JPH09185752A - 自動取引装置の運用管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、操作の慣れ不慣れに応じて、操
作画面の切り替え時間を変え、慣れた人には早い画面、
不慣れな人には遅い画面に切り替えることができ、顧客
の操作し易いものにでき、さらに、後ろで待っている人
にも退屈させないようにできる。 【解決手段】 この発明は、顧客の口座番号に対応して
データベースに記憶されている処理時間に応じて操作画
面の切り替え時間を変えたり、顧客のキー入力の速度に
より操作画面の切り替え時間を変えたりし、さらに各自
動取引装置ごとの上記処理時間あるいはキー入力の速度
から算出される終了予測時間を表示するようにしたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、銀行
などの金融機関の各支店等に配置されて、現金の取引を
自動的に行う複数の自動取引装置の運用を管理する自動
取引装置の運用管理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】金融機関等においては、顧客に対する現
金の支払、振込や顧客による現金の入金（預金）等を自
動的に行う自動取引装置（ＡＴＭ）が広く普及し、その
設置台数も増加の一途をたどっている。

【０００３】このような自動取引装置の前面の操作部に
はガイダンス（操作案内）画面を表示するディスプレイ
があり、顧客はガイダンスに従い暗証番号の入力等を行
い、入金、支払、振込等の取引きを行うことができるよ
うになっている。

【０００４】従来の自動取引装置は、１台１台が独立し
た機械であり、顧客の操作の慣れ不慣れにかかわらず、
あらかじめプログラムされたー定の時間間隔での画面し
か表示せず、慣れた人にとっては画面の表示の切り替わ
りが遅くじれったく感ずるし、不慣れな人にとっては画
面表示の切り替わりが早く感ずる等の不満があった。

【０００５】また、操作者の後ろに並んで待っている人
にとっていつ前の人の操作が終わるのかわからず不快感
を与える原因ともなっていた。

【０００６】このため、操作の慣れ不慣れに応じて、操
作画面の切り替え時間を変え、慣れた人には早い画面、
不慣れな人には遅い画面に切り替えることができ、顧客
の操作し易いものにでき、さらに、後ろで待っている人
にも退屈させないようにできるものが要望されている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】この発明においては、
上記問題点を解決するもので、操作の慣れ不慣れに応じ
て、操作画面の切り替え時間を変え、慣れた人には早い
画面、不慣れな人には遅い画面に切り替えることがで
き、顧客の操作し易いものにでき、さらに、後ろで待っ
ている人にも退屈させないようにできる自動取引装置の
運用管理システムを提供するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明の自動取引装置
の運用管理システムは、取引処理を行う自動取引装置
と、この自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装
置とにより構成されるものにおいて、取引処理にかかる
操作案内画面を順次切替えて表示する表示手段、この表
示手段により表示される操作案内画面により案内される
取引処理にかかる入力を行う入力手段、この入力手段に
よる入力速度を測定する測定手段と、この測定手段によ
り測定された入力速度により操作案内画面の切替え速度
を判断する判断手段、およびこの判断手段により判断し
た操作案内画面の切替え速度により、上記表示手段によ
る操作案内画面の切替え速度を変更する変更手段から構
成されている。

【０００９】この発明の自動取引装置の運用管理システ
ムは、取引処理を行う自動取引装置と、この自動取引装
置の運用状態を管理する運用管理装置とにより構成され
るものにおいて、取引処理にかかる操作案内画面を順次
切替えて表示する表示手段、この表示手段により表示さ
れる操作案内画面により案内される取引処理にかかる入
力を行う入力手段、上記表示手段により操作案内画面が
表示されてから上記入力手段による入力が行われるまで
の入力時間を測定する測定手段、この測定手段により測
定された入力時間により操作案内画面の切替え時間を判
断する判断手段、およびこの判断手段により判断した操
作案内画面の切替え時間により、上記表示手段による所
定の操作案内画面に対する上記入力手段による入力終了
から次の操作案内画面を上記表示手段により表示させる
切替え時間を変更する変更手段から構成されている。

【００１０】この発明の自動取引装置の運用管理システ
ムは、口座番号を有する取引媒体を用いて取引処理を行
う自動取引装置と、この自動取引装置の運用状態を管理
する運用管理装置とにより構成されるものにおいて、上
記取引媒体から口座番号を読取る読取手段、取引処理に
かかる操作案内画面を順次切替えて表示する表示手段、
この表示手段により表示される操作案内画面により案内
される取引処理にかかる入力を行う入力手段、この入力
手段による入力速度を測定する測定手段、上記取引媒体
の口座番号に対する過去の取引処理に関する処理時間を
記憶している記憶手段、上記読取手段により読取られた
口座番号に対応する処理時間が上記記憶手段に記憶され
ている場合、その処理時間に対応する操作案内画面の切
替え速度に、上記表示手段による操作案内画面の切替え
速度を変更する第１の変更手段、上記読取手段により読
取られた口座番号に対応する処理時間が上記記憶手段に
記憶されていない場合、上記測定手段により測定された
入力速度により操作案内画面の切替え速度を判断する判
断手段、およびこの判断手段により判断した操作案内画
面の切替え速度荷、上記表示手段による操作案内画面の
切替え速度を変更する第２の変更手段から構成されてい
る。

