JP2001076106A - 無線カードとこの無線カード用のカードホルダと無線カードシステム - Google Patents

無線カードとこの無線カード用のカードホルダと無線カードシステム

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JP2001076106A
JP2001076106A JP24791599A JP24791599A JP2001076106A JP 2001076106 A JP2001076106 A JP 2001076106A JP 24791599 A JP24791599 A JP 24791599A JP 24791599 A JP24791599 A JP 24791599A JP 2001076106 A JP2001076106 A JP 2001076106A
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Eikichi Hirose
永吉 広瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、自動改札装置で利用されるバッ
テリレス方式の無線カードにおいて、無線カードの利用
状況を目視できる状態で表示できる。 【解決手段】 この発明は、自動改札装置41で利用さ
れるバッテリレス方式の無線カードAにおいて、表示器
6を設け、この無線カードAをカードホルダBにセット
することにより、カードホルダBから無線カードA内の
ICチップ3と上記表示器6に電力を供給し、無線カー
ドA内に記録されている使用履歴情報としての利用状況
を上記表示器6で表示するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば交通機
関の定期券等に用いられる無線カードとこの無線カード
用のカードホルダと無線カードシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、自動改札機の普及に伴い、定期券
や金額(SF:ストアードフェア)券を無線カード化し
て利用客の利便性向上を目的として、無線カード対応改
札機と無線カードの開発試行評価が進められている。
【0003】上記無線カードは、長期の使用に耐えるた
めバッテリレス方式が採用されており、定期券等の目視
情報はリライタブル印刷方式が採用されており、乗車区
間、通用期限等が表面に印刷され、同じ情報を無線カー
ド内の制御チップ(CPU、メモリ、通信回路、電源生
成回路で構成)に記録している。
【0004】改札機通過時には、改札機の上部に設けら
れた通信アンテナと無線カード間で通信が行われ(この
とき通信波により、カード内で必要な電力を生成してい
る)、改札機にてカード内情報を比較判定し、入出場の
可否を判定している。
【0005】また、現在使用されている金額(SF)券
も無線カード化して、無線カード内にチャージ(蓄積、
課金)した金額から出場時に乗車区間分の金額を差し引
いて処理を行うことも同時に進められている。
【0006】なお、カード1枚の中に定期券情報と金額
(SF)券情報を持たせる方法も考えられている。
【0007】現在、自動改札機の普及に伴い、不正防止
対策として乗車券類(普通乗車券、定期券、金額券等)
には入出場時にそのときの通過情報(入出場した日時、
駅コード)が磁気情報として記録されており、同一駅で
の定期券のたらい回し、入場券や低額普通券と定期券と
の組み合わせ乗車等の不正乗車を検出可能としている。
【0008】更に不正客と係員とのトラブルを防ぐため
に乗車券類に対して改札機通過時に通過情報の印刷を行
い、不正の指摘を目視して指摘できるよう実施されてい
る。これにより、不正利用が大幅に減少したとの報告が
各方面でなされている。
【0009】このように定期券、金額券、普通券の場合
は券面上に改札機により入場駅、目時等が印刷記録され
ており、係員はこの記録の有無を見て不正乗車の可能性
を利用客へ正すことが出来、また印字記録されると言う
ことから、利用客の不正乗車に対する抑制力となってい
た。
【0010】これに対し、無線カード化した場合は無線
カード面に、これらの情報を目視できる形で記録するこ
とが出来ないと言う欠点がある。
【0011】つまり、無線カードにおいては前述の通り
改札機通過時に、現行の磁気化券と同じく入出場情報を
見えない形で記録(従来の券は磁気情報、無線カードの
場合はメモリ情報として記録)されているものの、これ
まで不正防止で活用した「目視化」と言う手段はとれな
くなると言う問題が発生する。
【0012】これを解消するためには、液晶表示器をカ
ードに設けバッテリ内蔵型に無線カードを形成すること
が考えられるが、バッテリ切れの問題があり採用できな
い状況にある。信頼性を含め実行に当たってはバッテリ
