JPH029409Y2 - - Google Patents

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JPH029409Y2
JPH029409Y2 JP13379581U JP13379581U JPH029409Y2 JP H029409 Y2 JPH029409 Y2 JP H029409Y2 JP 13379581 U JP13379581 U JP 13379581U JP 13379581 U JP13379581 U JP 13379581U JP H029409 Y2 JPH029409 Y2 JP H029409Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、次の目次にしたがつて詳細に説明
される。
考案の背景 [考案の技術分野] [従来技術の説明] 考案の概要 [考案の目的] [考案の構成、作用および効果] 実施例の説明 [取引処理装置の外観](第1図) [取引処理装置およびセンタの電気的構成] (第2図) [内部パネルの構成](第3図) [内部保留媒体の記憶](第4図) [通常の取引処理](第5a図,第5b図) [障害処理](第5c図) [その他] 考案の背景 [考案の技術分野] この考案は、カードや通帳を用いて預金するま
たは現金を引出す自動預金支払機で代表される取
引処理装置における障害処理装置に関する。
[従来技術の説明] 取引処理装置では、通帳、カード、現金などを
取扱うから、これらの印字、読取り、搬送過程な
どで種々の障害が発生しうる。そこで取引処理装
置には通常、考えられうる障害を検知する装置が
設けられている。障害発生に対しては、次の3点
が特に要請されている。
1 障害原因のすみやかな除去 2 中断された処理中の取引の適切な後処理およ
び利用者への対応 3 運用状態への短時間の復旧 取引処理装置内には、利用者が投入したカー
ド、通帳、預金のための現金(入金現金)や、利
用者に放出する現金(出金現金)、明細票などが
搬送途上の状態でまたはその他の処理過程の状態
で保留されているので、障害が発生したときに
は、これらを回収または放出させて正しく処理し
なければならない。装置内に保留されているカー
ド、通帳、入金現金、出金現金、明細票など(こ
れらを内部保留媒体という)を、障害発生時にお
ける取扱いの観点から2つに分類することができ
る。一方は、取引処理装置内にその回収箱を含む
回収機構が備えられていることにより回収可能な
もので、カード、出金現金および明細票がこれに
該当する。他方は通帳および入金現金であり(こ
れらを前面放出媒体という)、これらについては
回収機構が設けられていないから、障害発生時に
は、装置前面の利用者が操作する操作面にある挿
入口に返却させなければならない。
取引処理装置には、たとえばその内部パネルに
リセツト・スイツチが設けられている。リセツ
ト・スイツチは取引処理装置を無条件に初期状態
に戻すためのもので、障害処理においては必ずこ
のリセツト・スイツチが係員によつて押される。
このリセツト・スイツチにはまた、内部保留媒体
を自動的に回収する動作を開始させる機能が付与
されている。したがつて、障害発生時に装置内に
保留されている媒体が回収可能なもののみであれ
ば、係員はリセツト・スイツチを押すのみで装置
の初期化と媒体の回収を行なうことができる。
しかしながら、上述のように内部保留媒体には
回収不可能な前面放出媒体もあり、この前面放出
媒体が装置内に保留されていたときにはこの媒体
を放出しなければ装置は初期化されない。そこで
係員は、前面放出媒体を放出させる操作も行なう
必要がある。これは通常は、係員キーを操作する
ことにより達成される。
従来の障害処理装置では、障害原因を示すメン
テナンス・コードが内部パネルに表示されるか、
または明細票に印字されるだけであつた。したが
つて、障害が発生した場合、係員はまず取引説明
書等をみてメンテナンス・コードを解読して障害
原因を理解し、次に取引種類、取引処理段階から
現在どのような媒体が取引処理装置内に保留され
ているかを考察した上で、リセツト・スイツチの
操作のみで対処しうるか、係員キーを操作しなけ
ればならないかを判断しなければならなかつた。
このため、係員の負担が重くかつ障害回復時間が
長くかかるという欠点があつた。
