JP2004287511A - Icカード処理装置、およびicカード処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、ICカード利用者の利便性を向上させることができるICカード処理装置、およびICカード処理システムを提供することを課題とする。
【解決手段】ICカード処理システム1は、サービス内容を登録するためのパソコン2、データベース3を管理するサーバー4、券売機5や自動改札機6を監視するとともに動作を制御する制御部7を有する。券売機5は、ICカードから読取ったIDをキーとしてサービス内容をデータベース3から取得し、ICカードに記録するとともに表示部13を介して表示する。自動改札機6は、ICカードから読取ったサービス内容を表示部19を介して表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】ICカード処理システム1は、サービス内容を登録するためのパソコン2、データベース3を管理するサーバー4、券売機5や自動改札機6を監視するとともに動作を制御する制御部7を有する。券売機5は、ICカードから読取ったIDをキーとしてサービス内容をデータベース3から取得し、ICカードに記録するとともに表示部13を介して表示する。自動改札機6は、ICカードから読取ったサービス内容を表示部19を介して表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ICカードを用いたクレジット処理によりサービスを利用するポストペイシステムのICカード処理装置、およびICカード処理システムに係り、特に、鉄道の利用料金をICカードを用いてクレジット処理するICカード処理装置、およびICカード処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICカード処理システムとして、鉄道の利用料金をICカードを用いてクレジット処理するポストペイシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このポストペイシステムでは、ICカードの利用実績に応じて、各種運賃サービスを顧客に提供する。運賃サービスとして、普通乗車券、回数券、定期券などに関する運賃サービスがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−115017号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のシステムは、ICカードの利用実績に応じてセンターが顧客に提供する運賃サービスの内容を計算するものである。
【0006】
このため、顧客は、あとどのくらいICカードを利用すれば新たな運賃サービスの提供をうけることができるのかが分らなかった。
【0007】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、ICカード利用者の利便性を向上させることができるICカード処理装置、およびICカード処理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のICカード処理装置は、
予め登録したサービス内容に基づいてICカードを用いてクレジット処理により当該サービスを利用するポストペイシステムのICカード処理装置であって、
上記ICカードからIDを読取るコード読取部と、
読取ったIDをキーとして当該ICカードに適用されるサービス内容を取得するデータ取得部と、
取得したサービス内容を表示する表示部と、
を備えている。
【0009】
また、本発明のICカード処理装置は、
予め登録したサービス内容を記録したICカードを用いてクレジット処理により当該サービスを利用するポストペイシステムのICカード処理装置であって、
上記ICカードに記録されているサービス内容を読取るデータ読取部と、
読取ったサービス内容を表示する表示部と、
読取ったサービスの提供の可否を判断する判断部と、
を備えている。
【0010】
更に、本発明のICカード処理システムは、
予め登録したサービス内容に基づいてICカードを用いてクレジット処理により当該サービスを利用するポストペイシステムを運用したICカード処理システムであって、
上記サービス内容を登録する端末機と、
登録したサービス内容を対応するICカードのIDに関連付けて記憶する記憶部と、
サービス内容の登録が済んだICカードからIDを読取るコード読取部と、読取ったIDをキーとして当該ICカードに適用されるサービス内容を上記記憶部から取得するデータ取得部と、取得したサービス内容を表示する第1表示部と、上記データ取得部で取得したサービス内容を当該ICカードに記録する記録部と、を備えた第1の処理装置と、
上記ICカードに記録されているサービス内容を読取るデータ読取部と、読取ったサービス内容を表示する第2表示部と、上記データ読取部で読取ったサービスの提供の可否を判断する判断部と、を備えた第2の処理装置と、