レス方式のカードが採用されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、バッテリ
レス方式の無線カードにおいて、無線カードの利用状況
を目視できる状態で表示できないという欠点を除去する
もので、バッテリレス方式の無線カードにおいて、無線
カードの利用状況を目視できる状態で表示できる無線カ
ードとこの無線カード用のカードホルダと無線カードシ
ステムを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の無線カード
は、アンテナと、このアンテナを介して外部から供給さ
れる電波に基づいて第1の電力を生成する第1の生成手
段と、この第1の生成手段による第1の電力に基づいて
作動し、上記アンテナを介して外部から供給される情報
を記録する記録手段と、電力受信コイルと、この電力受
信コイルを介して外部から供給される電波に基づいて第
2の電力を生成する第2の生成手段と、この第2の生成
手段による第2の電力に基づいて作動し、上記記録手段
に記録されている情報を表示する表示手段とからなる。
【0015】この発明の無線カードは、通行者が携帯
し、無線により自動改札装置との改札情報の送受信によ
り、自動改札装置の通過が可能か否かを判定するものに
おいて、アンテナと、このアンテナを介して自動改札装
置から送信される電波に基づいて第1の電力を生成する
第1の生成手段と、この第1の生成手段による第1の電
力に基づいて作動し、上記アンテナを介して外部から供
給される改札情報により利用履歴を記録する記録手段
と、電力受信コイルと、この電力受信コイルを介して外
部から供給される電波に基づいて第2の電力を生成する
第2の生成手段と、この第2の生成手段による第2の電
力に基づいて作動し、当該第2の電力が供給された時上
記記録手段にて記録されている最新の利用履歴を表示す
る表示手段とからなる。
【0016】この発明の無線カードは、アンテナと、こ
のアンテナを介して外部から供給される電波に基づいて
第1の電力を生成する第1の生成手段と、情報を選択す
るための選択情報を記憶する記憶手段と、上記第1の生
成手段による第1の電力に基づいて作動し、上記記憶手
段に記憶されている選択情報に該当する情報を上記アン
テナを介して外部から送信されたとき当該情報を上記記
憶手段に記録する記録手段と、電力受信コイルと、この
電力受信コイルを介して外部から供給される電波に基づ
いて第2の電力を生成する第2の生成手段と、この第2
の生成手段による第2の電力に基づいて作動し、上記記
録手段にて記録されている情報を表示する表示手段とか
らなる。
【0017】この発明の無線カードは、通行者が携帯
し、無線により自動改札装置との改札情報の送受信によ
り、自動改札装置の通過が可能か否かを判定するものに
おいて、アンテナと、このアンテナを介して外部から供
給される電波に基づいて第1の電力を生成する第1の生
成手段と、情報を選択するための選択情報を記憶する記
憶手段と、この第1の生成手段による第1の電力に基づ
いて作動し、上記アンテナを介して上記自動改札装置よ
り上記記憶手段に記憶されている選択情報に対応する情
報が送信されたとき、改札処理に伴う利用履歴とともに
上記記憶手段に記録する記録手段と、電力受信コイル
と、この電力受信コイルを介して外部から供給される電
波に基づいて第2の電力を生成する第2の生成手段と、
この第2の生成手段による第2の電力に基づいて作動
し、当該第2の電力が供給された時上記記録手段にて記
録されている利用履歴を表示する表示手段とからなる。
【0018】この発明のカードホルダは、アンテナと、
このアンテナを介して外部から供給される電波に基づい
て第1の電力を生成する第1の生成手段と、この第1の
生成手段による第1の電力に基づいて作動し、上記アン
テナを介して外部から送信される情報を記録する記録手
段と、電力受信コイルと、この電力受信コイルを介して
上記カードホルダから送信される電波に基づいて第2の
電力を生成する第2の生成手段と、この第2の生成手段
による第2の電力に基づいて作動し、上記記録手段に記
録されている情報を表示する表示手段とからなる無線カ
ードを収容する収容手段と、電力を供給するバッテリ
と、このバッテリからの電力を電波に変換して上記収容
手段により収容されている無線カードの電力受信コイル
へ供給する供給手段とからなる。
【0019】この発明の無線カードシステムにおいて、
無線カードとこの無線カードを収容可能なカードホルダ
とからなるにおいて、無線カードは、アンテナと、この
アンテナを介して外部から供給される電波に基づいて第
1の電力を生成する第1の生成手段と、この第1の生成
手段による第1の電力に基づいて作動し、上記アンテナ
を介して外部から供給される情報を記録する記録手段
と、電力受信コイルと、この電力受信コイルを介して上
