JP4103464B2 - 駐車場入庫管理機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道の駅などの近くに設けられている駐車場のシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄道の駅に併設されている駐車場においては、駅まで車で来て鉄道を利用する客の便宜を考慮して、駐車場を開放している例がある。鉄道を利用する客は、駅まで車で来て駐車場に車を入庫した後、駅から鉄道に乗って目的地まで向かう。また、目的地から戻ってきて駅で降りた利用客は、駐車場から車を出庫した後、車を運転して自宅等へ向かう。このような駐車場は、鉄道利用客へのサービスの一環として提供されることから、駐車料金は一般に無料となっている。したがって、駐車券発行機や精算機は設けられておらず、また係員も置かれていないのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような駅の駐車場は、鉄道の利用客に使用してもらうのが本来の目的であるにもかかわらず、無料で開放されていて係員もいないことから、鉄道を利用しない者も自由に駐車ができることになる。このような目的外使用が横行したのでは、鉄道を利用する本来の利用客の駐車が制限され、利用客に対するサービスの低下を招くことになる。
【0004】
そこで、駐車場を有料として利用者から駐車料金を徴収すれば、鉄道の利用客以外の者による無制限な駐車に対して、ある程度歯止めをかけることができる。しかし、駐車場の利用者から一律に駐車料金を徴収したのでは、本来の鉄道利用客にも料金の支払いを強制することになり、利用客の反発を招いて鉄道の利用率が低下するという逆効果を招きかねない。
【0005】
一方、パチンコ店のような遊技場に併設される駐車場において、入庫時に、駐車場利用者が入口ゲート付近に設置されたカード発行機でプリペイドカードを購入し、このプリペイドカードを使用して店内で遊技をした後、出庫時に出口ゲート付近に設置された精算機へプリペイドカードを投入することにより、カードの残額を返金するようにしたシステムが提案されている(特開平5−68739号公報)。このシステムでは、遊技場を利用した客に対しては駐車料金が無料となり、遊技場を利用しなかった客に対しては駐車料金が有料となるため、利用客へのサービスを維持しつつ駐車場の目的外使用を抑制する上では効果がある。
【0006】
しかしながら、上記システムを駅の駐車場にそのまま流用したのでは、次のような不具合が生じる。すなわち、鉄道を利用する客が駐車場を無料で利用しようと思えば、駐車場の入口で必ず鉄道のプリペイドカード(金券)を購入し、そのカードで切符を購入して乗車する必要がある。これでは、定期券や回数券等を所有している利用者にとっては、実質的に駐車場を有料で利用するのと変わりがなく、利用者の負担が大きくなってサービスの低下は免れない。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、鉄道等の利用客が、定期券や回数券等を利用して駐車場を利用できるとともに、利用客以外の者による目的外使用を制限できる駐車場システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る駐車場入庫管理機では、駐車場付近の交通機関で利用可能な金券以外の乗車媒体を読み取り、読み取った乗車媒体が有効な場合に、入口ゲートを開いて車両の入庫を許可するようにしている。金券以外の乗車媒体としては、たとえば定期券、回数券、乗車券が挙げられるが、このような金券以外の乗車媒体に加え、プリペイドカード等の金券の乗車媒体を読み取る機能を付加してもよい。
【0009】
このようにすることで、鉄道等の交通機関の利用客は、駐車場の入口で料金を支払ってプリペイドカードを買うことなく、すでに所有している定期券や回数券等の乗車媒体を用いて駐車場に入庫することができる。一方、定期券や回数券等を所持していない者は、駐車場に入ることができないので、駐車場の利用を鉄道等の利用客のみに限定して、利用客以外の者による無制限な利用を排除することができる。また、取り扱う乗車媒体を複数種類とすることで、種々の券種に対応することが可能となり、利用客の利便性が高まる。
【0010】
また、本発明では、乗車媒体が交通機関において回収される媒体(たとえば乗車券)の場合には、乗車媒体とは別の媒体からなる駐車券を発行する。この駐車券には入庫情報が記録され、出庫時にこの入庫情報が出庫管理機で読み取られる。このようにすることで、乗車券等の回収媒体に対しても対応が可能となる。
【0011】
