JP2020087284A - 管理装置、発行システム、発行方法、およびプログラム - Google Patents

管理装置、発行システム、発行方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが容易にIDカードの発行を受けることのできる管理装置等を提供する。【解決手段】管理装置3は、顔画像付きのADカードの発行に係る管理を行うものである。管理装置3は、ADカードの発行を受けるユーザの申請情報および顔画像の登録を受け付ける登録受付手段101と、1度登録を受付けた申請情報および顔画像を、ADカードの発行元端末6と、当該ADカードと異なるADカードの発行元端末7とに発行データとして送信する送信手段105と、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、IDカードの発行に係る管理を行う管理装置等に関する。
ボランティアに参加する参加者は、予めボランティア機関に登録を行ったうえでボランティア当日に所定の受付場所に行き、そこで受付を行ってADカード(アクレディテーションカード)を発行してもらう。参加者は、ADカードを首からぶら下げるなどして他人から見える所に携帯し、ボランティア活動を行う。
ADカードはその所持者を特定可能なID(Identification)カードである。ADカードには顔写真の無いものもあるが、ADカードに顔写真を表示することは、なりすましを防ぎセキュリティーの面からも好ましい。特許文献1には、ボランティア要員の申込みデータに基づいて、顔画像付きのADカードをボランティア要員に発行することが記載されている。
特開2006-79337号公報
時や場所の異なる別々のボランティアに参加する場合、その参加者は、通常それらのボランティア機関に別々に登録を行い、各ボランティア機関からADカードの発行を受けている。これは、ADカードの発行元のボランティア機関同士に連携が無いためであり、ボランティアの参加者は、ADカードの発行を受けるために各ボランティア機関に登録を行う必要があり手間がかかっていた。
その他、ボランティアの参加者は、受付場所でADカードの発行を受ける際にも、本人確認のために運転免許証などの本人確認証を提示するのが必要である。そのため、ADカードの発行に時間がかかり、受付場所でボランティアの参加者が長蛇の列をなしているといった状況がある。
一方、特許文献1には、ボランティア管理用データ処理装置が、ボランティア要員の申込みデータや過去の参加実績のデータを用い、ボランティアの参加募集やイベント運営を効率的に行うシステムが記載されている。しかしながら、ボランティアの参加者(ユーザ)の観点から見た場合のADカードの発行を容易化する具体的な仕組みについては必ずしも明確ではなかった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザが容易にIDカードの発行を受けることのできる管理装置等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、顔画像付きのIDカードの発行を受けるユーザの申請情報および顔画像の登録を受け付ける登録受付手段と、一度登録を受付けた申請情報および顔画像を、第1の前記IDカードの発行元端末と、第1の前記IDカードと異なる第2の前記IDカードの発行元端末とに送信する送信手段と、を有することを特徴とする管理装置である。
本発明では、ユーザの申請情報および顔画像を管理装置にて一元管理し、一度登録された共通の申請情報および顔画像を複数の異なるIDカードの発行時に用いることができる。ユーザは、これら共通の申請情報および顔画像については一度のみ登録すればよく、登録の負担が軽減されるので、IDカードの発行を容易に受けることができる。
前記管理装置は、前記登録受付手段によってユーザの申請情報の登録を受付けた後、ユーザの申請情報に対応する識別情報を生成する生成手段をさらに有し、前記登録受付手段は、前記識別情報とユーザの顔画像を画像撮影装置から受信することが望ましい。
本発明では、ユーザの申請情報と顔画像を別々に登録することで、それぞれの登録に利便性の高い装置を用いることができる。例えば顔画像の登録に証明写真機などの画像撮影装置を用いることで、顔画像を撮影したその場で顔画像の登録が可能になる。また、申請情報に対応する識別情報を生成し、画像撮影装置から顔画像とともにこの識別情報を受信する仕組みとすることで、別々に登録する申請情報と顔画像を識別情報をキーとして対応付け、管理することが可能になる。
前記登録受付手段は、ユーザの申請情報をユーザ端末から受信し、前記生成手段は、ユーザの申請情報を送信した前記ユーザ端末に、前記識別情報を返信することが望ましい。
申請情報の登録にはユーザ端末を用いることで、個々のユーザが手軽に申請情報の登録を行える。この時、前記生成した識別情報は、申請情報を送信したユーザ端末に返信すればよい。
前記管理装置は、第1、第2の前記IDカードの発行元端末から前記識別情報を受信する受信手段をさらに有し、前記送信手段は、前記識別情報に対応するユーザの申請情報および顔画像を第1、第2の前記IDカードの発行元端末に送信することが望ましい。
IDカードの発行元端末は、上記識別情報を管理装置に送信することで管理装置から申請情報および顔画像を受信し、これを用いてIDカードの発行を行うことができる。
前記送信手段は、ユーザの顔画像の特徴量を第1、第2の前記IDカードの発行元端末にさらに送信することが望ましい。
上記の特徴量を用いることで、IDカードの発行時のユーザの本人確認を自動化することが可能になり、ユーザから提示された本人確認証を目視して本人確認を行うといった作業を省略することが可能になる。
前記管理装置は、ユーザに対する前記IDカードの発行実績を示す発行実績データを記憶する記憶手段をさらに有することが望ましい。また、前記管理装置は、前記発行実績に応じてユーザにポイントを付与するポイント付与手段をさらに有することも望ましい。
本発明の管理装置は、ユーザに対するIDカードの発行実績も一元管理することができ、これにより発行実績に応じてユーザにポイント付与を行う等の様々な付加価値サービスを提供することができる。
