JP2603807Y2 - 代金支払システム - Google Patents

代金支払システム

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JP2603807Y2 JP3033893U JP3033893U JP2603807Y2 JP 2603807 Y2 JP2603807 Y2 JP 2603807Y2 JP 3033893 U JP3033893 U JP 3033893U JP 3033893 U JP3033893 U JP 3033893U JP 2603807 Y2 JP2603807 Y2 JP 2603807Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スーパーマーケット等
における買物の代金支払を省力化する代金支払システム
に関し、特に、店舗内における機械化のための機器配置
の自由度が高い代金支払システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスーパーマーケット、百貨店等の
食品売場でのレジスタ業務は、売上商品登録と、売上代
金受取の完結型であり、売上金授受に相当な時間を費や
している。特に、繁忙時は全設備レジスタを開設するも
長行列ができ、客の不満も高い。また、レジ係員の釣銭
支払ミスによる現金違算が発生しており、レジ係員の精
神的負担が大きい。また、レジスタの貨幣を収納するド
ロアーは金庫性に乏しく、盗難に会う可能性も高い。
【0003】そこで、代金支払システムが提案されてい
る。従来の代金支払システムの例について図6を参照し
て説明する。同図に示される代金支払システムは、例え
ば特開昭平2−244265号に開示されるものであ
り、現金支払コーナー1は、キャッシュレジスタ11
2、現金自動取引装置113、自動扉114及び通過検
知センサ115により、構成される。顧客が買物をして
現金支払コーナー1に来ると、レジ係員は品物の値段や
個数、品物の商品情報をキャッシュレジスタ112の操
作キーより入力する。全ての品物を入力し、所定のキー
操作を行うと、合計金額の計算が行われ、通番等の買物
毎の固有情報を発生する。キャッシュレジスタ112
は、合計金額及び固有情報を印字した買い上げ明細票を
発行する。この発行と同時に、明細票の内容は現金取引
装置113に転送され、記憶される。顧客は、買上明細
票をレジ係員から受取り、現金自動取引装置113のあ
る取引室116に入る。買物客が買上明細票を現金自動
取引装置113にセットして買物金額を支払うと、固有
情報が照合されて精算が行われる。現金自動取引装置1
13から受領書が発行され、自動扉114が開く。顧客
は自動扉114を通り抜けて現金支払コーナー1を出
る。通過検知センサ115は、顧客が自動扉114を通
過し、現金支払コーナー1の外に出たことを検出する
と、自動扉114を閉じるように指令する。このように
して、買物の支払を終了する。
【0004】かかる構成によれば、買物客が現金支払コ
ーナーで代金を支払う場合に、レジ係員の現金処理業務
を取除くことができると共に釣銭支払の機械化によって
違算が軽減する。また、顧客一人当たりの処理時間が短
縮化されてサービス向上が図られ得る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の代金支払システムでは、単一の顧客通路に沿って
キャッシュレジスタと現金自動取引装置とが対になって
配置される構成となっている。顧客は一旦この通路に入
ると不正防止等のために、間仕切、自動扉等によって自
由な移動が制限される。このため、一人の顧客が現金自
動取引装置で手間取ると、この人の後に行列ができてし
まい、例え、他の現金支払コーナーが空いていても移る
ことができない。また、キャッシュレジスタ及び現金自
動取引装置のいずれかが故障や点検でダウンすると、現
金支払コーナー1全体が使用不能となって不具合であ
る。また、キャッシュレジスタ及び現金自動取引装置を
組で導入する必要があるため、代金支払システムの構成
の自由度が少なく、運転コストが高くなる。
【0006】よって、本考案は、顧客のより自由な移動
を可能とし、任意の数のキャッシュレジスタ及び現金自
動取引装置を設けることができ、しかも各々の配置や組
合せも自由であるようにして、可及的に現金精算処理の
スピードアップを図って、顧客の待ち時間を減らすと共
に、レジスタ業努における現金違算の解消を図る代金支
払システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案の代金支払システムは、入力される商品情報から
購入商品の代金を算出し、購入明細票を印字発行すると
