JP2001202540A - 自動精算機 - Google Patents

自動精算機

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JP2001202540A
JP2001202540A JP2000010702A JP2000010702A JP2001202540A JP 2001202540 A JP2001202540 A JP 2001202540A JP 2000010702 A JP2000010702 A JP 2000010702A JP 2000010702 A JP2000010702 A JP 2000010702A JP 2001202540 A JP2001202540 A JP 2001202540A
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fare
refund
settlement
card
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Nobuyuki Kurabe
信行 倉部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、超過運賃を自動精算でき、駅係員
による作業負担を軽減できる自動精算機を提供すること
を課題とする。 【解決手段】利用客は、乗車券を入場機31に投入して
電車に乗り、降車駅の自動精算機1に乗車券を投入す
る。自動精算機1では、乗車券の磁気情報を読取り、運
賃テーブルを参照して降車駅までの運賃と乗車券の金額
を比較し、乗車券の金額が降車駅までの運賃より高い場
合、利用客に過剰運賃を返却する。運賃の返却方法とし
て、現金、無線カード、デビットカード、クレジットカ
ードなどによる方法がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、鉄道の
駅構内に設置され、乗車券を投入して運賃を精算する自
動精算機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動精算機は、駅の構内に設置
されている。利用客は、降車駅において乗り越し精算を
する場合、普通乗車券や定期券などの乗車券を自動精算
機に投入し、降車駅までの不足運賃を精算し、不足分の
現金を投入して精算券の発券を受ける。そして、この精
算券を自動改札機に通して改札を通過する。
【0003】反対に、例えば、降車駅までの乗車運賃を
超えた乗車券を購入してしまった場合、利用客は、乗車
券を降車駅の駅係員に渡して駅係員から現金の返金をう
けるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにし
て、駅係員によって利用客に現金を払い戻す場合、駅係
員による計算ミスを生じたり、現金を紛失してしまった
りする危険性があった。また、駅係員による現金の処理
業務が発生するため、現金の管理が面倒であった。
【0005】また、従来の自動精算機では、利用客から
不足分の運賃を徴収するだけであったので、自動精算機
内に現金が溜り、駅係員による現金の回収作業が頻繁に
必要となり、駅係員による作業負担が大きかった。
【0006】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、超過運賃を自動精算でき、駅係員によ
る作業負担を軽減できる自動精算機を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動精算機は、乗車券に記録されている購
入金額に関する情報を読み取る読取手段と、この読取手
段によって読み取った購入金額が当該降車駅までの運賃
を上回っているか否かを判断する判断手段と、この判断
手段にて購入金額が当該降車駅までの運賃を上回ってい
ると判断したとき、利用客が上回って支払った過剰運賃
を精算して利用客に返金する精算・返金手段と、を備え
ている。
【0008】この発明の自動精算機によると、乗車券の
購入金額が降車駅までの運賃を上回っている場合、上回
って支払った過剰運賃を自動的に精算して利用客に返却
できるため、駅係員によって過剰運賃を利用客に現金で
支払う必要がなく、駅係員の作業負担を軽減できるとと
もに、利用客は迅速且つ確実に過剰運賃の返金を受ける
ことができる。
【0009】また、上述した発明によると、上記精算・
返金手段による過剰運賃の返金形態を利用客が選択する
ための複数の選択ボタンを有する操作部をさらに備えて
いることを特徴とする。
【0010】また、上述した発明によると、上記複数の
選択ボタンは、過剰運賃を現金で返金する処理を選択す
