JP4071524B2 - カード処理機及びカード処理方法 - Google Patents

カード処理機及びカード処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、利用者に対する入出場判定に基づいて利用者の入出場を制御する自動改札機などが設けられた鉄道などの交通機関で使用される無線ICカード等のカード処理機及びカード処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線ICカードにより改札での入出場を行う駅務システムが実用化されている。このような無線ICカードが利用可能な駅務システムでは、無線ICカードとしてIC−SF(ストアードフェア)カードとIC定期券とが利用されている。これらの無線ICカードでは、自動改札機35との無線通信を行うことにより入出場の許可不許可が判定され、利用者の通行が制御されるようになっている。
【0003】
上記IC−SFカードは、運賃の支払いや乗車券類の購入に利用できる金額情報が記録された無線ICカードである。例えば、IC−SFカードに記録されている残額が運賃を満たしている場合、利用者は、別途乗車券を購入しなくても、IC−SFカードにより自動改札機を利用することができる。また、IC−SFカードは、カード処理機や自動券売機等で金額情報を積み増しできるようになっている。
【0004】
また、IC定期券は、定期券の機能を有する無線ICカードである。また、IC定期券では、通常、定期券情報とともに、SFカードとして利用可能な金額情報が記録されている。すなわち、IC定期券は、定期券の機能とSFカードの機能とを併せ持つ無線ICカードである。例えば、定期券の有効区間で乗降する場合、IC定期券により自動改札機を通過することが可能となる。また、定期券の有効区間内で乗車して有効区間外で下車する場合、IC定期券の定期券機能と当該IC定期券に記録されているSFカードの機能との組み合わせで自動改札機を通過することが可能となっている。また、IC−SFカードと同様に、カード処理機あるいは自動券売機等でIC定期券に対して金額情報を積み増しできるようになっている。
【0005】
また、無線ICカードが利用可能な自動改札機では、通常、1人の利用者に対して、処理する無線ICカードの枚数が1枚であることを前提としている。もしも、2枚以上の無線ICカードを利用しようとしても、自動改札機では、枚数超過で通行が不許可を判定される。
【0006】
このため、IC定期券とIC−SFカードの両方を別々に所持する場合、利用者は、IC定期券とIC−SFカードとを組み合わせて自動改札機を利用することができない。例えば、IC定期券(既にSF分を入金されている場合を含む)を所持する利用者が、別の人からIC−SFカードをもらったような場合、あるいは、IC−SFカードを既に所持している利用者が新たにIC定期券を購入した場合、IC定期券とIC−SFカードとをそれぞれ使い分けで利用することが必要となる。また、IC定期券とIC−SFカードの両方を別々に所持する利用者がIC定期券の有効区間内と有効区間外とをまたがって乗車する場合、自動改札機ではIC定期券とIC−SFカードとを組み合わせて判定することができないため、当該利用者は、自動精算機等での精算処理が必要であり、出場時に手間がかかって不便であるという問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、複数のICカードを所持している場合、複数のICカードの組み合わせでは改札機が利用できないため、不便であるという問題点を解決するもので、複数のICカードを使い分けて使用したり、複数のICカードの組み合わせでの出場時の処理に手間がかることがないように、複数のICカードを1枚のICカードに統合することができるカード処理機とカード処理方法とを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明のカード処理機は、改札機で利用可能な金額情報が記録されているICカードを処理するものにおいて、利用者が所持するICカードを受け入れる受入手段と、この受入手段により第1のICカードを受け入れた際に、上記第1のICカードへの金額情報の入金方法を選択する第1の選択手段と、この第1の選択手段により第2のICカードからの金額情報の入金が選択された場合に、上記受入手段により第2のICカードを受け入れて第2のICカードに記録されている記録内容を読取る読取手段と、この読取手段により読取った上記第2のICカードに保証金がかけられている場合、上記第2のICカードの保証金を現金で払うか上記第1のICカードに加算するかを選択する第2の選択手段と、この第2の選択手段により上記第2のICカードの保証金を現金で支払うことが選択された場合、上記読取手段により読取った上記第2のICカードの記録内容に基づいて、上記第2のICカードの残額と上記第1のICカードの残額とを加算した金額の金額情報を上記第1のICカードに記録する第1の記録手段と、上記第2のICカードの保証金を現金にて放出する放出手段と、上記第2の選択手段により上記第2のICカードの保証金を上記第1のICカードに加算することが選択された場合、上記読取手段により読取った上記第2のICカードの記録内容に基づいて、上記第2のICカードの残額と上記第2のICカードの保証金と上記第1のICカードの残額とを加算した金額の金額情報を上記第1のICカードに記録する第2の記録手段と、上記第1あるいは第2の記録手段により金額情報が記録された上記第1のICカードを返却する返却手段と、上記第2のICカードを回収する回収手段とを有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係わるカード処理機1の正面図を示すものである。このカード処理機1は、鉄道の駅等に設けられ、無線ICカード等を処理するものである。このカード処理機1は、IC定期券(第1のICカード)とIC−SFカード(第2のICカード)との2種類の無線ICカードを処理するものとする。上記IC−SFカードは、予め記録(チャージ)された金額情報に基づいて乗車券の代わりに利用可能な無線ICカードである。上記IC定期券は、定期券の機能とストアードフェアカードの機能とを併せ持つ無線ICカードである。このIC定期券では、定期券あるいはSFカードとして単独で利用可能、及び、定期券とSFカードとの組み合わせによる利用が可能となっている。また、全ての無線ICカードCには、発行時に、それぞれユニークな発行番号(識別情報)が発行され、当該発行番号が無線ICカードC内の記録部Caに記録されるとともに、カード表面に印刷されるようになっている。
【0013】
図1に示すように、このカード処理機1の前面の接客面には、表示部2、ICカード口3、紙幣投入口4、硬貨投入口5、レシート発行口6、クレジットカード口7、硬貨排出口8、受け皿9が設けられている。
上記ICカード口3は、無線ICカードの受け入れと排出とが受け入れた無線カードCに処理を施した後に利用者に返却する場合に処理済の無線カードCが排出される。上記紙幣投入口4は、利用者に紙幣を返却する場合に紙幣が排出される。上記表示部2は、選択手段として機能するタッチパネル2aを内蔵した液晶表示装置(LCD)によって構成される。この表示部2では、操作手順の案内、あるいは、上記タッチパネルにて投入金額の指示キー表示するようになっている。
【0014】
上記ICカード口3では、無線ICカードCの投入及び排出が行われる。上記紙幣投入口4では、紙幣が投入される。上記硬貨投入口5では、硬貨が投入される。上記レシート発行口6では、処理内容に応じて作成されるレシートが排出される。上記クレジットカード口7では、クレジットカードの投入及び排出が行われる。上記硬貨排出口8では、硬貨が排出される。上記受け皿9では、レシート発行口6から排出されたレシート、および硬貨排出口8から排出された硬貨が放出される。また、上記ICカード口3では、受け入れた無線ICカードCに処理を施した後に利用者に返却する場合に処理済の無線ICカードCが排出される。
【0015】
図2は、上記したような接客面を有するカード処理機1の内部構成を示すものである。
カード処理機1の制御系統は、紙幣処理部10、ICカード処理部11、検銭部12、釣銭部13、レシート発行部14、クレジットカード処理部15、ICカード回収部17、主制御部20、及びメモリ21などにより構成されている。上記紙幣処理部10、ICカード処理部11、検銭部12、釣銭部13、レシート発行部14、クレジットカード処理部15および表示部2は全て主制御部20によって制御されるようになっている。この主制御部20には、メモリ21が接続されている。上記主制御部20は、たとえばマイクロコンピュータとその周辺回路などを主体に構成されていて、カード処理機1の全体の制御を司るものである。
【0016】
図2に示すように、カード処理機1では、紙幣投入口4が紙幣処理部10に接続されている。また、硬貨投入口5は、検銭部12に接続され、この検銭部12には釣銭部13が接続されている。これにより、検銭部12で鑑別された硬貨は釣銭として釣銭部13に貯留され、硬貨排出口8から受け皿9に放出できるようになっている。ICカード口3はICカード処理部11に接続されている。また、ICカード処理部11には、無線ICカードCを回収する回収手段としてのICカード回収部17が接続されており、ICカード処理部11からの無線ICカードCをICカード回収部17に回収できるようになっている。上記ICカード処理部11は、無線ICカードCに記録されている内容の読み取り、及び、無線ICカードへのデータの記録を行うようになっている。
【0017】
また、ICカード口3に挿入された無線ICカードCを回収する場合、無線ICカードCは、ICカード処理部11からICカード回収部17に搬送されて回収されるようになっている。
