JP2021047672A - 利用者通行許可システム、自動改札システム、自動改札装置、および利用者通行許可方法 - Google Patents

利用者通行許可システム、自動改札システム、自動改札装置、および利用者通行許可方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者にとってより簡便な認証機能を用いて改札処理を実行することが可能な利用者通行許可システム、自動改札システム、および利用者通行許可方法を提供する【解決手段】実施形態によれば、複数の利用者の認証情報と利用者の通行許可情報とを対応付けて予め記憶する記憶装置DB1と、利用者の通行の可否を制限する自動改札装置10Aと、自動改札装置を通行する利用者の生体情報を取得する生体情報取得装置18aと、生体情報取得装置で取得した生体情報の特定情報と記憶装置に記憶されている認証情報とを照合し、照合結果に基づいて導出された認証情報に対応して記憶されている通行許可情報に基づいて当該利用者が通行可能か否かを判断し、通行可能なときに通行許可信号を自動改札装置に出力する制御装置F2と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、利用者通行許可システム、自動改札システム、自動改札装置、および、利用者通行許可方法に関する。
近年、鉄道会社の各駅には自動改札装置が設置されている。利用者は、改札時、裏面に磁気書き込みされている切符又は定期券を、改札口に設置された自動改札装置に投入するか、若しくは非接触型ICカード式定期券を自動改札装置の受信アンテナ部にかざして改札口を通行(入場)して鉄道を利用することができる。また、利用者は、出札時、切符又は定期券を出札口に設置された自動改札装置に投入するか、若しくは非接触型ICカード式定期券を自動改札装置の受信アンテナ部にかざして出札口を通行(退場)することができる。
一方、顔照合機能付き自動改札装置が知られている。これは、利用者の顔データを予め登録した無線カードからなる定期券を顔照合機能付き自動改札装置で判別することによって出改札するもので、上記定期券から読み出した顔照合データと、自動改札装置に備えたカメラから取得した利用者の顔データとを照合し、本人確認したことを条件に通行を許可するものである。
特開2002−279455号公報 特開2005−135059号公報 特開2004−348671号公報 特開2006−338479号公報 特開2007−148987号公報
しかしながら、上記の顔照合機能付き自動改札装置は、利用者の顔データを予め登録した無線カードからなる定期券の所有者を対象としており、上述した切符を使用する利用者には適用できないという問題がある。
この発明の実施形態の課題は、利用者にとってより簡便な認証機能を用いて改札処理を実行することが可能な利用者通行許可システム、自動改札システム、自動改札装置、利用者通行許可方法を提供することにある。
実施形態によれば、利用者通行許可システムは、複数の利用者の認証情報と利用者の通行許可情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、利用者の通行の可否を制限する通行制御手段と、前記通行制御手段を通行する利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記生体情報取得手段で取得する生体情報と前記記憶手段に記憶される前記認証情報および前記通行許可情報とに基づいて当該利用者が通行可能か否かを判断し、通行可能と判断した場合に通行許可信号を前記通行制御手段に出力する制御手段と、を備えている。
図1は、実施形態に係る自動改札システムの全体構成を概略的に示す構成図。 図2は、前記自動改札システムの全体構成を概略的に示すブロック図。 図3は、前記自動改札システムにおける認証検知装置(カメラ)による撮像状態を模式的に示す図。 図4Aは、顔認証による前記自動改札システムの改札処理動作を示すフローチャート。 図4Bは、顔認証による前記自動改札システムの改札処理動作を示すフローチャート。 図5Aは、符号化コード(QRコード(登録商標))認証による前記自動改札システムの改札処理動作を示すフローチャート。 図5Bは、符号化コード(QRコード)認証による前記自動改札システムの改札処理動作を示すフローチャート。 図6は、前記自動改札システムにおける入退場状態判定動作を示すフローチャート。 図7は、前記自動改札システムにおける時間有効判定動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施形態について、詳細に説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の寸法、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る自動改札システムの全体構成を概略的に示す構成図、図2は、前記自動改札システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、利用者通行許可システムの一例である自動改札システムは、駅の改札口に設置された複数、例えば、2つの自動改札装置(通行制御手段)10A、10Bと、例えば、駅務室に設置され自動改札装置10A、10Bに通信回線(LAN)を介して接続された第1管理サーバーF1と、例えば、管理室に設置され第1管理サーバーF1に通信回線(LAN)を介して接続された第2管理サーバーF2と、を備えている。第2管理サーバーF2は、例えば、運賃決済を行う決済会社に設置された外部装置(第3管理サーバー)F3に通信回線を介して接続されている。
自動改札装置50Aは、改札口の第1改札通路(第1レーン)P1に沿って設置され、自動改札装置50Bは、第2改札通路(第2レーン)P2に沿って設置されている。
図1に示すように、自動改札装置10Aは、第1改札通路P1を挟んで互いに対向して配置された一対の仕切り壁(本体)12a、12bと、仕切り壁12a、12bに回動自在に支持され第1改札通路P1を開閉するフラップ(ゲート)14と、フラップ14の開閉を制御するフラップ制御装置16と、を有している。一対の仕切り壁12a、12bの場外側の端部の間、および場内側の端部の間に、第2改札通路P2の入出口がそれぞれ形成されている。
