JP3856885B2 - 自動券売機及びその制御方法並びにその方法のプログラムを 格納した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動券売機及び自動券売機の制御方法並びにこの方法を実行させるプログラムを格納したコンピュータ読みとり可能な記録媒体に関し、特に無人駅の駅務に用いられるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の駅業務の省力化に伴い、利用者の操作により乗車券等を印刷発行する自動券売機が普及し、自動券売機で磁気情報即ち磁気データが入力された乗車券を用いることによる改札の自動化が進められている。ところで、自動改札機ではいわゆるキセル等の不正乗車を防止するために自動化券の磁気情報エリアに改札を通過した旨の情報(以下「入場ビット」という。)を記憶させておく方法が採られる。即ち、乗車券に入場ビットが記憶されている場合には自動改札機により駅構内への入場を規制し、乗車券に入場ビットが記憶されていない場合には自動改札機により駅構外への出場を規制するというものである。従って、このように入場ビットにより入出場を管理する場合には、路線の全ての駅において、自動改札機を備えていることが前提となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、無人駅において乗車券に入場ビットを記憶させるために、自動改札機を導入するのは、投資効率、及び保守等の見地から困難である。無人駅等を有する路線において、自動改札機を設置しない状態では入場ビットにより駅構内への入出場を管理することはできなかった。何故なら、入場ビットが記憶されていない乗車券を持つ無人駅からの利用者は、自動改札機のある下車駅においても有人ゲートを通る必要が生じ、利用者に不便であり、駅の混雑を増す結果となるからである。入場ビットが記憶されたままの乗車券(定期券)は次回の入場時に自動改札機に規制され利用ができなくなるという問題点を包含していた。
【0004】
加えて、無人駅からの乗車または下車は乗車駅または下車駅が不明なためにストアードフェアカードの利用ができないという欠点があった。
【0005】
そこで、本発明は入場ビットの管理が可能な自動券売機の制御方法及びこの方法を備えた自動券売機ならびにこの方法を実行させるプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に係る発明による自動券売機は、貨幣またはプリペイドカードを受入れて乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機において;前記乗車券を発券するときに該乗車券に改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を予め記憶させるように構成されたことを特徴とする。ここでいうプリペイドカードは、乗車券を購入するために貨幣の代わりに用いることのできる、例えばJRのオレンジカード(商標)等のカードやストアードフェアカード(以下「SFカード」という)等のカードである。
【0007】
このように構成すれば、例えば自動改札機を設置していない無人駅でこの自動券売機で購入した乗車券をもって入場しても、他の駅の自動改札機から出場することが可能となる。従って、自動改札機を設置していない無人駅を有する路線でも入出場の管理を行えることになる。
【0008】
また請求項2に係る発明による自動券売機は、貨幣またはプリペイドカードを受入れて乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機において;乗車券またはプリペイドカードを受入れ、不足料金の算出を行うための原券処理部を備え;該原券処理部は改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された乗車券またはプリペイドカードの改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を取消し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶されていない乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、前記投入された乗車券またはプリペイドカードに改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶させるように構成されたことを特徴とする。
【0009】
このように構成すれば、自動改札機を設置していない無人駅においても入出場の管理がおこなえ、その路線での定期券、プリペイドカードによる入出場ができることになる。ここでいうプリペイドカードは、乗車券の代わりに用いることのできる、例えばJRのイオカード(商標)等のSFカードである。
【0010】
また請求項3に係る発明による自動券売機は、貨幣またはプリペイドカードを受入れて普通乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機において;普通乗車券を受入れ、不足料金の算出を行うための原券処理部を備え;該原券処理部は改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された普通乗車券が投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された普通乗車券を回収し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶されていない普通乗車券が投入されたときには、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶した前記投入された普通乗車券を返却するように構成されたことを特徴とする。
