JP4236124B1 - 小口金清算装置、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決方法】小口金申請を行う申請者の情報及びIC固有の識別情報を関連付けて記憶すし、上記非接触ICリーダ/ライタから送信されるIC情報を受信し、当該ICを利用している申請者の特定を行う申請者特定手段と、上記申請者特定手段により特定された申請者の申請者情報を表示し、個別の履歴レコードごとに選択可能な表示形態として表示制御し、申請者が選択要求した選択済み履歴レコードに対して、履歴データから抽出し転記処理を行い、転記された履歴レコードを記憶し、上記小口金清算装置と通信可能に設定されている他の端末に対して、履歴レコードを含む申請情報を送信することを特徴とする小口金清算装置。
【選択図】図1
Description
また、申請の際に、申請者側には、交通履歴の領収書等の原本の添付を行う手間がかかり、承認者側には、同時期に多量の申請書を承認しなければならず、事務負担は大きいものといえる。
さらに、携帯端末を必要としない場合の非接触ICカードのみでの運用も記載され、出張旅費データ読取装置の表示部により、データ項目を確認し、各データ項目について業務用か私用かなどの利用目的を、入力部により入力又は修正することになる。
図1は本発明に係る一の実施形態の全体概要を示した模式図である。
図1において、本発明では、非接触型ICカード1、ICカードとデータの送受信を行う非接触型ICカードリーダ/ライタ2、申請者端末3、管理者端末4の構成を有している。
Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ、ハードディスクドライブなどの外部メモリ、CPUが実行するコンピュータプログラムにより、図1に示した機能ブロックを構成することができる。
図1に示した機能ブロックは、通信情報制御部31、ICカード情報処理部32、データ生成処理部33、履歴情報結合処理部34、表示制御処理部35、申請者情報データベース36、履歴情報データベース37、入力部38、出力部39から構成されている。
申請者情報とは、図15を参照して説明すると、申請者の特徴情報として、少なくとも項目名として、利用者ID201、社員番号202、ICカード識別番号203、社員名204、所属部署名205、定期利用区間206、摘要207を有する情報である。例えば、利用者ID201若しくは社員番号202に紐づく従属情報として、社員名204等の申請者情報が記憶されている。また、ICカード識別番号203には、一社員(申請者)について複数枚の紐づけができるようにしてもよい。
ICカード情報とは、ICカードに記憶されているICカード識別番号203、交通機関利用の際の乗降履歴データ(「履歴データ」でもよい、以下同様)を有する情報である。
また、ICカード識別番号203は、ここでは数字の羅列で例示しているが、数字と英字を含む羅列であってもよい。履歴データとは、利用者が交通機関を利用した際に、ICカードに記憶される交通機関の乗降履歴のデータや、ICカードを使用した切符の購入履歴のデータや、ICカードを使用して商品を購入した履歴のデータである、ICカードに記憶されている履歴の生データである。具体的には、図16を参照して説明すると、少なくとも項目名として、ICカード識別番号203、レコードID309、利用日付302、入線区303、入場駅名304、出線区305、出場駅名306、利用額307を有する1又は複数の履歴レコードの集合体からなる情報である。
履歴情報とは、履歴データと申請者情報を関連付けた情報である。具体的には、図16を参照して説明すると、少なくとも項目名として、利用者ID201、ICカード識別番号203、利用日付302、入線区303、入場駅名304、出線区305、出場駅名306、利用額307、行先(用途)308を有する1又は複数の履歴レコードの集合体からなる情報である。
履歴レコードとは、履歴情報及び履歴データの一明細の情報のことである。また、ICカード1で個別の履歴レコードを記憶する際、個々の履歴レコードに固有のレコードIDを付与しているので、この固有IDをもとに、本実施例での履歴レコードの検索や、履歴レコードの同一か否かの判断が行える。
申請済み情報とは、申請者が申請する履歴情報を含む情報のことである。また、申請済み履歴レコードとは、申請済み情報に含まれる一明細のレコードのことである。
未申請情報とは、申請者が履歴情報の抽出を行った際に、一次記憶されている履歴情報のことである。未申請履歴レコードとは、未申請情報に含まれる一明細のレコードのことである。
申請承認済み情報とは、申請済み情報のうち、管理者(責任者)により承認された乗降履歴情報を含む情報のことである。
また、ICカード情報処理部32は、上記申請者の特定処理と共に、特定した申請者のうちICカードを複数枚利用している申請者であるかの判別処理を行う。また、ICカード情報処理部32は、特定した申請者情報に未申請情報ありか否かの判別を行い、判別結果を示す識別子を付与することもできる。
また、表示制御部35は、新たなレコードの追加入力を実行するボタン、及び、ICカード情報処理部32における判別処理の結果に応じて履歴情報の結合処理を実行するボタンを、選択可能な表示形態で表示する表示制御処理を行う。さらに、上記新たな追加レコードに固有の識別番号を付与する。また、表示制御部35は、データ生成処理部33における生成処理の結果を、出力部39へ表示処理を行う。さらに、表示制御部35は、履歴情報結合処理部34における結合処理の結果を、出力部39へ表示処理を行う。また、表示制御部35は、履歴レコードのうち、特定の項目については、選択可能な表示を行うことができる。
また、非接触ICは図1に記載の非接触型ICカードの場合においての処理を説明する。
最初に、申請者は自分の非接触型ICカード1を非接触型ICカードリーダ/ライタ2に読み取り可能範囲まで近づかせると、非接触型ICカード1は、ICチップ11に記憶されているICカード情報をアンテナ12を介して送信する(S1)。
その際に、非接触型ICカードリーダ/ライタ2と申請者端末3は、有線による物理的な接続の他に、無線通信によって通信可能に設置されていてもよい。
