JPH1063889A - カード処理システム - Google Patents

カード処理システム

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JPH1063889A
JPH1063889A JP8225324A JP22532496A JPH1063889A JP H1063889 A JPH1063889 A JP H1063889A JP 8225324 A JP8225324 A JP 8225324A JP 22532496 A JP22532496 A JP 22532496A JP H1063889 A JPH1063889 A JP H1063889A
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Yoshinori Muraoka
義則 村岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器への改札通過用媒体の投入や機器からの
改札通過用媒体の受取りを要することなく、また乗車ご
との媒体購入操作を要することなく、スムーズで迅速な
改札通過を可能とし、これにより利用者の操作性および
利便性を向上できるとともに改札通過時の媒体の取違い
を回避でき、しかも媒体搬送のための機構および保守を
簡略化できてコストの低減が図れ、とくに不正使用に対
する厳密で高度なチェックを可能として信頼性の向上が
図れるカード処理システムを提供する。 【解決手段】 書替可能なメモリを有する無線カード4
0を用い、改札機1で改札用の定期券カード、バリュー
カード、“定期券+バリュー”カード、ポストペイカー
ドを発行することができる。これらカードを持つ利用者
が改札機2に近付くと、カード内の情報が改札機2によ
り非接触で読取られ、その読取情報に基づいて改札処理
が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道等の駅の改
札処理に用いるカード処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道等の交通機関では、厚紙を一定寸法
に切断してその券面に印刷および磁気エンコードの処置
を施した乗車券いわゆるエドモンソン券や、ポリエステ
ルを一定寸法に切断してその券面に印刷および磁気エン
コードの処置を施した乗車券たとえば定期券やカードな
どが、改札通過用媒体として用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エドモンソン券、定期
券、カード等を改札通過用媒体としたシステムにおい
て、利用者は改札通過用媒体をポケット、ケース、鞄な
どから取出して改札機に投入する。改札機では、投入さ
れた改札通過用媒体から磁気エンコード情報が読取ら
れ、その読取情報が適正な場合にのみ改札処理が実行さ
れる。
【0004】改札機に投入された改札通過用媒体は、一
回使用限りのものを除いて機器から放出され、利用者に
戻される。このとき、自分のものでない前の利用客の改
札通過用媒体を誤って受け取ってしまったり、逆に自分
の改札通過用媒体を前の利用客に持っていかれたりとい
う、取違いを起こすことがある。
【0005】エドモンソン券のような改札通過用媒体は
一般に自動券売機で購入されるが、購入者が自動券売機
の前に大勢並んでいたりすると、順番待ちのために電車
に乗り遅れることがある。自動券売機から放出される釣
銭(小銭)を取り損ねることもある。
【0006】改札通過用媒体に磁気エンコードし得る情
報の量は、券面領域の制限からあまり多くすることがで
きない。このため、不正使用に対する厳密で高度なチェ
ックを行おうとしても、それに対する十分な対応は困難
である。
【0007】改札機側では、投入される改札通過用媒体
を内部搬送して利用者に戻すための搬送機構が必須であ
り、これに伴い、機構および保守が複雑化し、コストの
上昇が避けて通れない状況にある。
【0008】この発明は上記の事情を考慮したもので、
第1の発明のカード処理システムは、機器への改札通過
用媒体の投入や機器からの改札通過用媒体の受取りを要
することなく、また乗車ごとの媒体購入操作を要するこ
となく、スムーズで迅速な改札通過を可能とし、これに
より利用者の操作性および利便性を向上できるとともに
改札通過時の媒体の取違いを回避でき、しかも媒体搬送
のための機構および保守を簡略化できてコストの低減が
図れ、さらには不正使用に対する厳密で高度なチェック
にも十分な対応が可能であることを目的とする。
【0009】第2の発明のカード処理システムは、カー
ドに記録された金額内での乗車を可能とするとともに、
そのカードに残された金額の適切な払戻しが可能なこと
を目的とする。
【0010】第3の発明のカード処理システムは、第1
の発明の目的に加え、機器への改札通過用媒体の投入や
機器からの改札通過用媒体の受取りを要することなく、
乗車料金の容易かつ迅速な精算が可能なことを目的とす
る。
【0011】第4の発明のカード処理システムは、第1
の発明の目的に加え、改札通過用媒体となるカードの再
発行に関するセキュリティ性の向上が図れることを目的
とする。
【0012】第5の発明のカード処理システムは、第1
の発明の目的に加え、機器への改札通過用媒体の投入や
機器からの改札通過用媒体の受取りを要することなく、
乗車料金の容易かつ迅速な精算が可能であり、しかも改
札通過用媒体となるカードの再発行に関するセキュリテ
ィ性の向上が図れることを目的とする。
【0013】第6の発明のカード処理システムは、第1
の発明の目的に加え、改札通過用媒体となるカードの汎
用性向上および有効活用が図れることを目的とする。第
7の発明のカード処理システムは、第3の発明の目的に
加え、改札通過用媒体となるカードの汎用性向上および
有効活用が図れることを目的とする。
【0014】第8の発明のカード処理システムは、第4
の発明の目的に加え、カードの汎用性向上および有効活
用が図れることを目的とする。第9の発明のカード処理
システムは、第5の発明の目的に加え、カードの汎用性
向上および有効活用が図れることを目的とする。
【0015】第10の発明のカード処理システムは、機
器への改札通過用媒体の投入や機器からの改札通過用媒
体の受取りを要することなく、また乗車ごとの媒体購入
操作を要することなく、スムーズで迅速な改札通過を可
能とし、これにより利用者の操作性および利便性を向上
できるとともに改札通過時の媒体の取違いを回避でき、
しかも媒体搬送のための機構および保守を簡略化できて
コストの低減が図れ、とくに不正使用に対する厳密で高
度なチェックを可能として信頼性の向上が図れることを
目的とする。
【0016】第11の発明のカード処理システムは、第
10の発明の目的に加え、機器への改札通過用媒体の投
入や機器からの改札通過用媒体の受取りを要することな
く、乗車料金の容易かつ迅速な精算が可能なことを目的
とする。
【0017】第12の発明のカード処理システムは、第
10の発明の目的に加え、改札通過用媒体となるカード
の再発行に関するセキュリティ性の向上が図れることを
目的としている。
【0018】第13の発明のカード処理システムは、第
10の発明の目的に加え、機器への改札通過用媒体の投
入や機器からの改札通過用媒体の受取りを要することな
く、乗車料金の容易かつ迅速な精算が可能であり、しか
も改札通過用媒体となるカードの再発行に関するセキュ
リティ性の向上が図れることを目的とする。
【0019】第14の発明のカード処理システムは、第
11の発明の目的に加え、改札通過用媒体となるカード
の汎用性向上および有効活用が図れることを目的とす
る。第15の発明のカード処理システムは、第12の発
明の目的に加え、改札通過用媒体となるカードの汎用性
向上および有効活用が図れることを目的とする。
【0020】第16の発明のカード処理システムは、第
13の発明の目的に加え、カードの汎用性向上および有
効活用が図れることを目的とする。第17の発明のカー
ド処理システムは、第14の発明の目的に加え、カード
の汎用性向上および有効活用が図れることを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】第1の発明のカード処理
システムは、改札用の第1カードに乗車区間情報および
有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段と、改
札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行する
第2の発行手段と、改札用の第3カードに乗車区間情
報、有効期間情報、および所定の金額情報を書込み、発
行する第3の発行手段と、改札用の第4カードに信用調
査済みの個人情報を書込み、発行する第4の発行手段
と、上記各カードに記憶されている情報を非接触で読取
り、その読取情報が適正な場合に改札処理を実行する改
札手段と、を備える。
【0022】第2の発明のカード処理システムは、所定
の金額情報が記録されたカードを発行する発行手段と、
この発行手段により発行されたカードに記録されている
情報を読取り、その読取情報が適正な場合に上記カード
に対し改札処理を実行する改札手段と、この改札手段に
よる処理に際し、上記カードの使用に関する情報を使用
履歴情報として収集する収集手段と、上記カードの金額
情報に基づいて金額の払戻しを行うとき、上記収集手段
で収集された使用履歴情報に従い、上記カードの払戻し
処理を制御する制御手段と、を備える。
【0023】第3の発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、上記各カード
に記憶されている情報を非接触で読取り、その読取情報
が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、上記第
2カードの使用による上記改札処理に際し、第2カード
内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記第3カー
ドの使用による上記改札処理に際し、必要に応じて第3
カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記各
カードに記憶されている情報を非接触で読取り、その読
取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する精算手
段と、上記第2カードまたは第3カードの使用による上
記精算処理に際し、第2カード内または第3カード内の
金額情報を減額更新する制御手段と、を備える。
【0024】第4の発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、これら発行手
段の発行内容を利用者の個人情報と共に発行履歴情報と
して収集する収集手段と、上記各カードに記憶されてい
る情報を非接触で読取り、その読取情報が適正な場合に
改札処理を実行する改札手段と、上記第2カードの使用
による上記改札処理に際し、第2カード内の金額情報を
減額更新する制御手段と、上記第3カードの使用による
上記改札処理に際し、必要に応じて第3カード内の金額
情報を減額更新する制御手段と、上記改札処理に際し、
上記各カードの使用に関する情報を使用履歴情報として
収集する収集手段と、上記各収集手段で収集される発行
履歴情報および使用履歴情報に従い、上記各発行手段に
よるカードの再発行処理を制御する制御手段と、を備え
る。
【0025】第5の発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、これら発行手
段の発行内容を利用者の個人情報と共に発行履歴情報と
して収集する収集手段と、上記各カードに記憶されてい
る情報を非接触で読取り、その読取情報が適正な場合に
改札処理を実行する改札手段と、上記第2カードの使用
による上記改札処理に際し、第2カード内の金額情報を
減額更新する制御手段と、上記第3カードの使用による
上記改札処理に際し、必要に応じて第3カード内の金額
情報を減額更新する制御手段と、上記改札処理に際し、
上記各カードの使用に関する情報を使用履歴情報として
収集する収集手段と、上記各収集手段で収集される発行
履歴情報および使用履歴情報に従い、上記各発行手段に
よるカードの再発行処理を制御する制御手段と、上記各
カードに記憶されている情報を非接触で読取り、その読
取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する精算手
段と、上記第2カードまたは第3カードの使用による上
記改札処理に際し、第2カード内の金額情報を減額更新
する制御手段と、を備える。
【0026】第6の発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、上記各カード
に記憶されている情報を非接触で読取り、その読取情報
が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、上記第
2カードの使用による上記改札処理に際し、第2カード
内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記第3カー
ドの使用による上記改札処理に際し、必要に応じて第3
カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、所定の
金額情報を上記第1カードに書込んで上記第3カードを
作成する作成手段と、上記第2カード内または第3カー
ド内の金額情報を補充する補充手段と、を備える。
【0027】第7の発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、上記各カード
に記憶されている情報を非接触で読取り、その読取情報
が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、上記第
2カードの使用による上記改札処理に際し、第2カード
内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記第3カー
ドの使用による上記改札処理に際し、必要に応じて第3
カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記各
カードに記憶されている情報を非接触で読取り、その読
取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する精算手
段と、上記第2カードまたは第3カードの使用による上
記精算処理に際し、第2カード内または第3カード内の
金額情報を減額更新する制御手段と、所定の金額情報を
上記第1カードに書込んで上記第3カードを作成する作
成手段と、上記第2カード内または第3カード内の金額
情報を補充する補充手段と、を備える。
【0028】第8の発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、これら発行手
段の発行内容を利用者の個人情報と共に発行履歴情報と
して収集する収集手段と、上記各カードに記憶されてい
る情報を非接触で読取り、その読取情報が適正な場合に
改札処理を実行する改札手段と、上記第2カードの使用
による上記改札処理に際し、第2カード内の金額情報を
減額更新する制御手段と、上記第3カードの使用による
上記改札処理に際し、必要に応じて第3カード内の金額
情報を減額更新する制御手段と、上記改札処理に際し、
上記各カードの使用に関する情報を使用履歴情報として
収集する収集手段と、上記各収集手段で収集される発行
履歴情報および使用履歴情報に従い、上記各発行手段に
よるカードの再発行処理を制御する制御手段と、所定の
金額情報を上記第1カードに書込んで上記第3カードを
作成する作成手段と、上記第2カード内または第3カー
ド内の金額情報を補充する補充手段と、を備える。
【0029】第9の発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、これら発行手
段の発行内容を利用者の個人情報と共に発行履歴情報と
して収集する収集手段と、上記各カードに記憶されてい
る情報を非接触で読取り、その読取情報が適正な場合に
改札処理を実行する改札手段と、上記第2カードの使用
による上記改札処理に際し、第2カード内の金額情報を
減額更新する制御手段と、上記第3カードの使用による
上記改札処理に際し、必要に応じて第3カード内の金額
情報を減額更新する制御手段と、上記改札処理に際し、
上記各カードの使用に関する情報を使用履歴情報として
収集する収集手段と、上記各収集手段で収集される発行
履歴情報および使用履歴情報に従い、上記各発行手段に
よるカードの再発行処理を制御する制御手段と、上記各
カードに記憶されている情報を非接触で読取り、その読
取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する精算手
段と、上記第2カードまたは第3カードの使用による上
記精算処理に際し、第2カード内または第3カード内の
金額情報を減額更新する制御手段と、所定の金額情報を
上記第1カードに書込んで上記第3カードを作成する作
成手段と、上記第2カード内または第3カード内の金額
情報を補充する補充手段と、を備える。
【0030】第10の発明のカード処理システムは、改
札用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を
書込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カー
ドに所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、上記第1カー
ド内の乗車区間情報、有効期間情報、および個人情報を
非接触で読取り、乗車区間情報および有効期間情報が実
際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札
処理を実行する改札手段と、上記第2カード内の金額情
報および個人情報を非接触で読取り、金額情報が乗車料
金以上で且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第3カード内の乗車区間情報、有効
期間情報、金額情報、および個人情報を非接触で読取
り、乗車区間情報および有効期間情報が実際の乗車状況
と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行
し、乗車区間情報および有効期間情報の少なくとも一方
が実際の乗車状況と適合しない場合は金額情報が乗車料
金以上で且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第4カード内の個人情報を非接触で
読取り、個人情報が適正な場合に改札処理を実行する改
札手段と、上記第2カードの使用による上記改札処理に
際し、第2カード内の金額情報を減額更新する制御手段
と、上記第3カードの使用による上記改札処理に際し、
必要に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制
御手段と、を備える。
【0031】第11の発明のカード処理システムは、改
札用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を
書込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カー
ドに所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、上記第1カー
ド内の乗車区間情報、有効期間情報、および個人情報を
非接触で読取り、乗車区間情報および有効期間情報が実
際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札
処理を実行する改札手段と、上記第2カード内の金額情
報および個人情報を非接触で読取り、金額情報が乗車料
金以上で且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第3カード内の乗車区間情報、有効
期間情報、金額情報、および個人情報を非接触で読取
り、乗車区間情報および有効期間情報が実際の乗車状況
と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行
し、乗車区間情報および有効期間情報の少なくとも一方
が実際の乗車状況と適合しない場合は金額情報が乗車料
金以上で且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第4カード内の個人情報を非接触で
読取り、個人情報が適正な場合に改札処理を実行する改
札手段と、上記第2カードの使用による上記改札処理に
際し、第2カード内の金額情報を減額更新する制御手段
と、上記第3カードの使用による上記改札処理に際し、
必要に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制
御手段と、上記各カードに記憶されている情報を非接触
で読取り、その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理
を実行する精算手段と、上記第2カードまたは第3カー
ドの使用による上記精算処理に際し、第2カード内また
は第3カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、
を備える。
【0032】第12の発明のカード処理システムは、改
札用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を
書込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カー
ドに所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、これら発行手
段の発行内容を利用者の個人情報と共に発行履歴情報と
して収集する収集手段と、上記第1カード内の乗車区間
情報、有効期間情報、および個人情報を非接触で読取
り、乗車区間情報および有効期間情報が実際の乗車状況
と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第2カード内の金額情報および個人
情報を非接触で読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ
個人情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段
と、上記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、
金額情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間
情報および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ
個人情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情
報および有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状
況と適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個
人情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、
上記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、上記
第2カードの使用による上記改札処理に際し、第2カー
ド内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記第3カ
ードの使用による上記改札処理に際し、必要に応じて第
3カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記
改札処理に際し、上記各カードの使用に関する情報を使
用履歴情報として収集する収集手段と、上記各収集手段
で収集される発行履歴情報および使用履歴情報に従い、
上記各発行手段によるカードの再発行処理を制御する制
御手段と、を備える。
【0033】第13発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、これら発行手
段の発行内容を利用者の個人情報と共に発行履歴情報と
して収集する収集手段と、上記第1カード内の乗車区間
情報、有効期間情報、および個人情報を非接触で読取
り、乗車区間情報および有効期間情報が実際の乗車状況
と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第2カード内の金額情報および個人
情報を非接触で読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ
個人情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段
と、上記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、
金額情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間
情報および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ
個人情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情
報および有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状
況と適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個
人情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、
上記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、上記
第2カードの使用による上記改札処理に際し、第2カー
ド内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記第3カ
ードの使用による上記改札処理に際し、必要に応じて第
3カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記
改札処理に際し、上記各カードの使用に関する情報を使
用履歴情報として収集する収集手段と、上記各収集手段
で収集される発行履歴情報および使用履歴情報に従い、
上記各発行手段によるカードの再発行処理を制御する制
御手段と、上記各カードに記憶されている情報を非接触
で読取り、その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理
を実行する精算手段と、上記第2カードまたは第3カー
ドの使用による上記精算処理に際し、第2カード内また
は第3カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、
を備える。
【0034】第14発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、上記第1カー
ド内の乗車区間情報、有効期間情報、および個人情報を
非接触で読取り、乗車区間情報および有効期間情報が実
際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札
処理を実行する改札手段と、上記第2カード内の金額情
報および個人情報を非接触で読取り、金額情報が乗車料
金以上で且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第3カード内の乗車区間情報、有効
期間情報、金額情報、および個人情報を非接触で読取
り、乗車区間情報および有効期間情報が実際の乗車状況
と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行
し、乗車区間情報および有効期間情報の少なくとも一方
が実際の乗車状況と適合しない場合は金額情報が乗車料
金以上で且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第4カード内の個人情報を非接触で
読取り、個人情報が適正な場合に改札処理を実行する改
札手段と、上記第2カードの使用による上記改札処理に
際し、第2カード内の金額情報を減額更新する制御手段
と、上記第3カードの使用による上記改札処理に際し、
必要に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制
御手段と、所定の金額情報を上記第1カードに書込んで
上記第3カードを作成する作成手段と、上記第2カード
内または第3カード内の金額情報を補充する補充手段
と、を備える。
【0035】第15発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、上記第1カー
ド内の乗車区間情報、有効期間情報、および個人情報を
非接触で読取り、乗車区間情報および有効期間情報が実
際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札
処理を実行する改札手段と、上記第2カード内の金額情
報および個人情報を非接触で読取り、金額情報が乗車料
金以上で且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第3カード内の乗車区間情報、有効
期間情報、金額情報、および個人情報を非接触で読取
り、乗車区間情報および有効期間情報が実際の乗車状況
と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行
し、乗車区間情報および有効期間情報の少なくとも一方
が実際の乗車状況と適合しない場合は金額情報が乗車料
金以上で且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第4カード内の個人情報を非接触で
読取り、個人情報が適正な場合に改札処理を実行する改
札手段と、上記第2カードの使用による上記改札処理に
際し、第2カード内の金額情報を減額更新する制御手段
と、上記第3カードの使用による上記改札処理に際し、
必要に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制
御手段と、上記各カードに記憶されている情報を非接触
で読取り、その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理
を実行する精算手段と、上記第2カードまたは第3カー
ドの使用による上記精算処理に際し、第2カード内また
は第3カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、
所定の金額情報を上記第1カードに書込んで上記第3カ
ードを作成する作成手段と、上記第2カード内または第
3カード内の金額情報を補充する補充手段と、を備え
る。
【0036】第16発明のカード処理システムは、改札
用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を書
込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カード
に所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、これら発行手
段の発行内容を利用者の個人情報と共に発行履歴情報と
して収集する収集手段と、上記第1カード内の乗車区間
情報、有効期間情報、および個人情報を非接触で読取
り、乗車区間情報および有効期間情報が実際の乗車状況
と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第2カード内の金額情報および個人
情報を非接触で読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ
個人情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段
と、上記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、
金額情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間
情報および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ
個人情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情
報および有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状
況と適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個
人情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、
上記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、上記
第2カードの使用による上記改札処理に際し、第2カー
ド内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記第3カ
ードの使用による上記改札処理に際し、必要に応じて第
3カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記
改札処理に際し、上記各カードの使用に関する情報を使
用履歴情報として収集する収集手段と、上記各収集手段
で収集される発行履歴情報および使用履歴情報に従い、
上記各発行手段によるカードの再発行処理を制御する制
御手段と、所定の金額情報を上記第1カードに書込んで
上記第3カードを作成する作成手段と、上記第2カード
内または第3カード内の金額情報を補充する補充手段
と、を備える。
【0037】第17の発明のカード処理システムは、改
札用の第1カードに乗車区間情報および有効期間情報を
書込み、発行する第1の発行手段と、改札用の第2カー
ドに所定の金額情報を書込み、発行する第2の発行手段
と、改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情
報、および所定の金額情報を書込み、発行する第3の発
行手段と、改札用の第4カードに信用調査済みの個人情
報を書込み、発行する第4の発行手段と、これら発行手
段の発行内容を利用者の個人情報と共に発行履歴情報と
して収集する収集手段と、上記第1カード内の乗車区間
情報、有効期間情報、および個人情報を非接触で読取
り、乗車区間情報および有効期間情報が実際の乗車状況
と適合し且つ個人情報が適正な場合に改札処理を実行す
る改札手段と、上記第2カード内の金額情報および個人
情報を非接触で読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ
個人情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段
と、上記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、
金額情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間
情報および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ
個人情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情
報および有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状
況と適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個
人情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、
上記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、上記
第2カードの使用による上記改札処理に際し、第2カー
ド内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記第3カ
ードの使用による上記改札処理に際し、必要に応じて第
3カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、上記
改札処理に際し、上記各カードの使用に関する情報を使
用履歴情報として収集する収集手段と、上記各収集手段
で収集される発行履歴情報および使用履歴情報に従い、
上記各発行手段によるカードの再発行処理を制御する制
御手段と、上記各カードに記憶されている情報を非接触
で読取り、その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理
を実行する精算手段と、上記第2カードまたは第3カー
ドの使用による上記精算処理に際し、第2カード内また
は第3カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、
所定の金額情報を上記第1カードに書込んで上記第3カ
ードを作成する作成手段と、上記第2カード内または第
3カード内の金額情報を補充する補充手段と、を備え
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1に示すように、鉄道の
所定の駅に、発行機1、改札機2、情報端末機3、およ
び駅処理装置5が設置される。発行機1、改札機2、情
報端末機3のそれぞれの台数は適宜である。
【0039】別の駅に、改札機2、情報端末機3、精算
機4、および駅処理装置5が設置される。改札機2、情
報端末機3、精算機4のそれぞれの台数は適宜である。
駅処理装置5は、駅構内の各種機器をまとめて制御する
ためのもので、ネットワーク10を介して本社のコンピ
ュータ6,8および予約センタのコンピュータ11に接
続される。
【0040】コンピュータ6は、駅処理装置5に対し、
セキュリティ関連の統括的制御を行うもので、利用者の
個人情報や無線カード40の使用履歴情報などを収集す
るためのデータベース(DB)7を付属して備える。
【0041】コンピュータ8は、駅処理装置5に対し、
一般的な統括的制御を行うもので、沿線情報や生活関連
情報などを収集するためのデータベース(DB)9を付
属して備える。
【0042】コンピュータ11は、駅処理装置5に対
し、予約関係の統括的制御を行うもので、予約情報など
を収集するためのデータベース(DB)12を付属して
備えている。
【0043】図2に、上記発行機1の制御ブロックを示
す。発行機1は、利用者からの申し込みに従って、種々
の情報を無線カード40に書込むことにより、その無線
カード40を定期券カード、バリューカード、“定期券
+バリュー”カード、ポストプリペイドカードなど、形
態の異なる非接触式の改札通過用媒体として発行(再発
行を含む)するもので、制御の中枢として制御部20を
備える。
【0044】無線カード40は、書替可能な記憶手段と
して比較的大きな容量のメモリを内蔵したいわゆるIC
カードであり、とくにメモリ内の情報を必要に応じて外
部に送信出力する機能を有する。また、無線カード40
