JP2008250810A - 不在者投票システム及び不在者投票方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】入院、海外旅行、海外出張等の理由により、ユーザ(有権者)が不在者投票用紙を受け取ることができない場合であっても、場所や時間を問わず、不在者投票を行うことができるようにする。
【解決手段】管理サーバ120により、郵便ポスト400からの読み取った情報と、ユーザ(有権者)毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証が行われた後、アクセス情報に基づいてユーザ端末300A,300Bに郵便ポスト400からの読み取った情報が送信されると、ユーザ端末300A,300Bにより管理サーバ120から受け取った情報に投票の意思を示す情報が付加されて管理サーバ120に返信され、その後、職員端末200により投票の意思を示す情報が管理サーバ120から取得されるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】管理サーバ120により、郵便ポスト400からの読み取った情報と、ユーザ(有権者)毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証が行われた後、アクセス情報に基づいてユーザ端末300A,300Bに郵便ポスト400からの読み取った情報が送信されると、ユーザ端末300A,300Bにより管理サーバ120から受け取った情報に投票の意思を示す情報が付加されて管理サーバ120に返信され、その後、職員端末200により投票の意思を示す情報が管理サーバ120から取得されるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、選挙等の不在者投票に適した不在者投票システム及び不在者投票方法に関する。
公職選挙法の定める不在や病気等の正当な理由により、選挙の当日所定の投票所に行って投票できない選挙人のための不在者投票と呼ばれる制度がある。ところで、このような不在者投票に関する業務処理の煩雑化に伴い、その効率化のための手法の実現が望まれている。
すなわち、現在、不在者投票の受付窓口においては、不在者投票の請求を受けて名簿抄本を索引し本人の投票する権利を確認した後、選挙種類数の投票用紙を交付するという作業が行われる。
投票用紙を入れる封筒にはシリアル番号などが付けられ、交付数が管理できるようになっている。また本人の請求により郵便・郵便代理の形式で不在者投票を行うことができる。加えて船員には専用の投票用紙による投票(外票)が認められており、それぞれ交付・受理の状況が各担当者により台帳等にて管理されている。
このようにして交付された票は職員の管理の元、投票箱に投函される。1日の投票が終了した段階で投票箱より本日分の票を取出し、表書きを見ながら投票区毎に仕分けをした後、宣誓書の枚数と票数を合わせる。票数が合わない場合には全職員の記憶を頼りに未受理の票を特定し、その時の状況を確認した後、本人に連絡をとり票の行方を確認する。
一方、投開票が完了し選挙の結果報告が成された後、各台帳に管理された不在者投票の投票記録を集計し選挙調べとして綴り保管する。これらほとんどの作業がOA化されず人手にて管理されているのが現状である。
このような不具合を解消するようにしたものとして、特許文献1では、不在者投票用紙を交付する際、有権者情報データベース上の該当する有権者情報登録位置を索引するためのコンピュータ読取可能な有権者番号情報を含む交付支援媒体を発行し、それを不在者投票用封筒上に印字又は添付して使用することにより、投函された各不在者投票用封筒上に印字又は添付されている交付支援媒体を読み取るだけで、不在者投票用紙の受理に関する情報を有権者情報データベース上の該当する有権者情報登録位置に自動登録することを可能とし、その後は、有権者情報データベースの登録内容に基づいて不在者投票者を識別可能な有権者名簿抄本を作成し、それを各投票所に配布するだけで済むようにした不在者投票支援システムを提案している。
特開2002−63317号公報
上述したように、特許文献1での不在者投票支援システムでは、不在者投票用紙に有権者番号情報を含む交付支援媒体を印字又は添付し、投函された不在者投票用封筒上の交付支援媒体を読み取るだけで有権者情報登録位置への自動登録が行われ、その後は、有権者情報データベースの登録内容に基づいて不在者投票者を識別可能な有権者名簿抄本を作成し、それを各投票所に配布するだけで済むため、不在者投票受付業務において受付から票の交付・受理までの工程を短時間で正確に運営することができる。
ところが、このような不在者投票支援システムでは、入院、海外旅行、海外出張等の理由により、有権者が不在者投票用紙を受け取ることができない場合、不在者投票を行いたくても行うことができないという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決することができる不在者投票システム及び不在者投票方法を提供することを目的とする。