記カードホルダから送信される電波に基づいて第2の電
力を生成する第2の生成手段と、この第2の生成手段に
よる第2の電力に基づいて作動し、上記記録手段に記録
されている情報を表示する表示手段とからなり、カード
ホルダは、電力を供給するバッテリと、このバッテリか
らの電力を電波に変換して上記無線カードへ送信する送
信手段とからなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
【0021】図1、図2は、この発明の無線カード(無
線式記録媒体、無線式乗車券)Aの概略構成を示してい
る。
【0022】この無線カードAは、鉄道等の交通機関で
用いられる普通乗車券、定期券、金額券、回数乗車券等
であり、クレジットカードと同一サイズで形成されてい
る。
【0023】上記無線カードAは、図1、図2に示すよ
うに、カード本体1内に設けられている通信アンテナ2
とICチップ3と電力受信コイル4と電源部5と、カー
ド本体1の表面に設けられている表示器6により形成さ
れている。
【0024】上記ICチップ3は、全体的な制御を司る
CPU31、CPU31の制御プログラム、改札情報な
どを記録するメモリ部32、上記通信アンテナ2を用い
て後述する自動改札装置41との間で種々の情報の送受
信を行う通信制御回路33、通信アンテナ2の受信波に
より電力(第1の電力)を生成する電源部34等で構成
されている。
【0025】電力受信コイル4は、後述するカードホル
ダBの電力送信コイル11からの電波を受信するコイル
である。
【0026】電源部5は、電力受信コイル4にて受信し
た電波より電力(第2の電力)を生成するものである。
この電源部5で生成された電力はCPU31と表示器6
に印加されるようになっている。
【0027】表示器6は、低消費電力で駆動可能なたと
えば液晶表示器で構成されている。上記無線カードAが
定期券とSF(ストアードフェア)券の兼用で用いられ
ている場合、メモリ部32には、図3に示すように、定
期券情報、SF残額情報、使用履歴情報が記録されるよ
うになっている。定期券情報は、発駅情報、着駅情報、
経由情報、有効期限、有効開始日、割引、氏名、年齢か
らなり、SF残額情報は、SF残額(6桁)からなり、
使用履歴情報は、入出場駅情報、入出場日時、SF利用
金額、前回入出場駅、前回入出場日時、前回SF利用金
額からなる。さらに、使用履歴情報として過去の入出場
駅、入出場日時、SF利用金額を記録している。
【0028】表示器6には、上記メモリ部32に記録さ
れている利用客の乗降経路、状況が表示されるようにな
っている。たとえば、図4に示すように、定期券利用者
情報としての氏名、年齢、使用履歴情報としての入出場
駅情報、入出場日時、SF利用金額、SF残額情報とし
てのSF残額が表示されるようになっている。
【0029】カードホルダBは、図5に示すように、無
線カードAを収納することにより、電力を供給するもの
である。
【0030】このカードホルダBは、図6、図7に示す
ように、本体べース7内に、バッテリ8と、バッテリ8
からの電源供給を入切する電源スイッチ9と、バッテリ
8からの電源供給を受けて電力送信波を生成する発信器
10と、発信器10からの電力波を送出する電力送出コ
イル11とで構成されるものであり、電源スイッチ9の
オン、オフにより電力波の送出を制御可能としている。
電源スイッチ9は、本体べース7の側部に設けられたオ
ン−オフ部によりオン−オフされるようになっている。
【0031】カードホルダBの電力送出コイル11と無
線カードAの電力受信コイル4とは、無線カードAをカ
ードホルダBヘセットした時に、相対する同一面に合わ
される形で位置が設定されている。
【0032】これにより、簡易なトランス結合型とし
て、カードホルダBから無線カードAへ、非常に高い効
率で電力を送信することが可能となっている。
【0033】図8は、上記無線カードAを処理できる入
場用(出場用)の自動改札装置の外観構成を概略的に示
すものである。自動改札装置41は、通常、2台1組と
して駅の改札口などに設置され、両者の間に通行者が通
行する通路が形成される。
【0034】自動改札装置本体42の上面の一端部に
は、通行者が携帯し、無線通信によって送受信する機能
を備えた無線カードAとの間で改札情報などを送受信す
るためのアンテナ(図示しない)を内蔵する無線カード
リーダライタ43が設けられている。
【0035】この改札情報としては、たとえば、無線カ
ードAからは上記定期券情報、SF残額情報、前回の使
用履歴、SF残額が受信され、入場用の自動改札装置の
場合、乗車駅名、乗車日時を送信し、出場用の自動改札
装置の場合、降車駅名、降車日時、金額を送信するもの
である。
【0036】本体42上には、通行者や駅員などに対し
て案内を行うためのプラズマディスプレイにより構成さ
れている案内表示部44が設けられている。