は、利用者に対し、販売により供与されたり、あるいは
所定金額の補償金と引き替えに貸与される。補償金は、
カード返却時に利用者に返される。
【0045】制御部20に、接客部(表示手段と操作手
段を含む)21、係員操作部22、紙幣処理部23、硬
貨処理部24、クレジットカード読取部25、発行・発
券部26、非接触読取・書込部(R/W)27、音声入
力部28、動画処理部31、伝送部(通信ユニット)3
2、および指紋データ読取部43が接続される。
【0046】紙幣処理部23および硬貨処理部24は、
紙幣や硬貨の入金処理を行うとともに、制御部20の指
令に応じた出金処理を行う。クレジットカード処理部2
5は、挿入されるクレジットカードから情報を読取り、
その読取情報を上記コンピュータ6から取り込まれる信
用調査済みの個人情報と照合しつつ、金融機関に対する
乗車料金(および物品購入代金など)の請求処理を行
う。
【0047】発行・発券部26は、制御部20の指令に
応じた種類の改札通過用媒体を発行するとともに、その
改札通過用媒体に対し種々の情報を書込む磁気記録手段
を有している。
【0048】非接触読取・書込部(R/W)27は、本
体の所定箇所(読取部)に後述のカード40が近付けら
れたり、あるいはセットされることにより、そのカード
40との間でデータの送受信を行ない、カード40内の
情報を非接触で読取るとともに、必要な情報をカード4
0に書込む機能を有する。音声入力部28は、利用者か
ら発せられる音声を付属の辞書29内のデータに従い認
識し、それを入力情報として取込む。
【0049】動画処理部31は、接客部21の接客画面
として用いる文字パターンおよび操作キーパターンを多
数記憶しており、これらパターンを制御部20からの指
令に応じて適宜に組合せながら動画として出力する。伝
送部32は、駅処理装置5とのデータ送受信を行う。指
紋データ読取部33は、利用者の手指の指紋を画像パタ
ーンとして光学的に読取る。
【0050】図3に、上記改札機2の制御ブロックを示
す。改札機2は、カード40に記憶されている情報を非
接触で読取り、その読取情報が適正な場合にドア部52
を開く改札処理を実行するもので、制御の中枢として制
御部50を備える。
【0051】制御部50に、非接触読取・書込部(R/
W)51、ドア部52、人間検知部53、案内表示部5
4、動画処理部55、および伝送部(通信ユニット)5
6が接続される。
【0052】非接触読取・書込部(R/W)51は、本
体の所定箇所(読取部)にカード40が近付けられた
り、あるいはセットされることにより、そのカード40
との間でデータの送受信を行ない、カード40内の情報
を非接触で読取るとともに、必要な情報をカード40に
書込む機能を有する。ドア部52は、改札機2内の通路
を開閉するためのもので、開放時に人体の通過を許容
し、閉成時に人体の通過を禁止する。
【0053】人間検知部53は、改札機2内の通路にお
ける人体の有無を検知する。案内表示部54は、改札用
の案内情報を表示する。動画処理部55は、案内表示部
54の接客画面として用いる文字パターンを多数記憶し
ており、これらパターンを制御部50からの指令に応じ
て適宜に組合せながら動画として出力する。伝送部56
は、駅処理装置5とのデータ送受信を行う。
【0054】図4に、上記情報端末機3の制御ブロック
を示す。情報端末機3は、定期券カード・バリューカー
ド・“定期券+バリュー”カード・ポストペイドカード
等の各カード40の内容確認、カード使用履歴の確認
(プリントアウト)、自宅や企業から予約した特急券・
急行券等や各種イベント、宿泊施設等の予約内容の確認
(プリントアウト)等を行うためのもので、制御の中枢
として制御部60を備える。
【0055】制御部60に、接客部(表示手段と操作手
段を含む)61、プリンタ部62、非接触読取・書込部
(R/W)63、音声入力部64、動画処理部66、伝
送部(通信ユニット)67、および指紋データ読取部6
8が接続される。
【0056】プリンタ部62は、予約状況などを用紙に
印字する。非接触読取・書込部(R/W)63は、本体
の所定箇所(読取部)にカード40が近付けられたり、
あるいはセットされることにより、そのカード40との
間でデータの送受信を行ない、カード40内の情報を非
接触で読取るとともに、必要な情報をカード40に書込
む機能を有する。音声入力部64は、利用者から発せら
れる音声を付属の辞書65内のデータに従い認識し、そ
れを入力情報として取込む。
【0057】動画処理部66は、接客部61の接客画面
として用いる文字パターンおよび操作キーパターンを多
数記憶しており、これらパターンを制御部60からの指
令に応じて適宜に組合せながら動画として出力する。伝
送部67は、駅処理装置5とのデータ送受信を行う。指
紋データ読取部68は、利用者の手指の指紋を画像パタ
ーンとして光学的に読取る。
【0058】この情報端末機3は、定期券カード・バリ
ューカード・“定期券+バリュー”カード・ポストペイ
ドカード等、各非接触式の無線カードの使用形態に応じ
たカード内容の確認、カード使用履歴の確認(プリント
アウト)、自宅や企業から予約した特急券・急行券等や
各種イベント、宿泊施設等の予約内容の確認(プリント
アウト)等を行う装置である。これ以外に地域沿線情報
や生活関連情報・旅行情報等をホストコンピュータでデ
ータベース化して管理することにより、これらの情報を
有償またはカード所持者に対するサービスとしてこの
『情報端末機』より提供を受けることも可能である。
【0059】カードの紛失・再発行を含め、その不正使
用については以下の手段により防止する。なお、精算機
4は、カード40に記憶されている情報を非接触で読取
り、その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理を行な
うもので、図2に示した発行機1と同じ制御ブロックを
有する。
【0060】つぎに、上記の構成の作用を説明する。 [1]発行機1の作用(図5および図6のフローチャー
ト) 新規の発行に際し(ステップ101 のNO)、利用者に氏名
および電話番号等の個人情報の登録が要求され、その登
録受付けがなされる(ステップ102 )。
【0061】(a)定期券カードの発行の場合(ステッ
プ103 のYES )、継続発行(継続購入)でなければ(ス
テップ104 のNO)、発着駅・経由駅・使用有効期間に関
する情報いわゆる乗車区間情報および有効期間情報の設
定が受入れられる(ステップ105 )。この設定内容に基
づいて定期券料金が計算される(ステップ106 )。
【0062】有効期間切れに伴う継続発行の場合は(ス
テップ104 のYES )、それまで使用していた旧カード4
0の挿入受入れがなされ(ステップ107 )、それと同一
乗車区間であれば(ステップ108 のYES )、有効期間情
報の設定が受入れられる(ステップ109 )。異なる乗車
区間の場合は(ステップ108 のNO)、乗車区間情報およ
び有効期間情報の設定が受入れられる(ステップ110
)。そして、設定内容に基づいて定期券料金が計算さ
れる(ステップ106 )。
【0063】計算された定期券料金以上の料金投入が完
了すると(ステップ111 )、またはクレジットカードが
投入されると、乗車区間情報および有効期間情報がカー
ド40のメモリに書込まれる(ステップ112 )。さら
に、乗車区間情報および有効期間情報がカード40の表
面の印刷可能部分に印刷される(ステップ113 )。これ
により発行が完了する。
【0064】この発行に際し、発行内容が、上記登録さ
れた個人情報と共に、さらに会員番号や指紋情報と共
に、発行履歴情報としてコンピュータ6のデータベース
7に収集される(ステップ114 )。
【0065】(b)バリューカードの発行の場合(ステ
ップ115 のYES )、乗車料金を賄うための所定金額(使
用可能金額)の設定が受入れられる(ステップ116 )。
この所定金額分の料金投入が完了すると(ステップ117
のYES )、その所定金額に対応する金額情報がカード4
0のメモリに書込まれる(金額情報の記録)(ステップ
118 )。さらに、金額情報がカード40の表面の印刷可
能部分に印刷される(ステップ113 )。これにより発行
が完了する。クレジットカードの決済による料金投入も
ちろん可能である。
【0066】この発行に際し、発行内容が上記登録され
た個人情報とともに発行履歴情報としてコンピュータ6
のデータベース7に収集される(ステップ114 )。 (c)定期券カードの機能とバリューカードの機能とを
併せ持つカードとして、“定期券+バリュー”カードが
ある。
【0067】“定期券+バリュー”カードの発行の場合
(ステップ119 のYES )、新規発行であれば(ステップ
120 のYES )、定期券カードの発行時と同じく発着駅・
経由駅・使用有効期間に関する情報つまり乗車区間情報
および有効期間情報の設定が受入れられ、さらにバリュ
ーカードの発行時と同じく乗車料金を賄うための所定金
額(使用可能金額)の設定が受入れられる(ステップ12
1 )。このとき、乗車区間情報および有効期間情報に基
づいて定期券料金が計算され、それに所定金額(使用可
能金額)が加算される。
【0068】加算合計料金以上の料金投入が完了すると
(ステップ122 )、乗車区間情報、有効期間情報、およ
び所定金額に対応する金額情報がカード40のメモリに
書込まれる(ステップ123 )。さらに、乗車区間情報、
有効期間情報、金額情報がカード40の表面の印刷可能
部分に印刷される(ステップ113 )。これにより発行が
完了する。
【0069】この発行に際し、発行内容が上記登録され
た個人情報とともに発行履歴情報としてコンピュータ6
のデータベース7に収集される(ステップ114 )。新規
の発行とは別に(ステップ120 のNO)、利用者が既に所
持している定期券カードに金額情報を付加して新たに
“定期券+バリュー”カードを作成するいわゆるバリュ
ー付加発行と、利用者が既に所持している“定期券+バ
リュー”カードの金額情報を補充するいわゆるバリュー
補充発行とがある。
【0070】バリュー付加発行の場合(ステップ124 の
YES )、付加金額の設定が受入れられる(ステップ125
)。この付加金額分の料金投入が完了すると(ステッ
プ126YES )、その付加金額に対応する金額情報がカー
ド40のメモリに書込まれる(ステップ127 )。さら
に、金額情報がカード40の表面の印刷可能部分に印刷
される(ステップ113 )。これにより発行が完了する。
【0071】バリュー補充発行の場合(ステップ128 の
YES )、補充金額の設定が受入れられる(ステップ129
)。この補充金額分の料金投入が完了すると(ステッ
プ126のYES )、その補充金額とカード残存金額とを合
わせた額に相当する金額情報がカード40のメモリに書
込まれる(ステップ127 )。さらに、金額情報がカード
40の表面の印刷可能部分に印刷される(ステップ113
)。これにより発行が完了する。
【0072】(d)乗車料金を利用者の金融機関から自
動引落とすことのできる、ポストペイドカード(および
グレープ内共通カード)がある。このポストペイドカー
ドの発行は、通常のクレジットカードの発行と同様に、
利用者に対し、個人情報および引落とし金融期間口座番
号の告知を伴う申請手続きが要求される。そして、申請
内容に対する個人信用調査がなされ、問題がなければ、
信用調査済みの個人情報が書込まれた新しいポストペイ
ドカードが発行され、それが利用者に郵送される。
【0073】このような人為的な処理を伴う発行のほか
に、発行機1による自動発行が可能である。すなわち、
ポストペイドカードの発行の場合(ステップ130 のYES
)、利用者が使用しているクレジットカード(ハウス
カードとも称す)から個人情報(すでに信用調査済み)
が読取られ、あるいは利用者の指紋情報が読み取られ
(ステップ132 )、その読取情報または指紋情報に基づ
く所定の審査がコンピュータ6およびデータベース7に
よってなされ、問題がなければ、個人情報が信用調査済
みとしてカード40のメモリに書込まれる(ステップ13
3 )。そして、所定の情報がカード40の表面の印刷可
能部分に印刷される(ステップ113 )。これによりその
場で発行が完了する。
【0074】なお、カードの紛失などによる再発行の場
合は(ステップ101 のYES )、利用者に氏名および電話
番号等の個人情報を入力してもらい、さらに指紋情報も
入力してもらうことになる。この入力情報に基づき、そ
の利用者個人の使用履歴情報のうち最終のものがデータ
ベース7において検索され、取込まれる(ステップ134
)。また、入力情報に基づき、新規発行時の発行履歴
情報がデータベース7において検索され、取込まれる。
そして、これら最終使用履歴情報および発行履歴情報に
従って再発行処理が実行される(ステップ135 )。
【0075】使用履歴情報は、改札機1での改札処理時
にデータベース7に収集される。また、バリューカード
や“定期券+バリュー”カードに記録されている金額
(残額)情報については、金額(残額)情報に基づき、
かつ改札処理時にデータベース7に収集される使用履歴
情報に従い、対応する分の金額を発行機1の払戻し処理
によって利用者に払戻すことが可能である。
【0076】[2]改札機2の作用(図7および図8の
フローチャート) 利用者がカード40を手に持ってそれを改札機2の所定
