JP2003151011A - 媒体処理装置、媒体、設定装置、媒体処理システムおよび媒体処理方法 - Google Patents

媒体処理装置、媒体、設定装置、媒体処理システムおよび媒体処理方法

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JP2003151011A
JP2003151011A JP2001352608A JP2001352608A JP2003151011A JP 2003151011 A JP2003151011 A JP 2003151011A JP 2001352608 A JP2001352608 A JP 2001352608A JP 2001352608 A JP2001352608 A JP 2001352608A JP 2003151011 A JP2003151011 A JP 2003151011A
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medium
payment
settlement
card
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Application number
JP2001352608A
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English (en)
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Takeyuki Yamamoto
健之 山本
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、決済利用される媒体の記録情報を
読取って媒体に応じた決済を行う時、複数種類の決済手
段の中から利用者が決済手段を選択するか否かを設定す
ることができる選択機能を持たせた媒体処理装置、媒
体、設定装置、媒体処理システムおよび媒体処理方法の
提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、決済利用される媒体の記録情
報を読取って該媒体に応じた決済手段を選択させる媒体
処理装置であって、前記決済利用される媒体を受付けた
とき、該媒体の記録情報に基づいて複数種類の決済手段
の中から特定の決済手段を抽出するか否かを定める選択
手段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば銀行キャ
ッシュカード機能、クレジット機能、電子財布機能等の
複数の機能を備えた決済カードなどの媒体を用いて決済
処理する媒体処理装置に関し、さらに詳しくは媒体に記
録された情報に応じて決済利用を自由に選択できるよう
にした媒体処理装置、媒体、設定装置、媒体処理システ
ムおよび媒体処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードなどの取引カードに銀
行キャッシュカード機能、クレジット取引機能、電子財
布取引機能等の複数の機能を持たせた共用形の取引カー
ドが知られている。この種の取引カードを用いて決済す
るとき、特定の決済手段の決済で残高不足になる場合
は、他の決済手段を自動的に選択して円滑に決済処理す
るようにしたカード処理システムが知られている。
【0003】例えば、電子財布としてカード内に入金済
み金額の残高から決済利用するとき、カード内の残高が
不足する場合は、予め(例えばカード内の情報等により)
指定されている電子財布の銀行取引口座から自動的に引
落されるようなシステムが考案されている。
【0004】また、例えば銀行口座から決済利用すると
き、銀行口座の残高が不足する場合は、予め指定されて
いるクレジット会社で自動的にクレジット処理された
り、あるいはキャッシング(借入れ)されるようなシステ
ムが考案されている。
【0005】しかしながら、上述のようなシステムで
は、利用しようとした決済手段において残高が決済金額
に比し不足する場合は、本人の意思確認の無いまま自動
的に他の決済手段で処理されてしまうことになり、本人
が意識しないうちに他の決済手段における利用者の負債
が大きくなり、トラブルの発生原因となりやすく、何ら
かの制限がなされないままカードの過剰取引が実行され
ていくという問題点がある。
【0006】なお、自動的に他の決済手段で処理されて
しまうことを防ぐために、画面表示等で決済手段の確認
入力を行う機器の場合は、本人の意思確認は伴うもの
の、不要な決済手段の選択確認の画面遷移ステップが入
って操作時間が増えること、操作ミスにより意図しない
決済手段を選択してしまうこと、年少の利用者がクレジ
ット処理を多数回利用して負債が大きくなる可能性があ
ることなどの問題点を防ぐことはできない。
【0007】このような過剰取引の危険性を制限するた
めに、取引種類別に発行された専用のカードを使い分け
ることも考えられるが、この場合は複数枚の類似カード
を要して嵩張り、利用者の携帯利用性を考慮すると、1
枚に統合することが適している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、決
済利用される媒体の記録情報を読取って媒体に応じた決
済を行う時、複数種類の決済手段の中から利用者が決済
手段を選択させるか否かを予め設定することができる制
限機能を持たせた媒体処理装置、媒体、設定装置、媒体
処理システムおよび媒体処理方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、決済利用さ
れる媒体の記録情報を読取って該媒体に応じた決済手段