なお、本発明における「金券以外の乗車媒体」は、定期券、回数券、乗車券のほか、入場券等も含む。あるいは、特急券付乗車券、急行券付乗車券、指定席乗車券などの乗車券でもよい。また、本発明における「金券」は、金額・回数・点数等の価値情報が記録された媒体をいうが、価値情報のみが記録されているものに限らず、価値情報とそれ以外の情報(たとえば定期券情報)の両方が記録されているものも含む。「乗車媒体」や「金券」としては、磁気カードやICカード等が典型的なものであり、ICカードは、コネクタ部を備えた接触型ICカードであってもよいし、機器との間で非接触通信によりデータ処理を行う非接触型ICカードであってもよい。さらに、本発明における「乗車媒体」や「金券」は、磁気カードやICカードのような有形の媒体に限らず、乗車情報や価値情報のデータからなる電子券として構成することもできる。この電子券は、たとえば利用客が所持する携帯型端末(携帯電話機や腕時計タイプの通信装置など)のメモリに格納される。したがって、以下の実施形態で説明する入庫管理機における金券の発行には、価値情報が記録された有形媒体の発行だけでなく、利用客の携帯型端末等へ入庫管理機から価値情報のデータを書き込むことも含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態を示す全体構成図である。Pは駐車場であって、鉄道Rの駅Sの付近に設けられている。1は駐車場Pの入口に設けられる駐車場入庫管理機(以下、単に入庫管理機という)、4は入庫管理機1により開閉される入口ゲート、5は入庫管理機1に投入される定期券、カード、貨幣等の媒体、6は入庫管理機1から発行される金券や駐車券等の媒体である。2は駐車場Pの出口に設けられる駐車場出庫管理機(以下、単に出庫管理機という)、7は出庫管理機2により開閉される出口ゲート、8は出庫管理機2に投入される定期券、カード、金券、駐車券、貨幣等の媒体である。入庫管理機1、入口ゲート4、出庫管理機2、出口ゲート7によって、駐車場システム100が構成される。3は駅Sに設置される自動券売機、6は入庫管理機1から発行された金券、10は自動券売機3から発行された切符等の媒体である。50は駅Sに設置される自動改札機、6は入庫管理機1から発行された金券、10は自動券売機3から発行された切符等の媒体である。9は駐車場Pを利用する車両を表している。
【0013】
図2は、入庫管理機1の外観図を示している。1aは入庫管理機1の筐体、1bはクレジットカードが投入されるカード投入口、1cは紙幣が投入される紙幣投入口、1dは硬貨が投入される硬貨投入口、1eは操作部を兼ねたタッチパネルからなる表示パネル、1fは定期券や回数券等の媒体を投入する媒体投入口、1gは金券や駐車券等の媒体が放出される媒体放出口、1hは釣銭が放出される釣銭放出口である。
【0014】
図3は、入庫管理機1の電気ブロック図を示している。11はCPU等から構成される制御部、12はRAMやROM等から構成される記憶部、13はカード投入口1bから投入されたクレジットカードの読み取りや、媒体投入口1fから投入された定期券等に対する読み取り/書き込みを行う媒体処理部、14は紙幣投入口1cから投入された紙幣や釣銭として払い出す紙幣の真偽判別、搬送等を行う紙幣処理部、15は硬貨投入口1dから投入された硬貨や釣銭として払い出す硬貨の真偽判別、搬送等を行う硬貨処理部、16は金券や駐車券等を発行する発券部、17は入口ゲート4に接近した車両9を検知する車両検知部、18は前述した表示パネル1eやその駆動回路等から構成される表示部、19は入口ゲート4の開閉を行うゲート開閉部である。以上の構成において、制御部11は本発明における判定手段に相当し、媒体処理部13は読取手段に相当し、ゲート開閉部19はゲート制御手段に相当する。
【0015】
図4は、出庫管理機2の外観図を示している。2aは出庫管理機2の筐体、2bはクレジットカードが投入されるカード投入口、2cは紙幣が投入される紙幣投入口、2dは硬貨が投入される硬貨投入口、2eは操作部を兼ねたタッチパネルからなる表示パネル、2fは定期券や回数券、金券、駐車券等の媒体を投入する媒体投入口、2gは精算レシートや定期券、金券等の媒体が放出される媒体放出口、2hは釣銭が放出される釣銭放出口である。
【0016】
図5は、出庫管理機2の電気ブロック図を示している。21はCPU等から構成される制御部、22はRAMやROM等から構成される記憶部、23はカード投入口2bから投入されたクレジットカードの読み取りや、媒体投入口2fから投入された媒体に対する読み取り/書き込みを行う媒体処理部、24は紙幣投入口2cから投入された紙幣や釣銭として払い出す紙幣の真偽判別、搬送等を行う紙幣処理部、25は硬貨投入口2dから投入された硬貨や釣銭として払い出す硬貨の真偽判別、搬送等を行う硬貨処理部、26は媒体処理部23で読み取った媒体のうち返却を要しない媒体を回収する回収部、27は出口ゲート7に接近した車両9を検知する車両検知部、28は前述した表示パネル2eやその駆動回路等から構成される表示部、29は出口ゲート7の開閉を行うゲート開閉部である。
【0017】
図6は、自動券売機3の外観図を示している。3aは自動券売機3の筐体、3bは発売中や発売中止の案内が表示される案内表示部、3cは購入ボタンや金額等が表示されるタッチパネル、3dは硬貨が投入される硬貨投入口、3eは紙幣が投入される紙幣投入口、3fは金券が投入、放出される金券投入口、3gは切符や回数券等が放出される乗車媒体放出口、3hは釣銭紙幣が放出される紙幣放出口、3iは釣銭硬貨が放出される硬貨放出口である。