【００１１】この発明の自動取引装置の運用管理システ
ムは、取引処理を行う自動取引装置と、この自動取引装
置の運用状態を管理する運用管理装置とにより構成され
るものにおいて、取引処理にかかる操作案内画面を順次
切替えて表示する第１の表示手段、この表示手段により
表示される操作案内画面により案内される取引処理にか
かる入力を行う入力手段、この入力手段による入力速度
を測定する測定手段、この測定手段により測定された入
力速度により操作案内画面の切替え速度を判断する判断
手段、この判断手段により判断した操作案内画面の切替
え速度により、上記第１の表示手段による操作案内画面
の切替え速度を変更する変更手段、上記測定手段により
測定された入力速度により自動取引装置での処理終了時
間を算出する算出手段、およびこの算出手段により算出
した自動取引装置での処理終了時間を表示する終了時間
表示手段から構成されている。

【００１２】この発明の自動取引装置の運用管理システ
ムは、口座番号を有する取引媒体を用いて取引処理を行
う自動取引装置と、この自動取引装置の運用状態を管理
する運用管理装置とにより構成されるものにおいて、上
記取引媒体から口座番号を読取る読取手段、取引処理に
かかる操作案内画面を順次切替えて表示する表示手段、
この表示手段により表示される操作案内画面により案内
される取引処理にかかる入力を行う入力手段、上記取引
媒体の口座番号に対する過去の取引処理に関する処理時
間を記憶している記憶手段、および上記読取手段により
読取られた口座番号に対応する処理時間が上記記憶手段
に記憶されている場合、その処理時間に対応する操作案
内画面の切替え速度に、上記表示手段による操作案内画
面の切替え速度を変更する変更手段から構成されてい
る。

【００１３】この発明の自動取引装置の運用管理システ
ムは、口座番号を有する取引媒体を用いて取引処理を行
う自動取引装置と、この自動取引装置の運用状態を管理
する運用管理装置とにより構成されるものにおいて、上
記取引媒体から口座番号を読取る読取手段、取引処理に
かかる操作案内画面を順次切替えて表示する表示手段、
この表示手段により表示される操作案内画面により案内
される取引処理にかかる入力を行う入力手段、上記取引
媒体の口座番号に対する過去の取引処理に関する処理時
間を記憶している記憶手段、上記読取手段により読取ら
れた口座番号に対応して上記記憶手段に記憶されている
処理時間が所定時間より遅い場合、操作案内画面の切替
え速度を所定速度より遅い第１の速度と判断し、上記処
理時間が所定時間より早い場合、操作案内画面の切替え
速度を所定速度より早い第２の速度と判断する判断手
段、およびこの判断手段により判断した操作案内画面の
第１あるいは第２の切替え速度により、上記表示手段に
よる操作案内画面の切替え速度を変更する変更手段から
構成されている。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。

【００１５】図１および図２は、この実施例に係る自動
取引装置の運用管理システムの全体の構成を概略的に示
したものである。この自動取引装置の運用管理システム
は、所定の通信ネットワークＮに接続された、運用管理
装置１、複数台の自動取引装置（以下ＡＴＭと呼ぶ）１
０、…、モニタ２と、通信ネットワークＮとモニタ２を
介して運用管理装置１と通信可能なように接続されたキ
ャリアステーション３と、これらＡＴＭ１０、〜…間を
自動走行しながら各ＡＴＭ１０、…に対し取引媒体とし
て、例えば、紙幣の補充および回収を行う現金受渡し装
置（以下、キャリアと呼ぶ）４と、運用管理装置１に接
続された大型ディスプレイ５とから構成されている。

【００１６】運用管理装置１は、通信ネットワークＮを
介して各ＡＴＭ１０、…から送信される運用状態のモニ
タリング、係員の支援、および現金融通管理処理を実行
し、各ＡＴＭ１０、…、キャリア４に対し各種制御指示
を行うとともに、各ＡＴＭ１０、…における顧客の操作
状況を逐次監視することにより、顧客の操作時間を把握
し、操作が早い人には早い人向けにガイダンス画面（操
作案内画面）の切り替え時間を短くし、操作に不慣れで
遅い人には遅い人向けにガイダンス画面の切り替え時間
を長くし、さらに各ＡＴＭ１０、…の現在の取引処理の
終了予測時間を大型ディスプレイ５で表示することによ
り、待っている人に操作終了時刻を知らせることができ
るものである。運用管理装置１には、例えば、汎用のパ
ーソナルコンピュータを用いてもよい。

【００１７】モニタ２は、通信ネットワークＮを介して
運用管理装置１と通信を行うことにより、キャリア４や
各ＡＴＭ１０、…の運用状態を表示、例えば、キーボー
ドを介してキャリア４に対しマニュアルで操作指示入力
を行うものである。モニタ２は例えば、ノート型パソコ
ンを用いてもよい。

【００１８】キャリアステーション３は、モニタ２を介
して運用管理装置１に接続されていて、キャリア４のバ
ッテリへの充電のためのステーションである。待機中の
キャリア４は常に、このキャリアステーション３の給電
ソケットに接続されて、充電されるようになっている。
また、運用管理装置１、モニタ２からキャリア４への制
御指示は、通常、キャリアステーション３で電波に変換
され、無線にてキャリア４に転送されるようになってい
る。

