JPH09251577A - レジスタシステム - Google Patents

レジスタシステム

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Publication number
JPH09251577A
JPH09251577A JP5939996A JP5939996A JPH09251577A JP H09251577 A JPH09251577 A JP H09251577A JP 5939996 A JP5939996 A JP 5939996A JP 5939996 A JP5939996 A JP 5939996A JP H09251577 A JPH09251577 A JP H09251577A
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JP
Japan
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unit
level
operation stop
cash
machine
Prior art date
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Application number
JP5939996A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Murayama
山 文 明 村
Masatada Kajiura
浦 昌 忠 梶
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定された時間或いは上位機からロックを解
除する指令がくるまでは、現金の受付や取り出しが一切
できないレジスタシステムを提供する。 【解決手段】 現金処理機(紙幣入出金機12、硬貨入
出金機13)、POSレジスタ11或いはストアコンピ
ュータ702等に現金処理機内の在高情報を固定するロ
ックモードにするロックキーを設け、ロックキーの操作
により、現金処理機の現金の入出金及びPOSレジスタ
11自体の運用を停止させる。ロック解除は、現金処理
機、POSレジスタ11或いはストアコンピュータ70
2等に備えられた時刻監視手段により指定された時間に
行われる。さらに、POSレジスタ11或いはストアコ
ンピュータ702等の上位処理機の操作によりコマンド
を受けて任意の時間にロック解除をすることができる。
ロック状態では、故意に現金を取り出す等の行為があっ
た場合には、異常を検知し、現金処理機にて異常警報を
発生させ、また、POSレジスタ11、ストアコンピュ
ータ702等に異常が通知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デパート、スー
パーマーケット等で使用されるレジスタシステムに係
り、特にPOSレジスタを用いたレジスタシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のキャッシュレジスタ(金銭登録
機)では現金をドロアに入れており、キャッシャ(レジ
係員)が交代する場合や、1日のレジの開設を終了した
場合には、その時担当していたレジ係員が現金を全て袋
や箱等に入れて事務所に持ち帰り、計数した結果を所定
の用紙に記入し、その用紙を現金と共に出納に提出し報
告するようにしている。即ち、レジ閉鎖後は、翌日もそ
の現金を使用するにもかかわらず、ドロア内の現金は全
て回収していた。また、キャッシャ交代時は、2人のキ
ャッシャーの立ち会いの下にその都度金額・枚数を確認
し、現金の受け渡しを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のレジスタにおいては、キャッシャーの交代時
に金額を数えて現金を前にして引継を行うには、現金を
キャッシュレジスタから事務所まで引き上げて、全て計
数しなくては出来ない。また、1日の業務を終えた時点
でレジでの現金を回収しても、翌日再び準備金を現金処
理機に装填する必要があり、2度手間であり煩雑であっ
た。このため従業員の労働時間を短く出来ないという問
題があった。
【0004】本発明では、レジ係員の交代や締め時に従
来行っていた現金を数えるといった行為をなくし、作業
の煩雑さを解消することを目的とする。さらに、本発明
では、営業時間内でレジ係員が収納している現金に直接
ふれることをなくし、レジ担当者の交代時にレジを一旦
ロックして現金の出入りや、担当者の現金の抜き取り等
の不正行為を阻止することを目的とする。
【0005】また、本発明では、装置内で管理している
現金のデータから印字した機内在高明細書によってレジ
の引継ぎをして、現金確認を省略することにより、レジ
係員(キャッシャー)の交代による引継ぎ時や締め時の
立ち会い確認を不要とし、引継時のドロア内の全ての現
金の回収計数を行って現金明細書を作成する業務を無く
すことを目的とする。
【0006】また、本発明では、レジの閉め後は現金を
現金処理機内に残すが、受付ロックと異常監視を行うこ
とにより安全な金庫性を持った現金残置運用を可能と
し、業務終了後の精算業務を無くし、現金を金庫に入れ
たと同様に管理できるようにすることを目的とする。
【0007】さらに、本発明では、異常の発生をホスト
コンピュータに通知することにより、警備員の急行を促
し、犯人逮捕を容易にすることを目的とする。また、運
用停止モードに入った状態で異常を検出した場合に、異
常内容等を記憶しておき、次の運用停止モードが解除さ
れた際に、ジャーナル用紙等にその内容を印刷するよう
にしてオペレータに注意を促すことを目的とする。ま
た、現金処理機の運用停止モードを解除するにあたり、
機内に時刻監視部を備え、予め設定されている時間が来
た場合に該モードを解除するようにし、現金処理機から
レジスタに通知し、現金の受付等を再開することによ
り、オペレータは、運用停止モードに入る前の状態にさ
かのぼって引き続き業務を開始できるようにすることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、設定された時
間或いは上位機からロックを解除する指令がくるまで
は、現金の受付や取り出しが一切できないように、金庫
と同様に機能するレジスタシステムを提供するものであ
る。そこで、現金を現金処理機内に置いておくために
