JP4972996B2 - 紙幣取扱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、補修紙幣を取り扱う紙幣取扱装置に関するものである。
従来、銀行等の金融機関においては精査時等に回収した紙幣を一定枚数毎に束ねて整理する紙幣整理装置が導入されている。従来の紙幣整理装置は、投入部にセットされた金種混合の多数枚の紙幣を1枚ずつ鑑別部に搬送して金種や正損等の鑑別を行い、流通可能な紙幣(正券)と、流通不可能な紙幣(損券)、及び鑑別不可能なリジェクト券のいずれかに判別する。そして正券と判別された紙幣は予めオペレータが指定した金種等の指定に基づいて、指定された一時集積部にそれぞれ分別して集積し、また損券と判別された紙幣はオープンポケットへと搬送し、更にリジェクト券と判別された紙幣はリジェクトポケットへと搬送している。なお、オープンポケット、及びリジェクトポケットへと搬送した紙幣は装置外へと排出される。
また、リジェクト券と判別された紙幣においては、その後、紙資源として再生されるものもある。
このように、従来、鑑別部で金種不明と鑑別されたりあるいは搬送異常が検知されたリジェクト紙幣を集積するリジェクトポケットを備え、鑑別部での鑑別の結果、偽あるいは金種不明と鑑別された紙幣、及び重送等の搬送異常が検出された紙幣はリジェクトポケットに搬送して集積する紙幣整理装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−197509号公報
上記従来の紙幣整理装置において、鑑別部でリジェクト券と判別された紙幣の中には、破損した箇所を透明な接着テープで補修した紙幣(以下補修紙幣とする)が含まれている。このような補修紙幣は紙原料以外の成分が含まれるため再生に適しないので、リジェクト券と判別された紙幣を、補修紙幣とそれ以外の紙幣(補修されていない紙幣)とに分別する必要がある。しかしながら補修紙幣と補修されていない状態の紙幣とを分別する機能を紙幣整理装置が備えていないので、人手による分別作業を行っていた。その結果、紙幣整理装置がリジェクト券と判別してから分別作業を終了するまでに時間がかかってしまうという問題点があった。
上記課題を解決するために本発明で設けた解決手段は、紙幣を所定の基準により鑑別する鑑別部を備え、該鑑別部において受け入れ不可と判断された紙幣においては、リジェクト券として装置外部へと排出する紙幣取扱装置において、補修された紙幣を検知する補修紙幣検知手段と、紙幣の外形を確認する紙幣外形確認手段と、補修紙幣であると判別された紙幣を集積する第1の集積手段と、補修紙幣ではないと判別された紙幣を集積する第2の集積手段と、前記リジェクト券と判別された紙幣を、前記補修紙幣検知手段による検知結果と前記紙幣外形確認手段による確認結果とに基づいて、補修紙幣と補修されていない紙幣とに分別し、第1の集積部または第2の集積部に集積する制御手段とを設けたものである。
本発明によれば、紙幣を所定の基準により鑑別する鑑別部を備え、該鑑別部において受け入れ不可と判断された紙幣においては、リジェクト券として装置外部へと排出する紙幣取扱装置において、補修された紙幣を検知する補修紙幣検知手段と、紙幣の外形を確認する紙幣外形確認手段と、補修紙幣であると判別された紙幣を集積する第1の集積手段と、補修紙幣ではないと判別された紙幣を集積する第2の集積手段と、前記リジェクト券と判別された紙幣を、前記補修紙幣検知手段による検知結果と前記紙幣外形確認手段による確認結果とに基づいて、補修紙幣と補修されていない紙幣とに分別し、第1の集積部または第2の集積部に集積する制御手段とを設けたので、リジェクト券と判別された紙幣において、補修紙幣とそれ以外の紙幣とに分別する作業を人手を必要とせずに行うことができるようになる。その結果、短時間で分別作業を行うことができるようになる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。なお、各図面に共通する要素には同一の符号を付す。