【0018】
図7は、自動券売機3の電気ブロック図を示している。31はCPU等から構成される制御部、32はRAMやROM等から構成される記憶部、33は金券投入口3fから投入された金券に対する読み取り/書き込みを行う媒体処理部、34は紙幣投入口3eから投入された紙幣や釣銭として払い出す紙幣の真偽判別、搬送等を行う紙幣処理部、35は硬貨投入口3dから投入された硬貨や釣銭として払い出す硬貨の真偽判別、搬送等を行う硬貨処理部、36は前述した案内表示部3bとその駆動回路等から構成される表示部、37は切符や回数券等を発行する発券部、38はタッチパネル3cとその駆動回路等から構成される接客操作部である。
【0019】
次に、以上の構成からなる駐車場システムを利用する場合の手順について説明する。図8は、入庫時の手順であって、入庫管理機1の動作を示したフローチャートである。この手順は、入庫管理機1の制御部11により実行される。
【0020】
入庫管理機1では、車両検知部17が車両9を検知したか否かを常時監視しており(ステップS1)、車両9が検知されると(ステップS1:YES)、表示パネル1eに図9に示したような入庫案内表示を行う(ステップS2)。利用者は、表示パネル1eに表示された選択ボタンBを操作することにより、駐車場の利用方法を選択する(ステップS3)。この選択ボタンBは、本発明における選択手段を構成するものであり、ボタン1は定期券や回数券、乗車券等の乗車媒体の利用を選択するボタン、ボタン2はクレジットカードの利用を選択するボタン、ボタン3は現金の利用を選択するボタンである。以下、これらの3種類の利用方法について説明する。
【0021】
(1)乗車媒体を利用する方法
利用者が鉄道Rの駅Sで利用可能な定期券、回数券、乗車券等の金券以外の乗車媒体を所持している場合は、乗車媒体の利用を選択する(ステップS4)。この選択が行われると、入庫管理機1は乗車媒体の読み取りや、有効性および券種の判定等の処理を行い(ステップS5)、乗車媒体が有効と判定されると、ゲート開閉部19により駐車場の入口ゲート4を開いて車両9の入庫を許可する(ステップS10)。そして、車両9が入口ゲート4を通過したか否かを判定して(ステップS11)、車両9が入口ゲート4を通過すれば(ステップS11:YES)、ゲート開閉部19により入口ゲート4を閉じる(ステップS12)。
【0022】
図10は、図8のステップS5(乗車媒体処理)の詳細を示したフローチャートである。入庫管理機1は、金券以外の乗車媒体である定期券、回数券、乗車券等が媒体投入口1fに投入されたか否かを監視し(ステップS21)、券が投入されると(ステップS21:YES)、券に記録されている券種、発駅、区間、有効期間等の情報を媒体処理部13で読み取る(ステップS22)。続いて、読み取った情報に基づいて、投入された券の有効性、すなわち当該券が駅S(図1)において当日有効に利用できる券か否か判定する(ステップS23)。
【0023】
判定の結果、券が有効であれば、次に、券の種類を判定してその券が交通機関(鉄道R)において回収される媒体か否かを判定する(ステップS24)。定期券やカード式回数券などは、鉄道Rの自動改札機で回収されず返却されるから(ステップS24:NO)、これらを駐車券として兼用するために、媒体処理部13で券に入庫時刻や入庫日付等の入庫情報を記録した後(ステップS25)、媒体放出口1gから券を放出して返却する(ステップS26)。そして、放出された券が抜き取られるのを待ち(ステップS27)、券が抜き取られると(ステップS27:YES)、図8のステップS10へ移行して、前述したように入口ゲート4を開き、車両9の入庫を許可する。
【0024】
一方、券がバラ売りの回数券や、当日限りの乗車券であれば、これらは鉄道Rの自動改札機で回収されるから(ステップS24:YES)、それらの乗車媒体とは別の媒体からなる駐車券を発券部16により発行する(ステップS28)。この駐車券には、入庫時刻や入庫日付等の入庫情報が記録されている。続いて、投入された券を返却し(ステップS26)、券が抜き取られると(ステップS27:YES)、図8のステップS10へ移行する。
【0025】
また、ステップS23において、投入された券が有効でないと判定された場合は(ステップS23:NO)、その券は使用不可である旨のメッセージを表示パネル1eに表示し(ステップS29)、券を媒体放出口1gから返却した後(ステップS30)、図8のステップS3に戻って、利用方法の選択を待つ。
【0026】
なお、ここでは回収される媒体の場合のみ、別媒体からなる駐車券を発行するようにしたが、回収されない媒体の場合にも別媒体の駐車券を発行するようにしてもよい。このようにすると、既存の交通機関(鉄道R)の投入媒体に入庫情報を書き込む必要がないので、既存の券仕様に影響を与えずにシステムを構築することが可能となる。また、回収媒体の場合のみ駐車券を発行するか、回収媒体・非回収媒体を問わず駐車券を発行するかを、運用に応じて選択できるような機能を付加してもよい。