は、ロックを行うことができるとともに、現金を取り出
そうとした場合には異常を警報することや、ロックを解
除した際に異常が発生したことを知らせることが要求さ
れる。本発明では、レジスタシステムにPOSレジスタ
及び現金処理機(紙幣入出金機及び硬貨入出金機)を備
え、POSレジスタによって現金処理機の処理する現金
が管理され、現金の出入りは現金処理機で行うようにし
た。したがって、POSレジスタや現金処理機により、
現金の現在の在高は常に把握できるのである。
【0009】本発明は、この様なシステムにおいて、P
OS端末装置を1日の営業を終えて閉店、或いはレジ係
員が不在等で使用しない場合に、機内の在高情報を固定
し、現金処理機及びPOS自体の運用の停止をロック状
態にし、現金処理機を鍵の掛かった金庫とさせるように
した。また、これを解除するには、予め指定していた時
間が到来するか、POSレジスタでの操作又はその上位
機であるストアコンピュータ(S/C)からの解除コマ
ンドを受け付ける必要があるようにした。
【0010】また無理に現金を取り出そうと操作した場
合には、異常を通知するとともに異常警報を出すように
して現金の安全性を確保している。
【0011】本発明は、以下のような機能・構成を含
む。 1)紙幣及び硬貨の各入出金機の何れか、或いはこれら
現金処理機に連結したレジスタ或いはストアコンピュー
タの何れかに現金処理機内の在高情報を変化させずに固
定するロックモードにするキー等を設ける。 2)キーの操作により、現金処理機の現金の入金及び出
金、そしてレジスタ自体の運用を停止させる。 3)ロック後は、レジスタ操作による現金入出金処理は
受け付けない。また、各入出金機単体での個別入出金も
できない。 4)ロック解除は、現金処理機に備えられた時刻監視手
段によるか、レジスタ或いはストアコンピュータに備え
られた時刻監視手段により指定された時間に行われる。
さらに、レジスタ或いはストアコンピュータ等の上位処
理機の操作によりコマンドを受けて任意の時間にロック
解除をすることができる。 5)ロック状態では、現金処理機の扉が開かれて、扉検
知センサーが検知、筐体を無理に引き出そうとしたとき
に検知する設置センサー及び、電源を切られる或いはレ
ジスタと接続するリモートモードから単体で動作可能な
ローカルモードに切り換えられると言った電気的な異常
信号を検出するソフトセンサ等によって異常を検知す
る。このような故意に現金を取り出す等の行為があった
場合には現金処理機にて異常警報を発生させる。また、
現金処理機から接続されているレジスタへ、更にはレジ
スタを経由してストアコンピュータに異常が通知され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を詳述す
る。図1は、本発明に関連するPOS端末装置の外観図
の一例である。この図において、POS端末装置は、P
OSレジスタ11、紙幣入出金機12、硬貨入出金機1
3、サッカー台14等から構成される。POS端末装置
としては、POSレジスタ11、紙幣入出金機12及び
硬貨入出金機13が、同一ユニットで一体化されていて
も(一体型POS端末装置)、個別ユニットで分離され
ていても良い(分割型POS端末装置)。
【0013】POSレジスタ11は、バーコード読取
機、入力キー等の入力部と、入力された商品の金額に基
づき合計金額を計算する処理部、表示部、印刷部等を備
えている。紙幣入出金機12は、顧客から受け取った紙
幣代金を投入する紙幣入金口121、顧客に支払う釣銭
紙幣及び両替等に使用する紙幣を投出する紙幣出金口1
22を備え、また、紙幣を回収するための回収カセット
取出し用の扉15、キー孔16等を備えている。
【0014】硬貨入出金機13は、顧客から受け取った
硬貨代金を投入する硬貨入金口131、顧客に支払う釣
銭硬貨等を投出する硬貨出金口132等を備えている。
【0015】次に、図2に、POS端末装置の貨幣入出
金の通常動作に関連する構成図を示す。紙幣入出金機1
2は、POSレジスタ11に、紙幣処理部123及びP
OS制御部111を介して接続される。硬貨入出金機1
3は、紙幣入出金機12の紙幣処理部123に接続さ
れ、紙幣入出金機12を介してPOSレジスタ11に接
続される。また、硬貨入出金機13は、POSレジスタ
11に、硬貨処理部133及びPOS制御部111によ
り直接接続されるように構成されていても、同様に機能
することができる。
【0016】紙幣入出金機12において、紙幣入金口1
21から投入された紙幣は、識別部124によりその金
種が識別される。金種により第1環流スタッカ126、
第2環流スタッカ127に収納され、また第2環流ステ
ッカ127を経由して回収カセット125にも回収され
る。回収カセット125は、収納のみ可能で繰り出しは
不可能である。第1及び第2環流スタッカ126及び1
27は、収納及び繰り出しがどちらも可能である。例え
ば、千円札・五千円札・万円札の三種類の紙幣を収納す
るには、千円札は第1環流スタッカ126に収納され、
五千円札は第2環流スタッカ127に収納され、環流頻
度の低い万円札は回収カセット125に収納されるよう
に構成することができる。また、リジェクトボックス1
28には、紙幣が損傷していたり、二枚送りされた場合
等識別部124で識別できなかった紙幣を収納する。一
方、第1及び第2環流スタッカ126及び127から繰
り出された紙幣は、紙幣出金口122より投出される
か、又は、回収カセット125に収納される。
【0017】硬貨入出金機13では、硬貨入金口131
から一括投入された硬貨を一枚ずつ繰り出した後に、識
別部134及び選別部135により、例えば小径順に孔
に落とすようにして形状選別して一円、五円、十円、五
十円、百円、五百円の金種毎に金種別収納部136に収
納する。入金額は、硬貨処理部123により、POSレ
ジスタ11に伝送される。一方、投出の際は、例えば、
POS11から釣銭等のために投出指令がなされると、
紙幣入出金機12は釣銭紙幣を投出する。また、硬貨入
出金機13も、この指令により、金種別収納部136か
ら適宜必要な金種の硬貨を硬貨出金口132へ投出す
る。釣銭以外の硬貨投出も同様に、硬貨処理部133の
制御により行われる。硬貨入出金機13自体の具体的構
成は、例えば、実開平4−86977号公報に記載され
ている循環式硬貨入出金機のように構成することができ
る。
