JP4887957B2 - 貨幣補充システム - Google Patents

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Description

本発明は、紙幣等の貨幣を取扱う自動取引装置へ貨幣を補充するための貨幣カセットを用意し、補充が必要な自動取引装置が設置されている店舗へ搬送する貨幣補充システムに関する。
従来の貨幣補充システムは、例えば自動取引装置に紙幣の補充が必要となったときに、監視装置から紙幣補充管理サーバへ紙幣補充の通知を送信し、この通知を受信した紙幣補充管理サーバが現金処理装置によって紙幣カセットに紙幣を格納させて補充する紙幣の準備を行い、補充する紙幣が準備されると運搬車によって紙幣カセットが自動取引装置の設置されている店舗まで搬送され、その自動取引装置に紙幣カセットが装着されることで紙幣の補充を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−85346号公報(段落0018、第2図) 一般に運搬車は定められた時間に各店舗を巡回するようになっているため、紙幣カセットは補充用の紙幣の準備が出来ていてもすぐには搬送されず、先ず一ヵ所に集められたまま保管される。そして運搬車の巡回の時間となったときに係員によって運搬車の巡回ルートに沿った店舗に搬送される紙幣カセットが、運搬車に搭載され配送されている。
しかしながら、上述した従来の技術においては、係員が紙幣カセット等の貨幣カセットを運搬車に搭載する際、複数の貨幣カセットの中から自分が担当する運搬車に搭載すべきものを選別しなくてはならなく、貨幣カセットの数が多い場合にはその選別に時間が掛かってしまい、作業効率が悪くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するための手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、カセット表示部と、補充先の店舗情報を記憶する店舗記憶手段を有し、係員によって店舗に配送される貨幣カセットと、係員から配送用の運搬車情報の入力を受付ける入力部と、上位装置と通信するための第1の通信部と、前記貨幣カセットと通信するための第2の通信部とを有し、複数の貨幣カセットを保管する保管庫を設け、該保管庫は、前記入力部で受付けた運搬車情報をもとに前記第1の通信部によって上位装置から運搬車情報に対応する店舗情報を受け取り、それらの店舗情報を貨幣カセットに送信し、前記貨幣カセットは、前記店舗記憶手段に記憶している店舗情報が前記保管庫から受信した店舗情報の中に含まれている場合に、前記カセット表示部を視覚的に識別可能な表示に制御することを特徴とする。
これにより、本発明は、係員がカセット保管庫に保管されている複数の貨幣カセットから自分が担当する運搬車に搭載すべき貨幣カセットを選別する時間を短縮することができ、作業効率を向上させることができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による貨幣補充システムの実施例について説明する。
図1は実施例1の紙幣カセットを示す説明図、図2は紙幣カセットを示すブロック図である。
図1、図2において、1は貨幣カセットとしての紙幣カセットであり、図1に示す状態は扉を開けて内部に格納している紙幣が見える状態を示している。
なお、この紙幣カセット1は回収カセットとしての機能も有しているが、本発明ではその説明を省略する。
2は紙幣格納部であり、銀行等の金融機関の営業店やコンビニエンスストア等の店舗に設置される図示しない自動取引装置に補充する紙幣を格納する。
図2において、5は補充制御部であり、補充記憶部6に格納される制御プログラムに従って紙幣カセット1の各部の動作を制御する。
補充記憶部6は、補充制御部5が実行する制御のための制御プログラムを格納している他、補充制御部5による処理結果等を記憶する。
7は無線ICタグ部であり、無線通信部8とアンテナ9とによって構成され、無線によって現金処理装置30との間で通信を行う機能を有する。
なお、有線接続であっても良いことはいうまでもない。
10はカセット表示部であり、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子によって構成され、表示駆動部11を介して補充制御部5から受け取った指示に従って発光素子を点灯させる機能を有する。この発光素子が照光すると視覚的に係員は紙幣カセット1を識別できる。
12はインターフェース部であり、紙幣カセット1が現金処理装置30や図示しない自動取引装置に装着された時に現金処理装置30や自動取引装置内のコネクタと結合するインターフェース用コネクタ13を備え、装着された機器との間でデータの受け渡しを行う機能を有する。
14はデータ記憶部であり、紙幣カセット1を特定するカセット番号や紙幣格納部2内に格納されている紙幣格納枚数を記憶する他、紙幣カセット1がどの自動取引装置に装着するか既に決定している場合は、その自動取引装置が設置された店舗の店舗情報としての店舗コードと自動取引装置を識別する装置識別データを記憶する。
15はバッテリ部であり、紙幣カセット1の各部へ電源を供給する機能を有する。
図3はカセット保管庫を示す構成図、図4はカセット保管庫を示すブロック図である。
図3、図4において、20はカセット保管庫であり、補充用の紙幣を管理する資金配備センタに設置され、紙幣補充用に予め準備されて金融機関の店舗の自動取引装置に装着される紙幣カセット1をまとめて保管するための保管庫であり、図3に示すように内部を開いてそこに紙幣カセット1を保管する。
