JP2008065781A - 管理サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】定期券情報が記録された非接触式ICカード5、およびストアードフェア情報が記録された非接触式ICカード5を個別に所有している利用者に対して、非接触式ICカード5の誤使用による余分な運賃の徴収を抑え、利用者に対するサービスの向上を図った管理サーバを提供する。
【解決手段】管理サーバ2は、記憶部22に2枚の非接触式ICカード5を関連づけて記憶する。管理サーバ2は、利用者が所有している定期券の定期区間内の駅で入場したときに、定期券情報が記録されていないほうの非接触式ICカード5を使用していれば、非接触式ICカード5の誤使用である可能性が高いと判断し、その旨を確認する電子メールを利用者の携帯電話6に送信する。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動改札機が駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者に対して行う改札処理を管理する管理サーバに関する。
従来、鉄道の駅の改札口には、駅構内に入場、または駅構内から出場する利用者に対して改札処理を行う自動改札機が設置されている。自動改札機は、周知のように、利用者が所持する乗車券に記録されている乗車券情報を読み取り、読み取った乗車券情報に基づいて、当該利用者の駅構内への入場、または駅構内からの出場を許可するかどうかを判定する。自動改札機は、駅構内への入場、または駅構内からの出場を許可すると判定した利用者については改札通路の出口側に設けられた扉を開することで通行を許可し、反対に許可しないと判定した利用者については、改札通路の出口側に設けられた扉を閉することで通行を禁止する。
最近、無線通信機能を有するICカード(以下、非接触式ICカードと言う。)が、乗車券として利用されている。自動改札機は、アンテナに翳された非接触式ICカードと無線通信を行い、この非接触式ICカードに記録されている乗車券情報を読み取る。利用者は、非接触式ICカードをカードケースに収納している場合、わざわざカードケースから取り出すことなく、このカードケースをアンテナに翳すことで、収納されている非接触式ICカードに記録されている乗車券情報を、自動改札機に読み取らせることができる。また、非接触式ICカードは、磁気カードに比べて、大量の情報を記録することができるので、定期券にかかる定期券情報や、プリペイドやポストペイにかかるストアードフェア情報(以下、SF情報と言う。)等、複数種類の乗車券情報を記録して、複合乗車券として使用できる。複合乗車券である非接触式ICカードに対して、利用区間に有効な定期区間が含まれていれば、その定期区間を考慮して運賃を算出し、精算処理をSF情報により行う自動改札機(出場用自動改札機)が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されている自動改札機は、入場駅または出場駅の一方が定期区間外の駅で、他方が定期区間内の駅である場合に、利用区間全体の運賃をSF情報により精算するのではなく、利用区間における定期区間外の区間について運賃を算出し、ここで算出した運賃をSF情報により精算している。また、入場駅および出場駅がともに定期区間外の駅であっても、利用区間内に定期区間が含まれていれば、この定期区間を除いた区間の運賃を算出し、SF情報により精算している。
特開平7−65212号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている従来の自動改札機は、複合乗車券を使用する利用者に対する考慮がなされているだけであって、定期券情報が記録された非接触式ICカード、およびSF情報が記録された非接触式ICカードを個別に所有している利用者に対する考慮がなされていなかった。このため、定期券情報が記録された非接触式ICカード、およびSF情報が記録された非接触式ICカードを個別に所有している利用者において、非接触式ICカードの誤使用が生じるという問題があった。
非接触式ICカードは、上述したように、利用者がカードケースに収納した状態でアンテナに翳して使用する。利用者が、定期券情報が記録された非接触式ICカード、およびSF情報が記録された非接触式ICカードをカードケースに収納している場合、利用者にとって定期区間内の利用であっても、自動改札機がSF情報が記録された非接触式ICカードで改札処理(入場処理や出場処理)を行うことがある。定期券情報が記録された非接触式ICカード、およびSF情報が記録された非接触式ICカードを収納しているカードケースが異なっていても、利用者が自動改札機のアンテナにかざすべき非接触式ICカードを収納しているカードケースを間違えることもある。このような場合、利用区間の運賃がSF情報で精算されるので、定期区間を利用した利用者から運賃を余分に徴収してしまう。また、多くの利用者は、定期区間を利用したときの運賃がSF情報で精算されても、そのことに気づかない。
また、従来の自動改札機は、定期券情報が記録されている非接触式ICカードを、自宅等に忘れて外出したときには、定期区間であっても、その利用に際して運賃を支払わなければならず、利用者に対するサービスが良くないという問題もあった。
この発明の目的は、定期券情報が記録された無線通信媒体、およびストアードフェア情報が記録された無線通信媒体を個別に所有している利用者に対して、無線通信媒体の誤使用による余分な運賃の徴収を抑え、利用者に対するサービスの向上を図った管理サーバを提供することにある。
また、この発明は、無線通信媒体の誤使用による余分な運賃の徴収があったときには、余分に徴収した運賃を速やかに利用者に返金することができる管理サーバを提供することを目的とする。
また、この発明は、定期券情報が記録されている無線通信媒体を自宅等に忘れて外出したときに、別の無線通信媒体による代替使用を認めることで、利用者に対するサービスの向上を図った管理サーバを提供することにある。
この発明の管理サーバは、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)乗車券情報として少なくとも定期券情報が記録されている無線通信媒体と、乗車券情報として少なくともストアードフェア情報が記録されている別の無線通信媒体と、連絡先と、を関連づけて記憶する関連情報記憶手段と、
入場用自動改札機が、無線通信媒体に乗車券情報として記録されているストアードフェア情報で、駅構内に入場する利用者に対して行った改札処理にかかる入場情報を取得する入場情報取得手段と、
前記入場情報取得手段が取得した入場情報を用いて、前記関連情報記憶手段から、入場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている別の無線通信媒体に乗車券情報として記録されている定期券情報を抽出し、入場駅が、ここで抽出した定期券情報で示される定期区間内の駅であるかどうかを判定する入場時判定手段と、
前記入場時判定手段が入場駅を定期区間内の駅であると判定した場合に、入場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている連絡先に対して、無線通信媒体の誤使用の確認を要求する通知を行う確認要求通知手段と、を備えている。
