JPH10312444A - 現金自動取引装置 - Google Patents

現金自動取引装置

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JPH10312444A
JPH10312444A JP12067197A JP12067197A JPH10312444A JP H10312444 A JPH10312444 A JP H10312444A JP 12067197 A JP12067197 A JP 12067197A JP 12067197 A JP12067197 A JP 12067197A JP H10312444 A JPH10312444 A JP H10312444A
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JP
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unit
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medium
transmission
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JP12067197A
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English (en)
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Koji Ito
康二 伊藤
Yasuyuki Wakasa
靖之 若狭
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触で情報の送受信を行う情報記録媒体を
用いた取引処理の処理効率を高めることが可能な技術を
提供する。 【解決手段】 複数の情報記録媒体との間で情報を送受
信して取引処理を行う現金自動取引装置であって、複数
の情報記録媒体との間で非接触により情報の読み書きを
行う媒体読み取り/書き込み部と、複数の情報記録媒体
から送信された信号を前記媒体読み取り/書き込み部で
受信した場合に、複数の情報記録媒体の内の特定の情報
記録媒体を識別する識別コードを操作者に入力させる為
の操作案内を表示して特定の識別コードを入力する入力
/表示部と、前記入力/表示部の操作案内により入力し
た特定の識別コードによって識別される情報記録媒体を
使用して取引処理を行う主制御部とを備えるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に記
録されている情報に基づき現金の取引を行う現金自動取
引装置に関し、特に、金融機関等で使用される複数の非
接触情報記録媒体を識別して前記非接触情報記録媒体に
記録されている情報に基づき現金の取引を行う現金自動
取引装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の現金自動取引装置では、操作者が
情報記録媒体である磁気カードを挿入口に入れ、キーボ
ードもしくはタッチパネルにて暗証番号を入力し、本人
であることが確認された後、現金の預け入れ、払い出し
または振り込み等の取引を案内に従って行っている。
【0003】このとき、操作者が挿入した磁気カード
は、現金自動取引装置内部の定位置まで搬送された後、
磁気ヘッドとカード上の磁気ストライプとの間で情報の
読み書きが行われており、情報記録媒体として磁気カー
ドの代わりにICカードが使用される現金自動取引装置
では、IC接点とカード上のICチップとの間で情報の
読み書きが行われている。この様な情報記録媒体の読み
書きの際には、磁気カードやICカードの媒体上の情報
記録部に現金自動取引装置の媒体読み取り/書き込み部
の磁気ヘッドやIC接点が接触することにより読み書き
動作が行われている。
【0004】前記の媒体読み取り/書き込み部が磁気カ
ードやICカードといった情報記録媒体と接触する接触
タイプの現金自動取引装置以外にも、特開平6−124
27号公報に記載されている様に、無線送受信部を備
え、操作者が携帯している無線式カードと非接触で情報
の読み書きを行う現金自動取引装置もある。
【0005】前記の非接触で情報の読み書きを行う非接
触タイプの現金自動取引装置では、操作者を検知する
と、現金自動取引装置の媒体読み取り/書き込み部が情
報の送信要求を操作者の所持している無線式カードに送
り、操作者の無線式カードがその送信要求を受信する
と、要求された情報を無線式カードから媒体読み取り/
書き込み部へ送信する様になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の接触タ
イプの現金自動取引装置では、情報記録媒体に現金自動
取引装置の媒体読み取り/書き込み部が接触する為、情
報記録媒体との接触により媒体読み取り/書き込み部や
情報記録媒体が磨耗するという欠点がある。
【0007】また、接触タイプの現金自動取引装置で
は、挿入口と装置内部の媒体読み取り/書き込み部との
間で情報記録媒体を搬送する駆動装置を用いる為、情報
記録媒体が駆動装置につまって故障の原因となったり、
装置構成が複雑で高価になるという問題がある。
【0008】更に、接触タイプの現金自動取引装置で
は、操作者が情報記録媒体を財布や定期券入れ等から取
り出した後、現金自動取引装置の挿入口に入れる必要が
ある為、現金の取引操作を開始するまでに手間がかか
り、現金自動取引装置の処理効率が低下するという問題
がある。
【0009】前記従来技術の非接触タイプの現金自動取
