JP2022110707A - 監視装置、監視システム及び監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の実施形態が解決しようとする課題は、セルフPOS端末の操作に関わる誤った行動を店員等の担当者が速やかに確認することを可能とする。【解決手段】 一実施形態において、監視装置は、検出手段及び記録手段を備える。検出手段は、決済端末を操作する操作者の行動を撮影して得られた動画データに基づいて、操作者の誤った行動を検出する。記録手段は、検出手段により検出された行動が映っている動画データの範囲を識別可能とするインデックスデータを記録する。【選択図】 図9

Description

本発明の実施形態は、監視装置、監視システム及び監視方法に関する。
セルフPOS端末は、買上商品の登録から決済までの各種の操作を原則として客が行うようにしたフルセルフタイプの決済端末である。
このようなセルフPOS端末では、客が買上商品群に加えた商品が、買上商品として正しく登録されないなどの誤った操作が行われてしまうことがあり得る。
そこで、カメラにより客の行動を撮影することは既に行われており、撮影された画像を店員等が確認することで、どのような操作が行われたのかを確認することが可能である。
しかしながら、客の行動を記録した動画から客の誤った行動を店員が見つけ出すには、長い時間を要する場合があった。
このような事情から、セルフPOS端末の操作に関わる誤った行動を店員等の担当者が速やかに確認できることが望まれていた。
特開2011-65325号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、セルフPOS端末の操作に関わる誤った行動を店員等の担当者が速やかに確認することを可能とする監視装置、監視システム及び監視方法を提供することにある
一実施形態において、監視装置は、検出手段及び記録手段を備える。検出手段は、決済端末を操作する操作者の行動を撮影して得られた動画データに基づいて、操作者の誤った行動を検出する。記録手段は、検出手段により検出された行動が映っている動画データの範囲を識別可能とするインデックスデータを記録する。
セルフPOS端末が導入された店舗のシステム構成図。 セルフPOS端末とカメラとの位置関係を説明するための図。 アテンダント端末のディスプレイに表示される監視画像の一例を示す模式図。 不正行為認識装置の要部回路構成を示すブロック図。 メッセージテーブルの一例を示す模式図。 時系列バッファの一例を示す模式図。 行動認識部としての機能を説明するための流れ図。 操作認識部としての機能を説明するための流れ図。 不正判定部としての機能を説明するための流れ図。 不正判定部としての機能を説明するための流れ図。 不正判定部としての機能を説明するための流れ図。 報知部及び動画再生部としての機能を説明するための流れ図。
以下、一実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、セルフPOS端末11が導入された店舗のシステム構成図である。本システムは、セルフPOSシステム100と、不正行為認識システム200を含む。セルフPOSシステム100は、複数台のセルフPOS端末11と、POSサーバ12と、表示制御装置13と、通信ネットワーク14と、を備える。複数台のセルフPOS端末11と、POSサーバ12と、表示制御装置13とは、通信ネットワーク14に接続する。通信ネットワーク14は、典型的にはLAN(Local Area Network)である。LANは、有線LANであってもよいし、無線LANであってもよい。
セルフPOS端末11は、買上商品の登録から決済までの操作を客が自ら行うようにしたフルセルフ対応の決済端末である。客は、購買者、消費者、顧客等と称される場合もある。店員がセルフPOS端末11の操作者となる場合もある。しかしながらセルフPOS端末11の操作者は主としては客であるため、以下においては操作者が客であるとして説明する。POSサーバ12は、各セルフPOS端末11の動作を一元的に制御するためのサーバ用コンピュータである。表示制御装置13は、各セルフPOS端末11から出力されるデータ信号を基に、セルフPOS端末11毎に監視画像SC(図3を参照)を生成して、アテンダント端末24の表示デバイスに表示させるコントローラである。このようなセルフPOSシステム100は、従来周知のものをそのまま適用することができる。
不正行為認識システム200は、複数のカメラ21と、画像記憶装置22と、不正行為認識装置23と、アテンダント端末24とを含む。複数のカメラ21は、それぞれ複数のセルフPOS端末11と1対1で対応している。
カメラ21は、対応するセルフPOS端末11を操作する操作者を撮影し、撮像データを出力するためのものである。撮像データは、操作者の動作を表す動画データである。従ってカメラ21としては、例えば動画撮影の機能を備えたビデオカメラが用いられる。カメラ21は、撮影デバイスの一例である。
画像記憶装置22は、内蔵する記憶デバイスに、各カメラ21から出力される撮像データを、各カメラ21が対応するセルフPOS端末11のレジ番号に関連付けて記憶する。画像記憶装置22としては、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disc Drive)などの大容量の記憶装置を単独又は組み合わせて用いることができる。
不正行為認識装置23は、行動認識部231、操作認識部232、不正判定部233、報知部234及び動画再生部235としての機能を有する。行動認識部231は、画像記憶装置22により記憶されている撮像データを基に、セルフPOS端末11に対する客の行動を認識する機能である。操作認識部232は、表示制御装置13からアテンダント端末24へと出力される監視画像SCのデータを基に、セルフPOS端末11に対する客の操作を認識する機能である。不正判定部233は、行動認識部231による認識結果と操作認識部232による認識結果とを基に、セルフPOS端末11の操作に関わる誤った客の行動(以下、不正行為と称する)を判定する機能である。報知部234は、不正判定部233により不正行為であると判定された場合に報知する機能である。報知は、例えばアテンダント端末24からアテンダントと称され、各セルフPOS端末11での操作状況を監視する担当者である店員に対して行われる。動画再生部235は、画像記憶装置22により記憶されている撮像データに基づく動画再生をアテンダント端末24にて行わせる機能である。
アテンダント端末24は、表示制御装置13及び不正行為認識装置23に接続する。アテンダント端末24は、アテンダントが使用する情報端末装置である。アテンダント端末24は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のディスプレイを備える。アテンダント端末24は、ディスプレイの画面を複数に区分し、区分毎に異なるアテンダント端末24の監視画像SCを表示する。
不正行為認識装置23は、監視装置の一例である。そして不正行為認識システム200は、監視システムの一例である。
図2は、セルフPOS端末11とカメラ21との位置関係を説明するための図である。始めに、セルフPOS端末11の外観構成について説明する。
セルフPOS端末11は、床面に設置された本体40と、この本体40の脇に設置された袋詰め台50とを備える。本体40は、その上部にタッチパネル41を取り付けている。タッチパネル41は、ディスプレイとタッチセンサとで構成される。ディスプレイは、セルフPOS端末11を操作するオペレータに対して種々の画面を表示するためのデバイスである。タッチセンサは、オペレータによる画面へのタッチ入力を検知するためのデバイスである。セルフPOS端末11においてオペレータは、通常は客である。
本体40は、袋詰め台50が設置された側とは反対側の側面中央部に籠台60を設けている。籠台60は、売場から来た客が買上商品を入れた籠等を置くためのものである。客は、タッチパネル41の画面が見えるように、図2において本体40の手前側に立って作業を行う。このため客から見ると、本体40を挟んで右側に籠台60があり、左側に袋詰め台50がある。以下の説明では、客が立つ側を本体40の正面とし、袋詰め台50が設置されている側を本体40の左側とし、籠台60が設けられている側を本体40の右側とする。