【0018】つぎに、図3に示すフローチャートによ
り、POS端末装置の貨幣入出金に関する通常運用の詳
細な動作を説明する。バーコード又はキー入力等により
商品の価格が入力されて、売上金額が計算されセットさ
れた後に(S302)、POSレジスタ11を扱う係員
は、顧客により支払われた代金をキー入力する(S30
3)。この際に、通常、トラブルを防止するため、支払
代金をすぐにPOS端末装置に投入することなく、顧客
の目の前に見えるようにしておく。POSレジスタ11
の制御部では、支払代金と売上金とを比較して釣銭
(X)が必要か否かを判断する(S304)。支払い代
金が不足の場合は(X<0)、ステップS303に戻
り、支払代金を再入力する。また、釣銭が不要の場合は
(X=0)、入金動作を行い(S310)、入出金動作
を終了する。一方、釣銭が必要の場合は(X>0)、ま
ず、釣銭紙幣が必要かどうか判断し(S305)、不要
の場合は、釣銭は硬貨のみであるから、「硬貨投出」に
進む(S308)。一方、釣銭紙幣が必要の場合は、紙
幣入出金機12により「紙幣投出」をして(S30
6)、さらに、釣銭硬貨が必要であるか否かを判断し
(S307)、必要であれば、「硬貨投出」を行なう
(S308)。「紙幣投出」又は「硬貨投出」は、それ
ぞれ、紙幣入出金機12又は硬貨入出金機13により行
われる。ここで正常終了したら(S309)、入金動作
を行い(S310)、通常の入出金動作を終了する。一
方、何らかの原因により異常が生じた場合はトラブル処
理が行われる(S312)。
【0019】図4に、本発明に係るレジスタシステムを
構成するPOSレジスタ11の構成図を示す。レジスタ
制御処理部401は、POS端末装置を制御するもので
あり、レジスタ・演算機能の他に各種制御機能等を備え
る。レジスタ制御処理部401は、レジスタ運用停止設
定制御部401a及びレジスタ運用停止解除制御部40
1bを含む。レジスタ運用停止設定制御部401a及び
レジスタ運用停止解除制御部401bは、それぞれ運用
停止モードを設定又は解除するための制御手段である。
レジスタ運用停止設定制御部401a及びレジスタ運用
停止解除制御部401bによる制御により、レジスタ運
用停止作動部409は、運用停止モードを設定又は解除
するための運用停止機能又は機構(例えば、ロック機
構)を作動するものである。
【0020】レジスタ入力部402は、キー入力等を行
う手段であり、キーボード、セットキー、リセットキ
ー、マウス等により構成される。レジスタ入力部402
は、レジスタ運用停止モード設定部402a及びレジス
タ運用停止モード解除部402bを備え、これらはそれ
ぞれ、運用停止モード(ロック)設定又は解除を行う。
レジスタ運用停止モード設定部402a及びレジスタ運
用停止モード解除部402bは、特別なスイッチを設け
なくても、レジスタ入力部402の適当なキー又は暗唱
番号等で入力することもできるし、また、レジスタ入力
部402以外の場所に具備しても良い。
【0021】レジスタ記憶部403は、各種処理プログ
ラム、各種データ等を記憶するメモリである。例えば、
各種データとしては、部門コードに対応した商品名や単
価のデータ、値引きデータ、消費税データ、キー設定デ
ータ、異常情報、現金処理機に関するデータ等が記憶さ
れている。レジスタ表示部404は、レジ清算額、売
上、警報、モード等の各種情報を表示する装置である。
レジスタ印刷部405は、売上データ、制御データ等を
レシート紙等にプリントする装置である。レジスタ時刻
監視部406は、内部で時刻を計時するためのクロック
を有し、イベント発生時刻を設定し時間の到来時の処理
開始トリガを発生する。例えば、運用停止設定時間及び
運用停止解除時間を設定する。
【0022】レジスタ上位送受信部407は、上位機で
あるストアコンピュータと通信回線を介してデータを授
受するための送受信制御を行うインターフェースであ
る。また、レジスタ下位送受信部408は、紙幣入出金
機12又は硬貨入出金機13とデータ授受のための送受
信制御を行うものである。
【0023】レジスタ異常検知部410は、異常を監視
して検知するものである。検知センサとしては、例え
ば、筐体を無理に引き出したり、持ち運んだりしたこと
を検知する設置センサ、及び、電源を切断或いはレジス
タと接続するリモートモードから単体で動作可能なロー
カルモードへの切り換え等の電気的な異常信号を検出す
るソフトセンサ等がある。レジスタ警報部411は、レ
ジスタ異常検知部410で異常が検知された場合に警報
表示を行うものであり、可視表示・可聴表示等により知
らせる。レジスタ補助入力部412は、例えばカードリ
ーダを含み、担当者のカードを読み込み操作者を特定す
るために用いられる。
【0024】図5に、レジスタ入力部402の入力パネ
ルの配置図の一例を示す。キー入力部501には、金額
を入力するための置数キー、演算キー、小計キー、現金
キーの他に、クリアキー、変更キー、リピートキー、訂
正キー、追加・返品キー等を備える。また、ロック設定
を行う閉鎖キー501aが設けられ、これがレジスタ運
用停止設定部402aに相当する。レジスタ入力部40
2には、さらに、売上商品の部門登録を行うための部門
キー502、割引等が各設定登録された登録キー503
が配置される。解除キー503aはロック解除を行うた
めのキーであり、例えば、暗証番号と解除キー操作によ
り解除命令を行うことができる。閉鎖キー501a及び
解除キー503aは、入力パネル上のキーに適宜割り当
ててもよいし、入力パネル以外に設けることもできる。
また、これらキーは、特定の者のみが操作できるように
無表示とすること、暗証番号入力を必須とすること、鍵
機構を具備すること等のセキュリティ対策を採用しても
よい。
【0025】モード切替スイッチ504は、サービスモ
ード、設定モード、電源切モード、時刻モード、登録モ
ード、レジ日モード等を切り換える。例えば、設定モー
ドでは、各締めキーに対する金種の設定や各種の設定を
行う。登録モードでは部門別売上高、個数合計の累積、
金種別売上金額回数合計等の各種登録処理を行い、レジ
スタ表示部404に表示又はレジスタ印刷部405によ
り印刷等の処理を行う。サービスモードでは、締めキー
増設等のためのフリーキーのレイアウト設定を行う。
【0026】図6には、本発明に係るレジシステムを構
成する現金処理機の内部構成図を示す。現金処理機は、