図1は実施例1の紙幣整理装置の構成を示す説明図である。
図1において、紙幣整理装置1正面の上部には、紙幣を紙幣取扱装置である紙幣整理装置1内部へと受け入れる投入部13が形成されており、投入部13の底面には図示せぬ繰り出しローラが設けられている。また紙幣整理装置1内であって、投入部13近傍には受け入れローラ対14が設けられている。そして投入部13には紙幣が短手側が搬送方向となるようにセットされ、前記繰り出しローラ、及び受け入れローラ14が回転することによりセットされた紙幣を下側から順次繰り出し、紙幣整理装置1内部へと搬送する。なお、投入部13には500枚程度の紙幣がセット可能となっている。
紙幣整理装置1には投入部13に続いて図示せぬベルトにより紙幣を挟み込んで搬送する認識前搬送路3aが形成されており、この認識前搬送路3aに沿って、紙幣の真偽、金種、正損、表裏等の鑑別、及び計数を行うと共に、搬送異常の検出を行い、鑑別結果を後述する主制御部に送信する鑑別部2が設けられている。なお、該鑑別部2の後段には認識後方搬送路3bが形成されており、この認識後方搬送路3bに沿って紙幣の表裏反転を行う表裏反転部4が設けられている。この表裏反転部4は表紙幣をそのまま搬送し、裏紙幣をスイッチバック方式で表裏変換する。
紙幣整理装置1の上面には、結束対象外の金種の紙幣や、損券を集積するオープンポケット5が形成されており、このオープンポケット5に集積された紙幣はオペレータが直接アクセスできるものとなっている。なお、オープンポケット5には認識後方搬送路3bに接続されたオープンポケット搬送路3cが接続されている。
投入部13の上方には鑑別部2で金種不明と鑑別されたりあるいは搬送異常が検知されたり、更には補修紙幣と判別されたリジェクト紙幣を集積する、集積部であるリジェクトポケット8が設けられており、このリジェクトポケット8に集積された紙幣にもオペレータが直接アクセスできるものとなっている。なお、リジェクトポケット8には認識前搬送路3aと接続されたリジェクトポケット搬送路3eが接続されている。また、認識前搬送路3aと認識後方搬送路3bとは、上段横搬送路3dで接続されている。
また紙幣整理装置1の下部には認識後方搬送路3bと接続された下段横搬送路3fが形成されており、この下段横搬送路3fは更に下段縦搬送路3gと接続されている。そして下段縦搬送路3gには集積部である一時集積部6が設けられている。
一時集積部6は本実施例においては縦1列に金種別に4つの一時集積部6a〜6dを上下方向に並べることで構成されており、各一時集積部6a〜6dにそれぞれ予め定められた枚数、例えば本実施の形態では100枚の紙幣が集積できるようになっている。それぞれの一時集積部6a〜6d近傍の下段縦搬送路3gには、紙幣の搬送方向を切り替える図示せぬ切替えブレードが一時集積部6a〜6d毎にそれぞれ設けられている。そしてこの切替えブレードの切り替えにより紙幣が金種別にそれぞれの一時集積部6a〜6dに振り分けられる。なお、一時集積部は4つに限る必要はない。
一時集積部6aの図示せぬ集積板22上に予め定められた枚数の紙幣、例えば100枚の紙幣が集積されると、後述する主制御部は図示せぬ切替えブレードを紙幣を取り込まない姿勢に動作させ、101枚目以降の紙幣は一時集積部6b〜6dのいずれかへ集積するように制御する。
そして一時集積部6の更に下部には、紙幣に対して帯封する施封部10が設けられている。なお、この施封部10は、ローラ及びベルト等から成る搬送手段と、紙テープ等による結束用のテープと、印字手段と、テープを供給する供給手段と、テープを所定の長さに切断するカッターと、結束手段を備えている。また一時集積部6よりも紙幣整理装置1後段には、一時集積部6と施封部10との間を移動可能に設けられ、一時集積部6に集積された紙幣を受け取り、一時集積部6外部へと取り出して、施封部10へと移送する紙幣クランプ部15が設けられている。
