JPH03257597A - 自動券売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は鉄道やバスなどの公共の交通機関等に設置され
、利用者自身の操作により乗車券等の発券を行う自動券
売機に関するものである。

〔従来の技術〕

通常、われわれは通勤や通学、あるいは旅行等の移動手
段として鉄道やバス等の公共の交通機関を利用している
。この交通機関を利用するに当たってその利用証となる
券、つまり切符や定期券、座席指定券等を人手する場合
は、交通機関の駅等に開設されている販売窓口に出向き
、必要な情報、つまり利用区間や利用日等を伝えて購入
するようになっている。

ところで近年、窓口の混雑解消並びに処理件数の向上等
を図るために、交通機関を利用している利用者（以下顧
客という）自身の操作により現金を投入することで、定
期券や指定席券等の券を、自動的に発券する自動券売機
が提案されていることは広く知られている。

この自動券売機は、券を購入しようとする顧客自身が自
動券売機に設けられた表示部等に表示された操作誘導文
言に従って、入力部に設けられた所定の操作キーを操作
して所望の情報を入力すると、装置内において入力され
た情報が整理され、金額等を算出した後顧客に現金の投
入を促し、現金が投入されたら所望の磁気情報と文字情
報とを書き込んで作威した券を顧客に発行するという動
作を行うものである。

しかし、この自動券売機により発券された券を顧客が何
らかの理由により使用する以前に不要となり払い戻しを
行いたい場合は、従来は払い戻そうとする券を係員のい
る払戻窓口に持参する。

窓口の係員は利用者が持参した券を受は取り、その券面
に印刷された内容、たとえば発行日や使用期限、乗車区
間等を目視により確認し、券の有効性及び払戻の可否を
判定する。そして払戻の時期１時刻により払戻手数料を
所定の基準により算出し、この払戻手数料を券面の額面
から差し引いて払い戻し額を算出し、この払い戻し額を
窓口に待機していた顧客に払い戻し、先に受は取った券
は無効廃棄するという作業を行っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら上述した従来の技術によれば、払戻の手続
きは、その券の有効性や払戻時期の遅速により細かな払
戻手数料を正確に算出しなければならないことから、熟
練した係員を必要とすると共に、処理時間が長くなり窓
口の混雑を招いてしまうという問題があった。

さらに、券の有効性や払戻料金の算出等の煩雑な作業を
処理しなければならないことで、作業ミス発生の恐れが
あり、作業ミスを起こすと正確な払戻処理を行えないと
いう・問題があった。

本発明は前記問題点を解決するためになされたものであ
り、自動券売機により発行された券を払い戻しする場合
、窓口における煩雑な払戻作業をすることなく払戻処理
を可能として窓口の混雑を解消すると共に窓口係員の負
担を軽減して作業能率を向上させ、かつ正確で迅速な払
戻作業を実現することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上述した目的を達成するため本発明は、操作面に設けら
れた表示部の表示に従って顧客自身の操作により所望の
情報を入力部から入力すると共に前記現金投入口から現
金を投入することで、磁気記録部並びに印字部により所
定の情報をロール紙を所定の大きさで切断した春用紙に
書き込んで券を作威し、この券を券発行口から発行する
自動券売機において、まず前記入力部に払戻処理指示用
の入力キーを設けると共に、払い戻ししようとする券を
装置内に投入するための払戻券投入口を設ける。

そして装置内部には投入された払戻券を搬送する搬送手
段を設けると共に、前記払戻券投入口から投入された払
戻券の磁気情報を読み取る磁気読み取り手段と、この磁
気読み取り手段により読み取られた情報に基づいて投入
された払戻券が払戻可能か否かを判定する判定手段とを
設け、さらにこの判定手段により払戻が可能であると判
定された券に対して、その払戻時期等により所定の払戻
手数料を算出し、かつこの払戻手数料を券額面から差し
引いて実際に支払われる払戻料を算出する払戻料算出手
段と、この払戻料算出手段にて算出された払戻料を支払
う現金支払手段とをそれぞれ備え、これら各手段を主制
御部により制御する事とする。