【００１９】キャリア４は、ＡＴＭと紙幣の受け渡しを
行うための装填カセットを着脱可能に備えている。ま
た、このキャリア４は、複数のＡＴＭ１０、…間を運用
管理装置１からの動作指示をキャリアステーション３の
アンテナ３８を介して、アンテナ３０で無線にて受信す
ると、その動作指示に従って自動走行しながら、ＡＴＭ
１０に対して紙幣の補充および回収といった紙幣の融通
を行うものである。なお、キャリア４には常時１個の装
填カセットが保持できるようになっている。

【００２０】大型ディスプレイ５は、図３に示すよう
に、各ＡＴＭ１０、…の現在の取引き処理の終了予測時
間（処理終了時間）を表示するものである。この表示は
時間の経過に伴って減算表示されるようになっている。

【００２１】ＡＴＭ１０、…は、金融機関等において
は、顧客に対して現金の支払、振込等の現金取引処理を
自動的に行うもので、例えば、顧客との取引を行った結
果、資金量に変動が生じて、その運用状態が変化したと
きに、通信ネットワークＮを介して運用管理装置１に送
信するようになっている。また、各ＡＴＭ１０、…の背
面には、キャリア４に具備された装填カセットを着脱す
る際に、自動的に開閉する子扉２６が具備されている。

【００２２】図２において、ＡＴＭ１０、…は、その後
面が平行に揃った状態で、金融機関の床面２５上に並ん
で設置されている。ＡＴＭ１０、…は、それぞれ通信制
御部を介して通信ネットワークＮに接続されている。ま
た、通信ネットワークＮには、各ＡＴＭ１０、…を監視
する運用管理装置１が接続されている。そして、この運
用管理装置１には、各ＡＴＭ１０、…からＡＴＭの動作
状態、例えば障害発生状況や、取扱媒体として、紙幣や
硬貨の残量等が通信ネットワークＮを介して随時報告さ
れる。

【００２３】図４に示すように、ＡＴＭ１０は、ほぼ矩
形箱状の本体１４を備え、本体の前面には、利用者に対
面する略Ｌ字形状の接客パネル１５が設けられている。
接客パネル１５には、タッチパネルを兼ねた表示部１
６、扉１７によって開閉される紙幣入出金口１８、硬貨
入出金口１９、カード挿入口２０、通帳挿入口２１等が
設けられている。

【００２４】このようなＡＴＭ１０では、取引に際して
表示部１６のカイダンスに従い、顧客が預け入れ（預
金、入金）、引き出し（支払、出金）、振込等の取引の
種類を選択し取引を開始し、さらに顧客が表示部１６の
画面のガイダンスに従い、カード及び通帳を挿人するこ
とにより、取引を継続し、更に表示部１６の画面の表示
に従い、預金の時は紙幣を投入し、振込の場合には紙幣
や硬貨を投入するようになっている。

【００２５】この表示部１６のガイダンス画面の表示の
切替え時間、つまり所定のガイダンス画面に対する入力
の終了から次のガイダンス画面を表示するまでの切替え
時間を数種類有しており、運用管理装置１からの指示に
より変更されるようになっている。

【００２６】また、図２に示すように、本体１４内に
は、利用者に対して紙幣を入出金するための紙幣部とし
ての紙幣入出金ユニット２２、図示しない硬貨部として
の硬貨入出金ユニット、図示しないカード・ジャーナル
部、図示しない通帳部等が配設されている。これらの紙
幣入出金ユニット２２および硬貨入出金ユニットは現金
収納部を構成している。また、本体１４の後面には、紙
幣入出金ユニット２２のカセット装填部２３に対向した
搬入口２４が形成され、この搬入口２４は、例えば、上
下に開く子扉２６によって開閉される。

【００２７】一方、キャリア４は、通信ネットワークＮ
に接続されたキャリアステーション３からの無線による
指令に従い、例えば、床面２５上のＡＴＭ１０、…の後
面に沿って設置された２本のレールＲ上を走行移動でき
るように設けられている。

【００２８】キャリアステーション３は、モニタ２にて
実行可能な機能の一部を兼ね備え、通信ネットワークＮ
を介して運用管理装置１との間で情報および指令の連絡
を行うようになっている。運用管理装置１から通信ネッ
トワークＮを介し入力された指令信号は、コンバータに
よって無線信号に変換され、更に、無線モデム、アンテ
ナ３０を介してキャリア４へ送信される。また、待機中
のキャリア４は常に、このキャリアステーション３の給
電ソケット２７に接続されて、充電されるようになって
いる キャリア４には、２つの駆動輪３１が設けられて自走可
能となっている。また、キャリア４は、常に１個の装填
カセット２８を保持し、この装填カセット２８は、着脱
可能なように支持されている。この装填カセット２８
は、その内部に多数の紙幣が積層状態で収納されるよう
になっていて、キャリアステーション３からの指令に従
って所定のＡＴＭと対向する位置まで自走してＡＴＭ本
体１４の後面に設けられた搬入口２４を介して、ＡＴＭ
のカセット装填部２３と装填カセット２８との間で紙幣
の受渡しを行うようになっている。

