JP7321858B2 - 利用者通行許可システム、自動改札システム、自動改札装置、および利用者通行許可方法 - Google Patents
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一方、顔照合機能付き自動改札装置が知られている。これは、利用者の顔データを予め登録した無線カードからなる定期券を顔照合機能付き自動改札装置で判別することによって出改札するもので、上記定期券から読み出した顔照合データと、自動改札装置に備えたカメラから取得した利用者の顔データとを照合し、本人確認したことを条件に通行を許可するものである。
この発明の実施形態の課題は、利用者にとってより簡便な認証機能を用いて改札処理を実行することが可能な利用者通行許可システム、自動改札システム、自動改札装置、利用者通行許可方法を提供することにある。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の寸法、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、実施形態に係る自動改札システムの全体構成を概略的に示す構成図、図2は、前記自動改札システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、利用者通行許可システムの一例である自動改札システムは、駅の改札口に設置された複数、例えば、2つの自動改札装置(通行制御手段)10A、10Bと、例えば、駅務室に設置され自動改札装置10A、10Bに通信回線(LAN)を介して接続された第1管理サーバーF1と、例えば、管理室に設置され第1管理サーバーF1に通信回線(LAN)を介して接続された第2管理サーバーF2と、を備えている。第2管理サーバーF2は、例えば、運賃決済を行う決済会社に設置された外部装置(第3管理サーバー)F3に通信回線を介して接続されている。
図1に示すように、自動改札装置10Aは、第1改札通路P1を挟んで互いに対向して配置された一対の仕切り壁(本体)12a、12bと、仕切り壁12a、12bに回動自在に支持され第1改札通路P1を開閉するフラップ(ゲート)14と、フラップ14の開閉を制御するフラップ制御装置16と、を有している。一対の仕切り壁12a、12bの場外側の端部の間、および場内側の端部の間に、第2改札通路P2の入出口がそれぞれ形成されている。
また、自動改札装置10Aは、利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段として認証情報検知装置を備えている。一例では、情報検知装置は、生体情報として、入場者の顔画像を撮像する入場用のカメラ(撮像手段)18a、および退場者の顔画像を撮像する退場用のカメラ(撮像手段)18bを有している。更に、自動改札装置10Aは、カメラ18aで撮像した顔画像および入場の可否を示すアイコン等を表示する入場用のモニタ20a、および、カメラ18bで撮像した顔画像および退場の可否を示すアイコン等を表示する退場用のモニタ20bを備えている。
なお、カメラ18a、18bは、仕切り壁12a、12b上に限らず、利用者の顔を撮像可能な任意の位置に設置可能である。
入場用のコードリーダー30aは、仕切り壁24aの場外側の端部に設置されている。コードリーダー30aは、仕切り壁24aの上面に開口する読み取り窓と、この読み取り窓を覆うタッチ可能なカバーパネルと、読み取り窓およびカバーパネルを通してQRコードを読み取るリーダーと、を有している。
退場用のコードリーダー30bは、仕切り壁24bの場内側の端部に設置されている。コードリーダー30bは、仕切り壁24bの上面に開口する読み取り窓と、この読み取り窓を覆うタッチ可能なカバーパネルと、読み取り窓およびカバーパネルを通してQRコードを読み取るリーダーと、を有している。
情報登録機50は、利用者の顔画像を撮像するカメラを有している。自動改札装置10Aを利用する利用者は、事前に、情報登録機50により顔画像(顔写真)を取り、この顔画像と共に対応する利用者情報(利用者IDあるいは登録者IDと称する)を情報登録機50に登録することができる。また、利用者は、運賃を決済するためのクレジットカードを契約している場合、クレジットカードのクレジット情報を情報登録機50により登録する。更に、利用者が定期券を所有している場合、上記顔画像と共に、定期券情報(定期区間、有効期間)(通行許可情報)を情報登録機50により登録することができる。登録された利用者ID、顔画像、クレジット情報、定期券情報は、第1管理サーバーF1から第2管理サーバーF2に送られ、第2管理サーバーF2のデータベースDB1に登録される。なお、登録される顔画像は、顔画像全体でも良いし、あるいは、顔画像の特定情報(特徴量)としてもよい。第1管理サーバーF1にある顔画像データ等は、夜などの回線が込んでいない時間帯に第2管理サーバーに送るようにしてもよい。
なお、顔画像の登録、QRコードの発行、登録は、例えば、ネット回線を介して顔写真、利用者情報、クレジット情報等を情報登録機50へ送信することにより行うことも可能である。また、顔画像(顔写真)は、一人につき、2枚あるいは3枚まで登録可能である。
