JP2008140312A - 情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】総合窓口システム101,301は、申請者の操作に従って申請者端末10からネットワーク14を介して電子的に送信された申請届出情報に基づいて、申請先市区町村5,6,7,8への申請届出帳票を作成する全国の都道府県毎に備えられ、申請届出帳票の申請先市区町村が他の都道府県の市区町村に属する本籍地の場合で、かつ当該申請先市区町村が戸籍に関するオンライン申請を実施している場合には、住所地の総合窓口システム101で電子的に作成した申請届出帳票を、本籍地の総合窓口システム301に送信し、本籍地の総合窓口システム301は、受信した申請届出帳票を、戸籍手続オンラインシステム303を介して申請先の市区町村7に送信する。
【選択図】図1
Description
また、住民基本台帳に関する情報は住所地の自治体、戸籍に関する情報は本籍地の自治体がそれぞれ管理しているため、住所地と本籍地とが異なる住民は、住民票に関する手続と戸籍に関する手続とを同時に実施する場合、住所地への申請手続と本籍地への申請手続とを重複して行う必要があった。
さらに、戸籍に関する電子申請システム(戸籍手続オンラインシステム)は導入期限が定められていないため、戸籍に関する手続のオンライン化が実現していない場合も考えられる。この場合住民は、住民票に関する手続は電子申請で行い、戸籍に関する手続は直接窓口に出頭するか、郵送等の手段によって行うことになる。
なお、戸籍情報システム504と戸籍手続オンラインシステム103とはそれぞれ独立したシステムであり、戸籍情報システム504は、戸籍簿のデータを管理するのに対し、戸籍手続オンラインシステム103は、戸籍証明書の申請帳票データおよび戸籍の届出に関する届出帳票データのみを管理し、申請届出の手続に関する処理を行う。
電子申請審査端末601、住基システム602、戸籍情報システム604は、それぞれ市区町村5に備えられている電子申請審査端末501、住基システム502、戸籍情報システム504と同様のシステムである。なお、市区町村6の戸籍情報システム604は戸籍手続オンラインシステム103の審査端末が未導入であり、オンラインでの手続に対応していない。
電子申請システム102は、インターネット14から独立した行政機関専用の閉じた回線15を介して、共同利用センタ1に参加している市区町村5、6の電子申請審査端末501、601と接続している。
戸籍手続オンラインシステム103は、回線15を介して、共同利用センタ1に参加している市区町村5の戸籍手続オンライン審査端末503と接続している。
電子申請審査端末701、住基システム702、戸籍手続オンライン審査端末703、戸籍情報システム704は、それぞれ市区町村5に備えられている電子申請審査端末501、住基システム502、戸籍手続オンライン審査端末503、戸籍情報システム504と同様のシステムである。
電子申請審査端末801、住基システム802、戸籍情報システム804は、それぞれ市区町村5に備えられている電子申請審査端末501、住基システム502、戸籍情報システム504と同様のシステムである。なお、市区町村8の戸籍情報システム804は戸籍手続オンラインシステム303の審査端末が未導入であり、オンラインでの手続に対応していない。
オンライン管理システム201は、全国の市区町村の戸籍に関する手続の電子的な手続の実施有無を含む市区町村情報を一元管理するオンライン管理データベースを管理するためのサーバである。
申請者端末10は、住民等の申請者によって操作され、住所地の市区町村5が参加する共同利用センタ1の総合窓口システム101にインターネット14を通じてアクセスし、各申請届出手続に必要となる帳票を作成するための端末装置(クライアント)である。申請者端末10としては、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、インターネット14を介して総合窓口システム101と通信可能に接続するための通信装置、画像表示装置、キーボードやマウスなどの入力装置を備えた一般的なコンピュータに、前記したプリンタ13およびICカードR/W11を接続して用いることができる。
なお、市区町村6はインターネット14を通じた電子的な戸籍に関する手続方法を提供していない。
総合窓口システム(情報処理システム)101は、項目抽出機能1052、中間データ生成機能1053、申請データ作成機能1054、申請データ判定機能1055、住所地データ送信機能1056、本籍地情報確認機能1057、本籍地データ送信機能1058、郵送申請処理機能1059、本籍地データ受信機能1060を備えたプログラム記憶メモリ1051と、制御部1061と、手続データベース1072、中間ファイルデータベース1073、市区町村データベース1074を備えたテーブル記憶メモリ1071とから構成される。
