JP4392893B2 - 無線式記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、鉄道の駅などの改札口に設置される自動改札装置と無線式記録媒体とからなる改札システムと、上記無線式記録媒体と、この無線式記録媒体の金額情報に基いて物品の取引を行う料金処理装置とからなる取引システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、鉄道などの交通機関の駅には、乗車券の自動改札処理をする自動改札装置が設置されている。このような自動改札装置では、投入された乗車券に記録されている磁気等の情報を読取り、通行の可否を判断するとともに、必要に応じて穿孔・印刷等の処理を施している。
【0003】
また、磁気により情報が記録される磁気式の乗車券)に代わり、無線通信を利用した非接触型のカード若しくは無線機器(以下、無線カードとする)により改札処理を行う自動改札装置がある。このような自動改札装置では、無線カードと無線通信を行うことにより無線カードに記録される情報の読取りおよび書込みを行う。また、無線カードとの無線通信により無線カードに記録されている情報を読取ると、自動改札装置は通行の許可不許可を判断する。この判断により通行の許可が判断されれば、そのまま通過が可能であるが、通行の不許可が判断された場合は、自動改札装置に設けられている扉を閉めて利用者の通行を阻止するとともに、表示部や音声などにより通行が不許可である旨を案内して利用者に認識させる。
【0004】
しかしながら、無線カードに対応する自動改札装置において、無線カードの所持者(利用者)が自動改札装置を利用した場合、利用者に無線カードを利用したことを認知させる機能がないため、利用者は、正しく利用できているかどうかの判断ができない。
【0005】
また、自動改札装置に直接投入して処理されるプリペイドカード(SFカード;stored fare)が利用された場合、SFカードに残額等の利用情報を印刷することにより利用者に利用内容を確認させている。しかし、SFカードとしての機能を有する無線カードが利用された場合、利用内容を確認するには駅等に設置された専用の機器を利用して確認する必要があり、利用時にすぐに無線カードから利用内容を確認することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、無線式記録媒体により改札処理を行った場合に、利用者が利用内容を簡単に確認できないという欠点を除去したもので、無線式記録媒体の利用内容を簡単に確認することができる無線式記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の無線式記録媒体は、定期乗車情報と金額情報とからなる改札情報が記録される無線式記録媒体と、この無線式記録媒体との無線通信により改札処理を行う自動改札装置とからなり、上記自動改札装置が、無線式記録媒体との無線通信を行う通信手段、この通信手段により無線式記録媒体から改札情報を受信し、定期乗車情報、あるいは金額情報に基づいて改札処理を行う第1の処理手段、およびこの第1の処理手段により処理を実行した後に、処理内容を示す情報を上記通信手段により無線式記録媒体に送信する第2の処理手段とを備えた改札システムに使用され、上記自動改札装置の第2の処理手段により送信された情報を受信した際に、受信した情報に基づいて上記自動改札装置の利用内容が定期乗車情報の利用か、金額情報の利用かを判断する判断手段、この判断手段により定期乗車情報の利用と判断した場合、定期乗車情報の利用内容を表示する第1の表示手段、および上記判断手段により金額情報の利用と判断した場合、金額情報の利用内容を表示する第2の表示手段から構成されている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、この実施の形態に係わる自動改札装置1の概観を概略的に示す図である。
【0024】
この自動改札装置1は、通常2台1組として駅の改札口などに複数組が並べて設置され、両者の間に利用者が通行する入場用あるいは出場用の通路が形成されている。
【0025】
自動改札装置本体1上にはトップカバ−2が設けられている。この本体1の一端部には、磁気により情報が記録される磁気式の乗車券(磁気券)の投入口3が設けられ、複数枚の磁気券の一括または1枚ずつの投入を受け付けることができる。また、他端部には、入場時、または出場時に投入された磁気券を排出する排出口(返却口)4が設けられている。
【0026】
投入口3の近傍には、乗車券の投入を阻止するためのシャッタ(図示しない)が設けられ、このシャッタの働きにより無線式記録媒体としての無線カード(無線機器)の誤投入を防止できるようになっている。
【0027】
また、トッブカバー2上には、利用者が所持する無線カードと無線通信を行うための無線アンテナ5が設けられている。
【0028】
上記排出口4の近傍のトップカバー2上には、利用者に対して、通行案内、通行不可時の案内などを行う案内表示部6が設けられている。自動改札装置1の通路側の側面には、通行が不許可の際に利用者の通行を阻止するドア部7が設けられている。また、本体およびポール部には、異常発生時に点灯したり、小児券が投入された際に点灯する異常/小児表示器8、および通路内の人間を検知する人間検知器9、10が設けられている。
【0029】
図2は、自動改札装置1の制御系を概略的に示すブロック図である。
【0030】
自動改札装置1は、機器全体を統括制御するCPU20を有している。このCPU20には、ROM22、RAM24、運賃メモリ26、無線通信制御部28、装置センサ30、検知回路32、搬送制御回路34、メインモータ36、分離機構38、磁気券処理部40、通過検知回路42、ドア制御回路44、ドア開閉機構46、表示制御回路48、表示器制御回路50、パンチ処理制御回路52、パンチ処理部54、シャッタ制御回路56、シャッタ58、一括プール制御回路60、一括プール部62、振分け制御回路64、振分けゲート66、サーマルヘッド制御回路68、サーマルヘッド70、監視盤インターフェース72、監視盤74、通信部76などが接続されている。
【0031】
上記ROM22は、CPU100の制御プログラムを記憶している。RAM104は、上記ROM22と乗車券から読取った情報の記憶、予め選択可能に作成された複数の表示パターンの記憶、及び制御プログラムのバッファとしての情報を記憶する。上記運賃メモリ26は、乗車券の使用が開始された入場駅からこの自動改札装置10の設置駅までの運賃情報を記憶している。
