JPH10261166A - 自動取引装置の運用管理システムと自動取引装置の運用管理方法 - Google Patents

自動取引装置の運用管理システムと自動取引装置の運用管理方法

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JPH10261166A
JPH10261166A JP9068561A JP6856197A JPH10261166A JP H10261166 A JPH10261166 A JP H10261166A JP 9068561 A JP9068561 A JP 9068561A JP 6856197 A JP6856197 A JP 6856197A JP H10261166 A JPH10261166 A JP H10261166A
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transaction device
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JP9068561A
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English (en)
Inventor
Takako Suzu
貴子 鈴
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ATMの障害の発生率および群
リサイクルシステムとしての障害の発生率を低減するこ
とが可能となり、係員の障害復旧作業の削減を図ること
ができる。 【解決手段】 この発明は、紙幣の回収処理を行ってい
る際に、障害となった場合、ATMの使用状況情報を活
用し、ATMの状態を判断することにより、次回の群リ
サイクル動作を行うと障害になるかどうかを事前に予測
し、当該ATMを群リサイクルシステムの対象から外す
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、銀行
などの金融機関の各支店等に配置されて、現金の取引を
自動的に行う複数の自動取引装置と、上記各支店等に配
置されて、これらの自動取引装置の運用状態を管理する
運用管理装置と、各支店の監視を行う監視センタと、監
視センタからの指示に基づき各支店へ保守員を赴かせる
警備会社とにより構成される自動取引装置の運用管理シ
ステムと自動取引装置の運用管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行などの金融機関の各支店等に
配置されて、現金の取引を自動的に行う複数の自動取引
装置と、上記各支店等に配置されて、これらの自動取引
装置の運用状態を管理する運用管理装置と、各支店の監
視を行う監視センタと、監視センタからの指示に基づき
各支店へ保守員を赴かせる警備会社とにより構成される
自動取引装置の運用管理システムが開発されている。
【0003】このような自動取引装置(ATM)の運用
管理システムでは、主に紙幣の少ないATMから回収
し、紙幣の多いATMヘ補充する紙幣の融通動作をキャ
リアを用いて行っている(群リサイクルシステム)。
【0004】この融通動作は運用管理装置が、回収可能
なATMと補充可能なATMが存在した時に動作可能と
判断し、キャリアに指示を出す。まずキャリアは、回収
可能なATMに移動して必要枚数を回収し、補充可能な
ATMに移動して回収した紙幣をすべて補充する。
【0005】紙幣回収中にATMのジャムが発生した場
合、係員は、キャリアに回収された紙幣をATMに戻
し、キャリアをステーションに戻す。運用管理装置はジ
ャムが解除された場合、再度融通動作の判断を行う。こ
の判断で再び同じATMが回収対象ATMとなる可能性
が大きい。
【0006】融通動作の回収中にATMのジャムが発生
した場合、ATMとキャリアのジャムを解除してもう一
度最初からやり直しをしている。ここで運用管理装置は
回収対象ATMを判断するが、ほとんどの場合同じAT
Mに移動し、回収を行っていた。
【0007】もし、このATMの紙幣入出金ユニットの
調子が悪い場合は再び障害となり、障害を解除して、ま
た同じATMに回収、再び障害、ということを何度も繰
り返す可能性があり、ATMの休止率も高くなりかつ係
員の作業も増えていた。
【0008】したがって、障害が生じている紙幣入出金
ユニットを有するATMが何回も回収対象となってしま
い、その度に係員処理としての障害復旧処理を行わなけ
ればならず、障害の発生率を低減させることができない
という欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、複数
の自動取引装置の運用状態を管理するものにおいて、障
害が生じている貨幣処理ユニットを有する自動取引装置
が何回も回収対象となってしまい、その度に係員処理と
しての障害復旧処理を行わなければならず、障害の発生
率を低減させることができないという欠点を除去するも
ので、障害が生じる可能性のある貨幣処理ユニットを有
する自動取引装置を回収対象から外すことにより、障害
の発生率を低減させることができる自動取引装置の運用
管理システムと自動取引装置の運用管理方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の自動取引装置
の運用管理システムは、複数の自動取引装置と、これら
の自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装置とか
ら構成されるものにおいて、上記自動取引装置の使用状
況情報を出力する出力手段、この出力手段により出力さ
れた上記自動取引装置からの使用状況情報を記憶する記
憶手段、貨幣の不足が生じた自動取引装置の発生を判断
した際に、上記記憶手段により使用状況情報が記憶され
ている自動取引装置を除く他の自動取引装置から回収を
行う自動取引装置を選択する選択手段、およびこの選択