第2の発明は、管理装置と、顔画像付きのIDカードの発行元端末とを含む発行システムであって、前記管理装置は、前記IDカードの発行を受けるユーザの申請情報および顔画像の登録を受け付ける登録受付手段と、一度登録を受付けた申請情報および顔画像を、第1の前記IDカードの発行元端末と、第1の前記IDカードと異なる第2の前記IDカードの発行元端末とに送信する送信手段と、を有することを特徴とする発行システムである。
第2の発明は、第1の発明の管理装置とIDカードの発行元端末を含む発行システムである。
第3の発明は、管理装置が、顔画像付きのIDカードの発行を受けるユーザの申請情報および顔画像の登録を受け付けるステップと、一度登録を受付けた申請情報および顔画像を、第1の前記IDカードの発行元端末と、第1の前記IDカードと異なる第2の前記IDカードの発行元端末とに送信するステップと、を実行し、第1の前記IDカードの発行元端末と、第2の前記IDカードの発行元端末が、それぞれ、第1の前記IDカードと第2の前記IDカードを前記管理装置から受信した申請情報および顔画像を用いて発行するステップを実行することを特徴とする発行方法である。
第3の発明は、第2の発明の発行システムによるIDカードの発行方法である。
第4の発明は、コンピュータを、顔画像付きのIDカードの発行を受けるユーザの申請情報および顔画像の登録を受け付ける登録受付手段と、一度登録を受付けた申請情報および顔画像を、第1の前記IDカードの発行元端末と、第1の前記IDカードと異なる第2の前記IDカードの発行元端末とに送信する送信手段と、を有する管理装置として機能させるためのプログラムである。
第4の発明は、コンピュータを第1の発明の管理装置として機能させるためのプログラムである。
本発明により、ユーザが容易にIDカードの発行を受けることのできる管理装置等を提供することができる。
発行システム1を示す図。 画像撮影装置2の外観を示す図。 画像撮影装置2のシステム構成を示す図。 制御装置20のハードウェア構成を示す図。 管理装置3のハードウェア構成を示す図。 ユーザ端末5のハードウェア構成を示す図。 発行システム1の機能構成を示す図。 申請情報の登録の手順を示すフローチャート。 ユーザ端末5に表示される画面の例。 本人確認証10の例。 発行データ100を示す図。 二次元コード200の例。 顔画像の登録の手順を示すフローチャート。 画像撮影装置2に表示される画面の例。 ADカードの発行の手順を示すフローチャート。 ADカード30の例。 発行実績データ300を示す図。 申請情報の登録の手順を示すフローチャート。 簡易入力画面の例。 発行データ100’を示す図。 二次元コード200’の例。 ADカード30’の例。 発行実績データ300を示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.発行システム1)
図1は本発明の実施形態に係る発行システム1を示す図である。発行システム1は、申請情報と顔画像の登録を行ったユーザ(ボランティアの参加者)に対し、ボランティア活動時に携帯するADカードを発行するものである。ADカードはカードの所持者を特定できるIDカードであり、本実施形態では顔画像付きのものとする。なお、ボランティアは災害ボランティア、スポーツ等のイベントボランティアなどであるが、特に限定されない。
発行システム1は、画像撮影装置2、管理装置3、ユーザ端末5、発行元端末6、7等を有する。
画像撮影装置2は、例えば街頭に設置された証明写真機である。画像撮影装置2はユーザを撮影してその画像を証明写真としてプリントする(証明写真サービス)のに加え、管理装置3に対しユーザの顔画像の登録を行うために用いられる(顔画像登録サービス)。
図2は画像撮影装置2の外観を示す図であり、図3は画像撮影装置2のシステム構成を示す図である。
画像撮影装置2はボックス状の外観を有し、制御装置20、表示部21、課金部22、撮影部23、照明24、プリンタ25、プリント物取出口26、読取部27、カーテン28、センサ29等を有する。
制御装置20は画像撮影装置2の内部に設けられ、画像撮影装置2の処理全体を制御する。
図4は制御装置20のハードウェア構成を示す図である。図4に示すように、制御装置20は、例えば制御部201、記憶部202、入力部203、通信部204等をバス等により接続して構成したコンピュータにより実現できる。但しこれに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部201はCPU、ROM、RAMなどから構成される。CPUは、記憶部202、ROMなどの記憶媒体に格納された制御装置20の処理に係るプログラムをRAM上のワークエリアに呼び出して実行し、画像撮影装置2の各部を制御して後述する処理を実現する。ROMは不揮発性メモリであり、ブートプログラムやBIOSなどのプログラム、データなどを恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部202、ROMなどからロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部201が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部202はハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ等であり、後述する処理に際し制御装置20が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーションシステム)等が格納される。これらのプログラムやデータは、制御部201により必要に応じて読み出され実行される。
入力部203は制御装置20に各種の設定入力を行うものである。
通信部204はネットワーク等を介した通信を媒介する通信インタフェースであり、管理装置3等との間で通信を行う。
図2、3の説明に戻る。表示部21は、画像撮影装置2の入力部を兼ねたタッチパネル付ディスプレイ等により実現される。表示部21は、ユーザの操作、選択に係る各種の画面を表示し、画面上のタッチパネル操作によるユーザの指示入力等を受付ける。
課金部22は、硬貨や紙幣の投入口、つり銭返却口、レシート取出口、レシートプリンタ等(不図示)を備え、ユーザからの課金やレシートの発行を管理する。