21は保管庫制御部であり、保管庫記憶部22に格納される保管庫用制御プログラムに従ってカセット保管庫20の各部の動作を制御する。
23は保管庫表示操作部であり、液晶ディスプレイ等の表示部と、その表示部上に配置したタッチパネル等の入力部によって構成され、係員への操作を誘導する画面や入力キーを表示し、その入力キーをタッチパネル上から押下することで、入力キーに定義された情報を入力できるようになっている。
24は保管庫カード読出部であり、カード挿入口に挿入される係員が所有する専用の係員カードに格納されている係員暗証番号等を読み出す機能を有する。
25は保管庫扉であり、紙幣カセット1を取り出すときに係員が開く扉であって、電子的に施錠、開錠される自動ロック機構が設けられている。
保管庫扉25は、扉の開閉を監視するための図示しない例えば光学式のセンサを備えている。
26は保管庫通信部であり、無線通信によって紙幣カセット1との間で通信処理を実行する機能を有する他、LANを介して後述する紙幣補充管理サーバ40と通信可能に接続する。
図5は実施例1の現金処理装置を示すブロック図である。
30は現金処理装置であり、資金配備センタに設置されて紙幣カセット1に紙幣を補充する際に用いられている。
31は処理制御部であり、処理記憶部32に格納される処理装置制御プログラムに従って現金処理装置30の各部の動作を制御する他、処理通信部33によってLAN34を介して資金配備センタ内に設置されている紙幣補充管理サーバ40と通信可能に接続する。
35は処理表示操作部であり、液晶ディスプレイ等の表示部と、その表示部上に配置したタッチパネル等の入力部によって構成され、係員への操作を誘導する画面や入力キーを表示し、その入力キーをタッチパネル上から押下することで、入力キーに定義された情報を入力できるようになっている。
36は処理カード取扱部であり、図示しない処理装置カード挿入部に挿入された係員カードから係員暗証番号等を読み出す機能を有する。
37は処理紙幣入出金部であり、係員が投入した紙幣を受け入れ、これを鑑別、計数して収納し、係員に払出す紙幣を排出する機能を有する。
また処理紙幣入出金部37には、排出する紙幣を束の状態にし、その束を施封するための小束施封部を設けている。
38は紙幣補充部であり、紙幣カセット1を装着するためのカセット装着部を備え、現金処理装置30内に格納している紙幣を装着された紙幣カセット1へ搬送して補充する機能を有する。
40は紙幣補充管理サーバ(上位装置)であり、資金配備センタに設置され、その時に紙幣の補充が必要な自動取引装置の装置識別データと自動取引装置が設置されている店舗の店舗コード、金種別の紙幣補充枚数等からなる補充情報を記憶する他、通信回線によって紙幣の補充を必要とする自動取引装置を管理している図示しないサーバと通信可能に接続し、該サーバから紙幣の補充を必要とする自動取引装置に関する装置識別データ、店舗コード、紙幣補充枚数等を受け取ることで、新たな補充情報を記憶していく。
また紙幣補充管理サーバ40は、自動取引装置への補充用として既に紙幣を格納している紙幣カセット1についての補充情報とそれぞれのカセット番号とを組み合わせた準備カセット情報を記憶するための保管カセット記憶エリアを有する他、定められた配送ルートで各店舗を巡回する運搬車の運搬車情報としての運搬車コードと、その配送ルート上にある店舗の店舗情報としての店舗コードとを関連づけて記憶している。
上述した構成の作用について、図6に示す実施例1の貨幣補充システムにおける紙幣補充処理の動作を示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って説明する。
S1、現金処理装置30の処理制御部31は、処理表示操作部35に待機状態である旨の画面を配した待機画面を表示して待機する。
S2、係員が係員カードを処理装置カード挿入部に挿入すると、処理制御部31は処理カード取扱部36によって係員カードから係員暗証番号を読み出し、処理記憶部32にその係員暗証番号を記憶し、処理表示操作部35に係員暗証番号の入力を促す画面を表示する。
S3、処理制御部31は、係員がテンキーによって係員暗証番号を入力すると、処理記憶部32から係員暗証番号を読み出し、入力された係員暗証番号と読み出した係員暗証番号とを比較して両係員暗証番号の一致を確認する。
S4、処理制御部31は、処理表示操作部35に紙幣補充処理や紙幣出金処理、紙幣入金処理等の処理選択画面を表示する。
係員は処理選択画面から紙幣補充処理の選択ボタンを押下する。
S5、処理制御部31は処理通信部33によってLAN34を介して紙幣補充管理サーバ40に補充情報依頼を送信する。
紙幣補充管理サーバ40は、現金処理装置30から補充情報依頼を受信すると、記憶している補充情報を読み出し、その補充情報を現金処理装置30に送信する。
図7は実施例1の紙幣補充処理画面の構成例である。
S6、処理制御部31は、紙幣補充管理サーバ40から受信した補充情報をもとにして、処理表示操作部35に図7に示す自動取引装置が設置されている店舗名と装置番号、補充金額とを表示した一覧と、紙幣補充処理を終了するための「終了」キー、画面内に表示しきれなかった分を表示させるための「次のページ」キーを配した紙幣補充処理画面を表示する。
ここで、装置番号は上記の装置識別データに関連付けられた番号であり、補充金額とは上記補充情報の金種ごとの紙幣補充枚数に基づいて算出した金額である。
S7、係員が図7に示す紙幣補充処理画面のNo.1に対応する箇所を押下すると、処理制御部31は押下された箇所の自動取引装置に対応する補充情報を処理記憶部32に記憶する。
図8はカセット装填案内画面の構成例である。