本発明の不在者投票システムは、通信回線を用いた不在者投票システムであって、有権者毎の少なくともアクセス情報を有する個人情報及びパスワードを受け付ける管理サーバと、前記有権者毎の少なくとも個人情報を取得して記憶素子を有する郵送媒体への宛先の印字と前記記憶素子への少なくとも前記個人情報の書き込みとを行う職員端末と、前記郵送媒体が投函される際、前記記憶素子に書き込まれている情報を読み取り、該読み取った情報を前記通信回線を介して前記管理サーバへ送信する郵便ポストと、少なくとも有権者毎の前記個人情報及びパスワードを送信するユーザ端末とを備え、前記管理サーバは、前記郵便ポストからの読み取った情報と、有権者毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証を行い、前記アクセス情報に基づいて前記ユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報を送信し、前記ユーザ端末は、前記管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報を付加して前記管理サーバに返信し、前記職員端末は、前記投票の意思を示す情報を前記管理サーバから取得することを特徴とする。
また、前記職員端末により前記記憶素子への書き込みが行われるときと、前記管理サーバから前記アクセス情報に基づいて前記ユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報が送信されるときと、前記ユーザ端末により前記管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報を付加するとき、いずれも前記有権者毎に登録されているパスワードが用いられるようにすることができる。
本発明の不在者投票方法は、通信回線を用いた不在者投票方法であって、管理サーバにより有権者毎の少なくともアクセス情報を有する個人情報及びパスワードを受け付ける工程と、職員端末により前記有権者毎の少なくとも個人情報を取得して記憶素子を有する郵送媒体への宛先の印字と前記記憶素子への少なくとも前記個人情報の書き込みとを行う工程と、郵便ポストにより前記郵送媒体が投函される際、前記記憶素子に書き込まれている情報を読み取り、該読み取った情報を前記通信回線を介して前記管理サーバへ送信する工程と、ユーザ端末により少なくとも有権者毎の前記個人情報及びパスワードを送信する工程とを有し、前記管理サーバは、前記郵便ポストからの読み取った情報と、有権者毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証を行い、前記アクセス情報に基づいて前記ユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報を送信し、前記ユーザ端末は、前記管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報を付加して前記管理サーバに返信し、前記職員端末は、前記投票の意思を示す情報を前記管理サーバから取得することを特徴とする。
本発明の不在者投票システム及び不在者投票方法では、管理サーバにより有権者毎の少なくともアクセス情報を有する個人情報及びパスワードを受け付け、職員端末により有権者毎の少なくとも個人情報を取得して記憶素子を有する郵送媒体への宛先の印字と記憶素子への少なくとも個人情報の書き込みとを行い、郵便ポストにより郵送媒体が投函される際、記憶素子に書き込まれている情報を読み取り、該読み取った情報を通信回線を介して管理サーバへ送信することで、管理サーバにより、郵便ポストからの読み取った情報と、有権者毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証が行われた後、アクセス情報に基づいてユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報が送信されると、ユーザ端末により管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報が付加されて管理サーバに返信され、その後、職員端末により投票の意思を示す情報が管理サーバから取得される。
また、前記職員端末により前記記憶素子への書き込みが行われるときと、前記管理サーバから前記アクセス情報に基づいて前記ユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報が送信されるときと、前記ユーザ端末により前記管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報を付加するとき、いずれも前記有権者毎に登録されているパスワードが用いられるようにすることができる。
