JP2003196688A - 料金精算システム - Google Patents

料金精算システム

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JP2003196688A
JP2003196688A JP2001390453A JP2001390453A JP2003196688A JP 2003196688 A JP2003196688 A JP 2003196688A JP 2001390453 A JP2001390453 A JP 2001390453A JP 2001390453 A JP2001390453 A JP 2001390453A JP 2003196688 A JP2003196688 A JP 2003196688A
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Inventor
Kazuo Takeda
一雄 竹田
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Takamisawa Cybernetics Co Ltd
Original Assignee
Takamisawa Cybernetics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守が容易であり、保安性の高い料金精算シ
ステムを提供する。 【解決手段】 通信回線2に接続され、外部のカード媒
体3に記憶したカード情報3aを読出し又は書込むリー
ドライト装置10aを有するカード受付装置10と、通
信回線2に接続され、カード受付装置10を識別する受
付装置情報とカード情報3aを受信する受信部23と、
カード情報3aと利用監視情報とを比較してカード媒体
3の有効無効を判定する判定部24と、受付装置情報と
カード情報3aに基づき精算金額を演算する精算処理部
25とを有する運賃管理サーバ20とを備え、判定部2
4及び精算処理部25から得る判定結果及び精算結果を
通信回線2により運賃管理サーバ20からカード受付装
置10へ個別送信して、カード媒体3に記憶したカード
情報3aを書き換え又は追加書込みさせるように構成さ
れる料金精算システム1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、料金精算システム
に関し、特に保守が容易な料金精算システムに関する。
【0002】
【従来の技術】料金精算システムは、例えば鉄道で乗越
しをした場合に、乗越運賃の精算を行うものであり、精
算機、改札機等によりこの精算を行っている。このよう
な料金精算システムは、精算機、改札機等が運賃テーブ
ルを持っており、この運賃テーブルにより個別に運賃を
精算していた。また、精算機、改札機等は、カード類例
えば定期券やSFカード(ストアード・フェアカード)
に記録されているカード情報の適否の判断を行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような料
金精算システムでは、精算機、改札機等が各々に運賃テ
ーブルによる運賃の精算を行っていたので、例えば運賃
改正によるソフトウエアの更新が簡便ではなく、保守が
容易ではなかった。さらに、例えば無人駅に設置する場
合に、機器の盗難などにより、保存されている情報が漏
洩してしまう可能性があり保安性が低かった。
【0004】そこで、本発明は、保守が容易であり、保
安性の高い料金精算システムを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による料金精算システム1は、
例えば図1、3に示すように、通信回線2に接続され、
外部のカード媒体3に記憶したカード情報3aを読出し
又は書込むリードライト装置10aを有するカード受付
装置10と;通信回線2に接続され、カード受付装置1
0を識別する受付装置情報とカード情報3aを受信する
受信部23と、カード情報3aと利用監視情報とを比較
してカード媒体3の有効無効を判定する判定部24と、
前記受付装置情報とカード情報3aに基づき精算金額を
演算する精算処理部25と、を有する運賃管理サーバ2
0とを備え;受信部23により受信した前記受付装置情
報とカード情報3aに基づき、判定部24及び精算処理
部25から得る判定結果及び精算結果を通信回線2によ
り運賃管理サーバ20からカード受付装置10へ個別送
信して、カード媒体3に記憶したカード情報3aを書き
換え又は追加書込みさせるように構成される。
【0006】このように構成すると、カード受付装置1
0を備えるので、リードライト装置10aによりカード
媒体3に記憶したカード情報3aを読出し又は書込むこ
とができる。運賃管理サーバ20を備え、受信部23に
より受信した前記受付装置情報とカード情報3aに基づ
き、判定部24及び精算処理部25から得る判定結果及
び精算結果を通信回線2により運賃管理サーバ20から
カード受付装置10へ個別送信して、カード媒体3に記
憶したカード情報3aを書き換え又は追加書込みさせる
ように構成されるので、保守が容易であり、保安性の高
い料金精算システムを提供できる。
【0007】請求項2に係る発明による料金精算システ
ム1は、請求項1に記載の料金精算システム1におい
て、カード受付装置10は、外部から投入される貨幣の
金額の収受に応答して、リードライト装置10aにより
カード媒体3に記憶したカード情報を書き換え又は追加
書込みをする。
【0008】このように構成すると、カード受付装置1
0は、外部から投入される貨幣の金額の収受に応答し
て、リードライト装置10aによりカード媒体3に記憶
したカード情報3aを書き換え又は追加書込みをするの