撮影部23は、撮影窓の内側にカメラ等を設けたものである。カメラには例えば高解像度のデジタルカメラが用いられるが、これに限ることはない。
照明24は、画像撮影装置2のボックス内の全体を照らす照明である。照明24は例えば白色の光を照射する面光源であり、撮影部23の上部に設けられるが、これに限ることはない。
プリンタ25は、画像を用紙にプリントするものであり、画像撮影装置2の内部に設けられる。画像をプリントしたプリント物はプリント物取出口26に排出される。プリンタ25の方式や設置台数等は特に問わない。
読取部27は、読取用のイメージスキャナ等を有する。
カーテン28は、画像撮影装置2のボックス内を外部から遮るものである。
センサ29は、画像撮影装置2のボックス内に入ったユーザを検知するセンサである。センサ29は例えば赤外線センサであるが、これに限ることはない。
管理装置3は、発行システム1の管理者のサーバであり、画像撮影装置2、ユーザ端末5、発行元端末6、7等とネットワークを介して通信可能に接続される。管理装置3は、ユーザの申請情報および顔画像の登録を受付け、これらのデータを管理してADカードの発行時に用いる。
図5は管理装置3のハードウェア構成を示す図である。図5に示すように、管理装置3は、例えば制御部31、記憶部32、表示部33、入力部34、及び通信部35等をバス等により接続して構成したコンピュータにより実現できる。但し、これに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部31、記憶部32、入力部34、通信部35の機能は上述した制御部201、記憶部202、入力部203、通信部204と略同様である。表示部33は液晶パネル等のディスプレイ装置を備え、入力部34はキーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。記憶部32には後述する処理を管理装置3に実行させるためのプログラムが格納される。
ユーザ端末5はユーザが用いるコンピュータ端末であり、管理装置3に対し申請情報の登録を行うために用いられる。ユーザ端末5としては、例えばスマートフォン、タブレット端末などの携帯端末を用いることが可能である。
図6はユーザ端末5のハードウェア構成を示す図である。図6に示すように、ユーザ端末5は制御部51、記憶部52、表示部53、入力部54、通信部55、カメラ56、音声入出力部57等をバス等により接続して構成される。但し、ユーザ端末5はこれに限ることなく適宜様々な構成をとることができ、図5と同様の構成を有するPC(Personal Computer)を用いることも可能である。
制御部51、記憶部52、入力部54、通信部55の機能は上述した制御部201、記憶部202、入力部203、通信部204と略同様である。また表示部53は液晶パネル等のディスプレイ装置を有し、入力部54としてのタッチパネルが設けられている。音声入出力部57はマイクやスピーカ等である。記憶部52にはユーザ端末5の後述する処理を実行するためのプログラムが格納されている。
発行元端末6、7は、ADカードの発行元の端末であり、ボランティアの受付担当者が用いる。発行元端末6、7は、ボランティア当日にボランティアの受付場所等に配置される。発行元端末6、7には図5と同様の構成を有するコンピュータを用いることができ、その記憶部には発行元端末6、7の後述する処理を実行するためのプログラムが格納される。
本実施形態では、発行元端末6がS市のボランティアの受付場所でADカード(第1のIDカード)を発行する際に用いられ、発行元端末7は、これと異なるX市のボランティアの受付場所で、上記ADカードとは異なるADカード(第2のIDカード)を発行する際に用いられる。
発行元端末6には、ADカードを発行するためのプリンタ61、ADカードの発行時に後述する二次元コードを読取るためのイメージスキャナ62、ADカードの発行時に本人確認を行うためのカメラ63が通信可能に接続される。発行元端末7にも、ADカードの発行を行うため、上記のプリンタ61、イメージスキャナ62、カメラ63と同様のプリンタ71、イメージスキャナ72、カメラ73が通信可能に接続される。
図7は、発行システム1の機能構成を示す図である。図7に示すように、発行システム1の管理装置3は、登録受付手段101、生成手段102、記憶手段103、受信手段104、送信手段105、ポイント付与手段106等を有する。
登録受付手段101は、管理装置3が、ADカードの発行を受けるユーザの申請情報および顔画像の登録を受付けるものである。本実施形態では、管理装置3が、ユーザの申請情報をユーザ端末5から通信部35を介して受信し、ユーザの顔画像を画像撮影装置2から通信部35を介して受信することで、これらの登録の受付を行う。また画像撮影装置2からはユーザの顔画像とともにユニークIDを受信する。ユニークIDは上記の申請情報に対応する識別情報であるが、詳細については後述する。
生成手段102は、ユーザの申請情報の登録を受付けた後、管理装置3の制御部31がユニークIDを生成するものである。このユニークIDは、ユーザの申請情報を送信したユーザ端末5に二次元コードとして返信される。
記憶手段103は管理装置3の記憶部32に対応し、ADカードの発行データや発行実績データを記憶するものである。発行データはユーザの申請情報、顔画像、顔画像の特徴量およびユニークID等を含み、発行実績データはユーザに対するADカードの発行実績を記録したものであるが、これらの詳細については後述する。
受信手段104は、管理装置3が、通信部35を介して発行元端末6、7からユニークIDを受信するものである。
送信手段105は、管理装置3が、通信部35を介して発行元端末6、7に上記ユニークIDに対応する発行データを送信するものである。本実施形態では、1度登録を受付けた共通の申請情報および顔画像を、発行元端末6、7に発行データとして送信する。
ポイント付与手段106は、管理装置3の制御部31が、ADカードの発行実績に応じてユーザにポイントを付与するものである。本実施形態では、ポイントを発行実績データとして記録することで、ユーザに対するポイント付与を行う。
(2.発行システム1の処理;初めてボランティアに参加する場合)
