JP2010266936A - 小口金精算装置、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

小口金精算装置、方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ICカードにより使用された小口金の精算において、申請者が意識することなく利用履歴情報を蓄積でき、私用による利用分が申請あるいは承認されるのを防ぐ。
【解決方法】小口金の精算申請者が所持し、個体識別情報と、小口金の利用履歴情報とを記憶するICから、利用履歴情報を取得する装置であって、ICの個体識別情報と、申請者識別情報と、認証情報とを記憶する申請者情報記憶手段と、ICの個体識別情報と利用履歴情報とを取得する手段と、ICの個体識別情報と、申請者識別情報と、上記取得した利用履歴情報とを記憶する利用履歴情報記憶手段と、申請者情報記憶手段を参照して、申請者の認証処理を実行する手段と、認証が成功した場合に、手入力された利用履歴情報を取得する手段と、利用履歴情報記憶手段を参照して、認証された申請者の利用履歴情報に対し、上記取得した手入力による利用履歴情報を結合する手段とを有する小口金精算装置。
【選択図】図27

Description

本発明は、ICカードに記憶されている小口金の利用履歴に基づき、小口金精算を行う仕組みを提供する。
従来の小口金精算業務の際には、申請者が申請書フォーマットに手書き若しくは手入力によって、申請書を作成することが求められ、作成後の申請書は、直属の上司等の管理者の承認を経て、経理部門へ渡り、会計処理されている。
また、申請の際に、申請者側には、交通履歴の領収書等の原本の添付を行う手間がかかり、承認者側には、同時期に多量の申請書を承認しなければならず、事務負担は大きいものといえる。
その際に、申請者からの過度な小口金申請等の不正な申請に対して、正当性の確認が十分に行えず、不正申請を防止できないことで、会社に対して損失を与えてしまう可能性もある。
ところで、最近では、交通機関を利用する際に、従来の磁気カード式に代わって、交通機関が発行するプリペイドカード等に履歴を記憶する非接触型ICカードを利用したシステムが普及してきている。これまでの磁気型旅客券から、非接触型ICカード型旅客券への普及が進んでいることを考慮すれば、今後は小口金精算の用途で活用できる仕組みの構築が望まれる。
このような交通費精算の仕組みとして、特許文献1では、ストアードフェア機能を有し、かつ、乗降履歴を記録する機能を有するICカードを利用した交通費精算方法において、該ICカードに記録された乗降履歴データを、パーソナルコンピュータに接続されたカードリーダで読み取るステップと、該カードリーダで読み取られた該乗降履歴データを、該パーソナルコンピュータ上で動作する表計算ソフトウェアに読み取るステップと、該乗降履歴データを該表計算ソフトウェア上で編集するステップとからなることを特徴とするICカードを利用した交通費精算方法が開示されている。
また、特許文献2では、管理者端末と、交通機関システムと、金融機関システムに接続される交通機関管理システムであって、利用者がICカードを使用して交通機関を利用すると、交通機関システムが発行した情報である利用日時、場所、入場・退場情報、利用カード名、利用料金、自社名を受信する手段と、受信した情報をデータベースに格納する手段と、上記情報を設定されたメールアドレスに送信する手段と、管理者端末にICカードの利用状況を承認するためのWebページを送信する手段とを備えた交通管理システムが開示されている。
また、特許文献3では、業務出張移動に伴って発生する交通費と宿泊費に関する出張費の精算入力処理を支援する出張旅費精算支援システムであって、交通機関の利用や宿泊施設の利用を記憶した非接触ICカードを搭載した携帯電話端末から、データを読み込み、出張旅費データ生成システムへ送信する出張旅費精算システムが開示されている。
さらに、特許文献4では、旅費管理サーバと申請者端末と責任者端末と管理部門端末とからなり、申請者の指示により複数の項目から申請データを生成し、責任者による当該申請データの検証を支援する申請処理システムであって、予め正当性が保たれたデータを保持し、上記データを申請者が転記項目データとして転記する手段と、申請者が手入力した項目と上記転記項目を区別する識別情報を付与する手段と、表示の際には、上記手入力項目と上記転記項目を異なる形式で表示する手段を有する申請処理システムが開示されている。
特開2007−79911号公報 特開2007−172267号公報 特開2006−285595号公報 特開2001−331761号公報
しかしながら、従来のような交通費精算方法においては、特許文献1のように、申請者による申請書の手書きや、パーソナルコンピュータ上の申請フォームにキーボードに手入力する必要がなくなるとして効果を強調しているが、申請者が乗降履歴をそのまま申請してしまうことは、私用による乗降履歴を含んでいても、そのまま申請を行ってしまうことになる。また、結局は、申請者が表計算ソフトによる乗降履歴データの編集作業を行うという手間が掛かり、申請者による乗降履歴データの追記が可能で過度金額等の不正申請が行える問題点がある。
また、上記特許文献2のように、利用日時、場所、入退場等の正当性のあるICカード情報を交通機関システムからリアルタイムで受信し、承認者は勤務状況の把握と容易な交通費の承認が行えるようになったが、定期的なWebページの確認を行わなければ、承認データが滞留してしまうこと、定期的に確認を行ったとしても、申請者ひとり当たりの承認確認をする回数が少なくとも1回以上になり承認者以上の承認回数を行わなければならない負担の増大を招いてしまう。さらに、申請者も交通機関を利用時に、申請が行われているので自覚も少なく負荷は軽減される一方で、メールで送られる承認確認の訂正の際には、再度乗降履歴の確認を自ら行う必要があり、申請者の負荷の増大も予想される。
また、特許文献3のように、特許文献1の問題点を解決するような、出張旅費精算支援システムが記載され、非接触型ICカードを搭載した携帯端末によって、申請データが交通機関の利用情報をそのまま転記して、申請者に修正不可能にしている点では、申請者と承認者の工数軽減の効果がある。しかし、私用か業務かの判別のための設定は交通機関の利用者に任せられ、また、一定条件を満たす全てのデータが出張精算対象となるか等を制御するON/OFFスイッチ(フラグ)を提供して、とあるように業務での運用によりシステムを補って、初めて効果が生まれるものである。携帯端末で表示部を確認して、利用者が設定することが運用であることが示されている。
さらに、携帯端末を必要としない場合の非接触ICカードのみでの運用も記載され、出張旅費データ読取装置の表示部により、データ項目を確認し、各データ項目について業務用か私用かなどの利用目的を、入力部により入力又は修正することになる。
さらに、特許文献4のように、予め正当性を検証されたデータを項目として選択すること、また、転記情報と手入力情報との区別を行える識別情報を付与することで、承認者の承認確認作業に併せて、申請者の申請工数の削減も見込まれる。しかし、申請者による申請書(電子フォーマット)の入力は、目的、行き先等を手入力し申請者の工数となり、また1件の出張に対応する申請であって、月締めでの交通費用の一括精算を目的とるものでない。加えて、転記される情報は各種交通機関に関する検証済みの運賃情報を格納した運賃データベースを参照するものであって、申請区間は申請情報データベースに格納されている情報の選択入力か、申請者の自由な入力により行われ、実際に使用した交通利用区間であるか否かに対する正当性の確認は行えないという問題点がある。
以上のような問題点に加え、申請者が逐一、ICカードから利用履歴情報を登録していかなくとも、申請者が格別意識することなく、利用履歴情報が吸い上げられれば便利である。また、ICカードに記憶されている小口金は、私用に利用される場合もあるため、間違って、あるいは意図的に、私用分の精算申請がなされるのを防ぐ手段が講じられていれば便利である。
そこで、本発明は、ICカードにより使用した小口金について、簡便に精算申請や承認を行うことができる仕組みを提供することを目的とする。
本発明はまた、申請者が意識することなく、ICカードによる小口金の利用履歴情報を蓄積しておくことの出来る仕組みを提供することを目的とする。
本発明はさらに、ICカードにより利用された小口金のうち、利用分が申請され、あるいは承認されるのを防ぐ仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係る小口金精算装置は、小口金の精算を申請する申請者が所持し、個体識別情報と、当該申請者による小口金の利用履歴であって、利用日時情報を含む個別の履歴レコードからなる利用履歴情報とを記憶するICから、小口金の利用履歴情報を取得する装置であって、上記ICの個体識別情報と、上記申請者を識別する申請者識別情報と、上記申請者を認証する申請者認証情報とを関連付けて記憶する申請者情報記憶手段と、上記ICから、ICの個体識別情報と小口金の利用履歴情報とを取得する利用履歴情報取得手段と、上記ICの個体識別情報と、当該ICを所持する申請者の申請者識別情報と、上記取得した小口金の利用履歴情報とを関連付けて記憶する利用履歴情報記憶手段と、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力を受け付けると共に、上記申請者情報記憶手段を参照して、入力を行った申請者の認証処理を実行する認証処理手段と、上記認証処理の結果、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力者が正当な申請者として認証された場合に、所定の入力手段を介して手入力された小口金の利用履歴情報を取得する第二の利用履歴情報取得手段と、上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記認証処理手段により認証された申請者の申請者識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報に対し、上記取得した、手入力による小口金の利用履歴情報を結合して上記利用履歴情報記憶手段に記憶させる利用履歴情報結合手段と、を有することを特徴とする。
また、上記認証処理の結果、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力者が正当な申請者として認証された場合に、上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記申請者識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報を抽出する利用履歴情報抽出手段と、上記抽出した利用履歴情報のうち、上記手入力に基づく利用履歴情報についてのみ利用履歴情報の編集を受け付け、上記ICからの入力に基づく利用履歴情報については利用履歴情報の編集を制限する編集受付手段と、を有し、上記利用履歴情報記憶手段は、上記ICから取得した小口金の利用履歴情報を、ICから取得した旨のフラグを立てて記憶すると共に、上記手入力による小口金の利用履歴情報を、手入力に基づいて取得した旨のフラグを立てて記憶するものとしてもよい。
また、上記利用履歴情報は、利用額と、利用項目とからなり、上記編集受付手段は、上記抽出した利用履歴情報のうち、上記手入力に基づく利用履歴情報と、上記ICから取得した利用履歴情報を構成する利用項目についてのみ利用履歴情報の編集を受け付け、上記ICから取得した利用履歴情報を構成する利用額についての編集を制限する、ものとしてもよい。
また、上記抽出した利用履歴情報を表示する表示手段と、上記利用履歴情報の表示において、上記手入力に基づく利用履歴情報に対して、他の利用履歴情報と異なる識別効果を設定する識別効果設定手段と、を有するものとしてもよい。
また、本発明の別の観点に係る小口金精算方法は、ICの個体識別情報と、小口金の精算を申請する申請者を識別する申請者識別情報と、上記申請者を認証する申請者認証情報とを関連付けて記憶する申請者情報記憶手段、を有するコンピュータにより、上記申請者が所持し、個体識別情報と、当該申請者による小口金の利用履歴であって、利用日時情報を含む個別の履歴レコードからなる利用履歴情報とを記憶するICから、小口金の利用履歴情報を取得する方法であって、上記ICから、ICの個体識別情報と小口金の利用履歴情報とを取得する処理と、上記ICの個体識別情報と、当該ICを所持する申請者の申請者識別情報と、上記取得した小口金の利用履歴情報とを利用履歴情報記憶手段に関連付けて記憶する処理と、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力を受け付けると共に、上記申請者情報記憶手段を参照して、入力を行った申請者の認証処理を実行する処理と、上記認証処理の結果、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力者が正当な申請者として認証された場合に、所定の入力手段を介して手入力された小口金の利用履歴情報を取得する処理と、上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記認証処理手段により認証された申請者の申請者識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報に対し、上記取得した、手入力による小口金の利用履歴情報を結合して記憶させる処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明のさらに別の観点に係るコンピュータプログラムは、ICの個体識別情報と、小口金の精算を申請する申請者を識別する申請者識別情報と、上記申請者を認証する申請者認証情報とを関連付けて記憶する申請者情報記憶手段、を有するコンピュータを、上記申請者が所持し、個体識別情報と、当該申請者による小口金の利用履歴であって、利用日時情報を含む個別の履歴レコードからなる利用履歴情報とを記憶するICから、小口金の利用履歴情報を取得する小口金精算装置として機能させるためのプログラムであって、上記ICから、ICの個体識別情報と小口金の利用履歴情報とを取得する処理と、上記ICの個体識別情報と、当該ICを所持する申請者の申請者識別情報と、上記取得した小口金の利用履歴情報とを関連付けて利用履歴情報記憶手段に記憶すると、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力を受け付けると共に、上記申請者情報記憶手段を参照して、入力を行った申請者の認証処理を実行する処理と、上記認証処理の結果、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力者が正当な申請者として認証された場合に、所定の入力手段を介して手入力された小口金の利用履歴情報を取得する処理と、上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記認証処理手段により認証された申請者の申請者識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報に対し、上記取得した、手入力による小口金の利用履歴情報を結合して記憶させる処理と、を実行させる。