【0011】
このように構成すれば、自動改札機を設置していない無人駅においても入出場の管理がおこなえ、その路線での普通乗車券による入出場ができることになる。
【0012】
請求項4に係る発明による自動券売機の制御方法は、貨幣またはプリペイドカードを受入れ乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機の制御方法において;貨幣またはプリペイドカードを受け入れる工程と;前記発券する乗車券に改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶させる工程と;前記情報を記憶させた乗車券を発券する工程とを備える。
【0013】
請求項5に係る発明による自動券売機の制御方法は、貨幣またはプリペイドカードを受入れ乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機の制御方法において;乗車券またはプリペイドカードを受入れる工程と;不足料金の算出を行うために前記受け入れた乗車券またはプリペイドカードを処理する工程とを備え;前記受け入れた乗車券またはプリペイドカードを処理する工程は、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された前記乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された乗車券またはプリペイドカードの改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を取消し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶されていない前記乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、前記投入された乗車券またはプリペイドカードに改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶させる工程とを含む。
【0014】
請求項6に係る発明による自動券売機の制御方法は、貨幣またはプリペイドカードを受入れ普通乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機の制御方法において;普通乗車券を受入れる工程と;不足料金の算出を行うための前記受け入れた普通乗車券を処理する工程とを備え;前記受け入れた普通乗車券を処理する工程は、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された前記普通乗車券が投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された普通乗車券を回収し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的記憶がされていない前記普通乗車券が投入されたときには、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶させ、前記投入された普通乗車券を返却する工程を含む。
【0015】
また請求項7に係る発明によるコンピュータ読取可能な記録媒体は、貨幣またはプリペイドカードを受入れ乗車券を発券する際に、該乗車券に改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を予め記憶させる制御を、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機に実行させるプログラムを格納する。
【0016】
請求項8に係る発明によるコンピュータ読取可能な記録媒体は、貨幣またはプリペイドカードを受入れ乗車券を発券する制御と、乗車券またはプリペイドカードを受入れ、不足料金の算出を行うための原券処理をする際に、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された前記乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された乗車券またはプリペイドカードの改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を取消し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶されていない前記乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、前記投入された乗車券またはプリペイドカードに改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶させる制御とを、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機に実行させる。
【0017】
さらに請求項9に係る発明によるコンピュータ読取可能な記録媒体は、貨幣またはプリペイドカードを受入れ乗車券を発券する制御と、普通乗車券を受入れ、不足料金の算出を行うための原券処理をする際に、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された前記普通乗車券が投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された普通乗車券を回収し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶されていない前記普通乗車券が投入されたときには、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶した前記投入された普通乗車券を返却する制御とを、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機に実行させる。