るボタン、過剰運賃を無線カードのSF残高の積み増し
で返金する処理を選択するボタン、過剰運賃をデビット
カードを利用して所定の口座に振り込む処理を選択する
ボタン、および過剰運賃をクレジットカードを利用して
所定の口座に振り込む処理を選択するボタンを有するこ
とを特徴とする。
【0011】このように操作部に複数の選択ボタンを設
けることにより、利用客が過剰運賃の返金形態を自由に
選択できる。
【0012】また、上述した発明によると、上記精算・
返金手段によって過剰運賃の返金を受けた利用客に対
し、上記降車駅の改札を通過するための精算券を発券す
る発券手段をさらに備えていることを特徴とする。
【0013】また、上述した発明によると、上記発券手
段は、上記精算・返金手段によって過剰運賃の返金を受
けられなかった利用客に対し、上記過剰運賃を券面に印
刷した精算券を発券する機能を有することを特徴とす
る。
【0014】これにより、利用客は、駅の改札窓口にい
る駅係員に精算券を渡すだけで、駅係員による精算処理
を受けることができ、精算処理を迅速且つ確実にでき
る。
【0015】さらに、上述した発明によると、上記精算
・返金手段によって過剰運賃を精算したことを乗車券に
印刷する印刷手段と、この印刷手段で情報が印刷された
乗車券を利用客に返却する返却手段と、をさらに備えて
いることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0017】図1には、この発明の実施の形態に係る自
動精算機1の正面図を示してある。また、図2には、自
動精算機1の内部構成をブロック図にして示してある。
自動精算機1は、一般に、鉄道の各駅構内に設置されて
おり、利用客が所持している普通乗車券や定期券などの
乗車券の投入を受付けて、乗り越し精算などの自動精算
処理をし、現金の投入を受付けて精算券を発券するもの
である。
【0018】図1に示すように、自動精算機1の前面に
は、普通乗車券、特急券や急行券などの料金券、定期
券、回数券などの乗車券を投入するとともに精算券を発
行する券投入発行口11、無線ICカード(以下、単に
無線カードと称する)、デビットカード、クレジットカ
ードなどの各種カードによる処理を受付けるカード受付
部12、紙幣の投入を受付ける紙幣投入口13、紙幣を
返却する紙幣返却口14、硬貨の投入を受付ける硬貨投
入口15、硬貨を返却する硬貨返却口16、および接客
パネルとして機能する操作・表示パネル17が設けられ
ている。
【0019】図2に示すように、自動精算機1内には、
自動精算機1全体の処理動作を制御する制御部20が設
けられている。制御部20は、他の駅から当該自動精算
機1を設置した駅までの運賃を記録した運賃テーブルを
記憶した図示しないメモリ部、および乗車券から読み取
った乗車区間や運賃に関する磁気情報に基づいて運賃テ
ーブルを参照して精算金額を自動的に算出する図示しな
い演算処理部を有する。制御部20には、後述する券処
理ユニット21、現金処理ユニット22、記録部23、
およびカード処理部24等が接続されている。
【0020】また、制御部20には、利用客に対する各
種操作案内等を表示する表示部25、利用客による各種
操作入力を受付ける操作部26、および利用客に対し音
声による各種ガイダンスをする音声案内部27が接続さ
れている。これら表示部25、操作部26、および音声
案内部27は、上述した操作・表示パネル17に設けら
れている。尚、表示部25および操作部26を別々に設
けても良いが、両者の機能を併せ持つタッチパネルを採
用しても良い。
【0021】さらに、制御部20には、電話回線や専用
回線などのオンライン回線を介してセンタコンピュータ
30と通信する通信ユニット28が接続されている。自
動精算機1において、デビットカードやクレジットカー
ドによる処理(後述する)が選択された場合、このオン
ライン回線を介して制御部20がセンタコンピュータ3
0と交信する。
【0022】制御部20に接続された券処理ユニット2
1は、券投入発行口11を介して投入された乗車券に記
録されている乗車区間や運賃などに関する磁気情報を読
み取る図示しない磁気読取部、乗車券に記録されている
磁気情報を書き換えるとともに発券予定の精算券に所定
の磁気情報を書込む図示しない磁気記録部、乗車券や精
算券などの券面に所定の文字情報を印刷する図示しない
文字印刷部、後述する精算済証や精算券を券投入発行口
11を介して発券する図示しない発券処理部、および券
投入発行口11を介して投入された乗車券の廃券処理、
即ち磁気破壊、廃券パンチ、エンボス等の処理をすると
ともに廃券処理済の乗車券を回収する図示しない廃券処
理部を有する。