上記データ生成処理(S6)については、後に図4を参照して詳細な説明を行う。
上記履歴情報結合処理(S7)については、後に図5を参照して詳細に説明する。
また、上述してきた各処理(S4〜S9)について、後に図3を参照して詳細に説明を行う。
また、上記申請情報選択処理(S11)により申請情報の選択が行われると、申請情報の閲覧ができるようになり、承認者からの承認可能なレコードの選択要求に応じて、承認可能な申請のみを抽出して承認を行う承認情報生成処理を行う(S12)。
また、上記承認情報生成処理(S12)が実行された後に、承認者からの承認情報の選択要求ある場合には、選択要求に応じて、承認履歴情報の選択を行う承認履歴選択処理を行う(S13)。
以上が図2を参照した一実施例の全体処理の説明になる。以下、図3を参照して、申請者端末3における処理の詳細な説明を行う。
具体的には、取得したICカード識別番号に基づき、申請者情報データベース36を参照し、上記識別番号に該当する申請者(社員名)を特定する。また、申請者情報データベース36に記憶されている申請者情報は、図15を参照して説明すると、少なくとも項目名として、利用者ID201、社員番号202、ICカード識別番号203、社員名(申請者名)204、所属部署名205、定期利用区間206、摘要207を有する情報である。
また、上記申請者の特定処理(S102)の際に、申請者情報データベース36を参照して、特定した申請者が複数枚のICカードを利用しているか否かの判別を行う(S103)。
具体的にデータ生成処理部33は、履歴レコードの転記処理を行い、その際に、転記可能な履歴レコードであるか否かの判別処理を行い(S107)、転記可能と判別された履歴レコードのみを転記する(S108)。転記された履歴レコードは、転記済み履歴レコードである。
具体的には、転記済み履歴データと履歴情報データベース37に格納されている未申請履歴レコードとを、同一レコードであるか否かを判別し(S112)、同一でないレコードに関しては、転記処理を行う(S113)。
ここで、申請者情報は、管理者端末4へ送信されると同時に、履歴情報データベース37に、申請済み情報として格納される。
以上が図3を参照した申請者端末3での全体処理フロー図の説明である。
なお、ICカード1で個別の履歴レコードを記憶する際、個々の履歴レコードに固有のレコードIDを付与しているので、この固有IDをもとに、本実施例での履歴レコードの検索や、履歴レコードの同一か否かの判断が行える。
データ生成処理部33は、個別の履歴レコードの選択要求を受け付ける(S401)。ここで、複数の乗降履歴レコードの選択が可能であり、選択した乗降履歴レコードを、一括で転記要求を行うことができる(S402)。ここで選択された履歴レコードは、選択済み転記レコードと呼ぶ。
以下、選択要求された(S401)履歴レコードは選択済みレコードと呼び、転記要求された(S402)履歴レコードは転記要求レコードと呼び、すでに転記されている履歴レコードは転記済みレコードと呼ぶ。
上記判別の結果(S404)、同一のレコードありと判別された場合は、該当した転記要求レコードは転記不可と判別され転記がされない(S408)。
一方、上記判別の結果(S406)、同一のレコードなしと判別された場合は、転記要求レコードの転記を実行する(S407)。
以上が図4を参照したデータ生成処理部33の詳細な処理の説明である。
履歴結合処理部34は、履歴結合要求を受け付けた場合に(S501)、履歴情報データベース37の参照を行う(S502)。
前記判別の結果、未申請履歴レコードがあると判別した場合は、転記済みレコードと未申請履歴レコードが同一であるか否かの判別を行う(S504)。
一方、上記判別(S504)の結果、レコードが同一でないと判別した場合は、判別された未申請履歴レコードを転記処理する(S505)。
以上が図5を参照した履歴情報結合処理部34の詳細な説明である。
次に、図6〜11を参照して、表示部39に表示されている画面の一例として申請処理から承認処理までの詳細な説明を行う。ここでは、実際に申請者が行う申請処理に沿って説明を行う。
例えば、申請者が営業職であった場合に、客先への訪問のため交通機関を利用した際に使用した非接触型ICカードを、非接触型ICリーダ/ライタに読み取らせる。それにより、小口清算の申請を行う例について併せて説明する。
ここでは、ICカード情報処理部32が特定した申請者情報とICカード識別番号203が申請者識別ウィンドウ101に表示される。図6には示されていないが、例えば、申請者識別ウィンドウ101には、「ID:○○○、氏名:○○○」のように二段表記させてもよい。また、履歴データウィンドウ102には、申請者端末3がリードライタ2から取得したICカードの履歴データが表示される。例えば、ICカード1に記憶されている直近20件の履歴レコードが表示されるようにしてもよい。
また、履歴データウィンドウ102に表示されている履歴レコードには個々に選択用のチェックボックス103が設けられている。また、チェックボックス103にチェックが入った選択済み履歴レコードは、「Check」ボタン104が選択されると、転記済み履
歴レコードウィンドウ105に、転記済み履歴レコードとして表示される。
具体的には、履歴データウィンドウ102に表示されている履歴データの選択処理について、申請者がある履歴レコードを選択した時の処理になる。
履歴データウィンドウ102に表示されているデータのうち、履歴レコード106は、チェックボックス103による選択に加えて、レコード全体を選択することができる。選択済み履歴レコード106の全体が選択されると、選択項目変更ボックス107〜112に、選択した履歴レコード106の項目が表示される。
例えば、図7の項目名301「No」の「19」の履歴レコード106が選択されると、選択項目変更ボックス107には項目名303「入線区」の「東日本旅客鉄道」が表示され、以下同様にして、選択項目ボックス108には項目名304「駅名」の「池袋」、選択項目ボックス109には項目名305「出線区」の「東日本旅客鉄道」、選択項目ボックス110には項目名306「駅名」の「駒込」、選択項目ボックス111には項目名307「利用額」の「余白(0)」が表示される。なお、選択項目ボックス107〜110では、項目の選択変更や入力変更が行える。
