JP5857566B2 - 管理サーバ、および駅務システム - Google Patents

管理サーバ、および駅務システム Download PDF

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この発明は、駅の改札口に設置し、乗車券(非接触IC券)に記録されている乗車券情報を用いて、この乗車券を所有する利用者に対して改札処理を行う自動改札機を管理する管理サーバ、および駅務システムに関する。
従来、鉄道の駅では、駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者に対する改札処理を自動改札機で行っている。自動改札機は、周知のように、改札通路を通って駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者が所持している乗車券に記録されている乗車券情報を読み取る。自動改札機は、読み取った乗車券情報を用いて、改札通路における利用者の通行(駅構内への入場や駅構内からの出場)を許可するかどうかを判定する。自動改札機は、改札通路における利用者の通行を許可する場合、その利用者にとって出口側に設けられた扉を開し、反対に許可しない場合、この扉を閉する。
乗車券は、媒体の種類で分類すると、磁気券、非接触IC券、2次元バーコード券(以下、QR券と言う。)等がある。磁気券は、乗車券情報を磁気データで記録している。非接触IC券は、近距離の無線通信機能を有し、乗車券情報を電子データでメモリに記憶している。QR券は、乗車券情報を券面に2次元バーコード(例えば、QRコード)で印刷している。また、非接触IC券は、磁気券を廃止するために、磁気券に代わる乗車券としての利用をすすめている。QR券は、キップとしての利用を前提にしている。
このQR券は、コピーすることで、簡単に偽造できるという欠点がある。QR券の偽造に対するセキュリティを向上させる提案が特許文献1に記載されている。具体的には、券売機が、キップとして発券したQR券の発券番号を含む発券情報を上位装置に通知する。この発券番号は、発券した券の券面に2次元バーコードで印刷されている乗車券情報に含まれている。上位装置は、券売機が発券したQR券毎に、そのQR券が使用される可能性の高い駅の自動改札機に対して発券情報を通知する。各自動改札機は、上位装置から通知された発券情報を記憶する。
自動改札機は、2次元バーコードで印刷されている乗車券情報を読み取ると、読み取った乗車券情報と、記憶している発券情報と、を照合し、適正なQR券であるかどうかを判定する。また、自動改札機は、通行を許可したQR券について乗車券情報を上位装置に通知し、上位装置が各自動改札機に対して、この乗車券情報を、これ以降入場を拒否するネガ情報として他の自動改札機に通知する。各自動改札機は、読み取った乗車券情報と、記憶している発券情報と、を照合するときに、ネガ情報が登録されているQR券については通行を拒否する。
なお、自動改札機は、改札処理の際に、QR券に対して入出場情報を書き込むことができない(2次元バーコードで記録されている乗車券情報を読み取るだけである。)。
特開2006− 59249号公報
しかしながら、乗車券には、鉄道の利用回数に関係なく運賃が一定である企画券(所謂、フリーパス)がある。企画券は、予め定められている有効区間内に位置する駅であれば何度でも入出場できる。特許文献1は、上述したQR券の偽造に対するセキュリティを確保するためにネガ情報を通知する構成であるので、駅における利用者の入場が1回に限定される。したがって、特許文献1の構成では、企画券をQR券で発券することができない。
また、自動改札機は、磁気券を処理する場合、投入された磁気券を搬送する構成を備えなければならず、自動改札機本体の小型化やコストダウンを妨げる。このことから、最近では、上述の磁気券の廃止が検討されている。これにともない、上述したQR券だけでなく、非接触IC券でキップを発券することがすでに検討されている。
これらの理由から、非接触IC券が企画券としても利用できる駅務システムが望まれている。非接触IC券は、料金先払いのプリペイド方式や、料金後払いのポストペイ方式等により、キップを購入することなく、任意の駅間において鉄道が利用できる。一般に、この非接触IC券の利用形態は、SF(Stored Fare)券利用と呼ばれている。非接触IC券は、任意の2駅間の乗車券(キップ)として繰り返し利用できるので、利用者は非接触IC券を1枚所有しておけばよい。
非接触IC券を上述のSF券利用だけでなく、企画券利用も行えるようにするには、自動改札機が、改札処理時に、非接触IC券をSF券利用で改札処理を行うか、企画券利用で改札処理を行うか、を迅速に判定しなければならない。すなわち、この判定にかかる時間が長くなると、その分だけ改札処理にかかる時間が増大し、その結果、改札効率を低下させてしまう。また、改札処理時における、非接触IC券に対する入出場情報等の読み取りや、書き込みに要する時間の増加も抑える必要がある。