【0023】また、現金処理ユニット22は、紙幣投入
口13および硬貨投入口15を介して投入された貨幣を
それぞれの金種に応じた所定の金庫に収容し、金庫に収
容した貨幣を循環使用して必要に応じて紙幣返却口14
および硬貨返却口16を介して利用客に返却する。各金
庫の容量は、乗り越し精算処理および過剰運賃精算処理
の比率に応じて設定される。つまり、乗り越し精算処理
が多い場合には利用客によって投入される現金が自動精
算機1内に溜り、過剰運賃精算処理が多い場合には利用
客に現金を返却することが多くなるため、処理の比率に
応じて金庫の容量を設定する必要がある。
【0024】また、記録部23は、各精算処理毎の入出
金状態を記録する図示しないジャーナルプリンタ、F
D、メモリカードなどを有する。これらジャーナルプリ
ンタ、FD、メモリカードは、記録部23に全て組込ん
でもよいが、少なくとも1つあれば良い。
【0025】さらに、カード処理部24は、カード受付
部12を介して受付けた無線カードに記録されている乗
車区間およびSF残高に関する情報を読み取るとともに
無線カードのSF残高を書き換える無線カード処理ユニ
ット24a、およびカード受付部12を介して受付けた
デビットカードおよびクレジットカードのカード情報を
読み取るデビットカード、クレジットカード処理ユニッ
ト24bを有する。このデビットカード、クレジットカ
ード処理ユニット24bで読み取ったカード情報は、通
信ユニット28およびセンタコンピュータ30を介して
所定の金融機関に照会される。
【0026】図3には、定期券、普通乗車券、料金券、
回数券などの乗車券、或いは無線カードなどを自動精算
機1に投入して運賃を精算する精算方法を説明するため
の動作説明図を示してある。以下、本発明の自動精算機
1による精算方法、特に過剰運賃を精算する方法や定期
券を途中解約する方法などについて説明する。
【0027】図3に示すように、利用客は、定期券、普
通乗車券、料金券、回数券などの乗車券、或いは無線カ
ードを所持し、乗車駅の自動改札機(入場機)31に乗
車券を投入し、或いは入場機31に無線カードかざして
改札を通過し、目的の電車に乗る。降車目的の駅(降車
駅)に着いた利用客、或いは降車駅の手前で途中下車し
た利用客は、乗車券をそのまま降車駅の自動改札機(出
場機)32に投入し、或いは無線カードを出場機32に
かざして降車駅の改札を通過する。或いは、乗車券を降
車駅の構内にある自動精算機1に投入し、或いは無線カ
ードを自動精算機1にかざして運賃を精算する。
【0028】利用客が乗車券を出場機32に投入し、或
いは無線カードを出場機32にかざして改札を通過する
場合、乗車券の運賃、或いは無線カードの乗車区間やS
F残高が降車駅までの運賃に足りていれば利用客はその
まま改札を通過できる。
【0029】一方、利用客が自動精算機1の券投入発行
口11を介して乗車券を投入し、或いは無線カードを自
動精算機1のカード受付部12にかざして精算処理を受
ける場合、まず、自動精算機1に投入された乗車券の磁
気情報が券処理ユニット21において読取られ、或いは
無線カードのカード情報が無線カード処理ユニット24
aにおいて読取られる。そして、このようにして読取ら
れた乗車券或いは無線カードの情報に基づいて、制御部
20において運賃テーブルを参照して不足運賃或いは過
剰運賃が演算され、現金処理ユニット22における現金
による精算処理、またはカード処理部24における精算
処理がなされ、券投入発行口11を介して精算券が発券
される。そして、利用客は、この精算券を出場機32に
投入し、改札を通過する。
【0030】ここで、上述した自動精算機1による精算
処理について、図4に示すフローチャートを参照してよ
り詳細に説明する。尚、ここでは、普通乗車券を降車駅
の自動精算機1に投入して精算処理をする場合について
説明するが、定期券、回数券、料金券および無線カード
の精算処理についても同様になされる。
【0031】まず、普通乗車券が自動精算機1の券投入
発行口11を介して投入されると、普通乗車券が投入さ
れたことが確認され(ステップ1;YES)、券処理ユ
ニット21において普通乗車券に記録されている金額
(運賃)や乗車区間に関する磁気データが読取られる
(ステップ2)。
【0032】そして、ステップ2で読み取った磁気デー
タに基づいて、制御部20が図示しないメモリ部の運賃
テーブルを参照し、当該普通乗車券の金額が降車駅まで
の運賃に足りているか否かを判断する(ステップ3)。
この判断の結果、当該普通乗車券の金額が降車駅までの
運賃に対して不足していることが判断されると(ステッ
プ3;YES)、制御部の図示しない演算処理部におい