引装置の設置場所では複数の現金自動取引装置が密接し
て設置されている為、隣合う2台等の複数の現金自動取
引装置で複数の操作者がそれぞれ取引を行う場合、複数
操作者の所持しているそれぞれの情報記録媒体から送信
された信号が同一の現金自動取引装置で受信され、混信
によって処理が行えないことがあるという問題がある。
【0010】また、非接触タイプの現金自動取引装置で
は、一人の操作者がA銀行、B銀行等の複数の情報記録
媒体を所持している場合も同様に、同一の現金自動取引
装置が複数の情報記録媒体からの情報を受信してしま
い、処理が行えないことがあるという問題がある。
【0011】更に、非接触タイプの現金自動取引装置に
おいて、複数の情報記録媒体の内の特定の情報記録媒体
の情報が受信された場合には、操作者にはどの情報記録
媒体が受信されたかが判らない為、異なる情報記録媒体
の暗証番号を入力してしまう等の誤操作により、現金の
取引を行うことができない場合が生じるという問題があ
る。
【0012】本発明の目的は、上記問題を解決し、非接
触で情報の送受信を行う情報記録媒体を用いた取引処理
の処理効率を高めることが可能な技術を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の情報記
録媒体との間で非接触で情報を送受信して取引処理を行
う現金自動取引装置であって、複数の情報記録媒体から
送信された信号を媒体読み取り/書き込み部で受信した
場合に、複数の情報記録媒体の内の特定の情報記録媒体
を識別する識別コードを入力し、入力した識別コードに
よって識別される情報記録媒体を使用して取引処理を行
うものである。
【0014】また、本発明は、信号を送信している複数
の情報記録媒体の内、特定の信号強度の信号を媒体読み
取り/書き込み部で受信し、前記信号を受信した特定の
情報記録媒体を表示して識別コードを入力し、入力した
識別コードによって識別される情報記録媒体を使用して
取引処理を行うものである。
【0015】以上の様に、本発明の現金自動取引装置に
よれば、複数の非接触情報記録媒体からの信号を受信し
たときに特定の情報記録媒体を識別して取引処理を行う
ので、非接触で情報の送受信を行う情報記録媒体を用い
た取引処理の処理効率を高めることが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、複数の非接触の情報記録
媒体を識別して前記情報記録媒体に記録された情報に基
づき現金の取引を行う一実施形態の現金自動取引装置に
ついて説明する。
【0017】図1は、本実施形態の現金自動取引装置1
00の概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施
形態の現金自動取引装置100は、装置全体を制御する
主制御部101と、複数の情報記録媒体との間で非接触
により情報の読み書きを行う媒体読み取り/書き込み部
102と、取引内容に従って紙幣の入出金を行う紙幣入
出金部103と、取引の明細書を発行する明細票発行部
104と、媒体読み取り/書き込み部102で複数の情
報記録媒体からの情報を受信した場合に、複数の情報記
録媒体の内の特定の情報記録媒体を識別する識別コード
を操作者に入力させる為の操作案内を表示して特定の識
別コードを入力する入力/表示部105とを備えてい
る。
【0018】現金自動取引装置100の主制御部101
は、媒体読み取り/書き込み部102で複数の情報記録
媒体からの信号を受信すると、入力/表示部105によ
り、操作パネル上に操作案内を表示して操作パネル上で
操作者に複数の情報記録媒体の内の特定の情報記録媒体
を識別する識別コードを入力させる。
【0019】主制御部101は、入力/表示部105に
より操作者から特定の情報記録媒体を識別する正しい識
別コードの入力があると、正しい入力のあった情報記録
媒体を操作パネルに表示して取引処理を行って、紙幣入
出金部103により紙幣入出金口から現金取引時の入金
及び出金を行い、明細票発行部104により出金や残高
等の明細情報を明細票発行口から出力する。
【0020】図2は、本実施形態の媒体読み取り/書き
込み部102の概略構成を示す図である。図2に示す様
に本実施形態の媒体読み取り/書き込み部102は、複
数の情報記録媒体との間で信号を送受信する送受信部2
00と、送受信する信号を増幅する増幅部201と、複
数の情報記録媒体から受信した信号を分離する信号分離
部202と、送受信する信号の変復調を行う変復調部2
03と、媒体読み取り/書き込み部102全体の動作を
制御する制御部204とを備えている。
【0021】図3は、本実施形態の情報記録媒体の概略
構成を示す図である。図3に示す様に本実施形態の情報
記録媒体は、媒体読み取り/書き込み部102との間で
信号を送受信する送受信部300と、送受信する信号を
増幅する増幅部301と、送受信する信号の変復調を行
う変復調部302と、情報記録媒体全体の動作を制御す
る制御部303と、現金自動取引装置100との間で送
受信される情報を格納するメモリ304とを備えてい
る。尚、情報記憶媒体は、メモリ304等の電源となる
電池を備えている場合もある。
【0022】本実施形態の現金自動取引装置100の情
報記録媒体A、B及びCは、電磁波により情報を伝達す
るICカードや、現金自動取引装置100側に内蔵され
ているコイルがつくる磁界を変化させて情報を伝達する
ICカード等の非接触情報記録媒体であり、媒体読み取
り/書き込み部102との間で非接触により情報の伝達
を行う情報記録媒体である。
【0023】本実施形態の現金自動取引装置100にお
いて、操作者が入力/表示部105の操作パネルを操作
し特定の取引が選択されると、主制御部101の制御に