箇所(読取部)に翳すと(取込部にカードをセットする
形式でもよい)、カード40内の情報が非接触で読取ら
れる(ステップ201 )。
【0077】(a)カード40が定期券カードであれば
(ステップ202 のYES )、乗車区間情報、有効期間情
報、および個人情報が読取られる。この読取情報が適正
であれば(ステップ203 のYES )、つまり乗車区間情報
および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し、しかも
個人情報がデータベース7の発行履歴情報に含まれる適
正なものであれば、改札を通ることができる(ステップ
204 )。この改札処理に伴い、通過情報等の使用履歴情
報がカード40に書込まれるとともに、その使用履歴情
報が個人情報と共にデータベース7に収集される(ステ
ップ205 )。
【0078】読取情報が適正でないとき(ステップ203
のNO)、取扱不可となり(ステップ206 )、改札を通れ
ない。 (b)カード40がバリューカードの場合(ステップ20
7 のYES )、金額情報(使用可能金額に相当する)およ
び個人情報が読取られる。入場改札であれば(ステップ
208 のYES )、読取り金額情報の内容がいくらかでも
“残額あり”で(ステップ209 のYES )、しかも読取り
個人情報が紛失届けや盗難届けの個人情報に該当しなけ
れば、カード40に乗車駅情報が書込まれ(ステップ21
0 )、改札を通ることができる(ステップ211 )。
【0079】ただし、読取り金額情報の内容が“零”で
あったり(ステップ209 のNO)、あるいは読取り個人情
報が紛失届けや盗難届けの個人情報に該当した場合に
は、取扱不可となって改札を通ることができない(ステ
ップ206 )。
【0080】出場改札の場合(ステップ208 のNO)、実
際の乗車区間に基づく乗車料金が算出され(ステップ21
2 )、読取り金額情報の内容(残額)が算出された乗車
料金以上で(ステップ213 のYES )、しかも読取り個人
情報が紛失届けや盗難届けの個人情報に該当しなけれ
ば、改札を通ることができる(ステップ214 )。この改
札処理に伴い、通過情報および利用金額等の使用履歴情
報がカード40に書込まれるとともに、その使用履歴情
報が個人情報と共にデータベース7に収集され、さらに
カード40内の金額情報(残額)が上記算出された乗車
料金分だけ減額更新される(ステップ215 )。
【0081】ただし、読取り金額情報の内容(残額)が
算出された乗車料金に満たなかったり(ステップ213 の
NO)、あるいは読取り個人情報が紛失届けや盗難届けの
個人情報に該当した場合には、取扱不可となって改札を
通ることができない(ステップ206 )。
【0082】(c)カード40が“定期+バリュー”カ
ードの場合(ステップ216 のYES )、乗車区間情報、有
効期間情報、金額情報(使用可能金額に相当する)、お
よび個人情報が読取られる。
【0083】入場改札であれば(ステップ217 のYES
)、乗車区間情報および有効期間情報が実際の乗車状
況と適合する場合に(ステップ218 のYES )、しかも読
取り個人情報が紛失届けや盗難届けの個人情報に該当し
ない場合に、改札を通ることができる(ステップ219
)。
【0084】乗車区間情報および有効期間情報が実際の
乗車状況と適合しなければ(ステップ218 のNO)、読取
り金額情報の内容がいくらかでも“残額あり”で(ステ
ップ220 のYES )、しかも読取り個人情報が紛失届けや
盗難届けの個人情報に該当しない場合に、カード40に
乗車駅情報が書込まれ(ステップ221 )、改札を通るこ
とができる(ステップ219 )。
【0085】ただし、乗車区間情報および有効期間情報
が実際の乗車状況と適合せず(ステップ218 のNO)、し
かも読取り金額情報の内容が“零”であれば(ステップ
220のNO)、あるいは読取り個人情報が紛失届けや盗難
届けの個人情報に該当した場合には、取扱不可となって
改札を通ることができない(ステップ206 )。
【0086】出場改札であれば(ステップ217 のNO)、
乗車区間情報および有効期間情報が実際の乗車状況と適
合する場合に(ステップ222 のYES )、しかも読取り個
人情報が紛失届けや盗難届けの個人情報に該当しない場
合に、改札を通ることができる(ステップ223 )。この
改札処理に伴い、通過情報および利用金額等の使用履歴
情報がカード40に書込まれるとともに、その使用履歴
情報が個人情報と共にデータベース7に収集される(ス
テップ224 )。
【0087】乗車区間情報および有効期間情報のいずれ
かが実際の乗車状況と適合しない場合には(ステップ22
2 のNO)、実際の乗車区間に基づく乗車料金が精算額と
して算出され(ステップ225 )、読取り金額情報の内容
(残額)が算出された精算額以上で(ステップ226 のYE
S )、しかも読取り個人情報が紛失届けや盗難届けの個
人情報に該当しなければ、改札を通ることができる(ス
テップ227 )。この改札処理に伴い、通過情報および利
用金額等の使用履歴情報がカード40に書込まれるとと
もに、その使用履歴情報が個人情報と共にデータベース
7に収集され、さらにカード40内の金額情報(残額)
が上記算出された乗車料金分だけ減額更新される(ステ
ップ228 )。
【0088】ただし、読取り金額情報の内容(残額)が
算出された精算額に満たなかったり(ステップ226 のN
O)、あるいは読取り個人情報が紛失届けや盗難届けの
個人情報に該当した場合には、取扱不可となって改札を
通ることができない(ステップ206 )。
【0089】したがって、たとえば、乗車区間情報に基
づく定期券乗車区間の外で出場する場合は、金額情報に
よって乗車料金が精算される。定期券乗車区間の外から
入場して定期券乗車区間の内で出場する場合は、入場時
に書込まれる乗車駅と定期券乗車区間における発駅また
は着駅のいづれか近い方との間で精算額が求められる。
【0090】定期券乗車区間の内から入場して定期券乗
車区間の外で出場する場合は、定期券乗車区間における
発駅または着駅のいづれか近い方と降車駅(自駅)との
間で精算額が求められる。
【0091】定期券乗車区間の外から入場して定期券乗
車区間の外で出場する場合は、入場時に書込まれる乗車
駅と定期券乗車区間における発駅または着駅のいづれか
近い方との間の精算額が求められ、また定期券乗車区間
における発駅または着駅のいづれか近い方と降車駅(自
駅)との間の精算額が求められ、両精算額が加算されて
通しの精算額が求められ、通しの精算額が出場時に自動
的に精算される。
【0092】(d)カード40がポストペイドカードの
場合(ステップ229 のYES )、信用調査済みの個人情報
が読取られる。この個人情報が適正であれば(ステップ
230)、入場に際して(ステップ231 のYES )、カード
40に乗車駅情報が書込まれ(ステップ232 )、改札を
通ることができる(ステップ233 )。
【0093】出場の場合(ステップ231 のNO)、実際の
乗車区間に基づく乗車料金が算出され(ステップ234
)、改札を通ることができる(ステップ235 )。乗車
料金は、銀行口座からの自動引落としという形で決済処
理される。この改札処理に伴い、通過情報および利用金
額等の使用履歴情報がカード40に書込まれるととも
に、その使用履歴情報が個人情報と共にデータベース7
に収集される(ステップ236)。
【0094】ただし、個人情報が適正でない場合は(ス
テップ230 のNO)、取扱不可となって改札を通るこ
とができない(ステップ206 )。 [3]精算機4の作用(図9のフローチャート) 利用者がカード40を手に持ってそれを精算機4の所定
箇所(読取部)に翳すと(取込部にカードをセットする
形式でもよい)、カード40内の情報が非接触で読取ら
れる(ステップ301 )。
【0095】(a)カード40が定期券カードの場合
(ステップ302 のYES )、乗車区間情報、乗車機関情
報、および個人情報が読取られる。この場合の精算は、
定期券乗車区間の内から入場して定期券乗車区間の外で
出場するような状況であり、定期券乗車区間における発
駅または着駅のいづれか近い方と降車駅(自駅)との間
の精算額が算出される(ステップ303 )。
【0096】精算額分の料金投入が完了し(ステップ30
4 のYES )、しかも読取り個人情報が紛失届けや盗難届
けの個人情報に該当しなければ、精算券が発行される
か、または精算済情報がカード40に書込まれる(ステ
ップ305 )。この精算券を改札機2に投入したり、また
はカード40を改札機2に翳すことで、改札を通ること
ができる。
【0097】(b)カード40がバリューカードの場合
(ステップ306 のYES )、金額情報が読取られる。バリ
ュー補充の指定がなければ(ステップ307 のNO)、実際
の乗車区間に基づく乗車料金が精算額として算出される
(ステップ308 )。
【0098】読取り金額情報の内容(残額)が算出され
た精算額以上で(ステップ309 のYES )、しかも読取り
個人情報が紛失届けや盗難届けの個人情報に該当しなけ
れば、カード40内の金額情報(残額)が精算額分だけ
減額更新される(ステップ310 )。そして、精算券が発
行されるか、または精算済情報がカード40に書込まれ
る(ステップ305 )。この精算券を改札機2に投入した
り、またはカード40を改札機2に翳すことで、改札を
通ることができる。
【0099】読取り金額情報の内容が算出された精算額
に満たない場合は(ステップ309 のNO)、現金による不
足分の料金投入が完了することにより(ステップ311 の
YES)、精算券の発行、または精算済情報の書込みとな
る(ステップ305 )。
【0100】バリュー補充の指定があれば(ステップ30
7 のYES )、補充金額の設定が受入れられる(ステップ
312 )。この補充金額分の料金投入が完了すると(ステ
ップ313 のYES )、その補充金額とカード残存金額とを
合わせた額に相当する金額情報がカード40のメモリに
書込まれる(ステップ314 )。さらに、金額情報がカー
ド40の表面の印刷可能部分に印刷される(ステップ31
5 )。
【0101】(c)カード40が“定期券+バリュー”
カードの場合(ステップ316 のYES)、乗車区間情報、
乗車機関情報、金額情報、および個人情報が読取られ
る。この場合の精算は、定期券乗車区間の外での乗車で
あって、しかも金額情報が不足しているような状況であ
り、定期券乗車区間における発駅または着駅のいずれか
近い方と降車駅(自駅)との間の乗車料金が精算額とし
て算出される(ステップ308 )。他の処理は、バリュー
カードの場合と同じである。
【0102】[4]情報端末機3の作用 コンピュータ6とのアクセスにより、カード40が定期
券カード、バリューカード、“定期券+バリュー”カー
ド、ポストペイドカードのいずれであるかの内容確認、
および使用履歴情報の確認(プリントアウト)を行うこ
とができる。
【0103】コンピュータ11とのアクセスにより、自
宅や企業から予約した特急券・急行券等の予約内容の確
認(プリントアウト)、各種イベント・宿泊施設等の予
約および予約内容の確認(プリントアウト)を行うこと
ができる。
【0104】コンピュータ7とのアクセスにより、地域
沿線情報、生活関連情報、旅行情報等の情報を、有償で
またはカード所持者に対するサービスとして、提供する
ことができる。
【0105】カード40の紛失時においては、氏名・電
話番号等の個人情報を入力してもらい、その個人情報を
コンピュータ6に通知して発行時の収集情報と照合する
ことにより、対応する個人情報を紛失情報として改札機
2および精算機4へ配信する。この紛失情報は、改札機
2および精算機4において、カード40の不正使用チェ
ックに使用される。
【0106】[5]ところで、使用履歴情報の収集は、
カード40の使用の都度、駅の情報処理装置5から本社
のコンピュータ6へ送信する方法と、例えば1日1回ま
とめて送信する方法がある。最終的には、コンピュータ
6とデータベース7により、使用履歴情報が一元管理さ
れる。
【0107】カード40の再発行時は、前記したよう
に、発行履歴情報および使用履歴情報が本社のコンピュ
ータ6から発行機1に配信される。この場合、データベ
ース7内の個人情報がまず検索され、その個人情報に付
随して収集登録されている発行履歴情報および使用履歴
情報(最終使用履歴情報)が再発行情報として発行機1
へ配信される。最終使用履歴情報は、駅の情報処理装置
5から本社のコンピュータ6へ例えば1日1回まとめて
収集する方法であれば、駅の情報処理装置5へ当該カー
ドの本日の使用履歴情報を確認後、その使用履歴情報が
最終使用履歴として判断される。
【0108】発行機1では、再発行情報に基づいて再発
行処理が実行されることにより、二重発行を防止でき
る。カード40の回収・払戻しについては、駅に設置さ
れる発行機1または精算機4で氏名・電話番号等の個人
情報(指紋情報等も含め)を入力してもらう。この個人
情報に基づき、データベース7内の個人情報がまず検索
され、その個人情報に付随して収集登録されている発行
履歴情報および使用履歴情報(最終使用履歴情報)が回
収・払戻情報として発行機1および精算機4へ配信され
る。
【0109】発行機1および精算機4では、配信される
