JPH08167053A - 定期券発売機 - Google Patents

定期券発売機

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JPH08167053A
JPH08167053A JP33245794A JP33245794A JPH08167053A JP H08167053 A JPH08167053 A JP H08167053A JP 33245794 A JP33245794 A JP 33245794A JP 33245794 A JP33245794 A JP 33245794A JP H08167053 A JPH08167053 A JP H08167053A
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JP
Japan
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card
ticket
information
cash
commuter
Prior art date
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Pending
Application number
JP33245794A
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English (en)
Inventor
Sanji Ito
三司 伊藤
Seiji Kawada
省二 川田
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現金に替えて信用取引を可能とするクレジッ
トカードなどの現金代替カードや銀行口座から現金を直
接引き落としするキャッシュカードなどが用いられたと
き、その現金代替カードやキャッシュカードに記録され
ている所有者の氏名を新規定期券又は継続定期券に記録
すべき定期券情報の氏名に流用して、新規定期券又は継
続定期券を購入するときの氏名入力操作を省略する。 【構成】 新規定期券(T1)又は継続定期券(T3)に記録す
べき定期券情報のうち氏名入力を除く定期券情報の入力
画面を表示手段(3) に表示し、この表示手段(3)より入
力された入力情報にカード処理手段(17)が読み取ったク
レジットカードなどの現金代替カード(CC)やキャッシュ
カードのカード情報に含まれている所有者の氏名を流用
して定期券情報を作成し、この定期券情報を定期券原券
(T) に記録することにより新規定期券(T1)又は継続定期
券(T3)を発行する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道やバスなどの交通
機関に利用される定期券を発売する定期券発売機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道やバスなどの交通機関に利用
される定期券を発売する定期券発売機にあっては、駅務
員による定期券の再発行業務を合理化し、かつ現金に替
えて信用取引を可能とするクレジットカードなどの現金
代替カードを持つ利用客の利便性を図るため、上記現金
代替カードが用いられることにより新規定期券の発売を
可能とし、或いは上記現金代替カード及び通用期限内の
旧定期券が用いられることにより継続定期券の発売を可
能とした定期券発売機が開発され製品化されて多く実用
に供されている。
【0003】ところで、この種の定期券発売機は、一般
に、上述の現金代替カードに記録されているカード発行
会社名、有効期間、所有者の氏名、口座番号などのカー
ド情報を読み取って上記現金代替カードの発行元の端末
装置に送信することによりその現金代替カードが使用可
能か否かの問い合わせを行い、その結果、上記現金代替
カードが使用可能であれば、その現金代替カードを用い
て新規定期券又は継続定期券の購入を可能としている。
そして、利用客が使用可能な現金代替カードを用いて新
規定期券を購入する場合、タッチパネル付ディスプレイ
に新規定期券に記録すべき定期券情報の入力画面を表示
して、利用客がその入力画面より発駅、経由駅、着駅、
有効開始日、有効期間、氏名、年齢、性別などをタッチ
入力するようになっている。一方、利用客が使用可能な
現金代替カードと通用期限内の旧定期券を用いて継続定
期券を購入する場合は、旧定期券に記録されている発
駅、経由駅、着駅、氏名、年齢、性別などの旧定期券情
報を継続定期券に記録すべき定期券情報として流用する
ことによりこれら各情報の入力操作を省略できるように
なっているが、これらの情報のうち例えば氏名や年齢な
どの情報が正確に読み取れなかったときにはその入力画
面をタッチパネル付ディスプレイに表示して、利用客が
その入力画面より氏名や年齢などをタッチ入力するよう
になっている。
【0004】ところが、上述の定期券発売機において
は、利用客が新規定期券を購入する際に、発駅、経由
駅、着駅、有効開始日、有効期間、氏名、年齢、性別な
ど多数の項目より成る定期券情報を入力しなければなら
ず、特に、定期券情報の入力操作のうち入力画面に表示
される五十音表の中から自分の氏名に該当する文字を一
文字ずつ捜し出して入力する氏名入力に多くの時間が費
やされ、総じて定期券情報の入力操作に長時間を要する
という問題があった。又、利用客が継続定期券を購入す
る際に、旧定期券情報の氏名などが正確に読み取れなか
ったときも入力画面に表示される五十音表の中から自分
の氏名に該当する文字を捜し出して一文字ずつ入力しな
くてはならず、したがって、旧定期券の旧定期券情報を
流用しているにも拘らず氏名入力に多くの時間が費やさ
れ、定期券情報の入力操作に長時間を要するという問題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記定期券
発売機の問題に鑑みて為されたものであって、現金に替
えて信用取引を可能とするクレジットカードなどの現金
代替カードや銀行口座から現金を直接引き落としするキ