また、上述の企画券には、利用者の利便性を考慮し、利用開始駅が指定できるようにしたものがある。この利用者開始駅は、利用者が任意に指定できる駅である。利用者は、自宅近くの駅が企画券の有効区間内でなくても、この自宅近くの駅を利用者開始駅に指定することにより、この企画券が自宅近くの駅に入場するときから利用できる。すなわち、利用者は、この企画券を自宅近くの駅(利用開始駅)から、有効区間までの乗車券としても利用できる。
一方で、上述した企画券は、乗車券情報の総量が大きいので、企画券にかかる乗車券情報を全て非接触IC券に記憶させると、自動改札機が改札処理時に行う、非接触IC券に対する乗車券情報の読み取りや、書き込みにかかる通信時間が増大し、改札効率を大幅に低下させてしまう。
この発明の目的は、自動改札機における、利用開始駅が有効区間とは別に指定できる企画券の利用に対する改札効率の低下を十分に抑えることができる管理サーバ、および駅務システムを提供することにある。
この発明の管理サーバは、上記課題を解決し、その目的を達するために以下のように構成している。
この管理サーバは、無線通信エリア内に位置する乗車券との無線通信により読み取った、この乗車券が記憶する乗車券情報に応じて、鉄道の利用毎に運賃が発生する通常券利用にかかる改札処理、または、有効区間内であれば鉄道の利用回数に関係なく運賃が一定である企画券利用にかかる改札処理を選択的に行う自動改札機を管理する。
第1の識別番号通知部が、企画券を発券した乗車券について、この乗車券の識別番号の登録要求を、有効区間とは別に指定された利用開始駅に設置されている自動改札機に通知する。これにより、利用開始前の企画券については、この企画券を発券した乗車券の識別番号を利用開始駅の自動改札機が記憶する。利用者は、企画券の利用を開始するとき、利用開始駅で入場する。したがって、利用開始駅の出場用の自動改札機は、利用開始前の企画券について、この企画券を発券した乗車券の識別番号を記憶していなくてもよい。言い換えれば、利用開始駅の入場用の自動改札機が、利用開始前の企画券について、この企画券を発券した乗車券の識別番号を記憶していればよい。
なお、自動改札機は、企画券利用にかかる改札処理では、識別番号を記憶している乗車券であるかどうかによって、改札通路における利用者の通行可否を判定する。
企画券利用判定部が、いずれかの駅に設置されている自動改札機から、乗車券に対して行った企画券利用による改札処理の改札情報を受信すると、この改札情報が示す改札処理が利用開始駅での入場処理であるかどうか(すなわち、企画券の利用開始であるかどうか)を判定する。
また、第2の識別番号通知部が、企画券利用判定部が利用開始駅での入場処理であると判定すると(すなわち、企画券の利用開始であると判定すると)、今回企画券利用にかかる改札処理が行われた乗車券の識別番号の登録要求を、この乗車券に対して発券した企画券の有効区間内の各駅に設置されている自動改札機に通知する。したがって、利用が開始された企画券については、その企画券の有効区間内の各駅の自動改札機が、この企画券を発券した乗車券の識別番号を記憶する。利用が開始された企画券については、その企画券の有効区間内の各駅の自動改札機が、企画券利用にかかる改札処理においては、識別番号を記憶している乗車券であるかどうかによって、改札通路における利用者の通行可否を判定することができる。
また、第2の識別番号通知部は、企画券利用判定部が利用開始駅での入場処理であると判定すると、今回企画券利用にかかる改札処理が行われた乗車券の識別番号の削除要求を、利用開始駅に設置されている自動改札機に通知してもよい。このようにすれば、利用開始駅で、企画券利用による入出場が繰り返されるのを防止でき、企画券の使い回し等に対するセキュリティが確保できる。
また、企画券利用判定部が利用開始駅以外での改札処理(すなわち、すでに利用が開始された企画券であって、有効区間内の駅での改札処理)であると判定すると、今回企画券利用にかかる改札処理が行われた乗車券の識別番号の登録要求を、利用開始駅に設置されている自動改札機に通知する第3の識別番号通知部を備えてもよい。
このようにすれば、利用者は企画券の利用を終え、自宅等に戻るときに、指定した利用開始駅で出場することができる。
また、第3の識別番号通知部は、利用開始駅の入場用の自動改札機については、今回企画券利用にかかる改札処理が行われた乗車券の識別番号の登録要求を通知しなくてもよい。
さらに、企画券利用判定部が利用開始駅での出場処理であると判定すると、企画券を発券した乗車券の識別番号の削除要求を、各駅に設置されている自動改札機に通知する第4の識別番号通知部を備えてもよい。これにより、利用者がその利用を終えた企画券の利用を停止することができる。
この発明によれば、利用開始駅が有効区間とは別に指定できる企画券であっても、自動改札機で行う改札効率の低下を十分に抑えることができる。