を選択する媒体処理装置であって、前記決済利用される
媒体を受付けたとき、該媒体の記録情報に基づいて複数
種類の決済手段の中から特定の決済手段を抽出するか否
かを定める選択手段を備えたことを特徴とする。
【0010】ここで媒体とは、特定の情報を読取可能な
記録媒体のことであり、ICカード、キャッシュカー
ド、プリペイドカード、ハイブリットカード、非接触カ
ード、通帳、券、ICコイン、携帯電話などの各種の記
録媒体で構成することができる。
【0011】前記決済手段とは、媒体に記録されている
価値情報から取引額を減算処理するか、あるいは取引口
座からの引落としやクレジット取引などを成立させる金
融機関の取引システムを利用して構成することができ
る。
【0012】前記媒体処理装置とは、ATM(自動預金
支払機)、CD(自動支払機)、自動精算機、自動券売
機、自動改札機、POS端末、ECR(電子式金銭登録
機)、CAT(クレジットカード認証端末)、各種専用機
などの媒体を受付可能な装置で構成することができる。
【0013】前記記録情報とは、利用者を特定するID
情報、価値情報、有効期限情報、決済時の設定情報など
の媒体固有の情報である。
【0014】選択手段とは、決済手段を抽出するか否か
を媒体の記録情報に基づいて判断する前記媒体処理装置
の制御機能により構成することができる。
【0015】この結果、利用者は媒体を用いた決済処理
に先立って、予め媒体の記録情報に各決済処理手段を抽
出するか否かを設定入力させておくことができるため、
利用者が各決済処理手段を抽出するように設定している
場合は、媒体データが読取られた時点で電子財布決済や
クレジット決済等から設定されている決済手段の種類を
選択して決済する。
【0016】また、決済処理に際して、利用者に決済種
類を選択させて媒体処理装置の操作で確認入力させてい
る場合は、決済時点で利用者に設定済内容に応じた決済
内容や決済取引先を画面表示等で明瞭に知らせて決済処
理実行の意思を確認させることができる。したがって、
この場合は電子財布で決済したときに仮に残高不足が生
じても、他の決済手段を抽出するように設定しておけ
ば、その残高不足金額に対する支払い種類を他の決済手
段に切換えて決済処理が行われることを確認できる。例
えば、取引銀行等の口座残額が少ないためにクレジット
会社等の他の金融機関からキャッシングするか、否かを
明瞭に知らせることができる。このため、不測にキャッ
シング取引されることがなくなり、安心して信頼性の高
い取引利用が図れる。
【0017】また、予め媒体の記録情報に、特定の決済
手段を抽出しないように設定しておけば、該当の決済手
段による処理を確実に規制することができる。このた
め、例えば本人が知らないうちに他の金融機関からのキ
ャッシングが行われるようなことがなく、キャッシング
取引によるトラブルの発生や負債の増大を未然に防止す
ることができる。
【0018】抽出しない設定ならば、画面表示等で選択
確認をさせる装置においても、余分な確認入力ステップ
で操作時間が増えることはなく、操作ミスにより選択さ
れてしまうこともない。年少者のクレジット処理等を禁
止設定することも可能となる。
【0019】また、決済処理に際して利用者に、決済種
類の確認入力などをさせずに、自動的に決済手段を選択
する媒体処理装置の場合であっても、予め媒体の記録情
報に各決済処理手段を選択するか否かを設定入力させて
おくことができるため、設定されている決済手段だけを
対象として、自動的に決済手段を選択する。
【0020】例えば、自動改札機のような媒体処理装置
での決済に際しては、通路を混雑させないという運用の
処理速度要求から考えて、決済種類の確認入力などを行
うのはふさわしくない。したがって、カード内の残高が
不足した場合に、その場で他の決済手段を確認入力する
ことなく自動的に処理することが考えられるが、その場
合でも予め本人の意思により設定された決済手段から選
択されるので、安心して利用できる。
【0021】さらに、媒体の記録情報に、複数種類の決
済取引先に対する優先順位を定めておけば、利用者が望
む順序で決済利用することができる。
【0022】また、指定された決済取引先からでは不足
金額が生じる場合に、他の指定された決済取引先から自
動的に不足金額を決済処理するように設定しておけば、
円滑に決済処理を完結することができる。さらに、決済
する優先順序を定めておけば、利用者が望む順序の決済
取引先から不足金額の決済利用が図れ、本人の意思を優
先した円滑な決済処理を行うことができる。
【0023】また、カード等の媒体を用いれば、携帯に
便利であり、この媒体に複数種類の決済取引先および取
引用途別の決済利用情報を持たせておけば、1媒体で多
用途に使用することができる。
【0024】さらに、この媒体の記録情報を予め所望の
決済条件に設定入力するための設定装置を設けておけ
ば、この設定装置によって容易に利用者の望む決済条件
に設定することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を以下図
面に基づいて説明する。図1は決済カード処理システム
11を示し、この決済カード処理システム11はカード
発行機関、各種店舗、あるいはカード利用者の自宅など
に備えられる設定データ入力装置12と、駅に設置され
る自動券売機13a、自動改札機13b、自動精算機1
3c、定期券発行機13d…などのカード決済装置13
…と、これらの装置12,13で使用される決済カード
14と、この決済カード14のデータをカード決済装置
13が読取ったとき、その読取ったカードデータを収集
管理するステーションコンピュータ(SC)15と、この
SC15と通信接続して取引決済するための銀行16
