JP2005067684A - 燃料供給システム - Google Patents

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Kazuhiro Obara
一洋 小原
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Abstract

【課題】燃料供給機での異常内容を確認できること。
【解決手段】 燃料供給機は、セルフサービス方式であるので、予め決められた制限量が供給されたとき、あるいは給液ポンプが起動されてから所定時間が経過しても燃料供給が終了しない場合には、給液ポンプを強制的に自動停止させて過剰な燃料供給を防止する停止機能が設けられている。予め決められた制限量が供給されたときの停止の場合、例えば、ブザー音を発声すると共に、「給液ポイント〔3〕給液量制限に到達しました」といったメッセージ102がモニタ84の画面中央に拡大表示される。これにより、係員は、給液ポイント〔3〕において、給液量制限によるポンプ停止が行われたことを即座に確認することができる。そのため、モニタ84を見ていた係員は、その場で停止理由を顧客に説明して、給液停止を解除させる操作を行うことができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は燃料供給システムに係り、特に燃料供給機で何らかの異常が発生した場合に当該燃料供給機よりの燃料の供給を自動的に停止させる機能を有する燃料供給システムに関する。
給液所に設置されるセルフサービス方式の燃料供給機では、顧客自身が液種の選択、供給方式(満タン方式かプリセット方式)の選択、支払い方法(現金かプリペイドカードかクレジットカード)の選択などを行い、事務所の係員が安全を確認した上で事務所内に設けられた燃料供給許可機を用いて前記燃料供給機に対して許可操作すると顧客自身による車両への燃料供給が可能になる。
この種の燃料供給機では、顧客である車両の運転者自身が操作することになるので、運転者の中には操作に慣れていない初心者も含まれるため、操作ミスによって何らかの異常が発生した場合には、異常を検知して異常個所を表示する機能が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
また、セルフサービス方式の場合、予め決められた制限量が供給されたとき、あるいは燃料供給許可が出力されて給液ポンプが起動されてから所定時間が経過しても燃料供給が終了しない場合には、過剰な燃料供給を防止するため、給液ノズルがノズル掛けに戻されていなくてもポンプを強制的に自動停止させる停止機能が設けられている燃料供給機もある。
特開平8−268500号公報
従来の燃料供給システムでは、機器の故障などで異常が発生した場合には、異常個所が表示されることにより、メンテナンスを速やかに行うことが可能になるが、機器の故障ではなく顧客(運転者)の操作ミスなどにより停止機能が作動してポンプ停止になった場合、機器自体に異常は無いため異常個所が表示されないことにより、給液所の係員は、燃料供給機で停止機能が作動したことが分からない状況になっている。
一方、燃料供給を行っている顧客は、計量機の制限機能により燃料供給が突然停止した場合、例えば、車両のガラスを拭いてから燃料供給を開始するなどして燃料供給が遅れたのが原因であることが分からず、事務所の係員に苦情を言うことになる。
しかしながら、給液所の係員は、燃料供給機の状態がどのようになっているのかが分からないため、事務所から当該燃料供給機の設置場所に移動して原因を調べてから対処方法を考えることになる。
そのため、従来は、顧客が燃料供給中にポンプ停止になった場合の対処方法が分かるまでにかなりの時間がかかり、給液所の効率が低下するばかりか、給液所に対する信頼性が低下してしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は上記課題を解決した燃料供給システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、被燃料供給体に対して燃料を供給するための燃料供給機と、
該燃料供給機自体の故障以外の異常を検出するための異常検出手段と、
該異常検出手段により異常が検出された場合に前記燃料供給機による燃料供給を停止させる停止手段と、
