JP6115033B2 - Posシステム、登録装置、精算装置及びプログラム - Google Patents

Posシステム、登録装置、精算装置及びプログラム Download PDF

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本発明は、POS(Point Of Sales)システム、登録装置、精算装置及びプログラムに関する。
客に購入される商品の商品情報の登録を、店員が登録装置を操作することにより行い、その登録された商品情報に基づく商品の代金精算を、客が精算装置を操作することにより行うPOSシステムがある。このPOSシステムでは、店員は、登録装置を操作して、商品情報の登録のみを行う。商品情報の登録が全て終わると、客は、客自身で精算装置を操作して、商品の代金精算を行う。
また、特許文献1には、領収書などの証券書類を発行可能な販売データ処理装置が開示されている。
特開2005−38350号公報
しかしながら、登録装置と精算装置とが分かれているPOSシステムでは、店員を介さないと領収書を発行することができないという問題がある。
すなわち、店員が操作する登録装置と客が操作し精算を行なうセルフ会計装置とからなるPOSシステムは、登録装置側には会計機能を備えていないので、客の支払いが済んでいない未会計の時点で、領収書を発行することができない。
したがって、領収書を所望する客は、精算装置で会計を済ませた後、精算装置から発行されたレシートを受け取った後、レシートを持ってサービスカウンターに行って領収書を発行してもらうか、あるいは、精算装置で店員(アテンダント)を呼び出して領収書の発行を行なってもらうしかないので、店員を介さないと領収書を発行することができない。
本発明は、前記の諸点に鑑みてなされたものであり、登録装置と精算装置とが分かれているPOSシステムにおいて、領収書を所望する客がレシートを持ってサービスカウンターに行って領収書を発行してもらうことなく、また、領収書を所望する客が精算装置で店員を呼び出して領収書の発行を行なってもらうことなく、領収書を発行することができるPOSシステムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、客が購入する商品を登録する登録装置と、該登録装置により登録された商品の取引明細に基づいて前記客自らが操作し代金の精算処理を実行する精算装置と、を有するPOSシステムにおいて、前記客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す領収書要否情報を設定する設定手段と、前記領収書要否情報を含む情報を印刷又は送信する出力手段と、を有する登録装置と、前記出力手段で印刷又は送信された前記領収書要否情報を読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記領収書要否情報に基づいて領収書の発行を制御するレシート発行制御手段と、を有する精算装置と、を備えることを特徴とするPOSシステムである。
この構成により、会計済みの取引に対する領収書を発行するか否かを示す領収書要否情報を、店員が登録装置において設定すると、領収書要否情報を含む情報が読出し可能に出力される。また、客の操作により代金精算が行なわれる精算装置は、領収書要否情報を読み出し、該読み出された領収書要否情報に基づいて、レシートの発行と領収書の発行とを制御する。これにより、POSシステムは、店員を介さずに領収書を発行することができる。また、POSシステムは、客満足度を向上させることができる。また、POSシステムは、店員が不意に呼ばれることが無く、客も店員が来るまで待たされるということが無くなる。
本発明は、前記出力手段は、前記領収書要否情報を外部装置へ送信する送信手段であり、前記読出手段は、前記領収書要否情報を外部装置から受信する受信手段であることを特徴とするPOSシステムである。
また、本発明は、前記レシート発行制御手段が、前記読出手段により読み出されたード情報に基づいて、当該会計済みの取引の領収書が発行済みである旨を示したレシートと、該会計済みの取引に対する領収書とを出力することを特徴とするPOSシステムである。
この構成により、前記領収書の発行を許可するコード情報が読み出され、該読み出された前記コード情報に基づいて、当該会計済みの取引の領収書が発行済みである旨が示されたレシートと、該会計済みの取引に対する領収書とが印字出力される。これにより、客は前記会計済みのレシートと領収書とを客自らの操作によって発行することができるが、レシートに領収書が発行済みである旨が示されているので、領収書とレシートとの両方を使い2重に申請を行なうという悪用を防止できる。
本発明は、客が購入する商品を登録する登録装置と、該登録装置により登録された商品の取引明細に基づいて前記客自らが操作し代金の精算処理を実行する精算装置と、を有するPOSシステムにおける登録装置であって、前記客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す領収書要否情報を設定する設定手段と、前記領収書要否情報を含む情報を印刷又は送信する出力手段と、を有することを特徴とする登録装置である。
本発明は、客が購入する商品を登録する登録装置と、該登録装置により登録された商品の取引明細に基づいて前記客自らが操作し代金の精算処理を実行する精算装置と、を有するPOSシステムにおける精算装置であって、前記客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す情報として前記登録装置で設定され、印刷又は送信された領収書要否情報を読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記領収書要否情報に基づいて領収書の発行を制御するレシート発行制御手段と、を有することを特徴とする精算装置である。
本発明は、客が購入する商品を登録する登録装置と、該登録装置により登録された商品の取引明細に基づいて前記客自らが操作し代金の精算処理を実行する精算装置と、を有するPOSシステムにおける登録装置のコンピュータに、前記客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す領収書要否情報を設定する手順と、前記領収書要否情報を含む情報を印刷又は送信する手順と、を実行させるためのプログラムである。