これにより、前記自動券売機により発行された券を使用
する前に不要となった場合に、払い戻そうとする券を自
動券売機の払戻券投入口に投入し、入力部から払戻処理
を指定して操作を行うことにより窓口の係員の手を通す
ことなく自動的に払い戻すことができるようにしたもの
である。

〔作　　用〕

上述した構成により券の払戻を行おうとする顧客が、表
示部の表示に従い入力部に設けた払戻処理指示用の入力
キーを操作して払戻処理を指示し、払い戻そうとする券
を払戻券投入口に投入すると、投入された払戻券は装置
内に取り込まれて搬送路内を磁気情報処理部に搬送され
、この磁気情報処理部にて券に記録された磁気情報が読
み取られる。

次に、この読み取った情報により判定部にて投入された
券の払戻処理の可否を判定し、払戻可能であると判定さ
れると、その払戻券に応じた所定の払戻手数料と、この
払戻手数料を券の額面金額から差し引いて実際に顧客に
支払う払戻額を払戻料算出手段において算出する。

そしてこの払戻料を現金支払い手段により所定の現金収
納部から繰り出し、この払戻処理に関する明細を印字部
にて印字して形成した明細表と共に、操作面に設けた発
行口から顧客に払い戻す。

これにより、自動券売機により払戻処理も自動的に処理
することが可能となったので、窓口が混雑することはな
くなり、また手数料や払戻料の算定のミスも無くなって
、正確な払戻処理が可能となった。

〔実　施　例〕

以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す自動券売機の制御ブロ
ック図、第２図は本実施例の自動券売機の内部概略機構
図、第３図は第２図に示す自動券売機の外観斜視図、第
４図は払戻処理の動作フローチャートである。

まず、第２図及び第３図により本実施例における自動券
売機の構造について説明する。

第２図及び第３図において、１は自動券売機の筐体であ
り、正面上部に顧客が券の購入及び払戻の操作を行うた
めの操作面１ａを有している。

２はこの操作面１ａの上方に配置されているＣＲＴデイ
スプレィ等から成る表示部であり、この表示部２は顧客
が行おうとする処理動作のガイダンスや処理状況等を文
字や図形等で画面に表示するものであり、表示された部
分を画面の上から指等で触れることで人力操作を行うこ
とができるタッチ式の入力部を備えているものもある。

３はこの表示部２の下辺に沿って水平に配置された複数
の入力キーから成る入力部であり、顧客がこの人カキ−
を押下することで処理情報が人力される。なお、この入
力部３は上述したように表示部２の画面を触れることで
入力操作が可能なタッチ式の入力部とすることも可能で
あると共に、タッチ式入力部と併用することも熱論可能
である。

３ａは払戻処理を指示する払戻処理指示用の入力キーで
ある。

４は前記表示部２及び入力部３の下部に設けられた紙幣
投入／支払口であり、顧客が券の購入処理を行う際の紙
幣の投入、及び払戻処理を行った場合の紙幣が支払われ
る。

５はこの紙幣投入／支払口４に隣接している券発行口／
硬貨支払口であり、この券発行口／硬貨支払口５は顧客
が購入しようとした券や払戻した際の払戻明細表等の券
を発行すると共に、払戻処理の際の硬貨が支払われる。

６はこの券発行口／硬貨支払口５の上部に設けられた券
投入口で、この券投入口６は顧客が払い戻しをしようと
する券を装置内部に投入する投入口であり、この券投入
口６の上部には払戻券の投入を顧客に促すための表示灯
となるフリッカ−ランプ６−ａが設けられており、装置
が払戻可能状態になると点滅する。

