JPH0729037A - マルチ券カード - Google Patents

マルチ券カード

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JPH0729037A
JPH0729037A JP15402493A JP15402493A JPH0729037A JP H0729037 A JPH0729037 A JP H0729037A JP 15402493 A JP15402493 A JP 15402493A JP 15402493 A JP15402493 A JP 15402493A JP H0729037 A JPH0729037 A JP H0729037A
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浩 川股
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチ券カードに関し、1枚のカードで複数
の券を兼用させることを目的とし、 【構成】 プロセッサ(4) と、入力部(11)と、外部装置
との間でデータのやりとりを行う回線部(3) と、前記メ
モリに対するデータの読取り,書込み制御を行うリード
/ライト制御部(18)と、異なる券情報がそれぞれ格納さ
れる複数の券情報メモリ領域(6) と、該券情報メモリ領
域の管理情報が格納される管理情報メモリ領域(5) とを
有するメモリ(17)と、該メモリに記憶された複数の券情
報のうちから利用券を選択させ、且つ該利用券情報を前
記管理情報に記入させる選択部(21)とを備えるように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道,バスや各種イベ
ント等で使用される定期券,乗車券,入場券,指定席券
等を1枚のカードで兼用するマルチ券カードおよび、そ
の発券機, 精算機, 自動改札機, 指定席管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、通勤,通学の遠距離化に伴い、複数の交通機関を利
用するようになり、また、交通機関側でも利用者の便宜
を図って各種利用券を開発してきた。しかし、その一方
で、鉄道,バス等の普通乗車券, 定期券, 回数券, プリ
ペイドカードなどの複数券をそれぞれ携帯し、且つその
交通機関に対応した券を取り出して利用することは、非
常に煩わしくなっている。
【0003】また、これらの券を発行する側にとって
も、券種別に発行しなければならず、また、媒体は使用
後は廃却されるから、発券ごとに新しい媒体を用意しな
ければならないといった課題もある。
【0004】本発明は、上記課題に鑑み、一枚のカード
で、複数種の券を兼用させ、且つ再利用可能なマルチ券
カード、およびそのマルチ券カードの発券機,精算機,
自動改札機, 指定席管理装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、図1の本発明の原理図に示すように、複数の券情報
をそれぞれ格納し得る券情報メモリ領域と、その内容を
表示して複数の券情報のうちの1つを利用券として選択
できる機能とを備えたマルチ券カード、このマルチ券カ
ードに券情報を格納する発券機,マルチ券カードの精算
を行う精算機,マルチ券カード内の指定された利用券の
有効/無効により改札を行う自動改札機を設ける。 (マルチ券カード) プロセッサ4と、入力部11と、外
部装置との間でデータのやりとりを行う回線部3と、前
記メモリに対するデータの読取り,書込み制御を行うリ
ード/ライト制御部18と、異なる券情報がそれぞれ格納
される複数の券情報メモリ領域6と、該券情報メモリ領
域の管理情報が格納される管理情報メモリ領域5とを有
するメモリ17と、該メモリに記憶された複数の券情報の
うちから利用券を選択させ、且つ該利用券情報を前記管
理情報に記入させる選択部21とを備えるように構成す
る。 (発券機) 前記マルチ券カードに券情報を書き込む発
券機であって、マルチ券カードが挿入されるカード挿入
口と、該マルチ券カードとの間でデータのやりとりを行
う回線部と、カードに書き込まれる券情報入力手段と、
該マルチ券カードの管理情報メモリ領域から読み取った
管理情報に基づき、複数の券情報メモリ領域のうちの空
き領域に、入力された券情報を書き込むリード/ライト
制御部と、料金処理を行う金銭処理部とを有するように
構成する。
【0006】また、加えてマルチ券カードを格納するス
タッカを備え、入力された券情報をスタッカから取り出
したマルチ券カードに記録して、カード挿入口より排出
するように構成する。 (精算機) 前記マルチ券カードの精算処理を行う精算
機であって、マルチ券カードが挿入されるカード挿入口
と、挿入されたマルチ券カードの券情報を読み取り、該
券情報に基づき、所定の精算処理を行う精算処理部と、
精算金額処理を行う金額処理部とを備えるように構成す
る。 (自動改札機) 前記マルチ券カードの改札を行う自動
改札機であって、該マルチ券カードの回線部を介して券
情報を読み取るリード/ライト制御部と、マルチ券カー
ドに記憶された券情報のうちの選択されている利用券の
有効,無効を判別してゲートの開閉制御を行う改札制御
部とを有するように構成する。
【0007】
【作用】以下、図1に示したシステム構成例で説明す
る。本発明のマルチ券カード1は、それぞれ券情報が書
き込みできる複数の券情報メモリ領域(フィールド)6
を持ち、発券機30により書き込まれたこの券情報の1つ
が自動改札機60によって有効と認識されることにより、
券として使用されるようにしたものである。
【0008】(マルチ券カード) メモリ17と、プロセ
ッサ4と、表示部9と、入力部11と、回線部3とをカー
ド状に形成する。メモリ17には、発券機30により発券さ
れる券情報がそれぞれ格納される複数の券情報メモリ領
域6と、券情報メモリ領域6を管理するための管理情報
が格納される管理情報メモリ領域5と、プロセッサ4に