また、自動改札装置10Aは、利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段として認証情報検知装置を備えている。一例では、情報検知装置は、生体情報として、入場者の顔画像を撮像する入場用のカメラ(撮像手段)18a、および退場者の顔画像を撮像する退場用のカメラ(撮像手段)18bを有している。更に、自動改札装置10Aは、カメラ18aで撮像した顔画像および入場の可否を示すアイコン等を表示する入場用のモニタ20a、および、カメラ18bで撮像した顔画像および退場の可否を示すアイコン等を表示する退場用のモニタ20bを備えている。
カメラ18aは、一方の仕切り壁12aの場内側の端部に支持台17aを介して設置され、自動改札装置10Aの場外側の入出口に向けられている。入場用のモニタ20aは、仕切り壁12aの場内側の端部に設置され、入場者に向けて配置されている。カメラ18bは、他方の仕切り壁12bの場外側の端部に支持台17bを介して設置され、自動改札装置10Aの場内側の入出口に向けられている。退場用のモニタ20bは、仕切り壁12bの場外側の端部に設置され、退場者に向けて配置されている。
なお、カメラ18a、18bは、仕切り壁12a、12b上に限らず、利用者の顔を撮像可能な任意の位置に設置可能である。
更に、自動改札装置10Aは、仕切り壁12a、12bの入場側端および退場側端にそれぞれ設けられた複数の表示パネル22a、22bと、仕切り壁12a、12b上に設けられた警報器23a、23bと、を有している。表示パネル22a、22bは、自動改札装置10Aの通行可能状態を示す青色表示、通行不可状態を示す赤色表示、あるいは、入出口位置を示す矢印表示等を表示する。警報器23a、23bは、例えば、警報ランプあるいは警報音発生器を有し、利用者が入場不可あるいは退場不可となった場合に点灯あるいは警報音を発生する。
他方の自動改札装置10Bは、第2改札通路P2を挟んで互いに対向して配置された一対の仕切り壁(本体)24a、24bと、仕切り壁24a、24bに回動自在に支持され第2改札通路P2を開閉するフラップ(ゲート)26と、フラップ26の開閉を制御するフラップ制御装置28と、を有している。一対の仕切り壁24a、24bの場外側の端部の間、および場内側の端部の間、第2改札通路P2の入出口がそれぞれ形成されている。また、自動改札装置10Bは、認証情報検知装置として、利用者が提示する符号化コード(一例では、QRコード(登録商標))を読み取るコードリーダー30a、30bを備えている。
入場用のコードリーダー30aは、仕切り壁24aの場外側の端部に設置されている。コードリーダー30aは、仕切り壁24aの上面に開口する読み取り窓と、この読み取り窓を覆うタッチ可能なカバーパネルと、読み取り窓およびカバーパネルを通してQRコードを読み取るリーダーと、を有している。
退場用のコードリーダー30bは、仕切り壁24bの場内側の端部に設置されている。コードリーダー30bは、仕切り壁24bの上面に開口する読み取り窓と、この読み取り窓を覆うタッチ可能なカバーパネルと、読み取り窓およびカバーパネルを通してQRコードを読み取るリーダーと、を有している。
自動改札装置10Bは、仕切り壁24a、24bの場外側端および場内側端にそれぞれ設けられた複数の表示パネル32a,32bと、仕切り壁24a、24b上に設けられた警報器34a、34bと、を有している。表示パネル32a、32bは、自動改札装置10Bの通行可能状態を示す青色表示、通行不可状態を示す赤色表示、あるいは、入出口の位置を示す矢印表示等を表示する。警報器34a、34bは、例えば、警報ランプあるいは警報音発生器を有し、利用者が入場不可あるいは退場不可となった場合に点灯あるいは警報音を発生する。
図1および図2に示すように、駅務室に設置された第1管理サーバーF1は、種々の処理動作を実行するCPUおよびメモリを有するコンピュータで構成されている。第1管理サーバーF1は、通信回線(例えば、LAN)を介して自動改札装置10A、10Bに接続され、自動改札装置10A、10Bとの間でデータの送信、受信を行う。第1管理サーバーF1は、電源(無停電電源装置)PW1を備えている。本実施形態では、駅務室に情報登録機50が設置され、第1管理サーバーF1にデータ通信可能に接続されている。
情報登録機50は、利用者の顔画像を撮像するカメラを有している。自動改札装置10Aを利用する利用者は、事前に、情報登録機50により顔画像(顔写真)を取り、この顔画像と共に対応する利用者情報(利用者IDあるいは登録者IDと称する)を情報登録機50に登録することができる。また、利用者は、運賃を決済するためのクレジットカードを契約している場合、クレジットカードのクレジット情報を情報登録機50により登録する。更に、利用者が定期券を所有している場合、上記顔画像と共に、定期券情報(定期区間、有効期間)(通行許可情報)を情報登録機50により登録することができる。登録された利用者ID、顔画像、クレジット情報、定期券情報は、第1管理サーバーF1から第2管理サーバーF2に送られ、第2管理サーバーF2のデータベースDB1に登録される。なお、登録される顔画像は、顔画像全体でも良いし、あるいは、顔画像の特定情報(特徴量)としてもよい。第1管理サーバーF1にある顔画像データ等は、夜などの回線が込んでいない時間帯に第2管理サーバーに送るようにしてもよい。
自動改札装置10Bを利用する利用者は、事前に、情報登録機50に利用者情報(利用者IDあるいは登録者ID)を登録すると、情報登録機50から利用者IDに対応するQRコードが利用者に発行されるとともに、情報登録機50に登録される。QRコードの発行は、QRコードが付されたカードを発行する、あるいは、QRコードを利用者のスマートフォン等の携帯端末に登録することにより行う。また、利用者がクレジットカードのクレジット情報、および定期券情報を情報登録機50に登録した場合、利用者情報、クレジット情報、定期券情報を含むQRコードが発行および登録される。登録された利用者情報、QRコードは、第1管理サーバーF1から第2管理サーバーF2に送られ、第2管理サーバーF2のデータベースDB1に登録される。
なお、顔画像の登録、QRコードの発行、登録は、例えば、ネット回線を介して顔写真、利用者情報、クレジット情報等を情報登録機50へ送信することにより行うことも可能である。また、顔画像(顔写真)は、一人につき、2枚あるいは3枚まで登録可能である。