【0018】
このような記録媒体のプログラムを自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機内のコンピュータに読み取らせることにより、前述の各制御を行わせることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の第1の実施の形態による自動券売機の構成を図1及び図2に基づいて説明する。なお、図1は第1の実施の形態による自動券売機を正面から見た概念図、図2はこの自動券売機の構成のブロック図である。
【0020】
通常、乗車券が普通乗車券、定期券等の場合には、発売時に一方の面に発駅名、料金、発行日付、乗換駅等が印刷され、他方の面には発駅データ、対象区間データ、発行駅データ、乗換駅データ、対象区間データ等が磁気情報即ち磁気データにより記憶される。乗車券がSFカードの場合には、自動改札機に投入することで発駅名、利用日の日付が印刷されるとともに、発駅データ、大人の最低区間料金が差し引かれた料金残高等が記憶される。
【0021】
また、乗車券は記憶領域を有し、この乗車券で自動改札機を抜けると、乗車券の記憶領域に入場ビットが記憶される。従って、たとえば、所望の駅で自動改札機を抜けて乗車すると、乗車券には入場ビットが記憶され、所望の駅で自動改札機を抜けて下車すると乗車券の入場ビットが取消され、普通乗車券の場合には自動改札機に回収され、定期券、SFカードの場合には入場ビットを取消した後に返却される。
【0022】
この自動券売機10は、図1に示すように、正面に紙幣投入口12、コイン投入口14、紙幣返却口16、釣銭口18、所定の料金を利用者の操作により指示する口座釦20、利用者の利用を案内するための表示部22、カード投入口を兼ねる原券投入口24及び発券口26が設けられている。
【0023】
そして、内部には、図2に示すように、紙幣投入口12、コイン投入口14に接続され、投入金額を算出し必要に応じて釣銭口18に釣銭を放出する貨幣処理部30と、乗車券を発券する発券部32とを備えている。また、貨幣処理部30、発券部32、口座釦20、表示部22はそれぞれ制御部を備え、これらの制御部は全て主制御部34により制御されている。
【0024】
貨幣処理部30は、紙幣の投入を検出し紙幣投入額を算出する紙幣処理部30aと、硬貨( コイン )の投入を検出し硬貨投入額を算出するコイン処理部30bとからなり、紙幣及び硬貨の投入額を算出することができる。この投入額は主制御部34によって表示部22に表示される。利用者は所定の料金以上の貨幣の投入を確認して、所定の口座釦20を押すと、主制御部34は口座釦20からの信号により投入金額が所定の料金以上の場合には貨幣処理部30に釣銭の放出を指示し、発券部32に発券を指示する。
【0025】
発券部32は磁気情報を記憶するための磁気記憶部と、券面情報を印刷するための印刷部により構成されている。主制御部34からの情報により予め記憶された券面情報と磁気情報が乗車券に印刷記憶され、発券される。このとき、磁気情報には入場ビットが記憶され、下車駅において自動改札機を抜けることができる。
【0026】
また、この自動券売機10は原券処理部36を備えており、主制御部34により制御されている。原券処理部36はプリペイドカードまたはSFカードの投入が可能であり、貨幣の代替として利用されるプリペイドカードまたはSFカードが投入されたときにはカード情報を読込み、残高が主制御部34により表示部22に表示される。従って、プリペイドカードまたはSFカードにより乗車券の購入が可能である。また、この自動券売機10は原券処理部36に乗車券が投入可能であり、乗車券の精算が可能である。原券処理部36に乗車券が投入された場合には原券情報を読み込み主制御部34に伝達し、乗り越しによる不足金額等を表示部22に表示する。
【0027】
次に、本発明の第1の実施の形態による自動券売機10の動作について図3、図4に基づきさらに説明する。
【0028】
紙幣投入口12またはコイン投入口14から貨幣が投入されると、乗車券の購入と判断し、投入金額が表示部22に表示される。利用者は所定の料金以上の金額を投入したことを確認して、所望の区間を口座釦20により指定する。この指定に従って、主制御部34は発券部32に乗車券の発券を指示する。発券部32では発駅名、料金、発行日付、乗換駅等の券面情報を印刷するとともに、発駅データ、対象区間データ、発行日付データ、乗換駅データ、対象区間データ、入場ビットを磁気記憶し発券する。この磁気データにより、下車駅での自動改札機の通過及び乗り越し精算等が精算機で行える。投入金額と乗車料金とに差額がある場合には、この差額は貨幣処理部30より釣銭として釣銭口18から放出される。
【0029】
このように購入された乗車券は既に入場ビットが記憶されているので自動改札機を通らずに、交通機関の利用が可能である。下車駅では入場ビットが正常に記憶されているので、自動改札機を抜けることができる。
【0030】
自動券売機10に貨幣の投入をせずに、原券投入口24に乗車券を投入した場合には原券処理部36においてその乗車券の磁気情報を読み取り、その乗車券に入場ビットが記憶されているか否かを判断し、入場ビットが記憶されていない場合にはこれから交通機関を利用するものと判断し、次にSFカードか否か判断する。SFカードでない場合には、適正な乗車券であるか否か判断し、適正な乗車券と判断した場合には、さらに対象区間かを判断し、対象区間でない場合には返却し、対象区間である場合には入場ビットを記憶させ、交通機関の利用を許可する。SFカードの場合には、図4に示す▲4▼をパスして口座釦指示がおこなわれ乗車券の発券がおこなわれ、その乗車券にも入場ビットが記憶される。なお、適正な乗車券でない場合には、乗車券を返却する際、その旨を表示部22に表示する。