本発明の不在者投票方法は、通信回線を用いた不在者投票方法であって、管理サーバにより有権者毎の少なくともアクセス情報を有する個人情報及びパスワードを受け付ける工程と、職員端末により前記有権者毎の少なくとも個人情報を取得して記憶素子を有する郵送媒体への宛先の印字と前記記憶素子への少なくとも前記個人情報の書き込みとを行う工程と、郵便ポストにより前記郵送媒体が投函される際、前記記憶素子に書き込まれている情報を読み取り、該読み取った情報を前記通信回線を介して前記管理サーバへ送信する工程と、ユーザ端末により少なくとも有権者毎の前記個人情報及びパスワードを送信する工程とを有し、前記管理サーバは、前記郵便ポストからの読み取った情報と、有権者毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証を行い、前記アクセス情報に基づいて前記ユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報を送信し、前記ユーザ端末は、前記管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報を付加して前記管理サーバに返信し、前記職員端末は、前記投票の意思を示す情報を前記管理サーバから取得することを特徴とする。
本発明の不在者投票システム及び不在者投票方法では、管理サーバにより有権者毎の少なくともアクセス情報を有する個人情報及びパスワードを受け付け、職員端末により有権者毎の少なくとも個人情報を取得して記憶素子を有する郵送媒体への宛先の印字と記憶素子への少なくとも個人情報の書き込みとを行い、郵便ポストにより郵送媒体が投函される際、記憶素子に書き込まれている情報を読み取り、該読み取った情報を通信回線を介して管理サーバへ送信することで、管理サーバにより、郵便ポストからの読み取った情報と、有権者毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証が行われた後、アクセス情報に基づいてユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報が送信されると、ユーザ端末により管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報が付加されて管理サーバに返信され、その後、職員端末により投票の意思を示す情報が管理サーバから取得される。
本発明の不在者投票システム及び不在者投票方法によれば、管理サーバにより、郵便ポストからの読み取った情報と、有権者毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証が行われた後、アクセス情報に基づいてユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報が送信されると、ユーザ端末により管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報が付加されて管理サーバに返信され、その後、職員端末により投票の意思を示す情報が管理サーバから取得されるようにしたので、入院、海外旅行、海外出張等の理由により、有権者が不在者投票用紙を受け取ることができない場合であっても、場所や時間を問わず、不在者投票を行うことができる。また、職員端末側では、有権者毎の少なくともアクセス情報と、有権者毎の投票の意思を示す情報と管理サーバから取得できるため、不在者投票の交付から投票結果までの作業を短時間でかつ正確に行うことができる。
本実施形態では、管理サーバにより有権者毎の少なくともアクセス情報を有する個人情報及びパスワードを受け付け、職員端末により有権者毎の少なくとも個人情報を取得して記憶素子を有する郵送媒体への宛先の印字と記憶素子への少なくとも個人情報の書き込みとを行い、郵便ポストにより郵送媒体が投函される際、記憶素子に書き込まれている情報を読み取り、該読み取った情報を通信回線を介して管理サーバへ送信することで、管理サーバにより、郵便ポストからの読み取った情報と、有権者毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証が行われた後、アクセス情報に基づいてユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報が送信されると、ユーザ端末により管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報が付加されて管理サーバに返信され、その後、職員端末により投票の意思を示す情報が管理サーバから取得されるようにした。