を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】
図1には、この発明の実施の形態に係るICカード処理システム1(以下、単にシステム1と称する)の概略構成を示してある。ここでは、予め登録したサービス内容に基づいてICカードを用いてクレジット処理によりサービスを利用するポストペイシステムを、鉄道の各種運賃サービス業務に適用したシステム1を例にとって説明する。
【0013】
システム1は、インターネット10を介して鉄道利用者が利用したい運賃サービスの条件(サービス内容)を登録するためのパソコン2(端末機)、利用者が登録したサービス内容を利用者が所持、管理するICカードのIDと関連付けて記憶するデータベース3(記憶部)を有するサーバー4、および券売機5(第1の処理装置)や自動改札機6(第2の処理装置)など複数台の駅務機器(ICカード処理装置)を監視するとともに動作制御する制御部7(データ取得部)を有する。
【0014】
上記サービス内容として、普通運賃サービス、回数券運賃サービス、定期券運賃サービスなどのサービスの種類に関するデータの他に、回数券運賃サービスおよび定期券運賃サービスの有効期限に関するデータ、各種運賃サービスの利用履歴(利用回数)に関するデータ、回数券運賃サービスの残り利用可能回数に関するデータ、ICカードの利用実績に応じた割引料金に関するデータなどが含まれる。サービス内容のうち利用履歴、利用可能回数、割引料金に関するデータは、関連したIDを有するICカードを利用する度に適宜書き換えられる。
【0015】
券売機5は、制御部7との間で各種データを送受信する通信制御部11、利用者が所持しているICカードからIDを読取るとともにこのIDをキーとして制御部7がデータベース3から取得したサービス内容をICカードに記録するリーダ・ライタ(R/W)12(コード読取部、記録部)、および取得したサービス内容を利用者に対して表示する表示部13(第1表示部)を有する。
【0016】
自動改札機6は、制御部7との間で各種データを送受信する通信制御部15、ICカードに記録されているサービス内容を読取るとともにICカードに記録されているサービス内容の利用履歴を書き換えるR/W16(データ読取部)、ICカードから読取ったサービス内容に基づいて当該利用者の通行の可否を判断する判断部17、この判断に基づいて開閉されるゲート18、およびICカードから読取ったサービス内容のうち少なくとも一部を表示する表示部19(第2表示部)を有する。
【0017】
次に、図2、図3のフローチャートを参照して、上述したシステム1による処理動作について説明する。
【0018】
まず、利用者がパソコン2を操作して、利用を希望するサービス内容を入力する。ここで入力するサービス内容として、運賃サービスの種類(普通運賃サービス、回数券運賃サービス、定期券運賃サービス)の他に、定期券運賃サービスを選択した場合、その利用区間(発駅、着駅)、利用開始日、および利用期間が入力され、回数券運賃サービスを選択した場合、その利用区間(発駅、着駅)、および利用する曜日(土日限定使用の回数券の場合、13回分を10回分の料金で利用可)が入力される。
【0019】
利用者によって入力された上述したサービス内容は、インターネット10を介してサーバー4で管理するデータベース3に登録される。このとき、当該取引に応じたICカードが発行され、ICカードに個別に付与されているIDが当該サービス内容と関連付けてデータベース3に記憶される。発行されたICカードは、郵送等の手段により利用者に送付される。
【0020】
そして、図2に示すように、券売機5が操作されて利用者が所持しているICカードにサービス内容が記録される。
【0021】
まず、ICカードの処理が可能な券売機5に利用者がICカードをセットし、サービス内容、すなわち運賃サービスを適用する条件をICカードに記録するための操作入力を行なう(ステップ1)。具体的には、券売機5の図示しない操作パネルにある所定のボタンが入力される。
【0022】
これにより、券売機5のR/W12を介してICカードからIDが読取られ、このIDが通信制御部11を介して券売機5から制御部7へ送信される(ステップ2)。
【0023】
制御部7は、このIDをキーとしてサーバー4のデータベース3を検索し、該当する契約済のサービス内容を取得する。そして、制御部7は、取得したサービス内容を該当する券売機5へ送信する(ステップ3)。
【0024】
当該券売機5は、通信制御部11を介して制御部7から受信したサービス内容を表示部13を介して表示するとともに、このサービス内容をR/W12を介してステップ1でセットされたICカードに記録する(ステップ4)。
【0025】
さらに、図3に示すように、券売機5で処理されたICカードが自動改札機6で使用され、サービス内容が表示される。
【0026】