本発明は、客が購入する商品を登録する登録装置と、該登録装置により登録された商品の取引明細に基づいて前記客自らが操作し代金の精算処理を実行する精算装置と、を有するPOSシステムにおける精算装置のコンピュータに、前記客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す情報として前記登録装置で設定され、印刷又は送信された領収書要否情報を読み出す手順と、前記読み出す手順により読み出された前記領収書要否情報に基づいて領収書の発行を制御する手順と、を実行させるためのプログラムである。
また、本発明は、前記出力手段が、前記客が購入する商品の取引に対する領収書の発行を許可するコード情報を、読出し可能に媒体に出力する印字出力手段を更に備え、前記精算装置が、前記読出手段により読み出された前記領収書要否情報が要である場合、当該代金精算済みの取引に対する領収書を発行し、前記読出手段により読み出された前記領収書要否情報が否である場合、前記レシート発行制御手段が、当該代金精算済みの取引に対する領収書の発行を許可するコード情報を、読出し可能に前記レシートに出力することを特徴とするPOSシステムである。
この構成により、精算装置では、領収書要否情報が要である場合、当該代金精算済みの取引に対する領収書が印字出力される一方、領収書要否情報が否である場合、当該代金精算済みの取引に対する領収書の発行を許可するコード情報が、読出し可能に媒体に印字出力される。これにより、領収書要否情報が否(不要)であったとしても、領収書を発行させるためのコード情報を、レシート(媒体)に含めてレシート発行を行なうので、客は前記会計済みのレシートに基づいて、客自らの操作によって何時でも必要な時に領収書を発行させることができる。
本発明によれば、出力手段は、会計済みの取引に対する領収書を発行するか否かを示す領収書要否情報を含む情報を出力する。領収書発行制御手段は、前記出力された領収書要否情報に基づいて、領収書の発行を制御する。これにより、POSシステムは、領収書を所望する客がレシートを持ってサービスカウンターに行って領収書を発行してもらうことなく、また、領収書を所望する客が精算装置で店員を呼び出して領収書の発行を行なってもらうことなく、領収書を発行することができる。
本発明の一実施形態における、POSシステムを示す斜視図である。 本発明の一実施形態における、POSシステム100の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における、商品登録装置10の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における、精算装置20の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における、商品登録装置10の動作手順を表すフローチャートである。 本発明の一実施形態における、商品登録装置10から商品登録時に発行される精算伝票の一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態における、精算装置20の動作手順を表すフローチャートである。 本発明の一実施形態における、領収書を発行する場合のレシートの例、及び領収書の例を示す模式図である。 本発明の一実施形態における、領収書を発行しない場合のレシートの例を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。図1は、POSシステムを示す斜視図である。POSシステム100は、店舗フロアに設置される。POSシステム100は、商品登録装置10と、精算装置20とを備える。
商品登録装置10は、商品登録カウンタ11に設置される。また、精算装置20は、精算カウンタ21に設置される。ここで、図1に示す商品登録装置10、及び精算装置20のそれぞれの設置数は、一例である。これらの設置数は、例えば、店舗の規模、及びコストに応じて定められてよい。
オペレータS(店員)は、商品登録装置10を操作し、客Cが買い上げた商品に付された商品データを商品登録装置10に読み取らせることにより、その商品登録装置10に精算伝票を発行させる(登録処理)。このとき、オペレータSは、客Cが領収書の発行を希望した場合に、商品登録装置10を操作し、領収書発行の可否を示すコード情報を印字した精算伝票を発行させる。
客Cは、発行された精算伝票を受け取って、精算装置20が設置されている場所まで移動し、精算伝票に印刷されているコードを精算装置20に読み取らせることにより、その精算装置20に代金精算を実行させる(代金精算処理)。このとき、精算伝票に領収書発行が必要である旨がコードに記されている場合には、代金精算後にレシートを発行することに加えて、領収書を発行する。精算装置20は、領収書を発行した場合、レシートに領収書を発行済である旨を印字する。
また、登録処理に客Cが領収書発行を希望しなかった場合には、精算装置20で、後日、領収書を発行できるように、領収書発行用のバーコードを印字したレシートを発行させる。客Cは、発行されたレシートを受け取って、後日、精算装置20で、レシートに印刷されているコードを読み取らせることにより、その精算装置20で領収書を発行させる。
図2は、POSシステム100の構成を示すブロック図である。ストアコントローラ30と各商品登録装置10aとは、LAN(Local Area Network)40を介して通信可能に接続されている。また、ストアコントローラ30と各精算装置20aとは、LAN40を介して通信可能に接続されている。
各商品登録装置10aは同構成を有するため、以下では、商品登録装置10aを商品登録装置10と表記する。また、各精算装置20aは同構成を有するため、以下では、精算装置20aを精算装置20と表記する。
まず、ストアコントローラ30について説明する。
ストアコントローラ30は、コンピュータ(サーバ)である。ストアコントローラ30は、商品データファイルを記憶する。ここで、商品データファイルは、店舗が取り扱う商品に関するデータを含むデータファイルであり、例えば、商品名(商品番号)と、販売価格とが対応付けられているデータファイル(データテーブル)である。
また、ストアコントローラ30は、ログファイルとして取引データと、取引データに対応付けられた取引番号とを多数記憶する。ここで、取引データとは、客が買い上げた商品(買上商品)の明細を含むデータである。