また、レシート発行口6には、レシートを発行する発行手段としてのレシート発行部14が接続されている。このレシート発行部14は、初期状態のレシート用紙か収納される収納部(図示しない)とこの収納部からレシート用紙を取出して初期状態のレシート用紙に処理内容などの情報を印刷する印刷部(図示しない)とからなる。上記レシート発行部14により処理されたレシートは、レシート発行口6から排出される。また、上記レシートには、処理内容とともに、処理対象となった無線ICカードCを特定するために、処理対象となった無線ICカードCの発行番号などの情報が印刷されるようになっている。
【0018】
また、クレジットカード口7には、クレジットカードを処理するクレジットカード処理部15が接続されている。このクレジットカード処理部15は、上記クレジットカード口7から受け入れたクレジットカードの記録内容を読取り、当該クレジットカードによる利用料金の支払い処理等を行うようになっている。
【0019】
次に、上記のようなカード処理機1にて処理された無線ICカードが利用可能な駅務システムについて説明する。
図3は、駅務システムの概略構成を示す図である。図3に示すように、駅務システムは、ホストコンピュータ31、駅員操作端末32、カード発行機33、カード処理機1、自動精算機34、及び自動改札機35等の駅務機器により構成されている。
上記ホストコンピュータ31は、駅務システム全体の管理及び制御等を行うものである。このホストコンピュータ31は、各駅の駅務システムと接続され、各駅からの情報を受信して各駅務機器へ情報を配信するようになっている。上記駅員操作端末32は、駅窓口内などに設置され、駅員により操作される端末装置である。
【0020】
上記カード発行機33は、駅窓口内などに設置され、利用者の申し出に基づく駅員の操作によって無線ICカードCを発行するものである。ここでは、駅員の操作によってIC定期券あるいはIC−SFカードとしての無線ICカードCを発行するものについて説明するが、利用者自身の操作によって無線ICカードCを発行するものも同様な構成にて実現できる。上記自動精算機34は、駅構内に設置され、利用者の操作によって乗車料金等の精算処理を行うものである。
【0021】
上記自動改札機35は、駅改札口などに設置され、利用者の改札口での入出場を制御するものである。この自動改札機35は、1つの無線ICカードCでの処理を前提とし、入場時に利用した無線ICカードCでの出場を原則としている。例えば、定期券の区間内で乗車して定期券の区間外で下車する場合、IC定期券では、1つのIC定期券で乗車して同一のIC定期券で下車することにより、定期券の区間外分の利用料金をSFカード機能で精算することが可能となっている。これに対して、IC定期券の区間内で乗車して定期券の区間外で下車する場合に、IC定期券で乗車した利用者が、上記IC定期券と他のIC−SFカードとの組み合わせ、あるいは、他のIC−SFカードで下車することは、できないようになっている。このように、IC定期券で乗車した利用者が他のIC−SFカードを利用して下車する場合に、利用者は、自動精算機34で乗車料金の精算処理を行った後に、自動改札機35を利用するようになっている。
【0022】
次に、上記カード処理機1での処理について説明する。
まず、IC定期券とIC−SFカードとを別々に所持している利用者は、それぞれの無線ICカードを持って上記カード処理機1の前へ行く。この利用者は、まず、ICカード口3にIC定期券を投入し(ステップS1)、上記タッチパネル2aにてIC定期券への金額情報の入金方法を選択する(ステップS2)。すると、主制御部20は、上記ICカード口3から投入されたIC定期券を受け入れ、上記ICカード処理部11によりIC定期券に記録されている情報を読み取る。上記ICカード処理部11によりIC定期券から読取られた情報は、主制御部20へ供給される。上記IC定期券から読取った情報が供給されると、主制御部20は、利用者により選択された入金方法を判断する。
【0023】
この判断により利用者が当該IC定期券への入金方法として現金又はクレジットカードによる入金を選択したと判断した場合(ステップS3、NO)、主制御部20は、入金する金額の選択と現金又はクレジットカードの投入案内とを上記表示部2に表示する。この表示に従って利用者が現金又はクレジットカードの投入すると、主制御部20は、利用者が投入した現金又はクレジットカードに基づいて利用者により選択された金額の入金(チャージ)処理を行う(ステップS4)。これにより、現金又はクレジットカードによるIC定期券への入金処理が完了すると、当該IC定期券をICカード口3から放出し(ステップS5)、利用者に金額情報をチャージしたIC定期券を返却することにより処理を終了する。
【0024】