次に、本実施形態の発行システム1が行う処理(発行方法)について説明する。本実施形態の発行システム1では、ユーザが初めてボランティアに参加する場合、申請情報と顔画像の登録を行ったうえでボランティア当日に所定の受付場所に行ってADカードの発行を受けるので、以下ではそれぞれの手順について説明する。また本実施形態ではユーザが初回にS市のボランティアに参加するものとし、発行元端末6によってADカードの発行を受けるものとする。
(2−1.申請情報の登録)
図8は申請情報の登録の手順を示すフローチャートである。図8のS101〜S104、S106、S110〜S111、S116はユーザ端末5の制御部51が実行する。その他の処理は管理装置3の制御部31が実行する。
本実施形態において、ユーザは、管理装置3が提供する申請用のウェブサイトにユーザ端末5からアクセスし、ユーザ端末5に表示される応募先の選択画面(不図示)にてボランティアの応募先を選択する。ユーザ端末5は応募先の選択を受付ける(S101)と、図9(a)に示すようなユニークIDの入力画面を表示する。
図9(a)の入力画面では、ユニークIDを入力するか、ユニークIDを入力せずに申請情報を登録するかを選択するためのチェックボックス501、ユニークIDを入力する場合の入力欄502、次の画面に遷移するための「次へ進む」ボタン503等が表示される。
ユニークIDは、後述する手順で申請情報を登録したユーザに対し返信されるものであり、本実施形態ではこのユニークIDを入力することで、ユーザが次回ボランティアに参加する際に簡単に申請情報の登録を行うことができる。ただし、ここではユーザが初めてボランティアに参加するので、ユーザはユニークIDを入力せずに申請情報を登録することをチェックボックス501にて選択したうえで、「次へ進む」ボタン503を選択する(S102;NO)。
ユーザ端末5は、次に申請情報の入力画面を表示し、ユーザは当該入力画面にて申請情報を入力する。ユーザ端末5は、申請情報の入力を受付け(S103)、S101で選択された応募先とS103で入力された申請情報を管理装置3に送信する(S104)。管理装置3は、応募先と申請情報をユーザ端末5から受信し、応募先と申請情報の登録を受け付ける(S105)。
図9(b)は申請情報の入力画面の例である。本実施形態では、申請情報として、ユーザの氏名、年齢、住所、メールアドレスなどの個人情報をそれぞれの入力欄504に入力する。ただし申請情報はこれらに限らない。なお、入力画面にはS101で選択された応募先(「S市ボランティア」)も表示され、ユーザはこれを確認したうえで申請情報の入力を行う。
また本実施形態では、ユーザがカメラ56等を用いてユーザの顔画像付きの本人確認証を予め撮影しておき、本人確認証の画像を同じく申請用のウェブサイト上の入力画面で入力する。ユーザ端末5は、ユーザの顔画像を含む本人確認証の画像を管理装置3に送信し(S106)、管理装置3は当該画像を受信する(S107)。
図10は本人確認証10の概略を示す図であり、本人確認証10の一例を模式的に示したものである。本人確認証10はユーザを特定可能な媒体であり、例えば運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者カードなどであるが、これに限定されない。
本人確認証10は、ユーザの氏名12、生年月日13、住所14、本人確認証10の交付年月日15、発行番号16、有効期限17等の文字情報や、ユーザの顔画像18などを基材11上の所定の位置に印刷したものである。
図9(c)は本人確認証10の画像50(以下、本人確認証画像という)の入力画面の例である。この例では、ドラッグ操作などにより本人確認証画像50を入力領域505に入力すると、ユーザ端末5から管理装置3に本人確認証画像50が送信される。
次に、管理装置3は、本人確認証画像50から本人確認証10の真贋判定を行う(S108)。
真贋判定の方法は特に問わないが、例えば本人確認証画像50のOCR(Optical
Character Recognition)処理を行い、得られた文字情報に矛盾が有るか否かを判別し、矛盾が有る場合に本人確認証10を偽とし、矛盾の無い場合に本人確認証10を真とすることができる。
文字情報の矛盾は様々であるが、一例として、生年月日13と有効期限17との間に法律面から定まる所定の関係が存在し、当該関係から見た時に、本人確認証画像50から得られた生年月日13と有効期限17との間に矛盾が有るケースがある。
例えば本人確認証10の有効期限17における月日が、法律上、生年月日13における月日の1ヶ月後になるという関係が有る場合、本人確認証10の生年月日13を偽造し、有効期限17における月日が生年月日13における月日の1ヶ月後で無くなった場合、矛盾があると判別される。
これは文字情報の内容と別の文字情報の内容との間に矛盾が有るケースであるが、文字情報の内容自体に矛盾があるケースもある。例えば本人確認証画像50から得られた生年月日13が有り得ない年月日、一例として「昭和70年」や「13月」、「4月31日」などであると、その内容に矛盾が有ると判別される。
真贋判定の方法としては、上記のようにOCR処理によって得た文字情報を利用するものに限らず、本人確認証10の正規の印刷方法と同じ方法で印刷されたか否かを本人確認証画像50から判別することもでき(例えば、特開2011-34535号公報など参照)、この場合、正規の印刷方法と異なる方法で印刷された本人確認証10を偽とする。
管理装置3は、上記の真贋判定において本人確認証10を偽と判定した場合(S108;NO)、偽の本人確認証10である旨をユーザ端末5に送信する(S109)。ユーザ端末5は、偽の本人確認証10である旨を受信して(S110)、表示部53に表示し(S111)、処理を終了する。
一方、管理装置3は、本人確認証10を真と判定した場合(S108;YES)、本人確認証画像50から顔画像18を切出し、顔画像18の特徴量を算出する(S112)。特徴量としては顔画像に関する既知のパラメータを用いることができ、その値を既知の方法で算出できる。
次に、管理装置3はユニークIDを生成し(S113)、ADカードの発行データを作成して記憶部32に記録する(S114)。