【0037】また、本体42の通路側の側面の両端部に
は、それぞれ通行者の通行を制御する開閉動作可能なド
ア45、45が設けられており、通行可否の判定結果に
基づき、このドア45、45が開閉制御されるようにな
っている。
【0038】本体42の各通路側の側面には、通行者検
知手段としての複数の光学的な検知器(図示しない)が
設けられている。
【0039】図9は、上記のように構成された自動改札
装置41の制御系統の構成を示すものである。すなわ
ち、この制御系統は、自動改札装置41全体の制御を司
るCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)5
1、CPU51の制御プログラムなどを記憶しているR
OM(リード・オンリ・メモリ)52、無線カードCか
ら読取った情報の記憶、および、制御プログラムのバッ
ファとして情報を記憶する記憶手段としてのRAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)53、無線カードAの使用
が開始された乗車駅(あるいは、乗車駅に対応した乗車
駅コード)に対応した運賃情報を記憶している運賃メモ
リ54、上記案内表示部44を制御する表示制御回路5
5、上記ドア45を駆動するドア開閉機構56を制御す
るドア制御回路57、上記検知器の各検知出力に基づき
通行者の通過状況などを検知する人間検知器制御回路5
8、上記無線カードリーダライタ43、および、本装置
を制御する図示しないホスト装置としてのホストコンピ
ュータ(本社コンピュータ)59との間で情報の伝送を
行う伝送制御回路60などから構成されている。
【0040】次に、上記のような構成において、入場用
の自動改札装置41における乗車時の動作を説明する。
【0041】すなわち、無線カードAが無線カードリー
ダライタ43の通信エリア内に提示された際、無線カー
ドリーダライタ43は、無線カードAとの間で通信を行
う。このとき、無線カードAはカード内に設けた通信ア
ンテナ2により受信した電波により電源部34でICチ
ップ3で必要な電力を生成し、ICチップ3に供給す
る。
【0042】このICチップ3への電力の供給により、
CPU31はメモリ部32に記録されている定期券情報
としての発駅情報、着駅情報、有効期限と前回の使用履
歴(乗車区間駅名、通用期限、前回乗車履歴等)を無線
カードリーダライタ43を介してCPU51へ送信す
る。
【0043】これにより、CPU51は、受信した乗車
区間駅名、通用期限とこの自動改札装置41の設置駅、
稼働日時等とを比較判定し、乗車可能か否かを判断す
る。
【0044】この判断の結果、乗車可能な場合、CPU
51は、「乗車駅名、乗車日時等」を無線カードリーダ
ライタ43を介して無線カードAへ返信する。これによ
り、無線カードA内のCPU31は受信した乗車駅名、
乗車日時等を使用履歴情報としてメモリ部32へ記録す
る。すなわち、乗車駅名を入出場駅情報として記録し、
乗車日時を入出場日時として記録する。なお、この場合
の受信電力は極微弱であり、受信データを表示器6へ表
示することは出来ない。
【0045】次に、上記のような構成において、出場用
の自動改札装置1における出場時の動作を説明する。
【0046】すなわち、無線カードAが無線カードリー
ダライタ43の通信エリア内に提示された際、無線カー
ドリーダライタ43は、無線カードAとの間で通信を行
う。このとき、無線カードAはカード内に設けた通信ア
ンテナ2により受信した電波により電源部34でICチ
ップ3で必要な電力を生成し、ICチップ3に供給す
る。
【0047】このICチップ3への電力の供給により、
CPU31はメモリ部32に記録されている定期券情報
としての発駅情報、着駅情報、有効期限と前回の使用履
歴(乗車区間駅名、通用期限、前回乗車履歴等)を無線
カードリーダライタ43を介してCPU51へ送信す
る。
【0048】これにより、CPU51は、受信した乗車
区間駅名、通用期限とこの自動改札装置41の設置駅、
稼働日時等とを比較判定し、出場可能か否かを判断す
る。
【0049】この判断の結果、出場可能な場合、CPU
51は、「出場駅名、出場日時等」を無線カードリーダ
ライタ43を介して無線カードAへ返信する。これによ
り、無線カードA内のCPU31は受信した出場駅名、
出場日時等を使用履歴情報としてメモリ部32へ記録す
る。すなわち、出場駅名を入出場駅情報として記録し、
出場日時を入出場日時として記録する。なお、この場合
の受信電力は極微弱であり、受信データを表示器6へ表
示することは出来ない。
【0050】上記出場可能か否かを判断により、例えば
乗車日時が当日でなくエラー判定となった場合を想定し
てカードホルダBの機能を説明する。
【0051】この場合、カードホルダBより電力を供給
することにより無線カードAに設けた表示器6へ、メモ