【0032】
上記装置センサ30は、装置内に投入口から排出口まで設けられている図示しない搬送路上の各部に設置されている。上記検知回路32は、装置センサ30で感知した磁気券の投入を検知する。上記搬送制御回路34は、上記検知回路32の検知に基いてメインモータ36を駆動し、投入口3から投入された磁気券を装置内の図示しない搬送路上を搬送させる制御を行う。上記分離機構38は、搬送される磁気券が複数枚の場合、装置センサ30および検知回路での検知結果に基いて1枚ずつに分離して搬送する。
【0033】
上記磁気券処理部40は、読取ヘッドを制御する読取回路、書込ヘッドを制御する書込回路により磁気券の記録内容の読取と書込みとを行うものである。上記通過検知回路42は、人間検知センサの検知結果により通路内の利用者の通行状況を検知するものである。上記ドア制御回路44は、CPU20による利用者の通行の許可不許可の判断に基づいて、上記ドア開閉機構46によりドア部7の駆動させる。
【0034】
上記表示制御回路48は、表示部16の表示画面を制御する。上記通信部76は、通信回線によりネットワークで接続される複数の自動改札装置などの機器との通信を行うものである。
【0035】
また、監視盤インターフェース72は、係員が複数の自動改札装置1を一括して監視する監視盤74と接続するものである。
【0036】
次に、図3は、無線カード100の内部構成を示すブロック図である。すなわち、無線カード100は、CPU102、ROM104、RAM106、受信部108、送信部110、受電部/電池部112、操作部114、表示器116を備えている。
【0037】
上記CPU102は、無線カード100の各機器の動作を制御するものある。上記ROM104は、種々の制御プログラム等が記憶される。上記RAM106は、自動改札装置1との通信データや利用内容を示すデータ等が記録される。また、ROM104またはRAM106の何れかに、無線カードごとに付与されるIDコードと改札情報とが記録される。例えば、無線カードが定期券とSFカードとの両方の機能を具備するものである場合、改札情報は、定期乗車情報として定期券の利用情報(利用区間、利用期間、購入日等の購入情報)と、金額情報としてSFカードの利用情報(購入時の金額、利用した区間、期日の情報、残額情報等の購入/利用情報)とが記録される。
【0038】
上記受信部108は、無線カード100に対して自動改札装置1から無線データが送信されたとき、そのデータを受信してCPU102、RAM106等に供給する。また、上記送信部110は、CPU102等で処理したデータを介して自動改札装置1に送信する。上記受電部/電池部112は、無線カード100の各部を動作させる電源として機能する。この受電部/電池部112は、例えば、自動改札装置1などから送信される電磁波を受信し、これを受電部/電池部112で電力に変換して各部に供給しても良いし、受電部/電池部112に電池自体を内蔵させていても良い。
【0039】
上記操作部114は、自動改札装置1との無線通信を制御するための操作を行うものである。この操作部114は、例えば、電源のオン/オフ、通信の可否の設定、無線カードが定期券の情報とSFカードの情報を有しているときにいずれか一方の機能を停止させる(一方の機能のみのデータでの無線通信を可能にする)などの操作を行う。
【0040】
また、上記表示部116は、ROM104及びRAM106に記憶されている情報などを表示させたり、上記操作部114の操作により選択されるデータ、若しくは自動改札装置1との通信による処理結果を表示するものである。この表示部116は、受電部/電池部112から供給される電源により駆動され、上記受電部/電池部112に電池が内蔵される場合などにはその電池からの電源供給により表示内容を表示する。また、表示部116は、受電部/電池部112が自動改札装置1などの処理装置から送信される電磁波を電力に変換して供給する場合などには一旦表示した内容をそのまま保持する性質を有する表示器を用いても良い。
【0041】
また、専用の読取端末を利用して無線カード100のRAM106などに記録されている情報を表示することもできる。この場合、専用の読取端末の形態としては、駅等に設置するものから、簡易ICカード読取装置の様に、携帯可能な携帯型の小型のもので利用者が容易に利用できるものもある。このような読取端末を利用する場合、記録内容や処理内容などの情報を読取端末装置に設けられている表示部に表示したり、読取端末装置により駆動する無線カード100の表示部116に表示させるという表示方法がある。
【0042】
次に、無線カード100の一例として定期券の機能とSFカードの機能とを併せ持つ無線カード100について図4、図5、図6に示す外観図を参照して説明する。
【0043】
無線カード100の表示部116は、SFカードの機能と定期券の機能とを持った無線カード100において利用状況に合わせて表示内容を変化させる。この表示内容は、駅構内ヘの入場時あるいは出場時などに自動改札装置1との無線通信を行った際に、通信内容に基づく利用状況に合わせて表示を変化させる。つまり、表示部116に表示する表示内容は自動改札装置1との無線通信において、定期券の有効区間内の駅で使用した場合に、定期券として利用していることを確認できる内容とし、定期券の有効区間外で使用した場合に、SFカードとして利用していることを確認できる内容とする。
【0044】
図4に示す無線カード100の例では、無線カード100に定期券情報(利用区間)及びSFカード情報(3,000円分のSFカードを購入したこと)を印刷しておく。そして、表示部116として、定期券の区間およびSFカードを示す情報の右側にそれぞれドットタイプの表示器116a、116bを設ける。これらの表示器116a、116bは、入場時あるいは出場時などに自動改札装置1との通信を行った際に、定期券の区間での利用に対しては、定期券の区間の右側の表示器116aを点灯させ、定期券の区間外でSFカードでの利用に対しては、SFカードを示す情報の右側に設けられた表示器116bを点灯させる。
【0045】
また、無線カード100の表示部116は、図5、図6に示すように、文字などを表示できるLED、ECD等で構成された表示器であっても良い。この場合、例えば、定期券の有効区間内での利用の際には、図5に示すように、入場時あるいは出場時に自動改札装置との通信により、定期券の利用区間、入場駅および利用日時などを表示させる。