で、容易に精算することができる。
【0009】請求項3に係る発明による料金精算システ
ム1は、請求項1又は請求項2に記載の料金精算システ
ム1において、運賃管理サーバ20は、前記判定結果及
び精算結果を内部に蓄積する記憶装置26をさらに備え
るとよい。
【0010】このように構成すると、記憶装置26は、
前記判定結果及び精算結果を内部に蓄積するので、運賃
の管理が容易に行え、運用効率の高い料金精算システム
1を提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複
した説明は省略する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態に係る料金精
算システム1の概略図である。本実施の形態では、料金
精算システム1は、鉄道に用いるものであり、さらに乗
降客の少ない駅例えば無人駅に設置されているものとし
て説明する。料金精算システム1は、カード受付装置1
0と、運賃管理サーバ20とを含んで構成されている。
また、カード受付装置10と、運賃管理サーバ20と
は、通信回線2で接続されている。通信回線2は、例え
ばLAN(ローカルエリアネットワーク)である。LA
Nのプロトコルには、TCP/IPを用いるとよい。カ
ード受付装置10には、精算機40、改札機50、券売
機60がある(以下、これらを特に区別しないときは単
にカード受付装置10という。)。さらに、料金精算シ
ステム1は、カード受付装置10としての精算機40、
改札機50、券売機60のうち少なくともいずれか1台
を備えている。また、それぞれを複数台ずつ備えてもよ
い。ここでは、精算機40、改札機50、券売機60を
それぞれ1台ずつ備える場合で説明する。
【0013】また、料金精算システム1は、通信回線2
によりネットワーク100に接続されている。ネットワ
ーク100は、例えば料金精算システム1を運用する鉄
道旅客会社内のネットワークである。そして、料金精算
システム1は、ネットワーク100を介して、この旅客
会社のホストコンピュータ100’と通信できるように
構成されている。ホストコンピュータ100’は、例え
ば社内のコンピュータシステムを一元管理しているもの
である。
【0014】料金精算システム1には、外部のカード媒
体としてのICカード3を用いる。ICカード3は、例
えば無線式のICカードであり、定期券、SFカードの
どちらか一方または両方の機能を持ったものである。以
下、ICカード3は、定期券とSFカードとの両方の機
能を持ったもので説明する。
【0015】図2を参照して、ICカード3について説
明する。ICカード3は、およそクレジットカードと同
じ形状である。ICカード3には、既存の無線式のIC
カードを用いるとよい。ICカード3は、カード情報3
aを含む情報がビット列で記録されており、これらの情
報を、電波を用いて読出し又は書込みできるものであ
る。
【0016】カード情報3aは、例えばカードID番号
と、定期券情報と、SFカード情報と、入出場情報とを
含んでいる。定期券情報は、発行番号、利用区間、有効
期限(期間)、使用者情報(氏名、年齢等)等である。
SFカード情報は、発行番号、残高金額、利用履歴等で
ある。残高金額は、ICカード3に入金(積み増し)さ
れている金額から利用した金額(精算した金額)を差し
引いた金額である。また、残高金額には、上限金額を設
けてもよい。
【0017】入出場情報には、入場情報と、出場情報と
がある。入場情報は、入場駅、入場時刻等である。出場
情報は、出場駅、出場時刻等である。また、入場情報、
出場情報は、同じビット列を割り当て、入場の際には書
き込まれた出場情報に上書きし、出場の際には書き込ま
れた入場情報に上書きするとよい。さらに、入出場情報
には、利用者の入出場を監視するための入場ビットが記
録される。入場ビットは、例えば、入場の際に改札機5
0により記録され、出場の際に改札機50に、または精
算(運賃の不足金額の徴収)の際に精算機40により落
とされる(消去される)ようにするとよい。また入場ビ
ットは、入場情報が記録されていない(例えば入場ビッ
トが記録されていない)、または出場情報が記録されて
いない(例えば入場ビットが落とされていない)場合
に、改札機50により入出場を禁止するといった入出場
管理に用いることで、利用者の入出場の管理が確実かつ
簡便になる。また、入場ビットが記録されていない場合
にのみ、改札機50により出場を禁止するような運用も
できる。さらに、入出場情報は、前述の定期券の機能の
みを持ったものと、またはSFカードの機能のみを持っ
たものとの両方にもそれぞれ記録されるものである。
【0018】図3を参照して、料金精算システム1につ
いてさらに説明する。カード受付装置10は、通信回線
2に接続され、ICカード3に記憶したカード情報3a
を読出し又は書込むリードライト装置としてのカードリ
ーダライタ10aを有している。カード受付装置10
は、カードリーダライタ10aにICカード3が1タッ
チまたは近接されることで、カードリーダライタ10a
によりICカード3に記録されたカード情報3aの読出
し又は書込み(書き換え)を行う。カード受付装置10
には、前述のように精算機40、改札機50、券売機6
0がある。ここで、精算機40、改札機50、券売機6
0についてそれぞれ簡単に説明する。
【0019】精算機40は、改札口より内側(駅施設内
側)に設置され、乗越しの場合に乗越した分の運賃を精
算するものである。即ち、精算機40は、乗り越しによ
り生じた運賃の不足金額(以下精算金額という)の徴収
するものである。精算機40は、カードリーダライタ1
0aを有している。精算機40は、ICカード3を所定
の受付口に挿入、または所定の場所に1タッチすること