考案の概要 [考案の目的] この考案は、取引処理装置に障害が発生した場
合に、内部保留媒体の処理に関し、係員による判
断の負担を軽減し、かつ障害復旧時間の短縮化を
図ることのできる障害処理装置を提供することを
目的とする。
[考案の構成、作用および効果〕 この考案による障害処理装置は、回収機構が設
けられていることにより回収可能な媒体と、回収
不可能な障害時前面放出媒体とが用いられる取引
処理装置に適用される。
この障害処理装置は、媒体の取引処理装置内へ
の受入れまたは媒体の取引処理装置外への放出の
準備に応答して、それらの媒体が取引処理装置内
に保留されている内部保留媒体であることを媒体
の種類ごとに記憶する記憶装置、取引処理装置の
前面に設けられ、内部保留媒体のうちの障害時前
面放出媒体を取引処理装置の前面に放出させるた
めの指令入力用の係員キー、取引処理装置を初期
状態に戻すリセツト動作開始指令入力用のリセツ
ト・スイツチ、障害発生検出に応答して、記憶装
置の記憶に基づいて内部保留媒体中に障害時前面
放出媒体が含まれているかどうかを判定する手
段、この判定の結果に応じて、内部保留媒体中に
障害時前面放出媒体が含まれていることを表示す
る表示装置、この表示装置の表示に基づいて係員
キーが操作されることにより係員キーから指令が
入力したときにこれに応答して、上記所定の内部
保留媒体の放出動作を開始させるとともに、放出
された媒体について内部保留媒体であることの記
憶を記憶装置から消去する第1の制御手段、なら
びに上記リセツト・スイツチからの指令入力に応
答して、リセツト動作時に、障害時前面放出媒体
以外の存在する内部保留媒体の回収のために回収
機構の動作を開始させるとともに回収された媒体
について内部保留媒体であることの記憶を記憶装
置から消去する第2の制御手段を備えていること
を特徴とする。
障害が発生したときに、障害時前面放出媒体が
取引処理装置内部に保留されている場合にはその
ことが上記表示装置に表示されるので、係員はま
ず係員キーを操作して前面放出媒体を取引処理装
置の前面に放出させなければならないことを即座
に知ることができ、この操作を即座に実行でき
る。逆に、前面放出媒体が取引処理装置内部に保
留されていない場合には、係員は表示装置の表示
をみてリセツト・スイツチのみを操作すればよい
ことを知り、即座にリセツト・スイツチの操作に
移るので、係員キーを操作する時間と手間が省け
る。このようにして、障害発生時における係員の
判断の負担が軽減し、障害復旧時間の短縮化を図
ることができる。また、前面放出媒体が取引処理
装置の前面に放出されることに対して、この放出
動作を起動するための係員キーは取引処理装置の
前面に設けられているから、前面に放出された媒
体を係員が監視することが可能であり、係員以外
の者が前面に放出された媒体を持ち去るといつた
行為を未然に防止することができ、防犯対策上も
好ましい。
実施例の説明 以下、図面にもとづいてこの考案の実施例につ
いて詳述する。
[取引処理装置の外観〕(第1図) 第1図は現金取引処理装置の外観を示してい
る。取引処理装置20の前方に突出した水平な操
作面には、利用者に対する取引操作手順、取引デ
ータ、および障害が発生した場合に取引データ、
障害の内容などを表示する操作手順表示器1、こ
の表示器1の両側に配置された各種のキー2、入
金紙幣投入口3、ならびに返却口4が設けられて
いる。操作手順表示器1としてはCRTやプラズ
マ・デイスプレイが用いられる。キー2には、フ
アンクシヨンキーがあり、フアンクシヨンキーの
機能は、そのキーが用いられる毎に表示器1の対
応箇所に表示される。取引処理装置20のほぼ垂
直な操作面には、暗証番号や口座番号などの利用
者固有のデータが磁気記録されたカードの挿入口
5、通帳挿入口6、支払現金および明細票の取出
口7、取扱中表示器8、取引可能項目の表示器
9、係員が操作する係員キー10、ならびに係員
呼出しボタン11が設けられている。係員キー1
0は、障害発生時などにおいて係員による処理開
始を入力するためのものである。
[取引処理装置およびセンタの電気的構成] (第2図) 第2図は、取引処理装置20の内部構成を示し
ている。取引処理装置20は、メモリ22を備え
た中央処理装置(CPUという)21によつて制
御される。CPU21には、表示器1を制御する
操作案内表示制御装置23、キー2による入力な
どを制御する接客制御装置24、カードに磁気記