【0027】
(2)クレジットカードを利用する方法
利用者が定期券、回数券、乗車券等の金券以外の乗車媒体を所持しておらず、クレジットカードを所持している場合は、クレジットカードの利用を選択する(ステップS4)。この選択が行われると、入庫管理機1はクレジットカードの読み取りや認証等の処理を行い(ステップS6)、クレジットカードが有効と判定されると、交通機関(鉄道R)用の金券を発行する(ステップS8)。この金券は、駅Sに設置された自動券売機3で切符を購入できるサイバネ規格のプリペイドカードとして発行される。金券の金額は任意に設定することができ、たとえば、鉄道Rを利用する場合の最低料金(1区間料金)に相当する金額に設定してもよい。また、鉄道Rが発行しているプリペイドカードの金額(たとえば1000円、3000円、5000円等)であってもよい。また、この金券は、駐車場Pの駐車券を兼ねるものであり、入庫時刻や入庫日付等の入庫情報が記録されている。金券発行後、金券が抜き取られるのを待ち(ステップS9)、金券が抜き取られると(ステップS9:YES)、ゲート開閉部19により入口ゲート4を開いて車両9の入庫を許可する(ステップS10)。そして、車両9が入口ゲート4を通過したか否かを判定して(ステップS11)、車両9が入口ゲート4を通過すれば(ステップS11:YES)、ゲート開閉部19により入口ゲート4を閉じる(ステップS12)。
【0028】
図11は、図8のステップS6(クレジットカード処理)の詳細を示したフローチャートである。入庫管理機1は、クレジットカードがカード投入口1bに投入されたか否かを監視し(ステップS31)、カードが投入されると(ステップS31:YES)、カードに記録されているカード番号や氏名等の情報を媒体処理部13で読み取る(ステップS32)。次に、表示パネル1eに表示される購入金額選択ボタン(図示省略)により、購入するプリペイドカードの金額選択を受け付ける(ステップS33)。続いて、表示パネル1eに表示されるテンキー(図示省略)からの暗証番号入力を受け付け(ステップS34)、入力された暗証番号と金額を通信回線により接続されたセンター(図示省略)へ送信するとともに、センターから認証結果を受信する(ステップS35)。そして、認証結果が正常であれば(ステップS36:YES)、クレジットカードの決済をセンターとの処理により行って、カードをカード投入口1bから返却し(ステップS37)、カードが抜き取られるのを待つ(ステップS38)。カードが抜き取られると(ステップS38:YES)、図8のステップS8へ移行して、前述したように金券を発行して入口ゲート4を開き、車両9の入庫を許可する。一方、ステップS36において、投入されたクレジットカードが正常でないと判定された場合は(ステップS36:NO)、そのカードは利用不可である旨のメッセージを表示パネル1eに表示し(ステップS39)、カードをカード投入口1bから返却した後(ステップS40)、図8のステップS3に戻って、利用方法の選択を待つ。なお、発行するプリペイドカードの金額が、たとえば鉄道Rの最低料金等に固定的に設定されている場合は、ステップS33の購入金額選択は省略される。
【0029】
(3)現金を利用する方法
利用者が乗車媒体もクレジットカードも所持していない場合は、現金の利用を選択する(ステップS4)。この選択が行われると、入庫管理機1は投入金額の表示や金額確認等の処理を行い(ステップS7)、交通機関(鉄道R)用の金券を発行する(ステップS8)。この金券も、クレジットカードの場合と同様に、駅Sに設置された自動券売機3で切符を購入できるプリペイドカードとして発行される。この場合も、金券の金額は任意に設定することができる。また、この金券は、駐車場Pの駐車券を兼ねるものであり、入庫時刻や入庫日付等の入庫情報が記録されている。金券発行後、金券が抜き取られるのを待ち(ステップS9)、金券が抜き取られると(ステップS9:YES)、ゲート開閉部19により入口ゲート4を開いて車両9の入庫を許可する(ステップS10)。そして、車両9が入口ゲート4を通過したか否かを判定して(ステップS11)、車両9が入口ゲート4を通過すれば(ステップS11:YES)、ゲート開閉部19により入口ゲート4を閉じる(ステップS12)。
【0030】