また、入力ボックス112では、行先(用途)の入力が行える。入力ボックス112に入力された内容は、項目名308「行先(用途)」の項目に反映される。例えば、申請者が客先に行ったことを示すために「客先」と入力ボックス112に入力すると、履歴データウィンドウ102の項目名308「行先(用途)」の項目欄に「客先」と表示される。
例1として、入場駅の券売機にてICカード1を利用して切符を購入した場合である。この場合、ICカード1には、入場駅での切符の購入履歴が記憶されているのみで、出場駅の履歴が記憶されていない。具体的には、図7の選択済み履歴レコード113を参照して、申請者がJR駒込駅で切符を購入した例を説明する。選択済み履歴レコード113の項目名303「入線区」には「東日本旅客鉄道」が、項目名304「駅名」には「駒込」が、項目名305「出線区」及び項目名306「駅名」には「余白」が、項目名307「利用額」には「150」が表示される。ここで、上記履歴レコード113が選択されると、選択項目ボックス107〜111には対応した項目が表示され、選択項目ボックス109、110には余白が表示され、この余白には出場駅の情報を入力することでき、選択済み履歴レコード113の情報を補充することができる。
上記履歴レコード114が選択されると、選択項目ボックス107〜111には、選択項目には対応した項目が表示され、選択項目ボックス109、110には余白が表示され、この余白に出場駅の情報を入力することで、履歴レコード113の情報を補充することができる。
具体的には、チェックボックス103にチェックが入った履歴レコードである選択済み履歴レコード115がある。ここで、「Check」ボタン104が選択されると、転記済み履歴レコードウィンドウ105に、転記可能と判別された選択済み履歴レコード115が転記される。このときの選択済み履歴レコードを転記要求履歴レコードと呼ぶ。上記転記された履歴レコードのことを転記済み履歴レコード116とする。
図8では、項目名301「No」が「04」「06」「13」「18」「19」の選択済み履歴レコードがあり、「Check」ボタン104が選択されると、その全ての選択済み履歴レコード115が転記済み履歴レコード116として転記済み履歴レコードウィンドウ65に転記される。ここで、転記済み履歴レコード116と同一の転記要求履歴レコードは転記されない。例えば、申請項目の追加を行おうとして、項目名301「No」が「03」「04」のチェックボックス103にチェックを入れて、「Check」ボタン104が選択されると、項目名「No」が「04」の転記要求履歴レコード81は、すでに同一の転記済み乗降履歴レコードが存在するために転記不可能と判別され、項目名301「No」が「03」の選択済み履歴レコード(転記要求履歴レコード)15のみが、転記可能と判別され、転記済み乗降履歴レコードウィンドウ105に追加で転記される。
さらに、「申請」ボタン117が選択されると、転記済み履歴レコードウィンドウ105に転記されている転記済み乗降履歴レコード116が、申請情報として、管理者端末4へ送信される。若しくは、「申請」ボタン117が選択されると、転記済み履歴レコード116が、申請済み履歴レコードとして、乗降履歴情報データベース37に格納される。また、申請済み履歴レコードの集合体が、申請済み履歴情報である。
図9は、管理者がある申請情報を確認するときの画面の一例である。ここで、管理者が履歴データベース37を参照している場合では、管理者が申請者選択ボックス118を選択することで、申請者別の申請情報を履歴情報データベース37から読み込むことができる。また、申請情報確認ウィンドウ119には、申請済み履歴レコードが表示される。表示された申請済み履歴レコードは、チェックボックス120が設けられていて、管理者が承認できる申請情報に対してのみ、チェックボックス120に対してチェックを入れる。ここで、「再計算」ボタン121を選択すると、チェックボックス120にチェックが入った申請済み履歴レコードの利用額の合計計算を行い、計算結果を申請額合計ボックス137に表示する。また、「履歴確認」ボタン122を選択すると、チェックボックス120にチェックの入った申請済み履歴レコードのみを抽出した、別画面が表示される。具体的には、図10が表示される。また、「マスター管理」ボタン123を選択すると、そのときに申請者選択ボックス118で選択されている申請者の申請者マスターが別画面で表示される。具体的には、図11が表示される。さらに、「清算」ボタン124が選択されると、チェックボックス120にチェックの入った申請済み履歴レコードに対する清算承認が決定されたことになる。
次に、図12〜14を参照して、申請者が申請情報を手入力による追加で行う際の一実施例について説明する。これは、企業における小口清算の実務において、ICカードによる交通費の清算に加えて、現金による交通機関利用時の料金清算を行った領収書原本の添付などがある申請があり、主となるICカードによる清算と従属的に領収書原本の添付申請を一括で申請することで業務の効率化が図れるためである。また、これから説明する実施例2は、上述してきた実施例1からの変形例であるために、重複する構成の記載は省き追加構成のみの記載し説明を行う。
まず、図12は、上述した図7と同一の状況下において、「手入力」ボタン125が表示されている画面の一例である。「手入力」ボタン125を選択すると、乗降履歴データウィンドウ103に表示されていない新規のレコードの入力ができる。具体的には、図13に示した画面である。
