JP2597095Y2 - 自動取引機 - Google Patents

自動取引機

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JP2597095Y2
JP2597095Y2 JP7202592U JP7202592U JP2597095Y2 JP 2597095 Y2 JP2597095 Y2 JP 2597095Y2 JP 7202592 U JP7202592 U JP 7202592U JP 7202592 U JP7202592 U JP 7202592U JP 2597095 Y2 JP2597095 Y2 JP 2597095Y2
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木 大 三 三
宅 正 士 三
中 俊 夫 田
己 勝 也 辰
南 美 華 小
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グローリー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、貨幣支払機、公金受付
機等の自動取引機に関し、特に、係員が操作する係員モ
ードと顧客が操作する顧客モードを自動的に設定する操
作モード設定装置を備える自動取引機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、銀行等の店舗には自動貨幣支払
機のような自動取引機が設置されている。店舗では営業
の開始前に、係員が自動取引機のジヤーナルプリントの
用紙が十分残っているか、また、エンプティの金種がな
いか等各部を確認したり、金庫に貨幣を収納したりとい
う各部の準備作業をしている。この作業は、係員がキー
で自動取引機の後面あるいは前面の運用扉を開けて、電
源スイッチを入れた後、係員モード切替スイッチ等の操
作により係員モードを起動させて行っている。係員モー
ドでは確認すべき箇所、準備すべき作業等を装置のモニ
タが明示するようになっている。この作業を終了した
後、係員モードから顧客モードに切替えて通常の取引運
転を行う。
【0003】また、装置の電源スイッチを投入すると、
自動的に係員モードが起動されるようになされているも
のもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、係員が
係員モードに切替える前者の場合では、係員が電源投入
後に係員モードを選択することを忘れると、各部確認が
行われない場合が生じ得る。
【0005】後者の場合では、係員モードの選択を忘れ
るということは回避されるが、顧客モード運転中に停電
等により電源が遮断されると、その後電源が復旧したと
きに、電源の再投入によって自動的に係員モードになる
ため、顧客が使用できないという不具合がある。
【0006】よって、本考案は、係員が電源を投入した
場合には自動的に係員モードになると共に、停電後に復
帰した場合には顧客モードのまま運用することができる
自動取引機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の自動取引機は、内部の確認等をするために
係員によって開閉可能とされた扉を有し、係員の点検処
理を補助する係員モード及び顧客の操作に応答して取引
処理を行う顧客モードの2つの操作モードを少なくとも
実行する自動取引機において、上記扉の開閉を検知する
扉開閉検知手段と、電源投入を検知する電源投入検知手
段と、上記電源投入検知手段によって電源の投入が検知
されたときに上記扉開閉検知手段によって扉の開放が検
知されていれば操作モードを上記係員モードとし、上記
電源投入検知手段によって電源の投入が検知されたとき
に上記扉開閉検知手段によって扉の閉鎖が検知されてい
れば操作モードを上記顧客モードとするモード設定手段
と、このモード設定手段によって上記係員モードに設定
された場合、自動取引機の各部の点検内容を係員に対し
て表示する表示手段とを、備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】係員が装置の扉を開けて電源を投入した場合に
は自動取引機の動作モードが自動的に係員モード設定さ
れる。扉が閉じた状態で電源が投入された場合には自動
的に顧客操作モードに設定される。このため、装置の運
転開始当初における係員の点検忘れが防止される。ま
た、電源の再投入後に顧客が使用出来ないという不具合
が可及的に回避される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、自動取引機100の外観を示して
おり、正面扉110は操作パネルになっている。正面扉
110上の左上には、「取扱中」、「休止」等の自動取
引機の状態を表示する状態表示器111が設けられてい
る。この近傍に、硬貨入金口112が設けられている。
正面扉110の上部中央には画像表示器113が配置さ
れている。画像表示器113の下には、画像表示器11
3に表示されたメニューを選択するファンクションキー
114が配置されている。正面扉110の上部右には、
