JP2009059168A - 入場管理システムと入場管理方法および入出場管理システムと入出場管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カードを差出す等の行為と利用者を分離するゲートを無くし、利便性の向上が図れるとともに、成りすましの防止や本人確認が容易にでき、不正防止に貢献する入場管理システムと入場管理方法および入出場管理システムと入出場管理方法を提供する。
【解決手段】交通機関の各駅における乗降車エリア(乗降車ホーム等)に入場(乗車)を希望する利用者に対しID番号を記憶した乗車券カードを発行するとともに、この発行された乗車券カードのID番号を保持しておき、上記乗車券カードを所持する利用者が乗降車エリアに向かって移動する途中で、当該利用者が所持する乗車券カードから非接触通信によりID番号を読取り、上記保持しておいたID番号と照合することにより乗降車エリアに対する入場可否を制御する。また、乗降車エリアに向かって移動する利用者の顔画像を取得し、顔照合を行なうことにより不正乗車者の発見などを行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】交通機関の各駅における乗降車エリア(乗降車ホーム等)に入場(乗車)を希望する利用者に対しID番号を記憶した乗車券カードを発行するとともに、この発行された乗車券カードのID番号を保持しておき、上記乗車券カードを所持する利用者が乗降車エリアに向かって移動する途中で、当該利用者が所持する乗車券カードから非接触通信によりID番号を読取り、上記保持しておいたID番号と照合することにより乗降車エリアに対する入場可否を制御する。また、乗降車エリアに向かって移動する利用者の顔画像を取得し、顔照合を行なうことにより不正乗車者の発見などを行なう。
【選択図】 図1
Description
本発明は、たとえば、鉄道などの交通機関の各駅において、入出場対象エリア(乗降車エリア)に対する利用者の入場あるいは入出場を管理する入場管理システムと入場管理方法および入出場管理システムと入出場管理方法に関する。
一般に、たとえば、鉄道などの交通機関の各駅において、乗降車エリア(乗降車ホーム等)に対する利用者(乗客)の入出場管理は、乗車券媒体としての磁気カードや非接触式ICカード(無線カード)に入出場情報を記録することで、各駅間の正当性をチェックし、入出場を許可している。入出場に際しては、乗降車エリアと駅構内との境界(改札口)に設置された利用者を分離するゲート(自動改札装置)に利用者がカードを提示する行為が必要である(たとえば、特許文献1参照)。
特開平4−160586号公報
従来は、利用者が所持する乗車券媒体としての磁気カードや非接触式ICカードに入出場情報を記録し、その乗車券媒体を係員に見せるか、自動改札装置に通して検定を受ける必要がある。また、検定のため、利用者を分離するためのゲートも必要で、磁気カードや非接触式ICカードは破損等の危険があるため、使用履歴を乗車券媒体あるいはサーバ等に保存する必要がある。
そこで、本発明は、カードを差出す等の行為と利用者を分離するゲートを無くし、利便性の向上が図れるとともに、成りすましの防止や本人確認が容易にでき、不正防止に貢献する入場管理システムと入場管理方法および入出場管理システムと入出場管理方法を提供することを目的とする。
本発明の入場管理システムは、入場対象エリアに入場を希望する利用者に対し少なくとも固有の識別情報を記憶した非接触通信媒体を発行する発行手段と、この発行手段により発行された非接触通信媒体の識別情報を保持する保持手段と、前記発行手段により発行された非接触通信媒体を所持する利用者が前記入場対象エリアに向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る読取手段と、この読取手段により読取られた識別情報と前記保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第1の照合手段と、この第1の照合手段による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し前記入場対象エリアへの入場を拒否する旨の案内を行なう第1の案内手段とを具備している。
また、本発明の入場管理方法は、入場対象エリアに入場を希望する利用者に対し少なくとも固有の識別情報を記憶した非接触通信媒体を発行する発行工程と、この発行工程により発行された非接触通信媒体の識別情報を保持手段に保持する保持工程と、前記発行工程により発行された非接触通信媒体を所持する利用者が前記入場対象エリアに向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る読取工程と、この読取工程により読取られた識別情報と前記保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第1の照合工程と、この第1の照合工程による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し前記入場対象エリアへの入場を拒否する旨の案内を行なう第1の案内工程とを具備している。
また、本発明の入出場管理システムは、交通機関の乗車駅において、当該交通機関の乗物に乗車を希望する利用者に対し、当該利用者の乗車券購入操作に基づき少なくとも固有の識別情報を記憶した乗車券としての非接触通信媒体を発行する第2の発行手段と、
この第2の発行手段により発行された非接触通信媒体の識別情報および購入金額や利用区間等の乗車データを保持する第1の保持手段と、前記第2の発行手段により発行された非接触通信媒体の乗車データに基づき当該非接触通信媒体により利用可能な交通機関の利用可能エリアを求める利用可能エリア算出手段と、この利用可能エリア算出手段により求められた利用可能エリア内の各駅に対し前記乗車データを配信する配信手段と、前記利用可能エリア内の各駅において、前記配信手段により配信された乗車データを受信し保持する第2の保持手段と、前記乗車駅において、前記第2の発行手段により発行された非接触通信媒体を所持する利用者が乗車する乗物に向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る第1の読取手段と、この第1の読取手段により読取られた識別情報と前記第1の保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第4の照合手段と、この第4の照合手段による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し当該乗物への乗車を拒否する旨の案内を行なう第3の案内手段と、前記利用可能エリア内の各駅において、乗物から降車した利用者が出口に向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る第2の読取手段と、この第2の読取手段により読取られた識別情報と前記第2の保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第5の照合手段と、この第5の照合手段による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し所定の処理を行なうよう指示する案内を行なう第4の案内手段とを具備している。
