JP3675188B2 - 乗車券処理装置、自動改札機及び自動精算機 - Google Patents

乗車券処理装置、自動改札機及び自動精算機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば鉄道の駅務に設置されるような乗車券処理装置に関し、さらに詳しくは改札利用者が規定外の乗車ルートを利用した際の乗車運賃を円滑に精算処理する乗車券処理装置、自動改札機及び自動精算機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、出場時に自動改札機で改札する際、乗車券の乗車区間、有効期間等の乗車券データを読取って改札可否を判定し、乗車運賃が不足しているときは自動精算機で精算券を発行させて精算処理することにより改札許容している。
【0003】
ところで、図11に示すように、A駅とF駅との主要駅に停車する特急列車(特急料金不要)と、A駅からF駅まで各駅に停車する普通列車を共通して走行させる鉄道路線111を乗客が利用する場合、例えばB駅から乗車してF駅で降車利用する場合、普通列車を利用した正規の乗車ルート(B駅→C駅→D駅→E駅→F駅)の所要時間が例えば60分と長くかかり、これに対し乗客が一旦、普通列車を利用してB駅からA駅まで戻り乗車した後、特急列車を利用して一気にA駅から目的駅のF駅まで乗車利用した規定外の乗車ルート(B駅→A駅、A駅→F駅)の方が例えば38分と早いときは(A駅での特急列車の待ち時間を含まないとき)、この規定外の乗車ルートを利用した方が目的駅に早く到達することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、乗車運賃の管理に際しては乗客がB駅からF駅まで利用可能な定期券あるいは同区間の切符だけしかない場合でも、戻り乗車や特急列車を利用することができ、出場時に乗客が自動改札機を利用した場合は戻り乗車区間の運賃は徴収されず、結果的に不正乗車となり、またこの戻り乗車利用は車内検札でしか発見できないため、適正な乗車運賃を徴収できない問題を有していた。
【0005】
そこでこの発明は、改札利用者が当駅から目的駅までの正規の乗車ルートより目的駅まで早く到達する規定外の乗車ルートを選択したときでも的確に自動精算することができる乗車券処理装置、自動改札機及び自動精算機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、乗車券に記録された入場時刻と出場時の現在時刻とから乗車利用時間を算出する算出手段と、上記算出手段が算出した乗車利用時間と予め定められた正規の乗車ルートとなる乗車駅から出場駅までの最短到達時間とを比較する比較手段と、上記比較手段の比較結果に基づいて、上記乗車時間が最短到達時間より短いと判定されたとき、上記正規の乗車ルート以外の乗車利用額を請求する請求手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、比較手段の比較結果に基づいて決定される乗車利用額を徴収する徴収手段を備えた請求手段であることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、比較手段の比較結果に基づいて決定された乗車利用額を改札利用者に知らせる通知手段を備えた請求手段であることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の乗車券処理装置を備えて改札利用者を改札処理する自動改札機であることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1、2または3記載の乗車券処理装置を備えて改札利用者の乗車利用額を精算処理する自動精算機であることを特徴とする。
【0011】
【発明の作用及び効果】
この発明によれば、改札利用者が乗車利用して出場するとき、その改札利用者が使用する乗車券に記録されている入場時刻と出場時の現在時刻とを読取り、これに基づいて算出手段が乗車利用時間を算出し、この算出した乗車利用時間と予め定められた正規の乗車ルートとなる乗車駅から出場駅までの最短到達時間とを比較手段により比較し、この比較結果に基づいて、上記乗車時間が最短到達時間より短いと判定されたとき、請求手段が改札利用者の、上記正規の乗車ルート以外の乗車利用額を請求する。