S8、処理制御部31は、処理表示操作部35に図8に示す「紙幣をカセットに装填します。空のカセットを装着してください。」等の紙幣カセット1の装填を促す文言と、紙幣補充処理を中断するための取消キーを配したカセット装填案内画面を表示する。
S9、処理制御部31は、係員がカセット装填案内画面に従って紙幣カセット1を装着すると、処理通信部33によって紙幣カセット1にカセット情報取得依頼を送信する。
S10、紙幣カセット1の補充制御部5は、データ記憶部14からカセット番号と紙幣格納枚数を読み出し、そのカセット番号と紙幣格納枚数とをインターフェース部12によってインターフェース用コネクタ13を介して現金処理装置30に送信する。
S11、処理制御部31は、紙幣カセット1から受信した紙幣格納枚数をもとに紙幣カセット1に紙幣が格納されていないことを判断し、受信したカセット番号を処理記憶部32に記憶する。
S12、処理制御部31は、処理記憶部32から補充情報の紙幣補充枚数を読み出しておき、その紙幣補充枚数に従って紙幣補充部38により、紙幣を繰出して紙幣カセット1に紙幣を補充する。
S13、処理制御部31は、処理記憶部32から補充情報の装置識別データを読み出し、その装置識別データと上記ステップS12で読み出した紙幣補充枚数とを処理通信部33によって紙幣カセット1に送信する。
S14、補充制御部5は、現金処理装置30から受信した紙幣補充枚数を紙幣格納枚数としてデータ記憶部14に記憶し、また受信した装置識別データもデータ記憶部14に記憶する。そしてインターフェース部12によってインターフェース用コネクタ13を介して受信データ記憶完了通知を現金処理装置30に送信する。
S15、処理制御部31は、紙幣カセット1から受信データ記憶完了通知を受信すると、処理表示操作部35に紙幣カセット1の取り外しを促す画面を表示し、係員によって紙幣カセット1が取り外されると再度紙幣補充処理画面を表示し、係員による「終了」キーの押下を認識すると、挿入された係員カードを係員に返却して処理表示操作部35に待機画面を表示し、紙幣補充処理を終了する。
また、処理制御部31は処理記憶部32に記憶している補充情報とカセット番号とを関連づけた準備カセット情報を紙幣補充管理サーバ40に送信し、紙幣補充管理サーバ40は受信した準備カセット情報を記憶しておく。
そして、係員は取り外した紙幣カセット1をカセット保管庫20に入れて保管する。なお係員はカセット保管庫20を開くためにカード挿入口に係員カードを挿入して保管庫表示操作部23のタッチパネルで係員暗証番号を入力する。
カセット保管庫20の保管庫制御部21は、カセットカード読出部24によって挿入された係員カードから係員暗証番号を読み出し、その係員暗証番号と係員がタッチパネルで入力した係員暗証番号とを比較して両暗証番号の一致を確認し、保管庫扉25の自動ロック機構を開錠する。
そして、係員が保管庫扉25を開いて紙幣カセット1を入れて保管庫扉25を閉じると、保管庫制御部21は図示しないセンサによって保管庫扉25が閉じられたことを認識し、自動ロック機構を施錠する。
次に係員が自動取引装置へ紙幣を補充するために配送用の運搬車に搭載する紙幣カセット1の選別について図9に示す紙幣カセット選別の動作を示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って説明する。
SA1、カセット保管庫20の保管庫制御部21は、保管庫表示操作部23に待機中である旨の待機画面を表示して待機しており、係員が係員カードをカード挿入口に挿入して保管庫表示操作部23のタッチパネルで暗証番号を入力すると、保管庫カード読出部24によって係員カードから係員暗証番号を読出し、その係員暗証番号と入力された係員暗証番号とを比較して両係員暗証番号の一致を確認する。
SA2、保管庫制御部21は、保管庫扉25の自動ロック機構を開錠して保管庫表示操作部23に係員が担当する運搬車コードの選択入力を促す画面と入力のための選択キーを表示する。
SA3、保管庫制御部21は、係員によって選択キーが押下されると、その選択キーに対応する運搬車コードを保管庫通信部26によって紙幣補充管理サーバ40に送信する。
SA4、紙幣補充管理サーバ40は、受信した運搬車コードをもとに格納している店舗コードを検索し、該当する店舗コードを全て読み出す。そしてこれらの店舗コードをもとに保管カセット記憶エリアを検索し、店舗コードに関連づけられている準備カセット情報を全て読み出す。
SA5、紙幣補充管理サーバ40は、読み出した全ての準備カセット情報をカセット保管庫20に送信する。
図10は配送対象カセット表示画面を示す表示例である。
SA6、保管庫制御部21は、紙幣補充管理サーバ40から受信した準備カセット情報を保管庫記憶部22に記憶しておき、その準備カセット情報に含まれる補充情報にもとづいて保管庫表示操作部23に図10に示すように係員の運搬車に搭載すべき紙幣カセット1に関連する補充情報の一覧を配した配送対象カセット表示画面を表示する。
SA7、保管庫制御部21は、保管庫記憶部22から全ての準備カセット情報を読み出し、保管庫通信部26によってその準備カセット情報を保管している紙幣カセット1に送信する。
SA8、各紙幣カセット1の補充制御部5は、無線ICタグ部7によってカセット保管庫20から準備カセット情報を受信すると、データ記憶部14に記憶している補充情報とカセット番号とを読み出し、その補充情報とカセット番号の組み合わせと準備カセット情報を比較して一致するものがあるか否かを判断し、一致する準備カセット情報を受信している場合に限り表示駆動部11を介してカセット表示部10を点灯させる。
