別する。正常判定の場合、紙幣認識部4により識別された紙幣の金種に基づいて、対応する金種を収納する紙幣カセット6−1〜6−5に紙幣は蓄積される。リジェクト判定の場合、紙幣は収納専用カセットにリジェクト紙幣として蓄積される。
入金取引に係る処理には、上述した通常の入金処理と、ダイレクト入金処理とがある。通常の入金処理は、上述したように入金された紙幣を一時保留部3に一時的に保留した後、入金完了後に、対応する紙幣カセット6−1〜6−5に紙幣を蓄積するものである。これに対して、ダイレクト入金処理は、入金された紙幣を一時保留部3に退避させないで、直接、対応する紙幣カセット6−1〜6−5に紙幣を入金するものである。
つまり、ダイレクト入金処理の場合、入金口1から繰り出された紙幣は紙幣認識部4に搬送され、紙幣認識部4が紙幣を鑑別する。そして、正常判定の場合、紙幣認識部4に識別された紙幣の金種に基づいて、対応する金種を収納する紙幣カセット6−1〜6−5に収納される。
一方、紙幣が出金対象外の金種である場合、紙幣は収納専用カセットに蓄積される。なお、リジェクト判定の場合、紙幣は出金口2に返却される。
特開2010−224738号公報
しかしながら、上述した従来の還流型の現金処理装置において、ダイレクト入金処理で入金された紙幣に対して返却の要求がなされた場合、収納専用カセットが分離機能を有していないため、収納専用カセットに収納された紙幣を返却することができず、顧客が実際に入金した紙幣を返却することができないという問題が生じ得る。
そのため、上記課題に鑑み、投入された媒体を直接媒体収納部に入金する場合に、入金された媒体を返却できるようにする現金処理装置が求められている。
かかる課題を解決するために、本発明は、(1)投入される媒体を取り込む入金部と、(2)媒体を排出する出金部と、(3)搬送された媒体を鑑別する媒体認識部と、(4)搬送されてきた媒体を収納する集積機能と、蓄積されている媒体を分離して繰り出す分離機能とを有する1又は複数の媒体収納部と、(5)搬送されてきた媒体を一時的に収納する集積機能と、収納されている媒体を分離して繰り出す分離機能とを有する一時保留部と、(6)入金部から取り込まれた媒体の媒体認識部による鑑別結果に基づいて、1又は複数の媒体収納部への収納対象とする媒体を、対応する1又は複数の媒体収納部に搬送し、1又は複数の媒体収納部への収納対象外の媒体を、一時保留部に搬送する入金処理部とを備えることを特徴とする現金処理装置である。
本発明によれば、投入された媒体を直接媒体収納部に入金する場合に、入金された媒体を返却できる。
第1の実施形態に係る現金処理装置の内部機構を示す内部構成図である。 第1の実施形態の現金処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の現金処理装置におけるダイレクト入金処理の紙幣搬送処理及び返却処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の一時保留部に集積されている紙幣を返却するときの紙幣の搬送を説明する説明図である。 第1の実施形態の紙幣カセットに集積されている紙幣を返却するときの紙幣の搬送を説明する説明図である。 第2の実施形態の現金処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の現金処理装置におけるダイレクト入金処理の紙幣搬送処理及び返却処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の記憶部に記憶される紙幣記番号を説明する説明図である。 第2の実施形態の記憶部に記憶される紙幣カセットに収納される紙幣の記番号を説明する説明図である。 第2の実施形態に係るダイレクト入金された紙幣の返却処理の返却条件を説明する説明図である。 第3の実施形態に係る現金処理装置の内部機構を示す内部構成図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明の現金処理装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態では、還流型の紙幣カセット及び非還流型の収納専用カセットを有する、ダイレクト入金処理が可能な現金処理装置に、本発明を適用する場合を例示する。
(A−1)第1の実施形態の構成
第1の実施形態に係る現金処理装置の内部機構は、図1に示す現金処理装置と同一又は対応するものである。そのため、第1の実施形態においても、図1を用いて現金処理装置の内部機構を説明する。
図1は、第1の実施形態に係る現金処理装置10の内部機構を示す内部構成図である。図1では、現金処理装置10の側面から筐体内部を透視した図である。
図1において、第1の実施形態に係る現金処理装置10は、入金口1、1又は複数(図1では2個)の出金口2(2−1、2−2)、一時保留部3、紙幣認識部4、搬送部5、複数(図1では5個)の紙幣カセット6−1〜6−5、収納専用カセット7を有する。
入金口1は、入金に係る紙幣を取り込むものである。入金口1は、例えばオペレータによりセットされた紙幣を1枚ずつ繰り出す分離機能を有する。つまり、入金口1は、紙幣を1枚ずつ繰り出して搬送部5を介して紙幣認識部4に送るものである。入金口1は、多数枚の紙幣を重ねてセットすることができる。また、入金口1は、多数枚の紙幣を斜めにセットするものを例示するが、これに限定されるものではない。例えば、入金口1は、多数枚の紙幣を縦置きする縦置き型又は横置きにする横置き型等としても良い。
出金口2(2−1、2−2)は、紙幣を排出するものである。出金口2は、紙幣を集積する集積機能を有する。つまり、出金口2は、排出された紙幣を排出された順に集積し、集積した多数枚の紙幣を収納することができる。
紙幣認識部4は、搬送部5によって搬送される紙幣の鑑別を行うものである。紙幣認識部4は、通過する紙幣の状態を認識するものであり、紙幣の真偽判定(真券又は偽造券の判定)、正損判定(汚損券、破損券、損壊券、外形異常券、折れ券等、又は正券の判定)、金種判定、計数処理等を行うものである。
ここで、紙幣認識部4は、正常判定とリジェクト判定とを行う。リジェクト判定は、例えば、偽造券、汚損券、破損券、損壊券、外形異常券、折れ券等と判定することである。紙幣認識部4は、双方向に進行する紙幣に対応するものであり、図1における左方向又は右方向に進行する紙幣を鑑別することができる。
一時保留部3は、入金された紙幣のうち、正常判定された紙幣を一時的に蓄積するものである。また、一時保留部3は、ダイレクト入金処理で入金された紙幣のうち、後述する紙幣カセット6−1〜6−5に割り当てられた金種(出金対象金種)以外の金種(出金対象外金種)の紙幣を一時的に蓄積するものである。
さらに、一時保留部3は、ダイレクト入金処理の後に入金紙幣の返却が要求されたときに、返却する紙幣のうち一部の紙幣を一時的に蓄積するものである。また、一時保留部3は、出金された紙幣のうち、リジェクトされた紙幣も一時的に蓄積するものである。
また、一時保留部3は、紙幣の集積機能及び分離機能を有する。一時保留部3は、搬送部5を介して送られてきた紙幣を集積したり、又は収納されている紙幣を1枚ずつ搬送部5に繰り出したりする。
紙幣カセット6−1〜6−5は、紙幣の集積機能及び分離機能を有する還流型の紙幣収納部である。つまり、紙幣カセット6−1〜6−5は、搬送部5を介して送られてきた紙幣を集積したり、又は収納されている紙幣を1枚ずつ搬送部5に繰り出したりする。また、紙幣カセット6−1〜6−5は、予め収納する金種が決められている。さらに、紙幣カセット6−1〜6−5は、現金処理装置10から着脱可能なものである。これにより、紙幣の補充や紙幣の回収等が可能となる。
収納専用カセット7は、紙幣の集積機能のみを有する非還流型の紙幣収納部である。収納専用カセット7は、様々な区別をされた紙幣を収納することができる多目的な紙幣カセットである。例えば、収納専用カセット7は、リジェクト紙幣を収納したり、正常紙幣、外国紙幣、偽造券等を収納したりすることができる。
搬送部5は、上述した各ユニット(すなわち、入金口1、出金口2、一時保留部3、紙幣認識部4、各紙幣カセット6−1〜6−5、収納専用カセット7)間で、紙幣を搬送するものである。