回収・払戻情報に基づき、定期券カードや“定期券“バ
リュー”カードなどカード40の使用有効期間の未使用
期間に対応する分の金額、バリューカードや“定期券
“バリュー”カードなどカード40に記録されている金
額(残金)情報に対応する分の金額が、カード使用の保
証金と共に、利用者に適切に返還される。同時に、カー
ド40が回収される。このとき、コンピュータ6側では
データベース7内の発行履歴情報に回収済情報が加えら
れ、これにより二重払戻が防止される。
【0110】[6]以下に、各カードの特徴的な部分を
まとめて記載しておく。 (a)定期券カード 発行……現行の定期券と同様に乗車区間、有効期間等の
条件を設定し、その情報をカードに書込むとともに券面
印刷する。
【0111】改札……カードを手に持ったまま改札券の
読取部に翳すだけ(または取込部にカードをセットす
る)で、乗車区間、有効期間等の情報の読取り、判定、
および通過情報等の使用履歴情報の書込みが非接触で行
われる。
【0112】料金の支払方式……現行の定期券と同様に
購入時に料金との引換えによるもので、前払い方式とす
る。但し、将来的に6ケ月以上の長期間にわたり有効と
なる定期券が発生した場合は料金も高額となるためポス
トペイドシステムとして毎月の金融機関口座自動引落し
の後払い方式も考えられる。
【0113】(b)バリューカード 発行……現行のストアーフェアカードと同様に料金前払
いにより、その料金に応じた使用可能金額の金額情報を
バリューデータとしてカードに書込むとともに印刷す
る。
【0114】改札……カードを手に持ったまま改札機の
読取部に翳すだけ(または取込部にカードを接する)
で、バリューデータの読取り、乗車料金の算出、残額か
らの入出場判定、および通過情報等の使用履歴の書込
み、残額更新等が非接触で行われる。
【0115】料金の支払方式……現行のストアードフェ
アカードと同様に購入時に料金との引換えによるもの
で、前払い方式とする。 (c)“定期券+バリュー”カード 発行……現行の定期券と同様に乗車区間、利用期間等の
条件を設定し、その情報を書込むとともに券面印刷す
る。その際に同時にまとまった金額を前払いでストック
しておき、その使用可能金額をバリューデータとして併
せてカードに書込むとともに印刷しておく。
【0116】改札……カードを手に持ったまま改札機の
読取部に翳すだけ(または取込部にカードをセットし)
で、乗車区間、有効期間等の情報の読取り、判定、およ
び通過情報等の使用履歴情報の書込みが非接触で行われ
る。
【0117】定期券乗車区間の外で出場する場合は、バ
リューデータの読取り、精算額算出、残額からの精算額
徴収および残額更新等が同時に非接触で行われる。 料金の支払方式……現行の定期券と同様に購入時に料金
との引換えによるもので、前払い方式とする。同様にス
トック分のバリューについても前払い方式で付加する。
【0118】但し、将来的に6ケ月以上の長期間にわた
り有効となる定期券が発生した場合は料金も高額となる
ためポストペイドシステムとして毎月の金融機関口座自
動引落しの後払い方式も考えられる。
【0119】(d)ポストペイカード 発行……現行のクレジットカードと同様に個人情報、引
落とし金融機関口座番号等の条件により申請手続きを行
う。審査(信用調査)終了後、カードに必要情報が書き
込まれるとともに印刷され、郵送される。使用中のクレ
ジットカードを使用して審査を省略化することにより、
即時発行も可能である。
【0120】改札……カードを手に持ったまま改札機の
読取部に翳すだけ(または取込部にカードをセットし)
で、情報の読取り、事故(紛失・盗難)カード等の判定
および信用調査、乗車料金の算出、入出場判定、および
通過情報等の使用履歴の書込み等が非接触で行われる。
【0121】料金の支払方式……1ケ月の乗車距離およ
び乗車形態に応じて適正な料金計算を行い、毎月金融機
関口座より自動引落しするもので、後払い方式とする。 (e)グループ内共通カード(ポストペイカードと略同
じカード) 発行……現行のクレジットカードと同様に個人情報、引
落とし金融機関口座番号等の条件により申請手続きを行
う。審査(信用調査)終了後、カードに必要情報が書き
込まれるとともに印刷され、郵送される。
【0122】改札……カードを手に持ったまま改札機の
読取部に翳すだけ(または取込部にカードをセットし)
で、情報の読取り、事故(紛失・盗難)カード等の判定
および信用調査、乗車料金の算出、入出場判定、および
通過情報等の使用履歴の書込み等が非接触で行われる。
【0123】グループ内共通化……駅構内の売店、百貨
店等での買い物時、タクシー乗車時等の料金支払手段と
して利用できる。さらに、自動車学校における個人管理
台帳等の情報管理手段としても幅広く利用できる。
【0124】料金の支払方式……鉄道利用分については
1ケ月の乗車距離および乗車形態に応じて適正な料金計
算を行い、買い物やタクシー乗車時の料金を併せて、毎
月金融機関口座より自動引落しするもので、後払い方式
とする。
【0125】[6]実施例の効果 このように、カード40を改札通過用媒体として用いる
ことにより、従来のような改札機への改札通過用媒体
(乗車券)の投入や改札機からの改札通過用媒体の受取
りを要することなく、また乗車ごとに自動券売機での媒
体購入操作を要することなく、スムーズで迅速な改札通
過が可能である。よって、利用者の操作性および利便性
を向上できるとともに、改札通過時の媒体(乗車券)の
取違いを回避できる。
【0126】媒体搬送のための機構および保守を簡略化
できてコストの低減が図れる。カード40の記憶容量が
大きいので、不正使用に対する厳密で高度なチェックが
可能となって信頼性の向上が図れる。
【0127】カード40を使用して乗車料金を非接触で
精算できるので、従来のような精算機への改札通過用媒
体(乗車券)の投入や精算機からの改札通過用媒体の受
取りを要することなく、乗車料金の容易かつ迅速な精算
が可能である。精算に用いた定期券を取り忘れることも
ない。
【0128】カードの再発行に際して発行履歴情報およ
び使用履歴情報を参照するので、再発行に関するセキュ
リティ性の向上が図れる。従来の定期券やバリューカー
ドは有効期限が切れたり、使用可能金額を使い切ったり
した場合にその媒体は使い捨てとなり、新たに購入する
場合は新しい媒体を使用していたが、非接触式の無線カ
ード40を使用することにより、カード40を一旦発行
してしまえば、それ以降は同じカード40のメモリの書
替と印刷可能部分の印刷し直しで、何回でも使用でき
る。すなわち、カード40の汎用性向上および有効活用
が図れる。
【0129】従来の定期券の場合、定期券乗車区間の外
で降車しようとすると、精算機等で精算業務を事前に済
ませてその時発行される精算券を改札機に投入して降車
するというように一度精算の処理が必要であった。これ
が非接触式の“定期券+バリュー”カードを使用するこ
とにより、降車の際に直接改札機でどこから乗車したか
どこで降車するかを判断して精算も含めた処理すること
ができる。更に、ポストペイドカードの場合は、料金が
後で自動引落としとなるので、乗車区間や有効期間、使
用可能残金額等を意識することなく、利用することがで
きる。
【0130】従来の定期券の場合、有効期間切れ時にお
いては期間判定NGとなり取扱不可になるが、非接触式
の“定期券+バリュー”カードを使用することにより、
有効期間を気にすることなく、改札を受けることができ
る。
【0131】精算機4においては、従来のバリューカー
ド等は使用可能金額を使い切ったりした場合にその媒体
は使い捨てとなっていたが、非接触式のバリューカード
(または“定期券+バリュー”カード)を使用すること
により、バリュー補充機能でカード40のメモリの書替
えと印刷可能部分の印刷し直しで、何回でも使用でき
る。
【0132】使用可能金額として10円や20円等の端
数が残っていた場合には、このバリュー補充機能によ
り、新たな料金(使用可能金額)を付加して10円や2
0円を最後まで有効に活用することができる。
【0133】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明のカード
処理システムは、書替可能な記憶手段を有するカードを
用いて改札用の複数種のカードを発行するとともに、こ
れらカードの使用による改札処理を行う構成としたの
で、機器への改札通過用媒体の投入や機器からの改札通
過用媒体の受取りを要することなく、また乗車ごとの媒
体購入操作を要することなく、スムーズで迅速な改札通
過を可能とし、これにより利用者の操作性および利便性
を向上できるとともに改札通過時の媒体の取違いを回避
でき、しかも媒体搬送のための機構および保守を簡略化
できてコストの低減が図れ、さらには不正使用に対する
厳密で高度なチェックにも十分な対応が可能である。
【0134】第2の発明のカード処理システムは、カー
ドに記録された金額内での乗車を可能とするとともに、
そのカードに残された金額の適切な払戻しが可能であ
る。第3の発明のカード処理システムは、第1の発明に
加え、各カードの使用による精算処理を行う構成とした
ので、さらに、機器への改札通過用媒体の投入や機器か
らの改札通過用媒体の受取りを要することなく、乗車料
金の容易かつ迅速な精算が可能である。
【0135】第4の発明のカード処理システムは、第1
の発明に加え、発行履歴情報および使用履歴情報に基づ
いてカードの再発行処理を行う構成としたので、さら
に、改札通過用媒体となるカードの再発行に関するセキ
ュリティ性の向上が図れる。
【0136】第5の発明のカード処理システムは、第1
の発明に加え、各カードの使用による精算処理を行うと
ともに、発行履歴情報および使用履歴情報に基づいてカ
ードの再発行処理を行う構成としたので、さらに、機器
への改札通過用媒体の投入や機器からの改札通過用媒体
の受取りを要することなく、乗車料金の容易かつ迅速な
精算が可能であり、しかも改札通過用媒体となるカード
の再発行に関するセキュリティ性の向上が図れる。
【0137】第6の発明のカード処理システムは、第1
の発明に加え、必要に応じてカードに対する金額情報の
書込みおよび補充を行う構成としたので、さらに、改札
通過用媒体となるカードの汎用性向上および有効活用が
図れる。
【0138】第7の発明のカード処理システムは、第3
の発明に加え、必要に応じてカードに対する金額情報の
書込みおよび補充を行う構成としたので、さらに、改札
通過用媒体となるカードの汎用性向上および有効活用が
図れる。
【0139】第8の発明のカード処理システムは、第4
の発明に加え、必要に応じてカードに対する金額情報の
書込みおよび補充を行う構成としたので、さらに、カー
ドの汎用性向上および有効活用が図れる。
【0140】第9の発明のカード処理システムは、第5
の発明に加え、必要に応じてカードに対する金額情報の
書込みおよび補充を行う構成としたので、さらに、カー
ドの汎用性向上および有効活用が図れる。
【0141】第10の発明のカード処理システムは、書
替可能な記憶手段を有するカードを用いて改札用の複数
種のカードを発行するとともに、これらカードの使用と
利用者の個人情報に基づく改札処理を行う構成としたの
で、機器への改札通過用媒体の投入や機器からの改札通
過用媒体の受取りを要することなく、また乗車ごとの媒
体購入操作を要することなく、スムーズで迅速な改札通
過を可能とし、これにより利用者の操作性および利便性
を向上できるとともに改札通過時の媒体の取違いを回避
でき、しかも媒体搬送のための機構および保守を簡略化
できてコストの低減が図れ、とくに不正使用に対する厳
密で高度なチェックを可能として信頼性の向上が図れ
る。
【0142】第11の発明のカード処理システムは、第
10の発明に加え、各カードの使用による精算処理を行
う構成としたので、さらに、機器への改札通過用媒体の
投入や機器からの改札通過用媒体の受取りを要すること
なく、乗車料金の容易かつ迅速な精算が可能なことを目
的とする。
【0143】第12の発明のカード処理システムは、第
10の発明に加え、発行履歴情報および使用履歴情報に
基づいてカードの再発行処理を行う構成としたので、さ
らに、改札通過用媒体となるカードの再発行に関するセ
キュリティ性の向上が図れることを目的としている。
【0144】第13の発明のカード処理システムは、第
10の発明に加え、各カードの使用による精算処理を行
うとともに、発行履歴情報および使用履歴情報に基づい
てカードの再発行処理を行う構成としたので、さらに、
機器への改札通過用媒体の投入や機器からの改札通過用
媒体の受取りを要することなく、乗車料金の容易かつ迅
速な精算が可能であり、しかも改札通過用媒体となるカ
ードの再発行に関するセキュリティ性の向上が図れるこ
とを目的とする。
【0145】第14の発明のカード処理システムは、第
11の発明に加え、必要に応じてカードに対する金額情
報の書込みおよび補充を行う構成としたので、さらに、
改札通過用媒体となるカードの汎用性向上および有効活
用が図れることを目的とする。
【0146】第15の発明のカード処理システムは、第
12の発明に加え、必要に応じてカードに対する金額情
報の書込みおよび補充を行う構成としたので、さらに、
改札通過用媒体となるカードの汎用性向上および有効活
用が図れることを目的とする。
【0147】第16の発明のカード処理システムは、第