この構成では、関連情報記憶手段が関連づけて記憶する2枚の無線通信媒体は、基本的に同一の利用者が所有するものである。入場情報取得手段が、入場用自動改札機において行われたストアードフェア情報による改札処理(入場処理)にかかる入場情報を取得する。入場情報には、改札処理で使用された無線通信媒体の識別情報、入場駅(改札処理を行った入場用自動改札機の設置駅)、入場時刻等が含まれている。入場時判定手段が、ストアードフェア情報で改札処理(入場処理)が行われた無線通信媒体を所有する利用者が、定期券情報が記録されている別の無線通信媒体を所有し、且つ入場駅が定期区間内の駅であるかどうかの判定を行う。通常、定期区間内の駅で入場する場合、定期券情報が記録されている無線通信媒体を使用する。このことから、ストアードフェア情報で改札処理が行われた無線通信媒体を所有する利用者が、定期券情報が記録されている別の無線通信媒体を所有し、且つ入場駅が定期区間内の駅である場合、無線通信媒体の誤使用である可能性が高いと考えられる。すなわち、入場時判定手段において、無線通信媒体の誤使用の可能性が高いかどうかが判定される。そして、無線通信媒体の誤使用の可能性が高いと判定されたときに、確認要求通知手段が、その無線通信媒体を所有する利用者に対して、無線通信媒体の誤使用の確認を要求する通知を行う。例えば、無線通信媒体の誤使用の確認を要求する内容の電子メールを、当該利用者の携帯電話に送信する。これにより、無線通信媒体の誤使用の確認を利用者に行わせ、無線通信媒体の誤使用による余分な運賃の徴収を抑えることができる。
なお、利用者は、無線通信媒体の誤使用に気がついたときには、出場前に係員窓口等でその旨を駅係員に通知し、無線通信媒体の誤使用にかかる入場処理を、適正な無線通信媒体による入場処理に修正してもらえばよい。また、利用者自身が、精算機等の駅務機器で、この修正を行えるようにしてもよい。
(2)出場用自動改札機が、無線通信媒体に乗車券情報として記録されているストアードフェア情報で、駅構内から出場する利用者に対して行った改札処理にかかる出場情報を取得する出場情報取得手段と、
前記出場情報取得手段が取得した出場情報を用いて、前記関連情報記憶手段から、出場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている別の無線通信媒体に乗車券情報として記録されている定期券情報を抽出し、今回の利用区間内に、ここで抽出した定期券情報で利用できる定期区間が含まれていれば、利用区間全体の運賃が、利用区間から抽出した定期券情報で利用できる定期区間を除いた定期外区間の運賃よりも高いかどうかを判定する出場時判定手段と、
前記出場時判定手段が利用区間全体の運賃のほうが高いと判定した場合に、出場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている連絡先に対して、両運賃の差額の返金にかかる通知を行う返金通知手段と、を備えている。
この構成では、出場情報取得手段が、出場用自動改札機において行われたストアードフェア情報による改札処理(出場処理)にかかる出場情報を取得する。出場情報には、改札処理で使用された無線通信媒体の識別情報、出場駅(改札処理を行った出場用自動改札機の設置駅)、利用区間、出場時刻等が含まれている。出場時判定手段が、ストアードフェア情報で改札処理(出場処理)が行われた無線通信媒体を所有する利用者が、定期券情報が記録されている別の無線通信媒体を所有し、且つ利用区間に定期区間が含まれているかどうかを判定する。また、出場時判定手段は、利用区間に定期区間が含まれていると判定した場合、利用区間全体の運賃と、利用区間から定期区間を除いた定期外区間の運賃を算出し、利用区間全体の運賃のほうが高いかどうかを判定する。ここで、利用区間全体の運賃は、ストアードフェア情報で精算された運賃である。したがって、利用区間全体の運賃のほうが高い場合には、その利用者から運賃を余分に徴収していることになる。返金通手段が、余分に徴収した運賃を利用者に返金する通知を行う。例えば、上記(1)の確認要求通知と同様に、その旨を示す電子メールを利用者の携帯電話に送信する。これにより、無線通信媒体の誤使用による余分な運賃の徴収があったときには、余分に徴収した運賃を速やかに利用者に返金することができる。余分に徴収した運賃は、係員窓口等で返金するようにしてもよいし、利用者自身が、精算機や、チャージ機等の駅務機器を操作して、この返金が受けられるようにしてもよい。
さらに、定期券情報が記録されている無線通信媒体を自宅等に忘れて外出した利用者に対して、利用できる定期区間を考慮した運賃の精算が行え、利用者に対するサービスの向上が図れる。
(3)乗車券情報として少なくとも定期券情報が記録されている無線通信媒体と、乗車券情報として少なくともストアードフェア情報が記録されている別の無線通信媒体と、連絡先と、を関連づけて記憶する関連情報記憶手段と、
出場用自動改札機が、無線通信媒体に乗車券情報として記録されているストアードフェア情報で、駅構内から出場する利用者に対して行った改札処理にかかる出場情報を取得する出場情報取得手段と、
前記出場情報取得手段が取得した出場情報を用いて、前記関連情報記憶手段から、出場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている別の無線通信媒体に乗車券情報として記録されている定期券情報を抽出し、今回の利用区間内に、ここで抽出した定期券情報で利用できる定期区間が含まれていれば、利用区間全体の運賃が、利用区間から抽出した定期券情報で利用できる定期区間を除いた定期外区間の運賃よりも高いかどうかを判定する出場時判定手段と、
前記出場時判定手段が利用区間全体の運賃のほうが高いと判定した場合に、出場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている連絡先に対して、両運賃の差額の返金にかかる通知を行う返金通知手段と、を備えている。
この構成では、上記(2)と同様に、利用者から運賃を余分に徴収した場合に、運賃を余分に徴収していること、およびその返金が受けられることを利用者に通知することができる。また、定期券情報が記録されている無線通信媒体を自宅等に忘れて外出した利用者に対して、利用できる定期区間を考慮した運賃の精算が行え、利用者に対するサービスの向上が図れる。
(4)前記関連情報記憶手段において、関連づけられている無線通信媒体を、1つの無線通信媒体とみなして使用履歴を取得する使用履歴取得手段と、
前記使用履歴取得手段が取得した使用履歴に基づいて、無線通信媒体の不正使用の可能性が高いかどうかを判断する不正使用判断手段と、を備えている。
この構成では、不正使用判断手段が、関連づけられている2枚の無線通信媒体を、2人の利用者が1枚ずつ所持して使用する不正使用の可能性を判断する。例えば、時間的に連続する2つの使用状況について、先の使用時における出場時刻から後の使用時における入場時刻までの経過時間、および先の使用時における出場駅と後の使用時における入場駅との距離、に基づいて、同一の利用者による使用が可能であるかどうかを判断する。したがって、不正使用に対するセキュリティも十分に確保できる。
(5)乗車券情報として少なくとも定期券情報が記録されている無線通信媒体と、乗車券情報が記録されていない別の無線通信媒体と、連絡先と、を関連づけて記憶する関連情報記憶手段と、
入場用自動改札機が、乗車券情報が記録されていない無線通信媒体を、乗車券情報が記録されている無線通信媒体の代替使用であるとみなして行った改札処理にかかる入場情報を取得する入場情報取得手段と、
前記入場情報取得手段が取得した入場情報を用いて、入場用自動改札機が代替使用とみなして改札処理を行った乗車券情報が記録されていない無線通信媒体が前記関連情報記憶手段に記憶されていれば、関連づけられている連絡先を抽出する連絡先抽出手段と、
前記連絡先抽出手段が抽出した連絡先に対して、入場時の改札処理が乗車券情報が記録されていない無線通信媒体の代替使用であることを通知する代替使用通知手段と、を備えている。