手段により選択された自動取引装置から貨幣を回収する
回収処理と、この回収処理した貨幣を貨幣の不足が生じ
た自動取引装置へ補充する補充処理とを行う処理手段か
ら構成されている。
【0011】この発明の自動取引装置の運用管理システ
ムは、複数の自動取引装置と、これらの自動取引装置の
運用状態を管理する運用管理装置とから構成されるもの
において、上記自動取引装置の使用状況情報を出力する
出力手段、この出力手段により出力された上記自動取引
装置からの使用状況情報の中で貨幣の回収、補充に関わ
る使用状況情報を記憶する記憶手段、貨幣の不足が生じ
た自動取引装置の発生を判断した際に、上記記憶手段に
より使用状況情報が記憶されている自動取引装置を除く
他の自動取引装置から回収を行う自動取引装置を選択す
る選択手段、およびこの選択手段により選択された自動
取引装置から貨幣を回収する回収処理と、この回収処理
した貨幣を貨幣の不足が生じた自動取引装置へ補充する
補充処理とを行う処理手段から構成されている。
【0012】この発明の自動取引装置の運用管理システ
ムは、複数の自動取引装置と、これらの自動取引装置の
運用状態を管理する運用管理装置とから構成されるもの
において、上記自動取引装置が、この自動取引装置の使
用状況情報を上記運用管理装置へ出力する第1の出力手
段と、この第1の出力手段からの使用状況情報の出力に
応答して、使用状況情報に対応する部品が交換されて正
常状態に復帰した際、復帰情報を上記運用管理装置へ出
力する第2の出力手段とからなり、上記運用管理装置
が、上記自動取引装置からの使用状況情報のうち回収、
補充処理に関係する使用状況情報のみを記憶する記憶手
段と、貨幣の不足が生じた自動取引装置の発生を判断し
た際に、上記記憶手段により使用状況情報が記憶されて
いる自動取引装置を除く他の自動取引装置から回収を行
う自動取引装置を選択する選択手段と、この選択手段に
より選択された自動取引装置から貨幣を回収する回収処
理と、この回収処理した貨幣を貨幣の不足が生じた自動
取引装置へ補充する補充処理とを行う第1の処理手段
と、上記自動取引装置からの復帰情報により、上記記憶
手段に記憶した使用状況情報を削除し、上記選択手段に
より選択から除かれた自動取引装置を選択の対象とする
第2の処理手段からなる。
【0013】この発明の自動取引装置の運用管理システ
ムは、複数の自動取引装置と、これらの自動取引装置と
通信回線を介して接続され、上記自動取引装置の運用状
態を管理する運用管理装置と、上記自動取引装置と通信
回線を介して接続され、上記自動取引装置を監視する監
視センタとから構成されるものにおいて、上記自動取引
装置が、この自動取引装置の使用状況情報を上記運用管
理装置を介して上記監視センタへ出力する第1の出力手
段と、この第1の出力手段からの使用状況情報の出力に
応答して、使用状況情報に対応する部品が交換されて正
常状態に復帰した際、復帰情報を上記運用管理装置を介
して上記監視センタへ出力する第2の出力手段とからな
り、上記運用管理装置が、上記自動取引装置からの使用
状況情報のうち回収、補充処理に関係する使用状況情報
のみを記憶する記憶手段と、貨幣の不足が生じた自動取
引装置の発生を判断した際に、上記記憶手段により使用
状況情報が記憶されている自動取引装置を除く他の自動
取引装置から回収を行う自動取引装置を選択する選択手
段と、この選択手段により選択された自動取引装置から
貨幣を回収する回収処理と、この回収処理した貨幣を貨
幣の不足が生じた自動取引装置へ補充する補充処理とを
行う第1の処理手段と、上記自動取引装置からの復帰情
報により、上記記憶手段に記憶した使用状況情報を削除
し、上記選択手段により選択から除かれた自動取引装置
を選択の対象とする第2の処理手段とからなり、上記監
視センタが、上記自動取引装置からの使用状況情報によ
り部品交換が必要か否かを判断する判断手段と、この判
断手段により部品交換が必要と判断された際、部品交換
を指示する指示手段とからなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1および図2は、この実
施例に係る自動取引装置の運用管理システム(群リサイ
クルシステム)の全体の構成を概略的に示したものであ
る。この自動取引装置の運用管理システムは、所定の通
信ネットワークNに接続された、運用管理装置1、複数
台の自動取引装置(以下ATMと呼ぶ)10a、…、モ
ニタ2と、各支店の監視を行う監視センタ5と、この監
視センタ5と通信ネットワークMを介して接続され、監
視センタ5からの指示に基づき各支店へ保守員を赴かせ
る警備会社6と、通信ネットワークNとモニタ2を介し
て運用管理装置1と通信可能なように接続されたキャリ
アステーション3と、これらATM10a、…間を自動
走行しながら各ATM10a、…に対し取引媒体とし
て、例えば、紙幣の補充および回収を行う現金受渡し装
置(以下、キャリアと呼ぶ)4とから構成されている。
【0015】監視センタ5は、ホストコンピュータ等を
有して各支店からの障害情報、使用状況情報等を処理す
るとともに警備会社6へ障害解除の通知を行う。たとえ
ば、監視センタ5は、休日運用により支店からの使用状
況情報を受信した際、その使用状況情報により部品交換
が必要か否かを判断し、部品交換が必要な場合、警備会
社6へ部品交換の指示とどの支店のどのATMかを示す
情報とを通知する。
【0016】警備会社6は、監視センタ5からの通知に
より、障害解除の保守員を支店に赴かせる。運用管理装
置1は、通信ネットワークNを介して各ATM10a、
…から送信される運用状態のモニタリング、係員の支
援、および現金融通管理処理を実行し、各ATM10
a、…、キャリア4に対し各種制御指示を行うものであ
る。運用管理装置1には、例えば、汎用のパーソナルコ
ンピュータを用いてもよい。
【0017】モニタ2は、通信ネットワークNを介して
運用管理装置1と通信を行うことにより、キャリア4や
