JP2006195853A - 株主総会システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 株主総会の信憑性を高めることができるようにする。
【解決手段】 議決権行使書に記載されている株主番号と、入場票のICチップに書き込まれているID番号とが受付用PC10によりデータベース上で紐付けされ、複数の株主用投票機40のリーダ/ライタ部によりICチップに対する情報の読み取りと書き込みとが行われるとともに、管理用PC20により、複数の株主用投票機40からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数の集計が行われ、その集計結果がデータベースサーバ21のデータベースに反映されるとともに、少なくとも集計結果が大型ディスプレイ60に表示されるようにし、各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票結果をリアルタイムで集計して表示したり、入場票に各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの集計結果を記録したりするようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、非接触ICカードやカード型の無線タグ(RFID:Radio Frequency IDentification)等の非接触媒体を用いて、たとえば株主の意向をすばやく票決する株主総会システムに関する。
株主総会は、企業の意思決定の最高機関であり、会社の組織・業態に関する事項(定款変更、資本減少、解散、合併等)や、構成員の選任・解任に関する事項(取締役、監査役等の選任・解任、これらの報酬の決定)や、株主の利益等に関する事項(配当その他)等について決議する。株主は、保有株式数に応じて議決権を持つ。
また、株主総会には、決算期毎に開かれる定時株主総会と、必要に応じて開催される臨時株主総会とがある。毎年6月に集中して開かれるのは3月期決算を受けた定時総会であり、取締役・監査役選任、報酬の決定、決算書の承認等は発行済み株式の過半数の株主が出席し、その過半数の賛成で決議できる。これに対し、定款変更、営業権譲渡、減資、解散、合併、取締役・監査役解任等重要な事項については、株式の過半数の株主が出席し、その3分の2以上の賛成が必要となる。
ところで、日本企業の株主総会は、かつて株式の持ち合い先企業から委任状を取り付け、実質的な議論のないまま議案を次々に賛成多数で議決していく「シャンシャン総会」が長年続き、経営陣に協力する「与党総会屋」の存在が目立っていたが、1997年に総会屋との癒着を厳しく罰するよう商法改正が行われ、健全化が進んでいる。
このように、企業同士の株式持ち合いの解消が進み、新たに大株主となった外国人株主や年金資金が独自判断で議決権を行使する例も増えてきており、経営側にも株主の質問に積極的に答える等、開かれた総会を目指す動きが出始めている。
また、通常、株主総会では、株主が予め郵送されてくる議決権行使書を株主総会会場に持参することによって株主本人の照合及び議決権行使株式数の計数を行うようにしている。また、株主総会に出席できない場合には、郵送されてきた議決権行使書に、各議案に対する賛否を記入して、証券代行部等にその議決権行使書を送付するようにしている。
ちなみに、特許文献1では、株主総会前日までは管理システムが株主の議決権行使データを管理し、株主総会当日は発行会社端末が株主の議決権行使データを管理し、管理システムは、株主の書面行使を第1スキャナで読取って第1情報処理手段に入力するとともに、株主端末から送信されて来る電子行使データを受け付け、第1情報処理手段が書面行使の議決権行使データ及び電子行使の議決権行使データの集計処理を行って株主データベースに格納し、管理システムは株主データベースのデータをネットワークを経て株主端末に送信し、株主端末は株主の株主総会当日の書面行使を第2スキャナで読取って第2情報処理手段に入力し、株主端末は管理システムから送信された議決権行使データと第2スキャナで読取った当日分の議決権行使データとを集計して管理することにより、書面行使分のデータを機械的に電子化できるようにするとともに、電子行使分のデータや総会当日分のデータと合算することができるようにし、発行会社の本社が東京や大阪以外の地方であって代行会社から遠く離れている場合でも、株主の議決権の二重行使等を簡単にチェックして電子行使を常時可能にするとともに、発行会社の監視等を可能にした株主総会の議決権管理システムを提案している。
特開2004−70926号公報
ところで、特許文献1に示されたシステムでは、書面行使分のデータを機械的に電子化し、電子行使分のデータや総会当日分のデータと合算することができ、発行会社の本社が東京や大阪以外の地方であって代行会社から遠く離れている場合でも、株主の議決権の二重行使等が簡単にチェックでき、発行会社の監視等が可能となる。
ところが、特許文献1に示されたシステムでは、会場内で株主の各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票結果をリアルタイムで集計して表示したり、株主個人の投票行為に基づいたデータベースの更新を行ったり、入場票に各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの集計結果を記録したりすることができず、株主総会の信憑性を高めることが困難となってしまうおそれがある。
しかも、特許文献1では、書面行使分のデータを機械的に電子化できるものの、書面行使に用いられるものはたとえばマークシート等であり、特に緊急動議等の議案が生じた場合には、その緊急動議等に対する記入欄が当然設けられていないため、緊急動議等に対する株主による投票行為や集計を行うことは極めて困難となっている。
さらには、委任状の株主が存在するかのチェックや事前に議決権行使をされているかどうかのチェックを行う手段が備わっていないため、それらの委任状対応処理を行うことも極めて困難となっている。
解決しようとする問題点は、書面行使分のデータを機械的に電子化し、電子行使分のデータや総会当日分のデータと合算することで、株主の議決権の二重行使等が簡単にチェックでき、発行会社の監視等が可能となるが、会場内で株主の各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票結果をリアルタイムで集計して表示したり、株主個人の投票行為に基づいたデータベースの更新を行ったり、入場票に各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの集計結果を記録したりすることができず、株主総会の信憑性を高めることが困難となってなってしまうばかりか、特に緊急動議等の議案が生じた場合には、その緊急動議等に対する株主による投票行為や集計を行うことは極めて困難となり、さらには委任状の株主が存在するかのチェックや事前に議決権行使をされているかどうかのチェックに伴う委任状対応処理を行うことも極めて困難となるという点である。