このように、管理サーバにより、郵便ポストからの読み取った情報と、有権者毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証を行い、アクセス情報に基づいてユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報が送信され、ユーザ端末により管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報が付加されて管理サーバに返信され、その後、職員端末により投票の意思を示す情報が管理サーバから取得されるようにすることで、入院、海外旅行、海外出張等の理由により、有権者が不在者投票用紙を受け取ることができない場合であっても、場所や時間を問わず、不在者投票を行うことができる。また、職員端末側では、有権者毎の少なくともアクセス情報と、有権者毎の投票の意思を示す情報とを管理サーバから取得できるため、不在者投票の交付から投票結果までの作業を短時間でかつ正確に行うことができる。
以下、本発明の実施例について説明する。図1は、本発明の不在者投票システムの一実施例を示す図である。
同図に示す不在者投票システムは、不在者投票管理装置100と、職員端末200、ユーザ端末300A,300Bと、郵便ポスト400とを備え、これらは通信回線であるインターネット500を介して接続されている。
不在者投票管理装置100は、たとえば郵便局又はその他の所定の機関によって運営されるものであり、管理端末110と、管理サーバ120と、データベース130とを備えている。
管理端末110は、たとえば管理サーバ120のシステム変更や職員端末200やユーザ端末300A,300Bからの問い合わせに対する回答等を行う場合に操作されるものである。なお、職員端末200やユーザ端末300A,300Bからの問い合わせとしては、不在者投票に関する様々な質問となることが予測される。この場合、たとえば電子メールによる質問があるとき、質問のあったユーザのメールアドレスを用いて質問の回答が送信される。管理端末110としては、ディスクトップパソコン、ノートパソコン等を用いることができる。
管理サーバ120は、ユーザ端末300A,300Bからの後述の個人情報300a及びパスワード300bの登録を受け付けるとともに、ユーザ端末300A,300Bからの不在者投票を受け付け、これらの受け付けた情報をデータベース130に登録する。
すなわち、ユーザ端末300A,300Bから受け付ける情報としては、後述の図3に示すように、少なくとも住所、氏名、メールアドレス(1)、メールアドレス(2)等の個人情報300aや、パスワード300b等である。
また、管理サーバ120は、職員端末200からの個人情報の要求を受け付けてデータベース130に登録した後述の各ユーザ(有権者)の個人情報300a及びパスワード300bを送信する。なお、職員端末200からの個人情報の要求を受け付ける際は、セキュリティのために所定のアクセスコードが用いられるようになっている。
また、管理サーバ120は、職員端末200からの不在者投票の情報の要求を受け付けると、データベース130に登録した不在者投票の結果を送信する。
データベース130には、管理サーバ120によって登録された後述の個人情報300aやパスワード300b、並びに不在者投票の結果が記憶される。
職員端末200は、管理サーバ120へ所定のアクセスコードを用いてアクセスし、有権者の後述の個人情報300aやパスワード300b、並びに不在者投票の結果を取得する。職員端末200は、少なくともインターネット500を介して管理サーバ120と通信できる機能があればよく、ディスクトップパソコン、ノートパソコン等を用いることができる。
一方、プリンタ210にあっては、少なくともライタ機能が搭載されていればよく、スタンドアロンタイプでもよい。ここで、プリンタ210によって印刷等が行われる場合、たとえば図2に示すような郵送媒体としての郵便はがき600が用いられる。この郵便はがき600には、記憶素子としてのICタグ601が貼着又は埋設されている。
そして、たとえば職員端末200にプリンタ210が接続されている場合、職員端末200からプリンタ210に印字情報と書込情報とが送られると、プリンタ210により郵便はがき600への印字やICタグ601への書き込み等が行われる。
ここで、印字情報としては、後述の個人情報300aのうち、住所及び氏名である。一方、書込情報としては、後述の個人情報300aに加え、選挙のお知らせ、選挙の投票日、候補者の氏名、投票欄等も含まれる。なお、ICタグ601に書き込まれる書込情報は、ユーザ(有権者)毎に登録されているパスワード300bを用いて鍵がかけられるようにしてもよい。このように、ICタグ601に書き込まれる書込情報にユーザ(有権者)毎に登録されているパスワード300bが用いられることで、セキュリティが高められる。