本体40は、その正面に、スキャナの読取窓42、カード挿入口43、レシート発行口44、硬貨投入口45、硬貨払出口46、紙幣投入口47及び紙幣払出口48を形成する。また、本体40の右側面から外部へと通信ケーブル61が延びており、この通信ケーブル61の先端に電子マネー媒体用のリーダ・ライタ62が接続されている。リーダ・ライタ62は、本体40の右側面上部に設けられた置台63に置かれている。
本体40は、その上面に表示ポール64を取り付けている。表示ポール64は、その先端部に例えば青色と赤色とを選択的に発光させる発光部65を備える。表示ポール64は、発光部65の発光色によってセルフPOS端末11の状態、例えば待機中、動作中、呼出中、エラー中等を表示する。
袋詰め台50は、ハウジング51の上部に袋保持具52を取り付けた構造となっている。袋保持具52は、一対の保持アーム53を備えており、この保持アーム53で店舗備え付けのレジ袋又は客が持参した買物袋いわゆるマイバッグ等を保持する。
次に、セルフPOS端末11とカメラ21との位置関係を説明する。
図2に示すように、カメラ21は、セルフPOS端末11の正面に立って、本体40、袋詰め台50及び籠台60等の部品と対峙する客を上方から撮影可能な位置に設置されている。
セルフPOS端末11の正面に立った客は、先ず、向かって右側の籠台60に買上商品を入れた籠等を書き、左側の保持アーム53にレジ袋又はマイバッグ等を保持させる。次いで、客は、タッチパネル41に表示されるガイダンスに従い、タッチパネル41を操作して、セルフPOS端末11の利用開始を宣言する。
その後、客は、籠台60に置かれた籠から買上商品を1点ずつ手に取る。そして、その買上商品にバーコードが付されている場合には、客は、そのバーコードを読取窓42に翳してスキャナで読み取らせることで、商品登録を行う。買上商品にバーコートが付されていない場合には、客は、タッチパネル41を操作してバーコード無し商品のリストから買上商品を選択することで、商品登録を行う。客は、登録を終えた買上商品をレジ袋又はマイバッグ等に入れる。
全ての買上商品を登録し終えた客は、タッチパネル41を操作して決済方法を選択する。例えば現金決済を選択した場合には、客は、紙幣投入口47又は硬貨投入口45に紙幣又は硬貨を投入し、紙幣払出口48又は硬貨払出口46から払い出された釣銭を取り出す。例えば電子マネー決済を選択したならば、客は、リーダ・ライタ62に電子マネー媒体を翳す。例えばクレジットカード決済を選択したならば、客は、カード挿入口43にクレジットカードを挿入する。こうして、決済を終えたならば、客は、レシート発行口44から発行されるレシートを受け取り、保持アーム53から外したレジ袋又はマイバックを持って退店する。
すなわちカメラ21は、セルフPOS端末11の正面で上記の如く行動する客の手の動きを撮影可能な位置に設置されている。
図3は、アテンダント端末24のディスプレイに表示される監視画像SCの一例を示す模式図である。前述したように、アテンダント端末24のディスプレイには、複数のセルフPOS端末11のそれぞれに対する監視画像SCが区分されて表示される。図3は、そのうちの1つのセルフPOS端末11に対する監視画像SCの一例である。他のセルフPOS端末11に対する監視画像SCの構成もこれと同様なので、ここでの説明は省略する。
図3に示すように、監視画像SCは、レジ番号欄71、端末状態欄72、エラー情報欄73、宣言情報欄74、明細欄75及び合計欄76を含む。
レジ番号欄71は、レジ番号を表示するための欄である。レジ番号は、各セルフPOS端末11を個々に識別するために、各セルフPOS端末11に対して重複しないように割り当てられた一連の番号である。レジ番号は、各セルフPOS端末11を識別するための識別情報である。
端末状態欄72は、セルフPOS端末11の動作状態を表示するための欄である。本実施形態では、動作状態として「待機中」、「利用開始」、「登録中」、「決済開始」及び「決済中」のいずれかを端末状態欄72に表示する。
「待機中」は、前の客が決済を終えてから、次の客の利用開始が宣言されるまでの状態である。「待機中」の状態にあるセルフPOS端末11のタッチパネルには、初期画像が表示される。初期画像は、例えば店舗備え付けのレジ袋を使用するか、マイバックを使用するかを客に選択させるためのタッチボタンを含む画像である。
「利用開始」は、セルフPOS端末11の正面に立った客が、決済のための利用開始を宣言した状態である。客は、レジ袋を使用するかマイバックを使用するかの選択操作を初期画像に対して行う。この選択操作が利用開始を宣言となる。この選択操作を受けて、セルフPOS端末11の動作状態は「利用開始」となる。
「登録中」は、客自身による買上商品の登録操作を受け付けている状態である。1点目の買上商品が登録されると、セルフPOS端末11の動作状態は「登録中」となる。以後、決済への移行が宣言されるまで、セルフPOS端末11の動作状態は「登録中」を維持する。
「決済開始」は、買上商品の登録を終えた客が決済への移行を宣言した状態である。「登録中」の状態にあるセルフPOS端末11のタッチパネル41には、[会計]のソフトキーが表示されている。買上商品の登録を終えた客は、[会計]のソフトキーにタッチする。この操作が決済への移行宣言となる。この操作を受けて、セルフPOS端末11の動作状態は「決済開始」となる。
「決済中」は、現金決済、電子マネー決済、クレジットカード決済等の決済処理を実行している状態である。例えば、紙幣投入口47又は硬貨投入口45に紙幣又は硬貨が投入されると、セルフPOS端末11の動作状態は「決済中」となる。そして、決済処理を終えると、セルフPOS端末11の動作状態は「待機中」に戻る。
エラー情報欄73は、セルフPOS端末11で発生したエラー情報を表示するための欄である。エラー情報は、通信エラー、レシート切れエラー等である。
宣言情報欄74は、客の宣言操作内容を表示するための欄である。例えば、客がマイバックを選択した場合、レジ袋が不要であることを示す「袋不要」が表示される。
明細欄75は、セルフPOS端末11で登録された買上商品の明細情報を表示するための欄である。明細情報は、例えば買上商品の商品名、点数、金額等である。合計欄76は、セルフPOS端末11で登録された買上商品の合計情報を表示するための欄である。合計情報は、合計点数、合計金額、投入金額、お釣り等である。
なお、監視画像SCの構成は、これに限定されるものではない。その他の項目が表示される欄が配置されていてもよい。また、図3に表示されているテキストデータの項目もこれに限定されるものではない。その他の項目のテキストデータが表示されていてもよい。
図4は、不正行為認識装置23の要部回路構成を示すブロック図である。不正行為認識装置23は、プロセッサ81、メインメモリ82、補助記憶デバイス83、時計84、画像インターフェース85、通信インターフェース86及びシステムバス87を備える。システムバス87は、アドレスバス、データバス等を含む。不正行為認識装置23は、プロセッサ81と、メインメモリ82、補助記憶デバイス83、時計84、画像インターフェース85及び通信インターフェース86とを、システムバス87で接続することにより、コンピュータを構成する。