また、ストアコントローラ30は、商品の販売状況及び仕入れ状況等に応じて更新された商品データファイルを、例えば、1日に1回の頻度で、各商品登録装置10と各精算装置20とに供給する。また、ストアコントローラ30は、商品登録装置10から取引データを受信し、受信した取引データをログファイルとして記憶する。また、ストアコントローラ30は、精算装置20から取引番号を受信し、受信した取引番号に対応付けられた取引データを取得し、取得した取引データをその取引番号を送信した精算装置20に返信する。
次に、商品登録装置10について説明する。
商品登録装置10は、登録処理において、オペレータS(図1を参照)により操作され、客C(図1を参照)が買い上げた商品に付された商品データを読み取ることにより、それら商品の明細を含む取引データを、ストアコントローラ30に登録する。
また、商品登録装置10は、登録処理において、取引データに基づいて、客が買い上げた商品の合計金額を算出し、少なくとも買い上げ商品の合計金額を含む情報を、紙媒体に印刷して排出することで精算伝票を発行する。また、商品登録装置10は、登録処理において、客が領収書の発行を希望した場合、領収書発行の要否を含む情報を、紙媒体に印刷して排出することで精算伝票を発行する。
このとき、商品登録装置10は、ストアコントローラ30の通信状態の良否に応じて、少なくとも買い上げ商品の合計金額を含む情報、及び領収書発行の要否を含む情報を、バーコード(例えば、JAN(Japanese Article Number)コード)、又は2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))のいずれかで紙媒体に印刷する。
客Cは、発行された精算伝票を受け取り、該精算伝票に印刷されたバーコード又は2次元コードを精算装置20に読み取らせることにより、その精算装置20に代金精算処理を実行させるとともに、必要に応じて領収書を発行させる。
図3は、商品登録装置10の構成を示すブロック図である。商品登録装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、スキャナ部104と、店員用表示部105と、客用表示部106と、ハードディスク107と、店員用操作部108と、通信部109と、ブザー110と、印刷部111と、バス112とを備える。これらは、バス112を介して互いに接続されている。
ROM102は、商品の登録処理をCPU101に実行させるための商品登録プログラムを記憶する。また、ROM102は、自装置を識別させるための装置番号を記憶する。
スキャナ部104は、商品の登録処理においては、オペレータSによる操作により、商品に付された商品データを光学的に読み取って、読み取った商品データをRAM103に記憶させる。また、スキャナ部104は、そのオペレータSを識別するための担当者名(担当者番号)を名札等から光学的に読み取って、読み取った担当者名をRAM103に記憶させる。
RAM103には、ROM102から読み出された商品登録プログラムが展開される。また、RAM103は、商品登録プログラムが実行されることによって生成された各種変数及びデータ(例えば、スキャナ部104が読み取った商品データ、担当者名、取引識別情報)を一時記憶する。
また、RAM103は、その処理領域に、取引データを一時記憶する。また、RAM103は、商品の登録処理によって確定した取引データを、ログファイルに追加記憶する。RAM103は、この確定した取引データを、例えば、取引当日は記憶し続けるとしてもよい。また、RAM103は、通信部109を介して接続されたストアコントローラ30から供給された商品データファイルを記憶してもよい。
CPU101は、ROM102に記憶された商品登録プログラムを読み出してRAM103に展開し、展開した商品登録プログラムのステップを実行することにより、商品登録装置10全体を制御する。
CPU101は、商品登録中(登録前、又は締め前であっても良い)に、客から領収書が欲しい旨を申し受けた場合、領収書の発行要否を示す領収書要否情報を設定する。すなわち、領収書発行が指示された場合には、領収書要否フラグを「1」とし、領収書発行否で「0」とする(設定手段)。
また、CPU101は、印刷部111に伝票を印刷させる前に、取引番号を定める。ここで、取引番号は、自装置の装置番号と、客Cが商品を買い上げる取引ごとに定められる固有の番号(例えば、シリアル番号)とから構成される番号である。例えば、取引番号は、装置番号「01」と、これに続く固有の番号「123」とから構成される番号「01123」である。CPU101は、客が買い上げた商品の明細や領収書発行の要否などを含む取引データと取引番号とを対応付け、通信部109を介してストアコントローラ30に送信する。これにより、確定した取引データ及び取引番号は、ストアコントローラ30に記憶される。
CPU101は、精算装置20が通信により取引データを得られる状態の有無を判定する。CPU101は、例えば、自装置とストアコントローラ30との通信状態が良い場合に、共通であるLAN40の動作が正常であるとして、精算装置20が通信により取引データを得られる状態であると判定する。
また、CPU101は、精算装置20が通信により取引データを得られる状態であると判定した場合、取引番号をバーコードなどの1次元コードに変換して、取引番号を表すバーコードが印刷された精算伝票を印刷部111に発行させる。なお、バーコードなどの1次元コードは、取引データを特定することができる識別情報となる。
なお、1次元コードを精算伝票に印字する場合には、取引データを特定する取引番号と、商品を特定できる識別情報(例えば、JANコード等)、個数、領収書要否情報(例えば、要:領収書が必要、否:領収書は不要)等の情報は、当該商品登録装置10、精算装置20、あるいは、ストアコントローラ(取引データ管理装置又はサーバ装置)30に記憶保持される。
一方、CPU101は、精算装置20が通信により取引データを得られる状態が否である、すなわち、前記状態が良好でないと判定した場合、RAM103が記憶している確定した取引データ(領収書発行の要否を含む)をQRコード(登録商標)などの2次元コードに変換する。CPU101は、印刷部111を制御し、この2次元コードを紙媒体に印刷させることで精算伝票を発行する。