また紙幣整理装置1の正面下部には紙幣束を装置外部へと放出する放出口11が形成されており、施封部10と紙幣束排出搬送路3hにより接続されている。紙幣整理装置1の正面にはまた図示せぬ扉が設けられており、この扉を開けることでオペレータは一時集積部6にアクセスできるものなっている。なお、紙幣整理装置1の正面上部には更に、オープンポケット5の後方に位置するように図示せぬ操作表示部が設けられている。この操作表示部は、LCDとその表面に配置したタッチパネルによって構成されており、オペレータはこの操作表示部を操作してモードの指定や、一時集積部6a〜6dに集積する紙幣の金種、集積順序等の設定を行うものとなっている。また、この操作表示部には鑑別部2で鑑別された紙幣の金種や正損及び計数結果等の表示も行われる。
なお、上記各搬送路3はローラと、該ローラに巻装されたベルトにより構成されている。また紙幣整理装置1には、該紙幣整理装置1全体を制御する制御手段である主制御部7が設けられている。
次に鑑別部2に設けられた補修紙幣検知手段であるテープ検知機構の構成について説明する。図2は実施例1のテープ検知機構の構成を示す説明図、図3は実施例1のテープ検知機構が接着テープを検知している状態を示す説明図である。なお、図2においてテープ検知機構は接着テープが付着していない紙幣を挟持しており、図3においてテープ検知機構は接着テープが付着している状態の紙幣を挟持している。
図2において、テープ検知機構9は紙幣に接着テープ等の異物が付着している場合に、該異物の付着している紙幣を検知するものであり、紙幣12の長手方向略全面に渡って、紙幣12を搬送挟持するローラ対17が複数配設されることにより構成されている。それぞれのローラ対17は基準ローラ18とチェックローラ19とから構成され、チェックローラ19は図示せぬ押圧部材により基準ローラ18に対して押圧されている。また各チェックローラ19の上部であって、所定距離だけ離れた位置には、該チェックローラ19の上昇量が基準量を超えたときにチェックローラ19を検知し、鑑別部2に対してチェックローラ19を検知したことを示す情報を送信する変位センサ20が設けられている。なお、接着テープは長尺状のものに限定されるものではなく、チェックローラ19を基準量を超えて上昇させることができる程度の大きさであれば良い。
チェックローラ19は、基準ローラ18と共に紙幣12を挟持した時には紙幣12の厚み分だけ図示せぬ押圧部材の押圧力に抗して変位センサ20に近付く方向に上昇する。しかしながら、この上昇量は基準量であるのでチェックローラ19は変位センサ20に検知される位置まで到達しない。
一方、図3に示すように紙幣12に接着テープ24が付着していれば接着テープ24が付着している箇所はチェックローラ19の上昇量が基準量を超えるので、チェックローラ19が変位センサ20に到達し、変位センサ20がチェックローラ19を検知し、鑑別部2に対してチェックローラ19を検知したことを示す情報を送信する。鑑別部2は1箇所以上の変位センサ20から送信されてくる情報がチェックローラ19を検知したことを示す情報であった場合、現在鑑別している紙幣は接着テープ24が付着している紙幣12であると認識し、主制御部7に対して接着テープ24が付着している紙幣12を検知したことを示す情報を送信する。主制御部7はこの情報を受信すると、接着テープ24が付着していると判別された紙幣12を鑑別部2からリジェクトポケット搬送路3eによりリジェクトポケット8に搬送して集積する制御を行う。なお、紙幣12のコーナー折れ等の場合にもチェックローラ19が上昇し、変位センサ20がチェックローラ19を検知するが、紙幣12の外形を確認することにより、コーナー折れ等の紙幣12の折れによる上昇、あるいは接着テープ24が付着していることによる上昇のいずれであるかを容易に判断することができる。
次に上記構成における紙幣整理装置1の動作について説明する。なお、本実施例においては、投入される紙幣は第1の金種の紙幣と第2の金種の紙幣とし、予めオペレータにより図示せぬ表示操作部から損券はオープンポケット5に集積し、リジェクト券はリジェクトポケット8に集積する指定が入力されているものとする。