駅務システムの構成を示す概略図である。 自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。 非接触IC券が記憶する乗車券情報を示す図である。 センタサーバの主要部の構成を示すブロック図である。 発券情報を示す図である。 券売機が企画券を発券する処理を示すフローチャートである。 センタサーバの発券情報の受信にかかる動作を示すフローチャートである。 自動改札機における改札処理を示すフローチャートである。 センタサーバの改札情報の受信にかかる動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明の実施形態にかかる駅務システムの構成を示す概略図である。鉄道網に設けられた各駅には、自動改札機1、券売機2、精算機(不図示)等の駅務機器、および駅サーバ3が設置されている。また、センタにはセンタサーバ5が設置されている。図1では、2つの駅(駅X,駅Y)を例示している。
駅毎に、その駅に設置されている自動改札機1、券売機2等の駅務機器、駅サーバ3をLAN等のネットワークで接続している。自動改札機1や券売機2等の駅務機器は、各駅に1台以上設置されている。また、各駅の駅サーバ3は、専用回線や公衆回線等のネットワーク6を介してセンタサーバ5に接続している。各駅の駅サーバ3は、ネットワーク6を介してセンタサーバ5と通信できる。
自動改札機1は、周知のように駅の改札口に設置し、駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者に対して改札処理を行う。入場用の自動改札機1は、駅構内に入場する利用者に対して改札処理を行う。出場用の自動改札機1は、駅構内から出場する利用者に対して改札処理を行う。自動改札機1は、利用者に対して改札処理を行う毎に、その改札処理にかかる情報(以下、改札情報と言う。)を自駅の駅サーバ3に通知する。
券売機2は、改札口周辺に設置し、駅構内に入場する利用者に対して、キップや企画券等の乗車券を販売する。ここで言う企画券とは、所謂フリーパスである。この券売機2は、SF券として利用できる非接触IC券に対して、企画券を発券する機能を有する。企画券は、有効日、および有効区間が定められている。企画券は、有効日であれば、有効区間内に位置する駅で何度でも入出場でき、また鉄道の利用料金が一定である乗車券である。この駅務システムは、利用者の利便性を考慮し、有効区間に加えて利用開始駅が指定できる企画券にも対応したものである。この利用者開始駅は、利用者が任意に指定できる駅である。利用者は、例えば、自宅近くの駅が企画券の有効区間内でなくても、この自宅近くの駅を利用者開始駅に指定することにより、この企画券が自宅近くの駅に入場するときから利用できる。すなわち、利用者は、この企画券を自宅近くの駅(利用開始駅)から、有効区間までの乗車券として利用できる。
なお、利用開始駅は、有効区間内の駅を指定してもよい。また、利用開始駅を指定しなくてもよい。利用開始駅が指定されていない企画券は、通常の企画券である。
また、企画券の有効区間は、鉄道網において連続する1つの区間のものもあれば、不連続の複数の区間のものもある。券売機2は、キップや企画券等の乗車券を発券する毎に、乗車券の発券にかかる情報(以下、発券情報と言う。)を自駅の駅サーバ3に通知する。
駅サーバ3は、自動改札機1や券売機2等の駅務機器から通知された情報(改札情報や発券情報)を、適当なタイミングでセンタサーバ5に通知する。また、駅サーバ3は、センタサーバ5から通知された情報(後述する、識別番号登録要求、識別番号削除要求等)を、必要に応じて自駅に設置されている自動改札機1や券売機2等の駅務機器に通知する。
図2は、この発明の実施形態にかかる自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。自動改札機1は、制御部11と、乗車券処理部12と、識別番号記憶部13と、利用者検知部14と、扉開閉部15と、出力部16と、通信部17と、を備えている。
制御部11は、自動改札機1本体の動作を制御する。
乗車券処理部12は、乗車券である非接触IC券と近距離無線通信を行う無線通信部である。乗車券処理部12の無線通信エリアは、利用者にとっての改札通路の入口側に位置する。改札通路に進入する利用者が、所有している非接触IC券を乗車券処理部12の無線通信エリア内に翳す。非接触IC券は、公知のように、近距離の無線通信機能を有し、乗車券情報を電子データでメモリに記憶した乗車券である。
この非接触IC券が記憶する乗車券情報を図3に示す。乗車券情報には、この非接触IC券を識別する識別番号IDi、発券された企画券の有効日を示す有効日情報、および、非接触IC券を利用した改札処理の履歴である入出場履歴情報等が含まれている。