ャッシュカードを用いて新規定期券を購入する際に、そ
の現金代替カードやキャッシュカードに記録されている
所有者の氏名を新規定期券に記録すべき定期券情報に流
用して氏名入力を省略することにより、定期券情報の入
力操作に要する時間を短縮するようにした定期券発売機
を提供することを第1の目的とするものである。
【0006】又、本発明は、現金に替えて信用取引を可
能とするクレジットカードなどの現金代替カードや銀行
口座から現金を直接引き落としするキャッシュカードと
共に旧定期券を用いて継続定期券を購入する際に、その
現金代替カードやキャッシュカードに記録されている所
有者の氏名を継続定期券に記録すべき定期券情報に流用
して氏名入力を省略することにより、定期券情報の入力
操作に要する時間を短縮するようにした定期券発売機を
提供することを第2の目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、発売対象となる新規定期券に記録す
べき定期券情報の入力画面を表示する表示手段と、この
表示手段により入力される定期券情報を定期券原券に記
録して新規定期券を発行する券処理手段と、現金に替え
て信用取引を可能とするクレジットカードなどの現金代
替カードや銀行口座から現金を直接引き落としするキャ
ッシュカードなどに記録されている所有者の氏名や口座
番号などのカード情報を読み取るカード処理手段と、前
記カード処理手段が読み取ったカード情報を上記現金代
替カードの発行元又はキャッシュカードの発行元に送信
して当該現金代替カードやキャッシュカードが使用可能
か否かの問い合わせを行う通信制御手段とを備えた定期
券発売機とし、前記現金代替カードやキャッシュカード
が使用可能であるとき、新規定期券に記録すべき定期券
情報のうち氏名入力を除く定期券情報の入力画面を表示
手段に表示せしめ、この表示手段より入力された入力情
報に上記カード情報に含まれている所有者の氏名を流用
して定期券情報を作成し、この定期券情報を定期券原券
に記録することにより新規定期券を発行する構成とし
た。
【0008】又、本発明は、上記第2の目的を達成する
ため、発売対象となる継続定期券に記録すべき定期券情
報の入力画面を旧定期券に記録されている旧定期券情報
に基づいて表示する表示手段と、前記旧定期券に記録さ
れている旧定期券情報を読み取り、かつ定期券原券に定
期券情報を記録して継続定期券を発行する券処理手段
と、現金に替えて信用取引を可能とするクレジットカー
ドなどの現金代替カードや銀行口座から現金を直接引き
落としするキャッシュカードなどに記録されている所有
者の氏名や口座番号などのカード情報を読み取るカード
処理手段と、前記カード処理手段が読み取ったカード情
報を上記現金代替カードの発行元又はキャッシュカード
の発行元に送信して当該現金代替カードやキャッシュカ
ードが使用可能か否かの問い合わせを行う通信制御手段
とを備えた定期券発売機とし、前記現金代替カードやキ
ャッシュカードが使用可能であるとき、継続定期券に記
録すべき定期券情報のうち氏名入力を除く定期券情報の
入力画面を表示手段に表示せしめ、この表示手段より入
力された入力情報に上記カード情報に含まれている所有
者の氏名を流用して定期券情報を作成し、この定期券情
報を定期券原券に記録することにより継続定期券を発行
する構成とした。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る定期券発売機を添付図面
に示す実施例に基づいて、更に詳しく説明する。図1は
本発明に係る定期券発売機の外観を表した斜視図であ
る。図1に示す定期券発売機は、鉄道路線駅に設置さ
れ、現金に替えて信用取引を可能とするクレジットカー
ドなどの現金代替カードが用いられることにより新規定
期券を、又、前述の現金代替カードと旧定期券が用いら
れることにより継続定期券を発売する他に、新規定期券
又は継続定期券の購入明細票の明細票発行機能と現金又
は金額カードなどのプリペイドカードが用いられること
により普通乗車券や回数券などの乗車券類をも発売する
乗車券発行機能を併せ持つものである。
【0010】図1において符号(1) は定期券発売機の筐
体であって、この筐体(1) の前面、即ち、接客部には、
鉄道路線図などを表示するプラズマディスプレイ(2)
と、普通乗車券の発売時に普通乗車券の枚数や料金など
〃選択して入力する入力画面を、回数券の発売時に回数
券の区間などを選択して入力する入力画面を、新規定期
券や継続定期券の発売時には当該新規定期券又は継続定
期券に記録するための定期券情報の入力画面を表示する
タッチパネル付ディスプレイ(3) と、上述した現金代替
カードのカード挿入・返却口(4) と、普通乗車券、回数
券、新規定期券又は継続定期券など購入対象となる券種
を指定する複数の釦スイッチより成る券種指定釦(5)
と、プリペイドカード、旧定期券、新規定期券又は継続
定期券などの券挿入・発行口(6) と、硬貨を投入する硬
貨投入口(7) と、紙幣を挿入する紙幣挿入口(8) と、硬
貨投入口(7) 又は紙幣挿入口(8) に投入された貨幣の合
計金額を表示する投入金額表示器(9) と、乗車券や回数
券などを発券する発券口(10)と、釣札を返却する釣札返
却口(11)と、釣銭を放出する釣銭放出口(12)と、乗車
券、回数券又は定期券の購入を取り消す取消し釦(13)
と、係員を呼び出す呼出し釦(14)とが夫々設けられてい
る。
【0011】図2は定期券発売機の構成ブロック図であ
る。図2において符号(15)は定期券発売機の電源スイッ
チを操作したり、普通乗車券、回数券、プリペイドカー
ド、新規定期券又は継続定期券に印字及び磁気記録する
発行日付などを確認したりする係員操作部、符号(16)は
鉄道路線図、駅情報、各駅間の乗車券料金データや定期
券料金データなど各種データが記憶されている磁気ディ
スク格納用ユニット、符号(17)はカード挿入・返却口
(4) に挿入された現金代替カード(CC)を搬送ベルト(図
示せず)で取り込み当該現金代替カード(CC)に磁気記録
されているカード発行会社名、有効期間、所有者の氏