13の発明に加え、必要に応じてカードに対する金額情
報の書込みおよび補充を行う構成としたので、さらに、
カードの汎用性向上および有効活用が図れることを目的
とする。
【0148】第17の発明のカード処理システムは、第
14の発明に加え、必要に応じてカードに対する金額情
報の書込みおよび補充を行う構成としたので、さらに、
カードの汎用性向上および有効活用が図れることを目的
とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の全体的な構成を示すブロック図。
【図2】同実施例の発行機および精算機の制御回路のブ
ロック図。
【図3】同実施例の改札機の制御回路のブロック図。
【図4】同実施例の情報端末機の制御回路のブロック
図。
【図5】同実施例の発行機の作用を説明するためのフロ
ーチャート。
【図6】図5に続くフローチャート。
【図7】同実施例の改札機の作用を説明するためのフロ
ーチャート。
【図8】図7に続くフローチャート。
【図9】同実施例の精算機の作用を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…発行機 2…改札機 3…情報端末機 4…精算機 5…駅処理装置 10…ネットワーク 6,8,11…コンピュータ 7,9,12…データベース 40…無線カード

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改札用の第1カードに乗車区間情報およ
    び有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手
    段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  2. 【請求項2】 所定の金額情報が記録されたカードを発
    行する発行手段と、 この発行手段により発行されたカードに記録されている
    情報を読取り、その読取情報が適正な場合に前記カード
    に対し改札処理を実行する改札手段と、 この改札手段による処理に際し、前記カードの使用に関
    する情報を使用履歴情報として収集する収集手段と、 前記カードの金額情報に基づいて金額の払戻しを行うと
    き、前記収集手段で収集された使用履歴情報に従い、前
    記カードの払戻し処理を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  3. 【請求項3】 改札用の第1カードに乗車区間情報およ
    び有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手
    段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する
    精算手段と、 前記第2カードまたは第3カードの使用による前記精算
    処理に際し、第2カード内または第3カード内の金額情
    報を減額更新する制御手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  4. 【請求項4】 改札用の第1カードに乗車区間情報およ
    び有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 これら発行手段の発行内容を利用者の個人情報と共に発
    行履歴情報として収集する収集手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手
    段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記改札処理に際し、前記各カードの使用に関する情報
    を使用履歴情報として収集する収集手段と、 前記各収集手段で収集される発行履歴情報および使用履
    歴情報に従い、前記各発行手段によるカードの再発行処
    理を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  5. 【請求項5】 改札用の第1カードに乗車区間情報およ
    び有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 これら発行手段の発行内容を利用者の個人情報と共に発
    行履歴情報として収集する収集手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手
    段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記改札処理に際し、前記各カードの使用に関する情報
    を使用履歴情報として収集する収集手段と、 前記各収集手段で収集される発行履歴情報および使用履
    歴情報に従い、前記各発行手段によるカードの再発行処
    理を制御する制御手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する
    精算手段と、 前記第2カードまたは第3カードの使用による前記改札
    処理に際し、第2カード内の金額情報を減額更新する制
    御手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  6. 【請求項6】 改札用の第1カードに乗車区間情報およ
    び有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手
    段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 所定の金額情報を前記第1カードに書込んで前記第3カ
    ードを作成する作成手段と、 前記第2カード内または第3カード内の金額情報を補充
    する補充手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  7. 【請求項7】 改札用の第1カードに乗車区間情報およ
    び有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手
    段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する
    精算手段と、 前記第2カードまたは第3カードの使用による前記精算
    処理に際し、第2カード内または第3カード内の金額情
    報を減額更新する制御手段と、 所定の金額情報を前記第1カードに書込んで前記第3カ
    ードを作成する作成手段と、 前記第2カード内または第3カード内の金額情報を補充
    する補充手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  8. 【請求項8】 改札用の第1カードに乗車区間情報およ
    び有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 これら発行手段の発行内容を利用者の個人情報と共に発
    行履歴情報として収集する収集手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手
    段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記改札処理に際し、前記各カードの使用に関する情報
    を使用履歴情報として収集する収集手段と、 前記各収集手段で収集される発行履歴情報および使用履
    歴情報に従い、前記各発行手段によるカードの再発行処
    理を制御する制御手段と、 所定の金額情報を前記第1カードに書込んで前記第3カ
    ードを作成する作成手段と、 前記第2カード内または第3カード内の金額情報を補充
    する補充手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  9. 【請求項9】 改札用の第1カードに乗車区間情報およ
    び有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 これら発行手段の発行内容を利用者の個人情報と共に発
    行履歴情報として収集する収集手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報が適正な場合に改札処理を実行する改札手
    段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記改札処理に際し、前記各カードの使用に関する情報
    を使用履歴情報として収集する収集手段と、 前記各収集手段で収集される発行履歴情報および使用履
    歴情報に従い、前記各発行手段によるカードの再発行処
    理を制御する制御手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する
    精算手段と、 前記第2カードまたは第3カードの使用による前記精算
    処理に際し、第2カード内または第3カード内の金額情
    報を減額更新する制御手段と、 所定の金額情報を前記第1カードに書込んで前記第3カ
    ードを作成する作成手段と、 前記第2カード内または第3カード内の金額情報を補充
    する補充手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  10. 【請求項10】 改札用の第1カードに乗車区間情報お
    よび有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段
    と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 前記第1カード内の乗車区間情報、有効期間情報、およ
    び個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報および有効
    期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カード内の金額情報および個人情報を非接触で
    読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、金額
    情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報
    および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人
    情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情報お
    よび有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状況と
    適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  11. 【請求項11】 改札用の第1カードに乗車区間情報お
    よび有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段
    と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 前記第1カード内の乗車区間情報、有効期間情報、およ
    び個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報および有効
    期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カード内の金額情報および個人情報を非接触で
    読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、金額
    情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報
    および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人
    情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情報お
    よび有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状況と
    適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する
    精算手段と、 前記第2カードまたは第3カードの使用による前記精算
    処理に際し、第2カード内または第3カード内の金額情
    報を減額更新する制御手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  12. 【請求項12】 改札用の第1カードに乗車区間情報お
    よび有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段
    と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 これら発行手段の発行内容を利用者の個人情報と共に発