図12は、図8のステップS7(現金処理)の詳細を示したフローチャートである。入庫管理機1は、現金(紙幣、硬貨)が紙幣投入口1cや硬貨投入口1dに投入されたか否かを監視し(ステップS41)、現金が投入されると(ステップS41:YES)、投入金額を表示パネル1eに表示する(ステップS42)。そして、投入金額が発行するプリペイドカードの最低金額以上であるか否かを判定し(ステップ43)、最低金額に満たなければ(ステップ43:NO)、ステップ41に戻って現金の投入を待つ。また、投入金額が最低金額以上になれば(ステップ43:YES)、表示パネル1eに投入金額で購入可能な金額選択ボタン(図示省略)を点灯表示し(ステップS44)、点灯された金額選択ボタンが押されるか(ステップS45)、あるいは現金が追加投入されるか(ステップS46)を待つ。現金が追加投入されると(ステップ46:YES)、表示パネル1eの投入金額表示を更新し(ステップS47)、ステップS44へ戻り、購入可能な金額選択ボタンの点灯表示を更新する。点灯された金額選択ボタンが押されると(ステップ45:YES)、次に釣銭が必要か否かを判定する(ステップS48)。釣銭が必要な場合は(ステップS48:YES)、紙幣処理部14や硬貨処理部15により釣銭放出口1hへ釣銭を放出した後(ステップS49)、図8のステップS8へ移行して、前述したように金券を発行して入口ゲート4を開き、車両9の入庫を許可する。一方、釣銭が必要でない場合は(ステップS48:NO)、そのまま図8のステップS8へ移行する。なお、発行するプリペイドカードの金額が、たとえば鉄道Rの最低料金等に固定的に設定されている場合は、ステップS44、S46、S47は省略され、ステップS45の代わりに発券ボタンの押下を待つ処理となる。
【0031】
以上のように、上記のシステムにおいては、定期券、回数券または乗車券を所持している者は、駐車場Pの入口で料金を支払うことなく、それらの乗車媒体を使って駐車場Pへ入庫することができる。また、定期券等の乗車媒体を所持していない者は、駐車場Pの入口でクレジットカードや現金で料金を支払って、鉄道Rの駅Sで利用できる金券を購入することにより、駐車場Pへ入庫することができる。したがって、駐車場Pを利用できるのは、現に鉄道Rを利用しているか、あるいは利用する意思のある者に限られるから、それ以外の者の無料駐車を制限することができる。
【0032】
なお、上記の例では、図9のような選択ボタンBにより利用方法を選択させたが、本発明の選択手段は、必ずしもボタン等を操作することによる選択に限定されるものではなく、たとえば、入庫管理機1が投入媒体の種類に基づいて自動的に行う選択であってもよい。すなわち、乗車媒体、現金、クレジットカード等のいずれの媒体が投入されたかを検出し、その結果により操作者の意思を判断するような方法であってもよい。
【0033】
また、上記の例では、駐車場の利用方法を3種類設定して、それらを選択するようにしたが、本発明の入庫管理機は、定期券や回数券等の金券以外の乗車媒体のみを取り扱う仕様にすることもできる。この場合は、図8のステップS3、S4、S6〜S9は不要となる。
【0034】
また、上記の例では、取り扱う乗車媒体が定期券、回数券、乗車券といった金券以外の媒体であったが、これらに加えて、鉄道Rで利用可能なプリペイドカード等の金券からなる乗車媒体も取り扱えるようにし、いずれかの乗車媒体が有効な場合に、入口ゲート4を開いて車両9の入庫を許可するようにしてもよい。このプリペイドカード等の金券は、鉄道Rの自動券売機やカード発売機、係員窓口等で販売されている金券であってもよいし、以前に駐車場を利用した際に入庫管理機で発券された金券であってもよい。この場合、金券の乗車媒体は、金券以外の乗車媒体と同様に、媒体投入口1fから投入され、媒体処理部13で金額情報等が読み取られ、入庫情報が書き込まれる。また、図9の選択ボタンBのうちボタン1には、「定期券・回数券・乗車券・乗車カードを利用」と表示しておけばよい。
【0035】
また、上記の例では、返却される乗車媒体や発行される駐車券に、入庫時刻や入庫日付といった時間情報が記録されるので、出庫の際にこれらの情報を読み取ることで、一定時間(日数)までは駐車料金を無料とし、一定時間(日数)を超える場合は、超過時間(日数)に応じた料金を徴収するような運用が可能となる。
【0036】
また、上記の例における金券以外の乗車媒体、金券、駐車券は、磁気カードやICカード等から構成することができる。ICカードの場合は、コネクタ部を備えた接触型ICカードであってもよいし、機器との間で非接触通信によりデータ処理を行う非接触型ICカードであってもよい。さらに、磁気カードやICカードに代えて、各媒体を電子券として構成することも可能である。非接触型ICカードや無線媒体による電子券の場合は、入庫管理機1は通信機能を備え、利用客が所持する非接触型ICカードや電子券データを有する携帯電話機等の端末から無線で券のデータを読み取り、また、無線で非接触型ICカードや端末にデータを書き込む。なお、金券以外の乗車媒体、金券、駐車券のすべてを電子券としてもよいし、それらの一部を電子券としてもよい。
【0037】
以上のようにして駐車場Pへ入庫した利用者は、駐車場Pの空きスペースへ車両9を停めた後、駐車場Pから出て、鉄道Rの駅Sへ向かう。そして、定期券、回数券、乗車券等で駐車場Pへ入庫した利用者は、それらの乗車媒体を駅Sに設置された自動改札機50に投入して鉄道に乗車する。また、クレジットカードや現金で駐車場Pへ入庫した利用者は、発行された金券を使用して駅Sの自動券売機3で切符を購入し、その切符を自動改札機50に投入して鉄道に乗車する。この場合、金券で複数人数分(複数枚)の切符を購入して利用することも可能である。また、従来から所持している鉄道Rで利用可能なプリペイドカード等の金券を入庫管理機1へ投入して駐車場Pへ入庫した利用者も、その金券を使用して駅Sの自動券売機3で切符を購入し、その切符を自動改札機50に投入して鉄道に乗車する。
