JP2004280522A - プリペイド媒体の残額不足通知方法、残額更新方法、改札機及び残額更新システム - Google Patents

プリペイド媒体の残額不足通知方法、残額更新方法、改札機及び残額更新システム Download PDF

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Abstract

【課題】残額がある程度少なくなった場合に、利用者が所有する情報端末に事前に残額不足を通知することによって、精算上の問題を生じず、且つ利用者の意思に基づいた積み増しを可能にする。
【解決手段】改札機1、2に接続される鉄道事業者サーバ3はホストコンピュータ4に接続されている。ホストコンピュータ4は、利用者8が非接触ICカード7を利用して改札機1を通過する時に、そのカードに記憶されている残額が基準額以下かどうかを判定する。基準額以下である時には、ホストコンピュータ4内のデータベース42を参照して利用者8に対応して記憶されている携帯電話9に対して残額及び残額の積み増しのための更新手続き情報を通知する。利用者8によって、携帯電話9を利用して更新手続きが行われると、次に改札機2を通過する時に、非接触ICカード7の残額の積み増し処理が行われる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、非接触ICカード等のプリペイド媒体の残額不足が検出された場合に、プリペイド媒体利用者に対応して登録されている情報端末に対し残額不足を通知する方法、及び、その残額の更新方法と更新システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
非接触ICカード等のプリペイドカードは自動化システムのあらゆる場面への採用が検討されるようになってきている。例えば、交通システムにおいては、交通カードを非接触ICカード化して稼働効率を向上することがソリューションとして提案され、実用化されつつある。交通カードの非接触ICカード化により、たとえば定期券等を定期入れから出す必要がなくなるために利用者の手間の削減と改札機を通過するスピードの向上を実現できる利点がある。また、SF(Stored Fare)機能を付加することによって、自動改札機自身で精算が可能になり利用者は精算機に並ぶ必要がなくなる利点がある。
【0003】
このように、特に、交通カードシステムにSF機能等を採用した非接触ICカードによるプリペイドカードを採用した場合、利用者側及び事業者側に共に大きなメリットを生じるが、カードには残高表示部が設けられていないために、利用者は現在の残高がどの程度なのかを知ることが一般には困難である。そこで、改札機で通行不許可になって初めて残額不足に気がつくという事態が発生する。このような事態が多発すると、改札機→積み増し機→改札機(入場時)、改札機→精算機→改札機(出場時)の人の流れができ、改札口の円滑な通行を阻害し、又、精算機の前に待ち行列ができてしまい、全体として効率が低下するという問題がある。
【0004】
解決手段として、現在の磁気カードのSFカードのような残額印字をするために、繰り返し使用可能なICカードにはリライト印字を行うことが考えられるが、そのためには自動改札機内部にICカードを投入させる必要があり、非接触ICカードであるメリットが無くなる。
【0005】
そこで、改札機利用時にSFバリュー残高が基準以下の場合、認証機関に問い合わせ認証結果がOKであると、次の改札機利用時に自動的にSFバリューのチャージ処理を行うシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−236529号公報(請求項4、請求項5。[0020])
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来技術では、利用者に対して事前通知を行うことはなく、且つ、利用者の意思確認無しでチャージ処理が自動処理されてしまう。このため、精算用に登録されている銀行口座に残高不足があった場合に精算上の問題が生じたり、本人の意思に反する積み増し処理が行われてしまう問題がある。
【0008】
この発明の目的は、残額がある程度少なくなった場合に、利用者が所有する情報端末に事前に残額不足を通知することによって、精算上の問題を生じず、且つ利用者の意思に基づいた積み増しを可能にする残額不足通知方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、価値の増減が可能なプリペイド媒体から、特定の行為がなされたときに価値の減額処理を行うプリペイド媒体精算システムに適用される方法において、
前記プリペイド媒体の残額が基準額以下であるかどうかを判定し、基準額以下の場合に、プリペイド媒体利用者に対応して登録されている情報端末に残額を通知することを特徴とする。