係員は、開錠された保管庫扉25を開いて保管されている紙幣カセット1の中からカセット表示部10が点灯しているものを全て取り出してから保管庫扉25を閉じる。
SA9、保管庫制御部21は、図示しないセンサによって保管庫扉25が閉じられたことを認識すると、自動ロック機構によって保管庫扉25を施錠し、保管庫表示操作部23に待機画面を表示して終了する。
以上説明したように本実施例では、カセット保管庫の保管庫表示操作部に入力された運搬車コードをもとに紙幣補充管理サーバから受信した店舗コードを含む準備カセット情報を紙幣カセットに送信し、紙幣カセットは受信した準備カセット情報が、データ記憶部に記憶している補充情報とカセット番号との組み合わせに一致している場合に限り、カセット表示部を点灯させるので、係員がカセット保管庫に保管されている複数の紙幣カセットから自分が担当する運搬車に搭載すべき紙幣カセットを選別する時間を短縮することができ、作業効率を向上させることができる。
図11は実施例2のカセット配送システムを示す構成図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例は、係員が紙幣カセットを運搬車に搭載し、金融機関の各店舗へ紙幣カセットを配送する場合について説明する。
本実施例の紙幣補充管理サーバ40は、通信回線41を介して無線通信ための基地局43と通信可能に接続しているものとする。
また、紙幣補充管理サーバ40は運搬車に搭載される紙幣カセット1を各店舗に配送する配送ルートデータや店舗の位置を示す店舗位置データを上記実施例1の店舗コードに関連付けて格納しているものとする。
図11において、50は運搬端末であり、係員が配送用に使用し、搭載される紙幣カセット1を各店舗へ配送するための運搬車に備えられている端末である。
51は端末制御部であり、端末記憶部52に格納される運搬車通信制御プログラムに従って各部の動作を制御する。
端末記憶部52は、運搬車通信制御プログラムを格納する他、運搬車コード、少なくとも運搬車が紙幣カセット1を配送する各店舗を含む範囲を示している地図データを格納する。
53はサーバ通信用制御部であり、端末制御部51と端末記憶部52に格納される運搬車通信プログラムとによって実現され、アンテナ54、基地局43を介して紙幣補充管理サーバ40との間でデータ通信を行う。このときの通信方法は例えばPHS(Personal Handyphone System)を使用するものとする。
55は無線通信部であり、紙幣カセット1と無線によるデータ通信を行うための機能を有する。
56はナビゲーション部であり、端末制御部51と端末記憶部52に格納される運搬車通信プログラムとによって実現され、GPS(Global Positioning System)アンテナ58aを介してGPS受信部58で受信したGPS衛星59からデータをもとに現在位置となる緯度および経度を求める機能を有し、また端末記憶部52が格納する上記地図データをもとに現在位置から配送先までのルートを算出する機能を有する。
57は端末表示部であり、ナビゲーション部56で算出された運搬車の現在位置から配送先までのルート等を表示するための表示画面と、表示画面上に配置したタッチパネルによって構成され、表示画面に表示される入力キーに定義された情報をタッチパネルで入力するようになっている。
上記の配送ルートデータおよび店舗位置データは、端末記憶部52の地図データと組み合わせることで、端末表示部57に運搬車が向かう店舗とその経路を示す地図を表示させるためのデータである。
なお、本実施例のカセット配送システムは運搬車のエンジンを起動させることにより作動を開始するものとする。
上述した構成の作用について、図12に示すカセット配送システムの動作を示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って説明する。
SB1、係員が紙幣カセット1を運搬車に搭載し、運搬車のエンジンを起動させると、サーバ通信用制御部53はアンテナ54、基地局43を介して紙幣補充管理サーバ40に運搬車コードを送信する。
SB2、紙幣補充管理サーバ40は、運搬端末50から運搬車コードを受信すると、その運搬車コードをもとに格納している店舗コードを検索し、該当する店舗コードを読み出す。そしてその店舗コードをもとに準備カセット情報と配送ルートデータ、店舗位置データとを検索し、該当する準備カセット情報と配送ルートデータ、店舗位置データとを読み出して通信回線41、基地局43を介して運搬端末50に送信する。
SB3、端末制御部51は、紙幣補充管理サーバ40から受信した準備カセット情報と配送ルートデータ、店舗位置データを端末記憶部52に記憶しておく。
SB4、端末制御部51が端末記憶部52に記憶している配送ルートデータと店舗位置データ、地図データとを読み出すと、ナビゲーション部56はGPSアンテナ58aを介してGPS受信部58で受信したGPS衛星59からのデータをもとに運搬車の現在位置を求めると共に、読み出した地図データと配送ルートデータ、店舗位置データとを用いて運搬車が現在位置から各店舗を移動するためのルートを算出する。
図13は実施例2のナビゲーション初期画面を示す表示例である。
SB5、端末制御部51は、端末記憶部52に記憶した準備カセット情報から店舗コードのみを読み出し、その店舗コードと上記で算出したルートを用いて端末表示部57に図13に示す現在位置を表示した地図や配送先となる店舗リスト、紙幣カセット1の搭載を確認するためのカセット搭載完了キーを配したナビゲーション初期画面を表示する。
SB6、端末制御部51は、係員がカセット搭載完了キーを押下すると、無線通信部55によって搭載されている全ての紙幣カセット1に対してカセット番号送信依頼を送信する。