上述のような通常の入出金処理のための構成の他に、以
下のような内部構成を備える。このような構成は、紙幣
入出金機12又は硬貨入出金機13又はこれとは別個
に、適宜備えることができる。
【0027】現金処理機制御処理部601は、現金処理
機を制御するものであり、現金入出金・演算機能の他に
各種制御機能等を備える。現金処理機制御処理部601
は、現金処理機運用停止設定制御部601a及び現金処
理機運用停止解除制御部601bを含む。現金処理機運
用停止設定制御部601a及び現金処理機運用停止解除
制御部601bは、それぞれ運用停止モードを設定又は
解除するための制御手段である。現金処理機運用停止設
定制御部601a及び現金処理機運用停止解除制御部6
01bによる制御により、現金処理機運用停止作動部6
09は、運用停止モードを設定又は解除するための運用
停止機能又は機構(例えば、ロック機構)を作動するも
のである。
【0028】現金処理機入力部602は、キー入力等を
行う手段であり、キーボード、セットキー、リセットキ
ー、マウス等により構成される。現金処理機入力部60
2は、現金処理機運用停止モード設定部602aを備
え、これは、運用停止モード(ロック)設定を行う。現
金処理機運用停止モード設定部602aは、特別なスイ
ッチを設けなくても、現金処理機入力部602の適当な
キー又は暗唱番号等で入力することもできるし、また、
現金処理機入力部602以外の場所に具備しても良い。
【0029】現金処理機記憶部603は、各種処理プロ
グラム、各種データ等を記憶するメモリである。例え
ば、各種データとしては、紙幣・硬貨の各在高データ、
合計在高データ、紙幣枚数データ、キー設定データ、異
常情報、等が記憶されている。現金処理機表示部606
は、レジ清算額、売上、警報、モード等の各種情報を表
示する装置である。現金処理機時刻監視部606は、内
部時刻を計時し、イベントの発生する時間を設定できる
とともに、監視するためのクロックである。例えば、運
用停止設定時間及び運用停止解除時間を設定する。
【0030】現金処理機上位送受信部607は、上位機
であるPOSレジスタと通信回線を介してデータを授受
するための送受信制御を行うインターフェースである。
【0031】現金処理機異常検知部610は、異常を監
視して検知するものである。検知センサとしては、例え
ば、各現金処理機の扉の開閉を検知する扉検知センサ、
筐体を無理に引き出したり、持ち運んだりしたことを検
知する設置センサ、及び、電源を切られる或いはレジス
タと接続するリモートモードから単体で動作可能なロー
カルモードに切り換えられると言った電気的な異常信号
を検知するソフトセンサ等がある。現金処理機警報部6
11は、現金処理機異常検知部610で異常が検知され
た場合に警報表示を行うものであり、可視表示・可聴表
示等により知らせる。
【0032】つぎに、図7に、本発明のPOSシステム
に係る実施の形態の一例を示す。POSシステムは、シ
ステム全体を制御するホストコンピュータ701を備え
る。ホストコンピュータ701は、例えば、複数の店舗
を監視する本部等に設置され、ストアコンピュータ70
2を統括する。ストアコンピュータ702は、各店舗毎
に設けられ、通信回線706を介してホストコンピュー
タ701に接続される。通信回線706は、例えば一般
電話回線、ISDN回線の他、無線回線等により実現で
きる。ストアコンピュータ702は、上位に接続された
ホストコンピュータ701とデータの授受をするととも
に、下位に設けられたPOS端末装置705とのデータ
授受を行う。ファイルサーバ703及びメイン端末装置
704が、ストアコンピュータ702に具備される。フ
ァイルサーバ703は、売上げデータ、在庫データ等の
各種データを記憶するものである。ファイルサーバ70
3は、各店舗に複数具備されていても、また、各階毎に
それぞれ具備されていても良い。メイン端末装置704
は、ファイルサーバ703の内容をアクセスして表示す
ることができる。
【0033】POS端末装置705は、通信ライン70
7を介して、ストアコンピュータ702に接続される。
通信ライン707は、放射状、バス状等で構成すること
ができる。POS端末装置705は、POSレジスタ1
1、紙幣入出金機12及び硬貨入出金機13を備える。
POS端末装置705は、一体型でも分離型でもよい。
【0034】また、ストアコンピュータ702、ホスト
コンピュータ701が、図4のような構成を、適宜含む
ことができる。
【0035】以上のような構成において、運用停止モー
ドの設定及び解除の動作に関し、ロック設定及び解除を
例に、以下に詳細に説明する。なお、ロック設定以外に
も、警報、電源断、入金等の一部制限運用のみ等、通常
運用以外の状態(モード)を運用停止モードとして適宜
設定することができる。
【0036】(1)ロックについて 例えば、第1のロックとしては、ソフトロックと呼ばれ
るものがあり、これは、レジのキーを押しても受け付け
ず何も入力できない状態とするものである。このために
は、機械的なロックキーを設ける必要がなく、既存のハ
ードウェアを用いてソフトウェアの変更等で対応するこ
とができる。第2のロックとして、通信ロックと呼ばれ
るものがある。上位機又は下位機にソフトウェア的なロ
ックキーを設け、この操作により、それぞれ下位機又は
上位機へロック命令を通信することができる。また、第
3のロックとしては、通常操作位置以外にスイッチ又は
専用キーを設けて機械的にロックするものである。いず
れの場合も、現金処理機からは入出金できず、金庫が閉
じられたような機能を備える。
【0037】(2)ロック開始操作例 ロックを開始するには以下のような方法がある。 1)特定キー押下 2)パスワード入力 3)カードリード 4)設定時間により自動開始 1)及び2)は、ホストコンピュータの入力手段、スト
アコンピュータのメイン端末装置704、POSレジス
タのレジスタ運用停止モード設定部402a、現金処理
機(紙幣入出金機及び/又は貨幣入出金機)の現金処理
機運用停止モード設定部602a等により入力すること
ができる。3)は、POSレジスタに具備されているカ
ードリーダにより、操作者のIDカード等により入力す
ることができる。4)は、レジスタ現金処理機監視部4
06、現金処理機時刻監視部606、又は、ホストコン
ピュータ、ストアコンピュータ、POSレジスタ、現金
処理機の各制御処理部、メモリ、等に、予めロック開始
