JP2007087314A - 現金処理装置 - Google Patents

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Hiroyuki Nakajima
啓之 中嶋
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Abstract

【課題】旧紙幣と新紙幣の分別のための手間があまりかからず、効率のよい分別回収を可能にする。
【解決手段】紙幣収納庫上の一時集積部から手操作による紙幣の抜き取りを可能とし、入力部で紙幣の回収が選択されたとき、前記紙幣入出金機の紙幣収納庫の下部からから紙幣を繰り出して前記鑑別部に送り、鑑別部で鑑別された旧紙幣と新紙幣の一方の紙幣をその繰り出しを行った紙幣収納庫上の一時集積部に集積すると共に、他方の紙幣を別の損券収納庫上の一時集積部に集積して、少なくとも損券収納庫上の一時集積部に集積された紙幣を手操作で抜き取らせるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金融機関で用いられる現金処理装置に関するもので、特に紙幣入出金機及び施封小束支払機等を備えた現金処理装置に関するものである。
金融機関の店舗にはオペレータが操作して紙幣や硬貨の各種の処理を行う出納機と呼ばれる現金処理装置が設置されている。
この種の現金処理装置は、一般にオペレータの操作により紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金機と、一定枚数の紙幣を施封して小束を作成し、必要に応じてオペレータに放出する施封小束支払機等を備えているが、施封小束支払機をより有効に利用するために、紙幣入出金機から施封小束支払機に紙幣を搬送路により一枚ずつ搬送して集積し、一定枚数集積されると、その紙幣を施封部で施封して小束として放出できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−54603(段落「0016」、「0042」、図1〜図3)
しかしながら、上述した従来の技術においては、以下の問題がある。
すなわち、2004年11月に新しいデザインの万円、五千円、千円円の3金種の紙幣(以下新紙幣という)が発行され、上述した現金処理装置でもこれらの新紙幣がそれまでの旧デザインの紙幣(以下旧紙幣という)と共に取扱えるように改良されているが、装置を大型化しないようにするため等の配慮から、現金処理装置の紙幣入出金機では入金取引により入金される旧紙幣を新紙幣と混在させて紙幣収納部に収納するようにしている。
そのため、紙幣の回収時には新紙幣と旧紙幣を混在した状態で回収することになり、この回収した紙幣を旧紙幣と新紙幣に分けるには、手作業あるいは別の装置へ運んで分別しなければならず、手間がかかるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、取引選択の操作等を行う入力部と、旧紙幣及び新紙幣を混在させて収納した少なくとも2つの紙幣収納庫、この2つの紙幣収納庫上にそれぞれ設けられた一時集積部、及び前記紙幣収納庫の下部から繰り出された紙幣を鑑別する鑑別部を有する紙幣入出金機とを備えた現金処理装置において、前記一時集積部から手操作による紙幣の抜き取りを可能とし、前記入力部で紙幣の回収が選択されたとき、前記紙幣入出金機の紙幣収納庫の下部からから紙幣を繰り出して前記鑑別部に送り、鑑別部で鑑別された旧紙幣と新紙幣の一方の紙幣をその繰り出しを行った紙幣収納庫上の一時集積部に集積すると共に、他方の紙幣を別の紙幣収納庫上の一時集積部に集積して、少なくとも前記別の紙幣収納庫上の一時集積部に集積された紙幣を手操作で抜き取らせるようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、旧紙幣と新紙幣が混在して収納している紙幣収納庫から旧紙幣または新紙幣の少なくとも一方のみを回収できるので、手作業や他の装置によらず、旧紙幣と新紙幣とを分別することができ、分別のための手間があまりかからず、効率のよい分別回収が可能になるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による現金処理装置の実施例を説明する。