a、クレジット会社16b、消費者金融16c…などの
決済取引先の金融機関16とから構成される。
【0026】上述の設定データ入力装置12は、図2に
も示すように、正面に表示器21と入力操作キー22を
有し、上面にカード挿入口23を備えて使用される。前
記表示器21には、入力案内情報および入力操作された
データを表示して利用者に表示案内し、テンキー、クリ
アキー、決定キー、矢印キーなどの入力操作キー22を
用いて利用者の設定データを入力操作させ、カード挿入
口23に決済条件を設定するために挿入される決済カー
ド14を挿脱許容して設けている。
【0027】そして、決済カード14が挿入されたと
き、同カード14のICチップに記録されたデータを読
取ってカード内容をチェックし、かつ表示確認させ、ま
た同カード14への設定データを入力案内する。
【0028】図3は設定データ入力装置12の制御回路
ブロック図を示し、制御部31は通信部32のアンテナ
33を介して決済カード14と非接触に通信接続し、制
御部31からの制御信号に基づいて入力設定されたデー
タが決済カード14に記録される。
【0029】図4(A)は設定データ入力装置12の表示
器21の設定入力画面の一例を示し、設定の対象となる
カード決済装置(媒体処理装置)を指定するための画面で
ある。
【0030】図4(B)は図4(A)で自動改札機が対象装
置として指定された場合の設定入力画面の一例を示し、
決済種類別の許可・不許可と、優先順位を入力案内して
設定させる。
【0031】次に、設定データ入力装置12を用いて利
用者が設定操作するときの入力設定処理動作を図5のフ
ローチャートを参照して説明する。今、設定データ入力
装置12のカード挿入口23に決済カード14を挿入セ
ットしたとき、この決済カード14のICチップに記録
されているデータがデータ入力装置12に内蔵されるア
ンテナ33を介して非接触で読取られる(ステップn1
)。
【0032】読取られたデータに基づいて制御部31は
表示器21に暗証番号を入力案内し(ステップn2)、暗
証番号が入力されて認証されると、続いて、図4(A)を
表示し、対象装置の指定を入力案内し(ステップn3)、
その装置の指定入力がなされると、続いて図4(B)を表
示し、対象装置の各決済種類別の決済処理の許可・不許
可を入力案内し(ステップn4)、その許可・不許可の入
力設定がなされると、続いて決済カード14に決済種類
別の優先順位を入力指定するように表示案内される(ス
テップn5 )。
【0033】この表示案内に基づいて利用者が決済種類
の優先順位を入力設定して、全ての利用装置について同
様に設定操作が完了すると(ステップn6)、該決済カー
ド14をカード挿入口23より引抜いて1枚の決済カー
ド14の設定操作が完了する(ステップn7 )。
【0034】このように、設定データ入力装置12を用
いれば、決済種類の優先順位を容易に設定でき、さらに
設定変更することができる。
【0035】ここに用いられる決済カード14は、銀行
キャッシュカード機能、電子財布利用機能、クレジット
利用機能等の内からいずれか1つの利用機能、または複
数の利用機能を持たせて構成することができ、1枚のカ
ードのICチップに設定データを記憶させ、この1枚の
カードに持たせた設定データに基づいてカード決済を許
容している。
【0036】図6は決済カード14の制御回路ブロック
図を示し、制御部61は記憶部62に決済カード固有の
情報を読出し可能に記憶させており、この記憶部62の
データテーブルTに利用者を特定するID情報、金銭価
値の情報、有効期限情報、決済種類別の許可・不許可情
報、決済種類別の優先順位などの決済設定情報を設定し
て記憶させている。
【0037】また、通信部63のアンテナ64を介して
通信対象の設定データ入力装置12とカード決済装置1
3とのそれぞれに非接触に通信許容して、設定データ入
力装置12での設定時に利用者が要請する所望の設定デ
ータが記録され、この設定データがカード決済装置13
でのカード決済の使用時に読取られる。
【0038】この決済カード14の設定内容に際して
は、銀行、クレジット会社、消費者金融などの複数の決
済取引先と、その決済順序が設定されており、このうち
決済順序としては、利用者が設定データ入力装置12で
利用者が望む決済順序に優先順位を設定する。例えば、
利用者の決済先や取引種類が異なる電子財布の残高やク
レジット使用残高などを考慮して利用者が所望する決済
先の優先順位を設定する。
【0039】図7は決済カード14に記録される決済設
定情報を表すデータテーブルTの一例を示し、このデー
タテーブルTは自動改札機と自動券売機とATMとの3
用途の決済種類別の優先順位を設定した場合を示す。
【0040】先ず、入金済み金額(電子財布機能とし
て、カード内にチャージされている金額価値データ)か
らの決済に際しては、例えば該決済カードの優先度が
1、限度額が10万円に設定されている自動改札機と自
動券売機に対しては10万円までは優先的に決済可能に
設定されている。これに対し、ATMでの利用に際して
は機能を制限するために決済不可(優先度=0)に設定さ
れている。
【0041】また、銀行口座から取引決済される該カー
ドの優先度が2、限度額が100万円に設定されている
自動改札機と自動券売機に対しては100万円までは決
済可能に設定されている。これに対し、ATMでの利用
に際しては優先度が1、限度額が100万円に設定され
て、優先的に決済許可されている。
【0042】さらに、クレジットから取引決済される該
カードの優先度が3、限度額が30万円に設定されてい
る自動改札機と自動券売機に対しては30万円まで決済
可能に設定されている。これに対し、ATMでの利用に