SB7、各紙幣カセット1の補充制御部5は、運搬端末50からのカセット番号送信依頼を受信すると、データ記憶部14に記憶しているカセット番号を読み出してそのカセット番号を無線ICタグ部7によって運搬端末50へ送信する。
SB8、端末制御部51は、端末記憶部52に記憶している準備カセット情報の内のカセット番号を読み出しておき、全ての紙幣保管用カセット1から受信したカセット番号が読み出したカセット番号に含まれているか、つまり搭載されている紙幣カセットが配送先の自動取引装置に対応するものであるか否かを確認していく。
ここで、図14は警告画面を示す表示例である。
端末制御部51は、受信したカセット番号の中に読み出したカセット番号に含まれないものが有ると判断した場合、端末表示部57に図14に示す「警告、誤ったカセットが搭載されています。カセットを確認して下さい。」等の警告の文言やカセット搭載完了キー等を配した警告画面を表示する。
また、端末制御部51は読み出したカセット番号に含まれなかったカセット番号(誤カセット番号という。)を端末記憶部52に記憶していき、誤カセット番号を全て記憶した後、端末記憶部52から誤カセット番号を読み出してその誤カセット番号を付した警告指示通知を無線通信部55によって全ての紙幣カセット1に送信する。
紙幣カセット1は、運搬端末50から警告指示通知を受信すると、データ記憶部14に記憶しているカセット番号と、警告指示通知の誤カセット番号とを比較し、一致しているときにはカセット表示部10を点灯させる。
そして、係員は上記の端末表示部57の警告画面に従って紙幣カセット1を取り出す際にカセット表示部10の点灯を目安に紙幣カセット1を取り出し、その紙幣カセット1をカセット保管庫20に戻し、カセット保管庫20に運搬車に搭載する紙幣カセット1が有るか否かを確認し、有る場合にはその正しい紙幣カセット1を取り出して運搬車に搭載した後、再度カセット搭載完了キーを押下する。
端末制御部51は、カセット搭載完了キーの押下を認識したら上記ステップSB7に戻ってその後のステップの処理を継続する
SB9、端末制御部51は、紙幣カセット1から受信したカセット番号が全て端末記憶部52から読み出したカセット番号の中に含まれているものであると判断した場合、端末表示部57に紙幣カセット1の確認が完了した旨の画面を配した確認完了画面を表示する。
SB10、端末制御部51は、端末表示部57に1番目の配送先のルートを示す画面を配したルート案内画面を表示する。
ここで、係員が運搬車を移動させると、ナビゲーション部56はGPSアンテナ58aを介してGPS受信部58でGPS衛星59からデータをもとに運搬車の現在位置を逐一求める。そして端末制御部51は求められた現在位置に応じて端末表示部57に表示しているルート案内画面を更新していく。
SB11、端末制御部51は、運搬車が目的地に一定の距離に近づいたときに、目的地である店舗位置データをもとに端末記憶部52に記憶している準備カセット情報を読み出し、その準備カセット情報の店舗コードを抜き出して無線通信部55によって搭載されている全ての紙幣カセット1に対して抜き出した店舗コードを付した点灯指示を送信する。
SB12、各紙幣カセット1の補充制御部5は、運搬端末50から点灯指示を受信すると、データ記憶部14に記憶している店舗コードを読み出し、受信した点灯指示の店舗コードと比較して両店舗コードが一致している場合だけカセット表示部10を点灯させる。
店舗に到着して運搬車を停めた係員は、運搬車からカセット表示部10が点灯している紙幣カセット1を降ろし、その紙幣カセット1を配送先である店舗における紙幣の補充対象となる自動取引装置に装着して紙幣補充作業を行う。
そして、係員は担当する配送先への巡回が完了するまで、上記のステップSB10からステップSB12と同様にして紙幣補充作業を行う。
以上説明したように本実施例では、係員が運搬車で紙幣カセットを搬送する際に、運搬端末が配送の店舗に到着したときに、その配送先の店舗コードを無線通信部で紙幣カセットに送信し、そして紙幣カセットはデータ記憶部に記憶している店舗コードと受信した店舗コードとを比較し、一致していればカセット表示部を点灯させるようにしたので、運搬車から紙幣カセットを降ろす係員にとっては一目でどの紙幣カセットを降ろせばよいか選別することができ、作業効率を向上させることができる。
なお、上記実施例2においては、運搬車は予め決められた配送ルートに従い、紙幣カセットを配送する場合を例に説明したが、例えば緊急に紙幣の補充が必要な自動取引装置が発生し、配送順番を入れ替えるような場合には、配送ルート変更の情報を紙幣補充管理サーバから運搬端末へ送信し、端末表示部に変更された配送ルートを表示するようにすればよい。
本実施例は、係員が配送先に到着し、運搬車から降ろした紙幣カセットの中から紙幣を補充する自動取引装置に対応する紙幣カセットを選別して装着し、紙幣の補充を行う作業について説明する。
本実施例の自動取引装置は、一般的な人体通信によって紙幣カセットと通信を行うための人体通信用電極が具備され、また紙幣カセット側にも同様に人体通信用電極が具備されている。
図15は実施例3の紙幣カセットを示す説明図であって、(a)は取っ手に設けたカセット通信用電極、(b)はブロック図である。図16は実施例3の自動取引装置を示すブロック図である。
上記各実施例と同様の箇所は、同一の符号を付して説明を省略する。
図15において、60はカセット人体通信部であり、図15(a)に示す紙幣カセット1の係員が持ち運ぶ際の取っ手に設置されているカセット通信用電極61(人体通信用電極)、人体を介して自動取引装置70との間で通信処理を行う機能を有する。