プロセッサ81は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ81は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、不正行為認識装置23としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ81は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メインメモリ82は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ82は、不揮発性のメモリ領域及び揮発性のメモリ領域を含む。メインメモリ82は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ82は、揮発性のメモリ領域では、プロセッサ81が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを記憶する。この種のデータは、不揮発性のメモリ領域で記憶される場合もある。メインメモリ82は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ81によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス83は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス83としては、例えばSSD、HDD又はEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)等の周知の記憶デバイスを単独で、あるいは複数組み合わせて用いられる。補助記憶デバイス83は、プロセッサ81が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ81での処理によって生成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス83は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
メインメモリ82又は補助記憶デバイス83が記憶するアプリケーションプログラムは後述する制御プログラムを含む。制御プログラムをメインメモリ82又は補助記憶デバイス83にインストールする方法は特に限定されない。リムーバブルな記録媒体に制御プログラムを記録して、あるいはネットワークを介した通信により制御プログラムを配信して、メインメモリ82又は補助記憶デバイス83にインストールすることができる。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
時計84は、不正行為認識装置23の時刻情報源として機能する。プロセッサ81は、時計84によって計時される時刻情報を基に、現在の日付及び時刻を取得する。
画像インターフェース85は、画像記憶装置22と通信するためのインターフェースである。画像記憶装置22に記憶されている撮像データは、画像インターフェース85を介して不正行為認識装置23へと取り込まれる。
通信インターフェース86は、表示制御装置13及びアテンダント端末24と通信するためのインターフェースである。表示制御装置13から出力される画像データは、通信インターフェース86を介して不正行為認識装置23へと取り込まれる。画像データは、セルフPOS端末11毎に生成される監視画像SCのデータである。アテンダント端末24出力される各種のデータは、通信インターフェース86を介して不正行為認識装置23へと取り込まれる。プロセッサ81によりアテンダント端末24へと与えるべき各種のデータは、通信インターフェース86を介してアテンダント端末24へと出力される。
かかる構成の不正行為認識装置23は、メインメモリ82における揮発性メモリ領域の一部をメッセージテーブル821の領域とする。そして不正行為認識装置23は、この領域に、図5に示すデータ構造のメッセージテーブル821を形成する。
図5は、メッセージテーブル821の一例を示す模式図である。図示するように、メッセージテーブル821は、エラーコードECと関連付けてメッセージのテキストデータを記述したデータテーブルである。エラーコードECと、それに関連付けられたメッセージのテキストデータとについては、後述の説明の中で明らかにする。
また、不正行為認識装置23は、メインメモリ82における揮発性メモリ領域の一部を時系列バッファ822の領域とする。そして不正行為認識装置23は、この領域に、図6に示すデータ構造の時系列バッファ822を、セルフPOS端末11の数だけ形成する。
図6は、時系列バッファ822の一例を示す模式図である。図示するように、時系列バッファ822は、セルフPOS端末11を識別するレジ番号別に、ステータスST又はエラーコードECを時刻TMの早い順に記述するための領域を有したものである。ステータスSTについても、後述の説明の中で明らかにする。
しかして不正行為認識装置23は、セルフPOS端末11に対する客の不正行為を抑止するために、前述した行動認識部231、操作認識部232、不正判定部233及び報知部234としての機能を、プロセッサ81と、該プロセッサ81を制御する制御プログラムとによって実現する。
行動認識部231、操作認識部232、不正判定部233及び報知部234としての機能は、セルフPOS端末11毎に備えられる機能である。そこで以下では、1台のセルフPOS端末11に対する行動認識部231、操作認識部232、不正判定部233及び報知部234としての機能を詳細に説明する。他のセルフPOS端末11に対する行動認識部231、操作認識部232、不正判定部233及び報知部234としての機能も同様なので、ここでの説明は省略する。
図7は、行動認識部231としての機能を説明するための流れ図である。
プロセッサ81は、ACT1として客を認識するのを待ち受けている。カメラ21は、セルフPOS端末11の正面に立つ客を上方から撮影可能な位置に設置されている。そこでプロセッサ81は、カメラ21の映像データから、セルフPOS端末11の正面に人物が立ったことを検出すると、客を認識したと判断する。
客を認識すると、プロセッサ81は、ACT1においてYESと判定し、ACT2へと進む。プロセッサ81は、ACT2としてセルフPOS端末11のレジ番号を取得する。各カメラ21は、各セルフPOS端末11と1対1で対応している。そこでプロセッサ81は、セルフPOS端末11の正面に立つ客を撮影しているカメラ21の識別情報からセルフPOS端末11を特定し、そのセルフPOS端末11のレジ番号を取得する。
プロセッサ81は、ACT3として客の行動認識を開始する。具体的にはプロセッサ81は、カメラ21で撮影されている画像から人物、つまりは客の骨格を推定する。骨格推定は、ディープラーニング等のAI技術を使うことによって、安価なカメラ21でも実現できる。プロセッサ81は、骨格推定によって得られた手の動きから、客の取出し行動、登録行動、袋詰め行動又は退店行動を認識する。
取出し行動は、籠台60に置かれた籠から買上商品を取り出す行動である。例えば、片手又は両手の骨格が本体40の右側に移動し、買上商品を持ち上げるような動きを検出した場合、プロセッサ81は、取出し行動があったと認識する。
登録行動は、籠から取り出した買上商品のデータをセルフPOS端末11に登録する行動である。例えば、取出し行動を行った手の骨格が、本体40の中央で買上商品を読取窓42に翳すような動きを検出した場合、プロセッサ81は、登録行動があったと認識する。あるいは、片手の骨格が、本体40のタッチパネル41を操作するような動きを検出した場合、プロセッサ81は、登録行動があったと認識する。
袋詰め行動は、登録を終えた買上商品を袋詰め台50のレジ袋又はマイバッグ等に入れる行動である。例えば、登録行動を行った手の骨格が本体の左側に移動し、買上商品をレジ袋又はマイバッグ等に入れるような動きを検出した場合、プロセッサ81は、袋詰め行動があったと認識する。
退店行動は、決済を終えた客がセルフPOS端末11から離れる行動である。例えば、決済を終えた客の手の骨格がレジ袋又はマイバッグ等を保持アーム53から外すような動きをしたのち、カメラ21の映像データから客を検知できなくなると、プロセッサ81は、退店行動があったと認識する。
プロセッサ81は、ACT4乃至ACT7として、取出し行動、登録行動、袋詰め行動又は退店行動を認識するのを待ち受ける。この待ち受け状態において、取出し行動を認識すると、プロセッサ81は、ACT4においてYESと判定し、ACT8へと進む。プロセッサ81は、ACT8としてステータスSTを“11”とする。登録行動を認識すると、プロセッサ81は、ACT5においてYESと判定し、ACT9へと進む。プロセッサ81は、ACT9としてステータスSTを“12”とする。袋詰め行動を認識すると、プロセッサ81は、ACT6においてYESと判定し、ACT10へと進む。プロセッサ81は、ACT10としてステータスSTを“13”とする。