より制御が遂行されるリード/ライト制御部18, 表示制
御部8,選択部21等が設けられる。
【0009】管理情報は、券情報メモリ領域6の空き領
域の有無、複数の券情報のうちの選択された券情報(利
用券)等を管理するもので、発券機30から発行された券
情報(定期券,普通乗車券,指定席券等)は、回線部3
を経由してリード/ライト制御部18によりこの空き領域
に格納され、自動改札機60に挿入されたときは、利用券
として指定された券情報がリード/ライト制御部18によ
り読み取られ、回線部3を経由して自動改札機60に送信
されて、ゲートの開閉制御に使用される。
【0010】なお、利用券を指定する場合は、入力部11
を操作することにより、表示部8に券情報を表示させ、
複数券のうちの今回の利用券を選択する。これにより、
選択部21はこの選択された券情報を管理情報内に識別可
能に記入する。
【0011】以上により、1 枚のカード内に、乗車券,
定期券等の複数の券を発行することができ、また、発行
した券が無効となった時点でその券情報をクリアするこ
とにより、券情報メモリ領域6に新たな券情報を記録す
ることができるため、再利用可能となる。 (発券機) マルチ券カード1を挿入させ、券情報入力
手段により、例えば定期券の場合で説明すると、乗車区
間,有効期間等を入力させる。これにより、発券機30の
リード/ライト制御部はマルチ券カード1から管理情報
メモリ領域6の内容(管理情報)を読取り、複数の券情
報メモリ領域6のうちの空き領域を検出して、入力され
た券情報を回線部3経由でその空き領域に書き込む。
【0012】そして、金銭処理部で金銭処理を行った後
マルチ券カード1を排出する。なお、新規発行するため
に、マルチ券カードを格納するスタッカを備え、券情報
入力により、スタッカからマルチ券カードを取り出して
券情報を記録し、対応する料金を受け取った後、排出す
る。 (精算機) 挿入されたマルチ券カード1の券情報を読
み取り、精算処理部が該券情報のうちの区間または日時
情報に基づき所定の精算処理を行う。 (自動改札機) マルチ券カード1が挿入されると、選
択された券情報(利用券)を回線部3を介して読み取
り、改札処理部はこの読み取った券情報の有効,無効を
判別してゲートの開閉制御を行う。なお、出札時にはマ
ルチ券カード内の券情報の後処理を行う。 (指定席管理装置) マルチ券カード1の発券時,改札
時に、指定券情報を監視することにより、指定席を管理
する。
【0013】以上により、1枚のカードでマルチ券が構
成でき、携帯に便利で、且つ再利用が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明のマルチ券カードの実施例を乗
車券に適用した例を示す。 〔マルチ券カード〕図2は一実施例のマルチ券カード構
成図、図3はカードデータフォーマット例を表す図、図
4はセレクト画面例を表す図である。
【0015】本マルチ券カード1(以下カード1)は、
メモリ17とプロセッサCPU4とを集積化した1チップ
IC(集積回路)2と、液晶等で構成される表示部9
と、入力部11(キーボード)と、時計10と、電池20と、
回線部3(IC接点が使用される場合は、1チップIC
に含める) とを1枚のカード1として組み込んだもの
で、表示部9と、入力部11と、回線部3とは、カード1
の所定表面に配設される。そして、このカード1は、2
mm程度の厚さで実現される。
【0016】図2はカード1内の構成を示したものであ
る。ここで、2は1チップICで、プロセッサCPU
4、電気的書込み消去可能で、且つ不揮発性のメモリ17
等より構成される。そして、メモリ17には、プログラム
等で構成されるリード/ライト制御部18、表示制御部8
が格納され、データ構成のフィールド管理部(管理情
報)5aが格納される管理情報メモリ領域5、およびそれ
ぞれフィールド情報部(券情報)6aが格納されるn個の
券情報メモリ領域(以下フィールドと称する)6、およ
び料金支払いのためのクレジットカード,銀行カード等
のカード情報部7aを格納する領域が設けられる。なお、
以下の説明では、フィールド管理部5a, フィールド情報
部6a, カード情報部7a等のカード1内に格納されている
データを一括してカードデータとも称する。
【0017】3は回線部で、例えば複数個の接点より構
成される。なお、この回線部3は、無線で発券機30等の
外部装置とデータ通信を行う非接触型のものでもよい。
9は表示部で、例えば液晶で構成され、ここでは3行分
の表示領域を持つ。
【0018】10は時計で、フィールド情報部6aで示され
る券情報が有効期限切れか否かの判定に使用される。11
は入力部で、後述するセレクト画面を表示し、且つカー
ド内複数券中の1つを指定するセレクトキー12、セレク
トキー12で指定された券を確認し、且つ利用券として設
定する確認キー13、セレクト画面を上方にスクロールす
るスクロールキー14、セレクト画面を下方にスクロール
するときスクロールキー14とともに押下されるシフトキ
ー15、取消しキー16、図示省略した電源キー等より構成
される。
【0019】20は電池で、時計10に電源を供給するとと
もに、電源キー押下により、カード1に電源を供給して
セレクト画面を表示させる。なお、発券機30, 精算機5
0, 自動改札機60にカード1を挿入した場合は、これら
の装置より電源を供給する。
【0020】なお、図1の選択部21は、表示部9,入力
部11, リード/ライト制御部18等に対応する。図3(1)
はフィールド管理部5aのデータフォーマット例を示した
もので、フィールド管理部5aがそれぞれ格納されるn個
のフィールド6を管理するための管理情報である。
【0021】この管理情報は、図示のごとく、カード1
の発行NOであるカードシリアルNO,全フィールド数を表
す使用可能フィールド数n、現在使用されているフィー
ルド数を表す使用フィールド数、図示左桁よりフィール
ドNOに対応させて、それぞれのフィールド6の状態を表