【００２９】図５は、ＡＴＭ１０、…の内部構成を概略
的に示すもので、カードリーダ部５０、伝票処理ユニッ
ト５１、通帳プリント部５２、入出金ユニット５３、硬
貨入出金ユニット５４、接客ユニット５５、音声案内ユ
ニット５６、内部モニタ５７、ＲＡＭ等で構成される記
憶部５８、通信制御部５９、フロッピーディスク装置６
０、現金融通管理部６１、主制御部６２、電源部６３に
よって構成される。

【００３０】カードリーダ部５０は、カード挿入口２０
から挿入された、例えば、磁気カードを受け入れて、そ
の磁気カードの磁気ストライプに対してデータの読取り
あるいは書込みを行うものである。

【００３１】伝票処理ユニット５１は、主に、利用者に
対する出金取引の際の伝票（レシート）を印刷して、例
えば、カード挿入口２０を兼ねた伝票発行口への伝票発
行を行うようになっている。

【００３２】通帳プリント部５２は、通帳挿入口２１か
ら挿入された通帳を受入れて、その磁気ストライプに対
する磁気情報の読取りおよび記録を行うとともに、取引
内容の印字を行うものである。

【００３３】紙幣入出金ユニット２２は、紙幣入出金口
１８に投入された紙幣を判別・計数して収納するととも
に、必要に応じて、あらかじめ収納された紙幣を所定枚
数だけ取り出して紙幣入出金口１８から一括して払い出
すようになっている。また、取り忘れた紙幣の入金返
却、取り忘れ回収、装填および精査機能を備えている。
さらに、キャリア４との間で紙幣の補充、回収を行う際
に、紙幣の枚数を計数するためのカウンタ２２ａを具備
している。

【００３４】硬貨入出金ユニット５４は、硬貨入出金口
１９に一括して投入された硬貨を判別・計数して収納す
るとともに、必要に応じて、あらかじめ収納された硬貨
を所定枚数だけ取り出して、硬貨入出金口１９から一括
して払い出すようになっている。

【００３５】接客ユニット５５は、タッチパネルを兼ね
たＣＲＴ表示部１６などから構成されている。音声案内
ユニット５６は、音声により利用者の操作を誘導する案
内を行うものである。

【００３６】内部モニタ５７は、ＡＴＭの運用に係る係
員に、運用状態を通知するとともに、係員による操作指
示の入力を行うためのものである。

【００３７】記憶部５８は、各種データの記憶に用いら
れる。

【００３８】通信制御部５９は、通信ネットワークＮを
介して、運用管理装置１との間でデータの送受信を行う
際の通信制御を司るものである。

【００３９】フロッピーディスク装置６０は、ＡＴＭの
運用に係る処理手順のプログラムを格納するとともに、
取引に供する各種の情報や取引の記録、本装置の運用状
態の記録、本装置固有に設定された特殊な情報の格納な
どを行う。

【００４０】現金融通管理部６１は、本装置の運用状態
を管理するもので、ここで管理されている各種情報をも
とに、主制御部６２の制御に従って、通信制御部５９、
通信ネットワークＮを介して運用管理装置１に対しＡＴ
Ｍの運用状態を通知されたり、運用管理装置１から通信
ネットワークＮ、通信制御部５９を介して受信した制御
指示に対応した所定の処理を行うようになっている。ま
た、現金融通管理処理動作の実施記録を記憶して、具備
するジャーナルプリンタにて印刷するようにしてもよ
い。

【００４１】主制御部６３は、フロッピーディスク装置
３２あるいは記憶部５８に記憶されたプログラム情報を
参照しつつ、各ユニット５０〜５６、内部モニタ５７、
記憶部６２、現金融通管理部６１、および、通信制御部
５９を制御して、所定の取引処理動作、現金融通管理処
理動作を行わしめるようになっている。すなわち、運用
管理装置１から通信ネットワークＮ、通信制御部５９を
介して、現金融通管理処理に関する所定の指示を受ける
と、紙幣入出金ユニット２２からキャリア４への紙幣回
収、および、キャリア４から紙幣入出金ユニット２２へ
の紙幣補充を実行するための制御を行ったり、また、運
用管理装置１からの指示を受けてキャリア４の状態を運
用管理装置１に対し通知するようになっている。

【００４２】ＡＴＭ１０内には、運用状態を管理する現
金融通管理部６１が設けられ、ここで管理されている各
種情報をもとに、通信制御部５９、通信ネットワークＮ
を介して運用管理装置１に対しＡＴＭ１０の運用状態を
通知されたり、運用管理装置１から通信ネットワーク
Ｎ、通信制御部５９を介して受信した制御指示に対応し
た所定の処理を行うようになっている。

【００４３】ＡＴＭ１０は、出金、入金、記帳、照会、
振込、振替等の取引時に、その取引内容を運用管理装置
１に対して通知し、それらの取引時に表示部１６のガイ
ダンス画面に対するキー入力までの処理時間を通知する
ものである。同様に、補充・回収の処理終了後に、その
処理内容を運用管理装置１に対して通知するものであ
る。さらに、運用管理装置１からの指示により表示部１
６のガイダンス画面の表示の切替え時間の変更が指示さ
れた際に、その指示に応じて表示部１６のガイダンス画
面の表示の切替え時間を変更するようになっている。