有効日情報は、発券された企画券の有効日を示す情報である。利用者が企画券の購入にかかる操作を行った機器(ここでは、券売機2を例にする。)が、企画券の発券処理として、この有効日情報を非接触IC券に書き込む。入出場履歴情報は、利用日時、利用駅、利用区分(入場、または出場)、その時点の残高(プリペイド方式の場合)等を含む入出場情報を蓄積したものである。自動改札機1は、改札通路の通行を許可したときに、入出場情報を非接触IC券に書き込む。
識別番号記憶部13は、企画券としての利用(企画券利用)で改札通路の通行を許可する非接触IC券毎に、その非接触IC券を識別する識別番号IDiを記憶する。この識別番号記憶部13に記憶する非接触IC券の識別番号IDiは、センタサーバ5から駅サーバ3を介して通知される。詳細については、後述する。
利用者検知部14は、改札通路に沿って配置した複数のセンサにより、改札通路内における利用者の位置を検出する処理を一定時間間隔で繰り返し、改札通路内における利用者の移動を追跡する。
扉開閉部15は、改札通路に進入した利用者に対する改札通路の通行可否の判定結果に応じて、この利用者にとっての改札通路の出口側に位置する扉を開閉する。
出力部16は、改札通路に進入した利用者に対して改札通路の通行を許可しないとする判定をしたときに、警告音による報知を行う。また、出力部16は、改札通路に進入した利用者にとっての改札通路の出口側に位置する表示器(不図示)の画面表示の制御も行う。
通信部17は、自駅の券売機2や、駅サーバ3との間におけるデータ通信を制御する。
図4は、センタサーバの主要部の構成を示すブロック図である。センタサーバ5は、制御部51と、発券情報記憶部52と、通信部53と、を備えている。制御部51は、センタサーバ5本体の動作を制御する。発券情報記憶部52は、発券した企画券の発券情報を記憶する。
図5は、発券情報を示す図である。発券情報記憶部52は、企画券の発券情報を、その企画券の有効日で分けて記憶している。各有効日の発券情報は、発券した企画券毎に、非接触IC券の識別番号IDi、企画券の種類、および利用開始駅を対応づけたものである。利用開始駅が指定されていない企画券については、利用開始駅の欄が空欄である。図5では、有効日が2011年8月15日である企画券の発券情報を示しているが、有効日が他の日である企画券の発券情報についても、同様である。この発券情報は、企画券を発券した装置(例えば、券売機2)から通知される。
また、センタサーバ5は、企画券の種類毎に、その企画券で、入出場できる駅を抽出するのに用いる乗降可能駅情報(不図示)等を記憶している。この乗降可能駅情報は、企画券の種類と、その企画券で入出場できる駅(有効区間内の駅)とを対応付けた情報である。
通信部53は、ネットワーク6を介した、各駅の駅サーバ3との間における通信を制御する。
センタサーバ5は、毎日、始発が発車する前に、発券情報記憶部52に記憶している当日分(有効日が今日である。)の発券情報の企画券毎に、以下の処理を行う。
センタサーバ5は、利用開始駅が指定されているかどうかを判定する。センタサーバ5は、利用開始駅が指定されていれば、対応づけられている非接触IC券の識別番号IDiの登録要求を、利用開始駅の入場用の自動改札機1に通知する。この登録要求は、利用開始駅の駅サーバ3を介して入場用の自動改札機1に通知される。この非接触IC券の識別番号IDiの登録要求は、利用開始駅の出場用の自動改札機1や、他の駅の自動改札機1に通知されない。
一方、センタサーバ5は、利用開始駅が指定されていなければ、その企画券の種類に基づき、入出場を許可する有効区間内の駅を抽出する。上述したように、センタサーバ5は、企画券の種類毎に、その企画券の利用で、入出場できる駅を抽出するのに用いる乗降可能駅情報を記憶している。センタサーバ5は、対応づけられている非接触IC券の識別番号IDiの登録要求を、抽出した各駅の自動改札機1に通知する。この登録要求は、駅サーバ3を介して自動改札機1に通知される。この非接触IC券の識別番号IDiの登録要求は、有効区間内の各駅の入場用の自動改札機1、および出場用の自動改札機1に通知され、有効区間外の駅の自動改札機1に通知されない。
自動改札機1は、本体の立ち上げ時に、識別番号記憶部13をクリアし、その後、センタサーバ5から非接触IC券の識別番号IDiの登録要求が通知される毎に、通知された非接触IC券の識別番号IDiを識別番号記憶部13に記憶する。
この処理により、利用当日の前日以前に購入された企画券は、利用開始駅が指定されていれば、その利用開始駅の入場用の自動改札機1が非接触IC券の識別番号IDiを記憶し、利用開始駅が指定されていなければ、有効区間内に位置する各駅の自動改札機1(入場用、および出場用)が非接触IC券の識別番号IDiを記憶する。
次に、利用者が企画券を購入する処理について説明する。利用者が企画券を購入できる機器は、非接触IC券に対して、発券した企画券の有効日情報を書き込むことができ、且つ、企画券の発券にかかる発券情報をセンタサーバ5に通知できる機器であればよい。ここでは、券売機2で企画券を発券する場合を例にして説明する。