【0010】
本発明において、価値とは、金額、ポイント、回数券カードの回数、その他サービスをいう。プリペイド媒体とは、予め価値が記憶され、且つその価値が増減が可能な媒体をいう。たとえば、価値を記憶するメモリを備え、且つ固定局と近接通信をして価値の増減処理が可能な機能を持つ非接触ICカードがある。
【0011】
この発明では、プリペイドカード媒体の減額処理が、特定の行為がなされた時に行われる。たとえば、この発明の方法を交通システムに適用した場合には、プリペイド媒体利用者が改札機を通過した時に減額処理が行われる。プリペイド媒体の残額は、改札機を通過する等特定の行為がなされた時に基準額と対比される。なお、基準額との対比は改札機で行っても、上位のホストコンピュータで行ってもよい。残額が基準額以下であれば、プリペイド媒体利用者に対応して登録されている情報端末に残額を通知する。通知は、たとえばプリペイド媒体利用者に対応して登録されている電子メールアドレスを宛て先として行われる。情報端末は、たとえばプリペイド媒体利用者が所持する携帯電話とすることができる。
【0012】
上記残額を通知する時に、同時に、その積み増しのための更新手続き情報を通知すれば、より好ましい。プリペイド媒体利用者は、この更新手続き情報を受信すると、その更新手続きに従って積み増しを行うことができる。更新手続き情報に、WebサイトのURL等のアドレスを含ませることができれば、利用者にとって積み増しのための更新手続きは極めて容易である。
【0013】
この発明の残額不足通知方法が適用される1つの実施形態は、プリペイド媒体として非接触ICカードを使用し、情報端末として公知のパケット網通信を行うことができる携帯電話を使用する構成である。このような構成であると、たとえば、交通システムに適用した場合、非接触ICカードで改札機を通過する時、非接触ICカード内に記憶されているSFバリューの減額処理が行われ、その改札機通過時に改札機の上位に配置されているホストコンピュータで残額をチェックし、残額が基準額以下である時に携帯電話に対して残額を通知し、且つ積み増しのための更新手続き情報を通知する。所有者は、この情報を知ることによって、更新手続き情報に含まれているWebサイトにアクセスし、所定の積み増しのための更新手続きを行う。なお、残額のチェックは改札機で行ってもよく、基準額以下の非接触ICカードの情報のみをホストコンピュータへ送信する方法でもよい。
【0014】
以上のソリューションによって、プリペイド媒体所有者は残額不足が生じた時にその状態を容易に知ることができ、また、自らの意思によって積み増しを行うことができるようになる。これにより、この残額不足通知方法が適用されるシステムの運用効率が大幅に上がる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施形態である交通カードシステムの構成図である。
【0016】
このシステムは、複数の駅(図では、A駅とB駅)に設置されている改札機1、2及び積み増し機能を持つ改札外に設置された自動券売機5、12と、B駅の改札内に設置されている自動精算機6と、これらに接続されている鉄道事業者サーバ3と、この鉄道事業者サーバ3に接続されるホストコンピュータ4と、非接触ICカード7の利用者8が所有する携帯電話9と、この携帯電話9のメールボックスが設定されているメールサーバ10とを使用して構成される。なお、自動券売機5、12は積み増し機能専用の積み増し機であってもよい。また、改札機1、2と鉄道事業者サーバ3との間は、図示しない改札機監視盤やデータ集計機などの機器を経由しての接続であってもよい。
【0017】
鉄道事業者サーバ3は、各駅に設置されている改札機1、2や、券売機5、12及び精算機6で発生した情報を全て管理する。そして、これらの情報の中から非接触ICカード7の残額不足通知及び残額更新のために必要な情報をホストコンピュータ4に送信する。ホストコンピュータ4、メールサーバ10及び携帯電話9は、パケット網(インターネット)11により相互に接続可能である。ホストコンピュータ4は、非接触ICカード7の残額が基準額以下であることを判定すると、メールサーバ10に割り当てられている利用者8のメールアドレスを宛て先として、残額の通知とともにその積み増しのための更新手続き情報を送信する。メールサーバ10は、この通知を受けると、自動処理により携帯電話9に対し上記の残額及び更新手続き情報をメールで知らせる。
【0018】
本システムでは、ホストコンピュータ4が上記残額を判定するタイミングを、例えば、非接触ICカード7が入場駅の改札機を通過した時としている。図示する例では、利用者8にとってA駅が入場駅(乗車駅)であり、B駅が出場駅(降車駅)である。すなわち、図に示す例では、利用者8が非接触ICカード7をA駅の改札機1の非接触アンテナにかざした時にその非接触ICカード内のIDと残額が読取られ鉄道事業者サーバ3を経由してホストコンピュータ4に上がり、ホストコンピュータ4が該非接触ICカード内の残額が基準額以下であるかどうかを判定する。この時、非接触ICカード7内の残額が基準額以下であれば、メールサーバ10を介して、利用者8が所有する携帯電話9に対して、上記の残額及びその積み増しのための更新手続き情報がメール送信される。