図16において、70は金融機関の店舗に設置されて顧客との間で取引を行う自動取引装置であり、背面に紙幣カセット1を装着するための図示しないカセット装着部を備えており、紙幣カセット1を交換するときはそのカセット装着部の扉を開いて交換するようになっている。
71は装置制御部であり、装置記憶部72に格納されている装置制御プログラムに従って自動取引装置70の各部の動作を制御する他、上位インターフェース部73によって専用回線等を介して図示しないセンタに設置される顧客の口座を管理するホストコンピュータや、上記実施例1の紙幣補充管理サーバ40との間で通信処理を行う。
装置記憶部72は、装置制御プログラムを格納する他、その自動取引装置70の装置識別データ等を格納している。
74は装置人体通信部であり、自動取引装置70背面に設けられた装置通信用電極部75(人体通信用電極)にカセット通信用電極61を握っている係員が直に触れた際に、係員の体を介して紙幣カセット1との間で通信処理を行う機能を有する。
76は表示操作部であり、自動取引装置70正面の接客面に露出させて設けられており、表示面を上に向けたCRTディスプレイまたは液晶ディスプレイ等の表示部と、表示部上に配置したタッチパネル等の入力部により構成され、各種取引における顧客の操作を誘導するメッセージを配した画面やそのための入力キーを表示し、その入力キーをタッチパネル上から指で押下することにより、入力キーに定義された情報を入力できるものとなっており、入力された情報の表示等も行うようになっている。
77は現金入出金部であり、取引に伴う現金の入出金処理を行うもので、紙幣を取扱う紙幣入出金機と硬貨を取扱う硬貨入出金機により構成され、その紙幣入出金口と硬貨出金口は前記接客面に設けられている。
78はカードリーダライタ・レシートプリンタ部であり、顧客の磁気カード(取引カード)の磁気データに記録されているカード情報の読取及び書込みを行う機能を有する他、顧客との取引結果を明細票に印刷する機能を有し、そのカード挿入返却口および明細票印刷口は前記接客面に設けられている。
79は通帳記帳部であり、顧客の通帳に設けられた磁気ストライプに対してデータの読取及び書込みを行う機能を有すると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する機能を有し、その通帳挿入返却口は前記接客面に設けられている。
80は電源部であり、自動取引装置70の各部への電源を供給する機能を有する。
81は係員用表示操作部であり、自動取引装置70の背面に設けられた表示部と操作部とで構成され、金融機関の業務時間中に係員が紙幣カセット1を装着する等の処理を行う場合に使用するものである。
上述した構成の作用について、図17に示す実施例3のカセット交換処理の動作を示すフローチャートを用い、SCで示すステップに従って説明する。
店舗には紙幣を補充すべき自動取引装置70が3台あるものとし、係員は上記実施例2の運搬車から3台の紙幣カセット1を降ろし、店舗内の自動取引装置70の背面側まで運んできているものとする。
ここで、3台の自動取引装置70を区別するために符号a、b、cを付して区別するものとし、同様に紙幣カセット1についても符号a、b、cを付してそれぞれを区別するものとする。
SC1、自動取引装置70aの装置制御部71aは、係員が係員用表示操作部81aによって係員モードに切り替えるための操作を行うと、係員用表示操作部81aにカセット交換作業キー等の各種の係員が行う作業のための入力キーを表示した作業選択画面を表示する。
SC2、装置制御部71aは、係員が作業選択画面からカセット交換作業キーを押下すると、装置記憶部72aに格納している装置識別データを読み出し、その装置識別データを上位インターフェース部73aによって紙幣補充管理サーバ40に送信する。
SC3、紙幣補充管理サーバ40は、自動取引装置70から装置識別データを受信すると、その装置識別データをもとに記憶している準備カセット情報を検索し、該当する準備カセット情報からカセット番号と紙幣補充枚数を抽出し、そのカセット番号と紙幣補充枚数とを自動取引装置70に送信する。
SC4、装置制御部71aは、紙幣補充管理サーバ40から受信したカセット番号と紙幣補充枚数とを装置記憶部72aに記憶し、係員用表示操作部81aに紙幣カセットの取っ手を握った状態で装置通信用電極部に触れるように促す画面を配したカセット確認画面を表示する。
図18は実施例3の人体通信方法を示す説明図である。
SC5、係員がカセット確認画面に従って図18に示すように片方の手で自動取引装置70aの装置通信用電極75aに触れ、もう片方の手で紙幣カセット1aの取っ手を握ることでカセット人体通信用電極61aに触れると、装置制御部71aは装置記憶部72aからカセット番号と紙幣補充枚数、装置識別データを読み出し、そのカセット番号と紙幣補充枚数、装置識別データを識別子として装置人体通信部74で係員の体を介して紙幣カセット1aに送信する。
SC6、紙幣カセット1aの補充制御部5aは、自動取引装置70aからカセット番号と紙幣補充枚数、装置識別データを受信すると、データ記憶部14aからカセット番号、紙幣格納枚数、装置識別データを読み出し、読み出したカセット番号と装置識別データを受信したカセット番号と装置識別データと比較すると共に、読み出した紙幣格納枚数と受信した紙幣補充枚数とを比較してそれぞれが一致するか否かを判断し、一致を確認したらカセット表示部10aを点灯させる。
そして、係員はカセット表示部10aの点灯を確認してから、自動取引装置70aの背面の扉を開いてそれまで装着されていた紙幣カセットを取り外し、新たにに紙幣カセット1aを装着することでカセット交換処理を終了する。