図1〜図3は第1の実施例を示す旧紙幣回収動作時のフローチャート、図4は本発明による現金処理装置の構成を示すブロック図、図5は本発明における主要現金処理ユニットの内部構成を示す概略側面図である。
まず、図4に示す現金処理装置の構成について説明すると、この現金処理装置は、金融機関の店舗内に設置され、金融機関のオペレータが操作して入出金等の取引を行うもので、紙幣入出金機1、紙幣補充回収機2、施封小束支払機3、及び図示しない新券紙幣支払機、棒金支払機、硬貨入出金機等の各現金処理ユニットと、キーボード等による入力部4、CRTやLCD等による表示部5、プリンタ6、第1の記憶部7、第2の記憶部8、通信部9、制御部10等によって構成されている。
ここで、紙幣入出金機1、紙幣補充回収機2、施封小束支払機3は、それぞれ独立した現金処理ユニットとして構成され、互いに隣接するように横一列に配置されるもので、 その配列順序は任意であるが、ここでは、図5に示したように例えば紙幣補充回収機2を間に挟んでその左右に紙幣入出金機1と施封小束支払機3を配置したものとする。
入力部4はオペレータが現金処理装置を使用する際、入金、出金、回収、施封等の取引の選択や、金種の指定、選択された取引の処理に必要な情報等の入力操作を行うもので、キーボードやポインティングデバイス等が用いられ、また表示部5はオペレータに対する操作誘導表示や、入力部4から入力された情報を表示するもので、LCD(液晶表示装置)等が用いられる。
プリンタ6は制御部10の指示により当該装置で処理した内容等を必要に応じて用紙に印字し、出力する。
第1の記憶部7は制御プログラム(ソフトウエア)や各取引において表示部に表示する画面の情報等を格納したメモリ、第2の記憶部8は入力部から入力された情報や通信部を介して他の装置から受信した情報等を記憶するメモリで、制御部10は第1の記憶部7に格納された制御プログラムに基づいて前記各現金処理ユニットの動作を制御すると共に画面情報に基づいて必要な画面を表示部5に表示するものとなっている。
この制御部10は、各現金処理ユニットの収納庫等に収納されている現金の在高を金種別に記憶する現金在高カウンタ(在高記憶部)10aと、紙幣入出金機1等の紙幣収納庫から繰り出した紙幣を金種別に記憶する繰出枚数カウンタ(繰出枚数記憶部)10bを有している。
通信部9は、店舗内に構築されるLANなどのネットワークに接続されており、制御部10はこの通信部9を介して図示しない窓口端末や顧客操作用のATMと情報の通信を行うものとなっている。
次に、図5により紙幣入出金機1と紙幣補充回収機2と施封小束支払機3の構成について説明する。
紙幣入出金機1は、入金取引時等に紙幣を投入する入金口21、この入金口21に投入された紙幣の真偽,金種,表裏,正損等を鑑別及び真券紙幣の計数等を行う第1の鑑別部22、この第1の鑑別部22で金種不明等のリジェクト券と鑑別された紙幣を返却する入金リジェクト口(以下、入金RJ口)23、紙幣を収納する紙幣収納庫24a〜24d、各紙幣収納庫24a〜24d上に設けられた一時集積部25a〜25d、出金取引時や紙幣回収時等に各紙幣収納庫24a〜24cの下部から繰り出された紙幣の真偽,金種,表裏,正損等を鑑別及び真券紙幣の計数等を行う第2の鑑別部26、この第2の鑑別部26で金種不明等のリジェクト券と鑑別された紙幣を収納する出金リジェクト収納庫(以下、出金RJ庫)27、第2の鑑別部26で正常と鑑別された紙幣を集積して出金する出金口28、これらの間で紙幣を搬送する搬送路29を備えており、また、この紙幣入出金機1には正面等に図示しない扉が設けられていて、オペレータがその扉を開いて一時集積部25a〜25dに集積された紙幣や出金RJ庫27内の紙幣を手操作で抜き取ることができるようになっている。