本発明の株主総会システムは、データベースサーバと、受付用端末と、複数の株主用投票機と、管理用端末と、大型ディスプレイとが通信回線を介して相互に通信できるように接続され、前記データベースサーバは、株主総会における、会社の組織・業態に関する事項や、構成員の選任・解任に関する事項や、株主の利益等に関する事項を示す株主総会に関わる情報と、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す株主付随情報とが登録されているデータベースを有し、前記受付用端末は、予め株主へ郵送してある議決権行使書に記載されている株主番号と、ICチップとそれに接続された平面状のアンテナとからなる無線タグが埋設された入場票の前記ICチップに書き込まれているID番号とを前記データベースサーバのデータベース上で紐付けし、前記複数の株主用投票機は、株主総会の会場の複数の所定位置に配置され、前記ICチップに対する情報の読み取りと書き込みとを行うリーダ/ライタ部と、株主の投票行為を受け付ける複数のスイッチとを有し、前記管理用端末は、前記複数の株主用投票機からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数の集計を行い、その集計結果を前記データベースサーバのデータベースに反映させるとともに、少なくとも前記集計結果を前記大型ディスプレイに表示させることを特徴とする。
また、前記管理用端末は、前記複数の株主用投票機による各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為の受付開始と終了とを制御するとともに、前記各議案毎の投票行為を前記入場票の無線タグのICチップに書き込むように制御するようにすることができる。
また、前記管理用端末は、前記複数の株主用投票機のリーダ/ライタ部によって読み取られた少なくとも前記ICチップに書き込まれているID番号から株主の着座位置を確定して前記データベースサーバのデータベースに反映させるようにすることができる。
また、前記入場票の無線タグのICチップに対する情報の読み取りと書き込みとを行う共用リーダ/ライタが接続され、株主の投票行為をタッチパネル方式によって受け付ける株主用集中投票機を有するようにすることができる。
また、前記管理用端末から前記各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数を示す集計結果を受け取り、その集計結果を前記大型ディスプレイに表示させるようにすることができる。
また、前記管理用端末は、緊急動議における各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為を受け付けるように、前記複数の株主用投票機を制御するようにすることができる。
本発明の株主総会方法は、データベースサーバと、受付用端末と、複数の株主用投票機と、管理用端末と、大型ディスプレイとが通信回線を介して相互に通信できるように接続され、前記データベースサーバは、株主総会における、会社の組織・業態に関する事項や、構成員の選任・解任に関する事項や、株主の利益等に関する事項を示す株主総会に関わる情報と、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す株主付随情報とがデータベースとして登録される事前登録工程と、総会が開会してからの株主からの少なくとも緊急動議が登録される登録工程と、予め株主へ郵送してある議決権行使書に記載されている株主番号と、ICチップとそれに接続された平面状のアンテナとからなる無線タグが埋設された入場票の前記ICチップに書き込まれているID番号とが前記受付用端末により前記データベースサーバのデータベース上で紐付けされる紐付け工程と、株主総会の会場の複数の所定位置に配置される、前記複数の株主用投票機のリーダ/ライタ部により前記ICチップに対する情報の読み取りと書き込みとが行われるとともに、複数のスイッチにより株主の投票行為が受け付けられる投票行為受付工程と、前記管理用端末により、前記複数の株主用投票機からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数の集計が行われ、その集計結果が前記データベースサーバのデータベースに反映されるとともに、少なくとも前記集計結果が前記大型ディスプレイに表示される集計表示工程とを有することを特徴とする。
また、前記管理用端末は、前記複数の株主用投票機による各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為の受付開始と終了とを制御するとともに、前記各議案毎の投票行為を前記入場票の無線タグのICチップに書き込むように制御するようにすることができる。
また、前記管理用端末は、前記複数の株主用投票機のリーダ/ライタ部によって読み取られた少なくとも前記ICチップに書き込まれているID番号から株主の着座位置を確定して前記データベースサーバのデータベースに反映させるようにすることができる。
また、前記入場票の無線タグのICチップに対する情報の読み取りと書き込みとを行う共用リーダ/ライタが接続された株主用集中投票機により、株主の投票行為がタッチパネル方式によって受け付けられるようにすることができる。
また、前記各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数を示す集計結果を受け取り、その集計結果を前記大型ディスプレイに表示させる表示工程を有するようにすることができる。
また、緊急動議における緊急議案内容を総会内でデータベースに登録する登録工程を有するようにすることができる。
また、緊急動議における各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為を受け付ける受付工程を有するようにすることができる。
本発明の株主総会システムでは、データベースサーバと、受付用端末と、複数の株主用投票機と、管理用端末と、大型ディスプレイとが通信回線を介して相互に通信できるように接続され、データベースサーバは、株主総会における、会社の組織・業態に関する事項や、構成員の選任・解任に関する事項や、株主の利益等に関する事項を示す株主総会に関わる情報と、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す株主付随情報とがデータベースとして登録され、予め株主へ郵送してある議決権行使書に記載されている株主番号と、ICチップとそれに接続された平面状のアンテナとからなる無線タグが埋設された入場票のICチップに書き込まれているID番号とが受付用端末によりデータベースサーバのデータベース上で紐付けされ、株主総会の会場の複数の所定位置に配置される、複数の株主用投票機のリーダ/ライタ部によりICチップに対する情報の読み取りと書き込みとが行われるとともに、複数のスイッチにより株主の投票行為が受け付けられ、管理用端末により、複数の株主用投票機からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数の集計が行われ、その集計結果がデータベースサーバのデータベースに反映されるとともに、少なくとも集計結果が大型ディスプレイに表示される。