このようにして、自動取引装置70aに紙幣カセット1aを装着した係員は、別の自動取引装置70bの方へ赴き、片方の手で別の紙幣カセット1bのカセット人体通信用電極61に触れ、もう一方の手で装置通信用電極75bに触れて上記と同様にして人体通信で紙幣カセット1bの補充制御部5bが自動取引装置70bから受信したカセット番号と装置識別データ、紙幣補充枚数と、データ記憶部14bのカセット番号、紙幣格納枚数、装置識別データを比較し、自動取引装置70bに紙幣カセット1bが対応するかを確認し、カセット表示部10bの点灯を確認してから紙幣カセット1bを自動取引装置70bに装着し、1つ余っている紙幣カセット1cを自動取引装置70cに装着することで、他のカセット交換処理を行う。
以上説明したように本実施例では、自動取引装置と紙幣カセットに人体通信用電極を設け、係員が片方の手で自動取引装置の装置通信用電極に触れ、もう片方の手で紙幣カセットのカセット人体通信用電極に触れることで、装置記憶部に記憶されている識別子としてのカセット番号と紙幣補充枚数、装置識別データとを係員の体を介して紙幣カセットに送信され、紙幣カセットは受信したカセット番号と紙幣補充枚数、装置識別データがデータ記憶部に記憶されているカセット番号と紙幣補充枚数、装置識別データと一致している場合にカセット表示部を点灯させるので、1つの店舗で複数の自動取引装置に紙幣の補充が必要であった場合に、係員は店舗内に運んだ複数の紙幣カセットがどの自動取引装置に対応するものであるかを容易に判断することができ、業務効率を向上させることができる。
なお、上記実施例3においては、カセット番号と紙幣補充枚数、装置識別データとを紙幣カセットの確認のための識別子として用いたが、この識別子はこれらの組み合わせに限らず、カセット番号や装置識別データの内のいずれか一つとしてもよく、カセット番号と紙幣補充枚数または、装置識別データと紙幣補充枚数との組み合わせとしてもよい。
本実施例は、上記実施例3の紙幣カセットに、更に紙幣カセット同士を機構的に連結させて電気的に接続するための連結部を設けるようにする。
図19は実施例4の紙幣カセットの連結部とカセット人体通信用電極を示す説明図、図20は紙幣カセット同士を連結させた様子を示す説明図である。
図19において、85は連結部であり、紙幣カセット1の片側に設けたフックと他方の側に設けた該フックを引っ掛けるための係止輪とより構成され、この係止輪にフックを引っ掛けることで図20に示すように紙幣カセット1同士を連結させることができる。
この連結部85は、導線等によって上記カセット人体通信用電極61と繋がれており、これによって電気的に接続するようになっている。
上述した構成の作用について、図21に示す実施例4のカセット交換処理の動作を示すフローチャートを用い、SDで示すステップに従って説明する。
本実施例では、1つの店舗に複数の自動取引装置70への紙幣カセットの交換が必要な場合に、係員は紙幣カセット1をその連結部85によって連結させた状態で、台車等に載せてまとめて運ぶようにしている。
SD1、自動取引装置70の装置制御部71は、係員が係員用表示操作部81によって係員モードに切り替えるための操作を行うと、係員用表示操作部81にカセット交換作業キー等の各種の係員が行う作業のための入力キーを表示した作業選択画面を表示する。
SD2、装置制御部71は、係員が作業選択画面からカセット交換作業キーを押下すると、装置記憶部72に格納している装置識別データを読み出し、その装置識別データを上位インターフェース部73によって紙幣補充管理サーバ40に送信する。
SD3、紙幣補充管理サーバ40は、自動取引装置70から装置識別データを受信すると、その装置識別データをもとに記憶している準備カセット情報を検索し、該当する準備カセット情報からカセット番号と紙幣補充枚数を抽出し、そのカセット番号と紙幣補充枚数とを自動取引装置70に送信する。
SD4、装置制御部71は、紙幣補充管理サーバ40から受信したカセット番号と紙幣補充枚数とを装置記憶部72に記憶し、係員用表示操作部81に紙幣カセットの取っ手を握った状態で装置通信用電極部に触れるように促す画面を配したカセット確認画面を表示する。
図22は実施例4の人体通信方法を示す説明図である。
SD5、係員がカセット確認画面に従って図22に示すように片方の手で連結している紙幣カセット1の1つの取っ手を握ってカセット人体通信用電極61に触れ、もう片方の手で自動取引装置70の装置通信用電極75に触れると、装置制御部71は装置記憶部72からカセット番号と紙幣補充枚数、装置識別データを読み出し、そのカセット番号と紙幣補充枚数、装置識別データを装置人体通信部74によって、係員の体を介して連結している各紙幣カセット1に送信する。
SD6、連結されている各紙幣カセット1の補充制御部5は、自動取引装置70からカセット番号と紙幣補充枚数、装置識別データを受信すると、データ記憶部14からカセット番号、紙幣格納枚数、装置識別データを読み出し、読み出したカセット番号と装置識別データを受信したカセット番号と装置識別データと比較すると共に、読み出した紙幣格納枚数と受信した紙幣補充枚数とを比較してそれぞれが一致するか否かを判断し、一致を確認した補充制御部5だけが、カセット表示部10を点灯させる。
係員は、紙幣カセット1のカセット表示部10を確認し、カセット表示部10が点灯している紙幣カセット1の連結部85を外し、その紙幣カセット1を自動取引装置70に装着する。