管理室に設置された第2管理サーバーF2は、種々の処理動作を実行するCPU54aおよびメモリ54bを有するコンピュータ(制御手段あるいは制御装置)と、前述した複数人分の利用者ID、顔画像の特定情報、クレジット情報、定期券情報が登録されている記憶装置(データベース)DB1と、を備えている。CPU54aは、自動改札システム内の各コンポーネントの動作を制御するためのプロセッサである。CPU54aは、単一のプロセッサであってもよいし、複数のプロセッサで構成されていてもよい。CPU54aは、メモリ54bからロードされる様々なプログラムを実行する。本実施形態において、CPU54aによって実行されるプログラムには、後述する改札処理プログラムが含まれる。この改札処理プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納して頒布されてもよいし、ネットワークを通じて第2管理サーバーF2にダウンロードされてもよい。
第2管理サーバーF2は、通信回線(例えば、LAN)を介して第1管理サーバーF1に接続され、第1管理サーバーF1との間でデータの送信、受信を行う。第2管理サーバーF2は、電源(無停電電源装置)PW2を備えている。本実施形態では、管理室に情報登録機52が設置され、第2管理サーバーF2にデータ通信可能に接続されている。利用者は、例えば、ネット回線を介して、顔写真、利用者情報、クレジット情報、定期券情報を情報登録機52へ送信することにより、これらの情報を情報登録機52に事前登録することができ、あるいは、QRコードの発行および登録を行うことができる。登録された顔画像、利用者情報、クレジット情報、定期券情報、QRコードは、第2管理サーバーF2のデータベースDB1に登録される。
決済会社に設置された外部装置としての第3管理サーバーF3は、種々の処理動作を実行するCPUおよびメモリを有するコンピュータと、契約者の利用者IDおよび対応するクレジット情報が登録されている記憶装置(データベース)DB2と、を備えている。第3管理サーバーF3は、通信回線(例えば、LAN)を介して第2管理サーバーF2に接続され、第2管理サーバーF2との間でデータの送信、受信を行う。第3管理サーバーF3は、電源(無停電電源装置)PW2を備えている。
上記のように構成された自動改札システムの改札処理動作について説明する。
(自動改札装置10Aを利用する改札処理動作)
図4A、図4Bは、自動改札装置10Aを通行する際の自動改札システムの改札処理動作を示すフローチャートである。
図示のように、例えば、自動改札装置10Aの場外側の入出口に向かって来る利用者(入場者)の顔をカメラ18aにより撮像し、利用者の顔画像を取得する(S1)。この際、カメラ18aは、図3に示すように、撮像範囲に映っている複数人の顔をそれぞれ囲む焦点枠AF1〜AF4を設定し、これらの焦点枠のうち、最も顔が大きく映っている焦点枠AF1を選択し、選択した焦点枠AF1内の顔をベストショットとして撮像する。
なお、自動改札装置10Aの退場側の入出口に向かって来る利用者(退場者)については、カメラ18bにより利用者の顔を撮像し、利用者の顔画像を取得する。
図4Aに示すように、第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aから送られた顔画像を検出し、顔画像の特定情報(特徴量)を抽出する(S2)。第1管理サーバーF1は、抽出した特徴量に撮像時刻情報を付与した照合データを第2管理サーバーF2に送信する(S3)。第2管理サーバーF2は、受信した照合データとデータベースDB1に事前登録されている複数の顔画像とを照合し、最も類似する顔画像との類似度Sを算出する(S4)。
第2管理サーバーF2は、算出した類似度Sと類似度閾値Stと比較し(S5)、類似度S>Stの場合は事前に登録された顔画像であると判定し、類似度S<Stの場合は未登録の顔画像であると判定する。S>Stの場合、第2管理サーバーF2は、登録者IDに対応する定期券情報がデータベースDB1に登録されているか否か検索し(S6)、登録されている場合は定期券情報(定期区間、有効期限)を読み出す(S7)。続いて、第2管理サーバーF2は、入場時であるか退場時であるかを判定する(S8)。入場時である場合、第2管理サーバーF2は、入場駅が定期区間内であるか否か判定し(S9)、定期区間内である場合は、入場時が有効期間内であるか否かを判定する(S10)。有効期間内である場合、第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行許可コード(通行許可信号)、類似度S、類似度Sとなる利用者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S11)。なお、第2管理サーバーF2は、入場情報として、利用者ID、入場駅、入場時刻をデータベースDB1に記録する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Aのフラップ制御装置16にフラップ開放信号を送信する(S12)。これに応じて、フラップ制御装置16はフラップ14を開放し、利用者の通行を可能とする。また、第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aのモニタ20aに、取得した顔画像、および通行許可を示すアイコン、例えば、○を表示する。
処理工程S8、S9において、入場駅が定期区間外である場合、また、有効期間外である場合、第2管理サーバーF2は、前記登録された顔画像に対応する利用者情報(利用者ID)をデータベースDB1から読み出し、通信回線を介して第3管理サーバーF3に送信する(S13)。第3管理サーバーF3は、利用者IDを受信すると、データベースDB2に登録されている利用者IDおよびクレジット情報を検索し、登録されている利用者IDであるか否かを判定する(S14)。登録されている利用者IDである場合、第3管理サーバーF3は、対応するクレジット情報に基づき、最低運賃を決済可能な状態にあるか否かを判定する(S15)。決済可能である場合、第3管理サーバーF3は、決済可能確認を第2管理サーバーF2に返信する(S16)。
なお、利用者IDとクレジット情報の検索や、登録されている利用者IDであるか否かの判定は、第2管理サーバーF2で行ってもよい。