また、前記紙幣収納庫24a〜24dのうち、紙幣収納庫24aは新旧デザインの万円紙幣を、また、紙幣収納庫24bは新旧デザインの五千円紙幣を、紙幣収納庫24cは新旧デザインの千円紙幣をそれぞれ混在させて収納する出金用の金種別の紙幣収納庫とし、紙幣収納庫24dは入金取引時等に第1の鑑別部22で真券ではあるが出金に利用しない損券と鑑別された紙幣を収納する損券収納庫としている。
尚、紙幣収納庫24a〜24cと収納紙幣の金種の組み合わせはこれに限られるものではない。
一方、紙幣補充回収機2は、着脱可能な補充回収カセット31、補充回収カセット31上に設けられた一時集積部32、補充回収カセット31の上部から繰り出された紙幣の真偽,金種,表裏,正損等を鑑別及び真券紙幣の計数等を行う鑑別部33、補充回収カセット31の上部と鑑別部33及び鑑別部33と補充回収カセット31の下部を結んでこれらの間で紙幣を搬送する搬送路34を備えており、補充回収カセット31から紙幣を繰り出して自動計数する機能、及び紙幣入出金機1等から送られてくる補充用の紙幣を補充回収カセット31に収納する機能を有している。
また、施封小束支払機3は金種別に紙幣を集積する複数(図では2つ)の集積部41、紙幣入出金機1等からの紙幣を各集積部41に搬送する搬送路42、各集積部41に集積された一定枚数(例えば100枚)の紙幣を紙等の帯で施封して小束を作成する施封部43、施封部43で作成された小束を小束出金口45に搬送する小束搬送路44等を備えている。
尚、この施封小束支払機3も、正面等に図示しない扉を備えており、オペレータがその扉を開いて集積部41に集積された紙幣を手操作で抜き取ることができるようになっている。
前記集積部41の数は図では2つであるが、これに限られるものではなく、3個以上と設けるものとしてもよい。
これら紙幣入出金機1、紙幣補充回収機2、及び施封小束支払機3は前述の特許文献1に示される回転搬送路と接続用搬送路からなる紙幣搬送手段を備えており、この紙幣搬送手段によって紙幣入出金機1と紙幣補充回収機2と施封小束支払機3の間で紙幣を1枚ずつ搬送して互いに授受できるようになっている。
尚、本発明において紙幣補充回収機2は特に重要なものではなく、紙幣入出金機1と施封小束支払機3を隣接させて配置し、紙幣入出金機1から直接施封小束支払機3へ紙幣を1枚ずつ搬送できるような構成としてもよい。
上述した構成による紙幣処理装置の第1の実施例として旧紙幣の回収処理について、図1〜図3のフローチャートと共に、図4〜図6を参照して説明する説明する。
図6は旧紙幣回収時の紙幣の流れを示す説明図である。
尚、以下の説明は、図1及び図2のフローチャートにSで示したステップに従って行う。
現金処理装置が使用されていない空き時間に、表示部5には取引のメニュー画面が表示されている。
本実施例では、特に紙幣入出金機1の空き時間にオペレータが入力部4を操作してメニュー画面に表示されている旧紙幣の回収を選択すると、制御部10は旧紙幣の回収画面を表示部5に表示する(S1)。
図7はこのときの旧紙幣の回収画面例を示す図で、旧紙幣回収する旨等のメッセージと共に、全金種を一括して指定するキーや、金種毎に指定するキー、回収枚数、回収金額を表示するエリアA、動作開始を指定するキーB、回収完了を指定するキーC等と共に表示されている
この旧紙幣の回収画面を見てオペレータが入力部4を操作して回収を行う旧紙幣の金種を指定する(S2)。この場合、金種の指定は任意であるが、ここでは金種毎のキーを押下することで「万」と「千」を指定したものとする。