例えば、CPUを制御部1061とし、RAM、ROM又は補助記憶装置を、プログラム記憶メモリ1051およびテーブル記憶メモリ1071として用い、制御部1061は、プログラム記憶メモリ1051に記憶されたプログラムを適宜読み出して実行し、また各種情報をテーブル記憶メモリ1071に記憶し、参照することによって、後記する機能を実現することができる。
項目抽出機能1052は申請者が選択した申請届出帳票情報に基づき、事前に登録されている申請届出帳票の作成に必要な各項目から、申請者による入力が必要になる項目を抽出する機能である。
中間データ生成機能1053は項目抽出機能1052によって抽出された各項目のデータを入力し、申請書作成のもととなるデータの中間ファイルを作成する機能である。
申請データ作成機能1054は、中間データ生成機能1053で作成した中間ファイルから各申請届出に必要となるデータを転記し、申請届出帳票を作成する機能である。
申請データ判定機能1055は、該当データの送付先を特定するための機能である。
住所地データ送信機能1056は、総合窓口システム101から、申請届出手続が戸籍に関するものか否かに応じて、戸籍手続オンラインシステム103又は住所地の電子申請システム102に申請届出データを送信する機能である。
本籍地情報確認機能1057は、総合窓口システム101が設置されている共同利用センタ1に参加していない、他の都道府県の市区町村が管理する戸籍に関する申請届出先となる本籍地の市区町村の電子的な手続の対応有無等を確認する機能である。
本籍地データ送信機能1058は、総合窓口システム101から住所地と異なる本籍地の総合窓口システム301へ申請届出データを送信する機能である。
郵送申請処理機能1059は、申請届出データ、あて先情報を印刷し、郵送での手続を実現する機能である。
本籍地データ受信機能1060は、他の都道府県に設置された総合窓口システム301から送信された申請届出データを受信する機能である。
オンライン管理システム201は、本籍地情報検索機能2052、本籍地情報配信機能2053を備えたプログラム記憶メモリ2051と、制御部2061と、オンライン管理データベース2072を備えたテーブル記憶メモリ2071から構成され、総合窓口システム101と同様の、CPU、RAM、ROM、記憶装置および通信装置などを備えた一般的なコンピュータを用いることができる。
本籍地情報配信機能2053は、オンライン管理データベース2072の検索結果を総合窓口システム101に送信する機能である。
手続データベース1072は、手続コード1501、手続名1502、申請者氏名1503、申請者氏名(ふりがな)1504、住所1505、住所(ふりがな)1506、e-mail1507などの項目が、各手続に必要か否かに関する情報から構成される。各手続の帳票に入力が必須となる場合は、例えば、「婚姻届」における住所1505のように入力が必須の項目には“2”が、e-mailのように入力が任意である項目には“1”が、申請者氏名のように入力の必要がない場合は“0”が登録される。
中間ファイルデータベース1073は、受付番号1601、選択手続コード1602、選択数1603、項目コード1604、項目数1605、並びに申請者氏名1606、申請者氏名(ふりがな)1607、住所1608、住所(ふりがな)1609、生年月日1610、本籍地1611などの、申請者によって選択された申請届出帳票に必要となる項目の情報から構成される。なお、選択された申請届出に不要な項目のデータはブランクとなる。
市区町村データベース1074は、市区町村名1701、オンライン対応1702などの情報から構成される。市区町村名1701には当該共同利用センタ1に参加している市区町村名が入力され、各市区町村が戸籍手続について電子的な手続に対応していればオンライン対応1702には“1”、対応していなければ“0”が格納される。
オンライン管理データベース2072は、市区町村名1801、IP(Internet Protocol)アドレス1802、オンライン対応状況を示す対応有無1803、住所データ1804、部署データ1805、電話番号1806などの情報から構成される。対応有無1803には、各市区町村が戸籍手続について電子的な手続に対応していれば対応有無1803には“1”、対応していなければ“0”が格納される。
申請者は申請者端末10を操作し、インターネット14を介して共同利用センタ1の総合窓口システム101にアクセスする。以下、総合窓口システム101は、項目抽出機能1052によって、項目抽出処理の各ステップを実行する。
申請者は申請者端末10を操作し、手続を継続するための確認ボタンを押下すると、総合窓口システム101は、受付番号を採番し中間ファイルデータベース1073の受付番号1601に登録し(S102)、申請者端末10に、図14に示したように、申請帳票や届出帳票の一覧を示す提供手続一覧画面を表示する(S103)
また、上欄には処理の段階が表示されており、対応する番号(図14では“1”)が着色される(図14では網掛けで表示)などにより、現在処理中の段階が識別できるようになっている。