この第2の発行手段により発行された非接触通信媒体の識別情報および購入金額や利用区間等の乗車データを保持する第1の保持手段と、前記第2の発行手段により発行された非接触通信媒体の乗車データに基づき当該非接触通信媒体により利用可能な交通機関の利用可能エリアを求める利用可能エリア算出手段と、この利用可能エリア算出手段により求められた利用可能エリア内の各駅に対し前記乗車データを配信する配信手段と、前記利用可能エリア内の各駅において、前記配信手段により配信された乗車データを受信し保持する第2の保持手段と、前記乗車駅において、前記第2の発行手段により発行された非接触通信媒体を所持する利用者が乗車する乗物に向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る第1の読取手段と、この第1の読取手段により読取られた識別情報と前記第1の保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第4の照合手段と、この第4の照合手段による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し当該乗物への乗車を拒否する旨の案内を行なう第3の案内手段と、前記利用可能エリア内の各駅において、乗物から降車した利用者が出口に向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る第2の読取手段と、この第2の読取手段により読取られた識別情報と前記第2の保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第5の照合手段と、この第5の照合手段による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し所定の処理を行なうよう指示する案内を行なう第4の案内手段とを具備している。
また、本発明の入出場管理方法は、交通機関の乗車駅において、当該交通機関の乗物に乗車を希望する利用者に対し、当該利用者の乗車券購入操作に基づき少なくとも固有の識別情報を記憶した乗車券としての非接触通信媒体を発行する第2の発行工程と、この第2の発行工程により発行された非接触通信媒体の識別情報および購入金額や利用区間等の乗車データを第1の保持手段に保持する第1の保持工程と、前記第2の発行工程により発行された非接触通信媒体の乗車データに基づき当該非接触通信媒体により利用可能な交通機関の利用可能エリアを求める利用可能エリア算出工程と、この利用可能エリア算出工程により求められた利用可能エリア内の各駅に対し前記乗車データを配信する配信工程と、前記利用可能エリア内の各駅において、前記配信工程により配信された乗車データを受信し第2の保持手段に保持する第2の保持工程と、前記乗車駅において、前記第2の発行工程により発行された非接触通信媒体を所持する利用者が乗車する乗物に向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る第1の読取工程と、この第1の読取工程により読取られた識別情報と前記第1の保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第4の照合工程と、この第4の照合工程による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し当該乗物への乗車を拒否する旨の案内を行なう第3の案内工程と、前記利用可能エリア内の各駅において、乗物から降車した利用者が出口に向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る第2の読取工程と、この第2の読取工程により読取られた識別情報と前記第2の保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第5の照合工程と、この第5の照合工程による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し所定の処理を行なうよう指示する案内を行なう第4の案内工程とを具備している。
本発明によれば、カードを差出す等の行為と利用者を分離するゲートを無くし、利便性の向上が図れるとともに、成りすましの防止や本人確認が容易にでき、不正防止に貢献する入場管理システムと入場管理方法および入出場管理システムと入出場管理方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明では、入場対象エリアへの入出場管理として、たとえば、鉄道などの交通機関の各駅における乗降車エリア(乗降車ホーム等)に対する利用者(乗客)の入出場管理を代表的な例として説明する。
なお、以下の説明では、入場対象エリアへの入出場管理として、たとえば、鉄道などの交通機関の各駅における乗降車エリア(乗降車ホーム等)に対する利用者(乗客)の入出場管理を代表的な例として説明する。
図1は、本実施の形態に係る入出場管理システムの構成を模式的に示すものである。図1において、1は駅構内を示していて、図面に対し右側上端部には出入口2が設けられているものとする。駅構内1の出入口2近傍には、データ蓄積・処理装置3、窓口処理装置4および精算機5が設置されていて、これらの前方に窓口処理用通路6が形成されているものとする。
駅構内1の図面に対し右端部は、出入口2に連通する入出場用の通路7となっていて、この通路7との境界を示す境界線を兼ねた人物検出線(たとえば、白線)8が設けられているものとする。
また、駅構内1の図面に対し左端部は、乗降車エリア(乗降車ホーム等)に連通する通路9となっていて、この通路9との境界を示す境界線を兼ねた人物検出線(たとえば、白線)10が設けられていて、この人物検出線10と人物検出線8との間が、利用者が電車に乗車するために乗降車エリア(通路9)に向かって移動する移動路11となっているものとする。