名、口座番号などのカード情報を磁気ヘッド(図示せ
ず)により読み取った後にその現金代替カード(CC)をカ
ード挿入・返却口(4) より返却するカード処理手段であ
るカードリーダ、符号(18)は新規定期券(T1)及び当該新
規定期券(T1)の購入明細票(R1)を券挿入・発行口(6) よ
り発行したり、券挿入・発行口(6) に挿入された旧定期
券(T2)を取り込んで継続定期券(T3)及び当該継続定期券
(T3)の購入明細票(R2)を券挿入・発行口(6) より発行し
たり、券挿入・発行口(6) に挿入されたプリペイドカー
ド(PC)を取り込み後述の如く処理して券挿入・発行口
(6) より返却したりする券処理手段である券処理ユニッ
ト、符号(19)は硬貨投入口(7) に投入された硬貨を検銭
処理して硬貨金庫(図示せず)に収納すると共に釣銭箱
(図示せず)から釣銭を釣銭放出口(12)に放出する硬貨
処理ユニット、符号(20)は紙幣挿入口(8) に挿入された
紙幣を鑑別処理して紙幣金庫(図示せず)に収納すると
共に当該紙幣金庫から釣札を釣札返却口(11)に返却する
紙幣処理ユニット、符号(21)は普通乗車券や回数券など
を発券口(10)に発行する発券ユニット、符号(22)はカー
ドリーダ(17)が読み取った現金代替カード(CC)のカード
情報を当該現金代替カード(CC)の発行元の端末装置(A)
に伝送回線(23)を介し送信してその現金代替カード(CC)
が使用可能か否かの問い合わせを行う通信制御手段であ
る通信制御装置、符号(24)は定期券発売機全体を制御す
る制御ユニットである。
【0012】ここで、上述のプリペイドカード(PC)、新
規定期券(T1)や継続定期券(T3)の原券である定期券原券
(T) 及び旧定期券(T2)における磁気記録面の券面フォー
マットを説明する。プリペイドカード(PC)は、図13に
示すように、裏面が印字可能な磁気記録面となって都合
8本の磁気トラック(Ca)を有し、これら磁気トラック(C
a)には「日本サイバネティクス協議会」の規定に準じた
エンコード方式によりプリペイドカード情報(発行日
付、発行駅、金額など)が磁気記録されている。一方、
定期券原券(T) 及び旧定期券(T2)は、図14に示すよう
に、裏面が磁気記録面となって都合12本の磁気トラッ
ク(Ta)を有し、これら磁気トラック(Ta)には定期券情報
(発行日、発行駅、料金、発駅、経由駅、着駅、通用期
限年月日、継続、氏名、年齢、性別、TEL(電話番
号)など)が磁気記録される。詳しくは、斜線で示す4
本の磁気トラックが上記プリペイドカード(PC)の磁気ト
ラック(Ca)と異なる位置に設けられて定期券個有の個有
磁気トラック(Ta1) となっており、残り8本の磁気トラ
ックが上記プリペイドカード(PC)の磁気トラック(Ta)と
同一位置に設けられた共通磁気トラック(Ta2) となって
いる。そして、前記共通磁気トラック(Ta2) には上記協
議会に準じたプリペイドカード(PC)のエンコード方式と
同様なエンコード方式にて定期券情報の一部を構成する
発売情報(発行日、発行駅、料金など)が磁気記録さ
れ、前記個有磁気トラック(Ta1) には上記協議会の規定
に準じたプリペイドカード(PC)のエンコード方式とは異
なるエンコード方式にて残りの定期券情報を構成する定
期券個有情報(発駅、経由駅、着駅、有効開始日、有効
期間、通用期限年月日、継続、氏名、年齢、性別、TE
L(電話番号)など)が磁気記録される。しかして、旧
定期券(T2)には、既に旧定期券情報として個有磁気トラ
ック(Ta1) に上述の定期券個有情報が磁気記録され、共
通磁気トラック(Ta2) には上述の発売情報が磁気記録さ
れている。なお、プリペイドカード(PC)又は後述の明細
票原券(R) への印字記録方式は、印字ヘッドを用いて所
定の情報を直接印刷するサーマル直接方式となってお
り、一方、旧定期券(T2)及び定期券原券(T) への印字記
録方式は、転写リボンを用いて定期券情報を転写印刷す
るサーマル転写方式となっている。
【0013】前記券処理ユニット(18)は、図3に示すよ
うに、券挿入・発行口(6) の反対側に上下方向に離隔し
て配置された第1原券収納部(31)、第2原券収納部(3
2)、第3原券収納部(33)及び第4原券収納部(34)を有す
る。前記第1原券収納部(31)、第2原券収納部(32)、第
3原券収納部(33)及び第4原券収納部(34)は、何れも上
下動可能で、かつ常時上方側に付勢された原券載置部材
(31a,32a,33a,34a)と、この原券載置部材(31a,32a,33
a,34a) の左端部側に配置された縦長の原券整列部材(31
b,32b,33b,34b) と、夫々の原券整列部材(31b,32b,33b,
34b) の上部に配置された繰出しローラ(31c,32c,33c,34
c) とから成っている。前記第1原券収納部(31)及び第
2原券収納部(32)には、夫々の原券載置部材(31a,32a)
上に新規定期券(T1)及び継続定期券(T3)の原券となる定
期券原券(T) が裏面の磁気記録面を下向きとした状態に
多数枚重ねて収納されている。前記第1原券収納部(31)
及び第2原券収納部(32)は、後述の旧券回収機構(50)が
券挿入・発行口(6) に挿入された旧定期券(T3)を取り込
むと、何れか一方の繰出しローラ(31c,32c) が作動して
定期券原券(T) を1枚繰出すようになっている。一方、
前記第3原券収納部(33)及び第4原券収納部(34)には、
夫々の原券載置部材(32a,33a) 上に定期券サイズに形成
されて新規定期券(T1)及び継続定期券(T3)の購入明細票
(R1,R2) の原券となる明細票原券(R) が表面の印刷面を
上向きとした状態に多数枚重ねて収納されている。前記
第3原券収納部(33)及び第4原券収納部(34)は、第1原
券収納部(31)又は第2原券収納部(32)が定期券原券(T)
を繰り出すと、何れか一方の繰出しローラ(33c,34c) が
作動して明細票原券(R) を1枚繰り出すようになってい
る。
【0014】前記券挿入・発行口(6) と上記各原券収納