この金種指定後、動作開始を指示するためにオペレータが入力部4を操作して動作開始キーBを押下すると(S3)、これを受けて制御部10は紙幣入出金機1に回収動作の開始を指示し、これにより紙幣入出金機1は万円紙幣用の紙幣収納庫24aの下部から図示しない繰り出し手段により紙幣を1枚ずつ繰り出す(S4)。
繰り出された紙幣は図示しないセンサにより検知され、その検知信号により制御部10は万円紙幣用の繰出枚数カウンタ10bで紙幣の繰出枚数をカウントする。この繰出枚数カウンタ10bの値は予め「0」にクリアされており、紙幣が繰り出される毎に値を「1」ずつ加算して行く。
また、繰り出された紙幣は搬送路29により第2の鑑別部26に搬送して金種、正損等の鑑別を行う(S5)。
その結果、万円の正券で新紙幣ならば計数後、万円紙幣用の紙幣収納庫24a上部にある該当金種の一時集積部25aへ搬送路29により搬送して集積する(S6)。
また、鑑別した紙幣が万円の正券で旧紙幣ならば計数後、損券収納庫24dの上部にある一時集積部25dへ搬送路29により搬送して集積する(S7)と共に前記図7に示した紙幣回収画面のエリアAに金種別の回収枚数、金種別の回収金額、合計金額を表示する。
更に、鑑別した紙幣が繰り出し失敗等に起因する重ね送りや異金種などの場合は、リジェクト券として搬送路29により出金RJ庫27へ搬送して収納する(S8)。
制御部10は前記のように一時集積部25aに万円の新紙幣を集積したとき、この一時集積部25aに設けられている図示しないフル検知センサの出力に基づいて一時集積部25aフル(満杯)になったか否かを判断し(S9)、フルの場合は一旦紙幣の繰り出し動作を停止して(S10)、一時集積部25aの紙幣を紙幣収納庫24aに収納した後(S11)、繰り出し動作を再開する(S12)。
また、制御部10は前記のように損券用の一時集積部25dに万円の旧紙幣を集積したとき、この一時集積部25dに設けられている図示しないフル検知センサの出力に基づいて一時集積部25dがフル(満杯)になったか否かを判断し(S13)、フルの場合は一旦紙幣の繰り出し動作を停止して(S14)、一時集積部25dから万円の旧紙幣を抜き取って回収するように促す画面を表示部5に表示したり、音声で回収を誘導する処理を行う(S15)。
これによりオペレータが前記の図示しない扉を開いて一時集積部25dから万円の旧紙幣を手で抜き取って回収し、その後、入力部4で万円の旧紙幣の回収を終了した旨の入力を行うと、制御部10は紙幣の繰り出し動作を再開させる(S16)。
尚、このとき表示部5には、再び旧紙幣の回収画面を表示する。
更に、制御部10は前記のように出金RJ庫27にリジェクト券を収納したとき、出金RJ庫27に設けられている図示しないフル検知センサの出力に基づいて出金RJ庫27がフル(満杯)になったか否かを判断し(S17)、フルの場合は一旦紙幣の繰り出し動作を停止して(S18)、出金RJ庫27からリジェクト券を回収するように促す画面を表示部5に表示したり、音声で回収を誘導する処理を行う(S19)。
これによりオペレータが図示しない扉を開いて出金RJ庫27からリジェクト券を回収し、その後、入力部4をリジェクト券の回収を終了した旨の入力を行うと、制御部10は紙幣の繰り出し動作を再開させる(S20)。
この場合も表示部5に旧紙幣の回収画面を再び表示する。
尚、上記フルの判定(S7、S13、S17)は、フル検知センサによらず、各々予め決められた枚数に達したことを計数したときとしてもよい。
次に制御部10は、紙幣収納庫24a内の紙幣がエンドになったか否かを、紙幣収納庫24aに設けられている図示しないエンド検知センサの出力に基づいて判断し、また万円紙幣用の繰出枚数カウンタ10bの値による金額が万円紙幣用の現金在高カウンタ10aの値以上になったか否かを判断して(S21)、エンドではなく、万円紙幣用の繰出枚数カウンタ10bの値による金額が万円券用の現金在高カウンタ10aの値以上でもない場合、S4からの処理を繰り返す。