人物検出線8の図面に対し右側に形成された通路7には、電車に乗車を希望する利用者M1に対し乗車券としての非接触通信媒体(以後、乗車券カードと略称する)Cを発行する複数の券売機12,…、および、出場する利用者に対し各種の指示案内などを行なう複数の出場者指示装置13,…がそれぞれ設置されている。
人物検出線10と人物検出線8との間に形成された移動路11には、人物検出線8から人物検出線10に向かって順次、乗降車エリア(通路9)に向かって移動する利用者が所持する乗車券カードから非接触通信により識別情報を読取る複数の入場用カードリーダ14,…、後述する各種入場処理を行なう複数の入場処理装置15,…、後述する各種出場処理を行なう複数の出場処理装置16,…、および、入出場用の通路7に向かって移動する利用者が所持する乗車券カードから非接触通信により識別情報を読取る複数の出場用カードリーダ17,…がそれぞれ設置されている。
人物検出線10の図面に対し左側に形成された通路9には、電車に乗車するために乗降車エリア(通路9)に向かって移動する利用者に対し各種の指示案内などを行なう複数の入場者指示装置18,…がそれぞれ設置されている。
これらの各装置は図2に示すように接続されている。すなわち、入場用カードリーダ14および入場者指示装置18は入場処理装置15に接続され、出場用カードリーダ17および出場者指示装置13は出場処理装置16に接続されている。窓口処理装置4、精算機5、券売機12、入場処理装置15および出場処理装置16は、それぞれ通信回線を介してデータ蓄積・処理装置3に接続されている。データ蓄積・処理装置3は、通信回線を介して遠隔地に設置されたセンタ処理装置19に接続されている。
券売機12は、利用者M1の乗車券購入操作に基づき乗車券としての非接触通信媒体である乗車券カードCを発行するもので、乗車券購入操作を行なっている利用者M1の顔画像を取得するビデオカメラ(以後、カメラと略称する)20を備えている。
乗車券カードCは、この例では、RFID(Redio Frequency IDentification)カードと称され、外部から電磁誘導結合により供給される電力で動作するパッシブタイプの無線カードで、内部のメモリには少なくとも固有の識別情報としてのID番号やその他の必要な情報(有効期限など)が記憶されているものとする。RFIDカードは、安価で遠距離通信と高速通信が可能という特徴を有している。
券売機12は、利用者M1が購入した乗車券カードCの購入情報、行き先情報(購入金額)、定期券等の購入情報(たとえば、定期券なら何処から何処まで、何時から何時まで、行き先ならば金額換算で何処までを購入したかを示す情報など)、および当該乗車券カードCのID番号をデータ蓄積・処理装置3へ送る。また、カメラ20により当該利用者M1の顔画像を取得し、この取得した顔画像もデータ蓄積・処理装置3へ送る。
なお、以下の説明では、上記乗車券カードCの購入情報、行き先情報(購入金額)、定期券等の購入情報、ID番号および顔画像をまとめて乗車利用データとも呼称する。
なお、以下の説明では、上記乗車券カードCの購入情報、行き先情報(購入金額)、定期券等の購入情報、ID番号および顔画像をまとめて乗車利用データとも呼称する。
入場用カードリーダ14は、乗降車エリア(通路9)に向かって移動する利用者M1が読取可能範囲(通信可能範囲)にきた際に、当該利用者M1が所持する乗車券カードCから非接触通信(無線通信)により識別情報としてのID番号を読取るもので、この例ではRFIDカード用無線カードリーダが用いられる。
入場処理装置15は、後述する各種入場処理等を行なうもので、乗降車エリア(通路9)に向かって移動する利用者M1の少なくとも顔画像を含む画像を取得するビデオカメラ(以後、カメラと略称する)21を備えている。
入場処理装置15は、カメラ21で取得した画像を解析して人物と判断したとき、当該顔画像をデータ蓄積・処理装置3へ送り、その人物つまり利用者M1を追跡し、入場用カードリーダ14の読取可能範囲に入ったのを確認し、入場用カードリーダ14を駆動して当該利用者M1が所持している乗車券カードCからID番号を読取り、そのID番号を検定した結果に基づいて、入場者指示装置18で所定の案内指示を行なう。
たとえば、検定した結果、不正乗車と判断した場合は、入場者指示装置18で当該利用者M1の顔画像を表示するとともに、乗車を拒否する旨を文字表示と超指向性スピーカ等による音声で案内し、さらに、ID番号が読取れていれば、ID番号と顔画像を保存するとともにセンタ処理装置19へ送り、ID番号が読取れない場合は、顔画像をセンタ処理装置19へ送る。
入場者指示装置18は、乗降車エリア(通路9)に向かって移動する利用者M1に対し、入場処理装置15からの顔画像や案内指示を行なう文字情報を表示したり、超指向性スピーカ等による案内指示用の音声情報を出力する。
出場用カードリーダ17は、電車から降車して入出場用の通路7に向かって移動する利用者M2が読取可能範囲(通信可能範囲)にきた際に、当該利用者M2が所持する乗車券カードCから非接触通信(無線通信)により識別情報としてのID番号を読取るもので、この例ではRFIDカード用無線カードリーダが用いられる。
出場処理装置16は、後述する各種出場処理等を行なうもので、電車から降車して入出場用の通路7に向かって移動する利用者M2の少なくとも顔画像を含む画像を取得するビデオカメラ(以後、カメラと略称する)22を備えている。
出場処理装置16は、カメラ22で取得した画像を解析して人物と判断したとき、当該顔画像をデータ蓄積・処理装置3へ送り、その人物つまり利用者M2を追跡し、出場用カードリーダ17の読取可能範囲に入ったのを確認し、出場用カードリーダ17を駆動して当該利用者M2が所持している乗車券カードCからID番号を読取り、そのID番号を検定した結果に基づいて、出場者指示装置13で所定の案内指示を行なう。
たとえば、検定した結果、不正乗車と判断した場合は、出場者指示装置13で当該利用者M2の顔画像を表示するとともに、精算を行なうように文字表示と超指向性スピーカ等による音声で案内し、さらに、ID番号が読取れていれば、ID番号と顔画像を保存するとともにセンタ処理装置19へ送り、ID番号が読取れない場合は、顔画像をセンタ処理装置19へ送る。
出場者指示装置13は、電車から降車して入出場用の通路7に向かって移動する利用者M2に対し、出場処理装置16からの顔画像や案内指示を行なう文字情報を表示したり、超指向性スピーカ等による案内指示用の音声情報を出力したりする。