本発明の株主総会システムによれば、データベースサーバと、受付用端末と、複数の株主用投票機と、管理用端末と、大型ディスプレイとが通信回線を介して相互に通信できるように接続され、データベースサーバは、株主総会における、会社の組織・業態に関する事項や、構成員の選任・解任に関する事項や、株主の利益等に関する事項を示す株主総会に関わる情報と、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す株主付随情報とがデータベースとして登録され、予め株主へ郵送してある議決権行使書に記載されている株主番号と、ICチップとそれに接続された平面状のアンテナとからなる無線タグが埋設された入場票のICチップに書き込まれているID番号とが受付用端末によりデータベースサーバのデータベース上で紐付けされ、株主総会の会場の複数の所定位置に配置される、複数の株主用投票機のリーダ/ライタ部によりICチップに対する情報の読み取りと書き込みとが行われるとともに、複数のスイッチにより株主の投票行為が受け付けられ、管理用端末により、複数の株主用投票機からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数の集計が行われ、その集計結果がデータベースサーバのデータベースに反映されるとともに、少なくとも集計結果が大型ディスプレイに表示されるようにしたので、会場内で株主の各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票結果をリアルタイムで集計して表示したり、株主個人の投票行為に基づいたデータベースの更新を行ったり、入場票に各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの集計結果を記録したりすることができ、株主総会の信憑性を高めることができる。また、特に緊急動議等の議案が生じた場合でも、その緊急動議等に対する株主による投票行為や集計を容易に行うことができ、さらには委任状の株主が存在するかのチェックや事前に議決権行使をされているかどうかのチェックに伴う委任状対応処理も容易に行うことができる。
本実施形態では、データベースサーバと、受付用端末と、複数の株主用投票機と、管理用端末と、大型ディスプレイとが通信回線を介して相互に通信できるように接続し、データベースサーバは、株主総会における、会社の組織・業態に関する事項や、構成員の選任・解任に関する事項や、株主の利益等に関する事項を示す株主総会に関わる情報と、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す株主付随情報とがデータベースとして登録され、予め株主へ郵送してある議決権行使書に記載されている株主番号と、ICチップとそれに接続された平面状のアンテナとからなる無線タグが埋設された入場票のICチップに書き込まれているID番号とが受付用端末によりデータベースサーバのデータベース上で紐付けされ、株主総会の会場の複数の所定位置に配置される、複数の株主用投票機のリーダ/ライタ部によりICチップに対する情報の読み取りと書き込みとが行われるとともに、複数のスイッチにより株主の投票行為が受け付けられ、管理用端末により、複数の株主用投票機からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数の集計が行われ、その集計結果がデータベースサーバのデータベースに反映されるとともに、少なくとも集計結果が大型ディスプレイに表示されるようにし、会場内で株主の各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票結果をリアルタイムで集計して表示したり、株主個人の投票行為に基づいたデータベースの更新を行ったり、入場票に各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの集計結果を記録したりすることで、株主総会の信憑性を高めるようにした。また、特に緊急動議等の議案が生じた場合でも、その緊急動議等に対する株主による投票行為や集計を容易に行うようにし、さらには委任状の株主が存在するかのチェックや事前に議決権行使をされているかどうかのチェックに伴う委任状対応処理も容易に行うことができるようにした。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の株主総会システムの一実施形態を示す図、図2は、図1の管理用PCの処理の概要を説明するための図、図3は、図1の管理用PCによる投票機の制御機能の概要を説明するための図、図4は、図1の株主用投票機の一例を示す図、図5は、図4の株主用投票機を背面側から見た状態を示す図、図6は、図4及び図5の入場票の一例を示す図、図7は、図6の入場票の無線タグを示すための一部切り欠きした図、図8及び図9は、図1の株主総会システムにおける投票行為処理方法を説明するためのフローチャートである。
図1に示す株主総会システムは、受付用PC(パーソナルコンピュータ)10、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20、データベースサーバ21、プリンタ22、事務局用PC(パーソナルコンピュータ)30、株主用投票機40、株主用集中投票機50、大型ディスプレイ60、表示用PC(パーソナルコンピュータ)70を備えている。また、これらは、社内LAN等の通信回線80を介して相互に通信できるようになっている。
受付用端末としての受付用PC(パーソナルコンピュータ)10は、予め株主へ郵送してある議決権行使書を株主から受け取り、本人の確認がとれた後、議決権行使書に記載されている株主番号と後述の入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込まれているID番号とをデータベースサーバ21のデータベース上で紐付けする。また、受付用PC(パーソナルコンピュータ)10には、リーダ/ライタ11が接続されており、そのリーダ/ライタ11により、データベースサーバ21のデータベースに登録されている、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す株主付随情報が入場票90の無線タグ91のICチップ92にID番号に対応させて書き込まれる。
また、予め株主へ郵送してある議決権行使書に、図示しない無線タグを設けるようにしておくことも可能であり、この場合には議決権行使書を株主から受け取り、リーダ/ライタ11によって議決権行使書の無線タグのICチップから少なくとも株主番号を示す株主情報を読み取るようにすることができる。その際、受付での受付用PC(パーソナルコンピュータ)10による入力作業が省かれる。
管理用端末としての管理用PC(パーソナルコンピュータ)20は、データベースサーバ21のデータベースの内容を編集する際に操作される端末である。管理用PC(パーソナルコンピュータ)20による処理としては、図2に示すように、主として、事前集計データ取り込み処理、入場票発行処理、委任状対応処理、着座位置決定処理、投票集計処理、途中入退場処理、議案登録処理、集計表示処理、未投票確認処理等がある。