図6は、券売機が企画券を発券する処理を示すフローチャートである。
企画券を購入する利用者は、所有する非接触IC券を券売機2に投入し、購入する企画券の種類、その企画券の有効日、利用開始駅等を指定する入力操作を行う。利用開始駅については、指定してもよいし、指定しなくてもよい。
券売機2は、利用者が投入した非接触IC券を受け付けるとともに、購入する企画券の種類や、その企画券の有効日、利用開始駅等にかかる入力操作を受け付ける(s1)。券売機2は、企画券の発券にかかる料金(企画券の販売金額)の精算が、今回投入された非接触IC券で行えるかどうかを判定する(s2)。券売機2は、s2において、残高不足等で精算できないと判定すると、利用者に対して現金での精算を要求する(s3)。
現金での精算が要求された利用者は、券売機2に貨幣を投入する。
券売機2は、s2において精算できると判定した場合、または、s4で精算金額以上の貨幣が投入されると、利用者が今回指定した企画券の有効日を示す有効日情報を、投入された非接触IC券に書き込む(s5)。また、s5では、企画券の発券にかかる料金の精算も行う。そして、券売機2は、今回投入された非接触IC券を放出し(s6)、利用者に返却する。
上述の処理により、非接触IC券には、今回購入した企画券の有効日を示す有効日情報が乗車券情報として書き込まれる。
さらに、券売機2は、今回発券した企画券の発券情報を自駅の駅サーバ3を介してセンタサーバ5に通知し(s7)、s1に戻る。s7でセンタサーバ5に通知する企画券の発券情報には、企画券の発券に使用された非接触IC券の識別番号IDi、発券した企画券の有効日を示す有効日情報、発券した企画券の種類、指定された利用開始駅を示す駅コード等が含まれている。
次に、企画券の発券情報が通知されたセンタサーバ5の動作について説明する。図7は、センタサーバの動作を示すフローチャートである。センタサーバ5は、企画券の発券情報を受信すると(s11)、この企画券の発券情報を発券情報記憶部52に記憶する(s12)。センタサーバ5は、企画券の有効日が当日であるかどうかを判定する(s13)。センタサーバ5は、企画券の有効日が当日でなければ、s11に戻る。
センタサーバ5は、企画券の有効日が当日であれば、利用開始駅が指定されているかどうかを判定する(s14)。センタサーバ5は、利用開始駅が指定されていれば、対応づけられている非接触IC券の識別番号IDiの登録要求を、利用開始駅の入場用の自動改札機1に通知する(s15)。この登録要求は、利用開始駅の駅サーバ3を介して入場用の自動改札機1に通知される。この非接触IC券の識別番号IDiの登録要求は、利用開始駅の出場用の自動改札機1や、他の駅の自動改札機1に通知されない。
センタサーバ5は、利用開始駅が登録されていなければ、その企画券の種類に基づき、入出場を許可する有効区間内の駅を抽出する(s16)。センタサーバ5は、対応づけられている非接触IC券の識別番号IDiの登録要求を、抽出した各駅(有効区間内の駅)の自動改札機1に通知する(s17)。この登録要求は、駅サーバ3を介して自動改札機1に通知される。この非接触IC券の識別番号IDiの登録要求は、有効区間内の各駅の入場用の自動改札機1、および出場用の自動改札機1に通知され、有効区間外の駅の自動改札機1に通知されない。
このs14〜s17にかかる処理は、上述した始発の発車前に、発券情報記憶部52に記憶している当日分(有効日が今日である。)の発券情報の企画券毎に行う処理と同じである。
自動改札機1は、センタサーバ5から非接触IC券の識別番号IDiの登録要求が通知される毎に、通知された非接触IC券の識別番号IDiを識別番号記憶部13に記憶する。
上記処理により、利用開始駅が指定されている企画券を発券した非接触IC券の識別番号IDiは、利用開始駅の入場用の自動改札機1が識別番号記憶部13に記憶する。また、利用開始駅が指定されていない企画券を発券した非接触IC券の識別番号IDiは、その企画券の有効区間内の各駅の自動改札機1(入場用、および出場用)が識別番号記憶部13に記憶する。
次に、自動改札機1における改札処理について説明する。図8は、自動改札機における改札処理を示すフローチャートである。自動改札機1は、乗車券処理部12が無線通信エリア内に翳された非接触IC券から乗車券情報を読み取る(s21)。s21では、非接触IC券の識別番号IDi、有効日情報、前回の入出場情報を乗車券情報をとして読み取る。企画券の有効期間を示す有効日情報は、非接触IC券が有効日情報を記憶していなければ、s21読み取った乗車券情報に含まれない。
自動改札機1は、s21読み取った乗車券情報に、企画券の有効期間を示す有効日情報が含まれているかどうかを判定する(s22)。自動改札機1は、s22で読み取った乗車券情報に有効日情報が含まれていなければ、今回の非接触IC券の利用をSF券利用(この発明で言う、通常券利用)と判定し、SF券利用にかかる改札処理を行う(s23)。