まず、上述したようにサービス内容を記録したICカードを自動改札機6で使用する(ステップ1)と、自動改札機6のR/W16を介してICカードからサービス内容が読取られ、判断部17にて当該自動改札機6を通行可能か否かが判断される(ステップ2)。
【0027】
このとき、当該ICカードに記録されている運賃サービスの種類が定期券運賃サービスである場合、当該自動改札機が設置された駅が定期券の区間に含まれているか否かが判断部17で判断され、この判断に基づいて、ゲート18が開閉制御される。
【0028】
ステップ2で当該ICカードを所持した利用者の通行が許可されると(ステップ2;YES)、判断部17は、ゲート18を開くとともに、当該定期券の利用回数とサービス内容を比較する(ステップ3)。そして、この比較結果に基づいて、表示部19を介してサービス内容の少なくとも一部が表示される(ステップ4)。
【0029】
表示内容として、今回の利用で適用される運賃サービスの種類、新たな運賃サービスの適用までに必要な利用回数、回数券の残回数、定期券の有効期限などがある。また、このとき、ICカードの利用実績に基づいて料金の割引が適用されるまでの利用回数などを表示しても良い。
【0030】
一方、ステップ2で当該ICカードを所持した利用者の通行が許可されない場合(ステップ2;NO)、判断部17は、ゲート18を閉じるとともに、サービス内容の表示を行なわない(ステップ5)。
【0031】
尚、上述したようにICカードを利用して自動改札機6を通過した場合、その利用履歴が通信制御部15を介して制御部7へ送信され、サーバー4のデータベース3が書き換えられる。例えば、ICカードを用いて回数券運賃サービスを利用した場合、回数券の使用可能回数が1回分減算されて書き換えられる。
【0032】
以上のように、本実施の形態によると、ICカードを券売機5にセットした際、利用者は、表示部13を介してサービス内容を確認できる。また、自動改札機6をICカードを用いて通過する際、利用者は、表示部19を介してサービス内容を確認できる。このため、利用者は、ICカードが契約している運賃サービスの種類、有効期限、利用可能回数、割引料金などの各種情報を容易に確認でき、利便性を向上させることができる。
【0033】
尚、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のICカード処理装置、およびICカード処理システムは、上記のような構成および作用を有しているので、ICカード利用者の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るICカード処理システムの概略構成を示す図。
【図2】図1のシステムに組み込まれた券売機による処理動作を説明するためのフローチャート。
【図3】図1のシステムに組み込まれた自動改札機による処理動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…ICカード処理システム、2…パソコン、3…データベース、4…サーバー、5…券売機、6…自動改札機、7…制御部、10…インターネット、11…通信制御部、12…R/W、13…表示部、15…通信制御部、16…R/W、17…判断部、18…ゲート、19…表示部。
【発明の属する技術分野】
この発明は、ICカードを用いたクレジット処理によりサービスを利用するポストペイシステムのICカード処理装置、およびICカード処理システムに係り、特に、鉄道の利用料金をICカードを用いてクレジット処理するICカード処理装置、およびICカード処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICカード処理システムとして、鉄道の利用料金をICカードを用いてクレジット処理するポストペイシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このポストペイシステムでは、ICカードの利用実績に応じて、各種運賃サービスを顧客に提供する。運賃サービスとして、普通乗車券、回数券、定期券などに関する運賃サービスがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−115017号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のシステムは、ICカードの利用実績に応じてセンターが顧客に提供する運賃サービスの内容を計算するものである。
【0006】
このため、顧客は、あとどのくらいICカードを利用すれば新たな運賃サービスの提供をうけることができるのかが分らなかった。
【0007】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、ICカード利用者の利便性を向上させることができるICカード処理装置、およびICカード処理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のICカード処理装置は、