より媒体読み取り/書き込み部102が動作し、媒体読
み取り/書き込み部102により情報記録媒体から情報
の読み取りが行われる。
【0024】操作者により特定の取引が選択されると、
媒体読み取り/書き込み部102の制御部204は、送
受信部200、増幅部201及び変復調部203を動作
させて、情報記録媒体に格納されている顧客情報等を問
い合わせる質問信号を送信する。
【0025】情報記録媒体の制御部303は、現金自動
取引装置100の媒体読み取り/書き込み部102から
送信された質問信号を送受信部300により受信する
と、メモリ304に格納されている顧客情報等を読み出
して、送受信部300、増幅部301及び変復調部30
2を動作させ、前記質問信号に対する応答信号を送信す
る。
【0026】現金自動取引装置100の媒体読み取り/
書き込み部102に、情報記録媒体から応答信号が送信
されると、媒体読み取り/書き込み部102の送受信部
200は、前記送信された応答信号を受信し、受信した
応答信号を増幅部201により増幅する。
【0027】図2に示す様に、媒体読み取り/書き込み
部102の送受信部200で、複数の情報記録媒体A、
B及びCからの応答信号を同時に受信することがある
が、媒体読み取り/書き込み部102の信号分離部20
2は、例えば各情報記録媒体が異なる周波数を使用して
いる場合には、各周波数に応じて複数の応答信号を分離
して変復調部203へ順次送り出し、媒体読み取り/書
き込み部102の変復調部203は、信号分離部202
により順次送り出された応答信号をシリアルのディジタ
ルデータに変換し、更にパラレルデータに変換して制御
部204に渡す。
【0028】媒体読み取り/書き込み部102の制御部
204は、応答信号として送られた情報が現金自動取引
装置100で読み取ることのできる形式になっているか
を判断し、送られた情報を読み取り可と判断したときに
は、読み取り可の情報全てを主制御部101に送り、送
られた情報全てを読み取り不可と判断したときには、読
み取り不可の通知を主制御部101に送る。
【0029】現金自動取引装置100の主制御部101
は、媒体読み取り/書き込み部102から複数の情報記
録媒体からの読み取り可の情報を受け取ると、入力/表
示部105により、操作パネル上に操作案内を表示し、
操作パネル上で操作者に複数の情報記録媒体の内の特定
の情報記録媒体を識別する識別コードを入力させる。
【0030】主制御部101は、操作者から特定の情報
記録媒体を識別する正しい識別コードの入力があると、
正しい入力のあった情報記録媒体を操作パネルに表示し
て取引処理を行って、紙幣入出金部103により紙幣入
出金口から現金取引時の入金及び出金を行い、明細票発
行部104により出金や残高等の明細情報を明細票発行
口から出力する。
【0031】前記の取引処理の内容に応じて、取引処理
で使用した情報記録媒体に書き込み動作を行う場合に
は、例えば特定の情報記録媒体が使用している周波数を
選択することにより、特定の情報記録媒体への書き込み
を行う信号が送信される。
【0032】書き込みを行う情報は、現金自動取引装置
100の主制御部101から送られ、媒体読み取り/書
き込み部102の制御部204を経由して変復調部20
3で変換されて増幅部201で増幅された後、送受信部
200から情報記録媒体に送信される。
【0033】媒体読み取り/書き込み部102の送受信
部200から送信された情報は、複数の情報記録媒体
A、B及びCのそれぞれの送受信部300で受信される
が、情報の形式、例えば周波数が一致している特定の情
報記録媒体のみにその内容が書き込まれる。また、他の
情報記録媒体への書き込み動作を行う場合には、前記と
同様にして周波数を選択することにより他の情報記録媒
体へ順次情報が送信されて、残りの情報記録媒体へ書き
込みが行われる。
【0034】図4は、本実施形態の現金自動取引装置1
00の外観図を示す図である。図4に示す様に本実施形
態の現金自動取引装置100は、2枚の情報記録媒体A
及びBを所持している操作者Xが現金自動取引装置10
0を操作しようとしているが、現金自動取引装置100
の近くに情報記録媒体Cを所持している通行人Yがいる
為、情報記録媒体A、B及びCから送信された信号を同
時に受信する。
【0035】以下に、本実施形態の現金自動取引装置1
00において、図4に示した様に複数の情報記録媒体
A、B及びCから送信された信号を受信した場合の処理
手順について図5のフローチャートに従って説明する。
【0036】図5は、本実施形態の現金自動取引装置1
00の処理手順を示すフローチャートである。図5に示
す様に本実施形態の現金自動取引装置100は、複数の
情報記録媒体からの信号を受信した場合に特定の識別コ
ードを入力し、入力した特定の識別コードによって識別
される情報記録媒体を使用して取引処理を行う。
【0037】まずステップ501で、操作パネル400
に表示される現金の預け入れ、払い出しまたは振り込み
等の取引内容の一つ、例えば払い出しを操作者Xが選択
すると、主制御部101は、媒体読み取り/書き込み部
102を動作させ、制御部204の制御により送受信部
200から質問信号を送信する。
【0038】情報記録媒体A、B及びCの制御部303
は、現金自動取引装置100の媒体読み取り/書き込み
部102から送信された質問信号を送受信部300によ
り受信すると、メモリ304に格納されている顧客情報
等を読み出して、送受信部300、増幅部301及び変
復調部302を動作させ、前記質問信号に対する応答信
号を送信する。
【0039】次のステップ502で、現金自動取引装置
100の媒体読み取り/書き込み部102は、情報記録