す記述記号が記入されるフィールド管理情報部、利用券
として選択されたフィールドNOを表すセレクトフィール
ドNO、セレクトフィールドNOに付帯するフィールド(例
えば指定券等) があればその付帯フィールドNO、発券機
30,精算機50,自動改札機60への挿入回数を記録するR
/W挿入回数等より構成される。
【0022】このR/W挿入回数は、メモリ17の寿命を
予測するもので、この値が所定回数に達した場合は、発
券機30で、旧カードを複写した新規なカード1が発行さ
れる。
【0023】なお、フィールド管理情報部の記述記号と
しては、例えば、乗車券等の1回のみの有効券種の場合
は“O”、回数券,定期券等の回数または期限制限券種
の場合は“R”、ストアードフエア(この実施例ではプ
リペイドカードとして発行している)のように金額制限
券種の場合は“M”、空きフィールドの場合は“N”が
使用される。
【0024】以上により、フィールド管理部5aのうちの
フィールド管理情報部をリードすることにより、空きフ
ィールドNOを検索することができ、また、使用されてい
るフィールドNOおよびその券種を認識することができ
る。
【0025】図3(2) は、各フィールド6に格納される
フィールド情報部(券情報)6aのデータフォーマットを
表したもので、発行元の会社識別記号(複数の会社にま
たがる券を発行した場合に、発行元を識別して精算等に
使用する)、券種別、有効回数、有効期間、金額、区間
情報、指定情報(指定席の情報)、経由地情報、乗車駅
情報、乗車日情報、乗車時刻情報、引き落とし金額情報
(クレジットによる引き落とし金額)、付帯指定券/乗
車券フィールドNO(指定券を利用する乗車券の情報,ま
たはその逆の券情報のリンク)、クレジットフラグ(プ
リペイドカードの金額不足のときにクレジットから引き
落とすか否かを表す)、R/W回数等の項目からなる。
【0026】これらの項目のうち、例えば、定期券が発
行される場合は、発行元の会社識別記号、券種別、有効
期間、金額、区間情報、経由地情報等の項目が記入さ
れ、プリペイドカードの場合は、乗車駅情報、乗車日情
報、乗車時刻情報等が自動改札機60で記入される。
【0027】また、指定券が発行される場合は、付帯指
定券/乗車券(定期券)フィールドNOの項目で、関連す
る乗車券情報または指定券情報を格納したフィールドNO
を指定する。
【0028】なお、フィールド情報部6aの各項目のコー
ドとして、その1例を示すと、会社識別記号,券種別,
乗車駅情報はAAA 〜ZZZ までの3桁のアルファベットの
組合せ、経由地情報は3桁のアルファベットで1個所ご
とに区切りとして“/”を用いる。また、指定情報は、
列車番号を5桁の数字,号車を2桁の数字,席番を2桁
の数字と1桁のアルファベット,寝台,グリーン車,個
室の種別を2桁のアルファベットを用い、例えば、0112
5-08-04D-G(列車番号01125 の8号車の4D席,グリーン
車) 等と記入される。
【0029】図3(3) のカード情報部7aは、キャシュレ
ス支払いの場合のカード情報を示したもので、クレジッ
トカード種別,銀行カード種別等を表すカード種別、暗
証番号等を表すカード情報、口座情報等の項目から構成
される。
【0030】以上構成のカード1において、以下に示す
操作および動作が行われる。 (1) 発券機30, 精算機50, 自動改札機60等にカード1を
挿入すると、回線部3がこれらの外部装置に接続され、
電源が供給される。 (2) 外部装置からリード指令を受けると、リード/ライ
ト制御部18は、フィールド管理部5a、フィールド情報部
6a、カード情報7aのうち、その外部装置の種別に応じた
情報を読み取って回線部3を通じてその外部装置に送信
し、外部装置よりデータとともにライト指令を受けたと
きは、そのデータを該当メモリ領域に書込む。 (3) 利用者は、乗車の際(自動改札機60を通るとき) に
カード1内のフィールド情報部6aを表示させて利用券を
選択する。この場合、次のような操作を行う。
【0031】図示省略した電源キーを押下し、セレクト
キー12を1回押下する。これにより表示制御部18は、フ
ィールドNO 01〜 03(3行分)のフィールド情報部6a
の内容を、図4に示すような形式に編集し、表示部9に
表示する。この際、フィールドNO=01の所でカーソル
が点滅する。
【0032】セレクトキー12が1つ押下されるごとにカ
ーソル位置はフィールドNOが02,03の位置に順に移
動する。この際、セレクトキー12の押下回数を計数して
フィールドNOと対応させておく。
【0033】確認キー13が押下されると、表示制御部18
は、その時点のカーソルが指示するフィールドNOの詳細
情報を、図4(2) に示すように表示し、且つそのフィー
ルドNOをフィールド管理部5aのセレクトフィールドNOの
項目に記入する。そして、このフィールドNOの券が利用
券となる。
【0034】間違って確認キー13を押下した場合は、取
消しキーを押下すると図4(1) の元の画面が表示され、
且つセレクトフィールドNOはクリアされる。なお、3 行
分以上のカードデータがある場合は、3 行目の右端に↓
印が表示されるから、スクロールキー14を押下すると、
1 行づつスクロールアップして、次のフィールドNOの内
容が表示される。スクロールダウンするときは、シフト
キー15とスクロールキー14とを同時に押下する。
【0035】また、詳細情報中に指定券等の情報が格納
されている付帯フィールドNOが表示されるから、このフ
ィールドNOにカーソルを移動することにより、その内容
を表示させることができる。
【0036】以上により、カード1に保有している券を
確認することができ、且つそのうちから利用券を指定す
ることができる。なお、電源が投入されたとき、表示制
御部8は、時計10を参照し、有効期限が切れた券類があ
れば、そのフィールドNO, 券種, その他の情報を表示し
て、警告する。また、プリペイド利用で金額が“0”と