【0019】
上記更新手続き情報には、更新手続きサイトのURL(アドレス)が含まれている。したがって、A駅の入場用改札機を通過した利用者8は、改札内の駅構内やホームなどにおいて残額通知とともに更新手続き情報の通知を受けると、携帯電話9のパケット網通信機能を利用して、ホストコンピュータ4に設定されている更新手続きサイト(Webサイト)を閲覧することができる。この更新手続きサイトで、利用者8が所定の手続きをすると、そのタイミングで更新手続きの申込処理が行われる。この更新手続きによる積み増しのチャージの実行は、利用者8が、次に非接触ICカード7を改札機に通過させたタイミング、すなわち図1では出場駅であるB駅の改札機2通過時に非接触ICカード7を通過させた(かざした)タイミングとする。積み増しチャージの実行が完了すると、利用者8の銀行口座から積み増し額に相当する金額が引き落とされることで、積み増し処理の決済が行われる。
【0020】
したがって、ホストコンピュータ4は、A駅を通過した利用者8が、更新手続きサイトにおいて更新処理を行うと、ホストコンピュータ4内のデータベースにおいて更新フラグをオンし、非接触ICカード7への積み増しチャージの準備を行う。続いて、利用者8が出場駅B駅の改札機2を通過すると、その時に使用される非接触ICカード7に対して実際に積み増しを行う。積み増し後は、データベースの更新フラグをオフする。
【0021】
このようにして、非接触ICカード7の残額を知らなくても、その残額が基準額以下になると自動的に携帯電話9に対して降車駅で出場するまでに通知があり、さらに、その携帯電話9を利用して所定の更新手続きを行うと、次回に改札機を通過する時に非接触ICカードに対して自動的に積み増し処理が行われることになる。
【0022】
なお、利用者8は、マニュアルで非接触ICカード7に対する積み増し処理を行うこともできる。この場合は、改札機を出場してから券売機5、12に設けられている積み増し機能を利用して行う。また、A駅を通過した後に残額通知を受けて積み増し処理をするかどうかは利用者8の意思に基づく。したがって、もし、残額の積み増しのための更新手続きを行わない場合には、B駅の改札機2を通過できなくなる可能性がある。この場合、精算機6を使用して精算処理を行うことが可能である。精算機6にも非接触ICカード7に対する積み増し機能を持っている。あるいは、精算機6において現金で精算処理して発行される精算出場券で出場することもできる。
【0023】
また、利用者8はA駅の入場用改札機を通過して残額通知を受けた時に、非接触ICカード7の積み増し処理が必要であることを知る訳であるから、何らかの理由によって更新手続きサイトにアクセスできない場合でも改札機2に向かわずに直接精算機6に向かって積み増し処理を行うことができる。
【0024】
このように出場前に事前に通知されるので、改札機での自動積み増しであれ、精算機でのマニュアル積み増しや精算処理であれ、何らかの対処ができるので、残額不足になっていることを知らずに改札機へ直行して通行不許可になることが避けられる。したがって、改札口付近の通行の流動性がよくなり、円滑な通行状態に改善される。
【0025】
ホストコンピュータ4は、利用者8によって非接触ICカード7に対する積み増し処理が行われたことを確認すると、すなわちB駅において非接触ICカード7が改札機2を通過したときにそのカードに対して積み増し処理が行われると、更新フラグをオフする。更新フラグをオフすることによって、積み増しの実行処理が完了する。なお、ホストコンピュータ4は、利用者のための口座開設機能を自身で持たない場合には、金融機関と接続し、この金融機関の口座間での自動引き落としによる決済処理を行うことになる。決済処理方法は銀行口座によるデビット処理であっても、クレジット会社によるクレジット処理であってもよい。
【0026】
なお、上述の説明では、ホストコンピュータによる通知要否判定(残額判定)のタイミングを乗車駅の入場用改札機を通過時としたが、後述するように、降車駅の出場用改札機を通過時にしてもよい。
【0027】
図2は、ホストコンピュータ4の構成図である。
【0028】
制御部40には、鉄道事業者サーバ通信制御部41、データベース42、通知判定部43、通知処理部44、電子決済サイト45、金融機関ホスト通信制御部46の各機能がソフトウェア及びハードウェアで与えられている。
【0029】