【0046】
定期券の有効区間外の駅で利用の際には、図6に示すように、SFカードの機能の利用として入場駅(あるいは出場駅)名、利用日時、入場時引去額(出場時引去額)、残額などを表示させる。
【0047】
なお、無線カード100の表示部116に利用内容を表示させる期間は、定期券の利用の場合、およびSFカードの利用の場合いずれの場合にも、利用者が自動改札装置を通過した後、所定時間内であっても良いし、自動改札装置1で入場してから出場するまでの間であっても良い。
【0048】
また、他の例として、図5、図6に示すように、無線カード100にスイッチ114aを設け、このスイッチ114aが押下された際に、無線カード100の利用履歴を表示するようにしても良い。
【0049】
この場合、利用履歴は、普段の利用時にはあまり必要のないデータなので、無線カード100上の操作部114に表示を指示するスイッチ114aを設けてスイッチ114aが押下された際に、表示部116に表示させる。この表示部116に表示する利用履歴は、例えば、スイッチ114aの押圧に応じて、順次過去の利用履歴を表示させる。また、スイッチ114aの押下パターンなどに応じて、定期券の利用履歴のみを表示したり、SFカードでの利用履歴のみを表示したり、あるいは定期券およびSFカードの利用履歴の総てを混在させた利用履歴を表示するようにしても良い。さらに、定期券の利用履歴のみ、SFカードの利用履歴のみ、あるいは全ての利用履歴のいずれかを選択するように予め設定することもできる。これにより、利用者が無線カードの利用履歴を簡単に確認できる。
【0050】
さらに、利用履歴の他に、駅員の確認用に、不正利用の履歴の表示も可能とするようにしても良い。例えば、不正利用の例として、定期券の有効区間外またはSFカードの残額不足などにより、通過が不許可となったにもかかわらずに利用者が強行突破した場合、無線カード100に自動改札装置で不正利用を示す情報の書込みをする様にし、後に、係員のみが指示できる指示方法により不正利用の内容を確認できるようにする。
【0051】
この場合、不正利用の内容(不正利用の履歴)の表示は、利用者が表示させることができずに、駅の係員のみが表示を指示できる手段を設ける。例えば、利用履歴のスイッチ114aとは別に、利用者が操作できない係員のみが操作できるスイッチ114bを設け、このスイッチ114bが指示された場合にのみ、不正利用の内容を表示する。また、単独のスイッチ114aで、利用者には知らせない係員のみが知ってる押下パターンにより不正利用の内容を表示するようにしても良い。これにより、不正利用の内容を利用者が見ることができずに、係員のみが不正利用の履歴を確認することができる。
【0052】
また、列車時刻、終電時刻案内、広告、駅から利用案内、利用時の注意等の駅から利用者への特別な情報提供が必要な場合、自動改札装置による処理後に、無線カード100に表示データを送信し、この表示データを受信した無線カード100が表示部116に表示データに基づく案内を表示するようにしても良い。
【0053】
この場合、例えば、自動改札装置1などの無線カード100を処理する装置において、無線カード100が利用された場合に、処理が終了した後に、駅から提供される情報を無線カード100に表示データとして送信する。これに対して、無線カード100では、送信された表示データのみを表示するようにしても良いし、上記のような処理内容を表示してから所定時間後に、送信された表示データを表示するようにしても良いし、表示内容を切替えるスイッチ114aが押下された際に表示するようにしても良い。
【0054】
これにより、駅から利用者へ提供したい情報を簡単、かつ確実に提供することができる。
【0055】
また、上記のような無線カード100に送信される表示用のデータによる表示方法としては、表示内容を固定パターンとして予めカード内に記憶(内蔵)しておき、それらの固定パターンに対応する特定コードを受信して表示させる。
【0056】
これにより、表示データとして送信するデータ量を軽減することができ、処理の高速化を図ることができる。
【0057】
また、自動改札装置1などの装置側から送信する表示データを任意の内容としてテキストデータやビットマップデータなどを送信し、無線カード100が表示データとして送信されたテキストデータやビットマップデータにしたがって表示部116に案内を表示させるようにしても良い。
【0058】
これにより、任意の案内を表示データとして送信し、無線カード上に表示して利用者に多様な情報を案内として提供できる。
【0059】
次に、入場時の入場処理について説明する。
まず、駅構内への入場時における自動改札装置1の動作について図7に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0060】
すなわち、自動改札装置1のCPU20は、まず、無線通信制御部28によりアンテナ5を介して起動信号を送信する(ステップ1)。そして、CPU20は、無線カード100からのIDコードを無線通信制御部28により受信したか否かを判断する(ステップ2)。この判断によりIDコードを受信したと判断した際、無線通信制御部28によりアンテナ5を介して無線カード100に対してデータ送信要求を送信する(ステップ3)。
【0061】
CPU20は、データ送信要求を送信してから所定時間内に無線カード100からの定期券情報、金額情報などの情報が受信できない場合(ステップ4、5)、タイムオーバと判断して処理を上記ステップ1に戻す。
【0062】
また、データ送信要求に対して無線カード100からの定期券情報、金額情報などの情報を受信した際(ステップ4)、CPU20は、受信した定期券情報に基づいて定期券の有効区間内か否かを判断する(ステップ6)。この判断により定期券の有効区間内であると判断した際、CPU20は、定期券の利用であることを判断し、定期券を利用した乗車であることを示す情報、入場駅、入場日時などの入場データを生成する(ステップ7)。CPU20は、この生成した入場データをアンテナ5を介して無線通信制御部28により無線カード100に送信する(ステップ8)。
【0063】