【0038】
図13は、自動券売機3の動作を表すフローチャートであって、制御部31(図7)が実行する手順を示している。自動券売機3では、入庫管理機1で発行された金券が金券投入口3f(図6)へ投入されたか否かを判定し(ステップS51)、金券が投入されると(ステップS51:YES)、券に記録されている情報を媒体処理部33が読み取る(ステップS52)。そして、読み取った金額をタッチパネル3cに表示する(ステップS53)。その後、タッチパネル3cの切符(乗車券)の購入金額ボタンが押されるのを待ち(ステップS54)、購入金額ボタンが押されると(ステップS54:YES)、発券部37により切符が発行される(ステップS55)。続いて、金券の金額を媒体処理部33により書き換える(ステップS56)。すなわち、最初の金額から切符の料金を減額した金額を、新たな金額として金券に記録する。そして、金券を金券投入口3fへ返却し(ステップS57)、金券が抜き取られるのを待って(ステップS58)、動作を終了する。なお、複数人数分(複数枚)の切符を購入可能とするには、ステップS54での購入金額ボタン押下処理の前に、人数(枚数)選択ボタンの入力を受け付けるようにすればよい(図示は省略)。
【0039】
以上は、金券を自動券売機3へ投入して切符を購入する例であったが、金券を駅Sの自動改札機50へ直接投入して、鉄道に乗車することもできる。図14は、駅Sに設置された自動改札機50の一例を示す外観図である。50aは自動改札機50の筐体、50bは券を投入する券投入口、50cは券を放出する券放出口、50dは開閉自在なゲート扉、50e,50fは乗客に対する案内を表示する案内表示器、50gは筐体50aに取り付けられたバーフレームである。入庫管理機1で発行された金券を券投入口50bへ投入すると、券の情報が読み取られて券の有効性が判定され、有効な券であればゲート扉50dが開いて入場が許可されるとともに、自動改札機50での入場データが金券に書き込まれ、金券が券放出口50cから返却される。利用者は、返却された金券を持って鉄道に乗車し、降車駅で金券を自動改札機に投入して出場する。このとき、自動改札機は金券から乗車区間に応じた料金を減額したうえで金券を返却する。
【0040】
なお、金券が非接触型ICカードや無線媒体の電子券である場合は、上述した自動券売機3および自動改札機50は、それぞれ通信機能を備えたものとなり、非接触型ICカードや、電子券が格納された携帯型端末との間で、無線によるデータの読み取りや書き込みを行う。また、金券以外の乗車媒体も、非接触型ICカードや無線媒体の電子券としてもよい。
【0041】
次に、出庫時の手順について説明する。駅Sで降車した利用者は、出場側の自動改札機に乗車媒体を投入して出場する。この際、定期券や金券(プリペイドカード等の乗車媒体)は券放出口50cから放出されて返却され、乗車券や回数券(バラ券)は放出されずに、自動改札機内に回収される。自動改札機を出場した利用者は、駐車場Pへ戻って車両9を運転し、駐車場出口へ向う。利用者は、自動改札機から返却された定期券や金券を、駐車場出口の出庫管理機2に投入して、必要により精算を行った上で出庫する。また、回収券で自動改札機を出場した利用者は、入庫時に発券された駐車券を、駐車場出口の出庫管理機2に投入して、必要により精算を行った上で出庫する。
【0042】
図15は出庫管理機2の動作を示したフローチャートである。この手順は、出庫管理機2の制御部21により実行される。出庫管理機2では、車両検知部27が車両9を検知したか否かを常時監視しており(ステップS61)、車両9が検知されると(ステップS61:YES)、表示パネル2eに出庫案内表示を行う(ステップS62)。この案内表示は、媒体の投入を促すメッセージを含んでいる。投入する媒体は、入庫時に使用した定期券や金券(プリペイドカード)等の乗車媒体、または入庫管理機1で発行された金券もしくは駐車券である。続いて、これらの券が媒体投入口2fに投入されたか否かを判定し(ステップS63)、券が投入されると(ステップS63:YES)、券に記録されている情報を媒体処理部23で読み取る(ステップS64)。
【0043】
次に、読み取った情報に基づき、券の有効性を判定する(ステップS65)。取扱対象外の券であったり、入庫時刻や入庫日付等の入庫情報が記録されていない券である場合は、その券は無効と判定され(ステップS65:NO)、券の使用が不可である旨のメッセージを表示パネル2eに表示し(ステップS71)、券を媒体放出口2gから返却した後(ステップS72)、ステップS63に戻って有効な券の投入を待つ。券が有効と判定されれば(ステップS65:YES)、次に、精算が必要か否かを判定する(ステップS66)。この判定基準については後述する。
【0044】