また、上記判断により利用者が当該IC定期券への入金方法として他のIC−SFカードからの入金を選択したと判断した場合(ステップS3、YES)、主制御部20は、IC−SFカードの投入案内を表示部2に表示する。この案内に応じて利用者がICカード口3にIC−SFカードを投入すると(ステップS6)、ICカード処理部11は、利用者により投入されたIC−SFカードを受け入れ、受け入れたIC−SFカードに記録されている金額情報及び発行番号等の記録内容を読み取る。上記ICカード処理部11により当該IC−SFカードから読取られた情報は、主制御部20へ供給される。上記IC−SFカードから読取った情報が供給されると、主制御部20は、当該IC−SFカードから読取った発行番号の検査処理を行う(ステップS8)。この発行番号の検査処理は、読取った発行番号と、予め上記メモリ21に記録されている発行番号とが一致するか否かを判定する処理である。ここで、上記メモリ21に記録される発行番号は、盗難されたIC−SFカードあるいは利用者が紛失したIC−SFカード等のIC−SFカードの発行番号であるものとする。
【0025】
上記発行番号の検査処理により当該IC−SFカードの発行番号と上記メモリ21に記憶されている発行番号とが一致していると判定した場合、主制御部20は、当該IC−SFカードが他の無線ICカードへのチャージができないIC−SFカードであると判定する(ステップS9、NO)。この場合、主制御部20は、当該IC−SFカードをカード処理機1内に保持したまま、全ての処理を停止し、例えば、警報音を鳴らすことにより駅員へ通知する(ステップS17)。この通知を受けた駅員は、処理が停止したカード処理機1へ行き、当該利用者に対して当該IC−SFカードに関する事情を聞く。当該駅員は、カード処理機1内から当該IC−SFカードを取出してカード処理機1の動作を再開し、当該利用者に対しては、事情に応じた対応を行う(エラー処理)(ステップS18)。
【0026】
また、上記発行番号の検査処理により当該IC−SFカードの発行番号と上記メモリ21に記憶されている発行番号とが一致していないと判定した場合、主制御部20は、当該IC−SFカードが他の無線ICカードへのチャージが可能なIC−SFカードであると判定する(ステップS9、YES)。この判定により当該IC−SFカードが他の無線ICカードへのチャージが可能なIC−SFカードであると判定した場合、主制御部20は、当該IC−SFカードのデポジット(保証金)金額の支払い方法を選択する選択画面を表示部2に表示する。この選択案内に応じて利用者は、デポジット金額の支払い方法を選択する(ステップS10)。ここで、デポジット金額の支払い方法は、現金による支払いとデポジット金額を上記IC定期券にチャージすることによる支払い方法があるものとする。
【0027】
利用者がデポジット金額をIC定期券にチャージする旨を選択した場合(ステップS11、NO)、主制御部20は、IC−SFカードの残額とデポジット金額とをIC定期券にチャージする(ステップS12)。IC定期券への金額のチャージが完了した場合、主制御部20は、当該IC−SFカードの発行番号に対応して処理内容をメモリ21に記録する(ステップS15)。これにより上記メモリ21は、処理したIC−SFカードを示す発行番号と処理内容と対応させた処理履歴を取っておくことができる。
また、上記処理が完了すると、主制御部20は、上記ICカード回収部17にて当該IC−SFカードを回収し(ステップS16)、金額情報がチャージされたIC定期券を放出する(ステップS5)。
【0028】
また、利用者が当該IC−SFカードのデポジット金額の現金による支払いを選択した場合(ステップS11、NO)、主制御部20は、上記ICカード処理部11により当該IC−SFカードの残額をIC定期券にチャージし(ステップS13)、上記釣銭部13あるいは上記紙幣処理部10により当該IC−SFカードのデポジット金額を現金にて放出する(ステップS14)。これにより利用者には、当該IC−SFカードのデポジット金額が返却される。
【0029】
当該IC定期券への金額のチャージとデポジット金額の返却が完了した場合、主制御部20は、当該IC−SFカードの発行番号に対応して処理内容を処理履歴としてメモリ21に記録する(ステップS15)。上記処理履歴の記録が完了すると、主制御部20は、上記ICカード回収部17にて当該IC−SFカードを回収し(ステップS16)、金額情報がチャージされたIC定期券を放出する(ステップS5)。
【0030】
次に、他の無線ICカードへの金額のチャージを無効にするIC−SFカードの発行番号の登録について説明する。