以降、係員は上記と同様にして別の自動取引装置70の装置通信用電極75に触れると共に、カセット人体通信用電極61に触れることで、カセット表示部10が点灯した紙幣カセット1をその自動取引装置70に装着する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例3の効果に加えて、紙幣カセットの連結部で紙幣カセットに対して同時に通信可能な状態に連結したことにより、係員は連結している紙幣カセットの内1つのカセット人体通信用電極に触れた状態で自動取引装置の装置人体通信用電極に触れることで、連結している紙幣カセットの内、その自動取引装置に対応するものはどれかを容易に判別することができ、さらに業務効率を向上させることができる。
なお、上記各実施例においては紙幣の補充について説明したが、硬貨の補充についても適用可能である。
実施例1の紙幣カセットを示す説明図 紙幣カセットを示すブロック図 カセット保管庫を示す構成図 カセット保管庫を示すブロック図 実施例1の現金処理装置を示すブロック図 実施例1の貨幣補充システムにおける紙幣補充処理の動作を示すフローチャート 実施例1の紙幣補充処理画面の構成例 カセット装填案内画面の構成例 紙幣カセット選別の動作を示すフローチャート 配送対象カセット表示画面を示す表示例 実施例2のカセット配送システムを示す構成図 カセット配送システムの動作を示すフローチャート 実施例2のナビゲーション初期画面を示す表示例 警告画面を示す表示例 実施例3の紙幣カセットを示す説明図 実施例3の自動取引装置を示すブロック図 実施例3のカセット交換処理の動作を示すフローチャート 実施例3の人体通信方法を示す説明図 実施例4の紙幣カセットの連結部とカセット人体通信用電極を示す説明図 紙幣カセット同士を連結させた様子を示す説明図 実施例4のカセット交換処理の動作を示すフローチャート 実施例4の人体通信方法を示す説明図
符号の説明
1 紙幣カセット
2 紙幣格納部
5 補充制御部
6 補充記憶部
7 無線ICタグ部
8 無線通信部
9 アンテナ
10 カセット表示部
11 表示駆動部
12 インターフェース部
13 インターフェース用コネクタ
14 データ記憶部
15 バッテリ部
20 カセット保管庫
21 保管庫制御部
22 保管庫記憶部
23 保管庫表示操作部
24 保管庫カード読出部
25 保管庫扉
26 保管庫通信部
30 現金処理装置
31 処理制御部
32 処理記憶部
33 処理通信部
34 LAN
35 処理表示操作部
36 処理カード取扱部
37 処理紙幣入出金部
38 紙幣補充部
40 紙幣補充管理サーバ
43 基地局
50 運搬端末
51 端末制御部
52 端末記憶部
53 サーバ通信用制御部
54 アンテナ
55 無線通信部
56 ナビゲーション部
57 端末表示部
58 GPS受信部
58a GPSアンテナ
59 GPS衛星
60 カセット人体通信部
61 カセット通信用電極
70 自動取引装置
71 装置制御部
72 装置記憶部
73 上位インターフェース部
74 装置人体通信部
75 装置通信用電極部
76 表示操作部
77 現金入出金部
78 カードリーダライタ・レシートプリンタ部
79 通帳記帳部
80 電源部
81 係員用表示操作部
85 連結部

Claims (4)

  1. カセット表示部と、補充先の店舗情報を記憶する店舗記憶手段を有し、係員によって店舗に配送される貨幣カセットと、
    係員から配送用の運搬車情報の入力を受付ける入力部と、上位装置と通信するための第1の通信部と、前記貨幣カセットと通信するための第2の通信部とを有し、複数の貨幣カセットを保管する保管庫を設け、
    該保管庫は、前記入力部で受付けた運搬車情報をもとに前記第1の通信部によって上位装置から運搬車情報に対応する店舗情報を受け取り、それらの店舗情報を貨幣カセットに送信し、
    前記貨幣カセットは、前記店舗記憶手段に記憶している店舗情報が前記保管庫から受信した店舗情報の中に含まれている場合に、前記カセット表示部を視覚的に識別可能な表示に制御することを特徴とする貨幣補充システム。
  2. カセット表示部と、補充先の店舗情報を記憶する店舗記憶手段とを有し、係員によって店舗に配送される貨幣カセットと、
    該貨幣カセットの配送用の運搬車に設けられ、現在位置や配送先となる店舗位置の地図を表示する端末表示部と、配送先の店舗の店舗情報を記憶する配送店舗記憶手段と、前記貨幣カセットと通信するための通信部とを有する運搬端末とを備え、
    該運搬端末は、前記端末表示部に表示される現在位置と配送先となる店舗とが一定距離に近づいたときに、前記配送店舗記憶手段からその店舗の店舗情報を読み出し、該店舗情報を貨幣カセットに送信し、
    前記貨幣カセットは、前記運搬端末から受信した店舗情報と前記店舗記憶手段に記憶している店舗情報とを比較して一致している場合に、前記カセット表示部を視覚的に識別可能な表示に制御することを特徴とする貨幣補充システム。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記貨幣カセットは、係員の体を介して自動取引装置の人体通信部と通信を行う人体通信部を有し、
    係員が前記自動取引装置の人体通信部に触れた状態で前記貨幣カセットの人体通信部に触れると、前記自動取引装置に記憶されている貨幣カセットの識別子が前記貨幣カセットに送信され、前記貨幣カセットは受信した識別子が自身の識別子である場合に、前記カセット表示部を視覚的に識別可能な表示に制御することを特徴とする貨幣補充システム。
  4. 請求項3において、
    前記貨幣カセットに連結部を設け、複数の貨幣カセットに対して同時に通信可能な状態に連結させることを特徴とする貨幣補充システム。
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