部(31,32,33,34) の間には、複数のローラ及び搬送ベル
トにより構成された券搬送機構(30)が配置されている。
この券搬送機構(30)は、券挿入・発行口(6) の入口に配
したキャッチング機構(35)と、プリペイドカード(PC)の
磁気トラック(Ca)及び旧定期券(T2)や定期券原券(T)の
共通磁気トラック(Ta2) を夫々磁気処理する第1磁気ヘ
ッド(36)を配した第1搬送部(37)と、旧定期券(T2)及び
定期券原券(T) の個有磁気トラック(Ta1) を磁気処理す
る第2磁気ヘッド(38)を配した第2搬送部(39)と、定期
券原券(T) の表面に定期券情報を印字するサーマルプリ
ンタ(40)を配した第3搬送部(41)と、第1原券収納部(3
1)又は第2原券収納部(32)より繰り出される定期券原券
(T) を取り込んで第3搬送部(41)に送り出す第4搬送部
(42)と、プリペイドカード(PC)に孔を明けるパンチ(43)
を配した第5搬送部(44)と、プリペイドカード(PC)の裏
面に乗車券類の購入履歴情報(利用駅コード、使用日
付、残額など)を印字する第1印字ヘッド(45)を配した
第6搬送部(46)と、明細票原券(R) の表面に新規定期券
(T1)又は継続定期券(T3)の購入明細情報(購入日、料
金、発行駅名など)を印字する第2印字ヘッド(47)を配
した第7搬送部(48)と、第3原券収納部(33)又は第4原
券収納部(34)より繰り出される明細票原券(R) を取り込
んで第7搬送部(48)に送り出す第8搬送部(49)とから構
成されている。
【0015】前記券搬送機構(30)のキャッチング機構(3
5)は、下部に配置された搬送ベルト(35a) と、この搬送
ベルト(35a) に接合し、かつ券挿入・発行口(6) 側の軸
(35b) を支点に上方側に揺動して離反する揺動搬送ベル
ト(35c) と、この揺動搬送ベルト(35c) と同時に上方側
に突出するストッパ(35d) とから成っており、券挿入・
発行口(6) に挿入されたプリペイドカード(PC)や旧定期
券(T2)を搬送ベルト(35a) 及び揺動搬送ベルト(35c) で
挟持して第1搬送部(37)に送り出したり、第1搬送部(3
7)より送り込まれて来るプリペイドカード(PC)や旧定期
券(T2)を搬送ベルト(35a) 及び揺動搬送ベルト(35c) に
より挟持して券挿入・発行口(6) に送り出したりする他
に、第1搬送部(37)より送り込まれて来る新規定期券(T
1)をストッパ(35d) により一時保留し、その新規定期券
(T1)上に第1搬送部(37)より送り込まれて来る購入明細
票(R1)を導入してストッパ(35d) により停止させた後に
当該ストッパ(35d) を下げて、新規定期券(T1)と購入明
細票(R1)を搬送ベルト(35a) 及び揺動搬送ベルト(35c)
により挟持して券挿入・発行口(6) に一括して発行した
り、第1搬送部(37)より送り込まれて来る継続定期券(T
3)をストッパ(35d)により一時保留し、その継続定期券
(T3)上に第1搬送部(37)より送り込まれて来る購入明細
票(R2)を導入してストッパ(35d) により停止させた後に
当該ストッパ(35d) を下げて、継続定期券(T3)と購入明
細票(R2)を搬送ベルト(35a) 及び揺動搬送ベルト(35c)
により挟持して券挿入・発行口(6) に一括して発行した
りするようになっている。
【0016】なお、図3において符号(50)は旧定期券(T
2)を回収処理する旧券回収機構、符号(51)は旧定期券(T
2)を収納しておく旧券廃券箱である。前記旧券回収機構
(50)は、第2搬送部(39)より送り込まれて来る旧定期券
(T2)を取り込んで一旦保留しておく旧券保留搬送部(50
a) と、この旧券保留搬送部(50a) の搬送路中に設けら
れた旧定期券穿孔用のパンチ(50b) とから成っている。
符号(52)は第1搬送部(37)が送り出した旧定期券(T2)を
第2搬送部(39)に案内したり、第1搬送部(37)が送り出
したプリペイドカード(PC)を第5搬送部(44)に案内した
り、第2搬送部(39)から送り込まれて来る定期券原券
(T) 又は旧定期券(T2)を第1搬送部(37)に案内したり、
第5搬送部(44)から送り込まれて来るプリペイドカード
(PC)を第1搬送部(37)に案内したりする第1案内部材で
ある。符号(53)は第2搬送部(39)が送り出した旧定期券
(T2)を旧券回収機構(50)の旧券保留搬送部(50a) に案内
したり、旧券回収機構(50)の旧券保留搬送部(50a) が送
り出した旧定期券(T2)を第2搬送部(39)に案内したりす
る第2案内部材である。
【0017】次に、本発明の定期券発売機による新規定
期券の発行処理を説明する。図4に示すように、券種指
定釦(5) の新規定期券に対応する釦スイッチが圧下され
た後に、現金代替カード(CC)がカード挿入・返却口(4)
に挿入されると、カードリーダ(17)がその現金代替カー
ド(CC)のカード情報(カード発行会社名、有効期間、所
有者の氏名、口座番号など)を読み取る。制御ユニット
(24)は、カードリーダ(17)が読み取ったカード情報を通
信制御装置(22)に出力し、通信制御装置(22)がそのカー
ド情報をカード発行元の端末装置(A) に送信して上記現
金代替カード(CC)が使用可能か否かの問い合わせを行
う。前記制御ユニット(24)は、通信制御装置(22)が上記
端末装置(A) より受信した応答信号を入力し、その結
果、現金代替カード(CC)が使用可能であれば上記カード
情報を一時記憶して後述の定期券情報の入力処理に移行
するが、現金代替カード(CC)が使用できないものであれ
ばタッチパネル付ディスプレイ(3) が現金代替カード(C
C)を返却する旨のメッセージを表示すると共に、カード
リーダ(17)がその現金代替カード(CC)をカード挿入・返
却口(4) より返却する。
【0018】上述の定期券情報の入力はタッチパネル付
ディスプレイ(3) が順次表示する後述の各入力画面をタ
ッチ操作することにより行われる。即ち、タッチパネル