図11はADカードの発行データ100の例である。図11に示すように、発行データ100は例えばユニークID110、申請情報120、顔画像130、特徴量140、応募先150等を対応付けたものである。
ユニークID110は発行データ100を識別可能な識別情報であり、S113において新たに生成される。
申請情報120は、前記のS105で受信した申請情報であり、ユーザの氏名121、年齢122、住所123、メールアドレス124などの個人情報を含む。
顔画像130はユーザの顔画像である。ただし、顔画像130は後述する手順で画像撮影装置2によって撮影されたものが別途登録され、S114では顔画像130を除いた発行データ100が作成される。
顔画像の特徴量140は、前記のS112で本人確認証10の顔画像18から算出された特徴量である。
応募先150は、前記のS105で受信した応募先である。
フローチャートの説明に戻る。管理装置3は、発行データ100の作成後、ユニークID110をコード化した二次元コードとそのユニークID110(二次元コード等という)をユーザ端末5に送信する(S115)。ユーザ端末5は二次元コード等を受信し(S116)、処理を終了する。
図12は二次元コード200の例である。二次元コード200は、ユーザの顔画像130の登録時やADカードの発行時に図12に示すようにユーザ端末5に表示させ、画像撮影装置2の読取部27や発行元端末6、7のイメージスキャナ62、72で読取らせる。二次元コード200の基となるユニークID110は、前記したように発行データ100を識別可能な識別情報であり、当該発行データ100の申請情報120等に対応する。
(2−2.顔画像130の登録)
以上の手順で申請情報120の登録を行ったユーザは、更に顔画像130を画像撮影装置2から登録する。図13は顔画像130の登録の手順を示すフローチャートであり、図13のS201〜S202、S205〜S208は画像撮影装置2の制御装置20が実行する。その他の処理は管理装置3の制御部31が実行する。
本実施形態において、顔画像130を登録するユーザは街頭の画像撮影装置2へと向かい、画像撮影装置2のボックス内に入る。画像撮影装置2は、センサ29によってユーザを検知すると表示部21にトップ画面を表示させる。
図14(a)はトップ画面の例である。本実施形態ではトップ画面でサービスの選択を行うことができ、証明写真サービスを始めとした各種のサービスがボタン211によって選択可能に表示される。顔画像130の登録はそのサービスの一つであり、ここでは表示部21のタッチパネル操作により顔画像130の登録を行うためのボタン211をユーザが選択する。
画像撮影装置2は、顔画像130の登録が選択されると、二次元コード200を読取部27にかざすためのガイダンスを表示部21に表示する。ユーザはガイダンスに従って図12に示すようにユーザ端末5に二次元コード200を表示させ、これを読取部27にかざす。画像撮影装置2は、読取部27によって二次元コード200を読み取ると(S201)、二次元コード200を復号してユニークID110を取得し、ユニークID110を管理装置3に送信する(S202)。
管理装置3は、ユニークID110を受信すると(S203)、発行データ100を参照し、ユニークID110に対応する申請情報120の一部または全部を画像撮影装置2に送信する(S204)。画像撮影装置2は、申請情報120を受信して(S205)、表示部21に表示する(S206)。
図14(b)は申請情報120の表示画面の例であり、ユーザは表示部21に表示された申請情報120(図の例では氏名121と住所123)が正しいかを確認し、正しければ「確認」ボタン212をタッチパネル操作により選択する。すると、画像撮影装置2はユーザの顔画像を撮影するためのガイダンスを表示部21に表示し、撮影部23によりユーザの顔画像の撮影を行う(S207)。画像撮影装置2は、撮影した顔画像を管理装置3に送信する(S208)。
管理装置3は、顔画像を画像撮影装置2から受信し、その登録を受付ける(S209)。そして、当該顔画像を、S203で受信したユニークID110を含む発行データ100の顔画像130として、当該発行データ100の申請情報120等と対応付けて記録し(S210)、処理を終了する。
(2−3.ADカードの発行)
こうして申請情報120と顔画像130の登録を行ったユーザは、ボランティア当日に所定の受付場所に行ってADカードの発行を受ける。
図15はADカードの発行の手順を示すフローチャートであり、図15のS301〜S302、S305〜S311は発行元端末6の制御部が実行する処理である。その他の処理は管理装置3の制御部31が実行する。
本実施形態において、ボランティアに参加するユーザは受付場所に設置された発行元端末6のイメージスキャナ62に二次元コード200を読取らせる。発行元端末6は、イメージスキャナ62によって二次元コード200を読取ると(S301)、二次元コード200を復号してユニークID110を取得し、管理装置3へ送信する(S302)。
管理装置3は、ユニークID110を受信する(S303)と、ユニークID110に対応する発行データ100を発行元端末6に送信する(S304)。前記したように、発行データ100はユーザの申請情報120、顔画像130、特徴量140を含み、これらがADカードの発行時に用いられる。
このうち特徴量140は、ADカードの発行時の本人確認を自動化するために用いられる。すなわち、発行元端末6は、発行データ100を受信する(S305)と、カメラ63によってユーザの顔画像を撮影し(S306)、当該顔画像から特徴量を算出する(S307)。そして、当該特徴量をS305で受信した発行データ100の特徴量140と比較し、これらが一致するか否かを判定する(S308)。これにより、ユーザの本人確認を自動で行う。
特徴量が一致しない場合(S308;NO)、発行元端末6はユーザの本人確認ができなかったとし、ADカードの発行不可の旨を表示部に表示して(S309)処理を終了する。
特徴量が一致する場合(S308;YES)、発行元端末6はユーザの本人確認ができたとし、プリンタ61によりADカードを印刷して発行する(S310)。