この構成では、関連情報記憶手段が関連づけて記憶する2枚の無線通信媒体は、基本的に同一の利用者が所有するものである。また、乗車券情報が記録されていない無線通信媒体は、例えば店舗等で発行されたポイントカードや、銀行等の金融機関で発行されたキャッシュカードである。さらには、無線通信媒体で発行された住民基本台帳カード、運転免許証、パスポート等も、この発明で言う、乗車券情報が記録されていない無線通信媒体として使用できる。入場用自動改札機が、乗車券情報が記録されていない無線通信媒体を、乗車券情報が記録されている無線通信媒体の代替使用であるとみなして行った改札処理(入場処理)にかかる入場情報を、入場情報取得手段が取得する。この入場情報には、代替使用であるとみなした無線通信媒体の識別情報、入場駅、入場時刻等が含まれている。連絡先抽出手段は、代替使用であるとみなした無線通信媒体に関連づけられている連絡先が関連情報記憶手段に記憶されていれば、その連絡先を抽出する。そして、代替使用通知手段が、その連絡先に対して、無線通信媒体の代替使用により改札処理が行われたことを通知する。例えば、無線通信媒体の代替使用の確認を要求する内容の電子メールを、当該利用者の携帯電話に送信する。これにより、利用者に無線通信媒体の代替使用であることを確認させることができる。また、利用者は、定期券情報が記録されている無線通信媒体を自宅等に忘れて外出した場合であっても、キップ等の乗車券を購入することなく、駅構内に入場することができる。この場合、利用者は、出場駅の係員窓口等でその旨を駅係員に通知し、無線通信媒体の代替使用による出場を許可してもらえばよい。このとき、駅係員に、代替使用通知手段により通知された電子メールを見せるようにしてもよい。また、出場駅の精算機等の駅務機器で、利用者の出場を許可する処理(精算券の発行)が行えるようにしてもよい。
なお、入場用自動改札機は、乗車券情報が記録されていない無線通信媒体で改札処理を行うことから、本サービスを実質的に受けることができない利用者についても入場を許可することになる。しかし、出場用自動改札機を、乗車券情報が記録されていない無線通信媒体の代替使用で出場を許可しない構成とすることで、セキュリティについても十分に確保できる。
(6)前記入場情報取得手段が取得した入場情報を記憶する入場情報記憶手段と、
乗車券情報が記録されていない無線通信媒体の代替使用による運賃の精算要求を受け付けたときに、この要求に該当する入場情報を前記入場情報記憶手段から抽出するとともに、入場用自動改札機が代替使用とみなして改札処理を行った乗車券情報が記録されていない無線通信媒体に関連づけられている無線通信媒体の定期券情報を前記関連情報記憶手段から抽出し、ここで抽出した入場情報、および定期券情報を用いて、運賃を算出する運賃算出手段と、
前記運賃算出手段が算出した運賃を、精算要求を送信してきた機器に通知する運賃通知手段と、を備えている。
この構成では、運賃算出手段が、入場時に乗車券情報が記録されていない無線通信媒体で駅構内に入場した利用者に対して、定期券情報が記録されている無線通信媒体を所有していれば、定期区間を考慮して利用区間の運賃を算出する。したがって、定期券情報が記録されている無線通信媒体を自宅等に忘れて外出した利用者に対して、利用できる定期区間を考慮した運賃の精算が行え、利用者に対するサービスの向上が図れる。
(7)前記運賃算出手段は、利用区間全体の運賃と、利用区間から抽出した定期券情報で利用できる定期区間を除いた定期外区間の運賃と、を算出し、金額が低いほうの運賃を、利用区間に対する運賃に決定する手段である。
この構成では、利用者から運賃を余分に徴収するのを防止できる。
(8)前記入場情報取得手段が取得した入場情報を記憶する入場情報記憶手段と、
乗車券情報が記録されていない無線通信媒体の代替使用による運賃の精算要求を受け付けたときに、この要求に該当する入場情報を前記入場情報記憶手段から抽出するとともに、入場用自動改札機が代替使用とみなして改札処理を行った乗車券情報が記録されていない無線通信媒体に関連づけられている無線通信媒体の定期券情報を前記関連情報記憶手段から抽出し、ここで抽出した入場情報および定期券情報を、精算要求を送信してきた機器に通知する関連情報通知手段と、を備えている。
この構成では、乗車券情報が記録されていない無線通信媒体の代替使用による運賃の精算要求を送信してきた機器に対して、該当する入場情報および定期券情報を通知する。したがって、精算要求を送信してきた機器において、運賃を適正に算出し、精算することができる。
この発明によれば、定期券情報が記録された無線通信媒体、およびストアードフェア情報が記録された無線通信媒体を個別に所有している利用者における、無線通信媒体の誤使用による余分な運賃の徴収が抑えられ、利用者に対するサービスの向上が図れる。
また、利用者における、無線通信媒体の誤使用による余分な運賃の徴収があったときには、余分に徴収した運賃を速やかに利用者に返金することができる。
さらに、定期券情報が記録されている無線通信媒体を自宅等に忘れて外出した利用者に対するサービスの向上も図れる。
以下、この発明の実施形態である管理サーバについて説明する。
図1は、この発明の実施形態である管理サーバを適用した駅務システムの概略の構成を示す図である。この駅務システムは、各駅の改札口に設置されている複数の自動改札機1(1a、1b)を備えている。自動改札機1には、駅構内に入場する利用者に対して改札処理(入場処理)を行う入場用自動改札機1aと、駅構内から出場する利用者に対して改札処理(出場処理)を行う出場用自動改札機1bと、がある。また、この駅務システムは、自動改札機1で行われた改札処理を管理する管理サーバ2を備えている。管理サーバ2は、例えばセンタに設置されており、各自動改札機1で行われた改札処理にかかる入場情報、または出場情報を取得することができる。また、各駅には、図示を省略しているが、駅構内から出場する利用者が運賃を精算する精算機や、キップ等の乗車券を販売する券売機、駅係員が操作する係員端末等の駅務機器が設置されている。さらに、各駅には、その駅に設置されている自動改札機1等の駅務機器の上位装置として、駅サーバ(不図示)が設置されている。各駅務機器は、設置されている駅の駅サーバに対して、実行した処理、例えば自動改札機1であれば改札処理、精算機であれば精算処理、の処理内容を通知する。各駅の駅サーバは、公衆回線や、専用回線を利用して管理サーバ2とデータ通信可能に接続されている。管理サーバ2は、自動改札機1で行われた改札処理にかかる入場情報、または出場情報を駅サーバから取得する。
さらに、この駅務システムは、登録装置3を備えている。この登録装置3は、各駅に設置してもよいし、主要駅にのみ設置してもよいし、さらに駅以外の場所に設置してもよい。図1では、登録装置3を1台しか示していないが、実際には複数台の登録装置3が管理サーバ2に接続されている。登録装置3を駅に設置する場合には、駅サーバを介して管理サーバ2に接続する構成とすればよい。登録装置3は、2枚の非接触式ICカード5を管理サーバ2に関連づけて登録するのに用いる。管理サーバ2に関連づけて登録する2枚の非接触式ICカード5は、同一の利用者が所有するものであり、且つ一方の非接触式ICカード5には少なくとも乗車券情報として定期券情報が記録されており、他方の非接触式ICカード5には少なくと乗車券情報としてストアードフェア情報(以下、SF情報と言う。)が記録されていることを前提にしている。
なお、図1に示す6は、携帯電話であり、管理サーバ2は、携帯電話6に電子メールを送信する機能を有している。
図2は、この駅務システムの自動改札機の主要部の構成を示す図である。自動改札機1は、制御部11、無線通信部12、利用者検知部13、扉開閉部14、および入出力部15を備えている。入場用自動改札機1aは、制御部11において駅構内に入場する利用者に対して改札処理(入場処理)を行い、出場用自動改札機1bは、制御部11において駅構内から出場する利用者に対して改札処理(出場処理)を行う。また、制御部11は、本体各部の動作を制御する。無線通信部12は、非接触式ICカード5と無線通信を行い、その非接触式ICカード5に記録されている乗車券情報の読み取りや、書き換えを行う。無線通信部12は、改札通路の入口付近に設けたアンテナに翳された非接触式ICカード5と無線通信を行う。入場用自動改札機1aの無線通信部12は、入場駅や、入場時刻等を含む入場履歴を非接触式ICカード5に追記する書き換えを行う。出場用自動改札機1bは、出場駅、出場時刻等を含む出場履歴を非接触式ICカード5に追記する書き換えを行う。また、自動改札機1は、非接触式ICカード5に対して、必要に応じて、プリペイド残額の更新にかかる書き換えも行う。