録されたデータを読取るとともにカードに所要の
データを書込むカード・リーダ25、明細票およ
びジヤーナルに取引データなどを印字する伝票発
行機26、支払の取引において支払額の紙幣を収
納箱から繰出し、計数して搬出する紙幣放出機2
7、通帳に入金額、出金額、残高等の取引データ
を印字する通帳印字機28、入金のために投入さ
れた紙幣の種類と真偽を判別するビルチエツカ2
9、後述する内部パネル35の制御装置30、リ
モート・モニタ32との交信を制御する通信制御
装置31、ならびにコントロール・センタ40と
の交信を制御する入出力制御装置33が接続され
ている。メモリ22には、取引処理のための実行
プログラムおよび各種の取引データが記憶され、
また後述する内部保留媒体の状態を記憶するため
のエリアが設けられている。図示は省略されてい
るが、取引処理装置20内には、カード、出金紙
幣および明細票の回収機構が設けられている。
コントロール・センタ40には、取引の可否の
判別その他取引処理全搬を制御するCPU41、
および利用者ごとにその氏名、口座番号、残高等
の取引データを記憶する顧客別情報フアイル(セ
ンタ・フアイルという)42が設けられている。
センタ40と取引処理装置20との間の交信は、
通信制御装置43およびモデム34,44を介し
て行なわれる。
[内部パネルの構成](第3図) 第3図は、内部パネルの一例を示している。こ
の内部パネル35は、取引処理装置20の後面に
設けられている。内部パネル35には、装置20
の各種状態を表わす表示灯群51、処理の必要な
項目を表示する表示灯群52、障害を表わす表示
灯群53、各種のスイツチ群54、電源スイツチ
55、および日付設定兼管理コード表示器56が
設けられている。スイツチ群54内には、リセツ
ト・スイツチ59がある。リセツト・スイツチ5
9は、障害発生時などにおいて、装置20を無条
件に初期状態にするためのものである。このスイ
ツチ59がオンされると、装置20内に保留され
ている媒体のうちカード、出金現金および明細票
は上記の回収機構によつて回収される。表示灯群
52内には、リセツト・スイツチ59操作すべき
ことおよび係員キー10を操作すべきことをそれ
ぞれ表示する表示灯57,58がある。日付設定
兼表示器56は、歩進スイツチ56aと表示器5
6bとを備え、歩進スイツチ56aの操作によつ
て日付が設定されるとともに、この設定された日
付が表示器56bに表示される。また、障害発生
時には表示器56bに障害コードが表示される。
この内部パネル35と同じようなパネルがリモ
ート・モニタ32にも設けられている。したがつ
て、係員は内部パネル35またはリモート・モニ
タ32のいずれにおいても、取引処理装置20の
監視と操作とが可能である。
[内部保留媒体の記憶](第4図) 第4図は、取引処理装置20のメモリ22内に
設けられている内部保留媒体の状態を記憶するエ
リヤを示している。この例では、取引処理装置で
用いられる媒体には、カード、通帳、明細票、入
金紙幣および出金紙幣がある。このエリヤには、
これらの媒体ごとに媒体フラグFが設けられてい
る。媒体フラグFは、これらの媒体が取引処理装
置20の内部に存在するかどうかを表わすもので
あつて、 F=1は媒体有を、 F=0は媒体無を それぞれ示す。
[通常の取引処理](第5a図、第5b図) 第5図は、取引処理装置20に対する利用者の
操作手順およびCPU21の処理手順を示してい
る。この実施例では、カードを用いた支払、通帳
を用いた支払、カードを用いた入金および通帳を
用いた入金の取引が可能である。利用者は表示器
1に表示される誘導にしたがつてまず、フアンク
シヨンキーによりこれらの取引のうちいずれか1
つを選択する(ステツプ61)。利用者がカード
支払を選択した場合には、カードを挿入するので
(ステツプ62)、カードについての媒体フラグF
が1にセツトされる(ステツプ63)。続いて利
用者は、暗証番号をキー入力し(ステツプ64)、
暗証番号の照合の結果これが正しければ、支払請
求金額をキー入力する(ステツプ65)。通帳支
払の場合には、利用者は通帳を挿入するので(ス
テツプ66)、通帳についての媒体フラグFが1
にセツトされる(ステツプ67)。この後上述の
ステツプ64,65に進む。
利用者がカード入金を選択した場合には、カー
ドを挿入するので(ステツプ68)、カードにつ