なお、QRコード(登録商標)などの2次元コードは、取引データを特定することができる識別情報のみであってもよいが、通常は、識別情報の他に、商品を特定できる識別情報(例えば、JANコード等)、個数、金額、登録装置で登録がなされた日付日時、領収書要否情報(例えば、要:領収書が必要、否:領収書は不要)等のなどを含む。
また、商品登録装置10が精算装置20を指定するようにしてもよい。この場合、会計処理を行なう精算装置20を案内する番号、あるいは、精算装置20を識別する情報が精算伝票に印字される。また、精算伝票を発行しない場合には、会計処理を指定した精算装置20の画面に、客を案内誘導するための番号等の識別情報を表示させ、店員により口頭で精算装置20を案内するようにしても良い。
また、CPU101は、スキャナ部104が読み取った商品データと、ハードディスク107に記憶された商品データファイル(データテーブル)とに基づいて、商品の商品名、及び単価などを特定し、店員用表示部105に表示させる。
店員用表示部105は、例えば、液晶ディスプレイ装置であり、オペレータSに対して情報を表示する。ここで、店員用表示部105が表示する情報は、商品の登録処理においては、例えば、買上商品の商品名、購入数、販売価格、入金額(預かり金額)などがある。
客用表示部106は、例えば、液晶ディスプレイ装置であり、客Cに対して情報を提示する。客用表示部106は、例えば、店員用表示部105が表示している情報と同一の情報を表示する。
ハードディスク107は、通信部109を介して接続されたストアコントローラ30から供給された商品データファイルを記憶する。ハードディスク107は、例えば、磁気記録装置である。
店員用操作部108は、金額を指定入力するための数字キーと、客Cが買い上げた全ての商品の登録が完了したことを指定入力するための現計キーと、精算伝票を発行する要求(発行要求)をCPU101に通知するための印刷キーとを備える。
また、店員Sが操作する登録装置10で客Cが購入する商品の登録中(前記以外に登録前、又は締め前であっても良い)に、客Cから領収書を所望する旨を申し受けた場合、店員により登録装置10側で客用表示部106の領収書ボタンが押下される。但し、店員用表示部105、及び/又は客用表示部106にタッチパネルを設け、画面をタッチすることで指示を与えるようにしてもよい。
この場合、客Cにより客用表示部106の画面上の領収書ボタンの押下となり、店員用表示部105に領収書ボタンが押された旨が表示されるようにしてもよい。また、店員用表示部105と客用表示部106の双方に領収書ボタンを設けた場合には、どちらか一方が押されたら、片方の領収書ボタンは押せないように制御されるようにしてもよい。
また、店員用操作部108は、特定商品の商品データを入力するために予め設定された商品指定キーを備えてもよい。これにより、特定商品については、商品に付された商品データを読み取らせる操作の代わりに、その商品に対応する商品指定キーを押下する操作によって、その特定商品の商品データを取引データに加えて商品の登録処理を行う。
通信部109は、LAN40(図2を参照)を介して外部の装置と通信するための通信インタフェースである。通信部109は、取引番号及び取引データをストアコントローラ30に送信する。なお、通信手段109は、取引番号及び領収書発行の要否を含む取引データを、ストアコントローラ30に送信してもよい(出力手段)。
ブザー110は、確認音及び警告音を発生させるための音発生部である。ブザー110は、例えば、スキャナ部104がバーコードを正常に読み取った場合、店員用操作部108の各キーが押された場合、又は、誤った操作が行われた場合等に、音を発生させる。
印刷部111は、CPU101が生成したバーコード又は2次元コードを紙媒体に印刷して排出する(出力手段)。
次に、精算装置20について説明する。
精算装置20は、精算伝票に印刷されたバーコード又は2次元コード、あるいははレシートに印刷されたバーコードを読み取り、代金精算又は領収書発行を実行する。
図4は、精算装置20の構成を示すブロック図である。精算装置20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、スキャナ部204と、表示部205と、客用操作部206と、通信部207と、ブザー208と、印刷部209と、釣銭機210と、バス211とを備える。これらは、バス211を介して互いに接続されている。
ROM202は、CPU101に実行させる会計プログラムを記憶する。また、ROM202は、自装置を識別させるための装置番号を記憶する。
スキャナ部204は、客Cによる操作により、精算伝票又はレシートに印刷されたバーコードを光学的に読み取って、読み取ったバーコードが表す取引番号をCPU201に出力する。また、スキャナ部204は、客Cによる操作により、精算伝票に印刷された2次元コードを光学的に読み取り、読み取った2次元コードが表す取引データをCPU201に出力し、CPU201はRAM203に一時記憶させる(読出手段)。
RAM203は、ストアコントローラ30から通信部207を介して供給された商品データファイルを記憶する。また、RAM203には、ROM202から読み出された会計プログラムが展開される。また、RAM203は、会計プログラムが実行されることによって生成された各種変数及びデータ(例えば、釣銭額)を一時記憶する。また、RAM203は、通信部207が受信した取引データを記憶する。また、RAM203は、スキャナ部204が読み取った2次元コードが表す取引データを記憶する。
CPU201は、ROM202に記憶された会計プログラムを読み出してRAM203に展開し、展開した会計プログラムのステップを実行することにより、精算装置20全体を制御する。
CPU201は、スキャナ部204が読み取ったコードに基づいて、読み取った伝票が精算伝票であるか、領収書を発行するためのレシートであるかを判定する。ここで、精算伝票であるか否かは、例えば、コードの内容に基づいて判定される(読出手段)。また、CPU201は、スキャナ部204が読み取ったコードが2次元コードであるか否かを判定する。ここで、2次元コードであるか否かは、例えば、コードの記録方式(形態)が2次元であるか否かに基づいて判定される(読出手段)。
スキャナ部204が読み取ったコードが2次元コードでない場合、すなわち、スキャナ部204が読み取ったコードがバーコードである場合、CPU201は、このバーコードに基づいて代金精算を実行する。具体的には、CPU201は、バーコードを取引番号に逆変換し、逆変換により取得した取引番号を通信部207に出力する。これにより、逆変換により取得した取引番号は、通信部207を介してストアコントローラ30に送信される。また、CPU201は、通信部207がストアコントローラ30から受信した取引データを取得する。