媒体が送信した応答信号を送受信部200により受信す
るが、現金自動取引装置100の周辺には、操作者Xの
情報記録媒体A及びB並びに通行人Yの情報記録媒体C
の3枚の情報記録媒体が存在しているので、媒体読み取
り/書き込み部102の送受信部200は、それぞれの
情報記録媒体が送信した応答信号を受信する。
【0040】ステップ503で、媒体読み取り/書き込
み部102の制御部204は、送受信部200で受信し
た応答信号が読み取り可能の形式になっているか、すな
わち受信した応答信号が、現金自動取引装置100の媒
体読み取り/書き込み部102で使用している規格に合
った応答信号であるかどうかや、故障した情報記録媒体
から送信された応答信号であるかどうかを判断する。
【0041】ステップ503で情報記録媒体からの応答
信号の形式を判断した結果、送受信部200で受信した
信号の中に読み取り可と判断される応答信号がある場合
にはステップ504に進み、受信した応答信号全てが読
み取り不可の場合にはステップ510に進む。
【0042】ステップ503で全ての情報が読み取り不
可と判断された場合には、ステップ510で入力/表示
部105により操作パネル400に情報記録媒体からの
応答の受信をやり直すことを示す操作案内を表示し、操
作者Xは、情報記録媒体A及びBに問題ないか確認した
後、情報記録媒体A及びBを送受信部200に近づけた
り、間違った情報記録媒体であるならば正しいものに換
えたりして、媒体読み取り/書き込み部102の送受信
部200により応答信号を再度受信させる。
【0043】ステップ503で一つでも読み取り可と判
断された場合、読み取り可と判断された情報全てが主制
御部101に送られ、ステップ504に進む。ここで
は、情報記録媒体A、B及びC全ての情報が主制御部1
01に送られたものとする。次に、ステップ504から
ステップ506の動作を、図6(a)〜(c)に示す操
作パネル400の表示画面により説明する。
【0044】図6は、本実施形態の操作パネル400の
表示画面の例を示す図である。図6に示す様に本実施形
態の操作パネル400の表示画面は、ステップ504か
らステップ506の動作で操作パネル400に表示され
る内容例を表しており、現金自動取引装置100の主制
御部101は、ステップ504で入力/表示部105に
よって図6(a)に示す画面を表示し、操作者Xに識別
コードを入力させる。ここで識別コードとは、例えば暗
証番号や口座番号等の番号であり、使用する情報記録媒
体を識別し当該情報記録媒体が本人のものであるどうか
を確認する為の番号である。
【0045】図6(a)は識別コードが暗証番号の場合
を示しており、操作者Xは、まず情報記録媒体Aの識別
コードである暗証番号を入力する。正しい識別コードが
入力されると、主制御部101は、ステップ505で入
力/表示部105により図6(b)に示す画面を表示す
ることにより、選択された情報記録媒体が情報記録媒体
Aであることを示す画面表示を行うと共に、操作者Xに
対して他の情報記録媒体に対しても取引を行うかどうか
の問い合わせを行う。
【0046】操作者Xが情報記録媒体Bについても取引
を行う場合にはステップ505で「はい」が選択され、
主制御部101は、ステップ505で「はい」が選択さ
れるとステップ504の処理に戻った後、入力/表示部
105により図6(a)に示した画面を再度表示し、操
作者Xにより今度は情報記録媒体Bの識別コードの入力
が行われる。
【0047】ステップ504の処理で情報記録媒体Bの
識別コードが入力されると、主制御部101は、入力/
表示部105により図6(b)に示した画面に情報記録
媒体Bを追加した画面を表示することにより、選択され
た情報記録媒体が情報記録媒体A及びBであることを示
す画面表示を行うと共に、操作者Xに対して他の情報記
録媒体に対しても取引を行うかどうかの問い合わせを再
度実行する。
【0048】ここで残っている情報記録媒体Cは操作者
Xのものではないので、操作者Xにより「いいえ」が選
択されるが、もし操作者Xが「はい」を選択して情報記
録媒体Cで払い出ししようとしても、ステップ504の
識別コード入力で正しい値を入力できないので、不正な
取引は行えないし、ステップ505の図6(b)に示し
た画面で初めて選択した情報記録媒体が何であるか表示
されるので、情報記録媒体Cがどの様なものであるかが
操作者Xに知られることもない。
【0049】情報記録媒体A及びBの識別コード入力が
終わると、主制御部101は、ステップ506で入力/
表示部105により図6(c)に示す画面を表示し、こ
れから取引を行う情報記録媒体が情報記録媒体A及びB
であることの確認を行う。
【0050】ステップ506で、操作者Xが図6(c)
に示した画面の内容を確認した結果、使用する情報記録
媒体に間違いが無い場合にはステップ507の処理に進
み、操作者Xは、まず情報記録媒体Aの口座からの払い
出し金額を入力し、ステップ508を経て再度ステップ
507で、今度は情報記録媒体Bの口座からの払い出し
金額を入力する。
【0051】例として情報記録媒体Aに対して3000
円、情報記録媒体Bに対して2000円と入力したとす
ると、ステップ509で、主制御部101での取引処理
を行った後、情報記録媒体A及び情報記録媒体Bに順に
取引内容に応じた情報が書き込まれ、それぞれに対する
明細票が順に明細票発行口402から発行されると共に
紙幣入出金口401から合計金額の5000円が一括し
て出金される。
【0052】尚、図5のフローチャートでは、操作者X
の所持する情報記録媒体A及びBを2枚とも取引する例
を説明したが、どちらか一方の暗証番号のみを入力して