なお、申請者は申請者端末10のマウスなどの入力装置を用いてチェックボックスにチェックを入れることにより、同時に複数の申請届出手続を選択することができるようになっており、図14では、“住民票の写しの請求”、“戸籍謄本の請求”、“戸籍の附票の請求”の3つが選択されている。
なお、項目コード1604の各桁は、手続データベース1072に登録された項目申請者氏名1503、申請者氏名(ふりがな)1504、住所1505、・・・、e-mail1507の順に割り当てられている。
申請者は申請者端末10で、図15に示した申請届出項目表示画面の確認ボタンを押下し、総合窓口システム101は中間ファイルデータベース1073の項目コード1604に基づき、1桁目は申請者氏名、2桁目は申請者氏名(ふりがな)、3桁目は住所・・・が割り当てられている項目コード順で、かつ、“1”(任意)又は“2”(必須)となっている項目毎に当該項目の入力画面(図示を省略)を申請者端末10に表示し(S201)、入力を受け付ける(S202)。
なお、複数の申請届出帳票が選択された場合でも、それらの申請届出帳票で重複する項目は、1回のみ入力するようにしており、申請者による入力操作を簡略にすることができる。
また、画面の下部には、入力項目の修正を行うための修正ボタンと、申請届出帳票を作成するための申請届出帳票作成ボタンが設けられている。
申請者が申請者端末10で申請届出帳票作成ボタン(図16参照)を押下する(図9のS208でNo)と、総合窓口システム101は、申請データ作成機能1054によって、受付番号1601をもとに、中間ファイルデータベース1073の、1桁目は住民票の写しの請求、2桁目は戸籍謄本の請求、・・・が割り当てられている選択手続コード1602が“1”となっている手続で、かつ、該当手続で入力が必要とされている項目を手続データベース1072で確認し、中間ファイルデータベース1073から該当項目データを抽出して申請届出帳票データを生成し(S301)、該当申請届出帳票の入力済みデータを、図17から図19に示したように、申請者端末10に表示する(S302)。
そして、総合窓口システム101は、申請データ判定機能1055によって、選択手続コード1602に基づき、戸籍に関する手続か否かを判定し(S304)、戸籍に関する手続ならば(S304でYes)、後記する本籍地情報確認処理へ移行し(S308)、戸籍に関する手続でない場合は(S304でNo)、住所地データ送信機能1056によって、該当申請届出帳票データを住所地の電子申請システム102へ送信する(S305)。
電子申請システム102は該当申請届出帳票データの署名検証をしたのち、申請データデータベース1021に格納する。
これによって、申請者は同時に複数の申請届出手続を行う場合に、それらの申請届出帳票で重複する項目は、1回入力するだけで、選択したすべての申請届出手続を行うことができる。
総合窓口システム101は、申請データ判定機能1055によって、受付番号1601をもとに、中間ファイルデータベース1073の住所1608と本籍地1611の情報とを抽出し(S401)、住所地と本籍地との市区町村が一致するか否かを判定する(S402)。
オンライン対応1702が“1”(対応している)の場合は(S408でYes)、住所地データ送信機能1056によって、該当申請届出帳票データを住所地の戸籍手続オンラインシステム103へ送信し(S409)、戸籍手続オンラインシステム103は該当申請届出帳票データの署名検証をしたのち、申請データデータベース1031に格納する。
オンライン対応1702が“0”(対応していない)の場合は(S408でNo)、後記する郵送申請処理へ移行する(S410)。
これによって、申請者は申請者端末10を用いて住所地の総合窓口システム101を利用し、住所地と異なる都道府県の本籍地に対する戸籍に関する申請届出手続を、電子的な手続きによって行うことができる。
総合窓口システム101は、本籍地情報確認機能1057によって、当該検索結果である本籍地の市区町村情報を受信する(S405(図11参照))。
総合窓口システム101は、郵送申請処理機能1059によって、本籍地の市区町村は電子的な戸籍手続の手段を提供していないことを通知すると共に、該当の申請届出帳票を印刷するかどうかを確認するための、図20に示したような申請届出帳票印刷確認画面を、申請者端末10に表示し(S601)、該当の申請届出帳票を印刷するかどうかを確認する(S602)。
一方、申請者がこの情報が必要で、確認ボタンを押下した場合は(S604でYes)、総合窓口システム101は、本籍地情報確認機能1057によって、本籍地の市区町村情報を確認するためにインターネット14を介して、国等2のオンライン管理システム201にアクセスし、オンライン管理システム201に本籍地の該当する市区町村の情報を要求する(S605)。