一方、スキャナ部204が読み取ったコードが2次元コードである場合、CPU201は、この2次元コードに基づいて代金精算を実行する。具体的には、CPU201は、2次元コードを取引データに逆変換することにより、2次元コードから取引データを直接取得し、直接取得した取引データに基づいて代金精算を実行する。
CPU201は、代金精算を進める操作を客Cに促すための文字列等を含む情報(以下、「会計メニュー」という)を、表示部205に表示させる。また、CPU201は、取得した取引データに基づいて、代金精算においては、買上商品の商品名、購入数、販売価格及び合計金額を、表示部205に表示させる。また、CPU201は、代金精算においては、釣銭機210に投入された現金の金額(以下、「入金額」という)を釣銭機210から取得し、入金額を表示部205に表示させる。また、CPU201は、代金精算においては、釣銭額を表示させる。
CPU201は、代金精算において、入金額が合計金額以上であれば、代金精算を終了させる。ここで、CPU201は、入金額が合計金額よりも多い場合、釣銭額と等しい額の現金を釣銭機210から排出させた後、代金精算が終了したと判断し、レシートを印刷部209から排出させることで、レシートを発行する。
また、CPU201は、代金精算において、スキャナ部204が読み取ったコードに領収書発行が指示されている場合、レシートを印刷部209から排出させた後、領収書を印刷部209から排出させる。このとき、レシートには、領収書発行済みの印字が施される(領収書発行制御手段)。
また、CPU201は、領収書発行が指示されていない場合には、当該レシートを領収書として使用出来ない旨のメッセージと、バーコードとを、レシートの下段部に印刷させる。このバーコードには、領収書が後日欲しい場合に精算装置20のスキャナ部204で読ませると、領収書を精算装置20で発行することができる情報が記憶されている。また、CPU201は、バーコードが印刷されたレシートを読ませるときに、既に領収書発行に用いられたレシートであるか否かをスキャン画像より解析して判断し、領収書発行に用いられていないレシートである場合には、領収書の発行操作を行なう旨を表示するようにしてもよい。
CPU201は、スキャナ部204で読み込んだ画像を画像解析し、既に領収書発行に用いられたレシートであるか否かを判別する。この判別方法は、CCDカメラ等によりバーコード又は2次元コードを撮像し、画像解析により、バーコード又は2次元コードをデコードして取引番号(領収書要否番号を含んでいても良い)を取得し、既に領収書発行に用いられて記憶されているか否かを判別して領収書を発行させる。
バーコード内の情報は、少なくとも取引データの識別情報、取引日時であり、この情報により、精算装置20、あるいは、商品登録装置10、あるいは、ストアコントローラ(取引データ管理装置又はサーバ装置)30に記憶保持されている取引データ(会計済みデータ)を精算装置20に読み出して領収書を発行させる。
表示部205は、例えば、液晶ディスプレイ装置であり、客Cに対して情報を表示する。ここで、表示部205が表示する情報は、代金精算においては、例えば、買上商品の商品名、購入数、販売価格、入金額、合計金額、釣銭額、及び会計メニューなどである。
客用操作部206は、タッチパネル式の入力装置である。客用操作部206は、表示部205に表示されたGUI(Graphical User Interface)操作ボタンに対する操作に応じて、操作信号をCPU201に出力する。ここで、GUI操作ボタンとして、例えば、CPU201に代金精算を開始させるための会計キーと、釣銭機210に釣銭処理を開始させるための精算キーとが、表示部205に表示される。
通信部207は、LAN40(図2を参照)を介して外部の装置と通信するための通信インタフェースである。通信部207は、ストアコントローラ30(図2を参照)から供給された商品データファイルを、RAM203に記憶させる。
また、通信部207は、スキャナ部204が読み取ったコードが2次元コードでない、すなわち、スキャナ部204が読み取ったコードがバーコードであるとCPU201が判定した場合、このバーコードが表す取引番号をストアコントローラ30(図2を参照)に送信する。また、通信部207は、その返信としてストアコントローラ30から送信された取引データを受信し、受信した取引データをCPU201に出力し、CPU201はRAM203に一時記憶させる。
ブザー208は、確認音及び警告音を発生させるための音発生部である。ブザー208は、例えば、スキャナ部204がバーコードを正常に読み取った場合、客用操作部206の各キーが押された場合、又は、誤った操作が行われた場合等に、音を発生させる。
印刷部209は、代金精算が終了したことをCPU201から通知された場合、RAM203が記憶している取引データに基づいて、レシート及び領収書の少なくとも一方を、媒体(例えば、紙媒体)に印刷して排出する(印字出力手段)。
次に、POSシステム100の商品登録装置10の動作手順を説明する。
図5は、商品登録装置10の動作手順を表すフローチャートである。まず、客は、買上げた商品を店員が操作する商品登録装置10に持って行く。店員は、商品の登録中(登録前、又は締め前であっても良い)に、客から領収書が欲しい旨を申し受けた場合、商品登録装置10側で領収書ボタンが店員により押下される。
CPU101(図3を参照)は、領収書発行が指示されたか否かを判定する(ステップS1)。そして、領収書発行が指示されない場合には(ステップS1のNO)、CPU101は、商品コードが入力されることで商品登録を実行する(ステップS2)。すなわち、CPU101は、RAM103の処理領域に記憶している取引データの項目に、その内容を書き込む。
CPU101は、商品登録中も、領収書発行が指示されたか否かを判定する(ステップS3)。そして、領収書発行が指示されない場合には(ステップS1のNO)、客Cが買い上げた全ての商品について商品登録が終了したか否かを判定する(ステップS5)。CPU101は、例えば、現計キーが押下操作された場合、客Cが買い上げた全ての商品について商品登録が終了したと判定する。そして、商品登録が終了していない場合(ステップS5のNO)、CPU101は、ステップS2に処理を戻す。