鉄道事業者サーバ通信制御部41は、鉄道事業者サーバ3との通信制御を行う。鉄道事業者サーバ3からは、改札機1又は2を通過した利用者のIDと残高が送られてくる。また、ホストコンピュータ4から鉄道事業者サーバ3に対しては、積み増しを行うためのIDと積み増し金額を送る。
【0030】
データベース42は、利用者のID(非接触ICカード7のID)、メールアドレス、積み増し設定金額、最新の残額、更新フラグ、履歴を1レコード単位として、利用者数全部を記憶している。このデータベース42は、この発明の利用者情報ファイルに対応している。
【0031】
通知判定部43は、改札機1又は2から鉄道事業者サーバ3経由で送られてきた利用情報を受取り、データベース43を参照することによって、残額通知が必要かどうかの判定を行う。
【0032】
通知処理部44は、通知判定部43で残額通知が必要と判断された場合に、その利用者IDに対応するメールアドレスを宛て先として残額及び更新手続き情報を通知する。
【0033】
電子決済サイト45は、利用者8が、携帯電話9を利用して積み増しのための更新手続きを行うサイトである。このサイトで登録された情報は積み増し設定金額としてデータベース42に登録される。
【0034】
金融機関ホスト通信制御部46は、金融機関に設定されている利用者口座に対して決済のための引き落とし処理をするための通信制御を行う。
【0035】
図3は、データベース42の構成図である。図示するように、1レコードを、利用者ID、メールアドレス、積み増し設定金額、最新の残額、通知基準額、更新フラグ、履歴で構成する。図において、利用者IDが「1001012」に対して更新フラグがONである。これは、最新の残額が基準額(この例では500円とする。)以下であるために携帯電話9に対して残額通知を行った結果、利用者8によって更新手続き(申込み)が行われたことを示している。また、その際に、利用者により入力設定された積み増し設定金額が2000円であったことを示している。また、利用者IDが「1002001」に対しては、残額が基準額(1000円)を超えているために更新フラグがOFFのままである。この場合の積み増し設定金額は、申込みが無いので0円である。
【0036】
次に、上記のシステムにより、利用者に対して残額不足等が通知される手順及び残額の更新手続きが行われる手順について説明する。
【0037】
図4は、上記手順を示すためのフローチャートである。
【0038】
ステップST1において利用者が改札機1を通過すると、利用者IDと残額を鉄道事業者サーバ3に送信する(ST2)。その情報は、さらに鉄道事業者サーバ3からホストコンピュータ4に転送される(ST3)。ホストコンピュータ4の通知判定部43において、転送されてきた残額が基準額以下であるかどうかを判定し(ST4)、基準額以下の場合にはST5に進み、そうでない場合には終了する。ST5においては、ホストコンピュータ4の通知処理部44において、IDに対応して記憶されているメールアドレスを宛て先として、残額の通知をするとともに、その積み増しのための更新手続き情報を送信する(ST5)。利用者8は、このメールを携帯電話9で受信すると(ST6)、電子決済サイトにアクセスするかどうかを自らの意思で決める(ST7)。電子決済サイトにアクセスしない場合には、利用者の意思に従ってそのまま残額の積み増しが行われないことになる。この場合には終了する。利用者は電子決済サイトにアクセスして、携帯電話9のキー入力により更新手続き(申込み)の必要項目の入力を行う。続いてそのサイトのページ上で必要項目の入力が正しく行われたどうかの判定を行う(ST8)。必要項目は、利用者ID及び積み増し設定金額が少なくとも含まれている。入力された非接触ICカード7の利用者IDは、データベース42内の利用者IDと一致するか確認される。これらの必要項目が正しく入力されると、ST9において、ホストコンピュータ4は鉄道事業者サーバ3に対して利用者IDと積み増し金額とを送信する。積み増し金額とは、利用者によって電子決済サイトで入力された積み増し設定金額である。
【0039】
利用者IDと積み増し金額を受信した鉄道事業者サーバ3は、その情報をすべての改札機に対して送信する。各改札機では、積み増し対象IDリスト(図示せず)を備えていて、上記のように新たな利用者IDと積み増し金額を受信すると、これをリストに加える。さらに、ホストコンピュータ4は、データベース上の該当IDの更新フラグをオンする(ST10)。この更新フラグのオンは、利用者8によって積み増しのための更新手続きの申込みが行われたことを示している。
【0040】