該停止手段により燃料供給が停止された情報を記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された情報に基づいて停止理由をモニタに表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記異常検出手段が、前記燃料供給機から供給された燃料の供給量が所定量に達した場合に異常を検出することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記異常検出手段が、前記燃料供給機を用いての燃料の供給可能状態が所定時間維持された場合に異常を検出することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、燃料供給機自体の故障以外の異常が検出された場合、記憶手段に記憶された情報に基づいて停止理由をモニタに表示するため、停止手段が機能した理由が直ちにわかるので、給液所の係員が原因を調べる必要がなく、当該停止手段による燃料供給の停止を解除して燃料供給を再開させることが可能になり、給液所の効率低下を防止でき、給液所に対する信頼性低下も防止できる。
請求項2記載の発明によれば、燃料供給機から供給された燃料の供給量が所定量に達した場合に異常を検出した場合でも、その停止理由をモニタに表示することにより給液所の係員に報知することができる。
請求項3記載の発明によれば、燃料供給機を用いての燃料の供給可能状態が所定時間維持された場合でも、その停止理由をモニタに表示することにより給液所の係員に報知することができる。
以下、図面と共に本発明の一実施例について説明する。
図1は本発明になる燃料供給システムの一実施例を示す構成図である。
図1に示されるように、燃料供給システム10は、給液エリア12に設置された釣り銭機14と、複数の燃料供給機16(16〜16)と、事務所18内に設置されたPOS本体20と、POS本体20に接続された記憶装置22とを有する。釣り銭機14は、釣り銭を支払うための装置であり、係員の貨幣補充作業を容易にするため、事務所の近傍に設けられている。
尚、本実施例では、後述する給液情報及び監視情報をPOS本体20のモニタ84に表示する場合について説明するが、POS本体20はPOS機能及び給液所の各機器を管理する管理コンピュータとしても機能するものである。また、給液情報及び監視情報をPOS本体20のモニタ84以外のディスプレイ装置に表示することも可能である。
燃料供給機16は、セルフサービス給液方式の計量機24と、計量機24に搭載された設定器26と、料金をその場で精算するための自動支払機(入金機)28とを有する。また、釣り銭機14及び複数の燃料供給機16(16〜16)は、通信回線(例えば、SS−LAN)30を介してPOS本体20と接続されている。
また、給液エリア12には、燃料供給機16(16〜16)の周辺を監視するための監視カメラ32〜32が設けられている。監視カメラ32〜32は、カメラ分割ユニット34に接続されており、監視カメラ32〜32により撮像された画像はカメラ分割ユニット34を介して監視モニタ36に転送される。監視モニタ36は、監視カメラ32〜32により撮像された複数の画像を同時に分割表示する。
図2は燃料供給機16の正面図である。
図2に示されるように、燃料供給機16は、セルフサービス方式の計量機24からなり、操作部38と、操作部38の両側に起立する支柱40,42と、上部に横架されたホース支持部44とを有する。
計量機24の内部には、後述する各給液系統の電磁弁と、給液ポンプと、流量計などの各機器が設けられている。
操作部38には、静電気除去シート46と、静電気除去シート46の右側に配置された設定器26と、自動支払機28と、インタホン48とが設けられている。設定器26は、液晶モニタなどからなるタッチパネル49を有し、タッチパネル49に表示された設定入力画面に触れることで液種(軽油、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン)を選択、給液量の入力操作などを行える。また、設定器26の上方に配置されて人検知センサ50が設けられており、人検知センサ50がオンになると、顧客が設定器26の前にいるものと判断して、設定器26に設定入力画面が表示される。
また、タッチパネル49は、設定器26と流量表示器とを兼ねている。すなわち、給液開始前のタッチパネル49は、設定器26の設定操作部として機能すると共に、設定終了後のタッチパネル49は、給液量を表示する給液量表示器として機能するように設けられている。そのため、設定器26は、計量機24と一体的に設けられており、設置スペースが縮小されている。これにより、給液所の限られた敷地により多くの燃料供給機16を設置することが可能になる。