時間を設定しておくことにより、適宜実行することがで
きる。設定時間は、日付、曜日、月毎の他、毎日始業時
・修業時等に設定することもできる。
【0038】(3)ロック設定 図8に、ロック設定及び解除の動作説明に関連したシス
テム外観図の一例を示す。これは、上位機としてPOS
レジスタ11を想定し、下位機として紙幣入出金機12
及び硬貨入出金機13を想定した例である。ここで、上
位機−下位機の関係は相対的なものであり、上位から下
位へ、ストアコンピュータ、POSレジスタ、現金処理
機(紙幣入出金機及び硬貨入出金機)の順である。そし
て、以下の動作説明は、適宜上位下位の関係のある各装
置に適用することができる。図8において、POSレジ
スタ11は、例えば、レジスタ運用モード設定部402
aに相当するロック設定スイッチ11aを備える。ま
た、レジスタ運用停止モード解除部402bに相当する
ロック解除スイッチ11bは、例えば、特定の者のみが
操作できるように制限されている。紙幣入出金機12
は、一例として、ロック設定スイッチ12a及びディス
プレイ12bを備える。また、硬貨入出金機13は、一
例として、ロック設定スイッチ13a及びディスプレイ
13bを備える。また、レジ台18及びカードリーダ1
7を備える。
【0039】まず、図9に示すように、ロック開始は、
上位機(POSレジスタ)において、上述のような予め
設定された操作又は自動開始命令により、ロックコマン
ドを下位機(現金処理機)へ送信する(図9、a)。一
方、下位機は、ロックコマンドを受信すると、現在の機
内データ(例、在高データ)を上位機へ送信し、ロック
状態となる(図9、b)。
【0040】ロック状態で、各処理機においては、例え
ば、以下のように制御される。 1)コマンド受付直前の現金在高の精査と金種別明細等
をプリントアウトする。
【0041】2)各処理機はマニュアル操作による命令
及び上位機からの入出金指示・コマンドを受け付けな
い。 3)時計機能は働き、所定時刻又は上位機種からの所定
コマンドにてロック解除する。 4)レジ台とのセットスイッチや機内金庫、扉の開閉や
取り出し検知センサは機能し、検知した場合は上記機へ
異常を通知することができる。例えば、警報、異常表示
を出力し、上位機へ異常を通信する。 5)ロック状態では異常操作等を記憶し、ロック解除時
にプリントアウトすることができる。 6)現在ロック状態であることを表示部に出力する。 ここで、表示、警報等は、上位機及び/又は下位機で適
宜行うことができる。
【0042】図10に、状態表示例を示す。例えば、ロ
ック設定状態、異常状態、ロック解除状態においては、
それぞれ、「LOCK」、「DON’T OPEN」、
「FREE」等により表示する。
【0043】ロック設定時には、例えば、図9のよう
に、ロック設定状態表示「LOCK」が表示される。何
か異常が発生した場合は、異常表示例のように「DO
N’TOPEN」が表示される。
【0044】また、図11に、印刷例を示す。ロック設
定時では、(A)のように、たとえば、ロック開始日
時、紙幣及び硬貨の各枚数及び各合計金額、総合計等が
印字される。
【0045】図12に、各装置間におけるロック設定動
作の説明図を示す。 ア)ストアコンピュータからロックコマンドを送出する
場合 この場合は、例えば、閉店時が想定され、メイン端末装
置704等によりロック設定を行う。接続される全て又
は一部のPOS端末装置に対して同時にロックコマンド
を送出することも可能である。どのPOS端末装置にロ
ックコマンドを送出するかは、メイン端末装置704等
により適宜設定することができる。
【0046】POSレジスタは、ロックコマンドを受信
し、ロックされる。さらに、ロックコマンドは、POS
レジスタを経て現金処理機にて受信される。現金処理機
からは、機内データがPOSレジスタに送出され、さら
に、ストアコンピュータにて受信される。機内データと
しては、例えば、現金処理機番号、レジ番号、ロック日
時、紙幣及び硬貨の枚数及び合計額、総額等を含むこと
ができる。これにより、現金処理機では、現金が入出金
されないようにロックされるとともに、ロック状態表示
がなされる(図9、図10参照)。 イ)POSレジスタからロックコマンドを送出する場合 この場合は、例えば、レジ交代時が想定され、レジ扱い
者は、POSレジスタのレジスタ入力部402又はレジ
スタ運用停止モード設定部402aによりロック設定を
行う。
【0047】ロックコマンドは、POSレジスタから現
金処理機にて受信される。現金処理機からは、機内デー
タがPOSレジスタに送出される。POSレジスタは、
さらにロック情報を付加し、ストアコンピュータに送信
する。ロック情報としては、例えば、ロック設定・解除
情報、ロック設定・解除を行ったPOSレジスタ番号等
を含むことができる。
【0048】これにより、現金処理機では、現金が入出
金されないようにロックされるとともに、ロック状態表
示がなされる。一方、POSレジスタ及びストアコンピ
ュータ等では、適宜ロック状態表示がなされる。 ウ)現金処理機からロックコマンドを送出する場合 この場合、現金処理機の現金処理機入力部602により
ロック設定を行う。
【0049】ロックコマンドは、現金処理機にて認識さ
れる。現金処理機からは、機内データ及びロック情報が
POSレジスタにて受信され、さらに、ストアコンピュ
ータにて受信される。これにより、現金処理機では、現
金が入出金されないようにロックされるとともに、ロッ
ク状態表示がなされる。
【0050】以上、ア)、イ)、ウ)において、異常を
検出した場合は、現金処理機、POSレジスタ及びスト
アコンピュータ等の各装置では、適宜異常表示・異常警
報がなされる。さらに、POSレジスタ、現金処理機等
では、適宜異常状態が印刷部により印刷され、表示部に
表示される(図11参照)。
【0051】(4)ロック解除操作例 ロックを解除するには、ロック開始操作と同様に、以下
のような方法がある。ただし、最下位の装置(例、現金
処理機)は、入力装置による解除機能を設けないことが
できる。 1)特定キー押下 2)パスワード入力 3)カードリード 4)設定時間により自動開始 (5)ロック解除 まず、図13に示すように、(A)ロック解除1では、
上位機において、上述の予め設定された操作により、ロ
ック解除コマンドを下位機へ送信する(図13、a)。