て不足分の金額が演算され、不足分の運賃を徴収する従
来の精算処理が実行される(ステップ4)。この従来の
精算処理については、詳細な説明を省略する。
【0033】一方、ステップ3で当該普通乗車券の金額
が降車駅までの運賃に対して不足していないことが判断
されると(ステップ3;NO)、当該普通乗車券の金額
が降車駅までの運賃と一致するか否かが判断される(ス
テップ5)。この判断の結果、普通乗車券の金額が降車
駅までの運賃と一致していることが判断されると(ステ
ップ5;YES)、当該普通乗車券に対する精算処理は
不要(ステップ6)となり、券投入発行口11を介して
当該普通乗車券が利用客に返却され、精算処理動作が終
了される。
【0034】一方、ステップ5で金額の不一致が判断さ
れた場合(ステップ5;NO)、普通乗車券の運賃が降
車駅までの運賃を超えた過剰運賃であることが判断さ
れ、制御部20の図示しない演算処理部で過剰に支払わ
れている過剰運賃の金額が算出される(ステップ7)。
そして、操作・表示パネル17の表示部25を介して過
剰金額が表示される。
【0035】このとき、過剰金額の払い戻し形態を利用
客が選択するための複数の選択ボタンが表示部25を介
して同時に表示され、利用客によるボタンの押下が待た
れる(ステップ8)。選択ボタンとして、現金による返
却を希望する現金ボタン、無線カードの残高積み増しを
希望する無線カードボタン、デビットカードを用いたオ
ンラインでの口座振込を希望するデビットカードボタ
ン、およびクレジットカードを用いたオンラインでの口
座振込を希望するクレジットカードボタンがある。
【0036】ステップ8で複数の選択ボタンを表示した
状態で、利用客によって現金ボタンが押下されると、ス
テップ7で算出された金額に応じた現金が現金処理ユニ
ット22の図示しない金庫から取出され、紙幣返却口1
4または硬貨返却口16を介して利用客に返却される
(ステップ9)。
【0037】また、ステップ8の状態で利用客によって
無線カードボタンが押下されると、表示部25を介して
無線カードをカード受付部12にかざすように利用客に
促すための案内画面が表示され、利用客によって無線カ
ードがカード受付部12にかざされると、無線カード処
理ユニット24aにおいて無線カードのカードデータが
ステップ7で算出された金額に応じて書き換えられ、無
線カードのSF残高が更新される(ステップ10)。
【0038】また、ステップ8の状態で利用客によって
デビットカードボタンが押下されると、表示部25を介
してデビットカードをカード受付部12を介して投入す
るように利用客に促すための案内画面が表示され、利用
客によってデビットカードがカード受付部12を介して
投入されると、デビットカード、クレジットカード処理
ユニット24bにおいてデビットカードのカードデータ
が読み取られ、通信ユニット28およびセンタコンピュ
ータ30を介して金融機関との間でカードデータの照会
がなされ、所定の口座にステップ7で算出した金額が振
り込まれる(ステップ11)。
【0039】さらに、ステップ8の状態で利用客によっ
てクレジットカードボタンが押下されると、表示部25
を介してクレジットカードをカード受付部12に投入す
るように利用客を促すための案内画面が表示され、利用
客によってクレジットカードがカード受付部12を介し
て投入されると、デビットカード、クレジットカード処
理ユニット24bにおいてクレジットカードのカードデ
ータが読み取られ、通信ユニット28およびセンタコン
ピュータ30を介して金融機関との間でカードデータの
照会がなされ、所定の口座にステップ7で算出した金額
が振り込まれる(ステップ12)。
【0040】ステップ9〜ステップ12のようにして普
通乗車券の過剰運賃が利用客に返却されると、券処理ユ
ニット21において所定の磁気情報および文字情報を記
録した精算券が券投入発行口11を介して利用客に対し
て発券される(ステップ13)。
【0041】ところで、自動精算機1がステップ9で現
金による返却処理を実行しようとしたとき、現金処理ユ
ニット22内に現金が不足していたり、現金処理ユニッ
ト22自体が使用不能であった場合、ステップ13のよ
うに精算券を発券する代りに、券投入発行口11を介し
て投入されている普通乗車券に対し券処理ユニット21
において廃券処理をした上で普通乗車券の券面に“精算
済”を印刷し且つ該券面に精算した返却金額を印刷し、
券投入発行口11を介して普通乗車券を利用客に返却す
る。または、このようにして普通乗車券を加工して返却
する代りに、券処理ユニットにおいて精算済証を作成し
て券投入発行口11を介して利用客に返却しても良い。
この精算済証には、“精算金額は○○○です”“窓口で