各ATM10a、…の運用状態を表示、例えば、キーボ
ードを介してキャリア4に対しマニュアルで操作指示入
力を行うものである。モニタ2は例えば、ノート型パソ
コンを用いてもよい。
【0018】キャリアステーション3は、モニタ2を介
して運用管理装置1に接続されていて、キャリア4のバ
ッテリへの充電のためのステーションである。待機中の
キャリア4は常に、このキャリアステーション3の給電
ソケットに接続されて、充電されるようになっている。
また、運用管理装置1、モニタ2からキャリア4への制
御指示は、通常、キャリアステーション3で電波に変換
され、無線にてキャリア4に転送されるようになってい
る。
【0019】キャリア4は、ATM10a、…と紙幣の
受け渡しを行うための装填カセットを着脱可能に備えて
いる。また、このキャリア4は、複数のATM10a、
…間を運用管理装置1からの動作指示をキャリアステー
ション3のアンテナ38を介して、アンテナ30で無線
にて受信すると、その動作指示に従って自動走行しなが
ら、ATM10a、…に対して紙幣の補充および回収と
いった紙幣の融通を行うものである。なお、キャリア4
には常時1個の装填カセットが保持できるようになって
いる。
【0020】ATM10a、…は、金融機関等において
は、顧客に対して現金の支払、振込等の現金取引処理を
自動的に行うもので、例えば、顧客との取引を行った結
果、資金量に変動が生じて、その運用状態が変化したと
きに、通信ネットワークNを介して運用管理装置1に送
信するようになっている。また、各ATM10a、…の
背面には、キャリア4に具備された装填カセットを着脱
する際に、自動的に開閉する子扉26が具備されてい
る。
【0021】図2において、ATM10a、…は、その
後面が平行に揃った状態で、金融機関の床面25上に並
んで設置されている。ATM10a、…は、それぞれ通
信制御部を介して通信ネットワークNに接続されてい
る。また、通信ネットワークNには、各ATM10a、
…を監視する運用管理装置1が接続されている。そし
て、この運用管理装置1には、各ATM10a、…から
ATMの動作状態、例えば障害発生状況や、取扱媒体と
して、紙幣や硬貨の残量等が通信ネットワークNを介し
て随時報告される。
【0022】図3に示すように、ATM10a(10
b、…)は、ほぼ矩形箱状の本体14を備え、本体の前
面には、利用者に対面する略L字形状の接客パネル15
が設けられている。接客パネル15には、タッチパネル
を兼ねた表示部16、扉17によって開閉される紙幣入
出金口18、硬貨入出金口19、カード挿入口20、通
帳挿入口21等が設けられている。
【0023】このようなATM10a(10b、…)で
は、取引に際して表示部16のカイダンスに従い、顧客
が預け入れ(預金、入金)、引き出し(支払、出金)、
振込等の取引の種類を選択し取引を開始し、さらに顧客
が表示部16の画面のガイダンスに従い、カード及び通
帳を挿人することにより、取引を継続し、更に表示部1
6の画面の表示に従い、預金の時は紙幣を投入し、振込
の場合には紙幣や硬貨を投入するようになっている。
【0024】また、図2に示すように、本体14内に
は、利用者に対して紙幣を入出金するための紙幣部とし
ての紙幣入出金ユニット22、図示しない硬貨部として
の硬貨入出金ユニット、図示しないカード・ジャーナル
部、図示しない通帳部等が配設されている。これらの紙
幣入出金ユニット22および硬貨入出金ユニットは現金
収納部を構成している。また、本体14の後面には、紙
幣入出金ユニット22のカセット装填部23に対向した
搬入口24が形成され、この搬入口24は、例えば、上
下に開く子扉26によって開閉される。
【0025】一方、キャリア4は、通信ネットワークN
に接続されたキャリアステーション3からの無線による
指令に従い、例えば、床面25上のATM10a、…の
後面に沿って設置された2本のレールR上を走行移動で
きるように設けられている。
【0026】キャリアステーション3は、モニタ2にて
実行可能な機能の一部を兼ね備え、通信ネットワークN
を介して運用管理装置1との間で情報および指令の連絡
を行うようになっている。運用管理装置1から通信ネッ
トワークNを介し入力された指令信号は、コンバータに
よって無線信号に変換され、更に、無線モデム、アンテ
ナ30を介してキャリア4へ送信される。また、待機中
のキャリア4は常に、このキャリアステーション3の給
電ソケット27に接続されて、充電されるようになって
いるキャリア4には、2つの駆動輪31が設けられて自
走可能となっている。また、キャリア4は、常に1個の
装填カセット28を保持し、この装填カセット28は、
着脱可能なように支持されている。この装填カセット2
8は、その内部に多数の紙幣が積層状態で収納されるよ
うになっていて、キャリアステーション3からの指令に
従って所定のATMと対向する位置まで自走してATM
本体14の後面に設けられた搬入口24を介して、AT
Mのカセット装填部23と装填カセット28との間で紙
幣の受渡しを行うようになっている。
【0027】図4は、ATM10a、…の内部構成を概
略的に示すもので、カードリーダ部50、伝票処理ユニ
ット51、通帳プリント部52、入出金ユニット53、
硬貨入出金ユニット54、接客ユニット55、音声案内
ユニット56、内部モニタ57、RAM等で構成される
記憶部58、通信制御部59、フロッピーディスク装置
60、現金融通管理部61、主制御部62、電源部63
によって構成される。
【0028】カードリーダ部50は、カード挿入口20
から挿入された、例えば、磁気カードを受け入れて、そ
の磁気カードの磁気ストライプに対してデータの読取り
あるいは書込みを行うものである。
【0029】伝票処理ユニット51は、主に、利用者に
対する出金取引の際の伝票(レシート)を印刷して、例
えば、カード挿入口20を兼ねた伝票発行口への伝票発
行を行うようになっている。