また、上記ステップ6で、無線カードが定期券の有効区間内でないと判断した際、CPU20は、SFカードの利用であると判断し、所定の利用金額(初乗り料金)を判断する。そして、CPU20は、無線カードの残額が上記利用金額よりも大きいか否かを判断する(ステップ9)。この判断により残額が利用金額よりも大きいと判断した際、CPU20は、残額より利用金額を引去って精算金額を算出する(ステップ10)。CPU20は、利用金額を引去った残額、あるいは引去額などを含む入場データを生成する(ステップ11)。CPU20は、生成した入場データを無線通信制御部28によりアンテナ5を介して無線カードへ送信する(ステップ12)。
【0064】
上記ステップ8、12で、入出場判定後の処理内容を示すデータとして入場データを無線カード100に送信した後、CPU20は、無線カード100のIDコード、処理状況(入場駅、日時、引去額、定期/金額いずれの使用か)、処理結果として通行許可であったことをRAM24などのメモリ、あるいは処理内容を記録する外部装置としてのデータベース(図示しない)などに記録する(ステップ13)。
【0065】
そして、無線カード100からの終了データを受信した際(ステップ14)、ゲート(ドア部)7を開放して利用者の通行を許可する(ステップ15)。所定時間内に終了データを受信できなかった際(ステップ16)、ゲート7を閉じて利用者の通行を阻止する(ステップ17)。
【0066】
また、上記ステップ9で、残額が利用金額よりも大きくないと判断した際、CPU20は、利用者の入場の不許可を判断してゲート7を閉めて利用者の通行を阻止する(ステップ18)。
【0067】
この際、CPU20は、表示制御回路48により案内表示部6に金額不足のため通行が不許可である旨の案内を表示する(ステップ19)。そして、CPU20は通過が不許可であることを示すデータを無線通信制御部28により無線カード100に送信する(ステップ20)。
【0068】
そして、CPU20は、入出場判定後の処理内容を示すデータを無線カード100に送信した後、無線カード100のIDコード、処理状況(入場駅、日時、引去額、定期/金額いずれの使用)、および処理結果として通過不許可であったことをRAM24あるいは図示しないデータベースに記録し(ステップ21)、処理を終了する。
【0069】
次に、上記自動改札装置1による入場処理に対応する無線カード100における入場時の処理について図8に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0070】
すなわち、自動改札装置1からの起動信号を受信すると(ステップ31)、無線カード100のCPU102は、無線カード100のIDコードを送信部110により自動改札装置1に送信する(ステップ32)。これに対応して、自動改札装置1から所定時間内にデータ送信要求を受けると(ステップ33)、CPU102は、無線カード100の定期券としての定期乗車情報とSFカードとしての金額情報とを読出し(ステップ34)、自動改札装置1へ送信する(ステップ35)。この際、所定時間内に自動改札装置1からのデータ送信要求が受信できなかった際(ステップ33、34)、処理を終了する。
【0071】
この後、自動改札装置により通行の許可あるいは不許可が判断され、入場データや通過不可を示すデータなどの処理内容を示すデータを受信すると(ステップ37)、CPU102は、受信データをRAM106などのメモリに書込む(ステップ40)。
【0072】
この際、所定時間内にデータを受信できなかった場合(ステップ37、38)、所定時間内にデータ受信した旨の送信状況を示す情報をRAM106などのメモリに記憶する(ステップ39)。
【0073】
CPU102は、上記ステップ40で受信データをRAM106に書込んだ後、書込み終了データを自動改札装置1へ送信する(ステップ41)。
【0074】
CPU102は、処理内容が定期券の利用か、SFカードの利用かを判断する(ステップ42)。この判断により処理内容が定期券利用の場合、定期券の利用であることを示す情報、あるいは定期券の利用区間や利用日時などの利用内容を表示部116に表示する(ステップ43)。また、SFカードの利用であると判断した際、SFカードの利用であることを示す情報、あるいはSFカードとしての利用区間、利用日時、利用金額、残額などの利用内容を表示部116に表示する(ステップ44)。
【0075】
この表示から一定時間経過した後(ステップ44)、CPU102は表示部116に表示している表示内容を消去する(ステップ45)。また、上記表示部116による表示を入場時から出場時まで表示させる場合、出場処理が行われるまで表示したままとするようにしても良い。
【0076】
さらに、表示内容が消去された後に利用者が操作部114により再表示を指示する操作を行った際に(ステップ46)、CPU102は利用内容を表示したり、利用履歴などを表示する。
【0077】
次に、出場時の出場処理について説明する。
まず、駅構内からの出場時における自動改札装置の動作について図9に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0078】
すなわち、自動改札装置1のCPU20は、まず、無線通信制御部28によりアンテナ5を介して起動信号を送信する(ステップ51)。そして、CPU20は、無線カード100からのIDコードを無線通信制御部28により受信したか否かを判断する(ステップ52)。この判断によりIDコードを受信したと判断した際、無線通信制御部28によりアンテナ5を介して無線カード100に対してデータ送信要求を送信する(ステップ53)。
【0079】
CPU20は、データ送信要求を送信してから所定時間内に無線カード100からの定期券情報、金額情報、および入場データなどの情報が受信できない場合(ステップ54、55)、タイムオーバと判断して処理を上記ステップ1に戻す。
【0080】
また、データ送信要求に対して無線カード100からの定期券情報、金額情報、および入場データなどの情報を受信した際(ステップ54)、CPU20は、受信した入場データに基づいて定期券の有効区間内で入場したか否かを判断する(ステップ56)。この判断により定期券の有効区間内で入場したと判断した際、さらに、CPU20は、無線カード100から受信した定期券情報に基いて当駅(出場駅)が定期券の有効区間内であるか否かを判断する(ステップ57)。
【0081】