    行履歴情報として収集する収集手段と、 前記第1カード内の乗車区間情報、有効期間情報、およ
    び個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報および有効
    期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カード内の金額情報および個人情報を非接触で
    読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、金額
    情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報
    および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人
    情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情報お
    よび有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状況と
    適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記改札処理に際し、前記各カードの使用に関する情報
    を使用履歴情報として収集する収集手段と、 前記各収集手段で収集される発行履歴情報および使用履
    歴情報に従い、前記各発行手段によるカードの再発行処
    理を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  13. 【請求項13】 改札用の第1カードに乗車区間情報お
    よび有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段
    と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 これら発行手段の発行内容を利用者の個人情報と共に発
    行履歴情報として収集する収集手段と、 前記第1カード内の乗車区間情報、有効期間情報、およ
    び個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報および有効
    期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カード内の金額情報および個人情報を非接触で
    読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、金額
    情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報
    および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人
    情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情報お
    よび有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状況と
    適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記改札処理に際し、前記各カードの使用に関する情報
    を使用履歴情報として収集する収集手段と、 前記各収集手段で収集される発行履歴情報および使用履
    歴情報に従い、前記各発行手段によるカードの再発行処
    理を制御する制御手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する
    精算手段と、 前記第2カードまたは第3カードの使用による前記精算
    処理に際し、第2カード内または第3カード内の金額情
    報を減額更新する制御手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  14. 【請求項14】 改札用の第1カードに乗車区間情報お
    よび有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段
    と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 前記第1カード内の乗車区間情報、有効期間情報、およ
    び個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報および有効
    期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カード内の金額情報および個人情報を非接触で
    読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、金額
    情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報
    および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人
    情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情報お
    よび有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状況と
    適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 所定の金額情報を前記第1カードに書込んで前記第3カ
    ードを作成する作成手段と、 前記第2カード内または第3カード内の金額情報を補充
    する補充手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  15. 【請求項15】 改札用の第1カードに乗車区間情報お
    よび有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段
    と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 前記第1カード内の乗車区間情報、有効期間情報、およ
    び個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報および有効
    期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カード内の金額情報および個人情報を非接触で
    読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、金額
    情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報
    および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人
    情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情報お
    よび有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状況と
    適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する
    精算手段と、 前記第2カードまたは第3カードの使用による前記精算
    処理に際し、第2カード内または第3カード内の金額情
    報を減額更新する制御手段と、 所定の金額情報を前記第1カードに書込んで前記第3カ
    ードを作成する作成手段と、 前記第2カード内または第3カード内の金額情報を補充
    する補充手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  16. 【請求項16】 改札用の第1カードに乗車区間情報お
    よび有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段
    と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 これら発行手段の発行内容を利用者の個人情報と共に発
    行履歴情報として収集する収集手段と、 前記第1カード内の乗車区間情報、有効期間情報、およ
    び個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報および有効
    期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カード内の金額情報および個人情報を非接触で
    読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、金額
    情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報
    および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人
    情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情報お
    よび有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状況と
    適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記改札処理に際し、前記各カードの使用に関する情報
    を使用履歴情報として収集する収集手段と、 前記各収集手段で収集される発行履歴情報および使用履
    歴情報に従い、前記各発行手段によるカードの再発行処
    理を制御する制御手段と、 所定の金額情報を前記第1カードに書込んで前記第3カ
    ードを作成する作成手段と、 前記第2カード内または第3カード内の金額情報を補充
    する補充手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
  17. 【請求項17】 改札用の第1カードに乗車区間情報お
    よび有効期間情報を書込み、発行する第1の発行手段
    と、 改札用の第2カードに所定の金額情報を書込み、発行す
    る第2の発行手段と、 改札用の第3カードに乗車区間情報、有効期間情報、お
    よび所定の金額情報を書込み、発行する第3の発行手段
    と、 改札用の第4カードに信用調査済みの個人情報を書込
    み、発行する第4の発行手段と、 これら発行手段の発行内容を利用者の個人情報と共に発
    行履歴情報として収集する収集手段と、 前記第1カード内の乗車区間情報、有効期間情報、およ
    び個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報および有効
    期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カード内の金額情報および個人情報を非接触で
    読取り、金額情報が乗車料金以上で且つ個人情報が適正
    な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第3カード内の乗車区間情報、有効期間情報、金額
    情報、および個人情報を非接触で読取り、乗車区間情報
    および有効期間情報が実際の乗車状況と適合し且つ個人
    情報が適正な場合に改札処理を実行し、乗車区間情報お
    よび有効期間情報の少なくとも一方が実際の乗車状況と
    適合しない場合は金額情報が乗車料金以上で且つ個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第4カード内の個人情報を非接触で読取り、個人情
    報が適正な場合に改札処理を実行する改札手段と、 前記第2カードの使用による前記改札処理に際し、第2
    カード内の金額情報を減額更新する制御手段と、 前記第3カードの使用による前記改札処理に際し、必要
    に応じて第3カード内の金額情報を減額更新する制御手
    段と、 前記改札処理に際し、前記各カードの使用に関する情報
    を使用履歴情報として収集する収集手段と、 前記各収集手段で収集される発行履歴情報および使用履
    歴情報に従い、前記各発行手段によるカードの再発行処
    理を制御する制御手段と、 前記各カードに記憶されている情報を非接触で読取り、
    その読取情報に基づいて乗車料金の精算処理を実行する
    精算手段と、 前記第2カードまたは第3カードの使用による前記精算
    処理に際し、第2カード内または第3カード内の金額情
    報を減額更新する制御手段と、 所定の金額情報を前記第1カードに書込んで前記第3カ
    ードを作成する作成手段と、 前記第2カード内または第3カード内の金額情報を補充
    する補充手段と、 を具備したことを特徴とするカード処理システム。
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