【００４４】ＡＴＭ１０は、運用管理装置１から通信ネ
ットワークＮ、通信制御部を介して、現金融通管理処理
に関する所定の指示を受けると、紙幣入出金ユニット２
２からキャリア４への紙幣回収、および、キャリア４か
ら紙幣入出金ユニット２２への紙幣補充を実行するため
の制御を行い、また、運用管理装置１からの指示を受け
てキャリア４の状態を運用管理装置１に対し通知するよ
うになっている。

【００４５】運用管理装置１について図６に示すブロッ
ク図を用いて説明する。

【００４６】すなわち、運用管理装置１の全体を制御す
る主制御部４０が設けられている。この主制御部４０に
は、制御プログラムが記憶されている制御プログラム記
憶部４１、プログラムを実行する上で必要なデータを記
憶するデータ記憶部４２、制御プログラム記憶部４１に
書き込まれるプログラムやデータ記憶部４２に記憶され
ているデータのうち必要なデータを記録するとともに、
各ＡＴＭ１０、…等で実行される取引きの取引記録が書
込まれる磁気ディスク装置４３、ＡＴＭ１０、…等の稼
働状況が表示されるプラズマディスプレイによる表示部
４４、係員による通常の業務における操作や表示部４４
の表示内容の切換えなどを行うキーボード４５、通信ネ
ットワークＮに接続するためのインターフェース４６、
および別に設置されている印刷装置に対し、印字データ
を出力することができる外部装置に接続される外部印刷
部インターフェース４７が接続されている。

【００４７】主制御部４０は、大型ディスプレイ５で、
各ＡＴＭ１０、…の現在の取引き処理の終了予測時間
（処理終了時間）を表示するものである。この表示され
る時間は、図示しないタイマによりその時間経過に伴っ
て減算されるようになっている。 取引開始時に表示さ
れる時間は、処理状況テーブル４２ａから読出した値で
ある。

【００４８】表示部４４で表示されているファンクショ
ンキー（Ｆ１、…）の入力は、キーボード４５上のファ
ンクションキーＦ１、…のキー入力、または表示部４４
に表示されているカーソルをキーボード４５あるいは図
示しないマウスを用いて指定（クリック）することによ
り行う。

【００４９】次に、運用管理装置１によるＡＴＭ１０、
…の運用管理について説明する。すなわち、運用管理装
置１のデータ記憶部４２には、処理状況テーブル４２
ａ、データベーステーブル４２ｂ等が設けられている。
処理状況テーブル４２ａ、データベーステーブル４２ｂ
の記憶内容は、それぞれ各ＡＴＭ１０、…から通知され
てくるデータに応じて更新されるようになっている。

【００５０】処理状況テーブル４２ａは、各ＡＴＭ１
０、…ごとに、ＡＴＭの番号としての号機−機番に対応
して、現在取扱い中の取引処理の終了予測時間を記憶す
るようになっている。

【００５１】データベーステーブル４２ｂには、図７に
示すように、顧客情報としての口座番号に対して、過去
に取引のあった取引処理（入金、出金、振込）の処理時
間が記憶されるようになっている。

【００５２】運用管理装置１では、各ＡＴＭ１０、…か
ら通知された運用状態に応じてモニタリングが行えると
ともに、紙幣回収、および補充に対するキャリア４に対
する動作指示等が行えるようになっている。

【００５３】次に、自動取引装置１０、…と運用管理装
置１の処理を、図８、図９に示すフローチャートを参照
しつつ説明する。

【００５４】まず、自動取引装置１０の処理動作につい
て図８に示すフローチャートを参照しつつ説明する。

【００５５】すなわち、主制御部６２は、最初、表示部
１６でガイダンス画面として取引内容の選択案内画面を
表示している（Ｓ１）。

【００５６】この案内に応じて、顧客は、取引内容とし
てたとえば出金を表示部１６のタッチキーの入力により
選択する（Ｓ２）。

【００５７】すると、主制御部６２は、表示部１６のガ
イダンス画面をカードの挿入案内画面の表示に切替える
（Ｓ３）。

【００５８】この案内に応じて、顧客は、カードをカー
ド挿入口２０から挿入する（Ｓ４）。すると、カードリ
ーダ部５０で読取られた口座番号が主制御部６２に供給
される。これにより、主制御部６２は、選択されている
出金取引を示すデータと口座番号とを通信制御部５９を
介して運用管理装置１に送信する（Ｓ５）。

【００５９】この送信に対応して、運用管理装置１から
通信制御部５９を介して画面切替え時間の変更の指示を
受信した際（Ｓ６）、主制御部６２は、表示部１６のガ
イダンス画面の切替え時間を変更する（Ｓ７）。たとえ
ば、早い切替え時間の場合、一般的な通常の画面切替え
時間よりも早い画面切替え時間に変更し、遅い切替え時
間の場合、一般的な通常の画面切替え時間よりも遅い画
面切替え時間に変更する。