また、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20による複数の株主用投票機40や株主用集中投票機50に対する制御としては、図3に示すように、主として、通電確認機能、投票要求機能、再投票機能、投票リセット機能、着座位置データ転送機能、入場票90の無線タグ91のICチップ92への書き込み機能、投票確認制御機能等がある。
また、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20は、複数の株主用投票機40や株主用集中投票機50からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数の集計を行い、その集計結果をデータベースサーバ21のデータベースに反映させる。
また、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20は、その集計結果を、表示用PC(パーソナルコンピュータ)70に与える。さらに、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20は、その集計結果を、各入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込むように株主用投票機40や株主用集中投票機50に指示する。
また、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20は、株主用投票機40や株主用集中投票機50による各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為の受付開始と終了とを制御するようになっている。
データベースサーバ21は、株主総会に関わる情報や株主付随情報が登録されているデータベースを有している。ここで、株主総会に関わる情報としては、株主総会における、会社の組織・業態に関する事項(定款変更、資本減少、解散、合併等)や、構成員の選任・解任に関する事項(取締役、監査役等の選任・解任、これらの報酬の決定)や、株主の利益等に関する事項(配当その他)等であり、株主付随情報としては、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す情報である。
また、株主総会には、決算期毎に開かれる定時株主総会と、必要に応じて開催される臨時株主総会とがあるため、各々の総会での決議内容等もデータベースに登録される。ここで、毎年6月に集中して開かれるのは3月期決算を受けた定時総会であり、取締役・監査役選任、報酬の決定、決算書の承認等は発行済み株式の過半数の株主が出席し、その過半数の賛成で決議できる。これに対し、定款変更、営業権譲渡、減資、解散、合併、取締役・監査役解任等重要な事項については、株式の過半数の株主が出席し、その3分の2以上の賛成が必要となる。
プリンタ22は、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20からの印刷指示に基づき、所定の情報を用紙に印字する。
事務局用端末としての事務局用PC(パーソナルコンピュータ)30は、株主総会を運営する事務局担当者が使用する端末であり、株主総会に向けた想定問答や詳細情報、並びに議事進行支援情報を作成してデータベースサーバ21にデータベース化し、登録された情報の検索等を行うものである。
株主用投票機40は、株主総会の会場の複数の所定位置に配置されるものである。具体的には、株主の参加者数に合わせて用意され、株主の着座位置となる、各机上又は椅子に取り付けられた簡易テーブル上に配置されるものであり、後述するリーダ/ライタ部41によって後述の入場票90の無線タグ91のICチップ92に対する情報の読み取りや書き込みを行うとともに、株主の投票行為を受け付ける後述の複数のスイッチ42を有している。
また、株主用投票機40の配置場所は、データベースサーバ21のデータベースに登録されており、いずれかの株主が着座位置となる、いずれかの机上又は椅子に取り付けられた簡易テーブル上の株主用投票機40の後述のリーダ/ライタ部41の載置部45に入場票90を載置することで、入場票90の後述の無線タグ91のICチップ92に書き込まれている少なくとも株主番号を示す株主情報が読み取られることから、株主と株主の着座位置との確定が即座に行われるとともに、その確定結果が管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、データベースサーバ21のデータベースに反映される。
株主用集中投票機50は、株主の参加者数が一定以上となり、株主用投票機40が一定以上の株主に対して行き渡らない場合に、一定以上の株主が共用する端末であり、タッチパネル方式によって各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の投票行為が受け付けられるようになっている。また、株主用集中投票機50には、後述の入場票90の無線タグ91のICチップ92に対する情報の読み取りや書き込みを行う共用リーダ/ライタ51が接続されており、タッチパネル方式による株主の投票行為は、後述の入場票90の無線タグ91のICチップ92の少なくとも株主番号を示す株主情報と紐付けされて集計されるようになっている。
大型ディスプレイ60は、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20によって集計された複数の株主用投票機40や株主用集中投票機50からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数を示す集計結果を表示する。このように各議案毎の集計結果が大型ディスプレイ60に表示されることで、各議案毎の結果を即座に確認することができる。
表示用端末としての表示用PC(パーソナルコンピュータ)70は、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数を示す集計結果を受け取って表示するとともに、その集計結果を、大型ディスプレイ60に表示させる。
なお、表示用PC(パーソナルコンピュータ)70は、たとえば大型ディスプレイ60が見えにくい場所に設置しておくようにしてもよく、その場合には大型ディスプレイ60の集計結果が見られない株主等に対してもその集計結果を見せることが可能となる。
次に、株主用投票機40の詳細について説明する。
図4及び図5に示すように、株主用投票機40は、入場票90の後述の無線タグ91のICチップ92に対する情報の書き込みや読み出しを行うリーダ/ライタ部41と、株主の投票行為を受け付ける後述の複数のスイッチ42と、いずれのスイッチ42が押されたかを表示するランプ43と、社内LAN等の通信回線80に接続される図示しないケーブルのコネクタが装着されるコネクタ装着部44とを備えている。
なお、スイッチ42自体が押されたときに点灯する構成である場合は、ランプ43を省いてもよい。また、各スイッチ42の機能は、任意に設定可能であるが、ここではたとえば左から賛成、否定、棄権、リセットの機能を有しているものとする。よって、株主は、各議案毎にいずれかのスイッチ42を押すことで、投票行為を行うことができるようになっている。