予め登録したサービス内容に基づいてICカードを用いてクレジット処理により当該サービスを利用するポストペイシステムのICカード処理装置であって、
上記ICカードからIDを読取るコード読取部と、
読取ったIDをキーとして当該ICカードに適用されるサービス内容を取得するデータ取得部と、
取得したサービス内容を表示する表示部と、
を備えている。
【0009】
また、本発明のICカード処理装置は、
予め登録したサービス内容を記録したICカードを用いてクレジット処理により当該サービスを利用するポストペイシステムのICカード処理装置であって、
上記ICカードに記録されているサービス内容を読取るデータ読取部と、
読取ったサービス内容を表示する表示部と、
読取ったサービスの提供の可否を判断する判断部と、
を備えている。
【0010】
更に、本発明のICカード処理システムは、
予め登録したサービス内容に基づいてICカードを用いてクレジット処理により当該サービスを利用するポストペイシステムを運用したICカード処理システムであって、
上記サービス内容を登録する端末機と、
登録したサービス内容を対応するICカードのIDに関連付けて記憶する記憶部と、
サービス内容の登録が済んだICカードからIDを読取るコード読取部と、読取ったIDをキーとして当該ICカードに適用されるサービス内容を上記記憶部から取得するデータ取得部と、取得したサービス内容を表示する第1表示部と、上記データ取得部で取得したサービス内容を当該ICカードに記録する記録部と、を備えた第1の処理装置と、
上記ICカードに記録されているサービス内容を読取るデータ読取部と、読取ったサービス内容を表示する第2表示部と、上記データ読取部で読取ったサービスの提供の可否を判断する判断部と、を備えた第2の処理装置と、
を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】
図1には、この発明の実施の形態に係るICカード処理システム1(以下、単にシステム1と称する)の概略構成を示してある。ここでは、予め登録したサービス内容に基づいてICカードを用いてクレジット処理によりサービスを利用するポストペイシステムを、鉄道の各種運賃サービス業務に適用したシステム1を例にとって説明する。
【0013】
システム1は、インターネット10を介して鉄道利用者が利用したい運賃サービスの条件(サービス内容)を登録するためのパソコン2(端末機)、利用者が登録したサービス内容を利用者が所持、管理するICカードのIDと関連付けて記憶するデータベース3(記憶部)を有するサーバー4、および券売機5(第1の処理装置)や自動改札機6(第2の処理装置)など複数台の駅務機器(ICカード処理装置)を監視するとともに動作制御する制御部7(データ取得部)を有する。
【0014】
上記サービス内容として、普通運賃サービス、回数券運賃サービス、定期券運賃サービスなどのサービスの種類に関するデータの他に、回数券運賃サービスおよび定期券運賃サービスの有効期限に関するデータ、各種運賃サービスの利用履歴(利用回数)に関するデータ、回数券運賃サービスの残り利用可能回数に関するデータ、ICカードの利用実績に応じた割引料金に関するデータなどが含まれる。サービス内容のうち利用履歴、利用可能回数、割引料金に関するデータは、関連したIDを有するICカードを利用する度に適宜書き換えられる。
【0015】
券売機5は、制御部7との間で各種データを送受信する通信制御部11、利用者が所持しているICカードからIDを読取るとともにこのIDをキーとして制御部7がデータベース3から取得したサービス内容をICカードに記録するリーダ・ライタ(R/W)12(コード読取部、記録部)、および取得したサービス内容を利用者に対して表示する表示部13(第1表示部)を有する。
【0016】
自動改札機6は、制御部7との間で各種データを送受信する通信制御部15、ICカードに記録されているサービス内容を読取るとともにICカードに記録されているサービス内容の利用履歴を書き換えるR/W16(データ読取部)、ICカードから読取ったサービス内容に基づいて当該利用者の通行の可否を判断する判断部17、この判断に基づいて開閉されるゲート18、およびICカードから読取ったサービス内容のうち少なくとも一部を表示する表示部19(第2表示部)を有する。
【0017】
次に、図2、図3のフローチャートを参照して、上述したシステム1による処理動作について説明する。
【0018】
まず、利用者がパソコン2を操作して、利用を希望するサービス内容を入力する。ここで入力するサービス内容として、運賃サービスの種類(普通運賃サービス、回数券運賃サービス、定期券運賃サービス)の他に、定期券運賃サービスを選択した場合、その利用区間(発駅、着駅)、利用開始日、および利用期間が入力され、回数券運賃サービスを選択した場合、その利用区間(発駅、着駅)、および利用する曜日(土日限定使用の回数券の場合、13回分を10回分の料金で利用可)が入力される。
【0019】