一方、商品登録に先だって領収書発行が指示された場合(ステップS1のYES)、あるいは、商品登録中に領収書発行が指示された場合には(ステップS3のYES)、領収書要否フラグを「1」にする(ステップS4)。なお、領収書要否フラグは、領収書発行要で「1」、否で「0」とする(初期値は「0」)。
一方、全ての商品について商品登録が終了した場合(ステップS5のYES)、CPU101は、確定した取引データ、及び領収書要否フラグをRAM103のログファイルに追加記憶させるとともに、確定した取引データ、及び領収書要否フラグと取引番号とを対応付け、ストアコントローラ30に通信部109を介して送信する(ステップS6)。ストアコントローラ30では、取引データ、及び領収書要否フラグをログファイルに書き込んで記憶する。
次に、CPU101は、取引番号をバーコードに変換して、取引番号を表すバーコードなどの1次元コード、又は該当する取引データを変換した2次元コードが印刷された精算伝票を発行する(ステップS7)。より具体的には、CPU101は、ストアコントローラ30との通信状態が良い場合には、取引番号をバーコードに変換して、図6(A)に示すような、取引番号を表すバーコードが印刷された精算伝票を印刷部111に発行させる。そして、CPU101は、当該処理を終了する。なお、CPU101は、ステップS1に処理を戻してもよい。
一方、CPU101は、通信状態が否である、すなわち、通信状態が良好でない場合には、RAM103が記憶している確定した取引データを2次元コードに変換して、図6(B)に示すような、取引データを表す2次元コードが印刷された精算伝票を印刷部111から発行する。そして、CPU101は、当該処理を終了する。なお、CPU101は、ステップS1に処理を戻してもよい。
図6は、商品登録装置10から商品登録時に発行される精算伝票の一例を示す模式図である。図6(A)には、バーコードが印刷された伝票の例が表されている。この伝票には、取引日時と、取引番号と、個数と、領収書の要否と、バーコードとが印刷されている。バーコードは、取引データ及び領収書要否の情報に対応付けられた取引番号を示す。また、図6(B)には、二次元コードが印刷された伝票の例が表されている。この伝票には、取引日時と、取引番号と、個数と、領収書の要否と、二次元コードとが印刷されている。2次元コードには、取引データ及び領収書要否の情報が含まれる。
客C(図1を参照)は、発行された図6(A)又は(B)いずれかの精算伝票を受け取り、その精算伝票に印刷されたバーコード又は二次元コードを精算装置20に読み取らせる。なお、図6(B)に表された1枚の精算伝票には、取引データのデータ量に応じて、複数の二次元コードが印刷される場合がある。
店員用表示部105、及び客用意表示部106には、上記レシートに記載された取引データと同じ情報が表示される(ステップS8)。具体的には、商品登録装置10は、通信部207により、取引識別情報をストアコントローラ30(図2を参照)に送信し、ストアコントローラ30から送信される、取引識別情報に対応する取引データを受け取り、店員用表示部105、及び客用意表示部106に表示する。
また、登録装置10が特定の精算装置20を指定する場合には、代金精算を行う精算装置20を案内する番号、あるいは、精算装置20を識別する情報を精算伝票に印字されるようにしてもよい。
また、精算伝票を発行しない場合には、代金精算を行うべく指定した精算装置20の画面に、客を案内誘導するための番号等の識別情報を表示させ、店員により口頭で精算装置20を案内するようにしてもよい。
図7は、精算装置20の動作手順を表すフローチャートである。まず、客は、指定(案内)された精算装置20の所に行き、精算伝票に従って会計処理を行うか、以前発行されたレシートに従って領収書を発行させるかを、客用操作部206から指示するか、タッチパネル式の表示部205からタッチ操作で指示する。あるいは、客が、精算伝票、もしくはレシートのコード情報を、精算装置20が備えるスキャナ部204で読み取らせることで、精算装置20が読み取ったコード情報から、会計処理であるか、領収書発行であるかを判定するようにしてもよい。
コード情報には、一次元コード(バードコード)であれば、取引データに領収書発行要否の情報が記憶されており、二次元コードであれば、それ自体に領収書発行要否の情報が含まれているので、会計処理であるか、領収書発行であるかを判定することが可能である。なお、精算装置20側に取引データを送信し、精算伝票を発行させない場合には、客が近づいたことを検知すると、会計画面を表示させる方式や、客が画面のボタンをタッチすると会計画面を表示させる等の方式にする。
精算装置20では、CPU201が、会計処理であるか否かを判定し(ステップS20)、会計処理である場合には(ステップS20のYES)、まず、読み取ったコード情報が2次元コードであるか否かを判定する(ステップS21)。スキャナ部204が読み取ったコードが2次元コードである場合(ステップS21のYES)、CPU201は、ステップS24に処理を移行させる。
一方、スキャナ部204が読み取ったコードが2次元コードでない場合には(ステップS21のNO)、CPU201は、スキャナ部204が読み取ったバーコードを取引番号に逆変換し、逆変換により取得した取引番号を、ストアコントローラ30に通信部207を介して送信する(ステップS22)。その後、CPU201は、所定時間内に取引データを受信すると(ステップS23)、表示部205に合計金額を表示させる(ステップS24)。
次に、CPU201は、表示部205に会計方法の選択(例えば、現金、クレジットカード、電子マネー等)を行なう画面を表示し、客に会計方法を選択させる(ステップS25)。そして、CPU201は、選択された会計方法に従って、次の操作画面を表示して代金処理を実行する(ステップS26)。具体的には、CPU201は、取得した取引データに基づいて、買上商品の商品名、購入数、販売価格及び合計金額を、表示部205に表示させる。また、CPU201は、入金額を釣銭機210から取得し、入金額を表示部205に表示させる。また、CPU201は、入金額が合計金額よりも多い場合、釣銭額を表示部205に表示させるとともに、釣銭額と等しい額の現金を釣銭機210から排出させる。