図2は、第1の実施形態の現金処理装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
図2は、現金処理装置10は、制御系として、制御部20、操作表示制御部24、紙幣認識部4、搬送機構制御部25を有する。
制御部20は、例えば、プロセッサとメモリを有するコンピュータ(例えば、マイクロコンピュータ等)であり、プロセッサが処理プログラムを実行することにより、現金処理装置10の各種機能を実現する。また、処理プログラムは、インストールすることにより構築することができ、その場合でも機能的には図2のように示すことができる。
制御部20により実行される処理部として、図2に示すように、取引処理部21を有する。
取引処理部21は、現金処理装置10における各種取引を制御するものである。また、取引処理部21は、図2に示すように、入金処理部211、出金処理部212、補充処理部213、回収処理部214、返却処理部215を有する。
入金処理部211は、入金口1から投入された紙幣の入金処理を行うものである。入金処理部211による入金処理としては、通常の入金処理と、ダイレクト入金処理とがある。
通常の入金処理とは、紙幣認識部4により紙幣の鑑別後に一時保留部3に一時的に退避させ、入金完了後に、再度紙幣認識部4に紙幣に与えて鑑別された結果に基づいて、対応する紙幣カセット6−1〜6−5に入金する処理である。
ダイレクト入金処理は、投入された紙幣を紙幣認識部4に与えて、紙幣認識部4により鑑別された結果に基づいて、一時保留部3に退避させることなく、直接対応する紙幣カセット6−1〜6−5に入金する処理である。
出金処理部212は、図示しない操作表示部を介して入力された出金情報(例えば、出金に係る金種、金種枚数等)に基づいて、対応する紙幣カセット6−1〜6−5に蓄積されている紙幣の出金処理を行うものである。出金処理部212は、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出した紙幣を紙幣認識部4に与え、紙幣認識部4による紙幣の鑑別を行った後、出金口2に紙幣を出金する。
補充処理部213は、紙幣カセット6−1〜6−5に蓄積させる紙幣を補充する処理である。ここで、補充処理213は、入金口補充(投入口補充)、カセット計数補充、カセット交換補充、がある。
入金口補充(投入口補充)とは、入金口1に投入された紙幣を、搬送部5を介して紙幣カセット6−1〜6−5に補充する処理である。入金口補充(投入口補充)の処理は、ダイレクト入金処理と同様に、紙幣認識部4による紙幣の鑑別や計数を行い、一時保留部3に退避させることなく、直接対応する紙幣カセット6−1〜6−5に補充する。
カセット計数補充は、紙幣カセット6−1〜6−5のうち、いずれかの紙幣カセット(例えば、紙幣カセット6−5)を補充用として紙幣を充填させておく。そして、補充用紙幣カセット6−5から繰り出した紙幣を紙幣認識部4によって鑑別や計数を行い、対応する金種の紙幣カセット6−1〜6−4に補充する処理である。
カセット交換補充は、予め紙幣を充填させた新しい紙幣カセットを既設の紙幣カセットと交換して現金処理装置10にセットする方法である。カセット交換補充は、紙幣認識部4による計数処理を実行しない。そのため、オペレータが金種と枚数を所定の交換手順に従って現金処理装置10に登録する。
回収処理部214は、現金処理装置10の紙幣カセット6−1〜6−5に蓄積されている紙幣を回収する処理である。回収処理部214は、出金口回収、カセット計数回収、カセット交換回収がある。
出金口回収は、紙幣カセット6−1〜6−5に蓄積されている紙幣を、搬送部5を介して出金口2に排出して回収する処理である。出金口回収の処理は、出金処理と同様に、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出した紙幣を紙幣認識部4に与え、紙幣認識部4による紙幣の鑑別を行った後、出金口2に紙幣を出金する。
カセット計数回収は、紙幣カセット6−1〜6−5のうち、いずれかの紙幣カセット(例えば、紙幣カセット6−5)を回収用と設定しておく。そして、紙幣カセット6−1〜6−4から繰り出した紙幣を紙幣認識部4によって鑑別や計数を行い、回収用紙幣カセット6−5に回収する処理である。
カセット交換回収は、現金処理装置10の紙幣カセット6−1〜6−5、及び収納専用カセット7に蓄積されている紙幣を抜き取って、所定の回収手順に従って金種と枚数とを計数する方法である。
記憶部22は、制御部20が実行する処理プログラムや、処理に必要なデータ等を記憶するものである。
操作表示制御部24は、オペレータが所定操作を行ったり又は現金処理装置10の処理結果を表示したりする操作表示部(図示しない)を制御するものである。操作表示制御部24は、オペレータにより入力された情報(例えば、取引種別の選択情報、入出金に係る金種や枚数に関する情報、入金紙幣の返却指示の情報等)を制御部20に与える。また、操作表示制御部24は、制御部20から入出金情報(例えば、入出金で計数された金種や枚数等)を操作表示部に表示するものである。
紙幣認識部4は、上述したように通過する紙幣の鑑別を行い、その鑑別結果を制御部20に与えるものである。
搬送機構制御部25は、制御部20の制御の下、搬送部5の動作を駆動制御するものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態の現金処理装置10における処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−2−1)各種取引の紙幣搬送制御処理
以下では、まず、通常の入金処理、出金処理、補充処理、回収処理を行う場合に、制御部20の紙幣搬送制御を、図1を参照して説明する。
オペレータが通常の入金取引を選択すると、制御部20の入金処理部211が通常の入金処理を行う。
まず、図1において、オペレータにより入金口1に紙幣が投入される。投入された紙幣は1枚ずつ搬送部5に繰り出される。繰り出された紙幣は紙幣認識部4に搬送され、紙幣認識部4が紙幣を鑑別する。紙幣認識部4が正常判定を行うと、紙幣は搬送部5により一時保留部3に搬送され、紙幣は一時保留部3に蓄積される。一方、紙幣認識部4がリジェクト判定とした場合、紙幣は搬送部5により出金口2に搬送されて返却される。なお、出金口2に返却された紙幣は、再度入金口1に投入されることで再鑑別が可能である。
入金完了後、紙幣カセット6−1〜6−5に紙幣を収納する場合、一時保留部3に蓄積されている紙幣は搬送部5により1枚ずつ繰り出される。繰り出された紙幣は紙幣認識部4に搬送され、紙幣認識部4が紙幣を鑑別する。正常判定の場合、紙幣認識部4に識別された金種に基づいて、当該金種を収納する紙幣カセット6−1〜6−5に紙幣は蓄積される。リジェクト判定の場合、紙幣は収納専用カセットにリジェクト紙幣として蓄積される。
次に、出金取引の場合の紙幣の搬送制御を説明する。オペレータにより出金取引が選択されると、制御部20の出金処理部212が出金処理を行う。
図1において、紙幣カセット6−1〜6−5から指定された金種・枚数の紙幣が1枚ずつ繰り出される。繰り出された紙幣は、紙幣認識部4により紙幣鑑別される。紙幣認識部4が正常判定を行うと、紙幣は出金ロ2に集積される。紙幣認識部4がリジェクト判定を行うと、紙幣は収納専用カセット7ヘリジェクト紙幣として蓄積される。
次に、補充処理を行う場合の紙幣の搬送制御を説明する。ここで、上述したように、入金口補充(投入口補充)は通常の入金処理と同一又は対応する処理であり、またカセット交換補充は、オペレータによる所定の交換手順によるものであるため、ここでの詳細な説明を省略する。そこで、以下では、カセット交換補充の場合の紙幣搬送制御を説明する。
ここでは、紙幣カセット6−1〜6−5のうち、紙幣カセット6−5が補充用紙幣カセットであるとする。紙幣カセット6−5には、予め補充の紙幣を充填させておく。充填する紙幣は、1種類の金種に限定されることなく、複数種類の金種を充填させておいても良い。
カセット計数補充の場合、補充用の紙幣カセット6−5から1枚ずつ繰り出された紙幣は、搬送部5を介して、紙幣認識部4に与えられる。繰り出された紙幣は、紙幣認識部4により紙幣鑑別される。紙幣認識部4が正常判定を行った場合、紙幣は、対応する金種の紙幣カセット6−1〜6−4へ蓄積される。紙幣認識部4がリジェクト判定をした場合、紙幣は収納専用カセット7ヘリジェクト紙幣として蓄積される。