【0031】
乗車券に入場ビットが記憶されている場合には利用者は構内からの出場を意図するものと判断し、まず乗車券が定期券であるか否か判断される。定期券でない場合とは普通乗車券、回数券、SFカードである。定期券と判断された場合には、次に適正な定期券か否かが判断され、不適正なら返却し、適正ならさらに対象区間内か否かが判断され、対象区間内のものである場合にはその旨を表示し、定期券の入場ビットを取消するとともに定期券を返却する。定期券が対象区間内でないとされた場合には精算が必要であると判断され、不足料金を算出し表示部22に表示する。この場合に不足金額以上の貨幣が紙幣投入口12またはコイン投入口14から投入されると差額を釣銭として釣銭口18から排出するとともに、定期券の入場ビットを取消し定期券を原券投入口24から返却する。これにより、駅構外へ出場することができ次回の入場が可能となる。
【0032】
投入された乗車券が定期券ではなく、普通乗車券、回数券、SFカードである場合には、普通乗車券、回数券であるか否かが判断される。普通乗車券、回数券であると判断された場合には定期券の場合と同様に、適正な乗車券か対象区間内かが判断され、適正かつ対象区間内ならば入場ビットを取消して乗車券の回収をおこなう。不足料金がある場合には、その料金を表示し料金の投入を待って精算処理した後に普通乗車券または回数券の入場ビットを取消する。普通乗車券または回数券の場合は次回の利用が考えられないため、自動券売機に回収される。これにより、駅構外へ出場することができる。
【0033】
投入された乗車券が普通乗車券、回数券でないと判断されるのはSFカードである。乗車券がSFカードである場合には、図4に示す▲2▼へ進み入場ビットの取消のほかに料金の減算を行い、カードの料金残高データを書き替えて、残高をカードに印刷し返却する。SFカードの残高が不足している場合には、プリペイドカード、他のSFカードの投入または貨幣の投入を必要とする。この場合には上記定期券等の場合と同様に精算処理した後、SFカードの入場ビットを取消と残高がない旨の印刷をしSFカードの返却を行う。これにより、▲3▼に進んで駅構外へ出場することができる。
【0034】
乗車券が定期券またはSFカードである場合に入場ビットを取消しないで駅構外に出場すると、次回、これらの乗車券を利用するときにエラーを発生し入場が許可されない。即ち、表示部22に乗車券が使用できない旨の表示をし、返却する。この場合に強行して駅構内に入場して交通機関を利用すると不正乗車と判断される。
【0035】
以上の第1の実施の形態の変形例として、SFカード本来の機能を発揮させるために後述の選択釦28と同様の選択釦28A(不図示)を設けた場合を説明する。
【0036】
図3、図4に示すフローチャートにおいて、原券投入口24にSFカードを投入した場合に、原券処理部36においてその乗車券に入場ビットが記憶されているか否かを判断し、入場ビットが記憶されていない場合にはこれから交通機関を利用するものと判断する。その際に、図4に示す▲4▼に進み、既に選択釦28Aが押し下げられている場合には、最小区間の料金の減算がおこなえるか否かが判断され、減算できる場合には減算をおこなって情報を記録するとともに入場ビットを記憶する。さらに裏面印刷をしてカードの返却をおこなう。最小区間の料金の減算ができないときにはSFカードの返却をおこない、図3の▲5▼に進む。
【0037】
選択釦28Aが押し下げられていない場合、ここで選択釦28Aを押し下げることにより乗車券を購入することができる。
【0038】
SFカードに入場ビットが記憶されていないことは既に判断済みであるので、口座釦20の指示がおこなわれ、利用者が所望のところを押すと乗車券の発券がおこなわれる。この乗車券には入場ビットが記憶される。さらにSFカードからの料金の減算がおこなわれ情報が裏面に記録印刷されて返却され、図3の▲5▼に進む。勿論、SFカードの残高が足りない場合には、追加の貨幣を投入し、場合によっては釣銭の返却がおこなわれる。
【0039】
したがって、SFカードを投入した後に、選択釦を押すことによりSFカードを乗車券として利用することができる。
【0040】
次に図5に基づき、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0041】
この実施の形態では、SFカードが使用されたときに、券売、入場の何れかを選択できるようにする選択釦28を設ける。
【0042】
まず、利用者が、SFカードで乗車券を購入しようとする場合には、自動券売機10の選択釦28を押し下げる。処理は図6に示す▲7▼に進み、SFカードに入場ビットが記憶されているか否かが判断され、入場ビットが記憶されていればSFカードは返却され乗車券を購入することはできない。
【0043】
SFカードに入場ビットが記憶されていない場合には、口座釦20の指示がおこなわれ、利用者が所望のところを押すと乗車券の発券がおこなわれる。この乗車券には入場ビットが記憶される。さらにSFカードからの料金の減算が行われ情報が裏面に記録、印刷されて返却され、▲5▼に進む。勿論、SFカードの残高が足りない場合には、追加の貨幣を投入し、場合によっては釣銭の返却がおこなわれる。
【0044】
次に、利用者が自動券売機10の選択釦28を押し下げない場合、すなわちSFカードで乗車券を購入するのではない場合について説明する。
【0045】
紙幣投入口12またはコイン投入口14から貨幣が投入されると、乗車券の購入と判断し、投入金額が表示部22に表示される。利用者は所定の料金以上の金額が投入されたことを確認して、所望の区間を口座釦20により指定する。この指定に従って、主制御部34は発券部32に乗車券の発券を指示する。発券部32では発駅名、料金、発行日付、乗換駅等の券面情報を印刷するとともに、発駅データ、対象区間データ、発行日付データ、乗換駅データ、対象区間データ、入場ビットを磁気記憶し発券する。この磁気データにより、下車駅での自動改札機の通過及び乗り越し精算等が精算機で行える。投入金額と乗車料金とに差額がある場合には、この差額は貨幣処理部より釣銭として釣銭口から放出される。