s23では、公知の自動改札機と同様に、s21で読み取った乗車券情報に含まれている前回の入出場情報に基づきサイクルエラーであるかどうかを判定する。自動改札機1は、今回の改札処理が、駅への入場が連続したり、駅からの出場が連続したりする処理であれば、サイクルエラーであると判定する。また、自動改札機1は、サイクルエラーでないと判定すると、運賃の精算可否を判定する。この判定は、通常、利用者が駅から出場する出場時に行い、駅に入場する入場時には行わない。自動改札機1は、サイクルエラー、または運賃の精算不可と判定すると、改札通路における利用者の通行を許可しない。具体的には、扉開閉部15が利用者の出口側に位置する扉を閉し、出力部16が改札通路の通行を許可しない旨を利用者に認識させる警告報知を行う。
自動改札機1は、サイクルエラーでなく、運賃の精算可と判定すると、改札通路における利用者の通行を許可する。具体的には、今回の改札処理にかかる入場情報、または出場情報を非接触IC券に書き込むとともに、扉開閉部15が利用者の出口側に位置する扉を開する。
また、自動改札機1は、s22で読み取った乗車券情報に企画券の有効日を示す有効日情報が含まれていれば、今日が、その有効日であるかどうかを判定する(s24)。自動改札機1は、s24で今日が有効日でないと判定すると、有効日情報が示す有効日がすでに過ぎているかどうかを判定する(s25)。自動改札機1は、有効日情報が示す有効日がまだ過ぎていなければ、上述したs23でSF券利用にかかる改札処理を行う。
また、自動改札機1は、有効日情報が示す有効日がすでに過ぎていれば、s26でSF券利用にかかる改札処理を行う。s26では、s23で説明した改札処理を行うとともに、通行不可と判定した場合に、非接触IC券に対して有効日がすでに過ぎている有効日情報を消去する書き込みを行う。また、通行可と判定した場合にも、非接触IC券に対して有効日がすでに過ぎている有効日情報を消去する書き込みを、入出場情報の書き込みとともに行う。
自動改札機1がs25、およびs26にかかる処理を行うことで、非接触IC券が有効日が過ぎた(利用することできない)企画券の有効日情報をいつまでも記憶しつづけることがない。
自動改札機1は、s24で今日が有効日であると判定すると、識別番号記憶部13に記憶している識別番号IDiの中に、s21で読み取った乗車券情報に含まれている非接触IC券の識別番号IDiがあるかどうかを判定する(s27)。自動改札機1は、上述した処理が適正に行われていれば、企画券で入出場を許可する全ての非接触IC券の識別番号IDiを識別番号記憶部13に記憶している。しかし、ネットワーク6で生じた通信障害等、様々な原因による処理不良によって、識別番号IDiが購入した企画券で入出場を許可する駅の自動改札機1に通知されていないことも考えられる。すなわち、自動改札機1が、企画券で入出場を許可する全ての非接触IC券の識別番号IDiを識別番号記憶部13に記憶していない場合が考えられる。
自動改札機1は、s27で、識別番号記憶部13に記憶している識別番号IDiの中に、s21で読み取った乗車券情報に含まれている非接触IC券の識別番号IDiがないと判定すると、SF券利用、または企画券利用を選択することなく、改札通路における利用者の通行を許可しないと判定する(s28)。具体的には、扉開閉部15が利用者の出口側に位置する扉を閉し、出力部16が改札通路の通行を許可しない旨を利用者に認識させる警告報知を行う。また、利用者の出口側に位置する表示器に、企画券利用が適正でない旨を利用者に通知するメッセージを表示する。
これにより、ネットワーク6で生じた通信障害等、様々な原因による処理不良によって、識別番号IDiが自動改札機1の識別番号記憶部13に適正に記憶されなかった非接触IC券を所有している利用者に対して、誤って行ったSF券利用としての改札処理により、運賃の誤収受が発生するのを防止できる。
また、乗車券情報(有効日情報)が偽造された非接触IC券を所有する利用者に対して、改札通路の通行を誤って許可することもない。
自動改札機1は、s27で、識別番号記憶部13に記憶している識別番号IDiの中に、s21で読み取った乗車券情報に含まれている非接触IC券の識別番号IDiがあると判定すると、企画券利用にかかる改札処理を行う(s29)。s29では、s21で読み取った乗車券情報に含まれている前回の入出場情報に基づきサイクルエラーであるかどうかを判定する。自動改札機1は、サイクルエラーであると判定すると、改札通路における利用者の通行を許可しない。具体的には、扉開閉部15が利用者の出口側に位置する扉を閉し、出力部16が改札通路の通行を許可しない旨を利用者に認識させる警告報知を行う。また、自動改札機1は、サイクルエラーでないと判定すると、改札通路における利用者の通行を許可する。具体的には、今回の改札処理にかかる入場情報、または出場情報を非接触IC券に書き込むとともに、扉開閉部15が利用者の出口側に位置する扉を開する。