次に、回収処理を行う場合の紙幣の搬送制御を説明する。ここで、上述したように、出金回収は出金処理と同一又は対応する処理であり、またカセット交換回収は、オペレータによる所定の回収手順によるものであるため、ここでの詳細な説明を省略する。そこで、以下では、カセット交換回収の場合の紙幣搬送制御を説明する。
ここでは、紙幣カセット6−1〜6−5のうち、紙幣カセット6−5が回収用紙幣カセットであるとする。
現金処理装置10にセットされている紙幣カセット6−1〜6−4のいずれから1枚ずつ繰り出された紙幣は、搬送部5を介して、紙幣認識部4に与えられる。繰り出された紙幣は、紙幣認識部4により紙幣鑑別される。紙幣認識部4が正常判定をした場合、紙幣は、回収用の紙幣カセット6−5へ集積される。紙幣認識部4がリジェクト判定をした場合、紙幣は収納専用カセット7ヘリジェクト紙幣として蓄積される。上記処理は、所定の順序により、紙幣カセット6−1〜6−4の全てについて行う。
回収に係る計数が全て完了した後、オペレータは収納専用カセット7のみを現金管理装置10から取り外して回収業務完了となる。なお、回収用の紙幣カセット6−5については、警送業務を行う者が現金処理装置10から取り外して回収する。
(A−2−2)ダイレクト入金処理の紙幣搬送制御処理
次に、第1の実施形態の現金処理装置10におけるダイレクト入金処理の紙幣搬送制御を、図面を参照しながら説明する。
図3は、第1の実施形態の現金処理装置10におけるダイレクト入金処理の紙幣搬送処理及び返却処理を示すフローチャートである。
まず、オペレータ操作によりダイレクト入金の指示情報が入力されると、操作表示制御部24から制御部20に与えられる。制御部20において、ダイレクト入金の指示情報が入力されると(S101)、入金処理部20は、ダイレクト入金の紙幣搬送制御を搬送機構制御部25に対して行なう(S102)。そして、搬送機構制御部25は、制御部20の制御を受けて、搬送部5の動作を制御する。
まず、入金口1にセットされた紙幣は1枚ずつ繰り出される。繰り出された紙幣は、搬送部5を介して紙幣認識部4に到達する。紙幣認識部4に到達した紙幣は、紙幣認識部4により紙幣鑑別がなされる。
ここで、紙幣認識部4においては、通過する紙幣の金種、紙幣の真偽、正損判定、枚数等が判定される。紙幣認識部4により判定された判定結果は、制御部20に与えられる。
制御部20において、紙幣認識部4の判定結果が入金処理部211に与えられると(S103)、入金処理部211は、判定結果に含まれる紙幣の金種に基づいて、当該紙幣の集積先を決定する。つまり、入金処理部211は、紙幣の金種が、還流型である紙幣カセット6−1〜6−4が蓄積する出金対象金種であるか否かを判定する(S104)。なお、ここでは紙幣カセット6−5は補充用又は回収用の紙幣カセットとしているため集積先としていない。
紙幣の金種が出金対象金種である場合、入金処理部211は、対応する金種の紙幣カセット6−1〜6−4を集積先と決定する。紙幣は、搬送部5を介して、対応する金種の紙幣カセット6−1〜6−4に与えられて集積される(S105)。
一方、紙幣の金種が出金対象外金種である場合、入金処理部211は、一時保留部3を集積先と決定する。紙幣は、搬送部5を介して、一時保留部3に与えられて集積される(S106)。
入金口1にセットされる全ての紙幣の入金が終了するまで、S102〜S106の処理が繰り返し行われる(S107)。全ての紙幣の入金が終了すると、入金処理部211は、入金に係る計数結果(例えば、入金された金種・枚数、合計金額等)を求める。そして、入金処理部211は、入金に係る計数結果を操作表示制御部24に与えて操作表示部に表示させる(S108)。
オペレータ操作により入金取引の完了が指示されると(S109)、一時保留部3に蓄積されている紙幣は収納専用カセット7に搬送されて、処理は終了する。
一方、オペレータ操作により入金取引の完了が指示されず(S109)、オペレータにより入金紙幣の返却指示が入力されるとする(S110)。つまり、入金口1にセットされた全ての紙幣の入金は完了したが、入金取引自体が完了せず、返却指示されたものとする。
オペレータ操作による入金紙幣の返却指示が入力されると、返却処理部215は、入金取引を完了せず、入金された紙幣の返却処理を行う(S111)
このとき、まず、一時保留部3に集積されている紙幣が1枚ずつ繰り出される。紙幣は、図4の矢印Aに示すように、搬送部5を介して、出金口2に排出される(S112)。
つまり、従来のダイレクト入金処理は、紙幣の金種が出金対象外金種である場合には、分離機能を有さない収納専用カセット7に紙幣を集積させていた。そのため、収納専用カセット7に集積された出金対象外の入金紙幣を返却することができなかった。しかし、第1の実施形態の場合、出金対象外金種の紙幣を一時保留部3に集積する。一時保留部3は分離機能を有しているため、出金対象外の入金紙幣を返却することができる。
次に、紙幣カセット6−1〜6−4に集積されている紙幣が1枚ずつ繰り出される。紙幣は、図5の矢印Bに示すように、搬送部5を介して出金口2に排出される(S113)。
そして、すべての紙幣の返却が完了すると(S114)、処理は終了する。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、還流型の現金処理装置において、ダイレクト入金処理を行う際、出金対象金種の紙幣を対応する紙幣カセットに搬送し、出金対象外金種の紙幣を一時保留部に搬送することにより、入金紙幣の返却が指示された場合でも、全ての入金紙幣を返却することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の現金処理装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
上述した第1の実施形態は、投入された紙幣を収納する入金完了後に、出金対象外の入金紙幣も返却することができる。しかし、入金取引は完了していないため、入金された紙幣に関するログ履歴は記憶されていない。そのため、返却の際に、紙幣カセットから繰り出される紙幣の枚数を確定することができないおそれがある。
例えば、基本的には、紙幣カセットから繰り出される紙幣は1枚ずつであり、紙幣認識部は1枚ずつの紙幣を鑑別する。しかし、紙幣状態によっては、複数枚の紙幣が同時に搬送され、紙幣認識部4は、複数枚の紙幣が重なった状態で鑑別する場合もある。このような場合、正しい返却枚数を確定できない。
返却枚数を確定できない場合、実際に入金された紙幣を返却(以下、現物返却と呼ぶ。)することができないことになる。
そこで、第2の実施形態では、紙幣カセットから返却される紙幣枚数を確定し、現物紙幣を返却するようにする。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態の現金処理装置の内部機構は第1の実施形態と同一又は対応するものである。そのため、第2の実施形態でも図1を用いて説明する。
図6は、第2の実施形態の現金処理装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
図6において、現金処理装置10は、制御系として、制御部20、操作表示制御部24、紙幣認識部4、搬送機構制御部25を有する。
第2の実施形態の制御部20は、第1の実施形態と同様に、例えば、プロセッサとメモリを有するコンピュータ(例えば、マイクロコンピュータ等)であり、プロセッサが処理プログラムを実行することにより、現金処理装置10の各種機能を実現する。また、処理プログラムは、インストールすることにより構築することができ、その場合でも機能的には図6のように示すことができる。
制御部20は、図6に示すように、各種取引を制御する取引処理部21と記憶部23を有する。
取引処理部21は、入金処理部211、出金処理部212、補充処理部213、回収処理部214、返却処理部215を有する。