決済可能確認を受信した第2管理サーバーF2は、通行許可コード、類似度S、類似度Sとなる利用者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S17)。また、第2管理サーバーF2は、入場情報として、利用者ID、入場駅、入場時刻をデータベースDB1に記録する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Aのフラップ制御装置16にフラップ開放信号を送信する(S18)。これに応じて、フラップ制御装置16はフラップ14を開放し、利用者の通行を可能とする。また、第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aのモニタ20aに、取得した顔画像、および通行許可を示すアイコン、例えば、○を表示する。
図4A、4Bに示すように、処理工程S14、S15において、クレジット情報が登録されていない場合、また、最低運賃の決済が不能であると判定された場合、第3管理サーバーF3は、決済不可を第2管理サーバーF2に返信する(S19)。これに応じて、第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行不許可コード、利用者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S20)。第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aのフラップ制御装置16にフラップ閉錠信号を送信し、また、警報器23a、23bに動作信号を送信する(S21)。これにより、フラップ制御装置16は、フラップ14を閉じて利用者の入場を不可とし、また、警報器23a、23bは点滅あるいは警報音を発生し、入場不可であることを警報する。更に、第1管理サーバーF1は、モニタ20aに利用者の顔画像および通行不可を示すアイコン、例えば、×を表示する。
また、処理工程S8において、退場時であると判定された場合、第2管理サーバーF2は、退場駅が定期区間内であるか否か判定し(S22)、定期区間内である場合は、退場時が有効期間内であるか否かを判定する(S23)。有効期間内である場合、第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行許可コード、類似度S、類似度Sとなる利用者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S24)。なお、第2管理サーバーF2は、退場情報として、利用者ID、退場駅、退場時刻をデータベースDB1に記録する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Aのフラップ制御装置16にフラップ開放信号を送信し(S25)、これに応じて、フラップ制御装置16はフラップ14を開放し、利用者の通行を可能とする。また、第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aのモニタ20bに、取得した顔画像、および通行許可を示すアイコン、例えば、○を表示する。
処理工程S22、S23において、退場駅が定期区間外である場合、また、退場時が有効期間外である場合、第2管理サーバーF2は、登録された顔画像に対応する利用者情報(利用者ID)をデータベースDB1から読み出し、通信回線を介して第3管理サーバーF3に送信する(S26)。第3管理サーバーF3は、利用者IDを受信すると、データベースDB2に登録されている利用者IDおよびクレジット情報を検索し、登録されている利用者IDであるか否かを判定する(S27)。登録されている利用者IDである場合、第3管理サーバーF3は、対応するクレジット情報に基づき、利用運賃を決済可能であるか否かを判定する(S28)。決済可能である場合、第3管理サーバーF3は、クレジット情報に基づいて利用運賃を決済する(S29)とともに、決済可能確認を第2管理サーバーF2に返信する(S30)。
決済可能確認を受信した第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行許可コード、類似度S、類似度Sとなる利用者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S31)。また、第2管理サーバーF2は、退場情報として、利用者ID、退場駅、退場時刻をデータベースDB1に記録する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Aのフラップ制御装置16にフラップ開放信号を送信し(S32)、これに応じて、フラップ制御装置16はフラップ14を開放し、利用者の通行を可能とする。また、第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aのモニタ20bに、取得した顔画像、および通行許可を示すアイコン、例えば、○を表示する。
処理工程S27、S28において、クレジット情報が登録されていない場合、また、利用運賃の決済が不能であると判定された場合、第3管理サーバーF3は、決済不可を第2管理サーバーF2に返信する(S19)。これに応じて、第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行不許可コード、利用者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S20)。第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aのフラップ制御装置16にフラップ閉錠信号を送信し、また、警報器23a、23bに動作信号を送信する(S21)。これにより、フラップ制御装置16は、フラップ14を閉じて利用者の退場を不可とし、また、警報器23a、23bは点滅あるいは警報音を発生し、退場不可であることを警報する。更に、第1管理サーバーF1は、モニタ20bに利用者の顔画像および通行不可を示すアイコン、例えば、×を表示する。
このように、自動改札システムは、定期券情報を登録している利用者に対して、定期券情報に基づいて自動改札装置の通行を管理するとともに、定期区間、有効期限から外れている場合には、クレジット情報に基づいて、運賃決済が可能か否かを照合の上、自動改札装置の通行を管理する。