また、利用者検知部13は、改札通路に沿って配置された複数のセンサを有し、これらのセンサにより改札通路における利用者の位置を検出する。扉開閉部14は、改札通路の出口側に設けられた扉を開閉することにより、改札通路における利用者の通行を制限する。具体的には、扉を開することで改札通路における利用者の通行を許可し、扉を閉することで改札通路における利用者の通行を禁止する。入出力部15は、実行した改札処理の処理内容である入場情報(入場用自動改札機1a)、または出場情報(出場用自動改札機1b)を駅サーバに通知する。入場情報には、入場用自動改札機1aの識別情報、入場処理で使用された非接触式ICカード5の識別情報、入場処理で使用された乗車券の種別(定期券、SF券、キップ等を示す情報)、入場時刻等が含まれている。また、出場情報には、出場用自動改札機1bの識別情報、出場処理で使用された非接触式ICカード5の識別情報、出場処理で使用された乗車券の種別(定期券、SF券、キップ等を示す情報)、利用区間、出場時刻等が含まれている。また、自動改札機1は、入出力部15において、駅サーバからの指示を受け付ける。
図3は、この駅務システムの管理サーバの主要部の構成を示す図である。管理サーバ2は、制御部21、記憶部22、通信部23、およびメール送信部24を備えている。制御部21は、後述する各処理を実行するとともに、本体各部の動作を制御する。記憶部22は、2枚の非接触式ICカード5を関連づけたレコードを登録した利用者データベース(利用者DB)を記憶する。図4は、この利用者DBを示す図である。各レコードには、関連づける2枚の非接触式ICカード5の識別情報、それぞれの非接触式ICカード5に乗車券情報として記録されている定期券情報、および連絡先が含まれている。上述したように、この利用者DBに関連づけて登録する2枚の非接触式ICカード5は、同一の利用者が所有していることを前提にしている。また、一方の非接触式ICカード5には、乗車券情報として少なくとも定期券情報が記録されており、他方の非接触式ICカード5には、乗車券情報としてSF情報が記録されていることを前提にしている。どちらかの非接触式ICカード5に乗車券情報として定期券情報が記録されていないレコードでは、その非接触式ICカード5の定期券情報が空である。連絡先は、携帯電話6の電子メールアドレス(以下、メールアドレスと言う。)である。また、SF情報については、記録されているかどうかを示すフラグ(図4では、記録されている場合1、記録されていない場合0)を記録しているだけで、プリペイドやポストペイにかかるSF情報の内容については記録していない。
通信部23は、駅サーバとの通信を行う。上述したように、駅サーバには、自動改札機1等の駅務機器から実行した処理毎の処理内容が通知されている。管理サーバ2は、通信部23における駅サーバとの通信により、各自動改札機1で実行された改札処理にかかる入場情報、または出場情報を取得する。また、通信部23における駅サーバとの通信で、特定の駅務機器に対する処理の実行を指示することもできる。通信部23が、この発明で言う入場情報取得手段、および出場情報取得手段に相当する。また、通信部23は、登録装置3との通信も行う。メール送信部24は、インタネットを利用して電子メールを利用者の携帯電話6に送信する。
図5は、この駅務システムの登録装置の主要部の構成を示す図である。登録装置3は、制御部31、無線通信部32、操作部33、および通信部34を備えている。制御部31は、後述する登録処理を実行するとともに、本体各部の動作を制御する。無線通信部32は、非接触式ICカード5と無線通信を行い、その非接触式ICカード5の識別情報や定期券情報を読み取る。操作部33は、本体に対する入力操作を受け付けるとともに、受け付けた入力操作に応じた画面を表示器に表示する。通信部34は、管理サーバ2との通信を行う。
この駅務システムは、管理サーバ2が、入場用自動改札機1aにおいてSF情報で改札処理が行われたときに、使用された非接触式ICカード5の誤使用の可能性が高いかどうかを判定する。また、管理サーバ2は、出場用自動改札機1bにおいてSF情報で改札処理が行われたときに、利用者から運賃を余分に徴収していないかどうかを判定する。そして、管理サーバ2は、非接触式ICカード5の誤使用の可能性が高いと判定したとき、誤使用の可能性を確認する旨の電子メールを、その非接触式ICカード5の所有者である利用者の携帯電話6に送信する。また、管理サーバ2が、利用者から運賃を余分に徴収していると判定したとき、余分に徴収した運賃の返金があることを示す電子メールを、その非接触式ICカード5の所有者である利用者の携帯電話6に送信する。また、本システムの不正利用に対するセキュリティを確保するために、後述する不正利用検知処理を行う。
以下、この駅務システムの動作について説明する。
まず、管理サーバ2の記憶部22に記憶されている利用者DBに、2枚の非接触式ICカード5を関連づけて登録する動作について説明する。この登録にかかる操作は、登録装置3において行われる。この操作は、利用者本人が行うものであってもよいし、駅係員が行うものであってもよい。図6(A)は、管理サーバにおける登録動作を示すフローチャートであり、図6(B)は、登録装置における登録動作を示すフローチャートである。登録装置1は、無線通信部32において、関連づけて登録する一方の非接触式ICカード5の識別情報、および乗車券情報を読み取る(s1)。登録装置3は、s1で識別情報、および乗車券情報を読み取った非接触式ICカード5に関連づける、他方の非接触式ICカード5の識別情報、および乗車券情報を読み取る(s2)。s1、s2では、この操作を行っている利用者、または駅係員が、2枚の非接触式ICカードを順番に無線通信部32の無線通信アンテナに翳している。登録装置3は、今回識別情報、および乗車券情報を読み取った2枚の非接触式ICカード5の所有者である利用者の連絡先の入力を受け付ける(s3)。利用者は、操作部33において、自分の携帯電話6のメールアドレスを連絡先として入力する。登録装置3は、s1で読み取った一方の非接触式ICカード5の識別情報、乗車券情報である定期券情報、SF情報の有無、s2で読み取った他方の非接触式ICカード5の識別情報、乗車券情報である定期券情報、SF情報の有無、およびs3で入力を受け付けたメールアドレスを含む登録要求を、管理サーバ2に送信する(s4)。s4では、定期券情報が記録されていない非接触式ICカード5については、その旨を示す登録要求を送信する。また、s4では、プリペイドやポストペイにかかるSF情報の内容まで管理サーバ2に送信しない。
管理サーバ2は、通信部23において、登録装置3から送信されてきた登録要求を受信すると(s11)、その登録要求に基づいて図4に示すレコードを生成する(s12)。管理サーバ2は、s12で生成したレコードを、利用者DBに登録する(s13)。これにより、利用者DBに対して、2枚の非接触式ICカード5を関連づけたレコードの登録が完了する。
次に、管理サーバ2における入場時判定にかかる動作について説明する。この入場時判定は、駅構内に入場した利用者について、入場時に使用した非接触式ICカード5の誤使用の可能性が高いかどうかを判定する処理である。入場用自動改札機1aにおける改札処理については公知であるので、ここでは簡単に説明しておく。入場用自動改札機1aは、駅構内に入場する利用者がアンテナに翳した非接触式ICカード5に記録されている乗車券情報を読み取り改札処理を行う。この改札処理では、定期券情報により駅構内への入場を許可する場合もあれば、SF情報により駅構内への入場を許可する場合もある。また、入場用自動改札機1aは、入場駅や、入場時刻等を含む入場履歴を非接触式ICカード5に書き込む。入場用自動改札機1aは、駅構内への利用者の入場を許可した改札処理にかかる入場情報を駅サーバに通知する。この入場情報には、入場用自動改札機1aの識別情報、改札処理で使用した非接触式ICカード5の識別情報、改札処理で使用した乗車券の種別情報、入場時刻等が含まれている。駅サーバが、入場用自動改札機1aから通知された入場情報を、管理サーバ2に転送する。管理サーバ2は、通信部23において、駅サーバから送信されてきた入場情報を受信する。