本発明によれば、申請者が業務に際し、ICカードによって小口金を利用した場合において、その利用履歴情報に基づいて簡便に、かつ正当性を保って精算申請や承認が行われるため、精算の申請や承認にかかる負担が大幅に軽減される。
また、申請者が意識せずとも、ICカードによる小口金の利用履歴情報が出退勤に合わせて蓄積されるので便利である。
さらに、ICカードにより利用された小口金のうち、勤務時間外に使用されたと推測される利用分が申請や承認の際に把握されるため、不正な申請や、間違った承認を防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る小口金精算処理の概略を示した模式図である。 本発明の一実施形態に係る小口金精算処理において、各装置が備える機能を示した機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る小口金精算処理において、申請者情報DBに記憶されるデータの一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る小口金精算処理において、利用履歴情報DBに記憶されるデータの一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る小口金精算処理において、出退勤情報DBに記憶されるデータの一例を示した図である。 本実施形態における小口金精算処理において、利用履歴情報及び出退勤情報を取得する処理の流れを示した処理フロー図である。 本実施形態における小口金精算処理において、小口金の精算申請を登録する処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態における小口金精算処理において、申請者端末の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態における小口金精算処理において、申請者端末の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態における小口金精算処理において、申請者端末の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態における小口金精算処理において、小口金の精算申請に対する承認を登録する処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態における小口金精算処理において、承認者端末の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態における小口金精算処理において、承認者端末の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態における小口金精算処理において、手入力による履歴レコードの追加を可能とした場合の申請者端末の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態における小口金精算処理において、手入力による履歴レコードの追加を可能とした場合の申請者端末の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態における小口金精算処理において、手入力による履歴レコードの追加を可能とした場合の申請者端末の表示画面の一例を示した図である。 本発明の第二の実施形態に係る小口金精算処理において、各装置が備える機能を示した機能ブロック図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、小口金の精算申請を登録する処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態における小口金精算処理において、小口金の精算申請に対する承認を登録する処理の流れを示したシーケンス図である。 本発明の第三の実施形態に係る小口金精算処理の概略を示した模式図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、各装置が備える機能を示した機能ブロック図である。 本実施形態に係る利用者情報DBに記憶されるデータの一例を示した図である。 本実施形態に係る利用履歴情報DBに記憶されるデータの一例を示した図である。 本実施形態における小口金精算処理において、申請者から出退勤情報が提供されるまでの処理の流れを示すシーケンス図である。 本実施形態における小口金精算処理において、履歴照会サーバから利用履歴情報が提供されるまでの処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の第四の実施形態に係る小口金精算処理の概略を示した模式図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、各装置が備える機能を示した機能ブロック図である。 本実施形態に係る申請者情報DBに記憶されるデータの一例を示した図である。 本実施形態に係る利用履歴情報DBに記憶されるデータの一例を示した図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、ICカードから履歴レコードが取得される処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、申請者の手入力により履歴レコードが取得される処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、履歴レコードを手入力する場合の申請者端末上の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、履歴レコードを手入力する場合の申請者端末上の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、履歴レコードを編集する処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、履歴レコードを編集する場合の申請者端末上の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、履歴レコードを編集する処理の流れを示した図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、履歴レコードを手入力する場合の申請者端末上の表示画面の一例を示した図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、申請済履歴レコードが承認される処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態に係る小口金精算処理において、履歴レコードの申請を承認する場合の承認者端末上の表示画面の一例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る第一の実施形態の全体概要を示した模式図である。
図1に示されるように、本実施形態は、管理者の管理下に置かれた小口金精算装置1、申請者が利用するICカード2aと申請者端末2、承認者が利用する承認者端末3、取引会社の管理下に置かれた取引装置4aから構成される。
申請者は、取引会社から提供されるサービスの利用者であると共に、サービスの利用に要した小口金の精算を、管理者に対して申請する申請者である。なお、本実施形態において申請者は、例えば、管理者により雇用される被雇用者である。
この申請者はICカード2aを所持しており、このICカード2aにより取引装置4との間で取引を行う。また、ICカード2aによって、取引会社が提供するサービスの利用に要した小口金の利用履歴情報を小口金精算装置1に供給する。さらに申請者は、小口金精算装置1に対して、申請者端末2によって、取引会社から受けたサービスの対価として支払った小口金の精算を申請する。
本実施形態において、ICカード2aはストアードフェアカード(SFカード)としての機能を有した情報記憶媒体であり、取引装置4aと電波の送受信によりデータ通信を行うためのアンテナなどの通信部、取引装置4aから受信したデータや、制御用のプログラムを記憶する記憶部などを備えており、これらはICチップなどによりモジュール化されてICカード2aの筐体内に埋設されている。
このICカード2aには、ICカード2aを個別に識別可能な個体IDが発行されており、ICカード2aは、当該個体IDを内部の記憶部に記憶している。また、ICカード2aは、取引装置4aからのデータの書き込みによって、利用履歴情報を内部の記憶部に記憶することができる。
その他、ICカード2aは、定期券として利用可能な定期券情報や、SFカードとして利用可能なSF情報(残額情報など)などを記憶することができる。
なお、ICカード2aは例えば、鉄道交通会社等が発行している非接触型ICカードであってもよいし、IC内蔵携帯電話であってもよい。
管理者は、申請者から小口金の精算申請を受けて精算処理を行う者であり、例えば、申請者を被雇用者とする雇用主など、申請者を管理する立場にある者である。
この管理者は小口金精算装置1によって、申請者のICカード2aに基づき、申請者の出退勤情報の取得と同時に、小口金の利用履歴情報を取得する。そして、当該取得した出退勤情報と利用履歴情報とに基づき、小口金の精算に関する情報処理を行う。
この小口金精算装置1は、主に申請者の出退勤情報に関する処理を実行する出退勤情報処理機能部1aと、主に申請者から申請された小口金の精算に関する処理を実行する小口金精算処理機能部1bとからなる。
このうち出退勤情報処理機能部1aは、図1に示されるように、出退勤を管理するタイムレコーダとして機能し、ICカード2aの読取部10a、「出勤」ボタン10b、「退勤」ボタン10cを備え、「出勤」ボタン10bないしは「退勤」ボタン10cのいずれかの押下と共に、読取部10aを介してICカード2aが読み取られると、押下されたボタンに応じて申請者の出勤日時ないしは退勤日時が取得される。
承認者は、申請者からの小口金の精算申請に対して承認を与える者であり、例えば、申請者の上司など、精算申請に対する承認権限をもつ者である。
この承認者は、承認者端末3を介して、小口金精算装置1から小口金の精算申請に対する承認を要求されると共に、これに応じた承認を行う。
取引会社は、旅客輸送サービスなどの有償のサービスを提供する事業者である。この取引会社の管理下に置かれた取引装置4aは、サービスの提供に対する対価の精算をICカード2aにより行うことができる。なお、本実施形態では、取引会社から提供されると共に、申請者が利用するサービスとして旅客輸送サービス、とりわけ鉄道による旅客輸送を想定しているが、これに限らず、他のサービスにおいても適用が可能である。
取引装置4aは例えば、駅の入場改札口や退場改札口、さらにはバス内(バスの入り口や出口)に設置された改札機ないしは精算機等であり、サービスの利用者(申請者)が所持するICカード2aに基づいて、サービスの提供に応じた費用の精算処理を行うことができる。
この取引装置4aは、各種制御プログラムや、各種処理のための参照データとなる運賃情報や区間情報などを記憶する記憶部のほか、ICカード2aに対してデータの読み書きを行うICカードリーダ/ライタを備えており、ICカード2aと無線通信等を行ってデータの読み書きを行うことができる。
ここで、本実施形態に係る小口金の精算処理の流れの概略を図1に基づいて説明する。
まず申請者は、例えば出張等によって、取引者が提供する旅客輸送サービスを利用して、取引会社と取引を行う(S1)。この際、申請者はICカード2aに記憶されている小口金を使用する。取引装置4aは、提供サービスの対価をICカード2aから受け取ると共に、提供したサービスに係る利用履歴情報をICカード2aに書き込む。
一方において、申請者は、出勤及び退勤の度に、小口金の利用履歴情報と出退勤情報を小口金精算装置1に対して供給する(S2)。具体的には、ICカード2aを読取部10aに読み取らせることで、ICカード2aに記憶されている利用履歴情報が小口金精算処理装置1によって取得される。またこの際、「出勤」ボタン10bないしは「退勤」ボタン10cのいずれかの押下に応じて、利用履歴情報の取得日時が「出勤日時」ないしは「退勤日時」として小口金精算処理装置1に供給される。
S1及びS2の処理が随時行われる一方、申請者は所定のタイミングで、小口金の精算を申請する(S3)。具体的には、申請者が申請者端末2によって、小口金精算処理装置1に対して利用履歴情報の照会を要求し、その中から申請者が所望の履歴レコードを選択して精算申請を要求する。
なお、利用履歴情報の照会においては、申請者の出退勤情報に基づき、申請者の勤務時間外の履歴レコードを、他の履歴レコードと識別可能に表示する効果が付与され、申請者の私的な利用分についてまで精算申請がなされることが防がれる。
小口金の精算申請がなされると、承認者は所定のタイミングで、精算申請のあった履歴レコードの承認を行う(S4)。具体的には、小口金精算装置1は、精算申請のあった履歴レコードの承認を承認者に求める、若しくは承認者が精算申請のあった履歴レコードの照会を要求し、その中から承認者が履歴レコードを選択して承認の登録を要求する。
以上の処理により、一連の小口金の精算申請処理が終了する。
次に、小口金精算装置1、申請者端末2、及び承認者端末3が備える機能について、図2を参照して説明する。
小口金精算装置1は、申請者の出退勤情報を取得すると共に、申請者から小口金の精算申請を受け付け、これに対する承認を取り付けるための端末であって、いわゆるパーソナルコンピュータにより構成することができ、申請者端末2、及び承認者端末3とネットワークを介して通信可能に接続されている。
この小口金精算装置1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ、ハードディスクドライブなどの外部メモリ、CPUが実行するコンピュータプログラムにより、申請者の出退勤情報を取得する処理を実行する出退勤情報処理機能部1aと、小口金の精算処理を実行する小口金精算処理機能部1b、各種処理の処理対象となるデータを記憶する申請者情報DB141(「DB」は「データベース」を意味する。以下において同じ)、利用履歴情報DB142、及び出退勤情報DB143から構成されている。