で、カードリーダライタ10aにより、カード情報3a
を書き込むことができるように構成されている。また、
精算機40は、利用者からの入金(積み増し)を行う旨
を受け付ける入金釦41と、利用者からの精算を行う旨
を受け付ける精算釦42とを有している。
【0020】さらに精算機40は、利用者に情報を伝え
るための表示手段としてのディスプレイ43を有してい
る。また、精算機40は、精算金額の貨幣の投入を条件
に精算済証(以下精算券という)を発行するように構成
されている。精算券には、情報が磁気エンコードされて
記録されている。精算機40は、不図示の貨幣処理装置
を有しており、貨幣処理装置により利用者より投入され
る貨幣を受付け、計数できるように構成されている。
【0021】改札機50は、改札口に設置され、利用者
の入出場を管理しているものである。改札機50は、利
用者のICカード3が入出場を許可できるか否かを判断
し、備えられた扉52(図1参照)の開閉を行うこと
で、利用者の入出場の許可又は規制をしている。即ち、
改札機50は、前述の入場ビットにより、入場情報が記
録されていない、または出場情報が記録されていない場
合に、改札機50により入出場を禁止することで、切符
で入場し、切符に連続しない定期券で出場するようない
わゆるキセルを防止するものである。改札機50は、カ
ードリーダライタ10aを有している。改札機50は、
ICカード3を所定の受付口に挿入、または所定の場所
に1タッチすることで、カードリーダライタ10aによ
り、カード情報3aを書き込むことができるように構成
されている。また、改札機50は、利用者に情報を伝え
るための表示手段としてのディスプレイ51を有してい
る。
【0022】券売機60は、改札口より外側(駅施設外
側)に設置され、乗車券等を発券するものである。券売
機60は、カードリーダライタ10aを有している。券
売機60は、ICカード3を所定の受付口に挿入、また
は所定の場所に1タッチすることで、カードリーダライ
タ10aにより、カード情報3aを書き込むことができ
るように構成されている。また、券売機60は、利用者
に情報を伝えるための表示手段としてのディスプレイ6
1を有している。また、券売機60は、利用者からの入
金(積み増し)を行う旨を受け付ける入金釦62を有し
ている。券売機60は、不図示の貨幣処理装置を有して
おり、貨幣処理装置により利用者より投入される貨幣を
受付け、計数できるように構成されている。
【0023】また、精算機40、券売機60は、外部か
ら投入される貨幣の金額の収受に応答して、カードリー
ダライタ10aによりICカード3に記録したカード情
報3aを書き換え又は追加書込みをするように構成され
ている。また、精算機40、券売機60は、ICカード
3に、精算の際に金額が不足しないように予め入金して
おくことができるように構成されている。
【0024】運賃管理サーバ20は、例えば料金管理シ
ステム1が設置されている駅舎内の関係者以外の立ち入
りを禁止できる場所に設置されている。本実施の形態で
は、運賃管理サーバ20は、各駅毎に設置されるが、複
数の駅に対して1つの運賃管理サーバ20を有するよう
に構成してもよい。また、運賃管理サーバ20は、前述
のホストコンピュータ100’(図1参照)内に組み込
んでもよい。この場合、カード受付装置10は、ホスト
コンピュータ100’に接続される。このようにする
と、複数の駅に設置されたカード受付装置10によるI
Cカード3の処理、例えば精算処理を一元化できる。こ
れにより、システムを単純化、高効率に構成することが
できる。
【0025】運賃管理サーバ20は、制御部21を備え
ており、制御部21は、運賃管理サーバ20を制御して
いる。運賃管理サーバ20は、例えばパソコンである
が、ワークステーション、メインフレームなど、種々の
コンピュータで実施可能である。また、運賃管理サーバ
20は、通信回線2に接続され、カード受付装置10を
識別する受付装置情報とカード情報3aを受信する受信
部としての通信インターフェース23を有している。通
信インターフェース23は制御部21に接続されてい
る。受付装置情報は、例えば精算機40、改札機50、
券売機60といったカード受付装置10の装置の種別、
それぞれ持っている装置番号、カード受付装置10が設
置されている駅のコードである。即ち運賃管理サーバ2
0は、例えば、受付装置情報から「A駅のn番改札機」
のように、受付装置情報からカード受付装置10を特定
できる。また本実施の形態のように、運賃管理サーバ2
0が各駅に設置されている場合には、受付装置情報は、
駅のコードを持たないようにしてもよい。
【0026】また制御部21は、判定処理部22を有し
ている。判定処理部22は、カード情報3aと利用監視
情報27とを比較してICカード3の有効無効を判定す
る判定部24と、受付装置情報とカード情報3aに基づ
き精算金額を演算する精算処理部25とを有している。
利用監視情報27は、例えば紛失、盗難等の履歴のある
事故カードのカードID番号である。判定部24は、I
Cカード3の有効無効をカード情報3aのカードID番
号で判定する。また、判定部24は、受付装置情報とカ
ード情報3aとから精算する必要があるか否かを判定す
るように構成されている。さらに判定部24は、ICカ
ード3のカード情報3a(図2参照)が適正であるかの
判定を行うようにする。この判定は、例えば入出場情
報、定期券情報が適正であるかの判定である。
【0027】また、精算処理部25は、精算機40、券
売機60により、ICカード3に入金された場合、入金
された金額と入金前の残高金額を加算して、加算された
金額を入金後の残高金額とするように構成されている。
【0028】また、運賃管理サーバ20は、通信インタ