例えば、盗難、あるいは紛失等の理由によりIC−SFカードの使用を停止(禁止)させたい場合、利用者は、駅窓口にて駅員にIC−SFカードの使用を停止させたい旨と当該IC−SFカードの発行番号とを申し出る。このような申し出を受けた駅員は、上記駅員操作端末32にて申し出のあったIC−SFカードの発行番号を入力する。すると、駅員操作端末32は、駅員により入力された発行番号と使用停止の旨とを上記ホストコンピュータ31へ通知する。この通知を受けたホストコンピュータ31は、使用を停止する無線ICカードの発行番号の情報として通知された発行番号を図示しない記憶部に記憶するとともに、各駅務機器に当該発行番号と使用停止の旨とを通知する。
【0031】
各駅務機器では、ホストコンピュータ31から通知された発行番号を使用停止するIC−SFカードの情報として記憶部に記憶する。例えば、カード処理機1が発行番号と使用停止の旨とを受信した場合、主制御部20は、使用を停止する無線ICカードの発行番号の情報として受信した発行番号をメモリ21に記録する。これにより、上記ステップS8で説明した発行番号の検査処理が可能となり、登録済みの発行番号のIC−SFカードの残額による他の無線ICカードへの金額のチャージを防止できる。また、自動改札機、及び自動精算機等の駅務機器が発行番号と使用停止の旨とを受信した場合に、当該発行番号の無線ICカードに対する処理を行わないようにしても良い。
【0032】
すなわち、IC−SFカードが盗難された場合、あるいは、IC−SFカードを紛失した場合、当該IC−SFカードの発行番号がわかれば、利用者は、当該IC−SFカードの発行番号を駅員に申し出る。この申し出を受けた駅員が上記駅員操作端末32にて申し出のあった発行番号を入力することにより各駅務機器に使用を禁止するIC−SFカードの発行番号を登録することができる。これにより、各駅務機器での当該IC−SFカードの使用を停止することができ、当該IC−SFカードの残額を他の無線ICカードへチャージすることを禁止することが可能となる。
【0033】
また、利用者が所持するIC−SFカードの発行番号は、IC−SFカードの券面に記載されており、また、当該IC−SFカードの発行時、あるいは、当該IC−SFカードへの金額のチャージ時に、発行されるレシート(領収書)にも印刷される。従って、利用者は、発行時あるいは金額チャージ時のレシートを保管しておくか、予めIC−SFカードの券面に記載されている発行番号を控えておくことにより、当該IC−SFカードの盗難あるいは紛失があった場合に、当該発行番号に基づいて当該IC−SFカードの使用を禁止することができる。
【0034】
また、上記カード処理機1では、金額チャージを行うごとに、処理内容を処理履歴として記憶しておくようにしている。これにより、利用者の申し出よりも前に、当該IC−SFカードが使用されてしまった場合でも、処理履歴からIC−SFカードが使用された内容を確認できる。また、当該IC−SFカードの残額で他のIC定期券へ金額がチャージされている場合、チャージされたIC定期券の情報に基づいて不正に使用した利用者等を判定できる。
【0035】
上記のように、IC定期券とIC−SFカードと受け入れ、IC−SFカードの残額をIC定期券にチャージしてIC−SFカードを回収するようにしたものである。これにより、IC定期券とIC−SFカードとを別々に所持している利用者が、IC定期券にIC−SFカードの残額をチャージし、1枚のIC定期券にまとめることができ、IC定期券の有効区間内と有効区間外とをまたがって乗車するような場合に、2枚処理ができない自動改札機でも精算処理なしで処理を行うことができる。また、IC定期券を所持している利用者が他人からIC−SFカードをもらった場合、あるいは、既にIC−SFカードを所持している利用者が新規にIC定期券を購入した場合などでも、IC定期券にIC−SFカードの残額をチャージして1枚のIC定期券にまとめることができるため、IC−SFカードが無駄になることなく使用できる。
【0036】
また、IC−SFカードを発行する際に、デポジット金額を徴収している場合、IC定期券に残額をチャージした後のIC−SFカードを回収する際に当該IC−SFカードのデポジット金額を現金で支払うか、IC定期券にチャージするかを利用者に選択させるようにしたものである。これにより、利用者の利便性を向上させるとともに、デポジット金額を利用者の要望に応じて処理できる。
【0037】
また、IC定期券へIC−SFカードの残額をチャージする際、当該IC−SFカードの発行番号が有効な発行番号か否かを判定し、当該IC−SFカードの発行番号が使用が禁止されている発行番号であると判定した場合に、当該IC−SFカードの残額をIC定期券チャージする処理を禁止する。これにより、盗難あるいは紛失等のIC−SFカードを用いたIC定期券への不正な金額チャージを防止できる。また、処理履歴を記録しておくことにより、後でIC−SFカードが不正に使用されたことが判明した場合であっても、処理履歴により不正使用者あるいは不正使用の内容を特定しやすく、不正利用を抑止する効果が期待できる。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、複数のICカードを使い分けて使用したり、複数のICカードの組み合わせでの出場時の処理に手間がかることがないように、複数のICカードを1枚のICカードに統合することができるカード処理機とカード処理方法とを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るカード処理機の概観構成を示す正面図。