【００６０】また、カードの挿入に応じて、主制御部６
２は、表示部１６のガイダンス画面を通帳の挿入案内画
面の表示に切替える（Ｓ８）。この案内に応じて、顧客
は、通帳を通帳挿入口２１から挿入する（Ｓ９）。

【００６１】この通帳の挿入に応じて、主制御部６２
は、表示部１６のガイダンス画面を暗証入力の案内画面
の表示に切替える（Ｓ１０）。この案内に応じて、顧客
は、暗証を表示部１６のタッチキーにより入力する（Ｓ
１１）。

【００６２】この暗証の入力に応じて、主制御部６２
は、暗証入力の案内画面を表示してから暗証を入力する
までの時間（処理速度、入力速度）を測定し（Ｓ１
２）、その処理速度の測定内容を通信制御部５９を介し
て運用管理装置１に送信する（Ｓ１３）。

【００６３】この送信に対応して、運用管理装置１から
通信制御部５９を介して画面切替え時間の変更の指示を
受信した際（Ｓ１４）、主制御部６２は、表示部１６の
ガイダンス画面の切替え時間を変更する（Ｓ１５）。た
とえば、早い切替え時間の場合、一般的な通常の画面切
替え時間よりも早い画面切替え時間に変更し、遅い切替
え時間の場合、一般的な通常の画面切替え時間よりも遅
い画面切替え時間に変更する。

【００６４】また、暗証の入力に応じて、主制御部６２
は、表示部１６のガイダンス画面を出金金額の入力案内
画面の表示に切替える（Ｓ１６）。この案内に応じて、
顧客は、出金金額を表示部１６のタッチキーにより入力
する（Ｓ１７）。

【００６５】この出金金額の入力に応じて、主制御部６
２は、表示部１６のガイダンス画面を待機の案内画面の
表示に切替え（Ｓ１８）、暗証と出金金額を通信制御部
５９を介して運用管理装置１に送信する（Ｓ１９）。

【００６６】また、主制御部６２は、紙幣入出金ユニッ
ト５４を制御して出金金額の紙幣を準備する（Ｓ２
０）。

【００６７】この送信に対応して、運用管理装置１から
通信制御部５９を介して出金取引の許可を受信した際
（Ｓ２１）、主制御部６２は、表示部１６のガイダンス
画面をカード、通帳の返却と出金紙幣の支払いの案内画
面の表示に切替える（Ｓ２２）。

【００６８】この後、カードと通帳と出金紙幣が顧客に
より受け取られ正常に終了した際、（Ｓ２３）取引終了
を通信制御部５９を介して運用管理装置１に送信する
（Ｓ２４）。

【００６９】運用管理装置１の処理動作について図９に
示すフローチャートを参照しつつ説明する。

【００７０】すなわち、主制御部４０は、所定の自動取
引装置１０から出金取引を示すデータと口座番号とがイ
ンターフェース４６を介して供給された際（Ｓ３０）、
その口座番号の出金取引の前回あるいは過去取引の平均
の処理時間をデータベーステーブル４２ｂから読出し
（Ｓ３１）、この読出した処理時間を終了予測時間とし
て、図３に示すように、大型ディスプレイ５の対応する
自動取引装置１０の表示位置に表示し（Ｓ３２）、また
その処理時間に対応する操作案内画面の切替え速度をイ
ンターフェース４６を介して対応する自動取引装置１０
へ送信する（Ｓ３３）。その処理時間が所定時間（平均
的な出金取引時間）より長い場合、遅い切替え速度が送
信され、その処理時間が所定時間より短い場合、早い切
替え速度が送信される。

【００７１】また、データベーステーブル４２ｂから処
理時間が読み出せなかった場合（Ｓ３１）、主制御部４
０は、対応する自動取引装置１０からインターフェース
４６を介して処理速度の測定内容が供給された際に（Ｓ
３４）、処理速度の測定内容によりガイダンス画面の切
替え速度を判断し（Ｓ３５）、判断したガイダンス画面
の切替え速度をインターフェース４６を介して対応する
自動取引装置１０に送信する（Ｓ３６）。その処理速度
が所定速度（平均的な処理速度）より遅い場合、遅い切
替え速度が送信され、その処理速度が所定速度より早い
場合、早い切替え速度が送信される。

【００７２】また、主制御部４０は、処理速度の測定内
容と取引の種類と操作ステップ数から終了予測時間を算
出し、この算出した終了予測時間を、図３に示すよう
に、大型ディスプレイ５の対応する自動取引装置１０の
表示位置に表示する（Ｓ３７）。

【００７３】また、主制御部４０は、対応する自動取引
装置１０からインターフェース４６を介して暗証と出金
金額が供給された際に（Ｓ３８）、その暗証と出金金額
と上記取引の口座番号とにより出金取引が可能か否かを
図示しないホストを用いて確認し、この確認した結果を
インターフェース４６を介して対応する自動取引装置１
０に送信する（Ｓ３９）。

【００７４】また、主制御部４０は、対応する自動取引
装置１０からインターフェース４６を介して処理の終了
が供給された際に（Ｓ４０）、その処理時間を算出し、
この算出した処理時間でデータベース４２ｂの記憶内容
を更新する（Ｓ４１）。