以上の手続きを終了すると、次回、利用者8が改札機を通過した時、すなわち図1に示す例では利用者8が出場駅B駅の改札機2を通過した時に、改札機2が非接触ICカード7から読み出した利用者IDが当該改札機に記憶されている積み増し対象IDリストにあるかどうかを判定し、もし、あれば、非接触ICカードに対する積み増し金額のチャージ(書込み)を行う(ST11)。改札機2は同時に、その利用者IDを鉄道事業者サーバ3を経由して、積み増し完了情報としてホストコンピュータ4に送信する。ホストコンピュータ4では、送られてきた利用者IDに対応する更新フラグをオフし(ST12)、且つ、その利用者IDを積み増し完了情報として鉄道事業者サーバ3に送る。そして、鉄道事業者サーバ3は、その利用者IDを全ての改札機に対してリストからの削除対象IDとして送信する。各改札機では、受信した利用者IDを積み増し金額とともに自らが持っている積み増し対象リストから削除する(ST13)。これにより、他の改札機で二重に積み増し処理されてしまうことはない。なお、上記では積み増し完了情報をホストコンピュータ4から事業者サーバ3に返送するような手順になるが、鉄道事業者サーバ3が中心になって、改札機から積み増し完了情報を受信して、ホストコンピュータ4へ送信すると同時に、全改札機へ削除対象IDを送信するようにしてもよい。
【0041】
上記の一連の処理は、ST1で通過した改札機が出場駅の改札機であっても同じように行われる。つまり、ST1で通過した改札機が出場駅の改札機であれば、ST11で通過する改札機が入場駅の改札機となる。この場合には、ST6でメール受信する場所は、出場駅の改札機を出て、次に入場駅で改札機を通過するまでのどこかである。したがって、出場時の減額により、残額が基準額以下になっても、次回に乗車するまでに事前通知されるので、利用者は前もって残額が少なくなってきていることを知るので、降車時や次回の乗車時の入場前に券売機12で積み増し処理することができる。
【0042】
図5は、上記ST11での改札機の動作を示している。
【0043】
ST20で非接触ICカードの利用者IDを読み取ると、そのIDがネガリストにないことを確認してから(ST21)、積み増し対象IDリストにあるかどうかのチェックを行う(ST23)。なお、ネガリストにあれば、扉を閉じて通行を阻止する(ST22)。
【0044】
読み取った利用者IDが積み増し対象IDリストにあれば、そのリストにIDと対に記憶されている積み増し金額を読み出して、非接触ICカードに書き込む(チャージする)(ST24)。さらに、そのIDと積み増し金額を上記リストから削除し(ST25)、削除した利用者IDを積み増し処理結果とともに鉄道事業者サーバ3を介してホストコンピュータ4に送信する(ST26)。
【0045】
以上の実施形態では、各改札機が積み増し対象IDリストを備えているが、ホストコンピュータ4と各改札機の通信時間が非接触ICカードをかざす最短時間よりも短くなることを保証出来るなら、このリストがなくても良い。すなわち、非接触ICカードが改札機にかざされるときに、▲1▼読み取った利用者IDがホストコンピュータに送信され、▲2▼そのIDが対応する更新フラグがオンしていることが確認され、▲3▼改札機に対して積み増し額の書込み命令がホストコンピュータ4から送られてその処理が行われる、までの▲1▼〜▲3▼の合計時間が改札機に対して非接触ICカードをかざしている時間よりも十分に短く出来るなら、各改札機に積み増し対象IDリストがなくても、図3に示すデータベース42だけで、積み増し対象IDの管理を一元的に行うことが出来る。この構成では、図4のST13が不要であり、各改札機は積み増し対象IDリストを備える必要がなくなる分だけ処理が単純化される。
【0046】
また、以上の実施形態では、改札機を通過すると、利用者IDと残額が、鉄道事業者サーバ3へ送信され、その情報がさらにホストコンピュータ4へ転送されて、ホストコンピュータ4において残額が基準額以下かの判定を実施しているが、鉄道事業者サーバ3でも、利用者ID、最新残額、通知基準額を管理しているのであれば、残額判定を鉄道事業者サーバ3で実施して、通知対象となる利用者の情報のみをホストコンピュータ4へ送信するようにしてもよい。
【0047】
さらに、例えば、非接触ICカード7の中に通知基準額を記憶するのであれば、改札機において基準額以下の通知対象となる利用者の情報のみを、鉄道事業者サーバ3を経由してホストコンピュータ4へ送信するようにしてもよい。
【0048】
図6は、携帯電話9に対して残額の通知及び更新手続き情報の通知が行われた時の画面の推移例を示している。
【0049】
図6▲1▼では、ホストコンピュータ4から、残額通知と更新手続き情報が通知されている。この例では、残額は400円であり、更新手続き情報には更新手続きを行うための電子決済サイト45のURLが表示されている。利用者8が、この表示画面上のURLをクリックすると、▲2▼の表示になる。ここでは、ユーザIDとパスワードの入力が要求される。これらの入力情報が正確であれば、▲3▼の表示に移り、積み増し設定金額の入力が行われる。ここでは、この金額が1000円である。金額の入力が終わると、▲4▼の確認表示が出て終了する。
【0050】