ーフェース23により受信した受付装置情報とカード情
報3aに基づき、判定部24及び精算処理部25から得
る判定結果及び精算結果を通信回線2により運賃管理サ
ーバ20からカード受付装置10へ個別送信して、IC
カード3に記憶したカード情報3aを書き換え又は追加
書込みさせるように構成されている。判定部22による
判定結果は、カード有効無効である。精算結果は、精算
金額、精算後の残高金額、精算の不足金額である。
【0029】また、運賃管理サーバ20は、判定結果及
び精算結果を内部に蓄積する記憶装置としての記憶部2
6を有している。記憶部26は、制御部21に接続され
ており、算出された情報等のデータが記憶できる。さら
に記憶部26内には、利用監視情報27、料金(運賃)
テーブル28、判定処理情報29が保存されている。判
定処理情報29には、運賃管理サーバ20が行った処理
が履歴として記録されている。
【0030】また制御部21には、料金精算システム1
を操作するための情報を入力する入力装置30と、料金
精算システム1で処理された結果を出力する出力装置3
1とが接続されている。入力装置30は例えばタッチパ
ネル、キーボードあるいはマウスであり、出力装置31
は例えばディスプレイやプリンタである。
【0031】さらに、運賃管理サーバ20は、料金精算
システム1に異常が発生した場合に作動するようにする
警報装置32を有する。警報装置32は、カード受付装
置10の故障、破壊等や、不正なICカード3が使用さ
れた場合に作動するように構成するとよい。このように
することで、料金精算システム1に発生した異常に対し
て迅速に対応できるので、保安性を高めることができ
る。さらに、異常に対して迅速に対応できるので、運用
効率を向上させることができる。また、運賃管理サーバ
20は、警報装置32が作動した場合に、通信インター
フェース23を介して、異常の発生をホストコンピュー
タ100’に通報するように構成するとよい。本図で
は、警報装置32は、外付けとして図示してあるが内蔵
としてもよい。
【0032】図2、図3を参照して、料金精算システム
1の作用を説明する。まず利用者が、ICカード3を用
いての駅の改札口から入場する場合について説明する。
利用者は、ICカード3を改札機50の所定の位置に1
タッチする。これにより、料金精算システム1は、改札
機50のカードリーダライタ10aによりICカード3
のカード情報3a(図2参照)を読み出す。改札機50
は、受付装置情報と、読み出したカード情報3aとを運
賃管理サーバ20に送信する。運賃管理サーバ20は、
通信インターフェース23を介して受付装置情報と、カ
ード情報3aと受信する。そして、運賃管理サーバ20
は、この受付装置情報から、受信したカード情報3aが
改札機50から送信されたことと、どの改札機50から
送信されたかを特定する。
【0033】次に、運賃管理サーバ20は、判定処理部
22により、受信したカード情報3aに基づいて以下の
処理を行う。判定処理部22は、判定部24により、カ
ード情報3aのカードID番号と、記憶部26内の利用
監視情報27と比較して、このICカード3の有効無効
を判定する。無効と判定した場合には、その旨を改札機
50に送信する。これを受信した改札機50は、扉52
(図1参照)を閉状態とし、ICカード3が無効である
ことを利用者にディスプレイ51の表示や音などにより
伝える。そして、有効と判定した場合には、判定部24
はカード情報3aの入出場情報が適正であるかの判定を
行う。入出場情報が適正でないと判定をした場合には、
その旨を改札機50に送信し、改札機50は、扉52を
閉状態とし、ICカード3のカード情報3aが適正でな
いことを利用者にディスプレイ51の表示や音などによ
り伝える。
【0034】そして、入出場情報が適正であると判定を
した場合には、定期券情報が適正であるかの判定を行
う。判定部24は、定期券情報から有効期限内か、利用
区間内かを判定する。
【0035】有効期限外や利用区間外の場合には、判定
処理部22は、精算処理部25により、入場の処理を行
う。この際に、精算処理部25は、入場の場合であるの
で、SFカード情報の残高金額が入場に必要な金額以上
であれば、この金額を残高金額より差し引いた金額を算
出する。ここで、入場に必要な金額とは、例えば初乗り
運賃であり、初乗り運賃は、記憶部26の料金テーブル
28から呼び出す。精算処理部25は、残高金額から初
乗り運賃を差算し、精算結果をカード情報3aに記録、
さらにこのカード情報3aに改札機50から入場したこ
とを示す入出場情報を記録して改札機50に送信する。
これを受信した改札機50は、カードリーダライタ10
aによりICカード3にこのカード情報3aを書き込
む。また精算処理部25は、この入場処理の結果を記憶
部26の判定処理情報29に記録する。これで、入場の
処理が完了し、扉52は開状態になり、利用者は改札機
50を通過できる。即ち利用者は改札口から入場でき
る。
【0036】また、残高金額が入場に必要な金額、即ち
初乗り運賃に満たない場合には、精算処理部25は、残
高金額が初乗り運賃に満たない旨を改札機50に送信す
る。これを受信した改札機50は、改札機50の扉52
を閉状態とし、残高金額が初乗り運賃に満たない旨をデ
ィスプレイ51の表示や音などにより利用者に伝える。
またこの場合には、ICカード3のカード情報3aは書
き換えない。
【0037】定期券が有効期限内であり利用区間内の場
合には、判定部24は、改札機50から入場したことを
示すカード情報3aを改札機50に送信する。これを受
信した改札機50は、カードリーダライタ10aにより
ICカード3にこのカード情報3aを書き込む。これ
で、入場の処理が完了し、扉52は開状態になり、利用