【００７５】なお、上記例では、出金取引の場合につい
て説明したが、入金、振込等の他の取引種目が選択され
た場合も同様に実施できる。

【００７６】上記したように、顧客の口座番号に対応し
てデータベースに記憶されている処理時間に応じて操作
画面の切り替え時間を変えたり、顧客のキー入力の速度
により操作画面の切り替え時間を変えたりし、さらに各
自動取引装置ごとの上記処理時間あるいはキー入力の速
度と取引の種類と操作ステップ数から算出される終了予
測時間を表示するようにしたものである。

【００７７】これにより、操作の慣れ不慣れに応じて、
操作画面の切り替え時間を変え、慣れた人には早い画
面、不慣れな人には遅い画面に切り替えることができ、
顧客の操作し易いものにでき、さらに、後ろで待ってい
る人にも退屈させないようにできる。

【００７８】

【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、操作の慣れ不慣れに応じて、操作画面の切り替え時
間を変え、慣れた人には早い画面、不慣れな人には遅い
画面に切り替えることができ、顧客の操作し易いものに
でき、さらに、後ろで待っている人にも退屈させないよ
うにできる自動取引装置の運用管理システムを提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を説明するための自動取引
装置の運用管理処理システムの全体の概略構成を示す
図。

【図２】自動取引装置の運用管理処理システムの要部の
概略構成を示す斜視図。

【図３】大型ディスプレイの表示例を示す図。

【図４】自動取引装置の概略構成を示す斜視図。

【図５】自動取引装置の概略構成を示すブロック図。

【図６】運用管理装置の概略構成を示すブロック図。

【図７】データベースの記憶例を説明するための図。

【図８】運用管理装置の処理を説明するためのフローチ
ャート。

【図９】自動取引装置の処理を説明するためのフローチ
ャート。

【符号の説明】

１…運用管理装置 Ｎ…ネットワーク ５…大型ディスプレイ １０…ＡＴＭ １６…表示部 ４０、６２…主制御部 ４２…データ記憶部 ４２ａ…データベース

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 取引処理を行う自動取引装置と、 この自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装置と
   により構成される自動取引装置の運用管理システムにお
   いて、 取引処理にかかる操作案内画面を順次切替えて表示する
   表示手段と、 この表示手段により表示される操作案内画面により案内
   される取引処理にかかる入力を行う入力手段と、 この入力手段による入力速度を測定する測定手段と、 この測定手段により測定された入力速度により操作案内
   画面の切替え速度を判断する判断手段と、 この判断手段により判断した操作案内画面の切替え速度
   により、上記表示手段による操作案内画面の切替え速度
   を変更する変更手段とを有する、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理システム。
2. 【請求項２】 上記判断手段は、上記測定手段により測
   定された入力速度が所定速度より遅い場合、操作案内画
   面の切替え速度を所定速度より遅い第１の速度と判断
   し、上記入力速度が所定速度より早い場合、操作案内画
   面の切替え速度を所定速度より早い第２の速度と判断す
   る処理手段を有し、 上記変更手段は、この処理手段により判断した操作案内
   画面の第１あるいは第２の切替え速度により、上記表示
   手段による操作案内画面の切替え速度を変更する変更手
   段であることを特徴とする請求項１に記載の自動取引装
   置の運用管理システム。
3. 【請求項３】 取引処理を行う自動取引装置と、 この自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装置と
   により構成される自動取引装置の運用管理システムにお
   いて、 取引処理にかかる操作案内画面を順次切替えて表示する
   表示手段と、 この表示手段により表示される操作案内画面により案内
   される取引処理にかかる入力を行う入力手段と、 上記表示手段により操作案内画面が表示されてから上記
   入力手段による入力が行われるまでの入力時間を測定す
   る測定手段と、 この測定手段により測定された入力時間により操作案内
   画面の切替え時間を判断する判断手段と、 この判断手段により判断した操作案内画面の切替え時間
   により、上記表示手段による所定の操作案内画面に対す
   る上記入力手段による入力終了から次の操作案内画面を
   上記表示手段により表示させる切替え時間を変更する変
   更手段とを有する、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理システム。
4. 【請求項４】 上記判断手段は、上記測定手段により測
   定された入力時間が所定時間の場合、操作案内画面の切
   替え時間を第１の時間と判断し、上記入力時間が所定時
   間より遅い場合、操作案内画面の切替え時間を所定時間
   より遅い第１の時間と判断し、上記入力時間が所定時間
   より早い場合、操作案内画面の切替え時間を所定時間よ
   り早い第２の時間と判断する処理手段と、 上記変更手段は、この処理手段により判断した操作案内
   画面の第１あるいは第２の切替え時間により、上記表示
   手段による所定の操作案内画面に対する上記入力手段に
   よる入力終了から次の操作案内画面を上記表示手段によ
   り表示させる切替え時間を変更する変更手段であること
   を特徴とする請求項３に記載の自動取引装置の運用管理
   システム。
5. 【請求項５】 口座番号を有する取引媒体を用いて取引
   処理を行う自動取引装置と、 この自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装置と