【図2】カード処理機の内部構成を概略的に示すブロック図。
【図3】駅務システムの全体構成を説明するための図。
【図4】IC−SFカードの残額をIC定期券にチャージする際の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…カード処理機、2…表示部、2a…タッチパネル(選択手段)、3…ICカード口(受入手段、返却手段)、4…紙幣投入口、5…硬貨投入口、6…レシート発行口、7…クレジットカード口、8…硬貨排出口、9…受け皿、10…紙幣処理部、11…ICカード処理部(読取手段、記録手段)、12…検銭部、13…釣銭部、14…レシート発行部、15…クレジットカード処理部、17…ICカード回収部(回収手段)、20…主制御部(判定手段)、21…メモリ(記憶手段)、31…ホストコンピュータ、32…駅員操作端末、33…カード発行機、34…自動精算機、35…自動改札機

Claims (2)

  1. 改札機で利用可能な金額情報が記録されているICカードを処理するカード処理機において、
    利用者が所持するICカードを受け入れる受入手段と、
    この受入手段により第1のICカードを受け入れた際に、上記第1のICカードへの金額情報の入金方法を選択する第1の選択手段と、
    この第1の選択手段により第2のICカードからの金額情報の入金が選択された場合に、上記受入手段により第2のICカードを受け入れて第2のICカードに記録されている記録内容を読取る読取手段と、
    この読取手段により読取った上記第2のICカードに保証金がかけられている場合、上記第2のICカードの保証金を現金で払うか上記第1のICカードに加算するかを選択する第2の選択手段と、
    この第2の選択手段により上記第2のICカードの保証金を現金で支払うことが選択された場合、上記読取手段により読取った上記第2のICカードの記録内容に基づいて、上記第2のICカードの残額と上記第1のICカードの残額とを加算した金額の金額情報を上記第1のICカードに記録する第1の記録手段と、
    上記第2のICカードの保証金を現金にて放出する放出手段と、
    上記第2の選択手段により上記第2のICカードの保証金を上記第1のICカードに加算することが選択された場合、上記読取手段により読取った上記第2のICカードの記録内容に基づいて、上記第2のICカードの残額と上記第2のICカードの保証金と上記第1のICカードの残額とを加算した金額の金額情報を上記第1のICカードに記録する第2の記録手段と、
    上記第1あるいは第2の記録手段により金額情報が記録された上記第1のICカードを返却する返却手段と、
    上記第2のICカードを回収する回収手段と、
    を具備することを特徴とするカード処理機。
  2. 改札機で利用可能な金額情報が記録されているICカードを処理するカード処理方法において、
    利用者が所持する第1のICカードを受け入れた際に、上記第1のICカードへの金額情報の入金方法を選択し、
    この選択により第2のICカードからの金額情報の入金が選択された場合、上記第2のICカードを受け入れて第2のICカードに記録されている記録内容を読取り、
    上記第2のICカードに保証金がかけられている場合、上記第2のICカードの保証金を現金で払うか上記第1のICカードに加算するかを選択し、
    この選択により上記第2のICカードの保証金を現金で支払うことが選択された場合、上記第2のICカードから読取った記録内容に基づいて、上記第2のICカードの残額と上記第1のICカードの残額とを加算した金額の金額情報を上記第1のICカードに記録し、
    これにより金額情報が記録された上記第1のICカードを返却し、
    上記第2のICカードの保証金を現金にて放出し、
    上記選択により上記第2のICカードの保証金を上記第1のICカードに加算することが選択された場合、上記第2のICカードから読取った記録内容に基づいて、上記第2のICカードの残額と上記第2のICカードの保証金と上記第1のICカードの残額とを加算した金額の金額情報を上記第1のICカードに記録し、
    これにより金額情報が記録された上記第1のICカードを返却し、
    上記第2のICカードを回収する、
    ことを特徴とするカード処理方法。
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