共に、少なくとも算出された代金及び取引の整理番号を
ローカルエリアネットワークに送出するレジスタと、上
記レジスタに接続されて、非接触によるカード識別を可
能とする固有検知部を有するカードに、上記レジスタで
算出された代金及び取引の整理番号を可視的に記録する
と共に、少なくとも上記整理番号については機械読取可
能に記録して発行するカード発行機と、上記整理番号と
代金を上記ローカルエリアネットワークを介して取込
み、上記整理番号と代金を対応させて取引ファイルに記
憶するデータ記憶手段と、上記カードを受入れて整理番
号を読取るカード処理部と、現金の受入れと釣銭の払出
しを行う入出金部と、案内表示を行う表示部と、上記カ
ード処理部が読取った整理番号に対応する代金を上記ロ
ーカルエリアネットワークを介して上記データ記憶手段
から読み出し、この金額を上記表示部に表示すると共に
上記入出金部を介する代金の受払を制御する制御部と、
を有する代金支払機と、見通しの良い位置に設置され、
上記取引の整理番号を表示し、上記代金支払機に代金が
支払われると、その代金の支払に対応する整理番号の表
示を中止すると共に、カードが発行されてから所定時間
を経過しても代金が支払われないときに、そのカードに
対応する整理番号をそれまでの表示状態と異なる状態で
表示する代金未払表示ボードと、上記カードの持出や持
込みが禁止される店内の場所に設けられ、非接触で上記
カードの固有検知部の接近を検知し、代金未払いのカー
ドを検知したときに警報を発するカード監視手段と、を
備える。
【0008】
【作用】ストアコンピュータに商品代金の受払を記録す
る取引ファイルが保持される。ローカルエリアネットワ
ークにカード発行機を備えるPOSレジスタ、ストアコ
ンピュータ、カードによる代金の受払を行う代金支払機
が夫々接続される。POSレジスタにおいて、取引の度
に顧客にカードが発行され、取引ファイルに記録され
る。顧客は、カードを代金支払機に挿入して指示される
代金を支払う。代金が支払われると、取引ファイルに記
録される。従って、POSレジスタ及び代金支払機各々
を任意の数、また、ネットワークに接続可能な任意の場
所に設置することが可能となる。取引ファイルを監視す
ることによって取引の異常が判別される。また、カード
の持出しや廃棄を防止するために非接触でカードの存在
を検出する手段が講ぜられる。
【0009】この結果、POSレジスタ及び代金支払機
の数及び配置が自由になり、顧客のより自由な移動が可
能となって、現金精算処理のスピードアップが図られ
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について図1乃至図5
を参照して説明する。図1は、スーパーストア内の現金
支払コーナーを示している。図2は、代金支払システム
の構成を示す機能ブロック図である。図3及び4は、コ
ンピュータの制御動作を説明するフローチャートであ
る。図5は、発行されるカードの例を示す説明図であ
る。
【0011】図1において、図示しない買物コーナーで
購入する商品を選択した買物客は、代金支払コーナー1
に商品を持参する。代金支払コーナー1には、複数のP
OSレジスタ11、カード発行機12、監視カメラ装置
13、代金支払機14、案内表示盤15、ゲート監視装
置16、監視センサ17及び現金精算機18が配置され
ている。代金支払コーナー1の一角には、お客様カウン
タ2が設けられている。別室の出納室3には、ストアコ
ンピュータ19及び現金整理機22が配置されている。
装置11〜装置19はいわゆるローカルエリアネットワ
ーク(LAN)21に接続されている。ストアコンピュ
ータ19は、外部のホストコンピュータ20に通信回線
を介して接続される。LAN21に接続される案内表示
盤15は、指令に応答して表示を制御する制御部15
a、未処理のカード番号を表示する番号表示部15b、
発行ダイオードアレイ等のディスプレイによって店舗内
のコマーシャルやニュース等を表示するメッセージ表示
部15c、一定時間経過しても支払が行われないと、表
示を点滅して係員等に注意を喚起し、更に一定時間を経
過すると、警告音、例えば警告ブザーやチャイムを発し
て注意を喚起する警報部15dによって構成される。
【0012】次に、本考案の代金の支払システムについ
て図3に基づいて説明する。まず、買物客は従来と同様
に購入する商品をかごの中に取込む(ステップS1
1)。代金支払コーナー1に配置されたPOSレジスタ
11には、買上商品入力のためにバーコードリーダが接
続されており、商品に付されたタグを読取ることにより
買上げた個々の商品が登録され(ステップS12)、全
ての商品がPOSレジスタ11に登録されて確定すると
(ステップS13)、買上品目、価格、買上合計金額等