第2管理サーバーF2は、通信回線(例えば、LAN)を介して第1管理サーバーF1に接続され、第1管理サーバーF1との間でデータの送信、受信を行う。第2管理サーバーF2は、電源(無停電電源装置)PW2を備えている。本実施形態では、管理室に情報登録機52が設置され、第2管理サーバーF2にデータ通信可能に接続されている。利用者は、例えば、ネット回線を介して、顔写真、利用者情報、クレジット情報、定期券情報を情報登録機52へ送信することにより、これらの情報を情報登録機52に事前登録することができ、あるいは、QRコードの発行および登録を行うことができる。登録された顔画像、利用者情報、クレジット情報、定期券情報、QRコードは、第2管理サーバーF2のデータベースDB1に登録される。
(自動改札装置10Aを利用する改札処理動作)
図4A、図4Bは、自動改札装置10Aを通行する際の自動改札システムの改札処理動作を示すフローチャートである。
図示のように、例えば、自動改札装置10Aの場外側の入出口に向かって来る利用者(入場者)の顔をカメラ18aにより撮像し、利用者の顔画像を取得する(S1)。この際、カメラ18aは、図3に示すように、撮像範囲に映っている複数人の顔をそれぞれ囲む焦点枠AF1~AF4を設定し、これらの焦点枠のうち、最も顔が大きく映っている焦点枠AF1を選択し、選択した焦点枠AF1内の顔をベストショットとして撮像する。
なお、自動改札装置10Aの退場側の入出口に向かって来る利用者(退場者)については、カメラ18bにより利用者の顔を撮像し、利用者の顔画像を取得する。
なお、利用者IDとクレジット情報の検索や、登録されている利用者IDであるか否かの判定は、第2管理サーバーF2で行ってもよい。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Aのフラップ制御装置16にフラップ開放信号を送信する(S18)。これに応じて、フラップ制御装置16はフラップ14を開放し、利用者の通行を可能とする。また、第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aのモニタ20aに、取得した顔画像、および通行許可を示すアイコン、例えば、○を表示する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Aのフラップ制御装置16にフラップ開放信号を送信し(S25)、これに応じて、フラップ制御装置16はフラップ14を開放し、利用者の通行を可能とする。また、第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aのモニタ20bに、取得した顔画像、および通行許可を示すアイコン、例えば、○を表示する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Aのフラップ制御装置16にフラップ開放信号を送信し(S32)、これに応じて、フラップ制御装置16はフラップ14を開放し、利用者の通行を可能とする。また、第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aのモニタ20bに、取得した顔画像、および通行許可を示すアイコン、例えば、○を表示する。
このように、自動改札システムは、定期券情報を登録している利用者に対して、定期券情報に基づいて自動改札装置の通行を管理するとともに、定期区間、有効期限から外れている場合には、クレジット情報に基づいて、運賃決済が可能か否かを照合の上、自動改札装置の通行を管理する。
処理工程S19において、退場時であると判定された場合、第2管理サーバーF2および第3管理サーバーF3は、前述した処理工程S26~S32あるいは前述した処理工程S19~S21を実行し、クレジット情報に応じて利用者の通行許可、通行不可を管理する。
このように、自動改札システムにおいて、自動改札装置10Aは、利用者の顔認証に基づいて、入場、退場、および運賃決済を管理する顔認証自動改札装置を構成している。
次に、自動改札装置10Bを通行する際の自動改札システムの改札処理動作について説明する。図5は、自動改札装置10Bを通行する際の自動改札システムの改札処理動作を示すフローチャートである。
図示のように、自動改札装置10Bの入場側あるいは退場側のコードリーダー30a、30bに利用者のQRコードが翳されると、コードリーダー30a、30bは、QRコードを読み取り、読み取ったQRコードを第1管理サーバーF1に送信する(S1)。第1管理サーバーF1は、受信したQRコードから特定データ(登録者ID、定期券情報、クレジット情報)を抽出し(S2)、抽出した特定データに読み取り時刻を付与したデータを第2管理サーバーF2に送信する(S3)。第2管理サーバーF2は、受信したデータとデータベースDB1に事前登録されているQRコードデータとを比較照合する(S4)。