図16はS310で発行されるADカード30の例である。本実施形態では、S305で受信した発行データ100の顔画像130、および申請情報120の少なくとも一部(図の例ではユーザの氏名121)を、ADカード30のデザインテンプレートとともに紙に印刷してADカード30を発行する。
ADカード30を発行した発行元端末6は、ADカード30の発行済の旨を管理装置3に送信する(S311)。管理装置3は、ADカード30の発行済の旨を受信すると(S312)、ADカードの発行実績データを作成し、記憶部32に記録する(S313)。
図17は発行実績データ300の例である。図17に示すように、発行実績データ300は、例えばユーザの氏名121、発行実績310、発行回数320、ポイント330等を紐付けたものである。
発行実績310はADカードの発行実績を示す情報であり、図の例ではADカード30を発行した発行元の情報(「S市ボランティア」)が記録される。
発行回数320はADカードの発行回数を示す情報であり、ポイント330は発行回数320に応じてユーザに付与されるポイントである。ポイント330は景品等との交換や様々な特典に用いることができる。
以上のようにしてユーザにADカード30が発行され、ユーザはADカード30を首からぶら下げるなどして他人から見える所に携帯しながらボランティア活動を行う。
なお、前記したS308の本人確認において特徴量が一致しないとされた場合(S308;NO)、受付担当者は、例えば運転免許証などの本人確認証の提示をユーザに求め、その目視により別途本人確認を行ってもよい。本人確認証による本人確認ができた場合には、発行データ100を用いてADカード30の発行を行い、S311以降の処理を行うことが可能である。
(3.発行システム1の処理;2回目以降にボランティアに参加する場合)
以上の手順でユーザは申請情報120と顔画像130の登録を行い、S市でのボランティア活動に必要なADカード30の発行を受けるが、本実施形態では1度登録した申請情報120や顔画像130を利用し、当該ユーザが2回目以降のボランティアに参加する際に、ADカードの発行を容易に受けることのできるシステムとなっている。そこで、以下ではユーザが2回目以降にボランティアへの参加を行う場合の発行システム1の処理について説明する。ここでは、ユーザが先程のS市とは異なるX市のボランティアに参加し、発行元端末7によってADカードの発行を受けるものとする。
(3−1.申請情報の登録)
本実施形態において、2回目以降にボランティアに参加するユーザは、前記と同様、管理装置3が提供する申請用のウェブサイトにユーザ端末5からアクセスし、ユーザ端末5に表示される応募先の選択画面(不図示)にてボランティアの応募先を選択する。ユーザ端末5は応募先の選択を受付け(図8のS101)、前記したユニークIDの入力画面(図9(a)参照)を表示させる。
ここで、ユーザはS市のボランティアの参加時に申請情報120を登録しているので、前記のS116で管理装置3から受信したユニークID110を保有しており、上記入力画面でこのユニークID110を入力する(図8のS102;YES)ことで、申請情報の登録を簡略化できる。
図18はこの場合の申請情報の登録手順を示すフローチャートであり、S401、S405〜S406、S408〜S411、S416はユーザ端末5の制御部51が実行する。その他の処理は管理装置3の制御部31が実行する。
ここでは、ユーザ端末5がS101で選択された応募先と上記入力されたユニークID110とを管理装置3に送信する(S401)。管理装置3は応募先とユニークID110を受信する(S402)と、ユニークID110を含む発行データ100が存在するか否かを判定する(S403)。
ユニークID110を含む発行データ100が存在しない場合(S403;NO)、管理装置3は、ユニークID110が無効である旨をユーザ端末5に送信する(S404)。ユーザ端末5はユニークID110が無効である旨を受信し(S405)、その旨を表示して(S406)処理を終了する。
一方、ユニークID110を含む発行データ100が存在する場合(S403;YES)、管理装置3は、申請情報の簡易入力画面をユーザ端末5に送信する(S407)。ユーザ端末5は簡易入力画面を受信して表示し(S408、S409)、簡易入力画面上での申請情報の入力を受付ける(S410)。
図19は申請情報の簡易入力画面の例である。ユーザは、X市のボランティアで必要なADカードの申請情報のうち、S市のボランティアの参加時に一度登録した申請情報については入力を省略でき、未登録のもののみを入力するだけでよい。
この例では、X市のボランティアの参加時に、申請情報としてユーザの氏名、年齢、性別、住所、メールアドレスの登録が必要であるものとする。しかしながら、このうちS402で受信したユニークID110に対応する(一度登録された)申請情報120、即ち氏名121、年齢122、住所123、メールアドレス124の登録は省略され、入力欄504としては性別の入力欄504のみが表示される。
なお、簡易入力画面には、S402で受信した応募先(「X市ボランティア」)と、S402で受信したユニークID110に対応する申請情報120のうちユーザの氏名121(「日本花子」)が表示されており、ユーザはこれらを確認したうえで申請情報の入力を行うことができる。
ユーザ端末5は、簡易入力画面で入力された申請情報を管理装置3に送信する(S411)。管理装置3は、ユーザ端末5から申請情報を受信してその登録を受付けると(S412)、ユニークIDを生成し(S413)、ADカードの発行データを新たに作成して記憶部32に記録する(S414)。
図20はADカードの発行データ100’の例である。図に示すように、発行データ100’は例えばユニークID110’、申請情報120、120’、顔画像130、特徴量140、応募先150’等を対応付けたものである。
ここで、ユニークID110’はS413で新たに生成したものである。また、申請情報120’はS412で受信した申請情報(ユーザの性別125)であり、応募先150’はS402で受信した応募先(「X市ボランティア」)である。S414では、これらユニークID110’、申請情報120’および応募先150’を、S402で受信したユニークID110に対応する申請情報120、顔画像130、特徴量140と対応付けて発行データ100’を作成する。