金額等を入力するテンキー115が配置されている。テ
ンキー115の下側には、納付書等の伝票を挿入し、あ
るいは返却する伝票挿入返却口116が設けられてい
る。正面扉110の下部左には、硬貨の釣銭を返却する
硬貨出金口118が配置される。正面扉110の下部右
には、紙幣の入金、出金を行う紙幣入出金口119が配
置される。正面下部扉130の上部右には、扉の開閉を
ロックするキー120及び後述する顧客モードにおいて
係員モードのメニュー画面を表示器113に呼出すキー
スイッチ121が設けられている。
【0010】図2は、正面扉110を開いた状態を示し
ている。自動取引機100の内部には、硬貨の入金処理
及び出金処理を行う硬貨入出金部140、伝票取込み、
印刷、発行等の処理を行う伝票処理部150、紙幣の鑑
別、入金処理及び出金処理を行う紙幣入出金部160、
メンテナンスの便宜を図る係員操作部170、正面扉1
10の開閉を検知する扉開閉検知スイッチ180、装置
の制御を行うCPUボード、インタフェースボード等か
らなる制御部190等が配置されている。CPUボード
は、バッテリによってバックアップされており、主電源
が停止したときにも、最小限のモニタ動作等を行うこと
ができる。伝票処理部150には、OCR文字読取装
置、領収書切離し用のカッタ、スタンプ印装置、スタン
プのインクタンク等が含まれている。係員操作部170
には、メンテナンス用の画像表示器171、キースイッ
チ172、装置の主電源スイッチ173が設けられてい
る。この画像表示器171が表示手段に対応する。な
お、制御部190には、主電源スイッチ173とは別途
のルートで電源が供給されており、主電源スイッチ17
3の投入前から動作可能である。
【0011】次に、制御部190による監視動作につい
て説明する。図3は、係員の取扱いエラーを防止するた
めのアルゴリズムを示すフローチャートであり、制御部
190(のCPU)は、制御部190への副電源が供給
されると、初期プログラムを実行した後、主電源が投入
されたかどうかを監視する(ステップS12)。
【0012】主電源が供給されると(ステップS1
2)、制御部のイニシャルリセットを行い、制御パラメ
ータを初期化する(ステップS14)。扉開閉検知スイ
ッチ180をモニタして、正面扉110が開いているか
どうか判別する(ステップS16)。正面扉110が開
いている場合、すなわち、係員がキー120のロックを
外し、正面扉110を開けて主電源スイッチ173を投
入した場合には、係員モードを実行する(ステップS1
8)。係員モードは、係員が装置の各箇所を点検し、補
充または交換が必要であればその操作をする。このた
め、表示器171には図4に示すような案内が表示され
る。係員は、画面に表示された確認事項について確認
し、必要な処置を終えて、キースイッチ172の確認キ
ーを押す。確認キーが押されると(ステップS20)、
図5に示される案内表示が行われる。同図中の「1」を
選択すると、障害箇所、その内容、対応策が表示され
る。「2」を選択すると、一日の取引きデータの集計作
業が行われる。「3」を選択すると、選択したときまで
の取引状況が表示される。店舗の一日の営業開始前は、
トラブルが発生していなければ、この画面の表示状態で
正面扉110を閉めることができる。
【0013】正面扉110が閉まっていた場合(ステッ
プS16)、すなわち、顧客モードで動作中に一時停電
して復電した場合、あるいは正面扉110が係員によっ
て閉められた場合(ステップS22)、紙幣繰出部、納
付書処理部等の機械的部分のイニシャルリセットを行う
(ステップS24)。このイニシャルリセット動作で
は、各部の定位置確認、記録媒体や紙幣等の搬送路途中
での残留の確認が制御部190によって行われる。
【0014】異常があると(ステップS26)、表示器
113にエラー表示が行われ(ステップS28)、エラ
ー処理モードに移行する(ステップS500)。顧客の
使用中に電源遮断等が生じてエラーが発生して、エラー
表示になった場合には、係員がキースイッチ121にキ
ーを挿入して回すと、異常箇所、内容等が表示器113
あるいは171に表示される。また、待機状態でキース
イッチ121を回すと、図5に示される係員モードのメ
ニュー画面が表示される。種々のエラーに対する係員の
個別的な対応は、本発明の要旨ではないので詳述しな
い。
【0015】異常がない場合(ステップS26)、顧客
モードに移行する(ステップS100)。このときの表
示器113の表示例を図6に示す。上述したステップS
12、ステップS16、ステップS18、ステップS2
6はモード設定手段に対応する。
【0016】図6は、顧客モードが公金自動受付のモー
ドである場合を示しており、当該モードのアルゴリズム
は、図7に示される。すなわち、制御部190は、図6
に示される画面の矢印表示に対応して、表示器下部のフ
ァンクションキー114が利用者によって選択される
と、指定された納付書の種類を識別する(ステップS1
02)。納付書が伝票処理部150に挿入されると(ス
テップS104)、納付書に記載されている金額をOC
Rで読取り、これを表示器113の画面に表示する(ス