これらの各操作部位を顧客自身が操作することでそれぞ
れの処理を行うものである。

また、７は顧客の購入処理指示により発券される券、そ
して払戻処理指示により投入された払戻券及び払戻処理
の明細を記録した明細表等を搬送する搬送路であり、こ
の搬送路７に沿って複数対の搬送ローラが配置されてお
り、搬送手段を構成している。

８はこの搬送路７に沿って配置され、払い戻そうとして
投入された払戻券を一時保留して他の処理を行っている
間待機させておく券特機部、９はやはり搬送路７に沿っ
て配置された磁気情報処理部で、発券処理時における磁
気情報の書き込みの他に投入された券に記録されている
磁気情報を読み取る券情報読み取り手段９ａと、前記払
戻処理が確定した払戻券の磁気情報を消去する券情報消
去手段９ｂとを備えており、前記読み取り手段により読
み取った情報から、顧客により投入された券の払戻の可
否を判断する資料を得る。

１０は印字部で、前記磁気情報処理部９で読み取られた
情報により券が有効である、つまり払戻可能であると後
述する判定部により判断された場合に、払戻の明細表の
印字や投入された券に払戻済の券であることを示すため
の無効処理の印字等を行う。また、発券処理の場合はむ
ろん券の印字処理を行うものである。

１１は払い戻し処理が済んだ払戻券を顧客に返却するこ
となく装置内部に回収しておく巻回収部であり、搬送路
７を前記印字部１０から搬送されてきた券を、搬送路７
に沿って設けた切り換えブレード１２により搬送経路を
切り換えて巻回収部１１に案内する。

１３は明細表の作成用の用紙であるロール紙で、一端か
ら繰り出し可能に支持されている。１４はこのロール紙
１３を図示せぬセンサの検出結果により所定の長さに切
断するカッタであり、このカッタ１４により切断された
券用紙は搬送ローラにより搬送路７内を搬送される。

また、この他に図示しないが紙幣や硬貨等の現金を収納
する現金収納部や、投入された現金を計数する現金計数
部、現金を搬送する搬送手段等を備えている。

次に上述した自動券売機の制御系を第１図により説明す
る。第１図において１５は主制御部で、以下に示す各制
御手段１機構部等の制御を行うものである。

１６は現金処理制御部で、紙幣の取扱を行う紙幣人出金
部１７と硬貨の取扱を行う硬貨人出金部１８が接続され
ている。そしてこの現金処理制御部１６には払戻処理が
行われた時に、顧客に対して支払われる払戻料の支払い
動作を行う現金支払い手段１９を備えている。

２０は判定部であり、この判定部２０は前記磁気情報処
理部９にて読み取られた情報に基づいて払戻券における
払戻処理の可否を判定する。

２１は払戻料算出手段で、払戻処理が指示され、投入さ
れた券が前記判定部２０にて払戻処理が有効であると判
定された場合に、この券の払戻時期や時刻により所定の
基準値により払戻手数料を算定すると共に、前記投入さ
れた券の額面金額からこの払戻手数料を差し引いて、実
際に顧客に支払う払戻金額を算出する。

２２は記憶手段であり、前記磁気情報処理部９にて読み
取られた券の情報や発券情報や払戻処理等の情報を記憶
させておき、あとで集計する際に活用する。

２３は音声案内制御部、２４はスピーカで、この音声案
内制御部２３によりスピーカ２４から「切符を入れてく
ださい、」等のアナウンスを行って、音声により顧客に
対し操作案内を行う。

次に、以上述べた構成による本実施例の払戻処理の動作
を第４図のフローチャートを用いて説明する。なお、以
下に示すＳは処理ステップを示す。

まず、券の払戻を行おうとする顧客が、表示部２の表示
に従い表示画面あるいは入力部３の人カキ−３８を操作
して、払戻処理を行う旨の指示を入力する（Ｓｌ）。

これにより自動券売機は払戻処理が可能な払戻モードと
なり（Ｓ２）、払い戻そうとする券の投入が可能な状態
となったことを券投入ロ６上部に設けられたフリッカ−
ランプ６ａを点滅させて表示する（Ｓ３）。