図13は、入力項目ボックス126〜132が入力可能に表示されている手入力画面の一例を示した図である。例えば、申請者が客先への訪問時に、JRの新宿駅から池袋駅までの区間を現金清算行ったものを申請する際に、入力項目ボックス126の項目名「利用日付」には「2007年12月22日」と入力し、以下同様にして、入力項目ボックス127「入線区」には「JR」、入力項目ボックス128「駅名」には「新宿」、入力項目ボックス129「出線区」には「JR」、入力項目ボックス130「駅名」には「池袋」、入力項目ボックス131「利用額」には「150」、入力項目ボックス132「行先(用途)」には「客先」と入力する。そして、入力ボックス126〜132への項目の入力をすべて終えてから、「登録」ボタン133が選択されると、転記済み履歴レコードウィンドウ105への転記可能か否かの判別が行われ、転記可能であると判別されれば、転記済み履歴レコードウィンドウ105へ転記される。また、チェックボックス134が選択されている場合には、「登録」ボタン133を選択したときに、入力項目ボックス126〜132に入力されている内容の往復分のレコードに対して、転記済み履歴レコードウィンドウ105への転記可能か否かの判別を行い、転記可能と判別されれば、往復分の2レコードが、一入力画面の入力から行える。また、領収書チェックボックス135が選択されている場合には、転記済み履歴レコードウィンドウ105に転記される際に、上述してきた転記済み履歴レコードを区別するための識別子を付与して、転記済み履歴レコードウィンドウ105に表示させるようにしてもよい。
上記図13で、手入力され転記されたレコードが、転記済みレコード136として、転記済み履歴レコード105に表示されている。以後の処理については、上述した図8の説明と同一の処理を行うことができる。
例えば、図示されていないが、図13の手入力画面において、入力項目ボックスの項目名が「利用項目」として、「利用項目」には「タクシー」と入力し、「利用項目」には「駐車代」など入力するようにさせてもよい。
実施例3では、実施例1又は実施例2でも説明してきた処理に加えて、項目名として表示される項目の追加を行った際の実施例になる。
具体的には、図17を参照して、乗降履歴データの説明で行った項目名である、利用者201等に加えて、新たな項目名として「種別」を設けることである。
まず、利用者が磁気カードを用いてA駅から入場し、ICカードを用いて清算しB駅から出場した場合が考えられる。
この場合、乗降履歴が記憶されているICカードを使用するのは、B駅で清算して出場する時のみなので、ICカードには出場駅での記録しか残らないことになる。
具体的には、項目名と記録内容の組み合わせは、「種別」には「清」と表示され、「利用駅」には「B駅」、「利用額」には清算時の金額が表示される。つまり、清算を行い出場したB駅の記録は残っているが、入場した駅がどこなのか履歴からでは不明になる。
そこで、入力受付手段によりレコードに必要な項目の入力を行い、情報を明確にする必要がある。ここで、項目名の「利用額」は手入力不可能として、申請者による金額入力の不正を防ぐ目的もある。
この場合は、乗降履歴が記憶されているICカードが入場であるA駅の記録を行う。具体的には、A駅入場時の表示内容として、項目名と表示内容は、「種別」には「入」、「利用駅」には「A駅」と表示され、B駅出場時の表示内容としては、「種別」には「窓出」、「利用駅」には「B駅」、「利用額」には清算した金額が表示される。これは、B駅での清算時にICカードの残高不足をして、不足分を磁気カードの残高と足し合わせて清算した場合が考えられるからである。
この場合は、B駅で清算する際にICカードに記録が残る。具体的には、項目名として、「種別」には「清」、「利用駅」には「B駅」、「利用額」には清算した金額が表示される。このとき、入場駅に関しての情報は一切記憶されていない。そこで、入力受付手段によりレコードに必要な項目の入力を行い、情報を明確にする必要がある。ここで、項目名の「利用額」は手入力不可能として、申請者による金額入力の不正を防ぐ目的もある。
図18は、本発明に係る一の実施形態の全体概要を示した模式図である。
図18において、利用者が非接触ICカード又はIC内臓携帯電話端末を使用して交通機関等を利用した際の、非接触型ICカード又はIC内蔵携帯電話端末のIC利用履歴を管理する利用履歴照会サーバから利用履歴情報を取得し、小口金清算処理を行う場合である。
ここで、交通機関会社等またはICカード発行会社等の管理する利用履歴照会サーバに対して、交通機関等で非接触ICカード若しくはIC内蔵携帯電話端末を利用した際の利用履歴情報を照会できるようにするには、事前に履歴情報利用登録をしている必要がある。その際に、履歴照会サーバに対して照会要求時、IC識別番号又は利用登録時の個人情報を照会ログイン時に要求され、利用者が応答することで履歴照会サーバに対する履歴照会可能な状態となる。
図19において、本発明では、申請者端末3、管理者端末4、履歴照会サーバ7の構成を有している。
また、上述してきた実施形態と重複する構成及び処理に関しては省略して、追加構成、追加処理に関しての記載を行うものとする。
履歴照会情報とは、非接触型ICカード又はIC内蔵携帯電話端末によるICの使用履歴情報を蓄積記憶している履歴照会サーバ7から取得する情報のことをいう。
例えば、取得する情報として、ICカード番号、表示期間(利用期間)、定期券情報、利用履歴情報である。
さらに、利用履歴情報とは、月日、種別、利用駅、残高である。この利用履歴情報には、履歴照会サーバ7に記憶されている時点で、予めレコード固有の識別番号が付されている。このレコード固有の識別番号は、非接触型ICカード又はIC内蔵携帯電話端末内に記憶されている履歴レコードに付されるレコード毎固有の識別番号と同一のものである。本発明の構成内における、履歴情報の取得から一時記憶までの処理により、履歴レコードには、申請処理を未だ行っていないことを識別するための識別子をレコード毎に付して記憶しておくこともできる。
申請者端末3の通信情報制御処理部31によって、履歴照会サーバ7に対して履歴照会情報を取得要求を送信する(S16)。
この照会要求時の申請者端末3からの送信データは、履歴照会サーバ7側からの要求データに依存するものである。例えば、ICカード識別番号や、ICカードの定期券購入時に登録の氏名が、履歴照会サーバ7からの照会時の認証要求情報として考えられる。これに対応し得る情報を履歴照会サーバ7に対して送信できればよい。