いての媒体フラグFが1にセツトされる。(ステ
ツプ69)。利用者は続いて入金紙幣を投入する
ので(ステツプ70)、入金紙幣についての媒体
フラグFが1にセツトされる(ステツプ71)。
利用者が通帳入金を選択した場合には、通帳を挿
入するので(ステツプ72)、通帳についての媒
体フラグFが1にセツトされる(ステツプ73)。
この後、ステツプ70,71に進む。
取引処理のための必要なデータが整うと、口座
番号、および支払請求額または入金額などの取引
データがセンタ40に送信される(ステツプ7
4)。センタ40では、フアイル42の該当口座
を検索して、取引の可否の判定、残高の更新など
の処理が行なわれ、その結果が取引処理装置20
に伝送されるので、これが受信される(ステツプ
75)。このセンタ更新と平行して、カードにつ
いての媒体フラグFが1であれば(ステツプ7
6)、カードのインプリント処理が行なわれる
(ステツプ77)。
センタ交信後、送信エラーがあつたかどうか
(ステツプ78)、受信エラーがあつたかどうか
(ステツプ79)、取引が可であるかどうか(ステ
ツプ80)、インプリント・エラーがあつたかど
うか(ステツプ81)が順次チエツクされ、いず
れのエラーもなくかつ取引可であれば、内部保留
媒体についての処理に進む。送信エラー、受信エ
ラーおよびインプリント・エラーの場合には後述
する障害処理に移る。センタからの電文中には、
取引許可または拒否を示すコードが含まれている
ので、このコードによつて取引可かどうかが判定
される。取引不可(取引拒否)の場合には、後述
する内部保留媒体の返却処理に移る。
取引が可である場合には続いて、内部保留媒体
についての処理が平行して行なわれる。明細票に
取引データが印字され(ステツプ82)、明細票
についてのフラグFが1にセツトされる(ステツ
プ83)。カードについてのフラグFが1であれ
ば(ステツプ84)、カードに所要のデータが書
込まれカード・データが更新される(ステツプ8
5)。通帳についてのフラグFが1であれば(ス
テツプ86)、通帳に取引データが印字されると
ともにその磁気ストライプに所要のデータが書込
まれる(ステツプ87)。取引種別が支払の場合
には(ステツプ88)、支払額の紙幣がその収納
箱から繰出されかつ計数されて一時的に貯留され
るとともに、出金紙幣についての内部保留媒体フ
ラグFが1にセツトされる(ステツプ89)。入
金の取引の場合には(ステツプ90)、投入され
た入金紙幣が収納される(ステツプ91)。
以上の処理ののち、カード・ライト・エラー
(ステツプ92)、通帳印字エラー(ステツプ9
3)、出金紙幣計数エラー(ステツプ94)およ
び入金紙幣収納エラー(ステツプ95)の有無が
チエツクされ、これらのエラーがいずれもなけれ
ば、入力紙幣についてのフラグFが0にクリヤさ
れる(ステツプ96)。これらのエラーのいずれ
かが発生した場合には障害処理に移る。
取引の最終段階では、内部媒体の返却または放
出が行なわれる。カード、通帳および出金紙幣の
それぞれについての媒体フラグFが1かどうかが
チエツクされ(ステツプ97,101,105)、
F=1であればこれらの媒体がそれぞれ返却また
は放出される(ステツプ98,102,106)。
そして、この返却または放出のための搬出過程な
どでエラーがあつたかどうかがチエツクされ(ス
テツプ99,103,107)、エラーがなけれ
ば、それぞれのフラグFが0にクリヤされる(ス
テツプ100,104,108)。エラーが発生
した場合には、障害処理に移る。これらの内部媒
体のフラグFが0の場合には、返却または放出処
理は不要である。最後に明細票が放出され(ステ
ツプ109)、エラーがなければそのフラグがF
=0とされる(ステツプ110,111)。エラ
ーが発生した場合には障害処理に移る。
取引不可の場合の媒体返却処理では、カード、
通帳および入金紙幣が返却される。カードおよび
通帳の返却の手順は、上述のステツプ97〜10
4の手順と全く同じである(ステツプ121〜1
28)。入金紙幣についても同じように、そのフ
ラグがチエツクされ(ステツプ129)、F=1
であれば、既に投入され収納部に保留されている
入金紙幣が返却される(ステツプ130)。そし
てエラーがなければ、入金紙幣についてのフラグ
Fがクリヤされ(ステツプ131,132)、エ
ラーの場合には障害処理に進む。ステツプ129