なったときもその情報を表示して警告する。 〔発券機〕図5は発券機の一実施例の構成図、図6は発
券機動作(その1)フローチャート図、図7は発券機動
作(その2)フローチャート図、図8は発券機動作(そ
の3)フローチャート図、図9は発券機動作(その4)
フローチャート図、図10は発券機動作(その5)フロー
チャート図である。
【0037】本実施例では、挿入されたカード1に、プ
リペイドカード利用, 回数券利用,定期券利用, 普通乗
車券利用, 指定券利用としての券情報を書き込む機能
(発券機能)と、新規にカード1を発行する機能とを合
わせ持つ発券機について説明する。
【0038】なお、この発券機は、料金支払いを現金で
取り扱う他、クレジット,銀行口座が利用できるよう、
図5に示すように、ホスト81経由で、クレジット会社ホ
スト82、銀行ホスト83に接続されるとともに、指定券を
発行するために、指定席管理装置80に接続されている。
【0039】図5の発券機30において、35はリード/ラ
イト制御部で、カード挿入口42に挿入されたカード1に
対してリード/ライト制御を行う。32は入力案内部で、
挿入されたカード1のフィールド6に空きがあれば、表
示部36に案内画面を表示しつつ、利用者にキーボード37
を操作させ、券情報を入力させて、券を購入させる。
【0040】24は発券処理部で、入力された券情報をカ
ード1のデータフォーマットに編集し、カード1に書込
みさせる。この際、カード1のフィールド管理部5aの内
容の更新処理を行う。44はメモリで、カード1から読み
取ったカードデータ、および書込みするカードデータ、
会社ごとの売上金額(会社ごとの売上精算に使用する)
等を格納する。36は表示部で、入力案内表示等を行う。
【0041】37はキーボードで、例えば、表示画面上に
形成されたタッチキー等で構成される。40は現金取扱装
置で、料金の現金支払いの場合に現金の取扱を行う。41
は金銭処理部で、現金支払いが指定された場合は、現金
取扱装置40を制御して料金を受取り、クレジットカー
ド, 銀行カードが利用される場合は、ホスト81に、カー
ド1のカード情報部7aの内容, 料金等を通知して引き落
とし処理を行う。
【0042】28はカード発行部で、カード1の新規発行
時、および挿入されたカード1のリード/ライト回数が
制限回数に達したとき、スタッカ39より新カードを取り
出して新規にカード1を発行する。
【0043】45は回線制御部で、指定席管理部80、ホス
ト81との間でデータのやりとりを行う。31はプロセッサ
CPUで、発券機30内各部を制御する。以上構成の発券
機30により、以下の発券処理が行われる。図6〜図11参
照先ず、発券機30の入力案内部22は、初期画面として、
図11(1) に示すような利用選択表示画面を表示部26に表
示しておく。なお、図11, 図12は定期券購入の場合を示
したものであるが、他の券種発行で使用できる画面は共
用する。 (1) 発券機30のカード挿入口42にカード1が挿入される
と、リード/ライト制御部35は、カード1のフィールド
管理部5a, フィールド情報部6a、カード情報部7aを読み
取り、メモリ44に格納する。なお、以下の説明では処理
対象はメモリ44内のデータに対して行われ、全処理後に
一括してカード1に全データを送信するようにしてい
る。なお、処理ごとに、対応するカードデータのやりと
りを行ってもよいことは勿論である。
【0044】入力案内部22はフィールド管理部5aのうち
のフィールド管理情報部の内容からフィールド5に空き
があるか(記述記号“N”)否かを検索し、 (2) 空きがなければ、使用フィールド無しを表示して、
カード1を排出する。 (3) 空きがあれば、利用選択画面からメニューを選択さ
せる。
【0045】(プリペイド機能利用選択) 図6(4) 〜
(9) 参照 (4) プリペイド機能利用が選択されると利用金額を表示
し選択させる。続いて、図11(4) に示すような、支払い
方法の選択画面を表示して、支払い方法を選択させる。 (5) 現金支払いが選択されると、図11(6) の画面により
利用金額を表示し、金銭処理部41は現金投入口43をオー
プンして現金を投入させる。この際釣銭が必要ならば釣
銭を放出する。 (6) クレジットによる支払い、あるいは銀行口座からの
引き落としが選択されると、カード情報部7aの内容を読
み取り、図3(3) で示したカード情報部7aが記入されて
いるか否かを検索する。記入されていなければ、図13に
示す登録画面を表示し、記入されていれば図13(3の画面
に移る。
【0046】先ず、図13(1) の画面により、カード種別
(発行済みのカード名等)を入力する。図13(1) の画面
内に利用するカードがなければ「次画面」を選択するこ
とにより、次のカード種別が表示され選択できる。続い
て図13(3) のように、降車時点でプリペイド利用金額が
不足した場合にクレジットを利用するか否かを選択させ
る。クレジット利用を選択した場合は、フィールド情報
部6aにクレジットフラグを立てる。
【0047】以上により、カード情報部7aが登録される
と、金銭処理部41は、ホスト81に取引情報を通知して引
き落とし処理を行う。 (7) 以上の支払処理が終了すると、発券処理部34は、フ
ィールド管理部5aの使用フィールド数に+1し、書き込
まれたフィールドに対応するフィールド管理情報部に
“M”(金額制限金種)を記入し、 (8) フィールド情報部6aの該当項目に、図示省略した発
券機のメモリに設定されている会社識別コード, プリペ
イドカードに対応した券種別コード, 前記選択された金
額を記入する。これにより、リード/ライト制御部35
は、回線部33を介して、記入されたフィールド管理部5
a, 更新されたフィールド情報部6aをカード1に送信
し、カード1のリード/ライト制御部18は、メモリ17内
の指定された空きフィールド6に受信した新たなフィー
ルド情報部6aを書き込み、フィールド管理部5aを更新す