履歴照会サーバ7が、照会要求を受信し履歴照会処理を行う(S17)。履歴照会処理を行った後に、申請者端末3に対して、履歴照会情報を送信する(S18)。
申請者端末3において、通信情報制御部31が、履歴照会サーバ7からの履歴照会情報の応答を受信すると、ICカード情報処理部32は、取得した履歴照会情報をもとに、申請者情報データベース36を参照して、申請者特定の処理を行う。
例えば、取得した履歴照会情報に含まれるICカード識別情報をもとにして、申請者情報データベース36に記憶されたICカード識別情報を検索し、同一判別を行うことで、申請者情報の特定を行う。
例えば、受信したICカード識別情報をもとにして、予め申請者情報データベース36に記憶させてあるICカード識別情報に該当する申請者情報レコードが存在するか否か判別を行う。判別の結果、該当する申請者情報が存在した受信済み履歴情報に申請者情報データベース36の申請者情報を紐づけ処理を行う。その後に、画面表示を行う。若しくは、画面表示前に、履歴情報データベース37に記憶させる。また、履歴情報データベース37に記憶させる際に、未処理データを識別するための識別子を付して記憶させる。
ここで、データ生成処理を実行する最初の画面例である図6に例示の履歴データウィンドウ102が表示制御処理部35によって出力部39に表示される。
または、一旦、未処理データとして履歴情報データベース37に記憶されている履歴情報からデータ生成処理を行う際に、履歴情報データベース37を検索して、該当する未処理データの検出を行う。この際の、未処理データの特定方法として、図6上に表示制御部35によって図示されていない情報検索ボタンを表示して、この情報検索ボタンが選択された場合に、ICカード識別情報若しくは申請者情報をもとに、該当する未処理データのフラグを有するデータを履歴情報データベース37から検出するようにしてもよい。
図21は、本発明に係る一の実施形態の全体概要を示した模式図である。
図21において、非接触ICカード又はIC内蔵携帯電話端末を使用して交通機関等を利用した際に、図示されていない交通機関側等の非接触型ICカードリーダ/ライタにより読み取られ、ICカード会社等が管理する履歴照会サーバ7にIC使用履歴情報が記憶されている。申請者端末3から履歴照会サーバ7に対しての履歴照会要求においては、DBサーバ6を介して履歴情報の照会を行い、照会された履歴情報をもとに、DBサーバ6が各種情報処理を行い、小口金清算処理を行う場合である。
図21において、申請者端末3、管理者端末4、DBサーバ6、履歴照会サーバ7を含む装置構成で小口金清算処理を行う。また、図21には、図示されていない非接触型ICカードリーダ/ライタ2が申請者端末3と通信可能に接続されていてもよいものとする。
図22は、申請者端末3、管理者端末4、DBサーバ6、履歴照会サーバ7の構成を有している。
このDBサーバ6は、CPU(Central
Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ、ハードディスクドライブなどの外部メモリ、CPUが実行するコンピュータプログラムにより、図22に示した機能ブロックを構成することができる。
図22に示した機能ブロックは、申請者情報データベース36、履歴情報データベース37、通信情報制御部61、認証処理部62、ICカード情報処理部32、データ生成処理部33、履歴情報結合処理部34、表示制御処理部35から構成されている。
管理者情報とは、管理者識別情報としてログインパスワード、IDなどの情報であり、認証処理時に参照される情報である。
申請者情報として、さらに、申請者固有のログインパスワードなどのログイン識別情報を記憶できるようになっている。ログイン識別情報とは、申請者を特定するための情報であり、例えば、ログイン時のIDやパスワードなどのことを表す。また、ログイン識別情報は、ICカード識別番号であってもよいし、申請者の任意の設定による情報であってもよく、ログイン時に申請者を特定できる情報であればよい。
また、一申請者情報に対して、ICカード識別情報203を関連づけて記憶してもよい。また、非接触型ICカードの他に、IC内蔵携帯電話端末を利用している申請者には、携帯電話番号等の携帯電話識別情報が記憶できる。その際、申請者情報に、携帯電話端末を利用していることが識別できる識別子を記憶することもできる。例えば、申請者情報の携帯電話利用の有無などの項目中に、利用であれば「1」、未利用であれば「0」として記憶することができる。
さらに、履歴照会サーバ7から取得した履歴照会情報を記憶するものである。その際、申請済履歴情報、申請前履歴情報、申請承認後履歴情報、履歴照会情報、を一申請者の履歴情報として、関連付けて記憶することができる。
例えば、利用者ID101、社員番号102といった項目に各種履歴情報を関連付けて、データベース化をしてもよい。申請者の特定の際に、対象項目として利用者ID101、社員番号102が検索され、付随する情報として、各種履歴情報を格納している。また、各種履歴情報のうち、履歴レコードについては、レコード固有の識別情報を記憶しているので、レコード単位での検索に対応できるように情報を管理している。
例えば、申請者端末3からのログイン要求を受信すること、ログイン後の申請者端末3との履歴情報などのデータの送受信を行うことができる。申請者端末3に限らず、管理者端末4、履歴照会サーバ7に関しても同様に、情報の送受信を行うことができる。
例えば、申請者端末3からのログイン要求を受け付けた場合に、申請者端末3から受信したログインパスワード、IDなどログイン識別情報をもとにして、申請者情報データベース36を参照して、ログイン要求時のログイン識別情報と申請者データベース36に記憶されたログイン識別情報が同一情報であるか判別を行うことで、ログイン承認を行うことができる。
履歴情報レコードには、レコード固有の識別番号等の識別子が付されており、レコードの同一判別処理では、このレコード固有の識別番号を参照することで、検索や同一判別処理を行うことができる。
例えば、入出力部として記載を行っているが、ディスプレイにデータ表示を行うものである。
Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ、ハードディスクドライブなどの外部メモリ、CPUが実行するコンピュータプログラムにより、図21に示した機能ブロックを構成することができる。
図22に示した機能ブロック図は、通信情報制御部31、41、入出力部40、43の構成を有している。
例えば、パソコンにおけるキーボード、ディスプレイのことである。
申請者端末3の通信情報制御部31が、DBサーバ6に対して、ログイン要求を送信する(S21)。DBサーバ6の通信情報制御部61が、申請者端末3からのログイン要求を受信すると、パスワード、IDといったログイン識別情報の同一判別を行うことでログイン認証処理を行う(S22)。また、識別情報の同一判別行うことで、ログイン申請者の特定が行われている。
この照会要求時のDBサーバ6からの送信データは、履歴照会サーバ7側からの要求データに依存するものである。例えば、ICカード識別番号や、ICカードの定期券購入時に登録の氏名が、履歴照会サーバ7からの照会時の認証要求情報として考えられる。これに対応し得る情報を履歴照会サーバ7に対して送信できればよい。
また、取得した履歴照会情報のデータ生成処理の詳細に関しては、上述した図4の説明内容及び処理番号S401〜409と同様の処理になる。
DBサーバ6の通信情報制御部61は、管理者端末4からのログイン要求を受け付けると(S28)、認証処理部62がログイン認証処理を行う(S29)。このログイン認証処理は上述したS22と同様になり、ログイン識別情報の同一判別による認証処理を行う。管理者識別情報は、申請者情報データベース36に記憶されている情報で、申請者情報データベースを参照することで、同一判別が行える。
交通機関等を利用する際に使用するICの履歴情報を、交通機関の改札などに設置されているICリーダライタから履歴情報を集約して記憶している交通機関等が管理する履歴照会サーバと通信可能に構成される小口金清算装置であって、上記小口金清算装置は、小口金申請を行う申請者の特徴及び上記IC固有の識別情報を関連づけて記憶する申請者情報記憶手段と、上記履歴照会サーバから送信される履歴照会情報を受信する通信情報取得手段と、上記通信情報取得手段により取得したIC固有の識別情報に基づき、上記申請者情報記憶手段を参照して、当該ICを利用している申請者の特定を行う申請者特定手段と、上記申請者特定手段により特定された申請者の申請者情報を表示、及び上記通信情報取得手段により取得した履歴データのうち個別の履歴レコードごとに選択可能な表示形態として表示する第1表示制御手段と、上記第1表示制御手段により表示された履歴データのうち、申請者が選択要求した選択済み履歴レコードに対して、履歴データから抽出し転記処理を行うデータ生成処理手段と、上記データ生成処理手段での処理結果データの表示と共に、選択可能か否かを設定できる選択表示とを、上記第1制御手段により表示された画面と同一の画面に表示させる第2表示制御手段と、上記第2制御手段で表示された選択表示を選択することで、上記データ生成処理手段により生成された履歴レコードを、上記履歴情報データベースに記憶する履歴情報記憶手段と、上記履歴記憶手段により履歴レコードを記憶すると共に、上記小口金清算装置と通信可能に設定されている他の端末に対して、履歴レコードを含む申請情報を送信する履歴情報通信制御手段と、を有することを特徴とする小口金清算装置。
上記申請者特定手段は、上記通信情報取得手段により取得したIC固有の識別情報に基づき、上記申請者情報記憶手段を参照して、当該ICを利用している申請者を特定すると共に、当該ICを含め複数のICを利用している申請者かを判別すること、を特徴とする付記1に記載の小口金清算装置。
上記データ生成処理手段は、上記第1表示制御手段により表示された履歴データのうち、申請者が選択要求した特定の履歴レコードに対して、既存の選択履歴レコードと同一かを判別、及び、上記履歴情報記憶手段を参照して、選択された履歴レコードと履歴レコードが同一かを判別し、レコード同一の場合は選択不可として、同一でないと判別された選択可能な履歴レコードを履歴データから生成すること、を特徴とする付記1乃至2に記載の小口金清算装置。
上記第1表示制御手段は、上記申請者特定手段により特定された申請者の申請者情報を表示、及び上記通信情報取得手段により取得した履歴データを履歴レコード個別に選択可能な表示形態として表示、及び上記申請者特定手段での複数ICの利用者と判別されているときに履歴結合ボタンを選択可能に表示すること、を特徴とし、上記第1表示制御手段により表示された履歴結合を示す選択表示が申請者により選択されたとき、上記履歴情報データベースを参照し、選択履歴レコードと同一でない未申請履歴レコードを読み込み、選択履歴レコードと結合する履歴情報結合処理手段、を更に有することを特徴とする付記1乃至3に記載の小口金清算装置。
交通機関等を利用の際に使用するICの履歴情報を、交通機関の改札などに設置されているICリーダライタから履歴情報を集約して記憶している交通機関等が管理する履歴照会サーバと通信可能に構成されるコンピュータにより行われる小口金清算方法であって、上記コンピュータは、小口金申請を行う申請者の特徴及び上記IC固有の識別情報を関連づけて記憶する申請者情報記憶手段、を有し、上記履歴照会サーバから送信される履歴照会情報を受信する処理と、上記処理により取得したIC固有の識別情報に基づき、上記申請者情報記憶手段を参照して、当該ICを利用している申請者の特定を行う処理と、上記処理により特定された申請者の申請者情報を表示、及び上記通信情報取得手段により収得した履歴データのうち個別の履歴レコードごとに選択可能な表示形態として表示する処理と、上記表示された履歴データのうち、申請者が選択要求した選択済み履歴レコードに対して、履歴データから抽出し転記処理を行う処理と、上記転記処理結果データの表示と共に、選択可能か否かを設定できる選択表示を選択することで、上記生成処理により生成された履歴レコードを、上記履歴情報データベースに記憶する処理と、上記記憶処理により履歴レコードを記憶すると共に、上記小口金清算装置を通信可能に設定されている他の端末に対して、履歴レコードを含む申請情報を送信する処理と、を行うことを特徴とする小口金清算方法。