この判断により当駅が定期券の有効区間内であると判断した際、CPU20は、定期券の有効区間内における乗車と判断し、定期券を利用した乗車であることを示す情報、および出場駅、出場日時などの出場データを生成する(ステップ58)。CPU20は、この生成した出場データをアンテナ5を介して無線通信制御部28により無線カード100に送信する(ステップ59)。CPU20は、出場処理の対象となった無線カード100のIDコード、その処理状況(出場駅、日時、定期/金額いずれの使用か、出場の許可)などの処理内容をRAM24などのメモリ、あるいは図示しない外部装置のデータベース(図示しない)などに記録する(ステップ60)。
【0082】
そして、CPU20は、無線カード100からの処理終了を示す終了データを受信すると(ステップ61)、ゲート7を開放して利用者の出場を許可する(ステップ62)。この際、無線カード100からの処理終了を示す終了データが所定時間内に受信できない場合(ステップ63)、ゲート7を閉鎖して利用者の出場を不許可とする(ステップ64)。
【0083】
また、上記ステップ56で、入場時に定期券の有効区間内で入場していないと判断した際、さらに、CPU20は、無線カード100から受信した定期券情報に基いて当駅(出場駅)が定期券の有効区間内であるか否かを判断する(ステップ65)。
【0084】
この判断により当駅(出場駅)が定期券の有効区間内であると判断した際、CPU20は、すべてSFカードの利用による乗車あると判断し、入場駅から当駅までの利用料金を算出する(ステップ66)。つまり、入場駅でSFカードで入場し、さらに出場駅が定期券の有効区間外であるためSFカードで出場する場合、入場駅から出場駅までがSFカードの利用であると判断して利用料金を算出する。
【0085】
また、上記ステップ65で、当駅が定期券の有効区間内でないと判断した際、CPU20は、入場駅から定期券の有効区間までがSFカードでの乗車であると判断し、入場駅から定期券の有効区間までの利用料金を算出する(ステップ67)。つまり、入場駅でSFカードで入場し、さらに出場駅が定期券の有効区間内であるため定期券で出場する場合、入場駅から定期券の有効区間までがSFカードの利用区間であると判断して利用料金を算出する。
【0086】
また、上記ステップ57で、当駅が定期券の有効区間内でないと判断した際、CPU20は、定期券の有効区間から当駅までがSFカードでの乗車であると判断し、定期券の有効区間から当駅までの利用料金を算出する(ステップ68)。つまり、入場駅で定期券で入場し、さらに出場駅が定期券の有効区間外であるためSFカードで出場する場合、定期券の有効区間から出場駅までがSFカードの利用区間であると判断して利用料金を算出する。
【0087】
上記ステップ66、67、68でSFカードの利用区間分の利用料金を算出した際、CPU20は、無線カード100からの金額情報に基いて残額よりも利用料金が大きいか否かを判断する(ステップ69)。
【0088】
この判断により利用料金が残額よりも大きいと判断した際、CPU20は、ゲートを閉鎖して利用者の出場を阻止し、表示制御回路48により案内表示部6に金額不足のため出場が不許可である旨の案内を表示する(ステップ71)。
【0089】
そして、CPU20は、出場の不可を通知するためのデータを作成して無線通信制御部28により無線カード100に送信するとともに(ステップ72)、無線カード100のIDコード、処理状況などの処理内容をRAM24あるいは図示しないデータベースに記録する(ステップ73)。
【0090】
また、上記ステップ69で、利用金額が残額よりも大きくないと判断した際、上記ステップ58へ進み、CPU20は残額から利用金額を引去った精算金額を算出し、その引去り額を含む出場データを生成することにより出場処理を実行する。
【0091】
次に、上記自動改札装置1における出場処理に対応する無線カード100における出場時の処理について図10に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0092】
すなわち、自動改札装置1からの起動信号を受信すると(ステップ81)、無線カード100のCPU102は、無線カード100のIDコードを送信部110により自動改札装置1に送信する(ステップ82)。そして、自動改札装置1から所定時間内にデータ送信要求を受けると(ステップ83)、CPU102は、無線カード100の定期券情報と金額情報とを読み出し(ステップ84)、自動改札装置1へ送信する(ステップ85)。この際、所定時間内に自動改札装置1からのデータ送信要求が受信できなかった際(ステップ86)、処理を終了する。
【0093】
この後、自動改札装置1により出場の許可あるいは不許可が判断され、自動改札装置1から出場データあるいは出場の不許可を示すデータを受信すると(ステップ87)、CPU102は、受信したデータをRAM106などのメモリに書込む(ステップ88)。この際、所定時間内にデータを受信できなかった場合(ステップ89)、所定時間内にデータを受信できなかった旨の送信状況を示す情報をRAM106などのメモリに記憶する(ステップ90)。
【0094】
CPU102は、上記ステップ89で受信したデータをRAM106に書込んだ後、書込み終了を示す終了データを自動改札装置1へ送信する(ステップ91)。
【0095】
さらに、CPU102は、処理内容が定期券の利用か、SFカードの利用か、あるいは定期券とSFカードとの双方の利用かを判断する(ステップ92)。この判断により処理内容が定期券の利用の場合、定期券の利用であることを示す情報、あるいは定期券の利用区間や利用日時などの利用内容を表示部116に表示する(ステップ93)。
【0096】
また、SFカードの利用であると判断した際、SFカードの利用であることを示す情報、あるいはSFカードとしての利用区間、利用日時、利用金額、残額などの利用内容を表示部116に表示する(ステップ94)。
【0097】
また、定期券とSFカードとの双方の利用であると判断した際、定期券とSFカードとの両方の利用であることを示す情報、あるいは定期券の利用区間とSFカードの利用区間、利用日時、利用金額、残額などの利用内容を表示部116に表示する(ステップ95)。
【0098】
この場合、例えば、図4に示すように、定期券の利用を示す表示器116aとSFカードの利用を示す表示器116aとからなる表示部116の場合、両方の表示器を点灯させる。また、図5、図6に示すように、表示部116が文字などの情報を表示するものである場合、定期券の利用区間、SFカードの利用区間、利用金額、残額、および利用日時などを表示部116に表示させる。