その際、いずれかのスイッチ42に対応するランプ43の点灯により、自らの投票行為を確認することができる。ここで、仮に、スイッチ42の押し間違いが生じた場合、リセットのスイッチ42を押した後、賛成、否定、棄権のいずれかのスイッチ42を再度押すことで、投票行為をやり直すことができる。
また、リーダ/ライタ部41には、入場票90が載置される載置部45が設けられている。なお、載置部45には、入場票90がずれ落ちないように保持するバネ状又は板状の保持部材を設けるようにしてもよい。また、リーダ/ライタ部41による載置部45上の入場票90の後述の無線タグ91のICチップ92に対する情報の書き込みや読み出しが電波を用いて行われるため、入場票90を載置部45に載置する際、その位置決めは大まかであってもよい。
次に、入場票90の詳細について説明する。
図6に示すように、入場票90には、ミシン目94を介して正票95と副票96とが連結されている。また、正票95と副票96とには、上述した議決権行使書に記載されている株主番号が印字される印字欄95a,96aが設けられている。
そして、株主が株主総会中の途中で退出する場合は、ミシン目94に沿って正票95と副票96とを切り離し、副票96を受付に提出するようになっている。また、途中で退出後に、再入場する場合は、正票95を受付に提示するようになっている。
ここで、入場票90には、図7に示すように、無線タグ(RFID:Radio Frequency IDentification)91が埋設されている。無線タグ91は、ICチップ92とそれに接続された平面状のアンテナ93とから構成されるインレット(フィルム状の基板)91aを有している。ICチップ92は、記憶部、電源整流部、送信部、受信部の4つに区分され、それぞれが働きを分担して通信を行うようになっている。記憶部の容量は、8〜2000バイトであり、何度でもデータの書き換えが行える。
通信手順としては、平面状のアンテナ93が株主用投票機40のリーダ/ライタ部41からの電波を受信すると、共振作用により起電力が発生(電磁誘導等)し、ICチップ92が起動してチップ内の情報を信号化し、アンテナ93から信号がリーダ/ライタ部41側に発信される。
リーダ/ライタ部41側では、その信号をキャッチすると、データ処理を行うことで、無線タグ91側の情報を認識する。無線タグ91のICチップ92への情報の書き込みの際は、同様に、平面状のアンテナ93が株主用投票機40のリーダ/ライタ部41からの電波を受信すると、共振作用により起電力が発生(電磁誘導等)し、ICチップ92が起動してチップ内に情報を書き込む。
なお、入場票90にあっては、正票95側に無線タグ91が埋設されているため、途中での退出や再入場する場合、たとえばその正票95を、受付用PC(パーソナルコンピュータ)10のリーダ/ライタ11にかざすだけで、無線タグ91のICチップ92に書き込まれている株主情報が読み取られることから、副票96は必ずしも正票95と一体に設けられていなくてもよい。
次に、株主総会システムにおける投票行為処理方法について説明する。
まず、図8に示すように、株主が株主総会に参加する場合、予め郵送されている議決権行使書を受付に提示する(ステップS1)。
このとき、受付では、議決権行使書を提示した株主が本人であるかどうかを確認し、本人の確認がとれた後、受付用PC(パーソナルコンピュータ)10により、議決権行使書に記載されている株主番号と入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込まれているID番号とをデータベースサーバ21のデータベース上で紐付けする(ステップS2)。
その際、受付用PC(パーソナルコンピュータ)10に接続されているリーダ/ライタ11により、データベースサーバ21のデータベースに登録されている、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す株主付随情報が入場票90の無線タグ91のICチップ92にID番号に対応させて書き込まれる(ステップS3)。
次いで、株主は、入場票90を受け取り、いずれかの机上又は椅子に取り付けられた簡易テーブル上に配置されている株主用投票機40のリーダ/ライタ部41の載置部45に入場票90を載置する(ステップS4)。
このとき、全ての株主用投票機40が管理用PC(パーソナルコンピュータ)20によって稼働が指示されている場合、株主用投票機40のリーダ/ライタ部41により、入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込まれている少なくとも株主番号を示す株主情報が読み取られる(ステップS5)。
またこのとき、株主用投票機40の配置場所は、データベースサーバ21のデータベースに登録されており、いずれかの株主が着座位置である、いずれかの机上又は椅子に取り付けられた簡易テーブル上の株主用投票機40のリーダ/ライタ部41により無線タグ91のICチップ92に書き込まれている少なくとも株主番号を示す株主情報が読み取られることで、株主と株主の着座位置との確定が即座に行われるとともに(ステップS6)、その確定結果が管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、データベースサーバ21のデータベースに反映される(ステップS7)。
なお、株主の参加者数が一定以上となり、株主用投票機40が一定以上の株主に対して行き渡らない場合には、株主用集中投票機50が使用されることになるが、この場合も株主用集中投票機50に接続されている共用リーダ/ライタ51により入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込まれている少なくとも株主番号を示す株主情報が読み取られることで(ステップS8)、株主と株主の着座位置との確定が即座に行われるとともに(ステップS9)、その確定結果が管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、データベースサーバ21のデータベースに反映される(ステップS10)。
次いで、議事が進行すると賛否の決定時に各株主が、株主用投票機40の複数のスイッチ42を押して投票行為を行う(ステップS11)。この場合、株主は、各議案毎に賛成、否定、棄権のいずれかのスイッチ42を押すことで、投票行為を行うことができる。
その際、いずれかのスイッチ42に対応するランプ43の点灯により、自らの投票行為を確認することができる。ここで、仮に、スイッチ42の押し間違いが生じた場合、リセットのスイッチ42を押した後、賛成、否定、棄権のいずれかのスイッチ42を再度押すことで、投票行為をやり直すことができる。