ユーザ端末300A,300Bは、ユーザ(有権者)が不在者投票を行うときに使用する場合を想定したものである。これらのユーザ端末300A,300Bは、少なくともインターネット500を介して管理サーバ120や郵便ポスト400と通信できる機能があればよく、ディスクトップパソコン、ノートパソコン、携帯電話、PDA等を用いることができる。
ここで、ユーザ端末300A,300Bによる操作としては、情報登録と不在者投票の送信である。情報登録に際しては、管理サーバ120にアクセスして、図3に示すような少なくとも住所、氏名、メールアドレス(1)、メールアドレス(2)等の個人情報300aと、任意の数字や文字等の組み合わせによるパスワード300bとを登録する。
また、不在者投票を行う場合は、管理サーバ120からの、少なくとも個人情報300a、パスワード300b、選挙のお知らせ、選挙の投票日、候補者の氏名、投票欄等の情報のうち、その投票欄に所定のチェック(○又は×等)を入れた後、これらの情報をそのまま管理サーバ120へ転送する。この場合、管理サーバ120から情報には、個人情報300aやパスワード300bが含まれているため、これらの情報にはパスワードがかけられるようにすることがセキュリティの面で好ましい。
なお、パスワードをかける場合は、ユーザ(有権者)毎に予め登録されているパスワード300bを用いればよい。これにより、各ユーザ(有権者)は、管理サーバ120から受け取った情報を自ら登録しておいたパスワード300bで開くことができる。
また、各ユーザ(有権者)から管理サーバ120へ転送する情報にもパスワードがかけられるようにすることがセキュリティの面で好ましい。この場合も、各ユーザ(有権者)が自ら登録しておいたパスワード300bを用いればよい。
これにより、管理サーバ120側では、ユーザ端末300A,300Bからの送信された情報の少なくとも個人情報300aやパスワード300bからユーザ(有権者)を特定し、不在者投票の結果をユーザ(有権者)毎にデータベース130に登録することができる。
郵便ポスト400は、郵便はがき600等の郵便物が投函されるものであり、図4に示すようなICタグ読取制御部400aを有している。このICタグ読取制御部400aは、少なくと郵便はがき600のICタグ601の書込情報を読み取る読取部401と、この読取部401によって読み取られた書込情報を管理サーバ120へ送信する送信部404と、これら各部の動作を制御する制御部402とを有している。
図5は、管理サーバ120の詳細を説明するための図である。同図に示すように、管理サーバ120は、インタフェース部121、受付部122、送信部123、データ書込部124、データ読込部125、制御部126を備えている。
インタフェース部121は、インターネット500を介して職員端末200、ユーザ端末300A,300B及び郵便ポスト400との間でのデータのやり取りを受け持つ。
受付部122は、ユーザ端末300A,300Bからのアクセスを受け付け、図3に示した個人情報300aやパスワード300b等を登録するための図示しない登録用Webページを提供する。この登録用Webページで上述した少なくとも、住所、氏名、メールアドレス(1)及びメールアドレス(2)等の個人情報300aと、パスワード300bとが入力されると、その個人情報300aとパスワード300bとがデータベース130に登録される。
また、受付部122は、ユーザ端末300A,300Bからの不在者投票を受け付ける。この場合、ユーザ端末300A,300Bからの送信された情報の少なくとも個人情報300aとパスワード300bとからユーザ(有権者)が特定され、不在者投票の内容をユーザ(有権者)毎にデータベース130に登録することができる。
また、受付部122は、職員端末200からのたとえば所定のアクセスコードを用いたアクセスを受け付ける。このアクセスは、データベース130に登録されている個人情報300aやパスワード300bの要求と、不在者投票の結果の要求とである。
また、受付部122は、郵便ポスト400からの郵便はがき600のICタグ601からの読み取った書込情報を受け付ける。この受け付けた書込情報は、データベース130に登録されている個人情報300aやパスワード300bと一致しているかどうかでユーザ認証が行われる。
送信部123は、受付部122によって受け付けた郵便ポスト400からの書込情報のユーザ認証が行われた後、既に登録されているメールアドレス(1)及び/又はメールアドレス(2)を宛先として、郵便ポスト400からの書込情報をユーザ端末300A,300Bに送信する。
また、送信部123は、職員端末200からの要求に応じて、個人情報300a及びパスワード300bや、不在者投票の結果を送信する。
データ書込部124は、登録用Webページで入力されたユーザ(有権者)からの上述した個人情報300aやパスワード300b、並びに不在者投票の結果をデータベース130に書き込む。
データ読込部125は、職員端末200からの要求に応じて上述した個人情報300a及びパスワード300bや、不在者投票の結果を読み込む。