【0099】
この表示から一定時間経過した後(ステップ96)、CPU102は表示部116に表示している表示内容を消去する(ステップ97)。また、上記表示部116による表示を入場時から出場時まで表示させる場合には、上記ステップ95で表示されている内容を消すようにしても良い。
【0100】
さらに、表示内容を消去後に利用者が操作部114により再表示を指示する操作を行った際に(ステップ98)、CPU102は利用内容を表示したり、利用履歴などを表示する。
【0101】
上記のように、改札処理を行った際に、利用内容、つまり処理内容を無線カード上の表示部に表示するようにしたものである。これにより、無線カードの所持者が自動改札装置を利用した場合に、利用した内容を簡単に認知することが可能となる。
【0102】
また、複数の機能を有する無線カードにより改札処理を行った際に、利用した機能を表示するようにしたものである。これにより、複数の機能を有する無線カードを利用した際に、どの機能を利用したかを利用者が認知しやすい。
【0103】
また、利用内容を表示した際に、その表示を所定時間後に消すか、あるいは出場時に消すようにしたものである。これにより、内蔵している電源を無駄に消費することなく、効率的に無線カードを利用できる。
【0104】
次に、上記した図7、および図8に示す入場処理では、1つの自動改札装置により入場処理について説明したが、複数の自動改札装置1、…がならべて設置されている改札口において、利用者の所持する無線カード100が第1の自動改札装置1と無線通信よる入場処理を行ったにもかかわらずにその第1の自動改札装置1から入場せずに、他の自動改札装置1(第2の自動改札装置1)から入場する場合の入場処理について説明する。
【0105】
例えば、複数の自動改札装置により複数の通路が形成されている改札口おいて、利用者が複数の自動改札装置の内の1つの第1の自動改札装置に接近したとする。この場合、利用者の所持する無線カード100が第1の自動改札装置の通信圏内に入ってしまうと無線通信が開始され、入場処理が実行される。
【0106】
しかし、その後、利用者が第1の自動改札装置が形成する通路から入場せずに、上記第1の自動改札装置に隣接する第2の自動改札装置が形成する通路を通過しようとした場合、第2の自動改札装置が無線通信により受信する無線カード100には入場情報が記録されている。
【0107】
この場合、従来では、入場情報が記録されている無線カード100による第2の自動改札装置での通過が不許可となってしまう。しかしながら、実際には、利用者は第1の自動改札装置の形成する通路から入場していないため、不正を行っているとは言えない。
【0108】
このため、上記のように、第1の自動改札装置で入場状態が記録された無線カード100に対しても、第1の自動改札装置で入場処理を実行してから所定時間内に限って、第1の自動改札装置自体とその近傍に設置されている自動改札装置での入場を許可する。これは、第1の自動改札装置で処理してから無制限で第2の自動改札装置での入場を許可するようにすると、一旦入場した後の構外にいる他の者に無線カードのみを渡してその者が不正に入場するというような不正が行われる可能性がある。このため、一旦入場処理された無線カードに対して、入場処理した自動改札装置自体とその近傍に設置されている自動改札装置で、かつ上記所定時間内に限って、利用者の入場を許可するようにする。
【0109】
まず、上記のような複数の自動改札装置1、…が設置されている改札口において、利用者の所持する無線カード100が第1の自動改札装置1と無線通信を行ったにもかかわらずにそのまま第1の自動改札装置1から入場せずに、他の自動改札装置1(第2の自動改札装置)から入場しようとした場合の処理について図11、および図12に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0110】
すなわち、利用者が複数の自動改札装置により複数の通路が形成されてる改札口に接近し、その内の1つの自動改札装置(第1の自動改札装置)の通信圏内に利用者が所持している無線カード100が入ったとする。この際、第1の自動改札装置は、起動信号を送信しており(ステップ100)、IDコードの受信待ちとなっているため、無線カード100からのIDコードを受信すると(ステップ101)、無線カード100との無線通信を開始して入場処理を実行する(ステップ102)。
【0111】
つまり、第1の自動改札装置のCPU20は、送信する起動信号に対応する無線カード100との無線通信により、無線カード100に付与されているIDコードを受信すると(ステップ100、101)、第1の自動改札装置のRAM24などのメモリにIDコードを記録するとともに(ステップ103)、通信部76によりネットワークを介して第1の自動改札装置に隣接する他の自動改札装置(第2の自動改札装置)にIDコードを送信する(ステップ104)。
【0112】
また、この場合、第1の自動改札装置の入場処理により無線カード100に対する入場が許可と判定されると、無線カード100には入場状態であることを示す入場情報が記録される。
【0113】
一方、第2の自動改札装置のCPU20は、図12に示すように、上記第1の自動改札装置から送信されたIDコードを受信すると(ステップ111)、受信したIDコードをRAM24などのメモリに記録する(ステップ112)。
【0114】
この後、利用者が第1の自動改札装置が形成する通路から入場せずに、第2の自動改札装置が形成する通路へ進入して、上記第1の自動改札装置で入場処理がなされた無線カード100を提示する。すると、第2の自動改札装置のCPU20は、送信している起動信号に対応する無線カード100との無線通信を開始して無線カード100のIDコードを受信し(ステップ113、114)、無線カード100との無線通信により入場処理を実行する(ステップ115)。
【0115】
この際、第2の自動改札装置のCPU20は、無線カード100が入場状態となっていない場合に利用者の入場を許可し(ステップ116)、IDコードをRAM24に記録するとともに(ステップ117)、隣接する自動改札装置にIDコードを送信する(ステップ118)。
【0116】