交通機関等を利用する際に使用するICの履歴情報を、交通機関の改札などに設置されているICリーダライタから履歴情報を集約して記憶している交通機関等が管理する履歴照会サーバと通信可能に構成され、小口金申請を行う申請者の特徴及び上記IC固有の識別情報を関連づけて記憶する申請者情報記憶手段、を有するコンピュータに対して、処理を実行させるコンピュータプログラムであって、上記コンピュータに対して、上記履歴照会サーバから送信される履歴照会情報を受信する処理と、上記処理により取得したIC固有の識別情報に基づき、上記申請者情報記憶手段を参照して、当該ICを利用している申請者の特定を行う処理と、上記処理により特定された申請者の申請者情報を表示、及び上記通信情報取得手段により取得した履歴データのうち個別の履歴レコードごとに選択可能な表示形態として表示する処理と、上記表示された履歴データのうち、申請者が選択要求した選択済み履歴レコードに対して、履歴データから抽出し転記処理を行う処理と、上記転記処理結果データの表示と共に、選択可能か否かを設定できる選択表示とを、上記表示された画面と同一の画面に表示する処理と、上記表示された選択表示を選択することで、上記生成処理により生成された履歴レコードを、上記履歴情報データベースに記憶する処理と、上記記憶処理により履歴レコードを記憶すると共に、上記小口金清算装置と通信可能に設定されている他の端末に対して、履歴レコードを含む申請情報を送信する処理と、を実行させるコンピュータプログラム。
ここで、申請承認済み情報の仕訳とは、申請承認済み情報について、摘要等の細目を設定し、当該申請承認済み情報を勘定科目に分類する作業である。
以下、この申請承認済み情報の仕訳作業を、図24及び図25により説明する。
この画面上においては、コンボボックス501から申請者を選択することができ、申請者が選択されると、当該申請者の申請承認済み情報が、申請承認済み情報を格納するデータベースから読み出される。
申請承認済み情報を構成する各レコードは、夫々チェックボックスにより選択可能となっており、所望のレコードを選択すると、仕訳作業画面に移行して仕訳作業を実行することができる。
この仕訳作業画面上からは、借方科目、貸方科目、借方補助科目、貸方補助科目、仕訳作業担当者、負担部門、摘要といった項目を設定することができる。
各項目の入力を終えると、「精算」ボタン511を押下することにより、仕訳作業が完了する。
また、仕訳作業は、申請の承認を実行する管理者とは別の経理部門の担当者が、所定の端末を介して実行することができる。
申請状況の確認は、図26に示す申請状況確認画面上において行うことができる。
この申請状況確認画面上には、履歴情報データベースから読み出された申請中のレコード一覧が表示され、一覧に示されたレコードから一のレコードを選択してメニュー512を開くと、当該選択したレコードの内容を変更あるいは削除することができる。
2 非接触型ICカードリーダ/ライタ
3 申請者端末
4 管理者端末
6 DBサーバ
7 履歴照会サーバ
31、41、61 通信情報制御部
32 ICカード情報処理部
33 データ生成処理部
34 履歴情報結合処理部
35 表示制御処理部
36 申請者情報データベース
37 履歴情報データベース
38 入力部
39 出力部
42、62 承認処理部
30、43 入出力部
Claims (5)
- 非接触型IC固有の識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、個別の利用履歴を示す複数の履歴レコードからなる履歴データを記憶する履歴データ記憶手段と、上記識別情報記憶手段及び上記履歴データ記憶手段に記憶されたIC情報を外部の非接触型ICリーダ/ライタと情報の送受信を行う通信情報制御手段とを有する非接触型ICと、
上記非接触型ICと通信を行うことで上記非接触型ICに記憶されている上記IC情報を取得する通信情報取得手段と、外部の非接触型IC及び通信可能に設定された小口金清算装置と情報の送受信を行う通信制御手段とを有することで、上記非接触型ICに記憶されている上記IC情報を読み取る非接触型ICリーダ/ライタと、
上記非接触型ICリーダ/ライタと通信可能に構成される小口金清算装置であって、
上記小口金清算装置は、
申請済みの履歴レコードを記憶する履歴情報データベースと、
小口金申請を行う申請者の特徴情報及び上記非接触型IC固有の識別情報を関連付けて記憶する申請者情報記憶手段と、
上記非接触型ICリーダ/ライタから送信されるIC情報を受信する通信情報取得手段と、
上記通信情報取得手段により取得したIC固有の識別情報に基づき、上記申請者情報記憶手段を参照して、当該非接触型ICを利用している申請者の特定を行う申請者特定手段と、
上記申請者特定手段により特定された申請者の申請者情報を表示、及び上記通信情報取得手段により取得した上記非接触型ICに記憶されている履歴データを個別の履歴レコードごとに選択可能な表示形態として画面中の第1のウィンドウ内に一覧表示する第1表示制御手段と、
上記第1表示制御手段により表示された履歴データのうち、申請者が選択要求した選択履歴レコードについて、上記履歴情報データベースに同一の履歴レコードが存在するか否かを判別し、その結果、同一の申請済み履歴レコードが存在すると判別された場合には選択不可とし、同一の履歴レコードがないと判別された場合には、当該選択履歴レコードを履歴データから抽出するデータ生成処理手段と、
上記データ生成処理手段により抽出された選択履歴レコードと、上記履歴情報データベースに記憶されている上記選択履歴レコードと同一でない他の未申請履歴レコードを読み込んで上記選択履歴レコードと結合し、上記第1表示制御手段により表示された上記履歴データの画面と同一の画面内に、上記履歴データのウィンドウと並列した別の第2のウィンドウに表示させる第2表示制御手段と、
上記第2のウィンドウ内に表示され、小口精算が申請された履歴レコードを、申請済み履歴レコードとして上記履歴情報データベースに記憶する履歴情報処理手段と、