さらに、出退勤情報処理機能部1aは、利用履歴情報取得部111と、計時部112とから構成され、小口金精算処理機能部1bは、申請者特定部121、出退勤情報抽出部122、未申請利用履歴情報抽出部123、未承認利用履歴情報抽出部124、特定履歴特定部125、表示部126、識別効果設定部127、申請登録部128、承認登録部129、及び通信処理部130から構成される。
利用履歴情報取得部111は、カードリーダなどにより実現され、ICカード2aから、個体IDと共に、利用履歴情報を読み取る処理を実行することが出来る。
また、上記読み取った個体IDに基づき、利用履歴情報DB142を参照して、読み取った利用履歴情報と同一の利用履歴情報が、当該個体IDと関連付けて記憶されているか否かを判別し、記憶されていない場合に、上記読み取った個体IDと利用履歴情報とを相互に関連付けて利用履歴情報DB142に記憶する。
なお、上記判別処理は、上記読み取った利用履歴情報と、利用履歴情報DB142において個体IDと関連付けて記憶されている利用履歴情報とを、利用履歴情報を構成する各項目について対比して、全ての項目が一致する利用履歴情報が存在した場合に同一の利用履歴情報が記憶されているものと判別し、一方、全ての項目が一致する利用履歴情報が存在しない場合には同一の利用履歴情報が記憶されていないものと判別するものである。
計時部112は、利用履歴情報取得部111がICカード2aから利用履歴情報を取得する際に、当該取得の日時を計時する。また、計時部112は、利用履歴情報取得部111により利用履歴情報が取得される際に、申請者の選択入力に応じて、「出勤」ないしは「退勤」のいずれかの情報を取得することができ、上記利用履歴情報の取得日時は「出勤」ないしは「退勤」の日時として計時される。
申請者特定部121は、利用履歴情報取得部111により取得した個体IDに基づき、申請者情報DB141を参照して、当該個体IDと関連付けられている申請者IDを特定する処理を実行する。
出退勤情報抽出部122は、出退勤情報DB143を参照して、申請者識別情報に基づき、当該申請者識別情報と関連付けて記憶されている出退勤情報を抽出する処理を実行する。
未申請利用履歴情報抽出部123は、利用履歴情報DB142を参照して、利用履歴情報から、小口金の精算の申請が登録されていない未申請履歴レコードを、未申請利用履歴情報として抽出する処理を実行する。
この処理においては、利用履歴情報DB142において、申請登録部128によって申請登録済みであることが記憶されていない履歴レコードを未申請履歴レコードと判別する。
未承認利用履歴情報抽出部124は、利用履歴情報DB142を参照して、利用履歴情報から、申請登録部128により精算申請が登録されている履歴レコードであって、小口金の精算が承認されていない未承認履歴レコードを、未承認利用履歴情報として抽出する処理を実行する。
この処理においては、利用履歴情報DB142において、申請登録部128によって申請登録済みであることが記憶されていると共に、承認登録部129によって承認登録済みであることが記憶されていない履歴レコードを未承認履歴レコードと判別する。
特定履歴特定部125は、利用履歴情報DB142に記憶されている利用履歴情報において、申請者特定部121により特定した申請者IDに基づき、出退勤情報DB143を参照して、当該申請者IDに係る申請者の一の退勤日時から直後の出勤日時までの時間帯に、利用日時が該当する特定履歴レコードを特定する処理を実行する。
この処理は例えば、利用日時が「2008年11月10日15時00分」という履歴レコードがあった場合であって、利用履歴情報DB142を参照したときに、当該利用日時の直前に当たる退勤日時が「2008年11月9日18時30分」で、その直後の日時に当たる出勤日時が「2008年11月10日8時50分」であり、さらに、当該利用日時の直後に当たる退勤日時が「2008年11月10日18:15分」であり、その直後の出勤日時が「2008年11月11日9時5分」であったとき、当該日時は一の退勤日時から直後の出勤日時までの日時に該当せず、したがって特定履歴レコードに該当しないものと判別される。
一方、利用日時が「2008年11月10日19時00分」という履歴レコードがあった場合であって、利用履歴情報DB142を参照したときに、退勤日時が「2008年11月10日18時15分」で、直後の日時に当たる出勤日時が「2008年11月11日8:30分」であったとき、当該利用日時に係る履歴レコードは、特定履歴レコードに該当するものと判別される。
この特定履歴レコードは、申請者が、退勤日時から直後の出勤日時までの時間帯に係る履歴レコードであるため、この特定履歴レコードに係る小口金の使用は、私的な利用である可能性が高いと推測される。
表示部126は、利用履歴情報DB142に記憶されている利用履歴情報を表示する。精算の申請や承認の際の利用履歴情報の表示においては、利用履歴情報を構成する履歴レコードを、個別に選択可能な形態として一覧表示することが出来る。
識別効果設定部127は、表示部126による利用履歴情報の表示において、特定履歴特定部125により特定された特定履歴レコードに対し、他の履歴レコードと識別可能な効果を設定する。
他の履歴レコードと識別可能な効果とは例えば、特定履歴レコードのみを特定のフォントの色やサイズに変えたり、表示部126による表示の際に、特定履歴レコードがある場合にのみ、所定の警告音を発生させて、申請者や承認者の注意を促すものである。
申請登録部128は、表示部126により表示された利用履歴情報から、小口金の精算を申請する履歴レコードの選択を受け付ける。そして、当該受け付けた履歴レコードについては、小口金の精算が申請されたものとして、利用履歴情報DB142に申請登録済みであることを記憶する処理を実行する。
承認登録部129は、表示部126により表示された利用履歴情報から、小口金の精算申請を承認する履歴レコードの選択を受け付ける。そして、当該受け付けた履歴レコードについては、小口金の精算申請が承認されたものとして、利用履歴情報D142に承認登録済みであることを記憶する処理を実行する。
通信処理部130は、申請者端末2や承認者端末3との間で、インターネットやLAN(Local Area Network)等の通信回線を介して所定のプロトコルに従ったデータの送受信処理を実行する処理部である。
この通信処理部130は例えば、申請者端末2から履歴レコードの選択を伴った精算申請を受信したり、承認者端末3から履歴レコードの選択を伴った承認を受信したりする。また、申請者端末2や承認者端末3の照会等に応じて、利用履歴情報を送信する。
申請者情報DB141は、小口金の精算を申請する申請者に関する申請者情報と、当該申請者が利用するICカード2aに関する情報を関連付けて記憶する記憶部である。
この申請者情報DB141には、図3に示されるように、申請者を識別するための申請者ID、申請者の氏名、申請者の所属部署名、申請者が利用するICカード2aの識別情報である個体IDが相互に関連付けて記憶されている。
なお、ICカード2aは、申請者1人で複数枚利用してもよく、この場合には、申請者が利用する全てのICカード2aの個体IDが申請者に関連付けて記憶されている。
利用履歴情報DB142は、ICカード2aによる小口金の利用履歴に関する情報を記憶することができる記憶部である。
この利用履歴情報DB142には、図4に示されるように、個体ID毎に、履歴レコード、小口金の精算申請の有無に関する情報、精算申請に対する承認の有無に関する情報が関連付けて記憶されている。これらの情報のうち、個体IDと履歴レコードは、利用履歴情報取得部111により、ICカード2aから取得された情報である。
ここで、履歴レコードとは、小口金の利用履歴情報の一明細である。この履歴レコードには、利用の詳細として、乗車した路線を示す入線区、入線区の駅名、入線日時、降車した路線を示す出線区、出線区の駅名、出線日時、乗降に要した利用額、からなる。
また、小口金の精算申請の有無に関する情報、及び精算申請に対する承認の有無に関する情報は夫々、履歴レコード毎に、精算の申請登録、ないしは精算申請に対する承認登録があったときにフラグが立てられて、有無が判別できるようになっている。
図4(a)は、精算の申請及び承認のいずれも登録されていない状態を示している。
これに対し、図4(b)は、3つの履歴レコードに対して、精算申請の登録があった状態を示している。ここで、精算申請の登録があった履歴レコードについては、申請登録部128によって、精算の申請の有無について「済」というフラグが立てられている。そして、この項目を参照することによって、履歴レコードが精算申請されたか否かを判別することが出来る。
また、図4(c)は、精算の申請があった3つの履歴レコードのうちの1つの履歴レコードに対して、精算申請に対する承認の登録があった状態を示している。ここで、承認の登録があった履歴レコードについては、承認登録部129によって、承認の有無について「済」というフラグが立てられている。そして、この項目を参照することによって、精算申請のあった履歴レコードに対して承認がなされたか否かを判別することが出来る。
出退勤情報DB143は、申請者の出退勤に関する情報を記憶することができる記憶部である。
この出退勤情報DB143には、図5に示されるように、申請者ID毎に、出勤日時と退勤日時とが関連付けて記憶されている。
この出退勤情報は、計時部112により取得された、出勤日時ないしは退勤日時に係る情報である。ここで例えば、計時部112によって、ある「日時」に係る情報が「出勤」という情報と共に取得された場合には、当該「日時」は「出勤日時」の項目に記憶される。一方、計時部112によって、ある「日時」に係る情報が「退勤」という情報と共に取得された場合には、当該「日時」は「退勤日時」の項目に記憶される。
また、出退勤情報は、申請者ID毎に、昇順あるいは降順等、時系列にしたがって記憶されており、これを参照することによって、所定の日時において申請者が勤務状態にあったか否かを判別することが出来る。
申請者端末2は、申請者が小口金の精算を申請するための端末であって、いわゆるパーソナルコンピュータにより構成することができ、小口金精算装置1とネットワークを介して通信可能に接続されている。
この申請者端末2は、CPU、RAM、ROM等のメモリ、ハードディスクドライブなどの外部メモリ、CPUが実行するコンピュータプログラムにより、通信処理部21、入力部22、出力部23から構成されている。
通信処理部21は、小口金精算処理装置1との間で、インターネットやLAN等の通信回線を介して所定のプロトコルに従ったデータの送受信処理を実行する処理部である。
入力部22は、キーボードやマウスなどにより実現され、申請者の操作に応じて所定のデータの入力処理を実行することができる。
出力部23は、ディスプレイやスピーカなどにより実現され、申請者の操作に応じて所定のデータの出力処理を実行することができる。
承認者端末3は、承認者が小口金の精算申請に対する承認を与えるための端末であって、いわゆるパーソナルコンピュータにより構成することができ、小口金精算装置1とネットワークを介して通信可能に接続されている。
この承認者端末3は、CPU、RAM、ROM等のメモリ、ハードディスクドライブなどの外部メモリ、CPUが実行するコンピュータプログラムにより、通信処理部31、入力部31、出力部33から構成されている。
通信処理部31は、小口金精算処理装置1との間で、インターネットやLAN等の通信回線を介して所定のプロトコルに従ったデータの送受信処理を実行する処理部である。
入力部32は、キーボードやマウスなどにより実現され、承認者の操作に応じて所定のデータの入力処理を実行することができる。
出力部33は、ディスプレイやスピーカなどにより実現され、承認者の操作に応じて所定のデータの出力処理を実行することができる。
次に、本実施形態に係る小口金の精算処理の一連の流れの詳細について図を参照して説明する。
まず、出退勤情報と小口金の利用履歴情報とが、小口金精算装置1に提供される処理(図1におけるS2の処理に該当)について図6を参照して説明する。
申請者は、出勤時ないしは退勤時において、小口金精算装置1に対してICカード2aの読み取りを要求する(S101)。この際、申請者は、当該行為が出勤時に行われたものか、あるいは退勤時に行われたものかに関する情報を小口金精算装置1に提供する。これは例えば、小口金精算装置1に予め備え付けられた「出勤ボタン」ないしは「退勤ボタン」のいずれかを押下してICカード2aを小口金精算装置1に読み取らせることで行われる。
これに対して、小口金精算装置1は利用履歴情報取得部111により、ICカード2aから利用履歴情報と個体IDを読み取る(S102)。
そして、当該読み取った個体IDに基づき、利用履歴情報DB142を参照して、読み取った利用履歴情報を構成する履歴レコードと同一の履歴レコードが、当該個体IDと関連付けて記憶されているか否かを判別する(S103)。
この処理は、上記読み取った利用履歴情報を構成する履歴レコードと、利用履歴情報DB142において個体IDと関連付けて記憶されている履歴レコードとを、各項目について対比して、全ての項目が一致する履歴レコードが存在した場合に同一の履歴レコードが記憶されているものと判別し、一方、全ての項目が一致する履歴レコードが存在しない場合には同一の履歴レコードが記憶されていないものと判別する。
S103の判別処理により、同一の履歴レコードが記憶されていないものと判別された場合には、上記読み取った履歴レコードと個体IDとを関連付けて利用履歴情報DB142に記憶する(S104)。
他方、S103の判別処理において、同一の履歴レコードが記憶されていたと判別された場合には、当該履歴レコードを記憶することなく、S105の処理に進む。
なお、S103〜S104までの処理は、S102において読み取った全ての履歴レコードについて実行される。
上記利用履歴情報を利用履歴情報DB142に記憶するのと同時に、小口金精算装置1は計時部112により、ICカード2aから利用履歴情報と個体IDとを読み取った日時を計時すると共に、申請者から提供された「出勤」ないしは「退勤」に関する情報に基づいて、当該日時を出勤日時ないしは退勤日時として計時する(S105)。
そして申請者特定部121により、S102において読み取った個体IDに基づき、申請者情報DB141を参照して、当該個体IDと関連付けて記憶されている申請者を特定する(S106)。
申請者を特定すると、当該申請者に係る申請者IDと、上記計時部112により計時した出勤日時ないしは退勤日時に係る情報とを、相互に関連付けて出退勤情報DB143に記憶する(S107)。
ここで、出勤日時ないしは退勤日時を記憶する際には、時系列にしたがって記憶する。
以上の処理は、申請者が出勤ないしは退勤する都度行われ、これにより、申請者の小口金の利用履歴情報と出退勤情報とが夫々、利用履歴情報DB142及び出退勤情報DB143に蓄積される。