図7は、管理サーバにおける入場時判定の動作を示すフローチャートである。管理サーバ2は、通信部23において、駅サーバから送信されてきた入場情報を受信する毎に、この処理を実行する。管理サーバ2は、駅サーバから通知された入場情報から、SF情報で改札処理が行われたかどうかを判定する(s21)。管理サーバ2は、s21でSF情報でないと判定すると、本処理を終了する。管理サーバ2は、s21でSF情報であると判定すると、今回の改札処理で使用された非接触式ICカード5の識別情報が、利用者DBに登録されているかどうかを判定する(s22)。s22では、今回通知された入場情報に含まれている非接触式ICカード5の識別情報をキーにして、利用者DBを検索する。管理サーバ2は、利用者DBに登録されていなければ、本処理を終了する。
管理サーバ2は、利用者DBに登録されている非接触式ICカード5であれば、この非接触式ICカード5に関連づけられている非接触式ICカード5の定期券情報を抽出する(s23)。管理サーバ2は、今回改札処理が行われた駅(入場駅)が、s23で抽出した定期券情報で示される定期区間内の駅であるかどうかを判定する(s24)。管理サーバ2は、s24で定期区間内の駅でないと判定すると、本処理を終了する。一方、管理サーバ2は、入場駅が定期区間内の駅であれば、今回の改札処理で非接触式ICカード5の誤使用が発生している可能性が高いと判断し、今回通知された識別情報に対応づけられているメールアドレスを宛先にして、非接触式ICカード5の誤使用の確認を要求する確認要求メールをメール送信部24から送信し(s25)、本処理を終了する。
利用者は、定期区間内の駅で入場するとき、通常定期券を使用する。言い換えれば、利用者が定期区間内の駅で入場するときに、定期券情報が記録されていない非接触式ICカード5を使用する可能性は低く、非接触式ICカード5の誤使用の可能性が高いといえる。管理サーバ2は、s25で、例えば「SF情報で入場されました。定期券で入場されていませんが、使用する非接触式ICカード5を間違っていませんか?ご確認ください。問い合わせ番号:12345」等のメッセージを電子メールで送信する。図8は、この電子メールを受信した携帯電話6の表示例を示している。利用者は、使用する非接触式ICカード5を間違っていた場合、この電子メールを見ることによって、自分が定期券を使用せずに入場したことを認識する。
利用者は、入場時における非接触式ICカード5の誤使用を認識した場合、出場駅で駅係員に問い合わせコード(電子メールで通知されている。)を通知し、非接触式ICカード5の誤使用にかかる入場処理を、適正な非接触式ICカード5による入場処理に修正してもらえばよい。また、利用者が、精算機等の駅務機器で、上述した問い合わせコードを入力し、上記の修正が行えるようにしてもよい。このとき、管理サーバ2と駅務機器とは、駅サーバを介して通信する。これにより、非接触式ICカード5の誤使用が抑えられる。
なお、管理サーバ2は、s25で電子メールを送信したときに、問い合わせコード、入場情報、s23で抽出した定期券情報等を対応づけて記憶部22に記憶しておけば、その後に行われる上述の修正にかかる処理時間の短縮が図れる。
また、上記説明では、駅サーバが入場用自動改札機1aから通知された入場情報を管理サーバ2に通知するとしたが、駅サーバがSF情報で改札処理が行われた入場情報を管理サーバ2に通知し、定期券情報で改札処理が行われた入場情報については管理サーバ2に通知しない構成としてもよい。このようにすれば、管理サーバ2と駅サーバとの間で行われる通信の頻度が抑えられる。また、管理サーバ2では、s21にかかる処理が不要になる。
次に、管理サーバ2における出場時判定にかかる動作について説明する。この出場時判定は、利用者から運賃を余分に徴収していないかどうかを判定し、運賃を余分に徴収している場合、余分に徴収した運賃の返金を利用者に通知する処理である。出場用自動改札機1bにおける改札処理についても公知であるので、ここでは簡単に説明しておく。出場用自動改札機1bは、駅構内から出場する利用者がアンテナに翳した非接触式ICカード5に記録されている乗車券情報を読み取り改札処理を行う。この改札処理では、定期券情報により駅構内からの出場を許可する場合もあれば、SF情報により駅構内からの出場を許可する場合もある。出場用自動改札機1bは、駅構内からの利用者の出場を許可した改札処理にかかる出場情報を駅サーバに通知する。この出場情報には、出場用自動改札機1aの識別情報、改札処理で使用した非接触式ICカード5の識別情報、乗車券の種別情報、利用区間等が含まれている。駅サーバが、出場用自動改札機1bから通知された出場情報を、管理サーバ2に転送する。
図9は、管理サーバにおける出場時判定の動作を示すフローチャートである。管理サーバ2は、通信部23において、駅サーバから送信されてきた出場情報を受信する毎に、この処理を実行する。管理サーバ2は、今回通知された出場情報から、SF情報で改札処理が行われたかどうかを判定する(s31)。管理サーバ2は、s31でSF情報でないと判定すると、本処理を終了する。管理サーバ2は、s31でSF情報であると判定すると、今回の改札処理で使用された非接触式ICカード5の識別情報が、利用者DBに登録されているかどうかを判定する(s32)。s32では、今回通知された出場情報に含まれている非接触式ICカード5の識別情報をキーにして、利用者DBを検索する。管理サーバ2は、利用者DBに登録されていない識別情報であると判定すると、本処理を終了する。
管理サーバ2は、利用者DBに登録されている非接触式ICカード5であれば、利用者DBにおいて、この非接触式ICカード5に関連づけられている非接触式ICカード5の定期券情報を抽出する(s33)。管理サーバ2は、今回通知された出場情報から利用区間を判断し、その利用区間内にs33で抽出した定期券情報で示される定期区間が含まれているかどうかを判定する(s34)。利用区間に定期区間が含まれているパターンとしては、
(1)入場駅が定期区間外の駅で、出場駅が定期区間内の駅であるパターン(図10(A)参照)
(2)入場駅が定期区間内の駅で、出場駅が定期区間外の駅であるパターン(図10(B)参照)
(3)入場駅および出場駅がともに定期区間内の駅であるパターン(図10(C)参照)
(4)入場駅および出場駅がともに定期区間内の駅であるが、その間に定期区間が存在するパターン(図10(D)参照)
がある。管理サーバ2は、s34で今回の利用区間に定期区間内が含まれていなければ、本処理を終了する。一方、管理サーバ2は、今回の利用区間に定期区間内が含まれていれば、今回の利用区間全体の運賃(入場駅から出場駅までの運賃)を算出する(s35)。また、今回の利用区間から定期区間を除いた定期外区間の運賃を算出する(s36)。管理サーバ2は、s35で算出した利用区間全体の運賃が、s36で算出した定期外区間の運賃よりも高いかどうかを判定する(s37)。上記(1)、(2)のパターンでは、通常、s36で算出した定期外区間の運賃が、利用区間全体の運賃より高くなることはない。また、上記(3)のパターンでは、定期外区間がないので、その運賃は0になる。したがって、利用区間全体の運賃のほうが高くなる。また、上記(4)のパターンでは、定期外区間の運賃には、初乗り運賃が2度発生することになるので、利用区間全体の運賃のほうが高くなる場合もあれば、定期外区間の運賃のほうが高くなる場合もある。
利用区間全体の運賃が定期外区間の運賃よりも高い場合、利用者から運賃を余分に徴収している。管理サーバ2は、s37で利用区間全体の運賃のほうが高いと判定すると、今回通知された非接触式ICカード5の識別情報に関連づけられているメールアドレスを宛先にして、利用区間全体の運賃と、定期外区間の運賃との差額の返金を通知する返金通知メールをメール送信部24から送信する(s38)。