自動改札機1は、改札通路における利用者の通行を許可した場合、その改札処理にかかる改札情報を駅サーバ3を介してセンタサーバ5に通知する(s30、s31)。s31でセンタサーバ5に通知する改札情報には、改札処理を行った自動改札機1が設置されている駅、入出場の区別、改札時刻、非接触IC券の識別番号IDi、乗車券の利用形態(SF券利用または企画券利用)等が含まれている。
このように、自動改札機1が、非接触IC券から読み取る乗車券情報については、有効日情報が増加するだけである。また、自動改札機1は、SF券利用にかかる改札処理、または企画券利用にかかる改札処理の選択を、非接触IC券から読み取った乗車券情報に含まれている有効日情報を用いて、上述したs22、s24、およびs25にかかる判定処理を行う。したがって、自動改札機1が改札処理に要する時間の増加が抑えられ、その結果、改札効率の低下が抑えられる。
また、s27にかかる判定で、識別番号記憶部13に記憶している識別番号IDiの中に、s21で読み取った乗車券情報に含まれている非接触IC券の識別番号IDiがないと判定すると、SF券利用、または企画券利用を選択することなく、改札通路における利用者の通行を許可しない構成としているので、システム障害にともなう運賃の誤収受を防止できるとともに、偽造券に対するセキュリティの低下も抑えられる。
次に、自動改札機1からの改札情報を受信したセンタサーバ5の動作について説明する。図9は、センタサーバの動作を示すフローチャートである。
センタサーバ5は、受信した改札情報を図示していない改札情報記憶部に記憶する。センタサーバ5は、自動改札機1から送信されてきた改札情報を受信すると(s41)、企画券利用にかかる改札処理であるかどうかを判定する(s42)。センタサーバ5は、s42で企画券利用でないと判定すると、s41に戻る。
センタサーバ5は、s42で企画券利用であると判定すると、発券情報記憶部52に記憶している当日分の企画券の発券情報を検索し、指定されている利用開始駅での改札処理であるかどうかを判定する(s43)。
センタサーバ5は、s43で利用開始駅での改札処理であると判定すると、駅への入場であるか、駅からの出場であるかを判定する(s44)。センタサーバ5は、利用開始駅での入場にかかる改札処理であると判定すると、その企画券の種類に基づき、入出場を許可する有効区間内の駅を抽出する(s45)。センタサーバ5は、対応づけられている非接触IC券の識別番号IDiの登録要求を、抽出した各駅(有効区間内の駅)の自動改札機1に通知する(s46)。この登録要求は、駅サーバ3を介して自動改札機1に通知される。この非接触IC券の識別番号IDiの登録要求は、有効区間内の各駅の入場用の自動改札機1、および出場用の自動改札機1に通知され、有効区間外の駅の自動改札機1に通知されない。s45、およびs46は、上述したs16、およびs17と同じ処理である。また、センタサーバ5は、今回改札処理を行った非接触IC券の識別番号IDiの登録削除要求を、利用開始駅の入場用の自動改札機1に通知し(s47)、s41に戻る。
これにより、指定されていた利用開始駅で、企画券利用により入場した非接触IC券の識別番号IDiは、企画券の有効区間内の駅の自動改札機1の識別番号記憶部13に記憶され、この利用開始駅に設置されている自動改札機1の識別番号記憶部13から削除される。すなわち、利用開始駅が指定されていない企画券と同様の状態になる。したがって、利用開始駅に入場した利用者は、この時点では、企画券利用により、利用開始駅で出場することも、入場することもできない。したがって、利用開始駅での企画券の使い回しに対するセキュリティを確保することができる。
また、センタサーバ5は、s43で利用開始駅での改札処理でないと判定すると、すなわち、有効区間内の駅での改札処理であると判定すると、今回改札処理を行った非接触IC券の識別番号IDiの登録要求を、利用開始駅の出場用の自動改札機1に通知し(s48)、s41に戻る。
これにより、今回改札処理を行った非接触IC券の識別番号IDiが、利用開始駅に設置されている出場用の自動改札機1の識別番号記憶部13に記憶される。このように、利用者は、企画券利用により、有効区間内の駅で入出場を行うと、利用開始駅で出場できる状態になる。したがって、企画券の利用を終え、自宅に戻るときに、指定した利用開始駅で企画券利用により出場できる。
また、利用者が、有効区間内の駅で入出場を繰り返している間は、改札処理を行った非接触IC券の識別番号IDiの登録削除要求が有効区間内の各駅の自動改札機1に通知されることはない。また、利用開始駅の出場用の自動改札機1は、s48にかかる処理によって、同じ非接触IC券の識別番号IDiの登録要求が複数回通知されることもあるが、すでに記憶している識別番号IDiの登録要求については、この通知を無視する構成とすればよい。