【0030】通帳プリント部52は、通帳挿入口21か
ら挿入された通帳を受入れて、その磁気ストライプに対
する磁気情報の読取りおよび記録を行うとともに、取引
内容の印字を行うものである。
【0031】紙幣入出金ユニット22は、紙幣入出金口
18に投入された紙幣を判別・計数して収納するととも
に、必要に応じて、あらかじめ収納された紙幣を所定枚
数だけ取り出して紙幣入出金口18から一括して払い出
すようになっている。また、取り忘れた紙幣の入金返
却、取り忘れ回収、装填および精査機能を備えている。
さらに、キャリア4との間で紙幣の補充、回収を行う際
に、紙幣の枚数を計数するためのカウンタ22aを具備
している。
【0032】硬貨入出金ユニット54は、硬貨入出金口
19に一括して投入された硬貨を判別・計数して収納す
るとともに、必要に応じて、あらかじめ収納された硬貨
を所定枚数だけ取り出して、硬貨入出金口19から一括
して払い出すようになっている。
【0033】接客ユニット55は、タッチパネルを兼ね
たCRT表示部16などから構成されている。音声案内
ユニット56は、音声により利用者の操作を誘導する案
内を行うものである。
【0034】内部モニタ57は、ATMの運用に係る係
員に、運用状態を通知するとともに、係員による操作指
示の入力を行うためのものである。記憶部58は、各種
データの記憶に用いられる。
【0035】通信制御部59は、通信ネットワークNを
介して、運用管理装置1との間でデータの送受信を行う
際の通信制御を司るものである。フロッピーディスク装
置60は、ATMの運用に係る処理手順のプログラムを
格納するとともに、取引に供する各種の情報や取引の記
録、本装置の運用状態の記録、本装置固有に設定された
特殊な情報の格納などを行う。
【0036】現金融通管理部61は、本装置の運用状態
を管理するもので、ここで管理されている各種情報をも
とに、主制御部62の制御に従って、通信制御部59、
通信ネットワークNを介して運用管理装置1に対しAT
Mの運用状態を通知されたり、運用管理装置1から通信
ネットワークN、通信制御部59を介して受信した制御
指示に対応した所定の処理を行うようになっている。ま
た、現金融通管理処理動作の実施記録を記憶して、具備
するジャーナルプリンタにて印刷するようにしてもよ
い。
【0037】主制御部62は、フロッピーディスク装置
32あるいは記憶部58に記憶されたプログラム情報を
参照しつつ、各ユニット50〜56、内部モニタ57、
記憶部62、現金融通管理部61、および、通信制御部
59を制御して、所定の取引処理動作、現金融通管理処
理動作を行わしめるようになっている。すなわち、運用
管理装置1から通信ネットワークN、通信制御部59を
介して、現金融通管理処理に関する所定の指示を受ける
と、紙幣入出金ユニット22からキャリア4への紙幣回
収、および、キャリア4から紙幣入出金ユニット22へ
の紙幣補充を実行するための制御を行ったり、また、運
用管理装置1からの指示を受けてキャリア4の状態を運
用管理装置1に対し通知するようになっている。
【0038】また、主制御部62は、紙幣入出金ユニッ
ト22の金庫内在高が減り、ニアエンドの状態になった
場合、あるいはニアエンドの状態でさらに出金取引が続
き、紙幣エンドの状態になった場合、その状態を運用管
理装置1に対し通知するようになっている。ニアエンド
とは紙幣が不足気味である状態を示し、紙幣エンドの場
合、取引可能な紙幣が金庫内に無いために取引縮退/障
害となってしまう。このニアエンド枚数、エンド枚数
は、ATM10a(10b、…)の内部設定値である。
【0039】また、主制御部62は、障害発生時、その
障害の内容を含む障害電文を通信ネットワークNを介し
て運用管理装置1および監視センタ5に送信するように
なっている。
【0040】また、主制御部62は、障害の発生を未然
に防ぐために、ATM内の各部の使用状況が規定状態以
上となった際に、その使用状況を示す情報(ステート
オブハース)からなる電文を通信ネットワークNを用い
て運用管理装置1を介して監視センタ5に送信するよう
になっている。
【0041】例えば、紙幣入出金ユニット22の所定の
搬送路の通過紙幣枚数が規定値以上となった際に、主制
御部62は、搬送ローラの部品交換を示す使用状況情報
からなる電文を運用管理装置1を介して監視センタ5に
送信する。
【0042】また、紙幣入出金ユニット22の所定の繰
出し部の繰出し回数が規定値以上となった際に、主制御
部62は、繰出し部の部品交換を示す使用状況情報から
なる電文を運用管理装置1を介して監視センタ5に送信
する。上記各部の規定値はあらかじめ記憶部58に記憶
されている。
【0043】ATM10a(10b、…)内には、運用
状態を管理する現金融通管理部61が設けられ、ここで
管理されている各種情報をもとに、通信制御部59、通
信ネットワークNを介して運用管理装置1に対しATM
10a(10b、…)の運用状態を通知されたり、運用
管理装置1から通信ネットワークN、通信制御部59を
介して受信した制御指示に対応した所定の処理を行うよ
うになっている。
【0044】ATM10a(10b、…)は、出金、入
金、記帳、照会、振込、振替等の取引時に、その取引内
容を運用管理装置1に対して通知するものである。同様
に、補充・回収の処理終了後に、その処理内容を運用管
理装置1に対して通知するものである。
【0045】ATM10a(10b、…)は、運用管理
装置1から通信ネットワークN、通信制御部59を介し
て、現金融通管理処理に関する所定の指示を受けると、
紙幣入出金ユニット22からキャリア4への紙幣回収、
および、キャリア4から紙幣入出金ユニット22への紙
幣補充を実行するための制御を行い、また、運用管理装
置1からの指示を受けてキャリア4の状態を運用管理装
置1に対し通知するようになっている。
【0046】運用管理装置1について図5に示すブロッ
ク図を用いて説明する。すなわち、運用管理装置1の全