管理サーバ2は、s38で、例えば「前回○○駅〜××駅までの利用の際に、運賃を△△円余分に徴収しています。返金いたします。問い合わせコード:99999」等のメッセージを電子メールで送信する。図11は、この電子メールを受信した携帯電話6の表示例を示している。利用者は、管理サーバ2がs38で送信した返金通知メールを携帯電話6で受信し、その内容を確認することで、運賃の返金があることを認識する。返金があることを認識した利用者は、駅係員に問い合わせコード(電子メールで通知されている。)を通知し、非接触式ICカード5への返金にかかる処理を行ってももらってもよいし、精算機やチャージ機等の駅務機器で、上述した問い合わせコードを入力し、返金が受けられるようにしてもよい。この場合、管理サーバ2と駅務機器は、駅サーバを介して通信する。
なお、管理サーバ2は、s38で返金通知メールを送信した場合に、問い合わせコードと、利用者に返金する金額と、を対応づけて記憶部22に記憶する構成とすれば、その後に行われる上述の返金処理にかかる処理時間の短縮が図れる。
また、上記説明では、駅サーバが出場用自動改札機1bから通知された出場情報を管理サーバ2に通知するとしたが、駅サーバがSF情報で改札処理が行われた出場情報を管理サーバ2に通知し、定期券情報で改札処理が行われた出場情報については管理サーバ2に通知しない構成としてもよい。このようにすれば、管理サーバ2と駅サーバとの間で行われる通信の頻度が抑えられる。また、管理サーバ2では、s31にかかる処理が不要になる。
このように、この駅務システムでは、少なくとも定期券情報が記録されている非接触式ICカード5、および、少なくともSF情報が記録されている非接触式ICカード5の、2枚の非接触式ICカード5を所有する利用者における、非接触式ICカード5の誤使用を防止することができるとともに、利用者から運賃を余分に徴収したときに、余分に徴収した運賃を、その利用者に速やかに返金することができる。したがって、利用者に対するサービスの向上が図れる。また、利用者は、定期券情報が記録されている非接触式ICカード5を自宅等に忘れて外出した場合であっても、この非接触式ICカード5に関連づけて利用者DBに登録している別の非接触式ICカード5の使用で、自宅等に忘れて所持していない非接触式ICカード5に記録されている定期券情報で定期区間を利用することができる。
また、この駅務システムでは、上述したように、2枚の非接触式ICカード5を関連づけて管理サーバ2の利用者DBに登録することで、一方の非接触式ICカード5の使用で、他方の非接触式ICカード5に記録されている定期券情報にかかる定期区間を利用することができる。このため、2人の利用者が、関連づけた非接触式ICカード5を1枚ずつ所持して使用する、不正使用が行われる可能性がある。そこで、この駅務システムでは、このような不正使用を検知する機能を有している。
図12は、管理サーバにおける不正使用検知処理を示すフローチャートである。この不正使用検知処理は、例えば1営業日毎に、営業が終了した夜間に実行される。管理サーバ2は、各駅の駅サーバから、自動改札機1で非接触式ICカード5が使用された改札処理にかかる入場情報、および出場情報を取得する(s41)。管理サーバ2は、利用者DBに登録されているレコード毎に、不正使用の可能性を判定する判定処理を行う(s42〜s43)。具体的には、s42で未処理のレコードを判定対象レコードに決定し、このレコードについて判定処理を行う(s43)。そして、全てのレコードについて判定処理を行っていなければ(s44)、s42に戻る。
図13は、この判定処理を示すフローチャートである。管理サーバ2は、判定対象レコードにおいて関連づけられている2枚の非接触式ICカード5にかかる入場情報、および出場情報を、s41で取得した入場情報、および出場情報から抽出する(s51)。すなわち、管理サーバ2は、関連づけられている2枚の非接触式ICカード5を、1枚の非接触式ICカード5とみなし、入場情報、および出場情報を抽出する。管理サーバ2は、s51で抽出した入場情報、および出場情報を時系列にソートした使用履歴を生成する(s52)。管理サーバ2は、s52で生成した使用履歴において、入場情報、または出場情報が連続しているところがあるかどうかを判定する(s53)。関連づけられている2枚の非接触式ICカード5を1人の利用者が使用している場合には、入場情報、または出場情報が時間的に連続することはない。言い換えれば、入場情報、または出場情報が時間的に連続していれば、2人の以上の利用者によって不正使用が行われている。管理サーバ2は、s53で入場情報、または出場情報が時間的に連続していると判定すると、不正使用が行われていると判定する(s54)。
また、管理サーバ2は、入場情報、または出場情報が時間的に連続しているところがなければ、s52で生成した使用履歴において、時間的に連続している先の出場駅と、後の入場駅と、が一致していない出場情報と入場情報を全て抽出する(s55)。管理サーバ2は、s55で出場情報と入場情報が抽出されなければ(s56)、不正使用が行われていないと判定する(s57)。
管理サーバ2は、s55で出場情報と入場情報が抽出された場合、抽出された出場情報と入場情報に基づいて、出場駅から入場駅までの移動速度を算出する(s58)。s58では、出場駅から入場駅までの距離と、出場時刻から入場時刻までの経過時間と、を用いて、移動速度を算出する。管理サーバ2は、s57で算出した移動速度が、予め定めた速度、例えば時速60km、よりも遅いかどうかを判定する(s59)。管理サーバ2は、s59で、移動速度が予め定めた速度よりも遅いと判定すると、他の交通手段(例えばタクシー)を利用して移動した可能性があることから、s57で不正使用が行われていないと判定する。
なお、s55で抽出された出場情報と入場情報とが、複数組抽出されている場合には、全ての組について、移動速度が予め定めた速度よりも遅いと判定された場合に、s57で不正使用が行われていないと判定する。
一方、管理サーバ2は、s57で算出した移動速度が予め定めた速度よりも速いと判定すると、不正使用の疑惑があると判断し、この時点における判定対象レコードに対する疑惑回数を1カウントアップする(s60)。管理サーバ2は、疑惑回数が予め定めた回数、例えば3回、以下であるかどうかを判定する(s61)。管理サーバ2は、s61で疑惑回数が予め定めた回数以下であると判定すると、s57で不正使用が行われていないと判定する。反対に、疑惑回数が予め定めた回数以下でないと判定すると、s54で不正使用が行われていると判定する。
なお、管理サーバ2は、利用者DBに登録されているレコード毎に疑惑回数を対応づけて記憶する構成としてもよいし、利用者DBとは別のデータベースで記憶するようにしてもよい。また、不正使用が行われていると判定された2枚の非接触式ICカード5については、使用停止等の処置を施してもよいし、その利用者を告発してもよい。
このように、この駅務システムでは、管理サーバ2が上述した不正使用検知処理を行うので、利用者DBに関連づけて登録されている2枚の非接触式ICカード5の不正使用に対するセキュリティも十分に確保できる。
次に、この発明の実施形態である管理サーバ2を適用した別の駅務システムについて説明する。この駅務システムも、上記した駅務システムと同じ構成である。この駅務システムの入場用自動改札機1aは、乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51、例えば店舗で発行されたポイントカードや、銀行のキャッシュカード、と無線通信を行う無線通信部16が付加している点で上記実施形態のものと異なる(図14参照)。乗車券情報が記録されている非接触式ICカード5と、乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51と、は無線通信周波数が異なっている。出場用自動改札機1bについては、上記実施形態と同様であり、図2に示す構成である。また、管理サーバ2は、乗車券情報として少なくとも定期券情報が記録された非接触式ICカード5と、乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51と、を関連づけたレコードを登録した利用者DB(図15参照)を記憶部22に記憶する点で、上記実施形態と異なる。