【0012】
この結果、改札利用者が適正な乗車利用をした場合であれば、適正乗車金額を請求し、規定外の乗車利用がなされた場合は、その規定外の乗車金額を請求して改札利用者の乗車利用内容に応じた乗車金額を正確に請求することができる。
【0013】
従って、改札利用者が当駅から目的駅までの正規の乗車ルートより、特急列車等を利用することにより目的駅まで早く到達する規定外の乗車ルートを選択したときでも適正に運賃請求ができるため、車内検札をしなくても出場時に自動改札機や自動精算機を介して適切に精算処理することができる。
【0014】
また、出場時に乗車利用額が決定された場合、その乗車利用額を自動徴収するように設定すれば、出場時に円滑な自動精算ができる。
【0015】
さらに、出場時に乗車利用額が決定された場合、その乗車利用額を改札利用者に知らせるように設定すれば、改札利用者はその旨を把握して容易に精算処理することができる。
【0016】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1は鉄道の駅務に設置される自動改札機11を示し、この自動改札機11は改札機本体12の前後に通り抜け制御用の改札扉13,14を配設し、また改札機本体12の上面前部側から後部側にかけて、磁気券の投入口15と、非接触券通信用のアンテナ16と、磁気券の放出口17と、改札時の利用案内情報を表示する案内表示器18とを配設している。
【0017】
また、改札機本体12の通路側には、その通路方向に沿って第1〜第9検知センサS1 〜S9 を配設し、これらのセンサS1 〜S9 で改札利用する改札利用者の通行状態を検知する。
【0018】
図2は自動改札機11の制御回路ブロック図を示し、CPU21はROM22に格納されたプログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御データをRAM23で読出し可能に記憶する。
【0019】
磁気券処理機構24は、投入口15に切符、回数券、定期券、プリペイドカード等の磁気券が投入されたとき、その投入された磁気券を内方の磁気データ処理部に導いて有効性を読取り、また更新データ書込み処理する。さらに、改札利用者を一人ずつ区切って改札処理するように投入口シャッタを開閉操作し、また印刷が必要な磁気券を内方の印刷部に導いて乗車利用データを印刷処理し、さらに内方の磁気券搬送ライン上に配設した各券検知センサで磁気券の投入を検知し、投入された磁気券の搬送処理状態及び磁気券が放出口17に放出されたことを、また抜取られたことを検知確認する。
【0020】
扉開閉機構25は、改札利用時にCPU21が判定した磁気券・非接触券の改札可否データに連動して扉駆動モータを駆動し、このモータの駆動に基づいて各改札扉13,14を開閉操作する。また、磁気券や非接触券のデータが無効のとき、あるいは無券改札客のとき警報器26より警報を出力する。
【0021】
ところで、CPU21は乗車利用した客が出場するとき、この自動改札機11に乗車券が投入されると、投入された乗車券に記録されている入場時刻と出場時の現在時刻とを読取り、これに基づいて乗車利用時間を算出し、この算出した乗車利用時間と予め定めた基準時間とを比較し、この比較結果から乗車料金が不足していると判定した場合は、乗車利用不足金額を請求して自動的に精算する自動精算処理機能を改札機能と共に有している。
【0022】
例えば、図3(あるいは既述した図11)に示すように、
(1)B駅→F駅区間有効の定期券を携帯し、B駅で乗車してF駅で降車するとき、F駅での出場時に券データから普通列車を利用した正規の乗車ルートが利用されたと判定したときは正常な乗車利用として改札利用者をそのまま改札許容する。
【0023】
(2)これに対し、B駅→F駅区間有効の定期券を携帯し、B駅で乗車してF駅で降車するときに、B駅からA駅に戻り乗車した後、特急列車を利用してF駅に一気に到達したときの規定外の乗車ルートのときはF駅での出場時に券データから規定外の乗車利用と読取り判定して、B駅→A駅区間の往復運賃を請求し、これを出場と同時に自動精算する。
【0024】