際しては機能を制限するために決済不可に設定されてい
る。
【0043】さらに、クレジット会社や消費者金融から
のキャッシングを選択できる該カードは、自動券売機の
み決済が許可され、その優先度が4、限度額が10万円
と、優先度が5、限度額が3万円とに設定されて、制限
条件の厳しい内容で決済が許可されている。これに対
し、自動改札機とATMの利用に際しては決済不可に設
定されている。
【0044】以上の図7のカード内の決済設定情報の一
例を、各機器毎での使用の観点から見ると、自動改札機
での使用に際しては、カードの入金済み金額が不足な場
合は、銀行口座から処理され、銀行口座でも不足する場
合は、クレジット処理される。それ以外は、決済手段と
して利用しない設定となっている。
【0045】自動券売機での使用においては、さらにク
レジット処理でも不足する場合に、他の手段としてキャ
ッシングを用意している。ただし、キャッシングは最後
の方の手段として先の手段よりは限度額を低い設定とし
ている。
【0046】また、ATMでの使用においては、入金済
み金額すなわち電子財布機能としての利用も設定せず、
銀行口座だけを決済対象とする設定となっている。
【0047】なお、上記の限度額は、一定期間(例えば
1ヶ月)の総利用金額であるか、一定回数当り(例えば1
回当り)の利用金額であるかなどは、運用によって種々
考えられる。もちろん例えば、一定期間の限度額と1回
当りの限度額との両方のデータを設定するようにしても
よい。
【0048】このように決済種類別に、かつ自動改札
機、自動券売機、ATMなどの決済処理装置別に優先度
や限度額を設定しておけば、利用者が決済カード14を
用いて決済処理したときに、その決済カードの記録情報
に応じた適切な決済処理を実行することができる。
【0049】このため、決済カードのデータが読取られ
た時点で自動的に電子財布(入金済み金額)や、銀行口座
での決済やクレジットでの決済等の予め設定で指定され
ている決済種類を指定して決済することができる。ま
た、このときに利用者に決済内容や決済取引先を表示さ
せて確認させることもできる。
【0050】さらに、銀行口座で決済したときに残高不
足が生じても、その残高不足金額に対する支払い種類を
優先順に選択させて決済処理することができるほか、ク
レジット会社等からキャッシングするか、拒否するかを
利用者が予め設定できるため、不測にキャッシング取引
されることがなくなり、安心で信頼性の高い取引利用が
図れる。
【0051】図8は決済カード処理装置の一例に用いら
れる非接触自動改札機81を示し、図8(A)は非接触自
動改札機81の平面図を、図8(B)は非接触自動改札機
81の側面図を示す。この非接触自動改札機81は改札
方向に沿って立設される改札機本体82の上面に、手前
側より券投入口83と、非接触リーダライタ(R/W)
部84と、案内表示灯85と、券放出口86と、表示器
87とを有し、さらに改札機本体82の通路側面に対向
する出入口には開閉ゲート(開閉扉)88、89を配設し
ている。
【0052】上述の非接触自動改札機81に決済カード
14が使用されて、そのデータを読取ったとき、この決
済カード14に記録されているデータから自動的に決済
順序を含む決済設定情報を読取って決済処理することが
できる。
【0053】図9は、非接触自動改札機81の制御回路
ブロック図を示し、通信部92のアンテナ97を介して
決済カード14と非接触に通信接続し、決済カード14
から得られたデータに基づいて、制御部91が決済処理
を含む改札処理を行う。制御部91が決済等の判定によ
り通行の可否を判断して、扉制御部94に扉開閉の制御
信号を送り、扉制御部が開閉ゲート88,89の開閉を
制御する。制御部91は、判定や決済の結果情報を表示
制御部95に送り、その情報に基づいて表示器87に利
用者に対する案内表示が行われる。センサ部93は利用
者の通過状況を検知する。券搬送部96は、上述の券投
入口83から投入された従来の磁気乗車券を搬送して券
処理し、上述の券放出口86へ放出する。上位伝送部9
8により非接触自動改札機81は上位の機器であるステ
ーションコンピュータ(SC)15などを介して、銀行1
6a、クレジット会社16b、消費者金融16c…など
の決済取引先のコンピュータと接続され、取引決済のた
めのデータ通信が行われる。なお、非接触自動改札機8
1とステーションコンピュータ15などの上位機器との
間に、複数の非接触自動改札機81を集中監視する改札
機監視盤(図示せず)などが存在して上位通信するシステ
ム構成であってもよい。
【0054】なお、決済カード14は乗車券を兼用して
おり、金額価値の情報以外に図示しない乗車券データを
有していてもよい。例えば、定期(乗車)券データとして
有効期間データや、有効区間データ等を含んでいるよう
な、決済カード(電子財布や他の決済手段)と定期券の期
限切れの場合や、定期券の区間と関係のない乗車の場合
は、決済カードの方で金額決済され、定期券の区間内か
ら区間外へ乗越した場合などは、乗越しの精算金額分を
決済カードの機能で決済することができる。
【0055】次に、図10に示すように、カード内の決
済設定情報が左の決済種類から順に優先度1〜5まで設
定されている場合において、非接触自動改札機81での
決済処理動作を図11のフローチャートおよび図12〜
図15の改札表示画面を参照して説明する。今、利用者
が所有する決済カード14を非接触自動改札機81に使
用したとき、非接触R/W部84との対応位置で非接触
通信して該決済カード14の設定データが読取られ、利
用者が設定した決済設定情報に基づいて決済処理される
(ステップn11)。
【0056】実際には優先度順にテーブルサーチを行う