付ディスプレイ(3) は、発駅入力画面、経由駅入力画
面、着駅入力画面、有効開始日入力画面、有効期間入力
画面、年齢入力画面、性別入力画面、TEL入力画面な
どの入力画面を表示し、これらの各入力画面より発駅、
経由駅、着駅、有効開始日、有効期間、年齢、性別、T
ELなどの定期券情報がタッチ入力される。前記タッチ
パネル付ディスプレイ(3) は、上述した夫々の入力画面
に訂正釦を同時に表示し、上記各入力画面において訂正
釦がタッチ操作されると一つ前の入力画面に戻って再度
対応する定期券情報の入力を可能とするが、訂正釦がタ
ッチ操作されなければ次の画面を表示して対応する定期
券情報の入力を可能とする。そして、上述の各入力画面
より発駅、経由駅、着駅、有効開始日、有効期間、年
齢、性別、TELなどが入力されると、制御ユニット(2
4)は、有効開始日及び有効期間に基づいて新規定期券の
通用期限年月日を算出すると共に、前述のカード情報に
含まれている所有者の氏名を流用して上記入力情報に当
該所有者の氏名を含めた発駅、経由駅、着駅、有効開始
日、有効期間、有効期限年月日、氏名、年齢、性別、T
ELなどから成る定期券個有情報を作成し、発駅、経由
駅、着駅及び有効期間などにより磁気ディスク格納ユニ
ット(16)の各種データから発行対象となる新規定期券の
料金を得て発行日、発行駅、料金などから成る発売情報
を作成する。こうしてカード情報の所有者の氏名を含む
定期券個有情報と発売情報とから成る定期券情報が作成
されると、タッチパネル付ディスプレイ(3) が上記定期
券個有情報、発売情報の料金及び確認釦より成る購入定
期券確認画面を表示し、当該購入定期券確認画面の確認
釦がタッチ操作されることにより、カードリーダ(17)が
現金代替カード(CC)をカード挿入・返却口(4) より返却
すると共に、券処理ユニット(18)が新規定期券(T1)及び
当該新規定期券(T1)の購入明細票(R1)の発券処理を開始
する。
【0019】前記券処理ユニット(18)による新規定期券
(T1)及び購入明細票(R1)の発券処理は次のようにして行
われる。即ち、券処理ユニット(18)は、先ず、図6に示
すように、定期券原券(T) を繰出しローラ(31c) が第1
原券収納部(31)から第4搬送部(42)に1枚繰出し、当該
第4搬送部(42)がその定期券原券(T) を取り込んで第3
搬送部(41)に送り出す。この定期券原券(T) は、第3搬
送部(41)のサーマルプリンタ(40)でその表面に発駅、経
由駅、着駅、有効開始日、有効期間、通用期限年月日、
氏名、年齢、性別、TEL、発行日、発行駅、料金など
の定期券情報が印字された後に第2搬送部(39)に送り出
され、第2搬送部(39)の第2磁気ヘッド(38)でその裏面
の個有磁気トラック(Ta2) に発駅、経由駅、着駅、有効
開始日、有効期間、通用期限年月日、氏名、年齢、性
別、TELなどの定期券個有情報が書き込まれた後に第
1搬送部(37)に送り出され、第1搬送部(37)の第1磁気
ヘッド(36)でその裏面の共通磁気トラック(Ta1) に発行
日、発行駅、料金などの発売情報が書き込まれる。こう
して定期券情報が記録された新規定期券(T1)は、その定
期券情報が正確に磁気記録されているか否かをチェック
するため、第1搬送部(37)から第2搬送部(39)まで送り
戻されて第2磁気ヘッド(38)で定期券個有情報が読み取
られ、次いで、第2搬送部(39)から第1搬送部(37)に送
り出されて第1磁気ヘッド(36)で上記発売情報が読み取
られて制御ユニット(24)により定期券情報のチェックが
為され、しかる後に、第1搬送部(37)からキャッチング
機構(35)に送り出されて当該キャッチング機構(35)のス
トッパ(35d) により停止される。上述の如く新規定期券
(T1)がキャッチング機構(35)のストッパ(35d) により停
止されると、券処理ユニット(18)は、次に、図7に示す
ように、明細票原券(R) を繰出しローラ(33c) が第3原
券収納部(33)から第8搬送部(49)に1枚繰出し、当該第
8搬送部(49)がその明細票原券(R) を取り込んで第7搬
送部(48)に送り出す。この明細票原券(R) は、第7搬送
部(48)の第2印字ヘッド(47)でその表面に新規定期券(T
1)の購入日、料金、発行駅名などの購入明細情報が印字
された後に第5搬送部(44)及び第1搬送部(37)を通って
キャッチング機構(35)に送り出される。こうして新規定
期券(T1)の購入明細情報が印字された購入明細票(R1)
は、キャッチング機構(35)のストッパ(35d) により新規
定期券(T1)上に重ねられた状態に停止され、ストッパ(3
5d) が下がり搬送ベルト(35a) 及び揺動搬送ベルト(35
c)によって新規定期券(T1)と共に挟持されて券挿入・発
行口(6) より一括して発行される。
【0020】次に、本発明の定期券発売機による継続定
期券の発行処理を説明する。図5に示すように、券種指
定釦(5) の継続定期券に対応する釦スイッチが圧下され
た後に、旧定期券(T2)が券挿入・発行口(6) に挿入され
ると、券処理ユニット(18)が旧定期券(T2)を取り込んで
第1搬送部(37)の第1磁気ヘッド(37)により旧定期券(T
2)の共通磁気トラック(Ta1) に磁気記録されている発行
日、発行駅、料金などの旧定期券情報の発売情報を読み
取り、次いで、第2搬送部(39)の第2磁気ヘッド(38)に
より旧定期券(T2)の個有磁気トラック(Ta2) に磁気記録
されている発駅、経由駅、着駅、有効開始日、有効期
間、通用期限年月日、氏名、年齢、性別、TELなどの
旧定期券情報の定期券個有情報を読み取った後に、旧券
回収機構(50)の旧券保留搬送部(50a) がその旧定期券(T
2)を一時保留する(図8参照)。制御ユニット(24)は、
旧定期券情報の通用期限年月日に基づいて継続定期券の
発行が可能か否かを判定する。即ち、旧定期券(T2)の通
用期限年月日が規定の継続定期券発行可能期間内であれ
ば継続定期券の発行を可能と判定し、通用期限年月日が
上記継続定期券発行可能期間外であれば継続定期券の発