図1において、始めにオペレータが第1の金種と第2の金種が混在している紙幣を投入部13に短手方向が搬送方向となるようにセットし、図示せぬ操作表示部に表示されている図示せぬ計数開始ボタンを押下すると、紙幣の取り込みが開始される。これにより投入部13の底面に設けられた繰り出しローラ、及び投入部13近傍に設けられた受け入れローラ14が回転することによりセットされた紙幣を下側から1枚ずつ分離して順次繰り出し、紙幣整理装置1内部へと搬送する。内部へと取り込まれた紙幣は認識前搬送路3aにより鑑別部2へと搬送され、鑑別部2で紙幣の真偽、金種、正損、表裏等の鑑別、及び計数を行うと共に、搬送異常の検出が行われる。
その結果、真券であり、且つ正券であると鑑別された紙幣は、上段横搬送路3d、及び認識後方搬送路3bにより表裏反転部4に搬送され、この表裏反転部4で表裏が揃えられた後、下段横搬送路3f、及び下段縦搬送路3gにより一時集積部6に搬送されて金種別に一時集積部6a〜6dのいずれかの一時集積部に集積される。
まず、第1の金種の紙幣または第2の金種の紙幣のうち、先に鑑別部2に搬送され、金種が確定した紙幣が、一時集積部6aに集積され、後から鑑別部2に搬送された金種の紙幣は一時集積部6bに集積される。つまり、先に鑑別部2に搬送された紙幣の金種が一時集積部6aに集積される金種として決定され、これにより一時集積部6bに集積される紙幣の金種も一義的に決まるので、先に鑑別部2に搬送された紙幣の金種が第1の金種であれば一時集積部6aに第1の金種の紙幣が集積され、一時集積部6bには第2の金種の紙幣が集積されることになる。
但し、予め操作表示部で一時集積部6aと一時集積部6bのいずれか一方に第1の金種の紙幣を集積し、他方に第2の金種の紙幣を集積するように指定してある場合は、その指定に従って紙幣の集積を行う。
一方、鑑別部2において、真券であっても、損券であると鑑別された紙幣は、上段横搬送路3d、認識後方搬送路3b、及びオープンポケット搬送路3cによりオープンポケット5に搬送されて集積され、また、偽券あるいは金種不明と鑑別された紙幣、及び重送等の搬送異常が検出された紙幣は受け入れ不可と判断され、リジェクトポケット搬送路3eによりリジェクトポケット8に搬送されて集積される。
このようにして、投入部13にセットされた紙幣は一時集積部6、オープンポケット5、あるいはリジェクトポケット8のいずれかに搬送されて集積される。
なお、一時集積部6a及び6bに紙幣が1枚集積される毎に主制御部7により、それぞれの一時集積部6毎に設けられた図示せぬカウンタの内、第1のカウンタ、及び第2のカウンタの値が「1」ずつ加算される。紙幣の取り込みが進み、一時集積部6aに集積された紙幣が100枚に達すると、その金種の紙幣の集積場所は一時集積部6cに移され、101枚目から一時集積部6cに集積される。
同様に、一時集積部6bに集積された紙幣が100枚に達すると、101枚目から一時集積部6dに集積される。一時集積部6c,6dに集積された紙幣の枚数は主制御部35と接続された図示せぬ第3のカウンタ、及び図示せぬ第4のカウンタでカウントされることは無論である。
そして100枚に達した一時集積部6aの紙幣は、ハンドアーム16により挟持され、一時集積部6aから引き抜かれて施封部10に送られる。
これにより一時集積部6aは空の状態になるので、新たに一時集積部6cまたは6dの紙幣の集積枚数が100枚に達した場合、空になった一時集積部6aへの切替えが可能になる。このとき、第1のカウンタの値はクリアされる(一時集積部6b〜6dの紙幣が抜き取られた場合も、第2のカウンタ〜第4のカウンタの値がクリアされる)。