すなわち、本実施形態では、新たなADカードの発行データ100’が、図8、13のフローで一度登録した申請情報120、顔画像130等を利用して作成される。そのため、2回目以降のボランティアの参加時には、申請情報120の登録が省略され、また顔画像130の登録も省略することができる。
この後、管理装置3は、ユニークID110’をコード化した二次元コードとそのユニークID110’(二次元コード等という)をユーザ端末5に送信する(S415)。ユーザ端末5は二次元コード等を受信し(S416)、処理を終了する。図21はユーザ端末5に表示される二次元コード200’の例である。
(3−2.ADカードの発行)
前記したように、本実施形態では一度登録した顔画像130を利用してX市のボランティアに必要なADカードの発行データ100’を作成するので、顔画像130の登録を画像撮影装置2で改めて行う必要は無く、ユーザは、ボランティア当日に所定の受付場所に行けば、そのままADカードの発行を受けることができる。
ADカードの発行の手順は図15で説明したものと同様であり、発行元端末7が発行データ100’を受信し、顔画像の特徴量140による本人確認を行った後、プリンタ71によりADカードを印刷して発行する。
前記したように、この発行データ100’の申請情報120、顔画像130等は、S市のボランティアの参加時に一度登録され、前記のADカード30の発行元端末6に送信された発行データ100の申請情報120、顔画像130等と同一である。すなわち本実施形態では、一度登録した申請情報120、顔画像130等が、異なるADカードの発行元端末6、7のそれぞれに送信される。
図22はADカード30’の例である。本実施形態でも、発行データ100’の顔画像130、ユーザの氏名121等をADカード30’のデザインテンプレートとともに紙に印刷してADカード30’が発行される。ADカード30’のデザインはADカード30(図16参照)と異なるが、顔画像130やユーザの氏名121はADカード30と同一になる。
ADカード30’を発行した発行元端末7は、ADカード30’の発行済の旨を管理装置3に送信し(S311)、管理装置3はこれを受信して発行実績データ300として記録する(S312)。
図23は、ADカード30’の発行済の旨を記録した発行実績データ300の例である。図23に示すように、S312では、発行実績310に、ADカード30’を発行した発行元の情報(「X市ボランティア」)が追加され、これに応じて発行回数320とポイント330を元の発行実績データ300(図17参照)から増やして更新する。
なお、図8、13、18等のフローにより作成された発行データ100、100’は、必要に応じて応募先150、150’(ここではS市やX市)の管理端末に送信され、ボランティアの参加者の情報として管理される。
以上説明したように、本実施形態では、ユーザの申請情報120および顔画像130を管理装置3にて一元管理し、一度登録された共通の申請情報120および顔画像130を複数の異なるADカード30、30’の発行時に用いることができる。ユーザは、これら共通の申請情報120および顔画像130については一度のみ登録すればよく、登録の負担が軽減されるので、ADカードの発行を容易に受けることができる。
また、本実施形態では、ユーザの申請情報120と顔画像130を別々に登録することで、それぞれの登録に利便性の高い装置を用いることができる。例えば顔画像130の登録に証明写真機などの画像撮影装置2を用いることで、顔画像130を撮影したその場で顔画像130の登録が可能になる。また、申請情報120に対応するユニークID110を生成し、画像撮影装置2から顔画像130とともにこのユニークID110を受信する仕組みとすることで、別々に登録する申請情報120と顔画像130をユニークID110をキーとして対応付け、管理することが可能になる。
また、申請情報120の登録にはユーザ端末5を用いることで、個々のユーザが手軽に申請情報120の登録を行える。上記生成したユニークID110は、申請情報120を送信したユーザ端末5に返信すればよい。
ADカード30、30’の発行元端末6、7は、上記のユニークID110を管理装置3に送信することで、管理装置3から申請情報120および顔画像130を発行データ100、100’として受信し、これを用いてADカード30、30’の発行を行うことができる。
この時、発行元端末6、7はユーザの顔画像の特徴量140も管理装置3から受信し、これを用いてADカード30、30’の発行時のユーザの本人確認を自動化することが可能になる。従って、ユーザから提示された運転免許証などの本人確認証を目視して本人確認を行うといった作業を省略することができる。
また管理装置3は、ユーザに対するADカードの発行実績310も一元管理することができ、これにより発行実績310に応じた様々な付加価値サービスをユーザに提供することができる。本実施形態では発行実績310に応じてユーザにポイント付与を行い、景品等との交換や様々な特典といった動機付けを行うことが可能になる。
しかしながら、本発明は上記の実施形態に限らない。例えば本実施形態では顔画像付きのIDカードとしてADカードの発行を行っているが、発行するIDカードはこれに限らず、カードを所持するユーザを特定可能なものであればよい。例えば各種の入館証や受験票、通行証、参加証などであってもよい。またIDカードは紙に印刷するものに限らず、申請情報120や顔画像130等を電子データとしてユーザ端末5等に送信することで発行し、これを当該ユーザ端末5にて表示させIDカードとして用いてもよい。
また本実施形態の画像撮影装置2は証明写真機であり、街頭などに設置された証明写真機で容易にユーザの顔画像130を取得できるが、画像撮影装置2はユーザの顔画像130の撮影ができればよく、スマートフォンなどの携帯端末であってもよい。
また、本実施形態では個々のユーザが申請情報120の登録を行っているが、例えば企業や団体等の担当者が複数のユーザの申請情報120をユーザの許可を得て事前に保有していれば、当該担当者がこれら複数のユーザについての申請情報120の登録を一括して行うことも可能である。この場合、個々のユーザについては、申請情報120の登録を省略することができる。これは顔画像130の登録に関しても同様である。