精算してください”といった文字が印刷されている。い
ずれの場合にしても、利用客は、“精算済”が印刷され
た普通乗車券或いは精算済証を改札にいる駅係員に手渡
して現金を受け取ることになる。
【0042】ステップ13で券投入発行口11を介して
利用客に対して精算券が発券され、或いは精算券の代り
に上述した精算済の普通乗車券や精算済証が発券される
と、自動精算機1の記録部23において当該精算処理に
対応した処理記録がなされ(ステップ14)、券処理ユ
ニット21において精算済の普通乗車券が廃券処理され
て自動精算機1内で回収される(ステップ15)。
【0043】図4のフローチャートに基づく精算処理以
外に、本実施の形態の自動精算機1では、例えば、入場
機31に投入した定期券を降車駅の自動精算機1に投入
して定期券を途中解約することができる。この場合、利
用客は、入場機31による入場記録がなされた定期券を
降車駅の自動精算機1の券投入発行口11を介して投入
するとともに、自動精算機1の表示部25を介して表示
されている“定期券途中解約”のボタンを押下して定期
券の途中解約処理を選択する。自動精算機1では、券処
理ユニット21において定期券の磁気情報、即ち定期券
の有効期限、乗車区間、運賃等を読み取り、制御部20
において定期券の有効期限に基づく精算金額を算出し、
紙幣返却口14および硬貨返却口16を介して算出した
金額の貨幣を利用客に返却し、或いはカード受付部12
を介して無線カード、デビットカード、またはクレジッ
トカードを利用した上述したような返金処理をする。こ
のとき、制御部20の図示しない演算処理部では、精算
当日を除く有効期間の日数に基づいて返金額を日割り計
算する。また、定期券を解約した利用客が出場機32を
通過できるように、券処理ユニット21において上述し
た精算券または精算済証などを用意し、券投入発行口1
1を介して利用客に発券する。
【0044】さらに、本実施の形態の自動精算機1で
は、回数券の残りを精算することができる。例えば、利
用客は、複数枚の回数券のうち1枚を使って入場機31
に投入し、電車に乗る。そして、入場記録がなされた回
数券を残りの未使用の回数券とともに降車駅の自動精算
機1の券投入発行口11を介して投入し、自動精算機1
の表示部25を介して表示されている“回数券の精算”
のボタンを押下して回数券の精算処理を選択する。自動
精算機1では、券処理ユニット21において投入された
全ての回数券の磁気情報を順に読み取り、制御部20に
おいて入場記録のある回数券の精算処理をするとともに
未使用の残りの回数券の精算金額を算出し、紙幣返却口
14および硬貨返却口16を介して算出した金額の貨幣
を利用客に返却し、或いはカード受付部12を介して無
線カード、デビットカード、またはクレジットカードを
利用した上述したような返金処理をする。このとき、制
御部20の図示しない演算処理部では、入場記録のある
回数券の精算処理に応じて精算券や精算済証を発券す
る。
【0045】以上のように、本実施の形態の自動精算機
1によると、降車駅までの運賃を超えた金額の普通乗車
券や回数券を受付けて、過剰運賃分を自動的に返金する
ことができる。また、本実施の形態の自動精算機1によ
ると、定期券を自動的に途中解約したり回数券を自動的
に換金することができる。その上、利用客は、過剰運賃
を返金する形態を選択することができ、現金による返
金、無線カードのSF残高の積み増し、デビットカード
やクレジットカードを用いた口座振込などを選択でき
る。
【0046】特に、現金による返金や無線カードのSF
残高の積み増しによる処理を選択した場合には、オフラ
インで即時決済が可能で利用客が迅速且つ正確に過剰運
賃の返却を受けることができる。また、デビットカード
やクレジットカードを利用した返金処理においても、通
信ユニット28を介してオンラインによる即時決済がで
きるため、利用客は迅速且つ正確な返金処理を受けるこ
とができる。
【0047】のこのため、本発明の自動精算機1を利用
することにより、従来のように、利用客が過剰運賃の乗
車券を駅係員に手渡しして、駅係員が過剰運賃を現金で
利用客に返却する必要がなくなり、駅係員による計算ミ
スを生じたり駅係員が現金を紛失してしまったりするこ
とがなくなり、駅係員による現金の管理が不要となり、
処理の信頼性を高めることができるとともに駅係員の作
業負担を軽減できる。また、自動精算機1内で現金を循
環使用して過剰運賃を返金できるため、従来の自動精算
機のように頻繁に金庫内の現金を回収する必要がなくな
り、駅係員による作業負担を軽減できる。
【0048】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