施封部10では図示せぬ搬送手段がハンドアーム16から100枚の紙幣を一括して受け取り、結束位置に搬送する。そしてテープ供給手段がテープを結束手段に供給し、その際、印字手段はテープに結束する紙幣の金種等をインクリボンを介して印字する。印字されたテープは所定の長さにカッターで切断され、この切断されたテープを結束手段が結束位置に搬送された100枚の紙幣に巻き掛けて結束することにより紙幣束を作る。こうして作られた紙幣束は更に搬送手段により搬送され、放出口11に送られ、紙幣整理装置1外に排出される。
全ての紙幣において分別動作が終了すると、オペレータはリジェクトポケット8に集積された、リジェクト券と判別された紙幣を取り出し、該紙幣を投入部13に短手方向が搬送方向となるようにセットし、また図示せぬ操作表示部に表示されているモードボタンの中から、テープ検知機構9を動作させてリジェクト券と判断された紙幣を補修紙幣とそれ以外の紙幣とに分別する補修紙幣分別モードボタンを選択して押下する。
するとこのモード指定は表示操作部から主制御部7へと送信され、主制御部7は受信した補修紙幣分別モードに応じた制御を実行する準備を行う。そしてオペレータが前記操作表示部に表示されている図示せぬ分別開始ボタンを押下すると、紙幣の取り込みが開始される。これにより投入部13の底面に設けられた繰り出しローラ、及び投入部13近傍に設けられた受け入れローラ14が回転し、セットされた紙幣を下側から1枚ずつ分離して順次繰り出し、紙幣整理装置1内部へと搬送する。内部へと取り込まれた紙幣は認識前搬送路3aにより鑑別部2へと搬送される。
鑑別部2に到達すると、鑑別部2で紙幣の真偽、金種、正損、表裏等の鑑別、及び計数を行うと共に、搬送異常の検出が行われる。そしてそれと同時にテープ検知機構9により接着テープが付着しているか否かもまた判断される。図2に示すように接着テープが付着していない紙幣12がテープ検知機構9を通過した時にはチェックローラ19は基準量だけ上昇する。その結果、変位センサ20の出力は変化せず、主制御部7は該紙幣を鑑別部2から上段横搬送路3d、認識後方搬送路3b、及びオープンポケット搬送路3cによりオープンポケット5に搬送して集積する。
一方、図3に示すように接着テープ24が付着している箇所はチェックローラ19の上昇量が基準量を超えるので、チェックローラ19が変位センサ20に到達し、変位センサ20がチェックローラ19を検知し、鑑別部2に対してチェックローラ19を検知したことを示す情報を送信する。鑑別部2は1箇所以上の変位センサ20から送信されてくる情報がチェックローラ19を検知したことを示す情報であった場合、現在鑑別している紙幣は接着テープ24が付着している紙幣12であると認識し、主制御部7に対して接着テープ24が付着している紙幣12を検知したことを示す情報を送信する。主制御部7はこの情報を受信すると、接着テープ24が付着していると判別された紙幣12を鑑別部2からリジェクトポケット搬送路3eによりリジェクトポケット8に搬送して集積する。
なお、リジェクト券と判断され、補修紙幣か否かの判断のために再び紙幣整理装置1に投入された紙幣であっても、今回の鑑別部2での鑑別により、真券であり、且つ正券であると鑑別された紙幣は、オープンポケット5に搬送せず、上段横搬送路3d、及び認識後方搬送路3bにより表裏反転部4に搬送し、この表裏反転部4で表裏を揃えた後、下段横搬送路3f、及び下段縦搬送路3gにより一時集積部6に搬送し金種別に一時集積部6a〜6dのいずれかの一時集積部に集積するようにしてもよい。
以上本実施例1においては、補修された紙幣を検知するテープ検知機構9を設け、紙幣整理装置1内に投入された紙幣の中から補修紙幣を分別することにより、リジェクト券と判別された紙幣をまとめて投入部13にセットすれば、紙幣整理装置1において補修紙幣とそれ以外の紙幣とに分別して紙幣整理装置1外部に排出する。従って、リジェクト券と判別された紙幣において、補修紙幣とそれ以外の紙幣とに分別する作業を人手を必要とせずに行うことができるようになる。その結果、短時間で分別作業を行うことができるようになる。