でF=0の場合には、入金紙幣の返却処理は行な
われない。
[障害処理](第5c図) 障害処理においては、ブザーの警鳴、リモー
ト・モニタへの表示などにより係員がまず呼出さ
れる(ステツプ141)。そして、装置20内に
前面放出媒体が保留されているかどうかが、メモ
リ22の内部保留媒体の状態記憶エリヤの内容か
らチエツクされる(ステツプ142)。この実施
例では、前面放出媒体とは通帳と入金紙幣であ
る。上述のように、通帳と入金紙幣については回
収機構がない。通帳、入金紙幣のいずれかの媒体
フラグFが1であれば、係員キーの表示灯58が
点灯される(ステツプ143)。係員はこの表示
灯58の点灯をみて係員キー10をオンとするの
で(ステツプ144)、内部に保留されている媒
体、すなわちカード、通帳、明細票、入金紙幣お
よび出金紙幣のうち媒体フラグFが1であるもの
が、挿入口5,6、取出口7、返却口4に放出さ
れる(ステツプ145)。この後、これらの媒体
のフラグFが0にリセツトされ(ステツプ14
6)、リセツト・スイツチの表示灯57が点灯さ
れる(ステツプ147)。係員がリセツト・スイ
ツチ59をオンとする(ステツプ148)、媒体
フラグFのリセツト、表示灯の消灯、その他、装
置を初期状態にもどすリセツト処理が行なわれる
(ステツプ149)。この後、係員は内部に詰つて
いる媒体の排出、その他の障害の回復措置を講ず
る。
リセツト・スイツチ59がオンとされたとき
に、発生した障害の内容を表わす障害コードを表
示器56bに表示することが好ましい。また表示
器1にも、取引の種別、取引金額、障害の内容を
表わす障害コードおよび内部に保留されている媒
体の種類などを表示することが好ましい。内部に
保留されている媒体はメモリ22に記憶されてい
るフラグFの状態により判別される。表示されて
いる内部保留媒体の種類とステツプ145で放出
された媒体とを比較することにより、係員はまだ
内部に残つている媒体が存在するかどうかを知る
ことができる。また、障害コードの表示により、
係員は障害の内容を知り、その回復処理を正しく
行なうことができる。
ステツプ142で通帳および入金紙幣の媒体フ
ラグFがいずれも0の場合には、リセツト・スイ
ツチの表示灯57が点灯される(ステツプ14
7)。この表示灯57の点灯をみて係員はリセツ
ト・スイツチ59ををオンとするので(ステツプ
148)、リセツト処理が行なわれる(ステツプ
149)。このリセツト処理では、内部に保留さ
れている媒体はそれらの回収機構によつて回収さ
れる。ステツプ143で表示灯58が点灯されて
いるときにリセツト・スイツチ59がオンとされ
てもこれは無効である。またステツプ147で表
示灯57が点灯されているときに係員キー10を
オンとしたとしてもこれは無視される。
障害が発生し係員の呼び出しがあつたときに係
員は、リモート・モニタ32または内部パネル3
5の表示灯57,58の状態をみれば、係員キー
10またはリセツト・スイツチ59のどちらかを
まず操作すべきかを一目して知るこができる。し
たがつて、係員の負担が軽減し、すみやかに回復
処理を行なうことができる。係員キー10は装置
20の前面に設けられており、係員キー10が操
作されたときには内部保留媒体はすべて係員のい
る前面に放出される。またリセツト・スイツチ5
9は装置20の後面の内部パネル35に設けられ
ており、リセツト・スイツチ59が操作されたと
きには、内部保留媒体は係員のいない前面には放
出されず(内部放出媒体は装置内には保留されて
いない)、内部に保留されている媒体はすべて回
収されるから、防犯対策上も好ましい。
[その他] 現金取引処理装置による取引の種別は、上記の
例の他に、カードと通帳を用いた入金および出
金、両替、残高照会、振替ならびに振込などがあ
る。またこの発明は、銀行等に設置される現金取
引処理装置以外にも、たとえばガソリン・スタン
ドやECR(電子キヤツシユ・レジスタ)等のPOS
システム端末機、無人スーパーの端末機、その
他、カードなどの媒体を用いて取引を実行する取
引処理装置に適用可能である。なお、実用新案登
録請求の範囲に記載された表示装置は、上記実施
例における表示灯57,58、表示器56b、操
作手順表示器1等を含む概念であることは容易に
理解できよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は現金取引処理装置の外観を示す斜視