   により構成される自動取引装置の運用管理システムにお
   いて、 上記取引媒体から口座番号を読取る読取手段と、 取引処理にかかる操作案内画面を順次切替えて表示する
   表示手段と、 この表示手段により表示される操作案内画面により案内
   される取引処理にかかる入力を行う入力手段と、 この入力手段による入力速度を測定する測定手段と、 上記取引媒体の口座番号に対する過去の取引処理に関す
   る処理時間を記憶している記憶手段と、 上記読取手段により読取られた口座番号に対応する処理
   時間が上記記憶手段に記憶されている場合、その処理時
   間に対応する操作案内画面の切替え速度に、上記表示手
   段による操作案内画面の切替え速度を変更する第１の変
   更手段と、 上記読取手段により読取られた口座番号に対応する処理
   時間が上記記憶手段に記憶されていない場合、上記測定
   手段により測定された入力速度により操作案内画面の切
   替え速度を判断する判断手段と、 この判断手段により判断した操作案内画面の切替え速度
   荷、上記表示手段による操作案内画面の切替え速度を変
   更する第２の変更手段とを有する、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理システム。
6. 【請求項６】 上記測定手段により測定された入力速度
   により自動取引装置での処理終了時間を算出する算出手
   段と、 この算出手段により算出した自動取引装置での処理終了
   時間を表示する終了時間表示手段とを有する、 ことを特徴とする請求項５に記載の自動取引装置の運用
   管理システム。
7. 【請求項７】 上記算出手段は、上記読取手段により読
   取られた口座番号に対応する処理時間が上記記憶手段に
   記憶されている場合、その処理時間に基づき上記自動取
   引装置での処理終了時間を算出する第１の算出手段と、 上記読取手段により読取られた口座番号に対応する処理
   時間が上記記憶手段に記憶されていない場合、上記測定
   手段により測定された入力速度により上記自動取引装置
   での処理終了時間を算出する第２の算出手段とを有す
   る、 ことを特徴とする請求項６に記載の自動取引装置の運用
   管理システム。
8. 【請求項８】 取引処理を行う自動取引装置と、 この自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装置と
   により構成される自動取引装置の運用管理システムにお
   いて、 取引処理にかかる操作案内画面を順次切替えて表示する
   第１の表示手段と、 この表示手段により表示される操作案内画面により案内
   される取引処理にかかる入力を行う入力手段と、 この入力手段による入力速度を測定する測定手段と、 この測定手段により測定された入力速度により操作案内
   画面の切替え速度を判断する判断手段と、 この判断手段により判断した操作案内画面の切替え速度
   により、上記第１の表示手段による操作案内画面の切替
   え速度を変更する変更手段と、 上記測定手段により測定された入力速度により自動取引
   装置での処理終了時間を算出する算出手段と、 この算出手段により算出した自動取引装置での処理終了
   時間を表示する終了時間表示手段とを有する、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理システム。
9. 【請求項９】 口座番号を有する取引媒体を用いて取引
   処理を行う自動取引装置と、 この自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装置と
   により構成される自動取引装置の運用管理システムにお
   いて、 上記取引媒体から口座番号を読取る読取手段と、 取引処理にかかる操作案内画面を順次切替えて表示する
   表示手段と、 この表示手段により表示される操作案内画面により案内
   される取引処理にかかる入力を行う入力手段と、 上記取引媒体の口座番号に対する過去の取引処理に関す
   る処理時間を記憶している記憶手段と、 上記読取手段により読取られた口座番号に対応する処理
   時間が上記記憶手段に記憶されている場合、その処理時
   間に対応する操作案内画面の切替え速度に、上記表示手
   段による操作案内画面の切替え速度を変更する変更手段
   とを有する、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理システム。
10. 【請求項１０】 上記記憶手段に記憶された上記口座番
    号に対応する処理時間により上記自動取引装置での処理
    終了時間を算出する算出手段と、 この算出手段により算出された上記自動取引装置の処理
    終了時間を表示する終了時間表示手段とを有する、 ことを特徴とする請求項９に記載の自動取引装置の運用
    管理システム。
11. 【請求項１１】 口座番号を有する取引媒体を用いて取
    引処理を行う自動取引装置と、 この自動取引装置の運用状態を管理する運用管理装置と
    により構成される自動取引装置の運用管理システムにお
    いて、 上記取引媒体から口座番号を読取る読取手段と、 取引処理にかかる操作案内画面を順次切替えて表示する
    表示手段と、 この表示手段により表示される操作案内画面により案内
    される取引処理にかかる入力を行う入力手段と、 上記取引媒体の口座番号に対する過去の取引処理に関す
    る処理時間を記憶している記憶手段と、 上記読取手段により読取られた口座番号に対応して上記
    記憶手段に記憶されている処理時間が所定時間より遅い
    場合、操作案内画面の切替え速度を所定速度より遅い第
    １の速度と判断し、上記処理時間が所定時間より早い場
    合、操作案内画面の切替え速度を所定速度より早い第２
    の速度と判断する判断手段と、 この判断手段により判断した操作案内画面の第１あるい
    は第２の切替え速度により、上記表示手段による操作案
    内画面の切替え速度を変更する変更手段とを有する、 ことを特徴とする自動取引装置の運用管理システム。