エンドまたは万円紙幣用の繰出枚数カウンタ10bの値による金額が万円紙幣用の現金在高カウンタ10aの値以上になった場合は、紙幣収納庫24a内からの紙幣の繰り出しを停止し、このとき一時集積部25aに紙幣が集積されていれば、その紙幣を紙幣収納庫24aに収納する(S22)。
続いて、制御部10は別の金種の指定があるか否かを判断する(S23)。
本実施例では前記のように回収する旧紙幣の金種として千円が指定されているので、S4に戻り繰り出し対象を千円紙幣用の紙幣収納庫24cに変更して、前記万円紙幣の場合と同様に千円の旧紙幣を回収する。
尚、千円の旧紙幣を回収する前に損券用の一時集積部25dに端数の万円紙幣の旧券が集積されている場合、その紙幣を抜き取らせるようにしてもよい。
そして、指定したすべての金種における旧紙幣の繰り出し、計数が終了すると、制御部10は前記旧券の回収画面に回収結果を確認して完了キーを押下するように促すメッセージを表示し(S24)、このとき損券用の一時集積部25dに旧紙幣が集積されている場合、一時集積部25dから旧紙幣を抜き取って回収するように促す画面を表示部5に表示したり、音声で回収を誘導する処理を行う(S25)。
これによりオペレータは図示しない扉を開いて一時集積部25dから旧紙幣を手で抜き取り、損券回収画面のエリアAに表示されている回収枚数、回収金額を確認した後、入力部4を操作して前記旧紙幣の回収画面の完了キーCを押下する(S26)。
尚、途中でリジェクト券を抜き取った場合(例えば、S8,S17〜S20の処理が実行された場合)、オペレータはそのリジェクト券の処理を行う。この処理としては抜き取ったリジェクト券を手で計数して回収するか、または金種別に分けて紙幣収納庫24a〜24d内に戻す等のことを行う。
制御部10はカウンタ登算を行う(S27)。すなわち、今回の回収処理によりオペレータに回収させた旧紙幣の金種別の金額を該当金種の現金在高カウンタ10の値から減算し、減算した値を現金在高カウンタ10の値として更新する。
続いて制御部10は、オペレータに回収させた旧紙幣の明細をプリンタ6により伝票に印字させ、オペレータに放出することで旧券紙幣の回収処理を終了し、表示部5に取引のメニュー画面を表示する。
尚、上記の説明では万円と千円の金種を対象として旧紙幣の回収を行う例を説明したが、五千円紙幣についても同様に旧紙幣を回収することが可能であり、また紙幣収納庫24a〜24c内のすべての旧紙幣を回収するのではなく、枚数を指定して、その指定枚数分の紙幣を回収することも可能である。
また、上記の説明では旧紙幣の回収を行う例を説明したが、新紙幣のみを回収する場合も同様に回収可能である。
以上説明したように、第1の実施例では、旧紙幣と新紙幣が混在して収納している紙幣収納庫から旧紙幣(または新紙幣)のみを回収できるので、手作業や他の装置によらず、旧紙幣と新紙幣とを分別することができ、分別のための手間があまりかからず、効率のよい分別回収が可能になるという効果が得られる。
尚、上述した実施例において、旧紙幣と新紙幣は異なる一時集積部に集積されるので、各々一定枚数集積される毎に、一時集積部から抜き取るようにすれば旧紙幣と新紙幣を同時に分別して回収することができる。
次に第2の実施例について説明する。
この第2の実施例は現金処理ユニットとして紙幣入出金機1と施封小束支払機3を用いて現金処理装置の空き時間に旧紙幣の回収処理を行うものである。
尚、図5にて説明したように紙幣入出金機1と施封小束支払機3の間に補充回収機2が存在するので、以下の説明では紙幣が補充回収機2を通過するものとするが、前記のように補充回収機2は発明の必須の構成ではない。
図8〜図10は第2の実施例を示す旧紙幣回収動作時のフローチャート、図11は旧紙幣回収時の紙幣の流れを示す紙幣入出金機1と補充回収機2と施封小束支払機3の概略側面図であり、以下に第2の実施例を図8〜図10のフローチャートと共に、図4及び図11を参照して説明する説明する。
尚、以下の説明は、図8〜図10のフローチャートにSで示したステップに従って行う。