続いて、申請者端末2から小口金精算装置1に対して精算の申請がなされ、これが小口金精算装置1において登録されるまでの処理(図1におけるS3の処理に該当)について図7を参照して説明する。
まず、申請者は所定のタイミングで、申請者端末2の通信処理部21により、個体IDと共に、小口金の精算申請要求を小口金精算装置1に対して送信する(S201)。
これに対して、通信処理部130により個体IDと小口金の精算申請要求を申請者端末2から受信した小口金精算装置1は、申請者特定部121により、申請者端末2から受信した個体IDに基づき、申請者情報DB141を参照して、当該個体IDに係る申請者の申請者IDを特定する(S202)。
そして、出退勤情報抽出部122により、特定した申請者IDに基づき、出退勤情報DB143を参照して、当該申請者IDと関連付けて記憶されている出退勤情報を抽出する(S203)。
また一方において、未申請利用履歴情報抽出部123により、受信した個体IDに基づき、利用履歴情報DB142を参照して、当該個体IDと関連付けて記憶されている履歴レコードであって、精算申請がなされていない履歴レコードを全て抽出する(S204)。
この処理は、利用履歴情報DB142に記憶されている履歴レコードのうち、上記受信した個体IDと関連付けられている履歴レコードのうち、申請済のフラグが立てられていない履歴レコードを選択的に抽出するものである。
そして、特定履歴特定部125により、S204において抽出した履歴レコードから、特定の日時に利用された特定履歴レコードを特定する(S205)。
この処理は、S203の処理において抽出した出退勤情報において、一の退勤日時から時系列的に直後の出勤日時までの日時を特定の日時として特定し、S204において抽出した履歴レコードのうち、利用日時が当該特定の日時に属する履歴レコードを特定履歴レコードとして特定するものである。
特定履歴レコードが特定されると、識別効果設定部127により、特定履歴レコードに対して、他の履歴レコードと識別するための識別効果が設定される(S206)。これは、申請者端末2に送信される申請用履歴レコードの表示画面において、特定履歴レコードを、他の履歴レコードと異なるフォントのサイズや色などで表示させるための処理であり、表示画面のソースにかかる表示用のタグが埋め込まれて実現される。
S202からS206の処理を経た未申請の利用履歴情報は、通信処理部31により申請者端末2に対して送信される(S207)。この際、申請者端末2上に表示される小口金の精算申請画面の一例を図8に示す。
図8に示されるように、申請画面50aは、小口金を利用したICカード2aの個体ID表示欄51、未申請の履歴レコード一覧52、履歴レコード一覧52の中から選択した履歴レコードの詳細を示すと共に、各項目についての変更入力を受け付ける変更入力欄53、未申請の履歴レコード一覧52から選択された選択済履歴レコード一覧54、履歴レコード一覧52において選択した履歴レコードを選択済履歴レコード一覧54に転記するためのチェックボタン55、選択済履歴レコード一覧54中の履歴レコードについて、精算申請の登録要求を小口金精算装置1に対して送信するための申請ボタン56から構成される。
ここで、履歴レコード一覧52には、申請する履歴レコードを選択するためのチェックボックス52aが設けられている。また、履歴レコード一覧52において、特定履歴特定部125により特定された特定履歴レコード52bは、下線が引かれると共に、太字で表記されており、特定履歴レコードであることが一目瞭然で識別出来るように表示されている。
なお、この申請画面50aには特定履歴レコード52bが含まれるため、申請者が申請者端末2において当該申請画面50aを表示させたときに出力部23により警告音が発せられる識別効果を識別効果設定部127により設定しておくものとしてもよい。
また、履歴レコード一覧52中の履歴レコードを選択すると、変更入力欄53に選択した履歴レコードが表示され、この変更入力欄53からは、選択した履歴レコードの情報を項目ごとに変更させることが出来る。
そして、図9に示されるように、申請者は申請画面50bにおいて、精算を申請する履歴レコードのチェックボックス52aにチェックを入れる。
また、適宜履歴レコードの内容について、補足情報や変更情報を変更入力欄53から入力する。例えば、履歴レコードの行先(用途)欄に「客先」といった内容を入力することが出来る。
なお、この変更入力は、履歴レコードの改竄を防ぐために受け付けないように設定してもよいし、一部の項目だけ入力可能なものに設定してもよい。
申請者は、所望の履歴レコードのチェックボックス52aにチェックを入れると、チェックボタン55を押下して、履歴レコードを選択する。
申請者による履歴レコードの選択に対して、表示部126により、図10に示される申請画面50cが表示される。
即ち、申請画面50cでは、申請者によって選択された履歴レコードが、履歴レコード一覧52bから削除されると共に、選択済履歴レコード一覧54に転記されている。このように、履歴レコード一覧52と選択済履歴レコード一覧54が、同一画面内に並設されたウィンドウに表示され、履歴レコード一覧52において選択された履歴レコードは、当該履歴レコード一覧52から削除されて、選択済履歴レコード一覧54に転記されるため、二重申請が防止される。
なお、申請者による履歴レコードの選択の結果、選択済履歴レコード一覧54に特定履歴レコードが含まれる場合には、申請画面50cを表示される際に、出力部23により警告音が発せられる識別効果を識別効果設定部127により設定しておくものとしてもよい。
精算を申請する履歴レコードを選択した申請者は、申請ボタン56を押下する。これにより、選択された履歴レコードの精算申請登録要求が小口金精算装置1に対して送信される(S208)。
これを受信した小口金精算装置1は、申請登録部128により、利用履歴情報DB142を参照して、選択された履歴レコードについて申請済のフラグを立てることにより精算申請を登録する(S209)。
続いて、精算の申請がなされた履歴レコードについて、承認者による承認が小口金精算装置1に登録されるまでの処理(図1におけるS4の処理に該当)について図11を参照して説明する。
まず、承認者は所定のタイミングで、承認者端末3の通信処理部31により、個体IDと共に、小口金の申請済利用履歴情報の取得要求を小口金精算装置1に対して送信する(S301)。
これに対して、通信処理部130により個体IDと小口金の申請済利用履歴情報の取得要求を承認者端末3から受信した小口金精算装置1は、申請者特定部121により、承認者端末3から受信した個体IDに基づき、申請者情報DB141を参照して、当該個体IDに係る申請者の申請者IDを特定する(S302)。
そして、出退勤情報抽出部122により、特定した申請者IDに基づき、出退勤情報DB143を参照して、当該申請者IDと関連付けて記憶されている出退勤情報を抽出する(S303)。
また一方において、未承認利用履歴情報抽出部124により、受信した個体IDに基づき、利用履歴情報DB142を参照して、当該個体IDと関連付けて記憶されている履歴レコードのうち、精算申請が登録されており、かつ未承認の履歴レコードを全て抽出する(S304)。
この処理は、利用履歴情報DB142に記憶されている履歴レコードのうち、上記受信した個体IDと関連付けられている履歴レコードのうち、申請済のフラグが立てられていると共に、承認済みのフラグが立てられていない履歴レコードを選択的に抽出するものである。
そして、特定履歴特定部125により、S304において抽出した履歴レコードから、特定の日時に利用された特定履歴レコードを特定する(S305)。
この処理は、出退勤情報DB143において、上記特定された申請者IDに係る申請者の一の退勤日時から時系列的に直後の出勤日時までの時間を特定の時間として特定し、S304において抽出した履歴レコードのうち、利用日時が当該特定の時間に属する場合に、当該履歴レコードを特定履歴レコードとして特定するものである。
特定履歴レコードが特定されると、識別効果設定部127により、特定履歴レコードに対して、他の履歴レコードと識別するための識別効果が設定される(S306)。これは、承認者端末3に送信される承認用履歴レコードの表示画面において、特定履歴レコードを、他の履歴レコードと異なるフォントのサイズや色などで表示させるための処理であり、表示画面のソースにかかる表示用のタグが埋め込まれて実現される。
S302からS306の処理を経た未承認の申請済利用履歴情報は、通信処理部31により承認者端末2に対して送信される(S307)。この際、承認者端末3上に表示される、精算申請に対する承認画面の一例を図12に示す。
図12に示されるように、承認画面60aは、小口金を利用したICカード2aの個体ID61を所持する申請者の申請者ID、未承認の申請済履歴レコード一覧62、未承認の申請済履歴レコード一覧62において選択された履歴レコードの申請合計額の計算を要求する計算ボタン63、選択された履歴レコードの申請合計額を表示する申請合計表示欄64、選択された履歴レコードに対する承認登録要求を小口金精算装置1に送信するための承認ボタン65から構成される。
ここで、未承認の申請済履歴レコード一覧62には、承認する履歴レコードを選択するためのチェックボックス62aが設けられている。また、未承認の申請済履歴レコード一覧62において、特定履歴特定部125により特定された特定履歴レコード62bは、下線が引かれると共に、太字で表記されており、特定履歴レコードであることが一目瞭然で識別出来るように表示されている。
なお、この承認画面60aには特定履歴レコード62bが含まれるため、承認者が承認者端末3において当該承認画面60aを表示させたときに出力部33により警告音が発せられる識別効果を識別効果設定部127により設定しておくものとしてもよい。
そして、図13に示されるように、承認者は承認画面60bにおいて、精算を申請する履歴レコードのチェックボックス62aにチェックを入れる。
承認者は、所望の履歴レコードのチェックボックス62aにチェックを入れると、計算ボタン63を押下して、申請額の合計を申請合計表示欄64において確認する。
以上により問題がないと判断した場合には、承認者は、承認ボタン65を押下する。これにより、選択された履歴レコードの承認登録要求が小口金精算装置1に対して送信される(S308)。
これを受信した小口金精算装置1は、承認登録部129により、利用履歴情報DB142を参照して、選択された履歴レコードについて承認済のフラグを立てることにより精算申請に対する承認を登録する(S309)。
以上により、精算申請に対する承認が終了する。
以上の第一の実施形態に係る小口金精算装置によれば、申請者が業務に際し、ICカードによって小口金を利用した場合において、その利用履歴情報に基づいて簡便に、かつ正当性を保って精算申請や承認が行われる。また、申請者が意識せずとも、ICカードによる小口金の利用履歴情報が出退勤に合わせて蓄積されるので便利である。さらに、ICカードにより利用された小口金のうち、勤務時間外に使用されたと推測される利用分が申請や承認の際に把握されるため、不正な申請や、間違った承認を防ぐことができる。
次に、図14を参照して、小口金の精算申請の登録において手入力により履歴レコードを追加可能とした実施形態を説明する。
図14に示されるように、申請画面70aには、図8の説明において既述したICカード2aの個体ID表示欄51、未申請の履歴レコード一覧52、変更入力欄53、選択済履歴レコード一覧54、チェックボタン55、申請ボタン56のほか、手入力により履歴レコードの作成を要求する手入力ボタン71から構成される。
「手入力」ボタン71を押下すると、図15に示される手入力画面80において、未申請の履歴レコード一覧52に表示されていない新規の履歴レコードを入力することができる。
図15に示されるように、手入力画面80は、利用日時を入力する日時欄81、利用した入線区と駅名を入力する入線区−駅名入力欄82、利用した出線区と駅名を入力する出線区−駅名入力欄83、利用額入力欄84、行先(用途)入力欄85、往復申請や領収書の有無等のその他項目についてチェック入力可能なチェック欄86、及び、入力した履歴レコードを選択済履歴レコード一覧54に加えることを要求する登録ボタン87から構成される。
申請者が、手入力画面80により履歴レコードを作成した上、登録ボタン87を押下して当該履歴レコードを選択済履歴レコード一覧54に追加した申請画面を図16に示す。
図16に示されるように、申請画面70bの選択済履歴レコード一覧54には、未申請の履歴レコード一覧52から選択した履歴レコード72に加えて、手入力画面80において作成した履歴レコード73が追加される。
以上により手入力によって履歴レコードを追加した後は、申請ボタン56を押下することで、選択済履歴レコード一覧54に列挙された履歴レコードの精算の申請登録要求を小口金精算装置1に対して送信することが出来る。
なお、以上の本実施形態においては、特定履歴特定部125により特定履歴レコードを特定する際、各履歴レコードの入線日時ないし出線日時、及び出勤日時ないし退勤日時を参照したが、これに限らず、履歴レコードを取得する際、当該履歴レコードが出勤時に取得したものであるか、若しくは退勤時に取得したものであるかを示すフラグ等を各履歴レコード毎に設定しておくことで、当該履歴レコードが特定履歴レコードであるか否かを判別することが出来る。
即ち、出勤日時及び退勤日時を取得する際、逐一履歴レコードを取得することで、出勤日時を取得した際に新たに取得された履歴レコードは、前回の退勤後に蓄積されたものであると判別することが出来る。また、退勤日時を取得した際に新たに取得された履歴レコードは、前回の出勤後に蓄積されたものであると判別することが出来る。
そして、各履歴レコードごとのフラグを参照することで、出勤時に取得された履歴レコードは、一の退勤日時から一の出勤日時までに取得されたもの、即ち、勤務時間外の利用に係る履歴レコードと判別され、退勤時に取得された履歴レコードは、一の出勤日時から一の退勤日時までに取得されたもの、即ち、勤務時間内の利用に係る履歴レコードと判別される。
これにより、履歴レコードの取得の際、詳細な入線時刻や出線時刻等が取得できない場合でも、特定履歴レコードの特定が可能となって、本発明に特有の効果を奏することができる。
また、上記のようにフラグの設定によらなくとも、出勤日時、退勤日時、履歴レコードの取得日時を時系列に記憶することにより、これらの情報を参照した際に、一群の履歴レコードから特定履歴レコードを特定することが出来る。
次に、本発明に係る第二の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、第一の実施形態とは異なる処理によって、特定履歴レコードを特定するものである。
図17に示されるように、本実施形態では、第一の実施形態と同様に、小口金精算装置1、申請者端末2、承認者端末3は、ネットワークを介して通信可能に接続されている。