処理工程S6において定期券情報が登録されていないと判定された場合、すなわち、定期券情報を登録していない利用者であると判定された場合、第2管理サーバーF2は、利用者のクレジット情報に応じて改札処理を実行する。第2管理サーバーF2は、入場時であるか退場時であるか判定し(S19)、入場時の場合、第2管理サーバーF2および第3管理サーバーF3は、前述した処理工程S13〜S18あるいは前述した処理工程S19〜S21を実行し、クレジット情報に応じて利用者の通行許可、通行不可を管理する。
処理工程S19において、退場時であると判定された場合、第2管理サーバーF2および第3管理サーバーF3は、前述した処理工程S26〜S32あるいは前述した処理工程S19〜S21を実行し、クレジット情報に応じて利用者の通行許可、通行不可を管理する。
一方、前述した顔照合の処理工程S5において、類似度S<Stと判定された場合、すなわち、利用者の顔画像が未登録の顔画像であると判定された場合、第2管理サーバーF2は、照合結果としての通行不許可コード、類似度Sを第1管理サーバーF1に送信する(S33)。第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Aのフラップ制御装置16にフラップ閉錠信号を送信し、また、警報器23a、23bに動作信号を送信する(S21)。これにより、フラップ制御装置16は、フラップ14を閉じて利用者の通行を不可とし、また、警報器23a、23bは点滅あるいは警報音を発生し、通行不可であることを警報する。更に、第1管理サーバーF1は、入場時の場合はモニタ20aに、退場時の場合はモニタ20bに利用者の顔画像および通行不可を示すアイコン、例えば、×を表示する。
このように、自動改札システムにおいて、自動改札装置10Aは、利用者の顔認証に基づいて、入場、退場、および運賃決済を管理する顔認証自動改札装置を構成している。
(自動改札装置10Aを利用する改札処理動作)
次に、自動改札装置10Bを通行する際の自動改札システムの改札処理動作について説明する。図5は、自動改札装置10Bを通行する際の自動改札システムの改札処理動作を示すフローチャートである。
図示のように、自動改札装置10Bの入場側あるいは退場側のコードリーダー30a、30bに利用者のQRコードが翳されると、コードリーダー30a、30bは、QRコードを読み取り、読み取ったQRコードを第1管理サーバーF1に送信する(S1)。第1管理サーバーF1は、受信したQRコードから特定データ(登録者ID、定期券情報、クレジット情報)を抽出し(S2)、抽出した特定データに読み取り時刻を付与したデータを第2管理サーバーF2に送信する(S3)。第2管理サーバーF2は、受信したデータとデータベースDB1に事前登録されているQRコードデータとを比較照合する(S4)。
第2管理サーバーF2は、受信した登録者IDに一致する登録者IDがあるか否かを判定する(S5)。一致する登録者IDがない場合、第2管理サーバーF2は、読み取られたQRコードは未登録のQRコードであると判定し、照合結果として、通行不許可コードを第1管理サーバーF1に送信する(S33)。これに応じて、第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Bのフラップ制御装置28にフラップ閉錠信号を送信し、また、警報器34a、34bに動作信号を送信する(S21)。これにより、フラップ制御装置28は、フラップ26を閉じて利用者の通行を不可とし、また、警報器34a、34bは点滅あるいは警報音を発生し、通行不可であることを警報する。
図5Aおよび図5Bに示すように、照合処理工程S5において、一致する登録者IDがある場合、第2管理サーバーF2、第3管理サーバーF3、第1管理サーバーF1は、前述した処理工程S6ないしS32と同様の処理工程を実行する。
すなわち、第2管理サーバーF2は、登録者IDに対応する定期券情報がデータベースDB1に登録されているか否か検索し(S6)、登録されている場合は定期券情報(定期区間、有効期限)を読み出す(S7)。続いて、第2管理サーバーF2は、入場時であるか退場時であるかを判定する(S8)。入場時である場合、第2管理サーバーF2は、入場駅が定期区間内であるか否か判定し(S9)、定期区間内である場合は、入場時が有効期間内であるか否かを判定する(S10)。有効期間内である場合、第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S11)。なお、第2管理サーバーF2は、入場情報として、登録者ID、入場駅、入場時刻をデータベースDB1に記録する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Bのフラップ制御装置28にフラップ開放信号を送信する(S12)。これに応じて、フラップ制御装置28はフラップ26を開放し、利用者の通行を可能とする。
処理工程S8、S9において、入場駅が定期区間外である場合、また、有効期間外である場合、第2管理サーバーF2は、登録者IDを第3管理サーバーF3に送信する(S13)。第3管理サーバーF3は、登録者IDを受信すると、データベースDB2に登録されている登録者IDおよびクレジット情報を検索し、登録されている登録者IDであるか否かを判定する(S14)。登録されている登録者IDである場合、第3管理サーバーF3は、対応するクレジット情報に基づき、最低運賃を決済可能な状態にあるか否かを判定する(S15)。決済可能である場合、第3管理サーバーF3は、決済可能確認を第2管理サーバーF2に返信する(S16)。
決済可能確認を受信した第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S17)。また、第2管理サーバーF2は、入場情報として、登録者ID、入場駅、入場時刻をデータベースDB1に記録する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Bのフラップ制御装置28にフラップ開放信号を送信する(S18)。これに応じて、フラップ制御装置28はフラップ26を開放し、利用者の通行を可能とする。