すなわち、第2管理サーバーF2は、登録者IDに対応する定期券情報がデータベースDB1に登録されているか否か検索し(S6)、登録されている場合は定期券情報(定期区間、有効期限)を読み出す(S7)。続いて、第2管理サーバーF2は、入場時であるか退場時であるかを判定する(S8)。入場時である場合、第2管理サーバーF2は、入場駅が定期区間内であるか否か判定し(S9)、定期区間内である場合は、入場時が有効期間内であるか否かを判定する(S10)。有効期間内である場合、第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S11)。なお、第2管理サーバーF2は、入場情報として、登録者ID、入場駅、入場時刻をデータベースDB1に記録する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Bのフラップ制御装置28にフラップ開放信号を送信する(S18)。これに応じて、フラップ制御装置28はフラップ26を開放し、利用者の通行を可能とする。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Bのフラップ制御装置28にフラップ開放信号を送信し(S25)、これに応じて、フラップ制御装置16はフラップ14を開放し、利用者の通行を可能とする。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Bのフラップ制御装置28にフラップ開放信号を送信し(S32)、これに応じて、フラップ制御装置28はフラップ26を開放し、利用者の通行を可能とする。
このように、自動改札システムは、定期券情報を登録している利用者に対して、定期券情報に基づいて自動改札装置の通行を管理するとともに、定期区間、有効期限から外れている場合には、クレジット情報に基づいて、運賃決済が可能か否かを照合の上、自動改札装置の通行を管理する。
処理工程S19において、退場時であると判定された場合、第2管理サーバーF2および第3管理サーバーF3は、前述した処理工程S26~S32あるいは前述した処理工程S19~S21を実行し、クレジット情報に応じて利用者の通行許可、通行不可を管理する。
図6は、入退場判定動作を示すフローチャートである。図示のように、入退場判定において、第2管理サーバーF2は、入場時、登録者IDに紐づいた前回の入退場情報をデータベースDB1に問い合わせ(S1)、入場状態であるか退場状態であるかを判定する(S2)。前回の入退場情報が退場状態である場合、第2管理サーバーF2は、通行許可コード、登録者ID、入場駅情報、入場日時情報をデータベースDB1に登録する(S3)。また、第2管理サーバーF2は、通行許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信し(S4)、これに応じて、第1管理サーバーF1はフラップ開放信号を自動改札装置10Aあるいは10Bに送信する(S5)。
以上のように、自動改札システムは、入退場判定において、前回の状態と今回処理とから以下の判定を行う。
(初回)退場→入場:判定OK
入場→退場:判定OK
入場→入場:判定NG
(初回)退場→退場:判定NG
以上のように、自動改札システムは、時間有効判定において、以下のように判定する。
(1)入場、退場が同一日であれば判定OK
入場、退場が違う日であれば判定NG
(2)入場から退場までの時間が設定時間を越えている場合は判定NG
以上のことから、本実施形態によれば、利用者にとってより簡便な認証機能を用いて改札処理を実行することが可能な自動改札システムが得られる。
自動改札システムは、同駅の他の改札口に設置された自動改札装置10A、10Bと、これらの自動改札装置10A、10Bに通信回線を介して接続された他の第1管理サーバーF1と、を備えていてもよい。他の第1管理サーバーF1は、上述した第2管理サーバーに通信回線を介して接続される。すなわち、自動改札システムにおける各機器の台数比は、自動改札装置数≧第1管理サーバー数≧第2管理サーバー数としてもよい。
以下に、本出願の当初の請求の範囲に記載の発明を付記する。
(1) 複数の利用者の認証情報と利用者の通行許可情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
利用者の通行の可否を制限する通行制御手段と、
前記通行制御手段を通行する利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段で取得する生体情報と前記記憶手段に記憶される前記認証情報および前記通行許可情報とに基づいて当該利用者が通行可能か否かを判断し、通行可能と判断した場合に通行許可信号を前記通行制御手段に出力する制御手段と、
を備える利用者通行許可システム。
(2)複数の利用者の認証情報と利用者の通行許可情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
利用者の通行の可否を制限する通行制御手段と、