また、図9に示すように、株主用集中投票機50による各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為は、画面をタッチ操作することで株主用投票機40と同様に行うことができる(ステップS12)。その際、株主用集中投票機50に接続されている共用リーダ/ライタ51により入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込まれている少なくとも株主番号を示す株主情報が読み取られることで、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、いずれの株主が賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為を行ったのかが判別される。
よって、株主用投票機40を使用できない一定以上の株主は、投票行為を行う度に、株主用集中投票機50の共用リーダ/ライタ51により入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込まれている少なくとも株主番号を示す株主情報を読み取らせることで、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、いずれの株主が賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為を行ったのかが判別される。
なお、各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為の受付開始又は終了は、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20によって制御されているため、株主は受付開始から終了までの間に賛成、否定、棄権のいずれかのスイッチ42を押すことで投票行為を行えばよい。
その際、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、株主用集中投票機50に対しては、株主用投票機40を使用できない一定以上の株主によって使用されることを考慮し、受付開始から終了までの期間が長めに設定されるようにしてもよい。
そして、各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為は、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20によって即座に集計されるとともに、その集計結果がデータベースサーバ21のデータベースに反映される(ステップS13)。
また、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、その集計結果が、表示用PC(パーソナルコンピュータ)70に与えられることで、大型ディスプレイ60や表示用PC(パーソナルコンピュータ)70に表示される(ステップS14)。これにより、大型ディスプレイ60によって集計された複数の株主用投票機40や株主用集中投票機50からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数を示す集計結果が表示されることで、大勢の株主等が各議案毎の集計結果を即座に確認することができる。
また、表示用PC(パーソナルコンピュータ)70を、たとえば大型ディスプレイ60が見えにくい場所に設置しておくことも可能であり、その場合には大型ディスプレイ60の集計結果が見られない株主等に対してもその集計結果を見せることが可能となる。
また、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、その集計結果が、各入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込むように株主用投票機40や株主用集中投票機50が指示され、各入場票90の無線タグ91のICチップ92に各議案毎の集計結果が書き込まれる(ステップS15)。このように、各入場票90の無線タグ91のICチップ92に各議案毎の集計結果が書き込まれるようにすることで、株主総会が終了した後でも各議案毎の集計結果の確認が容易に行える。
また、緊急動議等の議案が生じた場合には、上記同様に、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、複数の株主用投票機40や株主用集中投票機50からの少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数を示す集計結果が得られる(ステップS16)。この場合、上記同様に、緊急動議の集計結果がデータベースサーバ21のデータベースに反映されるとともに(ステップS17)、大型ディスプレイ60や表示用PC(パーソナルコンピュータ)70に表示され(ステップS18)、さらには各入場票90の無線タグ91のICチップ92に緊急動議の集計結果が書き込まれる(ステップS19)。
このように、緊急動議の集計結果が各入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込まれることで、株主総会が終了した後でも緊急動議の集計結果の確認が容易に行える。
このように、本実施形態では、データベースサーバ21と、受付用PC10と、複数の株主用投票機40と、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20と、大型ディスプレイ60とが通信回線80を介して相互に通信できるように接続し、データベースサーバ21は、株主総会における、会社の組織・業態に関する事項や、構成員の選任・解任に関する事項や、株主の利益等に関する事項を示す株主総会に関わる情報と、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す株主付随情報とがデータベースとして登録され、予め株主へ郵送してある議決権行使書に記載されている株主番号と、ICチップ92とそれに接続された平面状のアンテナ93とからなる無線タグ91が埋設された入場票90のICチップ92に書き込まれているID番号とが受付用PC(パーソナルコンピュータ)10によりデータベースサーバ21のデータベース上で紐付けされ、株主総会の会場の複数の所定位置に配置される、複数の株主用投票機40のリーダ/ライタ部41によりICチップ92に対する情報の読み取りと書き込みとが行われるとともに、複数のスイッチ42により株主の投票行為が受け付けられ、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、複数の株主用投票機40からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数の集計が行われ、その集計結果がデータベースサーバ21のデータベースに反映されるとともに、少なくとも集計結果が大型ディスプレイ60に表示されるようにしたので、会場内で株主の各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票結果をリアルタイムで集計して表示したり、株主個人の投票行為に基づいたデータベースの更新を行ったり、入場票90に各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの集計結果を記録したりすることができ、株主総会の信憑性を高めることができる。