(ステップn12)。図10に示す優先度順設定のテーブ
ルをサーチした結果として、図11のフローチャートの
以降のステップが示されている。
【0057】このとき、「入金済み金額から」(電子財
布)の優先度が1であるので、先ず決済カードに持たせ
た電子財布としてのカード内に残っている金額価値から
決済処理が可能か否かが判定され、この金額価値での決
済が可能であれば、この電子財布だけで決済処理が完了
する。例えば、図12に示すように、決済前のカード残
高と、運賃と、決済後のカード残高と、決済が完結した
旨に基づく通行案内情報とを表示器87上に表示案内す
る(ステップn13〜n14)。
【0058】しかし、決済カード14に記録された金額
価値の残高(例:30円)が少ないために運賃(例:23
0円)に対して残高不足を生じるときは(ステップn13:
NO)、決済カード14に設定された優先順に決済先を
読出し、優先度が2の銀行口座の引落しを自動的に選択
してカード不足分の金額(例:200円)を引落す。この
例の場合は、カード残額も使用するので、新しいカード
残額(0円)を書込む。例えば、図13(A)に示すよう
に、処理後の決済カード14の残高、決済カード14の
不足金額を指定された銀行口座より引落した旨と、決済
が完結した旨に基づく通行案内情報とを表示案内する
(ステップn15〜n17)。
【0059】また、銀行口座の残高が少ないために残高
不足を生じるときは、決済カード14に設定された優先
順に決済先を読出し、次の優先度順(優先度が3)のクレ
ジット処理を自動的に選択してカード不足分の金額
(例:200円)のクレジット処理を実行する。この例の
場合は、カード残額(例:30円)も使用するので、新し
いカード残額(例:0円)を書込む。例えば、図14(A)
に示すように、決済カード14の不足金額を、銀行口座
でも決済できないためクレジット処理した旨と、決済が
完結した旨に基づく通行案内情報とを表示案内する(ス
テップn18〜n20)。
【0060】さらに、クレジット取引の限度を超えるた
めクレジット決済不可のときは、決済カード14に設定
された優先順に決済先を読出し、次の優先度順(優先度
が4)の決済許容されたクレジット会社でのキャッシン
グを自動的に選択指定してキャッシング処理する(ステ
ップn21〜n23)。
【0061】この場合、自動改札機の例においては、こ
のキャッシング処理は現金ではなく、電子財布としての
カード内への金額データのチャージとして処理されるも
のとする。すなわち、残高不足であったカード内(例:
残額30円)に所定(例:10,000円)の金額(キ
ャッシング額)がチャージ(増額)され(ステップn2
2)、 残高不足が解消したカード残額(例:10,0
30円)から、決済未了分(例:230円)が減額さ
れ、処理後のカード残額(例:9,800円)が書込ま
れる(ステップn23)。この場合、図15(A)に示すよ
うな表示案内となる。
【0062】もちろん、キャッシング額(例:10,0
00円)と決済未了分(例:230円)に基づいて先に
自動改札機側で計算され、その差額(例:9,770
円)がカード内(例:残額30円)にチャージ(増額)
されて、処理後のカード残額(例:9,800円)にな
るという方法であってもよい(ステップn22〜n23)。
【0063】このようにすれば、現金によるキャッシン
グではないので、利用者は余分な機器操作をすることな
しに、自動改札機を通過することができる。
【0064】また、上記の所定のキャッシング額は、図
7のカード内決済設定情報の項目として、自動改札機の
キャッシング(クレジット会社)に関するデータとし
て、新規に設けてもよいし、限度額データと兼用しても
よい(限度額データと兼用する場合は、その旨を利用者
が考慮して限度額を設定することになる)。あるいは、
予め利用者からの申請に基づきクレジット会社のホスト
でキャッシング額、限度額などを管理する方法でもよ
い。
【0065】また、電子財布の取引銀行とクレジット会
社が提携している場合に、銀行を経由してクレジット会
社からキャッシング処理されるような運用も考えられ
る。この場合、キャッシング額の一部は決済に使用さ
れ、一部は電子財布の銀行取引口座に入金されるような
方法も考えられる。
【0066】なお、自動券売機、自動定期券発行機、A
TMなどの自動接客機器の場合は、キャッシング処理
は、現金放出であってもよいし、上述の自動改札機のよ
うにカード内への金額データのチャージとして処理する
方法も考えられる。
【0067】さらに、キャッシング取引の限度を超える
ためクレジット会社でのキャッシングが不可のときは、
決済カード14に設定された優先度順に決済先を読出
し、次の優先度(優先度が5)の消費者金融を自動的に選
択してキャッシング処理を実行する(ステップn24〜n
26)。
【0068】詳細については、上述のクレジット会社で
のキャッシング処理と同様である。
【0069】これらの決済先のいずれでも取引決済不可
と判定された場合は、決済利用不可と判断して表示器8
7に決済不可と、残高不足との旨を表示する(ステップ
n27)。
【0070】また、決済不可なので開閉ゲート89を閉
じて、利用者の通行を阻止する(ステップn28)。
【0071】[全額を処理する例(カード残額不使用の
例)(銀行引落し)]なお、銀行口座より引落とすの
は、不足分の金額だけではなく、決済金額の全額(運賃
の230円)とする方法であってもよい。図16はその
方法でのフローチャートでありステップn16に該当す
る。この場合は、図13(B)に示すような表示案内とな
り、元のカード残高分の金額30円分はカードに残るこ
とになる。 [全額を処理する例(カード残額不使用の例)(クレジ