申請者端末2及び承認者端末3は、第一の実施形態と同様の構成からなる。
また、小口金精算装置1は、第一の実施形態と異なり、ソート部131を備えるが、その他の構成は第一の実施形態と同様である。なお、本実施形態においては、出退勤情報DB143は、出勤日時ないしは退勤日時を、時系列にしたがって記憶しなくともよい。
ソート部131は、出退勤情報抽出部123によって出退勤情報DB143から抽出された出退勤情報に係る出勤日時ないしは退勤日時を、時系列にしたがってソートする処理を実行する。
続いて、本実施形態において、申請者端末2から小口金精算装置1に対して精算の申請がなされ、これが小口金精算装置1において登録されるまでの処理について図18を参照して説明する。
第一の実施形態と同様に、申請者端末2から、個体IDと共に、小口金の精算申請要求が小口金精算装置1に対して送信されると(S201)、小口金精算装置1は、申請者特定部121により、申請者端末2から受信した個体IDに基づき、申請者情報DB141を参照して、当該個体IDに係る申請者の申請者IDを特定する(S202)。
そして、出退勤情報抽出部122により、特定した申請者IDに基づき、出退勤情報DB143を参照して、当該申請者IDと関連付けて記憶されている出退勤情報を抽出する(S203)。
出退勤情報が抽出されると、ソート部131により、出退勤情報に係る出勤日時ないしは退勤日時が時系列にしたがってソートする(S211)。
また一方において、未申請利用履歴情報抽出部123により、受信した個体IDに基づき、利用履歴情報DB142を参照して、当該個体IDと関連付けて記憶されている履歴レコードであって、精算申請がなされていない履歴レコードを全て抽出する(S204)。
そして、特定履歴特定部125により、S204において抽出した履歴レコードから、特定の日時に利用された特定履歴レコードを特定する(S205)。
この処理は、S211の処理においてソートされた出退勤情報において、一の退勤日時から時系列的に直後の出勤日時までの日時を特定の日時として特定し、S204において抽出した履歴レコードのうち、利用日時が当該特定の日時に属する履歴レコードを特定履歴レコードとして特定するものである。
特定履歴レコードが特定された後は、第一の実施形態と同様に、識別効果設定部127により、特定履歴レコードに対して、他の履歴レコードと識別するための識別効果が設定され(S206)、未申請の利用履歴情報が、通信処理部31により申請者端末2に対して送信される(S207)。
そして、申請者端末2から、申請者によって選択された履歴レコードの精算申請登録要求が小口金精算装置1に対して送信されると(S208)、小口金精算装置1が、申請登録部128により、利用履歴情報DB142を参照して、選択された履歴レコードについて申請済のフラグを立てることにより精算申請を登録する(S209)。
また、本実施形態において、精算の申請がなされた履歴レコードについて、承認者による承認が登録されるまでの処理について図19を参照して説明する。
第一の実施形態と同様に、承認者端末3から、個体IDと共に、小口金の申請済利用履歴情報の取得要求が小口金精算装置1に対して送信されると(S301)、小口金精算装置1は、申請者特定部121により、承認者端末3から受信した個体IDに基づき、申請者情報DB141を参照して、当該個体IDに係る申請者の申請者IDを特定する(S302)。
そして、出退勤情報抽出部122により、特定した申請者IDに基づき、出退勤情報DB143を参照して、当該申請者IDと関連付けて記憶されている出退勤情報を抽出する(S303)。
出退勤情報が抽出されると、ソート部131により、出退勤情報に係る出勤日時ないしは退勤日時が時系列にしたがってソートする(S311)。
また一方において、未承認利用履歴情報抽出部124により、受信した個体IDに基づき、利用履歴情報DB142を参照して、当該個体IDと関連付けて記憶されている履歴レコードのうち、精算申請が登録されており、かつ未承認の履歴レコードを全て抽出する(S304)。
この処理は、利用履歴情報DB142に記憶されている履歴レコードのうち、上記受信した個体IDと関連付けられている履歴レコードのうち、申請済のフラグが立てられていると共に、承認済みのフラグが立てられていない履歴レコードを選択的に抽出するものである。
そして、特定履歴特定部125により、S304において抽出した履歴レコードから、特定の日時に利用された特定履歴レコードを特定する(S305)。
この処理は、S311の処理においてソートされた出退勤情報において、一の退勤日時から時系列的に直後の出勤日時までの時間を特定の時間として特定し、S304において抽出した履歴レコードのうち、利用日時が当該特定の時間に属する場合に、当該履歴レコードを特定履歴レコードとして特定するものである。
特定履歴レコードが特定された後は、第一の実施形態と同様に、識別効果設定部127により、特定履歴レコードに対して、他の履歴レコードと識別するための識別効果が設定され(S306)、未承認の申請済利用履歴情報が、通信処理部31により承認者端末2に対して送信される(S307)。
そして、承認者端末3から、承認者によって選択された履歴レコードの承認登録要求が小口金精算装置1に対して送信されると(S308)、小口金精算装置1が、承認登録部129により、利用履歴情報DB142を参照して、選択された履歴レコードについて承認済のフラグを立てることにより精算申請に対する承認を登録する(S309)。
以上の第二の実施形態によれば、出退勤情報DB143に記憶される出退勤情報の構成に依拠することなく、特定履歴レコードを特定して、識別効果を設定することが出来る。
次に、本発明に係る第三の実施形態について説明する。
図20に示されるように、本実施形態は、小口金精算装置1、申請者端末2、承認者端末3、取引装置4aに加えて、取引装置4aと通信可能に構成された履歴照会サーバ4bとから構成される。
履歴照会サーバ4bは、取引装置4aと同様に取引会社の管理下に置かれており、取引装置4aがICカード2aとの間で取引を行った際に、取引装置が3aから、当該取引に関する利用履歴情報を取得し、これを蓄積する。
そして、小口金精算装置1が小口金の精算処理を実行するために必要となる利用履歴情報は、履歴照会サーバ4bから取得される。
ここで、本実施形態に係る小口金の精算処理の流れの概略を図20に基づいて説明する。
第一の実施形態において既述したのと同様に、まず申請者は、例えば出張等によって、取引者が提供する旅客輸送サービスを利用して、取引会社と取引を行う(S1)。この際、申請者はICカード2aに記憶されている小口金を使用する。取引装置4aは、提供サービスの対価をICカード2aから受け取ると共に、提供したサービスに係る利用履歴情報をICカード2aに書き込む。
さらに、取引装置4aは、申請者の利用履歴情報を履歴照会サーバ4bに送信し、履歴照会サーバ4bはこれを記憶する。
一方において、申請者は出勤及び退勤の度に、出退勤情報を小口金精算装置1に対して供給する(S2a)。本実施形態においては、第一の実施形態とは異なり、利用履歴情報は履歴照会サーバ4bから取得されるため、出退勤に合わせて、申請者から小口金精算処理装置1に対して小口金の利用履歴情報を供給する必要がない。そのため、既存のタイムカードなどにより、出退勤情報のみを小口金精算装置1に供給すればよい。
履歴照会サーバ4bに蓄積された利用履歴情報は、小口金精算装置1からの取得要求に応じて、履歴照会サーバ4bから小口金精算装置1に対して送信される(S2b)。
S1、S2a、及びS2b以降の処理は、第一の実施形態におけるのと同様に、申請者から小口金の精算が申請され(S3)、承認者によって履歴レコードの承認が行われる(S4)。
以上の処理により、一連の小口金の精算申請処理が終了する。
次に、小口金精算装置1、申請者端末2、及び承認者端末3、履歴紹介サーバ4bが備える機能について、図21を参照して説明する。
小口金精算装置1、申請者端末2、承認者端末3、及び履歴照会サーバ4bは、ネットワークを介して通信可能に接続されている。
申請者端末2及び承認者端末3は、第一の実施形態と同様の構成からなる。
また、小口金精算装置1は、第一の実施形態と異なり、利用履歴情報は履歴照会サーバ4aからネットワークを介して受信するため、利用履歴情報取得部111を備えなくともよいが、その他の構成は、第一の実施形態と同様である。
履歴照会サーバ4bは、CPU、RAM、ROM等のメモリ、ハードディスクドライブなどの外部メモリ、CPUが実行するコンピュータプログラムにより、利用履歴情報抽出部41、通信処理部42、利用者情報DB43、利用履歴情報DB44から構成されている。
利用履歴情報抽出部41は、小口金精算装置1からの要求に応じて、申請者が利用するICカード2aによる利用履歴情報を、利用履歴情報DB44から抽出する。
通信処理部42は、小口金精算装置1や取引装置4aとの間で、インターネットやLAN等の通信回線を介して所定のプロトコルに従ったデータの送受信処理を実行する。
利用者情報DB43は、取引装置4aを利用する利用者たる申請者に関する情報を記憶する記憶部である。
この利用者情報DB43には、図22に示されるように、利用者を識別するための利用者ID、利用者の氏名、住所、年齢、利用者が利用するICカード2aの識別情報である個体IDが相互に関連付けて記憶されている。
なお、ICカード2aは、利用者1人で複数枚利用してもよく、この場合には、利用者が利用する全てのICカード2aの個体IDが利用者に関連付けて記憶されている。
利用履歴情報DB44は、ICカード2aによる小口金の利用履歴に関する情報を記憶することができる記憶部である。
この利用履歴情報DB44には、図23に示されるように、個体ID毎に、履歴レコードが関連付けて記憶されている。
ここで、履歴レコードとは、小口金の利用履歴情報の一明細である。この履歴レコードには、利用の詳細として、乗車した路線を示す入線区、入線区の駅名、入線日時、降車した路線を示す出線区、出線区の駅名、出線日時、乗降に要した利用額、からなる。
次に、本実施形態に係る小口金の精算処理の一連の流れのうち、出退勤情報と利用履歴情報とが小口金精算装置1に提供される処理について図を参照して説明する。
図24に、申請者から出退勤情報が提供されるまでの処理の流れ(図20におけるS2aの処理に該当)を示す。
まず、申請者は、出勤時ないしは退勤時において、小口金精算装置1に対して、タイムカード等により、「出勤」ないしは「退勤」のいずれかの情報と共に申請者IDを提供する。(S401)。
これに対して、小口金精算装置1は計時部112により、申請者IDを取得した日時を計時すると共に、申請者から提供された「出勤」ないしは「退勤」に関する情報に基づいて、当該日時を出勤日時ないしは退勤日時として計時する(S402)。
そして、当該申請者IDと、上記計時部112により計時した出勤日時ないしは退勤日時に係る情報とを、出退勤情報DBに相互に関連付けて記憶する(S403)。
以上の処理は、申請者が出勤ないしは退勤する都度行われ、これにより、申請者の出退勤情報が出退勤情報DB143に蓄積される。
次に、図25に、履歴照会サーバ4bから利用履歴情報が提供されるまでの処理の流れ(図20におけるS2bの処理に該当)を示す。
まず、小口金精算装置1は、履歴照会サーバ4bとの間で予め定められたログイン認証等を経て、申請者情報と共に、当該申請者の利用履歴情報の取得要求を送信する(S501)。
なお、ここで申請者情報とは、申請者の名前や住所等、申請者を特定することのできる情報であって、例えば申請者情報DB141か抽出して利用することが出来る。
これに対して履歴照会サーバ4bは、利用履歴情報抽出部41により、受信した申請者情報に基づき、利用者情報DB43を参照して、一致する利用者を特定した上、当該利用者と関連付けて記憶されているICカード2aの個体IDを特定する(S502)。この利用者の特定は、申請者情報として含まれる申請者の名前や住所等と、利用者の名前や住所等を対比することにより行われる。
さらに利用履歴情報抽出部41は、当該特定した個体IDに基づき、利用履歴情報DB44を参照して、個体IDと関連付けて記憶されている利用履歴情報を抽出する(S504)。
そして、履歴照会サーバ4bは通信処理部42により、S503の処理において抽出された利用履歴情報を、個体IDと共に小口金精算装置1に対して送信する(S504)。
これに対して小口金精算装置1は、受信した個体IDと利用履歴情報に基づき、利用履歴情報DB142を参照して、当該利用履歴情報を構成する履歴レコードと同一の履歴レコードが、当該個体IDと関連付けて記憶されているか否かを判別する(S505)。
この処理は、上記受信した利用履歴情報を構成する履歴レコードと、利用履歴情報DB142において上個体IDと関連付けて記憶されている履歴レコードとを、各項目について対比して、全ての項目が一致する履歴レコードが存在した場合に同一の履歴レコードが記憶されているものと判別し、一方、全ての項目が一致する履歴レコードが存在しない場合には同一の履歴レコードが記憶されていないものと判別する。
S505の判別処理により、同一の履歴レコードが記憶されていないものと判別された場合には、上記受信した履歴レコードと個体IDとを関連付けて利用履歴情報DB142に記憶する(S506)。
他方、S505の判別処理において、同一の履歴レコードが記憶されていたと判別された場合には、当該履歴レコードを記憶することなく、処理を終了する(S507)。
なお、S505〜S507までの処理は、履歴照会サーバ4bから受信した全ての履歴レコードについて実行される。
以上の処理は、申請者が出勤ないしは退勤する都度行われ、これにより、申請者の小口金の利用履歴情報と出退勤情報とが各情報DBに蓄積される。
また、以後の精算申請の処理や、承認の処理は第一の実施形態と同様に実行される。
以上の第三の実施形態によれば、ICカードから利用履歴情報を直接取得する手段を備えない場合であっても、ICカードの利用履歴情報に基づく小口金の精算が可能となる。
なお、上記第三の実施形態では、小口金精算装置1は、ICから利用履歴情報を直接取得する手段を備えない構成としたが、これに限らず、利用履歴情報を直接取得する手段と、履歴照会サーバ4bから利用履歴情報を取得する手段の両方を兼ね備えるものとしてもよい。この場合においては、夫々の手段によって取得した利用履歴情報同士を照合して、情報の正確性を調べる手段や、何らかの事情で欠損した履歴レコードをいずれかの手段で補足する手段を設けてもよい。
なお、上述した実施形態においては、利用した取引を旅客運輸サービス、とりわけ鉄道による旅客輸送サービスを例にとったが、これに限らず、バスやタクシー等の他の旅客運送サービス、宿泊、飲食等のサービスにおいても適用が可能である。
<付記1>
小口金の精算を申請する申請者が所持し、個体識別情報と、当該申請者による小口金の利用履歴であって、利用日時情報を含む個別の履歴レコードからなる利用履歴情報とを記憶するICから、小口金の利用履歴情報を取得する装置であって、