窓口処理装置4は、たとえば、精算機5で処理できないような複雑な処理を行なったり、異常個所の表示や各機器からの通知等を行なったりする。
精算機5は、たとえば、乗り越しが発生したときの追加料金(精算料金)を納めるなど、利用者の操作により精算処理を行なう。
精算機5は、たとえば、乗り越しが発生したときの追加料金(精算料金)を納めるなど、利用者の操作により精算処理を行なう。
データ蓄積・処理装置3は、たとえば、券売機12から送られる利用者M1が購入した乗車券カードCのID番号、購入金額、顔画像等の乗車利用データを一旦蓄積し、センタ処理装置19へ送る。また、入場処理装置15および出場処理装置16に対し許可ID番号を送り、検定を依頼したり、自身で検定を行なったりする。
さらに、たとえば、あらかじめ不正乗車者とする特定人物の顔画像が登録されていて、入場処理装置15あるいは出場処理装置16から送られる顔画像と比較して一致していた場合は、アラームを発生して窓口処理装置4および入場処理装置15あるいは出場処理装置16に通報して対応を促す。
センタ処理装置19は、たとえば、データ蓄積・処理装置3から送られる乗車利用データに基づき当該乗車券カードCで利用可能なエリア内の駅を求めて、当該利用可能駅のデータ蓄積・処理装置3に対し当該乗車券カードCの検定情報として乗車利用データを配信する。
図3は、センタ処理装置19からの検定情報の流れを概略的に示すものである。たとえば、A駅で100円の乗車券カードCを購入したとすると、その乗車利用データが券売機12からセンタ処理装置19へ送られる。センタ処理装置19では、券売機12から送られてきた乗車利用データに基づき、購入駅Aから100円の乗車券カードCで利用可能なエリア内の駅(図3の例ではC駅、D駅、F駅、G駅)が求められ、これら求められた各駅に対し乗車利用データが検定情報としてそれぞれ配信されるものである。
次に、このような構成において動作を説明する。
まず、乗車時(入場時)の動作について図4および図5に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、乗車時(入場時)の動作について図4および図5に示すフローチャートを参照して説明する。
券売機12において、利用者M1が乗車券カードCの購入操作を開始すると(ステップS1)、券売機12は、カメラ20により当該利用者M1の顔画像を取得し、この取得した顔画像をデータ蓄積・処理装置3へ送る(ステップS2)。
データ蓄積・処理装置3は、あらかじめ登録されている不正乗車者とする特定人物の顔画像と券売機12から送られた顔画像とを照合し、両顔画像の間に所定の関係が成立するか否か、この例では両顔画像が一致するか否か判定する(ステップS3)。
この判定の結果、両顔画像が一致していた場合、データ蓄積・処理装置3は、当該利用者M1は不正な利用者であると判断して、窓口処理装置4を介して不正乗車者発見の表示や通知を行なうとともに、当該券売機12で購入エラーを表示して、乗車券カードCの発行を禁止せしめ(ステップS4)、その後、ステップS1に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
ステップS3における判定の結果、両顔画像が一致しない場合、データ蓄積・処理装置3は、当該利用者M1は正常な利用者であると判断して、当該券売機12に対し発行許可を送る(ステップS5)。
券売機12は、発行許可を受取ると、乗車券カードCを発行して利用者M1へ渡すとともに(ステップS6)、このときの利用乗車データ(乗車券カードCの購入情報、行き先情報(購入金額)、定期券等の購入情報、ID番号、顔画像など)をデータ蓄積・処理装置3へ送る(ステップS7)。
データ蓄積・処理装置3は、券売機12から受取った利用乗車データをセンタ処理装置19、入場処理装置15および出場処理装置16へそれぞれ送る(ステップS8)。センタ処理装置19は、データ蓄積・処理装置3から受取った乗車利用データに基づき当該乗車券カードCで利用可能なエリア内の駅を求めて、当該利用可能駅のデータ蓄積・処理装置3に対し当該乗車券カードCの検定情報として乗車利用データを配信する(ステップS9)。
センタ処理装置19からの乗車利用データを受取った各駅のデータ蓄積・処理装置3は、受取った利用乗車データを当該駅の入場処理装置15および出場処理装置16へそれぞれ送る(ステップS10)。入場処理装置15および出場処理装置16は、データ蓄積・処理装置3からの利用乗車データを保持する。
購入した乗車券カードCを携帯した利用者M1が、電車に乗車するために通路7から移動路11に向かうと、入場処理装置15は、カメラ21からの画像により、出入口2に連通する入出場用の通路7側の人物検出線8を絶えずチェックしていて、当該人物検出線8を利用者M1が横切った際に初めて人物検出を行なう(ステップS11)。
この人物検出で人物と判断されない場合(ステップS12)、ステップS11に戻って人物検出処理を繰り返す。上記人物検出で人物と判断された場合(ステップS12)、入場処理装置15は、カメラ21により取得した当該利用者M1の顔画像をデータ蓄積・処理装置3へ送る(ステップS13)。
データ蓄積・処理装置3は、あらかじめ登録されている不正乗車者とする特定人物の顔画像と入場処理装置15から送られた顔画像とを照合し、両顔画像の間に所定の関係が成立するか否か、この例では両顔画像が一致するか否か判定する(ステップS14)。
この判定の結果、両顔画像が一致していた場合、データ蓄積・処理装置3は、当該利用者M1は不正な利用者であると判断して、窓口処理装置4、当該入場処理装置15およびセンタ処理装置19に対し不正乗車者発見の通知を行なう(ステップS15)。また、データ蓄積・処理装置3は、このときの顔画像および利用乗車データ等を入場履歴としてセンタ処理装置19へ送る。
不正乗車者発見の通知を受取った入場処理装置15は、入場者指示装置18で当該利用者M1の顔画像を表示するとともに、乗車(入場)を拒否する旨を文字表示と超指向性スピーカ等による音声で案内し、さらに、ID番号が読取れていれば、ID番号と顔画像を保存するとともにセンタ処理装置19へ送り、ID番号が読取れない場合は、顔画像をセンタ処理装置19へ送る(ステップS16)。
また、不正乗車者発見の通知を受取った窓口処理装置4は、文字および画像による表示や音声などにより、係員に対し不正乗車者発見の通知を行ない(ステップS17)、その後、ステップS1に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