1枚の情報記録媒体のみで取引することもできる。ま
た、操作者Xが情報記録媒体を1枚のみ、或いは3枚以
上所持している場合でも図5のフローチャートに従って
取引が行える。
【0053】本実施形態の現金自動取引装置100にお
いて、媒体読み取り/書き込み部102の送受信部20
0の受信感度を自動的に切り替える様にして、特定の信
号強度範囲内の情報記録媒体、例えば、操作者Xの情報
記録媒体A及びBの情報のみを受信し、識別コード入力
の前に操作者Xにどの様な情報記録媒体を受信したかを
知らせても良い。
【0054】図7は、本実施形態の受信感度の変更を行
う取引処理の処理手順を示すフローチャートである。図
7に示す様に本実施形態の受信感度の変更を行う取引処
理は、複数の情報記録媒体からの信号を受信した場合に
送受信部200の受信感度を変更して特定の信号強度範
囲内の情報記録媒体からの信号を受信し、入力した特定
の識別コードによって識別される情報記録媒体を使用し
て取引処理を行う。
【0055】まずステップ501で、操作パネル400
に表示される現金の預け入れ、払い出しまたは振り込み
等の取引内容の一つ、例えば払い出しを操作者Xが選択
すると、主制御部101は、媒体読み取り/書き込み部
102を動作させ、制御部204の制御により送受信部
200から質問信号を送信する。
【0056】情報記録媒体A、B及びCの制御部303
は、現金自動取引装置100の媒体読み取り/書き込み
部102から送信された質問信号を送受信部300によ
り受信すると、メモリ304に格納されている顧客情報
等を読み出して、送受信部300、増幅部301及び変
復調部302を動作させ、前記質問信号に対する応答信
号を送信する。
【0057】次のステップ701で、現金自動取引装置
100の媒体読み取り/書き込み部102は、情報記録
媒体が送信した応答信号を送受信部200により受信す
るが、情報記録媒体は、操作者Xの情報記録媒体A及び
B並びに通行人Yの情報記録媒体Cの3枚存在するの
で、媒体読み取り/書き込み部102の送受信部200
は、それぞれの情報記録媒体が送信した応答信号を受信
する。
【0058】媒体読み取り/書き込み部102の送受信
部200は、複数の情報記録媒体から応答信号を受信す
ると、ステップ702〜704で受信感度を徐々に下げ
ていき、信号強度の強い応答信号のみを受信する。この
為、ステップ502では、送受信部200に最も近い距
離にある操作者Xの情報記録媒体A及びBの応答信号は
受信され、離れた距離にある通行人Yの情報記録媒体C
の応答信号は受信されない。
【0059】受信された応答信号がステップ503で読
み取り可と判断されると、ステップ705では、図6
(d)に示す様に受信された情報記録媒体が何であるか
が操作パネル400に表示される。以下、図5で説明し
た内容と同様にして処理が行われる。但し、ここで対象
となる情報記録媒体は、送受信部200で受信する信号
強度が強い情報記録媒体のみである。
【0060】尚、ステップ501で取引の選択を行った
後、取引に使用する情報記録媒体からの応答信号を媒体
読み取り/書き込み部102の送受信部200で受信で
きなかった場合に、送受信部200の感度を上げて目的
の情報記録媒体の応答信号を受信する様にしても良い。
【0061】以下に、複数の情報記録媒体からの信号を
受信したときに、特定の情報記録媒体を送受信部200
に近接させる指示を操作パネル400に表示し、信号強
度の高い情報記録媒体を選択する動作について説明す
る。
【0062】図8は、本実施形態の情報記録媒体を近接
させる受信処理の概要を示す図である。図8に示す様に
本実施形態の情報記録媒体を近接させる受信処理は、操
作パネル400の表示画面に操作者Xに情報記録媒体A
を送受信部200に近づけさせる「カードを提示して下
さい。」という指示を表示し、操作者Xの情報記録媒体
Aからの信号のみを受信する処理を行う。
【0063】この場合には、媒体読み取り/書き込み部
102の送受信部200に近接した情報記録媒体Aから
の応答信号のみを受信する様に、送受信部200の受信
感度を弱く設定しておくことにより、送受信部200か
ら離れた位置にある他の情報記録媒体の応答信号を受信
しない様にすることが可能である。
【0064】図9は、本実施形態の情報記録媒体を近接
させる取引処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。図9に示す様に本実施形態の情報記録媒体を近接さ
せる取引処理は、複数の情報記録媒体からの信号を受信
した場合に特定の情報記録媒体を近接させて識別コード
を入力し、入力した特定の識別コードによって識別され
る情報記録媒体を使用して取引処理を行う。
【0065】まずステップ501で、操作パネル400
に表示される現金の預け入れ、払い出しまたは振り込み
等の取引内容の一つ、例えば払い出しを操作者Xが選択
すると、主制御部101は、媒体読み取り/書き込み部
102を動作させ、制御部204の制御により送受信部
200から質問信号を送信する。
【0066】情報記録媒体A、B及びCの制御部303
は、現金自動取引装置100の媒体読み取り/書き込み
部102から送信された質問信号を送受信部300によ
り受信すると、メモリ304に格納されている顧客情報
等を読み出して、送受信部300、増幅部301及び変
復調部302を動作させ、前記質問信号に対する応答信
号を送信する。
【0067】ステップ901で、主制御部101は、入
力/表示部105により操作パネル400の表示画面に
操作者Xに情報記録媒体Aを送受信部200に近づけさ
せる指示を表示し、次のステップ502で、現金自動取
引装置100の媒体読み取り/書き込み部102は、送