次に本発明の実施例2について説明する。なお、上記実施例1と同一箇所には同一符号を付して説明は省略する。図4は実施例2の紙幣整理装置の構成を示す説明図である。本実施例2の紙幣整理装置において上記実施例1の紙幣整理装置1と異なる点は、リジェクトポケットを複数とした点である。
詳しくは、図4において、投入部13の上方にはリジェクト券と判別された紙幣を集積するリジェクトポケットが隣接して2個(第1の集積部である第1のリジェクトポケット22、第2の集積部である第2のリジェクトポケット23)が設けられており、実施例1と同様に第1のリジェクトポケット22、及び第2のリジェクトポケット23に集積された紙幣に対してオペレータが直接アクセスできるものとなっている。また第1のリジェクトポケット22には認識前搬送路3aと接続された第1のリジェクトポケット搬送路3jが接続され、一方、第2のリジェクトポケット23には認識前搬送路3aと接続された第2のリジェクトポケット搬送路3kが接続されている。そして第1のリジェクトポケット22にはリジェクト券であって、且つ破損した箇所を透明な接着テープで補修した紙幣が集積され、一方、第2のリジェクトポケット23にはリジェクト券であって、且つ接着テープが付着していない紙幣、すなわち補修紙幣ではない紙幣が集積される。なお、リジェクトポケットを1個とし、内部で2層構造とし、一方の集積部にリジェクト券であって、且つ破損した箇所を透明な接着テープで補修した紙幣を集積し、他方の集積部にリジェクト券であって、且つ接着テープが付着していない紙幣を集積しても良い。
また、本実施例の紙幣整理装置21においては、鑑別動作と同時にリジェクト券と判別された紙幣を補修紙幣とそれ以外の紙幣とに分別する動作を行う制御を可能とし、該制御を鑑別・リジェクト券分別モードとして図示せぬ操作表示部から選択、及び指示可能とする。なお、その他の構成は上記実施例1と同様であるので説明は省略する。
次に紙幣の鑑別を行うと同時にリジェクト券と判別された紙幣を、更に補修紙幣とそれ以外の紙幣とに分別する動作について説明する。なお、本実施例においても、投入される紙幣は第1の金種の紙幣と第2の金種の紙幣とする。
図4において、始めにオペレータが第1の金種と第2の金種が混在している紙幣を投入部13に短手方向が搬送方向となるようにセットし、図示せぬ操作表示部に表示されているモードボタンの中から、鑑別動作と同時にリジェクト券と判別された紙幣を補修紙幣と補修されていない紙幣とに分別する動作を行う鑑別・リジェクト券分別モードボタンを選択して押下する。
するとこのモード指定は表示操作部から主制御部7へと送信され、主制御部7は受信した鑑別・リジェクト券分別モードに応じた制御を実行する準備を行い、続けて紙幣の取り込みを開始する。これにより投入部13の底面に設けられた繰り出しローラ、及び投入部13近傍に設けられた受け入れローラ14が回転し、セットされた紙幣を下側から1枚ずつ分離して順次繰り出し、紙幣整理装置1内部へと搬送する。内部へと取り込まれた紙幣は認識前搬送路3aにより鑑別部2へと搬送され、鑑別部2で紙幣の真偽、金種、正損、表裏等の鑑別、及び計数を行うと共に、搬送異常の検出が行われる。
鑑別部2はこれら鑑別動作と同時にテープ検知機構9を動作させ、紙幣に接着テープが付着しているか否かもまた判断する。そしてリジェクト券であると判別した紙幣においてはリジェクト券であることを示す情報に加えて、更に接着テープが付着していない紙幣であることを示す情報、あるいは接着テープが付着している紙幣であることを示す情報を主制御部7に送信する。
この情報を受けて主制御部7は、リジェクト券であって接着テープが付着している紙幣は、鑑別部2から第1のリジェクトポケット搬送路3jにより第1のリジェクトポケット22に搬送して集積する制御を行う。一方、リジェクト券であって接着テープが付着していない紙幣は、鑑別部2から第2のリジェクトポケット搬送路3kにより第2のリジェクトポケット23に搬送して集積する。