ステップS14における判定の結果、両顔画像が一致しない場合、データ蓄積・処理装置3は、当該入場処理装置15に対し人物追跡を指示する。人物追跡の指示を受けた入場処理装置15は、カメラ21により取得した画像により当該利用者M1を追跡し(ステップS18)、入場用カードリーダ14の読取可能範囲に入ったか否かを判定する(ステップS19)。なお、利用者M1の追跡検出処理については後で詳細を説明する。
この判定の結果、入場用カードリーダ14の読取可能範囲に利用者M1が入った場合、入場処理装置15は、入場用カードリーダ14を駆動して当該利用者M1が所持している乗車券カードCからID番号を読取る(ステップS20)。
次に、入場処理装置15は、乗車券カードCから読取ったID番号と先に保持している利用乗車データ内のID番号とを照合し、両ID番号の間に所定の関係が成立するか否か、この例では両ID番号が一致するか否か判定する(ステップS21)。この判定の結果、両ID番号が一致した場合、当該利用者M1は正常な利用者であると判断してステップS1に戻る。すなわち、この場合は利用者M1の入場を許可するものである。
ステップS21における判定の結果、両ID番号が不一致の場合、入場処理装置15は、当該利用者M1は不正な利用者であると判断してステップS16に進み、以降、前述同様な処理が行なわれる。また、入場処理装置15は、このときの顔画像および利用乗車データ等を入場履歴として、データ蓄積・処理装置3を介してセンタ処理装置19へ送る。
次に、降車時(出場時)の動作について図6および図7に示すフローチャートを参照して説明する。
出場処理装置16は、カメラ22からの画像により、乗降車エリア(乗降車ホーム等)に連通する通路9側の人物検出線10を絶えずチェックしていて、電車から降車して通路9から移道路11に向かって移動する利用者M2が当該人物検出線10を横切った際に初めて人物検出を行なう(ステップS31)。
この人物検出で人物と判断されない場合(ステップS32)、ステップS31に戻って人物検出処理を繰り返す。上記人物検出で人物と判断された場合(ステップS32)、出場処理装置16は、カメラ22により取得した当該利用者M2の顔画像をデータ蓄積・処理装置3へ送る(ステップS33)。
データ蓄積・処理装置3は、あらかじめ登録されている不正乗車者とする特定人物の顔画像と出場処理装置16から送られた顔画像とを照合し、両顔画像の間に所定の関係が成立するか否か、この例では両顔画像が一致するか否か判定する(ステップS34)。
この判定の結果、両顔画像が一致していた場合、データ蓄積・処理装置3は、当該利用者M2は不正な利用者であると判断して、窓口処理装置4、当該出場処理装置16およびセンタ処理装置19に対し不正乗車者発見の通知を行なう(ステップS35)。また、データ蓄積・処理装置3は、このときの顔画像および利用乗車データ等を入場履歴としてセンタ処理装置19へ送る。
不正乗車者発見の通知を受取った出場処理装置16は、出場者指示装置13で当該利用者M2の顔画像を表示するとともに、たとえば、このままでは出場できないので、精算機による精算処理を行なうように、文字表示と超指向性スピーカ等による音声で案内する(ステップS36)。
また、不正乗車者発見の通知を受取った窓口処理装置4は、文字および画像による表示や音声などにより、係員に対し不正乗車者発見の通知を行なう(ステップS37)。
また、不正乗車者発見の通知を受取った窓口処理装置4は、文字および画像による表示や音声などにより、係員に対し不正乗車者発見の通知を行なう(ステップS37)。
データ蓄積・処理装置3は、たとえば、精算機5の状態を監視することにより、当該利用者M2が精算機5に向かい、所持している乗車券カードCを用いて精算処理を開始したか否かをチェックする(ステップS38)。
このチェックの結果、当該利用者M2が精算処理を開始した場合、データ蓄積・処理装置3は、精算機5に提示された乗車券カードCから読取ったID番号を当該精算機5から受取り、当該ID番号をセンタ処理装置19に問い合わせて、当該乗車券カードCの乗車駅を知らせてもらうことにより、精算金額を計算して当該精算機5に表示する(ステップS39)。
次に、データ蓄積・処理装置3は、たとえば、精算機5の状態を監視することにより、精算金額を現金あるいはカードにより受取ったか否かをチェックする(ステップS40)。このチェックの結果、精算金額を受取った場合はステップS1に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
ステップS38におけるチェックの結果、当該利用者M2が精算処理を開始しなかった場合、あるいは、ステップS40におけるチェックの結果、精算金額を受取れなかった場合、データ蓄積・処理装置3は、当該利用者M2は不正な利用者であると判断して、窓口処理装置4、当該出場処理装置16およびセンタ処理装置19に対し不正乗車者発見の通知を行なう(ステップS41)。また、データ蓄積・処理装置3は、このときの顔画像および利用乗車データ等を入場履歴としてセンタ処理装置19へ送る。
不正乗車者発見の通知を受取った出場処理装置16は、出場者指示装置13で当該利用者M2の顔画像を表示するとともに、降車(出場)を拒否する旨を文字表示と超指向性スピーカ等による音声で案内する(ステップS42)。
また、不正乗車者発見の通知を受取った窓口処理装置4は、文字および画像による表示や音声などにより、係員に対し不正乗車者発見の通知を行ない(ステップS43)、その後、ステップS31に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
ステップS34における判定の結果、両顔画像が一致しない場合、データ蓄積・処理装置3は、当該出場処理装置16に対し人物追跡を指示する。人物追跡の指示を受けた出場処理装置16は、カメラ22により取得した画像により当該利用者M2を追跡し(ステップS44)、出場用カードリーダ17の読取可能範囲に入ったか否かを判定する(ステップS45)。なお、利用者M2の追跡検出処理については後で詳細を説明する。
この判定の結果、出場用カードリーダ17の読取可能範囲に利用者M2が入った場合、出場処理装置16は、出場用カードリーダ17を駆動して当該利用者M2が所持している乗車券カードCからID番号を読取る(ステップS46)。
次に、出場処理装置16は、乗車券カードCから読取ったID番号と先に保持している利用乗車データ内のID番号とを照合し、両ID番号の間に所定の関係が成立するか否か、この例では両ID番号が一致するか否か判定する(ステップS47)。