また、人検知センサ50としては、例えば、光センサあるいはイメージセンサなどを用いたものであり、給液操作を行う操作者が設定器26の前に立ったことを検知してその検知信号を出力する。
自動支払機28は、紙幣挿入部52と、カード挿入部54と、レシート発行部56とを有する。紙幣挿入部52は、挿入された紙幣の種別(千円札、2千円札、5千円札、一万円札)を鑑別する鑑別機能を有しており、顧客が挿入した紙幣の金額を設定器26に表示させる。
カード挿入部54は、給液所が発行したプリペイドカード、あるいはクレジットカードを挿入されると、カードに記憶された情報を読み取り、給液が可能かどうかを設定器26に表示させる。
レシート発行部56は、給液が終了すると、液種、給液量、給液金額、消費税、合計金額などの給液情報を記載したレシートを発行する。
また、計量機24の前面パネル58には、給液ノズル60を掛止するノズル掛け62が3箇所に設けられている。給液ノズル60は、ホース支持部44から吊り下げられた給液ホース64が連通接続されている。
図3は燃料供給機16の各機器の構成を示すブロック図である。

図3に示されるように、燃料供給機16の制御回路66には、各給液経路に設けられた電磁弁68、給液ポンプ70、流量計72、メモリ80と、人検知センサ50、ノズル掛け62に設けられたノズルスイッチ74、自動支払機28に設けられた紙幣鑑別部76、設定器26、カード挿入部54に設けられたカードR/W78、インタホン48と、レシート発行部56に設けられたプリンタ82と接続されている。
また、燃料供給機16は、給液ポンプ70が起動されてから所定時間が経過しても給液ノズル60がノズル掛け62に戻されない場合に燃料の過剰供給を防止するため、給液ポンプ70を停止させる停止機能が設けられている。すなわち、制御回路66は、POS本体20から給液許可信号が入力されて給液ポンプ70が起動されると、タイマが計時開始し、所定時間がカウントされても給液ポンプ70が作動中であるときは、給液ポンプ70を強制的に停止させる。
ここで、POS本体20のモニタ84に表示される画像の表示例について説明する。
図4はモニタ84に表示される設定完了画像の表示例を示す図である。
図4に示されるように、モニタ84は、タッチパネル式の液晶ディスプレイからなり、画面には、各燃料供給機16(16〜16)を模式的に表示した燃料供給機マーク86(86〜86)と、給液を行う給液エリア88(88〜8810)と、各給液エリア88(88〜8810)の状態(待機中、許可待ち、緊急停止中など)を表示する状態表示部90(90〜9010)とが表示される。
また、モニタ84の画面には、給液所の係員が操作するための緊急停止釦92、メニュー釦94、カメラ釦96、停止釦98、許可釦100が表示される。
そして、例えば、燃料供給機16のタッチパネル49を操作して液種(レギュラー)、給液方法(満タン)を設定すると、モニタ84の画面には、3番の給液エリア88に設定された情報が表示される。
図5は許可待ち中表示例を示す図である。尚、図5では、3番の給液エリア88の表示のみを示し、他の表示エリアを省略してある。
図5に示されるように、給液許可待ち状態になると、3番の給液エリア88の表示色が他のエリアと異なる色(図5では色の代わりにハッチングで示す)に切替られ、係員から見やすくなるように表示される。また、状態表示部90には、「給液待」が表示される。
そして、設定完了の状態で給液ノズル60がノズル掛け62から外されると、給液要求信号がPOS本体20に転送される。これに対して、給液エリア88の表示により設定完了を確認した係員は、モニタ84の画面に表示された許可釦100を押圧することで、設定完了した給液エリア88に対して給液許可を出力する。
図6は給液中の表示例を示す図である。尚、図6では、3番の給液エリア88の表示のみを示し、他の表示エリアを省略してある。
図6に示されるように、給液中になると、3番の給液エリア88の表示色が他のエリアと同じ色に切替られ、状態表示部90には、「給液中」が表示される。
すなわち、給液許可信号を受信した当該燃料供給機16では、顧客が給液ノズル60をノズル掛け62から外しているため、給液ポンプ70が起動して給液可能な状態になる。そして、顧客が、給液ノズル60を車両の給液口(図示せず)に挿入してノズルレバー(図示せず)を開弁操作することにより、給液ポンプ70により送液された燃料の供給が開始される。
燃料供給機16の制御回路66では、給液開始に伴って流量計72から出力された流量パルスを積算して、給液量(積算流量43.10L)をタッチパネル49に表示すると共に、POS本体20に転送する。