まず、図12に示したS1で旧紙幣回収画面が表示されるが、この旧紙幣回収画面には第1の実施例で説明した旧紙幣を回収する旨等のメッセージに代えて、旧紙幣を施封小束支払機3で施封して排出する旨のメッセージが表示される。
この画面で金種の指定が第1の実施例と同様に行われると、続いてS2からS6まで第1の実施例と同様の処理が行われる。
S5で鑑別した紙幣が万円の旧紙幣の場合、回転搬送路及び接続用搬送路により紙幣補充回収機2の搬送路を経由させて施封小束支払機3へ搬送し(S7b)、この施封小束支払機3内の搬送路により集積部41に送って集積すると共に、表示部5の旧紙幣回収画面のエリアAに金種別の回収枚数、金種別の回収金額、合計金額を表示する。
次に、S8からS12までの処理はこの実施例でも第1の実施例と同様に行われる。
制御部10は前記のように施封小束支払機3の集積部41に万円の旧紙幣を集積したとき、集積部41に搬送された紙幣が一定枚数(例えば100枚)になったか否かを判断し(S13b)、一定枚数になった場合は万円の旧紙幣の搬送先を複数ある他の集積部41に変更する(S14b)。
そして、集積部41に集積されている一定枚数の万円の旧紙幣を施封部43に送って施封し(S15b)、施封された旧紙幣の小束を図11に示したように小束搬送路44により小束出金口45に搬送してオペレータに放出する(S16b)。
その後、S17からS24まで第1の実施例と同様に処理が行われた後、集積部41に端数の損券が集積されていれば、その損券を集積部41から抜き取るよう促す画面を表示部5に表示したり、音声で抜き取りを誘導する(S25b)。
これによりオペレータが図示しない扉を開いて集積部41に集積されている端数の損券を手で抜き取った後、S26からS28まで第1の実施例と同様に処理が行われて処理終了となる。
尚、この実施例においても万円紙幣及び千円紙幣と同様に五千円紙幣の旧紙幣を回収することが可能であり、また枚数を指定して、その指定枚数分の紙幣を回収することも可能である他、第1の実施例と同様に新紙幣のみを回収することも可能である。
以上説明した第2の実施例でも、旧紙幣と新紙幣が混在して収納している紙幣収納庫から旧紙幣(または新紙幣)のみを回収できるので、手作業や他の装置によらず、旧紙幣と新紙幣とを分別することができ、分別のための手間があまりかからず、効率のよい分別が可能になるという効果が得られる。
また、この第2の実施例では、回収紙幣を施封小束支払機で施封し、小束にしてオペレータに放出するため、回収した紙幣の取り扱いが容易になるという利点がある。
尚、この第2の実施例において、S9で紙幣収納庫上の一時集積部がフルになったとき、一時集積部の紙幣を抜き取るようにすれば、旧紙幣と新紙幣を分別して同時に回収することが可能となる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した第1及び第2の実施例に限られるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、上述した第1の実施例では回収する旧紙幣(または新紙幣)を集積する場所として、損券収納庫24d上の一時集積部25dを利用するものとしたが、紙幣入出金機1として損券収納庫24d及びその一時集積部25dを省略し、入金取引時に紙幣収納庫24a〜24cにそれぞれ該当金種の損券も収納するようにした機種の場合は、以下のようにしてもよい。
すなわち、万円の旧紙幣(または新紙幣)を回収するとき、紙幣収納庫24aから繰り出されて第2の鑑別部26で万円の旧紙幣で正券と鑑別された紙幣は他の金種用の一時集積部25bや25cに集積し、万円の新紙幣と正券と鑑別された紙幣及び新紙幣と旧紙幣の損券は一時集積部25aに集積する。このようにして旧紙幣と新紙幣及び損券を分別して集積する以外は第1の実施例と同様の手順を実行する。五千円や千円の旧紙幣(または新紙幣)を回収するときも、同様に他の金種用の一時集積部を利用する。