なお、ここでオンライン管理システム201から本籍地の市区町村情報を取得する際には、オンライン管理システム201は、前記したように、図12に示した市区町村情報検索処理によって市区町村情報を検索し、検索結果を総合窓口システム101に送信する(S606)。
総合窓口システム101は、本籍地情報確認機能1057によって、当該検索結果である本籍地の市区町村情報を受信する(S607)。
また、申請者は印刷が必要で、印刷ボタンを押下した場合は(S609でYes)、総合窓口システム101は、申請者端末10に接続されたプリンタ13から該当市区町村のあて先タグを出力(印刷)させ(S610)、郵送申請処理を終了する。
さらに、住民票の写しの請求など、住所地の市区町村に届出申請手続と同時に行う場合には、住所地の手続きに必要な項目と重複する項目を改めて入力する必要がなく、住所地と本籍地とが異なるか否か、また、本籍地の市区町村が戸籍手続オンラインシステムを導入しているか否かにかかわらず、申請者端末10を用いたワンストップ処理で手続を終了することができる。
10 申請者端末
12 住民基本台帳カード
101、301 総合窓口システム(情報処理システム)
102、302 電子申請システム
103、303 戸籍手続オンラインシステム
201 オンライン管理システム
501、601、701、801 電子申請審査端末
502、602、702、802 住基システム
503、703 戸籍手続オンライン審査端末
504、604、704、804 戸籍情報システム
1052 項目抽出機能(項目抽出部)
1053 中間データ生成機能(中間データ生成部)
1054 申請データ作成機能(申請データ作成部)
1055 申請データ判定機能(申請データ判定部)
1056 住所地データ送信機能(住所地データ送信部)
1057 本籍地情報確認機能(本籍地情報確認部)
1058 本籍地データ送信機能(本籍地データ送信部)
1059 郵送申請処理機能(郵送申請処理部)
1060 本籍地データ受信機能(本籍地データ受信部)
1071 テーブル記憶メモリ(記憶部)
1072 手続データベース
1073 中間ファイルデータベース
1074 市区町村データベース
2072 オンライン管理データベース
Claims (3)
- 申請者の操作によって申請者端末からネットワークを介して電子的に送信された申請届出情報に基づいて、申請先市区町村への申請届出帳票を作成する全国の都道府県毎に備えられる情報処理システムであって、
前記申請届出情報に基づいて申請する申請先市区町村が、住所地の市区町村か本籍地の市区町村かと、当該申請先市区町村が住所地の都道府県かどうかと、を判定する申請データ判定部と、
全国の市区町村のオンライン申請の実施状況を含む市区町村情報を取得してオンライン申請を実施しているか否かを判定する本籍地情報確認部と、
前記申請届出情報に基づいて電子的な申請のための申請届出帳票を作成する申請データ作成部と、
前記申請届出帳票を他都道府県に備えられた情報処理システムに送信する本籍地データ送信部と、
前記他都道府県に備えられた情報処理システムから送信された申請届出帳票を受信する本籍地データ受信部と、
前記本籍地データ受信部が受信した申請届出帳票の申請先市区町村に当該申請届出帳票を送信する住所地データ送信部と、を備え、
前記申請データ判定部によって前記申請先市区町村が本籍地の市区町村であり、かつ当該本籍地が住所地と異なる都道府県の市区町村であると判定され、かつ前記本籍地情報確認部によって前記本籍地の市区町村がオンライン申請を実施していると判定された場合に、前記申請届出情報に基づいて、前記申請データ作成部によって作成した前記本籍地への申請届出帳票を、前記本籍地データ送信部によって、前記本籍地の市区町村の属する都道府県に設置された情報処理システムに送信することを特徴とする情報処理システム。 - 申請届出手続のための前記申請届出帳票に含まれる項目を、前記申請届出手続の種別に対応付けて登録した情報を参照し、申請者が選択した複数の申請届出帳票から必要となる申請届出項目を抽出する項目抽出部と、
抽出された当該申請届出項目に対して入力されたデータを記録した中間ファイルを格納する記憶部と、をさらに備え、
前記申請データ作成部は、前記記憶部に格納された中間ファイルに記録されたデータに基づいて、前記申請者が選択した複数の申請届出帳票を作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記申請データ判定部によって前記申請先市区町村が本籍地の市区町村であると判定され、かつ前記本籍地情報確認部によって前記本籍地の市区町村がオンライン申請を実施していないと判定された場合に、電子的な申請のために作成した前記申請届出帳票を印刷すると共に、前記本籍地情報確認部によって取得した市区町村情報に含まれる住所情報に基づいて、前記申請先市区町村の住所を印刷する郵送申請処理部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
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