この判定の結果、両ID番号が不一致の場合、出場処理装置16は、当該利用者M2は不正な利用者であると判断してステップS36に進み、以降、前述同様な処理が行なわれる。また、出場処理装置16は、このときの顔画像および利用乗車データ等を出場履歴として、データ蓄積・処理装置3を介してセンタ処理装置19へ送る。
ステップS47における判定の結果、両ID番号が一致した場合、出場処理装置16は、当該利用者M2は正常な利用者であると判断して、正常に利用者M2の出場が確認された旨の通知と、このときの顔画像および利用乗車データ等を出場履歴として、データ蓄積・処理装置3を介してセンタ処理装置19へ送る(ステップS48)。すなわち、この場合は利用者M2の出場を許可するものである。
正常に利用者M2の出場が確認された旨の通知を受けたセンタ処理装置19は、当該利用者M2の乗車券カードCのID番号を当該乗車券カードCによる利用可能駅のデータ蓄積・処理装置3へ送ることで、当該利用者M2の乗車券カードCの利用乗車データの取消を依頼する(ステップS49)。
利用乗車データの取消依頼を受けたデータ蓄積・処理装置3は、当該乗車券カードCのID番号を入場処理装置15および出場処理装置16へ送ることで、入場処理装置15および出場処理装置16に保持されている当該ID番号と対応するID番号を有する利用乗車データの取消処理を行ない(ステップS50)、ステップS31に戻る。
次に、前記ステップS18,S19および前記ステップS44,S45における人物追跡検出処理について図8に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、初期設定として、カメラ21(22)の視野の背景画像を登録するとともに、カードリーダ14(17)の読取可能範囲を設定し、さらに、人物検出線7(10)の各位置、および、人物検出線7(10)の位置で人物を想定したときの、カメラ21(22)で見たときの人物の大きさの最小値、最大値をそれぞれ設定する。
カメラ21(22)により画像を取得し(ステップS51)、この取得した画像から、あらかじめ登録されている背景画像を減算することで、背景画像を除去する(ステップS52)。
次に、背景画像を除去した画像内に、あらかじめ行なわれた人物設定で指定された内容(カメラで見たときの人物の大きさの最小値、最大値)に該当する物体が存在し、当該物体があらかじめ設定された人物検出線7(10)の位置を横切ったか否かを判定する(ステップS53)。
次に、背景画像を除去した画像内に、あらかじめ行なわれた人物設定で指定された内容(カメラで見たときの人物の大きさの最小値、最大値)に該当する物体が存在し、当該物体があらかじめ設定された人物検出線7(10)の位置を横切ったか否かを判定する(ステップS53)。
この判定の結果、人物設定で指定された内容に該当する物体が存在しない場合、ステップS52に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
ステップS53における判定の結果、人物設定で指定された内容に該当する物体が存在し、人物検出線7(10)の位置を横切った場合、ステップS53で検出された物体に対し人物検出として頭部と胴部の検出を行ない、検出した頭部に目や鼻などの人物としての特徴があるか否かを判定する(ステップS54)。
ステップS53における判定の結果、人物設定で指定された内容に該当する物体が存在し、人物検出線7(10)の位置を横切った場合、ステップS53で検出された物体に対し人物検出として頭部と胴部の検出を行ない、検出した頭部に目や鼻などの人物としての特徴があるか否かを判定する(ステップS54)。
この判定の結果、頭部と胴部の検出ができなかったり、検出した頭部に目や鼻などの人物としての特徴がない場合、ステップS52に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
ステップS54における判定の結果、頭部と胴部の検出ができ、検出した頭部に目や鼻などの人物としての特徴がある場合、頭部が検出された位置を記憶し(ステップS55)、次にカメラ21(22)から得られる画像から予測される人物の移動範囲内に頭部としての特徴があるか否かを判定する(ステップS56)。
ステップS54における判定の結果、頭部と胴部の検出ができ、検出した頭部に目や鼻などの人物としての特徴がある場合、頭部が検出された位置を記憶し(ステップS55)、次にカメラ21(22)から得られる画像から予測される人物の移動範囲内に頭部としての特徴があるか否かを判定する(ステップS56)。
この判定の結果、次にカメラ21(22)から得られる画像から予測される人物の移動範囲内に頭部としての特徴がある場合、あらかじめ設定されたカードリーダ14(17)の読取可能範囲に当該頭部が入ったか否かを判定し(ステップS57)、読取可能範囲に当該頭部が入っていない場合はステップS55に戻り、上記動作を繰り返す。
ステップS57における判定の結果、読取可能範囲に当該頭部が入っている場合、人物追跡検出処理を終了する。
ステップS57における判定の結果、読取可能範囲に当該頭部が入っている場合、人物追跡検出処理を終了する。
ステップS56における判定の結果、次にカメラ21(22)から得られる画像から予測される人物の移動範囲内に頭部としての特徴がない場合、頭部があらかじめ定められた指定回数検出されないか否かを判定し(ステップS58)、頭部が指定回数検出されない場合、ステップS52に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
ステップS58における判定の結果、頭部が指定回数検出さる場合、ステップS57に進み、上記同様な動作を繰り返す。
ステップS58における判定の結果、頭部が指定回数検出さる場合、ステップS57に進み、上記同様な動作を繰り返す。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、安価で遠距離通信と高速通信が可能なRFIDカードを乗車券カードとして用い、この乗車券カードのID番号照合による高速判定の利用と、利用者の顔照合を用いることにより、従来のように磁気カードや非接触式ICカードを差し出す等の行為と人を分離するゲートをなくし、利便性の向上が図れるとともに、情報を書換えて使用するための偽造の危険性がなく、また、顔画像を記録することで成りすましの防止が図れ、本人確認が容易にでき、不正防止に貢献するという効果が期待できる。
なお、前記実施の形態では、乗車券カードとしてRFIDカードを用いた場合について説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、これと類似する無線カードなどの非接触通信媒体であれば適用可能である。