図、第2図は現金取引処理装置およびセンタの内
部構成を示すブロツク図、第3図は内部パネルを
示す配置図、第4図はメモリ内の内部保留媒体記
憶エリヤを示す図、第5図は利用者による操作手
順および取引処理手順を示すフロー・チヤートで
ある。 1……操作手順表示器、10……係員キー、2
0……取引処理装置、22……メモリ、57,5
8……表示灯、59……リセツト・スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回収機構が設けられていることにより回収可
    能な媒体と、回収不可能な障害時前面放出媒体
    とが用いられる取引処理装置において、 媒体の取引処理装置内への受入れまたは媒体
    の取引処理装置外への放出の準備に応答して、
    それらの媒体が取引処理装置内に保留されてい
    る内部保留媒体であることを媒体の種類ごとに
    記憶する記憶装置、 取引処理装置の前面に設けられ、内部保留媒
    体のうちの上記障害時前面放出媒体を上記前面
    に放出させるための指令入力用の係員キー、 取引処理装置を初期状態に戻すリセツト動作
    開始指令入力用のリセツト・スイツチ、 障害発生検出に応答して、上記記憶装置の記
    憶に基づいて内部保留媒体中に上記障害時前面
    放出媒体が含まれているかどうかを判定する手
    段、 この判定の結果に応じて、内部保留媒体中に
    上記障害時前面放出媒体が含まれていることを
    表示する表示装置、 この表示装置の表示に基づいて上記係員キー
    が操作されることにより係員キーから上記指令
    が入力したときにこれに応答して、上記所定の
    内部保留媒体の上記前面への放出動作を開始さ
    せるとともに、放出された媒体について内部保
    留媒体であることの記憶を上記記憶装置から消
    去する第1の制御手段、ならびに 上記リセツト・スイツチからの上記指令入力
    に応答して、リセツト動作時に、上記障害時前
    面放出媒体以外の存在する内部保留媒体の回収
    のために上記回収機構の動作を開始させるとと
    もに回収された媒体について内部保留媒体であ
    ることの記憶を記憶装置から消去する第2の制
    御手段、 を備えている取引処理装置における障害処理装
    置。 (2) 上記表示装置が係員キー用表示灯を備えてお
    り、この係員キー用表示灯は、上記判定手段に
    よつて内部保留媒体中に障害時前面放出媒体が
    含まれていると判定された場合に点灯する、実
    用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の取引処理
    装置における障害処理装置。 (3) 係員キーは、上記判定手段によつて内部保留
    媒体中に障害時前面放出媒体が含まれていると
    判定された場合にのみ有効となる、実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載の取引処理装置におけ
    る障害処理装置。 (4) 上記表示装置が、上記判定手段によつて内部
    保留媒体中に障害時前面放出媒体が含まれてい
    ないと判定された場合に点灯するリセツト・ス
    イツチ用表示灯を備えている、実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載の取引処理装置における障
    害処理装置。 (5) 上記表示装置はさらに、上記リセツト・スイ
    ツチからの上記指令の入力に応答して、検出さ
    れた障害を表わす障害コードを表示する、実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の取引処理装置
    における障害処理装置。 (6) 上記表示装置はさらに、上記リセツト・スイ
    ツチからの上記指令入力に応答して、上記記憶
    装置の記憶に基づいて内部保留媒体を表示す
    る、実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の取引
    処理装置における障害処理装置。
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