る。 (9) カード1に上記カードデータを書き込んだ後、カー
ド1を排出し、会社毎の取引金額をメモリ44に格納して
プリペイドカード発行を終了する。
【0048】以上により、カード1内に所定金額のプリ
ペイドカードが発行された。 (指定券予約) 図7(10)〜(18) (10) 図11(1) で、指定予約が選択されると、入力案内
部22は、指定日時, 方面の列車選択図面を表示して、指
定券を選択させる。 (11) これにより、発券処理部34は、回線制御部45を通
じて指定席管理装置80に問い合わせを行う。 (12) この際、希望の列車が満席の場合は、満席表示を
行い、代替え列車を表示する。代替え拒否の場合は、カ
ード1が返却されて(17)、処理が終了する。 (13) 予約が行われたとき、前述したプリペイドカード
発行のときと同様に、現金支払処理、またはクレジット
支払処理が行われる。なお、このときは、フィールド情
報部6aのクレジットフラグは立てない。 (14) 続いて、発券処理部34は、フィールド管理部6aの
使用フィールド数を+1し、フィールド管理情報部に
“O”(1回のみの有効券種)を記入する。 (15) そして、空き領域のフィールド情報部6aに、会社
識別コード, 券種別コード, 有効期間, 指定情報(日
時,列車番号, 指定席番号等)を記入する。 (16) 続いて、他のフィールド情報部6aを検索して指定
券に対応する乗車券の有無を調べ、乗車券がある場合は
カード内の利用可能乗車券を表示し、指定券を利用する
乗車券を選択させる。これにより、指定券情報を格納し
たフィールド情報部6aに選択された乗車券のフィールド
に相当する付帯乗車券フィールドNOを記入した後、カー
ド1にこれらのカードデータを送信して指定券を発行
し、且つフィールド管理部5aを更新させる。 (17) そして、カード1 を排出し、会社毎の金額をメモ
リ44に格納する。 (18) なお、乗車券がない場合、その指定券情報をカー
ド1にライトした後、会社毎の金額をメモリ44に格納し
て発行を終了する。
【0049】以上により、指定券がカード1 内に発行さ
れた。 (回数券利用)図8(20)〜(24)参照 (20) 回数券利用が選択された場合は、区間選択, 金
額, 利用期間, 利用可能回数を表示して、それぞれ選択
させる。ここで、区間選択の1例を、図12(1) 〜(4) に
示す。なお、この図は定期券用として示しているが、区
間選択は同様であるので引用した。またこの図は乗車駅
の指定で、降車駅を指定する場合は、同様な案内表示が
行われる。図12(1) で、利用する範囲を指定する。この
範囲が指定された後、図12(2) が表示される。ここで、
線名指定入力が押下された場合を図12(3),(4) に示す。
なお、駅コード入力, 50音選択が押下されたときは、そ
れぞれ、数字キー、50音キーが表示されるので、駅コー
ドまたは駅名を入力する。
【0050】線名指定の場合は、図12(1) で指定された
範囲の線名が表示され、線名を指定すると、その線内の
各駅名が表示されるから、駅名を指定する。降車駅も同
様の画面で指定する。 (21) (20)における回数券指定が終了すると、現金処理
部41は現金またはクレジットによる支払処理を行い、 (22) 発券処理部34は、フィールド管理部5aの使用フィ
ールド数を+1し、フィールド管理情報部に“R”を記
入し、空き領域のフィールド情報部6aに、会社識別情
報, 券種別コード, 有効期間, 区間, 有効回数, 経由地
等を記入する。 (23) 続いて、他のフィールド情報部6aを検索し、指定
券が発行されている場合は、カード1内の利用可能乗車
券、ここでは、回数券が記入されたフィールド情報部6a
の番号を指定券のフィールド情報部6aに記入する。そし
て、これらのカードデータは、カード1に送信され、書
き込まれる。 (24) 以下、カード1を放出し、会社毎の金額をメモリ
44に格納して、発行処理を終了する。
【0051】以上により、カード1内に回数券が発行さ
れた。 (定期券発行)図9(25)〜(32),図11, 図12参照 (25) 定期券利用が選択されると、入力案内部22は、フ
ィールド情報部6aを検索し、すでに定期券が発行されて
いる場合は、図11(2) に示すように、その内容の一部を
表示して、継続か否かを選択させる。 (26) 継続選択ならば、メモリ44中に設けた継続フラグ
をオンにし、 (27) 図11(3) のように、利用期間を表示して選択させ
る。 (28) 続いて図11(4) のように支払方法を選択させ、現
金支払い、またはクレジット支払いを選択させる。現金
支払選択後に、定期券情報を表示してその内容を確認さ
せ、NG押下の場合は、継続フラグを参照する。 (29) 継続フラグがオフの場合は、新規購入であるか
ら、図12(1) 〜(4) に示すような案内表示により、区間
選択, 経由地, 利用期間選択を行わせ、継続フラグがオ
ンの場合は、利用期間選択を修正させる。
【0052】なお、新規発行の場合は、上記処理(25)か
ら処理(29)に進み、図12による案内表示で、区間を選択
させる。そして、再度確認画面を表示し、確認OKとなる
と、現金支払処理を行う。
【0053】クレジットが選択された場合も、前述のよ
うに確認処理を行わせた後、クレジット支払い処理を行
う。 (30) 以後、発券処理部34は、使用フィールド数を+1
し、フィールド管理情報部に“R”(回数または期限制
限券種)を記入した後、 (31) 当該フィールド情報部6aに、会社識別コード、券
種別コード,有効期間,区間,経由地等を記入し、カー
ド1に書込みした後、 (32) カード1を排出し、会社毎の金額をメモリ44に格
納して発行を終了する。
【0054】以上により、カード1内に定期券が発行さ
れた。 (普通乗車券利用) 図10(33)〜(38)参照 (33) 区間選択, 経由地選択, 利用開始日を選択させ、 (34) 現金またはクレジットによる支払いを行わせ、 (35) フィールド数を+1した後、フィールド管理部5a