受信部200に近づけられた情報記録媒体Aが送信した
応答信号を受信する。
【0068】媒体読み取り/書き込み部102の送受信
部200は、受信感度が低く設定されており、送受信部
200に近づけられた情報記録媒体からの応答信号のみ
を受信する。この為、ステップ502では、送受信部2
00に最も近い距離にある操作者Xの情報記録媒体Aの
応答信号は受信され、他の離れた距離にある情報記録媒
体の応答信号は受信されない。
【0069】受信された応答信号がステップ503で読
み取り可と判断されると、ステップ705では、受信さ
れた情報記録媒体が何であるかが操作パネル400に表
示され、図5で説明した内容と同様にして処理が行われ
る。但し、ここで対象となる情報記録媒体は、送受信部
200に近づけられた情報記録媒体のみである。尚、図
8では情報記録媒体A1枚のみを送受信部200に近接
させているが、複数枚の情報記録媒体を送受信部200
に近接させる様にしても良い。
【0070】また、本実施形態の現金自動取引装置10
0において、媒体読み取り/書き込み部102の送受信
部200は、通常、遠距離の情報記録媒体の応答信号を
受信し、応答信号を受信した情報記録媒体が1枚の場合
は受信感度を変更せずに処理するが、応答信号を受信し
た情報記録媒体が複数枚の場合は送受信部200の感度
を下げて、前述の図8の様に、操作者Xが送受信部20
0に近づけた特定の1枚もしくは複数枚の情報記録媒体
の情報を受信することとしても良い。
【0071】次に、本実施形態の現金自動取引装置10
0において、補助送受信部により複数の情報記録媒体の
内の特定の情報記録媒体の信号を受信し、操作パネル4
00上で操作者に前記特定の情報記録媒体の識別コード
を入力させ、正しい入力のあった情報記録媒体を操作パ
ネル400に表示して処理する動作について説明する。
【0072】図10は、本実施形態の補助送受信部を有
する媒体読み取り/書き込み部102の概略構成を示す
図である。図10に示す様に本実施形態の補助送受信部
を有する媒体読み取り/書き込み部102は、複数の情
報記録媒体との間で信号を送受信する送受信部200
と、送受信部200よりも低い受信感度を有する補助送
受信部1000と、送受信部200または補助送受信部
1000で送受信する信号を増幅する増幅部201と、
送受信部200または補助送受信部1000で複数の情
報記録媒体から受信した信号を分離する信号分離部20
2と、送受信部200または補助送受信部1000で送
受信する信号の変復調を行う変復調部203と、媒体読
み取り/書き込み部102全体の動作を制御し、送受信
部200及び補助送受信部1000の切り替えを行う制
御部204とを備えている。
【0073】図11は、本実施形態の補助送受信部10
00を用いる情報記録媒体の受信処理の概要を示す図で
ある。図11に示す様に本実施形態の補助送受信部10
00を用いる情報記録媒体の受信処理は、送受信部20
0で遠距離の情報記録媒体からの応答信号を受信し、情
報記録媒体が1枚の場合にはそのまま前記と同様の処理
を行うが、複数枚の場合にはその中の特定の1枚を操作
者Xに媒体保持部1100に置かせ、補助送受信部10
00で受信する。
【0074】本実施形態の現金自動取引装置100にお
いて、送受信部200及び補助送受信部1000は、媒
体読み取り/書き込み部102の制御部204の指示に
より受信動作のオン/オフが切り替わる信号送受信部で
ある。
【0075】送受信部200は、通常受信動作オンであ
るが、送受信部200が複数枚の情報記録媒体の応答信
号を受信した場合に、制御部204の指示により受信動
作オフの状態となる。また、補助送受信部1000は、
通常受信動作オフであるが、送受信部200が複数枚の
情報記録媒体の応答信号を受信した場合、制御部204
の指示により受信オンの状態となる。更に、受信オン時
の補助送受信部1000は、媒体保持部1100に置か
れて補助送受信部1000に近接している情報記録媒体
Aの情報のみを受信する様に、受信感度が弱く設定され
ている。
【0076】以下に、送受信部200及び補助送受信部
1000を備える媒体読み取り/書き込み部102にお
いて、複数の情報記録媒体A、B及びCから送信された
信号を受信した場合の処理手順について図5のフローチ
ャートに従って説明する。
【0077】まず、ステップ501で、操作パネル40
0に表示される現金の預け入れ、払い出しまたは振り込
み等の取引内容の一つ、例えば払い出しを操作者Xが選
択すると、主制御部101は、媒体読み取り/書き込み
部102を動作させ、制御部204の制御により送受信
部200から質問信号を送信する。
【0078】情報記録媒体A、B及びCの制御部303
は、現金自動取引装置100の媒体読み取り/書き込み
部102から送信された質問信号を送受信部300によ
り受信すると、メモリ304に格納されている顧客情報
等を読み出して、送受信部300、増幅部301及び変
復調部302を動作させ、前記質問信号に対する応答信
号を送信する。
【0079】次のステップ502で、現金自動取引装置
100の媒体読み取り/書き込み部102は、情報記録
媒体が送信した応答信号を送受信部200により受信す
るが、現金自動取引装置100の周辺には、操作者Xの
情報記録媒体A及びB並びに通行人Yの情報記録媒体C
の3枚の情報記録媒体が存在しているので、媒体読み取
り/書き込み部102の送受信部200は、それぞれの
情報記録媒体が送信した応答信号を受信する。
【0080】媒体読み取り/書き込み部102の制御部
204は、複数の情報記録媒体からの応答信号を受信す
ると、送受信部200の受信動作をオフにすると共に補