プロセッサ81は、ACT8、ACT9又はACT10の処理を終えると、ACT11へと進む。プロセッサ81は、ACT11として時計84で計時されている現在時刻TMを取得する。そしてプロセッサ81は、ACT12として、ACT2の処理で取得したレジ番号が設定された時系列バッファ822に、時刻TMとステータスSTとを関連付けて記述する。その後、プロセッサ81は、ACT4乃至ACT7の待ち受け状態に戻る。
このように、行動認識部231の機能により、セルフPOS端末11に対する取出し行動が認識された場合には、当該セルフPOS端末11のレジ番号が設定された時系列バッファ822に、ステータスSTとして“11”がその時刻TMとともに記述される。同様に、登録行動が認識された場合には、同時系列バッファ822に、ステータスSTとして“12”がその時刻TMとともに記述される。袋詰め行動が認識された場合には、同時系列バッファ822に、ステータスSTとして“13”がその時刻TMとともに時系列バッファ822に記述される。
通常、客は、セルフPOS端末11に対して取出し行動、登録行動、袋詰め行動を順番に繰り返すことで、買上商品のデータをセルフPOS端末11に登録する。したがって、時系列バッファ822には、ステータスSTが“11”、“12”、“13”の順番で時系列に記憶されることとなる。
ACT4乃至ACT7の待ち受け状態において、退店行動を認識した場合には、プロセッサ81は、ACT7においてYESと判定し、ACT13へと進む。プロセッサ81は、ACT13として客の行動認識を終了する。
行動認識を終了したプロセッサ81は、ACT14としてステータスSTを“14”とする。またプロセッサ81は、ACT15として時計84で計時されている現在時刻TMを取得する。そしてプロセッサ81は、ACT16として、ACT2の処理で取得したレジ番号が設定された時系列バッファ822に、時刻TMとステータスSTとを関連付けて記述する。したがって、客が退店したセルフPOS端末11に対応する時系列バッファ822には、ステータスSTとして“14”が時刻TMとともに記憶される。
以上で、プロセッサ81は、行動認識部231としての機能を終了する。その後、再び、カメラ21の映像データから、セルフPOS端末11の正面に人物が立ったことを検出すると、プロセッサ81はACT2乃至ACT16の処理を前述したのと同様に実行する。
図8は、操作認識部232としての機能を説明するための流れ図である。
プロセッサ81は、ACT21としてセルフPOS端末11に対して利用開始が宣言されるのを待ち受けている。利用開始が宣言されると、当該セルフPOS端末11に対応した監視画像SCの端末状態欄72には「利用開始」が表示される。プロセッサ81は、表示制御装置13を介して取得した監視画像SCの端末状態欄72から「利用開始」の文字を認識できるか確認する。「利用開始」の文字を認識できた場合、プロセッサ81は、利用開始が宣言されたと認識する。
利用開始が宣言されたことを認識すると、プロセッサ81は、ACT1においてYESと判定し、ACT2へと進む。プロセッサ81は、ACT2としてセルフPOS端末11のレジ番号を取得する。監視画像SCのレジ番号欄71には、レジ番号が表示されている。プロセッサ81は、表示制御装置13を介して取得した監視画像SCのレジ番号欄71からレジ番号の文字を認識し、その文字をレジ番号として取得する。
プロセッサ81は、ACT23としてステータスSTを“21”とする。またプロセッサ81は、ACT24として時計84で計時されている現在時刻TMを取得する。そしてプロセッサ81は、ACT25として、ACT22の処理で取得したレジ番号が設定された時系列バッファ822に、時刻TMとステータスSTとを関連付けて記述する。
したがって、セルフPOS端末11の正面に立った客が利用開始のための宣言操作を行うと、当該セルフPOS端末11に対応する時系列バッファ822に、先ずステータスSTとして“21”がその時刻TMとともに記憶される。
プロセッサ81は、ACT26としてセルフPOS端末11に対する操作認識を開始する。具体的にはプロセッサ81は、表示制御装置13を介して取得した監視画像SCの文字認識により得られる情報の遷移から、商品登録操作、登録削除操作、決済開始操作又は決済終了操作を認識する。
例えばプロセッサ81は、明細欄75に買上商品の商品名、点数、金額等の明細情報が追加されると、商品登録操作があったと認識する。例えばプロセッサ81は、合計欄76に表示されている合計点数又は合計金額が減少すると、登録削除操作があったと認識する。例えばプロセッサ81は、端末状態欄72の表示が「決済開始」に切り替わった場合、決済開始操作があったと認識する。例えばプロセッサ81は、端末状態欄72の表示が「待機中」に切り替わった場合、決済終了操作があったと認識する。
プロセッサ81は、ACT27乃至ACT30として、商品登録操作、登録削除操作、決済開始操作又は決済終了操作を認識するのを待ち受ける。商品登録操作を認識すると、プロセッサ81は、ACT27においてYESと判定し、ACT31へと進む。プロセッサ81は、ACT31としてステータスSTを“22”とする。登録削除操作を認識すると、プロセッサ81は、ACT28においてYESと判定し、ACT32へと進む。プロセッサ81は、ACT32としてステータスSTを“23”とする。決済開始操作を認識すると、プロセッサ81は、ACT29においてYESと判定し、ACT33へと進む。プロセッサ81は、ACT33としてステータスSTを“24”とする。
プロセッサ81は、ACT31、ACT32又はACT33の処理を終えると、ACT34へと進む。プロセッサ81は、ACT34として時計84で計時されている現在時刻TMを取得する。そしてプロセッサ81は、ACT35として、ACT22の処理で取得したレジ番号が設定された時系列バッファ822に、時刻TMとステータスSTとを関連付けて記述する。その後、プロセッサ81は、ACT27乃至ACT30の待ち受け状態に戻る。
このように、操作認識部232の機能により、セルフPOS端末11に対する商品登録操作が認識された場合には、当該セルフPOS端末11のレジ番号が設定された時系列バッファ822に、ステータスSTとして“22”がその時刻TMとともに記述される。同様に、登録削除操作が認識された場合には、同時系列バッファ822に、ステータスSTとして“23”がその時刻TMとともに記述される。決済開始操作が認識された場合には、同時系列バッファ822に、ステータスSTとして“24”がその時刻TMとともに時系列バッファ822に記述される。
通常、客の登録行動により、セルフPOS端末11に対して商品登録操作又は登録削除操作が行われる。したがって、時系列バッファ822には、登録行動を示すステータスST、すなわち“12”の後に、商品登録操作又は登録削除操作を示すステータス、すなわち“22”又は”23”が記憶される。
また、全買上商品の袋詰め行動を終えた客は、決済開始を宣言する。したがって、時系列バッファ822には、袋詰め行動を示すステータスST、すなわち“13”の後に、決済開始操作を示すステータス、すなわち“24”が記憶される。
ACT27乃至ACT30の待ち受け状態において、決済終了操作を認識した場合には、プロセッサ81は、ACT30においてYESと判定し、ACT36へと進む。プロセッサ81は、ACT36としてセルフPOS端末11に対する操作認識を終了する。
操作認識を終了したプロセッサ81は、ACT37としてステータスSTを“25”とする。またプロセッサ81は、ACT38として時計84で計時されている現在時刻TMを取得する。そしてプロセッサ81は、ACT39として、ACT22の処理で取得したレジ番号が設定された時系列バッファ822に、時刻TMとステータスST=25とを関連付けて記述する。したがって、決済が終了したセルフPOS端末11に対応する時系列バッファ822には、ステータスSTとして“25”が時刻TMとともに記憶される。