に“O”(1回のみの有効券種)を記入し、 (36) 該当フィールド情報部6aに会社識別コード,券種
別コード,有効期間,区間,経由地等を記入する。 (36) 他のフィールド情報部6aに指定券があれば、利用
可能乗車券を表示して、指定券を利用する乗車券を選択
させ、その乗車券のフィールド情報部6aに指定券のフィ
ールドNOを、指定券のフィールド情報部6aに乗車券のフ
ィールドNOを記入する。そして、それらのカードデータ
をカード1に書込みした後、 (37) カードを排出し、会社毎の金額をメモリに格納し
て発行を終了する。
【0055】以上により、カード1内に普通乗車券が発
行された。以上のごとく、メモリ17に複数のフィールド
6を設け、それぞれのフィールドに券情報を格納するこ
とにより、1枚のカードに複数券を識別可能に発行する
ことができる。
【0056】〔自動改札機〕図14は自動改札機の一実施
例の構成図、図15は自動改札機動作(その1)フローチ
ャート図、図16は自動改札機動作(その2)フローチャ
ート図、図17は自動改札機動作(その3)フローチャー
ト図、図18は自動改札機動作(その4)フローチャート
図である。
【0057】図14に示す自動改札機60は、前述した発券
機30で発行され、且つ利用券として選択されたカード1
内フィールド情報部6aの有効/無効を判別してゲートの
開閉制御を行うもので、さらに、指定券の管理を行うた
めに指定席管理装置80と接続され、且つプリペイド金額
の不足処理を行うためにホスト81と接続されている。
【0058】図14において、75はメモリで、自駅情報、
入札, 出札のどちらかに切り替えられる改札機の場合は
入札/出札の方向データ、カード1 から読み取ったフィ
ールド管理部5a, フィールド情報部6a, カード情報部7a
のカードデータ等が格納される。63は方向制御部で、図
示省略したスイッチにより設定された入札/出札の方向
データをメモリ75に格納する。
【0059】62はゲート制御部で、読み取った前記カー
ドデータより、投入されたカード1の有効性を検証して
ゲート66の開閉制御を行う。64はゲート開閉機構で、ゲ
ート66の開閉制御を行う。66はゲートである。
【0060】68は表示部で、カード排出口73の近傍に設
けられて改札の案内表示を行う。70は搬送制御部で、カ
ード挿入口72に挿入されたカード1を搬送し、搬送路74
上の回線部65の位置で一旦停止させてデータのやりとり
を行わせた後、カード排出口73に搬送する。65は回線部
で、搬送路上に配設され、カード1の回線部3との間で
データのやりとりを行う。74は搬送路で、カード1を搬
送する。
【0061】なお、カード1の回線部3,回線部65が接
点の場合は、カード1が搬送路74で停止した位置で、対
応する接点が接続されるような接続機構が設けられる。
67はリード/ライト制御部で、回線部65を通じて、カー
ド1の前記カードデータの読み取り制御、書込み制御を
行う。69は回線制御部で、指定席管理装置80,ホスト81
等との間でデータのやりとりを行う。
【0062】以上構成の自動改札機60において、カード
1がカード挿入口72に投入された場合の動作を以下に説
明する。 (乗車時)図15, 図16参照 予め利用者は、カード1のセレクトキー12, 確認キー13
を操作して、表示部9に表示された内容に従い、利用券
(セレクトフィールドNO) を指定する。このセレクトさ
れた状態のカード1を自動改札機60のカード挿入口72に
挿入する。 (1) 挿入されたカード1は、搬送制御部70によって回線
部65の位置まで搬送され、フィールド管理部5a,フィー
ルド情報部6a, 改札フラグ19等が読み取られてメモリ75
に格納される。ゲート制御部62は、先ず、フィールド管
理部5aのセレクトフィールドNOを読み取り、対応するフ
ィールド情報部6aを参照して、改札フラグのオン/オフ
状態を検証する。 (2) 自動改札機60の方向制御が乗車方向(入札方向)で
あり、且つ改札フラグがオフの場合は、このカード1の
使用は正常と判定する。このとき、自動改札機60の方向
が降車方向(出札)に設定されていれば、ゲート66を閉
じた状態で、アラームを発生し、カード1を自動改札機
60内に設けた取り出し可能な保管箱に保管する。これに
より、係員が呼び出されて、必要な処置が行われる。な
お、改札フラグがオンの場合は、乗車中を表すから、こ
の場合もゲート66をクローズしてアラームを鳴動する。 (4) 自動改札機60が乗車方向に設定されていると、ゲー
ト制御部62は、先ず券種を判別し、券種が定期券の場合
は、有効期間内であるか、乗車駅が区間内であるか、経
由地は正しいかを判別し、 (5) すべて正常と判別した場合は、ゲート66をオープン
し、改札フラグオンをカード1に記録した後、カード排
出口73に排出する。 (6) 有効期間, 区間外使用と判別した場合は、ゲート66
を閉じたまま、アラームを発生し、カード1を排出す
る。
【0063】なお、ゲートクローズ,ゲートオープンに
応じて、「しばらくお待ち下さい」, 「カードをお取り
下さい」などを表示部68に表示する。 (7) 券種が回数券の場合は、同様に、有効期間, 利用回
数, 区間, 経由地がチェックされる。 (8) すべて正常ならば、付帯指定券の有無を検索し、指
定券情報があれば、指定券情報を乗車予定情報として、
指定席管理装置80に送信する。 (9) 続いてフィールド情報管理部の有効回数を−1し、 (10) ゲート66をオープンし、利用券のフィールド情報
部6aの改札フラグをオンにしてカード1を排出する。 (11) 券種が普通乗車券の場合、有効回数を−1する以
外は前述した回数券の場合と同じ処理を行う。 (12) プリペイドカード利用の場合は、一定金額、例え
ば最小区間料金Xを引き落とした後、 (13) カード1のフィールド情報部6aに乗車駅情報, 乗
車日時情報を記入し、ゲート66をオープンし、改札フラ
グをオンした後、カード1を排出する。なお、上記一定