体を制御する主制御部40が設けられている。この主制
御部40には、制御プログラムが記憶されている制御プ
ログラム記憶部41、プログラムを実行する上で必要な
データを記憶するデータ記憶部42、制御プログラム記
憶部41に書き込まれるプログラムやデータ記憶部42
に記憶されているデータのうち必要なデータを記録する
とともに、各ATM10a、…等で実行される取引きの
取引記録が書込まれる磁気ディスク装置43、ATM1
0a、…等の稼働状況が表示されるプラズマディスプレ
イによる表示部44、係員による通常の業務における操
作や表示部44の表示内容の切換えなどを行うキーボー
ド45、通信ネットワークNに接続するためのインター
フェース46、および別に設置されている印刷装置に対
し、印字データを出力することができる外部装置に接続
される外部印刷部インターフェース47が接続されてい
る。
【0047】次に、運用管理装置1によるATM10
a、…の運用管理について説明する。すなわち、運用管
理装置1のデータ記憶部42には、運用状態テーブル4
2a等が設けられている。運用状態テーブル42aの記
憶内容は、各ATM10a、…から通知されてくるデー
タに応じて更新されるようになっている。
【0048】運用状態テーブル42aは、各ATM10
a、…ごとに、ATMの番号としての号機−機番に対応
して、機種、取扱中、取扱休止中、障害中(回収処理
可)、障害中(回収処理不可)、ATMの電源断や通信
エラーによる不接続等の状態、出金、入金、記帳、照
会、振込、振替に対する運用中、縮退(たとえば出金の
中の千円紙幣が使えない等)中、休止中等の運用モー
ド、媒体としての万円、千円、硬貨、明細書、ジャーナ
ル、振込券のそれぞれに対するニアエンド(NE:残量
少値)、エンド(E:要補充値)、ニアフル(NF:要
回収値)、フル(F:残量多値)のどの状態であるかを
記憶するとともに、各金種ごとの紙幣や硬貨の残量等の
収納状態も記憶するようになっている。
【0049】また、運用管理装置1の主制御部40は、
各ATM10a、…からの使用状況情報を示す電文の
内、紙幣入出金ユニット22の補充、回収動作に影響す
るローラや繰出し部の使用状況情報のみを、必要とする
情報としてそのATMの号機番号に対応してデータ記憶
部42に記憶するようになっている。
【0050】運用管理装置1では、各ATM10a、…
から通知された運用状態に応じてモニタリングが行える
とともに、紙幣回収、および補充に対するキャリア4に
対する動作指示等が行えるようになっている。
【0051】次に、ATMのある部分の使用状況が規定
値を越えた際の処理を、図6を用いて説明する。たとえ
ば今、ATM10aのある部分の使用状況が規定値を越
えた際に、ATM10aの主制御部62は、使用状況情
報からなる電文を通信ネットワークNを用いて運用管理
装置1を介して監視センタ5に送信する。運用管理装置
1は、その電文内の使用状況情報が紙幣入出金ユニット
22の補充、回収動作に影響するローラや繰出し部の使
用状況情報の場合にのみ、必要とする情報としてそのA
TMの号機番号に対応してデータ記憶部42に記憶す
る。
【0052】また、監視センタ5は、休日運用により支
店からの使用状況情報を受信した際、その機器の状態情
報により部品交換が必要か否かを判断し、部品交換が必
要な場合、警備会社6へ部品交換の指示とどの支店のど
のATMかを示す情報とを通知する。これにより、警備
会社6は、監視センタ5からの通知により、障害解除の
保守員を支店に赴かせる。
【0053】そして、保守員により該当する支店の該当
するATMの部品が交換され、正常な状態に復帰した
際、そのATMの主制御部62は、部品交換による正常
状態への復帰を示す復帰情報からなる電文を通信ネット
ワークNを用いて運用管理装置1を介して監視センタ5
に送信する。運用管理装置1は、その電文内の復帰情報
に対応する使用状況情報がデータ記憶部42に記憶され
ていた際、その記憶内容を削除し、そのATMが群リサ
イクルの対象に復帰する。
【0054】また、監視センタ5は、復帰情報を受信
し、警備会社6への部品交換の指示に基づいた処理の終
了を判断する。次に、紙幣の融通動作について、図7に
示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0055】すなわち、運用管理装置1は、紙幣不足の
ATMの発生時、その紙幣に余裕のある他のATMが存
在する際に、紙幣の融通動作を判断し、紙幣不足のAT
Mを補充対象ATMとし、紙幣に余裕のある他のATM
を回収対象ATMと判断する(ST1)。この際、群リ
サイクルの対象外となっているATMは回収対象ATM
と判断されない。運用管理装置1は、回収対象ATMと
融通枚数とを通信ネットワークN、モニタ2を介してキ
ャリアステーション3へ送信する(ST2)。
【0056】これにより、キャリア4を用いて、回収対
象ATMからの融通枚数の紙幣の回収処理を行う。この
回収処理で障害が発生した場合、運用管理装置1は、図
示しない内部メモリに障害フラグが立っている場合(S
T3)、ステップ1に戻り、上記回収処理で障害が発生
せず障害フラグが立っていなかった場合(ST3)、補
充対象ATMを通信ネットワークN、モニタ2を介して
キャリアステーション3へ送信する(ST4)。
【0057】これにより、キャリア4を用いて、キャリ
ア4に回収した紙幣を補充対象ATMへの補充処理を行
い、融通動作を終了する。次に、回収処理を、図8に示
すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0058】回収処理において、回収対象ATMに対し
て正常に終了した際、運用管理装置1の内部メモリの障
害フラグは「0」のままである(ST11、12)。し
かし、回収対象ATMで障害が発生した場合(ST1
2)、障害電文を通信ネットワークNを介して運用管理
装置1に送信する。これにより、運用管理装置1は、内