(3)この他、B駅→E駅区間有効の定期券を携帯し、B駅で乗車してE駅で降車するとき、B駅からA駅に戻り乗車した後、特急列車を利用してF駅にまで行き、その後、再び普通列車でE駅に戻り乗車したときの規定外の乗車ルートのときはF駅での出場時に券データから規定外の乗車利用と読取り判定して、B駅→A駅区間とE駅→F駅区間のそれぞれの往復運賃を請求し、これを出場と同時に自動精算する。
【0025】
このように、改札利用者が目的駅に到達するのに要する最短到達時間を考慮して規定外の乗車ルートで乗車利用した場合であっても、降車駅で乗車券のデータを時間管理することにより、この一台の自動改札機11で自動的に精算して改札処理することができる。
【0026】
この精算管理に際しては、入場時刻と出場時刻をチェックすることにより、正確に乗車利用内容を判定することができる。これは、図4のF駅自動改札機の時間管理テーブル41に示すように、A駅〜E駅からF駅までの最短到達時間及び各駅間の乗車所要時間を予めRAM23に記憶させておき、出場時に乗車券に記録されている入場時刻と、出場時の現在時刻とを読取ることに基づいて、どのような乗車利用内容なのかを容易にチェックすることができる。
【0027】
従って、改札利用者が正規の乗車ルートを乗車利用した場合であれば、正規の乗車金額を請求し、規定外の乗車ルートを乗車利用した場合であれば、その規定外の乗車金額を請求して、改札利用者の乗車利用内容に応じた乗車金額を正確に自動請求できる。
【0028】
また、プリペイドカード等の精算券を用いて乗車利用額を出場時に自動精算して徴収する自動精算機能を有しているため、改札利用者は出場時に自動改札機11で改札利用すると同時に自動精算して効率よく改札利用することができる。さらに、出場時に精算額を案内表示器18で知らせる表示案内機能を有しているため、改札利用者はその旨を一目で把握して容易に精算処理することができる。
【0029】
このように構成された自動改札機11の処理動作を図5及び図6に示すフローチャートを参照して説明する。
今、改札利用者が目的駅の自動改札機11に乗車券を投入して降車利用する際、この乗車券が投入されることに基づいてCPU21は乗車券に記録されているデータをチェックし(ステップn1 〜n2 )、
券データを有効と判定すると、CPU21は続いて入場時刻と出場時の現在時刻とから改札利用者が乗車利用した時間を算出し(ステップn3 〜n4 )、
この算出した乗車利用時間から正規の乗車ルートが利用されたか、規定外の乗車ルートが利用されたかを判定する。このとき、「算出した乗車利用時間」と「乗車駅から目的駅までの最短到達時間」とを比較し、正規の乗車ルートとなる乗車駅から目的駅までの最短到達時間よりも乗車利用時間が短ければ、規定外の乗車ルートが利用されたと判定し、改札扉を閉じたまま乗車券を放出して通行規制する(ステップn5 〜n6 )。
【0030】
これに対し、乗車駅から目的駅までの最短到達時間よりも乗車利用時間が長ければ、正規の乗車ルートが利用されたと判定し、乗車券のデータを更新して乗車券を放出すると同時に、改札扉を開放して改札利用者の通行を許容する(ステップn7 〜n8 )。
【0031】
次に、入場データを有する1枚目の乗車券の投入に続いて、精算用のプリペイドカード等の2枚目の乗車券が投入利用された場合は、改札と同時に精算利用する2枚の乗車券を組合せた精算利用と判定し(ステップn9 )、
このとき、CPU21は先ず両乗車券のデータをチェックし、データ不可のために出場条件を満さないと判定したときは、改札扉を閉じて通行規制する(ステップn10)。
【0032】
これに対し、両乗車券のデータを有効と判定して出場条件を満すと、CPU21は続いて入場時刻と出場時刻との関係から改札利用者が乗車利用した乗車利用時間を算出し(ステップn11)、
この算出した値から正規の乗車ルートか規定外の乗車ルートかを判定する。このとき、「算出した乗車利用時間」と「乗車駅から目的駅までの最短到達時間」とを比較し、正規の乗車ルートとなる乗車駅から目的駅までの最短到達時間よりも乗車利用時間が短ければ(ステップn12)、
規定外の乗車ルートが利用されたと判定し、規定外の乗車運賃を精算処理する(ステップn13)。
【0033】
これに基づいて券データを更新して乗車券を放出すると同時に、改札扉を開放して改札利用者の通行を許容する(ステップn14〜n16)。