者は改札口から入場できる。
【0038】以上の動作は、利用者がICカード3を改
札機50の所定の位置に1タッチする際に行われる。ま
た運賃管理サーバ20は、以上の入場処理を、履歴とし
て記憶部26の判定処理情報29に記録する。
【0039】また利用者は、上述のように残高金額が精
算金額に満たない場合には、券売機60でICカード3
に入金することで、残高金額を高める。ここで、券売機
60により、ICカード3に入金する場合について説明
する。
【0040】券売機60から入金する場合には、利用者
は、入金釦62を押下し、ICカード3を券売機60の
所定の受付口に挿入する。これにより、券売機60は、
カードリーダライタ10aによりICカード3のカード
情報3aを読み出す。券売機60は、受付装置情報と、
読み出したカード情報3aとを運賃管理サーバ20に送
信する。運賃管理サーバ20は、通信インターフェース
23を介して受付装置情報と、カード情報3aと受信す
る。そして、運賃管理サーバ20は、この受付装置情報
から、受信したカード情報3aが券売機60から送信さ
れたことと、どの券売機60から送信されたかを特定す
る。
【0041】次に、運賃管理サーバ20は、判定処理部
22により、受信したカード情報3aに基づいて以下の
処理を行う。判定処理部22は、判定部24により、カ
ード情報3aのカードID番号と、記憶部26内の利用
監視情報27と比較して、このICカード3の有効無効
を判定する。無効と判定した場合には、その旨を券売機
60に送信する。これを受信した券売機60は、ICカ
ード3が無効であることを利用者にディスプレイ61の
表示や音などにより伝え、ICカード3を返却または没
収する。
【0042】有効と判定した場合には、判定処理部22
は、券売機60のディスプレイ61に入金の指示を表示
し、入金を受け付ける。利用者は、指示に従い券売機6
0に貨幣を投入する。券売機60は、投入された貨幣を
計数し、投入金額を算出する。そして券売機60は、算
出した投入金額を判定処理部22に送信する。判定処理
部22は、投入金額を受信すると精算処理部25によ
り、残高金額に投入金額を加算し、この結果をカード情
報3aに記録する。さらにこのカード情報3aを券売機
60に送信する。これを受信した券売機60は、カード
リーダライタ10aによりICカード3にこのカード情
報3aを書き込む。また精算処理部25は、この結果を
記憶部26の判定処理情報29に記録する。これで、入
金の処理が完了し、券売機60は、入金後の残高金額を
ディスプレイ61に表示し、利用者にICカード3を返
却する。
【0043】次に、利用者が、ICカード3を用いての
駅の改札口から出場する場合について説明する。出場の
際には、前述の入場と同じように、利用者は、ICカー
ド3を改札機50の所定の位置に1タッチする。これに
より、料金精算システム1は、改札機50のカードリー
ダライタ10aによりICカード3のカード情報3aを
読み出す。そして、運賃管理サーバ20は、この受付装
置情報から、受信したカード情報3aが改札機50から
送信されたことと、どの改札機50から送信されたかを
特定する。
【0044】次に、運賃管理サーバ20は、判定処理部
22の判定部24により、前述の入場と同様に、ICカ
ード3の有効無効、入出場情報の適否、定期券情報の適
否の判定を行う。そして、また判定部24は、出場駅が
利用区間外の場合に精算が必要か否かを判定する。
【0045】判定部24により精算が必要と判定した場
合には、判定処理部22は、精算処理部25により、受
付装置情報とカード情報3aに基づき精算金額を演算す
る。精算金額は、乗越し運賃であり、受付装置情報とカ
ード情報3aに基づいて算出する。また乗越し運賃は、
受付装置情報とカード情報3aとから得られる入場駅、
出場駅、定期券情報から、記憶部26の料金テーブル2
8を呼び出し、料金テーブル28に基づいて算出する。
【0046】精算処理部25は、残高金額が精算金額以
上の場合、残高金額から精算金額を差算し、精算結果を
カード情報3aに記録、さらにこのカード情報3aに改
札機50から出場したことを示す入出場情報を記録して
改札機50に送信する。これを受信した改札機50は、
カードリーダライタ10aによりICカード3にこのカ
ード情報3aを書き込む。また精算処理部25は、この
精算結果を記憶部26の判定処理情報29に記録する。
これで、出場の処理が完了し、扉52は開状態になり、
利用者は改札口から出場できる。
【0047】また、残高金額が精算金額に満たない場合
には、精算処理部25は、残高金額が精算金額に満たな
い旨を改札機50に送信する。これを受信した改札機5
0は、改札機50の扉52を閉状態とし、残高金額が精
算金額に満たない旨をディスプレイ51の表示や音など
により利用者に伝える。またこの場合には、ICカード
3のカード情報3aは書き換えない。
【0048】定期券が有効期限内であり、出場駅が利用
区間内の場合には、判定部24は、改札機50から出場
したことを示すカード情報3aを改札機50に送信す
る。これを受信した改札機50は、カードリーダライタ
10aによりICカード3にこのカード情報3aを書き
込む。これで、出場の処理が完了し、扉52は開状態に
なり、利用者は改札口から出場できる。
【0049】以上の動作は、入場と同様に利用者がIC
カード3を改札機50の所定の位置に1タッチする際に
行われる。また運賃管理サーバ20は、以上の処理を、
履歴として記憶部26の判定処理情報29に記録する。
【0050】また利用者は、上述のように残高金額が精
算金額に満たない場合には、精算機40で精算するか、
またはICカード3に入金して残高金額を高めることで
出場できる。ここで、精算機40により、精算およびI