一方、下位機は、ロック解除コマンドを受信すると、現
在の異常操作データを上位機へ送信し、ロック解除状態
となる(図13、b)。また、(B)ロック解除2で
は、下位機においてロック解除時間が事前に設定されて
いる場合であり、ロック解除時間を経過すると、下位機
は自動にロックを解除する(図13、c)。
【0052】異常操作データは、異常操作の有無につい
ての情報であり、例えば、ロック設定時間・解除時間、
扉の開け閉めに関する情報、紙幣及び硬貨の枚数及び合
計額、総額、異常の有無、紙幣データ又は硬貨データに
ついてロック開始時との不一致情報、停電、機器の異常
等を含むことができる。上位機及び下位機は、異常無し
の異常操作データを送信及び受信すると、システムが運
用可能状態となる。
【0053】ロック解除時の表示(例えば、「FRE
E」)は、入金又は出金等の処理コマンドを受けた時に
消えて、その処理に応じた処理に移行する。
【0054】図11(B)にロック解除時のデータ印刷
例を示す。ロック解除時では、このように、ロック開始
日時、ロック解除日時、紙幣及び硬貨の各枚数及び各合
計金額、総合計等が印字される。さらに、ロック中に異
常が検知された場合には、そのデータが印字される。こ
の例では、ロック中に現金処理機の扉が開閉があった場
合であり、扉開及び扉閉の日時及び異常発生の旨が印字
されている。
【0055】図14に、各装置間におけるロック解除動
作の説明図を示す。 ア)ストアコンピュータからロック解除コマンドを送出
する場合 この場合は、例えば、開店時が想定され、ストアコンピ
ュータのメイン端末装置704等によりロック解除を行
う。接続される全て又は一部のPOS端末装置に対して
同時にロック解除コマンドを送出することも可能であ
る。どのPOS端末装置にロック解除コマンドを送出す
るかは、メイン端末装置704等により適宜設定するこ
とができる。
【0056】ロック解除コマンドは、POSレジスタを
経て現金処理機にて受信される。一方、現金処理機から
は、異常有無に拘わらず、異常操作データがPOSレジ
スタにて受信され、さらに、ストアコンピュータにて受
信される。これにより、現金処理機では、ロックが解除
され現金が入出金できるようになるとともに、ロック解
除表示がなされる。 イ)POSレジスタからロック解除コマンドを送出する
場合 この場合は、例えば、レジ交代時が想定され、レジ扱い
者は、POSレジスタのレジスタ入力部402又はレジ
スタ運用停止モード設定部402aによりロック解除を
行う。
【0057】ロック解除コマンドは、POSレジスタか
ら現金処理機にて受信される。現金処理機からは、異常
操作データがPOSレジスタに送出される。
【0058】これにより、現金処理機では、現金が入出
金されないようにロック解除されるとともに、ロック解
除の状態表示がなされる。 ウ)現金処理機からロック解除コマンドを送出する場合 これは、例えば、毎朝決まった時間に店をオープンする
場合が想定され、10時からの営業する店ならば9時5
0分に解除時刻を設定しておけば毎朝9時50分にレジ
のロックが解除されるようになる。このような場合で
は、現金処理機から現金処理機入力部602によりロッ
ク解除を行うことはできない。しかしながら、前述した
ように、設定されたロック解除時間を経過すると、現金
処理機は自動的にロックを解除するように実行命令がな
される。そして、現金処理機からは、異常操作データが
POSレジスタにて受信され、さらに、ストアコンピュ
ータにて受信される。これにより、現金処理機では、現
金が入出金できるようにロック解除がされるとともに、
ロック解除の状態表示がなされる。
【0059】以上、ア)、イ)、ウ)において、ロック
設定中に異常を検知した場合、POSレジスタ及びスト
アコンピュータ等では、適宜、異常表示・異常警報がな
される。また、異常状態が適宜印刷部により印刷され
る。
【0060】次に、図15に、ロック時の下位機の処理
フローを示す。一例として、現金処理機について、図6
を参照して動作を説明する。
【0061】上述のように、上位機からのロックコマン
ド又は現金処理機運用停止モード設定部602aにより
ロックモードが設定されると、現金処理機では、現金処
理機運用停止設定制御部601aによりロック処理を行
う(S01)。即ち、紙幣入出金機及び硬貨入出金機に
貨幣が入出金されないように、現金処理機運用停止作動
部609によりロックする。この際、上述のように、現
金処理機上位送受信部607による機内データの送出、
及び現金処理機表示部604によるロック設定状態の表
示が行われる。
【0062】この状態で、現金処理機運用停止解除制御
部601bは、上位機からのロック解除コマンドが受信
されたか否かを判断する(S03)。ロック解除コマン
ドが送られてこない場合には、現金処理機時刻監視部6
06により、現金処理機に予め設定されたロック解除時
刻を経過したか否かを判断する(S05)。
【0063】ロック解除コマンドを受信した場合又はロ
ック解除時刻が経過した場合には、現金処理機運用停止
解除制御部601bは、ロック設定中に現金処理機異常
検知部610により異常発生を検知していたか否かを判
断する(S15)。現金処理機異常検知部610が、異
常を検出しない場合は、現金処理機制御処理部601
は、正常復帰処理を行う(S17)。正常復帰処理とし
ては、各種データ、例えば、紙幣及び硬貨の各枚数及び
合計額、総合計額等の機内データ、異常無しデータ等を
ロック開始時刻のデータに基づいてロック時の状態に戻
すこと、さらに、その内容を現金処理機表示部604に
よりプリントアウトすること等が実行される。その後、
通常の運用が再開される(S19)。
【0064】一方、現金処理機異常検知部610が、異
常を検出していた場合は(S15)、異常復帰処理を行
う(S21)。異常復帰処理としては、各種データ、例
えば、紙幣及び硬貨の各枚数及び合計額、総合計額等の
機内データ、異常時刻、扉開や停電等の異常原因、異常
発生有りの表示等について、その内容を現金処理機表示
部604によりプリントアウトすること、また、現金処
理機表示部604又は現金処理機警報部611により警
報表示すること等が実行される。その後、現金を数えた
り、盗難が発生したか等を調査するとともに、紙幣及び
硬貨に関するデータ等の復帰をするなどエラー処理を行
う(S23)。
【0065】つぎに、現金処理機運用停止解除制御部6