行を不能と判定する。そして、継続定期券の発行が可能
と判定されると、タッチパネル付ディスプレイ(3) が現
金代替カード(CC)を挿入する旨のメッセージを表示する
が、継続定期券の発行が不能と判定されると、タッチパ
ネル付ディスプレイ(3) が旧定期券(T2)を返却する旨の
メッセージを表示すると共に、券処理ユニット(18)がそ
の旧定期券(T2)を券挿入・発行口(6) より返却する。
【0021】そして、カード挿入・返却口(4) に現金代
替カード(CC)が挿入されると、カードリーダ(17)がその
現金代替カード(CC)のカード情報(カード発行会社名、
有効期間、所有者の氏名、口座番号など)を読み取る。
制御ユニット(24)は、カードリーダ(17)が読み取ったカ
ード情報を通信制御装置(22)に出力し、通信制御装置(2
2)がそのカード情報をカード発行元の端末装置(A) に送
信して上記現金代替カード(CC)が使用可能か否かの問い
合わせを行う。前記制御ユニット(24)は、通信制御装置
(22)が上記端末装置(A) より受信した応答信号を入力
し、その結果、現金代替カード(CC)が使用可能であれば
上記カード情報を一時記憶して後述の定期券情報の入力
処理に移行するが、現金代替カード(CC)が使用できない
ものであればタッチパネル付ディスプレイ(3) が現金代
替カード(CC)を返却する旨のメッセージを表示すると共
に、カードリーダ(17)がその現金代替カード(CC)をカー
ド挿入・返却口(4) より返却する。
【0022】定期券情報の入力処理は、タッチパネル付
ディスプレイ(3) が順次表示する後述の各入力画面をタ
ッチ操作することにより行われる。即ち、タッチパネル
付ディスプレイ(3) は、有効開始日入力画面、有効期間
入力画面などの入力画面を表示し、これらの各入力画面
より有効開始日、有効期間がタッチ入力される。そし
て、前記タッチパネル付ディスプレイ(3) は、旧定期券
情報のうち年齢、性別又はTELが正確に読み取れなか
った場合にのみ年齢入力画面、性別入力画面又はTEL
入力画面などの入力画面を表示し、これらの各入力画面
より年齢、性別、TELなどの定期券情報がタッチ入力
される。前記タッチパネル付ディスプレイ(3) は、上述
した夫々の入力画面に訂正釦を同時に表示し、上記各入
力画面において訂正釦がタッチ操作されると一つ前の入
力画面に戻って再度対応する定期券情報の入力を可能と
するが、訂正釦がタッチ操作されなければ次の画面を表
示して対応する定期券情報の入力を可能とする。そし
て、上述の各入力画面より有効開始日、有効期間、年
齢、性別、TELなどが入力されると、制御ユニット(2
4)は、有効開始日及び有効期間に基づいて継続定期券の
通用期限年月日を算出すると共に、前述の旧定期券情報
に含まれている発駅、経由駅、着駅及び前述のカード情
報に含まれている所有者の氏名を流用して上記入力情報
に当該発駅、経由駅、着、所有者の氏名を含めた発駅、
経由駅、着駅、有効開始日、有効期間、有効期限年月
日、氏名、年齢、性別、TELなどから成る定期券個有
情報を作成し、発駅、経由駅、着駅及び有効期間などに
より磁気ディスク格納ユニット(16)の各種データから発
行対象となる継続定期券の料金を得て発行日、発行駅、
料金などから成る発売情報を作成する。こうしてカード
情報の所有者の氏名を含む定期券個有情報と発売情報と
から成る定期券情報が作成されると、タッチパネル付デ
ィスプレイ(3) が上記定期券個有情報、発売情報の料金
及び確認釦より成る購入定期券確認画面を表示し、当該
購入定期券確認画面の確認釦がタッチ操作されることに
より、カードリーダ(17)が現金代替カード(CC)をカード
挿入・返却口(4) より返却すると共に、券処理ユニット
(18)が継続定期券(T3)及び当該継続定期券(T3)の購入明
細票(R2)の発券処理を開始する。
【0023】前記券処理ユニット(18)による継続定期券
(T3)及び購入明細票(R2)の発券処理は次のようにして行
われる。即ち、券処理ユニット(18)は、先ず、図9に示
すように、定期券原券(T) を繰出しローラ(31c) が第1
原券収納部(31)から第4搬送部(42)に1枚繰出し、当該
第4搬送部(42)がその定期券原券(T) を取り込んで第3
搬送部(41)に送り出す。この定期券原券(T) は、第3搬
送部(41)のサーマルプリンタ(40)でその表面に発駅、経
由駅、着駅、有効開始日、有効期間、通用期限年月日、
継続、氏名、年齢、性別、TEL、発行日、発行駅、料
金などの定期券情報が印字された後に第2搬送部(39)に
送り出され、第2搬送部(39)の第2磁気ヘッド(38)でそ
の裏面の個有磁気トラック(Ta2) に発駅、経由駅、着
駅、有効開始日、有効期間、通用期限年月日、継続、氏
名、年齢、性別、TELなどの定期券個有情報が書き込
まれた後に第1搬送部(37)に送り出され、第1搬送部(3
7)の第1磁気ヘッド(36)でその裏面の共通磁気トラック
(Ta1) に発行日、発行駅、料金などの発売情報が書き込
まれる。こうして定期券情報が記録された継続定期券(T
3)は、その定期券情報が正確に磁気記録されているか否
かをチェックするため、第1搬送部(37)から第2搬送部
(39)まで送り戻されて第2磁気ヘッド(38)で定期券個有
情報が読み取られ、次いで、第2搬送部(39)から第1搬
送部(37)に送り出されて第1磁気ヘッド(36)で上記発売
情報が読み取られて制御ユニット(24)により定期券情報
のチェックが為され、しかる後に、第1搬送部(37)から
キャッチング機構(35)に送り出されて当該キャッチング
機構(35)のストッパ(35d) により停止される。上述の如
く継続定期券(T3)がキャッチング機構(35)のストッパ(3
5d) により停止されると、券処理ユニット(18)は、次
に、図10に示すように、明細票原券(R) を繰出しロー
ラ(33c) が第3原券収納部(33)から第8搬送部(49)に1
枚繰出し、当該第8搬送部(49)がその明細票原券(R) を
取り込んで第7搬送部(48)に送り出す。この明細票原券