また、本実施形態では、緊急動議が生じた場合でも、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、緊急動議における各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為を受け付けるように、複数の株主用投票機40や株主用集中投票機50を制御できるので、その緊急動議等に対する株主による投票行為や集計を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、株主の情報がデータベースサーバ21のデータベース上で紐付けされるようにしたので、委任状の株主が存在するかのチェックや事前に議決権行使をされているかどうかのチェックに伴う委任状対応処理も容易に行うことができる。
また、本実施形態では、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、複数の株主用投票機40による各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為の受付開始と終了とを制御するとともに、各議案毎の投票行為を入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込むように制御しているので、株主個人の投票行為がデータベース上で更新されるとともに、その更新された投票行為が入場票90のICチップ92にも書き込まれることから、投票行為の信憑性を高めることができる。
また、本実施形態では、入場票90の無線タグ91のICチップ92に対する情報の読み取りと書き込みとを行う共用リーダ/ライタ51が接続された株主用集中投票機50により、株主の投票行為がタッチパネル方式によって受け付けるようにしたので、株主用投票機40を使用できない一定以上の株主は、投票行為を行う度に、株主用集中投票機50の共用リーダ/ライタ51により入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込まれている少なくとも株主番号を示す株主情報を読み取らせることで、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、いずれの株主が賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為を行ったのかが判別されることから、総会参加者が一定以上になっても投票処理が可能(定数に制限がない)となる。
また、本実施形態では、株主用投票機40及び株主用集中投票機50により、各々の株主の着座位置が確認されるようにしたので、株主総会における議長が議事の進行に有効となる株主の特定を行えるので、各議案毎の議事進行をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、事務局用PC(パーソナルコンピュータ)30により、株主総会に向けた想定問答や詳細情報、並びに議事進行支援情報を作成してデータベースサーバ21にデータベース化するようにしたので、各議案毎の議事進行をスムーズに行わせることが可能となる。
また、本実施形態では、受付用PC(パーソナルコンピュータ)10により、予め株主へ郵送してある議決権行使書に記載されている株主番号と、ICチップ92とそれに接続された平面状のアンテナ93とからなる無線タグ91が埋設された入場票90のICチップ92に書き込まれているID番号とがデータベースサーバ21のデータベース上で紐付けされるため、委任状の株主が存在するかのチェックと事前に議決権行使をされているかどうかのチェックを簡単に行うことができる。
また、入場票90の無線タグ91のICチップ92に書き込まれているID番号は、それぞれがユニークであり、そのID番号が議決権行使書に記載されている株主番号とデータベースサーバ21のデータベース上で紐付けされるため、一旦発行された入場票90の無線タグ91のICチップ92の株主番号等が改竄されても、その入場票90を無効とすることができるので、セキュリティを高めることも可能となる。
またこのように、無線タグ91のICチップ92の情報の改竄が防止されるようになっているため、無線タグ91のICチップ92に書き込まれた株主個人の投票結果等の信憑性を高めることが可能となる。
また、本実施形態では、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、データベースサーバ21のデータベースが更新されるため、証券代行会社から事前集計トランザクションのデータが得られれば、瞬時に事前集計から当日受付への集計の移動も可能となる。
また、本実施形態では、管理用PC(パーソナルコンピュータ)20により、複数の株主用投票機40や株主用集中投票機50からの少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数を示す集計結果が得られるようにしたので、緊急動議等の議案が生じた場合であっても、緊急動議の集計結果がデータベースサーバ21のデータベースに反映されるとともに、大型ディスプレイ60や表示用PC(パーソナルコンピュータ)70に表示され、さらには各入場票90の無線タグ91のICチップ92に緊急動議の集計結果が書き込まれることから、その場で投票・集計ができ、株主総会が終了した後でも緊急動議の集計結果の確認が容易に行える。
また、本実施形態では、株主用集中投票機50により、株主の投票行為がタッチパネル方式によって受け付けるようにしたので、一度に多くの議案が提示されても、株主用集中投票機50に表示される各議案毎の投票行為を一度に行うことができる。
なお、本実施形態では、予め株主へ郵送してある議決権行使書に、上述したように、図示しない無線タグを設けるようにしておくことも可能であるが、さらには議決権行使書にバーコードや二次元コード等のコード情報を印刷しておくことも可能であり、この場合には無線タグやコード情報の読み取りにより、受付用PC(パーソナルコンピュータ)10での受付処理を簡素化することができる。
本発明の株主総会システムの一実施形態を示す図である。 図1の管理用PCの処理の概要を説明するための図である。 図1の管理用PCによる投票機の制御機能の概要を説明するための図 図1の株主用投票機の一例を示す図である。 図4の株主用投票機を背面側から見た状態を示す図である。 図4及び図5の入場票の一例を示す図である。 図6の入場票の無線タグを示すための一部切り欠きした図である。 図1の株主総会システムにおける投票行為処理方法を説明するためのフローチャートである。 図1の株主総会システムにおける投票行為処理方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 受付用PC(パーソナルコンピュータ)
11 リーダ/ライタ
20 管理用PC(パーソナルコンピュータ)
21 データベースサーバ
30 事務局用PC(パーソナルコンピュータ)
40 株主用投票機
41 リーダ/ライタ部
42 スイッチ
43 ランプ
44 コネクタ装着部
50 株主用集中投票機
51 共用リーダ/ライタ