助送受信部1000の受信動作をオンに切り替えて、補
助送受信部1000により応答信号を受信する。
【0081】受信オン時の補助送受信部1000は、受
信感度が弱く設定されている為、媒体保持部1100に
置かれ、補助送受信部1000に近接している情報記録
媒体の情報のみを受信する。この為、ステップ502で
は、図11の様に媒体保持部1100に置かれ、補助送
受信部1000に近接している操作者Xの情報記録媒体
Aの応答信号は受信され、他の離れた距離にある情報記
録媒体の応答信号は受信されない。
【0082】受信された応答信号がステップ503で読
み取り可と判断されると、以下図5で説明した内容と同
様にして処理が行われる。但し、ここで対象となる情報
記録媒体は、補助送受信部1000に近接している情報
記録媒体のみである。
【0083】尚、本実施形態の現金自動取引装置100
において、媒体読み取り/書き込み部102の送受信部
200が故障等で送受信不能になった場合に、制御部2
04の指示により補助送受信部1000を受信動作をオ
ンに切り替え、現金自動取引装置100を停止すること
なく取引を続けることとしても良い。
【0084】また図11では、媒体保持部1100に情
報記録媒体A1枚を置く場合について示しているが、媒
体保持部1100の大きさを換えたり仕切を設けたりし
て複数枚の情報記録媒体を置ける様にしても良く、複数
の組の媒体保持部1100と補助送受信部1000を設
置しても良い。
【0085】次に、本実施形態の現金自動取引装置10
0において、送受信部200で媒体置き場に置かれた特
定の情報記録媒体からの信号を受信した場合に、操作パ
ネル400上で操作者に前記特定の情報記録媒体の識別
コードを入力させ、正しい入力のあった情報記録媒体を
操作パネル400に表示して処理する動作について説明
する。
【0086】図12は、本実施形態の媒体置き場を有す
る媒体読み取り/書き込み部102の概略構成を示す図
である。図12に示す様に本実施形態の媒体置き場を有
する媒体読み取り/書き込み部102は、取引に使用す
る情報記録媒体を置き、媒体読み取り/書き込み部10
2と特定の情報記録媒体との間で情報の読み書きを行う
為の媒体置き場1200と、媒体置き場1200に置か
れた情報記録媒体との間で信号を送受信する送受信部2
00とを備えている。
【0087】図13は、本実施形態の媒体置き場120
0を用いる情報記録媒体の受信処理の概要を示す図であ
る。図13に示す様に本実施形態の媒体置き場1200
を用いる情報記録媒体の受信処理は、シャッタ1300
を有する媒体置き場1200へ操作者Xにより情報記録
媒体Aを置かせることにより、操作者Xの情報記録媒体
Aのみを受信する様に、情報記録媒体Aを送受信部20
0に近づけさせると共に、処理中の情報記録媒体Aを移
動させない様にしている。送受信部200の送受信強度
は弱く設定されており、送受信部200は、媒体置き場
1200に置かれた情報記録媒体Aからの応答信号のみ
を受信する。
【0088】媒体置き場1200に設けられたシャッタ
1300は、駆動ローラ1303と補助ローラ1304
の間に挟まれており、ギヤ1302を介して駆動ローラ
1303に伝達されたモータ1301の回転力により、
上下方向にスライドする。
【0089】媒体読み取り/書き込み部102の制御部
204は、モータ1301を制御してシャッタ1300
をスライドさせることにより、情報記録媒体Aが媒体置
き場1200に置かれたときに媒体置き場1200の入
り口を覆い、情報記録媒体Aの取引終了後の返却時に媒
体置き場1200の入り口を開ける。この為、現金自動
取引装置100では、取引処理中に誤って情報記録媒体
Aを送受信部200の送受信範囲外に動かしてしまうこ
となく、確実に情報の伝達が行える。
【0090】以下に、媒体置き場1200に置かれた情
報記録媒体から送信される信号を受信する処理手順につ
いて図5のフローチャートに従って説明する。
【0091】まず、ステップ501で、媒体置き場12
00に取引で使用する情報記録媒体Aを置き、操作パネ
ル400に表示される現金の預け入れ、払い出しまたは
振り込み等の取引内容の一つ、例えば払い出しを操作者
Xが選択すると、主制御部101は、モータ1301を
制御してシャッタ1300をスライドさせることによ
り、情報記録媒体Aが置かれている媒体置き場1200
の入り口を覆う。
【0092】次に主制御部101は、媒体読み取り/書
き込み部102を動作させ、制御部204の制御により
送受信部200から質問信号を送信すが、送受信部20
0の信号強度は、媒体置き場1200に置かれた情報記
録媒体のみとの間で信号の送受信を行う様に弱く設定さ
れているので、送受信部200から送信された質問信号
は、媒体置き場1200に置かれた情報記録媒体Aのみ
で受信される。
【0093】情報記録媒体Aの制御部303は、現金自
動取引装置100の媒体読み取り/書き込み部102か
ら送信された質問信号を送受信部300により受信する
と、メモリ304に格納されている顧客情報等を読み出
して、送受信部300、増幅部301及び変復調部30
2を動作させ、前記質問信号に対する応答信号を送信す
る。
【0094】次のステップ502で、現金自動取引装置
100の媒体読み取り/書き込み部102は、媒体置き
場1200に置かれた情報記録媒体Aが送信した応答信
号を送受信部200により受信する。
【0095】受信された応答信号がステップ503で読
み取り可と判断されると、以下図5で説明した内容と同
様にして処理が行われる。但し、ここで対象となる情報
記録媒体は、媒体置き場1200に置かれた情報記録媒
体のみである。
【0096】尚、図13では、媒体置き場1200に情