(R) は、第7搬送部(48)の第2印字ヘッド(47)でその表
面に継続定期券(T3)の購入日、料金、発行駅名などの購
入明細情報が印字された後に第5搬送部(44)及び第1搬
送部(37)を通ってキャッチング機構(35)に送り出され
る。こうして継続定期券(T3)の購入明細情報が印字され
た購入明細票(R2)は、キャッチング機構(35)のストッパ
(35d) により継続定期券(T3)上に重ねられた状態に停止
され、ストッパ(35d) が下がり搬送ベルト(35a) 及び揺
動搬送ベルト(35c) によって継続定期券(T3)と共に挟持
されて券挿入・発行口(6) より一括して発行される。な
お、旧定期券(T2)は、券挿入・発行口(6) より継続定期
券(T3)及び購入明細票(R2)が抜き取られると、旧券回収
機構(50)のパンチ(50b) により孔が明けられた後に旧券
保留搬送部(50a) にて一時保留され、次の利用客が券挿
入・発行口(6) に旧定期券が挿入されたとき旧券保留搬
送部(50a) により旧券廃棄箱(51)に放出されて回収され
る。
【0024】次に、本発明の定期券発売機における乗車
券類(例えば、普通乗車券)の発券処理に伴う券処理ユ
ニット(18)のプリペイドカード(PC)の返却処理を説明す
る。券処理ユニット(18)は、図11に示すように、券挿
入・発行口(6) にプリペイドカード(PC)が挿入される
と、第1搬送部(37)の第1磁気ヘッド(36)がプリペイド
カード(PC)に磁気記録されている発行日付、発行駅、金
額などのプリペイドカード情報を読み取った後に、第6
搬送部(46)の第1印字ヘッド(45)下で一旦停止させる。
これによりタッチパネル付ディスプレイ(3) がプリペイ
ドカード情報の金額内で販売可能な普通乗車券の料金釦
より成る入力画面を表示し、その入力画面の所望の料金
釦がタッチ操作されると、発券ユニット(21)がその料金
釦に対応する普通乗車券を発券口(10)より発行する。こ
うして発券ユニット(21)での普通乗車券の発券が終了す
ると、券処理ユニット(18)は、図12に示すように、第
1印字ヘッド(36)によりプリペイドカード(PC)の裏面に
制御ユニット(24)が算出した普通乗車券購入後の金額
(残額)の他に利用駅及び使用日付などの購入履歴情報
を印字し、そのプリペイドカード(PC)を第6搬送部(37)
から第7搬送部(48)を介し第5搬送部(44)に送り出して
パンチ(43)により所定の位置に孔を明けた後に、第1搬
送部(37)の第1磁気ヘッド(26)で磁気トラック(Ca)に上
述の購入履歴情報を磁気記録し、しかる後に、キャッチ
ング機構(35)によりそのプリペイドカード(PC)を券挿入
・発行口(6) から返却する。
【0025】本実施例にあっては、新規定期券(T1)又は
継続定期券(T3)に記録すべき定期券情報のうち氏名入力
を除く定期券情報の入力画面をタッチパネル付ディスプ
レイ(3) に表示し、このタッチパネル付ディスプレイ
(3) より入力された入力情報にカードリーダ(17)が読み
取った現金代替カード(CC)のカード情報に含まれている
所有者の氏名を流用して定期券情報を作成し、この定期
券情報を定期券原券(T)に記録することにより新規定期
券(T1)や継続定期券(T3)を発行する利用客操作型の定期
券発売機の例を説明したが、定期券発売窓口で係員が定
期券情報の入力操作卓を操作することにより新規定期券
又は継続定期券を発行する係員操作型の定期券発売機に
も本発明を適用することができる。又、本実施例にあっ
ては、現金に替えて信用取引を可能とするクレジットカ
ードなどの現金代替カード(CC)に記録されている所有者
の氏名を新規定期券や継続定期券に記録すべき定期券情
報に流用した例を説明したが、銀行口座から現金を直接
引き落としするキャッシュカードに記録されている所有
者の氏名を新規定期券や継続定期券に記録すべき定期券
情報に流用することもできる。この場合、キャッシュカ
ードに記録されている所有者の氏名や口座番号などのカ
ード情報をカードリーダ(17)により読み取り、そのカー
ド情報を通信制御装置(22)によりキャッシャカードの発
行元に送信して当該キャッシュカードが使用可能か否か
の問い合わせを行い、上記キャッシュカードが使用可能
であるとき、タッチパネル付ディスプレイ(3) より入力
された入力情報にキャッシュカードのカード情報に含ま
れている所有者の氏名を流用して定期券情報を作成し、
この定期券情報を定期券原券(T) に記録することにより
新規定期券(T1)や継続定期券(T3)を発行するようにすれ
ばよい。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の第1の
定期券発売機は、クレジットカードなどの現金代替カー
ドやキャッシュカードが使用可能であるとき、表示手段
に新規定期券に記録すべき定期券情報のうち氏名入力を
除く定期券情報の入力画面を表示し、この表示手段より
入力された入力情報に上記現金代替カードやキャッシュ
カードのカード情報に含まれている所有者の氏名を流用
して定期券情報を作成し、この定期券情報を定期券原券
に記録することにより新規定期券を発行するものである
ので、従来の定期券発売機のような氏名の入力操作、即
ち、五十音表の中から自分の氏名に該当する文字を捜し
出して一文字ずつ入力するといった手間が不要となるこ
とから、利用客による定期券情報の入力操作の負担を軽
減することができる上、定期券情報の入力操作に要する
時間も短縮できて発売機自体の発券効率も大幅に向上す
る。
【0027】又、本発明の第2の定期券発売機は、クレ
ジットカードなどの現金代替カードやキャッシュカード
が使用可能であるとき、表示手段に継続定期券に記録す
べき定期券情報のうち氏名入力を除く定期券情報の入力
画面を表示し、この表示手段より入力された入力情報に
上記現金代替カードやキャッシュカードのカード情報に
含まれている所有者の氏名を流用して定期券情報を作成
し、この定期券情報を定期券原券に記録することにより
継続定期券を発行するものであるので、旧定期券に記録