【0049】例えば、上述した実施の形態では、自動精
算機1に過剰金額の乗車券を投入したとき過剰運賃を返
金する処理形態を選択するための複数の選択ボタンを操
作部26に設けたが、複数の選択ボタンの他に返金を不
要とする選択ボタンを別途設けても良い。
【0050】また、上述した実施の形態では、降車駅に
ある自動精算機1について説明したが、複数の路線が交
差する連絡中間ラッチに設けられた自動精算機に本発明
を適用することもできる。
【0051】また、本実施の形態の自動精算機1では、
途中まで使用したSFカードを途中解約することもでき
る。
【0052】また、上述した実施の形態では、従来の自
動精算機の機能を利用して過剰運賃を自動的に返却する
ようにしたが、自動精算機の他に過剰運賃の返却専用機
を駅構内に設置しても良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動精
算機は、上記のような構成および作用を有しているの
で、超過運賃を自動精算でき、駅係員による作業負担を
軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る自動精算機を示す
正面図。
【図2】図1の自動精算機の内部構成を示すブロック
図。
【図3】図1の自動精算機による精算処理動作を説明す
るための動作説明図。
【図4】図1の自動精算機に乗車券を投入して運賃を精
算する動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…自動精算機、 11…券投入発行口、 12…カード受付部、 13…紙幣投入口、 14…紙幣返却口、 15…硬貨投入口、 16…硬貨返却口、 17…操作・表示パネル、 20…制御部、 21…券処理ユニット、 22…現金処理ユニット、 23…記録部、 24…カード処理部、 24a…無線カード処理ユニット、 24b…デビットカード、クレジットカード処理ユニッ
ト、 25…表示部、 26…操作部、 27…音声案内部、 28…通信ユニット、 30…センタコンピュータ、 31…入場機、 32…出場機。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗車券に記録されている購入金額に関す
    る情報を読み取る読取手段と、 この読取手段によって読み取った購入金額が当該降車駅
    までの運賃を上回っているか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段にて購入金額が当該降車駅までの運賃を上
    回っていると判断したとき、利用客が上回って支払った
    過剰運賃を精算して利用客に返金する精算・返金手段
    と、 を備えていることを特徴とする自動精算機。
  2. 【請求項2】 上記精算・返金手段による過剰運賃の返
    金形態を利用客が選択するための複数の選択ボタンを有
    する操作部をさらに備えていることを特徴とする請求項
    1に記載の自動精算機。
  3. 【請求項3】 上記複数の選択ボタンは、過剰運賃を現
    金で返金する処理を選択するボタン、過剰運賃を無線カ
    ードのSF残高の積み増しで返金する処理を選択するボ
    タン、過剰運賃をデビットカードを利用して所定の口座
    に振り込む処理を選択するボタン、および過剰運賃をク
    レジットカードを利用して所定の口座に振り込む処理を
    選択するボタンを有することを特徴とする請求項2に記
    載の自動精算機。
  4. 【請求項4】 上記精算・返金手段によって過剰運賃の
    返金を受けた利用客に対し、上記降車駅の改札を通過す
    るための精算券を発券する発券手段をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動精算機。
  5. 【請求項5】 上記発券手段は、上記精算・返金手段に
    よって過剰運賃の返金を受けられなかった利用客に対
    し、上記過剰運賃を券面に印刷した精算券を発券する機
    能を有することを特徴とする請求項4に記載の自動精算
    機。
  6. 【請求項6】 上記精算・返金手段によって過剰運賃を
    精算したことを乗車券に印刷する印刷手段と、 この印刷手段で情報が印刷された乗車券を利用客に返却
    する返却手段と、をさらに備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の自動精算機。
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