同時に、音声案内制御部２３によりスピーカ２４から「
切符を入れてください。」とアナウンスして、音声によ
り顧客に対して切符の投入を促す（Ｓ４）。

アナウンスにより顧客が券投入口６に、払い戻しを行お
うとする券を投入すると（Ｓ５）、これを券投入口６付
近に取りつけられているセンサにより券投入の検出を行
う（Ｓ６）。

払戻券の投入が確認されると搬送路７に沿って配置され
た複数対の搬送ローラに対して主制御部１５から駆動が
指示され（Ｓ７）、これにより払戻券は装置内に取り込
まれ、搬送路７内を搬送開始される（Ｓ８）。

投入された払戻券は搬送路７内を第２図中に示す矢印方
向にＡ、Ｂ、Ｃと経由して磁気情報処理部９に搬送され
る（Ｓ９）。

この磁気情報処理部９にて券に記録されている磁気情報
の読み取り処理を行い（ＳＩＯ）、読み取った情報は主
制御部１５に送信され、記憶される（Ｓｌｌ）。

読み取り処理が終了すると、主制御部１５により再び搬
送手段が駆動され、磁気情報処理部９にある券を搬送路
７内を前記Ｃ，Ｂとは逆方向にり。

Ｅと戻して、券特機部８へと搬送する（Ｓ１２）。

そしてこの券特機部８に、券を一時保留状態にして、他
の処理が済むまで待機させる（Ｓ１３）。

次に、主制御部１５から判定部１６に、磁気情報処理部
９にて読み取られた券の情報を送信する（Ｓ１４）。

判定部１６はこの情報に基づいて顧客により投入された
払戻券が有効か否かを、券の有効期限や。

真偽を判断して払戻処理可能な有効券であるか否かを判
定する（Ｓ１５）。

この判定部１６で払戻券が有効であると判定されると、
払戻料算出手段２１に信号が送信され、払戻料算出手段
２１にて、主制御部１５に記憶されている払戻券の情報
と、予め装置内に記憶させておいた手数料算定基準値に
基づいて、払い戻し処理の時期や時刻により払戻手数料
を算出すると共に、この払戻手数料を券の額面から差し
引き、実際に顧客に支払う払戻額を算出する（Ｓ１６）
。

こうして算出された払戻手数料並びに払戻額等の払戻処
理に関する明細を、表示部２に表示して顧客に確認させ
、表示された内容を６１！認したか否かを人力部３より
指示するよう入力キーの操作を促す（Ｓ１７）。

顧客が入力部３の入力キーを押下して人力を行い（３１
Ｂ）、払戻の明細の内容が確認されると（３１９）、現
金の支払い処理を開始するべく現金支払い手段１９によ
り紙幣人出金部１７と硬貨人出金部１８とを駆動する（
Ｓ　２０　）。

これにより紙幣人出金部１７からは紙幣が、硬貨人出金
部１８からは硬貨が、それぞれ払戻額に対応する枚数骨
繰り出しが開始される（Ｓ２１）。

この繰り出された紙幣及び硬貨は図示せぬ計数部により
計数され、やはり図示せぬ搬送路を搬送されて、紙幣は
紙幣投入／支払口４へ、硬貨は券発行口／硬貨支払口５
へと搬送される（３２２）。

この現金支払い手段１９による現金の支払い処理と並行
して払戻の明細表の発行処理が行われる。

現金処理制御部１６により紙幣人出金部１７と硬貨人出
金部１８とが駆動されると同時に、ロール紙１３の繰り
出しが指示され搬送路７に沿って搬送が開始される（３
２３）。

図示せぬセンサにより所定の繰り出し量が検出されると
カッタ１４により切断され（Ｓ２４）、第２図に示す搬
送路７を矢印方向にり、Ｆと、磁気情報処理部９を経て
印字部１０へと搬送される（３２５）。