また、センタサーバ5は、s44で利用開始駅での出場であると判定すると、今回改札処理を行った非接触IC券の識別番号IDiの登録削除要求を、利用開始駅、および有効区間内の各駅の自動改札機1に通知し(s49)、s41に戻る。すなわち、利用者が、企画券利用により、利用指定駅で出場すると、その企画券利用により入出場が許可される駅がなくなる。すなわち、その企画券が利用できなくなる。
なお、利用開始駅を指定していない企画券の場合は、改札処理を行った非接触IC券の識別番号IDiの登録削除要求が有効区間内の各駅の自動改札機1に通知されることはない。
このように、この実施形態によれば、利用開始駅が有効区間とは別に指定できる企画券であっても、自動改札機1で行う改札効率の低下を十分に抑えることができる。
1…自動改札機
2…券売機
3…駅サーバ
5…センタサーバ
11…制御部
12…乗車券処理部
13…識別番号記憶部
14…利用者検知部
15…扉開閉部
16…出力部
17…通信部
51…制御部
52…発券情報記憶部
53…通信部

Claims (7)

  1. 無線通信エリア内に位置する乗車券との無線通信により読み取った、この乗車券が記憶する乗車券情報に応じて、鉄道の利用毎に運賃が発生する通常券利用にかかる改札処理、または、有効区間内であれば鉄道の利用回数に関係なく運賃が一定である企画券利用にかかる改札処理を選択的に行う自動改札機を管理する管理サーバであって、
    企画券を発券した乗車券について、その識別番号の登録要求を、前記有効区間とは別に指定された利用開始駅に設置されている前記自動改札機に通知する第1の識別番号通知部と、
    いずれかの駅に設置されている前記自動改札機から、乗車券に対して行った企画券利用による改札処理の改札情報を受信すると、この改札情報が示す改札処理が前記利用開始駅での入場処理であるかどうかを判定する企画券利用判定部と、
    前記企画券利用判定部が前記利用開始駅での入場処理であると判定すると、今回企画券利用にかかる改札処理が行われた乗車券の識別番号の登録要求を、この乗車券に対して発券した企画券の前記有効区間内の各駅に設置されている前記自動改札機に通知する第2の識別番号通知部と、を備えた管理サーバ。
  2. 前記第1の識別番号通知部は、前記企画券を発券した乗車券の識別番号の登録要求を、前記利用開始駅に設置されている出場用の自動改札機に通知しない、請求項1に記載の管理サーバ。
  3. 前記第2の識別番号通知部は、今回企画券利用にかかる改札処理が行われた乗車券の識別番号の削除要求を、前記利用開始駅に設置されている自動改札機に通知する、請求項1、または2に記載の管理サーバ。
  4. 前記企画券利用判定部が前記利用開始駅以外での改札処理であると判定すると、今回企画券利用にかかる改札処理が行われた乗車券の識別番号の登録要求を、前記利用開始駅に設置されている前記自動改札機に通知する第3の識別番号通知部を備えている、請求項3に記載の管理サーバ。
  5. 前記第3の識別番号通知部は、今回企画券利用にかかる改札処理が行われた乗車券の識別番号の登録要求を、前記利用開始駅に設置されている入場用の自動改札機に通知しない、請求項4に記載の管理サーバ。
  6. 前記企画券利用判定部が前記利用開始駅での出場処理であると判定すると、前記企画券を発券した乗車券の識別番号の削除要求を、各駅に設置されている自動改札機に通知する第4の識別番号通知部を備えている、請求項1〜5のいずれかに記載の管理サーバ。
  7. 乗車券が記憶する乗車券情報に応じて、鉄道の利用毎に運賃が発生する通常券利用にかかる改札処理、または、有効区間内であれば鉄道の利用回数に関係なく運賃が一定である企画券利用にかかる改札処理を選択的に行う自動改札機、および、
    前記自動改札機に対して、前記企画券利用にかかる改札処理が行える乗車券の識別番号を通知する上位装置、を有する駅務システムであって、
    前記上位装置は、
    企画券を発券した乗車券について、その識別番号の登録要求を、前記有効区間とは別に指定された利用開始駅に設置されている前記自動改札機に通知する第1の識別番号通知部と、
    いずれかの駅に設置されている前記自動改札機から、乗車券に対して行った企画券利用による改札処理の改札情報を受信すると、この改札情報が示す改札処理が前記利用開始駅での入場処理であるかどうかを判定する企画券利用判定部と、
    前記企画券利用判定部が前記利用開始駅での入場処理であると判定すると、今回企画券利用にかかる改札処理が行われた乗車券の識別番号の登録要求を、この乗車券に対して発券した企画券の前記有効区間内の各駅に設置されている前記自動改札機に通知する第2の識別番号通知部と、を備えている、
    駅務システム。
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