か印字された商品明細票が発行される(ステップS1
4)。それと同時にPOSレジスタ11に接続されるカ
ード発行機12から、日付、時間、買上商品、個別金
額、買上個数、買上合計金額、顧客識別情報等を記録し
た、図5に示すようなICカードCが発行される(ステ
ップS15)。
【0013】同図において、ICカードCの表面に可視
的に表示されたNo.1234 は顧客識別情報としての整理番
号C1を、\23,983 は買上合計金額C2を表している。
顧客識別情報は、例えば、発行番号の重複しない整理番
号や、同じ日付では1つのみ発行される番号や記号の列
である。この表示は、書替可能な印字或いは液晶表示C
3によってなされる。ICカードCは、メモリC5に電
気的に記録情報を保持すると共に後述する店舗内に配置
された不正監視センサを動作させる小型の発振器C4を
内蔵している。カードを非接触で個別的に判別可能とす
る固有検知部としての、この発振器C4はカードの識別
情報、例えば、記録された整理番号を送出する。更に、
好ましくは、ICカードは店舗内の送信機から送出され
る顧客識別情報を受信すると、これに応答して発音する
機能等を備え、カードの所在を周囲に知らしめる機能を
備える。
【0014】ICカード以外にも、磁気記録カード、光
学記録カード、いわゆる万引防止装置を動作させる、例
えば、特定の周波数の一次電波に対して共振し、2次電
波を放出するようなシートコイル等が付されている記録
カード等を用いることが可能である。
【0015】POSレジスタ11の近傍には、例えば天
井から吊り下げられた監視カメラ装置13が配置され
る。監視カメラ装置13は、少なくともカードが発行さ
れるときには、POSレジスタ11から動作指令信号を
受けて顧客の映像と顧客識別情報とをビデオテープやデ
ィスク等の映像記録媒体に同時に記録する(ステップS
16)。記録装置は、出納室3内に置かれる。例えば、
画面の一部にカードの整理番号を表示し、撮影されてい
る顧客の持参カードが分かるようにする。また、この映
像フレームの垂直帰線期間に整理番号を記録して、画像
フレームのサーチが可能になされる。後に、整理番号を
利用して未支払顧客の画像編集や、支払済み顧客の記録
消去を行うことができる。
【0016】POSレジスタ11はICカードCへの記
録内容をLAN21を介してストアコンピュータ19に
送出する。ストアコンピュータ19は、発行ICカード
を総合的に管理する機能を有し、データ記憶手段である
内蔵する記憶装置の取引ファイル19aに各ICカード
の記録内容を読出し可能に記録する(ステップS1
7)。ストアコンピュータ19は、取引ファイル19a
に新たな発行カードの情報を記録すると、入金処理によ
ってこの情報に支払済みが記録されるまで、案内表示盤
15に発行されたICカードの整理番号を表示させる
(ステップS18)。
【0017】ストアコンピュータ19は、取引ファイル
19aの更新の他、自動支払システムにおける不正防止
の役割をも担っている。例えば、買物の精算を終えずに
ICカードを持参したまま、移動してはならない場所に
移動すると(ステップS19)、案内表示盤15に表示
されているICカードの整理番号を警告表示にする(ス
テップS22)。この顧客移動の検出はスーパーストア
内に配置された監視センサ等によって行われる。例え
ば、スーパーストアの出入口にゲート監視装置16が配
置されている。ゲート監視装置16の監視ゲート16a
は、ゲートの両側に設置されて、ICカードの発信する
識別情報を含む微弱な電波を受信してゲートへの接近を
検出する。検出したICカードの識別番号をLAN21
を介してストアコンピュータ19に送出する。ストアコ
ンピュータ19は、代金の未払や移動制限されたICカ
ードであるとき、ゲート監視装置16の警報部16bに
警報を指令し、また、案内表示盤15上の該当するIC
カードの整理番号を警告表示に切替えさせる。ゲートの
警報部16bは、例えば、ゲートの上に配置される警告
等を点滅させると共に音声により案内を流して、ICカ
ードの持ち出しを防止する。
【0018】また、ストアコンピュータ19は、監視セ
ンサ装置17と共同してICカードの廃棄を防止する。
例えば、レジ係員からICカードを受けとった顧客は買
物置台が設置されたコーナーに行き、買物袋に商品を入
れる。この買物置台の近傍に配置されたごみ箱には監視
センサ装置17が取付けられている。監視センサ装置1
7の監視センサ17aは、ごみ箱にICカードが捨てら
れると(ステップS20)、ICカードが発する識別識
別情報を含む電波を検出し、識別番号を読取り、ごみ箱
に設けられた警報部17bから注意を喚起する音声や表
示を発生する。この識別番号は、LAN21を介してス