そのため、モニタ84の画面には、給液エリア88に燃料供給機16から転送された給液量及び選択した液種(この場合、レギュラー)の単価(95円/L)が表示される。
車両の燃料タンクに供給された燃料の液面上昇により給液ノズル60の吐出口(図示せず)が閉塞されると、給液ノズル60の自動閉弁機構が作動して主弁を閉じる。
図7は給液終了状態の表示例を示す図である。尚、図7では、3番の給液エリア88の表示のみを示し、他の表示エリアを省略してある。
図7に示されるように、給液終了になると、3番の給液エリア88の表示色が他のエリアと同じ色のまま、状態表示部90には、「待機中」が表示される。
給液ノズル60の自動閉弁機構が作動して満タン給液が終了すると、モニタ84の画面に表示された給液量の数値が、例えば、積算流量100Lで停止する。この後、モニタ84の画面は、給液エリア88の給液情報の表示が消えて待機状態の表示に戻る。
また、本実施例の燃料供給機16(16〜16)では、セルフサービス方式であるので、予め決められた制限量が供給されたとき、あるいは給液ポンプ70が起動されてから所定時間が経過しても燃料供給が終了しない場合には、給液ポンプ70を強制的に自動停止させて過剰な燃料供給を防止する停止機能が設けられている。
図8はセルフ制限量に到達した場合の表示例を示す図である。
図8に示されるように、予め決められた制限量が供給されたときの停止の場合、例えば、ブザー音を発声すると共に、「給液ポイント〔3〕給液量制限に到達しました」といったメッセージ102がモニタ84の画面中央に拡大表示される。これにより、係員は、給液ポイント〔3〕において、給液量制限によるポンプ停止が行われたことを即座に確認することができる。
また、セルフ制限時間に到達した場合、例えば、ブザー音を発声すると共に、「給液ポイント〔3〕給液時間制限に到達しました」といったメッセージがモニタ84の画面中央に拡大表示される。これにより、係員は、給液ポイント〔3〕において、給液時間制限によるポンプ停止が行われたことを即座に確認することができる。
そのため、顧客が給液停止になった理由が分からずに、事務所に苦情を言ってきても、モニタ84を見ていた係員は、その場で停止理由を顧客に説明して、給液停止を解除させる操作を行うことができる。また、ブザー音の停止、及び、上記メッセージの表示を解除させるべく係員が了解釦102aを操作するまでは、上記停止理由のメッセージ102は消去されない。よって、例えば、顧客が給液ノズル60をノズル掛け62に戻すことにより給油ポイント〔3〕における給液が終了したとしても、上記メッセージはモニタ84の画面中央に拡大表示された状態が保持されることとなるため、給液ノズル60をノズル掛け62に戻した後においても給油ポイント〔3〕の給液停止原因を把握することができる。
図9は燃料供給機16での異常情報及び稼動情報が記憶されるデータベースを模式的に示した図である。
図9に示されるように、記憶装置22には、異常情報及び稼動情報が記憶された異常情報及び稼動情報データベース104が設けられている。このデータベース104は、各機器毎の情報が今月分と過去の累計分とに分けて記憶されている。また、データベース104に記憶された内容としては、例えば、紙幣読み込み、プリカ読み込み、プリカ書き込み、プリカ発券、プリカ書き込みリトライ、プリカ印字リトライ、プリカ発券リトライ、プリカ排出リトライ、プリンタ枚数、ノズル1回数、ノズル2回数、ノズル3回数、液種検知回数、液種検知エラー回数、伝票発行機異常回数…などがある。
そして、このデータベース104に記憶された情報をモニタ84に表示することによって係員に報知することができる。更には、この異常情報及び稼動情報の回数から例えば、故障が発生する可能性の高い異常情報の判別を行って今後発生しやすい異常項目を予測してモニタ84に表示して係員に報知することもできる。このことをより具体的に説明すれば、例えば、図9に示されるように今月になってプリカ書き込みリトライが32回、累計では50回であることがデータベース104に記憶されていた場合にはおいては、今月になってプリカ書き込みリトライ回数が急激に増加していることからカード挿入部54のカードR/W78のメンテナンスが必要になっていることが分かり、この判定結果をモニタ84に表示して係員に報知することもできる。
なお、上記判定の方法は、例えば当月のプリカ書き込みリトライ回数が所定回数を超えた場合にプリカ書き込みにおいて今後異常が発生する確率(異常発生確率)が高いと判定してもよく、また、累計値に対する当月のリトライ回数が所定率を超えた場合に異常発生確率が高いと判定してもよい。また、累計値が所定値以上となった場合にその機器に対する異常発生確率が高くなったと判断しても良い。また、液種検知については、液種検知をした回数に対する液種検知エラー回数が所定率以上に達した場合に異常発生確率が高くなったと判断しても良い。