処理工程S14、S15において、クレジット情報が登録されていない場合、また、最低運賃の決済が不能であると判定された場合、第3管理サーバーF3は、決済不可を第2管理サーバーF2に返信する(S19)。これに応じて、第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行不許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S20)。第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Bのフラップ制御装置28にフラップ閉錠信号を送信し、また、警報器34a、34bに動作信号を送信する(S21)。これにより、フラップ制御装置28は、フラップ26を閉じて利用者の入場を不可とし、また、警報器34a、34bは点滅あるいは警報音を発生し、入場不可であることを警報する。
また、処理工程S8において、退場時であると判定された場合、第2管理サーバーF2は、退場駅が定期区間内であるか否か判定し(S22)、定期区間内である場合は、退場時が有効期間内であるか否かを判定する(S23)。有効期間内である場合、第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S24)。なお、第2管理サーバーF2は、退場情報として、登録者ID、退場駅、退場時刻をデータベースDB1に記録する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Bのフラップ制御装置28にフラップ開放信号を送信し(S25)、これに応じて、フラップ制御装置16はフラップ14を開放し、利用者の通行を可能とする。
処理工程S22、S23において、退場駅が定期区間外である場合、また、退場時が有効期間外である場合、第2管理サーバーF2は、登録者IDを第3管理サーバーF3に送信する(S26)。第3管理サーバーF3は、登録者IDを受信すると、データベースDB2に登録されている登録者IDおよびクレジット情報を検索し、一致する登録者IDがあるか否かを判定する(S27)。登録されている登録者IDである場合、第3管理サーバーF3は、対応するクレジット情報に基づき、利用運賃を決済可能であるか否かを判定する(S28)。決済可能である場合、第3管理サーバーF3は、クレジット情報に基づいて利用運賃を決済する(S29)とともに、決済可能確認を第2管理サーバーF2に返信する(S30)。
決済可能確認を受信した第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S31)。また、第2管理サーバーF2は、退場情報として、登録者ID、退場駅、退場時刻をデータベースDB1に記録する。
第1管理サーバーF1は、通行許可コードに応じて、自動改札装置10Bのフラップ制御装置28にフラップ開放信号を送信し(S32)、これに応じて、フラップ制御装置28はフラップ26を開放し、利用者の通行を可能とする。
処理工程S27、S28において、クレジット情報が登録されていない場合、また、利用運賃の決済が不能であると判定された場合、第3管理サーバーF3は、決済不可を第2管理サーバーF2に返信する(S19)。これに応じて、第2管理サーバーF2は、照合結果として、通行不許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S20)。第1管理サーバーF1は、自動改札装置10Bのフラップ制御装置28にフラップ閉錠信号を送信し、また、警報器34a、34bに動作信号を送信する(S21)。これにより、フラップ制御装置28は、フラップ26を閉じて利用者の退場を不可とし、また、警報器23a、23bは点滅あるいは警報音を発生し、退場不可であることを警報する。
このように、自動改札システムは、定期券情報を登録している利用者に対して、定期券情報に基づいて自動改札装置の通行を管理するとともに、定期区間、有効期限から外れている場合には、クレジット情報に基づいて、運賃決済が可能か否かを照合の上、自動改札装置の通行を管理する。
処理工程S6において定期券情報が登録されていないと判定された場合、すなわち、定期券情報を登録していない利用者であると判定された場合、第2管理サーバーF2は、利用者のクレジット情報に応じて改札処理を実行する。第2管理サーバーF2は、入場時であるか退場時であるか判定し(S19)、入場時の場合、第2管理サーバーF2および第3管理サーバーF3は、前述した処理工程S13〜S18あるいは前述した処理工程S19〜S21を実行し、クレジット情報に応じて利用者の通行許可、通行不可を管理する。
処理工程S19において、退場時であると判定された場合、第2管理サーバーF2および第3管理サーバーF3は、前述した処理工程S26〜S32あるいは前述した処理工程S19〜S21を実行し、クレジット情報に応じて利用者の通行許可、通行不可を管理する。
自動改札システムは、上述した改札処理動作に平行して、以下の入退場状態判定および時間有効判定を実行する。
図6は、入退場判定動作を示すフローチャートである。図示のように、入退場判定において、第2管理サーバーF2は、入場時、登録者IDに紐づいた前回の入退場情報をデータベースDB1に問い合わせ(S1)、入場状態であるか退場状態であるかを判定する(S2)。前回の入退場情報が退場状態である場合、第2管理サーバーF2は、通行許可コード、登録者ID、入場駅情報、入場日時情報をデータベースDB1に登録する(S3)。また、第2管理サーバーF2は、通行許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信し(S4)、これに応じて、第1管理サーバーF1はフラップ開放信号を自動改札装置10Aあるいは10Bに送信する(S5)。
また、処理工程S2において、前回の入退場情報が入場状態である場合、第2管理サーバーF2は、通行不許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S6)。これに応じて、第1管理サーバーF1はフラップ閉錠信号および警報器の動作信号を自動改札装置10Aあるいは10Bに送信する(S5)。
以上のように、自動改札システムは、入退場判定において、前回の状態と今回処理とから以下の判定を行う。
(初回)退場→入場:判定OK
入場→退場:判定OK
入場→入場:判定NG
(初回)退場→退場:判定NG