第2の実施形態は、ダイレクト入金処理の入金完了後に返却を行う場合の返却処理が第1の実施形態と異なる。入金処理部211、出金処理部212、補充処理部213、回収処理部214は、第1の実施形態と同一又は対応する処理を行うものである。
そのため、ダイレクト入金処理の入金完了後の返却処理について詳細に説明し、第1の実施形態で既に説明した構成要素についての詳細な説明は省略する。
返却処理部215は、第1の実施形態と同様の処理を行うものである。また、返却処理部215は、紙幣を返却する際、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出された紙幣の鑑別結果を紙幣認識部4から取得し、紙幣の鑑別結果と返却状況とに基づいて、所定の返却枚数確定条件に従って、紙幣カセット6−1〜6−5のそれぞれから繰り出される紙幣の枚数を確定するものである。
返却処理部215は、図6に示すように、枚数情報取得部51と、条件判定部52とを有する。
枚数情報取得部51は、紙幣認識部4により認識された、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出された紙幣の鑑別情報を紙幣認識部4から取得するものである。具体的には、枚数確定情報取得部51は、紙幣認識部4が通過する紙幣の枚数に関する情報を取得するものである。
ここで、紙幣認識部4からの紙幣の枚数に関する情報は、大別して、枚数確定情報と、枚数不確定情報とがある。
枚数確定情報とは、紙幣認識部4が通過する紙幣の枚数を正確に認識した紙幣の枚数に関する情報である。つまり、紙幣認識部4は通過する紙幣の枚数を計数する。上述したように、複数の紙幣が重なって搬送されてくる場合もある。そのような場合、紙幣認識部4は、複数枚の紙幣を鑑別することになる。紙幣確定枚数は、紙幣認識部4が正しく認識できた紙幣の枚数を確定したである。例えば、1枚の紙幣が搬送され、紙幣認識部4がその紙幣の枚数を認識した場合には、「枚数確定情報が1枚である」旨を示す枚数確定情報を通知する。また例えば、例えば、2枚の紙幣がそれぞれ一部で重なって搬送され、紙幣認識部4がそれら紙幣の枚数を認識した場合には、「枚数確定情報が2枚である」旨を示す枚数確定情報を通知する。
枚数不確定情報とは、紙幣認識部が通過する紙幣の枚数を正確に認識しなかったときの紙幣の枚数に関する情報である。例えば、複数枚の紙幣がぴったり重なって搬送された場合に、厚さが異なることから、紙幣認識部4が1枚の紙幣ではないと認識できるが、紙幣の枚数を正しく認識できない場合がある。そのような場合には、紙幣認識部4は、「枚数確定情報が1枚以上である」旨を示す枚数不確定情報を通知する。
条件判定部52は、記憶部23に記憶される返却条件231に従って、各紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出して返却する紙幣の枚数を確定させるものである。なお、条件判定部52による返却条件の判定処理の詳細については動作の項で詳細に説明する。
記憶部23は、第1の実施形態と同様に、処理プログラムや処理に必要な情報を記憶するとともに、返却条件231と、紙幣記番号232とを記憶する。
紙幣記番号232は、紙幣カセット6−1〜6−5のそれぞれに集積される紙幣の記番号に関する情報である。紙幣の記番号は、紙幣認識部4の記番号読み取り部41が読み取った紙幣の記番号である。
返却条件231は、返却処理部215がダイレクト入金処理の入金完了後の返却処理で利用する条件に関する情報である。
紙幣認識部4は、第1の実施形態と同様の処理を行うものである。図6では、第2の実施形態に係る紙幣認識部4の処理機能を明確にするために、紙幣認識部4の機能的な構成を示す。
紙幣認識部4は、記番号読取部41と計数処理部42とを有する。
記番号読取部41は、通過する紙幣の記番号を読み取るものである。
計数処理部42は、通過する紙幣の枚数を計数するものである。計数処理部42は、紙幣の枚数情報として、枚数確定情報又は枚数不確定情報を制御部20に与えるものである。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態の現金処理装置10におけるダイレクト入金処理の入金完了後の返金処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B−2−1)ダイレクト入金処理の入金完了後の返却処理
図7は、第2の実施形態の現金処理装置10におけるダイレクト入金処理の紙幣搬送処理及び返却処理を示すフローチャートである。図7において、第1の実施形態の図3と同一又は対応する処理については同一符号を付している。
まず、第2の実施形態において、現金処理装置10の紙幣カセット6−1〜6−5に紙幣を収納する際、制御部20は、紙幣カセット6−1〜6−5に収納された最後の2枚の紙幣の記番号を、還流型の紙幣カセット6−1〜6−5毎に記憶しておく。
図8は、第2の実施形態の記憶部23に記憶される紙幣記番号232を説明する説明図である。
図8に示すように、記憶部23に記憶される紙幣記番号232は、紙幣カセット6−1〜6−5のそれぞれに収納される紙幣のうち、最後に収納された2枚の紙幣の記番号を記憶したものである。最後の収納された2枚の紙幣は、紙幣カセット6−1〜6−5に蓄積される紙幣の上から2枚の紙幣となる。例えば、図8の例の場合、最後に収納された2枚の紙幣の記番号が「記番号:111111」と「記番号:222222」であるとする。
図7において、ダイレクト入金処理を行う場合(S101)、第1の実施形態と同様に、搬送制御がなされる(S102)。つまり、入金口1にセットされた紙幣は1枚ずつ繰り出される。繰り出された紙幣は、搬送部5を介して紙幣認識部4に到達する。
紙幣認識部4により、紙幣の金種及び記番号が読み取られる(S103)。そして、紙幣認識部4により判別された金種に基づいて紙幣の搬送先が決定され、紙幣が搬送先に搬送される(S104〜S106)。
つまり、紙幣の金種が出金対象外金種である場合、紙幣は一時保留部3に搬送される(S106)。
一方、紙幣の金種が出金対象金種である場合、紙幣は、還流型の対応する紙幣カセット6−1〜6−5に搬送される(S104)。
このとき、制御部20は、各紙幣カセット6−1〜6−5に収納される紙幣の最初の2枚の紙幣の記番号を、各還流型の紙幣カセット6−1〜6−5毎に記憶部23に記憶する(S201)。
図9は、第2の実施形態の記憶部23に記憶される、紙幣カセット6−1〜6−5に収納される紙幣の記番号を説明する説明図である。
図9に示すように、ダイレクト入金処理により、還流型の紙幣カセット6−1〜6−5に入金される紙幣のうち、最初の2枚の紙幣の記番号が記憶部23に記憶される。つまり、ダイレクト入金された紙幣は、紙幣カセット6−1〜6−5に既に蓄積されている最後の2枚の紙幣の上に積み重なる。そのため、図9の例の場合、「記番号:222222」の紙幣の上に、入金された「記番号:333333」の紙幣、「記番号:444444」の紙幣が収納される場合を示す。
図9示すように、既に蓄積されている2枚の紙幣の記番号が記憶されている紙幣を「確定紙幣」と呼び、入金された紙幣の記番号が記憶されている紙幣を「未確定紙幣」と呼ぶ。
ここで、図8及び図9に示すように、紙幣カセット6−1〜6−5毎の収納される紙幣の記番号を記憶することは、現物返却の可又は不可を判断するための仕切りとしての役割がある。つまり、紙幣を返却する際に、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出した紙幣が、今回の入金に係る紙幣であるか、又は今回の入金前に既に蓄積された紙幣であるかを判断することができる。
入金口1にセットされた紙幣をすべて搬送できたら入金動作を完了する(S107)。そして、制御部20は、計数結果の表示等を行う(S108)
入金動作の完了後、入金された紙幣を返却(キャンセル)を実行する。入金された紙幣の返却指示は、例えば、オペレータ操作により、返却指示と共に、返却に係る紙幣の金種及び枚数の指定がなされる。
ダイレクト入金取引が完了されず(S109)、入金紙幣の返却指示(キャンセル)情報が入力されると(S110)、返却処理部215は一時保留部3に蓄積される紙幣を出金口2に搬送する(S111、S112)。