【0046】
このように購入された乗車券は既に入場ビットが記憶されているので自動改札機を通らずに、交通機関の利用が可能である。下車駅では入場ビットが正常に記憶されているので、自動改札機を抜けることができる。
【0047】
自動券売機10に貨幣の投入をせずに、原券投入口24に乗車券を投入した場合には原券処理部36においてその乗車券に入場ビットが記憶されているか否かを判断し、入場ビットが記憶されていない場合にはこれから交通機関を利用するものと判断し、次にSFカードか否か判断する。SFカードでない場合には、磁気データを読み取ることにより、適正な乗車券であるか否か判断し、適正な乗車券と判断した場合には、さらに対象区間かを判断し、対象区間でない場合には返却し、対象区間である場合には入場ビットを記憶させ、交通機関の利用を許可する。SFカードの場合には、図6に示す▲8▼に進み最小区間の料金の減算がおこなえるか否かが判断され、減算できる場合には減算をおこなって情報を記録するとともに入場ビットを記憶する。さらに裏面印刷をしてカードの返却を行い、図5の▲6▼へ進む。即ち入場を許可される。最小区間の料金の減算ができないときにはSFカードの返却をおこなう。
【0048】
乗車券に入場ビットが記憶されている場合には利用者は構内からの出場を意図するものと判断し、まず乗車券が定期券であるか否か判断される。定期券でない場合とは普通乗車券、回数券、SFカードである。定期券と判断された場合には、次に適正な定期券か否かが判断され、不適正なら返却し、適正ならさらに対象区間内か否かが判断され、対象区間内のものである場合にはその旨を表示し、乗車券の入場ビットを取消するとともに定期券を返却する。定期券が対象区間内でないとされた場合には精算が必要であると判断され、不足料金を算出し表示部22に表示する。この場合に不足金額以上の貨幣が紙幣投入口12またはコイン投入口14から投入されると差額を釣銭として釣銭口18から排出するとともに、定期券の入場ビットを取消し定期券を原券投入口24から返却する。これにより、駅構外へ出場することができ次回の入場が可能となる。
【0049】
投入された乗車券が定期券ではなく、普通乗車券、回数券、SFカードである場合には、普通乗車券、回数券であるか否かが判断される。普通乗車券、回数券であると判断された場合には定期券の場合と同様に、適正な乗車券か対象区間内かが判断され、適正かつ対象区間内ならば入場ビットを取消して乗車券の回収をおこなう。不足料金がある場合には、その料金を表示し料金の投入を待って精算処理した後に普通乗車券または回数券の入場ビットを取消する。普通乗車券または回数券の場合は次回の利用が考えられないため、自動券売機に回収される。これにより、駅構外へ出場することができる。
【0050】
投入された乗車券が普通乗車券、回数券でないと判断されるのはSFカードである。乗車券がSFカードである場合には、図6に示す▲2▼に進み入場ビットの取消のほかに料金の減算を行い、カードの料金残高データを書き替えて、残高をカードに印刷し返却する。SFカードの残高が不足している場合には、プリペイドカード、他のSFカードの投入または貨幣の投入を必要とする。この場合には上記定期券等の場合と同様に精算処理した後、SFカードの入場ビットを取消と残高がない旨の印刷をしSFカードの返却を行う。これにより、図5の▲3▼に進み駅構外へ出場することができる。
【0051】
乗車券が定期券またはSFカードである場合に入場ビットを取消しないで駅構外に出場すると、次回、これらの乗車券を利用するときにエラーを発生し入場が許可されない。即ち、表示部に乗車券が使用できない旨の表示をし、返却する。この場合に強行して駅構内に入場して交通機関を利用すると不正乗車と判断される。
【0052】
したがって、選択釦28を押下した後にSFカードを投入することによって、SFカードを貨幣として利用でき、複数枚の乗車券を求めたい場合、及び子供がSFカードで交通機関を利用する場合には券売の選択を行うことで普通乗車券を求めることができる。
【0053】
また、本発明による実施の形態を応用した例として、この自動券売機に扉装置を連動させて、不正乗車と認められる場合には扉の閉鎖をさせることもできる。また、扉装置を付けない場合でも、警報音、警告灯等により不正乗車と認められる場合に、利用者に警告を発する構成とすることもできる。
【0054】
これら警告手段を備えることにより、不正乗車等を防止し、更に本発明の効果を増すことができる。
【0055】
本発明による自動券売機は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。例えば、本願の実施の形態においては乗車券のデータは磁気により記憶されているが、電気的データを記憶可能な乗車券においては電気的に記憶されているものであっても良い。
【0056】
また、本発明の自動券売機は、予め機器内に上述した制御をおこなうようにプログラムが組み込まれているが、上述のような制御を自動券売機に実行させるプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体として提供することもできる。この場合の記録媒体としては、フロッピィディスク、ハードディスク、CD−ROM、テープ、半導体ROM等が考えられる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明した本発明の自動券売機によれば、自動改札機を設置していない無人駅においても改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報の管理が可能となり、乗降客で混雑する駅において有人ゲートをなくすことができる。