リ部32へ記録された入出場記録としての使用履歴情報
を表示可能としている。この結果、係員はエラーが発生
した場合にカードホルダBを使用して利用客へ不正を正
すことが可能となり、不正行為に対して従来の印刷方式
と同じ効果を得ることが可能となる。
【0052】上記使用履歴情報の表示処理について、図
10に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0053】すなわち、無線カードAをカードホルダB
にセットし(ST1)、カードホルダBの電源スイッチ
9をオンする(ST2)。すると、バッテリ8の電力
が、電源スイッチ9を発信器10へ供給される(ST
3)。これにより、発信器10の発信が開始されること
により、電力送信用の交流波が電力送信コイル11へ供
給される(ST4)。
【0054】この際、電力送信コイル11に対抗する位
置に無線カードAの電力受信コイル4が設けられてお
り、電波受信と言うよりトランス結合の形で、電力がカ
ードホルダBから無線カードAへ供給される。
【0055】上記電力受信コイル4で受信された電力
は、電源部5に送られ整流/定電圧化が行われ、定電圧
出力としてICチップ3と表示器6へ送られる(ST
5)。これにより、ICチップ3内のCPU31は電源
部5からの電力供給によりメモリ部32から定期券情報
内の氏名、年齢と使用履歴情報とを読出し(ST6)、
表示器6へ送信して表示を行う(ST7)。
【0056】たとえば、図4に示すように、リヨウシャ
「〇〇タロウ 28才」、リレキ「99.06.12/
09:27 カワサキ 入 SF4320」「99.0
6.11/19:55 カワサキ 出 SF4320」
「99.06.11/19:30 シナガワ 入 SF
4570」 SF残額「¥4320円」が表示される。
【0057】したがって、表示器6には利用者名、履歴
情報、SF残額等が表示されることになり、係員は容易
に利用客の乗降経路、状況を読みとることが可能とな
る。
【0058】これにより、現在と同じく不正に対する摘
発が容易になると共に、利用客に対しても所持している
無線カードAの表示機能が有るということで、同じく不
正行為の牽制を行うことが可能となる。
【0059】上記したように、自動改札装置で利用され
るバッテリレス方式の無線カードにおいて、表示器を設
け、この無線カードをカードホルダにセットすることに
より、カードホルダから無線カード内のICチップと上
記表示器に電力を供給し、無線カード内に記録されてい
る使用履歴情報としての利用状況を上記表示器で表示す
るようにしたものである。
【0060】これにより、自動改札装置で利用されるバ
ッテリレス方式の無線カードにおいても、無線カードの
利用状況を目視できる状態で表示できる。
【0061】すなわち、電力を供給する為のホルダを準
備し、カードホルダにはバッテリと電力送波用の送波回
路と送信アンテナ(コイル)を具備し、また無線カード
にはカードホルダからの電力波を専用に受信する受信ア
ンテナ(コイル)と整流電源回路(電源部)を具備し、
無線カード内のCPUと表示器へ電力を供給可能として
いる。
【0062】また、電力送受信用のアンテナ(コイル)
は相対する面に近接して配置が可能であり、簡単な構造
で非常に高い効率で電力を供給することが可能となって
いる。
【0063】これにより、無線カードに微弱な電力で表
示を行うことが可能は表示器、たとえば液晶表示器を採
用し、無線カード内に記録された情報を読み出して表示
することを可能としている。
【0064】また、上述した機能を生かして、利用客へ
鉄道会社よりユニークなサービスを提供する実施形態に
ついて説明する。
【0065】たとえば、図9に示すように、ホストコン
ピュータ59から自動改札装置41のCPU51に対し
て各種のデータをオンラインにて送信可能としている。
【0066】たとえば、このデータとして「利用客への
サービス情報」を送信するよう構成している。そして利
用客には、上記カードホルダBを各自に供給している。
【0067】すなわち、自動改札装置41の通過時に
は、自動改札装置41と無線カードAとの間にて先に説
明したようにカード情報の送受信が行われ、入出場情報
がカードヘ記録される。この実施形態では更に、通過時
にホストコンピュータ59より受信したデータを無線カ
ードAへ送信し、記録するよう構成、制御を行ってい
る。
【0068】これにより、利用客は入出場情報以外に鉄
道メーカからのメッセージ(ホストコンピュータ59か
ら送信したデータ)を読み出すことが可能となる。この
メッセージは、例えば図11に示すようなサービス情報
(天気予報や催し物情報)であり、更には最新ニュース
や各種コマーシャル情報などが考えられる。
【0069】鉄道会社は上記システムを介して各種の情
報を利用客へ提供できると共に、利用客にとっても鉄道