利用者によって入力された上述したサービス内容は、インターネット10を介してサーバー4で管理するデータベース3に登録される。このとき、当該取引に応じたICカードが発行され、ICカードに個別に付与されているIDが当該サービス内容と関連付けてデータベース3に記憶される。発行されたICカードは、郵送等の手段により利用者に送付される。
【0020】
そして、図2に示すように、券売機5が操作されて利用者が所持しているICカードにサービス内容が記録される。
【0021】
まず、ICカードの処理が可能な券売機5に利用者がICカードをセットし、サービス内容、すなわち運賃サービスを適用する条件をICカードに記録するための操作入力を行なう(ステップ1)。具体的には、券売機5の図示しない操作パネルにある所定のボタンが入力される。
【0022】
これにより、券売機5のR/W12を介してICカードからIDが読取られ、このIDが通信制御部11を介して券売機5から制御部7へ送信される(ステップ2)。
【0023】
制御部7は、このIDをキーとしてサーバー4のデータベース3を検索し、該当する契約済のサービス内容を取得する。そして、制御部7は、取得したサービス内容を該当する券売機5へ送信する(ステップ3)。
【0024】
当該券売機5は、通信制御部11を介して制御部7から受信したサービス内容を表示部13を介して表示するとともに、このサービス内容をR/W12を介してステップ1でセットされたICカードに記録する(ステップ4)。
【0025】
さらに、図3に示すように、券売機5で処理されたICカードが自動改札機6で使用され、サービス内容が表示される。
【0026】
まず、上述したようにサービス内容を記録したICカードを自動改札機6で使用する(ステップ1)と、自動改札機6のR/W16を介してICカードからサービス内容が読取られ、判断部17にて当該自動改札機6を通行可能か否かが判断される(ステップ2)。
【0027】
このとき、当該ICカードに記録されている運賃サービスの種類が定期券運賃サービスである場合、当該自動改札機が設置された駅が定期券の区間に含まれているか否かが判断部17で判断され、この判断に基づいて、ゲート18が開閉制御される。
【0028】
ステップ2で当該ICカードを所持した利用者の通行が許可されると(ステップ2;YES)、判断部17は、ゲート18を開くとともに、当該定期券の利用回数とサービス内容を比較する(ステップ3)。そして、この比較結果に基づいて、表示部19を介してサービス内容の少なくとも一部が表示される(ステップ4)。
【0029】
表示内容として、今回の利用で適用される運賃サービスの種類、新たな運賃サービスの適用までに必要な利用回数、回数券の残回数、定期券の有効期限などがある。また、このとき、ICカードの利用実績に基づいて料金の割引が適用されるまでの利用回数などを表示しても良い。
【0030】
一方、ステップ2で当該ICカードを所持した利用者の通行が許可されない場合(ステップ2;NO)、判断部17は、ゲート18を閉じるとともに、サービス内容の表示を行なわない(ステップ5)。
【0031】
尚、上述したようにICカードを利用して自動改札機6を通過した場合、その利用履歴が通信制御部15を介して制御部7へ送信され、サーバー4のデータベース3が書き換えられる。例えば、ICカードを用いて回数券運賃サービスを利用した場合、回数券の使用可能回数が1回分減算されて書き換えられる。
【0032】
以上のように、本実施の形態によると、ICカードを券売機5にセットした際、利用者は、表示部13を介してサービス内容を確認できる。また、自動改札機6をICカードを用いて通過する際、利用者は、表示部19を介してサービス内容を確認できる。このため、利用者は、ICカードが契約している運賃サービスの種類、有効期限、利用可能回数、割引料金などの各種情報を容易に確認でき、利便性を向上させることができる。
【0033】
尚、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のICカード処理装置、およびICカード処理システムは、上記のような構成および作用を有しているので、ICカード利用者の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るICカード処理システムの概略構成を示す図。
【図2】図1のシステムに組み込まれた券売機による処理動作を説明するためのフローチャート。
【図3】図1のシステムに組み込まれた自動改札機による処理動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…ICカード処理システム、2…パソコン、3…データベース、4…サーバー、5…券売機、6…自動改札機、7…制御部、10…インターネット、11…通信制御部、12…R/W、13…表示部、15…通信制御部、16…R/W、17…判断部、18…ゲート、19…表示部。
Claims (7)
- 予め登録したサービス内容に基づいてICカードを用いてクレジット処理により当該サービスを利用するポストペイシステムのICカード処理装置であって、