一時保留部3に蓄積される全ての紙幣の返却が完了した後、返却処理部215は、紙幣カセット6−1〜6−5に搬送した返却対象紙幣を繰出し、紙幣認識部4へ紙幣を搬送する。
このとき、返却処理部215は、紙幣認識部4で紙幣枚数確定情報(認識した紙幣が何枚かの情報)、紙幣認識部4により読み取られた記番号を取得する。
返却処理部215は、記憶部23に記憶されている各紙幣カセット6−1〜6−5の最後の2枚の紙幣の記番号と、ダイレクト入金処理で各紙幣カセット6−1〜6−5に収納された最初の2枚の紙幣の記番号と、記憶部23に記憶される返却条件231とに基づいて、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出す紙幣の搬送先を決定し、決定した搬送先に紙幣を搬送する(S202)。
返却処理部215は、ダイレクト入金処理で入金された紙幣(現物紙幣)については出金口2に搬送して排出し、現物紙幣であるか否か疑わしい紙幣については一時保留部3に搬送する。このように、現物紙幣と現物紙幣と疑わしい紙幣とを一時的に分離して現物返却の確定を行う。
返却処理部215による返却枚数の紙幣の繰り出しが終了すると、返却処理部215は、紙幣の搬送動作を停止し、現物返却が確定できたか否かを判断する(S203)。
そして、現物返却が確定できた場合、返却処理部215は、一時保留部3に紙幣があれば、現物返却対象外の紙幣を紙幣カセット6−1〜6−5に搬送し、現物対象の紙幣を出金口2に搬送する(S204)。また、返却処理部215は現物返却ができたことをアプリケーションに通知する。
一方、現物返却が確定できなかった場合、返却処理部215は一時保留部3に残留紙幣があれば、紙幣を紙幣カセット6−1〜6−5に搬送する(S205)。また、返却処理部215は、現物返却ができなかったことをアプリケーションに通知する。
(B−2−2)紙幣カセットからの紙幣の繰り出し処理
次に、図7のS202における処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図10は、第2の実施形態に係るダイレクト入金された紙幣の返却処理の返却条件231を説明する説明図である。
返却処理部215は、図10に示す各種条件を判断しながら、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出した紙幣を、出金口2又は一時保留部3に搬送する。
図10では、説明のために、各種条件の項目に対して、図10の列方向(縦方向)には「a」、「b」、「c」、…、「i」の番号を付与し、図10の行方向(横方向)には「1−1」、「1−2」、「2」、…、「4」の番号を付している。
以下では、例えば、条件項目「1−1」と条件項目「a」の動作について、(「1−1」−「a」)等のように表現して説明する。
また、図10において、斜線の部分は、正しく返却枚数が計数された場合には発生しない場合であるが、そのような場合でも図10では処理動作を定めているので、以下で説明する。
(B−2−2−1)「一時保留部集積無しor未確定紙幣2枚目記番号検出済み」
まず、「一時保留部集積無しor未確定紙幣2枚目記番号検出済み」の場合において、各種条件に応じた紙幣の搬送動作を説明する。
「一時保留部集積無しor未確定紙幣2枚目記番号検出済み」とは、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出した紙幣が一時保留部2に蓄積されているか、又は、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出した紙幣のうち、最初から2枚目に入金された未確定紙幣の記番号を検出した場合の動作である。
また、「一時保留部集積無しor未確定紙幣2枚目記番号検出済み」の場合、大別して、「返却指示枚数−返却枚数≧2」の場合と「返却指示枚数−返却枚数=1」の場合とに分けて処理を行う。
「返却指示枚数−返却枚数≧2」の場合、紙幣カセット6−1〜6−5から紙幣を繰り出した紙幣が紙幣認識部4に与えられ、紙幣認識部4により枚数確定処理が行なされる。
(1)処理(「1−1」−「a」)
返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「未確定紙幣2枚目」(例えば図9の「記番号:444444」)であるとき、当該紙幣は、出金口2に搬送される。また、このとき、返却処理部215は、入金紙幣の返却枚数を示す「返却枚数」に「1」をインクリメントする。
(2)処理(「1−2」−「b」)
上記(「1−1」−「a」)で、返却枚数が1だけ加算されることにより、「返却指示枚数−返却枚数=1」となれば、処理は(「1−2」−「b」)に移行する。この場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「未確定紙幣1枚目」(例えば、図9の「記番号:333333」)であるとき、当該紙幣は、出金口に搬送される。このとき、入金された紙幣の現物返却は終了するため、返却処理部215は「現物返却確定」と判断する。また、このとき、「未確定紙幣1枚目」に後続する紙幣が、既に紙幣カセット6−1〜6−5から紙幣認識部4に繰り出されている場合、上記後続する紙幣は一時保留部3に搬送する。そして、処理は条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態となる。
(3)処理(「1−1」−「b」)
「返却指示枚数−返却枚数≧2」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「未確定紙幣1枚目」(例えば、図9の「記番号:333333」)であるとき、当該紙幣は、出金口2に搬送される。また、このとき、返却処理部215は、入金紙幣の返却枚数を示す「返却枚数」に「1」をインクリメントする。このとき、現物紙幣の返却枚数について誤計数が生じ得た場合と考えられる。そこで、返却処理部215は、処理を条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態とする。
(4)処理(「1−1」−「c」)、処理(「1−1」−「d」)
「返却指示枚数−返却枚数≧2」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「確定紙幣1枚目」(例えば、図9の「記番号:222222」、「確定紙幣2枚目」(例えば、図9の「記番号:111111」)であるとき、これら紙幣は、一時保留部3に搬送される。この場合も、現物紙幣の返却枚数について誤計数が生じ得た場合と考えられる。そこで、返却処理部215は、処理を条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態とする。
(5)処理(「1−1」−「e」)
「返却指示枚数−返却枚数≧2」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が、未確定紙幣又は確定紙幣のいずれでもないとき、当該紙幣は出金口2に搬送される。このとき、返却処理部215は、「返却枚数」に「1」をインクリメントする。
(6)処理(「1−1」−「f」)
紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出された紙幣は、基本的には1枚ずつ紙幣認識部4に与えられる。しかし、複数枚の紙幣が重なった状態で紙幣認識部4に与えられる場合も生じ得る。このとき、紙幣認識部4が、同時に2枚の紙幣を計数する場合もある。このような場合、紙幣認識部4は、「枚数確定情報」として「枚数確定可能な紙幣 枚数=2枚」とする情報を制御部20に通知する。
「返却指示枚数−返却枚数≧2」の場合であって、紙幣認識部4から「枚数確定可能な紙幣 枚数=2枚」が通知されると、当該紙幣は、出金口2に搬送される。また、今回の2枚の紙幣に後続する紙幣は一時保留部3に搬送される。そして、処理は条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態となる。
(7)処理(「1−1」−「g」)