Cカード3に入金する場合について説明する。
【0051】まず利用者が精算機40により精算を行う
場合について説明する。利用者は、ICカード3を精算
機40の所定の受付口に挿入する。精算機40は、IC
カード3が挿入されると、精算か、入金かの選択画面を
ディスプレイ43により表示する。そして利用者は、精
算釦42を押下する。これにより、料金精算システム1
は、精算機40のカードリーダライタ10aによりIC
カード3のカード情報3aを読み出す。精算機40は、
受付装置情報と、読み出したカード情報3aとを運賃管
理サーバ20に送信する。運賃管理サーバ20は、通信
インターフェース23を介して受付装置情報と、カード
情報3aと受信する。そして、運賃管理サーバ20は、
この受付装置情報から、受信したカード情報3aが精算
機40から送信されたことと、どの精算機40から送信
されたかを特定する。
【0052】次に、運賃管理サーバ20は、判定処理部
22により、受信したカード情報3aに基づいて以下の
処理を行う。判定処理部22は、判定部24により、カ
ード情報3aのカードID番号と、記憶部26内の利用
監視情報27と比較して、このICカード3の有効無効
を判定する。無効と判定した場合には、その旨を精算機
40に送信する。これを受信した精算機40は、ICカ
ード3が無効であることを利用者に表示、音などにより
伝え、ICカード3を返却または没収する。
【0053】そして有効と判定した場合には、精算処理
部25は、前述の出場の際の精算処理部25による精算
金額の算出を行う。
【0054】この際に、精算機40は、定期券区間内で
あったり、精算金額の無い場合(例えば初乗り運賃区間
内)、即ち精算の必要が無い場合には、その旨をディス
プレイ43により表示することで、利用者に伝える。ま
た、精算の必要がある場合であって、ICカード3の残
高金額が精算金額以上であれば、精算機40による精算
の対象とならず、その旨(例えば「改札機にお回り下さ
い」等)を精算機40のディスプレイ43に表示するこ
とで、利用者に伝える。この場合には、前述の精算機5
0による精算が行われる。
【0055】さらに精算の必要があり、ICカード3の
残高金額が精算金額未満即ち精算金額を徴収できない場
合には、精算金額を精算機40に送信する。精算金額を
受信した精算機40は、ディスプレイ43に精算金額お
よび不足金額を表示し、利用者からの貨幣の投入を受け
付ける。利用者は、指示に従い精算機40に貨幣を投入
する。券売機60は、投入された貨幣を計数し、投入金
額を算出する。そして精算機40は、投入金額を判定処
理部22に送信する。判定処理部22は、投入金額を受
信すると精算処理部25により、まずICカード3の残
高金額から精算金額の一部を引き去り、さらに不足な金
額を利用者の投入した貨幣で精算する。
【0056】そして、判定処理部22は、この精算結果
をカード情報3aに記録、さらにこのカード情報3aに
駅から出場したことを示す入出場情報を記録して精算機
40に送信する。これを受信した精算機40は、カード
リーダライタ10aによりICカード3にこのカード情
報3aを書き込み、精算券を発券する。また精算処理部
25は、この結果を記憶部26の判定処理情報29に記
録する。これで、精算の処理が完了し、精算機40は、
利用者にICカード3を返却する。利用者は、ICカー
ド3を用いずにこの精算券で改札機50から出場する。
【0057】次に利用者が、精算機40によりICカー
ド3に入金を行う場合について説明する。利用者は、I
Cカード3を精算機40の所定の受付口に挿入する。精
算機40は、ICカード3が挿入されると、精算か、入
金かの選択画面をディスプレイ43により表示する。そ
して利用者は、入金釦41を押下する。これにより、精
算機40は、前述の券売機60による入金処理と同様に
して、精算機40のディスプレイ61に入金の指示を表
示し、入金を受け付ける。
【0058】利用者は、指示に従い精算機40に貨幣を
投入する。精算機40は、投入された貨幣を計数し、投
入金額を算出して、投入金額を判定処理部22に送信す
る。判定処理部22は、投入金額を受信すると精算処理
部25により、残高金額に投入金額を加算し、この結果
をカード情報3aに記録する。さらにこのカード情報3
aを精算機40に送信する。これを受信した精算機40
は、カードリーダライタ10aによりICカード3にこ
のカード情報3aを書き込む。また精算処理部25は、
この結果を記憶部26の判定処理情報29に記録する。
なお、この際には、出場したことを示す入出場情報は記
録されない(改札機50を通過する際に記録される)。
【0059】これで、入金の処理が完了し、精算機40
は、入金後の残高金額をディスプレイ43に表示し、利
用者にICカード3を返却する。またこの場合には、精
算券は発券されない。そして、利用者は、ICカード3
により改札機50を通過することで、前述の精算が行わ
れ、出場できる。
【0060】さらに図4を参照して、料金精算システム
1の利用者によるいくつかの利用例を説明する。ここで
は、利用者のICカード3は、A駅―B駅区間の定期券
情報を持っているものとして説明する。
【0061】まず図4(a)に示すように、利用者がI
Cカード3を用いて定期券区間から入場し、定期券区間
外から出場する場合の例を説明する。利用者は、定期券
区間内の駅であるA駅からICカード3を使って入場す
る。まず利用者は、ICカード3を改札機50の所定の
位置に1タッチする。これにより、運賃管理サーバ20
は、判定部24によりA駅―B駅区間の定期券情報を持
っていると判定し、改札機50を介してICカード3の
カード情報3aを書き換え、改札機50の扉52(図1