60 大型ディスプレイ
70 表示用PC(パーソナルコンピュータ)
80 通信回線
90 入場票
91 無線タグ
92 ICチップ
93 アンテナ

Claims (13)

  1. データベースサーバと、受付用端末と、複数の株主用投票機と、管理用端末と、大型ディスプレイとが通信回線を介して相互に通信できるように接続され、
    前記データベースサーバは、株主総会における、会社の組織・業態に関する事項や、構成員の選任・解任に関する事項や、株主の利益等に関する事項を示す株主総会に関わる情報と、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す株主付随情報とが登録されているデータベースを有し、
    前記受付用端末は、予め株主へ郵送してある議決権行使書に記載されている株主番号と、ICチップとそれに接続された平面状のアンテナとからなる無線タグが埋設された入場票の前記ICチップに書き込まれているID番号とを前記データベースサーバのデータベース上で紐付けし、
    前記複数の株主用投票機は、株主総会の会場の複数の所定位置に配置され、前記ICチップに対する情報の読み取りと書き込みとを行うリーダ/ライタ部と、株主の投票行為を受け付ける複数のスイッチとを有し、
    前記管理用端末は、前記複数の株主用投票機からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数の集計を行い、その集計結果を前記データベースサーバのデータベースに反映させるとともに、少なくとも前記集計結果を前記大型ディスプレイに表示させる
    ことを特徴とする株主総会システム。
  2. 前記管理用端末は、前記複数の株主用投票機による各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為の受付開始と終了とを制御するとともに、前記各議案毎の投票行為を前記入場票の無線タグのICチップに書き込むように制御することを特徴とする請求項1に記載の株主総会システム。
  3. 前記管理用端末は、前記複数の株主用投票機のリーダ/ライタ部によって読み取られた少なくとも前記ICチップに書き込まれているID番号から株主の着座位置を確定して前記データベースサーバのデータベースに反映させることを特徴とする請求項1又は2に記載の株主総会システム。
  4. 前記入場票の無線タグのICチップに対する情報の読み取りと書き込みとを行う共用リーダ/ライタが接続され、株主の投票行為をタッチパネル方式によって受け付ける株主用集中投票機を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の株主総会システム。
  5. 前記管理用端末から前記各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数を示す集計結果を受け取り、その集計結果を前記大型ディスプレイに表示させる表示用端末を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の株主総会システム。
  6. 前記管理用端末は、緊急動議における各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為を受け付けるように、前記複数の株主用投票機を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の株主総会システム。
  7. データベースサーバと、受付用端末と、複数の株主用投票機と、管理用端末と、大型ディスプレイとが通信回線を介して相互に通信できるように接続され、
    前記データベースサーバは、株主総会における、会社の組織・業態に関する事項や、構成員の選任・解任に関する事項や、株主の利益等に関する事項を示す株主総会に関わる情報と、少なくとも株主の氏名、住所、連絡先、保有株式数、議決権行使株式数を示す株主付随情報とがデータベースとして登録される事前登録工程と、
    総会が開会してからの株主からの少なくとも緊急動議が登録される登録工程と、
    予め株主へ郵送してある議決権行使書に記載されている株主番号と、ICチップとそれに接続された平面状のアンテナとからなる無線タグが埋設された入場票の前記ICチップに書き込まれているID番号とが前記受付用端末により前記データベースサーバのデータベース上で紐付けされる紐付け工程と、
    株主総会の会場の複数の所定位置に配置される、前記複数の株主用投票機のリーダ/ライタ部により前記ICチップに対する情報の読み取りと書き込みとが行われるとともに、複数のスイッチにより株主の投票行為が受け付けられる投票行為受付工程と、
    前記管理用端末により、前記複数の株主用投票機からの各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数の集計が行われ、その集計結果が前記データベースサーバのデータベースに反映されるとともに、少なくとも前記集計結果が前記大型ディスプレイに表示される集計表示工程とを有する
    ことを特徴とする株主総会方法。
  8. 前記管理用端末は、前記複数の株主用投票機による各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為の受付開始と終了とを制御するとともに、前記各議案毎の投票行為を前記入場票の無線タグのICチップに書き込むように制御することを特徴とする請求項7に記載の株主総会方法。
  9. 前記管理用端末は、前記複数の株主用投票機のリーダ/ライタ部によって読み取られた少なくとも前記ICチップに書き込まれているID番号から株主の着座位置を確定して前記データベースサーバのデータベースに反映させることを特徴とする請求項7又は8に記載の株主総会方法。
  10. 前記入場票の無線タグのICチップに対する情報の読み取りと書き込みとを行う共用リーダ/ライタが接続された株主用集中投票機により、株主の投票行為がタッチパネル方式によって受け付けられることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の株主総会方法。
  11. 前記各議案毎の少なくとも賛成、否定、棄権の株主数や株式個数を示す集計結果を受け取り、その集計結果を前記大型ディスプレイに表示させる表示工程を有することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の株主総会方法。
  12. 緊急動議における緊急議案内容を総会内でデータベースに登録する登録工程を有することを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の株主総会方法。
  13. 緊急動議における各議案毎の賛成、否定、棄権のいずれかの投票行為を受け付ける受付工程を有することを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記載の株主総会方法。
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