上記ICの個体識別情報を、上記申請者を識別する申請者識別情報と関連付けて記憶する申請者情報記憶手段と、
上記ICを所持する申請者の出勤日時ないしは退勤日時に係る出退勤情報を、上記申請者識別情報と関連付けて、時系列にしたがって記憶する出退勤情報記憶手段と、
上記ICから、ICの個体識別情報と小口金の利用履歴情報とを取得する利用履歴情報取得手段と、
上記利用履歴情報取得手段により取得したICの個体識別情報と利用履歴情報とを関連付けて記憶する利用履歴情報記憶手段と、
上記申請者情報記憶手段を参照して、所定のICの個体識別情報と関連付けられている申請者識別情報を特定する申請者特定手段と、
上記出退勤情報記憶手段を参照して、上記特定した申請者識別情報と関連付けて記憶されている出退勤情報を抽出する出退勤情報抽出手段と、
上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記所定のICの個体識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報を抽出する利用履歴情報抽出手段と、
上記抽出した利用履歴情報に係る履歴レコードの利用日時と、上記抽出した出退勤情報に係る出勤日時ないしは退勤日時とを対比して、上記特定した申請者識別情報に係る申請者の一の退勤日時から直後の出勤日時までの時間帯に、利用日時が該当する履歴レコードを特定する特定履歴レコード特定手段と、
上記抽出した利用履歴情報を表示する表示手段と、
上記利用履歴情報の表示において、上記特定された履歴レコードに対し、他の履歴レコードと識別可能な効果を設定する識別効果設定手段と、を有する、
ことを特徴とする小口金精算装置。
<付記2>
小口金の精算を申請する申請者が所持し、個体識別情報と、当該申請者による小口金の利用履歴であって、利用日時情報を含む個別の履歴レコードからなる利用履歴情報とを記憶するICから、小口金の利用履歴情報を取得する装置であって、
上記ICの個体識別情報を、上記申請者を識別する申請者識別情報と関連付けて記憶する申請者情報記憶手段と、
上記ICを所持する申請者の出勤日時ないしは退勤日時に係る出退勤情報を、上記申請者識別情報と関連付けて記憶する出退勤情報記憶手段と、
上記ICから、ICの個体識別情報と小口金の利用履歴情報とを取得する利用履歴情報取得手段と、
上記利用履歴情報取得手段により取得したICの個体識別情報と利用履歴情報とを関連付けて記憶する利用履歴情報記憶手段と、
上記申請者情報記憶手段を参照して、所定のICの個体識別情報と関連付けられている申請者識別情報を特定する申請者特定手段と、
上記出退勤情報記憶手段を参照して、上記特定した申請者識別情報と関連付けて記憶されている出退勤情報を抽出する出退勤情報抽出手段と、
上記抽出した出退勤情報を時系列にしたがってソートするソート手段と、
上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記所定のICの個体識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報を抽出する利用履歴情報抽出手段と、
上記抽出した利用履歴情報に係る履歴レコードとの利用日時と、上記ソートした出退勤情報に係る出勤日時ないしは退勤日時を対比して、上記申請者識別情報に係る申請者の一の退勤日時から直後の出勤日時までの時間帯に、利用日時が該当する履歴レコードを特定する特定履歴レコード特定手段と、
上記利用履歴情報記憶手段に記憶されている利用履歴情報において、上記特定した申請者識別情報に基づき、上記出退勤情報記憶手段を参照して、当該申請者識別情報に係る申請者の一の退勤日時から直後の出勤日時までの時間帯に、利用日時が該当する履歴レコードを特定する特定履歴レコード特定手段と、
上記抽出した利用履歴情報を表示する表示手段と、
上記利用履歴情報の表示において、上記特定された履歴レコードに対し、他の履歴レコードと識別可能な効果を設定する識別効果設定手段と、を有する、
ことを特徴とする小口金精算装置。
<付記3>
上記申請者の出退勤に合わせて小口金の利用履歴情報を取得する装置であって、
上記利用履歴情報取得の際に、当該取得日時を、上記ICを所持する申請者の出勤日時ないしは退勤日時として計時する計時手段と、
上記出退勤情報記憶手段に記憶される出退勤情報は、上記計時した申請者の出勤日時ないしは退勤日時から構成される、
付記1又は2記載の小口金精算装置。
<付記4>
上記利用履歴情報取得手段は、上記ICから小口金の利用履歴情報を取得する際、上記ICの個体識別情報に基づき、上記利用履歴情報記憶手段に記憶されていない利用履歴情報のみを選択的に取得する、
付記1乃至3いずれかの項に記載の小口金精算装置。
<付記5>
上記表示手段により表示された利用履歴情報から、小口金の精算を申請する履歴レコードの選択を受け付け、当該申請を受け付けた履歴レコードを、小口金の精算が申請された申請済履歴レコードとして上記利用履歴情報記憶手段に登録する申請登録手段と、を有する、
付記1乃至4何れかの項に記載の小口金精算装置。
<付記6>
上記利用履歴情報抽出手段は、上記利用履歴情報記憶手段を参照して、利用履歴情報から、上記申請登録手段により小口金の精算の申請が登録されていない未申請履歴レコードを、未申請利用履歴情報として抽出し、
上記表示手段は、上記抽出された未申請利用履歴情報を表示し、
上記識別効果設定手段は、上記未申請利用履歴情報において、上記特定履歴レコード特定手段により特定された履歴レコードに対し、他の履歴レコードと識別可能な効果を設定する、
付記5記載の小口金精算装置。
<付記7>
上記表示手段により表示された利用履歴情報から、小口金の精算を承認する履歴レコードの選択を受け付け、当該承認を受け付けた履歴レコードを、小口金の精算が承認された承認済履歴レコードとして上記利用履歴情報記憶手段に登録する承認登録手段と、を有する、
付記1乃至6いずれかの項に記載の小口金精算装置。
<付記8>
上記利用履歴情報抽出手段は、上記利用履歴情報記憶手段を参照して、利用履歴情報から、上記申請登録手段により精算申請が登録されている履歴レコードであって、上記承認登録手段により小口金の精算が承認されていない未承認履歴レコードを、未承認利用履歴情報として抽出し、
上記表示手段は、上記抽出された未承認利用履歴情報を表示し、
上記識別効果設定手段は、上記未承認利用履歴情報において、上記特定履歴レコード特定手段により特定された履歴レコードに対し、他の履歴レコードと識別可能な効果を設定する、
付記7記載の小口金精算装置。
<付記9>
上記識別効果設定手段は、上記表示手段による利用履歴情報又は未申請利用履歴情報の表示において、上記特定されたレコードが存在するときにのみ所定の警告音を発生させる、
付記1乃至8いずれかの項に記載の小口金精算装置。
<付記10>
個体識別情報と、小口金の利用履歴であって、利用日時情報を含む個別の履歴レコードからなる利用履歴情報とを記憶するICを所持すると共に、小口金の精算を申請する申請者を識別する申請者識別情報を、当該ICの個体識別情報と関連付けて記憶する申請者情報記憶手段と、上記ICを所持する申請者の出勤日時ないしは退勤日時に係る出退勤情報を、上記申請者識別情報と関連付けて、時系列にしたがって記憶する出退勤情報記憶手段と、を有するコンピュータにより、
上記ICから、当該申請者の出退勤に合わせて小口金の利用履歴情報を取得する処理を実行する方法であって、
上記ICから、ICの個体識別情報と小口金の利用履歴情報とを取得する処理と、
上記取得したICの個体識別情報と利用履歴情報とを関連付けて利用履歴情報記憶手段に記憶する処理と、
上記利用履歴情報取得の際に、取得日時を、上記ICを所持する申請者の出勤日時ないしは退勤日時として計時する処理と、
上記申請者情報記憶手段を参照して、所定のICの個体識別情報と関連付けられている申請者識別情報を特定する処理と、
上記出退勤情報記憶手段を参照して、上記特定した申請者識別情報と関連付けて記憶されている出退勤情報を抽出する処理と、
上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記所定のICの個体識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報を抽出する処理と、
上記抽出した利用履歴情報に係る履歴レコードの利用日時と、上記抽出した出退勤情報に係る出勤日時ないしは退勤日時とを対比して、上記特定した申請者識別情報に係る申請者の一の退勤日時から直後の出勤日時までの時間帯に、利用日時が該当する履歴レコード特定する処理と、
上記抽出した利用履歴情報を表示する処理と、
上記利用履歴情報の表示において、上記特定された履歴レコードに対し、他の履歴レコードと識別可能な効果を設定する処理と、を実行する、
ことを特徴とする小口金精算方法。
<付記11>
個体識別情報と、小口金の利用履歴であって、利用日時情報を含む個別の履歴レコードからなる利用履歴情報とを記憶するICを所持すると共に、小口金の精算を申請する申請者を識別する申請者識別情報を、当該ICの個体識別情報と関連付けて記憶する申請者情報記憶手段と、上記ICを所持する申請者の出勤日時ないしは退勤日時に係る出退勤情報を、上記申請者識別情報と関連付けて、時系列にしたがって記憶する出退勤情報記憶手段と、を有するコンピュータを、
上記ICから、当該申請者の出退勤に合わせて小口金の利用履歴情報を取得する処理を実行する小口金精算装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
上記ICから、ICの個体識別情報と小口金の利用履歴情報とを取得する処理と、
上記取得したICの個体識別情報と利用履歴情報とを関連付けて利用履歴情報記憶手段に記憶する処理と、
上記利用履歴情報取得の際に、取得日時を、上記ICを所持する申請者の出勤日時ないしは退勤日時として計時する処理と、
上記申請者情報記憶手段を参照して、所定のICの個体識別情報と関連付けられている申請者識別情報を特定する処理と、
上記出退勤情報記憶手段を参照して、上記特定した申請者識別情報と関連付けて記憶されている出退勤情報を抽出する処理と、
上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記所定のICの個体識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報を抽出する処理と、
上記抽出した利用履歴情報に係る履歴レコードの利用日時と、上記抽出した出退勤情報に係る出勤日時ないしは退勤日時とを対比して、上記特定した申請者識別情報に係る申請者の一の退勤日時から直後の出勤日時までの時間帯に、利用日時が該当する履歴レコード特定する処理と、
上記抽出した利用履歴情報を表示する処理と、
上記利用履歴情報の表示において、上記特定された履歴レコードに対し、他の履歴レコードと識別可能な効果を設定する処理と、を実行させる、
コンピュータプログラム。
続いて、本発明の本発明の第四の実施形態について図を参照して説明する。
図26は本発明に係る第四の実施形態の全体概要を示した模式図である。
図26に示されるように、本実施形態は、第一の実施形態と同様、管理者の管理下に置かれた小口金精算装置1、申請者が利用するICカード2aと申請者端末2、承認者が利用する承認者端末3、取引会社の管理下に置かれた取引装置4aから構成される。
本実施形態は、利用履歴情報を手入力により受け付けることを可能としつつ、ICカードから取得した利用履歴情報の改ざんを防ぐものである。
ここで、本実施形態に係る小口金の精算処理の流れの概略を図26に基づいて説明する。
まず申請者は、出張による移動や、顧客との会食等に伴って、取引者が提供するサービスを利用し、取引会社と取引を行う(S1)。この際、申請者はICカード2aに記憶されている小口金を使用する。取引装置4aは、提供サービスの対価をICカード2aから受け取ると共に、提供したサービスに係る利用履歴情報をICカード2aに書き込む。
また、ICカード2aを使うことが出来なかった場合には、手持ちの現金等により、提供を受けたサービスの対価を支払う。
申請者は、小口金の利用履歴情報を小口金精算装置1に対して供給する(S2)。具体的には、ICカード2aを読取部10aに読み取らせることで、ICカード2aに記憶されている利用履歴情報が小口金精算処理装置1に供給される。
一方、特にICカード2aを使うことが出来なかった場合等においては、自ら情報を手入力により作成して、小口金精算装置1に供給する(S2c)。
なお、利用履歴情報の供給に際しては、利用履歴情報の編集が可能であるが、手入力により作成された履歴レコードが制限なく編集できるのに対し、ICカード2aから取得した履歴レコードは、利用の客観性が担保されているものとして編集が制限されている。これにより、ICカード2aから取得した利用履歴情報の改ざんが防がれる。
S1、S2及びS2cの処理が随時行われる一方、申請者は所定のタイミングで、小口金の精算を申請する(S3)。具体的には、申請者が申請者端末2によって、小口金精算処理装置1に対して利用履歴情報の照会を要求し、その中から申請者が所望の履歴レコードを選択して精算申請を要求する。
小口金の精算申請がなされると、承認者は所定のタイミングで、精算申請のあった履歴レコードの承認を行う(S4)。具体的には、小口金精算装置1は、精算申請のあった履歴レコードの承認を承認者に求める、若しくは承認者が精算申請のあった履歴レコードの照会を要求し、その中から承認者が履歴レコードを選択して承認の登録を要求する。
以上の処理により、一連の小口金の精算申請処理が終了する。
次に、小口金精算装置1、申請者端末2、及び承認者端末3が備える機能について、図2を参照して説明する。
小口金精算装置1は、申請者の出退勤情報を取得すると共に、申請者から小口金の精算申請を受け付け、これに対する承認を取り付けるための端末であって、いわゆるパーソナルコンピュータにより構成することができ、申請者端末2、及び承認者端末3とネットワークを介して通信可能に接続されている。
この小口金精算装置1は、CPU、RAM、ROM等のメモリ、ハードディスクドライブなどの外部メモリ、CPUが実行するコンピュータプログラムにより、利用履歴情報取得部111、認証処理部131、未申請利用履歴情報抽出部123、未承認利用履歴情報抽出部124、第二利用履歴情報取得部132、編集受付部133、利用履歴情報結合部134、特定履歴特定部125、表示部126、識別効果設定部127、申請登録部128、承認登録部129、及び通信処理部130、申請者情報DB141、及び利用履歴情報DB142から構成されている。
なお、本実施形態における未申請利用履歴情報抽出部123、未承認利用履歴情報抽出部124、表示部126、申請登録部128、承認登録部129、通信処理部130は、第一の実施形態において対応する各機能部と同様の機能を有する。