精算が必要でなければ(ステップS66:NO)、定期券や金券等は媒体放出口2gへ放出して返却し、駐車券は回収部26へ回収する(ステップS67)。その後、ゲート開閉部29により出口ゲート7を開いて、車両9の出庫を許可する(ステップS68)。そして、車両9が出口ゲート7を通過したか否かを判定して(ステップS69)、車両9が出口ゲート7を通過すれば(ステップS69:YES)、ゲート開閉部29により出口ゲート7を閉じる(ステップS70)。一方、精算が必要であれば(ステップS66:YES)、所定の精算処理を行った上で(ステップS73)、上述したステップS67〜S70の処理を行う。
【0045】
なお、ステップS63において投入された媒体が入庫管理機1で発行された金券である場合は、ステップS73の精算処理において、金券の残額を現金で返却するようにしてもよい。あるいは、表示パネル2eにおいて、金券の残額を現金で返却するか、金券に残したままとするかの選択ができるようにし、現金返却が選択された場合に残額を現金で返却するようにしてもよい。ただ、無条件に残額を返却すると、金券で切符を購入しなかった者が駐車場を無料で利用できる結果となってしまう。そこで、金券が自動券売機3で使用された(切符が購入された)か否かを、金券の残額を参照して判定し、金券が使用されなかった場合、すなわち金券の残額が購入時の金額のままである場合は、所定の駐車料金を金券から減額して、減額後の残額を現金で返却するようにすれば、上記の不具合を解消することができる。また、出庫管理機2が上記のような現金返却機能を持たない場合においても、交通機関Rで金券が使用されなかったときには、所定の料金(最低料金等)を減額するようにしてもよい。このようにすれば、過去に発行された金券が交通機関Rで使用されずに、何回も繰り返して駐車場Pだけに利用されるのを防ぐことができる。
【0046】
ステップS66における精算が必要か否かの判定基準としては、種々のものが考えられる。典型的な例として、駐車時間が一定時間内であれば精算は不要とし、駐車時間が一定時間を超えておれば精算が必要とすることが考えられる。この場合、ステップS66では、投入券に記録されている入庫時刻と、出庫時刻との差を演算して、これが所定時間を超えているか否かを判定する。そして、所定時間内であれば、駐車料金を無料として料金支払いを要求することなく、ステップS67へ移行する。また、所定時間を超えておれば、ステップS73で超過時間に応じた料金を算出して、これを表示パネル2eに表示し、料金の投入を促す。そして料金が投入されれば、ステップS67へ移行する。この場合の料金投入は、現金に限らずクレジットカードや金券による支払いであってもよい(以下の例の精算においても同様)。
【0047】
また、駐車場利用が当日だけなら駐車時間にかかわらず精算は不要とし、翌日以降にまたがる利用の場合は精算が必要とする運用も考えられる。この場合、ステップS66では、投入券に記録されている入庫日と、出庫日とを比較して、両者が一致すれば駐車料金を無料としてステップS67へ移行し、一致しなければステップS73で超過日数に応じた料金を算出し、料金の投入を待ってステップS67へ移行する。なお、運用上の日付変更の基準時刻が0時以外の場合は、入場時刻も参照して判断する。
【0048】
また、金券の場合は、精算要否の判定基準として、上に挙げたもののほか、利用日、発行日などの条件により、以下に列挙するような種々のものが考えられる。
例1:出庫当日に金券が駅で使用された場合は精算不要とし、出庫当日に使用されなかった場合は精算要とする。
例2:出庫当日に金券が駅で使用されかつ駐車場の利用時間が一定時間以内の場合は精算不要とし、金券が出庫当日に使用されても駐車場の利用時間が一定時間を超える場合は精算要とする。
例3:出庫当日に発行された金券の場合は精算不要とし、過去に発行された金券の場合は精算要とする。
例4:金券が出庫当日に発行されたものでかつ駐車場の利用時間が一定時間以内の場合は精算不要とし、金券が出庫当日に発行されたものであっても駐車場の利用時間が一定時間を超える場合は精算要とする。
例5:出庫当日が金券の初回利用日である場合は精算不要とし、初回利用日でない場合は精算要とする。
例6:出庫当日が金券の初回利用日でかつ駐車場の利用時間が一定時間以内の場合は精算不要とし、初回利用日であっても駐車場の利用時間が一定時間を超える場合は精算要とする。
【0049】
なお、図15においては、ステップS65でまず乗車媒体の有効性を判定し、乗車媒体が有効であれば続いてステップS66で精算の必要性を判定し、精算が必要であればステップS73で所定の精算処理が行われた場合に、出庫許可条件が満たされたものとして出庫させ、精算が不要な場合は精算処理を行うことなく出庫許可条件が満たされたものとして出庫させる運用としているが、最初から精算を前提としない場合は、乗車媒体が有効であれば直ちに出庫許可条件が満たされたものとして無料で出庫させる運用としてもよい。この場合は、ステップS66、S73は不要となる。
【0050】