01bが、ロック設定状態中に、即ち、ロック解除コマ
ンドを受信せず且つロック解除時刻が経過していないと
きに、異常が発生する場合がある。例えば、ロック状態
で、故意に現金を取り出したり、無理に入出金機の扉を
開けたり、入出金機を動かしたり、停電が発生したりし
た場合等が想定される。現金処理機異常検知部610
は、各種センサで、この異常を発生した場合(S0
7)、現金処理機記憶部603に異常情報を記憶する
(S09)。異常情報としては、異常発生時刻、異常有
りデータ、異常発生時刻、扉開等の異常状態の内容の
他、紙幣及び硬貨に関する機内データ等が含まれる。つ
ぎに、現金処理機警報部611は、異常が発生したこと
を、可視・可聴表示を行う(S11)。さらに、上位機
等へ異常の通知を行う(S13)。現金処理機の場合
は、現金処理機上位送受信部607により、POSレジ
スタに通知する。異常の通知に関しては、さらにホスト
コンピュータへの通知、一般電話回線、ISDN回線等
によるセキュリティ会社又は監視室等へ通知することも
できる。その後、ロック解除の待機状態に戻る(S0
3)。
【0066】以上の説明では、特に現金処理機を対象と
したが、下位機としてPOSレジスタ又はストアコンピ
ュータ等においても同様のフローチャートで実行するこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明では、レジ係員の
交代や締め時に従来行っていた現金を数えるといった行
為をなくし、作業の煩雑さを解消することができる。
【0068】さらに、本発明では、営業時間内でレジ係
員が収納している現金に直接ふれることをなくし、レジ
担当者の交代時にレジを一旦ロックするので現金の出入
りや、担当者の現金の抜き取り等の不正行為を阻止する
ことができる。
【0069】また、本発明では、装置内で管理している
現金のデータから印字した機内在高明細書によってレジ
の引継ができ、現金確認を省略することができるので、
レジ係員(キャッシャー)の交代による引継ぎ時や締め
時の立ち会い確認を不要とし、引継時のドロア内の全て
の現金の回収計数を行って現金明細書を作成する業務を
無くすことができる。
【0070】また、本発明では、レジの閉め後は現金を
現金処理機内に残すが、受付ロックと異常監視を行うこ
とにより安全な金庫性を持った現金残置運用が可能とな
り、業務終了後の精算業務を無くし、現金を金庫に入れ
たと同様に管理できるようにすることができる。
【0071】さらに、本発明では、異常の発生をホスト
コンピュータに通知することができるので、警備員の急
行を促し、犯人逮捕を容易にすることができる。
【0072】また、運用停止モードに入った状態で異常
を検出した場合に、異常内容等を記憶しておき、次の運
用停止モードが解除された際に、ジャーナル用紙等にそ
の内容を印刷するようにしてオペレータに注意を促すこ
とができる。
【0073】また、現金処理機の運用停止モードを解除
するにあたり、機内に時刻監視部を備え、予め設定され
ている時間が来た場合に該モードを解除するようにし、
現金処理機からレジスタに通知し、現金の受付等を再開
することにより、オペレータは、運用停止モードに入る
前の状態にさかのぼって引き続き業務を開始できるよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】POS端末装置の外観図。
【図2】POS端末装置の貨幣入出金の通常動作に関連
する構成図。
【図3】POS端末装置の貨幣入出金に関する通常運用
のフローチャート。
【図4】本発明に係るPOSレジスタ11の構成図。
【図5】本発明に係るPOSレジスタの入力パネルの配
置図。
【図6】本発明に係る紙幣入出金機12の構成図。
【図7】本発明にPOSシステムの構成図。
【図8】POS端末装置の外観概略図。
【図9】ロック設定動作の説明図。
【図10】状態表示例の説明図。
【図11】ロック設定及び解除に関する印刷例の説明
図。
【図12】各装置間のロック設定動作の説明図。
【図13】ロック解除動作の説明図。
【図14】各装置間のロック解除動作の説明図。
【図15】ロック設定及び解除動作のフローチャート。
【符号の説明】
11 POSレジスタ 12 紙幣入出金機 13 硬貨入出金機 701 ホストコンピュータ 702 ストアコンピュータ 705 POS端末装置 401 レジスタ制御処理部 401a レジスタ運用停止設定制御部 401b レジスタ運用停止解除制御部 402 レジスタ入力部 402a レジスタ運用停止モード設定部 402b レジスタ運用停止モード解除部 601 現金処理機制御処理部 601a 現金処理機運用停止設定制御部 601b 現金処理機運用停止解除制御部 602 現金処理機入力部 602a 現金処理機運用停止モード設定部 602b 現金処理機運用停止モード解除部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の上位機とこれに接続される下位機と
    により構成されるレジスタシステムにおいて、 前記第1の上位機は、 運用の停止を指示する上位機運用停止モード設定部と、 運用停止の解除を指示する上位機運用停止モード解除部
    と、 前記下位機との情報の授受を行う第1送受信部と、 前記上位機運用停止モード設定部からの指示があった場
    合に前記第1の上位機の運用を停止するとともに前記第
    1送受信部により下位機に運用停止命令を指示する上位
    機運用停止設定制御部と、 前記上位機運用停止モード解除部からの指示があった場
    合に前記第1の上位機の運用停止を解除するとともに前
    記第1送受信部により下位機に運用停止解除命令を指示
    する上位機運用停止解除制御部と、 前記上位機運用停止設定制御部又は前記上位機運用停止
    解除制御部の制御により、前記第1の上位機をそれぞれ
    運用停止状態又は運用状態とする上位機運用停止作動部
    と、 を備え、 前記下位機は、 運用の停止を指示する下位機運用停止モード設定部と、 前記上位機との情報の授受を行う第2送受信部と、 前記下位機運用停止モード設定部からの指示があった場
    合又は前記第2送受信部により前記上位機から前記運用
    停止命令を受信した場合に、前記下位機の運用を停止す
    るとともに前記第2送受信部により前記第1の上位機に