ット処理)]同様に、クレジット処理するのは、不足分
の金額だけではなく、決済金額の全額(運賃の230
円)とする方法であってもよい。この場合は、図14
(B)に示すような表示案内となり、元のカード残高分の
金額30円分はカードに残ることになる(図16のフロ
ーチャートのステップn19)。
【0072】上述の全ステップ番号において、既述した
図11のステップ番号と同処理内容のステップ番号に該
当するものは共通するため、以下の図において同じステ
ップ番号を用いる。
【0073】[先行決済手段でも処理する例(クレジッ
ト処理)]また、先述の例では、銀行口座の残高では処
理せずに、クレジット処理で不足分金額の全部(例:2
00円)を処理したが、先行決済手段である銀行残高が
少しでもある場合(例:120円)は、銀行残高をも利
用して、残りのさらなる不足分だけ(例:80円)をク
レジット処理するような方法であってもよい。この場合
は、図14(C)に示すような表示案内となる。
【0074】図17は、この場合のように先行決済手段
での処理可能額の処理(ステップn31、n32、n33)を
して、さらなる不足額を次の優先度の決済手段で処理す
る(ステップn19、n22、n25)場合のフローチャート
である。
【0075】[先行決済手段でも処理する例(キャッシ
ング処理)]同様に先述のキャッシング処理において
も、優先順位の高く設定されていた決済処理(銀行口
座、クレジット処理)では処理せずに、クレジット会社
のキャッシングで決済未了分の全額(例:230円)を
処理したが、先の優先順位の高い先行決済手段(銀行口
座(例:残高120円))での処理可能額をも利用して
(ステップn32)、残りの不足分(例:110円)だけ
をキャッシングで処理する(ステップn22)ような方法
であってもよい。この場合は、図15(B)に示すような
表示案内となる。
【0076】なお、処理前のカード残高(例:30円)
も優先度の高い先行決済手段であるので、先にこの30
円をステップn32内の処理として減額処理するという方
法であってもよいが、カード残高(電子財布の決済手
段)に関しては一連の計算上で精算された最終のカード
残額をステップn22で書込む方法でもよい。その方が、
カードの書込み回数が少なく処理効率がよい。
【0077】また、図17においては、ステップn31→
n19、n32→n22、n33→n25の処理順序は逆(ステッ
プn19→n31、n22→n32、n25→n33)であってもよ
い。
【0078】[クレジット処理+キャッシング処理の
例]なお、先述した自動改札機利用時のキャッシング処
理の説明において、クレジット処理の方の優先度が大き
く先に決済手段として利用可能な場合は、先述の不足分
230円のキャッシング例は、クレジット処理の常識的
な限度額(1回当り)から考えると先にクレジット処理で
きてしまうのであまり現実的な例ではないため、便宜上
何らかの理由によりクレジット処理が不可能な場合とし
て説明したが、例えば、1ヶ月の限度額を、たまたま今
回の乗車で越えた場合や、優先度の順位設定によっては
考えられる例となる。また、例えば定期券発行機のよう
な機器で高額定期券を購入する場合などの例を考えると
金額的には、よりイメージしやすい例となるであろう。
図18に示すように自動定期券発行機でのクレジット処
理の限度額を10万円とし、クレジット会社からのキャ
ッシング処理の限度額を10万円とした場合に、カード
残高(例:30円)、銀行残高(例:120円)がとも
に不足している場合に、127,000円の定期券をク
レジット処理とクレジット会社のキャッシングで購入し
た場合、キャッシング額が5万円であったとすると、定
期券発行機の決済結果の表示画面は図21(B)のように
なる。
【0079】[確認画面の例]図19および図20は、
この定期券発行機の場合のフローチャートである。既出
のフローチャートとの差異は確認画面に関するステップ
(n41〜43、…、n53〜n55)が含まれていることであ
る。従って自動改札機と異なり、処理直前に画面で明瞭
に決済取引を行うかどうかの利用者の意思確認ができ
る。定期券発行機は、利用客が自ら操作する自動定期券
発行機と、係員が操作する係員定期券発行機とがある
が、どちらも画面表示を見ながら操作可能であるので、
このフローチャートはどちらのタイプの定期券発行機に
も当てはまる。
【0080】図21(A)は、確認画面の一例である。
この場合、キャッシング処理のステップn51での確認画
面の表示に該当する。表示された内容の処理を行ってよ
いと利用者が判断し「確認」ボタンを押せば(ステップ
n51:YES)、キャッシング処理(ステップn22)が
行われる。キャッシングを行いたくなく取引処理を中止
したい場合は「取止」ボタンを押せば(ステップn52:
YES)、取引が中止になる。クレジット会社でのキャ
ッシングを行いたくなく別の決済手段を考えたい場合
は、「他の決済」ボタンを押せば(ステップn52:N
O)、次の優先度の処理(この例の場合消費者金融での
キャッシング)の確認画面の表示へ移る(ステップn5
3)。また、図21(A)に示すように、画面上に「金
額変更」ボタンを用意して、キャッシング額を設定限度
額内で指定入力できるようにしてもよい(フローチャー
トでは省略)。
【0081】[「否」設定の例(改札機、定期券発行
機)]図22は、カード内の決済設定情報の他の例で、
自動改札機、自動定期券発行機について、クレジット処
理、クレジット会社からのキャッシング処理、消費者金
融からのキャッシング処理を優先度0に設定した例であ
る。請求項における「抽出するか否かを定める」の
「否」に相当する設定が優先度0であり、これにより、