印字部１０において払戻の明細を印字して払戻明細表を
作成する（３２６）。

明細表は印字部１０から同図に示す搬送路７を矢印方向
にＧを通って券発行口／硬貨支払口５へと搬送する（Ｓ
２７）。

これにより、先に説明した現金と共に明細表が顧客に対
して発行される（３２Ｂ）。なお、この時、現金のうち
、紙幣は紙幣投入／支払口４から、硬貨と明細表とは券
発行口／硬貨支払口５から支払い及び発行される。

音声案内制御部２３によりスピーカ２４から、「現金と
払戻明細表をお受取ください」等のアナウンスを行い、
顧客に支払い口および発行口からの現金と払戻明細表の
受取を促す（Ｓ２９）。

こうして顧客に対しての発行および払戻動作が終了した
ら、券特機部８に待機させでおいた券を、再度搬送路７
を矢印方向にＢ、Ｃと搬送し、磁気情報処理部９へと搬
送する（Ｓ３０）。

この磁気情報処理部９の磁気情報消去手段９ｂにより、
払戻券に記録されている磁気情報を消す消去処理を行い
（Ｓ３１）、さらに搬送路７を矢印方向にり、Ｅと搬送
し、印字部１０へと搬送する（３３２）。

印字部１０へと搬送された払戻済の券は、ここでこの券
がすでに払い戻しされて無効となったことを示すための
無効表示の印字が券面に行われる（Ｓ３３）。

無効表示の印字が終了したら、搬送路７を矢印方向のＧ
へと印字部１０より繰り出し、巻回収部１１方向へと搬
送する（Ｓ３４）。

払戻済券が搬送Ｈ７内を春闘収部１１の手前まで搬送さ
れて、図示せぬセンサにより検出されると、主制御部１
５により切り換えブレード１２の切り換え動作が行われ
、券を巻回収部１１方向に導＜　　（Ｓ３５）。

これにより券は切り換えブレード１２に沿って巻回収部
１１内に入り込んで、巻回収部１１内に回収される。（
Ｓ３６） これにより切り換えブレード１２が元の位置に戻され（
Ｓ３７）、払戻明細が記憶手段２２内に記憶され、後に
装置を集計する際の記録とする（３３８）。

こうして払戻の処理動作が終了すると、処理が終了した
旨の表示を表示部２に表示して顧客に知らせた後、装置
は払戻しモード状態から通常のモードとなり、次の各取
引のために初期画面に戻る（Ｓ３９）。

また、Ｓ１５にて券が有効ではない、つまり払戻処理は
不可能であると判定された場合は、主制御部１５に情報
が送られ、表示部２により券が有効ではないことを顧客
に知らせる（３４０）。

モしてＳ１３にて券特機部８に待機させておいた払戻券
を券特機部８から搬送ＩＢ７を矢印方向をＨへと搬送し
、券発行口／硬貨支払口５へと搬送する（Ｓ４１）。

表示部２により、投入された払戻券が無効であり払戻処
理はできないことを表示すると共に、券発行口／硬貨支
払口５から券を顧客に返却する（Ｓ４２）。

この後、表示部２により再処理を行う場合は券の再投入
を促して再処理を行うか否かを判断しく５４３）、再投
入が指示されればＳ２に戻って払戻処理を行い、再投入
の指示がなされなかった場合は処理動作は終了となる。

また、Ｓ１９において明細表の内容が確認されなかった
場合、つまり顧客が投入した券の内容が表示部２に表示
された内容と異なっていると判断して確認キーのかわり
に取消キーを押下した場合は払戻動作を中断し、券特機
部８に待機させておいた券を券発行口／硬貨支払口５へ
と搬送して顧客に返却した後、表示部２あるいは音声に
より払戻処理の中止を表示して動作は終了する。これと
同時に装置は払戻モードから通常モードに切り替わり、
次取引の指示待ち状態となる。