ここで、燃料供給機16の制御回路66が実行する制御処理について図10のフローチャートを参照して説明する。
図10に示されるように、制御回路66は、S11で人検知センサ50により顧客が来たことが検知されたかどうかを確認する。S11において、人検知センサ50から人検知信号が出力されると、S12に進み、ガイダンスをタッチパネル49に表示させて操作手順を報知する。
S13では、燃料供給機16により実際に給液が行なわれる前に顧客により操作されたことに基づく燃料供給機16に搭載された各機器(紙幣鑑別部76,設定器26,カードR/W)の稼動回数をカウントする。続いて、S14に進み、カウント値を日時と共にデータベース104に記憶させる。次のS15では、タッチパネル49の入力操作により設定された給液前情報(給液方法、液種、支払い方法等)が入力されたかどうかを確認する。S15において、給液前情報が入力されないときは、上記S12に戻り、S12以降の処理を繰り返す。
また、S15において、タッチパネル49の操作により給液前情報が入力されたときは、S16に進み、給液前情報をPOS本体20に出力する。次のS17では、ノズル外れ信号がノズルスイッチ74から出力されたかどうかを確認する。
S17において、ノズル外れ信号がノズルスイッチ74から出力された場合、給液ノズル60がノズル掛け62から外されたものと判断してS17aに進み、液種検知処理を行う。給液ノズル60が車両の給液口(図示せず)に挿入されることにより、給液口付近のベーパ(油蒸気)が吸引されて液種センサ(図示せず)によってベーパ濃度が検知される。そして、検知されたベーパ濃度を判定基準となる閾値と比較し、この比較結果に基づいて液種判定が行われる。この液種判定結果が予め顧客が設定した液種と一致した場合に給液可能となる。
尚、液種センサによるベーパ濃度の検出がエラーになった場合には、給液ノズル60を車両の給液口(図示せず)に挿入するのが遅れてベーパが給液口から排出されてしまったり、あるいは風でベーパが拡散して液種検知エラーとなる。液種検知エラーの場合には、液種検知機能をキャンセルさせるか、あるいは液種検知をやり直すことになる。
続いて、S18に進み、給液要求信号をPOS本体20に出力する。そして、事務所の係員がモニタ84の画面に表示された許可釦100を押圧することにより、POS本体20から当該燃料供給機16に対して給液許可信号が出力される。
S19では、POS本体20から給液許可信号が入力されたかどうかを確認する。S19において、給液許可信号が入力されると、S20に進み、給液ポンプ70を起動させる。続いて、S21に進み、制限時間タイマによる計時を開始させる。次のS22では、流量計72から出力された流量パルスを積算して給液量を計測し、積算流量をタッチパネル49に表示すると共に、POS本体20に転送する。
続いて、S23に進み、ノズル外れ信号がノズルスイッチ74から出力されたかどうかを確認する。S23において、ノズル外れ信号がノズルスイッチ74から出力されないときは、給液ノズル60がノズル掛け62に戻されたものと判断してS24に進み、給液終了信号をPOS本体20に転送する。
そして、S25で給液ポンプ70の運転を停止させ、S26で制限時間タイマによる計時を停止し、制限時間タイマをリセットする。次のS26aでは、今回の給液情報(液種、給液量、給液金額等)を印字した伝票(レシート)をプリンタ82から発行させる。これで、今回の処理が終了する。
また、上記S23において、ノズル外れ信号がノズルスイッチ74から出力されたときは、給液ノズル60がノズル掛け62から外されたままであると判断し、S27に移行する。このS27では、今回の給液量(積算流量)が予め設定された制限量(閾値)以上かどうかを確認する。そして、S27において、今回の給液量が制限量以上でないときは、S28に進み、今回の給液時間(制限時間タイマのカウント値)が予め設定された制限時間(閾値)以上かどうかを確認する。そして、S28において、今回の給液時間が制限時間以下のときは、上記S22に戻る。
また、上記S27において、今回の給液量が制限量以上であるときは、S29に進み、制限量停止信号を出力し、S30で給液ポンプ70の運転を強制的に停止させる。そして、S31では、ノズル外れ信号がノズルスイッチ74から出力されたかどうかを確認する。S31において、ノズル外れ信号がノズルスイッチ74から出力されないときは、給液ノズル60がノズル掛け62に戻されたものと判断してS32に進み、停止信号の出力を停止させる。その後、上記S26に移行して制限時間タイマによる計時を停止し、制限時間タイマをリセットする。