報記録媒体A1枚を置く場合を示しているが、媒体置き
場1200に複数の情報記録媒体を置いたり、媒体置き
場1200の大きさを換えて、財布、定期券入れやバッ
グ等の入れ物に入っている情報記録媒体を入れ物ごと置
ける様にしても良い。
【0097】以上説明した様に、本実施形態の現金自動
取引装置によれば、複数の非接触情報記録媒体からの信
号を受信したときに特定の情報記録媒体を識別して取引
処理を行うので、非接触で情報の送受信を行う情報記録
媒体を用いた取引処理の処理効率を高めることが可能で
ある。
【0098】以上、本発明を前記実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、複数の非接触情報記録
媒体からの信号を受信したときに特定の情報記録媒体を
識別して取引処理を行うので、非接触で情報の送受信を
行う情報記録媒体を用いた取引処理の処理効率を高める
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の現金自動取引装置の概略構成を示
す図である。
【図2】本実施形態の媒体読み取り/書き込み部102
の概略構成を示す図である。
【図3】本実施形態の情報記録媒体の概略構成を示す図
である。
【図4】本実施形態の現金自動取引装置の外観図を示す
図である。
【図5】本実施形態の現金自動取引装置の処理手順を示
すフローチャートである。
【図6】本実施形態の操作パネル400の表示画面の例
を示す図である。
【図7】本実施形態の受信感度の変更を行う取引処理の
処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態の情報記録媒体を近接させる受信処
理の概要を示す図である。
【図9】本実施形態の情報記録媒体を近接させる取引処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】本実施形態の補助送受信部を有する媒体読み
取り/書き込み部102の概略構成を示す図である。
【図11】本実施形態の補助送受信部1000を用いる
情報記録媒体の受信処理の概要を示す図である。
【図12】本実施形態の媒体置き場を有する媒体読み取
り/書き込み部102の概略構成を示す図である。
【図13】本実施形態の媒体置き場1200を用いる情
報記録媒体の受信処理の概要を示す図である。
【符号の説明】
100…現金自動取引装置、101…主制御部、102
…媒体読み取り/書き込み部、103…紙幣入出金部、
104…明細票発行部、105…入力/表示部、200
…送受信部、201…増幅部、202…信号分離部、2
03…変復調部、204…制御部、300…送受信部、
301…増幅部、302…変復調部、303…制御部、
304…メモリ、400…操作パネル、401…紙幣入
出金口、402…明細票発行口、1000…補助送受信
部、1100…媒体保持部、1200…媒体置き場、1
300…シャッタ、1301…モータ、1302…ギ
ヤ、1303…駆動ローラ、1304…補助ローラ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報記録媒体との間で情報を送受
    信して取引処理を行う現金自動取引装置であって、 複数の情報記録媒体との間で非接触により情報の読み書
    きを行う媒体読み取り/書き込み部と、複数の情報記録
    媒体から送信された信号を前記媒体読み取り/書き込み
    部で受信した場合に、複数の情報記録媒体の内の特定の
    情報記録媒体を識別する識別コードを操作者に入力させ
    る為の操作案内を表示して特定の識別コードを入力する
    入力/表示部と、前記入力/表示部の操作案内により入
    力した特定の識別コードによって識別される情報記録媒
    体を使用して取引処理を行う主制御部とを備えることを
    特徴とする現金自動取引装置。
  2. 【請求項2】 前記媒体読み取り/書き込み部は、複数
    の情報記録媒体からの信号を受信したときに特定の信号
    強度範囲内の信号を選択して受信する送受信部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載された現金自動取引装
    置。
  3. 【請求項3】 前記入力/表示部は、複数の情報記録媒
    体からの信号を受信したときに特定の情報記録媒体を媒
    体読み取り/書き込み部に近接させる指示を表示するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記
    載された現金自動取引装置。
  4. 【請求項4】 前記媒体読み取り/書き込み部は、複数
    の情報記録媒体との間で信号を送受信する送受信部と、
    前記送受信部よりも低い受信感度を有し情報記録媒体と
    の間で信号を送受信する補助送受信部と、前記送受信部
    により複数の情報記録媒体からの信号を受信したときに
    前記送受信部から補助送受信部へ受信動作を切り替える
    制御部とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれか1項に記載された現金自動取引装置。
  5. 【請求項5】 前記媒体読み取り/書き込み部に特定の
    情報記録媒体との間で情報の読み書きを行わせる為の媒
    体置き場を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれか1項に記載された現金自動取引装置。
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