部メモリの障害フラグを「1」の障害処理に更新し(S
T13)、データ記憶部42に回収対象ATMに対する
補充、回収動作に影響するローラや繰出し部の使用状況
情報が記憶されているか否かを判断する(ST14)。
この際、データ記憶部42に回収対象ATMに対する補
充、回収動作に影響するローラや繰出し部の使用状況情
報が記憶されていなかった場合、運用管理装置1は、回
収処理を終了する。また、データ記憶部42に障害発生
ATMに対する補充、回収動作に影響するローラや繰出
し部の使用状況情報が記憶されていた場合、運用管理装
置1は、障害発生ATMを群リサイクルの対象外とし
(ST15)、回収処理を終了する。
【0059】上記障害(たとえば回収用のATMでの紙
幣のジャム)が発生して回収処理を終了した際、支店内
の係員はATMのジャム紙幣及びキャリアの紙幣をAT
Mに入れキャリア4をキャリアステーション3に戻し、
上記ステップ1のはじめから処理を行っている。
【0060】このように、回収処理において、ATM障
害が発生した場合、当該ATMから補充、回収動作に影
響する使用状況情報が上がっていないかを判断し、使用
状況情報の内容により当該ATMを群リサイクルの対象
から外す。これにより、再び同じATMを回収用に選択
することがなくなり、障害の発生率を低減できる。
【0061】上記したように、紙幣の回収処理を行って
いる際に、障害となった場合、運用管理装置に記憶され
るATMの使用状況情報を活用し、ATMの状態を判断
することにより、次回群リサイクル動作を行うと障害に
なるかどうかを事前に予測し、当該ATMを群リサイク
ルシステムの対象から外すようにしたものである。
【0062】すなわち、紙幣の回収処理を行っている際
に、障害となった場合、運用管理装置で保持しているA
TMの使用状況情報をチェックし、紙幣入出金ユニット
が不良と判断した場合、障害を解除できたとしても、そ
のATMを群リサイクルの対象から外すようにしたもの
である。
【0063】また、運用管理装置は常にATMの使用状
況情報をチェックし、対象からはずしたATMからの正
常稼働情報が供給された際、群リサイクル稼働可能と判
断し、もとの状態に戻す(復旧させる)。
【0064】これにより、ATMの障害の発生率および
群リサイクルシステムとしての障害の発生率を低減する
ことが可能となり、係員の障害復旧作業の削減を図るこ
とができる。
【0065】更にキャリアの稼働率も向上するため、資
金を有効的に使用でき、資金圧縮にもつながる。従来は
運用管理装置では理解できなかったATMの搬送路等の
情報を活用することにより、ATMの状態を意識できる
ようになる。運用管理装置はATMの在高のみならずA
TM自身を管理できるようになり群リサイクル処理を有
効的に動作させることができる。
【0066】また、休日対応の場合には、運用管理装置
が補充、回収動作に影響するローラや繰出し部の使用状
況情報が記憶されているATMを群リサイクルの対象外
とするようにしても良い。
【0067】これにより、休日等で支店内の係員が不在
の時にも、紙幣入出金ユニットが不安な状態のATMを
群リサイクル動作から切り離しておけるので、障害が発
生する可能性も少なくなる。
【0068】なお、支店の係員が、障害復旧を行う場合
について説明したが、監視センタで障害電文を受信し、
この受信内容に基づいて、警備会社により障害解除の保
守員を支店に赴かせることにより、障害復旧を行う場合
も上記同様に実施できる。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、複数の自動取引装置の運用状態を管理するものにお
いて、障害が生じる可能性のある貨幣処理ユニットを有
する自動取引装置を回収対象から外すことにより、障害
の発生率を低減させることができる自動取引装置の運用
管理システムと自動取引装置の運用管理方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を説明するための自動取
引装置の運用管理処理システムの全体の概略構成を示す
図。
【図2】自動取引装置の運用管理処理システムの要部の
概略構成を示す斜視図。
【図3】自動取引装置の概略構成を示す斜視図。
【図4】自動取引装置の概略構成を示すブロック図。
【図5】運用管理装置の概略構成を示すブロック図。
【図6】ATMのある部分の使用状況が規定値を越えた
際の処理を説明するための図。
【図7】紙幣の融通動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図8】回収処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…運用管理装置 N、M…ネットワーク 2…モニタ 3…キャリアステーション 4…キャリア 5…監視センタ 6…警備会社 10a、〜…ATM 22…紙幣入出金ユニット 40、62…主制御部 42…データ記憶部 42a…運用状態テーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の自動取引装置と、 これらの自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装
    置とから構成される自動取引装置の運用管理システムに
    おいて、 上記自動取引装置の使用状況情報を出力する出力手段
    と、 この出力手段により出力された上記自動取引装置からの
    使用状況情報を記憶する記憶手段と、 貨幣の不足が生じた自動取引装置の発生を判断した際
    に、上記記憶手段により使用状況情報が記憶されている
    自動取引装置を除く他の自動取引装置から回収を行う自
    動取引装置を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された自動取引装置から貨幣を
    回収する回収処理と、この回収処理した貨幣を貨幣の不