このようにすることで、第1の実施例と同様に旧紙幣と新紙幣を分別して回収することが可能となる。
このような回収手順は、紙幣収納庫及び一時集積部を2個として2金種で運用を行う機種にも適用可能であることは無論である。
また、上述した第2の実施例では、回収する紙幣は旧紙幣(または新紙幣)のみとし、一定枚数毎に施封小束支払機3により小束に施封して放出するものとしたが、施封小束支払機3の集積部41の数を例えば4つ設けることで、紙幣入出金機1の紙幣収納庫24a〜24cから繰り出されて第2の鑑別部26で鑑別された旧紙幣と新紙幣を異なる集積部41に別々に集積し、一定枚数集積する毎に施封部43に送って施封し、その施封された紙幣の小束を小束搬送路44により小束出金口45に搬送してオペレータに放出することも可能であり、このようにすれば旧紙幣と新紙幣を同時に回収することが可能となる。
また、上述した第2の実施例において、紙幣入出金機1が損券収納庫24d及びその一時集積部25dを省略し、紙幣収納庫24a〜24cにそれぞれ該当金種の損券も収納するようにした機種の場合は、以下のようにしてもよい。
すなわち、紙幣収納庫から繰り出されて第2の鑑別部26で旧紙幣(または新紙幣)と鑑別された紙幣は損券も含めて施封小束支払機3に搬送して集積部41に集積すると共に、新紙幣(または旧紙幣)と鑑別された紙幣は損券も含めて、繰り出しを行った紙幣収納庫上の一時集積部に集積する。このようにして旧紙幣と新紙幣を分別して集積する以外は第1の実施例と同様の手順を実行する。
このようにすることで、旧紙幣(または新紙幣)を損券ごと回収することが可能となり、この場合も小束にしてオペレータに放出するため、回収した紙幣の取り扱いが容易になるという利点がある。
更に、紙幣入出金機1が損券収納庫24d及びその一時集積部25dを省略し、紙幣収納庫24a〜24cにそれぞれ該当金種の損券も収納するようにした機種で、施封小束支払機3は集積部41の数を例えば4つ設けるものとした場合は、紙幣入出金機1の第2の鑑別部26で鑑別された正券の旧紙幣と新紙幣を異なる集積部41に別々に集積すると共に、損券と鑑別された紙幣は繰り出しを行った紙幣収納庫上の一時集積部に集積し、集積部41に集積された一定枚数に達する毎に施封部43に送って施封し、その施封された紙幣の小束を搬送路42により小束出金口45に搬送してオペレータに放出することも可能である。
このようにすることで旧紙幣と新紙幣を同時に回収することが可能となり、この場合も小束にしてオペレータに放出するため、回収した紙幣の取り扱いが容易になるという利点がある。
無論、集積部41の数を更に増加させることで、旧紙幣と新紙幣と損券と分別して同時に回収することも可能であり、更に、複数金種の旧紙幣、または複数金種の新紙幣または複数金種の損券を分別して同時に回収することも可能である。
また、施封小束支払機3の施封部43を複数も受けて、旧紙幣と新紙幣あるいは損券を各施封部で個別に施封して小束にすることも可能であり、このようにすれば処理速度を向上させることができる。
第1の実施例を示す損券回収動作時のフローチャート 第1の実施例を示す損券回収動作時のフローチャート 第1の実施例を示す損券回収動作時のフローチャート 本発明による現金処理装置のブロック図 主要現金処理ユニットの内部構造を示す概略側面図 第1の実施例における旧紙幣回収動作時の紙幣の流れを示す説明図 旧紙幣回収画面の1例を示す図 第2の実施例を示す旧紙幣回収動作時のフローチャート 第2の実施例を示す旧紙幣回収動作時のフローチャート 第2の実施例を示す旧紙幣回収動作時のフローチャート 第2の実施例における旧紙幣回収動作時の紙幣の流れを示す説明図
符号の説明
1 紙幣入出金機
2 補充回収機
3 施封小束支払機
4 入力部
5 表示部
6 プリンタ
7 第1の記憶部
8 第2の記憶部
9 通信部
10 制御部