以上で、プロセッサ81は、操作認識部232としての機能を終了する。その後、再び、監視画像SCのデータから、セルフPOS端末11の利用開始操作を検出すると、プロセッサ81はACT22乃至ACT29の処理を前述したのと同様に実行する。
図9乃至図11は、不正判定部233としての機能を説明するための流れ図である。
プロセッサ81は、ACT41として行動認識部231により取出し行動が認識されるのを待ち受ける。前述したように、取出し行動が認識されたセルフPOS端末11のレジ番号が設定された時系列バッファ822には、ステータスSTとして“11”が記述される。プロセッサ81は、時系列バッファ822にステータスSTとして“11”が記述されたことを検出すると、ACT41においてYESと判定し、ACT42へと進む。
プロセッサ81は、ACT42として利用開始操作後であるか否かを確認する。セルフPOS端末11に対して利用開始操作が行われると、時系列バッファ822には、ステータスSTとして“21”が記述される。そこでプロセッサ81は、ステータスSTとして“11”が記述された時刻TMからその時刻を遡る方向に時系列バッファ822を検索する。そして、ステータスとして“21”が記述されていることを検出すると、プロセッサ81は、利用開始操作後であると判定する。これに対し、ステータスとして“14”又は“25”を検出するか、時系列バッファ822の検索を終えた場合、プロセッサ81は、利用開始操作後でないと判定する。
利用開始後でない場合、プロセッサ81は、ACT42においてNOと判定し、ACT43へと進む。プロセッサ81は、ACT43としてエラーコードECを“91”とする。またプロセッサ81は、ACT44として時計84で計時されている現在時刻TMを取得する。そしてプロセッサ81は、ACT45として、時系列バッファ822に、時刻TMとエラーコードECとを関連付けて記述する。その後、プロセッサ81は、ACT46へと進む。
一方、利用開始後である場合には、プロセッサ81は、ACT42においてYESと判定する。プロセッサ81は、ACT43乃至ACT45の処理をスキップして、ACT46へと進む。
したがって、利用開始の宣言操作が行われていないセルフPOS端末11において、商品の取出し行動が認識された場合には、そのセルフPOS端末11のレジ番号が設定された時系列バッファ822に、エラーコードECとして“91”が記憶される。
このように、利用開始操作を認識していないにも拘わらず、取出し行動を認識した場合には、時系列バッファ822に、エラーコードECとして“91”が記憶される。すなわち、エラーコードECの“91”は、利用開始の宣言操作を行わずに取出し行動を行った客の行為を不正行為「不正取出し」として識別するコードである。
プロセッサ81は、ACT46として行動認識部231により袋詰め行動が認識されたか否かを確認する。前述したように、袋詰め行動が認識されると、時系列バッファ822にステータスSTとして“12”が記述される。時系列バッファ822にステータスSTとして“12”が記述されていない場合、プロセッサ81は、ACT46においてNOと判定し、ACT47へと進む。
プロセッサ81は、ACT47として行動認識部231により取出し行動が認識されたか否かを確認する。前述したように、取出し行動が認識されると、時系列バッファ822にステータスSTとして“11”が記述される。時系列バッファ822にステータスSTとして“11”が記述されていない場合、プロセッサ81は、ACT47においてNOと判定し、ACT48へと進む。
プロセッサ81は、ACT48として行動認識部231により退店行動が認識されたか否かを確認する。前述したように、退店行動が認識されると、時系列バッファ822にステータスSTとして“14”が記述される。時系列バッファ822にステータスSTとして“14”が記述されていない場合、プロセッサ81は、ACT48においてNOと判定し、ACT46へと戻る。
ここにプロセッサ81は、ACT46乃至ACT48において、1点目の商品の取出し行動を行った客が、その後、袋詰め行動を行うか、別の商品の取出し行動を行うか、退店行動を行うのを待ち受ける。
この待ち受け状態において、時系列バッファ822にステータスSTとして“13”が記述されると、プロセッサ81は、ACT46においてYESと判定し、図10のACT61へと進む。
プロセッサ81は、ACT61として商品登録操作後であるか否かを確認する。前述したように、操作認識部232において商品登録操作が認識されると、時系列バッファ822にステータスSTとして“22”が記述される。したがって、ステータスSTとして“13”が記述された時刻TMよりも1つ前の時刻TMと関連付けてステータスSTとして“22”が記述されている場合には、プロセッサ81は、商品登録操作後であると認識する。プロセッサ81は、ACT61においてNOと判定し、図9のACT46へと戻る。すなわちプロセッサ81は、ACT46乃至ACT48の待ち受け状態に戻る。
これに対し、ステータスSTとして“13”が記述された時刻TMよりも1つ前の時刻TMと関連付けてステータスSTとして“22”が記述されていない場合には、プロセッサ81は商品登録操作後でないと認識する。プロセッサ81は、ACT61においてYESと判定し、ACT62へと進む。
プロセッサ81は、ACT62として登録削除操作後であるか否かを確認する。前述したように、操作認識部232において登録削除操作が認識されると、時系列バッファ822にステータスSTとして“23”が記述される。したがって、ステータスSTとして“13”が記述された時刻TMよりも1つ前の時刻TMと関連付けてステータスSTとして“23”が記述されている場合には、プロセッサ81は、登録削除操作後であると認識する。換言すれば、ステータスSTとして“13”が記述された時刻TMよりも1つ前の時刻TMと関連付けてステータスSTとして“23”が記述されていない場合には、プロセッサ81は、登録削除操作後でないと認識する。
登録削除操作後でない場合、プロセッサ81は、ACT62においてNOと判定し、ACT63へと進む。プロセッサ81は、ACT63としてエラーコードECを“92”とする。またプロセッサ81は、ACT64として時計84で計時されている現在時刻TMを取得する。そしてプロセッサ81は、ACT65として、ステータスSTとして“13”が記述された時系列バッファ822に、時刻TMとエラーコードECとを関連付けて記述する。その後、プロセッサ81は、図9のACT46へと戻る。すなわちプロセッサ81は、ACT46乃至ACT48の待ち受け状態に戻る。
このように、商品登録操作又は登録削除操作を認識していないにも拘わらず、袋詰め行動を認識した場合には、時系列バッファ822に、エラーコードECとして“92”が記憶される。すなわち、エラーコードECの“92”は、商品登録操作をしていない商品の袋詰め行動を行った客の行為を不正行為「偽登録」として識別するコードである。
一方、登録削除操作後である場合には、プロセッサ81は、ACT62においてYESと判定し、ACT66へと進む。プロセッサ81は、ACT66としてエラーコードECを“93”とする。またプロセッサ81は、ACT67として時計84で計時されている現在時刻TMを取得する。そしてプロセッサ81は、ACT68として、ステータスSTとして“13”が記述された時系列バッファ822に、時刻TMとエラーコードECとを関連付けて記述する。その後、プロセッサ81は、図9のACT46へと戻る。すなわちプロセッサ81は、ACT46乃至ACT48の待ち受け状態に戻る。
このように、登録削除操作を認識した後に袋詰め行動を認識した場合には、時系列バッファ822に、エラーコードECとして“93”が記憶される。すなわち、エラーコードECの“93”は、登録削除操作をした商品の袋詰め行動を行った客の行為を不正行為「偽取消」として識別するコードである。
図9の説明に戻る。