前記通行制御手段を通行する利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段で取得する生体情報と、前記記憶手段に記憶される前記認証情報とを照合し、照合結果に基づいて導出する認証情報に対応して記憶される通行許可情報に基づいて当該利用者が通行可能か否かを判断し、通行可能と判断した場合に通行許可信号を前記通行制御手段に出力する制御手段と、
を備える利用者通行許可システム。
(3)前記記憶手段には、利用者のクレジット情報がさらに記憶され、
前記制御手段は、前記通行許可情報では通行可能でないと判断したとき、前記記憶手段に記憶されたクレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可信号を前記通行制御手段に出力する、(1)又は(2)に記載の利用者通行許可システム。
(4)複数の利用者の認証情報と利用者のクレジット情報とを対応付けて予め記憶する記憶手段と、
利用者の通行の可否を制限する通行制御手段と、
前記通行制御手段を通行する利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段で取得した生体情報の特定情報と前記記憶手段に記憶されている認証情報とを照合し、照合結果に基づいて導出された認証情報と対応して記憶されているクレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可信号を前記通行制御手段に出力する制御手段と、
を備える利用者通行許可システム。
(5)複数の利用者の顔の特定情報と利用者の定期券情報とを対応付けて予め記憶する記憶装置と、
利用者の通行の可否を制限する自動改札装置と、
前記自動改札装置を通行する利用者の顔画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像された顔画像の特定情報が、前記記憶装置に記憶されている顔の特定情報に類似するものが存在するかを照合し、類似している特定情報が存在するとき、その特定情報と対応して記憶されている定期券情報に基づいて当該利用者が入場又は退場可能か否かを判断し、入場又は退場が可能なときに通行許可信号を前記自動改札装置に出力する制御手段と、
を備える自動改札システム。
(6)前記記憶装置に、更に、利用者のクレジット情報が予め記憶され、
前記制御手段は、前記定期券情報では通行可能でないと判断したとき、前記記憶装置に記憶されたクレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可信号を前記自動改札装置に出力する、(5)に記載の自動改札システム。
(7)前記撮像手段により撮像された顔画像から特定情報を抽出するとともに、前記特定情報の照合結果に応じて前記自動改札装置を制御する第1管理サーバーと、
前記制御手段および前記記憶装置を含み、前記第1管理サーバーから前記特定情報を受信し前記特定情報と前記記憶装置に記憶された特定情報とを照合し、照合結果を前記第1管理サーバーに送る第2管理サーバーと、を更に備え、
前記第2管理サーバーは、前記外部装置から決済可能あるいは決済不可の照合結果を受信し、前記第1管理サーバーに送信する、(6)に記載の自動改札システム。
(8)前記第2管理サーバーは、利用者の入場時および退場時、前記記憶装置に定期券情報が記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合、入場あるいは退場が前記定期券情報の範囲内であるか否かを判定し、範囲内である場合は、通行許可の判定結果を前記第1管理サーバーに送信する(7)に記載の自動改札システム。
(9)前記第2管理サーバーは、前記定期券情報の範囲外であると判定した場合、前記クレジット情報に基づいて当該利用者が決済可能か否かを前記外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可の判定結果を前記第1管理サーバーに送信する(8)に記載の自動改札システム。
(10)自動改札装置を有する自動改札システムの管理サーバーであって、
前記自動改札装置を通行する利用者の生体情報から特定情報を抽出し、前記特定情報と利用者の認証情報との照合結果に応じて、前記自動改札装置の通行の可否を制御する管理サーバー。
(11)自動改札装置を有する自動改札システムの管理サーバーであって、
複数の利用者の生体情報と利用者の定期券情報およびクレジット情報とを対応付けて記憶する記憶装置と、
前記自動改札装置を通行する利用者の生体情報の特定情報と前記記憶装置に記憶されている生体情報の特定情報とを照合し、照合結果に基づいて導出された生体情報と対応して記憶されている前記クレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可信号を出力する制御装置と、
を備える管理サーバー。
(12)改札通路に沿って設置される本体と、
前記本体に設けられ前記改札通路を開閉するフラップと、
前記改札通路を通行する利用者の生体情報を検知する情報検知装置と、を備え、
前記検知された生体情報と予め登録された利用者の生体情報との照合結果に応じて前記フラップを制御する自動改札装置。