なお、鑑別部2で真券であり、且つ正券であると鑑別された紙幣は、実施例1と同様に上段横搬送路3d、及び認識後方搬送路3bにより表裏反転部4に搬送され、この表裏反転部4で表裏が揃えられた後、下段横搬送路3f、及び下段縦搬送路3gにより一時集積部6に搬送されて金種別に一時集積部6a〜6dのいずれかの一時集積部に集積される。なお、一時集積部6に集積された紙幣に対するその後の処理は上記実施例1と同様であるので説明は省略する。
また、鑑別部2において、真券であっても、損券であると鑑別された紙幣も、実施例1と同様に上段横搬送路3d、認識後方搬送路3b、及びオープンポケット搬送路3cによりオープンポケット5に搬送されて集積される。
以上本発明の実施例2においては、テープ検知機構9による判別を、鑑別部2による鑑別動作と同時に行うと共に、リジェクトボックスを2個設け、補修紙幣であるか否かに基づいてリジェクト券と判断された紙幣を集積するリジェクトボックスを変える制御とすることにより、鑑別動作と同時にリジェクト券と判別された紙幣を補修紙幣とそれ以外の紙幣とに分別することができるようになる。その結果、紙幣を1回紙幣整理装置21に投入すれば、リジェクト券と判別された紙幣を補修紙幣とそれ以外の紙幣とに分別することができるので、実施例1の紙幣整理装置1に比べて更に短時間で分別作業を行うことができるようになる。
なお、上記実施例1、及び実施例2において、テープ検知機構を紙幣整理装置に設けて説明したが、接着テープが付着した紙幣が投入される可能性のある、装置、例えば、紙幣入出金機、紙幣計数機、オープン出納機等にテープ検知機構を備え、接着テープが付着された紙幣を検知する機能を持たせても良い。
また、損券、リジェクト券、補修紙幣を紙幣整理装置外に排出するのではなく、真券であり、且つ正券であると鑑別された紙幣と同様に一時集積部6に搬送して損券、リジェクト券、補修紙幣別に、複数の一時集積部のいずれかの一時集積部6に集積するようにしても良い。そして損券、リジェクト券、補修紙幣においては、オペレータにより図示せぬ操作表示部に表示されている結束ボタンが押下されると、所定枚数に達しなくても、強制的に一時集積部6から紙幣を引き抜き施封部10へと送る制御とする。これにより、一時集積部6に集積された紙幣を施封部10へと送り、施封部10で、損券、リジェクト券、補修紙幣等紙幣の状態を示す情報を印字したテープを損券、リジェクト券、補修紙幣毎に巻き掛けて結束し、紙幣束を作る。そして作られた紙幣束を更に搬送手段により搬送し、放出口11から紙幣整理装置1外に排出する。
これにより、損券、リジェクト券、補修紙幣においても、オペレータが輪ゴム止めをする必要がなくなり、業務の効率化が可能となる。
実施例1の紙幣整理装置の構成を示す説明図である。 実施例1のテープ検知機構の構成を示す説明図である。 実施例1のテープ検知機構が接着テープを検知している状態を示す説明図である。 実施例2の紙幣整理装置の構成を示す説明図である。
符号の説明
1 紙幣整理装置
2 鑑別部
8 リジェクトポケット
9 テープ検知機構
12 紙幣
21 紙幣整理装置
22 第1のリジェクトポケット
23 第2のリジェクトポケット

Claims (1)

  1. 紙幣を所定の基準により鑑別する鑑別部を備え、該鑑別部において受け入れ不可と判断された紙幣においては、リジェクト券として装置外部へと排出する紙幣取扱装置において、
    補修された紙幣を検知する補修紙幣検知手段と、
    紙幣の外形を確認する紙幣外形確認手段と、
    補修紙幣であると判別された紙幣を集積する第1の集積手段と、
    補修紙幣ではないと判別された紙幣を集積する第2の集積手段と、
    前記リジェクト券と判別された紙幣を、前記補修紙幣検知手段による検知結果と前記紙幣外形確認手段による確認結果とに基づいて、補修紙幣と補修されていない紙幣とに分別し、第1の集積部または第2の集積部に集積する制御手段とを設けたことを特徴とする紙幣取扱装置。
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