また、無線カード100が入場状態となっている場合、第2の自動改札装置のCPU20は、利用者の入場を許可せずに(ステップ116)、無線カード100から受信したIDコードとRAM24に記録しているIDコードとの照合を行う(ステップ119)。この際、RAM24には、隣接する自動改札装置で入場処理した無線カード100のIDコード、および第2の自動改札装置自体が入場処理した無線カード100のIDコードが記録されている。
【0117】
この照合処理によりCPU20は、無線カード100から受信したIDコードと一致するIDコードが存在するか否かを判断する(ステップ120)。この判断により無線カード100から受信したIDコードと一致するIDコードが存在しなかった際、第2の自動改札装置のCPU20は利用者の入場を不許可とする(ステップ121)。
【0118】
また、無線カード100から受信したIDコードと一致するIDコードが存在すると判断した際、さらに、第2の自動改札装置のCPU20は一致するIDコードの無線カードが処理された時間から所定時間以内か否かを判断する(ステップ122)。この判断により所定時間以内でないと判断した際、第2の自動改札装置のCPU20は利用者の入場を不許可とする(ステップ121)。
【0119】
また、所定時間内であると判断した際、第2の自動改札装置のCPU20は、第1の自動改札装置による入場情報の記録を無視して入場処理を実行する(ステップ123)。この結果、無線カード100の入場の許可が判断されると、利用者は、第2の自動改札装置の形成する通路からの入場することができる。
【0120】
なお、上記例では、第1の自動改札装置で一旦入場処理された無線カードで、第1の自動改札装置に隣接する第2の自動改札装置で入場する場合の処理について説明したが、これに限らず、第1の自動改札装置で一旦入場処理された無線カードを用いて、再び第1の自動改札装置で入場する場合もRAM24に記憶したIDコードに基いて、上記同様に、所定時間内であれば利用者の入場を許可する。
【0121】
上記のように、利用者が入場していないにもかかわらずに、一旦入場処理された無線カードを用いて入場する場合に、入場処理されてから所定の時間内に限って、その無線カードを用いた入場を許可するようにしたものである。
【0122】
これにより、不正を意図していないにもかかわらずに、通過しようとしていない時に、自動改札装置に入場処理された無線カードでの入場を許可することができ、利用者に対する利便性を向上できる。
【0123】
次に、駅などに設置されている売店などで無線カード100に記録されている金額情報により物品を取引する取引システムの実施の形態について説明する。
【0124】
図13は、売店などに設置される取引システムの料金処理装置120の構成を示すブロック図である。
【0125】
すなわち、図13に示すように、料金処理装置120は、CPU121、ROM122、RAM123、無線通信部124、表示部125、操作部126などにより構成される。
【0126】
次に、無線カード100を用いて駅構内の売店で商品を購入する際の料金処理装置120の動作について図14、図15に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0127】
すなわち、駅などの売店で物品を購入する際に、利用者が物品の購入代金の代わりに、金額情報としてSFカードの機能を有している無線カード100を提示する。すると、売店では料金処理装置120に物品の購入代金としての引去額を操作部126により入力する(ステップ131)。すると、料金処理装置120のCPU121は、無線通信部124により起動信号を送信する(ステップ132)。この起動信号に対応して無線通信部124が無線カード100からのIDコードを受信した際(ステップ133)、CPU121は、無線通信部124によりデータ送信要求を送信する(ステップ134)。
【0128】
このデータ送信要求に対して、無線カード100から送信されるデータを受信すると(ステップ135)、CPU121は、無線カード100が入場状態か否かにより乗車中か否かを判断する(ステップ136)。この判断により乗車中であると判断した際、CPU121は、定期券での乗車か否かを判断する(ステップ137)。この判断により定期券での乗車であると判断した際、CPU121はSFカードとしての金額情報の残額が予め設定されている所定の一定金額以下か否かを判断する(ステップ138)。この判断により所定の一定金額以下であると判断した際、CPU121は残額が少ないことによる取引中止を判断する(ステップ139)。そして、残額が所定の一定金額よりも少ないことによる取引中止の旨を無線カード100に送信する(ステップ140)。上記ステップ138で、残額と比較される所定の一定金額とは、予め設定される金額か、あるいは所定の初乗り金額を設定する。これにより、物品の購入をしたためにSFカードの出場ができなくなってしまうこと減らすことができる。
【0129】
また、上記ステップ136で乗車中でないと判断した場合、上記ステップ137で定期券の乗車であると判断した場合、あるいは上記ステップ138でSFカードとしての残額が所定の一定金額以上であると判断した場合、CPU121は引去額(物品の購入金額)と残額とを比較して取引が可能であるか否かを判断する(ステップ141)。なお、乗車中でない無線カードを取引中止し、物品の購入における無線カードの利用を乗車中の無線カード、つまり駅構内での物品の購入にのみ限定するようにしても良い。これにより、無線カードでの物品購入の利用を制限することができる。
【0130】
CPU121は、無線カード100の残額に基いて取引が可能であると判断した際、無線カード100から受信した残額より引去額を引去り(ステップ142)、新たな残額(取引後の残額)を設定して購入した物品名、取引日時、残額などを処理内容として無線カード100に送信する(ステップ144)。また、上記ステップ141で無線カード100の残額が引去額よりも少ないために取引か不可能であると判断した際、CPU121は、残額不足のため取引中止を判断し、残額不足のため取引不可能である旨を無線カード100に送信する(ステップ145)。
【0131】
上記の処理に対応して、無線カード100では、図15に示す処理が実行される。すなわち、無線カード100のCPU102は、料金処理装置120からの起動信号を受信すると(ステップ151)、その応答としてIDコードを送信する(ステップ152)。
【0132】