ACT46乃至ACT48の待ち受け状態において、時系列バッファ822にステータスSTとして“11”が記述されて取出し行動が認識された場合には、プロセッサ81は、図11のACT71へと進む。プロセッサ81は、ACT71として決済開始操作後であるか否かを確認する。前述したように、操作認識部232において決済開始操作が認識されると、時系列バッファ822にステータスSTとして“24”が記述される。したがって、ステータスSTとして“11”が記述された時刻TMよりも1つ前の時刻TMと関連付けてステータスSTとして“24”が記述されている場合には、プロセッサ81は、決済開始操作後であると認識する。換言すれば、ステータスSTとして“11”が記述された時刻TMよりも1つ前の時刻TMと関連付けてステータスSTとして“24”が記述されていない場合には、プロセッサ81は、決済開始操作後でないと認識する。
決済開始操作後でない場合、プロセッサ81は、ACT71においてNOと判定し、ACT72へと進む。プロセッサ81は、ACT72として決済終了操作後であるか否かを確認する。前述したように、操作認識部232において決済終了操作が認識されると、時系列バッファ822にステータスSTとして“25”が記述される。したがって、ステータスSTとして“11”が記述された時刻TMよりも1つ前の時刻TMと関連付けてステータスSTとして“25”が記述されている場合には、プロセッサ81は、決済終了操作後であると認識する。換言すれば、ステータスSTとして“11”が記述された時刻TMよりも1つ前の時刻TMと関連付けてステータスSTとして“25”が記述されていない場合には、プロセッサ81は、決済終了操作後でないと認識する。
決済終了操作後でない場合、プロセッサ81は、ACT72においてNOと判定し、図9のACT46へと戻る。すなわちプロセッサ81は、ACT46乃至ACT48の待ち受け状態に戻る。
一方、決済開始後若しくは決済終了後の場合には、プロセッサ81は、ACT71又はACT72においてYESと判定し、ACT73へと進む。プロセッサ81は、ACT73としてエラーコードECを“94”とする。またプロセッサ81は、ACT74として時計84で計時されている現在時刻TMを取得する。そしてプロセッサ81は、ACT75として、ステータスSTとして“11”が記述された時系列バッファ822に、時刻TMとエラーコードECとを関連付けて記述する。その後、プロセッサ81は、図9のACT46へと戻る。すなわちプロセッサ81は、ACT46乃至ACT48の待ち受け状態に戻る。
このように、決済開始操作又は決済終了操作を認識した後であるにも拘わらず、商品取出し行動を認識した場合には、時系列バッファ822に、エラーコードECとして“94”が記憶される。すなわち、エラーコードECの“94”は、決済開始操作又は決済終了操作の後に未登録の商品を籠から取り出す客の行為を不正行為「登録漏れ」として識別するコードである。
図9の説明に戻る。
ACT46乃至ACT48の待ち受け状態において、時系列バッファ822にステータスSTとして“14”が記述されて退店行動が認識された場合には、プロセッサ81は、ACT48においてYESと判定し、ACT49へと進む。プロセッサ81は、ACT49として決済終了操作後であるか否かを確認する。前述したように、操作認識部232において決済終了操作が認識されると、時系列バッファ822にステータスSTとして“25”が記述される。したがって、ステータスSTとして“14”が記述された時刻TMよりも1つ前の時刻TMと関連付けてステータスSTとして“25”が記述されている場合には、プロセッサ81は、決済終了操作後であると認識する。換言すれば、ステータスSTとして“14”が記述された時刻TMよりも1つ前の時刻TMと関連付けてステータスSTとして“25”が記述されていない場合には、プロセッサ81は、決済終了操作後でないと認識する。
決済終了操作後である場合、プロセッサ81は、ACT49においてYESと判定する。プロセッサ81は、不正判定部233としての機能を終了する。
これに対し、決済終了操作後でない場合には、プロセッサ81は、ACT49においてNOと判定し、ACT50へと進む。プロセッサ81は、ACT50としてエラーコードECを“95”とする。またプロセッサ81は、ACT51として時計84で計時されている現在時刻TMを取得する。そしてプロセッサ81は、ACT52として、ステータスSTとして“14”が記述された時系列バッファ822に、時刻TMとエラーコードECとを関連付けて記述する。
このように、決済終了操作を認識していないにも拘わらず、退店行動を認識した場合には、時系列バッファ822に、エラーコードECとして“95”が記憶される。すなわち、エラーコードECの“95”は、決済終了操作の前に退店行動を行った客の行為を不正行為「未決済」として識別するコードである。
以上で、プロセッサ81は、不正判定部233としての機能を終了する。その後、再び、取出し行動が認識されると、プロセッサ81は、ACT42乃至ACT52、ACT61乃至ACT68及びACT71乃至ACT75の処理を前述したのと同様に実行する。
このようにプロセッサ81が情報処理を実行することで実現される行動認識部231及び不正判定部233により、操作者である客の誤った行動としての不正行為を動画データである撮像データに基づいて検出する。つまり情報処理をプロセッサ81が実行することによって、プロセッサ81を中枢部分とするコンピュータは検出手段として機能する。
図12は、報知部234及び動画再生部235としての機能を説明するための流れ図である。
プロセッサ81は、ACT81として時系列バッファ822にエラーコードECが記述されるのを待ち受ける。時系列バッファ822にエラーコードECが記述されると、プロセッサ81は、ACT81においてYESと判定し、ACT82へと進む。プロセッサ81は、ACT82としてそのエラーコードECが“91”であるか否かを確認する。
エラーコードECが“91”である場合、プロセッサ81は、ACT82においてYESと判定し、ACT83へと進む。プロセッサ81は、ACT83として不正行為「不正取出し」の報知を行う。すなわちプロセッサ81は、メッセージテーブル821を検索して、エラーコードECが“91”のメッセージデータを取得する。またプロセッサ81は、エラーコードECとして“91”が記述された時系列バッファ822のレジ番号を取得する。そしてプロセッサ81は、メッセージデータとレジ番号とを付加した報知コマンドを通信インターフェース86から表示制御装置13へと出力する。
表示制御装置13は、報知コマンドに含まれるレジ番号で識別される監視画像SCに、メッセージデータのテキストを表示させる。その結果、監視画像SCには、例えば「レジNo.Xのレジで不正取出しが行われました」という不正行為を報知するテキストが表示される。ただし表示制御装置13は、当該テキスト中の“X”を、報知コマンドに含まれるレジ番号に置換する。したがってアテンダントは、表示されたテキストに示されるレジ番号が設定されたセルフPOS端末11を利用している客に対し、不正行為「不正取出し」があったことを注意喚起できる。
エラーコードECが“91”でない場合、プロセッサ81は、ACT82においてNOと判定し、ACT84へと進む。プロセッサ81は、ACT84としてそのエラーコードECが“92”であるか否かを確認する。
エラーコードECが“92”である場合、プロセッサ81は、ACT84においてYESと判定し、ACT85へと進む。プロセッサ81は、ACT85として不正行為「偽登録」の報知を行う。すなわちプロセッサ81は、メッセージテーブル821を検索して、エラーコードECが“92”のメッセージデータを取得する。またプロセッサ81は、エラーコードECとして“92”が記述された時系列バッファ822のレジ番号を取得する。そしてプロセッサ81は、メッセージデータとレジ番号とを付加した報知コマンドを通信インターフェース86から表示制御装置13へと出力する。
表示制御装置13は、報知コマンドに含まれるレジ番号で識別される監視画像SCに、メッセージデータのテキストを表示させる。その結果、監視画像SCには、例えば「レジNo.Xのレジで偽登録が行われました」という不正行為を報知するテキストが表示される。ただし表示制御装置13は、当該テキスト中の“X”を、報知コマンドに含まれるレジ番号に置換する。したがってアテンダントは、表示されたテキストに示されるレジ番号が設定されたセルフPOS端末11を利用している客に対し、不正行為「偽登録」があったことを注意喚起できる。