例えば、繰り出された複数枚の紙幣が重なった状態で紙幣認識部4に与えられた場合に、紙幣認識部4が、紙幣の枚数を認識することができず、少なくとも1枚以上の枚数を計数する場合がある。このような場合、紙幣認識部4は、「枚数不確定情報」として「枚数確定不可能な紙幣 枚数=1枚以上」とする情報を制御部20に通知する。
「返却指示枚数−返却枚数≧2」の場合であって、紙幣認識部4から「枚数確定不可能な紙幣 枚数=1枚以上」が通知されると、当該紙幣は、一時保留部3に搬送される。また、返却処理部215は、返却枚数に「1」をインクリメントする。紙幣が一時保留部3に集積され、かつ、紙幣認識部4により紙幣が重なっている状態で枚数計数されているため、処理は条件項目「2」の処理に移行する。
(8)処理(「1−1」−「h」)
例えば、繰り出された複数枚の紙幣が重なった状態で紙幣認識部4に与えられた場合に、紙幣認識部4が、紙幣の枚数を認識することができず、少なくとも2枚以上の枚数を計数する場合がある。このような場合、紙幣認識部4は、「枚数不確定情報」として「枚数確定不可能な紙幣 枚数=2枚以上」とする情報を制御部20に通知する。
「返却指示枚数−返却枚数≧2」の場合であって、紙幣認識部4から「枚数確定不可能な紙幣 枚数=2枚以上」が通知されると、当該紙幣は、一時保留部3に搬送される。また、返却処理部215は、返却枚数に「2」をインクリメントする。この場合、返却枚数の残り枚数が分からなくなる場合もあるため、処理は条件項目「3」の処理に移行する。
(9)処理(「1−2」−「a」)
「返却指示枚数−返却枚数=1」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「未確定紙幣1枚目」(例えば、図9の「記番号:444444」)であるとき、紙幣は一時保留部3に搬送される。この場合も、現物紙幣の返却枚数について誤計数が生じ得た場合と考えられる。そこで、返却処理部215は、処理を条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態とする。
(10)処理(「1−2」−「c」)、処理(「1−2」−「d」)
「返却指示枚数−返却枚数=1」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「確定紙幣1枚目」(例えば、図9の「記番号:222222」、「確定紙幣2枚目」(例えば、図9の「記番号:111111」)であるとき、処理(「1−1」−「c」)、処理(「1−1」−「c」)と同様の処理がなされる。つまり、これら紙幣は、一時保留部3に搬送される。この場合も、現物紙幣の返却枚数について誤計数が生じ得た場合と考えられる。そこで、返却処理部215は、処理を条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態とする。
(11)処理(「1−2」−「e」)
「返却指示枚数−返却枚数=1」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が、未確定紙幣又は確定紙幣のいずれでもないとき、当該紙幣は出金口2に搬送される。返却処理部215は、「返却枚数」に「1」をインクリメントする。また、返却枚数の残り枚数が「1」の場合であるから、この時点で、返却処理部215は現物返却確定を行う。
これは、紙幣認識部4による記番号の読み取りは基本的になされるが、紙幣状態によっては、正しく読み取れない場合もある。そこで、紙幣認識部4により読み取られた記番号が未確定紙幣の記番号等でない場合でも、「返却指示枚数−返却枚数=1」の場合には、現物返却確定とする。なお、これに後続する紙幣は一時保留部3に搬送され、処理は条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態となる。
(12)処理(「1−2」−「f」)
「返却指示枚数−返却枚数=1」の場合であって、紙幣認識部4から「枚数確定可能な紙幣 枚数=2枚」が通知されると、これら2枚の紙幣は、一時保留部3に搬送される。
これは、「返却指示枚数−返却枚数=1」の場合であるから、1枚の紙幣を返却すべきである。しかし、この場合、2枚の紙幣が重なって繰り出されたケースである。この場合、返却処理部215は現物返却不可と判断し、2枚の紙幣を出金口2に排出するのではなく、2枚の紙幣を一時保留部3に搬送する。その後、再度紙幣認識部4による鑑別により出金口2に搬送させる。また、処理は条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態となる。
(13)処理(「1−2」−「g」)
「返却指示枚数−返却枚数=1」の場合であって、紙幣認識部4から「枚数確定不可能な紙幣 枚数=1枚以上」が通知されると、当該紙幣は一時保留部3に搬送される。また、返却処理部215は、返却枚数に「1」をインクリメントする。この場合、返却枚数の残り枚数が分からなくなる場合もあるため、処理は条件項目「3」の処理に移行する。
(14)処理(「1−2」−「h」)
「返却指示枚数−返却枚数=1」の場合であって、紙幣認識部4から「枚数確定不可能な紙幣 枚数=2枚以上」が通知されると、当該紙幣は一時保留部3に搬送される。この場合、返却処理部215は現物返却不可と判断し、少なくとも2枚以上の紙幣を一時保留部3に搬送する。この場合、処理は条件項目「4」の処理に移行して搬送停止待ち状態となる。
(B−2−2−1)「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」
次に、「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」の場合において、各種条件に応じた紙幣の搬送動作を説明する。
「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」とは、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出した紙幣が一時保留部2に蓄積されており、かつ、紙幣カセット6−1〜6−5から繰り出した紙幣のうち、最初から2枚目に入金された未確定紙幣の記番号を未検出の場合の動作である。
(15)処理(「2」−「a」)
「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「未確定紙幣2枚目」であるとき、当該紙幣は出金口2に搬送される。
この場合、枚数確定不可能な紙幣が一時保留部4には少なくとも1枚以上蓄積されている状態である。そのため、返却処理部215は、「返却指示枚数−1」の値を「返却枚数」とすることにより、返却枚数を正しく補正することができる。
また、処理は、条件項目「1」(すなわち「1−1」、「1−2」)に移行される。
(16)処理(「2」−「b」)
「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「未確定紙幣1枚目」であるとき、処理(「1−2」−「a」)と同様の処理を行う。
つまり、当該紙幣は、出金口2に搬送される。このとき、入金された紙幣の現物返却は終了するため、返却処理部215は「現物返却確定」と判断する。また、後続する紙幣は一時保留部3に搬送する。そして、処理は条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態となる。
(17)処理(「2」−「c」)
「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「確定紙幣1枚目」(図9の「記番号:222222」)であるとき、紙幣は一時保留部3に搬送される。
この場合、既に現物紙幣は返却されているため、確定紙幣を一時保留部3に搬送する。また、返却処理部215は、現物返却確定し、処理を条件項目「4」に移行して搬送停止待ちとする。また、後続する紙幣は一時保留部3に搬送する。
(18)処理(「2」−「d」)
「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「確定紙幣2枚目」(図9の「記番号:111111」)であるとき、紙幣は一時保留部3に搬送される。
この場合、当該紙幣は確定紙幣の2枚目であるため、返却処理部215は現物返却不可(現物保証不可)と判断し、処理を条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態とする。