    足が生じた自動取引装置へ補充する補充処理とを行う処
    理手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の運用管理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 複数の自動取引装置と、 これらの自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装
    置とから構成される自動取引装置の運用管理システムに
    おいて、 上記自動取引装置の使用状況情報を出力する出力手段
    と、 この出力手段により出力された上記自動取引装置からの
    使用状況情報の中で貨幣の回収、補充に関わる使用状況
    情報を記憶する記憶手段と、 貨幣の不足が生じた自動取引装置の発生を判断した際
    に、上記記憶手段により使用状況情報が記憶されている
    自動取引装置を除く他の自動取引装置から回収を行う自
    動取引装置を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された自動取引装置から貨幣を
    回収する回収処理と、この回収処理した貨幣を貨幣の不
    足が生じた自動取引装置へ補充する補充処理とを行う処
    理手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置の運用管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 複数の自動取引装置と、 これらの自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装
    置とから構成される自動取引装置の運用管理システムに
    おいて、 上記自動取引装置が、 この自動取引装置の使用状況情報を上記運用管理装置へ
    出力する第1の出力手段と、 この第1の出力手段からの使用状況情報の出力に応答し
    て、使用状況情報に対応する部品が交換されて正常状態
    に復帰した際、復帰情報を上記運用管理装置へ出力する
    第2の出力手段とからなり、 上記運用管理装置が、 上記自動取引装置からの使用状況情報のうち回収、補充
    処理に関係する使用状況情報のみを記憶する記憶手段
    と、 貨幣の不足が生じた自動取引装置の発生を判断した際
    に、上記記憶手段により使用状況情報が記憶されている
    自動取引装置を除く他の自動取引装置から回収を行う自
    動取引装置を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された自動取引装置から貨幣を
    回収する回収処理と、この回収処理した貨幣を貨幣の不
    足が生じた自動取引装置へ補充する補充処理とを行う第
    1の処理手段と、 上記自動取引装置からの復帰情報により、上記記憶手段
    に記憶した使用状況情報を削除し、上記選択手段により
    選択から除かれた自動取引装置を選択の対象とする第2
    の処理手段とからなる、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理システム。
  4. 【請求項4】 複数の自動取引装置と、 これらの自動取引装置と通信回線を介して接続され、上
    記自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装置と、 上記自動取引装置と通信回線を介して接続され、上記自
    動取引装置を監視する監視センタとから構成される自動
    取引装置の運用管理システムにおいて、 上記自動取引装置が、 この自動取引装置の使用状況情報を上記運用管理装置を
    介して上記監視センタへ出力する第1の出力手段と、 この第1の出力手段からの使用状況情報の出力に応答し
    て、使用状況情報に対応する部品が交換されて正常状態
    に復帰した際、復帰情報を上記運用管理装置を介して上
    記監視センタへ出力する第2の出力手段とからなり、 上記運用管理装置が、 上記自動取引装置からの使用状況情報のうち回収、補充
    処理に関係する使用状況情報のみを記憶する記憶手段
    と、 貨幣の不足が生じた自動取引装置の発生を判断した際
    に、上記記憶手段により使用状況情報が記憶されている
    自動取引装置を除く他の自動取引装置から回収を行う自
    動取引装置を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された自動取引装置から貨幣を
    回収する回収処理と、この回収処理した貨幣を貨幣の不
    足が生じた自動取引装置へ補充する補充処理とを行う第
    1の処理手段と、 上記自動取引装置からの復帰情報により、上記記憶手段
    に記憶した使用状況情報を削除し、上記選択手段により
    選択から除かれた自動取引装置を選択の対象とする第2
    の処理手段とからなり、 上記監視センタが、 上記自動取引装置からの使用状況情報により部品交換が
    必要か否かを判断する判断手段と、 この判断手段により部品交換が必要と判断された際、部
    品交換を指示する指示手段とからなる、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理システム。
  5. 【請求項5】 複数の自動取引装置と、 これらの自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装
    置とから構成されるものにおいて、 上記自動取引装置の使用状況情報を出力し、 この出力された上記自動取引装置からの使用状況情報を
    記憶し、 貨幣の不足が生じた自動取引装置の発生を判断した際
    に、上記使用状況情報が記憶されている自動取引装置を