(13)複数の利用者の認証情報と利用者の通行許可情報とを対応付けて予め記憶手段に記憶し、
利用者の通行の可否を制限する通行制御手段を通行する利用者の生体情報を体情報取得手段で取得し、
前記取得した生体情報の特定情報と前記記憶されている認証情報とを照合し、
照合結果に基づいて導出された認証情報に対応して記憶されている通行許可情報に基づいて当該利用者が通行可能か否かを判断し、
通行可能と判断したときに通行許可信号を前記通行制御手段に出力する、
利用者通行許可方法。
(14)利用者のクレジット情報を更に前記記憶手段に予め記憶し、
前記通行許可情報が通行可能でないと判断したとき、前記記憶手段に記憶されたクレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、
前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可信号を前記通行制御手段に出力する、(13)に記載の利用者通行許可方法。
(15)利用者通行許可システムのコンピュータが実行するプログラムであって、
前記コンピュータに、 複数の利用者の認証情報と利用者の通行許可情報とを対応付けて予め記憶手段に記憶するステップと、
利用者の通行の可否を制限する通行制御手段を通行する利用者の生体情報を体情報取得手段で取得するステップと、
前記取得した生体情報の特定情報と前記記憶されている認証情報とを照合するステップと、
照合結果に基づいて導出された認証情報に対応して記憶されている通行許可情報に基づいて当該利用者が通行可能か否かを判断するステップと、
通行可能と判断したときに通行許可信号を前記通行制御手段に出力するステップと、
を実行させるプログラム。
12a、12b、24a、24b…仕切り壁(ゲートベース)、14、26…フラップ、
16、28…フラップ制御装置(ゲート制御装置)、18a、18b…カメラ、
20a、20b…モニタ、30a、30b…コードリーダー、
23a、23b、34a、34b…警報器、F1…第1管理サーバー、
F2…第2管理サーバー、F3…第3管理サーバー、DB1、DB2…データベース、
50、52…情報登録機
Claims (3)
- 複数の利用者の顔画像の特定情報あるいは複数の利用者が提示する符号化コードと利用者の定期券情報およびクレジット情報とを対応付けて記憶する記憶装置と、
利用者の通行の可否を制限する自動改札装置と、
前記自動改札装置を通行する利用者の顔画像を撮像する撮像装置と前記自動改札装置を通行する利用者が提示する符号化コードを読み取るコードリーダーとを含む認証情報検知装置と、
前記撮像装置で取得した顔画像の特定情報が前記記憶装置に記憶された前記顔画像の特定情報に類似するものが存在するかを照合し、類似している特定情報が存在するとき、その特定情報と対応して記憶されている定期券情報に基づいて当該利用者が前記自動改札装置を通って入場又は退場可能か否かを判断し、あるいは、前記コードリーダーで読取った符号化コードが前記記憶装置に記憶された符号化コードと一致するものが存在するかを照合し、一致する符号化コードが存在するとき、その符号化コードと対応して記憶されている定期券情報に基づいて当該利用者が前記自動改札装置を通って入場又は退場可能か否かを判断し、前記利用者が入場か退場かを判断し、前記利用者の前回の入退場状態と比較することで入場可能あるいは退場可能と判断したとき、通行許可信号を前記自動改札装置に出力し、
前記定期券情報では入場又は退場可能でないと判断したとき、前記記憶装置に記憶されたクレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、前記利用者が入場か退場かを判断し、前記利用者の前回の入退場状態と比較することで入場可能あるいは退場可能と判断したとき、通行許可信号を前記自動改札装置に出力する管理サーバーと、
を備える自動改札システム。 - 前記管理サーバーは、利用者の入場時、前記利用者の登録者ID、入場場所、入場日時を含む入場情報を前記記憶装置に記憶し、前記利用者の退場時、前記記憶された入場日時と退場時の日時との時間差を算出し、算出した時間差が所定の設定時間よりも長いか否かを判定し、前記設定時間よりも短い場合は、通行許可信号を前記自動改札装置に出力する、請求項1に記載の自動改札システム。
- 前記管理サーバーは、
前記撮像装置により撮像された顔画像から特定情報を抽出するとともに、前記特定情報の照合結果に応じて前記自動改札装置を制御する第1管理サーバーと、
前記記憶装置を含み、前記第1管理サーバーから前記特定情報を受信し前記特定情報と前記記憶装置に記憶された特定情報とを照合し、照合結果を前記第1管理サーバーに送る第2管理サーバーと、を含み、
前記第2管理サーバーは、前記外部装置から決済可能あるいは決済不可の照合結果を受信し、前記第1管理サーバーに送信する、
請求項1に記載の自動改札システム。
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