上記ICカードからIDを読取るコード読取部と、
読取ったIDをキーとして当該ICカードに適用されるサービス内容を取得するデータ取得部と、
取得したサービス内容を表示する表示部と、
を備えていることを特徴とするICカード処理装置。 - 上記データ取得部で取得したサービス内容を当該ICカードに記録する記録部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のICカード処理装置。
- 上記サービス内容は、サービスの種類の他に、サービスの有効期限、利用履歴、利用可能回数、および割引料金のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のICカード処理装置。
- 予め登録したサービス内容を記録したICカードを用いてクレジット処理により当該サービスを利用するポストペイシステムのICカード処理装置であって、
上記ICカードに記録されているサービス内容を読取るデータ読取部と、
読取ったサービス内容を表示する表示部と、
読取ったサービスの提供の可否を判断する判断部と、
を備えていることを特徴とするICカード処理装置。 - 上記サービス内容は、サービスの種類の他に、サービスの有効期限、利用履歴、利用可能回数、および割引料金のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4に記載のICカード処理装置。
- 予め登録したサービス内容に基づいてICカードを用いてクレジット処理により当該サービスを利用するポストペイシステムを運用したICカード処理システムであって、
上記サービス内容を登録する端末機と、
登録したサービス内容を対応するICカードのIDに関連付けて記憶する記憶部と、
サービス内容の登録が済んだICカードからIDを読取るコード読取部と、読取ったIDをキーとして当該ICカードに適用されるサービス内容を上記記憶部から取得するデータ取得部と、取得したサービス内容を表示する第1表示部と、上記データ取得部で取得したサービス内容を当該ICカードに記録する記録部と、を備えた第1の処理装置と、
上記ICカードに記録されているサービス内容を読取るデータ読取部と、読取ったサービス内容を表示する第2表示部と、上記データ読取部で読取ったサービスの提供の可否を判断する判断部と、を備えた第2の処理装置と、
を備えていることを特徴とするICカード処理システム。 - 上記サービス内容は、サービスの種類の他に、サービスの有効期限、利用履歴、利用可能回数、および割引料金のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項6に記載のICカード処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003075417A JP2004287511A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | Icカード処理装置、およびicカード処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003075417A JP2004287511A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | Icカード処理装置、およびicカード処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004287511A true JP2004287511A (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=33290739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003075417A Pending JP2004287511A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | Icカード処理装置、およびicカード処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004287511A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012181811A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Hironori Matsui | 2次電池の交換システム。 |
CN105952223A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-09-21 | 河南柯尼达智能停车设备有限公司 | 一种智能立体车库 |
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