金額を引き落とす理由は、例えば、プリペイドカードに
少なくとも最小区間料金が残金として有る場合に利用で
きるようにするためである。
【0064】(降車時) 図17, 図18参照 (14) フィールド管理部5aのセレクトフィールドNOに基
づき、改札フラグのオン/オフを検証する。この改札フ
ラグがオンで、且つ改札の設定方向が乗車方向(入札)
の場合は、出札する改札機の選択が間違いであるから、
ゲート66をクローズ状態で、アラームを鳴動し、カード
1を保管して係員を処置を待つ。なお、改札フラグがオ
フの場合は不正乗車(キセル乗車等)と判別し、ゲート
66を閉じてアラームを鳴動しカード1を保管する。 (15) 改札フラグがオンで、且つ改札の設定方向が降車
の場合は正常降車とし、券種を判別する。
【0065】券種が定期券の場合は、区間, 期間等によ
り当駅での降車が妥当か否かを判別し、 (16) 正当ならばゲート66をオープンし、且つ該当フィ
ールド情報部6aの改札フラグをオフしてカード1を放出
する。 (17) 不当ならば、ゲート66をクローズし、アラームを
鳴動させてカードを放出する。 (18) 券種が回数券または乗車券の場合は、区間, 経由
地, 有効期間等をチェックし、当駅での降車が妥当なら
ば、 (19) フィールド管理部5aの該当フィールド管理情報部
(指定券がある場合は、その付帯フィールドも)に
“N”を記入( 回数券の場合は有効回数が0のとき)す
る。 (20) 続いて、ゲート66をオープンし、改札フラグをオ
フしてカード1を排出する。 (21) プリペイドカード利用の場合は、乗車駅、経由地
を読み取り、 (22) 自駅情報より料金Yを算出し、Z=Y−Xを計算
する。 (24) プリペイドカードの残高が不足のときは、クレジ
ットフラグを参照し、 (24) クレジットフラグがオンならばカード情報部7aと
不足金額とをホスト81に送信して不足額を引き落とす。 (26) クレジットフラグがオフのときは、ゲートをクロ
ーズしてアラームを鳴らし、カード1を排出し、係員の
処置を待つ。
【0066】なお、券種がいずれとも判定出来ない場合
は、ゲートをクローズし、アラームを鳴動して、カード
1を放出する。以上のごとく、カード1に発行された券
情報が有効券として入出札させることができる。
【0067】〔精算機〕図18, 図19参照 図19は精算機の一実施例の構成図、図20は精算機動作フ
ローチャート図である。
【0068】図19は、普通乗車券, 指定券等の払戻し可
能な券種について、払い戻しを行う精算機50の構成例を
示したもので、51は精算機内各部を制御するプロセッサ
CPU、52は精算操作を行わせるための入力案内部、53
は挿入されたカード1とデータのやりとりを行う回線
部、54は精算処理部、55はホスト81,指定券管理装置80
と通信を行う回線制御部、56はメモリ、57はタッチキー
等で構成されるキーボード、58は表示部、59は現金取扱
装置、60は現金またはクレジットで精算を行う金銭処理
部、46はカード挿入口、47は現金放出口である。
【0069】以上構成の精算機50により、以下の精算処
理が行われる。マルチ券カード利用者は、払戻を行うと
き、カード1内の精算対象のフィールド情報部6aをセレ
クトキー12により選択して、この精算機50のカード挿入
口46に挿入する。 (1) 精算処理部54は、セレクトフィールドNOを読込み、
対応するフィールド情報部6aの内容から、精算対象の券
種を判別する。 (2) 券種が乗車券の場合は、区間,有効期間等を読出
し、払戻可能ならば、手数料を差し引いた金額を払戻し
金額として表示部58に表示する。これにより、利用者が
確認ボタンを押下すると、精算処理部54は、現金の払い
戻しを金銭処理部に指示して現金を放出し、メモリ56中
の会社別情報にその金額を記入した後、 (3) カード1を排出する。 (4) 区間, 有効期限等により払い戻しができない場合
は、その旨を表示し、無効券であれば、フィールド情報
部6aをクリアした後、カード1を放出する。 (5) 精算対象が指定券の場合は、有効期間内であれば、
指定情報をホストに送信し、有効期間と区間等により払
い戻し金額を決定した後払い戻しを行い、会社別情報に
金額を記入した後、カード1を排出する。 (6) この場合も払い戻しできない場合は、その旨表示
し、カード1を排出する。
【0070】なお、クレジットで購入された券の場合
は、ホスト81に払い戻し金額を通知し、現金の払い戻し
は行わない。また、回数券利用の場合も払い戻しは行わ
ない。
【0071】以上は払戻しについて説明したが、乗り越
し精算も同様にして行うことができる。この場合は、精
算機50内に自駅情報を設定し、乗車駅、または降車駅等
からの所定ルートに基づく金額を算出し、その金額投入
により出札可能なレシートを発行する。
【0072】なお、発券機30と精算機50とは、同一機能
部分が多いので、共用の装置とすることもできる。 (指定券管理装置)図1に示す指定券管理装置80は、指
定席を有するすべての列車について、発売開始後の指定
席情報を持ち、発券機30からの通知により、空席ならば
予約許可を与え、なければ指定列車の前後の指定情報を
代替え列車として通知する。
【0073】ここまでは、従来のものと略同様の機能で
あるが、本指定席管理装置80では、指定券を利用するカ
ード1が自動改札機60を通過した際、自動改札機60よ
り、乗車予定情報として通知されるから、この情報を用
いて、予約されたが利用されない空席を管理して、発車
後の空席を管理し、途中駅での発売を可能とする。
【0074】以上のごとく、本発明のマルチ券カード1
は、表示機能,選択機能付きICカードにより実現し得
るもので、このマルチ券カード1に対応した発券機、精
算機、自動改札機を使用することにより、1枚のカード
をマルチ券として利用することができる。
【0075】以上は、乗車券について説明したが、各種
イベントが開催される会場への入場券等も含めることも