(19)処理(「2」−「e」)
「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が、未確定紙幣又は確定紙幣のいずれでもないとき、紙幣は出金口2に搬送される。また、返却処理部215は、返却枚数に「1」をインクリメントする。
(20)処理(「2」−「f」)
「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」の場合であって、紙幣認識部4から「枚数確定可能な紙幣 枚数=2枚」が通知されると、返却処理部215は、返却枚数に「2」をインクリメントして、返却枚数と返却指示枚数とを比較する。
そして、「返却枚数≦返却指示枚数」の場合、紙幣は、出金口2に搬送される。つまり、「返却枚数≦返却指示枚数」の場合、であるから、繰り出された紙幣は、現物紙幣であると判断して、出金口2に搬送する。
一方、「返却枚数>返却指示枚数」の場合、紙幣は、一時保留部3に搬送される。つまり、返却枚数が返却指示数を上回るため、現物紙幣でないこともあるため、これら紙幣を一時保留部3に搬送する。
(21)処理(「2」−「g」)
「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」の場合であって、紙幣認識部4から「枚数不確定可能な紙幣 枚数=1枚以上」が通知されると、返却処理部215は、返却枚数に「1」をインクリメントして、紙幣を一保留部に搬送する。
(22)処理(「2」−「h」)
「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」の場合であって、紙幣認識部4から「枚数不確定可能な紙幣 枚数=2枚以上」が通知されると、返却処理部215は、返却枚数に「2」をインクリメントして、紙幣を一保留部に搬送する。
(23)処理(「2」−「i」)
「一時保留部集積有りand未確定紙幣2枚目記番号未検出」の場合であって、処理(「2」−「a」)〜処理(「2」−「h」)の後に、枚数確定の種類に関係なく、返却処理部215は、返却枚数と返却指示枚数とを比較して以下の通り処理を行う。
返却処理部215は、紙幣認識部4からの枚数情報に基づいて、「返却枚数=返却指示枚数」となると、処理を条件項目「3」に移行する。
また、返却処理部215は、紙幣認識部4からの枚数情報に基づいて、「返却枚数>返却指示枚数」となると、処理を条件項目「4」に移行する。
(B−2−2−3)「確定紙幣待ち」
「確定紙幣待ち」とは、返却すべき枚数が分からなくなったときに、紙幣カセット6−1〜6−5の確定紙幣の記番号が紙幣認識部4により検出されるまで行う処理である。
この場合、返却指示枚数に所定枚数(例えば2枚)の紙幣を加えた枚数の紙幣を、紙幣カセット6−1〜6−5から余分に繰り出して、その繰り出された余分の紙幣の記番号に基づいて、現物返却が確定するか否かを判断する。
(24)処理(「3」−「a」)、処理(「3」−「b」)
「確定紙幣待ち」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が未確定紙幣であるとき、当該紙幣は一保留部3に搬送される。この場合、処理は条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態となる。
(25)処理(「3」−「c」)
「確定紙幣待ち」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「確定紙幣1枚目」(図9の「記番号:222222」)であるとき、処理(「2」−「a」)と同様の処理がなされる。
つまり、紙幣は一時保留部3に搬送される。この場合、既に現物紙幣は返却されているため、確定紙幣を一時保留部3に搬送する。また、返却処理部215は、現物返却確定し、処理を条件項目「4」に移行して搬送停止待ちとする。また、後続する紙幣は一時保留部3に搬送する。
(26)処理(「3」−「d」)
「確定紙幣待ち」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が「確定紙幣2枚目」(図9の「記番号:111111」)であるとき、紙幣は一時保留部3に搬送される。また、これに後続する紙幣も一時保留部3に搬送される。
この場合、今回の紙幣(確定紙幣2枚目)の1つ前に繰り出された紙幣が、紙幣認識部4により「枚数確定可能な紙幣 1枚」に相当する枚数情報であって、1つ前の紙幣が一時保留部に搬送されているとき、返却処理部215は、現物返却確定と判断する。そして、処理は条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態となる。
また、上記以外のとき、返却処理部215は、現物返却不可(現物保証不可)と判断し、処理を条件項目「4」に移行して搬送停止待ち状態とする。
(27)処理(「3」−「e」)〜処理(「3」−「h」)
「確定紙幣待ち」の場合、返却処理部215は、紙幣認識部4からの鑑別結果を受け取り、繰り出された紙幣の記番号が未確定紙幣又は確定紙幣のいずれでもないとき、又は紙幣認識部4から「枚数確定可能な枚数 2枚」のとき、又は「枚数不確定可能な紙幣 枚数=枚以上」、又は「枚数不確定可能な紙幣 枚数=2枚以上」のとき、紙幣は一時保留部3に搬送される。
(28)処理(「3」−「i」)
「確定紙幣待ち」の場合であって、処理(「3」−「a」)〜処理(「3」−「h」)の後に、枚数確定の種類に関係なく、返却処理部215は、返却枚数と返却指示枚数とを比較して以下の通り処理を行う。
返却処理部215は、紙幣カセット6−1〜6−5から紙幣を繰り出す分離機能の停止を行い、かつ、搬送部5に媒体(紙幣)が存在しないとき、返却処理部215は、現物返却不可(現物保証不可)と判断し、搬送を停止する。
(B−2−2−4)「搬送停止待ち状態」
「搬送停止待ち状態」とは、紙幣カセット6−1〜6−5から紙幣の繰り出し及び搬送を停止させる動作であって、搬送部5に紙幣が存在するには、現在搬送部5に残っている紙幣の搬送が終わると搬送動作を停止させる状態をいう。
(29)処理(「4」−「a」)〜処理(「4」−「h」)
「搬送停止待ち状態」の場合、搬送部5に存在する紙幣は一時保留部3に搬送される。
(30)処理(「4」−「i」)
「搬送停止待ち」の場合であって、処理(「4」−「a」)〜処理(「4」−「h」)の後に、枚数確定の種類に関係なく、返却処理部215は、返却枚数と返却指示枚数とを比較して以下の通り処理を行う。
返却処理部215は、紙幣カセット6−1〜6−5から紙幣を繰り出す分離機能の停止を行い、かつ、搬送部5に媒体(紙幣)が存在しないとき、返却処理部215は搬送を停止する。
また、返却処理部215は、現物返却確定と判断したときには、紙幣を一時保留部3に搬送する。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、紙幣カセットに搬送した紙幣の記番号を記憶して、これを返却時の判定に使用することで、第1の実施形態に比較して現物紙幣の返却率の向上が期待できる。
(C)第3の実施形態
次に、本発明の現金処理装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
ダイレクト入金で還流タイプの紙幣カセットに搬送する金種以外を収納専用カセットに搬送すれば、現物返却はできないが入金取引を確定するための収納処理時間がかからない。
しかし、第1及び第2の実施形態は、現物紙幣の返却を行うために還流タイプの紙幣カセットに搬送する金種以外を一時保留部に搬送すると、入金取引を確定するための収納処理で一時保留部の紙幣を紙幣カセットに搬送する動作により、収納処理時間がかかるという課題が発生する。
そこで、第3の実施形態は、現物処理装置10における入金取引の処理を柔軟に設定することができるようにするものである。
(C−1)第3の実施形態の構成及び動作
第3の実施形態の現金処理装置の内部機構は第1及び第2の実施形態と同一又は対応するものである。そのため、第3の実施形態でも図1を用いて説明する。
図11は、第3の実施形態の現金処理装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