クレジット処理、キャッシング処理は決済手段の対象と
ならない。このように、処理対象としたくない決済手段
を予め設定により確実に規制することができる。例えば
自動改札機では、処理前の画面確認を設けることも可能
ではあるが、処理速度から考えると実用的でないので、
処理前の確認画面は設けることはあまり考えられない。
従って、利用客が知らない間に改札時に、クレジット処
理や、キャッシング処理まで行いたくない場合は、上記
のような設定をしておけばよい。図23は図22のテー
ブル設定の場合での、自動改札機のフローチャートであ
る。同様に、先述のように処理前の画面確認を設けた自
動定期券発行機においても、上記の設定を利用すれば、
予め処理対象から外しておくことにより、操作ミスなど
による意図しない取引処理を防ぐことができる。図24
は図22のテーブル設定の場合での、自動定期券発行機
のフローチャートである。
【0082】[「否」設定の例(ATM)]同様に、図
25は、カード内の決済設定情報のATMについての例
で、クレジット会社からのキャッシング処理、消費者金
融からのキャッシング処理を「使用せず」(優先度0)
に設定した例である。ATMの使用において、入金済み
金額(電子財布)、銀行口座、クレジットまでは使用す
るが、キャッシングは使用禁止した例である。ATMで
の使用方法としては、代金の振込み操作などがある。カ
ード利用者が年少者の場合などで、乱用させたくない決
済手段については、これで禁止することが可能である。
この場合は、キャッシングが利用できず、クレジット処
理の限度額も20万円に押さえた設定となっている。図
26および図27は図25のテーブル設定の場合での、
ATMのフローチャートである。
【0083】上述のように、予め決済カードに決済処理
を抽出するか否かを設定入力させておくことができるた
め、利用者が決済処理を抽出するように設定している場
合は、決済カードデータが読取られた時点で銀行口座か
らの引落し決済やクレジット決済等から設定されている
決済種類を選択して決済する。また、決済処理に際して
利用者に決済種類を選択させて確定入力させている場合
は、決済時点で利用者に設定済内容に応じた決済取引先
などの決済処理内容を画面表示等で明瞭に知らせて決済
処理実行の意思を確認させることができる。このため、
取引決済先の口座残高が少ない場合は、クレジット会社
等の他の金融機関からキャッシングするか、否かを明瞭
に知らせることができることから不測にキャッシング取
引されることがなくなり、安心で信頼性の高い取引利用
が図れる。
【0084】また、予め媒体の記録情報に、特定の決済
手段を抽出しないように設定しておけば、該当の決済手
段による処理を確実に規制できる。このため、例えば、
本人が知らないうちに他の金融機関からのキャッシング
が行われるようなことがなく、利用者が意図しない不測
の取引によるトラブルの発生や負債の増大を未然に防止
することができる。
【0085】この発明の構成と、上述の一実施の形態の
構成との対応において、この発明の媒体は、実施の形態
の決済カード14に対応し、以下同様に、決済手段は、
銀行16aと、クレジット会社16bと、消費者金融1
6cとの金融機関16に対応し、媒体処理装置は、自動
券売機13aと、自動改札機13bと、自動精算機13
cと、定期券発行機13dと、非接触自動改札機81
と、ATM(図示せず)、CD(図示せず)とのカード決済
装置13に対応し、選択手段、決済順序決定手段、抽出
手段および不足金額処理手段は、カード決済装置13の
制御機能に対応し、媒体の記憶手段は、記憶部62とそ
のデータテーブルTに対応し、設定装置は、設定データ
入力装置12に対応し、設定手段は、入力操作キー22
および制御部31に対応し、媒体処理システムは、決済
カード処理システム11に対応するも、この発明は、請
求項に示される技術思想に基づいて応用することがで
き、上述の一実施の形態の構成のみに限定されるもので
はない。
【0086】例えば、上述の一実施の形態では駅務での
決済カード処理システム11を示したが、これに限ら
ず、商品の購入に適用した場合は、商品購入時の決済に
利用することができる。媒体処理装置も自動改札機13
b等の駅務機器に限らず、適用システムに応じて、AT
M、CD、POS端末、ECR、CATや各種専用機な
どの装置としてもよい。
【0087】
【発明の効果】この発明によれば、決済利用される媒体
に、利用者が予め決済条件を設定入力させておくことが
できるため、利用者の意図しない不測な決済取引が行わ
れてしまうような事態を確実に防止できる。したがっ
て、決済したときに仮に残高不足が生じても、その残高
不足金額に対する支払いは、利用者が予め設定した他の
決済手段の中からのみ選択され、利用者の知らない決済
手段は行われず、安心して信頼性の高い取引利用が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 決済カード処理システムを示す概略構成図。
【図2】 設定データ入力装置の使用状態を示す外観斜
視図。
【図3】 設定データ入力装置の制御回路ブロック図。
【図4】 設定データ入力装置の設定画面の一例を示す
表示図。
【図5】 設定データ入力装置の設定処理動作を示すフ
ローチャート。
【図6】 決済カードの制御回路ブロック図。
【図7】 決済カードのデータテーブルの一例を示す図
表。
【図8】 非接触自動改札機を示す平面図および側面
図。
【図9】 非接触自動改札機の制御回路ブロック図。
【図10】 決済カードのデータテーブルの他の例を示
す図表。
【図11】 非接触自動改札機での決済処理動作の一例
を示すフローチャート。
【図12】 非接触自動改札機の表示器の電子財布減額
処理例を示す表示図。