制御部126は、管理端末110の操作に応じ、所定の制御プログラムに従って各部の動作を制御する。本実施例における制御部126の主な制御としては、ユーザ(有権者)毎の個人情報300aやパスワード300b、並びに不在者投票の結果を受け付けて、データベース130に登録させることである。また、職員端末200からのアクセスに応じてデータベース130に登録されているユーザ(有権者)毎の個人情報300aやパスワード300b、並びに不在者投票の結果を送信させることである。
また、制御部126の主な制御としては、郵便ポスト400から受け取った書込情報とデータベース130に登録されている個人情報300aやパスワード300bとの一致又は不一致からユーザ認証を行うことである。
次に、不在者投票システムによる不在者投票方法について説明する。まず、図6に示すように、ユーザ(有権者)はユーザ端末300A,300Bを用いて管理サーバ120にアクセスし、上述の登録用Webページに住所、氏名、メールアドレス(1)、メールアドレス(2)等の個人情報300aと、パスワード300bとを登録しておく(ステップS1)。
このとき、管理サーバ120の制御部126により、その登録用Webページに入力された住所、氏名、メールアドレス(1)、メールアドレス(2)等の個人情報300aや、パスワード300bがデータベース130に書き込まれる。
次に、職員端末200から管理サーバ120へ所定のアクセスコードを用いてユーザ(有権者)毎の個人情報300aやパスワード300bの要求があると、データベース130に書き込まれている住所、氏名、メールアドレス(1)、メールアドレス(2)等の個人情報300aや、パスワード300bが職員端末200に送信される(ステップS2)。
そして、職員端末200側では、管理サーバ120から取得した個人情報300aやパスワード300bを用い、プリンタ210によって郵便はがき600への印字や書き込みを行う。ここでは、職員端末200からプリンタ210に印字情報と書込情報とが送られると、プリンタ210により郵便はがき600への印字やICタグ601への書き込み等が行われる(ステップS3)。
すなわち、郵便はがき600には、個人情報300aの住所及び氏名が印字される。また、ICタグ601には、住所、氏名、メールアドレス(1)、メールアドレス(2)等の個人情報300aに加え、選挙のお知らせ、選挙の投票日、候補者の氏名、投票欄等が書き込まれる。ここで、セキュリティを高めるためには、ICタグ601に書き込むべき書込情報にパスワードをかけることが好ましい。この場合、管理サーバ120から取得しているユーザ(有権者)毎のパスワード300bを用いればよい。
このようにして、全てのユーザ(有権者)宛の郵便はがき600への印字や書き込みを終えた後、それぞれの郵便はがき600を郵便ポスト400に投函する(ステップS4)。
この場合、郵便ポスト400の読取部401に郵便はがき600のICタグ601をかざすようにして郵便ポスト400に投函すると、読取部401により郵便はがき600のICタグ601の書込情報が読み取られる(ステップS5)。ここで、そのICタグ601の書込情報が読み取られると、その読み取った書込情報が管理サーバ120へ転送される(ステップS6)。
一方、管理サーバ120側では、郵便ポスト400から受け取った書込情報とデータベース130に登録されている個人情報300aやパスワード300bとの一致又は不一致からユーザ認証を行う(ステップS7)。
ここで、ユーザ認証が行われて不一致である場合、職員端末200に不一致であることを示す通知が行われる。
これに対し、ユーザ認証が行われて一致したと判断されると、既に登録されているメールアドレス(1)及び/又はメールアドレス(2)を宛先として、郵便ポスト400からの書込情報がそのままユーザ端末300A,300Bに送信される(ステップS8)。
この場合、管理サーバ120からユーザ端末300A,300Bへ送信される情報は、上述したように、ユーザ(有権者)毎のパスワード300bがかけられている。
そして、ユーザ(有権者)は、不在者投票を行う場合、ユーザ端末300A,300Bによって管理サーバ120から受け取った情報を既に登録しているパスワード300bを用いて開き、その情報に含まれている、少なくとも個人情報300a、パスワード300b、選挙のお知らせ、選挙の投票日、候補者の氏名、投票欄等の情報のうち、その投票欄に所定のチェック(○又は×等)を入れた後、これらの情報に上述したパスワード300bをかけてそのまま管理サーバ120へ転送する(ステップS9)。
これにより、ユーザ(有権者)は、入院、海外旅行、海外出張等の理由により、不在者投票用紙を受け取ることができない場合、ユーザ端末300A,300Bで受け取った投票欄に所定のチェック(○又は×等)を入れて転送すればよいので、場所や時間を問わず、不在者投票を行うことができる。