参照)を開状態にする。これにより、利用者は、改札機
50を通過して入場し、列車に乗車する。
【0062】そして利用者は、B駅を経由し、定期券区
間外のC駅で下車する。利用者は、C駅からICカード
3を使って出場しようとする場合、利用者は、入場と同
様にICカード3を改札機50の所定の位置に1タッチ
する。これにより、運賃管理サーバ20は、改札機50
を介してICカード3のカード情報3aを受信する。利
用者が定期券区間外のC駅で出場しようとしているの
で、運賃管理サーバ20は、判定部24により精算が必
要と判定する。この際、運賃管理サーバ20は、ICカ
ード3の残高金額がB駅からC駅の運賃即ち精算金額以
上であれば、精算処理部25により、残高金額から精算
金額を差し引いた金額を精算後の残高金額とする。
【0063】そして運賃管理サーバ20は、改札機50
を介してICカード3のカード情報3aを書き換え、改
札機50の扉52を開状態にする。また、ICカード3
の残高金額が精算金額に満たなければ、改札機50の扉
52を閉状態とする。即ち、利用者はC駅から出場でき
ない。この場合、前述の精算機40による精算を行え
ば、C駅から出場できる。
【0064】次に図4(b)に示すように、利用者がI
Cカード3を用いて定期券区間外から入場し、定期券区
間外から出場する場合の例を説明する。利用者は、定期
券区間外の駅であるC駅からICカード3を使って入場
する。まず利用者は、ICカード3を改札機50の所定
の位置に1タッチする。これにより、運賃管理サーバ2
0は、改札機50を介してICカード3のカード情報3
aを受信する。利用者が定期券区間外のC駅から入場し
ようとしているので、運賃管理サーバ20は、ICカー
ド3の残高金額が初乗り運賃以上であれば、精算処理部
25により、残高金額から初乗り運賃を差し引いた金額
を入場後の残高金額とする。
【0065】そして運賃管理サーバ20は、改札機50
を介してICカード3のカード情報3aを書き換え、改
札機50の扉52を開状態にする。また、ICカード3
の残高金額が初乗り運賃に満たなければ、改札機50の
扉52を閉状態とする。即ち、利用者はC駅から入場で
きない。この場合、前述の券売機60による入金を行え
ば、C駅から入場できる。これにより、利用者は、改札
機50を通過して入場し、列車に乗車する。
【0066】そして利用者は、定期券区間外のD駅で下
車する。利用者は、D駅からICカード3を使って出場
しようとする場合、利用者は、入場と同様にICカード
3を改札機50の所定の位置に1タッチする。これによ
り、運賃管理サーバ20は、改札機50を介してICカ
ード3のカード情報3aを受信する。利用者が定期券区
間外のD駅から出場しようとしているので、運賃管理サ
ーバ20は、判定部24により精算が必要と判定する。
この際、C駅からD駅の運賃から初乗り運賃を差し引い
た金額、即ち差額が乗越し運賃となる。運賃管理サーバ
20は、ICカード3の残高金額が乗越し運賃即ち精算
金額以上であれば、精算処理部25により、残高金額か
ら精算金額を差し引いた金額を精算後の残高金額とす
る。なお、判定部24は、D駅が初乗り運賃の区間内で
あれば、精算の必要なしと判定し、利用者は改札機50
を通過できる。
【0067】そして運賃管理サーバ20は、改札機50
を介してICカード3のカード情報3aを書き換え、改
札機50の扉52を開状態にする。また、ICカード3
の残高金額が精算金額に満たなければ、利用者はD駅か
ら出場できない。この場合、前述の精算機40による精
算を行えば、D駅から出場できる。
【0068】さらに図4(c)に示すように、利用者が
ICカード3を用いて定期券区間外から入場し、定期券
区間を経由し、定期券区間外から出場する場合の例を説
明する。利用者は、定期券区間外の駅であるE駅からI
Cカード3を使って入場する。この場合は、前述の図4
(b)で説明した入場と同様である。そして、利用者
は、改札機50を通過して入場し、列車に乗車する。
【0069】利用者は、定期券区間のA駅、B駅を経由
し、定期券区間外のC駅で下車する。利用者が定期券区
間外のC駅から出場しようとしているので、運賃管理サ
ーバ20は、判定部24により精算が必要と判定し、精
算処理部25により精算金額を算出する。この際には、
精算処理部25は、まず入場の際に先引きした初乗り運
賃を除外して精算金額を算出する。次に精算処理部25
は、E駅からA駅区間の運賃とB駅からC駅区間の運賃
とを加算した金額と、E駅からC駅区間の運賃とを比較
する。そしてこの比較結果から金額の安い方を乗車運賃
とする。さらにこの乗車運賃から初乗り運賃を精算金額
とする。運賃管理サーバ20は、ICカード3の残高金
額が精算金額以上であれば、精算処理部25により、残
高金額から精算金額を差し引いた金額を精算後の残高金
額とする。
【0070】そして運賃管理サーバ20は、改札機50
を介してICカード3のカード情報3aを書き換え、改
札機50の扉52を開状態にする。また、ICカード3
の残高金額が精算金額に満たなければ、利用者はC駅か
ら出場できない。この場合、前述の精算機40による精
算を行えば、C駅から出場できる。
【0071】以上のように、料金精算システム1は、カ
ード受付装置10にICカード3を1タッチ、または受
付口に挿入することで容易に乗り越しによる精算を行え
るので、利用者がICカード3を簡便に利用できる。さ
らに、乗り越しによる精算の処理を運賃管理サーバ20
により円滑に行えるので、運用効率の高めることができ
る。また、判定部24が、カード情報3aと利用監視情
報とを比較してICカード3の有効無効を判定するの
で、ICカード3の不正使用を防ぐことができる。そし
て、精算処理部25は、受付装置情報とカード情報3a