    運用停止情報を送出する下位機運用停止設定制御部と、 前記第2送受信部により前記第1の上位機から前記運用
    停止解除命令を受信した場合に、前記下位機の運用停止
    を解除するとともに前記第2送受信部により前記第1の
    上位機に運用停止解除情報を送出する下位機運用停止解
    除制御部と、 前記下位機運用停止設定制御部又は前記下位機運用停止
    設定解除制御部の制御により、前記下位機をそれぞれ運
    用停止状態又は運用状態とする下位機運用停止作動部
    と、を備えたレジスタシステム。
  2. 【請求項2】前記上位機は、さらに上位の第2の上位機
    と接続された第3の送受信部を備え、 前記第2の上位機から前記第3送受信部を介して伝送さ
    れた運用停止命令又は運用停止解除命令を、前記第1送
    受信部を介して前記下位機に伝送し、 前記下位機から前記第2及び第1送受信部を介して伝送
    された前記運用停止情報又は前記運用停止解除情報を、
    前記第3送受信部を介して前記第2の上位機に伝送する
    ことにより、 前記さらに上位の装置が前記上位機及び前記下位機の運
    用停止の設定及び解除を行うことを特徴とする請求項1
    に記載のレジスタシステム。
  3. 【請求項3】前記第2の上位機には、前記第1の上位機
    が1つ又は複数接続され、前記第2の上位機が一部又は
    全部の任意の前記第1の上位機及び下位機の運用停止の
    設定及び解除を行うことを特徴とする請求項2に記載の
    レジスタシステム。
  4. 【請求項4】前記第1の上位機には、前記下位機が1つ
    又は複数接続され、前記第1の上位機が一部又は全部の
    任意の前記下位機の運用停止の設定及び解除を行うこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレジス
    タシステム。
  5. 【請求項5】前記第1の上位機は、登録処理された1取
    引の合計金額と、客から受け取った預かり金額とから釣
    り銭を算出するPOSレジスタ或いはキャッシュレジス
    タであり、 前記下位機は、前記上位機からの指令を受けて算出した
    釣り銭を投出すると共に受け取った現金を投入すること
    により鑑別計数して収納する現金処理機、又はPOSレ
    ジスタ或いはキャッシュレジスタであることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載のレジスタシステ
    ム。
  6. 【請求項6】前記上位機運用停止設定制御部は、さら
    に、前記第1送受信部により前記下位機から運用停止情
    報を受信した場合に前記上位機の運用を停止することを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のレジスタ
    システム。
  7. 【請求項7】前記上位機運用停止解除制御部は、さら
    に、前記第1送受信部により前記下位機から運用停止解
    除情報を受信した場合に前記上位機の運用停止を解除す
    ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
    レジスタシステム。
  8. 【請求項8】前記下位機は、所定の運用モード停止設定
    時刻を設定する時刻監視部をさらに備え、 前記下位機運用停止設定制御部は、前記時刻監視部によ
    り前記所定の運用モード停止設定時刻になった場合に、
    前記下位機の運用を停止するとともに前記第2送受信部
    により上位機に運用停止情報を送出することを特徴とす
    る請求項1乃至7のいずれかに記載のレジスタシステ
    ム。
  9. 【請求項9】前記下位機は、所定の運用モード停止解除
    時刻を設定する時刻監視部とをさらに備え、 前記下位機運用停止解除制御部は、前記時刻監視部によ
    り前記所定の運用モード停止解除時刻になった場合に、
    前記下位機の運用停止を解除するとともに前記第2送受
    信部により前記上位機に運用停止解除情報を送出するこ
    とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のレジ
    スタシステム。
  10. 【請求項10】前記運用停止情報は、運用停止設定時
    刻、貨幣情報を含むことを特徴とする請求項1乃至9の
    いずれかに記載のレジスタシステム。
  11. 【請求項11】前記運用停止解除情報は、運用停止開始
    時刻、運用停止解除時刻、貨幣情報、異常の有無に関す
    る情報、異常内容を含むことを特徴とする請求項1乃至
    10のいずれかに記載のレジスタシステム。
  12. 【請求項12】前記運用停止情報又は運用停止解除情報
    の一部又は全部の内容を出力する印刷部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の
    レジスタシステム。
  13. 【請求項13】運用停止設定中に異常を検知する異常検
    知部をさらに備え、 前記異常検出部が異常を検出した際に、異常情報を記憶
    する記憶部と、 運用停止が解除された際に、前記記憶部に記憶した内容
    を印刷する印刷部とをさらに備えたことを特徴とする請
    求項1乃至12のいずれかに記載のレジスタシステム。
  14. 【請求項14】前記下位機は、 運用停止設定中に異常を検知する異常検知部と、 前記異常検知部によって異常が検出された際には、警報
    を発生させるとともに、前記上位機に前記第2送受制御
    部により異常の通知をする警報部とをさらに備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のレジ
    スタシステム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019169041A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 グローリー株式会社 有価媒体処理システム、有価媒体処理装置、プログラム、記録媒体および有価媒体処理方法

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