図7〜図11は、交通システムの形態及び運賃等の相違によっての使用例であり、また残額通知時のメッセージを変える例を示している。
【0051】
図7は、入場時初乗り運賃前払い(先引き)システムにおいて、入場後の通知例である。非接触ICカードの入場前残額が600円の場合を示している。初乗り運賃は160円である。入場前残額が600円であるために、入場改札機を通過すると、初乗り運賃である160円が前払いされ、乗車中残額が440円となり、基準額(通知設定額)の500円よりも低くなる。そこで、この時には出場改札機を通過する前に、「残額並びに、速やかに積み増しを行うことのメッセージ」を通知する。利用者は、出場時に支払われる金額を考慮し、積み増し要否の判断を行う。
【0052】
図8は、入場時初乗り運賃前払いシステムにおいて、出場後の通知例である。入場前残額は1000円、運賃が600円の場合を示している。この場合、入場改札機を通過すると乗車中残額が840円となる。出場改札口を通過した状態で、未払い料金である440円(=600円−160円)が減額され、出場時残額は400円となり、基準額(通知設定額)の500円以下であるから、「残額並びに、速やかに積み増しを行うことのメッセージ」を通知する。この場合は、次回入場可能な残額であるため、必ず積み増し処理しないといけない状態ではない。
【0053】
図9は、入場時初乗り運賃前払いシステムにおいて、出場後の通知例であり、出場後に残額が初乗り運賃以下になった場合を示している。入場前残額は1000円である。入場改札機を通過すると、乗車中残額が840円となっている。運賃が900円の駅に到達し、出場改札機を通過すると、未払い料金である740円(=900円−160円)が減額精算され、出場時残額は100円となる。このときは、残額の100円は基準額(通知設定額)500円以下であるから「残額並びに、必ず積み増しを行うことのメッセージ」を通知する。この残額100円は次回入場時の前払い金額160円以下となるために、このままでは次回に入場することができない。そこで、「速やかに」に代えて「必ず」というメッセージ表現になっている。
【0054】
図10は、入場時初乗り運賃前払い不要システムにおいて、入場後の通知例である。入場前残額が400円の場合を示している。この場合は、入場後の乗車中残額は400円であり、基準額(通知設定額)よりも低い。そこで、「残額並びに、速やかに積み増しを行うことのメッセージ」を通知する。
【0055】
図11は、入場時初乗り運賃前払い不要システムにおいて、出場後の通知例である。入場前残額が700円、運賃が600円の場合を示している。この場合、入場後は乗車中残額が700円であるために基準額(通知設定額)よりも大きい。しかし、出場後は残額が100円となるために「残額並びに、速やかに積み増しを行うことのメッセージ」を通知する。この場合は、前払い(先引き)のシステムではないので、次回入場は可能である。
【0056】
図12は、入場駅の改札機の動作を示している。
【0057】
ST30〜ST36は図5のST20〜ST26と同じである。ST37では、初乗り運賃が減額可能かどうかを判定する。減額可能であれば、ST38において初乗り運賃の減額処理を行い、通行を許可する(ST39)。減額出来なければ、ST40で通行を阻止する。なお、図10、11は初乗り運賃前払い不要システムでの入場時を示しているが、この場合は、上記ST37のように初乗り運賃が減額可能かどうかを判定せずに、通行を許可することになる。
【0058】
ST39で通過が許可されると、残額不足通知サービス機能のため、IDと残額を鉄道事業者サーバ3経由でホストコンピュータ4へ送信する(ST41)。これは、図4のフローチャートのST2に相当する処理である。
【0059】
図13は、出場駅の改札機の動作を示している。
【0060】
ST50〜ST56は図5のST50〜ST56と同じである。ST57では未払い料金を算出し、ST58で未払い料金の支払いが可能かどうかを判定する。減額可能であれば、ST39において未払い料金の減額処理を行い(ST59)、通行を許可する(ST60)。減額出来なければ、ST61で通行を阻止する。
【0061】
ST60で通過が許可されると、残額不足通知サービス機能のため、IDと残額を鉄道事業者サーバ3経由でホストコンピュータ4へ送信する(ST62)。これは、図4のフローチャートのST2に相当する処理である。
【0062】