に基づき精算金額を演算するので、確実に精算の処理を
行うことができる。
【0072】さらに、通信インターフェースにより受信
した受付装置情報とカード情報に基づき、判定部24及
び精算処理部25から得る判定結果及び精算結果を通信
回線2により運賃管理サーバ20から精算機40、改札
機50、券売機60へ個別送信して、ICカード3に記
憶したカード情報3aを書き換え又は追加書込みさせる
ので、精算機40、改札機50、券売機60を運賃管理
サーバ20により一元管理できる。さらに、運賃管理サ
ーバ20により、一元的に精算を行えるので、運賃改正
などによるソフトウエアの更新が運賃管理サーバ20で
行えるので、精算機40、改札機50、券売機60を各
々に更新する必要がなく、保守が容易である。
【0073】以上のように、本実施の形態の料金精算シ
ステム1は、運賃改正などによるソフトウエアの更新が
運賃管理サーバ20で行えるので、精算機40、改札機
50、券売機60を各々に更新する必要がなく、保守が
容易である。また、運賃管理サーバ20が関係者以外の
立ち入りを禁止できる場所に設置されているので、盗難
により、保存されている情報が漏洩してしまう可能性が
なく、保安性を高めることができる。さらに、関係者以
外の立ち入りを禁止できる場所に設置されているので、
いたずら等による破壊で、保存してある情報を失ってし
まうことがなく、信頼性が高い。また、精算機40、改
札機50、券売機60を運賃管理サーバ20により一元
管理できるので、システムを単純化できるだけでなく安
価に構成できる。即ち、無人駅等の乗降客の少ない駅に
も容易に導入可能になる。さらに精算機40、改札機5
0、券売機60は、各々がICカード3を判定する手段
を備える必要がないので、単純化できるだけでなく安価
に構成できる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通信回線
に接続され、外部のカード媒体に記憶したカード情報を
読出し又は書込むリードライト装置を有するカード受付
装置と、 前記通信回線に接続され、前記カード受付装
置を識別する受付装置情報と前記カード情報を受信する
受信部と、前記カード情報と利用監視情報とを比較して
前記カード媒体の有効無効を判定する判定部と、前記受
付装置情報とカード情報に基づき精算金額を演算する精
算処理部と、を有する運賃管理サーバとを備え、前記受
信部により受信した前記受付装置情報とカード情報に基
づき、前記判定部及び前記精算処理部から得る判定結果
及び精算結果を前記通信回線により前記運賃管理サーバ
から前記カード受付装置へ個別送信して、前記カード媒
体に記憶したカード情報を書き換え又は追加書込みさせ
るように構成することで、保守が容易であり、保安性の
高い料金精算システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る料金精算システムを
説明する模式図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るICカード及びIC
カードに記憶されるカード情報を説明するブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態に係る料金精算システムを
説明するブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る料金精算システムの
利用者による利用例を説明する図である。
【符号の説明】
1 料金精算システム 2 通信回線 3 ICカード 3a カード情報 10 カード受付装置 10a カードリーダライタ 20 運賃管理サーバ 21 制御部 22 判定処理部 23 通信インターフェース 24 判定部 25 精算処理部 26 記憶部 27 利用監視情報 32 警報装置 40 精算機 50 改札機 60 券売機 100 ネットワーク 100’ ホストコンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続され、外部のカード媒体
    に記憶したカード情報を読出し又は書込むリードライト
    装置を有するカード受付装置と;前記通信回線に接続さ
    れ、前記カード受付装置を識別する受付装置情報と前記
    カード情報を受信する受信部と、前記カード情報と利用
    監視情報とを比較して前記カード媒体の有効無効を判定
    する判定部と、前記受付装置情報とカード情報に基づき
    精算金額を演算する精算処理部と、を有する運賃管理サ
    ーバとを備え;前記受信部により受信した前記受付装置
    情報とカード情報に基づき、前記判定部及び前記精算処
    理部から得る判定結果及び精算結果を前記通信回線によ
    り前記運賃管理サーバから前記カード受付装置へ個別送
    信して、前記カード媒体に記憶したカード情報を書き換
    え又は追加書込みさせるように構成された;料金精算シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記カード受付装置は、外部から投入さ
    れる貨幣の金額の収受に応答して、前記リードライト装
    置によりカード媒体に記憶したカード情報を書き換え又
    は追加書込みをする請求項1に記載の料金精算システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記運賃管理サーバは、前記判定結果及
    び精算結果を内部に蓄積する記憶装置をさらに備える請
    求項1又は請求項2に記載の料金精算システム。
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