利用時に各種の情報を享受できることになる。
【0070】また、鉄道会社にとってもコマーシャルサ
ービスを新しいビジネスとして事業展開を図ることが可
能となる。
【0071】更に、前述のシステムにおいて無線カード
Aの発行時に利用客が希望する情報内容を無線カードA
に設定可能としている。これは無線カードAの発行時に
例えば定期券の発駅、着駅等を設定するボタン群に、メ
ッセージメニュー選択ボタンを用意し、このボタンを設
定することによる設定したボタン情報をコード化してメ
ニュー選択情報として無線カードA内へ記録する事によ
り行われる。
【0072】すなわち、自動改札装置41通過時には、
無線カードAより定期券情報(発駅、着駅、通用期限
等)と合わせてメニュー選択情報が自動改札装置41へ
送信される。自動改札装置41のCPU51では、定期
券の判定処理後にこのメニュー選択情報を読取り、ホス
トコンピュータ59より送信された各種メニュー情報の
中から合致する情報を読み出し、無線カードAヘ送信す
るよう構成している。
【0073】メニュー分野としては、映画館上映情報、
最新ブック情報、スポーツ情報、今日のトピックス等、
各種のメニュー提供が可能である。また選択可能なメニ
ューも1つに限定せず数種類の設定も可能とするように
しても良い。
【0074】なお、上記実施形態では、カードホルダB
により無線カードAに電力が供給されることにより、表
示器6に利用履歴が表示される場合について説明した
が、上記電力受信コイル4に電力波が供給できるもので
あれば、カードホルダBに限定されないようになってい
る。
【0075】たとえば、上記電力受信コイル4に電力波
を供給できるドライバを自動改札装置に設けることによ
り、自動改札装置の近傍で利用履歴を確認することがで
きる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、バッテリレス方式の無線カードにおいて、無線カー
ドの利用状況を目視できる状態で表示できる無線カード
とこの無線カード用のカードホルダと無線カードシステ
ムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の無線カードの概略構成を
示す図。
【図2】無線カードの概略構成を示すブロック図。
【図3】無線カードのメモリ部の記録例を示す図。
【図4】表示器の表示例を示す図。
【図5】カードホルダに無線カードがセットされている
状態を示す図。
【図6】カードホルダの概略構成を示す図。
【図7】カードホルダの概略構成を示すブロック図。
【図8】無線カードを処理できる自動改札装置の外観構
成を概略的に示す図。
【図9】自動改札装置の概略構成を示すブロック図。
【図10】使用履歴情報の表示処理を説明するためのフ
ローチャート。
【図11】表示器の表示例を示す図。
【符号の説明】
A…無線カード 2…通信アンテナ 3…ICチップ 4…電力受信コイル 5…電源部(第1の生成手段) 6…表示器(表示手段) 31…CPU 32…メモリ部(記録手段) 34…第2の電源部(第2の生成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 Q Y

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナと、 このアンテナを介して外部から供給される電波に基づい
    て第1の電力を生成する第1の生成手段と、 この第1の生成手段による第1の電力に基づいて作動
    し、上記アンテナを介して外部から送信される情報を記
    録する記録手段と、 電力受信コイルと、 この電力受信コイルを介して外部から供給される電波に
    基づいて第2の電力を生成する第2の生成手段と、 この第2の生成手段による第2の電力に基づいて作動
    し、上記記録手段にて記録されている情報を表示する表
    示手段と、 を具備したことを特徴とする無線カード。
  2. 【請求項2】 通行者が携帯し、無線により自動改札装
    置との改札情報の送受信により、自動改札装置の通過が
    可能か否かを判定する無線カードにおいて、 アンテナと、 このアンテナを介して外部から供給される電波に基づい
    て第1の電力を生成する第1の生成手段と、 この第1の生成手段による第1の電力に基づいて作動
    し、上記アンテナを介して自動改札装置から送信される
    改札情報により利用履歴を記録する記録手段と、 電力受信コイルと、 この電力受信コイルを介して外部から供給される電波に
    基づいて第2の電力を生成する第2の生成手段と、 この第2の生成手段による第2の電力に基づいて作動
    し、当該第2の電力が供給された時上記記録手段にて記
    録されている最新の利用履歴を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする無線カード。