トアコンピュータ19に送られる。ストアコンピュータ
19は、案内表示盤15上の該当するICカードの整理
番号を警告表示に切替えさせる(ステップS22)。
【0019】ストアコンピュータ19は、取引ファイル
19aの記録をチェックしている。POSレジスタ11
によるカード発行から所定時間を経過しても取引ファイ
ル19aに支払済みが記録されないと(ステップS2
1)、案内表示盤15に該当する整理番号の警告表示を
指令する(ステップS22)。
【0020】代金支払機14において、顧客が商品代金
の支払を済ませると、代金支払機14からLAN21を
介してストアコンピュータ19に取引の完了が通知され
る(ステップS23)。ストアコンピュータ19は、取
引ファイル19aに支払済みを記録する。必要により、
保存される取引記録を作成する(ステップS24)。代
金が回収されたICカードの整理番号の表示を終了させ
るべく、案内表示盤15にボード表示の終了を指令す
る。案内表示盤15は、ボードに表示されている該当す
るICカードの番号表示を消灯する(ステップS2
5)。案内表示盤15は、ボードに表示されている未払
いのICカードの番号表示を繰り上げる(ステップS2
6)。
【0021】次に、代金支払機14における顧客の操作
について説明する。顧客は、買上商品を持参し、空いて
いる代金支払機14を選択して商品代金の支払を行う。
代金支払機14は、図2に示すように大別して、制御部
14a、操作部14b、カード処理部14c、硬貨入出
金部14d、紙幣入出金部14e、表示部14f、レシ
ート発行部14g、係員呼出部14h、記憶部14iに
よって構成される。制御部14aは、各部の動作を制御
する。操作部14bは、顧客によるキーボートやタッチ
パネルからの入力を制御部14aに伝える。カード処理
部14cは、挿入されたICカードを機械内部に取込
み、記録情報を読取り、処理が終了したICカードを内
部カセットに回収する。硬貨入出金部14dは、顧客が
投入した硬貨の計数鑑別及び釣銭硬貨の支払を行う。紙
幣入出金部14eは、顧客が投入した紙幣の計数鑑別及
び釣銭紙幣の支払を行う。表示部14fは、顧客の取扱
操作に対応する案内等をCRTに表示する。レシート発
行部14gは、支払金額を記録した領収書の発行を行
う。係員呼出部14hは、顧客の操作により、或いは代
金支払機がエラー状態になったときに係員の呼出を行
う。記憶部14iは、取引内容を記憶する。
【0022】買物代金の支払は、図4に示すように、ま
ず、顧客がICカードを代金支払機14のカード挿入口
jに入れ、ICカードの記録内容を読取らせる。代金支
払機14は、ICカードの挿入を検出すると(ステップ
S31)、ICカードを取込み(ステップS32)、I
Cカードに記録されている内容を読取る(ステップS3
3)。読取ったICカードの整理番号をストアコンピュ
ータ19に送り、取引ファイル19aに記録されている
ICカードの記録を返送させる。取引ファイルの記録
と、読取ったICカードの記録とを照合する(ステップ
S34)。両記録の内容が一致すると(ステップS3
5)、表示部14fのCRTに顧客が支払うべき金額を
表示し(ステップS36)、貨幣投入口を開ける。顧客
が硬貨投入口k、紙幣投入口lに貨幣を投入すると(ス
テップS37)、これを取込んで、貨幣の鑑別及び計数
を行う(ステップS38)。金額に不足があるときは
(ステップS39)、表示部14fに不足金額を表示し
(ステップS40)、更に追加される貨幣を鑑別計数す
る(ステップS37〜S39)。釣銭がある場合には
(ステップS41)、釣銭処理を行う(ステップS4
2)。商品代金の支払が完了すると、領収レシートをレ
シート発行口mから発行する(ステップS43)。IC
カードは代金支払機内部の図示しない回収カセットに回
収され(ステップS44)、繰り返し使用される。
【0023】一方、ICカードのデータが取引ファイル
の記録と一致しない場合には(ステップS35)、エラ
ー表示を行う。例えば、お客様係に相談するように案内
表示し(ステップS45)、カードを返却する(ステッ
プS46)。店舗の一角には、顧客コーナー2が設けら
れている。このコーナーには、現金精算機18が設置さ
れ、係員によって商品代金の処理が可能になされてい
る。案内表示盤15の整理番号表示は現金精算機18の
操作によって消灯する。代金支払機14の現金カセット
14jに収納される貨幣は一定時間毎に出納室3に集金
される。代金支払機14への現金の入出金は出納室3内
の現金整理機21によって勘定処理され、処理の機械化
が図られている。
【0024】こうして、レジ係員は商品の代金及び数の
入力のみを行い、現金に直接触れない。従って、商品代
金の受払に伴う種々の問題、例えば、レジ作業の処理速