また、前記実施の形態では、入場対象エリアへの入出場管理として、鉄道などの交通機関の各駅における乗降車エリア(乗降車ホーム等)に対する利用者(乗客)の入出場管理を代表的な例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、セキュリティエリアへの入場管理あるいは入出場管理としても同様に適用可能である。
1…駅構内、2…出入口、3…データ蓄積・処理装置、4…窓口処理装置、5…精算機、6…窓口処理用通路、7…出場用の通路、8…人物検出線、9…通路、10…人物検出線、11…移動路、12…券売機、13…出場者指示装置、14…入場用カードリーダ、15…入場処理装置、16…出場処理装置、17…出場用カードリーダ、18…入場者指示装置、19…センタ処理装置、20,21,22…カメラ、M1…入場する利用者、M2…出場する利用者。
Claims (13)
- 入場対象エリアに入場を希望する利用者に対し少なくとも固有の識別情報を記憶した非接触通信媒体を発行する発行手段と、
この発行手段により発行された非接触通信媒体の識別情報を保持する保持手段と、
前記発行手段により発行された非接触通信媒体を所持する利用者が前記入場対象エリアに向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る読取手段と、
この読取手段により読取られた識別情報と前記保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第1の照合手段と、
この第1の照合手段による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し前記入場対象エリアへの入場を拒否する旨の案内を行なう第1の案内手段と、
を具備したことを特徴とする入場管理システム。 - 前記発行手段による非接触通信媒体の発行時、前記利用者の顔画像を取得する第1の画像取得手段と、
この第1の画像取得手段により取得された顔画像をあらかじめ登録された特定人物の顔画像と照合することにより両顔画像の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第2の照合手段と、
この第2の照合手段による判定の結果、両顔画像の間に所定の関係が成立した場合、その旨を係員に報知するとともに、前記発行手段による非接触通信媒体の発行を禁止せしめる第1の制御手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の入場管理システム。 - 前記利用者が入場対象エリアに向かって移動する移動路の特定部位において、前記入場対象エリアに向かって移動する利用者を検知する第1の検知手段と、
この第1の検知手段により利用者が検知されると、当該利用者の顔画像を取得する第2の画像取得手段と、
この第2の画像取得手段により取得された顔画像をあらかじめ登録された特定人物の顔画像と照合することにより両顔画像の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第3の照合手段と、
この第3の照合手段による判定の結果、両顔画像の間に所定の関係が成立した場合、その旨を係員に報知するとともに、当該利用者に対し前記入場対象エリアへの入場を拒否する旨の案内を行なう第2の案内手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の入場管理システム。 - 前記入場対象エリアに向かって移動する利用者が前記読取手段の読取範囲に到達したことを検知する第2の検知手段をさらに具備し、
前記読取手段は、前記第2の検知手段が前記入場対象エリアに向かって移動する利用者を検知したとき読取動作を開始することを特徴とする請求項1記載の入場管理システム。 - 前記第1の案内手段は、前記第1の照合手段による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、その旨を係員に報知することを特徴とする請求項1記載の入場管理システム。
- 入場対象エリアに入場を希望する利用者に対し少なくとも固有の識別情報を記憶した非接触通信媒体を発行する発行工程と、
この発行工程により発行された非接触通信媒体の識別情報を保持手段に保持する保持工程と、
前記発行工程により発行された非接触通信媒体を所持する利用者が前記入場対象エリアに向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る読取工程と、
この読取工程により読取られた識別情報と前記保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第1の照合工程と、
この第1の照合工程による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し前記入場対象エリアへの入場を拒否する旨の案内を行なう第1の案内工程と、
を具備したことを特徴とする入場管理方法。 - 交通機関の乗車駅において、当該交通機関の乗物に乗車を希望する利用者に対し、当該利用者の乗車券購入操作に基づき少なくとも固有の識別情報を記憶した乗車券としての非接触通信媒体を発行する第2の発行手段と、
この第2の発行手段により発行された非接触通信媒体の識別情報および購入金額や利用区間等の乗車データを保持する第1の保持手段と、
前記第2の発行手段により発行された非接触通信媒体の乗車データに基づき当該非接触通信媒体により利用可能な交通機関の利用可能エリアを求める利用可能エリア算出手段と、
この利用可能エリア算出手段により求められた利用可能エリア内の各駅に対し前記乗車データを配信する配信手段と、
前記利用可能エリア内の各駅において、前記配信手段により配信された乗車データを受信し保持する第2の保持手段と、
前記乗車駅において、前記第2の発行手段により発行された非接触通信媒体を所持する利用者が乗車する乗物に向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る第1の読取手段と、
この第1の読取手段により読取られた識別情報と前記第1の保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第4の照合手段と、
この第4の照合手段による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し当該乗物への乗車を拒否する旨の案内を行なう第3の案内手段と、
前記利用可能エリア内の各駅において、乗物から降車した利用者が出口に向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る第2の読取手段と、