以上述べた出庫管理機2においても、入庫管理機1と対応させて、取り扱う各媒体(金券以外の乗車媒体、金券および駐車券)の全部または一部を電子券とすることができる。この結果、入庫管理機1と出庫管理機2とで構成される駐車場システム100は、電子券に対応したシステムとなる。ただし、これは本発明にとって必須ではなく、取り扱う媒体は、前述したような磁気カードや接触型または非接触型のICカード等であってもよい。なお、非接触型ICカードや無線媒体による電子券の場合は、入庫管理機1と同様に、出庫管理機2は通信機能を備えたものとなる。
【0051】
また、入庫管理機1で発行された金券の金額に応じて、駐車場の使用可能回数を制限するような運用も可能である。たとえば、金券が1000円のプリペイドカードであれば、駐車場の使用可能回数を1回とし、3000円のプリペイドカードであれば、駐車場の使用可能回数を3回とすること等が考えられる。使用可能回数の判定は、入庫時に入庫管理機1で行ってもよいし、出庫時に出庫管理機2で行ってもよい。入庫管理機1で行う場合は、使用可能回数をオーバーしておれば入口ゲート4を開けず、出庫管理機2で行う場合は、使用可能回数をオーバーしておれば料金支払いを待って出口ゲート7を開ける。
【0052】
本発明は、入庫時に入庫管理機で通常の駐車券を発券し、出庫時に当該駐車券を出庫管理機に投入して精算を行う既存の駐車場システムに適用して、併用型のシステムとすることも可能である。すなわち、入庫管理機には、交通機関の乗車媒体の投入や金券の発行以外に、従来通り媒体投入なしで通常の駐車券を発券する機能を持たせる。また、出庫管理機には、乗車媒体や金券以外に上記通常の駐車券の投入も受け付けて精算する機能を持たせる。このようにすると、鉄道利用客以外の一般の利用者も、通常の駐車券を使用して駐車場を利用できる。
【0053】
また、以上の実施形態においては、交通機関として鉄道を例に挙げたが、本発明はバス、路面電車、モノレール等の交通機関の駅や停留所付近にある駐車場においても適用することができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、交通機関の利用客は、料金を支払ってプリペイドカードを買うことなく、定期券や回数券等を用いて駐車場に入庫することができる。また、交通機関を利用しない者は入庫ができないので、本来の利用客以外の者による駐車場の目的外使用を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体構成図である。
【図2】入庫管理機の外観図である。
【図3】入庫管理機の電気ブロック図である。
【図4】出庫管理機の外観図である。
【図5】出庫管理機の電気ブロック図である。
【図6】自動券売機の外観図である。
【図7】自動券売機の電気ブロック図である。
【図8】入庫時の手順を示したフローチャートである。
【図9】入庫案内表示の例である。
【図10】乗車媒体処理の詳細を示したフローチャートである。
【図11】クレジットカード処理の詳細を示したフローチャートである。
【図12】現金処理の詳細を示したフローチャートである。
【図13】自動券売機の動作を表すフローチャートである。
【図14】自動改札機の外観図である。
【図15】出庫時の手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 入庫管理機
2 出庫管理機
3 自動券売機
4 入口ゲート
5 媒体
6 媒体
7 出口ゲート
8 媒体
9 車両
11 制御部
13 媒体処理部
16 発券部
19 ゲート開閉部
21 制御部
23 媒体処理部
29 ゲート開閉部
50 自動改札機
90 車止めロック装置
100 駐車場システム
B 選択ボタン
C 車両
R 鉄道
S 駅
P 駐車場
Claims (2)
- 駐車場の入口に設けられる入庫管理機であって、
当該駐車場付近の交通機関で利用可能な乗車媒体のうち金券以外の乗車媒体を読み取る読取手段と、
前記読取手段で読み取った乗車媒体の有効性を判定する判定手段と、
前記判定手段で乗車媒体が有効と判定された場合に、駐車場の入口ゲートを開いて車両の入庫を許可するゲート制御手段と、
を備え、
前記判定手段は、読取手段が読み取った乗車媒体の有効性とともに種類を判定し、
前記判定手段で乗車媒体が有効と判定され、かつ当該媒体が前記交通機関において回収される媒体と判定された場合に、前記乗車媒体とは別の媒体からなる入庫情報を記録した駐車券を発行することを特徴とする駐車場入庫管理機。 - 請求項1に記載の駐車場入庫管理機において、
前記読取手段は、当該駐車場付近の交通機関で利用可能な金券の乗車媒体と、前記交通機関で利用可能な金券以外の乗車媒体の双方を読み取り可能であり、
前記ゲート制御手段は、いずれかの乗車媒体の有効性を判定手段が判定した場合に、駐車場の入口ゲートを開いて車両の入庫を許可することを特徴とする駐車場入庫管理機。
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