を有することを特徴とする小口金清算装置。 - 上記申請者特定手段は、上記通信情報取得手段により取得したIC固有の識別情報に基づき、上記申請者情報記憶手段を参照して、当該ICを利用している申請者を特定すると共に、当該ICを含め複数のICを利用している申請者かを判別すること、
を特徴とする請求項1に記載の小口金清算装置。 - 上記小口金清算装置と通信可能に設定されている他の端末に対して、上記第2のウィンドウ内に表示され、小口精算が申請された履歴レコードを含む申請情報を送信する履歴情報通信制御手段、
を特徴とする請求項1又は2記載の小口金清算装置。 - 非接触型IC固有の識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、個別の利用履歴を示す複数の履歴レコードからなる履歴データを記憶する履歴データ記憶手段と、上記識別情報記憶手段及び上記履歴データ記憶手段に記憶されたIC情報を外部の非接触型ICリーダ/ライタと情報の送受信を行う通信情報制御手段とを有する非接触型ICと、
上記非接触型ICと通信を行うことで上記非接触型ICに記憶されている上記IC情報を取得する通信情報取得手段と、外部の非接触型IC及び通信可能に設定された小口金清算装置と情報の送受信を行う通信制御手段とを有することで、上記非接触型ICに記憶されている上記IC情報を読み取る非接触型ICリーダ/ライタと、
上記非接触型ICリーダ/ライタと通信可能に構成されるコンピュータにより行われる交通費清算方法であって、
上記コンピュータは、申請済みの履歴レコードを記憶する履歴情報データベースと、小口金申請を行う申請者の特徴情報及び上記IC固有の識別情報を関連付けて記憶する申請情報記憶手段と、を有し、
上記コンピュータが、
小口金申請を行う申請者の特徴情報及び上記非接触型IC固有の識別情報を関連付けて記憶する処理と、
上記非接触型ICリーダ/ライタから送信されるIC情報を受信する処理と、
上記通信情報取得手段により取得したIC固有の識別情報に基づき、上記申請者情報記憶手段を参照して、当該非接触型ICを利用している申請者の特定を行う処理と、
上記特定された申請者の申請者情報を表示、及び上記通信情報取得手段により取得した上記非接触型ICに記憶されている履歴データを個別の履歴レコードごとに選択可能な表示形態として画面中の第1のウィンドウ内に一覧表示する処理と、
上記第1のウィンドウ内に表示された履歴データのうち、申請者が選択要求した選択履歴レコードについて、上記履歴情報データベースに同一の履歴レコードが存在するか否かを判別し、その結果、同一の申請済み履歴レコードが存在すると判別された場合には選択不可とし、同一の履歴レコードがないと判別された場合には、当該選択履歴レコードを履歴データから抽出する処理と、
上記抽出された選択履歴レコードと、上記履歴情報データベースに記憶されている上記選択履歴レコードと同一でない他の未申請履歴レコードを読み込んで上記選択履歴レコードと結合し、上記第1表示制御手段により表示された上記履歴データの画面と同一の画面内に、上記履歴データのウィンドウと並列した別の第2のウィンドウに表示させる処理と、
上記第2のウィンドウ内に表示され、小口精算が申請された履歴レコードを、申請済み履歴レコードとして上記履歴情報データベースに記憶する処理と、
を行うことを特徴とする小口金清算方法。 - 非接触型IC固有の識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、個別の利用履歴を示す履歴レコードを複数有する履歴データを記憶する履歴データ記憶手段と、上記識別情報記憶手段及び履歴データ記憶手段に記憶されたIC情報を外部の非接触型ICリーダ/ライタと情報の送受信を行う通信情報制御手段とを有する非接触型ICと、
上記非接触型ICと通信を行うことで上記非接触型ICに記憶されている上記IC情報を取得する情報取得手段と、外部のIC及び通信可能に設定された小口金清算装置と情報の送受信を行う通信制御手段することで、上記非接触型ICに記憶されている上記IC情報を読み取る非接触型ICリーダ/ライタと、
上記非接触型ICリーダ/ライタと通信可能に構成され、申請済みの履歴レコードを記憶する履歴情報データベースと、小口金申請を行う申請者の特徴情報及び上記IC固有の識別情報を関連付けて記憶する申請者情報記憶手段と、を有するコンピュータに対して、処理を実行させるコンピュータプログラムであって、
上記コンピュータに対して、
小口金申請を行う申請者の特徴情報及び上記非接触型IC固有の識別情報を関連付けて記憶する処理と、
上記非接触型ICリーダ/ライタから送信されるIC情報を受信する処理と、
上記通信情報取得手段により取得したIC固有の識別情報に基づき、上記申請者情報記憶手段を参照して、当該非接触型ICを利用している申請者の特定を行う処理と、
上記特定された申請者の申請者情報を表示、及び上記通信情報取得手段により取得した上記非接触型ICに記憶されている履歴データを個別の履歴レコードごとに選択可能な表示形態として画面中の第1のウィンドウ内に一覧表示する処理と、
上記第1のウィンドウ内に表示された履歴データのうち、申請者が選択要求した選択履歴レコードについて、上記履歴情報データベースに同一の履歴レコードが存在するか否かを判別し、その結果、同一の申請済み履歴レコードが存在すると判別された場合には選択不可とし、同一の履歴レコードがないと判別された場合には、当該選択履歴レコードを履歴データから抽出する処理と、
上記抽出された選択履歴レコードと、上記履歴情報データベースに記憶されている上記選択履歴レコードと同一でない他の未申請履歴レコードを読み込んで上記選択履歴レコードと結合し、上記第1表示制御手段により表示された上記履歴データの画面と同一の画面内に、上記履歴データのウィンドウと並列した別の第2のウィンドウに表示させる処理と、
上記第2のウィンドウ内に表示され、小口精算が申請された履歴レコードを、申請済み履歴レコードとして上記履歴情報データベースに記憶する処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
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