テップS106)。後に利用者に連絡の必要が生じた場
合のために、電話番号の入力を案内表示し、テンキー1
15から数値が入力されるとこれを取込む(ステップS
108)。現金の投入を案内し、現金が投入されると、
硬貨入出金部140及び紙幣入出金部160により、例
えば、6金種の硬貨と3金種の紙幣の鑑別及び金額の合
計を行い、表示器113に合計金額を表示する(ステッ
プS110)。納付書記載の金額以上の合計金額になる
と、表示器113に「取引確認」の表示を行う。利用者
が確認キーを押すと、取引の成立を判別し、精算処理、
取引の記録を行う(ステップS112)。伝票処理部1
50に取込まれた納付書の受付欄に、店舗名と日付が設
けられたスタンプで印を押す(ステップS114)。納
付書の受付欄をカッタにより切り離し、領収書とする
(ステップS116)。伝票処理部150から領収書を
伝票挿入返却口116から返却する。釣銭がある場合に
は硬貨出金口118から釣銭を返却する。利用者が領収
書及び釣銭を取出したことを検知すると、取引は終了
し、顧客モードの待機状態に戻る(ステップS11
8)。
【0017】この顧客モードで待機中あるいは実行中
に、主電源が遮断され、その後、復電すると(ステップ
S12)、前述したステップS14以下の割込みが生
じ、エラーチェックが実行される。
【0018】このように、本考案では、電源が投入され
たときに、係員モードの実行に関連のある装置の扉を開
いていると、係員モードが実行される。上記扉が閉じて
いると、顧客モードが実行される。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案の自動取引機
によれば、係員が装置の扉を開いて主電源を投入した場
合には自動的に係員モードになると共に、顧客モードで
停電し、その後に回復した場合には顧客モードのまま運
用することが可能となるので、係員及び顧客にとって好
ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動取引機の外観を示す斜視図。
【図2】自動取引機の内部配置を示す斜視図。
【図3】取扱いエラーを防止するためのアルゴリズムを
示すフローチャート。
【図4】係員モードにおける表示例を示す説明図。
【図5】係員モードにおける他の表示例を示す説明図。
【図6】顧客モードにおける表示例を示す説明図。
【図7】公金自動受付モード(顧客モードの一種)のア
ルゴリズムを説明するフローチャート。
【符号の説明】
100 自動取引機 110 正面扉 173 主電源スイッチ 180 扉開閉検知スイッチ 190 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 辰 己 勝 也 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グ ローリー工業株式会社内 (72)考案者 小 南 美 華 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グ ローリー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−267689(JP,A) 特開 平5−98869(JP,A) 実開 昭53−13192(JP,U) 実開 平4−108274(JP,U) 実開 平3−90382(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 9/00 456 G06F 19/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部の確認等をするために係員によって開
    閉可能とされた扉を有し、係員の点検処理を補助する係
    員モード及び顧客の操作に応答して取引処理を行う顧客
    モードの2つの操作モードを少なくとも実行する自動取
    引機において、 前記扉の開閉を検知する扉開閉検知手段と、 電源投入を検知する電源投入検知手段と、 前記電源投入検知手段によって電源の投入が検知された
    ときに前記扉開閉検知手段によって扉の開放が検知され
    ていれば操作モードを前記係員モードとし、前記電源投
    入検知手段によって電源の投入が検知されたときに前記
    扉開閉検知手段によって扉の閉鎖が検知されていれば操
    作モードを前記顧客モードとするモード設定手段と、 このモード設定手段によって前記係員モードに設定され
    た場合、自動取引機の各部の点検内容を係員に対して表
    示する表示手段とを、 備えることを特徴とする自動取引機。
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JP4615080B2 (ja) * 1999-11-30 2011-01-19 株式会社日立製作所 情報端末装置
JP5384131B2 (ja) * 2009-02-10 2014-01-08 グローリー株式会社 現金処理システムおよび現金処理システム制御方法

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