    除く他の自動取引装置から回収を行う自動取引装置を選
    択し、 この選択された自動取引装置から貨幣を回収し、この回
    収した貨幣を貨幣の不足が生じた自動取引装置へ補充す
    る、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理方法。
  6. 【請求項6】 複数の自動取引装置と、 これらの自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装
    置とから構成されるものにおいて、 上記自動取引装置の使用状況情報を出力し、 この出力された上記自動取引装置からの使用状況情報の
    中で貨幣の回収、補充に関わる使用状況情報を記憶し、 貨幣の不足が生じた自動取引装置の発生を判断した際
    に、上記使用状況情報が記憶されている自動取引装置を
    除く他の自動取引装置から回収を行う自動取引装置を選
    択し、 この選択された自動取引装置から貨幣を回収し、この回
    収した貨幣を貨幣の不足が生じた自動取引装置へ補充す
    る、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理方法。
  7. 【請求項7】 複数の自動取引装置と、 これらの自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装
    置とから構成されるものにおいて、 上記自動取引装置が、 この自動取引装置の使用状況情報を上記運用管理装置へ
    出力し、 この出力に応答して、使用状況情報に対応する部品が交
    換されて正常状態に復帰した際、復帰情報を上記運用管
    理装置へ出力し、 上記運用管理装置が、 上記自動取引装置からの使用状況情報のうち回収、補充
    処理に関係する使用状況情報のみを記憶し、 貨幣の不足が生じた自動取引装置の発生を判断した際
    に、上記使用状況情報が記憶されている自動取引装置を
    除く他の自動取引装置から回収を行う自動取引装置を選
    択し、 この選択された自動取引装置から貨幣を回収し、この回
    収した貨幣を貨幣の不足が生じた自動取引装置へ補充
    し、 上記自動取引装置からの復帰情報により、上記記憶した
    使用状況情報を削除し、上記選択から除かれた自動取引
    装置を選択の対象とする、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理方法。
  8. 【請求項8】 複数の自動取引装置と、 これらの自動取引装置と通信回線を介して接続され、上
    記自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装置と、 上記自動取引装置と通信回線を介して接続され、上記自
    動取引装置を監視する監視センタとから構成されるもの
    において、 上記自動取引装置が、 この自動取引装置の使用状況情報を上記運用管理装置を
    介して上記監視センタへ出力し、 この出力に応答して、使用状況情報に対応する部品が交
    換されて正常状態に復帰した際、復帰情報を上記運用管
    理装置を介して上記監視センタへ出力し、 上記運用管理装置が、 上記自動取引装置からの使用状況情報のうち回収、補充
    処理に関係する使用状況情報のみを記憶し、 貨幣の不足が生じた自動取引装置の発生を判断した際
    に、上記使用状況情報が記憶されている自動取引装置を
    除く他の自動取引装置から回収を行う自動取引装置を選
    択し、 この選択された自動取引装置から貨幣を回収し、この回
    収した貨幣を貨幣の不足が生じた自動取引装置へ補充
    し、 上記自動取引装置からの復帰情報により、上記記憶した
    使用状況情報を削除し、上記選択から除かれた自動取引
    装置を選択の対象とし、 上記監視センタが、 上記自動取引装置からの使用状況情報により部品交換が
    必要か否かを判断し、 この判断により部品交換が必要と判断された際、部品交
    換を指示する、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理方法。
JP9068561A 1997-03-21 1997-03-21 自動取引装置の運用管理システムと自動取引装置の運用管理方法 Pending JPH10261166A (ja)

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JP9068561A JPH10261166A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 自動取引装置の運用管理システムと自動取引装置の運用管理方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008896A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Nippon Atm Kk 自動化機器の状態管理システム
KR101492406B1 (ko) * 2013-09-06 2015-02-16 기산전자 주식회사 지폐처리장치의 상태 분석 및 예측 시스템과 그 계층 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008896A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Nippon Atm Kk 自動化機器の状態管理システム
KR101492406B1 (ko) * 2013-09-06 2015-02-16 기산전자 주식회사 지폐처리장치의 상태 분석 및 예측 시스템과 그 계층 구조

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