本実施形態における利用履歴情報取得部111は、ICカード2aから、個体IDと共に、利用履歴情報を読み取る処理を実行することが出来るほか、ICカード2a若しくは申請者の手入力による利用履歴情報を取得した際に、当該利用履歴情報がICカード2aから取得したものであるか、若しくは申請者の手入力により取得したものであるかを判別して、利用履歴情報DB142に設けられた取得態様フラグを各利用履歴情報毎に設定する。
また、上記読み取った個体IDに基づき、利用履歴情報DB142を参照して、読み取った利用履歴情報と同一の利用履歴情報が、当該個体IDと関連付けて記憶されているか否かを判別し、記憶されていない場合に、上記読み取った個体IDと利用履歴情報とを相互に関連付けて利用履歴情報DB142に記憶する。
なお、上記判別処理は、上記読み取った利用履歴情報と、利用履歴情報DB142において個体IDと関連付けて記憶されている利用履歴情報とを、利用履歴情報を構成する各項目について対比して、全ての項目が一致する利用履歴情報が存在した場合に同一の利用履歴情報が記憶されているものと判別し、一方、全ての項目が一致する利用履歴情報が存在しない場合には同一の利用履歴情報が記憶されていないものと判別するものである。
認証処理部131は、申請者IDとパスワードの入力を受け付けると共に、申請者情報DB141を参照して、入力を行った申請者の認証処理を実行する。
第二利用履歴情報取得部132は、認証処理の結果、申請者IDとパスワードの入力者が正当な申請者として認証された場合に、入力部22を介して手入力された小口金の利用履歴情報を取得する。
編集受付部133は、未申請利用履歴情報抽出部123により抽出された利用履歴情報のうち、手入力に基づく利用履歴情報についてのみ利用履歴情報の編集を受け付け、ICからの入力に基づく利用履歴情報については利用履歴情報の編集を制限する。
この処理においては、申請者情報DB142に記憶されている利用履歴情報ごとの取得態様フラグを参照して、手入力による利用履歴情報を特定し、当該利用履歴情報についての編集を制限する。
また、利用履歴情報が少なくとも、利用額と利用項目とからなる場合に、編集受付部133は、未申請利用履歴情報抽出部123により抽出された利用履歴情報のうち、手入力に基づく利用履歴情報と、ICから取得した利用履歴情報を構成する利用項目についてのみ利用履歴情報の編集を受け付け、ICから取得した利用履歴情報を構成する利用額についての編集を制限することもできる。
利用履歴情報結合部134は、利用履歴情報DB142を参照して、認証処理部131により認証された申請者の申請者IDと関連付けて記憶されている利用履歴情報に対し、第二利用履歴情報取得部132により取得した、手入力による小口金の利用履歴情報を結合して利用履歴情報DB142に記憶させる。
本実施形態における特定履歴特定部125は、利用履歴情報DB142に記憶されている利用履歴情報において、申請者IDに基づき、当該申請者IDに係る申請者の履歴レコードのうち、手入力により供給された特定履歴レコードを特定する処理を実行する。
この処理においては、利用履歴情報DB142に記憶されている各履歴レコードについて、手入力による履歴レコードであるか、ICカード2aから取得した履歴レコードであるかを示す取得態様フラグが関連付けて記憶されており、当該取得態様フラグを参照することで、手入力により供給された特定履歴レコードが特定される。
本実施形態における識別効果設定部127は、第一の実施形態におけるのと同様の機能に加え、特定履歴特定部125により特定された特定履歴レコード(手入力により供給された特定履歴レコード)に対し、他の履歴レコードと識別可能な効果を設定する。
他の履歴レコードと識別可能な効果とは例えば、特定履歴レコードのみを特定のフォントの色やサイズに変えたり、表示部126による表示の際に、特定履歴レコードがある場合にのみ、所定の警告音を発生させて、申請者や承認者の注意を促すものである。
本実施形態における申請者情報DB141は、第一の実施形態におけるのと同様、小口金の精算を申請する申請者に関する申請者情報と、当該申請者が利用するICカード2aに関する情報を関連付けて記憶する記憶部であるが、申請者情報としてさらに、申請者を認証するためのパスワードを記憶することができる。
この申請者情報DB141には、図27に示されるように、申請者を識別するための申請者ID、申請者を認証するためのパスワード、申請者の氏名、申請者の所属部署名、申請者が利用するICカード2aの識別情報である個体IDが相互に関連付けて記憶されている。
なお、ICカード2aは、申請者1人で複数枚利用してもよく、この場合には、申請者が利用する全てのICカード2aの個体IDが申請者に関連付けて記憶されている。
本実施形態における利用履歴情報DB142は、小口金の利用履歴に関する情報を記憶することができる記憶部であり、利用履歴情報を構成する各履歴レコードごとに、ICカード2aにより取得した履歴レコードであるか、若しくは手入力により取得した履歴レコードであるかを判別可能に記憶することができる。
この利用履歴情報DB142には、図28に示されるように、申請者IDごとに、個体ID、履歴レコード、ICカード2aにより取得した履歴レコードであるか、若しくは手入力により取得した履歴レコードであるかを示す取得態様フラグ、小口金の精算申請の有無に関する情報、精算申請に対する承認の有無に関する情報が関連付けて記憶されている。これらの情報のうち、個体IDと履歴レコードは、利用履歴情報取得部111により、ICカード2aから取得された情報である。
ここで、履歴レコードとは、小口金の利用履歴情報の一明細である。この履歴レコードには、利用の詳細として、乗車した路線を示す入線区、入線区の駅名、入線日時、降車した路線を示す出線区、出線区の駅名、出線日時、乗降に要した利用額、行先(用途)からなる。
また、取得態様に関する情報は、ICカード2aにより取得した履歴レコードであるか、若しくは手入力により取得した履歴レコードであるかによって、異なるフラグが立てられるように構成されており、本例では、ICカード2aにより取得した履歴レコードである場合には、「C」のフラグが立てられ、手入力により取得した履歴レコードである場合には、「T」のフラグが立てられるようになっている(図29参照)。
また、小口金の精算申請の有無に関する情報、及び精算申請に対する承認の有無に関する情報は夫々、履歴レコード毎に、精算の申請登録、ないしは精算申請に対する承認登録があったときにフラグが立てられて、有無が判別できるようになっている。
図29(a)は、精算の申請及び承認のいずれも登録されていない状態を、図29(b)は、3つの履歴レコードに対して、精算申請の登録があった状態を、また、図29(c)は、精算の申請があった3つの履歴レコードのうちの1つの履歴レコードに対して、精算申請に対する承認の登録があった状態を示している。
申請者端末2は、第一の実施形態と同様、申請者が小口金の精算を申請するための端末であって、いわゆるパーソナルコンピュータにより構成することができ、小口金精算装置1とネットワークを介して通信可能に接続されている。
この申請者端末2は、CPU、RAM、ROM等のメモリ、ハードディスクドライブなどの外部メモリ、CPUが実行するコンピュータプログラムにより、通信処理部21、入力部22、出力部23から構成されている。各機能部の機能は、第一の実施形態におけるのと同様である。
承認者端末3は、第一の実施形態と同様、承認者が小口金の精算申請に対する承認を与えるための端末であって、いわゆるパーソナルコンピュータにより構成することができ、小口金精算装置1とネットワークを介して通信可能に接続されている。
この承認者端末3は、CPU、RAM、ROM等のメモリ、ハードディスクドライブなどの外部メモリ、CPUが実行するコンピュータプログラムにより、通信処理部31、入力部31、出力部33から構成されている。各機能部の機能は、第一の実施形態におけるのと同様である。
次に、本実施形態に係る小口金の精算処理の一連の流れの詳細について図を参照して説明する。
まず、ICカード2aにより、利用履歴情報が、小口金精算装置1に提供される処理(図26におけるS2の処理に該当)について図30を参照して説明する。
申請者は、小口金精算装置1に対してICカード2aの読み取りを要求する(S601)。
これに対して、小口金精算装置1は利用履歴情報取得部111により、ICカード2aから利用履歴情報と個体IDを読み取る(S602)。
そして、当該読み取った個体IDに基づき、利用履歴情報DB142を参照して、読み取った利用履歴情報を構成する履歴レコードと同一の履歴レコードが、当該個体IDと関連付けて記憶されているか否かを判別する(S603)。
この処理は、上記読み取った利用履歴情報を構成する履歴レコードと、利用履歴情報DB142において個体IDと関連付けて記憶されている履歴レコードとを、各項目について対比して、全ての項目が一致する履歴レコードが存在した場合に同一の履歴レコードが記憶されているものと判別し、一方、全ての項目が一致する履歴レコードが存在しない場合には同一の履歴レコードが記憶されていないものと判別する。
S603の判別処理により、同一の履歴レコードが記憶されていないものと判別された場合には、上記読み取った履歴レコードと個体IDとを関連付けて利用履歴情報DB142に記憶する(S604)。この際、利用履歴情報DB142において、当該取得した履歴レコードの取得態様フラグが、ICカード2aから取得したことを示す「C」に設定される。
他方、S603の判別処理において、同一の履歴レコードが記憶されていたと判別された場合には、当該履歴レコードを記憶することなく処理を終了する。
なお、S603〜S704までの処理は、S602において読み取った全ての履歴レコードについて実行される。
次に、申請者の手入力により、利用履歴情報が小口金精算装置1に提供される処理(図26におけるS2の処理に該当)について図31を参照して説明する。
申請者は、申請者端末2を介して小口金精算装置1にアクセスし、申請者IDとパスワードを入力して、申請者の認証を要求する(S701)。
これに対して、小口金精算装置1は認証処理部131により、申請者IDとパスワードに基づき、申請者情報DB141を参照して、申請者の認証処理を実行する(S702)。
この結果、認証に失敗したとき、即ち、申請者IDとパスワードが一致しない場合には、認証に失敗した旨のエラーメッセージを申請者端末2に送信して処理を終了、若しくは再度入力を促す(S703)。
一方、認証に成功したときは、未申請利用履歴情報抽出部123により、申請者情報DB114を参照して、申請者IDと関連付けて記憶されている個体IDを抽出した上、利用履歴情報DB142を参照して、当該個体IDと関連付けて記憶されている履歴レコードであって、申請フラグが立てられていない履歴レコードを抽出する(S704)。
そして、特定履歴特定部125が、当該抽出した各履歴コードについて取得態様フラグを参照し、手入力による履歴レコード(図28の例では、「T」のフラグが立てられている履歴レコード)を特定する(S705)。
手入力による履歴レコードとして特定された特定履歴レコードに対しては、識別効果設定部127により、他の履歴レコードと識別するための識別効果が設定される(S706)。これは、申請者端末2に送信される承認用履歴レコードの表示画面において、特定履歴レコードを、他の履歴レコードと異なるフォントのサイズや色などで表示させるための処理である。
以上の処理の後、申請者端末2に対して、利用履歴情報の入力画面が送信される(S707)。
この時の入力画面を図32に示す。
図32に示されるように、申請画面90には、申請者ID表示欄91、未申請履歴レコード一覧92、編集欄93、選択済履歴レコード一覧94、チェックボタン95、手入力による履歴レコードの作成を要求する手入力ボタン96、申請ボタン97から構成される。
ここで、「手入力」ボタン96を押下すると、図33に示される手入力画面100において、未申請の履歴レコード一覧92に表示されていない新規の履歴レコードを入力することができる。
図33に示されるように、手入力画面100は、利用日時を入力する日時欄101、利用した入線区と駅名を入力する入線区−駅名入力欄102、利用した出線区と駅名を入力する出線区−駅名入力欄103、利用額入力欄104、行先(用途)入力欄105、往復申請や領収書の有無等のその他項目についてチェック入力可能なチェック欄106、及び、入力した履歴レコードを利用履歴情報DB142に登録することを要求する登録ボタン107から構成される。
申請者が、手入力画面100により履歴レコードを作成した上、登録ボタン107を押下すると、当該履歴レコードが未申請履歴レコード一覧92に追加されると共に、小口金精算装置1に対して送信される(S708)。
これに応じて小口金精算装置1は、第二利用履歴情報取得部132により履歴レコードを取得すると共に、利用履歴情報結合部134により、利用履歴情報DB142を参照して、同一の申請者IDに係る履歴レコードに、当該取得した履歴レコードを結合して記憶する(S709)。
なお、当該取得した履歴レコードを利用履歴情報DB142に記憶される際には、当該履歴レコードが手入力によるものであるとして、取得態様フラグが設定される(図28の例では、履歴レコードの取得態様フラグが、手入力により取得したことを示す「T」に設定される)。
なお、未申請履歴レコードを申請する際の処理は、第一の実施形態におけるのと同様に、未申請履歴レコード一覧92から、任意の未申請履歴レコードを選択してチェックボタン95を押下することで当該履歴レコードを選択済履歴レコード一覧94に加えた上、申請ボタン97をすることで、選択済履歴レコード一覧94中の履歴レコードの申請登録要求が小口金精算装置1に対して送信される。
続いて、利用履歴情報DB142に記憶されている利用履歴情報の編集を行う場合の処理について、図34を参照して説明する。
申請者は、まず申請者端末2により小口金精算装置1にアクセスし、図31におけるS701〜S707までの処理を経る。
そして、図32の画面から、申請者は履歴レコードの編集を行うことができる。
図32において、申請者は、履歴レコードをダブルクリック若しくは編集ボタン97を押下等することで、編集したい履歴レコードを選択する(S801)。
これに応じて、編集受付部133は、該当履歴レコードの編集が制限されるか否かを判別する(S802)。この処理は、利用履歴情報DB142において、選択された履歴レコードの取得態様フラグを参照して実行される。この結果、取得態様フラグが、該当履歴レコードがICカード2aにより取得したことを示している場合(図28の例では、「C」のフラグが立てられている場合)には、編集は制限されるものとして、後述する図36のS901以降の処理を経る。