また本実施形態では管理装置3から受信した発行データ100、100’の特徴量140を用いてADカード30、30’の発行時の本人確認を自動で行っているが、この本人確認処理を省略することも可能である。この場合は、ユーザから提示された本人確認証を目視することにより本人確認を行う。
また、本実施形態では申請情報120、120’を登録したユーザのユーザ端末5に、二次元コード200、200’やユニークID110、110’を送信しているが、二次元コード200、200’やユニークID110、110’を紙等に印刷したものをユーザ宛に郵送することも可能である。
また、本実施形態では顔画像130の登録時やADカード30、30’の発行時に画像撮影装置2の読取部27や発行元端末6、7のイメージスキャナ62、72で二次元コード200、200’を読取るが、その代わりに、画像撮影装置2の表示部21や発行元端末6、7の表示部にユニークID110の入力画面(不図示)を表示させ、当該入力画面にてユーザにユニークID110を入力させてもよい。
また、本実施形態では図9(a)の入力画面でユニークID110を入力することにより図19の簡易入力画面を表示するが、ユニークID110の代わりに、一度登録した申請情報120の一部、例えばユーザの氏名121を入力するようにしてもよい。管理装置3は、入力された氏名121を含む発行データ100が存在する場合に、図19の簡易入力画面をユーザ端末5に送信する。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:発行システム
2:画像撮影装置
3:管理装置
5:ユーザ端末
6、7:発行元端末
10:本人確認証
30、30':ADカード
100、100’:発行データ
101:登録受付手段
102:生成手段
103:記憶手段
104:受信手段
105:送信手段
106:ポイント付与手段
110、110’:ユニークID
120、120’:申請情報
121:氏名
122:年齢
123:住所
124:メールアドレス
125:性別
130:顔画像
140:特徴量
150、150':応募先
200、200':二次元コード
300:発行実績データ
310:発行実績
320:発行回数
330:ポイント

Claims (10)

  1. 顔画像付きのIDカードの発行を受けるユーザの申請情報および顔画像の登録を受け付ける登録受付手段と、
    一度登録を受付けた申請情報および顔画像を、第1の前記IDカードの発行元端末と、第1の前記IDカードと異なる第2の前記IDカードの発行元端末とに送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする管理装置。
  2. 前記登録受付手段によってユーザの申請情報の登録を受付けた後、ユーザの申請情報に対応する識別情報を生成する生成手段をさらに有し、
    前記登録受付手段は、前記識別情報とユーザの顔画像を画像撮影装置から受信することを特徴とする請求項1記載の管理装置。
  3. 前記登録受付手段は、ユーザの申請情報をユーザ端末から受信し、
    前記生成手段は、ユーザの申請情報を送信した前記ユーザ端末に、前記識別情報を返信することを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  4. 第1、第2の前記IDカードの発行元端末から前記識別情報を受信する受信手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記識別情報に対応するユーザの申請情報および顔画像を第1、第2の前記IDカードの発行元端末に送信することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記送信手段は、ユーザの顔画像の特徴量を第1、第2の前記IDカードの発行元端末にさらに送信することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の管理装置。
  6. ユーザに対する前記IDカードの発行実績を示す発行実績データを記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の管理装置。
  7. 前記発行実績に応じてユーザにポイントを付与するポイント付与手段をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の管理装置。
  8. 管理装置と、顔画像付きのIDカードの発行元端末とを含む発行システムであって、
    前記管理装置は、
    前記IDカードの発行を受けるユーザの申請情報および顔画像の登録を受け付ける登録受付手段と、
    一度登録を受付けた申請情報および顔画像を、第1の前記IDカードの発行元端末と、第1の前記IDカードと異なる第2の前記IDカードの発行元端末とに送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする発行システム。
  9. 管理装置が、
    顔画像付きのIDカードの発行を受けるユーザの申請情報および顔画像の登録を受け付けるステップと、
    一度登録を受付けた申請情報および顔画像を、第1の前記IDカードの発行元端末と、第1の前記IDカードと異なる第2の前記IDカードの発行元端末とに送信するステップと、
    を実行し、
    第1の前記IDカードの発行元端末と、第2の前記IDカードの発行元端末が、
    それぞれ、第1の前記IDカードと第2の前記IDカードを前記管理装置から受信した申請情報および顔画像を用いて発行するステップを実行することを特徴とする発行方法。
  10. コンピュータを、
    顔画像付きのIDカードの発行を受けるユーザの申請情報および顔画像の登録を受け付ける登録受付手段と、
    一度登録を受付けた申請情報および顔画像を、第1の前記IDカードの発行元端末と、第1の前記IDカードと異なる第2の前記IDカードの発行元端末とに送信する送信手段と、
    を有する管理装置として機能させるためのプログラム。
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