できる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマルチ券
カードを使用することにより、利用者は複数の券を携帯
する必要がなく、また再利用できるために、媒体の節
約、発券コストの低減が達成でき、さらには改札の効率
化や不正乗車, 入場を阻止することができる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 一実施例のマルチ券カード構成図
【図3】 カードデータフォーマット例を表す図
【図4】 セレクト画面例を表す図
【図5】 発券機の一実施例の構成図
【図6】 発券機動作(その1)フローチャート図
【図7】 発券機動作(その2)フローチャート図
【図8】 発券機動作(その3)フローチャート図
【図9】 発券機動作(その4)フローチャート図
【図10】 発券機動作(その5)フローチャート図
【図11】 定期券購入(継続)操作例を表す図
【図12】 定期券購入(新規)操作例を表す図
【図13】 クレジット支払いの場合を表す図
【図14】 自動改札機の一実施例の構成図
【図15】 自動改札機動作(その1)フローチャート
【図16】 自動改札機動作(その2)フローチャート
【図17】 自動改札機動作(その3)フローチャート
【図18】 自動改札機動作(その4)フローチャート
【図19】 精算機の一実施例の構成図
【図20】 精算機動作フローチャート図
【符号の説明】
1 マルチ券カード,カード 2 1チップ
IC 3 回線部 4 プロセッ
サCPU 5 管理情報メモリ領域 5a フィール
ド管理部 6 券情報メモリ領域 6a フィール
ド情報部 7a カード情報部 8 表示制御
部 9 表示部 10 時計 11 入力部 12 セレクト
キー 13 確認キー 14 スクロー
ルキー 15 シフトキー 16 取消しキ
ー 17 メモリ 18 リード/
ライト制御部 20 電池 21 選択部 30 発券機 31 プロセッ
サCPU 32 入力案内部 33 回線部 34 発券処理部 35 リード/
ライト制御部 36 表示部 37 キーボー
ド 38 カード発行部 39 スタッカ 40 現金取扱装置 41 金銭処理
部 42 カード挿入口 43 現金投入
口 44 メモリ 45 回線制御
部 46 カード挿入口 47 現金放出
口 48 金銭処理部 50 精算機 51 プロセッ
サCPU 52 入力案内部 53 回線部 54 精算処理部 55 回線制御
部 56 メモリ 57 キーボー
ド 58 表示部 59 現金取扱
装置 60 自動改札機 61 プロセッ
サCPU 62 ゲート制御部 63 方向制御
部 64 ゲート開閉機構 65 回線部 66 ゲート 67 リード/
ライト制御部 68 表示部 69 回線制御
部 70 搬送制御部 71 搬送路 72 カード挿入口 73 カード排
出口 80 指定席管理装置 81 ホスト 82 クレジット会社ホスト 83 銀行ホス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07B 1/00 A 8111−3E Z 8111−3E 11/02 8111−3E 15/00 J 8111−3E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ(4) と、入力部(11)と、外
    部装置との間でデータのやりとりを行う回線部(3) と、
    前記メモリに対するデータの読取り,書込み制御を行う
    リード/ライト制御部(18)と、 異なる券情報がそれぞれ格納される複数の券情報メモリ
    領域(6) と、該券情報メモリ領域の管理情報が格納され
    る管理情報メモリ領域(5) とを有するメモリ(17)と、 該メモリに記憶された複数の券情報のうちから利用券を
    選択させ、且つ該利用券情報を前記管理情報に記入させ
    る選択部(21)とを備えることを特徴とするマルチ券カー
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマルチ券カードに券情
    報を書き込む発券機であって、 マルチ券カードが挿入されるカード挿入口と、該マルチ
    券カードとの間でデータのやりとりを行う回線部と、カ
    ードに書き込まれる券情報入力手段と、該マルチ券カー
    ドの管理情報メモリ領域から読み取った管理情報に基づ
    き、複数の券情報メモリ領域のうちの空き領域に、入力
    された券情報を書き込むリード/ライト制御部と、料金
    処理を行う金銭処理部とを有することを特徴とする発券
    機。
  3. 【請求項3】 マルチ券カードを格納するスタッカを
    備え、入力された券情報を該スタッカから取り出した該
    マルチ券カードに記録して、該カード挿入口より排出す
    るように構成してなることを特徴とする請求項2記載の
    発券機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のマルチ券カードの精算
    処理を行う精算機であって、 マルチ券カードが挿入されるカード挿入口と、挿入され
    たマルチ券カードの券情報を読み取り、該券情報に基づ
    き、所定の精算処理を行う精算処理部と、精算金額処理
    を行う金額処理部とを備えることを特徴とする精算機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のマルチ券カードの改札
    を行う自動改札機であって、 該マルチ券カードの回線部を介して券情報を読み取るリ
    ード/ライト制御部と、マルチ券カードに記憶された券
    情報のうちの選択されている利用券の有効,無効を判別
    してゲートの開閉制御を行う改札制御部とを有すること
    を特徴とする自動改札機。
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