エラーコードECが“92”でない場合、プロセッサ81は、ACT84においてNOと判定し、ACT86へと進む。プロセッサ81は、ACT86としてそのエラーコードECが“93”であるか否かを確認する。
エラーコードECが“93”である場合、プロセッサ81は、ACT86においてYESと判定し、ACT87へと進む。プロセッサ81は、ACT87として不正行為「偽取消」の報知を行う。すなわちプロセッサ81は、メッセージテーブル821を検索して、エラーコードECが“93”のメッセージデータを取得する。またプロセッサ81は、エラーコードECとして“93”が記述された時系列バッファ822のレジ番号を取得する。そしてプロセッサ81は、メッセージデータとレジ番号とを付加した報知コマンドを通信インターフェース86から表示制御装置13へと出力する。
表示制御装置13は、報知コマンドに含まれるレジ番号で識別される監視画像SCに、メッセージデータのテキストを表示させる。その結果、監視画像SCには、例えば「レジNo.Xのレジで偽取消が行われました」という不正行為を報知するテキストが表示される。ただし表示制御装置13は、当該テキスト中の“X”を、報知コマンドに含まれるレジ番号に置換する。したがってアテンダントは、表示されたテキストに示されるレジ番号が設定されたセルフPOS端末11を利用している客に対し、不正行為「偽取消」があったことを注意喚起できる。
エラーコードECが“93”でない場合、プロセッサ81は、ACT86においてNOと判定し、ACT88へと進む。プロセッサ81は、ACT88としてそのエラーコードECが“94”であるか否かを確認する。
エラーコードECが“94”である場合、プロセッサ81は、ACT88においてYESと判定し、ACT89へと進む。プロセッサ81は、ACT89として不正行為「登録漏れ」の報知を行う。すなわちプロセッサ81は、メッセージテーブル821を検索して、エラーコードECが“94”のメッセージデータを取得する。またプロセッサ81は、エラーコードECとして“94”が記述された時系列バッファ822のレジ番号を取得する。そしてプロセッサ81は、メッセージデータとレジ番号とを付加した報知コマンドを通信インターフェース86から表示制御装置13へと出力する。
表示制御装置13は、報知コマンドに含まれるレジ番号で識別される監視画像SCに、メッセージデータのテキストを表示させる。その結果、監視画像SCには、例えば「レジNo.Xのレジで登録漏れがありました」という不正行為を報知するテキストが表示される。ただし表示制御装置13は、当該テキスト中の“X”を、報知コマンドに含まれるレジ番号に置換する。したがってアテンダントは、表示されたテキストに示されるレジ番号が設定されたセルフPOS端末11を利用している客に対し、不正行為「登録漏れ」があったことを注意喚起できる。
エラーコードECが“94”でない場合、プロセッサ81は、ACT88においてNOと判定し、ACT90へと進む。プロセッサ81は、ACT90としてそのエラーコードECが“95”であるか否かを確認する。
エラーコードECが“95”である場合、プロセッサ81は、ACT90においてYESと判定し、ACT91へと進む。プロセッサ81は、ACT91として不正行為「未決済」の報知を行う。すなわちプロセッサ81は、メッセージテーブル821を検索して、エラーコードECが“95”のメッセージデータを取得する。またプロセッサ81は、エラーコードECとして“95”が記述された時系列バッファ822のレジ番号を取得する。そしてプロセッサ81は、メッセージデータとレジ番号とを付加した報知コマンドを通信インターフェース86から表示制御装置13へと出力する。
表示制御装置13は、報知コマンドに含まれるレジ番号で識別される監視画像SCに、メッセージデータのテキストを表示させる。その結果、監視画像SCには、例えば「レジNo.Xのレジは未決済です」という不正行為を報知するテキストが表示される。ただし表示制御装置13は、当該テキスト中の“X”を、報知コマンドに含まれるレジ番号に置換する。したがってアテンダントは、表示されたテキストに示されるレジ番号が設定されたセルフPOS端末11を利用していた客に対し、不正行為「未決済」であることを注意喚起できる。
プロセッサ81は、ACT83、ACT85、ACT87、ACT89及びACT91のいずれかを終えると、ACT92及びACT93の待受状態へと進む。プロセッサ81は、ACT92及びACT93としては、報知の解除又は動画の再生が指示されるのを待ち受ける。
アテンダントは、プロセッサ81によりACT83、ACT85、ACT87、ACT89及びACT91にて上記のように実行された報知に関して、報知の対象となった客の実際の行為を確認したいならば、例えばアテンダント端末24での予め定められた操作により動画の再生を指示する。例えば表示制御装置13は、監視画像SCに各種のエラー報知のためのメッセージデータのテキストを表示させる際には、動画の再生を指示するための、例えばソフトキーなどのユーザインタフェースを監視画像SCに表示させる。そしてアテンダントは、例えば上記のユーザインタフェースの操作により動画の再生を指示する。アテンダント端末24は、該当の操作がなされたならば、動画の再生を不正行為認識装置23に要求する。
このようにしてアテンダント端末24からの動画の再生要求を受けると、不正行為認識装置23にてプロセッサ81は、ACT93においてYESと判定してACT94へと進む。プロセッサ81は、ACT94として動画の再生をアテンダント端末24に対して指示する。プロセッサ81は例えば、ACT81においてYESと判定した際にエラーコードECが記述された時系列バッファ822のレジ番号を取得する。そしてプロセッサ81は、当該の取得したレジ番号に関連付けて画像記憶装置22に記憶されている撮像データのうちの一部の再生範囲の撮像データを画像記憶装置22から読み出す。プロセッサ81は例えば、ACT81においてYESと判定した際に記述されたエラーコードECに関連付けて時系列バッファ822に記述された時刻TMに基づいて再生範囲を決定する。そしてプロセッサ81は、読み出した撮像データを、通信インターフェース86を介してアテンダント端末24に送る。以上で、報知部234及び動画再生部235としての機能を終了する。
再生範囲は例えば、時刻TMから予め定められた再生時間を遡った時刻から時刻TMまでの時間範囲とする。再生時間は、不正行為認識装置23の設計者又は管理者などによって任意に定められてよい。ただし再生時間は、各種の不正行為が撮影されている期間を含むように定められるべきである。
なお再生時間は、エラーコードECに応じて個別に定められてもよい。例えば、エラーコードECとして“92”が記述された場合には、少なくとも袋詰め行動が映った動画を再生できればよい。これに対して、エラーコードECとして“94”が記述された場合には、決済開始操作から商品取出し行動までが映った動画を再生する必要があるのだとするならば、この場合に関する再生時間の最適値は、エラーコードECとして“92”が記述された場合に関する再生時間の最適値よりも大きくなる。従って、各エラーの再生時間の最適値を考慮した個別の再生時間を定めておくことが効果的である。
このようにして不正行為認識装置23から送られた撮像データを受けるとアテンダント端末24は、この撮像データが表す動画をディスプレイで再生する。その結果、直前にテキストにより報知された不正行為に関する客の行動をアテンダントに確認させることができる。
以上のように、不正行為認識装置23の動画再生部235としての機能と、アテンダント端末24との協働によって、インデックスとしての時刻TMで識別される範囲の撮像データに基づく動画を再生する。かくして情報処理をプロセッサ81が実行することによって、プロセッサ81を中枢部分とするコンピュータは、アテンダント端末24との協働によって第1の再生手段としての機能を実現する。