図7は、時間有効判定動作を示すフローチャートである。図示のように、時間有効判定において、第1管理サーバーF1は、退場時の日時をチェックし、日時、登録者IDを第2管理サーバーF2に送信する(S1)。第2管理サーバーF2は、登録者IDに紐づいた入場情報(日時)と退場時の日時との時間差を算出し(S2)、算出した時間差が所定の設定時間よりも長いか否かを判定する(S3)。設定時間よりも短い場合、第2管理サーバーF2は、通行許可コード、登録者ID、退場駅情報、退場日時情報をデータベースDB1に登録する(S4)。また、第2管理サーバーF2は、通行許可コードを第1管理サーバーF1に送信し(S5)、これに応じて、第1管理サーバーF1はフラップ開放信号を自動改札装置10Aあるいは10Bに送信する(S6)。
処理工程S3において、時間差が設定時間よりも長いと判定された場合、第2管理サーバーF2は、通行不許可コード、登録者IDを第1管理サーバーF1に送信する(S7)。これに応じて、第1管理サーバーF1はフラップ閉錠信号および警報器の動作信号を自動改札装置10Aあるいは10Bに送信する(S8)。
以上のように、自動改札システムは、時間有効判定において、以下のように判定する。
(1)入場、退場が同一日であれば判定OK
入場、退場が違う日であれば判定NG
(2)入場から退場までの時間が設定時間を越えている場合は判定NG
以上のように構成された本実施形態に係る自動改札システムによれば、利用者にとって簡便な顔認証あるいはQRコード認証により、自動改札装置10A、10Bの通行許可、通行不許可を管理することができる。この際、自動改札システムは、事前に登録されたクレジット情報に応じて、運賃決済が可能であるか否かを判定し、自動改札装置10A、10Bの通行許可、通行不許可を管理することができる。更に、事前に定期券情報(定期区間、有効期間)を登録している利用者については、自動改札システムは、入場時および退場時に定期券情報(定期区間、有効期間)を確認し、自動改札装置10A、10Bの通行許可、通行不許可を管理することができる。
自動改札システムによれば、顔認証において、第1管理サーバーF1は、顔画像の特徴量を抽出して第2管理サーバーに送信し、第2管理サーバーF2により、抽出した特徴量と登録されている顔画像とを照合する。第2管理サーバーは、照合結果を第1管理サーバーに送信する。このような構成によれば、第1管理サーバーと第2管理サーバーとの間で送信、受信するデータ量(特徴量および照合結果)を軽減し、処理速度の向上を図ることが可能となる。また、運賃決済および決済可能確認は、第2管理サーバーF2に接続された第3管理サーバーF3で実行することにより、第2管理サーバーF2と第3管理サーバーF3との間で送信、受信するデータは登録者IDおよび確認結果となる。これにより、第2管理サーバーF2と第3管理サーバーF3との間で通信するデータ量が軽減し、改札処理速度の向上を図ることが可能となる。
以上のことから、本実施形態によれば、利用者にとってより簡便な認証機能を用いて改札処理を実行することが可能な自動改札システムが得られる。
本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、自動改札システムにおいて、自動改札装置は2台に限らず、1台あるいは3台以上としてもよい。また、自動改札装置は、顔認証用のカメラおよびコードリーダーを備える構成としてもよい。第1管理サーバーF1は、駅務室に設置する場合に限らず、自動改札装置10A、10Bに内蔵されてもよい。
自動改札システムは、同駅の他の改札口に設置された自動改札装置10A、10Bと、これらの自動改札装置10A、10Bに通信回線を介して接続された他の第1管理サーバーF1と、を備えていてもよい。他の第1管理サーバーF1は、上述した第2管理サーバーに通信回線を介して接続される。すなわち、自動改札システムにおける各機器の台数比は、自動改札装置数≧第1管理サーバー数≧第2管理サーバー数としてもよい。
10A,10B…自走改札機、
12a、12b、24a、24b…仕切り壁(ゲートベース)、14、26…フラップ、
16、28…フラップ制御装置(ゲート制御装置)、18a、18b…カメラ、
20a、20b…モニタ、30a、30b…コードリーダー、
23a、23b、34a、34b…警報器、F1…第1管理サーバー、
F2…第2管理サーバー、F3…第3管理サーバー、DB1、DB2…データベース、
50、52…情報登録機

Claims (15)

  1. 複数の利用者の認証情報と利用者の通行許可情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    利用者の通行の可否を制限する通行制御手段と、
    前記通行制御手段を通行する利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記生体情報取得手段で取得する生体情報と前記記憶手段に記憶される前記認証情報および前記通行許可情報とに基づいて当該利用者が通行可能か否かを判断し、通行可能と判断した場合に通行許可信号を前記通行制御手段に出力する制御手段と、
    を備える利用者通行許可システム。
  2. 複数の利用者の認証情報と利用者の通行許可情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    利用者の通行の可否を制限する通行制御手段と、
    前記通行制御手段を通行する利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記生体情報取得手段で取得する生体情報と、前記記憶手段に記憶される前記認証情報とを照合し、照合結果に基づいて導出する認証情報に対応して記憶される通行許可情報に基づいて当該利用者が通行可能か否かを判断し、通行可能と判断した場合に通行許可信号を前記通行制御手段に出力する制御手段と、
    を備える利用者通行許可システム。
  3. 前記記憶手段には、利用者のクレジット情報がさらに記憶され、
    前記制御手段は、前記通行許可情報では通行可能でないと判断したとき、前記記憶手段に記憶されたクレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可信号を前記通行制御手段に出力する、
    請求項1又は2に記載の利用者通行許可システム。
  4. 複数の利用者の認証情報と利用者のクレジット情報とを対応付けて予め記憶する記憶手段と、