一方、S802における判別の結果、該当履歴レコードに関連付けられた取得態様フラグが、手入力により取得したことを示している場合(図28の例では、「T」のフラグが立てられている)場合には、編集は制限されないものとして、編集内容の取得を要求する(S804)。
この際の入力画面の一例を図35に示す。
図35は、複数表示された履歴レコードのうち、一番上に表示された、手入力による履歴レコードが選択された例を示している。当該履歴レコードの内容は、編集欄93に反映されており、申請者は、編集したい項目を編集する。
申請者は、編集が完了すると、当該編集内容を小口金精算装置1に送信して、内容の反映を要求する(S805)。
編集内容を受信した小口金精算装置1は、利用履歴情報DB142を参照して、受信した編集内容を該当する履歴レコードに上書して、履歴レコードの更新を行う(S806)。
以上により、手入力による履歴レコードが編集される。
続いて、S803(図34)の処理において、履歴レコードの編集が制限されている場合の処理について、図36を参照して説明する。
S803における判別の結果、取得態様フラグが、該当履歴レコードがICカード2aにより取得したことを示している場合(図28の例では、「C」のフラグが立てられている場合)には、所定の項目の編集を制限した編集画面が生成され、申請者端末2に対して送信される(S901)。
この際の編集画面の一例を図37に示す。
図37は、複数表示された履歴レコードのうち、上から二番目に表示された、ICカード2aにより取得された履歴レコードが選択された例を示している。当該履歴レコードの内容は、編集欄93に反映されているが、行先(用途)項目以外の入力フォームはグレーで表され、任意の入力が不可能に設定されている。
申請者は、編集可能な行先(用途)の入力フォームのみの編集が完了すると、当該編集内容を小口金精算装置1に送信して、内容の反映を要求する(S902)。
編集内容を受信した小口金精算装置1は、利用履歴情報DB142を参照して、受信した編集内容を該当する履歴レコードに上書して、履歴レコードの更新を行う(S903)。
以上により、ICカード2aによる利用履歴情報の客観性を担保することができる。
なお、以上の例では、ICカード2aから取得した利用履歴情報について、一部の項目の編集を制限したが、これに限らず、全ての項目について編集を制限してもよく、この場合には、申請者がICカード2aによる履歴レコードを選択した時に、編集受付部133が取得態様フラグを参照して、該当履歴レコードは編集できない旨のエラーメッセージを申請者端末2に返すようにすればよい。
次に、精算の申請がなされた履歴レコードについて、承認者による承認が小口金精算装置1に登録されるまでの処理(図26におけるS4の処理に該当)について図38を参照して説明する。
まず、承認者は所定のタイミングで、承認者端末3の通信処理部31により、申請者IDと共に、小口金の申請済利用履歴情報の取得要求を小口金精算装置1に対して送信する(S1001)。
これに対して、通信処理部130により申請者IDと小口金の申請済利用履歴情報の取得要求を承認者端末3から受信した小口金精算装置1は、未承認利用履歴情報抽出部124により、利用履歴情報DB142を参照して、受信した申請者IDと関連付けて記憶されている履歴レコードのうち、精算申請が登録されており、かつ未承認の履歴レコードを全て抽出する(S1002)。
この処理は、利用履歴情報DB142に記憶されている履歴レコードのうち、上記受信した申請者IDと関連付けられている履歴レコードのうち、申請済のフラグが立てられていると共に、承認済みのフラグが立てられていない履歴レコードを選択的に抽出するものである。
そして、特定履歴特定部125により、S1002において抽出した履歴レコードから、手入力により取得された特定履歴レコードを特定する(S1003)。
この処理は、利用履歴情報DB142に記憶されている履歴レコードについて、取得態様フラグを参照し、当該取得態様フラグが、手入力により取得された履歴レコードであることを示している履歴レコードを特定するものである。
特定履歴レコードが特定されると、識別効果設定部127により、特定履歴レコードに対して、他の履歴レコードと識別するための識別効果が設定される(S1004)。これは、承認者端末3に送信される承認用履歴レコードの表示画面において、特定履歴レコードを、他の履歴レコードと異なるフォントのサイズや色などで表示させるための処理であり、表示画面のソースにかかる表示用のタグが埋め込まれて実現される。
S1002からS1004の処理を経た未承認の申請済利用履歴情報は、通信処理部31により承認者端末2に対して送信される(S1005)。この際、承認者端末3上に表示される、精算申請に対する承認画面の一例を図39に示す。
図39に示されるように、承認画面100aは、小口金を利用した申請者の申請者ID表示欄101、未承認の申請済履歴レコード一覧102、未承認の申請済履歴レコード一覧102において選択された履歴レコードの申請合計額の計算を要求する計算ボタン103、選択された履歴レコードの申請合計額を表示する申請合計表示欄104、選択された履歴レコードに対する承認登録要求を小口金精算装置1に送信するための承認ボタン105から構成される。
ここで、未承認の申請済履歴レコード一覧102には、承認する履歴レコードを選択するためのチェックボックス102aが設けられている。また、未承認の申請済履歴レコード一覧102において、特定履歴特定部125により特定された特定履歴レコード102bは、下線が引かれると共に、太字で表記されており、特定履歴レコードであることが一目瞭然で識別出来るように表示されている。
なお、この承認画面100aには特定履歴レコード102bが含まれるため、承認者が承認者端末3において当該承認画面100aを表示させたときに出力部33により警告音が発せられる識別効果を識別効果設定部127により設定しておくものとしてもよい。
承認者は、所望の履歴レコードのチェックボックス62aにチェックを入れ、計算ボタン103を押下して、申請額の合計を申請合計表示欄104において確認する。
以上により問題がないと判断した場合には、承認者は、承認ボタン105を押下する。これにより、選択された履歴レコードの承認登録要求が小口金精算装置1に対して送信される(S1006)。
これを受信した小口金精算装置1は、承認登録部129により、利用履歴情報DB142を参照して、選択された履歴レコードについて承認済のフラグを立てることにより精算申請に対する承認を登録する(S1007)。
以上により、精算申請に対する承認が終了する。
本例によれば、承認者は、客観性の低い手入力による履歴レコードを一見して判別することができ、不正な申請を防ぎやすくなる。
なお、ICカードは各種サービスに利用されるところ、本発明は、IDやパスワードによる認証を行って、各種のサービスに応じた利用履歴を作成、管理することができ、例えば、病院における患者の診察履歴や処方箋の履歴等、これらのサービスに即した種々の応用が可能である。
1 小口金精算装置
10 管理者
1a 出退勤情報処理機能部
111 利用履歴情報取得部
112 計時部
1b 小口金精算処理機能部
121 申請者特定部
122 出退勤情報抽出部
123 未申請利用履歴情報抽出部
124 未承認利用履歴情報抽出部
125 特定履歴特定部
126 表示部
127 識別効果設定部
129 承認登録部
128 申請登録部
130 通信処理部
131 認証処理部
132 第二利用履歴情報取得部
133 編集受付部
134 利用履歴情報結合部
141 申請者情報DB
142 利用履歴情報DB
143 出退勤情報DB
2 承認者端末
20 承認者
21 通信処理部
22 入力部
23 出力部
2a ICカード
3 承認者端末
31 通信処理部
32 入力部
33 出力部
4a 取引装置
4b 履歴照会サーバ
41 利用履歴情報抽出部
42 通信処理部
43 利用者情報DB
44 利用履歴情報DB

Claims (6)

  1. 小口金の精算を申請する申請者が所持し、個体識別情報と、当該申請者による小口金の利用履歴であって、利用日時情報を含む個別の履歴レコードからなる利用履歴情報とを記憶するICから、小口金の利用履歴情報を取得する装置であって、
    上記ICの個体識別情報と、上記申請者を識別する申請者識別情報と、上記申請者を認証する申請者認証情報とを関連付けて記憶する申請者情報記憶手段と、
    上記ICから、ICの個体識別情報と小口金の利用履歴情報とを取得する利用履歴情報取得手段と、
    上記ICの個体識別情報と、当該ICを所持する申請者の申請者識別情報と、上記取得した小口金の利用履歴情報とを関連付けて記憶する利用履歴情報記憶手段と、
    上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力を受け付けると共に、上記申請者情報記憶手段を参照して、入力を行った申請者の認証処理を実行する認証処理手段と、
    上記認証処理の結果、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力者が正当な申請者として認証された場合に、所定の入力手段を介して手入力された小口金の利用履歴情報を取得する第二の利用履歴情報取得手段と、
    上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記認証処理手段により認証された申請者の申請者識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報に対し、上記取得した、手入力による小口金の利用履歴情報を結合して上記利用履歴情報記憶手段に記憶させる利用履歴情報結合手段と、を有する、
    ことを特徴とする小口金精算装置。
  2. 上記認証処理の結果、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力者が正当な申請者として認証された場合に、上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記申請者識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報を抽出する利用履歴情報抽出手段と、
    上記抽出した利用履歴情報のうち、上記手入力に基づく利用履歴情報についてのみ利用履歴情報の編集を受け付け、上記ICからの入力に基づく利用履歴情報については利用履歴情報の編集を制限する編集受付手段と、を有し、
    上記利用履歴情報記憶手段は、上記ICから取得した小口金の利用履歴情報を、ICから取得した旨のフラグを立てて記憶すると共に、上記手入力による小口金の利用履歴情報を、手入力に基づいて取得した旨のフラグを立てて記憶する、
    請求項1記載の小口金精算装置。
  3. 上記利用履歴情報は、利用額と、利用項目とからなり、
    上記編集受付手段は、上記抽出した利用履歴情報のうち、上記手入力に基づく利用履歴情報と、上記ICから取得した利用履歴情報を構成する利用項目についてのみ利用履歴情報の編集を受け付け、上記ICから取得した利用履歴情報を構成する利用額についての編集を制限する、
    請求項2記載の小口金精算装置。
  4. 上記抽出した利用履歴情報を表示する表示手段と、
    上記利用履歴情報の表示において、上記手入力に基づく利用履歴情報に対して、他の利用履歴情報と異なる識別効果を設定する識別効果設定手段と、を有する、
    請求項2又は3記載の小口金精算装置。
  5. ICの個体識別情報と、小口金の精算を申請する申請者を識別する申請者識別情報と、上記申請者を認証する申請者認証情報とを関連付けて記憶する申請者情報記憶手段、を有するコンピュータにより、
    上記申請者が所持し、個体識別情報と、当該申請者による小口金の利用履歴であって、利用日時情報を含む個別の履歴レコードからなる利用履歴情報とを記憶するICから、小口金の利用履歴情報を取得する方法であって、
    上記ICから、ICの個体識別情報と小口金の利用履歴情報とを取得する処理と、
    上記ICの個体識別情報と、当該ICを所持する申請者の申請者識別情報と、上記取得した小口金の利用履歴情報とを関連付けて利用履歴情報記憶手段に記憶する処理と、
    上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力を受け付けると共に、上記申請者情報記憶手段を参照して、入力を行った申請者の認証処理を実行する処理と、
    上記認証処理の結果、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力者が正当な申請者として認証された場合に、所定の入力手段を介して手入力された小口金の利用履歴情報を取得する処理と、
    上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記認証処理手段により認証された申請者の申請者識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報に対し、上記取得した、手入力による小口金の利用履歴情報を結合して記憶させる処理と、を実行する、
    ことを特徴とする小口金精算方法。
  6. ICの個体識別情報と、小口金の精算を申請する申請者を識別する申請者識別情報と、上記申請者を認証する申請者認証情報とを関連付けて記憶する申請者情報記憶手段、を有するコンピュータを、
    上記申請者が所持し、個体識別情報と、当該申請者による小口金の利用履歴であって、利用日時情報を含む個別の履歴レコードからなる利用履歴情報とを記憶するICから、小口金の利用履歴情報を取得する小口金精算装置として機能させるためのプログラムであって、
    上記ICから、ICの個体識別情報と小口金の利用履歴情報とを取得する処理と、
    上記ICの個体識別情報と、当該ICを所持する申請者の申請者識別情報と、上記取得した小口金の利用履歴情報とを関連付けて利用履歴情報記憶手段に記憶する処理と、
    上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力を受け付けると共に、上記申請者情報記憶手段を参照して、入力を行った申請者の認証処理を実行する処理と、
    上記認証処理の結果、上記申請者識別情報と上記申請者認証情報の入力者が正当な申請者として認証された場合に、所定の入力手段を介して手入力された小口金の利用履歴情報を取得する処理と、
    上記利用履歴情報記憶手段を参照して、上記認証処理手段により認証された申請者の申請者識別情報と関連付けて記憶されている利用履歴情報に対し、上記取得した、手入力による小口金の利用履歴情報を結合して記憶させる処理と、を実行させる、
    コンピュータプログラム。
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