以上説明したように、本実施形態のシステムでは、利用者8が、非接触ICカード7の残額を常時把握していなくても、その残額が基準額以下になると自動的にメールによって残額と更新手続き情報が通知される。このため、この通知を受けた段階で、利用者8は積み増しのための更新手続きを行うかどうかを判断すればよい。したがって、事前の通知により、運賃の精算の問題を回避することができる。そして、更新手続き情報に従って積み増しのための更新手続き(申込み)を行えば、次に改札機を通過する時に自動的に積み増しが行われるため、利用者8はわざわざ積み増しのための更新手続きを精算機6や券売機5、12において行う必要がなくなる。また、残額不足の通知は、非接触ICカード7を改札機1又は2に通過させる前に行われるために、利用者8が非接触ICカード7を改札機にかざす時には、基本的にその残額が足りていると見なすことができる。つまり、非接触ICカード7の残額が基準額以下の場合には、事前にその旨が利用者8に通知されており、利用者8はそのカードをさらに使おうとする場合には当然に積み増し処理を行っていると考えられるからである。したがって、利用者8が非接触ICカード7を改札機にかざした時に突然ゲートが閉まったりするようなこともなく、また、利用者8はそのようなことが起きるのではないかと不安になることもなくなる。また、入場駅改札機を通過した後に残額不足の通知を受けた時は、その後積み増しを行うかどうかは利用者8の自由意思に基づくために、もし、積み増しを行わない場合には出場駅において精算機6を使うことによって精算処理をした後に、出場改札機を出ることができる。
【0063】
このように、残額が不足しそうだと、その旨が携帯電話に通知されるために、入出場時に改札機で通行不許可になることがなくなり、積み増し忘れも防ぐことができる。また、積み増しを行うかどうかは利用者の意思に基づくようにしているため、口座の残高不足によって決済ができなくなる等のトラブルを防止することができる。
【0064】
以上の実施形態では、残額不足通知及び残額更新手続きを交通システムに適用しているが、価値(バリュー)の増減が可能なプリペイド媒体が使用されて、何らかの行為が成された時にその媒体から価値の減額処理が行われるシステムであれば、どのようなものにでも本発明を適用することができる。また、残額通知先は、携帯電話ではなくPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末であってもよい。さらに、パソコン等の情報端末であってもよい。
【0065】
また、携帯電話9を情報端末とする時に、この携帯電話9自身に価値(バリュー)を記憶させて、この携帯電話9をプリペイド媒体として兼用させることも可能である。
【0066】
以上の実施形態では、鉄道事業者サーバ3と、ホストコンピュータ4を別個のものとしたシステムの例を説明したが、両方の機能を有する一つの上位コンピュータで処理するシステムであってもよい。
【0067】
また、改札機自身に上記ホストコンピュータ4内の通知判定部43の機能を持たせることも可能である。このときには、残額が基準額以下であることを改札機1自身が判定して、非接触ICカードに記憶されているIDと残額をホストコンピュータ4に送信する。残額と基準額の比較は短時間に大量に行う事になるため、この実施形態のように上記比較のための処理を各改札機に分散負担させることでホストコンピュータ4の負担が軽くなる利点がある。
【0068】
また、残額通知のサービスは希望者だけを対象とするようにしてもよい。そのために、非接触ICカードの購入申込み時に、サービスの要否、通知基準額などを申告できるようにしておけばよい。
【0069】
さらに、通知基準額をカード内の情報として有し、改札機や改札機監視盤などの各駅の機器で通知基準判定するようにしてもよい。
【0070】
また、上記の実施形態では、通知基準額を各個人で設定できるようにしたが、システムとして共通の額にすることも考えられる。
【0071】
なお、上記の実施形態では、非接触ICカードをプリペイドカードとして利用した場合を示しているが、これを定期券として利用する時には、定期券の期限切れが近いがどうかを判定し、期限までの日数が一定以下の場合に期限切れ及び期限延長のための更新手続き情報を通知するようにしてもよい。すなわち、定期券として利用される非接触ICカードが入場駅の改札機又は出場口の改札機を通過した時に、その有効期限までの日数がたとえば基準日数である2週間以内であれば、携帯電話に対して有効期限とその更新のための更新手続き情報を通知する。そして、利用者の意思に基づいて更新手続がなされたときには、次に改札機を通過したときに期限の自動更新を行う様にする。
【0072】
また、非接触ICカードは、定期券とプリペイドカードの両方の機能を合せ持つ複合カードであってもよい。
【0073】
【発明の効果】
この発明によれば、プリペイド媒体所有者は残額不足が生じた時にその状態を容易に知ることができ、また、そのときに自らの意思によって積み増しを簡単に行うことができるようになる。これにより、利用者にとっては媒体の使用が非常に便利となり、また、事業者側にとっては、利用客の待ち行列発生を防ぐことが出来るために残額不足通知方法が適用されるシステムの運用効率を上げる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である交通システムの構成図を示す。