10a 現金在高カウンタ
10b 繰出枚数カウンタ
21 入金口
22 第1の鑑別部
23 入金RJ口
24a〜24d 紙幣収納庫
25a〜25d 一時集積部
26 第2の鑑別部
27 出金RJ部
28 出金口
29 搬送路
34 搬送路
41 集積部
42 搬送路
43 施封部
44 小束搬送路
45 小束出金口

Claims (7)

  1. 取引選択の操作等を行う入力部と、
    旧紙幣及び新紙幣を混在させて収納した少なくとも2つの紙幣収納庫、各紙幣収納庫上にそれぞれ設けられた一時集積部、及び前記紙幣収納庫の下部から繰り出された紙幣を鑑別する鑑別部を有する紙幣入出金機とを備えた現金処理装置において、
    前記一時集積部から手操作による紙幣の抜き取りを可能とし
    前記入力部で紙幣の回収が選択されたとき、前記紙幣入出金機の紙幣収納庫の下部からから紙幣を繰り出して前記鑑別部に送り、鑑別部で鑑別された旧紙幣と新紙幣の一方の紙幣をその繰り出しを行った紙幣収納庫上の一時集積部に集積すると共に、他方の紙幣を別の紙幣収納庫上の一時集積部に集積して、少なくとも前記別の紙幣収納庫上の一時集積部に集積された紙幣を手操作で抜き取らせるようにしたことを特徴とする現金処理装置。
  2. 請求項1に記載の現金処理装置において、
    前記紙幣収納庫の1つは出金に用いない損券の紙幣を収納する損券収納庫としたことを特徴とする現金処理装置。
  3. 請求項1に記載の現金処理装置において、
    前記紙幣収納庫は金種別に紙幣を収納する紙幣収納庫としたことを特徴とする現金処理装置。
  4. 取引選択の操作等を行う入力部と、
    旧紙幣及び新紙幣を混在させて収納した出金用の紙幣収納庫、この紙幣収納庫上に設けられた一時集積部、及び前記紙幣収納庫の下部から繰り出された紙幣を鑑別する鑑別部を有する紙幣入出金機と、
    該紙幣入出金機から送られてくる紙幣を施封して小束にする施封部、及び小束出金口を有する施封小束支払機とを備えた現金処理装置において、
    前記入力部で紙幣の回収が選択されたとき、前記紙幣入出金機の紙幣収納庫の下部からから紙幣を繰り出して前記鑑別部に送り、鑑別部で鑑別された旧紙幣と新紙幣の少なくとも一方の紙幣を紙幣を前記施封小束支払機に搬送し、前記施封部で小束に施封した後、小束出金口に搬送して放出することを特徴とする現金処理装置。
  5. 請求項4に記載の現金処理装置において、
    前記鑑別部で鑑別された旧紙幣と新紙幣の他方の紙幣を前記紙幣収納庫上の一時集積部に集積することを特徴とする現金処理装置。
  6. 請求項5に記載の現金処理装置において、
    前記一時集積部の紙幣を手操作により抜き取り可能としたことを特徴とする現金処理装置。
  7. 請求項4に記載の現金処理装置において、
    前記施封小束支払機の複数の集積部を設け、
    前記鑑別部で鑑別された旧紙幣と新紙幣を前記施封小束支払機に搬送して前記複数の集積部に別々に集積し、それぞれ一定枚数集積する毎に前記施封部で小束に施封した後、小束出金口に搬送して放出することを特徴とする現金処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009123098A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Toshiba Corp 紙葉類処理装置
JP2019074886A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 グローリー株式会社 有価媒体処理装置及び有価媒体処理システム
WO2023176225A1 (ja) * 2022-03-16 2023-09-21 ローレルバンクマシン株式会社 貨幣処理装置

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