【0034】
これに対し、乗車駅から目的駅までの最短到達時間よりも乗車利用時間が長ければ、正規の乗車ルートが利用されたと判定し、各乗車券のデータを更新して乗車券を放出すると同時に、改札扉を開放して改札利用者の通行を許容する。
【0035】
図7は規定外の乗車ルートの精算を許容する自動精算機71を示し、この自動精算機71は前面にカラーLCD等のタッチ入力兼用に設けた案内表示器72と、硬貨投入口73と、精算カードや乗車券の精算媒体挿入口74と、紙幣挿入口75と、精算券放出口76と、客検知センサ77と、釣紙幣放出口78とを備えている。
【0036】
図8は自動精算機71の制御回路ブロック図を示し、CPU81はROM82に格納されたプログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御データをRAM83で読出し可能に記憶する。
【0037】
CPU81は精算に際して、予めRAM83が記憶している乗車券の判定データと、各駅間の所要時間テーブルと、各駅から当駅までの最短到達時間テーブルと、精算される乗車券のデータとを比較チェックすることに基づいて精算処理を実行する。
【0038】
カード処理部84は、精算利用されるプリペイドカードを含む切符、回数券、定期券等が投入されたとき、投入された媒体の精算情報を読取って精算処理を開始し、精算完了した時点でCPU81は券放出部85より精算券を発行する。
【0039】
また、表示部86は案内表示器72を始めとする入力操作面を表示制御して精算案内及び精算利用者の入力操作を案内し、貨幣処理部87は精算時に挿入された紙幣または投入された硬貨を受付けて精算処理を行い、取引成立時点で精算券を発行する。
【0040】
接客部88は、係員呼出しボタンや取消しボタンを備え、またスピーカ及びマイクロホンを介して接客案内、及び係員との応答を許容し、さらに客検知センサ77によって利用客の有無を検知している。
【0041】
図9は案内表示器72の精算案内例を示し、これはA駅で入場し、B駅で出場する際の精算案内画面であって、券データから想定される3通りの規定外の乗車ルートを表示している。この中から利用者が利用した1つの乗車ルートを選択して精算処理する。
【0042】
A駅→C駅→B駅(精算金額100円)の乗車ルートの場合は、A駅から普通列車に乗って一駅戻り乗車した後、特急列車や急行列車に乗ってB駅へと一気に到達したときの時間短縮乗車利用を図った場合を示す。
【0043】
また、A駅→D駅→B駅(精算金額140円)の乗車ルートの場合は、A駅から普通列車に乗って主要駅まで戻り乗車した後、特急列車や急行列車に乗ってB駅へと一気に到達したときの時間短縮乗車利用を図った場合を示す。
【0044】
さらに、A駅→E駅→B駅(精算金額130円)の乗車ルートの場合は、A駅が主要駅である場合に、このA駅から特急列車や急行列車に乗って一気に他の主要駅のE駅まで一旦行った後、E駅から普通列車に乗ってB駅へと戻り乗車して到達したときの時間短縮乗車利用を図った場合を示し、このような規定外の乗車ルートのいずれかを選択案内する構成のため、精算利用者は精算時に利用した経路と精算金額を容易に把握して円滑に精算操作することができる。
【0045】
このように構成された自動精算機71の処理動作を図10に示すフローチャートを参照して説明する。
今、精算利用者が自動精算機71に乗車券を投入して精算利用するとき、乗車券が投入されると、CPU81は投入された乗車券に記録されている入場時刻と精算時の現在時刻とから改札利用者が乗車利用した乗車利用時間を算出する(ステップn21〜n22)。
【0046】
この算出した乗車利用時間からCPU81は正規の乗車ルートか規定外の乗車ルートかを判定する。このとき、「算出した乗車利用時間」と「乗車駅から目的駅までの最短到達時間」とを比較し、正規の乗車ルートとなる乗車駅から目的までの最短到達時間よりも乗車利用時間が短ければ規定外の乗車ルートが利用されたと判定し(ステップn23)、
図9に示したように、想定される複数通りの規定外の乗車ルートを表示案内して選択指定させ、指定された精算金額が投入されると(ステップn24〜n26)、 CPU81は発券要請された精算券を発行し、また最初に投入された乗車券を放出する(ステップn27〜n28)。