  3. 【請求項3】 アンテナと、 このアンテナを介して外部から供給される電波に基づい
    て第1の電力を生成する第1の生成手段と、 情報を選択するための選択情報を記憶する記憶手段と、 上記第1の生成手段による第1の電力に基づいて作動
    し、上記記憶手段に記憶されている選択情報に該当する
    情報を上記アンテナを介して外部から送信されたとき当
    該情報を上記記憶手段に記録する記録手段と、 電力受信コイルと、 この電力受信コイルを介して外部から供給される電波に
    基づいて第2の電力を生成する第2の生成手段と、 この第2の生成手段による第2の電力に基づいて作動
    し、上記記録手段にて記録されている情報を表示する表
    示手段と、 を具備したことを特徴とする無線カード。
  4. 【請求項4】 通行者が携帯し、無線により自動改札装
    置との改札情報の送受信により、自動改札装置の通過が
    可能か否かを判定する無線カードにおいて、 アンテナと、 このアンテナを介して外部から供給される電波に基づい
    て第1の電力を生成する第1の生成手段と、 情報を選択するための選択情報を記憶する記憶手段と、 この第1の生成手段による第1の電力に基づいて作動
    し、上記アンテナを介して上記自動改札装置より上記記
    憶手段に記憶されている選択情報に対応する情報が送信
    されたとき、改札処理に伴う利用履歴とともに上記記憶
    手段に記録する記録手段と、 電力受信コイルと、 この電力受信コイルを介して外部から供給される電波に
    基づいて第2の電力を生成する第2の生成手段と、 この第2の生成手段による第2の電力に基づいて作動
    し、当該第2の電力が供給された時上記記録手段にて記
    録されている利用履歴を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする無線カード。
  5. 【請求項5】 アンテナと、このアンテナを介して外部
    から供給される電波に基づいて第1の電力を生成する第
    1の生成手段と、この第1の生成手段による第1の電力
    に基づいて作動し、上記アンテナを介して外部から送信
    される情報を記録する記録手段と、電力受信コイルと、
    この電力受信コイルを介して上記カードホルダから送信
    される電波に基づいて第2の電力を生成する第2の生成
    手段と、この第2の生成手段による第2の電力に基づい
    て作動し、上記記録手段に記録されている情報を表示す
    る表示手段とからなる無線カードを収容する収容手段
    と、 電力を供給するバッテリと、 このバッテリからの電力を電波に変換して上記収容手段
    により収容されている無線カードの電力受信コイルへ供
    給する供給手段と、 を具備したことを特徴とするカードホルダ。
  6. 【請求項6】 無線カードとこの無線カードを収容可能
    なカードホルダとからなる無線カードシステムにおい
    て、 無線カードは、 アンテナと、 このアンテナを介して外部から供給される電波に基づい
    て第1の電力を生成する第1の生成手段と、 この第1の生成手段による第1の電力に基づいて作動
    し、上記アンテナを介して外部から供給される情報を記
    録する記録手段と、 電力受信コイルと、 この電力受信コイルを介して上記カードホルダから送信
    される電波に基づいて第2の電力を生成する第2の生成
    手段と、 この第2の生成手段による第2の電力に基づいて作動
    し、上記記録手段に記録されている情報を表示する表示
    手段とからなり、 カードホルダは、 電力を供給するバッテリと、 このバッテリからの電力を電波に変換して上記無線カー
    ドへ送信する送信手段とからなる、 ことを特徴とする無線カードシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002352279A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Fujitsu Ltd 電子チケット及びその利用システム
JP2008207489A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Jr East Mechatronics Co Ltd Icカード
JP2012133508A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Japan Research Institute Ltd 電子カード使用状況管理システム

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