図11は、現金処理装置10は、制御系として、制御部20、操作表示制御部24、紙幣認識部4、搬送機構制御部25を有する。
第3の実施形態の現物処理装置10は、制御部20が、オペレータ操作により、入金取引に係る動作モードの選択情報を取得する動作モード選択部216を有する。
また、制御部20の入金処理部211は、通常の入金処理と、第1及び第2の実施形態で説明したダイレクト入金処理とに加えて、従来のダイレクト入金処理を行うものである。
ここで、第1及び第2の実施形態で説明したダイレクト入金処理を、「現物返却優先処理」と呼び、従来のダイレクト入金処理を「処理時間優先処理」と呼ぶ。
「処理時間優先処理」は、入金する金種による現物返却ができないが、一時保留部3に搬送いないため、収納時間がかからない処理である。
具体的に、「処理時間優先処理」による紙幣の搬送は、入金口1に投入された紙幣は紙幣認識部4に与えられる。紙幣認識部4により紙幣の金種が出金対象金種であるか判別される。そして、出金対象金種の紙幣は、対応する紙幣カセット6−1〜6−5に紙幣が搬送される。一方、出金対象外の紙幣は、分離機能を有さない収納専用カセット7に搬送される。
また、動作モード選択部216による動作モードの選択は、例えば操作表示部を介して、オペレータの指示により、「現物返却優先処理」又は「処理時間優先処理」の動作モードを決定することができる。
具体的には、ダイレクト入金の取引動作開始前に、動作モード選択部216は、「現物返却優先処理」又は「処理時間優先処理」の動作モードの選択画面を表示する。
そして、動作モード選択部216は、オペレータにより指定されたダイレクト入金の動作モードを、現金処理装置10内のモード記憶領域(記憶部23)に記憶する。
ダイレクト入金の取引動作開始時に、入金処理部211は、モード記憶領域に記憶した動作モードを取得し、動作モードに従ったダイレクト入金動作を行う。
(C−3)第3の実施形態の効果
以上のように、第3の実施形態によれば、ダイレクト入金の動作モードを設定できるようにすることで、運用に最適な処理(処理時間優先か現物返却優先か)をオペレータの選択によりできるようになる。
(D)他の実施形態
上述した第1、第2及び第3の実施形態においても、本発明の種々の変形実施形態を説明したが、本発明は、以下のような変形実施形態も広く適用することができる。
(D−1)上述した第1、第2、第3の実施形態では、金融機関の窓口等に設置される現金処理装置に本発明を適用する場合を例示した。しかし、本発明の現金処理装置は、紙幣を還流してリサイクルする現金処理装置であれば広く適用することができる。例えば、還流型のATM(Automated Teller Machine)や、複数の装置を構成してなる出納システムの一部構成としての現金処理装置等にも適用することができる。
(D−2)上述した第2の実施形態では、各紙幣カセットに既に収納されている紙幣の記番号として最新の2枚の紙幣の記番号を記憶する場合を例示した。しかし、最新の紙幣の記番号は、2枚である必要はなく、3枚以上であっても良い。同様に、今回のダイレクト入金で入金された紙幣の最初の2枚の紙幣の記番号についても、3枚以上であっても良い。
(D−3)上述した第1、第2、第3の実施形態では、集積機能のみを有するものを収納専用カセットとする場合を例示した。しかし、集積機能及び分離機能を有するものについても設定により収納専用カセットとして使用することができる。
10…現金処理装置、1…入金口、2(2−1、2−2)…出金口、3…一時保留部、4…紙幣認識部、5…搬送部、6−1〜6−5…紙幣カセット、7…収納専用カセット、41…記番号読取部、42…計数処理部、
20…制御部、21…取引処理部、211…入金処理部、215…返却処理部、22…記憶部、25…搬送機構制御部、51…枚数情報取得部、52…条件判定部、231…返却条件、232…集積紙幣記番号。

Claims (8)

  1. 投入される媒体を取り込む入金部と、
    媒体を排出する出金部と、
    搬送された媒体を鑑別する媒体認識部と、
    搬送されてきた媒体を収納する集積機能と、蓄積されている媒体を分離して繰り出す分離機能とを有する1又は複数の媒体収納部と、
    搬送されてきた媒体を一時的に収納する集積機能と、収納されている媒体を分離して繰り出す分離機能とを有する一時保留部と、
    上記入金部から取り込まれた媒体の上記媒体認識部による鑑別結果に基づいて、上記1又は複数の媒体収納部への収納対象とする媒体を、対応する上記1又は複数の媒体収納部に搬送し、上記1又は複数の媒体収納部への収納対象外の媒体を、上記一時保留部に搬送する入金処理部と
    を備えることを特徴とする現金処理装置。
  2. 上記入金部からの媒体の入金取引が完了しない場合、上記一時保留部に収納されている媒体を上記出金部に搬送すると共に、上記1又は複数の媒体収納部に収納された今回の入金媒体を分離して上記出金部に搬送する返却処理部を有することを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 上記各媒体収納部に既に収納されている最新媒体の媒体識別情報と、今回上記入金部から搬送された入金媒体の媒体識別情報とを記憶する媒体情報記憶部を備え、
    上記返却処理部は、上記各媒体収納部から分離した媒体を上記媒体認識部に与え、上記媒体認識部による当該媒体の鑑別結果と、上記最新媒体の識別情報及び上記入金媒体の媒体識別情報に基づいて、上記各媒体収納部に収納された今回の上記入金媒体を上記出金部に搬送するものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の現金処理装置。
  4. 上記返却処理部が、上記媒体認識部による当該媒体の鑑別結果と、上記最新媒体の識別情報及び上記入金媒体の媒体識別情報に基づいて、今回の上記入金媒体と確定が得られる媒体を上記出金部に搬送し、今回の上記入金媒体と確定が得られない媒体を上記一時保留部に搬送するものであることを特徴とする請求項3に記載の現金処理装置。
  5. 上記返却処理部が、上記媒体認識部による当該媒体の鑑別結果と、上記最新媒体の識別情報及び上記入金媒体の媒体識別情報に基づき、所定の返却条件に従って、今回の上記入金媒体と確定が得られる媒体と、今回の上記入金媒体と確定が得られない媒体とを判断することを特徴とする請求項3又は4に記載の現金処理装置。
  6. 上記返却処理部が、上記所定の返却条件に従って、上記各媒体収納部から返却すべき返却枚数と、上記媒体認識部により認識された媒体の枚数情報とに基づいて、上記媒体収納部から繰り出す媒体の枚数を確定するものであることを特徴とする請求項5に記載の現金処理装置。
  7. 上記返却処理部が、上記一時保留部に収納された今回の上記入金媒体と確定が得られない媒体を再度上記媒体認識部に与えて、今回の上記入金媒体を上記出金口に搬送するものであることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の現金処理装置。
  8. 搬送されてきた媒体を収納する集積機能を有する収納用媒体収納部を備え、
    上記入金処理部が、
    上記入金部から取り込まれた媒体の上記媒体認識部による鑑別結果に基づいて、上記1又は複数の媒体収納部への収納対象とする媒体を、対応する上記1又は複数の媒体収納部に搬送し、上記1又は複数の媒体収納部への収納対象外の媒体を、上記一時保留部に搬送する第1の動作モードと、
    上記入金部から取り込まれた媒体の上記媒体認識部による鑑別結果に基づいて、上記1又は複数の媒体収納部への収納対象とする媒体を、対応する上記1又は複数の媒体収納部に搬送し、上記1又は複数の媒体収納部への収納対象外の媒体を、上記収納用媒体収納部に搬送する第2の動作モードと
    を有するものであり、
    上記第1の動作モードと上記第2の動作モードとを設定切替する設定切替部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の現金処理装置。
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