されている旧定期券情報の氏名などが正確に読み取るこ
とができなかった場合でも、従来の定期券発売機のよう
な氏名の入力操作、即ち、五十音表の中から自分の氏名
に該当する文字を捜し出して一文字ずつ入力するといっ
た手間が不要となることから、利用客による定期券情報
の入力操作の負担を軽減することができる上、定期券情
報の入力操作に要する時間も短縮できて発売機自体の発
券効率も大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定期券発売機の外観を表した斜視
図である。
【図2】図1に示す定期券発売機の構成ブロック図であ
る。
【図3】図2に示す券処理ユニットの概略構造図であ
る。
【図4】本発明の定期券発売機の新規定期券の発行処理
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の定期券発売機の継続定期券の発行処理
を示すフローチャートである。
【図6】券処理ユニットが新規定期券を発券するときの
定期券原券の搬送径路を示す説明図である。
【図7】券処理ユニットが明細票原券に購入明細情報を
印字して明細票原券と共に新規定期券を発行するときの
説明図である。
【図8】券処理ユニットが旧定期券を取り込んだときの
旧定期券の搬送径路を示す説明図である。
【図9】券処理ユニットが継続定期券を発券するときの
定期券原券の搬送径路を示す説明図である。
【図10】券処理ユニットが明細票原券に購入明細情報
を印字して明細票原券と共に継続定期券を発行するとき
の説明図である。
【図11】本発明の定期券券売機による乗車券類の購入
時に券処理ユニットに挿入されたプリペイドカードの搬
送径路を示す説明図である。
【図12】本発明の定期券券売機による乗車券類の発券
終了後に券処理ユニットがプリペイドカードを返却する
ときの搬送径路を示す説明図である。
【図13】プリペイドカードの磁気記録面の券面フォー
マットを表した説明図である。
【図14】旧定期券及び定期券原券の磁気記録面の券面
フォーマットを表した説明図である。
【符号の説明】
(CC) 現金代替カード (T) 定期券原券 (T1) 新規定期券 (T2) 旧定期券 (T3) 継続定期券 (3) 表示手段(タッチパネル付ディスプレイ) (17) カード読取手段(カードリーダ) (18) 券処理手段(券処理ユニット) (22) 通信制御手段(通信制御装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発売対象となる新規定期券(T1)に記録す
    べき定期券情報の入力画面を表示する表示手段(3) と、
    この表示手段(3) により入力される定期券情報を定期券
    原券(T) に記録して新規定期券(T2)を発行する券処理手
    段(18)と、現金に替えて信用取引を可能とするクレジッ
    トカードなどの現金代替カード(CC)や銀行口座から現金
    を直接引き落としするキャッシュカードなどに記録され
    ている所有者の氏名や口座番号などのカード情報を読み
    取るカード処理手段(17)と、前記カード処理手段(17)が
    読み取ったカード情報を上記現金代替カード(CC)の発行
    元又はキャッシュカードの発行元に送信して当該現金代
    替カード(CC)やキャッシュカードが使用可能か否かの問
    い合わせを行う通信制御手段(22)とを備え、前記現金代
    替カード(CC)やキャッシュカードが使用可能であると
    き、新規定期券(T1)に記録すべき定期券情報のうち氏名
    入力を除く定期券情報の入力画面を表示手段(3) に表示
    せしめ、この表示手段(3) より入力された入力情報に上
    記カード情報に含まれている所有者の氏名を流用して定
    期券情報を作成し、この定期券情報を定期券原券(T) に
    記録することにより新規定期券(T1)を発行するよう構成
    したことを特徴とする定期券発売機。
  2. 【請求項2】 発売対象となる継続定期券(T3)に記録す
    べき定期券情報の入力画面を旧定期券(T2)に記録されて
    いる旧定期券情報に基づいて表示する表示手段(3) と、
    前記旧定期券(T2)に記録されている旧定期券情報を読み
    取り、かつ定期券原券(T) に定期券情報を記録して継続
    定期券(T3)を発行する券処理手段(18)と、現金に替えて
    信用取引を可能とするクレジットカードなどの現金代替
    カード(CC)や銀行口座から現金を直接引き落としするキ
    ャッシュカードなどに記録されている所有者の氏名や口
    座番号などのカード情報を読み取るカード処理手段(17)
    と、前記カード処理手段(17)が読み取ったカード情報を
    上記現金代替カード(CC)の発行元又はキャッシュカード
    の発行元に送信して当該現金代替カード(CC)やキャッシ
    ュカードが使用可能か否かの問い合わせを行う通信制御
    手段(22)とを備え、前記現金代替カード(CC)やキャッシ
    ュカードが使用可能であるとき、継続定期券(T3)に記録
    すべき定期券情報のうち氏名入力を除く定期券情報の入
    力画面を表示手段(3) に表示せしめ、この表示手段より
    入力された入力情報に上記カード情報に含まれている所
    有者の氏名を流用して定期券情報を作成し、この定期券
    情報を定期券原券(T) に記録することにより継続定期券
    (T3)を発行するよう構成したことを特徴とする定期券発
    売機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293911A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Toshiba Corp 自動改札機の検証システムと自動改札システムの検証システム

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