    利用者の通行の可否を制限する通行制御手段と、
    前記通行制御手段を通行する利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記生体情報取得手段で取得した生体情報の特定情報と前記記憶手段に記憶されている認証情報とを照合し、照合結果に基づいて導出された認証情報と対応して記憶されているクレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可信号を前記通行制御手段に出力する制御手段と、
    を備える利用者通行許可システム。
  5. 複数の利用者の顔の特定情報と利用者の定期券情報とを対応付けて予め記憶する記憶装置と、
    利用者の通行の可否を制限する自動改札装置と、
    前記自動改札装置を通行する利用者の顔画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された顔画像の特定情報が、前記記憶装置に記憶されている顔の特定情報に類似するものが存在するかを照合し、類似している特定情報が存在するとき、その特定情報と対応して記憶されている定期券情報に基づいて当該利用者が入場又は退場可能か否かを判断し、入場又は退場が可能なときに通行許可信号を前記自動改札装置に出力する制御手段と、
    を備える自動改札システム。
  6. 前記記憶装置に、更に、利用者のクレジット情報が予め記憶され、
    前記制御手段は、前記定期券情報では通行可能でないと判断したとき、前記記憶装置に記憶されたクレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可信号を前記自動改札装置に出力する、
    請求項5に記載の自動改札システム。
  7. 前記撮像手段により撮像された顔画像から特定情報を抽出するとともに、前記特定情報の照合結果に応じて前記自動改札装置を制御する第1管理サーバーと、
    前記制御手段および前記記憶装置を含み、前記第1管理サーバーから前記特定情報を受信し前記特定情報と前記記憶装置に記憶された特定情報とを照合し、照合結果を前記第1管理サーバーに送る第2管理サーバーと、を更に備え、
    前記第2管理サーバーは、前記外部装置から決済可能あるいは決済不可の照合結果を受信し、前記第1管理サーバーに送信する、
    請求項6に記載の自動改札システム。
  8. 前記第2管理サーバーは、利用者の入場時および退場時、前記記憶装置に定期券情報が記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合、入場あるいは退場が前記定期券情報の範囲内であるか否かを判定し、範囲内である場合は、通行許可の判定結果を前記第1管理サーバーに送信する請求項7に記載の自動改札システム。
  9. 前記第2管理サーバーは、前記定期券情報の範囲外であると判定した場合、前記クレジット情報に基づいて当該利用者が決済可能か否かを前記外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可の判定結果を前記第1管理サーバーに送信する請求項8に記載の自動改札システム。
  10. 自動改札装置を有する自動改札システムの管理サーバーであって、
    前記自動改札装置を通行する利用者の生体情報から特定情報を抽出し、前記特定情報と利用者の認証情報との照合結果に応じて、前記自動改札装置の通行の可否を制御する管理サーバー。
  11. 自動改札装置を有する自動改札システムの管理サーバーであって、
    複数の利用者の生体情報と利用者の定期券情報およびクレジット情報とを対応付けて記憶する記憶装置と、
    前記自動改札装置を通行する利用者の生体情報の特定情報と前記記憶装置に記憶されている生体情報の特定情報とを照合し、照合結果に基づいて導出された生体情報と対応して記憶されている前記クレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可信号を出力する制御装置と、
    を備える管理サーバー。
  12. 改札通路に沿って設置される本体と、
    前記本体に設けられ前記改札通路を開閉するフラップと、
    前記改札通路を通行する利用者の生体情報を検知する情報検知装置と、を備え、
    前記検知された生体情報と予め登録された利用者の生体情報との照合結果に応じて前記フラップを制御する自動改札装置。
  13. 複数の利用者の認証情報と利用者の通行許可情報とを対応付けて予め記憶手段に記憶し、
    利用者の通行の可否を制限する通行制御手段を通行する利用者の生体情報を体情報取得手段で取得し、
    前記取得した生体情報の特定情報と前記記憶されている認証情報とを照合し、
    照合結果に基づいて導出された認証情報に対応して記憶されている通行許可情報に基づいて当該利用者が通行可能か否かを判断し、
    通行可能と判断したときに通行許可信号を前記通行制御手段に出力する、
    利用者通行許可方法。
  14. 利用者のクレジット情報を更に前記記憶手段に予め記憶し、
    前記通行許可情報が通行可能でないと判断したとき、前記記憶手段に記憶されたクレジット情報を基に、当該利用者が決済可能か否かを外部装置に問合せ、
    前記外部装置から決済可能であるとの回答があったとき、通行許可信号を前記通行制御手段に出力する、
    請求項13に記載の利用者通行許可方法。
  15. 利用者通行許可システムのコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    複数の利用者の認証情報と利用者の通行許可情報とを対応付けて予め記憶手段に記憶するステップと、
    利用者の通行の可否を制限する通行制御手段を通行する利用者の生体情報を体情報取得手段で取得するステップと、
    前記取得した生体情報の特定情報と前記記憶されている認証情報とを照合するステップと、
    照合結果に基づいて導出された認証情報に対応して記憶されている通行許可情報に基づいて当該利用者が通行可能か否かを判断するステップと、
    通行可能と判断したときに通行許可信号を前記通行制御手段に出力するステップと、
    を実行させるプログラム。
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