また、上記S28において、今回の給液時間が制限時間以上のときは、S33に進み、制限時間停止信号を出力し、上記S30〜S32、S26の処理を実行する。
このように、燃料供給機16では、予め決められた制限量が供給されたとき、あるいは給液ポンプ70が起動されてから所定時間が経過しても燃料供給が終了しない場合には、給液ポンプ70を強制的に自動停止させて過剰な燃料供給を防止する停止機能が設けられているので、顧客の操作ミスにより過剰に給液してしまうことを防止できる。
ここで、POS本体20が実行する監視処理(1)について図11のフローチャートを参照して説明する。
図11に示されるように、POS本体20は、S41で給液前情報(給液方法、液種、支払い方法等)が燃料供給機16から入力されたかどうかを確認する。S41において、給液前情報が入力されないときは、S42に進み、給液要求信号が燃料供給機16から入力されたかどうかを確認する。S42において、給液要求信号が入力されないときは、S43に進み、燃料供給機16に対して給液許可されたかどうかを確認する。S43において、給液許可されないときは、S44に進み、燃料供給機16から給液量(積算流量)のデータが入力されたかどうかを確認する。
そして、S44において、給液量のデータが入力されないときは、S45に進み、燃料供給機16からノズル外れ信号が入力されたかどうかを確認する。S45において、ノズル外れ信号が入力されないときは、S46に進み、燃料供給機16から制限量停止信号が入力されたかどうかを確認する。S46において、制限量停止信号が入力されないときは、S47に進み、燃料供給機16から制限時間停止信号が入力されたかどうかを確認する。
そして、S47において、制限時間停止信号が入力されないときは、S48に進み、ブザー停止が指示されたかどうかを確認する。S48において、ブザー停止の指示がないときは、今回の監視処理を終了する。
上記S41において、給液前情報が入力されたときは、S49に進み、給液前情報をモニタ84の画面に表示する。また、S42において、給液要求信号が入力されたときは、S50に進み、現在の動作状態を示す「給液許可待ち」をモニタ84の画面の当該燃料供給機16に対応する表示エリアに表示する。
上記S43において、給液許可されたときは、S51に進み、給液許可信号を燃料供給機16へ出力する。続いて、S52に進み、現在の動作状態を示す「給液中」をモニタ84の画面の当該燃料供給機16に対応する表示エリアに表示する。
また、上記S44において、給液量のデータが入力されたときは、S53に進み、入力された給液量をモニタ84の画面の当該燃料供給機16に対応する表示エリアに表示する。また、S45において、ノズル外れ信号が入力されたときは、S54に進み、現在の動作状態を示す「給液終了」をモニタ84の画面の当該燃料供給機16に対応する表示エリアに表示する。続いて、S55では、予め設定された所定時間が経過したかどうかを確認する。次のS56では、現在の動作状態を示す「待機中」をモニタ84の画面の当該燃料供給機16に対応する表示エリアに表示する。
また、上記S46において、制限量停止信号が入力されたときは、S57に進み、「制限量停止表示」をモニタ84の中央を拡大表示(図8参照)すると共に、ブザー音を発して係員に報知する。
また、上記S47において、制限時間停止信号が入力されたときは、S58に進み、「制限時間停止表示」をモニタ84の中央を拡大表示すると共に、ブザー音を発して係員に報知する。また、上記S48において、ブザー停止が指示されたときは、S59に進み、停止表示を消去すると共に、ブザー音を停止する。
このように、POS本体20は、上記監視処理(1)を所定時間毎に繰り返し実行して燃料供給機16の動作状態を常に監視しており、燃料供給機16から転送されたデータに基づいて動作状態をモニタ84に表示して係員に報知すると共に、制限量停止信号または制限時間停止信号が入力されたときは、ブザー音と共に上記メッセージをモニタ84の中央を拡大表示することにより、給液停止理由を確実に報知することができる。
ここで、POS本体20が実行する監視処理(2)について図12のフローチャートを参照して説明する。