【0058】
また、自動改札機を有しない無人駅においてもSFカードの利用が可能となる。更に、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報の管理を行うことができなかった路線においても改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報による管理を普及することができ、より充実した管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態による自動券売機の概念図である。
【図2】本発明による第1の実施の形態による自動券売機のブロック図である。
【図3】本発明による第1の実施の形態の自動券売機によるフロー図である。
【図4】図3におけるSFカードの場合のフローを示すフロー図である。
【図5】本発明による第2の実施の形態の自動券売機によるフローチャートである。
【図6】図5におけるSFカードの場合のフローを示すフロー図である。
【図7】本発明による第2の実施の形態の自動券売機による概念図である。
【図8】本発明による第2の実施の形態の自動券売機によるブロック図である。
【符号の説明】
10 自動券売機
12 紙幣投入口
14 コイン投入口
16 紙幣返却口
18 釣銭口
20 口座釦
22 表示部
24 原券投入口
26 発券口
28 選択釦
30 貨幣処理部
32 発券部
34 主制御部
36 原券処理部
Claims (9)
- 貨幣またはプリペイドカードを受入れて乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機において;
前記乗車券を発券するときに該乗車券に改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を予め記憶させるように構成されたことを特徴とする;
自動券売機。 - 貨幣またはプリペイドカードを受入れて乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機において;
乗車券またはプリペイドカードを受入れ、不足料金の算出を行うための原券処理部を備え;
該原券処理部は改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された乗車券またはプリペイドカードの改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を取消し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶されていない乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、前記投入された乗車券またはプリペイドカードに改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶させるように構成されたことを特徴とする;
自動券売機。 - 貨幣またはプリペイドカードを受入れて普通乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機において;
普通乗車券を受入れ、不足料金の算出を行うための原券処理部を備え;
該原券処理部は改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された普通乗車券が投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された普通乗車券を回収し、
改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶されていない普通乗車券が投入されたときには、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶した前記投入された普通乗車券を返却するように構成されたことを特徴とする;
自動券売機。 - 貨幣またはプリペイドカードを受入れ乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機の制御方法において;
貨幣またはプリペイドカードを受け入れる工程と;
前記発券する乗車券に改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶させる工程と;
前記情報を記憶させた乗車券を発券する工程とを備える;
自動券売機の制御方法。 - 貨幣またはプリペイドカードを受入れ乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機の制御方法において;
乗車券またはプリペイドカードを受入れる工程と;
不足料金の算出を行うために前記受け入れた乗車券またはプリペイドカードを処理する工程とを備え;
前記受け入れた乗車券またはプリペイドカードを処理する工程は、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された前記乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された乗車券またはプリペイドカードの改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を取消し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶されていない前記乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、前記投入された乗車券またはプリペイドカードに改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶させる工程とを含む;
自動券売機の制御方法。 - 貨幣またはプリペイドカードを受入れ普通乗車券を発券する、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機の制御方法において;
普通乗車券を受入れる工程と;
不足料金の算出を行うための前記受け入れた普通乗車券を処理する工程とを備え;
前記受け入れた普通乗車券を処理する工程は、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された前記普通乗車券が投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された普通乗車券を回収し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的記憶がされていない前記普通乗車券が投入されたときには、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶させ、前記投入された普通乗車券を返却する工程を含む;
自動券売機の制御方法。 - 貨幣またはプリペイドカードを受入れ乗車券を発券する際に、該乗車券に改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を予め記憶させる制御を、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機に実行させるプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 貨幣またはプリペイドカードを受入れ乗車券を発券する制御と、
乗車券またはプリペイドカードを受入れ、不足料金の算出を行うための原券処理をする際に、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された前記乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された乗車券またはプリペイドカードの改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を取消し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶されていない前記乗車券またはプリペイドカードが投入されたときには、前記投入された乗車券またはプリペイドカードに改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶させる制御とを、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機に実行させる;
プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。 - 貨幣またはプリペイドカードを受入れ乗車券を発券する制御と、
普通乗車券を受入れ、不足料金の算出を行うための原券処理をする際に、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶された前記普通乗車券が投入されたときには、料金の精算を条件として前記投入された普通乗車券を回収し、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報が記憶されていない前記普通乗車券が投入されたときには、改札を通過し入場した旨の磁気的または電気的情報を記憶した前記投入された普通乗車券を返却する制御とを、自動改札機を設置していない無人駅に備えられた自動券売機に実行させる;
プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34280696A JP3856885B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 自動券売機及びその制御方法並びにその方法のプログラムを 格納した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34280696A JP3856885B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 自動券売機及びその制御方法並びにその方法のプログラムを 格納した記録媒体 |
Publications (2)
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JPH10172010A JPH10172010A (ja) | 1998-06-26 |
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ID=18356647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34280696A Expired - Lifetime JP3856885B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 自動券売機及びその制御方法並びにその方法のプログラムを 格納した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3856885B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP34280696A patent/JP3856885B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH10172010A (ja) | 1998-06-26 |
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