入場用自動改札機1aは、乗車券情報が記録されている非接触式ICカード5との無線通信に用いるアンテナと、乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51との無線通信に用いるアンテナと、を改札通路の入口付近に並べて配置している。この駅務システムは、定期券情報が記録されている非接触式ICカード5を、自宅等に忘れて外出したときに、この非接触式ICカード5に関連づけて管理サーバ2の利用者DBに登録している、乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51の代替使用を許可する。
この駅務システムにおいても、利用者DBへのレコードの登録は、上述した実施形態の駅務システムと同様に、登録装置3において行われる。登録装置3も、入場用自動改札機1aと同様に、乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51と無線通信を行う無線通信部35が付加されている点で上記実施形態と異なる(図16参照)。図17は、利用者DBへのレコードの登録処理を示すフローチャートである。この駅務システムにおける利用者DBへのレコードの登録処理は、図17に示すように、図6のs2にかかる処理を、乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51の識別情報を読み取る処理(s6)、置き換えたものである。
この駅務システムの入場用自動改札機1aは、無線通信部12で乗車券情報が記録されている非接触式ICカード5から乗車券情報を読み取ると、読み取った乗車券情報に基づいて、改札処理を行う。また、入場用自動改札機1aは、無線通信部12で乗車券情報が記録されている非接触式ICカード5から乗車券情報を読み取ることなく、無線通信部16で乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51の識別情報を読み取ると、改札通路における利用者の通行を許可する改札処理を行う。自動改札機1は、乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51の識別情報を読み取って、改札通路における利用者の通行を許可した場合、ここで読み取った識別情報を含む入場情報を、駅サーバを介して管理サーバ2に送信する。この入場情報には、入場駅、入場時刻等も含まれている。
管理サーバ2は、乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51での入場情報が通知される毎に、図18に示す入場時判定処理を行う。管理サーバ2は、今回通知された入場情報に含まれている、乗車券情報が記録されていない非接触式ICカード51の識別情報が利用者DBに登録されているかどうかを判定する(s71)。管理サーバ2は、利用者DBに登録されていなければ、この入場情報を未登録入場情報として記憶部22に記憶し(s72)、本処理を終了する。一方、利用者DBに登録されていると、その識別情報に対応づけられているメールアドレスを宛先にして、代替使用で入場したことを通知する内容の電子メールを送信する(s73)。例えば、「代替使用で入場しています。出場駅の係員窓口、または精算機で精算券の発行を受ける必要があります。問い合わせコード:12345」という電子メールを送信する。図19は、この電子メールを受信した携帯電話6の表示例を示している。利用者は、管理サーバ2から携帯電話6に送信されてきた電子メールを確認することで、代替使用で入場していることを認識するとともに、出場駅で精算券の発行を受ける必要があることを認識する。管理サーバ2は、s73で電子メールを送信すると、問い合わせコードと、今回通知された入場情報と、を対応づけ既登録入場情報として記憶部22に記憶し(s74)、本処理を終了する。
次に、出場駅での精算券の発行に係る処理について説明する。精算機等の機器において問い合わせコードを入力することにより、精算要求が管理サーバ2に通知される。この精算要求には、入力された問い合わせコードと、この機器が設置されている駅(すなわち、利用者の出場駅)が含まれている。問い合わせコードは、携帯電話6で受信したメールに記載されている。管理サーバ2は、精算要求を受信する毎に、図20に示す精算処理を実行する。管理サーバは、その問い合わせコードに対応する入場情報を、記憶部22に記憶している既登録入場情報から抽出する(s81)。管理サーバ2は、s81で抽出した入場情報から入場駅を得るとともに、今回通知された精算要求から出場駅を得ることで、利用区間を特定する(s82)。管理サーバ2は、利用区間全体の運賃を算出する(s83)。次に、管理サーバ2は、利用者DBにおいて、入場時に使用された非接触式ICカード51に関連づけられている非接触式ICカード5の定期区間が、今回の利用区間に含まれているかどうかを判定する(s84)。
管理サーバ2は、利用区間に定期区間が含まれていなければ、s83で算出した利用区間全体の運賃を精算金額に決定する(s85)。一方。利用区間に定期区間が含まれていると、利用区間から定期区間を除いた定期外区間の運賃を算出する(s86)。管理サーバ2は、s83で算出した利用区間全体の運賃と、s86で算出した定期外区間の運賃と、を比較し、金額が低いほうを精算金額に決定する(s87)。s87では、2つの金額が同じであれば、その金額を精算金額に決定する。管理サーバ2は、決定した精算金額を、今回精算要求を送信してきた機器に通知し(s88)、本処理を終了する。
精算要求を送信した機器では、利用者との間で通知された精算金額の精算が完了すると、精算券を利用者に発行する。利用者は、ここで発行された精算券で、出場用自動改札機1bの改札通路を通行し、駅構内から出場することができる。
このように、この実施形態の駅務システムでは、定期券情報が記録されている非接触式ICカード5を自宅等に忘れて外出したときであっても、その利用者に購入している定期券の使用を許可することができ、利用者に対するサービスの向上が図れる。
また、上述した実施形態の駅務システムと同様に、上述した不正使用検知処理を行うことで、2人以上の利用者による不正使用に対するセキュリティを確保することができる。
上記の駅務システムでは、管理サーバ2が精算金額を決定し、決定した精算金額を、今回精算要求を送信してきた機器に通知するとしたが、管理サーバ2がs81で抽出した入場情報、および利用者DBにおいて入場時に使用された非接触式ICカード51に関連づけられている非接触式ICカード5の定期区間を、今回精算要求を送信してきた機器に通知する構成としてもよい。この場合、管理サーバ2に対して精算要求を送信した機器が、上述した精算金額の算出にかかる処理を行う。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
なお、この駅務システムでは、利用者DBに登録されていない識別情報の非接触式ICカード5で駅に入場した利用者については、管理サーバ2から代替使用の確認にかかる電子メールが送信されないが、精算機等で精算券の発行を受けないと、出場駅で出場できないので、特に問題は生じない。また、この種の利用者については、未登録入場情報として記憶部22に記憶しているので、入場時に使用した非接触式ICカード51を利用者に提示させることで、利用区間を特定することができ、適正な運賃の請求が行える。
また、非接触式ICカード5、51に、利用者DBにおける登録の有無を記録しておき、この登録の有無を利用して、管理サーバ2が上述した各処理を実行するかどうかを判定するようにしてもよい。