さらに、料金処理装置120からのデータ送信要求を受信すると(ステップ153)、CPU102は、無線カード100のデータとして定期券情報および金額情報とともに、入場状態である場合には入場データを読み出して、カードのデータとして料金処理装置120に送信する(ステップ154)。
【0133】
その後、料金処理装置120からの処理結果を受信すると(ステップ155)、CPU102は、その取引内容に応じて、無線カード100の金額情報としての残額を変更し(ステップ156)、取引内容をRAM106などのメモリに記録する。さらに、CPU102は、取引内容を表示部116に表示して取引処理を終了する。
【0134】
また、上記表示部116による表示は所定時間後に消去されるようにしても良いし、次の無線カード100に対する処理が実行された際に消去するようにしても良い。
【0135】
また、上記のような取引内容を上記操作部114の操作により利用履歴として表示部116に表示するようにしても良い。この場合、利用履歴は、上記した改札処理の内容の履歴とともに、無線カードとしての利用履歴として表示するように手も良いし、物品の取引のみの利用履歴として表示するようにしても良い。
【0136】
また、上記例では、入場処理をSFカードの機能で行った場合には、物品購入時に物品購入後の残額と、予め設定した一定金額との比較を行い、残額が一定金額以下になるときには取引中止とするようにしたが、残額が一定金額以下となる場合であっても取引中止とせずに、出場時に残額が不足する旨の案内表示を料金処理装置120の表示部125、あるいは無線カードの表示部116に表示するようにしても良い。また、取引中止した場合にも、さらに、出場時に残額が不足する旨の案内表示を料金処理装置120の表示部125、あるいは無線カードの表示部116に表示するようにしても良い。
【0137】
また、定期券とSFカードの両方の機能を有する無線カードに対して、SFカードでの入場時にSFカードの残額と比較される上記一定金額を、物品を購入する売店の設置されている駅が入場駅の場合に、入場駅から定期券の区間までの利用料金としても良い。これは、利用者が入場駅、出場駅、あるいは乗換え駅で売店を利用することが多いため、利用者が定期券の区間外の駅での入場した場合に、定期券の区間までのSFカードの利用金額を一定金額として設定し、出場時における残額不足を減らすことができる。
【0138】
また、物品購入を行う売店の設置されている駅が入場駅と異なる場合、その駅で出場すること予測されるため、上記一定金額を入場駅からその売店が設置されている駅で出場する場合の利用金額としても良い。これにより、出場時における残額不足を減らすことができる。
【0139】
上記のように、SFカードの機能を有する無線カードにより物品の購入を可能とした。これにより、乗車券として利用される無線カードの多様性、利便性を向上することができる。
【0140】
また、無線カードとしてのSFカードで物品購入を行う場合に、無線カードが乗車中である場合に、物品購入後の無線カードの残額が所定の一定金額以下となる場合に、取引を中止したり、出場時に残額が不足する旨を案内するようにした。これにより、物品購入により出場時に残額が不足することを減らすことができる。
【0141】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、利用者が無線式記録媒体の利用内容を簡単に確認できる無線式記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の改札システムに係わる自動改札装置の外観構成を示す図。
【図2】自動改札装置の内部の制御系統の構成を示すブロック図。
【図3】無線カードの内部の制御系統の構成を示すブロック図。
【図4】無線カードの表示部の表示例を示す図。
【図5】無線カードの表示部の表示例を示す図。
【図6】無線カードの表示部の表示例を示す図。
【図7】自動改札装置における入場処理を説明するためのフローチャート。
【図8】自動改札装置の入場処理に対応した無線カードの動作を説明するためのフローチャート。
【図9】自動改札装置における出場処理を説明するためのフローチャート。
【図10】自動改札装置の出場処理に対応する無線カードの動作を説明するためのフローチャート。
【図11】第1の自動改札装置における入場処理を説明するためのフローチャート。
【図12】第2の自動改札装置における入場処理を説明するためのフローチャート。
【図13】取引システムに係わる料金処理装置の内部構成を示すブロック図。
【図14】料金処理装置における物品の取引処理を説明するためのフローチャート。
【図15】料金処理装置の物品の取引処理に対応する無線カードの動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…自動改札装置
5…アンテナ
20…CPU
24…RAM
28…無線通信制御部
76…通信部
100…無線カード
102…CPU
104…ROM
106…RAM
108…受信部
110…送信部
112…受電部/電池部
114…操作部
114a…スイッチ
116…表示部
116a、b…表示器
120…料金処理装置
121…CPU
124…表示部
125…無線通信部
126…操作部
Claims (1)
- 定期乗車情報と金額情報とからなる改札情報が記録される無線式記録媒体と、この無線式記録媒体との無線通信により改札処理を行う自動改札装置とからなり、
上記自動改札装置が、
無線式記録媒体との無線通信を行う通信手段と、
この通信手段により無線式記録媒体から改札情報を受信し、定期乗車情報、あるいは金額情報に基づいて改札処理を行う第1の処理手段と、
この第1の処理手段により処理を実行した後に、処理内容を示す情報を上記通信手段により無線式記録媒体に送信する第2の処理手段とを備えた改札システムに使用され、
上記自動改札装置の第2の処理手段により送信された情報を受信した際に、受信した情報に基づいて上記自動改札装置の利用内容が定期乗車情報の利用か、金額情報の利用かを判断する判断手段と、
この判断手段により定期乗車情報の利用と判断した場合、定期乗車情報の利用内容を表示する第1の表示手段と、
上記判断手段により金額情報の利用と判断した場合、金額情報の利用内容を表示する第2の表示手段と、
を具備したことを特徴とする無線式記録媒体。
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