図12に示されるように、POS本体20は、S61で稼動情報の表示指示が行われたかどうかを確認する。S61において、稼動情報の表示指示が行われたときは、S62に進み、記憶装置22に格納されたデータベース104(図9参照)を稼動情報としてモニタ84に表示する。また、上記S62の後は、後述するS65、S66の処理が実行される。
また、S61において、稼動情報の表示指示が行われないときは、S63に進み、エラー情報表示が指示されたかどうかを確認する。S63において、エラー情報表示が指示されなかったときは、今回の処理を終了する。また、上記S63において、エラー情報表示が指示されたときは、S64に進み、エラー情報(例えば、カード挿入部54のカードR/W78で異常発生)をモニタ84に表示して係員に報知する。
次のS65では、モニタ84に表示を戻すように「戻る」を操作したかどうかを確認する。S65において、「戻る」が操作されたときは、S66に進み、モニタ84の画面表示を通常の監視画面(図4参照)の表示に切り替える。
このように、監視処理(2)では、図9に示すデータベース104に記憶された各項目毎の回数が累計に対してどの程度の割合で増加したかどうかで異常発生の可能性の有無を判定することができるので、故障になる前段階でメンテナンスを行うことが可能になる。そのため、異常が発生してから修理するまでの間、燃料供給機16を使用できなくなるの対して、監視処理(2)により異常発生を予め予測することができるので、燃料供給機16が使用できない時間をより短縮することができ、給液所の給液効率を高められる。
上記実施例では、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに給液する場合を一例として挙げたが、これに限らず、油液以外の燃料(例えば、燃料電池車で消費される水素、あるいはLPG車やCNG車などで燃料として消費されるガス等)を供給する燃料供給機にも適用できるのは勿論である。
本発明になる燃料供給システムの一実施例を示す構成図である。 燃料供給機16の正面図である。 燃料供給機16の各機器の構成を示すブロック図である。 モニタ84に表示される設定完了画像の表示例を示す図である。 許可待ち中表示例を示す図である。 給液中の表示例を示す図である。 給液終了状態の表示例を示す図である。 セルフ制限量に到達した場合の表示例を示す図である。 燃料供給機16での異常情報及び稼動情報が記憶されるデータベースを模式的に示した図である。 燃料供給機16の制御回路66が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 POS本体20が実行する監視処理(1)を説明するためのフローチャートである。 POS本体20が実行する監視処理(2)を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 燃料供給システム
16(16〜16) 燃料供給機
20 POS本体
24 計量機
26 設定器
28 自動支払機
38 操作部
49 タッチパネル
50 人検知センサ
52 紙幣挿入部
54 カード挿入部
60 給液ノズル
62 ノズル掛け
66 制御回路
70 給液ポンプ
72 流量計
84 モニタ
86(86〜86) 燃料供給機マーク
88(88〜8810) 給液エリア
90(90〜9010) 状態表示部
100 許可釦
102 メッセージ
104 稼動情報データベース

Claims (3)

  1. 被燃料供給体に対して燃料を供給するための燃料供給機と、
    該燃料供給機自体の故障以外の異常を検出するための異常検出手段と、
    該異常検出手段により異常が検出された場合に前記燃料供給機による燃料供給を停止させる停止手段と、
    該停止手段により燃料供給が停止された情報を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された情報に基づいて停止理由をモニタに表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給システム。
  2. 前記異常検出手段は、前記燃料供給機から供給された燃料の供給量が所定量に達した場合に異常を検出することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給システム。
  3. 前記異常検出手段は、前記燃料供給機を用いての燃料の供給可能状態が所定時間維持された場合に異常を検出することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給システム。
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