この発明の実施形態である管理サーバを適用した駅務システムの概略の構成を示す図である。 自動改札機の主要部の構成を示す図である。 管理サーバの主要部の構成を示す図である。 管理サーバの記憶部に記憶されている利用者データベースを示す図である。 登録装置の主要部の構成を示す図である。 登録処理を示すフローチャートである。 入場時判定処理を示すフローチャートである。 携帯電話で受信した電子メールの表示例を示す図である。 出場時判定処理を示すフローチャートである。 利用区間に定期区間が含まれているパターンを示す図である。 携帯電話で受信した電子メールの表示例を示す図である。 不正使用検知処理を示すフローチャートである。 判定処理を示すフローチャートである。 別の実施形態にかかる入場用自動改札機の主要部の構成を示す図である。 別の実施形態にかかる利用者データベースを示す図である。 別の実施形態にかかる登録装置の主要部の構成を示す図である。 別の実施形態にかかる登録処理を示すフローチャートである。 別の実施形態にかかる入場時判定処理を示すフローチャートである。 携帯電話で受信した電子メールの表示例を示す図である。 別の実施形態にかかる精算処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1−自動改札機
1a−入場用自動改札機
1b−出場用自動改札機
2−管理サーバ
3−登録装置
5、51−非接触式ICカード
6−携帯電話
21−制御部
22−記憶部
23−通信部
24−メール送信部

Claims (9)

  1. 乗車券情報として少なくとも定期券情報が記録されている無線通信媒体と、乗車券情報として少なくともストアードフェア情報が記録されている別の無線通信媒体と、連絡先と、を関連づけて記憶する関連情報記憶手段と、
    無線通信媒体に乗車券情報として記録されているストアードフェア情報で、駅構内に入場する利用者に対して入場用自動改札機が行った改札処理にかかる入場情報を取得する入場情報取得手段と、
    前記入場情報取得手段が取得した入場情報を用いて、前記関連情報記憶手段から、入場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている別の無線通信媒体に乗車券情報として記録されている定期券情報を抽出し、入場駅が、ここで抽出した定期券情報で示される定期区間内の駅であるかどうかを判定する入場時判定手段と、
    前記入場時判定手段が入場駅を定期区間内の駅であると判定した場合に、入場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている連絡先に対して、無線通信媒体の誤使用の確認を要求する通知を行う確認要求通知手段と、を備えた管理サーバ。
  2. 無線通信媒体に乗車券情報として記録されているストアードフェア情報で、駅構内から出場する利用者に対して出場用自動改札機が行った改札処理にかかる出場情報を取得する出場情報取得手段と、
    前記出場情報取得手段が取得した出場情報を用いて、前記関連情報記憶手段から、出場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている別の無線通信媒体に乗車券情報として記録されている定期券情報を抽出し、今回の利用区間内に、ここで抽出した定期券情報で利用できる定期区間が含まれていれば、利用区間全体の運賃が、利用区間から抽出した定期券情報で利用できる定期区間を除いた定期外区間の運賃よりも高いかどうかを判定する出場時判定手段と、
    前記出場時判定手段が利用区間全体の運賃のほうが高いと判定した場合に、出場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている連絡先に対して、両運賃の差額の返金にかかる通知を行う返金通知手段と、を備えた請求項1に記載の管理サーバ。
  3. 乗車券情報として少なくとも定期券情報が記録されている無線通信媒体と、乗車券情報として少なくともストアードフェア情報が記録されている別の無線通信媒体と、連絡先と、を関連づけて記憶する関連情報記憶手段と、
    無線通信媒体に乗車券情報として記録されているストアードフェア情報で、駅構内から出場する利用者に対して出場用自動改札機が行った改札処理にかかる出場情報を取得する出場情報取得手段と、
    前記出場情報取得手段が取得した出場情報を用いて、前記関連情報記憶手段から、出場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている別の無線通信媒体に乗車券情報として記録されている定期券情報を抽出し、今回の利用区間内に、ここで抽出した定期券情報で利用できる定期区間が含まれていれば、利用区間全体の運賃が、利用区間から抽出した定期券情報で利用できる定期区間を除いた定期外区間の運賃よりも高いかどうかを判定する出場時判定手段と、
    前記出場時判定手段が利用区間全体の運賃のほうが高いと判定した場合に、出場用自動改札機における改札処理で使用された無線通信媒体に関連づけられている連絡先に対して、両運賃の差額の返金にかかる通知を行う返金通知手段と、を備えた管理サーバ。
  4. 前記関連情報記憶手段において、関連づけられている無線通信媒体を、1つの無線通信媒体とみなして使用履歴を取得する使用履歴取得手段と、
    前記使用履歴取得手段が取得した使用履歴に基づいて、無線通信媒体の不正使用の可能性が高いかどうかを判断する不正使用判断手段と、を備えた請求項1〜3のいずれかに記載の管理サーバ。
  5. 前記不正使用判断手段は、前記使用履歴取得手段が取得した時間的に使用履歴において、時間的に連続する先の使用時における出場時刻から、後の使用時における入場時刻までの経過時間、および先の使用時における出場駅と後の使用時における入場駅との距離、に基づいて、無線通信媒体の不正使用の可能性が高いかどうかを判断する手段である、請求項4に記載の管理サーバ。
  6. 乗車券情報として少なくとも定期券情報が記録されている無線通信媒体と、乗車券情報が記録されていない別の無線通信媒体と、連絡先と、を関連づけて記憶する関連情報記憶手段と、
    乗車券情報が記録されていない無線通信媒体を、乗車券情報が記録されている無線通信媒体の代替使用であるとみなして入場用自動改札機が行った改札処理にかかる入場情報を取得する入場情報取得手段と、
    前記入場情報取得手段が取得した入場情報を用いて、入場用自動改札機が代替使用とみなして改札処理を行った乗車券情報が記録されていない無線通信媒体が前記関連情報記憶手段に記憶されていれば、関連づけられている連絡先を抽出する連絡先抽出手段と、
    前記連絡先抽出手段が抽出した連絡先に対して、入場時の改札処理が乗車券情報が記録されていない無線通信媒体の代替使用であることを通知する代替使用通知手段と、を備えた管理サーバ。
  7. 前記入場情報取得手段が取得した入場情報を記憶する入場情報記憶手段と、
    乗車券情報が記録されていない無線通信媒体の代替使用による運賃の精算要求を受け付けたときに、この要求に該当する入場情報を前記入場情報記憶手段から抽出するとともに、入場用自動改札機が代替使用とみなして改札処理を行った乗車券情報が記録されていない無線通信媒体に関連づけられている無線通信媒体の定期券情報を前記関連情報記憶手段から抽出し、ここで抽出した入場情報、および定期券情報を用いて、運賃を算出する運賃算出手段と、
    前記運賃算出手段が算出した運賃を、精算要求を送信してきた機器に通知する運賃通知手段と、を備えた請求項6に記載の管理サーバ。
  8. 前記運賃算出手段は、利用区間全体の運賃と、利用区間から抽出した定期券情報で利用できる定期区間を除いた定期外区間の運賃と、を算出し、金額が低いほうの運賃を、利用区間に対する運賃に決定する手段である、請求項7に記載の管理サーバ。
  9. 前記入場情報取得手段が取得した入場情報を記憶する入場情報記憶手段と、
    乗車券情報が記録されていない無線通信媒体の代替使用による運賃の精算要求を受け付けたときに、この要求に該当する入場情報を前記入場情報記憶手段から抽出するとともに、入場用自動改札機が代替使用とみなして改札処理を行った乗車券情報が記録されていない無線通信媒体に関連づけられている無線通信媒体の定期券情報を前記関連情報記憶手段から抽出し、ここで抽出した入場情報および定期券情報を、精算要求を送信してきた機器に通知する関連情報通知手段と、を備えた請求項6に記載の管理サーバ。
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