エラーコードECに関連付けて時系列バッファ822に記述された時刻TMは、不正行為が映っている撮像データの領域を識別可能とするインデックスデータに相当する。そしてプロセッサ81が前述の様にエラーコードECに関連付けて時系列バッファ822に時刻TMを記述することによって、インデックスデータの記録が行われている。つまり情報処理をプロセッサ81が実行することによって、プロセッサ81を中枢部分とするコンピュータは記録手段として機能する。
さて、例えばACT83又はACT91における報知に関しては、速やかに客への声がけをアテンダントが行うことが有効である場合がある。そしてこのような場合にアテンダントは、例えばアテンダント端末24での予め定められた操作により報知の解除を指示する。例えば表示制御装置13は、監視画像SCに各種のエラー報知のためのメッセージデータのテキストを表示させる際には、報知の解除を指示するための、例えばソフトキーなどのユーザインタフェースを監視画像SCに表示させる。そしてアテンダントは、上記のユーザインタフェースの操作により報知の解除を指示する。アテンダント端末24は、該当の操作がなされたならば、報知の解除を不正行為認識装置23に要求する。
このようにしてアテンダント端末24からの報知の解除要求を受けると、不正行為認識装置23にてプロセッサ81は、ACT92においてYESと判定し、報知部234及び動画再生部235としての機能を終了する。
以上詳述したように、不正行為認識装置23は、行動認識部231及び不正判定部233として、カメラ21の撮像データに基づき、セルフPOS端末11に対する客のアテンダント端末24不正行為を検出する機能を有している。また不正行為認識装置23は、不正判定部233として、不正行為として検出された行動が映っている撮像データの範囲を識別可能とするインデックスデータとしての時刻TMを記録する機能を有している。このため不正行為認識装置23によれば、時刻TMに基づいて、不正行為として検出された行動が映っている撮像データの範囲が容易に識別可能となり、当該の範囲の撮影データを確認することで、セルフPOS端末11の操作に関わる誤った行動をアテンダントが速やかに確認することが可能となる。
不正行為認識システム200は、画像記憶装置22に備えられた記憶デバイスに撮像データを記憶しておく。また不正行為認識システム200は、アテンダント端末24での再生指示に応じて動画再生部235が、上記の記憶された撮像データのうちの、記録されている時刻TMに基づいて識別される範囲の撮像データに基づく動画をアテンダント端末24で表示させる。このため不正行為認識システム200によれば、セルフPOS端末11の操作に関わる誤った行動をアテンダントに速やかに確認させることが可能となる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
プロセッサ81は、図12中のACT83、ACT85、ACT87、ACT89及びACT91の少なくとも1つから、ACT94へと進んでもよい。つまりプロセッサ81は、再生指示を受けることなく、不正行為が検出されたことに応じて、その不正行為が映った動画を再生させてもよい。この場合にプロセッサ81を中枢とするコンピュータは、第2の再生手段として機能する。
インデックスデータは、不正行為が映った動画範囲の開始タイミングを表すデータであってもよい。あるいはインデックスデータは、不正行為が映った動画範囲の開始タイミング及び終了タイミングをそれぞれ表すデータであってもよい。この他、インデックスデータは、不正行為が映った動画範囲を識別可能であれば、どのようなデータであっても構わない。
カメラ21は、不正行為認識システム200に含まれなくてもよい。つまり、セルフPOS端末11又は店舗の天井などに防犯目的などで備えられた監視カメラなどをカメラ21の代わりに活用することもできる。
画像記憶装置22は、不正行為認識システム200に含まれなくてもよい。また撮像データは、補助記憶デバイス83又はこれとは別に不正行為認識装置23に備えた記憶デバイスに記憶されてもよい。
前記実施形態では、1台のセルフPOS端末11に対して1台のカメラ21を配置する場合を例示した。カメラ21は、必ずしもセルフPOS端末11毎に配置しなくてもよい。例えば隣接する2台のセルフPOS端末11を操作する客を1台のカメラ21で撮影できるのであれば、カメラ21の台数を減らしてもよい。ただしその場合には、図7のACT2において、映像に写し出されている人物の位置に最も近いセルフPOS端末11のレジ番号を取得することになる。
前記実施形態では、報知部234はアテンダント端末24を介してアテンダントに報知する場合を例示した。報知先はアテンダント端末24に限定されるものではない。例えば、不正行為のあったセルフPOS端末11を報知先としてもよい。その場合、例えば発光部65が所定の色で発光することで、店員に不正行為が行われていることを知らしめる。あるいは、タッチパネル41に警告メッセージを表示させて、客に不正行為を検知したことを知らしめる。また、店員が携帯する通信端末との無線通信により、表示または音声で不正行為の警告を発するようにしてもよい。
前記実施形態において、アテンダント端末24が表示制御装置13としての機能を内包していてもよい。この場合、操作認識部232は、アテンダント端末24から監視画像SCのデータを取得し、セルフPOS端末11に対する客の操作を認識する。あるいは、操作認識部232は、各セルフPOS端末11から出力されるデータ信号を、例えばルータを介して通信ネットワーク14から取り込み、そのデータ信号を基にセルフPOS端末11に対する客の操作を認識してもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…セルフPOS端末、12…POSサーバ、13…表示制御装置、14…通信ネットワーク、21…カメラ、22…画像記憶装置、23…不正行為認識装置、24…アテンダント端末、40…本体、41…タッチパネル、42…読取窓、50…袋詰め台、81…プロセッサ、82…メインメモリ、83…補助記憶デバイス、84…時計、85…画像インターフェース、86…通信インターフェース、87…システムバス、100…セルフPOSシステム、200…不正行為認識システム、231…行動認識部、232…操作認識部、233…不正判定部、234…報知部、235…動画再生部。

Claims (5)

  1. 決済端末を操作する操作者の行動を撮影して得られた動画データに基づいて、前記操作者の誤った行動を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された行動が映っている前記動画データの範囲を識別可能とするインデックスデータを記録する記録手段と、
    を具備する監視装置。
  2. 決済端末を操作する操作者の行動を撮影する撮影デバイスと、
    前記撮影デバイスにより得られた動画データを記憶する記憶デバイスと、
    前記動画データに基づいて、前記操作者の誤った行動を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された行動が前記動画データのどの範囲に映っているかを識別可能とするインデックスデータを記録する記録手段と、
    を具備する監視システム。
  3. 前記記憶デバイスにより記憶された前記動画データのうちで前記記録手段により記録された前記インデックスデータで識別される範囲の動画データに基づく動画を再生する第1の再生手段、
    をさらに具備する請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記検出手段により誤った行動が検出されたことに応じて、前記記憶デバイスにより記憶された前記動画データのうちで当該検出のために参照した範囲の動画データに基づく動画を再生する第2の再生手段、
    をさらに備える請求項2又は請求項3に記載の監視システム。
  5. 決済端末を操作する操作者の行動を撮影して得られた動画データに基づいて、前記操作者の誤った行動を検出し、
    検出された行動が映っている前記動画データの範囲を識別可能とするインデックスデータを記録する、
    監視方法。
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