度の向上、釣銭作成作業や現金管理の不要、レジ係員の
違算トラブル等が解決される。POSレジスタや代金支
払機の増減が容易である。また、顧客は、通路を制限さ
れないので任意のPOSレジスタ及び代金支払機を選択
できるので待ちの少ないところを選べる。なお、LAN
21を介してストアコンピュータ20と代金支払機14
とを接続し、更に、ストアコンピュータ19とホストコ
ンピュータ20とを接続することによって、売上金の一
元管理が可能となる。また、前述しようにICカードと
同様の機能を発揮し得るより安価なカードを使用するこ
とが可能である。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように本考案の代金支払シ
ステムによれば、POSレジスタ及び代金支払機を夫々
任意数開設し、運用することができるので、現金精算処
理のスピードアップが図られ、混雑の緩和が容易であ
る。また、顧客のより自由な移動が可能になって、好ま
しい。さらに、本考案に係る代金支払システムは、カー
ドが発行されてから所定時間を経過しても代金が支払わ
れないときに、そのカードに対応する整理番号をそれま
での表示状態と異なる状態で表示する代金未払表示ボー
ドを備えているので、代金未払い、カードの持ち出し又
は廃棄といった不正行為を早期に発見して迅速に対策を
講ずることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す代金支払システムを示す
斜視図である。
【図2】代金支払システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】代金支払システムにおける処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】代金支払機の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図5】カードの例を示す説明図である。
【図6】従来の代金支払システムの例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 POSレジスタ 12 カード発行機 13 監視カメラ 14 代金支払機 15 案内表示盤 16 ゲート監視装置 17 監視センサ装置 18 現金精算機 19 ストアコンピュータ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される商品情報から購入商品の代金を
    算出し、購入明細票を印字発行すると共に、少なくとも
    算出された代金及び取引の整理番号をローカルエリアネ
    ットワークに送出するレジスタと、 前記レジスタに接続されて、非接触によるカード識別を
    可能とする固有検知部を有するカードに、前記レジスタ
    で算出された代金及び取引の整理番号を可視的に記録す
    ると共に、少なくとも前記整理番号については機械読取
    可能に記録して発行するカード発行機と、 前記整理番号と代金を前記ローカルエリアネットワーク
    を介して取込み、前記整理番号と代金を対応させて取引
    ファイルに記憶するデータ記憶手段と、 前記カードを受入れて整理番号を読取るカード処理部
    と、現金の受入れと釣銭の払出しを行う入出金部と、案
    内表示を行う表示部と、前記カード処理部が読取った整
    理番号に対応する代金を前記ローカルエリアネットワー
    クを介して前記データ記憶手段から読み出し、この金額
    を前記表示部に表示すると共に前記入出金部を介する代
    金の受払を制御する制御部と、を有する代金支払機と、 見通しの良い位置に設置され、前記取引の整理番号を表
    示し、前記代金支払機に代金が支払われると、その代金
    の支払に対応する整理番号の表示を中止すると共に、カ
    ードが発行されてから所定時間を経過しても代金が支払
    われないときに、そのカードに対応する整理番号をそれ
    までの表示状態と異なる状態で表示する代金未払表示ボ
    ードと、 前記カードの持出や持込みが禁止される店内の場所に設
    けられ、非接触で前記カードの固有検知部の接近を検知
    し、代金未払いのカードを検知したときに警報を発する
    カード監視手段と、 からなる代金支払システム。
  2. 【請求項2】前記レジスタの近傍位置に配置されて、顧
    客との取引状態を撮影し、この顧客との取引の整理番号
    を撮影像と共に記録する撮像記録手段を有する請求項1
    記載の代金支払システム。
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