【図13】 非接触自動改札機の表示器の銀行引落し処
理例を示す表示図。
【図14】 非接触自動改札機の表示器のクレジット処
理例を示す表示図。
【図15】 非接触自動改札機の表示器のキャッシング
処理例を示す表示図。
【図16】 非接触カードでの決済処理動作の他の例を
示すフローチャート。
【図17】 非接触カードでの決済処理動作の他の例を
示すフローチャート。
【図18】 決済カードのデータテーブルの他の例を示
す図表。
【図19】 定期券発行機の発行処理動作を示すフロー
チャート。
【図20】 図19に続くフローチャート。
【図21】 定期券発行機の表示器の表示画面の一例を
示す表示図。
【図22】 決済カードのデータテーブルの他の例を示
す図表。
【図23】 非接触カードでの決済処理動作の他の例を
示すフローチャート。
【図24】 非接触カードでの決済処理動作の他の例を
示すフローチャート。
【図25】 決済カードのデータテーブルの他の例を示
す図表。
【図26】 非接触カードでの決済処理動作の他の例を
示すフローチャート。
【図27】 図26に続くフローチャート。
【符号の説明】
11…決済カード処理システム 12…設定データ入力装置 13…カード決済装置 14…決済カード 16…金融機関 21…表示器 22…入力操作キー 31…制御部 62…記憶部 81…非接触自動改札機 84…非接触R/W部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 R G07B 1/00 G07B 1/00 Z 15/00 15/00 G G07F 7/08 G07G 1/12 321P G07G 1/12 321 G07F 7/08 Z Fターム(参考) 2C005 MA33 MA40 MB02 MB08 MB10 NA08 NA09 SA04 SA12 SA30 TA22 3E040 AA03 AA07 AA10 BA01 BA07 BA12 EA10 3E042 AA01 CC02 CC03 CC10 EA00 3E044 AA02 AA09 BA04 CA05 CA06 CB10 DE10 5B058 CA01 KA02 KA04 KA08 YA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】決済利用される媒体の記録情報を読取って
    該媒体に応じた決済手段を選択する媒体処理装置であっ
    て、前記決済利用される媒体を受付けたとき、該媒体の
    記録情報に基づいて複数種類の決済手段の中から特定の
    決済手段を抽出するか否かを定める選択手段を備えた媒
    体処理装置。
  2. 【請求項2】決済利用される媒体の記録情報を読取って
    該媒体に応じた決済手段を自動的に選択する媒体処理装
    置であって、前記決済利用される媒体を受付けたとき、
    該媒体の記録情報に基づいて複数種類の決済手段の中か
    ら特定の決済手段を抽出するか否かを定める選択手段を
    備えた媒体処理装置。
  3. 【請求項3】決済利用される媒体の記録情報を読取って
    該媒体に応じた決済手段を選択する媒体処理装置であっ
    て、前記決済利用される媒体を受付けたとき、該媒体の
    記録情報に基づいて複数種類の決済手段の中から特定の
    決済手段を抽出するための優先順位を決める決済順序決
    定手段を備えた媒体処理装置。
  4. 【請求項4】決済利用される媒体を受付けたとき、特定
    の決済手段では不足金額が生じる場合に、他の複数種類
    の決済手段の中から不足金額分を決済処理する決済手段
    を抽出する抽出手段を備えた請求項1または2記載の媒
    体処理装置。
  5. 【請求項5】決済利用される媒体を受付けたとき、特定
    の決済手段では不足金額が生じる場合に、他の決済可能
    な複数種類の決済手段から優先順位を設定し、この優先
    順位にしたがって不足金額分を決済処理する不足金額処
    理手段を備えた請求項1または2記載の媒体処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5記載の媒体
    処理装置で決済利用される決済情報を記録した媒体であ
    って、複数種類の決済手段の中から特定の決済手段を抽
    出するか否かを決める選択情報を記憶する記憶手段を備
    えた媒体。
  7. 【請求項7】請求項6記載の媒体の記録情報を所望の決
    済条件に設定する設定装置であって、前記媒体を用いて
    決済するときの特定の決済手段を抽出するか否かを決め
    る選択情報を前記媒体に記録設定する設定手段を備えた
    設定装置。
  8. 【請求項8】決済利用される媒体と、該媒体の記録情報
    を読取って該媒体に応じた決済手段を選択する媒体処理
    装置とを備えて構築される媒体処理システムであって、
    前記決済利用される媒体を前記媒体処理装置が受付けた
    とき、該媒体の記録情報に基づいて複数種類の決済手段
    の中から特定の決済手段を抽出するか否かを決定するこ
    とを特徴とする媒体処理システム。
  9. 【請求項9】決済利用される媒体の記録情報を読取って
    該媒体に応じた決済手段を選択する媒体処理方法であっ
    て、前記決済利用される媒体を受付けたとき、該媒体の
    記録情報に基づいて複数種類の決済手段の中から特定の
    決済手段を抽出するか否かを決定するステップを備えた
    ことを特徴とする媒体処理方法。
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