次に、CPU201は、代金精算が終了すると、領収書要否フラグが「1」であるか、すなわち領収書を発行するのか否かを判定する(ステップS27)。そして、領収書要否フラグが「1」である場合、すなわち領収書を発行する場合には(ステップ27のYES)、日時や取引番号、買上げた商品、個数、単価、合計金額、預かり金額などが印刷された紙媒体を印刷部209から排出させることで、図8(A)に示すようなレシートを発行する(ステップS28)。次に、CPU201は、日時や取引番号、買上げた商品、個数、単価、合計金額、などが印刷された紙媒体を印刷部209から排出させることで、図8(B)に示すような領収書を発行する(ステップS29)。そして、CPU201は、取引データに領収書発行済みであることを記憶し(取引データは、ストアコントローラ30に通信部207を介して送信する)、当該処理を終了する(またはステップS20に戻ってもよい)。
図8(A)には、領収書を発行する場合のレシートの例が表されている。該レシートには、担当者名と、取引日時と、取引番号と、商品名と、その商品の購入数と、金額と、合計金額と、預かり金額と、店舗名とが印刷される。この場合、図8(B)に示す領収書を発行しているので、レシートには、図8(A)に示すように、「領収書発行済み」と印字されている。
一方、領収書要否フラグが「0」である場合、すなわち領収書を発行しない場合には(ステップS27のNO)、日時や取引番号、買上げた商品、個数、単価、合計金額、預かり金額などが印刷された紙媒体を印刷部209から排出させることで、図9に示すようなレシートを発行する(ステップS30)。
図9には、領収書を発行しない場合のレシートの例が表されている。該レシートには、図8(A)と同様に、担当者名と、取引日時と、取引番号と、商品名と、その商品の購入数と、金額と、合計金額と、預かり金額と、店舗名とが印刷されるとともに、後日、領収書が欲しい場合に、精算装置20のスキャナ部204で読み込ませると、領収書を精算装置20で発行することができる情報(取引番号)が記憶されているバーコードが印刷されている。
一方、会計処理でなかった場合には(ステップS20のNO)、CPU201は、以前に発行したレシートのバーコードを読み取って領収書を発行する処理であると判定し、表示部205にレシートのバーコードを読み込ませるよう指示を表示させ、バーコードを読み取ったか否かを判定する(ステップS31)。そして、レシートのバーコードを読み取ると(ステップS31のYES)、CPU201は、以前に読取ったレシートのバーコードであるか否かをスキャナにより画像解析を行い(ステップS32)、使用済み(既に領収書発行済み)のレシートであるか否かを判定する(ステップS33)。
ここで、前記画像解析について説明する。レシートは、それ自体で領収書として使用されることがあるため、領収書を発行する場合には、レシートを領収書として使用されることを防ぐため、領収書を発行する場合にはレシートに領収書発行済みであることを示す印字をし、領収書を発行しない場合にはレシートに領収書として使用出来ない旨を印字する。本実施形態では、客が操作する精算装置20で領収書を発行するため、領収書を発行する場合には、レシートには領収書発行済みであることを示す印字を行なうが、レシートを後日発行するためにレシートに後日領収書を発行するためのバーコードが印字されている。
前記バーコードには、領収書の要否情報の他にレシートを一意とするコード情報(取引番号等)が含まれており、このコード情報を画像解析によりデコードし、使用済み(既に領収書発行済み)のレシートであるか否かを判定する。これにより、一度使用したレシートのレシートを一意とするコード情報(取引番号等)が事前に記憶されているので、領収書発行済みであるか否かを判定することができる、なお、レシートには、領収書として使用することはできない旨が事前に印字されているので、レシート自体は領収書としては使用することは出来ない。
そして、コード情報をスキャンの画像解析によりデコードした結果、レシートを一意とするコード情報(取引番号等)が領収書発行済みとして事前に記憶されている場合には(ステップS33のNO)、客と店員に対してエラー表示する(ステップS34)。そして、CPU201は、当該処理を終了する。なお、CPU101は、ステップS20に処理を戻してもよい。
一方、レシートを一意とするコード情報(取引番号等)が領収書発行済みとして事前に記憶されていない場合には(ステップS33のYES)、CPU201は、スキャナ部204が読み取ったバーコードより取得した取引番号を、ストアコントローラ30に通信部207を介して送信する(ステップS32)。その後、CPU201は、所定時間内にストアコントローラ30から取引データを受信すると(ステップS33)、当該レシートに対する取引において領収書を既に発行済みである否かを判定する(ステップS37)。
そして、既に領収書を発行している場合には(ステップS37のYES)、既に領収書を発行している旨のエラー表示とする(ステップS34)。そして、CPU201は、当該処理を終了する(またはステップS20に戻ってもよい)。一方、領収書を発行していない場合には(ステップS37のNO)、日時や取引番号、買上げた商品、個数、単価、合計金額、などが印刷された紙媒体を印刷部209から排出させることで、図8(B)に示すような領収書を発行する(ステップS38)。そして、CPU201は、取引データに領収書発行済みであることを記憶し(取引データは、ストアコントローラ30に通信部207を介して送信する)、当該処理を終了する。なお、CPU101は、ステップS20に処理を戻してもよい。
以上のように、 客が購入する商品を登録する登録装置10と、該登録装置10により登録された商品の取引明細に基づいて精算処理を実行する精算装置20と、を有するPOSシステム100において、POSシステム100は、前記客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す領収書要否情報を設定するCPU101と、前記領収書要否情報を含む情報を出力する印刷部111とを有する登録装置10と、印刷部111で出力された領収書要否情報を読み出す読出手段と、読出手段により読み出された領収書要否情報に基づいて領収書の発行を制御するCPU201と、を有する精算装置20と、を備える。