このように発券と同様、自動券売機にて購入した券を払
い戻そうとする場合も、自動券売機に券を挿入して所定
の操作を行うことにより払い戻し処理を行うことができ
るものである。

なお、上述した実施例においては鉄道やバス等の公共の
交通機関にて使用する定期券や座席指定券としたが、航
空機の搭乗券、ホテルや旅館等の宿泊施設の予約券、あ
るいはコンサートチケット等の払い戻し等に活用するこ
とも考えられる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、装置正面の操作面
に設けられた表示部の表示に従って顧客自身の操作によ
り入力部から情報を入力すると共に前記現金投入口から
現金を投入することで、所定の情報を書き込んだ券を作
成してこの券を自動的に券発行口から発行する自動券売
機において、前記入力部に払戻処理指示用の入力キーを
設けると共に、払い戻しをしようとする券を装置内に投
入するための払戻券投入口を設ける。

また装置内部には、前記払戻券投入口から投入された払
戻券を搬送する搬送手段と、この払戻券の磁気情報を読
み取る磁気読み取り手段と、この磁気読み取り手段によ
り読み取られた情報に基づいて前記払戻券が払戻可能か
否かを判定する判定手段とを設ける。さらに、この判定
手段により払戻可能であると判定された券に対する所定
の払戻手数料と、かつこの払戻手数料を券額面から差し
引いた実際の払戻料を算出する払戻料算出手段を設ける
。そして、この払戻料算出手段にて算出された払戻料を
支払う現金支払手段を備え、これら各手段を主制御部に
より制御する事とした。

従って、自動券売機にて発券済の券を使用する前に不要
となって払い戻そうとする場合は、入力部から払戻処理
を指示し、払戻券を前記払戻券投入口に投入することに
より自動的に払戻処理が行えるようになった。

このため払戻の手続きは従来のように払戻用の窓口にお
いて窓口係員の手を煩わすことなく、自動券売機により
煩雑な処理を自動的に払戻処理が行えるようになったの
で、窓口の処理効率を向上することができ、払戻処理に
よる窓口の混雑が解消されることとなる。

また、払戻券の有効性の判断や払戻時期に応した払戻手
数料の算出等の処理も自動的に行われるために窓口係員
の負担が軽減されると共に、作業ミスのない正確で迅速
な払戻処理を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動券売機の制御ブロ
ック図、第２図は本実施例の自動券売機の内部概略機構
図、第３図は第２図に示す自動券売機の外観斜視図、第
４図は払戻処理の動作フローチャートである。 １ａ・・・操作面　　　　２・・・表示部３・・・入力
部　　　　４・・・紙幣投入／支払口５・・・券発行口
／硬貨支払口 ６・・・券投入口　　　７・・・搬送路８・・・券特機
部　　　９・・・磁気情報処理部１０・・・印字部　　
　１３・・・ロール紙１５・・・主制御部　　１６・・
・現金処理制御部１９・・・現金支払い手段

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、表示部の表示に従って顧客自身により情報を入力部
   から入力すると共に現金投入口から現金を投入すること
   で、磁気記録部並びに印字部にて所定の情報を書き込ん
   で作成した券を券発行口から発行する自動券売機におい
   て、 前記入力部に払戻処理指示用の入力キーを設けると共に
   、払い戻そうとする券を装置内に投入するための払戻券
   投入口を設け、 装置内部には投入された払戻券を搬送する搬送手段を設
   けると共に、 前記払戻券投入口から投入された払戻券の磁気情報を読
   み取る磁気読み取り手段と、 この磁気読み取り手段により読み取られた情報に基づい
   て投入された払戻券が払戻可能か否かを判定する判定手
   段と、 払戻可能であると判定された券に対して、実際に支払わ
   れる払戻料を算出する払戻料算出手段と、この払戻料算
   出手段にて算出された払戻料を支払う現金支払手段と、 これら各手段の動作を制御する主制御部とを備え、 発行済の券を払戻処理することを特徴とする自動券売機
   。