この第2の読取手段により読取られた識別情報と前記第2の保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第5の照合手段と、
この第5の照合手段による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し所定の処理を行なうよう指示する案内を行なう第4の案内手段と、
を具備したことを特徴とする入出場管理システム。 - 前記発行手段による非接触通信媒体の発行時、前記利用者の顔画像を取得する第3の画像取得手段と、
この第3の画像取得手段により取得された顔画像をあらかじめ登録された特定人物の顔画像と照合することにより両顔画像の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第6の照合手段と、
この第6の照合手段による判定の結果、両顔画像の間に所定の関係が成立した場合、その旨を係員に報知するとともに、前記発行手段による非接触通信媒体の発行を禁止せしめる第2の制御手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項7記載の入出場管理システム。 - 前記利用者が乗車する乗物に向かって移動する移動路の特定部位において、前記乗車する乗物に向かって移動する利用者を検知する第3の検知手段と、
この第3の検知手段により利用者が検知されると、当該利用者の顔画像を取得する第4の画像取得手段と、
この第4の画像取得手段により取得された顔画像をあらかじめ登録された特定人物の顔画像と照合することにより両顔画像の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第7の照合手段と、
この第7の照合手段による判定の結果、両顔画像の間に所定の関係が成立した場合、その旨を係員に報知するとともに、当該利用者に対し当該乗物への乗車への入場を拒否する旨の案内を行なう第5の案内手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項7記載の入出場管理システム。 - 前記乗車する乗物に向かって移動する利用者が前記第1の読取手段の読取範囲に到達したことを検知する第4の検知手段をさらに具備し、
前記第1の読取手段は、前記第4の検知手段が前記乗車する乗物に向かって移動する利用者を検知したとき読取動作を開始することを特徴とする請求項7記載の入出場管理システム。 - 前記乗物から降車した利用者が出口に向かって移動する移動路の特定部位において、前記出口に向かって移動する利用者を検知する第5の検知手段と、
この第5の検知手段により利用者が検知されると、当該利用者の顔画像を取得する第5の画像取得手段と、
この第5の画像取得手段により取得された顔画像をあらかじめ登録された特定人物の顔画像と照合することにより両顔画像の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第8の照合手段と、
この第8の照合手段による判定の結果、両顔画像の間に所定の関係が成立した場合、その旨を係員に報知するとともに、当該利用者に対し所定の処理を行なうよう指示する案内を行なう第6の案内手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項7記載の入出場管理システム。 - 前記出口に向かって移動する利用者が前記第2の読取手段の読取範囲に到達したことを検知する第6の検知手段をさらに具備し、
前記第2の読取手段は、前記第6の検知手段が前記出口に向かって移動する利用者を検知したとき読取動作を開始することを特徴とする請求項7記載の入出場管理システム。 - 交通機関の乗車駅において、当該交通機関の乗物に乗車を希望する利用者に対し、当該利用者の乗車券購入操作に基づき少なくとも固有の識別情報を記憶した乗車券としての非接触通信媒体を発行する第2の発行工程と、
この第2の発行工程により発行された非接触通信媒体の識別情報および購入金額や利用区間等の乗車データを第1の保持手段に保持する第1の保持工程と、
前記第2の発行工程により発行された非接触通信媒体の乗車データに基づき当該非接触通信媒体により利用可能な交通機関の利用可能エリアを求める利用可能エリア算出工程と、
この利用可能エリア算出工程により求められた利用可能エリア内の各駅に対し前記乗車データを配信する配信工程と、
前記利用可能エリア内の各駅において、前記配信工程により配信された乗車データを受信し第2の保持手段に保持する第2の保持工程と、
前記乗車駅において、前記第2の発行工程により発行された非接触通信媒体を所持する利用者が乗車する乗物に向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る第1の読取工程と、
この第1の読取工程により読取られた識別情報と前記第1の保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第4の照合工程と、
この第4の照合工程による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し当該乗物への乗車を拒否する旨の案内を行なう第3の案内工程と、
前記利用可能エリア内の各駅において、乗物から降車した利用者が出口に向かって移動する移動路の特定部位において、前記利用者が所持する非接触通信媒体から非接触通信により前記識別情報を読取る第2の読取工程と、
この第2の読取工程により読取られた識別情報と前記第2の保持手段により保持された識別情報とを照合することにより両識別情報の間にあらかじめ定められた所定の関係が成立するか否かを判定する第5の照合工程と、
この第5の照合工程による判定の結果、両識別情報の間に所定の関係が成立しなかった場合、前記利用者に対し所定の処理を行なうよう指示する案内を行なう第4の案内工程と、
を具備したことを特徴とする入出場管理方法。
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Cited By (5)
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-
2007
- 2007-08-31 JP JP2007225883A patent/JP2009059168A/ja active Pending
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