この構成により、印刷部111は、客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す領収書要否情報を含む情報を出力する。CPU201は、出力された領収書要否情報に基づいて、領収書の発行を制御する。これにより、POSシステムは、店員を介さずに領収書を発行することができる。また、POSシステムは、客満足度を向上させることができる。また、POSシステムは、店員が不意に呼ばれることが無く、また、客は、店員が来るまで待たされるということも無くなる。
また、POSシステムは、客が購入する商品の取引に対する領収書の発行を許可するコード情報を、読出し可能に媒体に出力する印刷部209を備え、精算装置20が、読出手段により読み出された前記領収書要否情報が要である場合、当該代金精算済みの取引の領収書が発行済みである旨を示したレシートと、該代金精算済みの取引に対する領収書とを発行し、読出手段により読み出された前記領収書要否情報が否である場合、印刷部209が、当該代金精算済みの取引に対するレシートに領収書として使用出来ない旨の印字と領収書の発行を許可するコード情報を、読出し可能にレシートに出力する。
また、POSシステムは、読出手段が、印刷部209により出力された前記媒体から、前記領収書の発行を許可するコード情報を読出し、印刷部209が、読出手段により読み出された前記コード情報に基づいて、当該代金精算済みの取引の領収書が発行済みである旨を示したレシートと、該代金精算済みの取引に対する領収書を出力する。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
なお、上記に説明したPOSシステム(セルフ会計装置)を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、実行処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
10,10a…商品登録装置、11…商品登録カウンタ、20,20a…精算装置、21…精算カウンタ、30…ストアコントローラ、40…LAN、100…POSシステム、101,201…CPU、102,202…ROM、103,203…RAM、104…スキャナ部、105…店員用表示部、106…客用表示部、107…ハードディスク、108…店員用操作部、109,207…通信部、110,208…ブザー、111…印刷部、112,211…バス、204…スキャナ部、205…表示部、206…客用操作部、209…印刷部、210…釣銭機

Claims (7)

  1. 客が購入する商品を登録する登録装置と、該登録装置により登録された商品の取引明細に基づいて前記客自らが操作し代金の精算処理を実行する精算装置と、を有するPOSシステムにおいて、
    前記客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す領収書要否情報を設定する設定手段と、
    前記領収書要否情報を含む情報を印刷又は送信する出力手段と、
    を有する登録装置と、
    前記出力手段で印刷又は送信された前記領収書要否情報を読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記領収書要否情報に基づいて領収書の発行を制御するレシート発行制御手段と、
    を有する精算装置と、
    を備えることを特徴とするPOSシステム。
  2. 前記出力手段は、前記領収書要否情報を外部装置へ送信する送信手段であり、
    前記読出手段は、前記領収書要否情報を外部装置から受信する受信手段であることを特徴とする請求項1に記載のPOSシステム。
  3. 前記レシート発行制御手段は、前記読出手段により読み出されたコード情報に基づいて、当該会計済みの取引の領収書が発行済みである旨を示したレシートと、該会計済みの取引に対する領収書とを出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のPOSシステム。
  4. 客が購入する商品を登録する登録装置と、該登録装置により登録された商品の取引明細に基づいて前記客自らが操作し代金の精算処理を実行する精算装置と、を有するPOSシステムにおける登録装置であって、
    前記客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す領収書要否情報を設定する設定手段と、
    前記領収書要否情報を含む情報を印刷又は送信する出力手段と、
    を有することを特徴とする登録装置。
  5. 客が購入する商品を登録する登録装置と、該登録装置により登録された商品の取引明細に基づいて前記客自らが操作し代金の精算処理を実行する精算装置と、を有するPOSシステムにおける精算装置であって、
    前記客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す情報として前記登録装置で設定され、印刷又は送信された領収書要否情報を読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記領収書要否情報に基づいて領収書の発行を制御するレシート発行制御手段と、
    を有することを特徴とする精算装置。
  6. 客が購入する商品を登録する登録装置と、該登録装置により登録された商品の取引明細に基づいて前記客自らが操作し代金の精算処理を実行する精算装置と、を有するPOSシステムにおける登録装置のコンピュータに、
    前記客が購入する商品の領収書を発行するか否かを示す領収書要否情報を設定する手順
    と、
    前記領収書要否情報を含む情報を印刷又は送信する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  7. 客が購入する商品を登録する登録装置と、該登録装置により登録された商品の取引明細に基づいて前記客自らが操作し代金の精算処理を実行する精算装置と、を有するPOSシステムにおける精算装置のコンピュータに、
    前記客が購入する商品の領収書を発行するか否か示す情報として前記登録装置で設定され、印刷又は送信された領収書要否情報を読み出す手順と、
    前記読み出す手順により読み出された前記領収書要否情報に基づいて領収書の発行を制御する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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