【図2】ホストコンピュータの概略構成図を示す。
【図3】ホストコンピュータ内のデータベースの構成図を示す図
【図4】システム全体の動作の概要を示すフローチャート
【図5】改札機の動作を示すフローチャート
【図6】携帯電話の画面表示例を示す図
【図7】入場時初乗り運賃前払いシステムの残額不足通知方法を示す図
【図8】同上
【図9】同上
【図10】入場時初乗り運賃前払い不要システムの残額不足通知方法を示す図
【図11】同上
【図12】入場時の改札機の動作を示すフローチャート
【図13】出場時の改札機の動作を示すフローチャート

Claims (15)

  1. 価値の増減が可能なプリペイド媒体から、特定の行為がなされたときに価値の減額処理を行うプリペイド媒体精算システムに適用される方法において、
    前記プリペイド媒体の残額が基準額以下であるかどうかを判定し、基準額以下の場合に、プリペイド媒体利用者に対応して登録されている情報端末に残額を通知することを特徴とするプリペイド媒体の残額不足通知方法。
  2. 前記プリペイド媒体は、改札機通過時に価値の減額処理が行われる媒体である請求項1記載のプリペイド媒体の残額不足通知方法。
  3. 前記残額の通知は、プリペイド媒体利用者に対応して登録されている電子メールアドレスを利用して情報端末に送信される請求項1または2に記載のプリペイド媒体の残額不足通知方法。
  4. 前記残額の通知とともに、その積み増しのための更新手続情報を通知する請求項1〜3のいずれかに記載のプリペイド媒体の残額不足通知方法。
  5. 前記更新手続情報は、更新手続サイトのアドレスを含む請求項4記載のプリペイド媒体の残額不足通知方法。
  6. 価値の増減が可能なプリペイド媒体から、改札機通過時に価値の減額処理を行うプリペイド媒体精算システムに適用される方法において、
    前記改札機通過時にプリペイド媒体の残額が基準額以下であるかどうかを判定し、基準額以下の場合に、プリペイド媒体利用者に対応して登録されている情報端末に残額を通知することを特徴とするプリペイド媒体の残額不足通知方法。
  7. 前記プリペイド媒体は非接触ICカードで構成されている請求項1〜6のいずれかに記載のプリペイド媒体の残額不足通知方法。
  8. 前記情報端末は、携帯電話である請求項1〜7のいずれかに記載のプリペイド媒体の残額不足通知方法。
  9. 価値の増減が可能なプリペイド媒体から、改札機通過時に価値の減額処理を行うプリペイド媒体精算システムに適用される方法において、
    前記改札機通過時にプリペイド媒体の残額が基準額以下であるかどうかを判定し、基準額以下の場合に、プリペイド媒体利用者に対応して登録されている情報端末に残額とその積み増しのための更新手続情報とを通知するステップと、
    前記更新手続情報に基づいて残額を積み増しする更新手続が行われると、前記プリペイド媒体が次に改札機を通過したときに、前記プリペイド媒体の残額の積み増しを行うことを特徴とするプリペイド媒体の残額更新方法。
  10. 前記プリペイド媒体は非接触ICカードで構成されている請求項9に記載のプリペイド媒体の残額更新方法。
  11. 前記情報端末は、携帯電話である請求項9に記載のプリペイド媒体の残額更新方法。
  12. 価値の増減が可能なプリペイド媒体が改札機を通過するときに、プリペイド媒体と通信を行って、プリペイド媒体内の価値の減額処理を行うプリペイド媒体精算システムに使用される改札機において、
    前記プリペイド媒体の改札機通過時に、プリペイド媒体に記憶されているIDと残額とを含むプリペイド媒体情報を、プリペイド媒体の残額不足通知を行う上位のホストコンピュータに送信する改札機。
  13. 価値の増減が可能なプリペイド媒体が改札機を通過するときに、そのプリペイド媒体と通信を行って、そのプリペイド媒体内の価値の減額処理を行う改札機と、
    前記改札機と接続されるコンピュータであって、プリペイド媒体の利用者と、プリペイド媒体の残額と、プリペイド媒体の利用者が所有する情報端末と、をそれぞれ対応づけた利用者情報が登録してある利用者情報ファイルを備え、前記プリペイド媒体の改札機通過時にプリペイド媒体の残額が基準額以下の場合に、前記利用者情報ファイルを参照してプリペイド媒体利用者に対応して記憶されている情報端末に対して残額を通知するホストコンピュータと、
    を備えてなるプリペイド媒体の残額更新システム。
  14. 前記プリペイド媒体は非接触ICカードで構成されている請求項13に記載のプリペイド媒体の残額更新システム。
  15. 前記情報端末は、携帯電話である請求項13に記載のプリペイド媒体の残額更新システム。
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