管理サーバ120側では、ユーザ端末300A,300Bからの情報を受け取ると、各ユーザ(有権者)毎に、不在者投票の結果をデータベース130に書き込む(ステップS10)。
次に、職員端末200から管理サーバ120へ所定のアクセスコードを用いてユーザ(有権者)毎の不在者投票の結果の要求があると、管理サーバ120から職員端末200へユーザ(有権者)毎の不在者投票の結果が送信される(ステップS11)。
これにより、職員端末200側では、不在者投票の交付から投票結果までの作業を短時間でかつ正確に行うことができる。
このように、本実施例では、管理サーバ120によりユーザ(有権者)毎の少なくともアクセス情報を有する個人情報300a及びパスワード300bを受け付け、職員端末200によりユーザ(有権者)毎の少なくとも個人情報300aを取得して記憶素子としてのICタグ601を有する郵送媒体としての郵便はがき600への宛先の印字とICタグ601への少なくとも個人情報の書き込みとを行い、郵便ポスト400により郵便はがき600が投函される際、ICタグ601に書き込まれている情報を読み取り、該読み取った情報を通信回線としてのインターネット500を介して管理サーバ120へ送信することで、管理サーバ120により、郵便ポスト400からの読み取った情報と、ユーザ(有権者)毎に受け付けている少なくとも個人情報300aとの一致によるユーザ認証が行われた後、アクセス情報に基づいてユーザ端末300A,300Bに郵便ポスト400からの読み取った情報が送信されると、ユーザ端末300A,300Bにより管理サーバ120から受け取った情報に投票の意思を示す情報が付加されて管理サーバ120に返信され、その後、職員端末200により投票の意思を示す情報が管理サーバ120から取得されるようにした。
このように、管理サーバ120により、郵便ポスト400からの読み取った情報と、ユーザ(有権者)毎に受け付けている少なくとも個人情報300aとの一致によるユーザ認証を行い、アクセス情報に基づいてユーザ端末300A,300Bに郵便ポスト400からの読み取った情報を送信し、ユーザ端末300A,300Bにより管理サーバ120から受け取った情報に投票の意思を示す情報が付加されて管理サーバ120に返信され、その後、職員端末200により投票の意思を示す情報が管理サーバ120から取得されるようにすることで、入院、海外旅行、海外出張等の理由により、ユーザ(有権者)が不在者投票用紙を受け取ることができない場合であっても、場所や時間を問わず、不在者投票を行うことができる。また、職員端末200側では、ユーザ(有権者)毎の少なくともアクセス情報と、ユーザ(有権者)毎の投票の意思を示す情報とを管理サーバ120から取得できるため、不在者投票の交付から投票結果までの作業を短時間でかつ正確に行うことができる。
また、本実施例では、職員端末200によりICタグ601への書き込みが行われるときと、管理サーバ120からアクセス情報に基づいてユーザ端末300A,300Bに郵便ポスト400からの読み取った情報が送信されるときと、ユーザ端末300A,300Bにより管理サーバ120から受け取った情報に投票の意思を示す情報を付加するとき、いずれもユーザ(有権者)毎に登録されているパスワードが用いられるようにしたので、セキュリティを高めることもできる。
株主総会での投票やマンション等の管理組合での投票にも適用可能である。
100 不在者投票管理装置
110 管理端末
120 管理サーバ
121 インタフェース部
122 受付部
123 送信部
124 データ書込部
125 データ読込部
126 制御部
130 データベース
200 職員端末
210 プリンタ
300A,300B ユーザ端末
300a 個人情報
300b パスワード
400 郵便ポスト
400a タグ読取制御部
401 読取部
402 制御部
404 送信部
500 インターネット
601 ICタグ(記憶素子)
110 管理端末
120 管理サーバ
121 インタフェース部
122 受付部
123 送信部
124 データ書込部
125 データ読込部
126 制御部
130 データベース
200 職員端末
210 プリンタ
300A,300B ユーザ端末
300a 個人情報
300b パスワード
400 郵便ポスト
400a タグ読取制御部
401 読取部
402 制御部
404 送信部
500 インターネット
601 ICタグ(記憶素子)
Claims (3)
- 通信回線を用いた不在者投票システムであって、
有権者毎の少なくともアクセス情報を有する個人情報及びパスワードを受け付ける管理サーバと、
前記有権者毎の少なくとも個人情報を取得して記憶素子を有する郵送媒体への宛先の印字と前記記憶素子への少なくとも前記個人情報の書き込みとを行う職員端末と、
前記郵送媒体が投函される際、前記記憶素子に書き込まれている情報を読み取り、該読み取った情報を前記通信回線を介して前記管理サーバへ送信する郵便ポストと、