【0047】
これに対し、正規の乗車ルートが利用されたと判定した場合は、その乗越した運賃を精算操作させる通常の精算券の発行と、乗車券とを放出する(ステップn29)。
【0048】
上述のように、改札利用者が乗車利用して出場するとき、その改札利用者が使用する乗車券に記録されている入場時刻と出場時の現在時刻とを読取り、これに基づいて乗車利用時間を算出し、この算出した乗車利用時間と予め定めた乗車駅から目的駅までの最短到達時間とを比較し、この比較結果に基づいて改札利用者の乗車利用額を請求するため、改札利用者が正規の乗車ルートで乗車利用した場合であれば、正規の乗車金額を請求し、規定外の乗車ルートで乗車利用した場合であれば、その規定外の乗車金額を請求して改札利用者の乗車利用内容に応じた乗車金額を正確に請求することができる。
【0049】
従って、上述のような乗車利用内容であっても適正な運賃請求ができるため、車内検札をしなくても出場時に自動改札機や自動精算機を介して規定外の乗車ルートを適切に精算処理することができる。また、出場時に自動改札機で乗車利用額を自動徴収するため、出場時に改札と同時に円滑な自動精算ができる。またこのとき、乗車利用額を改札利用者に知らせるように表示案内するため、改札利用者はその旨を的確に把握して容易に精算処理することができる。
【0050】
この発明と、上述の一実施例の構成との対応において、
この発明の乗車券処理装置は、実施例の自動改札機11と自動精算機71とに対応し、
以下同様に、
算出手段、比較手段、請求手段及び徴収手段は、実施例のCPU21,81に対応し、
通知手段は、案内表示器18,72に対応するも、この発明は請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0051】
例えば、上述の実施例では磁気記録面を有する乗車券を例にとって改札処理する場合を説明したが、これに限らず非接触券を用いて非接触に改札利用しても同様に精算許容して改札処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の自動改札機の外観斜視図。
【図2】 この発明の自動改札機の制御回路ブロック図。
【図3】 この発明の自動改札機の自動精算処理機能を示す説明図。
【図4】 この発明の自動改札機の最短到達時間テーブルを示す図表。
【図5】 この発明の自動改札機の処理動作を示すフローチャート。
【図6】 この発明の図5に続くフローチャート。
【図7】 この発明の自動精算機の正面図。
【図8】 この発明の自動精算機の制御回路ブロック図。
【図9】 この発明の自動精算機の精算案内例を示す表示図。
【図10】 この発明の自動精算機の処理動作を示すフローチャート。
【図11】 従来の規定外の乗車ルートを示す説明図。
【符号の説明】
11…自動改札機
18,72…案内表示器
21,81…CPU
41…F駅自動改札機の時間管理テーブル
71…自動精算機
74…精算媒体挿入口
76…精算券放出口

Claims (5)

  1. 乗車券に記録された入場時刻と出場時の現在時刻とから乗車利用時間を算出する算出手段と、
    上記算出手段が算出した乗車利用時間と予め定められた正規の乗車ルートとなる乗車駅から出場駅までの最短到達時間とを比較する比較手段と、
    上記比較手段の比較結果に基づいて、上記乗車時間が最短到達時間より短いと判定されたとき、上記正規の乗車ルート以外の乗車利用額を請求する請求手段とを備えた
    乗車券処理装置。
  2. 請求手段は、比較手段の比較結果に基づいて決定される乗車利用額を徴収する徴収手段であることを特徴とする
    請求項1記載の乗車券処理装置。
  3. 請求手段は、比較手段の比較結果に基づいて決定された乗車利用額を改札利用者に知らせる通知手段であることを特徴とする
    請求項1記載の乗車券処理装置。
  4. 請求項1、2または3記載の乗車券処理装置を備えて改札利用者を改札処理する自動改札機。
  5. 請求項1、2または3記載の乗車券処理装置を備えて改札利用者の乗車利用額を精算処理する自動精算機。
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