少なくとも有権者毎の前記個人情報及びパスワードを送信するユーザ端末とを備え、
前記管理サーバは、前記郵便ポストからの読み取った情報と、有権者毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証を行い、前記アクセス情報に基づいて前記ユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報を送信し、
前記ユーザ端末は、前記管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報を付加して前記管理サーバに返信し、
前記職員端末は、前記投票の意思を示す情報を前記管理サーバから取得する
ことを特徴とする不在者投票システム。 - 前記職員端末により前記記憶素子への書き込みが行われるときと、前記管理サーバから前記アクセス情報に基づいて前記ユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報が送信されるときと、前記ユーザ端末により前記管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報を付加するとき、いずれも前記有権者毎に登録されているパスワードが用いられることを特徴とする請求項1に記載の不在者投票システム。
- 通信回線を用いた不在者投票方法であって、
管理サーバにより有権者毎の少なくともアクセス情報を有する個人情報及びパスワードを受け付ける工程と、
職員端末により前記有権者毎の少なくとも個人情報を取得して記憶素子を有する郵送媒体への宛先の印字と前記記憶素子への少なくとも前記個人情報の書き込みとを行う工程と、
郵便ポストにより前記郵送媒体が投函される際、前記記憶素子に書き込まれている情報を読み取り、該読み取った情報を前記通信回線を介して前記管理サーバへ送信する工程と、
ユーザ端末により少なくとも有権者毎の前記個人情報及びパスワードを送信する工程とを有し、
前記管理サーバは、前記郵便ポストからの読み取った情報と、有権者毎に受け付けている少なくとも個人情報との一致によるユーザ認証を行い、前記アクセス情報に基づいて前記ユーザ端末に郵便ポストからの読み取った情報を送信し、
前記ユーザ端末は、前記管理サーバから受け取った情報に投票の意思を示す情報を付加して前記管理サーバに返信し、
前記職員端末は、前記投票の意思を示す情報を前記管理サーバから取得する
ことを特徴とする不在者投票方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007093063A JP2008250810A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 不在者投票システム及び不在者投票方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007093063A JP2008250810A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 不在者投票システム及び不在者投票方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008250810A true JP2008250810A (ja) | 2008-10-16 |
Family
ID=39975650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007093063A Pending JP2008250810A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 不在者投票システム及び不在者投票方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008250810A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011107842A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Kanagawa Univ | 電子投票媒体 |
-
2007
- 2007-03-30 JP JP2007093063A patent/JP2008250810A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011107842A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Kanagawa Univ | 電子投票媒体 |
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